JP2000129751A - 情報送信可能な衛生洗浄装置 - Google Patents

情報送信可能な衛生洗浄装置

Info

Publication number
JP2000129751A
JP2000129751A JP10299601A JP29960198A JP2000129751A JP 2000129751 A JP2000129751 A JP 2000129751A JP 10299601 A JP10299601 A JP 10299601A JP 29960198 A JP29960198 A JP 29960198A JP 2000129751 A JP2000129751 A JP 2000129751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sanitary washing
washing device
transmitting
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10299601A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Goshima
伸洋 五島
Takahiro Yanagawa
恭廣 柳川
Yoshinori Sagara
芳則 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP10299601A priority Critical patent/JP2000129751A/ja
Publication of JP2000129751A publication Critical patent/JP2000129751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置に故障が発生した場合、サービ
スセンターの電話番号を探してから電話を掛け、故障内
容を説明して修理を依頼するだけでなく、修理依頼者の
名前や住所や電話番号に加えて、衛生洗浄装置の型式を
調べて説明することになり、修理依頼の電話を掛けるこ
とが非常に面倒で煩わしい。 【解決手段】 衛生洗浄装置が使用される毎に、その累
積使用回数や累積使用時間などの使用状況情報を不揮発
性メモリであるフラッシュメモリに記憶しておき、所定
のチッック時刻になったときに、複数の機能部について
の異常判別処理が実行され(S20)、異常が検知された
ときには(S21:Yes )、その異常について診断処理さ
れ(S23)、サービスセンターが電話にて自動的に呼び
出され(S26)、顧客情報と装置固有情報と異常報知情
報及び診断情報と使用状況情報と環境情報とが順次送信
される(S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、情報送信可能な
衛生洗浄装置に関し、特に衛生洗浄装置に関連する故障
情報等の各種の情報を無線又は有線にて外部の所定のサ
ービスセンターに送信出力できるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来より、既設の洋式便器に着脱可能
に簡単に装着でき、大便や小便の用便後に人体の被洗浄
部(局部)に温水を噴射して洗浄する衛生洗浄装置が普
及しつつある。通常、この衛生洗浄装置は、便座の後部
に進退可能に装備したノズルヘッド、このノズルヘッド
を進退駆動するノズル駆動機構、水を加熱して温水にす
る熱交換ユニット、バルブユニット、流量調節ユニット
等を有し、通常の洗浄モードやビデ洗浄モードなどの複
数の洗浄モードに設定可能に構成され、用便後に設定さ
れた洗浄モードにて人体の被洗浄部に温水を噴射するこ
とで洗浄するようになっている。
【0003】ところで、この衛生洗浄装置を使用するに
際して、例えば、ノズルが所定の洗浄位置まで移動でき
ない場合、或いは洗浄水が設定温度以下で冷たい場合
等、衛生洗浄装置に故障が発生する場合がある。特に、
1軒に便器が1つだけしか設置されていない場合には、
この故障により家族の誰もが衛生洗浄装置を使用できず
に急を要するので、衛生洗浄装置のメーカーに付随する
サービスセンターに修理を依頼する電話を掛けることに
なる。この場合、故障内容を説明するだけでなく、衛生
洗浄装置の型式や修理依頼者の名前や住所、更には電話
番号をサービスマンに知らせる必要がある。
【0004】ここで、衛生洗浄装置に発生した異常状態
を検出する技術として、本願出願人は、特開平10−6
0983号公報に記載の「衛生装置」において、掃除の
為に取り外した衛生洗浄装置(衛生装置)を便器に元通
りに装着した際に異常状態を検出し、異常を検出したと
きには、その異常内容に応じて操作パネルに設けられた
所定のランプを点滅させることで異常を報知する異常報
知技術を提案するとともに、特開平10−131262
号公報に記載の「便器装置」において、後付けされたオ
プションユニットの作動状態を検査する異常診断が実行
され、異常が発生した場合には、その旨を表示器に表示
させる故障報知技術を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、衛
生洗浄装置に故障が発生した場合には、先ず、取扱い説
明書等を探してサービスセンターの電話番号を見つけて
電話を掛け、故障内容を説明して修理を依頼するだけで
なく、修理依頼者の名前や住所や電話番号に加えて、衛
生洗浄装置の型式を調べて説明することになり、修理依
頼の電話を掛けることが非常に面倒で煩わしいという問
題がある。また、衛生洗浄装置の何れかの機能が故障し
ている場合でも、普段使用しない機能のときには故障に
気付かず、その機能を使用するときになって故障してい
るのに気付いてから修理を依頼することにり、修理が遅
れるという問題がある。
【0006】更に、本願出願人が特開平10−6098
3号公報や特開平10−131262号公報で提案した
技術においては、複数の機能部の何れかの異常を検出し
たときには、その異常内容に応じてランプを点滅させた
り表示器に表示することで異常を報知するようにしてい
るが、結果的には修理依頼の電話をサービスセンターに
掛けることになり、その煩わしさがある。本発明の目的
は、衛生洗浄装置に関連する情報をサービスセンターに
送信可能にできること、生洗浄装置の故障をセルフチェ
ックしてその診断情報をサービスセンターに送信可能に
すること、情報の送信時に衛生洗浄装置の固有情報や顧
客情報を同時に送信可能にすること、設置場所の環境情
報も送信可能にすること、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の情報送信可能
な衛生洗浄装置は、人体の局部を洗浄する局部洗浄手段
を備えた衛生洗浄装置において、外部の所定のサービス
センターに無線又は有線にて衛生洗浄装置に関連する情
