JP2000130408A - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ

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JP2000130408A
JP2000130408A JP10310593A JP31059398A JP2000130408A JP 2000130408 A JP2000130408 A JP 2000130408A JP 10310593 A JP10310593 A JP 10310593A JP 31059398 A JP31059398 A JP 31059398A JP 2000130408 A JP2000130408 A JP 2000130408A
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JP
Japan
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moving body
lip
piston
fitting
seal member
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JP10310593A
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English (en)
Inventor
Junji Rikuura
淳二 陸浦
Katsuyuki Naganuma
克幸 長沼
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久性に優れた流体圧シリンダを提供する。 【解決手段】シリンダ本体11a内にはピストン25が
設けられ、そのストロークエンドにはクッションパッキ
ン47が設けられている。ピストン25にはクッション
パッキン47に嵌合する嵌合部53が突設されている。
ピストン25が嵌合部53に嵌合したとき、各圧力作用
室27,28内にエア溜まりAが形成されるようになっ
ている。クッションパッキン47は、環状をなす基部4
8と、弾性変形可能な複数のリップ部49,50と、各
リップ部49,50との間に形成された溝部51とから
構成されている。この構成によれば、嵌合部53がクッ
ションパッキン47に挿入されると、エア溜まりAの内
部にあるエアが徐々に圧縮される。このとき、密閉空間
K内のエアの圧力により、ピストン25の嵌合部53に
対する主リップ部49の押圧力が弱められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体圧シリンダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体圧を利用した各種のシリンダにおい
ては、流体の給排に基づいて駆動されるピストンを有す
るものがある。ストロークエンドに到ったピストンの慣
性エネルギーを適当に吸収することによって、同ピスト
ンがシリンダカバーに与える衝撃を緩衝する必要があ
る。ゆえに、従来よりシリンダがいくつか提案されてい
る。
【0003】この種の従来装置の一例を図12,図13
に示す。同図に示された流体圧シリンダ81では、シリ
ンダチューブ82の両端が金属製のカバー83で閉塞さ
れている。シリンダチューブ82内には、片面にロッド
84が連結された金属製のピストン85が摺動可能に収
容されている。ピストン85は、シリンダ81内を2つ
の圧力作用室に区画する。ピストン85の両側面には嵌
合部85aが突設されている。カバー83の内端には環
状をなすクッションパッキン86が配設されている。前
記クッションパッキン86は弾性体であって、環状基部
86aと弾性変形可能な環状のリップ部86bとを備え
ている。環状基部86aは中心部に貫通孔を有し、その
一方の端面には一つのリップ部86bが形成されてい
る。
【0004】従って、ポート87を介して圧力作用室に
エアを供給した場合には、ピストン85がいずれかの方
向に移動する。図12に示されるように、ピストン85
がストロークエンドに近づくと、クッションパッキン8
6のリップ部86bにピストン85の嵌合部85aが嵌
合して摺動する。そして、ピストン85とクッションパ
ッキン86との間がシールされて、シリンダ81内の圧
力作用室にはエア溜まりS1が形成される。ピストン8
5がさらにストロークエンドに近づくと、エア溜まりS
1の容積はピストン85がストロークエンドに近づくに
従って小さくなる。ゆえに、エア溜まりS1の内部にあ
るエアは徐々に圧縮状態となり、それに伴ってピストン
85に対する抗力も増加する。従って、このシリンダ8
1では、エア溜まりS1内のエアの圧力上昇による抗力
が作用することによって、ピストン85の衝撃が緩衝さ
れる。エア溜まりS1内のエアは、カバー83に設けら
れた絞り弁88を介して流体圧シリンダ81の外部へと
徐々に放出される。最終的にはピストン85がカバー8
3の内端面に当接することにより停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の流体
圧シリンダ81においては、エア溜まりS1の内部にあ
るエアが徐々に圧縮状態されると、弾性変形可能なリッ
プ部86bは、クッションパッキン86の中心方向(図
12に示す矢印方向)に拡がる。そのため、ピストン8
5の嵌合部85aに対して、リップ部86b先端により
過大な押圧力が作用する。従って、クッションパッキン
