JP2000130014A - パワーウィンド装置 - Google Patents

パワーウィンド装置

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JP2000130014A
JP2000130014A JP10308970A JP30897098A JP2000130014A JP 2000130014 A JP2000130014 A JP 2000130014A JP 10308970 A JP10308970 A JP 10308970A JP 30897098 A JP30897098 A JP 30897098A JP 2000130014 A JP2000130014 A JP 2000130014A
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JP
Japan
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ultrasonic
window glass
reception
unit
transmitting
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JP10308970A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Ogasawara
一賀 小笠原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で且つ簡単な構造であって異物の挟み込
みを容易に検出できるパワーウィンド装置を提供する。 【解決手段】 送信用超音波振動子7がウィンドガラス
3内に超音波を送波し受信用超音波振動子9がウィンド
ガラス3の上端部3aから反射されてくる超音波を受信
する。受信電圧測定部34は、受信用超音波振動子9で
受信した超音波に基づく受信信号の受信電圧値を測定
し、挟み込み検出部35は、受信電圧測定部34で測定
された受信電圧値の変化に基づきウィンドガラス3への
異物4の挟み込みを検出し、安全制御動作指令部37
は、異物4の挟み込みが検出されたときに安全制御動作
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に適用される
ウィンドガラスをモータ等の駆動源によって開閉動作さ
せるパワーウィンド装置に関し、特に、ウィンドガラス
とサッシとの間に手や頭部等の異物を挟み込んだ状態を
検知して安全制御動作を行なうパワーウィンド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両にはウィンドガラスを自
動的に開閉動作させるパワーウィンド装置が装備されて
いる。このパワーウィンド装置では、ウィンドガラスと
サッシとの間に手や頭部などの異物を挟み込むことがし
ばしばある。この場合、異物の挟み込みを検出し、ウィ
ンドガラスの開閉動作を停止させて、事故を未然に防止
する安全制御動作を行なう安全装置が付加されたパワー
ウィンド装置が車両に装備されている。
【0003】従来のこの種のパワーウィンド装置として
は、例えば、特開昭61−21284号公報に記載され
た光検出パワーウィンドの安全装置が知られている。
【0004】この光検出パワーウィンドの安全装置は、
図11に示すように、一対の対向する投光器A(A1
2,A3)及び受光器B(B1,B2,B3)を窓枠沿い
に複数個設置し、投光器A(A1,A2,A3)から発光
ダイオード(LED)やレーザ等の光を投光し、受光器
B(B1,B2,B3)で受光する。
【0005】図12にパワーウィンドの安全装置の受光
器の回路図を示す。図12において、抵抗R55,R5
0、受光器B1に対応したフォトダイオードPD1、抵
抗R53により電流回路を構成し、抵抗R51,R52
の分圧点にダイオードD40が接続され、検出出力が異
常に大きい場合にクランプされる。
【0006】フォトダイオードPD1の検出出力は、コ
ンデンサC6及び抵抗R54により電界効果トランジス
タFETに入力されて増幅され、抵抗R58及びコンデ
ンサC7の直列回路により集積回路IC1の端子1に入
力される。さらに、集積回路IC1の出力として端子1
6からフォトダイオード毎に所定のコードを付した符号
化された光検出出力を図示しないマイクロコンピュータ
に送出する。
【0007】ここで、パワーウィンドの進行方向に手や
頭部などの異物がある場合には、投光器からの光は、異
物により遮断されて受光器に届かなくなる。これによ
り、異物がウィンドガラスに挟み込まれたことを検出し
て、ウィンドガラスを開動作させる安全制御動作を行な
い、異物の挟み込みを未然に防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パワーウィンドの安全装置にあっては、複数個の受光器
を設置しているため、各受光器が外部からの光により動
作不全を起こすことがあった。
【0009】また、複数個の投光器及び複数個の受光器
を窓枠沿いに設置しているため、部品点数が多くなり、
コストが高くなっていた。また、複数個の投光器及び受