報を送信可能な情報送信手段を備えたことを特徴とする
ものである。衛生洗浄装置で発生した故障等に関する情
報を、情報送信手段により、外部の所定のサービスセン
ターに無線又は有線にて送信することができる。即ち、
ユーザーがサービスセンターの電話番号を探して電話を
掛ける煩わしさが解消され、修理依頼が簡単化し且つ迅
速化する。
【0008】ここで、種々の機能を夫々実行する複数の
機能部の異常の有無を判別し、検知した異常に関する異
常報知情報を情報送信手段に出力する異常検知手段を備
えた場合(請求項1に従属の請求項2)には、修理依頼
と同時に機能部の異常に関する異常報知情報を外部の所
定のサービスセンターに送信できる。また、ユーザーが
気付いていない故障についても同様に、異常報知情報で
以て簡単に且つ迅速に修理依頼できる。
【0009】また、前記異常検知手段により異常が検知
されたとき、その異常内容を診断してその診断情報を情
報送信手段に出力する診断手段を備えた場合(請求項1
又は2に従属の請求項3)には、診断手段により診断さ
れた診断情報を異常報知情報に追加してサービスセンタ
ーに送信でき、サービスマンはこれら異常報知情報や診
断情報を参考にして故障内容をより正確に且つ迅速に把
握でき、修理に必要な部品を持参してユーザー訪問する
ことができ、修理作業の迅速化が図れる。
【0010】また、衛生洗浄装置の型式情報を含む装置
固有情報を記憶した装置情報メモリを備え、情報送信手
段は異常報知情報の送信時にこの装置固有情報を送信す
る場合(請求項1〜3の何れかに従属の請求項4)に
は、装置固有情報を異常報知情報に追加してサービスセ
ンターに送信でき、サービスマンはこれら異常報知情報
や装置固有情報を参考にして、修理に必要な部品の部品
番号をより正確に且つ迅速に把握でき、修理作業の迅速
化が図れる。
【0011】また、ユーザーの住所や名前を含む顧客情
報を記憶した顧客情報メモリを備え、情報送信手段は異
常報知情報の送信時にこの顧客情報を送信する場合(請
求項1〜4の何れかに従属の請求項5)には、顧客情報
を異常報知情報に追加してサービスセンターに送信で
き、サービスマンはその顧客情報に基づいてユーザーの
住所や名前を容易に分かるので、ユーザーを訪問する道
順や最寄りの駅を地図で調べることができ、修理作業の
迅速化が図れる。
【0012】また、衛生洗浄装置の累積使用回数や累積
使用時間を含む使用状況情報を更新しながら記憶し、そ
の最新の使用状況情報を情報送信手段に出力する使用状
況報知手段を備えた場合(請求項1〜5の何れかに従属
の請求項6)には、使用状況情報を異常報知情報に追加
してサービスセンターに送信でき、サービスセンターか
らはユーザーに対して、累積使用回数や累積使用時間に
応じて、点検案内通知や部品交換案内通知を発行できる
だけでなく、寿命が来たことによる新商品の紹介パンフ
レットを発行することができる。
【0013】更に、老人が住む家庭において、例えば1
日中トイレを使用しないような場合、老人の異常な状態
を推定でき、所定の医療センターに通報することも可能
である。前記情報送信手段は、送信すべき情報を受ける
毎にその情報を自動的に送信処理する場合(請求項1〜
6の何れかに従属の請求項7)には、サービスセンター
への情報の送信操作を省略でき、夜間であっても必要に
応じて迅速に送信処理できる。
【0014】前記情報送信手段は、送信すべき情報を受
ける毎にその情報を記憶する情報メモリと、この情報メ
モリに記憶した情報の送信出力を指令する為の手動操作
式のスイッチ手段とを備えた場合(請求項1〜6の何れ
かに従属の請求項8)には、送信すべき情報をその都度
情報メモリに記憶しておける一方、送信出力に相応しい
時期にスイッチ手段を手動操作することで、その情報を
一気に送信することができる。
【0015】給水系の水の水圧や便所の室温を含む環境
情報を定期的に検出してその最新の環境情報を情報送信
手段に出力する環境情報報知手段を備えた場合(請求項
1〜6の何れかに従属の請求項9)には、衛生洗浄装置
のメーカーは送信されてきた水圧や室温などの環境情報
を参考にして、様々な環境にも適用し得るように新商品
の開発を行なうことができる。
【0016】前記情報送信手段は、衛生洗浄装置に組込
んで固定的に設けられたものである場合(請求項1〜9
の何れかに従属の請求項10)には、情報送信手段を外
部にはみ出すことなく、衛生洗浄装置内にコンパクトに
収容することができ、衛生洗浄装置の見栄えを悪化させ
ることがない。前記情報送信手段は、電灯線通信を介し
て情報送信可能に構成された場合(請求項10に従属の
請求項11)には、通信の為の専用線を別途配線するこ
となく、各家庭内に配線されている電灯線を活用して情
報を送信できる。即ち、送信の為の配線工事を不要にで
き、工事費用や通信コストを削減できる。
【0017】また、前記情報送信手段は、衛生洗浄装置
に組込んで固定的に設けられた通信用接続端子と、この
通信用接続端子に着脱可能に接続される携帯型電話機と
を備えた場合(請求項1〜9の何れかに従属の請求項1
2)には、送信装置を衛生洗浄装置に固定的に設けなく
てよく、例えば、ユーザーが所有する携帯型電話機と通
信用接続端子とを接続ケーブルで接続するだけで、情報
の送信出力が可能になる。
【0018】また、前記情報送信手段は、IPアドレス
を用いてインターネットに接続されたパーソナルコンピ
ュータを備えた場合(請求項1〜9の何れかに従属の請
求項13)には、このパーソナルコンピュータによりイ
ンターネットを介して、例えば、異常報知情報などの衛
生洗浄装置に関連する情報を、画像や音声などを組み合
わせてサービスセンターに送信することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施
形態に係る衛生洗浄装置1は、洋風便器2に着脱可能に
装着した状態で使用に供され、用便後の人体の局部(お
しりやビデ)を洗浄する為のものである。この衛生洗浄
装置1は、本体ケース3と、この本体ケース3に装着さ
れノズルヘッド10を進退可能なノズルユニット4と、
便座5と、便座カバー6と、操作パネル7と、本体ケー
ス3の内部に組み込まれた機器類および制御ユニット4
0等を有する。
【0020】前記便座5はその後端において本体ケース
3に回動自在に連結され、この便座5には暖房の為の便
座ヒーター58が埋設されている。便座カバー6はその
下端部において本体ケース3に回動自在に連結され、便
座カバー6を倒した状態では便座カバー6により便座5
の上方が覆われ、使用中は便座カバー6を上方へ開放状
態にする。
【0021】前記ノズルユニット4は、ノズルヘッド1
0と、このノズルヘッド10をステッピングモータから
なるノズルモータ11(図2参照)によりタイミングベ
ルト12を介して進退駆動するノズル駆動機構とを有す
る。ノズルヘッド10の先端部には、おしりに向けて洗
浄用水を噴出する第1噴出部13と、ビデに向けて洗浄