86のリップ部86bが早期に摩耗するという欠点があ
った。そこで、クッションパッキン86の材質を変える
ことが考えられるが、コストが高くなる。そればかり
か、特殊環境下、例えば低温又は高温環境下で使用する
と、かえってリップ部86bの摩耗が早くなるという問
題が生じる。
【0006】又、クッションパッキン86のリップ部8
6bは一つしか設けられていないため、ピストン85の
軸心が偏心していると、クッションパッキン86におけ
るリップ部86bの追従性が悪くなる。従って、ピスト
ン85とクッションパッキン86との間のシール性が低
下する。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その第1の
目的とするところは、耐久性に優れた流体圧シリンダを
提供することにある。又、第2の目的とするところは、
ピストンの軸心が偏心していてもピストンとクッション
パッキンとの間のシール性を確保することができる流体
圧シリンダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シリンダ本体の内部にて往復移動可能に収容された
移動体と、移動体のストロークエンドに設けられたシー
ル部材と、前記移動体がストロークエンド付近に達した
とき前記シール部材に嵌合して摺動する嵌合部と、前記
移動体の移動に追従して嵌合部がシール部材に嵌合した
とき、前記圧力作用室内に形成される流体溜まり内で上
昇する流体の圧力により、前記移動体の衝撃が緩衝され
る流体圧シリンダにおいて、前記シール部材を、環状を
なす基部と、この基部の周縁に突設され弾性変形可能な
複数のリップ部と、各リップ部間に形成された溝部とか
ら構成し、各リップ部を前記移動体の移動方向に沿って
所定の間隔をおいて配置したものである。
【0009】この構成によれば、移動体がストロークエ
ンド付近に達すると、移動体の移動に追従して嵌合部が
シール部材に嵌合する。嵌合部がシール部材の嵌合側開
口部に配置されているリップ部に当接することにより、
圧力作用室内において流体溜まりが形成される。続い
て、移動体がストロークエンド側に更に移動すると、リ
ップ部間の溝部と嵌合部とによって囲まれる密閉空間が
形成され、この密閉空間内部の圧力は大気圧よりも高く
なる。そして、移動体がストロークエンドに移動するの
に伴い、流体溜まり内における流体の圧力は更に上昇す
る。この圧力上昇に伴って嵌合側開口部にあるリップ部
の押圧力も高まる。しかしながら、密閉空間内における
流体の圧力によって、嵌合部に対する嵌合側開口部にあ
るリップ部の押圧力が弱められる。
【0010】又、移動体の移動中にその軸心が偏心して
も、その移動体の偏心距離に応じて、シール部材の嵌合
側開口部にあるリップ部が自在に変形する。この変形に
抗した弾性力により、移動体の軸心がセンタリングされ
る。よって、嵌合部がシール部材に挿入される際に、移
動体の軸心が偏心しても、リップ部と嵌合部との間のシ
ール性が確保される。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の流体圧シリンダにおいて、前記各リップ部は前記基部
と一体に形成されているものである。この構成によれ
ば、移動体の移動中にその軸心が偏心しても、シール部
材の嵌合側開口部にあるリップ部と、それ以外のリップ
部とが連係して変形する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の流体圧シリンダにおいて、前記各リップ部は、
前記シール部材の嵌合側開口部に向けて前記基部から斜
状に突設され、前記各リップ部の先端位置の内径はそれ
ぞれ等しいものであるものである。
【0013】この構成によれば、移動体がストロークエ
ンド付近に移動すると、リップ部間の溝部と嵌合部とに
よって囲まれる密閉空間内に流体が入り込み易くなる。
それとともに、密閉空間内に流入した流体がその空間外
に流出しにくくなる。従って、密閉空間内において流体
による圧力を確実に高めることが可能になる。
【0014】請求項4に記載の発明は、シリンダ本体の
内部にて往復移動可能に収容された移動体と、移動体の
ストロークエンドに設けられたシール部材と、前記移動
体がストロークエンド付近に達したとき前記シール部材
に嵌合して摺動する嵌合部と、前記移動体の移動に追従
して嵌合部がシール部材に嵌合したとき、前記圧力作用
室内に形成される流体溜まり内で上昇する流体の圧力に
より、前記移動体の衝撃が緩衝される流体圧シリンダに
おいて、前記シール部材を、環状をなす基部と、前記基
部の周縁に突設され弾性変形可能なリップ部と、前記リ
ップ部がある前記基部の周縁に突設され、前記嵌合部と
の接触により前記移動体の軸心をセンタリングするセン
タリング部とから構成し、前記リップ部を基準として前
記シール部材の嵌合側開口部寄り位置に前記センタリン
グ部を配置したものである。
【0015】この構成によれば、移動体の移動中にその
軸心が偏心しても、センタリング部により移動体の軸心
がセンタリングされる。よって、嵌合部がシール部材に
挿入される際に、移動体の軸心が偏心しても、リップ部
と嵌合部との間のシール性が確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
を具体化した第1実施形態のロッド付き流体圧シリンダ
1を図面に基づき詳細に説明する。
【0017】図1はロッドが後退した状態を示す断面図
で、図2はロッドが前進した状態を示す断面図である。