光器の窓枠に組み付け、投光器と受光器とを対向させる
調整作業を行わなければならず、高い組み付け精度が要
求されるという課題を有していた。
【0010】本発明は、安価で且つ簡単な構造であっ
て、調整作業等を必要とすることなく、異物の挟み込み
を容易に検出することができるパワーウィンド装置を提
供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、
車両のウィンドガラスを駆動源によりアップダウン動作
させるパワーウィンド装置において、前記ウィンドガラ
ス内に超音波を送波し前記ウィンドガラスの上端部から
反射されてくる超音波を受信する超音波送受信部と、こ
の超音波送受信部で受信した超音波に基づく受信信号の
受信電圧値を測定する受信電圧測定部と、この受信電圧
測定部で測定された受信電圧値の変化に基づき前記ウィ
ンドガラスへの異物の挟み込みを検出する挟み込み検出
部と、この挟み込み検出部により前記異物の挟み込みが
検出されたときに安全制御動作を行なう安全制御動作部
とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項1の発明によれば、超音波送受信部
が、ウィンドガラス内に超音波を送波しウィンドガラス
の上端部から反射されてくる超音波を受信すると、受信
電圧測定部は、超音波送受信部で受信した超音波に基づ
く受信信号の受信電圧値を測定し、挟み込み検出部は、
受信電圧測定部で測定された受信電圧値の変化に基づき
ウィンドガラスへの異物の挟み込みを検出し、安全制御
動作部は、異物の挟み込みが検出されたときに安全制御
動作を行なう。
【0013】すなわち、超音波を用いて異物の挟み込み
を検出するため、安価で且つ簡単な構造であって、調整
作業等を必要とすることなく、異物の挟み込みを容易に
検出することができる。
【0014】請求項2の発明のように、前記超音波送受
信部は、前記ウィンドガラス内に超音波を送波する送信
用超音波振動子と、前記ウィンドガラスの上端部から反
射されてくる超音波を受信する受信用超音波振動子とか
らなり、さらに、前記送信用超音波振動子を駆動するこ
とにより超音波を発振させる超音波発振回路を備えるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項2の発明によれば、超音波発振回路
が送信用超音波振動子を駆動することにより超音波を発
振させると、送信用超音波振動子は、ウィンドガラス内
に超音波を送波し、ウィンドガラスの上端部から反射さ
れてくる超音波を受信用超音波振動子で受信することが
できる。
【0016】請求項3の発明のように、前記超音波送受
信部は、前記ウィンドガラス内に超音波を送波し前記ウ
ィンドガラスの上端部から反射されてくる超音波を受信
する送受信用超音波振動子からなり、さらに、前記送受
信用超音波振動子を駆動することにより超音波を発振さ
せる超音波発振回路を備えることを特徴とする。
【0017】請求項3の発明によれば、超音波発振回路
が送受信用超音波振動子を駆動することにより超音波を
発振させると、送受信用超音波振動子は、ウィンドガラ
ス内に超音波を送波し、ウィンドガラスの上端部から反
射されてくる超音波を受信することができる。
【0018】請求項4の発明は、前記ウィンドガラスを
アップ操作するためのアップスイッチからのアップ操作
信号により前記超音波発振回路を作動させ、前記アップ
操作信号の入力停止により前記超音波発振回路の作動を
停止させる発振制御部を備えることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明によれば、発振制御部は、
アップスイッチからのアップ操作信号により超音波発振
回路を作動させ、アップ操作信号の入力停止により超音
波発振回路の作動を停止させるため、ウィンドガラスが
アップ中のみ超音波を発振することができる。
【0020】請求項5の発明のように、前記安全制御動
作部は、前記挟み込み検出部により前記異物の挟み込み
が検出されたときに前記異物の挟み込み位置から前記ウ
ィンドガラスを所定量ダウンさせることを特徴とする。
【0021】請求項5の発明によれば、異物の挟み込み
が検出されたときに、安全制御動作部は、異物の挟み込
み位置からウィンドガラスを所定量ダウンさせるため、
異物の挟み込みを防止することができる。
【0022】請求項6の発明のように、前記送信用超音
波振動子の振動周波数は、前記ウィンドガラスの形状に
より決定される固有周波数に設定されることを特徴とす
る。
【0023】請求項6の発明によれば、送信用超音波振
動子の振動周波数がウィンドガラスの形状により決定さ
れる固有周波数に設定されているため、ウィンドガラス
内で超音波を効率よく送波することができる。
【0024】請求項7の発明のように、前記超音波送受
信部は、前記ウィンドガラス内に超音波を送波し前記ウ
ィンドガラスの上端部から反射されてくる超音波を受信
する第1の超音波振動子及び第2の超音波振動子からな
り、さらに、前記第1の超音波振動子を駆動することに
より超音波を発振させる第1の超音波発振回路と、前記
第2の超音波振動子を駆動することにより超音波を発振