用水を噴出する第2噴出部14とが設けられ、これら第
1,第2噴出部13,14には、夫々複数の噴出小孔が
密集状に形成されている。
【0022】前記ノズルヘッド10の内部には、第1噴
出部13に連通する第1送水管(図示略)と、第2噴出
部14に連通する第2送水管(図示略)とが夫々配設さ
れており、第1送水管は第1開閉弁38に接続されると
ともに、第2送水管は第2開閉弁39に接続され、おし
り洗浄の際には、第1開閉弁38を介して供給される加
圧された洗浄水が第1噴出部13から噴射して着座した
使用者のおしり洗浄が実行される一方、ビデ洗浄の際に
は、第2開閉弁39を介して供給される加圧された洗浄
水が第2噴出部14から噴射して着座した使用者のビデ
洗浄が実行される。
【0023】本体ケース3の一端部には機器収納部3a
が形成され、この機器収納部3aの内部には、衛生洗浄
装置1を洋風便器2に装着したことを検出する着脱セン
サ50と、使用者が着座したことを検出する着座センサ
51と、給水系を切換えるバルブユニット20と、洗浄
水を加熱する熱交換ユニット21と、温風を吹き出す室
内暖房ユニット22等が設けられるとともに、便座カバ
ー6の後側の本体ケース3内には、流調ユニット(流量
調節ユニット)23と、開閉弁ユニット24と、図示を
省略する脱臭ユニットや温風ユニットなどが設けられて
いる。そして、この機器収納部3aの上端には複数の操
作スイッチやランプや表示マーク等を設けた操作パネル
7が設けられている。
【0024】この操作パネル7には、図示を省略する
が、おしり洗浄スイッチ、ビデ洗浄スイッチ、マッサー
ジ洗浄用のマッサージ洗浄スイッチ、洗浄位置調節スイ
ッチ、停止スイッチ・・などを含む複数の機能スイッチ
が設けられている。次に、衛生洗浄装置1の水供給系と
制御系等について簡単に説明する。図2に示すように、
給水系に分岐金具16が接続され、この分岐金具16を
介して、洋風便器2に設けられた洗浄水タンク8に給水
されるとともに、衛生洗浄装置1にも給水される。
【0025】即ち、この分岐金具16には、連結管17
を介して給水アダプタ18が接続されている。この給水
アダプタ18には、バルブユニット20の減圧弁26と
電磁弁27とが順次接続され、その後熱交換ユニット2
1の熱交換器32に接続され、更に、流調ユニット23
の逆止弁35と流調弁36とを介して開閉ユニット24
の第1開閉弁38と第2開閉弁39とに接続されてい
る。そして、第1開閉弁38とノズルユニット4のおし
り用給水栓4aとがパイプで接続され、第2開閉弁39
とノズルユニット4のビデ用給水栓4bとがパイプで接
続されている。
【0026】前記バルブユニット20には安全弁28が
設けられ、所定の水圧以上の加圧水を便器2内に自動的
に排水するようになっている。前記熱交換ユニット21
は、熱交換器32内の水の有無をフロートスイッチ33
で検出する一方、供給された水を温水用サーミスタ30
により温度検出しつつ洗浄水用ヒータ31を用いて設定
温度まで熱交換器32により加熱するものである。ま
た、流調ユニット23は、第1噴出部13又は第2噴出
部14から噴射する洗浄水の噴射量を、流調モータ37
による流調弁36の制御により調節するものである。
【0027】次に、衛生洗浄装置1の制御系について、
図4に基づいて説明する。制御ユニット40には、CP
U41と、このCPU41にコモンバス等のバスを介し
て接続されたROM42及びRAM43と、電気的に書
換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ44と、送信す
べき情報を圧縮処理するなどの種々のデータ処理を行な
うデータ変換部45と、このデータ変換部45で処理さ
れた送信データを所定の変調方式で変調してアンテナ4
9を介して所定の周波数の搬送波により空中に送信出力
する送信制御回路46と、入力インターフェースやA/
D変換器等を含む入力データ処理回路47と、出力イン
ターフェースや駆動回路等を含む出力データ処理回路4
8等が設けられている。
【0028】そして、入力データ処理回路47には、着
脱センサ50と、着座センサ51と、温水用サーミスタ
30と、フロートスイッチ33と、操作パネル7と、ノ
ズルヘッド10の収納位置P0を検出する収納位置検出
スイッチ52と、ノズルヘッド10のおしり洗浄位置P
1を検出する第1進出位置検出スイッチ53と、ノズル
ヘッド10のビデ洗浄位置P2を検出する第2進出位置
検出スイッチ54と、給水系の水の温度を検出する温度
センサ55と、その水の水圧を検出する水圧センサ56
と、この衛生洗浄装置1を設置している便所の温度を検
出する温度センサ57とが夫々接続されている。
【0029】また、出力データ処理回路48には、バル
ブユニット20の電磁弁27と、熱交換ユニット21の
洗浄水用ヒータ31と、流調ユニット23の流調モータ
37と、開閉弁ユニット24の第1開閉弁38及び第2
開閉弁39と、ノズルモータ11と、便座ヒーター58
と、脱臭ユニットの為の脱臭用モータ59と、温風ユニ
ットの為の温風ヒータ60及び送風用モータ61とが夫
々接続されている。
【0030】ここで、図示を省略しているが、入力デー
タ処理回路47や出力データ処理回路48に接続されて
いる複数のセンサやスイッチやモータなどの電子部品の
各々について故障を診断する診断用のモニタラインが設
けられている。また、情報送信手段に相当する送信制御
回路46などは、衛生洗浄装置1にコンパクトに組込ん
で固定的に設けられており、衛生洗浄装置1の見栄えを
悪化させることがない。
【0031】前記ROM42には、操作パネル7に設け
られたスイッチの操作に対応させて各ユニット20〜2
1,23〜24を駆動する駆動制御プログラム、情報を
送信処理する為のプロトコル(通信規約)や相手先にダ
イヤルする発呼制御を含む通信制御プログラム、後述す
る関連情報更新制御や故障情報送信制御の制御プログラ
ム、電子部品に設けられた診断用モニタラインからのモ
ニタ信号を用いて故障した異常内容を診断する診断制御
プログラムなどが格納されている。この診断制御プログ
ラムは、発生し易い多数の故障の各々について診断でき
るように、故障内容毎に設けられている。
【0032】前記フラッシュメモリ44には、衛生洗浄
装置1のメーカーに付随する最寄りのサービスセンター
の電話番号を記憶した電話番号メモリ44aと、この衛
生洗浄装置1を設置したユーザーの住所や名前や電話番
号等の顧客情報を記憶する顧客情報メモリ44bと、衛
生洗浄装置1の型式や色番号や製造番号等の装置固有情
報を記憶する装置情報メモリ44cと、累積使用回数や
累積使用時間を更新しながら記憶する使用状況情報メモ
リ44dと、給水系の水の水温及び水圧や衛生洗浄装置
1を設置した便所の室温等の環境情報を記憶する環境情
報メモリ44eと、異常を報知する異常報知情報やその
異常についての診断情報を記憶する異常診断情報メモリ
