JP2000126496A - 昇降物干し装置 - Google Patents

昇降物干し装置

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JP2000126496A
JP2000126496A JP30750498A JP30750498A JP2000126496A JP 2000126496 A JP2000126496 A JP 2000126496A JP 30750498 A JP30750498 A JP 30750498A JP 30750498 A JP30750498 A JP 30750498A JP 2000126496 A JP2000126496 A JP 2000126496A
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pulley
wire
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shaft
pulley mounting
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博雄 福井
Masashi Yamada
昌司 山田
Tetsuji Niiyama
哲二 新山
Noriyuki Kitachi
範行 北地
Kenji Adachi
研治 安達
Kosaku Inoue
高策 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤの挟み込みを確実に防止する。ワイヤ
の弛み検知用のリミットスイッチをプーリー軸に近づけ
てねじ具で固定した構造でありながら、ねじ具とプーリ
ーとの干渉を回避でき、部品数を減らして構造の簡易化
を図る。 【解決手段】 略上向きコ字状のプーリー取付基台40
の側壁40aにワイヤ11にテンションをかける方向D
とその反対方向Eとにスライド自在にプーリー軸41を
取り付ける長孔状の軸孔42を設ける。プーリー軸41
を引っ張る引張りばね43を設ける。側壁40aの外側
にリミットスイッチ44をねじ具45で固定する。プー
リー33の側面部33aにねじ具45の先端部分45a
を挿入する挿入凹所46を凹設する。ワイヤ11に一定
以上のテンションがかかったときにアクチュエーター4
7にプーリー軸41が当たり、テンションがかからなく
なったときにプーリー軸41がアクチュエーター47か
ら離れるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降物干し装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井の開口部に取り付けられ
た下方に開口した収納ボックス内にモーターを収納し、
物干し竿を吊り下げるワイヤをプーリーを介してモータ
ーの回転軸に連結し、モーターによりワイヤを巻き上げ
又は巻き下げて物干し竿を上下に昇降させるようにした
昇降物干し装置が知られている。
【0003】ここで、従来ではプーリーが取り付けられ
るプーリー取付基台は下方に開口した下向きコ字状に形
成されており、プーリー取付基台の上部を収納ボックス
の天板に取り付け、プーリー取付基台の両側壁に設けた
軸孔にプーリー軸を支持しているが、下向きコ字状のプ
ーリー取付基台の下部が開放されているために、プーリ
ー取付基台の両側壁が広がる方向に変形する恐れがあ
り、特にプーリー取付基台の軽量化を図るために薄型化
した場合には強度が低下して広がり易くなり、この場
合、プーリーとプーリー取付基台の側壁内面とプーリー
との間の隙間が大きく広がり、ワイヤに弛みが生じたと
きに上記隙間にワイヤが入り込んで引掛かり、物干し竿
の昇降動作ができなくなるという問題がある。
【0004】また最近では、ワイヤの弛みを検知するた
めのリミットスイッチをプーリー取付基台の側壁の外側
にねじ具にて取り付け、プーリー軸が取り付けられるプ
ーリー取付基台の側壁の軸孔を長孔状に形成して、ワイ
ヤにテンションがかかっているときにはプーリー軸が軸
孔の長手方向の一端側にスライドし、且つワイヤが弛ん
だときにプーリー軸が軸孔の他端側にスライドするよう
に構成し、プーリー軸が軸孔の他端側にスライドしたと
きにこれをリミットスイッチで検知することが行われて
いる。
【0005】ところが、この場合、リミットスイッチを
ねじ具でプーリー取付基台の側壁に固定するときに、ね
じ具の先端部分がプーリー取付基台の側壁を貫通して内
側に突出してプーリーに当たるという問題がある。そこ
で、従来はプーリーの大きさ分だけ、ねじ具をプーリー
軸から離して取り付けると共に、プーリー軸とリミット
スイッチのアクチュエーターとの間に中間部材を介在さ
せて、ワイヤが弛んだときのプーリー軸の動きに連動し
て中間部材が動くようにし、この中間部材の動きをリミ
ットスイッチで検知するようにしている。そのために従
