JP2000125589A - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御装置

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JP2000125589A
JP2000125589A JP10290380A JP29038098A JP2000125589A JP 2000125589 A JP2000125589 A JP 2000125589A JP 10290380 A JP10290380 A JP 10290380A JP 29038098 A JP29038098 A JP 29038098A JP 2000125589 A JP2000125589 A JP 2000125589A
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voltage
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equation
rotor
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Shinichi Ishii
新一 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度センサレスで回転子の位置を検出し、そ
の情報に基づいて交流電動機を可変速制御して良好なス
トールトルクを発生させる。 【解決手段】 回転子回転角度に応じてインピーダンス
が変化する回転子を持ち、かつ、速度センサを持たない
交流電動機を電圧形PWMインバータにより可変速駆動
するための制御装置に関する。誘導電動機1の電流を検
出する電流検出手段2と、電動機1の駆動周波数よりも
十分に高い周波数の重畳電圧をPWMインバータ3に対
する電圧指令値として重畳するための制御手段5、座標
変換手段12、ベクトル発生手段14、加算手段4等
と、電流検出手段2による検出電流から前記重畳電圧に
起因する高周波電流を分離し、回転子回転角度を検出す
るためのハイパスフィルタ9、座標変換手段10、高速
フーリエ変換手段11等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度センサを持た
ない交流電動機をPWMインバータにより可変速駆動す
るための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の交流電動機、特に誘導
電動機の制御方法において、いわゆる速度センサレスベ
クトル制御方法(「誘導機のベクトル制御の基礎と制御
システムの実際構成 III.速度センサレスベクトル制御
システムの実際構成(電気学会論文誌D分冊117巻5
号 平成9年)」等を参照)が広く知られている。これ
らの方法では、誘導電動機を駆動するインバータの出力
周波数が0〔Hz〕での連続的なトルク(以下、ストール
トルクという)の発生が実現されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】良好なストールトルク
を発生させるためには、速度センサを使用したベクトル
制御を用いればよいが、電動機に速度センサを取り付け
る必要があるため、その分、電動機に対する制約事項が
多くなる。また、速度センサの電源や配線、更には速度
検出値に混入するノイズなど、様々な対策が必要にな
る。
【0004】速度センサを持たない電動機の制御方法と
しては、前述の速度センサレスベクトル制御方法がある
が、良好なストールトルクの発生という課題に対して
は、特に低速域で制御装置がパラメータ誤差に対してロ
バスト性が低いため、制御方法が確立されていない現状
である。そこで本発明は、速度センサを用いずに回転子
角度(位置)を検出し、その情報に基づいてベクトル制
御を行なうことによりストールトルクを発生させるよう
にした交流電動機の制御装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、速度センサレスで回転子角度を検出す
るべく、回転角度に応じた回転子のインピーダンス変化
を検出するために、PWMインバータによる交流電動機
の駆動周波数よりも十分に高い周波数の正弦波または方
形波電圧を電圧指令値に重畳し、それによって生じる高
周波電流を用いて回転子の回転角度を検出するようにし
た。
【0006】まず、回転子がωr〔rad/s〕で回転してい
る状態において、一次側(電動機端子側)から角周波数
ωi〔rad/s〕の電源を印加した時の一次側からみたイン
ピーダンスを求める。図5に示す誘導電動機(以下、単
に電動機という)のT形等価回路を変形してから、一次
側から見たインピーダンスZ1を数式1により求める。
なお、便宜上、本文中ではベクトル量を示す「・(ドッ
ト)」の記述を省略する。
【0007】
【数1】
【0008】数式1における諸量は図5に示すとおりで
ある。また、数式1における回転子側インピーダンスZ
2は、数式2に示すとおりである。
【0009】
【数2】
【0010】よって、数式1は、数式3に変形される。
【0011】
【数3】
【0012】ここで、lm≫l2とすると数式4が得ら
れ、更に、ωi≫ωrとすると数式5が得られる。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】これらの数式におけるωiが高周波数(約