させる第2の超音波発振回路と、前記第1の超音波発振
回路と前記第2の超音波発振回路とを交互に作動させる
発振制御部とを備えることを特徴とする。
【0025】請求項7の発明によれば、発振制御部が第
1の超音波発振回路と第2の超音波発振回路とを交互に
作動させるため、第1の超音波振動子と第2の超音波振
動子とが交互に超音波を送波することになるとともに、
一方の超音波振動子が超音波を送波した場合には、他方
の超音波振動子が反射超音波を受信する。
【0026】従って、1つの超音波振動子を連続振動さ
せるよりも、超音波振動子の振動間隔が長くなるから、
超音波振動子の発熱が少なくなり、超音波の発生効率の
低下を抑制することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパワーウィンド装
置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0028】<第1の実施の形態>図1は本発明のパワ
ーウィンド装置の第1の実施の形態の構成ブロック図で
ある。図2は送信用超音波振動子及び受信用超音波振動
子のウィンドガラスの下端部への取り付け状態を示す図
である。このパワーウィンド装置は、自動車の運転席ユ
ニット等に搭載され、ウィンドガラスに異物を挟み込ん
だ状態を検出して安全制御動作を行なうものである。
【0029】ドア1の窓枠内にはウィンドガラス3が設
けられ、このウィンドガラス3は、モータ25の回転駆
動により窓枠内でアップ及びダウンするようになってい
る。ウィンドガラス3の下端部には、送信用超音波振動
子7と受信用超音波振動子9とが所定間隔離れて取り付
けられている。送信用超音波振動子7と受信用超音波振
動子9とにより超音波送受信部を構成している。
【0030】送信用超音波振動子7は、圧電セラミック
スや高分子圧電体の圧電効果を利用し、印加された電気
信号に対応した超音波UB(角度θで送波される超音
波)をウィンドガラス3内に送波する。送信用超音波振
動子7は、バッキング材7aと、圧電セラミックス等か
らなる圧電振動子7bと、効率よく超音波を放射するた
めの音響整合層7cと、音響レンズ7dとから構成され
ている。
【0031】受信用超音波振動子9は、圧電逆効果によ
り、ウィンドガラス3の上端部から反射してきた超音波
に対応する電気信号を発生する。受信用超音波振動子9
は、バッキング材9aと、圧電セラミックス等からなる
圧電振動子9bと、効率よく超音波を放射するための音
響整合層9cと、音響レンズ9dとから構成されてい
る。
【0032】超音波発振回路11は、ドア1内に配置さ
れ、パルス信号を発生し、発生したパルス信号により送
信用超音波振動子7を駆動して送信用超音波振動子7に
超音波を発生させる。なお、超音波発振回路11は、ド
ア1内に配置する代わりに、マイクロコンピュータ20
側に配置しても良い。
【0033】リミットスイッチ5は、ドア1の上端部に
取り付けられ、ウィンドガラス3の位置を検出するもの
で、ウィンドガラス3のストローク内でウィンドガラス
3が予め定められた全閉位置近傍(挟み込み非検出領
域)の手前に到達するとオンとなって位置検出信号を発
生し、ウィンドガラス3が全開位置から全閉近傍位置の
手前まで移動する間、オフとなって位置検出信号を発生
しない。
【0034】さらに、パワーウィンド装置は、ウィンド
ガラス3の開閉操作を行なうパワーウィンドスイッチ
(パワーウィンドSW)13、このパワーウィンドSW
13からの操作信号により処理を行なうマイクロコンピ
ュータ20、操作信号を受けてウィンドガラス3を開閉
動作させるモータ25を有する。
【0035】パワーウィンドSW13は、アップスイッ
チ15と、ダウンスイッチ17とを有し、アップスイッ
チ15は、ドア1のウィンドガラス3を閉(アップ)動
作させ、ダウンスイッチ17は、ウィンドガラス3を開
(ダウン)動作させる。なお、パワーウィンドSW13
は、図示しないオートアップスイッチ、オートダウンス
イッチを有しても良い。
【0036】マイクロコンピュータ20は、安全制御動
作を行なうもので、安全制御領域判定部31、発振制御
部32、アンプ33、受信電圧測定部34、挟み込み検
出部35、安全制御動作指令部37、動作指令部39を
有する。安全制御動作指令部37と動作指令部39とに
より安全制御動作部を構成している。
【0037】安全制御領域判定部31は、リミットスイ
ッチ5からの位置検出信号によりウィンドガラス3の開
閉位置が全閉位置近傍(全閉領域)を除く挟み込み検出
領域(安全制御領域)かどうかを判定し、この安全制御
領域において安全制御動作を行なう。
【0038】発振制御部32は、超音波発振回路11の
駆動タイミングを制御する。アンプ33は、受信用超音
波振動子9で受信した反射超音波を変換した電気信号で
ある受信信号を増幅して受信電圧測定部34に出力す
る。受信電圧測定部34は、アンプ33からの受信信号
の受信電圧値を測定する。
【0039】挟み込み検出部35は、受信電圧測定部3
4で測定された受信電圧値を所定値と比較することによ
りその受信電圧値が所定値と異なる場合に異物の挟み込