図1,図2に示されるように、この実施形態の流体圧シ
リンダ11を構成するシリンダ本体11aは筒状をなす
シリンダチューブ12を備えている。シリンダチューブ
12は、円筒状の金属製部材である。このシリンダチュ
ーブ12の開口部のうち、図1の右側の開口部は、シリ
ンダカバーとしてのヘッドカバー15によって閉塞され
ている。又、図1の左側の開口部は、シリンダカバーと
してのロッドカバー16によって閉塞されている。この
実施形態では、シリンダ本体11aはシリンダチューブ
12と、ヘッドカバー15と、ロッドカバー16とから
構成されている。
【0018】ヘッドカバー15の外周面には、第1の流
体給排用のポート13が形成されている。このポート1
3は、流体流路18を介してヘッドカバー15の中央部
にある凹部19に連通している。同様に、ロッドカバー
16の外周面には第2の流体給排用ポート14が形成さ
れている。このポート14は、流体流路20を介して、
螺合部17の中央部を貫通するロッド挿通孔21の部分
に連通している。
【0019】シリンダチューブ12内に形成された内部
空間には、金属からなる移動体としてのピストン25が
チューブ長手方向に沿って摺動可能に収容されている。
ピストン25は、左右一対の分割体25a,25bを組
み合わせて構成されている。このピストン25の中心部
にはロッド固定用孔が透設されており、金属製のロッド
26の右端はその孔に対して挿着されている。
【0020】シリンダ本体11aの内部空間は、このピ
ストン25の存在によって2つの圧力作用室27,28
に区画されている。具体的にいうと、ヘッド側圧力作用
室27は、ヘッドカバー15の内端面、シリンダチュー
ブ12の内周面及び、ピストン25の右端面及びロッド
26の右端面によって、即ち複数の部材によって区画さ
れている。このようなヘッド側圧力作用室27には、第
1の流体給排用ポート13及び凹部19を介して流体と
してのエアが給排される。
【0021】ロッド側圧力作用室28は、ロッドカバー
16の内端面、シリンダチューブ12の内周面、ピスト
ン25の左端面及びロッド26の周面によって、即ち複
数の部材によって区画されている。このようなロッド側
圧力作用室28には、第2の流体給排用ポート14及び
ロッド挿通孔21を介してエアが給排される。
【0022】ヘッドカバー15には絞り弁37がそれぞ
れ設けられている。絞り弁37はシリンダ本体11aの
軸心方向に延びる排出路38を介してヘッド側圧力作用
室27に通じている。又、絞り弁37はシリンダ本体1
1aの軸心方向に対し直交する方向に延びる排出路39
及び凹部19を介してヘッド側圧力作用室27に通じて
いる。
【0023】一方、ロッドカバー16にも絞り弁40が
設けられている。絞り弁40はシリンダ本体11aの軸
心方向に延びる排出路41を介してロッド側圧力作用室
28に通じている。又、絞り弁40はシリンダ本体11
aの軸心方向に対し直交する方向に延びる排出路42及
びロッド挿通孔21を介してロッド側圧力作用室28に
通じている。
【0024】そして、各絞り弁37,40のニードル3
7a,40aの挿入量を調節することにより、各圧力作
用室27,28から各排出路37,38,41,42を
介してシリンダ本体11aの外部に放出されるエアの流
量が調節される。
【0025】ピストン25に連結されたロッド26の左
端は、ロッドカバー16に設けられたロッド挿通孔21
を貫通してシリンダチューブ12の外部に突出してい
る。このロッド挿通孔21の内壁面には、ロッド26と
の摺動抵抗の低減を図るための軸受け部29となる領域
が設けられている。又、前記軸受け部29となる領域よ
りも外側の領域にはパッキン装着凹部が設けられてお
り、その中には環状のロッドパッキン30が装着されて
いる。そして、このロッドパッキン30によって、ロッ
ド26の周面とロッド挿通孔21の内壁面とのシールが
図られている。
【0026】ピストン25における左右両分割体25
a,25bの境界部には、環状の装着溝33がピストン
周方向の全体にわたって形成されている。左側分割体2
5aにおける装着溝33には、断面だるま形状をしたピ
ストンパッキン24が装着されている。又、右側分割体
25bにおける装着溝33には、ピストンウェアリング
34が装着されている。ピストンウェアリング34はそ
の一部に図示しないスリットを持つ不完全環状の部材で
ある。スリットがあるのは、拡径を容易にさせるためで
ある。断面長方形状であるこのピストンウェアリング3
4では、その外周面がシリンダチューブ12の内周面と
摺接する摺動面として機能し、かつその内周面が非摺動
面として機能する。
【0027】図1,図3,図4に示されるように、各カ
バー15,16の内端部には、取付リング46と、合成
樹脂よりなるシール部材としてのクッションパッキン4
7とが設けられている。クッションパッキン47は取付
リング46の内周面に溶着されている。これにより、取
付リング46及びクッションパッキン47は一体化され
ている。そして、各カバー15,16の内端面に形成さ
れた環状の係合段部45に取付リング46が挿嵌されて
いる。取付リング46の内側には クッションパッキン
47は、環状をなす基部48を備えている。その基部4
8の内周縁には、弾性変形可能な主リップ部49が連続
的に形成されている。主リップ部49は環状をなし、基
部48の全周に亘って延出されている。
【0028】又、基部48の内周縁には、弾性変形可能
な環状の副リップ部50が連続的に形成されている。副
リップ部50は環状をなし、基部48の全周に亘って延