来では弛み検知手段の部品数が増えて、構造が複雑化す
るという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、プ
ーリー取付基台の側壁内面とプーリーとの間に隙間が生
じないようにして、ワイヤの挟み込みを確実に防止で
き、しかもワイヤの弛み検知用のリミットスイッチをプ
ーリー軸に近づけてねじ具で固定した構造でありなが
ら、ねじ具とプーリーとの干渉を回避でき、部品数を減
らして構造の簡易化を図ることができる昇降物干し装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、天井の開口部に取り付けられた下方に開口
した収納ボックス2内にモーター4を収納し、物干し竿
9を吊り下げるワイヤ11をプーリー33を介してモー
ター4の回転軸に連結し、モーター4によりワイヤ11
を巻き上げ又は巻き下げて物干し竿9を上下に昇降させ
るようにした昇降物干し装置において、略上向きコ字状
に形成されたプーリー取付基台40の内側にワイヤ11
が巻き掛けられるプーリー33を収納し、プーリー取付
基台40の側壁40aに、ワイヤ11にテンションをか
ける方向Dとその反対方向Eとにそれぞれスライド自在
となるようにプーリー軸41を取り付ける長孔状の軸孔
42と、プーリー軸41をワイヤ11にテンションをか
ける方向Dと反対方向Eに向けて引っ張る引張りばね4
3とを設け、プーリー取付基台40の側壁40aの外側
にワイヤ弛み検知用のリミットスイッチ44をねじ具4
5にて固定し、プーリー取付基台40の側壁40a内面
と対向するプーリー33の側面部33aに該ねじ具45
の側壁40aの内側に突出した先端部分45aを挿入す
るための挿入凹所46を凹設し、上記リミットスイッチ
44は、ワイヤ11に一定以上のテンションがかかって
プーリー軸41が引張りばね43に抗して軸孔42の長
手方向の一端側イにスライドしたときにアクチュエータ
ー47にプーリー軸41が当たり、且つワイヤ11に一
定以上のテンションがかからなくなってプーリー軸41
が引張りばね43により軸孔42の長手方向の他端側ロ
にスライドしたときにプーリー軸41がアクチュエータ
ー47から離れるようにプーリー取付基台40に固定さ
れていることを特徴としており、このように構成するこ
とで、略上向きコ字状に形成されたプーリー取付基台4
0の両側壁40aの下部が外側に広がることがなく、従
って、プーリー取付基台40とプーリー33との隙間が
広がる恐れがないので、ワイヤ11に弛みが生じたとき
でもワイヤ11が隙間に引掛かって物干し竿9の昇降動
作ができなくなるという問題が生じなくなる。しかも、
プーリー取付基台40の内側に突出したねじ具45の先
端部分45aはプーリー33の側面部33aに凹設した
挿入凹所46内に挿入されるので、プーリー取付基台4
0にねじ具45でリミットスイッチ44を固定した構造
でありながら、ねじ具45がプーリー33に当たるのを
防止でき、従って、リミットスイッチ44をプーリー軸
41に接近させてアクチュエーター47を直接、プーリ
ー軸41に接触させてワイヤ11の弛みを検知できるよ
うになり、従来のようにプーリー軸41とリミットスイ
ッチ44のアクチュエーター47との間に中間部材を介
在させる必要がなくなる。
【0008】また上記略上向きコ字状のプーリー取付基
台40の上部の開口端部から水平方向にフランジ48を
突出させ、このフランジ48を収納ボックス2の天板3
に取り付けているのが好ましく、この場合、略上向きコ
字状に形成されたプーリー取付基台40の両側壁40a
の上部が外側に広がるのを天板3によって防止できる。
【0009】また上記略上向きコ字状のプーリー取付基
台40の底壁49の一部を切り欠いて、ワイヤ11を通
す切り欠き孔50を形成するのが好ましく、この場合、
底壁49によって両側壁40aが外側に広がるのを防止
しながら、底壁49の一部を切り欠いて形成した切り欠
き孔50にワイヤ11を通すことができる。
【0010】また上記略上向きコ字状のプーリー取付基
台40のワイヤ11が導入される側の前側開口部51と
反対側の後側開口部52の一部を折曲して、ワイヤ11
脱輪防止用の当て板53を形成するのが好ましく、この
場合、当て板53がワイヤ11をプーリー33に巻き掛
ける際のガイドとなり、ワイヤ11を通した後には当て
板53によってワイヤ11がプーリー33から脱輪する
のを防止でき、特にワイヤ11に弛みが生じたときの脱
輪防止に効果的となる。
【0011】また上記略上向きコ字状のプーリー取付基
台40のワイヤ11が導入される側の前側開口部51の
一部に、プーリー33の一部を外部に露出させるための
切り欠き部54を設けるのが好ましく、この場合、プー
リー33にワイヤ11を通す際に、プーリー取付基台4
0の両側の切り欠き部54から指を入れてプーリー33
を摘んで手前に引っ張ることによって、プーリー取付基
