JP2000129673A - 鋼管を有する杭及び鋼管を有する杭の製造方法 - Google Patents

鋼管を有する杭及び鋼管を有する杭の製造方法

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JP2000129673A
JP2000129673A JP10298720A JP29872098A JP2000129673A JP 2000129673 A JP2000129673 A JP 2000129673A JP 10298720 A JP10298720 A JP 10298720A JP 29872098 A JP29872098 A JP 29872098A JP 2000129673 A JP2000129673 A JP 2000129673A
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JP
Japan
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steel pipe
pile
pipe
injection pipe
injection
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JP10298720A
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Inventor
Kazuhiro Goto
和洋 後藤
Kiyoshi Kuroda
規嘉志 黒田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管を有する杭の鋼管に装着される細長い注
入管の振れ止め防止機能を有する鋼管を有する杭及びそ
の製造方法を得ることを目的とするものである。 【解決手段】 細長い注入管を鋼管の軸方向に挿入して
装着してなる鋼管を有する杭において、注入管の中間部
が、鋼管の内径と略同径の外径を有する複数の環状体に
所定間隔で固定支持されていることを特徴とする鋼管を
有する杭である。また、細長い注入管を既製内部の軸方
向に挿入して装着してなる杭の製造方法において、注入
管の中間部に所定間隔で鋼管の内径と略同径の外径を有
する複数の環状体を固定し、次いで、前記環状体を固定
した注入管を既製内に挿入することを特徴とする鋼管を
有する杭の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管を有する杭の
先端にファブリック球根部を造成するための造成液を注
入する注入管の中間部に固定部を設けた鋼管を有する杭
及びその鋼管を有する杭の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、内部に注入管を装着した鋼管
を有する杭の先端部に袋体を取付け、堀削孔内に杭を埋
設した後に、袋体内に注入管からモルタルを注入して袋
体を膨張させることにより、支持力の大きい鋼管を有す
る杭を得る技術は特開平08−209688号公報に見
みられるように、既に本出願人により開発されている。
また、杭の継手部補強方法に関して、特公昭47−31
566号公報に示されているように、継手部の外周にモ
ルタルを圧入することにより、該継手部の周辺にモルタ
ル層を形成して継手部を強固にする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、本発明は、鋼
管杭または外部鋼管付きコンクリート杭などの鋼管を有
する杭において、注入管を装着した鋼管を有する杭及び
その鋼管を有する杭の製造方法の問題点を解決しようと
するものである。例えば、外部鋼管付きコンクリート杭
は、本体のコンクリート内に注入管を配置し、該注入管
の先端部を鋼管内壁に貫通させて外部に開口させ、モル
タルを均一に袋内に注入させるために、注入管の先端部
は二股に分岐され、それぞれの開口部が鋼管内壁の略1
80度異なる位置に開口する。また、外部鋼管付きコン
クリート杭を製造する場合は、鋼管が細長いため、注入
管の直管部も長くなるので、鋼管内にコンクリートを注
入して遠心成形する際に、直管部分が揺れて損傷等の不
足の事態を引き起こす。このような事態を回避するため
に、直管部分を所定間隔で鋼管内に固定することが望ま
しいが、鋼管内が閉鎖断面であるために技術的に困難で
