JP2000125078A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2000125078A
JP2000125078A JP10316910A JP31691098A JP2000125078A JP 2000125078 A JP2000125078 A JP 2000125078A JP 10316910 A JP10316910 A JP 10316910A JP 31691098 A JP31691098 A JP 31691098A JP 2000125078 A JP2000125078 A JP 2000125078A
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sponge
pressure plate
contact glass
peripheral
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JP10316910A
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Kotaro Kanatsu
康太郎 金津
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は圧板により原稿を適切に密着させた状
態でコンタクトガラス上に押圧して読取画像の画像品質
を向上させる原稿読取装置を提供する。 【解決手段】原稿読取装置の圧板は、圧板本体、スポン
ジ16及び白シート板が両面テープで接着された三層構
造に形成されているとともに、スポンジ16が、その中
央部に所定の大きさの四角形状に形成された中央部スポ
ンジ16aと、中央部スポンジ16aの周囲にリング形
状に配設された周辺部スポンジ16bと、に分離されて
いる。中央部スポンジ16aは比較的硬度の高いスポン
ジで形成され、周辺部スポンジ16bは比較的硬度の低
いスポンジで形成されている。したがって、圧板本体に
反りが発生しても、硬度の低い周辺部スポンジ16b
が、硬度の高い中央部スポンジ16aよりも大きく変形
し、圧板本体の反りを吸収して、白シート板により原稿
を隙間なくコンタクトガラス表面に密着させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置に関
し、詳細には、圧板により原稿を適切に密着させた状態
でコンタクトガラス上に押圧して読取画像の画像品質を
向上させる原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブック型の原稿を読み取る読取部
を備えた複写装置やファクシミリ装置等の原稿読取装置
は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を圧板によ
りコンタクトガラス表面に押し付け、読取手段により、
コンタクトガラスに押し付けられた原稿面を主走査及び
副走査して、原稿の画像を読み取る。
【0003】すなわち、読取装置は、コンタクトガラス
上にセットされた原稿を圧板によりコンタクトガラスに
押圧して、読取手段の光源から光を当該原稿に照射し、
その原稿からの反射光を光電変換素子に結像して、原稿
の画像を読み取っている。
【0004】このような原稿読取装置においては、コン
タクトガラス表面から原稿が浮いた状態となると、コン
タクトガラス表面と原稿の間に外部からの光が侵入する
等により読取画像の画像品質が悪化するため、原稿を圧
板によりコンタクトガラス上に密着させる必要がある。
【0005】そこで、従来から原稿読取装置において
は、図8に示すように、原稿をコンタクトガラス上に押
し付ける圧板1を、圧板本体2に単一構造のスポンジ3
を接着剤等で全面接着し、このスポンジ3の表面に白シ
ート板4を接着剤等で全面接着した三層構造として、白
シート板4により原稿をコンタクトガラス上に押し付け
て、スポンジ3の弾性により原稿をコンタクトガラスに
密着させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿読取装置にあっては、圧板1を圧板本体
2に単一構造のスポンジ3を全面接着し、このスポンジ
3に白シート板4を全面接着して形成していたため、図
8に示すように、圧板本体2に反りが発生すると、圧板
本体2の反りがスポンジ3及び白シート4に及んで、図
9に示すように、白シート4とコンタクトガラス5との
間に、隙間6が発生し、原稿をコンタクトガラス5に密
着させることができず、原稿読取装置の読取画像の画像