出されている。そして、各リップ部49,50は、ピス
トン25の移動方向(クッションパッキン47の軸心方
向)へ所定の間隔をおいて配置されている。副リップ部
50は、クッションパッキン47の嵌合側開口部47a
の反対側に配置され、主リップ部49よりも短くなって
いる。そして、基部48、主リップ部49及び副リップ
部50は、それぞれ一体的に形成されている。
【0029】各リップ部49,50は、ピストン25が
嵌合されるクッションパッキン47の嵌合側開口部47
aに向けて基部48の内周面から斜状に突設されてい
る。各リップ部49,50は、基部48からクッション
パッキン47の嵌合側開口部47aに向けて斜状に突設
されている。更に、各リップ部49,50における先端
位置の内径R1,R2はそれぞれ等しくなっている。換
言すれば、各リップ部49,50における先端は、クッ
ションパッキン47の径方向において同じ位置まで突設
されている。
【0030】図7,図8に示されるように、主リップ部
49及び副リップ部50の間には、クッションパッキン
47の全周方向に沿って溝部51が設けられている。こ
の溝部51は、基部48の内周面、主リップ部49の側
面、副リップ部50の側面により囲まれることにより環
状に形成されている。
【0031】図3,図4に示されるように、ピストン2
5の両端面には、その移動方向に延びる円筒状の嵌合部
52,53が突設されている。各嵌合部52,53はピ
ストン25の分割体25a,25bと一体的に形成され
ている。そして、ピストン25がストロークエンド付近
に達したとき、嵌合部52,53はクッションパッキン
47の主リップ部49に対して嵌合して摺動し得るよう
になっている。各嵌合部52,53の先端外周面はテー
パ状に形成され、嵌合部52の外径は先端側へ向かう程
が小さくなっている。
【0032】そして、図4に示されるように、右側の嵌
合部52がクッションパッキン47の主リップ部49に
嵌合したとき、ヘッド側圧力作用室27に流体溜まりと
してのエア溜まりAが形成されるようになっている。
又、拡大図を示さないが、左側の嵌合部53についても
右側の嵌合部52と同様に、嵌合部53がクッションパ
ッキン47に嵌合したとき、ロッド側圧力作用室28に
エア溜まりが形成される。このエア溜まりAが形成され
た場合、各圧力作用室27,28内のエアは、前記排出
路38,41及び絞り弁37を介して、シリンダ本体1
1aの外部に徐々に放出される。
【0033】次に上記のように構成された流体圧シリン
ダ11の動作を説明する。図1に示されるように、ヘッ
ド側のストロークエンドにピストン15がある状態で第
1の流体給排用ポート13にエアを供給すると、ヘッド
側圧力作用室27内にはエアが導入され、同室27内の
圧力が上昇する。すると、ピストン25及びロッド26
がロッド側(即ち図1の左側)の方向に移動するととも
に、ロッド側の圧力作用室28内のエアが第2の流体給
排用ポート14及び絞り弁40を介して外部に排出され
る。
【0034】又、図2に示されるように、ロッド側のス
トロークエンドにピストン15がある状態で第2の流体
給排用ポート14にエアを供給すると、ロッド側圧力作
用室28内にはエアが導入され、同室28内の圧力が上
昇する。すると、ピストン25及びロッド26がヘッド
側(即ち図2の右側)の方向に移動するとともに、ヘッ
ド側圧力作用室27内のエアが第1の流体給排用ポート
13を介して外部に排出される。
【0035】以下、ピストン25が右側方向に移動する
場合を例にとって説明する。図4,図7に示されるよう
に、ピストン25がヘッド側のストロークエンド付近に
まで到達すると、ピストン25の嵌合部53がクッショ
ンパッキン47に挿入され、嵌合部53の先端外周面が
主リップ部49に嵌合しながら摺動する。すると、ヘッ
ド側圧力作用室27は第1の流体給排用のポート13と
連通されなくなり、同ヘッド側圧力作用室27内にはエ
ア溜まりAが形成される。これにより、ヘッド側圧力作
用室27内のエアは第1の流体給排用ポート13のみか
ら外部に排出されるようになるため、ヘッド側圧力作用
室27から排出されるエアの流量は少なくなる。従っ
て、ヘッド側圧力作用室27に形成されたエア溜まりA
内の圧力が急速に上昇する。
【0036】このようなエアの圧力上昇に伴い、主リッ
プ部49の先端部はピストン25の嵌合部53の外周面
にいっそう強く圧接される。この圧接により、嵌合部5
3と主リップ部49との間のシール性が高められる。よ
って、エア溜まりAからのエアが凹部19及び第1の流
体給排用のポート13を介して外部に抜けにくくなる。
なお、嵌合部53の先端外周面はテーパ状に形成されて
いるため、ピストン25の嵌合部53がクッションパッ
キン47内にスムーズに挿入される。
【0037】続いて、図5,図8に示されるように、ピ
ストン25の嵌合部53が更にヘッド側のストロークエ
ンドに移動すると、嵌合部53の先端外周面がクッショ
ンパッキン47の副リップ部50に対して摺動しながら
嵌合する。すると、溝部51の内面と嵌合部53の外周
面とにより、密閉空間Kが形成される。密閉空間Kが形
成されるとき、同密閉空間K内の圧力は大気圧よりも高
い値になる。そして、主リップ部49及び副リップ部5
0により嵌合部53の外周面とのシール性が確保されて
いるため、密閉空間K内の圧力は低下することがない。
【0038】ピストン25がヘッド側のストロークエン
ドに移動するのに伴い、エア溜まりA内におけるエアの
圧力は更に上昇する。この圧力上昇に伴って嵌合部53
