JP5339259B2 - エアシリンダ - Google Patents

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    • F15B15/1457Piston rods
    • F15B15/1461Piston rod sealings

Description

本発明は、圧縮エアのエネルギーを直線運動に変換して各種作業を行うエアシリンダに関するものである。
圧縮エアによって操作されるエアシリンダは、極めて一般的なものであり、図8に模式的に示すように、シリンダボデイ40の内部のシリンダ孔41内を摺動するピストン42と、該ピストン42に連結されたピストンロッド43と、上記ピストン42の両側に形成された圧力室44a,44bと、これらの圧力室に圧縮エアを給排する2つのポート45a,45bとを有し、これらのポート45a,45bを通じて上記圧力室44a,44bに交互に圧縮エアを給排することにより、上記ピストン42でピストンロッド43を往復動させて様々な作業を行うものである。
このようなエアシリンダは、手軽に直線運動が得られるので、各種の自動機に多用されている。ところが、通常エアシリンダが設置される場所は、非常に狭い場所であったり、隣接する他の機器等によって制限された空間内であったりすることが多いため、そのような場所で使用するエアシリンダには、動作ストロークの短縮なしに軸方向長さを少しでも短縮したものであることが要求される。同時に、できるだけ構造が簡単で加工が容易であることも望まれる。
本発明の目的は、軸方向長さの短縮のため及び加工の容易性を実現するための簡単で有効な構成を備えたエアシリンダを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によれば、シリンダ孔を内部に有するシリンダボデイと、上記シリンダ孔の両端を塞ぐロッドカバー及びヘッドカバーと、上記シリンダ孔内を摺動するピストンと、上記ロッドカバーのロッド挿通孔を摺動自在に貫通し、基端がこのピストンに連結されたピストンロッドと、上記ピストンの両側に形成された第1圧力室及び第2圧力室と、該第1圧力室及び第2圧力室に圧縮エアを給排するため上記ロッドカバー及びヘッドカバーに形成された第1ポート及び第2ポートと、上記ロッドカバーの内周面とピストンロッドの外周面との間をシールするロッドパッキンと、上記ロッドカバーの内周面とピストンロッドの外周面との間に介在して該ピストンロッドをガイドするリング状の摺動軸受とを有するエアシリンダが提供される。
上記第1ポートは、上記シリンダ孔の軸線と直交する向きに延びていて、上記ロッド挿通孔の孔面に開口する通気口に連通すると共に、該通気口から上記ロッド挿通孔の一部で形成された連通流路を通じて上記第1圧力室に連通している。
また、上記ロッドパッキンは、ロッドカバーの内周面の上記通気口よりピストンロッド先端寄りの位置に形成された凹溝内に装着されている。
更に、上記摺動軸受は、上記凹溝に通気口側で隣接するように配設され、一端がこの凹溝の側壁を形成して上記ロッドパッキンに当接することにより該ロッドパッキンの凹溝外への抜け出しを防止し、他端は上記通気口の一部を塞ぐ位置まで延在し、該通気口の位置に該通気口より断面積の小さいオリフィスを形成している。
本発明においては、上記ロッド挿通孔が、上記連通流路を形成する大径部と、上記摺動軸受が嵌合する小径部とを、互いに隣接する位置に有し、これら大径部と小径部との境目を跨ぐ位置に上記通気口が設けられていても良い。
本発明の一つの実施形態によれば、上記ピストンの第2圧力室側を向く第2ピストン面に、円形の凹部が該ピストンと同心状に形成され、該ピストンの中心にはロッド取付孔が形成され、このロッド取付孔は、均一内径を有する均一孔部と、上記第2ピストン面側に向けて次第に内径が拡大するテーパー孔部とからなり、上記ロッド取付孔内にピストンロッドの小径化された取付軸部が嵌合し、この取付軸部は、均一外径を有する均一軸部と、軸端に向かって次第に外径が拡大するテーパー軸部とからなっていて、該取付軸部の基端側の段部を上記ピストンの第1圧力室側を向く第1ピストン面に係止させると共に、上記テーパー軸部を上記テーパー孔部に係止させることにより、該ピストンロッドが上記ピストンに連結され、上記凹部内にリング状のダンパが、一部を第2ピストン面から突出させた状態で上記ピストンロッドの端部を取り囲むように取り付けられている。
この場合に、上記ロッド取付孔の均一孔部の内周と上記ピストンロッドの均一軸部の外周とは、空隙の介在によって相互に非接触である。