品質が悪化するという問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、コンタク
トガラス上にセットされた原稿をコンタクトガラスに押
圧する圧板を、少なくともコンタクトガラスを覆う大き
さの圧板本体と、圧板本体に所定の接着部材により接着
された所定の弾性部材と、弾性部材に所定の接着部材に
より接着され白色に施された白シート板と、を備えたも
のとし、弾性部材を、少なくともその中央に所定形状で
所定の大きさに形成された中央部弾性部材と、当該中央
部弾性部材の周辺に配設された周辺部弾性部材と、に分
離し、中央部弾性部材を、比較的硬度の高い弾性部材で
形成し、周辺部弾性部材を、比較的硬度の低い弾性部材
で形成することにより、圧板本体に反りが発生した場合
にも、硬度の比較的低い周辺部弾性部材が硬度の比較的
高い中央部弾性部材よりも大きく変形して、当該圧板本
体の反りを吸収し、コンタクトガラス上の原稿を確実に
コンタクトガラスに密着させた状態で押圧して、読取画
像の画像品質を向上させることのできる安価な原稿読取
装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、弾性部材を、中央
部弾性部材がその周辺部に所定幅のリング形状を残した
状態で配設され、周辺部弾性部材が当該中央部弾性部材
のリング形状の周辺部に配設されたものとすることによ
り、圧板本体と弾性部材を適切かつ確実に接着するとと
もに、圧板本体に反りが発生した場合にも、リング形状
の周辺部弾性部材が中央部弾性部材よりも大きく変形し
て、当該圧板本体の反りをより一層適切に吸収し、コン
タクトガラス上の原稿をより一層確実にコンタクトガラ
スに密着させた状態で押圧して、読取画像の画像品質を
より一層向上させることのできる安価な原稿読取装置を
提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、圧板本体、弾性部
材及び白シートを、所定の四角形状に形成し、当該四角
形状の弾性部材を、周辺部弾性部材が四角形状の4辺の
うち相対向する2辺に沿って所定幅で帯状に延在して配
設され、中央部弾性部材が周辺部弾性部材の間に帯状に
配設されているものとすることにより、圧板本体と弾性
部材を簡単かつ適切に接着するとともに、圧板本体に反
りが発生した場合にも、リング形状の周辺部弾性部材が
中央部弾性部材よりも大きく変形して、当該圧板本体の
反りをより一層適切に吸収し、コンタクトガラス上の原
稿をより一層確実にコンタクトガラスに密着させた状態
で押圧して、読取画像の画像品質をより一層向上させる
ことのできるより一層安価な原稿読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の原
稿読取装置は、コンタクトガラス上にセットされた原稿
を圧板により前記コンタクトガラスに押圧し、読取手段
により前記原稿に光を照射してその反射光により前記原
稿の画像を読み取る原稿読取装置において、前記圧板
は、少なくとも前記コンタクトガラスを覆う大きさの圧
板本体と、前記圧板本体に所定の接着部材により接着さ
れた所定の弾性部材と、前記弾性部材に所定の接着部材
により接着され少なくとも前記コンタクトガラス側の面
が白色に施された白シート板と、を備え、前記弾性部材
は、その中央に所定形状で所定の大きさに形成された中
央部弾性部材と、前記中央部弾性部材の周辺に配設され
た周辺部弾性部材と、に分離され、前記中央部弾性部材
は、比較的硬度の高い弾性部材で形成され、前記周辺部
弾性部材は、比較的硬度の低い弾性部材で形成されてい
ることにより、上記目的を達成している。
【0011】上記構成によれば、コンタクトガラス上に
セットされた原稿をコンタクトガラスに押圧する圧板
を、少なくともコンタクトガラスを覆う大きさの圧板本
体と、圧板本体に所定の接着部材により接着された所定
の弾性部材と、弾性部材に所定の接着部材により接着さ
れ白色に施された白シート板と、を備えたものとし、弾
性部材を、少なくともその中央に所定形状で所定の大き
さに形成された中央部弾性部材と、当該中央部弾性部材
の周辺に配設された周辺部弾性部材と、に分離し、中央
部弾性部材を、比較的硬度の高い弾性部材で形成し、周
辺部弾性部材を、比較的硬度の低い弾性部材で形成して
いるので、圧板本体に反りが発生した場合にも、硬度の
比較的低い周辺部弾性部材が硬度の比較的高い中央部弾
性部材よりも大きく変形して、当該圧板本体の反りを吸
収することができ、コンタクトガラス上の原稿を確実に