44fなどが設けられている。
【0033】ここで、このように構成された衛生洗浄装
置1の洗浄動作を簡単に説明すると、前記便座5に使用
者が着座したのを着座センサ51で検出され、操作パネ
ル7のおしり洗浄スイッチが操作されたときには、ノズ
ルモータ11が駆動され、図3に示すように、ノズルヘ
ッド10が収納位置P0から所定のおしり洗浄位置P1
まで進出してから、開閉弁ユニット24の第1開閉弁3
8を開いて洗浄水が第1噴出部13から噴射される。停
止スイッチが操作されたときには、第1開閉弁38が閉
じられて洗浄水の噴射が停止されてから、ノズルヘッド
10が元の収納位置P0に収納される。
【0034】一方、操作パネル7のビデ洗浄スイッチが
操作されたときには、ノズルモータ11の駆動によりノ
ズルヘッド10が収納位置P0から所定のビデ洗浄位置
P2まで進出してから、開閉弁ユニット24の第2開閉
弁39を開いて洗浄水が第2噴出部14から噴射され
る。停止スイッチが操作されたときには、第2開閉弁3
9が閉じられて洗浄水の噴射が停止されてから、ノズル
ヘッド10が元の収納位置P0に収納される。
【0035】次に、衛生洗浄装置1に関連する種々の情
報を更新しながら記憶する関連情報更新制御について、
図5のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中
符号Si(i=10、11、12・・・)は各ステップ
である。但し、制御ユニット40には、電子カレンダー
を内蔵したタイマー装置が設けられ、このタイマー装置
のタイマーに基づいて使用時間や環境情報チェックタイ
ミング、更にはサービスセンターへの送信時刻などが決
定できるようになっている。ここで、環境情報は、例え
ば3時間おきにチェックされるようになっている。
【0036】衛生洗浄装置1に電源が投入されると、こ
の制御が開始され、着座センサ51からOFF信号が出
力されて、使用者が便座5に着座していないときに(S
10:No)、タイマー装置のタイマーに基づいて環境情報
をチェックする時刻でもないときには(S16:No)、S
10とS16とが繰り返し実行される。そして、使用者が便
座5に着座し、着座センサ51からON信号が出力され
たときには(S10:Yes )、累積使用回数Iが1つイン
クリメントされ(S11)、使用を開始したときのタイマ
値が読み込まれる(S12)。
【0037】用便を終了して使用者が衛生洗浄装置1か
ら離れ、着座センサ51からOFF信号が出力されたと
き(S13:Yes )、終了時のタイマ値が読み込まれ(S
14)、終了時のタイマ値から開始時のタイマ値を差し引
いた所要時間だけ追加して、新規の累積使用時間が演算
で求められ、フラッシュメモリ44の使用状況情報メモ
リ44dに格納される(S15)。一方、環境情報をチェ
ックする時刻になったときには(S16:Yes )、水圧セ
ンサ56からの水圧信号に基づく水圧の値と、温度セン
サ55からの温度信号に基づく水温の値と、温度センサ
57からの温度信号に基づく室温の値とが読み込まれ
(S17)、これら水圧の値や水温及び室温の値が日付情
報に対応付けて環境情報メモリ44eに格納される(S
18)。
【0038】次に、衛生洗浄装置1の故障情報とこれに
付随する種々の情報をサービスセンターに送信する故障
情報送信制御について、図6のフローチャートに基づい
て説明する。但し、この故障情報送信制御は、例えば、
誰もが寝ていて衛生洗浄装置1を使用しないであろうと
思われる深夜毎に定期的に実行されるものとする。送信
するように設定された定刻になるとこの制御が開始さ
れ、先ず衛生洗浄装置1に有する複数の機能部の異常の
有無を判別する判別処理が実行される(S20)。
【0039】この機能部の異常判別処理について説明す
ると、先ず、駆動系の異常を判別するチェックが実行さ
れる。即ち、ノズルヘッド10が進退駆動可能か否かの
チェックが実行される。このノズルヘッド10は、特に
男子の小便が掛かった状態のときに誇りが付着して汚れ
る場合が多く、この汚れを掃除しないで放置しておくと
ノズルヘッド10の動きが悪くなってくる。また、この
汚れを雑巾などで掃除した場合でも、雑巾の切れ端がノ
ズルヘッド10の駆動部に挟まることで、ノズルヘッド
10の動きが悪くなる。
【0040】そこで、先ず、ノズルヘッド10を駆動さ
せない状態で収納位置検出スイッチ52からON信号が
出力されているか否かをチェックする。その後、ノズル
モータ11を所定ステップ数だけ駆動して、ノズルヘッ
ド10をおしり洗浄位置P1まで進出させたときに、第
1進出位置検出スイッチ53からON信号が出力されて
いるか否かがチェックされる。更に、ノズルモータ11
を所定ステップ数だけ駆動して、ノズルヘッド10をビ
デ洗浄位置P2まで進出させたときに、第2進出位置検
出スイッチ54からON信号が出力されているか否かが
チェックされる。
【0041】また、スイッチ類やセンサ類の異常判別処
理が実行される。即ち、温水用サーミスタ30やフロー
トスイッチ33等のスイッチ類、着脱センサ50等のセ
ンサ類からの入力電圧値が正常動作範囲内であるか否か
が判定される。更に、ヒータ等の電子部品の異常判別処
理が実行される。即ち、洗浄水用ヒータ31や便座ヒー
タ58に通電を行い、これらヒータ31,58に電流が
流れるか否かを検出することにより、ヒータ31,58
の断線の有無を判定できる。
【0042】そして、以上説明したような異常判別処理
が実行された結果、異常が検出されなかったときには
(S21:No)、電話番号メモリ44aからサービスセン
ターの電話番号を読み込み、発呼動作によりそのサービ
スセンターが呼び出される(S26)。そして、サービス
センターが応答することで送信可能になったときには
(S31:Yes )、顧客情報と、使用状況情報と、環境情
報とが順次送信され(S32)、その情報送信処理の終了
に伴って通信が遮断され(S29)、この制御を終了し
て、メインルーチンにリターンする。これにより、使用
状況情報や環境情報がサービスセンターに定期的に送信
される。
【0043】一方、異常判別処理が実行された結果、異
常が検知されたときには(S21:Yes )、その検知され
た異常に関する異常報知情報(例えば、異常状態を示す
故障コードデータ)が異常診断情報メモリ44fに書き
込まれ(S22)、その異常内容を診断する診断処理が実
行される(S23)。この異常内容診断処理について簡単
に説明すると、検知された異常報知情報に対応する診断
制御プログラムがROM42から読み込まれ、この診断
制御プログラムを実行させることにより故障内容が診断
され、その診断した診断情報が異常診断情報メモリ44
fに追加して書き込まれる。
【0044】次に、顧客情報メモリ44bから顧客情報
が読み込まれるとともに、装置情報メモリ44cから装
置固有情報が読み込まれ(S24)、更に使用状況情報メ