の外周面に対する主リップ部49の押圧力も高まる。し
かしながら、密閉空間K内のエアの圧力によって、嵌合
部53に対する主リップ部49の押圧力が弱まる。その
ため、エア溜まりA内のエアの圧力が上昇するのに比例
して、主リップ部49の押圧力が過度に高められること
はない。但し、主リップ部49の押圧力が弱まっても、
主リップ部49が嵌合部53の外周面に対して圧接した
状態にあることに変わりがないため、密閉空間K内の圧
力が低下することない。よって、嵌合部53に対する主
リップ部49の押圧力を良好な値に保持でき、主リップ
部49の先端部の摩耗が低減される。
【0039】又、副リップ部50は主リップ部49のよ
うにエア溜まりA内におけるエアの圧力の影響を受ける
ことはない。しかし、密閉空間K内のエアの圧力によっ
て、嵌合部53に対する副リップ部50の押圧力が高め
られる。そのため、副リップ部50の先端部は嵌合部5
3の外周面に圧接される。この圧接により、嵌合部53
と副リップ部50との間のシール性が高められる。よっ
て、密閉空間K内のエアが外部に抜けにくくなる。
【0040】なお、ピストン25の嵌合部53がクッシ
ョンパッキン47に挿入される際に、ピストン25の軸
心が偏心して、主リップ部49と嵌合部52,53との
間のシール性を確保できなくなるおそれがある。この場
合には、ピストン25の偏心距離に応じて主リップ部4
9が自在に変形する。この変形に抗した弾性力により強
制的にピストン25の軸心がセンタリングされる。セン
タリングとはピストン25の軸心がクッションパッキン
47の軸心と一致することをいう。しかも、両リップ部
49,50は一体的に形成されているため、主リップ部
49の変形に追従して、副リップ部50も自在に変形す
る。
【0041】そして、エア溜まりAの容積はピストン2
5がストロークエンドに近づくに従って小さくなる。ゆ
えに、その内部にあるエアは徐々に圧縮状態となり、そ
れに伴ってピストン15をストロークの反対方向へ押し
戻そうとする抗力も増加する。この抗力が作用すること
により、ピストン25の慣性エネルギーが吸収され、も
って衝撃の緩衝が図られる。その結果、図6に示される
ようにピストン15がロッド側ストロークエンドにて停
止する。
【0042】なお、以下、ピストン25が左側方向に移
動する場合についても、右側方向に移動する場合とほぼ
同じであるため、説明を省略する。従って、この実施形
態によれば以下のような効果を得ることができる。
【0043】(1)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、シリンダ本体11aにはピストン25が往
復移動可能に収容され、そのピストン25のストローク
エンドにはクッションパッキン47が設けられている。
ピストン25にはクッションパッキン47に嵌合する嵌
合部52,53が突設されている。ピストン25が嵌合
部52,53に嵌合したとき、各圧力作用室27,28
内にエア溜まりAが形成されるようになっている。クッ
ションパッキン47は、環状をなす基部48と、この基
部48の周縁に突設され弾性変形可能な複数のリップ部
49,50と、各リップ部49,50との間に形成され
た溝部51とから構成されている。そして、各リップ部
49,50がピストン25の移動方向に沿って所定の間
隔をおいて配置されている。
【0044】このため、エア溜まりAの内部にあるエア
が徐々に圧縮状態になっても、密閉空間K内のエアの圧
力により、ピストン25の嵌合部52,53に対する主
リップ部49の押圧力を弱めることができる。即ち、ピ
ストン25における嵌合部52,53の外周面に対し
て、主リップ部49の先端が過大な力でもって押さえ付
けられることがない。これにより、主リップ部49が早
期に摩耗するのを防止することができる。従って、流体
圧シリンダ11の耐久性を向上することができる。しか
も、クッションパッキン47の材質を高価なものに変更
しなくてもよいので、低温又は高温といった特殊環境下
における主リップ部49の耐久性も高くなる。
【0045】(2)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、基部48には複数のリップ部49,50が
設けられている。このため、ピストン25の嵌合部53
がクッションパッキン47に挿入される際に、ピストン
25の軸心が偏心しても、主リップ部49によりピスト
ン25の軸心を強制的にセンタリングすることができ
る。従って、嵌合部52,53とクッションパッキン4
7との間のシール性を確保することができる。
【0046】(3)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、副リップ部50は密閉空間K内のエアの圧
力によって、嵌合部53に対する副リップ部50の押圧
力が高められる。このため、副リップ部50の先端部を
嵌合部53の外周面に圧接することができて、嵌合部5
3と副リップ部50との間のシール性を高めることがで
きる。
【0047】(4)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、主リップ部49及び副リップ部50は基部
48と一体に形成されている。このため、ピストン25
の嵌合部52,53がクッションパッキン47に挿入さ
れる際に、ピストン25の軸心が偏心しても、主リップ
部49の変形に追従させるようにして副リップ部50も
自在に変形させることができる。従って、副リップ部5
