JP2000126494A - 昇降物干し装置 - Google Patents

昇降物干し装置

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JP2000126494A
JP2000126494A JP10304016A JP30401698A JP2000126494A JP 2000126494 A JP2000126494 A JP 2000126494A JP 10304016 A JP10304016 A JP 10304016A JP 30401698 A JP30401698 A JP 30401698A JP 2000126494 A JP2000126494 A JP 2000126494A
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Hiroo Fukui
博雄 福井
Masashi Yamada
昌司 山田
Tetsuji Niiyama
哲二 新山
Noriyuki Kitachi
範行 北地
Kenji Adachi
研治 安達
Kosaku Inoue
高策 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ボックスの天板にDCモーターとトラン
スと制御部ケースとをそれぞれ取り付けた構造でありな
がら、天井収納ボックスの幅寸法を小さくでき、しかも
制御部ケースの大きさを確保でき、さらに物干し竿の吊
り下げ機構の構造を簡略化でき、小型化及び省施工化を
図ることができる。 【解決手段】 物干し竿9を吊り下げるワイヤ11を駆
動部5により上下に昇降させて物干し竿9を収納ボック
ス2内に収納自在とする。収納ボックス2の天板3を平
面視長方形状に形成する。天板3の長手方向Aに沿って
駆動部5を収納する駆動部ケース6とトランス10とを
取り付ける。制御部7を収納する扁平状の制御部ケース
8の側面を天板3の長手方向Aに向け且つ駆動部ケース
6とトランス10とを結ぶ直線上に位置するように天板
3に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降物干し装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図29、図30に示すように、天
井の開口部85に取り付けられた下方に開口した収納ボ
ックス2内に、物干し竿9を吊り下げる左右一対のパン
タグラフ式の伸縮アーム80の上端を取り付け、DCモ
ーター4によりワイヤ11を巻き上げ、巻き下げること
によってパンタグラフ式の伸縮アーム80を収納ボック
ス2内に収納したり、収納ボックス2の下方に連出させ
て、物干し竿9を室内で上下に昇降自在とした昇降物干
し装置1′が知られている。尚図30中の82は物干し
竿9の取り付け枠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にパンタグラフ式の伸縮アーム80で物干し竿9を上下
に昇降させる場合にあっては、伸縮アーム80の構造が
複雑であるうえに、伸縮アーム80を折り畳んで収納ボ
ックス2内に収納する必要があり、またDCモーター4
に直流電流を供給するトランスや、DCモーター4を制
御する制御部をそれぞれ収納する必要があり、この結
果、従来では収納ボックス2の幅寸法Lが大きくなり、
これに伴い収納ボックス2の重量が重くなって天井裏へ
の取り付けが困難となり、また天井の開口部85が大き
くなって補強桟で補強する必要が生じるなど、取り付け
工事が大掛かりになるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、収納ボックスの天板に
DCモーターとトランスと制御部ケースとをそれぞれ取
り付けた構造でありながら、天井収納ボックスの幅寸法
を小さくでき、しかも制御部ケースの大きさを確保で
き、さらに物干し竿の吊り下げ機構の構造を簡略化で
き、小型化及び省施工化を図ることができる昇降物干し
装置を提供するにあり、別の目的とするところは、扁平
状の制御部ケースの取り付けを安定して行うことができ
る昇降物干し装置を提供するにあり、別の目的とすると
ころは、部屋のどの方向からでも物干し竿のリモコン操
作を行うことができるようにした昇降物干し装置を提供
するにあり、別の目的とするところは、物干し竿の上限
位置と下限位置との位置を検知して、DCモーターで昇
降する物干し竿の下げ過ぎや上げ過ぎを防止でき、使用
の安全性を高めることができる昇降物干し装置を提供す
るにあり、別の目的とするところは、物干し竿の上限位
置と下限位置とを高信頼で検知できる昇降物干し装置を
提供するにあり、別の目的とするところは、物干し竿が
上限位置まで上昇する時に物干し竿が天井の開口部や化
粧カバー等に引掛かったりする危険を未然に防止できる
昇降物干し装置を提供するにあり、別の目的とするとこ
ろは、子供が物干し竿にぶら下がったりしたときでも物
干し竿の変形や損壊を防止できる昇降物干し装置を提供
するにあり、別の目的とするところは、天井高さに応じ
て物干し竿の下限位置の高さ調整ができる昇降物干し装
置を提供するにあり、別の目的とするところは、物干し
竿が上限位置まで上昇する途中で物干し竿の端部が天井
の開口部や化粧カバー等に引掛かったりしても、物干し
竿の端部を保護できる昇降物干し装置を提供するにあ
り、更に別の目的とするところは、物干し竿をワイヤで
吊り下げた構造でありながら、外観良く物干し竿の振動
を防止できる昇降物干し装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、天井の開口部に取り付けられた下方に開口
した収納ボックス2内に、DCモーター4を駆動源とす
る駆動部5と、駆動部5を制御する制御部と、DCモー
ター4に直流電流を供給するトランス10とをそれぞれ
収納した昇降物干し装置であって、物干し竿9を吊り下
げるワイヤ11を駆動部5により上下に昇降して収納ボ
ックス2内に収納自在とし、収納ボックス2の天板3を
平面視長方形状に形成し、この天板3の長手方向Aに沿
って駆動部5を収納する駆動部ケース6とトランス10
とを取り付けると共に、制御部を収納する扁平状の制御
部ケース8の側面を天板3の長手方向Aに向け且つ駆動