モリ44dから使用状況情報が読み込まれるとともに、
環境情報メモリ44eから環境情報が読み込まれる(S
25)。次に、前記S30と同様にサービスセンターが呼び
出され(S26)、送信可能になったときには(S27:Ye
s )、顧客情報と、装置固有情報と、異常報知情報及び
診断情報と、使用状況情報と、環境情報とが順次送信さ
れ(S28)、その情報送信処理の終了に伴って通信が遮
断され(S29)、この制御を終了して、メインルーチン
にリターンする。
【0045】その結果、ユーザーは故障に関して煩わし
い修理依頼の電話をすることなく、故障に関する情報を
自動的に且つ迅速にサービスセンターに送信でき、サー
ビスセンターにおいては、これら受信した種々のデータ
に基づいて、故障内容を詳細に把握できるとともに、故
障が発生した衛生洗浄装置1の型式や顧客を把握するこ
とができ、修理に必要な部品を持参して迅速に修理訪問
することができる。
【0046】ここで、ノズルユニット4と流調ユニット
23と開閉弁ユニット24等が局部洗浄手段に相当し、
送信制御回路46とアンテナ48と通信制御プログラム
とフラッシュメモリ44等が情報送信手段に相当する。
また、故障情報送信制御の特にS20が異常検知手段に相
当し、故障情報送信制御の特にS23が診断手段に相当す
る。更に、関連情報更新制御の特にS10〜S15が使用状
況報知手段に相当し、関連情報更新制御の特にS16〜S
18が環境情報報知手段に相当する。
【0047】以上説明した衛生洗浄装置1の作用及び効
果について説明する。関連情報更新制御が実行されるこ
とにより、使用者が衛生洗浄装置1を使用する毎に、累
積使用回数や累積使用時間が更新して記憶されるととも
に、所定時間毎に便所の室温や給水系の水温及び水圧な
どの環境情報が記憶され、設定された所定の送信時刻に
なったときに、故障情報送信制御が実行されて、駆動系
の作動チェック、スイッチやセンサの作動チェック、ヒ
ータ等の電子部品のチェックが実行され、これらのチェ
ックにより異常が検知されたときには、その異常内容が
診断され、顧客情報と装置固有情報と異常報知情報及び
診断情報と使用状況情報と環境情報などがサービスセン
ターに送信される。
【0048】これにより、ユーザーが気付いていない故
障であっても、何れかの故障が発生したとときには、故
障の修理依頼と同時に、機能部の異常に関する異常報知
情報や診断情報を所定のサービスセンターに自動的に電
話で送信することができ、ユーザーが修理依頼の電話を
掛ける煩わしさを解消して、サービスセンターへの情報
送信が簡単化し且つ迅速化する。また、サービスマンは
これら異常報知情報や診断情報に加えて、装置固有情報
も参考にすることで、故障内容をより正確に且つ迅速に
把握でき、修理に必要とされる部品を持参してユーザー
を訪問することができ、修理作業の迅速化を図ることが
できる。
【0049】また、異常報知情報や診断情報に加えて、
顧客情報も同時にサービスセンターへ送信されるので、
サービスマンはユーザーの住所や名前を容易に分かるの
で、訪問修理の迅速化を図ることができる。また、異常
報知情報や診断情報だけでなく、累積使用回数や累積使
用時間等の使用状況情報も定期的にサービスセンターへ
送信されるので、サービスセンターからはユーザーに対
して、累積使用回数や累積使用時間に応じた点検案内通
知や部品交換案内通知を発行したり、新商品の紹介パン
フレットを発行することができる。
【0050】特に、老人が住む家庭において、例えば1
日中トイレを使用しないような場合、老人の異常な状態
を推定でき、所定の医療センターに通報することも可能
である。更に、給水系の水の水圧や便所の室温を含む環
境情報を定期的に検出しておき、異常報知情報や診断情
報だけでなく、その最新の環境情報も定期的にサービス
センターへ送信されるので、衛生洗浄装置1のメーカー
は送信されてきた水圧や室温などの環境情報を参考にし
て、様々な環境にも適用し得るように新商品の開発に寄
与することができる。
【0051】次に、前記実施形態を部分的に変更する例
について説明する。 1〕図7に示すように、制御ユニット40Aのデータ変
換部45Aに通信用接続端子65が設けられ、この接続
端子65に接続したコネクタ66を一端部に有する接続
ケーブル67の他端部を携帯型電話機70の通信用端子
に接続するようにしてもよい。この場合、携帯型電話機
70はユーザーが所有する電話機であり、この携帯型電
話機70を接続ケーブル67を介して衛生洗浄装置1の
接続端子65に着脱可能に接続されている。そして、デ
ータ変換部45Aにより送信すべき情報が携帯型電話機
70で送信可能なデータに変換処理され、異常報知情報
や診断情報等の種々の情報がサービスセンターに送信さ
れるようになっている。これにより、ユーザーが所有す
る携帯型電話機70を有効利用して情報の送信出力を可
能にでき、工事費用を削減することができる。
【0052】2〕また、図7に示すように、接続ケーブ
ル67の他端部を、インターネットに接続可能なパーソ
ナルコンピュータ71に接続するようにしてもよい。こ
の場合、データ変換部45Aにより送信すべき情報がパ
ーソナルコンピュータ71でインターネットに送信可能
なデータに変換処理されるようになっている。これによ
り、IPアドレスを用いてインターネットを介してサー
ビスセンタに接続することで、異常報知情報や診断情報
などの衛生洗浄装置1に関連する情報を、画像や音声な
どを組み合わせてサービスセンターに送信することがで
きる。
【0053】3〕更に、図7に示すように、接続ケーブ
ル67の他端部を、ユーザー宅の屋内配線73、つまり
電灯線のコンセント72に接続するようにして、電灯線
通信するようにしてもよい。この場合、データ変換部4
5Aにより送信すべき情報が電灯線通信を介して情報送
信可能にデータに変換処理されるようになっている。こ
れにより、新築住宅又は既存住宅に限らず、各家庭内に
配線されている電灯線73を有効活用して、送信の為の
配線工事を不要にでき、工事費用や通信コストを削減す
ることができる。
【0054】4〕また、衛生洗浄装置1の制御ユニット
40,40Aに手動操作式の送信用スイッチを設け、必
要に応じてユーザーがこの送信用スイッチを操作して送
信処理を実行するようにしてもよく、この場合には、送
信すべき情報をその都度フラッシュメモリ44に記憶し
ておける一方、送信出力に相応しい時期に送信用スイッ
チを手動操作することで、その情報を一気に送信するこ
とができ、通信費用を削減することができる。 5〕前記顧客情報として、家族構成の情報や男性の人数
などの種々の情報を追加的に記憶するようにし、特にメ
ンテナンスを必要とする傾向を把握したり、使用頻度を
把握するようにしてもよい。
【0055】その他、本発明の趣旨逸脱しない範囲にお
いて種々の変更を付加した態様で、本願の発明を実施で
きることは勿論であり、本願の発明は前記実施形態のも