台40内のプーリー33にワイヤ11を通す作業が容易
となり、しかも切り欠き部54によって手持ち面積が大
きくなるので、引張りばね43のばね力に抗して指でプ
ーリー33を楽に引っ張り出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、この昇降物干し装置1は、図4、図5に示すよ
うに、天井の開口部に取り付けられる下方に開口した収
納ボックス2内に、DCモーター4を駆動源とする駆動
部5と、駆動部5を制御する制御部と、DCモーター4
に直流電流を供給するトランス10とがそれぞれ収納さ
れており、物干し竿9を吊り下げるワイヤ11を駆動部
5により巻き上げ、巻き下げて上下に昇降自在としてあ
る。
【0013】上記収納ボックス2の天板3は、図4に示
すように、平面視長方形状に形成されており、この天板
3の下面にその長手方向Aに沿って駆動部5を収納する
駆動部ケース6とトランス10と制御部ケース8とがそ
れぞれ取り付けられている。
【0014】また駆動部ケース6は、図7に示すよう
に、DCモーター4を収納するモーター室23と、減速
ギア25を収納するギア室24とで一体形成されてい
る。DCモーター4の回転軸26にはウォームギア27
が圧入されており、このウォームギア27は軸受け部2
8により駆動部ケース6に回転自在に支持されている。
この例では、減速ギア25は、ウォームギア27と噛み
合うウォームホイル29と、ウォームホイル29に噛み
合う中間ギア31と、中間ギア31に噛み合う最終ギア
30とで構成されており、最終ギア30に図8に示すワ
イヤ11を巻き上げ、巻き下げするための回転ドラム3
2が連結されており、DCモーター4の回転力が減速ギ
ア25で減速されて回転ドラム32に伝達されるように
なっている。
【0015】この回転ドラム32には、物干し竿9を吊
り下げるための左右2本のワイヤ11の各一端部が取り
付けられている。両ワイヤ11の各他端部は収納ボック
ス2の長手方向の両端にそれぞれ取り付けられたプーリ
ー33を介して下方に垂下され、ワイヤ11の下端に物
干し竿9の端部が吊り下げ支持されている。この例で
は、ワイヤ11にかかる垂直荷重(図7の矢印イで示
す)は、回転ドラム32の反時計回り方向ロに作用し、
従って、ウォームホイル29も同方向ロに作用して、ウ
ォームギア27にはDCモーター4の回転軸26に圧入
される方向ハに押圧力がかかるようになっている。この
とき、ウォームギア27にかかる荷重の方向ハはウォー
ムギア27をDCモーター4の回転軸26に圧入する方
向と一致しており、これによりウォームギア27を回転
軸26に圧入させただけでありながら、ウォームギア2
7が回転軸26から外れない構造となっている。
【0016】またこの例では、ウォームギア27は、図
8(b)に示すように、その中程の内径bよりも両側の
内径aが大きく且つ、中程の外径cよりも両側の外径d
が小さくなった略筒形に形成されている。このように、
a>b,c>dの関係にあるので、回転軸26の先端が
ウォームギア27の中程に圧入しやすくなる。図8
(b)中のニはウォームギア27の圧入範囲を示してい
る。また、ウォームギア27の外周端部は軸受け部28
に支持される受け部34となっており、この受け部34
によりウォームギア27の偏心回転防止が図られてい
る。また長さの等しい受け部34をウォームギア27の
両端に設けることで、ウォームギア27は左右どちら向
きにも使用できるようにしてある。図中の21はリモコ
ン受光部、22は受光基板である。
【0017】一方、制御部を収納する制御部ケース8は
図4、図5に示すように、扁平状に形成されており、制
御部ケース8を縦にしたときに上側となる端面の複数個
所に、天板3に固定されるネジ孔部35(図5)が設け
られている。そして、この制御部ケース8は、ネジ孔部
35が設けられている面が上になるように扁平状の制御
部ケース8を縦向きにし、且つ制御部ケース8の側面を
天板3の長手方向Aに向けた状態で、駆動部ケース6と
トランス10とを結ぶ直線上に位置するようにして天板
3に取り付けられている。このとき制御部ケース8の上
面には側方に向かって係合部12が突設されており、制
御部ケース8を天板3に取り付ける際に上記係合部12
を駆動部ケース6の上端面に引掛けることによって、扁
平状の制御部ケース8を駆動部ケース6に安定して取り
付けることができるようになっている。尚図5中の35
aは駆動部ケース6の上面に設けられた天板3へのネジ
取付部、図4中の90,91は駆動部ケース6と制御部
ケース8とを横方向に位置決めするための嵌合凹凸部で
ある。
【0018】上記天板3の長手方向の両端部には、プー
リー取付基台40がそれぞれ取り付けられている。両プ
ーリー取付基台40は同じ構造をしており、それぞれ略
上向きコ字状に形成されている。このプーリー取付基台
40の内側には、図1〜図3に示すように、プーリー3