ある。そこで、本発明は、中空部に装着される細長い注
入管の振れ止め防止機能を有する鋼管を有する杭及びそ
の鋼管を有する杭の製造方法を得ることを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するために、次のような構成を備えた鋼管を
有する杭及び注入管の鋼管中への挿入方法を規定した鋼
管を有する杭の製造方法を提供するものである。すなわ
ち、細長い注入管を鋼管内部の軸方向に挿入して装着し
てなる鋼管を有する杭において、注入管の中間部が、鋼
管の内径と略同径の外径を有する複数の環状体に所定間
隔で固定支持されていることを特徴とする鋼管を有する
杭である。また、細長い注入管を鋼管を有する杭内部の
軸方向に挿入して装着してなる鋼管を有する杭の製造方
法において、注入管の中間部に所定間隔で鋼管の内径と
略同径の外径を有する複数の環状体を固定し、次いで、
前記環状体を固定した注入管を鋼管内に挿入することを
特徴とする鋼管を有する杭の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、鋼管を有する杭の上杭、中杭及び下杭の
各々の接続状態を示す縦断面図、図2は、鋼管を有する
中杭を示す一部断面斜視図、図3は、環状体を固定支持
した注入管が挿入された鋼管の斜視図、図4は、同じく
環状体を固定支持した注入管が挿入された鋼管の断面図
である。図において、(1)は、鋼管を有する杭の一例
である、外周面が外殻鋼管(1k)よりなる外部鋼管付
きコンクリート杭であり、上杭(1A)、中杭(1B)
及び下杭(1C)のコンクリート部(2)には、前記上
杭(1A)と中杭(1B)、あるいは中杭(1B)と下
杭(1C)の接続用の継手金具(3)および継手金具端
板(3a)、球根造成液の注入管(4)が各々埋設され
ている。
【0006】前記注入管(4)の上下両端部には、外部
鋼管付きコンクリート杭(1)の上端、下端には、夫々
端部が継手金具端板(3a)に揃えられた注入管ソケッ
ト(5)が固定され、該ソケット(5)には複数のOリ
ング(R)を備えた接続管(6)が挿入されるように構
成されている。なお、継手金具端板(3a)には、注入
管ソケット(5)の挿入用孔(3b)が外殻鋼管(1
k)の軸方向に平行に設けられ、該注入管ソケット
(5)は継手金具端板(3a)に、また端板(3a)は
継手金具(3)に、さらに継手金具(3)は外殻鋼管
(1k)にそれぞれ溶接等により固定されている。
【0007】注入管(4)は詳しくは、上杭(1A)、
中杭(1B)においては長尺状の直管部からなり、該直
管部両端に設けられた注入管ソケット(5)の一方の注
入管ソケット(5)に、Oリング(R)を備えた接続管
(6)が、その一部が突出されるように圧入嵌合出来る
ように構成されている。この接続管(6)は注入管
(4)相互の接続を図るとともに、上杭(1A)と中杭
(1B)、中杭(1B)と下杭(1C)とを接続させる
際の位置決め機能を有する接続管である。また、前記O
リング(R)は注入管(4)内の液漏れを防ぐシール効
果を奏する封止部材である。
【0008】下杭(1C)の構成は、上杭(1A)及び
中杭(1B)の構成とは一部異にしている。すなわち、
下杭(1C)にはジオシンセティック袋体(7)のズレ
止め(8)が円周上に設けられ、さらにその下部には、
複数の付着増強部(9)が複数段にわたり設けられ、終
端部にはフリクションカッター(10)が設けられてい
る。なお、中杭(1B)に挿着された注入管(4)に接
続管(6)を装着する場合には、下杭(1C)の注入管
(4)側には接続管(6)を装着する。
【0009】そして、下杭(1C)に装着された注入管
(4)には、配管ソケット(図示せず)を介して分岐管
(4a)が接続されている。なお、前記分岐管(4a)
は、ジオシンセティック袋体(7)にファブリック球根
造成液を注入するための管であり、平面視で二股状の略
U字型に形成されている。
【0010】以上のような構成を備えた注入管(4)に
おいて、鋼管を有する杭(1)の鋼管(1k)の軸心か
ら離隔し、かつ該軸心と平行に配置されている注入管
(4)の所定位置に、前記鋼管(1k)の内径より僅か
に短い外径、すなわち鋼管(1k)の内径に程良く嵌合
することができる略同径の外径を有する複数の環状体
(L)が支持体、すなわちステー(S)を介して溶接等
により固着されている。前記環状体(L)は、鋼管(1