のに限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、人体の局部を
洗浄する局部洗浄手段を備えた衛生洗浄装置において、
外部の所定のサービスセンターに無線又は有線にて衛生
洗浄装置に関連する情報を送信可能な情報送信手段を備
えたので、ユーザーが電話を掛ける煩わしさが解消さ
れ、サービスセンターへの情報送信が簡単化し且つ迅速
化する。
【0057】ここで、種々の機能を夫々実行する複数の
機能部の異常の有無を判別し、検知した異常に関する異
常報知情報を情報送信手段に出力する異常検知手段を備
えた場合には、修理依頼と同時に機能部の異常に関する
異常報知情報を外部の所定のサービスセンターに送信で
きる。また、ユーザーが気付いていない故障についても
同様に、異常報知情報で以て簡単に且つ迅速に修理依頼
することができる(請求項2)。
【0058】また、前記異常検知手段により異常が検知
されたとき、その異常内容を診断してその診断情報を情
報送信手段に出力する診断手段を備えた場合には、診断
手段により診断された診断情報を異常報知情報に追加し
てサービスセンターに送信でき、サービスマンはこれら
異常報知情報や診断情報を参考にして故障内容をより正
確に且つ迅速に把握でき、修理に必要な部品を持参して
ユーザー訪問することができ、修理作業の迅速化を図る
ことができる(請求項3)。
【0059】また、衛生洗浄装置の型式情報を含む装置
固有情報を記憶した装置情報メモリを備え、情報送信手
段は異常報知情報の送信時にこの装置固有情報を送信す
る場合には、サービスマンはこれら異常報知情報や装置
固有情報を参考にして、修理に必要な部品の部品番号を
より正確に且つ迅速に把握でき、修理作業の迅速化を図
ることができる(請求項4)。
【0060】また、ユーザーの住所や名前を含む顧客情
報を記憶した顧客情報メモリを備え、情報送信手段は異
常報知情報の送信時にこの顧客情報を送信する場合に
は、顧客情報を異常報知情報に追加してサービスセンタ
ーに送信でき、サービスマンはユーザーの住所や名前を
容易に分かるので、訪問修理の迅速化を図ることができ
る(請求項5)。
【0061】また、衛生洗浄装置の累積使用回数や累積
使用時間を含む使用状況情報を更新しながら記憶し、そ
の最新の使用状況情報を情報送信手段に出力する使用状
況報知手段を備えた場合には、サービスセンターからは
ユーザーに対して、累積使用回数や累積使用時間に応じ
た点検案内通知や部品交換案内通知を発行したり、新商
品の紹介パンフレットを発行することができる。また、
老人が住む家庭であって、1日中トイレを使用しない場
合、老人の危険な状態を発見でき、所定の医療センター
に通報することも可能である(請求項6)。
【0062】また、前記情報送信手段は、送信すべき情
報を受ける毎にその情報を自動的に送信処理する場合に
は、サービスセンターへの情報の送信操作を省略でき、
夜間であっても必要に応じて迅速に送信処理することが
できる(請求項7)。
【0063】また、前記情報送信手段は、送信すべき情
報を受ける毎にその情報を記憶する情報メモリと、この
情報メモリに記憶した情報の送信出力を指令する為の手
動操作式のスイッチ手段とを備えた場合には、送信すべ
き情報をその都度情報メモリに記憶しておける一方、送
信出力に相応しい時期にスイッチ手段を手動操作するこ
とで、その情報を一気に送信することができ、通信費用
を削減することができる(請求項8)。
【0064】また、給水系の水の水圧や便所の室温を含
む環境情報を定期的に検出してその最新の環境情報を情
報送信手段に出力する環境情報報知手段を備えた場合に
は、衛生洗浄装置のメーカーは送信されてきた水圧や室
温などの環境情報を参考にして、様々な環境にも適用し
得るように新商品の開発に寄与することができる(請求
項9)。
【0065】また、前記情報送信手段が、衛生洗浄装置
に組込んで固定的に設けられた場合には、情報送信手段
を外部にはみ出すことなく、衛生洗浄装置内にコンパク
トに収容することができ、衛生洗浄装置の見栄えを悪化
させることがない(請求項10)。また、前記情報送信
手段が、電灯線通信を介して情報送信可能に構成された
場合には、新築住宅又は既存住宅に限らず、各家庭内に
配線されている電灯線を有効活用して、送信の為の配線
工事を不要にでき、工事費用や通信コストを削減するこ
とができる(請求項11)。
【0066】また、前記情報送信手段は、衛生洗浄装置
に組込んで固定的に設けられた通信用接続端子と、この
通信用接続端子に着脱可能に接続される携帯型電話機と
を備えた場合には、ユーザーが所有する携帯型電話機を
有効利用して情報の送信出力を可能にでき、工事費用を
削減することができる(請求項12)。
【0067】また、前記情報送信手段が、IPアドレス
を用いてインターネットに接続されたパーソナルコンピ
ュータを備えた場合には、異常報知情報などの衛生洗浄
装置に関連する情報を、画像や音声などを組み合わせて
インターネットを介してサービスセンターに送信するこ
とができる(請求項13)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る衛生洗浄装置の斜視
図である。
【図2】水供給系と制御系の構成図である。
【図3】ノズルヘッドの要部拡大部分図である。
【図4】衛生洗浄装置の制御系のブロック図である。
【図5】関連情報更新制御の概略フローチャートであ
る。
【図6】故障情報送信制御の概略フローチャートであ
る。
【図7】変更形態に係る制御系の部分ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 衛生洗浄装置 40,40A 制御ユニット 41 CPU 42 ROM 43 RAM 44 フラッシュメモリ 44b 顧客情報メモリ 44c 装置情報メモリ 44d 使用状況情報メモリ 44e 環境情報メモリ 44f 異常診断情報メモリ 46 送信制御回路 55,57 温度センサ 56 水圧センサ 70 携帯電話機 71 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 芳則 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JF00 KA06 KA07 KA12 5K048 AA08 DC01 DC03 DC07 EB08 EB10 GB03 GB08 HA04 HA06 5K101 KK14 LL01 LL11 RR27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の局部を洗浄する局部洗浄手段を備
    えた衛生洗浄装置において、 外部の所定のサービスセンターに無線又は有線にて衛生
    洗浄装置に関連する情報を送信可能な情報送信手段を備