3が収納されている。また、プーリー取付基台40の両
側壁40aには、ワイヤ11にテンションをかける方向
Dとその反対方向Eとにそれぞれスライド自在となるよ
うにプーリー軸41を取り付ける長孔状の軸孔42がそ
れぞれ形成されていると共に、プーリー取付基台40の
両側壁40aの外側には、プーリー軸41を図1の矢印
方向Eに向けて引っ張る引張りばね43がそれぞれ配設
されている。この例では、2つの引張りばね43の各一
端部がプーリー取付基台40の両側壁40aの外側にそ
れぞれ突設させたばね支持部60に各々支持され、各他
端部が軸孔42から外側に突出したプーリー軸41の両
端部に各々支持されている。
【0019】プーリー取付基台40の一方の側壁40a
の外側にはワイヤ弛み検知用のリミットスイッチ44が
ねじ具45にて固定されている。ねじ具45は側壁40
aを貫通してその先端部分45aがプーリー取付基台4
0の内側に突出している。
【0020】一方、プーリー取付基台40の側壁40a
内面と対向するプーリー33の側面部33aには、図3
(b)に示すように、ねじ具45の側壁40aの内側に
突出した先端部分45aを挿入するための挿入凹所46
が凹設されている。この挿入凹所46は、ねじ具45の
先端部分45aの突出幅よりも若干深く、且つ、プーリ
ー軸41を中心とする円環状に形成されており、この挿
入凹所46内にねじ具45の先端部分45aを挿入する
ことによって、プーリー33の回転時にプーリー33と
ねじ具45との干渉を防止できるようになっている。こ
の例では、図1(b)のようにプーリー33の両側面に
挿入凹所46がそれぞれ形成されており、プーリー33
は左右どちら向きでも使用できるようになっている。さ
らに、プーリー33の外周面にはワイヤ11が収納され
るV溝55が形成されており、このV溝55との挿入凹
所46との間の厚みが薄くならないように、挿入凹所4
6の外周側の内面46aをV溝55の片面55aと略平
行な傾斜面としてあり、挿入凹所46によってプーリー
33の強度低下を防止できる構造となっている。
【0021】上記リミットスイッチ44は、ワイヤ11
に一定以上のテンションがかかりプーリー軸41が引張
りばね43に抗して軸孔42の長手方向の一端側イにス
ライドしたときのみアクチュエーター47にプーリー軸
41が当たり、且つワイヤ11に一定以上のテンション
がかからなくなってプーリー軸41が引張りばね43に
より軸孔42の長手方向の他端側ロにスライドしたとき
にはプーリー軸41がアクチュエーター47から離れる
ようにプーリー取付基台40に固定されている。
【0022】上記略上向きコ字状のプーリー取付基台4
0のワイヤ11が導入される側の前側開口部51と反対
側の後側開口部52には、ワイヤ11脱輪防止用の当て
板53が配設されている。この例では、図2(a)のよ
うに当て板53が一方の側壁40aの後端側の一辺を折
曲して形成されている。このように当て板53はワイヤ
11をプーリー33に巻き掛ける際のガイドとなり、さ
らにワイヤ11を通した後にはワイヤ11がプーリー3
3から脱輪する働きをする。
【0023】また、略上向きコ字状のプーリー取付基台
40のワイヤ11が導入される側の前側開口部51の一
部には、プーリー33の一部を外部に露出させるための
切り欠き部54が形成されている。この例では、切り欠
き部54は両側壁40aの前部の略下半部に略く字状に
それぞれ形成されており、この切り欠き部54によって
プーリー33の手持ち面積を大きくして、プーリー33
にワイヤ11を通す際に、プーリー33を指で摘んで手
前に引っ張ることができるようにしてある。
【0024】上記略上向きコ字状のプーリー取付基台4
0の底壁49には、その一部を切り欠いてワイヤ11を
通す切り欠き孔50が形成されており、ワイヤ11はプ
ーリー取付基台40に接触しないようにして下方に引き
出されている。
【0025】しかして、通常時は、プーリー33に巻き
掛けられるワイヤ11には物干し竿9や洗濯物などの垂
直荷重によって一定以上のテンションがかかっており、
このときプーリー軸41は引張りばね43のばね力に抗
してプーリー取付基台40の軸孔42の長手方向の一端
側イに移動しており、リミットスイッチ44のアクチュ
エーター47を直接押圧している(図1(a)の状
態)。一方、ワイヤ11に一定以上のテンションがかか
らなくなったときは、プーリー軸41は引張りばね43
のばね力によってプーリー取付基台40の軸孔42の長
手方向の他端側ロに移動して、リミットスイッチ44の
アクチュエーター47から離れ、これにより、リミット
スイッチ44が作動してワイヤ11の弛みが検知され、
例えばDCモーター4の出力を停止する。
【0026】ここで、プーリー取付基台40は略上向き
コ字状に形成されており、プーリー取付基台40の底壁
49は閉塞されているので、プーリー取付基台40の両
側壁40aの下部が広がる方向に変形する恐れがなく、