部ケース6とトランス10とを結ぶ直線上に位置するよ
うに天板3に取り付けて成ることを特徴としており、こ
のように構成することで、扁平状の制御部ケース8を天
板3の長手方向に向けて駆動部ケース6とトランス10
とを結ぶ直線上に取り付けたことによって、天板3の幅
寸法Bを小さくしながら、制御部ケース8の大きさを確
保でき、大面積の制御基板の収納が可能となる。しかも
物干し竿9をワイヤ11で吊り下げ支持したので、従来
のパンタグラフ式の伸縮アームを折り畳んで収納する場
合と比較して物干し竿9の吊り下げ機構の構造が簡易に
なると同時に収納ボックス2の幅寸法Bを小さくして小
型化、軽量化を図ることができる。従って、昇降物干し
装置の配置スペースが狭くて済み、さらに天井の開口部
を小さくして補強桟等で補強しなくても済み、取り付け
工事が容易となる。
【0006】また上記扁平状の制御部ケースに制御部ケ
ース8と隣接して天板3に取り付けられる駆動部ケース
6に係合する係合部12が設けるのが好ましく、この場
合、扁平状の制御部ケース8を縦にして天板3に取り付
けても、駆動部ケース6との係合によって制御部ケース
8の安定した取り付け状態が得られる。
【0007】また上記駆動部に遠隔操作用のリモコン受
光部21を設け、リモコン受光部21が天板3の幅方向
Cの略中央部に位置するように駆動部5を天板3に取り
付けているのが好ましく、この場合、物干し竿9の揺れ
防止のために物干し竿9を天板3の幅方向Cの中心部に
位置させた場合において、物干し竿9の略真上位置にリ
モコン受光部21が位置することなり、従って、部屋の
どの方向からでも受光が可能となる。
【0008】また上記物干し竿9の最も上昇した上限位
置P1と最も下降した下限位置P2とを検知する位置検
知手段13を駆動部5に設け、上限位置P1と下限位置
P2との間で物干し竿9を駆動制御するのが好ましく、
この場合、駆動部5による物干し竿9の下げ過ぎや上げ
過ぎを位置検知手段13により防止でき、使用の安全性
を高めることができる。
【0009】また上記駆動部5に設けられる位置検知手
段13は、ワイヤ11の巻き上げ、巻き下げに応じて回
転する検知ディスク15と検知ディスク15の回転量を
検知する手段とからなるのが好ましく、この場合、物干
し竿9の昇降量に応じて回転する検知ディスク15の回
転量に基づいて物干し竿9の上限位置P1と下限位置P
2とを精度良く検知できるようになる。
【0010】また上記物干し竿9の上限位置P1と下限
位置P2との間に干し位置P3を設定し、駆動部5によ
り物干し竿9が下限位置P2から上昇するときに干し位
置P3で自動的に停止するように制御されるのが好まし
く、この場合、使用者が物干し竿9の昇降操作中に干し
位置P3で止めスイッチを押し忘れた場合とか、用事で
その場所から離れたりした場合であっても、物干し竿9
は予め決まった干し位置P3で自動的に止まるので、物
干し竿6が干し位置P3から誤って上限位置P1まで上
昇してしまって、洗濯物が汚れてしまったり、物干し竿
が天井の開口部など引掛かってしまったりするのを未然
に防止でき、使用の安全性を確保できる。
【0011】また上記物干し竿9を吊り下げるワイヤ1
1の先端に引っ張り強度の弱い紐体16を取り付け、紐
体16と物干し竿9とを連結するのが好ましく、この場
合、例えば子供が物干し竿9にぶら下がったり、或いは
物干し竿9を上限位置P1に移動して収納ボックス2内
に収納するときに、物干し竿9の端部が天井の開口部や
化粧カバーなどに引掛かったりした場合のように、物干
し竿9に外力がかかったときでも、紐体16が先に切れ
ることによって、物干し竿9の変形や損壊を防止できる
ようになる。
【0012】また上記ワイヤ11の先端に長さ調整部材
17を取り付けて、物干し竿9の下限位置P2の高さを
可変自在とするのが好ましく、この場合、天井高さDが
異なる場合でも、駆動部5によるワイヤ11の昇降量を
変えることなく、天井高さDに応じて物干し竿9の下限
位置P2の高さ調整が容易にできるようになる。
【0013】また上記ワイヤ11で吊り下げられる物干
し竿9の先端に軟質ゴム18を取り付けるのが好まし
く、例えば物干し竿9が上限位置P1まで上昇する途中
で物干し竿9の端部が天井の開口部や化粧カバー等に引
掛かったりしても、軟質ゴム18によって物干し竿9の
端部を保護できるようになる。
【0014】また上記ワイヤ11で吊り下げられる物干
し竿9の内部に制振材19を内蔵しているのが好まし
く、この場合、物干し竿9をワイヤ11で吊り下げた不
安定な場合でも、制振材19が持つ振動減衰作用によ
り、振動や揺れを低減させることができるので、洗濯物
が動かないように安定して保持できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、この昇降物干し装置1は、図1〜図6に示すよ
うに、天井の開口部に取り付けられる下方に開口した収
納ボックス2内に、DCモーター4を駆動源とする駆動
部5と、駆動部5を制御する制御部と、DCモーター4
に直流電流を供給するトランス10とがそれぞれ収納さ
れており、物干し竿9を吊り下げるワイヤ11を駆動部
5により巻き上げ、巻き下げて上下に昇降自在としてあ
る。
【0016】上記収納ボックス2の天板3は、図1に示
すように、平面視長方形状に形成されており、この天板
3の下面にその長手方向Aに沿って駆動部5を収納する
駆動部ケース6とトランス10と制御部ケース8とがそ
れぞれ取り付けられている。
【0017】また駆動部ケース6は、図5に示すよう
に、DCモーター4を収納するモーター室23と、減速
ギア25を収納するギア室24とで一体形成されてい
る。DCモーター4の回転軸26にはウォームギア27
が圧入されており、このウォームギア27は軸受け部2
8により駆動部ケース6に回転自在に支持されている。
この例では、減速ギア25は、ウォームギア27と噛み
合うウォームホイル29と、ウォームホイル29に噛み
合う中間ギア30と、中間ギア30に噛み合う最終ギア
31とで構成されており、最終ギア31に図6に示すワ
イヤ11を巻き上げ、巻き下げするための回転ドラム3
2が連結されており、DCモーター4の回転力が減速ギ
ア25で減速されて回転ドラム32に伝達されるように
なっている。
【0018】この回転ドラム32には、物干し竿9を吊