0と嵌合部52,53との間のシール効果がいっそう高
くなる。
【0048】(5)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、ピストン25が嵌合されるクッションパッ
キン47の嵌合側開口部47aに向けて基部48の内周
面から各リップ部49,50が斜状に突設されている。
そして、各リップ部49,50の先端位置の内径R1,
R2はそれぞれ等しくなっている。このため、ピストン
25がストロークエンド付近に移動する際に、密閉空間
K内にエアが入り込み易くなる。しかも、その密閉空間
K内に流入したエアは同密閉空間Kの外部に流出しにく
くなる。従って、密閉空間K内においてエアによる圧力
を確実に高めることができる。
【0049】(6)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、シリンダ本体11aは、筒状をなすシリン
ダチューブ12と、このシリンダチューブ12の両端を
閉塞するヘッドカバー15及びロッドカバー16とを備
えている。そして、このカバー15,16の内端面に形
成された係合段部45に前記クッションパッキン47が
嵌め込まれている。従って、各カバー15,16にクッ
ションパッキン47を簡単に取り付けることができる。
【0050】(7)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、各リップ部49,50は、基部48の内周
面に突設されている。そして、嵌合部52,53は前記
ピストン25がストロークエンド付近に達したときに、
クッションパッキン47の内側に挿入されるようになっ
ている。このため、例えばクッションパッキン47の外
側から嵌合部52,53を挿入する構成に比べて、シリ
ンダ本体11aの径を小さくすることができる。従っ
て、流体圧シリンダ11をコンパクトにすることができ
る。
【0051】(8)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、クッションパッキン47には複数のリップ
部49,50が設けられているため、何らかの原因によ
り、何れか一方のリップ部49,50が破損しても他方
のリップ部が存在するので、嵌合部52,53とクッシ
ョンパッキン47との間のシール機能が大きく損なわれ
ることはない。又、主リップ部49の先端に摩耗が発生
してシール機能を損ねても、副リップ部50でシール機
能を代用することができる。
【0052】(9)第1実施形態における流体圧シリン
ダによれば、主リップ部49と副リップ部50との間の
溝部51を、潤滑剤としてのグリースを溜めるための部
分として兼用することができる。従って、嵌合部52,
53とクッションパッキン47との潤滑性を保持するこ
とができる。
【0053】(第2実施形態)次に、この発明の第2の
実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に
説明する。
【0054】さて、この第2の実施形態では、図11に
示されるように、主リップ部49は省略されている。そ
して、前記第1実施形態で説明した副リップ部50のみ
となっている。なお、この第2実施形態においては、主
リップ部49がない関係上、副リップ部50のことを単
に「リップ部」ということにする。
【0055】前記基部48の内周面にはその全周に亘っ
てセンタリング部60が設けられている。このセンタリ
ング部60は、前記リップ部50を基準としてクッショ
ンパッキン47の嵌合側開口部47a寄り位置に配置さ
れている。センタリング部60及びリップ部50は、ピ
ストン25の移動方向(クッションパッキン47の軸心
方向)へ所定の間隔をおいて配置されている。そして、
基部48、リップ部50及びセンタリング部60の各突
片60aは、それぞれ一体的に形成されている。
【0056】センタリング部60は、弾性変形可能な複
数の突片60aから構成されている。各突片60aは基
部48の周方向に沿って所定の間隔(この実施形態にお
いては一定の間隔)をおいて配置されている。従って、
センタリング部60全体は、各突片60a同士が離間さ
れていることにより、基部48の円周方向に沿って断続
的な形状をなしている。
【0057】ピストン25の嵌合部52,53がクッシ
ョンパッキン47に挿入される際に、ピストン25の軸
心が偏心して、主リップ部49と嵌合部52,53との
間のシール性を確保できなくなるおそれがある。この場
合には、ピストン25の偏心距離に応じてセンタリング
部60の突片60aが自在に変形する。この変形に抗し
た弾性力により強制的にピストン25の軸心がセンタリ
ングされる。このとき、センタリング部60とリップ部
50は一体的に形成されているため、各突片60aの変
形に追従して、リップ部50も自在に変形する。
【0058】従って、この第2実施形態においては、1
実施形態と異なり、ピストン25がストロークエンド付
近にまで到達しても、両リップ部49,50との間に密
閉空間Kが形成されることはない。しかし、ピストン2
5の嵌合部52,53がクッションパッキン47に挿入
される際に、ピストン25の軸心が偏心しても、センタ
リング部60の突片60aによりピストン25の軸心を
強制的にセンタリングすることができる。この結果、嵌
合部52,53とリップ部50との間のシール性を確保
することができる。
【0059】又、センタリング部60とリップ部50と
は一体的に形成されているため、ピストン25がセンタ