特にプーリー取付基台40の軽量化を図るために薄型化
した場合でも広がる恐れがない。また、図11〜図13
に示すように、略上向きコ字状のプーリー取付基台40
の上部の開口端部から水平方向にフランジ48を突出さ
せ、このフランジ48を収納ボックス2の天板3に取り
付けてあるので、略上向きコ字状に形成されたプーリー
取付基台40の両側壁40aの上部が外側に広がるのを
天板3によって防止でき、従って、プーリー33とプー
リー取付基台40との隙間が大きく広がるのを確実に防
止できるようになる。従って、従来のようにプーリー3
3とプーリー取付基台40の側壁40aとの間の隙間が
大きく広がってワイヤ11に入り込んで引掛かってしま
うという問題が生じないものである。
【0027】しかも、ワイヤ11の弛みを検知するため
のリミットスイッチ44はプーリー取付基台40の側壁
40aの外側にねじ具45にて固定されているが、プー
リー取付基台40の内側に突出したねじ具45の先端部
分45aはプーリー33の側面部33aに凹設した挿入
凹所46内に挿入されているので、プーリー取付基台4
0にねじ具45でリミットスイッチ44を固定した構造
でありながら、ねじ具45がプーリー33に当たるのを
防止でき、従って、リミットスイッチ44をプーリー軸
41に接近させることができるので、リミットスイッチ
44のアクチュエーター47を直接、プーリー軸41に
接触させてワイヤ11の弛みを検知できるようになる。
これにより、従来のようにプーリー軸41とリミットス
イッチ44のアクチュエーター47との間に中間部材を
介在させる必要がないので、弛み検知手段の部品数が減
り、構造を簡易化することができるものである。
【0028】さらに、略上向きコ字状の後側開口部52
の一部を折曲してワイヤ11脱輪防止用の当て板53を
形成してあるので、当て板53がワイヤ11をプーリー
33に巻き掛ける際のガイドとなり、従って、ワイヤ1
1をプーリー33に通し易くなる。しかも略上向きコ字
状のプーリー取付基台40のワイヤ11が導入される側
の前側開口部51の一部には、プーリー33の一部を外
部に露出させるための切り欠き部54が設けられている
ので、プーリー33にワイヤ11を通す際に、図15〜
図18に示すように、プーリー取付基台40の両側の切
り欠き部54から指を入れてプーリー33を摘んで手前
に引っ張ることによって、プーリー33を引っ張りばね
に抗して斜め前方に引き出すことができ、これにより、
プーリー33と天板3との間及びプーリー33と当て板
53との間のスペースがそれぞれ広がるので、プーリー
取付基台40内のプーリー33にワイヤ11を通す作業
が容易となる。しかも切り欠き部54によって手持ち面
積が大きくなるので、引張りばね43のばね力に抗して
指でプーリー33を引っ張り出すことができ、ワイヤ1
1の通し作業が楽に行えるようになる。
【0029】さらに、ワイヤ11を通した後には、当て
板53によってワイヤ11がプーリー33から脱輪する
のを防止できるようになる。例えばワイヤ11に弛みが
生じたときに当て板53の存在によってワイヤ11がプ
ーリー33から脱輪するのを効果的に防止できるように
なる。しかも、当て板53はプーリー取付基台40の一
部を折曲して形成されているので、部品数が増加せず、
プーリー取付基台40の構造の簡略化を図ることができ
る。
【0030】図14は、略上向きコ字状のプーリー取付
基台40の底壁49の一部を切り欠いて、ワイヤ11を
通す切り欠き孔50を形成すると共に、プーリー取付基
台40の下方に化粧板60を配置し、化粧板60に設け
た開口部61からワイヤ11を引き出す場合を示してい
る。この例では、プーリー取付基台40の底壁49によ
って両側壁40aの下部が外側に広がるのを防止しなが
ら、底壁49の一部を切り欠いて形成した切り欠き孔5
0にワイヤ11を通すことによって、略上向きコ字状の
プーリー取付基台40の下方からワイヤ11をプーリー
取付基台40に当てないようにして下方に引き出すこと
ができる構造に加えて、プーリー取付基台40の下方に
化粧板60を配置し、化粧板60に設けた開口部61か
らワイヤ11を引き出すようにしているので、化粧板6
0にてプーリー取付基台40を覆い隠すことができると
共に、化粧板60の開口部61をプーリー取付基台40
の底壁49を切り欠いた切り欠き孔50の下方に形成す
ることによって、ワイヤ11を化粧板60に当てないよ
うにしながら、且つ外観良く下方に引き出すことが可能
となる。
【0031】次に、上記駆動部5には、図9に示す物干
し竿9の上限位置P1と下限位置P2と干し位置P3と
を検知するための位置検知手段13が設けられている。
なお上限位置P1とは物干し竿9を収納する位置をい
い、下限位置P2とは洗濯物を物干し竿9に引っ掛けて
吊り下げる位置をいい、干し位置P3とは下限位置P2
で引掛けた洗濯物を上限位置P1付近まで上昇させて乾
かす位置をいう。なお洗濯物を乾かす位置は干し位置P