1〔kHz〕程度)である場合、高周波電源に対する一次
側から見たインピーダンスは、数式6のようになる。
【0016】
【数6】
【0017】この数式6によれば、電動機端子側(一次
側)から二次側の漏れインダクタンスl2を検出できる
ことがわかる。
【0018】次に、高周波電源によって漏れインダクタ
ンスを流れる電流を求める。高周波電源による電流は、
ほとんどこの漏れインダクタンスを流れると仮定する
と、印加電圧と電流との関係は数式7によって表すこと
ができる。
【0019】
【数7】
【0020】なお、数式7におけるLσは数式8に示す
とおりである。この数式8において、L1σは固定子座
標系における固定子漏れインダクタンスであり、図5の
1に相当する(l1=L1)。また、L2σは固定子座標
系における回転子漏れインダクタンスであり、数式8に
おけるL2,ΔL2は数式9に示すとおりである。数式9
におけるL2d,L2qは回転子座標系における漏れインダ
クタンスであり、図5のl2に相当し、回転子回転角に
応じて漏れインダクタンスが変化する。
【0021】
【数8】
【0022】
【数9】
【0023】次に、数式10に示すように高周波の印加
電圧(重畳電圧)を正弦波電圧とした場合の電流式と、
数式11に示すように方形波電圧とした場合の電流の時
間変化式を求めてみる。
【0024】
【数10】
【0025】
【数11】
【0026】まず、重畳電圧を正弦波電圧とした場合に
流れる電流を求める。数式10を数式7に代入して数式
12を得る。そして、この数式12の両辺を積分して数
式13を得る。
【0027】
【数12】
【0028】
【数13】
【0029】数式13を整理して両辺を入れ替えること
により、数式14を得る。
【0030】
【数14】
【0031】よって、求める電流式は、数式15、数式
16のようになる。
【0032】
【数15】
【0033】
【数16】
【0034】次いで、重畳電圧を方形波電圧とした場合
の電流の時間変化式(Δi1i/Δt)を求める。まず、
数式11を数式7に代入して数式17を得る。
【0035】
【数17】
【0036】ここで、電流の微小時間当たりの変化に着
目して数式18を得、その両辺を入れ替えて数式19を
得る。
【0037】
【数18】
【0038】
【数19】
【0039】よって、求める電流の変化式は、数式2
0、数式21のようになる。
【0040】
【数20】
【0041】
【数21】
【0042】最後に、正弦波電圧、方形波電圧をそれぞ
れ注入した時に漏れインダクタンスに流れる電流から、
回転子角度θrを求める角度検出式を導出する。
【0043】1.正弦波電圧を注入した場合の角度検出
式の導出 漏れインダクタンスを流れる電流式は数式22、数式2
3のようになる。なお、これらの式において、I0,I1
は数式24に示すとおりである。
【0044】
【数22】
【0045】
【数23】
【0046】
【数24】
【0047】次に、ωit=θiとし、sinθi,cosθi
1αi,i1βiに乗算してそれぞれの項を加算する(注
入電圧角周波数で座標変換を行う)ことにより、数式2
5、数式26を得る。
【0048】
【数25】
【0049】
【数26】
【0050】次いで、数式27に示すように、数式25
を数式26の変化分のみで除算する。
【0051】
【数27】
【0052】数式27の逆正接(tan-1)をとれば、目
的の回転子角度θrを算出することができる。また、別
の方法として、回転子の角度推定値θrを用いる方法が
あり、これを以下に説明する。なお、便宜上、本文中で
は推定値を示す「^(ハット)」の記述を省略する。数
式28に示すごとく、数式25と数式26の変化分に、
それぞれ推定値cos2θr,sin2θrを乗算して加算す
る。
【0053】
【数28】
【0054】よって、数式28の偏差がゼロとなるよう
に角度推定値を変化させれば、回転子の角度検出が可能
になる。
【0055】2.方形波電圧を注入した場合の角度検出
式の導出 漏れインダクタンスを流れる電流式は数式29、数式3
0のようになり、これらの数式を変形して数式31、数
式32を得る。
【0056】
【数29】
【0057】
【数30】
【0058】
【数31】
【0059】
【数32】
【0060】ここで、電気角120°の位相差を持つ方
形波電圧指令を用いると、電動機には零相分が除去され
た電圧が印加される。そのため、V1αi,V1βiは表1
に示すようになる。
【0061】
【表1】
【0062】√3/2=cos(π/6),1/2=sin(π
/6)と、これら電圧を読み替えて数式31、数式32
の各右辺へ代入し、整理した結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】表2より、数式32の右辺を数式31の右
辺で除算すると、数式33のように正接が得られる。
【0065】
【数33】
【0066】数式33の左辺を演算し、その逆正接(ta
n-1)をとれば、目的とするθrを算出することができ
る。
【0067】すなわち、請求項1記載の発明は、回転子
回転角度に応じてインピーダンスが変化する回転子を持
ち、かつ、速度センサを持たない交流電動機を電圧形P
WMインバータにより可変速駆動するための制御装置に
おいて、前記交流電動機の電流を検出する電流検出手段
と、前記交流電動機の駆動周波数よりも十分に高い周波
数の重畳電圧を前記PWMインバータに対する電圧指令