コンタクトガラスに密着させた状態で押圧して、安価に
読取画像の画像品質を向上させることができる。
【0012】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記弾性部材は、前記中央部弾性部材がその周辺
部に所定幅のリング形状を残した状態で配設され、前記
周辺部弾性部材が当該中央部弾性部材の前記リング形状
の周辺部に配設されていてもよい。
【0013】上記構成によれば、弾性部材を、中央部弾
性部材がその周辺部に所定幅のリング形状を残した状態
で配設され、周辺部弾性部材が当該中央部弾性部材のリ
ング形状の周辺部に配設されたものとしているので、圧
板本体と弾性部材を適切かつ確実に接着するとともに、
圧板本体に反りが発生した場合にも、リング形状の周辺
部弾性部材が中央部弾性部材よりも大きく変形して、当
該圧板本体の反りをより一層適切に吸収することがで
き、コンタクトガラス上の原稿をより一層確実にコンタ
クトガラスに密着させた状態で押圧して、安価に読取画
像の画像品質をより一層向上させることができる。
【0014】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記圧板本体、前記弾性部材及び前記白シートは、
所定の四角形状に形成され、当該四角形状の弾性部材
は、前記周辺部弾性部材が前記四角形状の4辺のうち相
対向する2辺に沿って所定幅で帯状に延在して配設さ
れ、前記中央部弾性部材が前記周辺部弾性部材の間に帯
状に配設されていてもよい。
【0015】上記構成によれば、圧板本体、弾性部材及
び白シートを、所定の四角形状に形成し、当該四角形状
の弾性部材を、周辺部弾性部材が四角形状の4辺のうち
相対向する2辺に沿って所定幅で帯状に延在して配設さ
れ、中央部弾性部材が周辺部弾性部材の間に帯状に配設
されたものとしているので、圧板本体と弾性部材を簡単
かつ適切に接着することができるとともに、圧板本体に
反りが発生した場合にも、リング形状の周辺部弾性部材
が中央部弾性部材よりも大きく変形して、当該圧板本体
の反りをより一層適切に吸収することができ、コンタク
トガラス上の原稿をより一層確実にコンタクトガラスに
密着させた状態で押圧して、より一層安価に読取画像の
画像品質をより一層向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1〜図6は、本発明の原稿読取装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請求
項1及び請求項2に対応するものである。
【0018】図1は、本発明の原稿読取装置の第1の実
施の形態を適用した原稿読取装置10の要部斜視図であ
る。
【0019】図1において、原稿読取装置10は、本体
ケース11の上部にコンタクトガラス12が配設されて
おり、本体ケース11の上部には、さらに、ヒンジ部1
3を介して、圧板14が、コンタクトガラス12の上面
を開閉可能に取り付けられている。本体ケース11内の
コンタクトガラス12の下方には、図示しないが、光
源、ミラー、レンズ、光電変換素子としてのCCD(Ch
arge Coupled Device )等及びこれらを搭載して副走査
方向に移動する走行体等からなる画像読取機構(読取手
段)が配設されており、コンタクトガラス12上には、
原稿がセットされる。
【0020】圧板14は、図2に示すように、圧板本体
15とスポンジ(弾性部材)16と白シート板17が、
スポンジ16を間に挟んだ状態で接着された三層構造に
形成されている。これら圧板本体15、スポンジ16及
び白シート板17は、図3に示すように、長方形状(四
角形状)に形成されており、それぞれ両面テープ(接着
部材)18、19により接着されている。
【0021】スポンジ16は、図4に示すように、その
中央部に所定の大きさの四角形状の中央部スポンジ16
aと、中央部スポンジ16aの周囲に所定幅で中央部ス
ポンジ16aを取り囲む状態でリング形状に形成された
周辺部スポンジ16bと、に分離されており、中央部ス
ポンジ16aと周辺部スポンジ16bは、それぞれ上記
両面テープ18、19により圧板本体15及び白シート
板17に接着されている。
【0022】そして、中央部スポンジ16aは、その硬
度が比較的高いスポンジで形成されており、周辺部スポ
ンジ16bは、その硬度が比較的低いスポンジで形成さ
れている。したがって、中央部スポンジ16aは、周辺
部スポンジ16bよりもその硬度が高くなっている。
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。原