本発明の構成は、エアシリンダの軸方向長さの短縮のため及び加工の容易性を実現するため、非常に有効なものである。特に、ピストンロッドをガイドする摺動軸受をポートの通気口の一部を塞ぐ位置まで延在させ、それによってこの摺動軸受でオリフィスを形成する方法は、該摺動軸受と通気口とをエアシリンダの軸線方向の離れた位置に形成する場合に比べ、エアシリンダの軸方向長さの短縮に極めて有効である。しかも、上記通気口を加工で小径化してオリフィスを形成する必要がないため、ポートの加工及びオリフィスの形成も容易である。
本発明の第1実施形態を示す側面図である。 図1を左側から見た正面図である。 図1の断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。 本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態を示す側面図である。 図6の断面図である。 公知のシリンダを模式的に示す断面図である。
図1−図3は本発明に係るエアシリンダの第1実施形態を開示している。このエアシリンダ1Aは、円形のシリンダ孔3を内部に有する円筒形のシリンダボデイ2と、上記シリンダ孔3の両端を塞ぐ円形のロッドカバー4及びヘッドカバー5と、上記シリンダ孔3内を軸線L方向に摺動するピストン6と、該ピストン6に基端部を連結されて上記ロッドカバー4を摺動自在に貫通するピストンロッド7とを有している。また、このエアシリンダ1Aは、上記ピストン6とロッドカバー4との間に形成された第1圧力室8と、上記ピストン6とヘッドカバー5との間に形成された第2圧力室9と、これら第1圧力室8及び第2圧力室9に圧縮エアを給排するために上記ロッドカバー4及びヘッドカバー5にそれぞれ形成された第1ポート11及び第2ポート12とを有している。図中10は、ピストン6の外周に取り付けられたピストンパッキンである。
そして、上記第1ポート11から第1圧力室8内に圧縮エアを供給すると共に、第2ポート12から第2圧力室9内のエアを外部に排出すると、上記ピストン6及びピストンロッド7が図3に示す後退ストローク端に移動し、その逆に、上記第2ポート12から第2圧力室9内に圧縮エアを供給すると共に、第1ポート11から第1圧力室8内のエアを外部に排出すると、上記ピストン6及びピストンロッド7が、図3と反対側の前進ストローク端に移動するようになっている。
上記シリンダボデイ2とヘッドカバー5とは、アルミニウム合金によって一体に形成され、上記シリンダボデイ2の開放端に、アルミニウム合金からなる上記ロッドカバー4が取り付けられている。このロッドカバー4の取り付けは、シリンダボデイ2の内周に形成された雌ねじに、ロッドカバー4の取付部4aの外周に形成された雄ねじをねじ込むことにより行われている。
図中13は、上記ロッドカバー4の取付部4aの外周とシリンダボデイ2の内周との間に介設されたチューブガスケットである。
上記ピストンロッド7は、炭素鋼のような硬質金属で形成されており、これが、アルミニウム合金からなる上記ピストン6にカシメによる方法で取り付けられている。このため該ピストン6には、その中心を貫通するロッド取付孔16が形成されている。このロッド取付孔16は、均一な内径を有する均一孔部16aと、孔端に向けて次第に内径が拡大するテーパー孔部16bとからなっていて、上記均一孔部16aが、ピストン6の第1ピストン面6a寄りの位置を占め、上記テーパー孔部16bが、ピストン6の凹部17が形成された第2ピストン面6b寄りの位置を占めている。なお、ピストン6の上記第1ピストン面6aとは、第1圧力室8側を向く面のことであり、第2ピストン面6bとは、第2圧力室9側を向く面のことである。
これに対し、上記ピストンロッド7の基端部には、小径化された取付軸部18が形成され、この取付軸部18が上記ロッド取付孔16内に挿入され、該取付軸部18の一端側(基端側)にある段部19を上記ピストン6の第1ピストン面6aに係止させた状態で、該取付軸部18の他端側(先端側)をカシメによってテーパー状に変形させることにより、この取付軸部18に、均一な外径を有する均一軸部18aと、軸端に向かって次第に外径が拡大するテーパー軸部18bとが形成されている。そして、上記均一軸部18aがロッド取付孔16の均一孔部16a内に嵌合し、上記テーパー軸部18bがロッド取付孔16のテーパー孔部16bに係合し、このテーパー軸部18bと上記段部19とでピストン6を両側から挟持させることにより、該ピストンロッド7が上記ピストン6に固定されている。
上記均一軸部18aの外径は、ロッド取付孔16の均一孔部16aの内径よりやや小さく形成されているため、これらの均一軸部18aの外周と均一孔部16aの内周とは、空隙の介在によって相互に非接触の状態になっている。