    えたことを特徴とする情報送信可能な衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 種々の機能を夫々実行する複数の機能部
    の異常の有無を判別し、検知した異常に関する異常報知
    情報を前記情報送信手段に出力する異常検知手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の情報送信可能な衛
    生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検知手段により異常が検知され
    たとき、その異常内容を診断してその診断情報を前記情
    報送信手段に出力する診断手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の情報送信可能な衛生洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 衛生洗浄装置の型式情報を含む装置固有
    情報を記憶した装置情報メモリを備え、前記情報送信手
    段は異常報知情報の送信時にこの装置固有情報を送信す
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の情報
    送信可能な衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 ユーザーの住所や名前を含む顧客情報を
    記憶した顧客情報メモリを備え、前記情報送信手段は異
    常報知情報の送信時にこの顧客情報を送信することを特
    徴とする請求項1〜4の何れかに記載の情報送信可能な
    衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 衛生洗浄装置の累積使用回数や累積使用
    時間を含む使用状況情報を更新しながら記憶し、その最
    新の使用状況情報を前記情報送信手段に出力する使用状
    況報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の情報送信可能な衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記情報送信手段は、送信すべき情報を
    受ける毎にその情報を自動的に送信処理することを特徴
    とする請求項1〜6の何れかに記載の情報送信可能な衛
    生洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記情報送信手段は、送信すべき情報を
    受ける毎にその情報を記憶する情報メモリと、この情報
    メモリに記憶した情報の送信出力を指令する為の手動操
    作式のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1〜6の何れかに記載の情報送信可能な衛生洗浄装置。
  9. 【請求項9】 給水系の水の水圧や便所の室温を含む環
    境情報を定期的に検出してその最新の環境情報を前記情
    報送信手段に出力する環境情報報知手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の情報送信可能
    な衛生洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記情報送信手段は、衛生洗浄装置に
    組込んで固定的に設けられたものであることを特徴とす
    る請求項1〜9の何れかに記載の情報送信可能な衛生洗
    浄装置。
  11. 【請求項11】 前記情報送信手段は、電灯線通信を介
    して情報送信可能に構成されたことを特徴とする請求項
    10に記載の情報送信可能な衛生洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記情報送信手段は、衛生洗浄装置に
    組込んで固定的に設けられた通信用接続端子と、この通
    信用接続端子に着脱可能に接続される携帯型電話機とを
    備えたことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の
    情報送信可能な衛生洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記情報送信手段は、IPアドレスを
    用いてインターネットに接続されたパーソナルコンピュ
    ータを備えたことを特徴とする請求項1〜9の何れかに
    記載の情報送信可能な衛生洗浄装置。
JP10299601A 1998-10-21 1998-10-21 情報送信可能な衛生洗浄装置 Pending JP2000129751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299601A JP2000129751A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 情報送信可能な衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299601A JP2000129751A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 情報送信可能な衛生洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000129751A true JP2000129751A (ja) 2000-05-09

Family

ID=17874753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299601A Pending JP2000129751A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 情報送信可能な衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000129751A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218566A (ja) * 2000-12-13 2002-08-02 Lg Electronics Inc 家電機器遠隔制御装置およびその制御方法
JP2002275992A (ja) * 2001-03-12 2002-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
JP2002306524A (ja) * 2001-04-13 2002-10-22 Enuwikku:Kk 自動排泄処理装置