稿読取装置10は、原稿読取時、圧板14が開かれて、
コンタクトガラス12上に原稿がセットされ、圧板14
が閉じられると、圧板14のスポンジ16の弾性により
白シート板17を介して原稿をコンタクトガラス12に
密着させる。
【0024】この状態で、画像読取機構によりコンタク
トガラス12上の原稿を主走査及び副走査して、原稿の
画像を読み取る。
【0025】そして、圧板14は、経時変化や温度変化
等により圧板14を構成している圧板本体15に、図5
に示すように、その中央部がコンタクトガラス12から
離隔する方向の反りが発生することがある。ところが、
圧板14は、図2及び図3に示したように、圧板本体1
5、スポンジ16及び白シート板17が両面テープ1
8、19で接着された三層構造に形成されているととも
に、スポンジ16が、図4に示したように、その中央部
に所定の大きさの四角形状の比較的硬度の高い中央部ス
ポンジ16aと、中央部スポンジ16aの周囲に所定幅
で中央部スポンジ16aを取り囲む状態で形成された比
較的硬度の低い周辺部スポンジ16bと、に分離されて
おり、中央部スポンジ16aと周辺部スポンジ16b
が、それぞれ上記両面テープ18、19により圧板本体
15及び白シート板17に接着されている。
【0026】したがって、圧板本体15に圧板本体15
の中央部がコンタクトガラス12から離隔する方向の反
りが発生しても、圧板14を閉じてコンタクトガラス1
2に押し付けた際、図6に示すように、硬度の低い周辺
部スポンジ16bが硬度の高い中央部スポンジ16aよ
りも大きく変形するとともに、硬度の高い中央部スポン
ジ16aの変形が周辺部スポンジ16bよりも小さく変
形することにより、圧板本体15の反りを吸収すること
ができる。
【0027】その結果、圧板本体15に反りが発生して
いる場合にも、コンタクトガラス12上に原稿をセット
して、圧板14により原稿をコンタクトガラス12に押
し付けると、図6に示すように、圧板本体15の反り
を、硬度の低い周辺部スポンジ16bと硬度の低い中央
部スポンジ16aとの変形量の相違により、吸収して、
白シート板17により原稿を隙間なくコンタクトガラス
12の表面に確実に密着させることができ、読取画像の
画像品質を向上させることができる。
【0028】また、本実施の形態の原稿読取装置10
は、その圧板14のスポンジ16をその中央部に所定の
大きさの四角形状の中央部スポンジ16aと、中央部ス
ポンジ16aの周囲に所定幅で中央部スポンジ16aを
取り囲む状態で形成されたリング形状の周辺部スポンジ
16bと、に分離したものとしているため、圧板本体1
5の反りの方向に関わらず、中央部スポンジ16aと周
辺部スポンジ16bの変形量の相違により適切に圧板本
体15の反りを吸収して、白シート板17を確実にコン
タクトガラス12に密着させることができる。
【0029】図7は、本発明の原稿読取装置の第2の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、圧板本体の
中央部に帯状に硬度の高い中央部スポンジを配設し、こ
の中央部スポンジを挟んで相対向する2辺部分に帯状に
周辺部スポンジを配設したもので、請求項1及び請求項
3に対応するものである。
【0030】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の原稿読取装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明において、上記第1の実施の形態と同様
の構成部分には、同一の符号を付して、その説明を省略
する。
【0031】図7は、本発明の原稿読取装置の第2の実
施の形態を適用した原稿読取装置のスポンジ20の斜視
図である。
【0032】図7において、スポンジ20は、その全体
形状が、図示しない四角形状の圧板本体15の形状に対
応した四角形状に形成されており、その四角形状の4辺
のうち、相対向する2辺に平行でかつ当該2辺の中央部
分に所定幅で帯状に形成された中央部スポンジ20a
と、中央部スポンジ20aを挟んで上記2辺に沿って所
定幅で帯状に形成された1対の周辺部スポンジ20b
と、に分離されている。
【0033】中央部スポンジ20a及び1対の周辺部ス
ポンジ20bは、それぞれ両面テープ18、19により
圧板本体15及び白シート板17に接着されている。
【0034】中央部スポンジ20aは、その硬度が比較
的高いスポンジで形成されており、周辺部スポンジ20
bは、その硬度が比較的低いスポンジで形成されてい