3に限らず、リモコン操作器の止めスイッチで任意に設
定できるものである。
【0032】ここでは、物干し竿9の干し位置P3は、
回転により電気的に抵抗値が変化するボリューム抵抗5
4で検知し、また、上限位置P1と下限位置P2は、フ
ォトインタラプタ43と光遮蔽板39付き検知ディスク
15とで検知する。フォトインタラプタ43を取り付け
る検知基板37は、図5に示すように、駆動部ケース6
の外面から突出した複数の取付ボス36に取り付けられ
ており、検知基板37と駆動部ケース6との間に検知デ
ィスク15が回転自在に配置されている。図4中の38
は基板押さえ部材である。検知ディスク15の表面に
は、検知ディスク15の回転中心部と同心円状をした略
円弧状の光遮蔽板39が突設されており、また、検知デ
ィスク15の外周面に形成したギア部40に、駆動部ケ
ース6の外部に突出されたモーター出力軸41に嵌め込
まれたピニオン42が噛み合っている。
【0033】しかして、リモコン操作器に設けた上昇ス
イッチ、下降スイッチ、途中で止める止めスイッチによ
り物干し竿9を昇降操作する場合において、物干し竿9
を図9に示す下限位置P2から干し位置P3に上昇させ
るときには、上昇スイッチを1回押すとワイヤ11が巻
き取られて物干し竿9が上昇を始めるが、このとき、モ
ーター出力軸41によりピニオン42を介して検知ディ
スク15が回転し始め、ボリューム抵抗4によって検知
ディスク15の所定の回転量(物干し竿9が干し位置P
3にきたときの回転角度)が検知されて、制御部がこれ
に基づきDCモーター4の駆動を停止させ、物干し竿9
は干し位置P3で自動的に止まる。従って、使用者がリ
モコン操作器の操作中に干し位置P3で止めスイッチを
押し忘れた場合とか、用事でその場所から離れたりした
場合でも、物干し竿9は予め決まった干し位置P3で自
動的に止まるようになる。その後、上昇スイッチを押し
続けることで、干し位置P3から上限位置P1まで上昇
させることができ、これにより、物干し竿9が上限位置
P1まで収納するときに物干し竿9の端部が例えば天井
の開口縁や化粧カバー等に引掛かったり、当たったりす
るのを未然に防止できる。つまり、物干し竿9は上限位
置P1まで上昇する際には使用者が確認できるようにな
っているので洗濯物を汚してしまうなどの物干し竿9の
収納ミスを未然に防止できるものである。
【0034】ここで、物干し竿9が図9に示す下限位置
P2と上限位置P1との間の途中位置にあるときには、
検知ディスク15に設けた光遮蔽板39がフォトインタ
ラプタ43間に通過せず、一方、物干し竿9が上限位置
P1に達したときに光遮蔽板39の長さ方向の一端がフ
ォトインタラプタ43間に入り、また、物干し竿9が下
限位置P2に下降したときに光遮蔽板39の長さ方向の
他端がフォトインタラプタ43間に入るように、図5に
示す光遮蔽板39とフォトインタラプタ43との位置関
係が設定されている。この例では、フォトインタラプタ
43はノーマルオープン型であり、光遮蔽板39がフォ
トインタラプタ43間を通過していないときには、DC
モーター4が駆動可能となり、光遮蔽板39がフォトイ
ンタラプタ43間に入ったときにはDCモーター4の駆
動が停止するようになっている。
【0035】このように、物干し竿9の上限位置P1と
下限位置P2との位置をフォトインタラプタ43と検知
ディスク15とで検知して、上限位置P1と下限位置P
2との間で物干し竿9を昇降できるようにすることによ
って、物干し竿9の下げ過ぎや上げ過ぎを位置検知手段
13により防止でき、使用の安全性を高めることができ
ると共に、検知ディスク15は物干し竿9の昇降量に応
じて回転するので、この検知ディスク15の回転量に基
づいて物干し竿9の上限位置P1と下限位置P2とを精
度良く検知でき、高い信頼性が得られる。さらにフォト
インタラプタ43は光遮蔽板39がフォトインタラプタ
43間に入ったときにDCモーター4の駆動が停止する
ように構成されているので、光遮蔽板39以外の異物が
フォトインタラプタ43間に入ったときでも、DCモー
ター4の駆動が停止するので、誤作動を防止でき、安全
性を確保できるものである。
【0036】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、天井の開口部に取り付けられた下方に開口し
た収納ボックス内にモーターを収納し、物干し竿を吊り
下げるワイヤをプーリーを介してモーターの回転軸に連
結し、モーターによりワイヤを巻き上げ又は巻き下げて
物干し竿を上下に昇降させるようにした昇降物干し装置
において、略上向きコ字状に形成されたプーリー取付基
台の内側にワイヤが巻き掛けられるプーリーを収納し、
プーリー取付基台の側壁に、ワイヤにテンションをかけ
る方向とその反対方向とにそれぞれスライド自在となる
ようにプーリー軸を取り付ける長孔状の軸孔と、プーリ
ー軸をワイヤにテンションをかける方向と反対方向に向