り下げるための左右2本のワイヤ11の各一端部が取り
付けられている。両ワイヤ11の各他端部は収納ボック
ス2の長手方向の両端にそれぞれ取り付けられたプーリ
ー33を介して下方に垂下され、ワイヤ11の下端に物
干し竿9の端部が吊り下げ支持されている。この例で
は、ワイヤ11にかかる垂直荷重(図6の矢印イで示
す)は、回転ドラム32の反時計回り方向ロに作用し、
従って、中間ギア30を介在するウォームギア27も同
方向ロに作用して、ウォームギア27にはDCモーター
4の回転軸26に圧入される方向ハに押圧力がかかるよ
うになっている。このとき、ウォームギア27にかかる
荷重の方向ハはウォームギア27をDCモーター4の回
転軸26に圧入する方向と一致しており、これによりウ
ォームギア27を回転軸26に圧入させただけでありな
がら、ウォームギア27が回転軸26から外れない構造
となっている。
【0019】またこの例では、ウォームギア27は、図
5(b)に示すように、その中程の内径aよりも両側の
内径bが大きく且つ、中程の外径dよりも両側の外径c
が小さくなった略筒形に形成されている。このように、
a<b,c>dの関係にあるので、回転軸26の先端が
ウォームギア27の中程に圧入しやすくなる。図5
(b)中のニはウォームギア27の圧入範囲を示してい
る。また、ウォームギア27の外周端部は軸受け部28
に支持される受け部34となっており、この受け部34
によりウォームギア27の偏心回転防止が図られてい
る。また長さの等しい受け部34をウォームギア27の
両端に設けることで、ウォームギア27は左右どちら向
きにも使用できるようにしてある。
【0020】また、駆動部5の下面には、図2に示すよ
うに、受光基板22が取り付けられ、受光基板22に室
内に面して遠隔操作用のリモコン受光部21が実装され
ている。ここで、駆動部5は、リモコン受光部21が天
板3の幅方向Cの略中央部に位置するようにして天板3
に取り付けられており、一方、物干し竿6もまた揺れ防
止のために天板3の幅方向Cの中心部に位置させてあ
り、これにより、物干し竿9の真上にリモコン受光部2
1が位置することとなり、物干し竿9に遮られることな
く部屋のどの方向からでもリモコン操作ができるように
してある。
【0021】一方、制御部を収納する制御部ケース8は
図1、図2に示すように、扁平状に形成されており、制
御部ケース8を縦にしたときに上側となる端面の複数個
所に、天板3に固定されるネジ孔部35(図2)が設け
られている。そして、この制御部ケース8は、ネジ孔部
35が設けられている面が上になるように扁平状の制御
部ケース8を縦向きにし、且つ制御部ケース8の側面を
天板3の長手方向Aに向けた状態で、駆動部ケース6と
トランス10とを結ぶ直線上に位置するようにして天板
3に取り付けられている。このとき制御部ケース8の上
面には側方に向かって係合部12が突設されており、制
御部ケース8を天板3に取り付ける際に上記係合部12
を駆動部ケース6の上端面に引掛けることによって、扁
平状の制御部ケース8を駆動部ケース6に安定して取り
付けることができるようになっている。尚図2中の35
aは駆動部ケース6の上面に設けられた天板3へのネジ
取付部、図4中の90,91は駆動部ケース6と制御部
ケース8とを横方向に位置決めするための嵌合凹凸部で
ある。
【0022】しかして、扁平状の制御部ケース8を天板
3の長手方向に向けて駆動部ケース6とトランス10と
を結ぶ直線上に取り付けたことによって、天板3の幅寸
法Bを小さくしながら、制御部ケース8の大きさを確保
でき、大面積の制御基板の収納が可能となる。しかも、
物干し竿9を吊り下げるワイヤ11を直接、駆動部5に
より巻き上げ、巻き下げて物干し竿9を上下に昇降駆動
させるようにしたから、従来のパンタグラフ式の伸縮ア
ームを折り畳んで収納する場合と比較して収納ボックス
2の幅寸法Bを小さくして小型化、軽量化を図ることが
できると共に、物干し竿9の吊り下げ機構の構造が簡易
となる。従って、昇降物干し装置1の配置スペースが狭
くて済み、さらに天井の開口部を小さくして補強桟等で
補強しなくても済み、従って、取り付け工事が大掛かり
にならず、省施工化を達成できるものである。
【0023】また、扁平状の制御部ケース8には駆動部
ケース6に係合する係合部12が設けられているので、
制御部ケース8を縦にして天板3に取り付ける際に係合
部12を駆動部ケース6に引掛けることで制御部ケース
8の安定した取り付け状態が得られる。特に駆動部ケー
ス6はDCモーター4や減速ギヤ等を内蔵しているので
ケース全体に厚みがあって強度が高いので、内部に精密
な制御部品を収納している制御部ケース8をより安定良
く取り付けることができ、従って、制御部品を振動等か
ら有効に保護でき、長期に亘って高信頼性を維持できる
ものとなる。
【0024】また、物干し竿9を上下に昇降させる際に
は、リモコン操作器を操作して駆動部5に設けたリモコ
ン受光部21にリモコン信号を送る。このとき、リモコ
ン受光部21が天板3の幅方向Cの略中央部に位置して
おり、一方、物干し竿9もまた揺れ防止のために天板3
の幅方向Cの中心部に位置しているので、物干し竿9の
真上にリモコン受光部21が位置することとなり、従っ
て、物干し竿9に遮られることなく部屋のどの方向から
でもリモコン操作ができるようになる。つまり、リモコ
ン受光部21が天板3の幅方向Cの中央部から幅方向C
の一方にずれていると、物干し竿9が上限位置P1(図
15)にあるときに、幅方向Cの他方からリモコン操作
器を操作すると、このリモコン信号が物干し竿9で遮ら
れてしまい、操作ができなくなるという不都合が生じる
が、リモコン受光部21を物干し竿9の真上位置、つま
り天板3の幅方向Cの中心位置に位置させることで、部
屋のどの方向からでも物干し竿9に遮られることなくリ
モコン受光部21にリモコン信号を送ることができるの
で、使い勝手が良くなる。
【0025】次に、上記駆動部5に、物干し竿9の上限
位置P1と下限位置P2とを検知する位置検知手段13
を設けた場合の例を説明する。先ず、上限位置P1と下
限位置P2のみを検知する例を説明し、続いて、干し位
置P3を検知する例を説明する。ここで、上限位置P1
とは物干し竿9を収納する位置をいい、下限位置P2と
は洗濯物を物干し竿9に引っ掛けて吊り下げる位置をい