上記テーパー軸部18bの端面は、上記凹部17の底面とほぼ同位置にあり、少なくともピストン6の第2ピストン面6bから外部に突出していない。また、上記ピストン6とピストンロッド7との間のシール性は、上記テーパー軸部18bとテーパー孔部16bとが密着することによって確保されている。
このような方法でピストン6とピストンロッド7とを連結することにより、それらをナットで連結した場合のように該ナットの取付部分がピストン6から突出することがないため、エアシリンダ1Aの軸方向長さの短縮化を図ることができ、構造の簡単化及び軽量化にもつながる。
上記ピストン6の第2ピストン面6bには、円形をした上記凹部17が該ピストン6と同心状に形成され、この凹部17内に、リング状をしたウレタン樹脂製のヘッド側ダンパ21が、先端を第2ピストン面6bから第2圧力室9内に突出させた状態で、上記ピストンロッド7の端部を取り囲むように取り付けられている。その取り付けは、該ダンパ21の基端部外周に形成されたリング状の係止突起21aを、上記凹部17の底部寄りの内周部分に形成されたリング状の係止溝17aに嵌合、係止させることにより行われている。このダンパ21は、ピストン6が図3の後退ストローク端に移動したときヘッドカバー5に当接し、衝撃及び騒音を吸収するものである。
上記ロッドカバー4は、上記第1ポート11の他に、上記ピストンロッド7が挿通するロッド挿通孔23を有し、このロッド挿通孔23内に、該ロッドカバー4の内周面とピストンロッド7の外周面との間をシールする一方向性のリップ形をしたロッドパッキン24と、上記ロッドカバー4の内周面とピストンロッド7の外周面との間に介在して該ピストンロッド7をガイドするリング状の摺動軸受25とが設けられている。
上記第1ポート11は、上記ロッドカバー4の上面から、シリンダ孔3の軸線Lと直交する向きに真っ直ぐかつ均一孔径を保ったまま延びていて、上記ロッド挿通孔23の孔面に開口する通気口11aに連通し、該通気口11aから、該ロッド挿通孔23の一部で形成された環状の連通流路26を通じて上記第1圧力室8に連通している。上記通気口11aは第1ポート11の一部であり、従って、該通気口11aの口径は第1ポート11の孔径と同じである。
なお、上記第1ポート11の入口側の端部は、エア配管をねじ込みにより直接接続するため、内周に雌螺子が切られた配管接続部とされているが、エア配管を管継手を介して接続するために、該管継手が取り付けられるように構成されていても良い。
また、上記ロッドパッキン24は、上記ロッドカバー4の内周面に形成された凹溝27内に、リップを第1圧力室8の方に向けて装着されている。上記凹溝27は、上記通気口11aよりピストンロッド7先端寄りの位置に形成されている。
上記摺動軸受25は、焼結合金によって一定の厚みを有する短円筒状に形成され、含油によって摺動性を高められたもので、この摺動軸受25が、上記凹溝27に通気口11a側の位置で隣接するように、上記ロッド挿通孔23の内部に圧入されて固定されている。この摺動軸受25の一端は、上記凹溝27の側壁の一部を形成して上記ロッドパッキン24に当接し、ピストンロッド7の後退ストローク時に該ロッドパッキン24がピストンロッド7とロッドカバー4との間の隙間内に引き込まれるのを防止しており、該摺動軸受25の他端は、上記通気口11aの一部を塞ぐ位置まで延在し、該通気口11aの位置に該通気口11aより断面積の小さいオリフィス28を形成している。従って、上記摺動軸受25は、上記ロッドパッキン24の凹溝27外への抜け出しを防止する抜出防止部材と、上記通気口11aの位置にオリフィス28を形成するオリフィス形成部材とを兼ねるものである。
なお、上記オリフィス28は、エア流量を制限することによってピストンロッド7の最大動作速度を安全な速度に設定するもので、このオリフィス28を通じて、上記第1ポート11からの圧縮エアが第1圧力室8に供給されたり、該第1圧力室8からのエアが上記第1ポート11に向けて排出されたりする。
上記摺動軸受25と第1ポート11の通気口11aとをこのような位置関係に配設することにより、これら摺動軸受25と通気口11aとを軸線L方向の離れた位置に形成する場合に比べ、エアシリンダ1Aの軸方向長さを短縮することが可能となる。また、上記第1ポート11を通気口11aの部分で小径に形成するなどの加工を施すことによってオリフィス28を形成する必要もないため、ポートの加工及びオリフィス28の形成も容易になる。