けて引っ張る引張りばねとを設け、プーリー取付基台の
側壁の外側にワイヤ弛み検知用のリミットスイッチをね
じ具にて固定し、プーリー取付基台の側壁内面と対向す
るプーリーの側面部に該ねじ具の側壁の内側に突出した
先端部分を挿入するための挿入凹所を凹設し、上記リミ
ットスイッチは、ワイヤに一定以上のテンションがかか
ってプーリー軸が引張りばねに抗して軸孔の長手方向の
一端側にスライドしたときにアクチュエーターにプーリ
ー軸が当たり、且つワイヤに一定以上のテンションがか
からなくなってプーリー軸が引張りばねにより軸孔の長
手方向の他端側にスライドしたときにプーリー軸がアク
チュエーターから離れるようにプーリー取付基台に固定
されているので、略上向きコ字状に形成されたプーリー
取付基台の両側壁の下部が外側に広がることがなく、従
って、プーリー取付基台とプーリーとの隙間が広がる恐
れがないので、ワイヤに弛みが生じたときでもワイヤが
隙間に引掛かって物干し竿の昇降動作ができなくなると
いう問題が生じなくなる。またプーリー取付基台の内側
に突出したねじ具の先端部分はプーリーの側面部に凹設
した挿入凹所内に挿入されるので、プーリー取付基台に
ねじ具でリミットスイッチを固定した構造でありなが
ら、ねじ具がプーリーに当たるのを防止でき、従って、
リミットスイッチをプーリー軸に接近させてアクチュエ
ーターを直接、プーリー軸に接触させてワイヤの弛みを
検知できるようになり、従来のようにプーリー軸とリミ
ットスイッチのアクチュエーターとの間に中間部材を介
在させる必要がなく、弛み検知手段の部品数が減り、構
造を簡易化することができるものである。
【0037】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、略上向きコ字状のプーリー取付基台の
上部の開口端部から水平方向にフランジを突出させ、こ
のフランジを収納ボックスの天板に取り付けているの
で、略上向きコ字状に形成されたプーリー取付基台の両
側壁の上部が外側に広がるのを天板によって防止でき、
従って、プーリーとプーリー取付基台との隙間が大きく
広がるのを確実に防止できるようになる。
【0038】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、略上向きコ字状のプーリー取付基台の
底壁の一部を切り欠いて、ワイヤを通す切り欠き孔を形
成したので、底壁によって両側壁が外側に広がるのを防
止しながら、底壁の一部を切り欠いて形成した切り欠き
孔にワイヤを通すことによって、略上向きコ字状のプー
リー取付基台の下方からワイヤをプーリー取付基台に当
てないようにして引き出すことが可能となる。
【0039】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、略上向きコ字状のプーリー取付基台の
ワイヤが導入される側の前側開口部と反対側の後側開口
部の一部を折曲して、ワイヤ脱輪防止用の当て板を形成
したので、この当て板がワイヤをプーリーに巻き掛ける
際のガイドとなり、ワイヤをプーリーに通し易くなり、
さらに、ワイヤを通した後には当て板によってワイヤが
プーリーから脱輪するのを防止でき、特にワイヤに弛み
が生じたときの脱輪防止に効果的となる。そのうえ当て
板はプーリー取付基台の一部を折曲して形成されている
ので、部品数が増加せず、プーリー取付基台の構造の簡
略化を図ることができる。
【0040】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、略上向きコ字状のプーリー取付基台の
ワイヤが導入される側の前側開口部の一部に、プーリー
の一部を外部に露出させるための切り欠き部を設けたの
で、プーリーにワイヤを通す際に、プーリー取付基台の
両側の切り欠き部から指を入れてプーリーを摘んで手前
に引っ張ることによって、プーリーを引っ張りばねに抗
して斜め前方に引き出すことができ、これにより、プー
リーと天板との間及びプーリーと当て板との間のスペー
スがそれぞれ広がるので、プーリー取付基台内のプーリ
ーにワイヤを通す作業が容易となる。しかも切り欠き部
によって手持ち面積が大きくなるので、引張りばねのば
ね力に抗して指でプーリーを楽に引っ張り出すことがで
き、ワイヤの通し作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態の一例を示す側面
図、(b)は(a)のG−G線断面図である。
【図2】(a)は同上のプーリー取付基台を説明する平
面図、(b)は正面図である。
【図3】(a)は同上のプーリー取付基台を説明する背
面図、(b)はプーリーの挿入凹所付近の断面図であ
る。
【図4】(a)は同上の昇降物干し装置の正面図、
(b)は平面図である。
【図5】同上の制御部ケースと駆動部ケースの平面図で
ある。
【図6】同上の位置検知手段の説明図である。