い、干し位置P3とは下限位置P2で引掛けた洗濯物を
上限位置P1付近まで上昇させて乾かす位置をいい、さ
らに洗濯物を乾かす位置は干し位置P3と下限位置P2
との間の途中位置であってもよく、この途中位置は止め
スイッチで任意に設定自在となっている。
【0026】先ず、図7、図8では、物干し竿9の上限
位置P1と下限位置P2とを検知する位置検知手段13
が、駆動部5の外側に設けられており、ワイヤ11の巻
き上げ、巻き下げに応じて回転する検知ディスク15
と、この検知ディスク15の回転量を検知するフォトイ
ンタラプタ43とで構成されている場合を示している。
駆動部ケース6の外面から突出した複数の取付ボス36
に検知基板37が取り付けられており、この検知基板3
7の内面に検知ディスク15が回転自在に配置されてい
る。図中の38は基板押さえ部材である。検知ディスク
15の表面には、検知ディスク15の回転中心部と同心
円状をした略円弧状の光遮蔽板39が突設されており、
また、検知ディスク15の外周面に形成したギア部40
に、駆動部ケース6の外部に突出されたモーター出力軸
41に嵌め込まれたピニオン42が噛み合っている。
【0027】ここで、ワイヤ11の昇降時に、モーター
出力軸41によりピニオン42が回転して検知ディスク
15を回転させる。このとき物干し竿9が下限位置P2
と上限位置P1との間の途中位置にあるときには、光遮
蔽板39がフォトインタラプタ43間に通過せず、一
方、物干し竿9が下降して下限位置P2に達したときに
光遮蔽板39の長さ方向の一端がフォトインタラプタ4
3間に入り、また、物干し竿9が上昇して上限位置P1
に達したときに光遮蔽板39の長さ方向の他端がフォト
インタラプタ43間に入るように、光遮蔽板39とフォ
トインタラプタ43との位置関係が設定されている。ま
たこの例では、フォトインタラプタ43はノーマルオー
プン型であり、光遮蔽板39がフォトインタラプタ43
間を通過していないときには、DCモーター4が駆動可
能となり、光遮蔽板39がフォトインタラプタ43間に
入ったときにはDCモーター4の駆動が停止するように
なっている。
【0028】このように、物干し竿9の上限位置P1と
下限位置P2との位置をフォトインタラプタ43と検知
ディスク15とで検知して、上限位置P1と下限位置P
2との間で物干し竿9を昇降できるようにすることによ
って、物干し竿9の下げ過ぎや上げ過ぎを位置検知手段
13により防止でき、使用の安全性を高めることができ
ると共に、検知ディスク15は物干し竿9の昇降量に応
じて回転するので、この検知ディスク15の回転量に基
づいて物干し竿9の上限位置P1と下限位置P2とを精
度良く検知でき、高い信頼性が得られる。さらにフォト
インタラプタ43は光遮蔽板39がフォトインタラプタ
43間に入ったときにDCモーター4の駆動が停止する
ように構成されているので、光遮蔽板39以外の異物が
フォトインタラプタ43間に入ったときでも、DCモー
ター4の駆動が停止するので、誤作動を防止でき、安全
性を確保できる。
【0029】図9は上記検知ディスク15に設けた光遮
蔽板39の端部側に切り欠き44が設けられており、切
り欠き44に沿って光遮蔽板39の一部39aを切り取
ることによって、光遮蔽板39がフォトインタラプタ4
3間に入るタイミングを遅らせることができる。このよ
うに光遮蔽板39の長さ寸法Mを可変にすることで、物
干し竿9の昇降範囲、特に下限位置P2の高さを可変に
したものである。例えば天井高さD(図15)には24
00mmと2700mmとがあり、2700mmのとき
に光遮蔽板39の一部39aを切り欠くことで、天井高
さDに応じて物干し竿9の下限位置P2を上に移動させ
ることができ、例えば2400mmの高さに適応できる
ようになる。これにより、DCモーター4の駆動範囲を
変えたりする必要がなく、天井高さDに容易に対応でき
るものとなる。
【0030】図10〜図12は、上限位置P1と下限位
置P2とを検知するための位置検知手段13が差動検知
手段である場合を示している。この例では、回転比の異
なる2枚の検知ディスク15A,15Bを用いた場合を
示している。モーター出力軸41には、図11、図12
に示すように、ギア比の異なる第1ギア46と第2ギア
47とが取り付けられ、モーター出力軸41と平行な支
持軸45の一端に第1ギア46に噛み合う第3ギア4
8、支持軸45の他端に第2の検知ディスク15Bが取
り付けられ、支持軸45の第3ギア48と第2の検知デ
ィスク15Bの間には、第2ギア47と噛み合う第4ギ
ア49と第1の検知ディスク15Aとの一体物が軸受け
50を介して支持軸45に回転自在に嵌め込まれてい
る。第1の検知ディスク15Aの外周部の1箇所には周
方向に幅狭のスリット孔52が切り欠き形成されてお
り、第2の検知ディスク15Bの外周部には周方向に幅
広の長孔51が切り欠き形成されている。そして、モー
ター出力軸41により2つの検知ディスク15A,15
Bが異なる回転比で回転して、物干し竿9が下限位置P
2に達した時及び上限位置P1に達した時に、スリット
孔52と長孔51とが一致して、フォトインタラプタ4
3で検知してDCモーター4の駆動を止めるように構成
されている。つまり、モーター出力軸41によりギア比
の異なる第1ギア46と第2ギア47とが回転すると、
第1ギア46と噛み合う第3ギア48の回転により第2
の検知ディスク15Bが回転し、一方、第2ギア47と
噛み合う第4ギア49の回転により第1の検知ディスク
15Aが回転するが、このとき第1ギア46と第2ギア
47のギア比は異なっているので、第1の検知ディスク
15Aと第2の検知ディスク15Bの一方が早く、他方
が遅くなるように回転する。例えばモーター出力軸41
が数回回転する間に、両検知ディスク15A,15Bの
一方が8回転し、他方が8×(2/3)回転する。そし
て、物干し竿9が下限位置P2に達したときには第2の
検知ディスク15Bに設けた長孔51の長さ方向の一端
側でスリット孔52と長孔51とが重なり、フォトイン
タラプタ43からの信号でDCモーター4の駆動が停止
し、また、物干し竿9が上昇して上限位置P1に達した
ときにはスリット孔52が長孔51の長さ方向の他端側
でスリット孔52と長孔51とが重なり、フォトインタ
ラプタ43からの信号でDCモーター4の駆動が停止す