みを検出する。
【0040】安全制御動作指令部37は、安全制御領域
判定部31からの出力及び挟み込み検出部35からの挟
み込み検出信号により、動作指令部39を制御して安全
制御動作を行なわせる。安全制御動作としては、挟み込
み位置でウィンドガラス3を停止させた後にこの挟み込
み位置からウィンドガラス3を例えば20cmダウンさ
せる。ドライバ23は、動作指令部39からの出力によ
りモータ25を回転駆動させる。
【0041】リミットスイッチ5、安全制御領域判定部
31、挟み込み検出部35、安全制御動作指令部37及
び動作指令部39は、ウィンドガラス3に異物を挟み込
んだときに安全制御動作を行なうべく用いられる。な
お、運転席ユニット以外の他の助手席ユニットや後部座
席ユニットにも、図1に示すパワーウィンド装置を有し
ても良い。
【0042】次に、このように構成された第1の実施の
形態のパワーウィンド装置の処理を図5に示すフローチ
ャートに従って説明する。
【0043】ここでは、パワーウィンド装置の処理をマ
イクロコンピュータ20により行なう。まず、マイクロ
コンピュータ20は、パワーウィンドSW13内のアッ
プスイッチ15によるアップ操作信号を入力し、パワー
ウィンドSW13がアップかどうかを判定する(ステッ
プS11)。
【0044】パワーウィンドSW13がアップである場
合には、発振制御部32は、アップスイッチ15からの
アップ操作信号に基づき超音波発振回路11を作動させ
る。すると、超音波発振回路11は、パルス信号により
送信用超音波振動子7を駆動するため、送信用超音波振
動子7は、図2に示すような超音波UBを発生し、発生
した超音波UBは、ウィンドガラス3内を伝搬する。
【0045】図3に示すように、ドア1とウィンドガラ
ス3との間に異物4がない場合には、ウィンドガラス3
の上端部3aで空気とウィンドガラス3との媒質が異な
るため、その上端部3aで送信超音波P1が反射する。
【0046】そして、上端部3aで反射された反射超音
波P2は、受信用超音波振動子9で受信され、その反射
超音波の音圧を例えばA1とする。さらに、反射超音波
は、電気信号に変換されて受信信号としてアンプ33で
増幅されて受信電圧測定部34に送られる。
【0047】受信電圧測定部34は、アンプ33からの
受信信号の受信電圧値を測定する(ステップS13)。
異物4がないときの第1の受信電圧値を初期受信電圧
値、例えばB1とする。
【0048】さらに、動作指令部39がアップスイッチ
15からのアップ操作信号を受けて、ドライバ23を制
御するため、モータ25が回転してウィンドガラス3が
アップする(ステップS15)。
【0049】次に、図4に示すように、ドア1とウィン
ドガラス3との間に異物4が挿入され且つこの異物4が
ウィンドガラス3の上端部3aに接触した場合には、送
信用超音波振動子7からウィンドガラス3内を伝搬され
た超音波P1は、異物4で反射する。
【0050】このとき、ウィンドガラス3の上端部3a
には異物4が接触しているため、異物4がない場合にお
ける超音波の反射量に対して、異物4がある場合におけ
る超音波の反射量は変化する。
【0051】そして、反射超音波P2は、受信用超音波
振動子9で受信され、その反射超音波の音圧を例えばA
2とする。さらに、反射超音波は、電気信号に変換され
て受信信号としてアンプ33で増幅されて受信電圧測定
部34に送られる。受信電圧測定部34は、アンプ33
からの受信信号の受信電圧値を測定する(ステップS1
7)。異物4があるときの第2の受信電圧値を例えばB
2とする。
【0052】次に、挟み込み検出部35は、異物4があ
るときの第2の受信電圧値を第1の受信電圧値(初期受
信電圧値)と比較することにより、異物4の挟み込みが
あったかどうかを判定する(ステップS19)。
【0053】ここで、第2の受信電圧値が第1の受信電
圧値と同一値である場合、すなわち、異物4の挟み込み
を検出しない場合には、パワーウィンドSW13がアッ
プかどうかを判定する(ステップS21)。パワーウィ
ンドSW13がアップである場合には、ステップS15
に戻り、ウィンドガラス3をさらにアップさせる。
【0054】また、パワーウィンドSW13がアップで
ない場合には、発振制御部32は、超音波発振回路11
のパルス信号の発振動作を停止させる(ステップS2
3)。これにより、送信用超音波振動子7から超音波が
ウィンドガラス3内に送波されなくなる。そして、ステ
ップS23の処理を終了した後にステップS33の処理
に進む。
【0055】一方、挟み込み検出部35は、第2の受信
電圧値が第1の受信電圧値と異なる場合には、異物4の
挟み込みがあったとして挟み込みを検出し、挟み込み検
出信号を安全制御動作指令部37に出力する。
【0056】また、安全制御領域判定部31は、リミッ
トスイッチ5からの位置検出信号により、ウィンドガラ
ス3の開閉位置が挟み込み検出領域(安全制御領域)か
どうかを判定する。
【0057】安全制御動作指令部37は、安全制御領域
判定部31によりウィンドガラス3の開閉位置が安全制
御領域と判定された場合に、挟み込み検出部35からの
挟み込み検出信号により、動作指令部39を制御して安