【図7】同上のワイヤの巻き掛け状態の説明図である。
【図8】(a)は同上の駆動部ケースの内部の構造の断
面図、(b)はウォームギアの断面図である。
【図9】(a)(b)(c)は物干し竿の上限位置、下
限位置、干し位置の説明図である。
【図10】同上のプーリー取付基台を天板に取り付けた
正面図である。
【図11】同上のプーリー取付基台を天板に取り付けた
側面図である。
【図12】同上のプーリー取付基台を天板に取り付けた
背面図である。
【図13】同上のプーリー取付基台を天板に取り付けた
下面図である。
【図14】他の実施形態の説明図である。
【図15】同上のプーリーを前方に引き出す場合の背面
図である。
【図16】同上のプーリーを前方に引き出す場合の平面
図である。
【図17】(a)は同上のプーリーを前方に引き出す場
合の側面図、(b)は下面図である。
【図18】同上のプーリーを前方に引き出す場合の正面
図である。
【符号の説明】
1 昇降物干し装置 2 収納ボックス 3 天板 4 モーター 9 物干し竿 11 ワイヤ 33 プーリー 40 プーリー取付基台 40a 側壁 41 プーリー軸 43 引張りばね 44 リミットスイッチ 45 ねじ具 45a 先端部分 46 挿入凹所 47 アクチュエーター 48 フランジ 49 底壁 50 切り欠き孔 51 前側開口部 52 後側開口部 53 当て板 54 切り欠き部
フロントページの続き (72)発明者 新山 哲二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北地 範行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安達 研治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 高策 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井の開口部に取り付けられた下方に開
    口した収納ボックス内にモーターを収納し、物干し竿を
    吊り下げるワイヤをプーリーを介してモーターの回転軸
    に連結し、モーターによりワイヤを巻き上げ又は巻き下
    げて物干し竿を上下に昇降させるようにした昇降物干し
    装置において、略上向きコ字状に形成されたプーリー取
    付基台の内側にワイヤが巻き掛けられるプーリーを収納
    し、プーリー取付基台の側壁に、ワイヤにテンションを
    かける方向とその反対方向とにそれぞれスライド自在と
    なるようにプーリー軸を取り付ける長孔状の軸孔と、プ
    ーリー軸をワイヤにテンションをかける方向と反対方向
    に向けて引っ張る引張りばねとを設け、プーリー取付基
    台の側壁の外側にワイヤ弛み検知用のリミットスイッチ
    をねじ具にて固定し、プーリー取付基台の側壁内面と対
    向するプーリーの側面部に該ねじ具の側壁の内側に突出
    した先端部分を挿入するための挿入凹所を凹設し、上記
    リミットスイッチは、ワイヤに一定以上のテンションが
    かかってプーリー軸が引張りばねに抗して軸孔の長手方
    向の一端側にスライドしたときにアクチュエーターにプ
    ーリー軸が当たり、且つワイヤに一定以上のテンション
    がかからなくなってプーリー軸が引張りばねにより軸孔
    の長手方向の他端側にスライドしたときにプーリー軸が
    アクチュエーターから離れるようにプーリー取付基台に
    固定されていることを特徴とする昇降物干し装置。
  2. 【請求項2】 略上向きコ字状のプーリー取付基台の上
    部の開口端部から水平方向にフランジを突出させ、この
    フランジを収納ボックスの天板に取り付けてなることを
    特徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
  3. 【請求項3】 略上向きコ字状のプーリー取付基台の底
    壁の一部を切り欠いて、ワイヤを通す切り欠き孔を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
  4. 【請求項4】 略上向きコ字状のプーリー取付基台のワ
    イヤが導入される側の前側開口部と反対側の後側開口部
    の一部を折曲して、ワイヤ脱輪防止用の当て板を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
  5. 【請求項5】 略上向きコ字状のプーリー取付基台のワ
    イヤが導入される側の前側開口部の一部に、プーリーの
    一部を外部に露出させるための切り欠き部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
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