るようになっている。
【0031】このように、物干し竿9の上限位置P1と
下限位置P2との位置をフォトインタラプタ43と2枚
の検知ディスク15A,15Bとで検知して、上限位置
P1と下限位置P2との間で物干し竿9を駆動制御する
ことによって、物干し竿9の下げ過ぎや上げ過ぎを防止
でき、使用の安全性を高めることができる。しかも2枚
の検知ディスク15A,15Bを組み合わせることによ
って、全体として検知ディスク15A,15Bの大きさ
を小さくすることができるので、駆動部5に設けられる
位置検知手段13のコンパクト化を図ることができる。
【0032】また、上記のようにフォトインタラプタ4
3と光遮蔽板39とにより光学的に検知する方法に限ら
れず、例えば図13、図14に示すように、位置検知手
段13を検知ディスク15とポテンショメーター53と
で構成して、ワイヤ11の巻き上げ、巻き下げに応じて
回転する検知ディスク15の回転量をポテンショメータ
ー53で電気的に検知する方法も可能である。
【0033】次に、物干し竿9の上限位置P1と下限位
置P2との間に干し位置P3を設定する場合の例を説明
する。図1〜図4、図17、図18では、フォトインタ
ラプタ43と光遮蔽板39付き検知ディスク15とで上
限位置P1と下限位置P2とを光学的に検知し、且つボ
リューム抵抗54を用いて干し位置P3を電気的に検知
する場合を示している。この例では、干し位置P3は、
図15(b)で示すように、上限位置P1よりも少し下
がった位置に設定されており、この干し位置P3を設定
するために、回転により電気的に抵抗値が変化するボリ
ューム抵抗54が用いられている。ここで、制御部で
は、駆動部5により物干し竿9が下限位置P2から上昇
するときに干し位置P3で自動的に停止するように制御
するものであり、さらに物干し竿9が干し位置P3で自
動的に止まった後では、リモコン操作器の上昇スイッチ
を押し続けたときだけ、干し位置P3から上限位置P1
に上げることができるようにしてある。以下の表1に
は、4つの位置(上限位置、干し位置、途中位置、下限
位置)で物干し竿9の位置を判別する場合の一例を示し
ている。
【0034】
【0035】
【表1】 しかして、リモコン操作器に設けた上昇スイッチ、下降
スイッチ、途中で止める止めスイッチにより物干し竿9
を昇降操作する場合において、物干し竿9を図15に示
す下限位置P2から干し位置P3に上昇させるときに
は、上昇スイッチを1回押すとワイヤ11が巻き取られ
て物干し竿9が上昇を始めるが、このとき、モーター出
力軸41によりピニオン42を介して検知ディスク15
が回転し始め、ボリューム抵抗4によって検知ディスク
15の所定の回転量(物干し竿9が干し位置P3にきた
ときの回転角度)が検知されて、制御部がこれに基づき
DCモーター4の駆動を停止させ、物干し竿9は干し位
置P3で自動的に止まる。従って、使用者がリモコン操
作器の操作中に干し位置P3で止めスイッチを押し忘れ
た場合とか、用事でその場所から離れたりした場合で
も、物干し竿9は予め決まった干し位置P3で自動的に
止まるようになる。また、干し位置P3から上限位置P
1まで上昇させるには、上昇スイッチを押し続ける必要
があるので、物干し竿9が上限位置P1まで収納すると
きに物干し竿9の端部が例えば天井の開口部や化粧カバ
ー等に引掛かったり、当たったりするのを未然に防止で
きる。つまり、物干し竿9は上限位置P1まで上昇する
際に使用者が必ず確認しなければならない構造となって
おり、これにより洗濯物を汚してしまうなどの物干し竿
9の収納ミスを未然に防止できるものである。
【0036】図19はフォトインタラプタ43に代え
て、リミットスイッチ55を用い、このリミットスイッ
チ55と検知ディスク15とを組みあわせて、上限位置
P1と下限位置P2とを検知する場合を示している。こ
の例ではリミットスイッチ55の可動片を検知ディスク
15の光遮蔽板39に対向配置して、物干し竿9が下限
位置P2に達したときに光遮蔽板39の長さ方向の一端
がリミットスイッチ55の可動片を押し、且つ物干し竿
9が上限位置P1に達したときに光遮蔽板39の長さ方
向の他端がリミットスイッチ55の可動片を押すように
構成してある。
【0037】更に他の実施形態として、制御部は、昇降
中に検知するフォトインタラプタ43やボリューム抵抗
54からの信号の順序が異なれば物干し竿9の昇降動作
が異常であるとして判断して、DCモーター4の駆動を
停止させるようにするのが望ましい。例えば前記の表1
においては、物干し竿9を下限位置P2から上限位置P
1に上昇させるときには、正常時にあっては、フォトイ
ンタラプタ43の入力がH→L→L→Hとなり、ボリュ
ーム抵抗54のコンパレータ入力はL→L→H→Hとな
り、逆に上限位置P1から下限位置P2に下降させると
きには、フォトインタラプタ43入力がH→L→L→H
となり、ボリューム抵抗54のコンパレータ入力はH→
H→L→Lとなり、これらの信号順序を制御部で予め記
憶しておく。そして、制御部は上記入力信号の順序が異
なったときには物干し竿9の昇降動作が異常であると判
断してDCモーター4の駆動を停止する。例えば、物干
し竿9に子供がぶら下がったりして物干し竿9が上昇で
きなくなっている場合には、DCモーター4が無理に駆
動して故障の原因になるという事態を避けることができ
る。さらに、DCモーター4の駆動中であるにもかかわ
らず、位置検知信号が所定時間経過しても検知されない
場合とか、或いは物干し竿9が上限位置P1から下限位
置P2に行くとき途中で引掛かって干し位置P3を検知
できない場合などにも異常としてDCモーター4の駆動
を停止させることによって、物干し竿9の昇降動作の異
常検知に一層効果的となる。
【0038】更に他の実施形態として、制御部は、図2
0に示すように、DCモーター4の出力が短時間に操作
が何回も連続して繰り返されたときは、いたずらとみな
して、その操作を無効にするいたずら退避モードに入
り、さらに過負荷が検知されたときは待機モードに入る
ように設定されている。ここで、図20中のは初期設
定終了、はいたずらによる連続動作、はいたずら退
避モードのタイムオーバー、,,′,″は上昇
スイッチ入力、,は止めスイッチ入力、過負荷検知
等、,は下降スイッチ入力、′は上昇スイッチ入