JP2003227645A (ja) * 2002-12-25 2003-08-15 Hitachi Ltd 空気調和機のサービスシステム及び監視センタ用サーバシステム
US6643611B1 (en) 2000-05-11 2003-11-04 Makoto Ito Service system for air conditioner and server system for monitoring center
JP2015082154A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 三菱電機株式会社 家電機器及び家庭用電力制御システム
JP6281732B1 (ja) * 2017-09-28 2018-02-21 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP6281733B1 (ja) * 2017-09-28 2018-02-21 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP2019097692A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座システム、通信装置、プログラム
JP2019141305A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社Lixil トイレ管理システム及び管理装置
WO2022270784A1 (ko) * 2021-06-21 2022-12-29 코웨이 주식회사 비데 및 이를 제어하는 방법

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643611B1 (en) 2000-05-11 2003-11-04 Makoto Ito Service system for air conditioner and server system for monitoring center
JP2002218566A (ja) * 2000-12-13 2002-08-02 Lg Electronics Inc 家電機器遠隔制御装置およびその制御方法
JP2002275992A (ja) * 2001-03-12 2002-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
JP2002306524A (ja) * 2001-04-13 2002-10-22 Enuwikku:Kk 自動排泄処理装置
JP2003227645A (ja) * 2002-12-25 2003-08-15 Hitachi Ltd 空気調和機のサービスシステム及び監視センタ用サーバシステム
JP2015082154A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 三菱電機株式会社 家電機器及び家庭用電力制御システム
JP2019065475A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP6281733B1 (ja) * 2017-09-28 2018-02-21 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP6281732B1 (ja) * 2017-09-28 2018-02-21 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP2019065474A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP2019097692A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座システム、通信装置、プログラム
JP7142311B2 (ja) 2017-11-29 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座システム
JP2022161917A (ja) * 2017-11-29 2022-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座システム
JP7486094B2 (ja) 2017-11-29 2024-05-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座システム、通信システム
JP2019141305A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社Lixil トイレ管理システム及び管理装置
JP6990599B2 (ja) 2018-02-20 2022-01-12 株式会社Lixil トイレ管理システム及び管理装置
WO2022270784A1 (ko) * 2021-06-21 2022-12-29 코웨이 주식회사 비데 및 이를 제어하는 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000129751A (ja) 情報送信可能な衛生洗浄装置
KR19980702517A (ko) 변기시트장치
JP2009002033A (ja) トイレ利用装置
JPH1121975A (ja) 衛生装置
JP6221507B2 (ja) 浴槽洗浄システム
JPH10196949A (ja) 燃焼機器修理支援装置及び故障データ収集・利用方法
JP2002275992A (ja) トイレ装置
JP3994866B2 (ja) 給湯システム
CN113805510A (zh) 一种app控制的智能坐便器系统
JPH096847A (ja) ガス機器の修理/営業支援システム
JPH06347092A (ja) 全自動式風呂装置における故障診断表示方法
KR100484524B1 (ko) 비데의 통신 장치
JPH08161670A (ja) 複数機器の制御システム
KR20130095012A (ko) 외부 인터페이스를 구비한 냉온수 공급기 및 냉온수 공급기 진단 시스템
JP7356845B2 (ja) 水洗便器装置の不具合対応システム及び水洗便器装置
JP2002061949A (ja) 電気温水器の故障診断の方法
KR100495050B1 (ko) 원격 고장 진단형 세탁 시스템 및 그 방법
JP3444737B2 (ja) 燃焼機器修理支援装置
JP2006328830A (ja) 便器装置
JP2006200150A (ja) 便器装置
JP2021067044A (ja) 衛生洗浄装置
JPH08285277A (ja) ガス機器の修理施工支援システム
JP3763724B2 (ja) 電気機器の制御方法
JP2001272097A (ja) リモコンを有する温水器
JPH08296841A (ja) ガス機器の故障診断システム