全制御動作を行なわせる。安全制御動作としては、挟み
込み位置でウィンドガラス3を停止させた後にこの挟み
込み位置からウィンドガラス3をダウンさせる(ステッ
プS25)。
【0058】そして、安全制御動作指令部37は、ウィ
ンドガラス3が規定量ダウンしたかどうかを判定する
(ステップS27)。ウィンドガラス3が規定量ダウン
したかどうかは、例えば、挟み込み検出時から所定時間
が経過したかどうかによって行われる。ウィンドガラス
3のダウン量は、ウィンドガラス3の移動速度と時間と
で算出されるからである。ここで、ウィンドガラス3を
挟み込み位置から例えば、20cmだけダウンさせても
良い。あるいは、ウィンドガラス3を例えば、全開状態
までダウンさせても良い。
【0059】そして、ウィンドガラス3が規定量ダウン
した場合には、パワーウィンドSW13がアップかどう
かを判定する(ステップS29)。パワーウィンドSW
13がアップである場合には、パワーウィンド、すなわ
ち、ウィンドガラス3のアップを停止させる(ステップ
S31)。なお、ステップS29において、パワーウィ
ンドSW13がアップでない場合には、ステップS33
の処理に進む。
【0060】一方、ステップS11において、パワーウ
ィンドSW13がアップでない場合には、マイクロコン
ピュータ20は、パワーウィンドSW13内のダウンス
イッチ17によるダウン操作信号を入力し、パワーウィ
ンドSW13がダウンかどうかを判定する(ステップS
33)。
【0061】パワーウィンドSW13がダウンである場
合には、動作指令部39がダウンスイッチ17からのダ
ウン操作信号を受けて、ドライバ23を制御するため、
モータ25が回転してウィンドガラス3がダウンする
(ステップS35)。
【0062】このように、第1の実施の形態のパワーウ
ィンド装置によれば、ウィンドガラス3の下端部に送信
用超音波振動子7及び受信用超音波振動子9を配置し、
送信用超音波振動子7から超音波をウィンドガラス3内
に送波し、ウィンドガラス3の上端部で反射されてくる
反射超音波を受信用超音波振動子9で受信し、受信信号
の受信電圧値の変化によって異物の挟み込みを検出する
ことができる。
【0063】この場合、送信用超音波振動子7及び受信
用超音波振動子9を配置し、超音波発振回路11を設け
るのみで済むため、従来の構成よりも、部品定数が少な
くなり、コストが安価で且つ構造が簡単化することがで
き、従来のような高い組み付け精度も要求されなくな
る。
【0064】また、超音波の振動方向は、縦振動である
ため、ウィンドガラス3の取り付けや締め付け、ウェザ
ストリップゴムとの接触等の影響が少なく、ウィンドガ
ラス3の上端部に当接する異物4のみを効率良く検出す
ることができる。さらに、ウィンドガラス3の振動を直
接測定するため、振動の選択性が良好となり、外部の影
響を受けなくなるという効果がある。
【0065】<第2の実施の形態>次に本発明のパワー
ウィンド装置の第2の実施の形態を説明する。図6は本
発明のパワーウィンド装置の第2の実施の形態の構成ブ
ロック図である。
【0066】第2の実施の形態のパワーウィンド装置
は、送信用超音波振動子7及び受信用超音波振動子9を
ウィンドガラス3の下端部に取り付ける代わりに、送受
信用超音波振動子8をウィンドガラス3の下端部に取り
付けたことを特徴とする。送受信用超音波振動子8は、
超音波を発生し、発生した超音波をウィンドガラス3内
に伝搬させて、異物4から反射されてくる反射超音波を
受信する。
【0067】また、超音波発振回路11と送受信用超音
波振動子8との間に切替スイッチ10aを設けるととも
に、送受信用超音波振動子8とアンプ33との間に切替
スイッチ10bを設けている。制御部32aは、切替ス
イッチ10a,10bの切替制御を行うとともに、超音
波発振回路11の駆動タイミングを制御する。
【0068】次に、このように構成された第2の実施の
形態のパワーウィンド装置の処理を図7に示すフローチ
ャートに従って説明する。
【0069】まず、パワーウィンドSW13がアップか
どうかを判定する(ステップS51)。パワーウィンド
SW13がアップである場合には、ウィンドガラス3を
アップさせる(ステップS53)。
【0070】次に、受信電圧値の状態を測定する(ステ
ップS54)。ここでは、制御部32aは、切替スイッ
チ10a,10bをオンさせるとともに、アップスイッ
チ15からのアップ操作信号に基づき超音波発振回路1
1を作動させる(ステップS55)。
【0071】超音波発振回路11が作動している期間中
には、超音波発振回路11は、パルス信号により送受信
用超音波振動子8を駆動するため、送受信用超音波振動
子8で発生した超音波は、ウィンドガラス3内を伝搬す
る。
【0072】次に、超音波発振回路11を作動させた時
から一定時間経過時に、制御部32aは、超音波発振回
路11の作動を停止させる(ステップS56)。すなわ
ち、送受信用超音波振動子8では超音波は発生せず、反
射超音波の受信待ち状態となる。
【0073】そして、ウィンドガラス3の上端部3aに
接触している異物4で反射された反射超音波は、送受信
用超音波振動子8で受信され、反射超音波は、電気信号