力無しを示している。
【0039】先ずいたずら退避モードに入る条件とし
て、操作スイッチが所定時間内にある間隔で頻繁に入力
されて、モーターによる昇降動作が繰り返されるとこの
モードに入る。例えばモーター出力のON,OFFが1
分以内の間隔で30回以上操作が繰り返された場合であ
る。このときはモーター出力がOFFするときに例えば
1分タイマーがスタートし、その後、1分タイマーがタ
イムUPする前に再びモーター出力がONになると、カ
ウンタを+1して1分タイマーをストップする。その
後、モーター出力がOFFになると、再び1分タイマー
がスタートする。以降、1分タイマーがタイムUPする
前にモーター出力がONになるたびに、カウントを繰り
返す。そして、カウント数が例えば30回になると、い
たずら退避モードに入る。このとき上昇、下降のスイッ
チのいずれの操作も無効にして、モーター出力をOFF
に保つ。つまり、いたずら退避モード中の入力処理中で
は、上昇スイッチ、下降スイッチ、止めスイッチの入力
は受けつけず、モーター出力はなされない。1分タイマ
ーのタイムUP時にカウンタをクリアする。そして、い
たずら退避モードになって5分が経過すると、待機モー
ドに移行する。
【0040】また、過負荷が連続して検知されたときは
待機モードに移行する。そして、30秒以内の間隔で過
負荷が5回繰り返されるといたずら退避モードに入る。
例えば過負荷を検知してこのモードに移行するときに、
30秒タイマーをスタートする。30秒タイマーがタイ
ムUPする前に再び過負荷が検知されると、カウンタを
+1して30秒タイマーをリセットしてカタートさせ
る。そして、カウント数が例えば5回になると、いたず
ら退避モードから待機モードに移行する。そして、30
秒タイマーがタイムUPしたとき(30秒タイマーがタ
イムUPするまでに過負荷検出がなかった場合)、タイ
ムUP時にカウンタをクリアする。
【0041】このように、いたずらや過負荷を検知して
モーター出力を止めるいたずら退避モードを設定するこ
とによって、昇降物干し装置1の故障発生を未然に防止
できるようになる。
【0042】次に、物干し竿9の過負荷や振動等の防止
対策、及び天井高さへの対応策の各例を説明する。先
ず、図21は、物干し竿9を吊り下げるワイヤ11の先
端に引っ張り強度の弱い紐体16を取り付け、紐体16
と物干し竿9とを連結した場合を示している。この例で
はワイヤ11の下端にリング状のフック60を取り付
け、このフック60に引掛けた紐体16を物干し竿9に
取り付けた竿フック61に連結してある。従って、例え
ば子供が物干し竿9にぶら下がった場合や、物干し竿9
を上限位置P1に収納する途中で物干し竿9の端部が天
井の開口部や化粧カバーなどに引掛かって過負荷がかか
った場合には、紐体16が先に切れることによって、物
干し竿9の変形や損壊を防止することができると共に、
過負荷によるモーターの故障等の発生を防止できるよう
になる。
【0043】図22はワイヤ11の先端に長さ調整部材
17を取り付けて、物干し竿9の下限位置P2(図1
5)の高さを可変自在とした場合を示している。この例
では長さ調整部材17が、上下多段の取り付け孔61を
有しており、ワイヤ11の下端をいずれかの取り付け孔
61にネジ止めし、一方、物干し竿9の端部に取り付け
た竿フック61を長さ調整部材17の下端部にネジ止め
しており、取り付け孔62の位置を変えることで物干し
竿9の高さが変化するので、駆動部5によるワイヤ11
の昇降量を変えることなく、天井高さに応じて物干し竿
9の下限位置P2の高さ調整が容易にできるようにな
る。
【0044】図23は長さ調整部材17の変形例を示
し、開閉自在なカバー体66の内面に、ワイヤ11の下
端に取り付けた引掛けフック64を係止する係止部65
が上下多段に設けられ、一方、カバー体66の下端には
物干し竿9の端部に取り付けた竿フック61をネジ止め
する竿取り付け部67が設けられている。ワイヤ11の
引掛けフック64を上下多段の係止部65のいずれかに
係止することにより、物干し竿9の下限位置P2の高さ
調整が容易にできるようになっている。
【0045】図24、図25は、ワイヤ11で吊り下げ
られる物干し竿9の先端に軟質ゴム18を取り付けた場
合を示している。軟質ゴム18の形状の例として、図2
4、図25があり、物干し竿9の異なる形状の端部には
め込み可能なキャップ形状を示している。図中の70は
係合溝、71は係合凸部、61は竿フックである。この
ように物干し竿9の先端に軟質ゴム18を取り付けるこ
とで、例えば物干し竿9が上限位置P1(図15)まで
上昇する途中で物干し竿9の端部が天井の開口部や化粧
カバー等に引掛かったりしても、軟質ゴム18によって
物干し竿9の端部を保護することができる。
【0046】図26〜図28は、ワイヤ11で吊り下げ
られる物干し竿9の内部に制振材19を内蔵した場合を
示している。制振材19としては図27に示す粉状体1
9a、或いは図28に示す流体19bのいずれであって
もよい。ここで、物干し竿9が、ワイヤ11のみで吊り
下げられていると振動や揺れが生じやすくなり、干し位
置などで安定感がなくて、洗濯物が揺れるなど煩わしく
なるが、この例では、制振材19が持つ振動減衰作用に
より、物干し竿9の振動や揺れを低減させることができ
るので、洗濯物が動かないように保持でき、しかも制振
材19は外部から見えないので物干し竿9の外観を損な
うこともないものである。
【0047】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、天井の開口部に取り付けられた下方に開口し
た収納ボックス内に、DCモーターを駆動源とする駆動
部と、駆動部を制御する制御部と、DCモーターに直流
電流を供給するトランスとをそれぞれ収納した昇降物干
し装置であって、物干し竿を吊り下げるワイヤを駆動部
により上下に昇降して収納ボックス内に収納自在とし、
収納ボックスの天板を平面視長方形状に形成し、この天
板の長手方向に沿って駆動部を収納する駆動部ケースと
トランスとを取り付けると共に、制御部を収納する扁平
状の制御部ケースの側面を天板の長手方向に向け且つ駆
動部ケースとトランスとを結ぶ直線上に位置するように
天板に取り付けるようにしたので、扁平状の制御部ケー