る。したがって、中央部スポンジ20aは、周辺部スポ
ンジ20bよりもその硬度が高くなっている。
【0035】本実施の形態の原稿読取装置は、その全体
として四角形状を形成するスポンジ20が、その4辺の
うち、相対向する2辺に平行でかつ当該2辺の中央部分
に所定幅で帯状に形成された中央部スポンジ20aと、
中央部スポンジ20aを挟んで上記2辺に沿って所定幅
で帯状に形成された1対の周辺部スポンジ20bと、に
分離されて、両面テープ18、19により圧板本体15
及び白シート板17に接着されおり、中央部スポンジ2
0aが、比較的硬度の高いスポンジで形成されて、周辺
部スポンジ20bが、比較的硬度の低いスポンジで形成
されている。したがって、中央部スポンジ20aは、周
辺部スポンジ20bよりもその硬度が高くなっている。
【0036】この中央部スポンジ20aと周辺部スポン
ジ20bに分離されたスポンジ20の取り付けられた圧
板14により、コンタクトガラス12上にセットされた
原稿をコンタクトガラス12に押し付けると、圧板本体
15に圧板本体15の中央部がコンタクトガラス12か
ら離隔する方向の反りが発生しても、硬度の低い周辺部
スポンジ20bが硬度の高い中央部スポンジ20aより
も大きく変形するとともに、硬度の高い中央部スポンジ
20aが周辺部スポンジ20bよりもその変形量が小さ
く変形することにより、圧板本体15の反りを吸収する
ことができる。
【0037】その結果、圧板本体15に反りが発生して
いる場合にも、コンタクトガラス12上に原稿をセット
して、圧板14により原稿をコンタクトガラス12に押
し付けると、圧板本体15の反りを、硬度の低い周辺部
スポンジ20bと硬度の高い中央部スポンジ20aの変
形量の相違により、吸収して、白シート板17により原
稿を隙間なくコンタクトガラス12の表面に確実に密着
させることができ、読取画像の画像品質を向上させるこ
とができる。
【0038】また、本実施の形態の原稿読取装置10
は、その圧板14のスポンジ20をその中央部に所定幅
の帯状の中央部スポンジ20aと、中央部スポンジ20
aを挟む状態で所定幅の帯状に形成された1対の周辺部
スポンジ20bと、に分離したものとしているため、ス
ポンジ20を所定幅の帯状に形成して、帯状に形成した
2個のスポンジ20を圧板本体15の相対向する2辺に
沿って1対の周辺部スポンジ20bとして両面テープ1
8で接着し、この1対の周辺部スポンジ20bの間に帯
状に形成したスポンジ20を両面テープ18により中央
部スポンジ20aとして接着して、製造することができ
る。したがって、圧板本体15とスポンジ20を両面テ
ープ18、19により簡単かつ適切に接着することがで
き、圧板14、ひいては、原稿読取装置10を安価にか
つ容易に製造することができる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0040】例えば、上記各実施の形態においては、圧
板本体15とスポンジ16、20及び白シート板17を
接着する接着部材として、両面テープ18、19を用い
ているが、接着部材は、両面テープ18、19に限るも
のではなく、例えば、所定の接着剤であってもよい。こ
の場合にも、圧板14を安価に、かつ、作業性良く製造
することができる。
【0041】さらに、上記各実施の形態においては、弾
性部材としてスポンジ16a、16b、20a、20b
を用いているが、弾性部材としては、スポンジ16a、
16b、20a、20bに限るものではなく、原稿をコ
ンタクトガラス12に隙間なく押圧するのに適した弾性
を有した部材であれば、どのようなものであってもよ
い。ただ、中央部弾性部材と周辺部弾性部材とでその硬
度が適度に異なるものを使用する。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明の原稿読取装置によ
れば、コンタクトガラス上にセットされた原稿をコンタ
クトガラスに押圧する圧板を、少なくともコンタクトガ
ラスを覆う大きさの圧板本体と、圧板本体に所定の接着
部材により接着された所定の弾性部材と、弾性部材に所
定の接着部材により接着され白色に施された白シート板
と、を備えたものとし、弾性部材を、少なくともその中
央に所定形状で所定の大きさに形成された中央部弾性部
材と、当該中央部弾性部材の周辺に配設された周辺部弾
性部材と、に分離し、中央部弾性部材を、比較的硬度の
高い弾性部材で形成し、周辺部弾性部材を、比較的硬度
の低い弾性部材で形成しているので、圧板本体に反りが
発生した場合にも、硬度の比較的低い周辺部弾性部材が