値として重畳する手段と、前記電流検出手段による検出
電流から前記重畳電圧に起因する高周波電流を分離する
手段と、この手段により分離された高周波電流に基づい
て回転子回転角度を検出する手段と、を備えたものであ
る。
【0068】請求項2記載の発明は、請求項1記載の交
流電動機の制御装置において、回転子回転角度を検出す
る手段が、高速フーリエ変換手段を有するものである。
【0069】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の交流電動機の制御装置において、重畳電圧が正弦
波電圧であり、当該電圧の周波数を基準として高周波電
流をベクトル分解して得た各成分に基づいて演算により
回転子回転角度を求める手段を備えたものである。
【0070】請求項4記載の発明は、重畳電圧が方形波
電圧であり、当該電圧の一周期内の高周波電流の時間変
化に基づいて演算により回転子回転角度を求める手段を
備えたものである。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、請求項1,2に記載した発明の
実施形態を示すブロック図である。図において、速度ま
たは周波数指令値6とトルク指令値7とが制御手段5に
入力される。この制御手段5には、電流検出手段2によ
り検出した電流をローパスフィルタ8を通して得た基本
波電流と、ハイパスフィルタ9を通して検出した高周波
電流(高調波電流)から求めた回転子角度情報とが入力
されている。制御手段5は、これらの情報に基づいて基
本波電圧指令値を演算する。
【0072】上記基本波電圧指令値に、誘導電動機1の
駆動周波数よりも高い周波数の正弦波重畳電圧として、
座標変換手段12の出力である回転子角度検出用電圧指
令値が加算手段4により重畳され、この加算手段4の出
力はPWMインバータ3に加えられている。PWMイン
バータ3は電圧指令値に従った交流電圧を出力し、回転
子回転角度の変化によって回転子漏れインダクタンスが
変化する突極形回転子を持つ誘導電動機1を駆動する。
【0073】次に、回転子角度情報の検出方法について
述べる。重畳電圧指令値15が重畳電圧基準ベクトル発
生手段14に入力され、重畳用電圧基準ベクトルが演算
される。この電圧基準ベクトルは座標変換手段10,1
2に入力される。また、座標変換手段12には重畳電圧
指令値13が入力されており、座標変換手段12は基本
波電圧指令値に重畳するべき回転子角度検出用電圧指令
値を出力する。
【0074】他方、座標変換手段10は、ハイパスフィ
ルタ9から検出した高周波電流と重畳電圧基準ベクトル
発生手段14から出力された重畳用電圧基準ベクトルと
から、回転子角度情報を持つ電流を検出する。この電流
は、前述した数式25、数式26の信号に相当する。こ
れらの信号は高速フーリエ変換手段11に入力されて回
転子角度θrが検出され、制御手段5に入力される。
【0075】次に、請求項3に記載した発明の実施形態
を説明する。この発明は、前述の高速フーリエ変換手段
11を用いずに演算から回転子角度情報を得るものであ
る。図1と同一の構成要素には同一の参照符号を付して
説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0076】図2において、座標変換手段10の出力は
前述のように数式25、数式26の信号に相当する。こ
こで、数式26は直流分を持つので、ハイパスフィルタ
16により直流分を除去することで交流分のみとして角
度検出手段17に入力し、回転子角度θrを演算する。
【0077】角度検出手段17による回転子角度θr
演算方法として、図3A,図3Bに示す方法がある。図
3Aは直接演算により角度検出を行う方法であり、数式
27に相当する。すなわち、座標変換手段10からの出
力信号のうち、数式25によるI1sin2θrと、数式2
6によるI0−I1cos2θrからハイパスフィルタ16に
よって直流分I0を除去した信号−I1cos2θrとを除算
手段181に入力し、数式27の演算を行う。その結果
をtan-1演算手段19に入力して逆正接を演算し、更に
除算手段182により2で除算して回転子角度θrが求
められる。
【0078】次いで、図3Bは角度推定による方法であ
り、正弦波発生手段22により発生させた正弦波信号co
s2θr,sin2θr(θrは何れも推定値)を乗算手段2
01,202に入力し、その出力を加算手段4により減
算して数式28の演算を行う。この数式28の偏差がゼ
ロになるようにPI調節手段21にて比例積分動作を行
い、回転子角度θrを推定するものである。
【0079】最後に、回転子角度を検出するための重畳
電圧に方形波電圧を用いる請求項4の発明の実施形態を
図4に示す。なお、図1、図2と同一の構成要素には同
一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部
分を中心に説明する。異なるのは、回転子角度情報を検
出する手段の構成である。
【0080】図4において、方形波角周波数指令値33
は逆数演算手段29と積分手段31とに入力され、それ
ぞれ周期と角度に変換される。方形波発生手段30は、
方形波振幅指令値32と積分手段31の出力(角度)と
から、回転子角度検出用方形波電圧指令値を発生する。
この方形波電圧指令値は電動機1の駆動周波数よりも十
分に高い周波数を有しており、エッジ検出手段28に入
力されてホールドタイミング信号が生成されると共に、