に変換されて、受信信号としてアンプ33で増幅され
て、受信電圧測定部34に送られる。
【0074】受信電圧測定部34は、アンプ33からの
受信信号の受信電圧値を測定する(ステップS57)。
そして、挟み込み検出部35は、受信測定部34で測定
された受信電圧値を所定値と比較することにより、異物
4の挟み込みがあったかどうかを判定する(ステップS
59)。
【0075】ここで、受信電圧値が所定値と同一である
場合、すなわち、挟み込みを検出しない場合には、パワ
ーウィンドSW13がアップかどうかを判定する(ステ
ップS61)。パワーウィンドSW13がアップである
場合には、ステップS53に戻り、ウィンドガラス3を
アップさせる。
【0076】また、パワーウィンドSW13がアップで
ない場合には、制御部32aは、超音波発振回路11の
パルス信号の発振動作を停止させる(ステップS6
3)。これにより、送受信用超音波振動子8から超音波
がウィンドガラス3内に送波されなくなる。そして、ス
テップS63の処理を終了した後にステップS73の処
理に進む。
【0077】一方、挟み込み検出部35は、受信電圧値
が所定値と異なる場合には、異物4の挟み込みがあった
として挟み込みを検出し、挟み込み検出信号を安全制御
動作指令部37に出力する。
【0078】安全制御動作指令部37は、安全制御領域
判定部31によりウィンドガラス3の開閉位置が安全制
御領域と判定された場合に、挟み込み検出部35からの
挟み込み検出信号により、動作指令部39を制御して安
全制御動作を行なわせる。安全制御動作としては、挟み
込み位置でウィンドガラス3を停止させた後にこの挟み
込み位置からウィンドガラス3をダウンさせる(ステッ
プS65)。
【0079】さらに、ステップS65からステップS7
5までの処理は、第1の実施の形態のステップS25か
らステップS35までの処理と全く同一であるので、こ
こでは、その説明は省略する。
【0080】このように、第2の実施の形態のパワーウ
ィンド装置によれば、1つの送受信用超音波振動子8を
用いて超音波を送受信し、受信信号の受信電圧値の変化
によって異物の挟み込みを検出することができる。
【0081】また、第1の実施の形態のパワーウィンド
装置の効果と同様な効果が得られるとともに、超音波振
動子が1つで済むから、さらに構成が簡単になり、安価
なパワーウィンド装置を提供することができる。
【0082】次に、形状の異なるウィンドガラスにおけ
る超音波の送受信の具体例をいくつか例を上げて説明す
る。図8に2つの超音波振動子を用いて時分割で超音波
の送受信を交互に行った例を示す。
【0083】図8にウィンドガラス3aは、縦長の長方
形をなしており、このウィンドガラス3aの下端部に超
音波振動子7−1と超音波振動子9−1とが所定間隔離
れて配置されている。さらに、装置には、超音波振動子
7−1を駆動する超音波発振回路11aと、超音波振動
子9−1を駆動する超音波発振回路11bと、超音波発
振回路11aと超音波発振回路11bとを交互に作動さ
せる発振制御部32bとが設けられている。
【0084】この場合、振動周波数を比較的低い周波数
に設定している。振動周波数が低い場合には、指向性が
小さくなるため、送信用超音波振動子7−1と受信用超
音波振動子9−1とが配置されている。
【0085】超音波振動子7−1と超音波振動子9−1
との振動周波数は、ウィンドガラス3の形状や材質から
決定される固有周波数に設定されている。このため、ウ
ィンドガラス3の形状及び材質に応じて、振動周波数を
変更させる。振動周波数は、超音波発振回路11a,1
1bのパルス信号の周波数を変更させることにより変更
することができる。このように、振動周波数をウィンド
ガラス3の固有周波数に設定することにより、超音波を
効率良くウィンドガラス3に送波することができる。
【0086】また、図8に示すように、発振制御部32
bの制御により、あるタイミングで超音波発振回路11
aが超音波振動子7−1を駆動して超音波振動子7−1
が超音波を送波し、超音波振動子9−1が反射超音波を
受信する。
【0087】次のタイミングで発振制御部32bの制御
により、超音波発振回路11bが超音波振動子9−1を
駆動して超音波振動子9−1が超音波を送波し、超音波
振動子7−1が反射超音波を受信する。
【0088】すなわち、超音波振動子7−1と超音波振
動子9−1とが時分割で送信・受信を交互に行っている
ため、超音波振動子の振動間隔が長くなるから、超音波
振動子の連続振動が抑えられて、超音波振動子の発熱が
少なくなり、超音波の発生効率の低下を抑制することが
できる。
【0089】図9に1つの超音波振動子を用いて時分割
で超音波の送受信を行った例を示す。送受信用超音波振
動子8−1は、ウィンドガラス3aの下端部に取り付け
られ、超音波P3を送波し、反射超音波P4を受信す
る。この場合、時分割で超音波の送受信を切り替えてい
る。この例は、第2の実施の形態で説明したものと同様
である。
【0090】図10に4つの超音波振動子により構成さ
れた送信用及び受信用振動子の組み合わせの例を示す。
図10に示す例では、台形形状をなすウィンドガラス3