上記ロッドカバー4の第1圧力室8に面する内面には、円形の凹部29がロッド挿通孔23と同心状に形成され、この凹部29内にリング状をしたウレタン樹脂製のロッド側ダンパ30が、先端を第1圧力室8内に突出させた状態で上記ロッド挿通孔23を取り囲むように取り付けられている。その取り付けは、該ダンパ30の基端部外周に形成されたリング状の係止突起30aを、上記凹部29の底部寄りの内周部分に形成されたリング状の係止溝29aに嵌合、係止させることにより行われている。このダンパ30は、ピストン6が図1の後退ストローク端から前進ストローク端に移動したとき、該ピストン6に当接して衝撃及び騒音を吸収するものである。
一方、上記ヘッドカバー5は、上記第2ポート12の他に、その内面中央位置に上記第2圧力室9に通じる円形の補助室31を有している。上記第2ポート12は、該ヘッドカバー5の上面から、シリンダ孔3の軸線Lと直交する向きに真っ直ぐかつ均一孔径を保ったまま延び、下端の通気口12aが上記補助室31に開口し、この補助室31を通じて上記第2圧力室9に連通している。この第2ポート12の入口側の端部も、上記第1ポート11の場合と同様に、エア配管をねじ込みにより直接接続するための配管接続部とされているが、管継手が取り付けられるように構成されていても良い。
上記第1実施形態においては、上記ロッド挿通孔23の孔径が、上記摺動軸受25を取り付けた部分と上記連通流路26の部分とで互いに同寸に形成されているが、図4に示す第2実施形態のエアシリンダ1Bのように、上記両部分で孔径を違えることもできる。
即ち、この第2実施形態では、上記ロッド挿通孔23が、上記連通流路26を形成する部分である孔径の大きい大径部23aと、上記摺動軸受25が嵌合する部分である孔径の小さい小径部23bとを、互いに隣接する位置に有し、これら大径部23aと小径部23bとの境目を跨ぐ位置に上記通気口11aが設けられている。
このように構成することにより、上記摺動軸受25の厚さが薄かったり、通気口11aと摺動軸受25とが重なる割合が多くなったりして、そのままではオリフィス28の十分な開口面積を確保することが困難な場合に、上記大径部23aと小径部23bとの径差によってオリフィス28の開口面積を必要な大きさに調整することができる。
図5は本発明の第3実施形態を開示するものである。この第3実施形態のエアシリンダ1Cが上記第1実施形態のエアシリンダ1Aと相違する点は、ヘッドカバー5がシリンダボデイ2と別に形成され、該シリンダボデイ2に結合されている点である。また、シリンダボデイ2の両端部外周に雄ねじが形成され、これがロッドカバー4及びヘッドカバー5の内周に形成された雌ねじにねじ付けられている点でも相違する。
しかし、それ以外の構成は実質的に第1実施形態と同じである。従って、第1実施形態と同じ構成部分のうち主要な構成部分に第1実施形態と同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
なお、上記第3実施形態のエアシリンダ1Cにおけるロッド挿通孔23の孔径は、第2実施形態のように、通気口11a内において摺動軸受25が設けられている部分と連通流路26の部分とで互いに違えることもできる。
図6及び図7はは本発明の第4実施形態を開示するものである。この第4実施形態のエアシリンダ1Dが上記第1及び第3実施形態と相違する点は、シリンダボデイ2がロッドカバー4及びヘッドカバー5と別に形成され、該ロッドカバー4及びヘッドカバー5にカシメにより結合されている点である。また、ヘッド側のダンパ21をピストン6に取り付ける代わりに、ヘッドカバー5の内面に取り付けている点でも相違している。更に、ロッド挿通孔23の孔径が、第2実施形態のように、摺動軸受25を取り付けた部分と連通流路26の部分とで互いに違っている。しかし、それらの孔径は第1実施形態のように互いに同じであっても構わない。
上記シリンダボデイ2は、ステンレス鋼からなるもので、該シリンダボデイ2の両端部の内部に、アルミニウム合金製のロッドカバー4及びヘッドカバー5の短円柱状をした連結部が挿入され、該シリンダボデイ2の両端部が外狭まり状をなすように絞られることにより、該シリンダボデイ2の端部の傾斜部2aが、ロッドカバー4及びヘッドカバー5の傾斜面4b,5bに係合すると共に、該傾斜面4b,5bと押え部4c,5cとの間に挟持され、それによって該シリンダボデイ2と上記ロッドカバー4及びヘッドカバー5とが互いにシール状態に結合されている。
また、上記ヘッドカバー5の第2圧力室9に面する内面には、補助室31より径の大きい円形の凹部34が該ヘッドカバー5と同心状に形成され、この凹部34内にリング状をしたウレタン樹脂製のダンパ35が、先端を第2圧力室9内に突出させた状態で取り付けられている。このダンパ35の取り付けは、ロッドカバー4におけるダンパ30の取り付けと同様に、該ダンパ35の基端部外周に形成されたリング状の係止突起35aを、上記凹部34の底部寄りの内周部分に形成されたリング状の係止溝34aに嵌合、係止させることにより行われている。