リングされるとき、各突片60aの変形に追従して、リ
ップ部50も自在に変形する。従って、嵌合部52,5
3とリップ部50との間のシール性をいっそう高めるこ
とができる。
【0060】なお、この発明の実施形態は以下のように
変更してもよい。 ・前記第1実施形態では、主リップ部49及び副リップ
部50を一体的に形成したが、両リップ部49,50同
士を別体にしてもよい。即ち、図9に示されるように、
一対の取付リング46の内周面に、断面形状が同一なる
主リップ部49及び副リップ部50をそれぞれ溶着す
る。そして、各取付リングを各カバー15,16の係合
段部45に嵌挿する。この構成にすれば、クッションパ
ッキン47を簡単に製作することができる。
【0061】・図10に示されるように、両リップ部4
9,50同士を別体に構成した場合において、副リップ
部50の取付リング46を省略し、同副リップ部50を
係合段部45の内側面に直接取り付けてもよい。この構
成にすれば、クッションパッキン47を簡単に製作する
ことができる。
【0062】・前記第1実施形態では、クッションパッ
キン47を各カバー15,16に取り付けたが、ピスト
ン25の各嵌合部52,53に取り付けてもよい。この
場合、前記実施形態のように基部48の内周面に各リッ
プ部49,50と突設するのではなく、基部48の外周
面に各リップ部49,50を突設する。
【0063】・前記第1実施形態では、クッションパッ
キン47の内側にピストン25の嵌合部52,53を挿
入したが、これとは逆に、クッションパッキン47の外
側にピストン25の嵌合部52,53を外嵌してもよ
い。この場合には、凹部19又はロッド挿通孔21の周
囲に環状溝を形成し、その環状溝にクッションパッキン
47を収容する。クッションパッキン47の基部48の
外周面に各リップ部49,50を突設する。そして、環
状溝に嵌合部52,53が挿入されると、各嵌合部5
2,53の内周面が各リップ部49,50の先端に摺動
される。これにより、嵌合部52,53と各リップ部4
9,50との間がシールされる。
【0064】・前記第1実施形態では、クッションパッ
キン47をシリンダ本体11aの両端部に設けたが、何
れか一方のクッションパッキン47を省略してもよい。 ・前記第1実施形態では、ロッド付きの流体圧シリンダ
11に具体化したが、ロッドレスタイプの流体圧シリン
ダ11に具体化してもよい。
【0065】・前記第1実施形態では、副リップ部50
を一つ設けたが、クッションパッキン47の軸心方向に
沿って2つ以上設けてもよい。 ・前記第2実施形態では、主リップ部49の突片49a
を基部48の周方向に沿って等間隔に配置したが、各突
片49aの間隔を不規則にしてもよい。
【0066】・前記第2実施形態では、センタリング部
60及びリップ部50を一体的に形成したが、両者6
0,50同士を別体にしてもよい。 ・前記第2実施形態では、センタリング部60を複数の
突片60aから構成したが、センタリング部60を複数
の突起から構成してもよい。
【0067】・前記第2実施形態では、センタリング部
60及びリップ部50をそれぞれ一つずつ設けたが、少
なくとも何れか一方を複数設けること。 次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほか
に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を
その効果とともに以下に列挙する。
【0068】(1)前記シリンダ本体は、筒状をなすシ
リンダチューブ12と、このシリンダチューブの両端を
閉塞するシリンダカバー15,16とを備え、このシリ
ンダカバーの内端面に形成された係合部45に前記シー
ル部材が嵌め込まれている請求項1〜3のうち何れか一
項に記載の流体圧シリンダ。
【0069】この構成によれば、シリンダ本体に対して
シール部材を簡単に取り付けることができる。 (2)前記各リップ部は、前記基部の内周面より突設さ
れ、前記嵌合部は前記移動体がストロークエンド付近に
達したとき前記シール部材の内側に挿入されるものであ
る請求項1〜3のうち何れか一項に記載の流体圧シリン
ダ。
【0070】この構成によれば、シリンダ本体が大型化
するのを防止することができる。 (3)シリンダ本体の内部にて往復移動可能に収容され
た移動体と、移動体のストロークエンドに設けられたシ
ール部材と、前記移動体がストロークエンド付近に達し
たとき前記シール部材に嵌合して摺動する嵌合部と、前
記移動体の移動に追従して嵌合部がシール部材に嵌合し
たとき、前記圧力作用室内に形成される流体溜まり内で
上昇する流体の圧力により、前記移動体の衝撃が緩衝さ
れる流体圧シリンダにおいて、前記シール部材を、環状
をなす基部と、この基部の周縁に突設され弾性変形可能
な主リップと副リップとを設け、各リップ部を前記移動
体の移動方向に沿って所定の間隔をおいて配置し、主リ
ップを副リップよりも前記シール部材の嵌合側開口部寄
り位置に配置し、前記主リップと副リップとの間に溝部
を設けた流体圧シリンダ。
【0071】この構成によれば、リップ部の摩耗を軽減
することにより、耐久性の向上を図ることができる。
又、移動体の移動中にその軸心が偏心しても、移動体を
センタリングすることができ、移動体とシール部材との
間のシール性を確保することができる。
【0072】(4)前記センタリング部は基部の周縁に
沿って間隔をおいて並設された複数の突部60aから構
成され、同センタリング部は基部の周方向に沿って断続
的な形状をなすものである請求項4に記載の流体圧シリ