加算手段4において基本波指令値に加算されてPWMイ
ンバータ3に対する電圧指令値が生成される。
【0081】電流検出手段2により検出された電流はサ
ンプル&ホールド手段23に入力されており、方形波の
切り替わりタイミング(エッジ)でホールドされた電流
は3相/2相変換手段26により2相量に変換される。
この電流情報に基づき、電流変化分演算手段24が変化
分を演算し、その変化分は演算を簡略化する(前掲の表
1において印加電圧位相がπ/3〜2π/3,4π/3
〜5π/3の区間ではV1βi=0であることを利用す
る)ために、相順切替手段25において重畳する方形波
角度で切り替えられ、2軸に分解された電流変化分Δi1
αi,Δi1βiとなる。
【0082】正接演算手段27では、先に求めた電流変
化分Δi1αi,Δi1βiと、電動機定数L1,L2,Δ
2 2、重畳電圧V1αi,V1βi、重畳電圧周期Δtの1
/6から数式33の左辺部を演算する。そして、この演
算結果をtan-1演算手段19に入力して回転子角度θr
2倍の値を得る。その後、除算手段18において2で割
ることにより、回転子角度θrを得るものである。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
子回転角度に応じたインピーダンス変化を伴う回転子を
用い、その回転角度に従ったインピーダンスを正弦波や
方形波の高周波電圧を重畳して検出し、回転角度検出に
利用するようにしたので、速度センサがない交流電動機
であっても良好なストールトルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に記載した発明の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】請求項3に記載した発明の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図3】図2における角度検出手段の具体例を示すブロ
ック図である。
【図4】請求項4に記載した発明の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図5】誘導電動機のT形等価回路図である。
【符号の説明】
1 誘導電動機 2 電流検出手段 3 PWMインバータ 4 加算手段 5 制御手段 6 速度または周波数指令値 7 トルク指令値 8 ローパスフィルタ 9,16 ハイパスフィルタ 10,12 座標変換手段 11 高速フーリエ変換手段 13,15 重畳電圧指令値 14 重畳電圧基準電圧ベクトル発生手段 17 角度検出手段 18,181,182 除算手段 19 tan-1演算手段 201,202 乗算手段 21 PI調節手段 22 正弦波発生手段 23 サンプル&ホールド手段 24 電流変化分演算手段 25 相順切替手段 26 3相/2相変換手段 27 正接演算手段 28 エッジ検出手段 29 逆数演算手段 30 方形波発生手段 31 積分手段 32 方形波振幅指令値 33 方形波角周波数指令値
フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 BB04 BB18 DA12 DC12 EB01 EC01 EC10 ED07 RR10 TT08 TT20 XA12 XA13 5H576 BB10 DD02 DD04 DD10 EE01 EE11 HB02 JJ04 JJ08 JJ20 JJ22 JJ24 JJ26 LL22 LL40 LL41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子回転角度に応じてインピーダンス
    が変化する回転子を持ち、かつ、速度センサを持たない
    交流電動機を電圧形PWMインバータにより可変速駆動
    するための制御装置において、 前記交流電動機の電流を検出する電流検出手段と、 前記交流電動機の駆動周波数よりも十分に高い周波数の
    重畳電圧を前記PWMインバータに対する電圧指令値と
    して重畳する手段と、 前記電流検出手段による検出電流から前記重畳電圧に起
    因する高周波電流を分離する手段と、 この手段により分離された高周波電流に基づいて回転子
    回転角度を検出する手段と、 を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交流電動機の制御装置に
    おいて、 回転子回転角度を検出する手段が、高速フーリエ変換手
    段を有することを特徴とする交流電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の交流電動機の制
    御装置において、 重畳電圧が正弦波電圧であり、当該電圧の周波数を基準
    として高周波電流をベクトル分解して得た各成分に基づ
    いて演算により回転子回転角度を求める手段を備えたこ
    とを特徴とする交流電動機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の交流電動機の制
    御装置において、 重畳電圧が方形波電圧であり、当該電圧の一周期内の高
    周波電流の時間変化に基づいて演算により回転子回転角
    度を求める手段を備えたことを特徴とする交流電動機の
    制御装置。
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