しかし、第1実施形態と同様に、上記ダンパ35をピストン6に取り付けることもできる。
この第4実施形態の上記以外の構成は実質的に第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成部分のうち主要な構成部分に第1実施形態と同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
なお、第1−第3実施形態において、ピストン6に取り付けられているヘッド側のダンパ21を、上記第4実施形態と同様にヘッドカバー5に取り付けることも可能である。
1A、1B、1C、1D エアシリンダ
2 シリンダボデイ
3 シリンダ孔
4 ロッドカバー
5 ヘッドカバー
6 ピストン
6a 第1ピストン面
6b 第2ピストン面
7 ピストンロッド
8 第1圧力室
9 第2圧力室
11 第1ポート
11a 通気口
12 第2ポート
12a 通気口
16 ロッド取付孔
16a 均一孔部
16b テーパー孔部
17 凹部
18 取付軸部
18a 均一軸部
18b テーパー軸部
19 段部
21 ダンパ
23 ロッド挿通孔
23a 大径部
23b 小径部
24 ロッドパッキン
25 摺動軸受
26 連通流路
27 凹溝
28 オリフィス
L 軸線

Claims (4)

  1. シリンダ孔を内部に有するシリンダボデイと、上記シリンダ孔の両端を塞ぐロッドカバー及びヘッドカバーと、上記シリンダ孔内を摺動するピストンと、上記ロッドカバーのロッド挿通孔を摺動自在に貫通し、基端がこのピストンに連結されたピストンロッドと、上記ピストンの両側に形成された第1圧力室及び第2圧力室と、該第1圧力室及び第2圧力室に圧縮エアを給排するため上記ロッドカバー及びヘッドカバーに形成された第1ポート及び第2ポートと、上記ロッドカバーの内周面とピストンロッドの外周面との間をシールするロッドパッキンと、上記ロッドカバーの内周面とピストンロッドの外周面との間に介在して該ピストンロッドをガイドするリング状の摺動軸受とを有するエアシリンダにおいて、
    上記ピストンは、上記第1圧力室側を向く第1ピストン面と、上記第2圧力室側を向く第2ピストン面とを有し、該ピストンの中心にはロッド取付孔が形成され、このロッド取付孔は、均一内径を有する均一孔部と、上記第2ピストン面側に向けて次第に内径が拡大するテーパー孔部とからなり、上記ロッド取付孔内にピストンロッドの小径化された取付軸部が嵌合し、この取付軸部は、均一外径を有する均一軸部と、軸端に向かって次第に外径が拡大するテーパー軸部とからなっていて、該取付軸部の基端側の段部を上記第1ピストン面に係止させると共に、上記テーパー軸部を上記テーパー孔部に係止させることにより、該ピストンロッドが上記ピストンに連結され、上記均一孔部の内周と上記均一軸部の外周とは、空隙の介在によって相互に非接触であることを特徴とするエアシリンダ。
  2. 上記第1ポートは、上記シリンダ孔の軸線と直交する向きに延びていて、上記ロッド挿通孔の孔面に開口する通気口に連通すると共に、該通気口から上記ロッド挿通孔の一部で形成された連通流路を通じて上記第1圧力室に連通し、
    上記ロッドパッキンは、ロッドカバーの内周面の上記通気口よりピストンロッド先端寄りの位置に形成された凹溝内に装着され、
    上記摺動軸受は、上記凹溝に通気口側で隣接するように配設され、一端が該凹溝の側壁を形成して上記ロッドパッキンに当接することにより該ロッドパッキンの凹溝外への抜け出しを防止し、他端は上記通気口の一部を塞ぐ位置まで延在し、該通気口の位置に該通気口より断面積の小さいオリフィスを形成していることを特徴とする請求項1に記載のエアシリンダ。
  3. 上記ロッド挿通孔が、上記連通流路を形成する大径部と、上記摺動軸受が嵌合する小径部とを、互いに隣接する位置に有し、これら大径部と小径部との境目を跨ぐ位置に上記通気口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエアシリンダ。
  4. 上記ピストンの第2ピストン面に、円形の凹部が該ピストンと同心状に形成され、この凹部内にリング状のダンパが、一部を上記第2ピストン面から突出させた状態で上記ピストンロッドの端部を取り囲むように取り付けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のエアシリンダ。
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