スを天板の長手方向に向けて駆動部ケースとトランスと
を結ぶ直線上に取り付けたことによって、天板の幅寸法
を小さくしながら、制御部ケースの大きさを確保でき、
大面積の制御基板の収納が可能となる。しかも物干し竿
をワイヤで吊り下げ支持したので、従来のパンタグラフ
式の伸縮アームを折り畳んで収納する場合と比較して物
干し竿の吊り下げ機構の構造が簡易になると同時に収納
ボックスの幅寸法を小さくして小型化、軽量化を図るこ
とができる。従って、昇降物干し装置の配置スペースが
狭くて済み、さらに天井の開口部を小さくして補強桟等
で補強しなくても済み、取り付け工事に手間がかから
ず、省施工化を達成できる。
【0048】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、扁平状の制御部ケースに制御部ケース
と隣接して天板に取り付けられる駆動部ケースに係合す
る係合部が設けられているので、扁平状の制御部ケース
を縦にして天板に取り付けても、駆動部ケースとの係合
によって制御部ケースの安定した取り付け状態が得られ
る。特に駆動部ケースはDCモーターや減速ギヤ等を内
蔵しているのでケース全体に厚みがあって強度が高いの
で、内部に精密な制御部品を収納している扁平状の制御
部ケースを駆動部ケースを利用して安定良く取り付け可
能となり、従って、制御部品を振動等から有効に保護で
き、長期に亘って高信頼性を維持できるものである。
【0049】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、駆動部に遠隔操作用のリモコン受光部
を設け、リモコン受光部が天板の幅方向の略中央部に位
置するように駆動部を天板に取り付けているので、物干
し竿の揺れ防止のために物干し竿を天板の幅方向の中心
部に位置させた場合において、物干し竿の略真上位置に
リモコン受光部が位置することなり、従って、物干し竿
に遮られることなく、部屋のどの方向からでも受光が可
能となる。
【0050】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、物干し竿の最も上昇した上限位置と最
も下降した下限位置とを検知する位置検知手段を駆動部
に設け、上限位置と下限位置との間で物干し竿を駆動制
御するようにしたので、駆動部による物干し竿の下げ過
ぎや上げ過ぎを位置検知手段により防止でき、使用の安
全性を高めることができる。
【0051】また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、駆動部に設けられる位置検知手段は、
ワイヤの巻き上げ、巻き下げに応じて回転する検知ディ
スクと検知ディスクの回転量を検知する手段とからなる
ので、検知ディスクの回転量に基づいて上限位置と下限
位置とを精度良く検知でき、昇降物干し装置の高信頼化
を図ることができる。
【0052】また請求項6記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、物干し竿の上限位置と下限位置との間
に干し位置を設定し、駆動部により物干し竿が下限位置
から上昇するときに干し位置で自動的に停止するように
制御されるので、使用者が物干し竿の昇降操作中に干し
位置で止めスイッチを押し忘れた場合とか、用事でその
場所から離れたりした場合であっても、物干し竿は予め
決まった干し位置で自動的に止まるので、干し位置から
誤って上限位置まで上昇してしまう心配がなくなり、こ
れにより洗濯物を汚してしまったり、物干し竿が天井の
開口部や化粧カバー等に引掛かったりするのを未然に防
止することができる。
【0053】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、物干し竿を吊り下げるワイヤの先端に
引っ張り強度の弱い紐体を取り付け、紐体と物干し竿と
を連結したので、例えば子供が物干し竿にぶら下がった
り、或いは物干し竿を上限位置に移動して収納ボックス
内に収納するときに、物干し竿の端部が天井の開口部や
化粧カバーなどに引掛かったりした場合のように、物干
し竿に外力がかかったときでも、紐体が先に切れること
によって、物干し竿の変形や損壊を防止できるようにな
る。
【0054】また請求項8記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ワイヤの先端に長さ調整部材を取り付
けて、物干し竿の下限位置の高さを可変自在としたの
で、駆動部によるワイヤの昇降量を変えることなく、天
井高さに応じて物干し竿の下限位置の高さ調整が容易に
できるようになる。
【0055】また請求項9記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ワイヤで吊り下げられる物干し竿の先
端に軟質ゴムを取り付けたので、例えば物干し竿が上限
位置まで上昇する途中で物干し竿の端部が天井の開口部
や化粧カバー等に引掛かったりしても、軟質ゴムによっ
て物干し竿の端部を保護できるようになる。
【0056】また請求項10記載の発明は、請求項1記
載の効果に加えて、ワイヤで吊り下げられる物干し竿の
内部に制振材を内蔵しているので、物干し竿をワイヤで
吊り下げた不安定な場合でも、制振材が持つ振動減衰作
用により、物干し竿の振動や揺れを低減させることがで
きるので、洗濯物が動かないように保持でき、しかも制
振材は外部から見えないので物干し竿の外観を損なうこ
ともないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態の一例を示す側面
図、(b)は平面図である。
【図2】同上の駆動部ケースと制御部ケースとの連結状
態を説明する平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】同上の駆動部ケースと制御部ケースとの係合前
の分解図である。
【図5】(a)は同上の駆動部ケースの内部構造の説明
図、(b)はウォームギアの断面図である。
【図6】同上のワイヤの昇降動作の説明図である。
【図7】同上の位置検知手段の一例を説明する側面図で
ある。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【図9】(a)は他の実施形態の説明図、(b)は