bの下端部に、ほぼ等間隔で4つの超音波振動子8−
1,8−2,8−3,8−4を配置している。
【0091】この例では、振動周波数として、高い周波
数を用いる。振動周波数が高い場合には、指向性が強く
なるため、4つの超音波振動子8−1,8−2,8−
3,8−4を設けている。この例では、4つの超音波振
動子の内の1つの超音波振動子が超音波を送波し、残り
の3つの超音波振動子が反射超音波を受信するととも
に、送信用超音波振動子が1つずつ順番にサイクリック
に切り替わるものである。
【0092】また、必ずしも送信・受信の組み合わせと
する必要はなく、送信用超音波振動子を3つとし、受信
用超音波振動子を1つに設定しても良い。
【0093】なお、本発明は第1の実施の形態のパワー
ウィンド装置及び第2の実施の形態のパワーウィンド装
置に限定されるものではない。第1の実施の形態及び第
2の実施の形態では、第1の受信電圧値(所定電圧値)
と第2の受信電圧値とが異なる場合に、異物4の挟み込
みを検出した。
【0094】しかし、異物4がある場合における第2の
受信電圧値には実際にはバラツキがある。このため、所
定電圧値にある程度の範囲を持たせ、この所定電圧範囲
を第2の受信電圧値が越えた場合に異物4の挟み込みを
検出してもよい。
【0095】また、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態では、ウィンドガラス3の下端部に超音波振動子を
取り付けたが、例えば、超音波振動子をウィンドガラス
3に直接取り付けても良い。
【0096】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、超音波送受信
部が、ウィンドガラス内に超音波を送波しウィンドガラ
スの上端部から反射されてくる超音波を受信すると、受
信電圧測定部は、超音波送受信部で受信した超音波に基
づく受信信号の受信電圧値を測定し、挟み込み検出部
は、受信電圧測定部で測定された受信電圧値の変化に基
づきウィンドガラスへの異物の挟み込みを検出し、安全
制御動作部は、異物の挟み込みが検出されたときに安全
制御動作を行なう。
【0097】すなわち、超音波を用いて異物の挟み込み
を検出するため、安価で且つ簡単な構造であって、調整
作業等を必要とすることなく、異物の挟み込みを容易に
検出することができる。
【0098】請求項2の発明によれば、超音波発振回路
が送信用超音波振動子を駆動することにより超音波を発
振させると、送信用超音波振動子は、ウィンドガラス内
に超音波を送波し、ウィンドガラスの上端部から反射さ
れてくる超音波を受信用超音波振動子で受信することが
できる。
【0099】請求項3の発明によれば、超音波発振回路
が送受信用超音波振動子を駆動することにより超音波を
発振させると、送受信用超音波振動子は、ウィンドガラ
ス内に超音波を送波し、ウィンドガラスの上端部から反
射されてくる超音波を受信することができる。
【0100】請求項4の発明によれば、発振制御部は、
アップスイッチからのアップ操作信号により超音波発振
回路を作動させ、アップ操作信号の入力停止により超音
波発振回路の作動を停止させるため、ウィンドガラスが
アップ中のみ超音波を発振することができる。
【0101】請求項5の発明によれば、異物の挟み込み
が検出されたときに、安全制御動作部は、異物の挟み込
み位置からウィンドガラスを所定量ダウンさせるため、
異物の挟み込みを防止することができる。
【0102】請求項6の発明によれば、送信用超音波振
動子の振動周波数がウィンドガラスの形状により決定さ
れる固有周波数に設定されているため、ウィンドガラス
内で超音波を効率よく送波することができる。
【0103】請求項7の発明によれば、発振制御部が第
1の超音波発振回路と第2の超音波発振回路とを交互に
作動させるため、第1の超音波振動子と第2の超音波振
動子とが交互に超音波を送波することになるとともに、
一方の超音波振動子が超音波を送波した場合には、他方
の超音波振動子が反射超音波を受信する。
【0104】従って、1つの超音波振動子を連続振動さ
せるよりも、超音波振動子の振動間隔が長くなるから、
超音波振動子の発熱が少なくなり、超音波の発生効率の
低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーウィンド装置の第1の実施の形
態の構成ブロック図である。
【図2】送信用超音波振動子及び受信用超音波振動子の
ウィンドガラスの下端部への取り付け状態を示す図であ
る。
【図3】ウィンドガラスとドアとの間に異物がない場合
における超音波の送受信を示す図である。
【図4】ウィンドガラスとドアとの間に異物がある場合
における超音波の送受信を示す図である。
【図5】第1の実施の形態のパワーウィンド装置の処理
を示すフローチャートである。
【図6】本発明のパワーウィンド装置の第2の実施の形
態の構成ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態のパワーウィンド装置の処理
を示すフローチャートである。
【図8】2つの超音波振動子を用いて時分割で超音波の
送受信を交互に行った例を示す図である。