k)内にコンクリートを注入して遠心成形する際に、注
入管(4)の直管部に生じる振れを防止する機能を備え
たリングである。なお、図示の例は、環状体(L)が2
個の場合であるが、これに限定されるものではなく、注
入管(4)の長さに応じて、適宜間隔をおいて複数設け
ることにより振れ止めの効果をより高くすることができ
る。
【0011】上記のように、予め環状体(L)を備えた
注入管(4)を鋼管(1k)に挿入する際に、環状体
(L)の外径は、鋼管(1k)の内径と略同径であるか
ら、押圧冶具等の押圧力により注入管(4)は鋼管(1
k)の内壁を損傷することなく、徐々に鋼管(1k)の
所定位置まで挿入する。なお、注入管(4)は前述した
ように、注入管(4)の少なくとも一端側で注入管ソケ
ット(5)を介して、または注入管ソケット(5)を介
さずに、継手金具端板(3a)に固着されることによ
り、注入管(4)が鋼管(1k)に固定されている。
【0012】
【発明の効果】本発明の、請求項1に記載のものによれ
ば、注入管の細長い直管部分が鋼管の内径と略同径の外
径を有する複数の環状体に所定間隔で固定支持されてい
るので、鋼管内にコンクリートを注入して遠心成形をし
ても直管部分が揺れることがなく、直管の破損、損傷等
の防止に役立つ。また、図示したように、注入管を鋼管
の軸心から離れた位置(すなわち鋼管寄り)に配する
と、注入管の外周や管状体などがコンクリート中に埋設
されることになり、遠心成形時や、得られた杭を施工す
る際などに注入管が損傷することがない。さらに、請求
項2に記載のものによれば、予め所定数の環状体を注入
管に固着し鋼管に挿入するだけなので、製造工程が簡略
され、しかも、安全かつ簡単な製造方法が得られる等の
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼管を有する杭の上杭、中杭、及び下杭の接続
状態を示す縦断面図
【図2】鋼管を有する中杭を示す一部断面斜視図
【図3】環状体を固定支持した注入管が挿入された鋼管
の斜視図
【図4】環状体を固定支持した注入管が挿入された鋼管
の断面図
【符号の説明】
L 環状体 R Oリング S ステー 1 鋼管を有する杭 1A 上杭 1B 中杭 1C 下杭 1k 外殻鋼管 2 コンクリート部 3 継手金具 3a 継手金具端板 3b 注入管ソケット挿入孔 4 注入管 5 注入管ソケット 6 接続管 7 ジオシンセテック袋体 8 袋体のズレ止め 9 付着増強部 10 フリクションカッター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い注入管を鋼管を有する杭内部の軸
    方向に挿入して装着してなる鋼管を有する杭において、
    注入管の中間部が、鋼管の内径と略同径の外径を有する
    複数の環状体に所定間隔で固定支持されていることを特
    徴とする鋼管を有する杭。
  2. 【請求項2】 細長い注入管を鋼管を有する杭内部の軸
    方向に挿入して装着してなる鋼管を有する杭の製造方法
    において、注入管の中間部に所定間隔で鋼管の内径と略
    同径の外径を有する複数の環状体を固定し、次いで、前
    記環状体を固定した注入管を鋼管内に挿入することを特
    徴とする鋼管を有する杭の製造方法。
JP10298720A 1998-10-20 1998-10-20 鋼管を有する杭及び鋼管を有する杭の製造方法 Pending JP2000129673A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420493B1 (ko) * 2000-07-14 2004-03-02 주식회사 협성기초 기초공사용 강관말뚝
JP2005264446A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 East Japan Railway Co 場所打ち杭と鋼管柱との接合方法
CN104775419A (zh) * 2015-04-27 2015-07-15 海盐水泥制管有限公司 一种建筑用水泥管道的制造方法
CN118087499A (zh) * 2024-03-07 2024-05-28 保利长大工程有限公司 一种植入型钢管桩的锚固结构及其施工方法

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