(a)のF−F方向から見た正面図である。
【図10】位置検知手段の他の実施形態の説明図であ
る。
【図11】図10の平面図である。
【図12】(a)(b)は図10の検知ディスクに関連
する説明図である。
【図13】位置検知手段の更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図14】図13のG−G線断面図である。
【図15】(a)は同上の物干し竿の上限位置を示し、
(b)は干し位置を示し、(c)は下限位置を示す図で
ある。
【図16】同上の上限位置と下限位置と干し位置との関
係の説明図である。
【図17】位置検知手段の更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図18】図17のI−I線断面図である。
【図19】位置検知手段の更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図20】いたずら退避モード及び待機モードの説明図
である。
【図21】(a)は更に他の実施形態の説明図、(b)
は(a)のJ部の拡大図である。
【図22】更に他の実施形態の説明図である。
【図23】(a)は更に他の実施形態の説明図、(b)
は(a)のカバー体を閉じた状態の図である。
【図24】(a)は更に他の実施形態の説明図、(b)
は軟質ゴムを装着した状態の説明図である。
【図25】(a)は更に他の実施形態の説明図、(b)
は軟質ゴムを装着した状態の説明図である。
【図26】更に他の実施形態の説明図である。
【図27】(a)は図26の制振材の説明図、(b)は
(a)の断面図である。
【図28】(a)は図26の制振材の他例の説明図、
(b)は(a)の断面図である。
【図29】従来例の説明図である。
【図30】(a)は従来の伸縮アームを伸ばした状態の
説明図、(b)は折り畳んだ状態の説明図である。
【符号の説明】
1 昇降物干し装置 2 収納ボックス 3 天板 4 DCモーター 5 駆動部 6 駆動部ケース 7 制御部 8 制御部ケース 9 物干し竿 10 トランス 11 ワイヤ 12 係合部 13 位置検知手段 14 15 検知ディスク 16 紐体 17 長さ調整部材 18 軟質ゴム 19 制振材 21 リモコン受光部 A 天板の長手方向 B 幅寸法 C 幅方向 D 天井高さ P1 上限位置 P2 下限位置 P3 干し位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 哲二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北地 範行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安達 研治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 高策 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井の開口部に取り付けられた下方に開
    口した収納ボックス内に、DCモーターを駆動源とする
    駆動部と、駆動部を制御する制御部と、DCモーターに
    直流電流を供給するトランスとをそれぞれ収納した昇降
    物干し装置であって、物干し竿を吊り下げるワイヤを駆
    動部により上下に昇降して収納ボックス内に収納自在と
    し、収納ボックスの天板を平面視長方形状に形成し、こ
    の天板の長手方向に沿って駆動部を収納する駆動部ケー
    スとトランスとを取り付けると共に、制御部を収納する
    扁平状の制御部ケースの側面を天板の長手方向に向け且
    つ駆動部ケースとトランスとを結ぶ直線上に位置するよ
    うに天板に取り付けて成ることを特徴とする昇降物干し
    装置。
  2. 【請求項2】 扁平状の制御部ケースに、制御部ケース
    と隣接して天板に取り付けられる駆動部ケースに係合す
    る係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載の昇降
    物干し装置。
  3. 【請求項3】 駆動部に遠隔操作用のリモコン受光部を
    設け、リモコン受光部が天板の幅方向の略中央部に位置
    するように駆動部を天板に取り付けて成ることを特徴と
    する請求項1記載の昇降物干し装置。
  4. 【請求項4】 物干し竿の最も上昇した上限位置と最も
    下降した下限位置とを検知する位置検知手段を駆動部に
    設け、上限位置と下限位置との間で物干し竿を駆動制御
    することを特徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
  5. 【請求項5】 駆動部に設けられる位置検知手段は、ワ
    イヤの巻き上げ、巻き下げに応じて回転する検知ディス
    クと検知ディスクの回転量を検知する手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の昇降物干し装置。
  6. 【請求項6】 物干し竿の上限位置と下限位置との間に
    干し位置を設定し、駆動部により物干し竿が下限位置か
    ら上昇するときに干し位置で自動的に停止するように制
    御されることを特徴とする請求項4記載の昇降物干し装
    置。
  7. 【請求項7】 物干し竿を吊り下げるワイヤの先端に引
    っ張り強度の弱い紐体を取り付け、紐体と物干し竿とを
    連結したことを特徴とする請求項1記載の昇降物干し装
    置。
  8. 【請求項8】 物干し竿を吊り下げるワイヤの先端に長
    さ調整部材を取り付けて、物干し竿の下限位置の高さを
    可変自在としたことを特徴とする請求項1記載の昇降物
    干し装置。
  9. 【請求項9】 ワイヤで吊り下げられる物干し竿の先端
    に軟質ゴムを取り付けたことを特徴とする請求項1記載
    の昇降物干し装置。
  10. 【請求項10】 ワイヤで吊り下げられる物干し竿の内
    部に制振材を内蔵したことを特徴とする請求項1記載の
    昇降物干し装置。
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