【図9】1つの超音波振動子を用いて時分割で超音波の
送受信を行った例を示す図である。
【図10】4つの超音波振動子により構成された送信用
及び受信用振動子の組み合わせの例を示す図である。
【図11】従来のパワーウィンドの安全装置に設けられ
た複数個の投光器及び受光器を示す図である。
【図12】従来のパワーウィンドの安全装置の受光器の
回路図である。
【符号の説明】
1 ドア 3 ウィンドガラス 5 リミットスイッチ 7 送信用超音波振動子 8 送受信用超音波振動子 9 受信用超音波振動子 10a,10b 切替スイッチ 11 超音波発振回路 13 パワーウィンドSW 15 アップスイッチ 17 ダウンスイッチ 20 マイクロコンピュータ 23 ドライバ 25 モータ 31 安全制御領域判定部 32 発振制御部 32a 制御部 33 アンプ 34 受信電圧測定部 35 挟み込み検出部 37 安全制御動作指令部 39 動作指令部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウィンドガラスを駆動源によりア
    ップダウン動作させるパワーウィンド装置において、 前記ウィンドガラス内に超音波を送波し前記ウィンドガ
    ラスの上端部から反射されてくる超音波を受信する超音
    波送受信部と、 この超音波送受信部で受信した超音波に基づく受信信号
    の受信電圧値を測定する受信電圧測定部と、 この受信電圧測定部で測定された受信電圧値の変化に基
    づき前記ウィンドガラスへの異物の挟み込みを検出する
    挟み込み検出部と、 この挟み込み検出部により前記異物の挟み込みが検出さ
    れたときに安全制御動作を行なう安全制御動作部と、を
    備えることを特徴とするパワーウィンド装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波送受信部は、前記ウィンドガ
    ラス内に超音波を送波する送信用超音波振動子と、前記
    ウィンドガラスの上端部から反射されてくる超音波を受
    信する受信用超音波振動子とからなり、 さらに、前記送信用超音波振動子を駆動することにより
    超音波を発振させる超音波発振回路を備えることを特徴
    とする請求項1記載のパワーウィンド装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波送受信部は、前記ウィンドガ
    ラス内に超音波を送波し前記ウィンドガラスの上端部か
    ら反射されてくる超音波を受信する送受信用超音波振動
    子からなり、 さらに、前記送受信用超音波振動子を駆動することによ
    り超音波を発振させる超音波発振回路を備えることを特
    徴とする請求項1記載のパワーウィンド装置。
  4. 【請求項4】 前記ウィンドガラスをアップ操作するた
    めのアップスイッチからのアップ操作信号により前記超
    音波発振回路を作動させ、前記アップ操作信号の入力停
    止により前記超音波発振回路の作動を停止させる発振制
    御部を備えることを特徴とする請求項2または請求項3
    記載のパワーウィンド装置。
  5. 【請求項5】 前記安全制御動作部は、前記挟み込み検
    出部により前記異物の挟み込みが検出されたときに前記
    異物の挟み込み位置から前記ウィンドガラスを所定量ダ
    ウンさせることを特徴とする請求項1記載のパワーウィ
    ンド装置。
  6. 【請求項6】 前記送信用超音波振動子の振動周波数
    は、前記ウィンドガラスの形状により決定される固有周
    波数に設定されることを特徴とする請求項2記載のパワ
    ーウィンド装置。
  7. 【請求項7】 前記超音波送受信部は、前記ウィンドガ
    ラス内に超音波を送波し前記ウィンドガラスの上端部か
    ら反射されてくる超音波を受信する第1の超音波振動子
    及び第2の超音波振動子からなり、 さらに、前記第1の超音波振動子を駆動することにより
    超音波を発振させる第1の超音波発振回路と、 前記第2の超音波振動子を駆動することにより超音波を
    発振させる第2の超音波発振回路と、 前記第1の超音波発振回路と前記第2の超音波発振回路
    とを交互に作動させる発振制御部と、を備えることを特
    徴とする請求項1記載のパワーウィンド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526145A (ja) * 2006-02-02 2009-07-16 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 可動パーティション監視システム及び方法
WO2010000471A2 (de) * 2008-07-02 2010-01-07 Mayser Gmbh & Co. Kg Einrichtung und verfahren zur ultraschall-bereichsüberwachung

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