ンダ。
【0073】(5)前記センタリング部は、基部及びリ
ップ部と一体的に形成されているものである請求項4、
前記(4)に記載の流体圧シリンダ。この構成によれ
ば、移動体とシール部材との間のシール効果がいっそう
高くなる。
【0074】(6)前記センタリング部の突部は、前記
移動体が嵌合される前記シール部材の嵌合側開口部に向
けて前記基部から斜状に突設され、前記各リップ部の先
端位置の内径はそれぞれ等しいものである前記(4),
(5)に記載の流体圧シリンダ。
【0075】この構成によれば、移動体の移動中にその
軸心が偏心しても、移動体を確実にセンタリングさせる
ことができる。
【0076】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、リップ部の摩耗を軽減することにより、耐
久性の向上を図ることができる。又、移動体の移動中に
その軸心が偏心しても、移動体をセンタリングすること
ができ、移動体とシール部材との間のシール性を確保す
ることができる。
【0077】請求項2に記載の発明によれば、移動体と
シール部材との間のシール効果がいっそう高くなる。請
求項3に記載の発明によれば、密閉空間内において流体
による圧力を確実に高めることができる。
【0078】請求項4に記載の発明によれば、移動体の
移動中にその軸心が偏心しても、移動体をセンタリング
することができ、移動体とシール部材との間のシール性
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるヘッド側にピストンがあ
る場合の流体圧シリンダの断面図。
【図2】ロッド側にピストンがある場合の流体圧シリン
ダの断面図。
【図3】嵌合部が主リップ部に嵌合する前における流体
圧シリンダの断面図。
【図4】嵌合部が主リップ部に嵌合した流体圧シリンダ
の断面図。
【図5】嵌合部が主リップ部及び副リップ部に嵌合した
流体圧シリンダの断面図。
【図6】ピストンがストロークエンドに到達した場合の
断面図。
【図7】図4の一部拡大断面図。
【図8】図5の一部拡大断面図。
【図9】別の実施形態を示し、各主リップを別々にした
クッションパッキンを示す拡大断面図。
【図10】同じく、副リップ部の取付リングを省略した
場合の拡大断面図。
【図11】第2実施形態におけるクッションパッキンの
一部切り欠き拡大斜視図。
【図12】従来の技術を示す流体圧シリンダの一部拡大
断面図。
【図13】同じく、流体圧シリンダの断面図。
【符号の説明】
25…ピストン(移動体)、27…ヘッド側圧力作用
室、28…ロッド側圧力作用室、47…クッションパッ
キン(シール部材)、47a…嵌合側開口部、48…基
部、49…主リップ部、50…副リップ部、51…溝
部、52,53…嵌合部、60…センタリング部、60
a…突片、A…エア溜まり(流体溜まり)、R1…主リ
ップ部の内径、R2…副リップ部の内径。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ本体の内部にて往復移動可能に収
    容された移動体と、移動体のストロークエンドに設けら
    れたシール部材と、前記移動体がストロークエンド付近
    に達したとき前記シール部材に嵌合して摺動する嵌合部
    と、前記移動体の移動に追従して嵌合部がシール部材に
    嵌合したとき、前記圧力作用室内に形成される流体溜ま
    り内で上昇する流体の圧力により、前記移動体の衝撃が
    緩衝される流体圧シリンダにおいて、 前記シール部材を、環状をなす基部と、この基部の周縁
    に突設され弾性変形可能な複数のリップ部と、各リップ
    部間に形成された溝部とから構成し、各リップ部を前記
    移動体の移動方向に沿って所定の間隔をおいて配置した
    流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 前記各リップ部は前記基部と一体に形成
    されている請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 【請求項3】 前記各リップ部は、前記シール部材の嵌
    合側開口部に向けて前記基部から斜状に突設され、前記
    各リップ部の先端位置の内径はそれぞれ等しいものであ
    る請求項1又は2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 【請求項4】 シリンダ本体の内部にて往復移動可能に
    収容された移動体と、移動体のストロークエンドに設け
    られたシール部材と、前記移動体がストロークエンド付
    近に達したとき前記シール部材に嵌合して摺動する嵌合
    部と、前記移動体の移動に追従して嵌合部がシール部材
    に嵌合したとき、前記圧力作用室内に形成される流体溜
    まり内で上昇する流体の圧力により、前記移動体の衝撃
    が緩衝される流体圧シリンダにおいて、 前記シール部材を、 環状をなす基部と、 前記基部の周縁に突設され弾性変形可能なリップ部と、 前記リップ部がある前記基部の周縁に突設され、前記嵌
    合部との接触により前記移動体の軸心をセンタリングす
    るセンタリング部とから構成し、 前記リップ部を基準として前記シール部材の嵌合側開口
    部寄り位置に前記センタリング部を配置した流体圧シリ
    ンダ。
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