硬度の比較的高い中央部弾性部材よりも大きく変形し
て、当該圧板本体の反りを吸収することができ、コンタ
クトガラス上の原稿を確実にコンタクトガラスに密着さ
せた状態で押圧して、安価に読取画像の画像品質を向上
させることができる。
【0043】請求項2記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、弾性部材を、中央部弾性部材がその周辺部に所定幅
のリング形状を残した状態で配設され、周辺部弾性部材
が当該中央部弾性部材のリング形状の周辺部に配設され
たものとしているので、圧板本体と弾性部材を適切かつ
確実に接着するとともに、圧板本体に反りが発生した場
合にも、リング形状の周辺部弾性部材が中央部弾性部材
よりも大きく変形して、当該圧板本体の反りをより一層
適切に吸収することができ、コンタクトガラス上の原稿
をより一層確実にコンタクトガラスに密着させた状態で
押圧して、安価に読取画像の画像品質をより一層向上さ
せることができる。
【0044】請求項3記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、圧板本体、弾性部材及び白シートを、所定の四角形
状に形成し、当該四角形状の弾性部材を、周辺部弾性部
材が四角形状の4辺のうち相対向する2辺に沿って所定
幅で帯状に延在して配設され、中央部弾性部材が周辺部
弾性部材の間に帯状に配設されたものとしているので、
圧板本体と弾性部材を簡単かつ適切に接着することがで
きるとともに、圧板本体に反りが発生した場合にも、リ
ング形状の周辺部弾性部材が中央部弾性部材よりも大き
く変形して、当該圧板本体の反りをより一層適切に吸収
することができ、コンタクトガラス上の原稿をより一層
確実にコンタクトガラスに密着させた状態で押圧して、
より一層安価に読取画像の画像品質をより一層向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取装置の第1の実施の形態を適
用した原稿読取装置の要部斜視図。
【図2】図1の圧板の分解斜視図。
【図3】図2の圧板の正面図。
【図4】図2の圧板のスポンジの斜視図。
【図5】図1の圧板の圧板本体に反りが発生している状
態の正面断面図。
【図6】図5の圧板本体に反りの発生している圧板をコ
ンタクトガラス表面に押し付けている状態の正面断面
図。
【図7】本発明の原稿読取装置の第2の実施の形態を適
用した原稿読取装置の圧板のスポンジの斜視図。
【図8】従来の圧板の反りが発生している状態の正面断
面図。
【図9】図9の反りの発生している圧板をコンタクトガ
ラス表面に押し付けている状態の正面断面図。
【符号の説明】
10 原稿読取装置 11 本体ケース 12 コンタクトガラス 13 ヒンジ部 14 圧板 15 圧板本体 16 スポンジ 16a 中央部スポンジ 16b 周辺部スポンジ 17 白シート板 18、19 両面テープ 20 スポンジ 20a 中央部スポンジ 20b 周辺部スポンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトガラス上にセットされた原稿を
    圧板により前記コンタクトガラスに押圧し、読取手段に
    より前記原稿に光を照射してその反射光により前記原稿
    の画像を読み取る原稿読取装置において、前記圧板は、
    少なくとも前記コンタクトガラスを覆う大きさの圧板本
    体と、前記圧板本体に所定の接着部材により接着された
    所定の弾性部材と、前記弾性部材に所定の接着部材によ
    り接着され少なくとも前記コンタクトガラス側の面が白
    色に施された白シート板と、を備え、前記弾性部材は、
    その中央に所定形状で所定の大きさに形成された中央部
    弾性部材と、前記中央部弾性部材の周辺に配設された周
    辺部弾性部材と、に分離され、前記中央部弾性部材は、
    比較的硬度の高い弾性部材で形成され、前記周辺部弾性
    部材は、比較的硬度の低い弾性部材で形成されているこ
    とを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材は、前記中央部弾性部材がそ
    の周辺部に所定幅のリング形状を残した状態で配設さ
    れ、前記周辺部弾性部材が当該中央部弾性部材の前記リ
    ング形状の周辺部に配設されていることを特徴とする請
    求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】前記圧板本体、前記弾性部材及び前記白シ
    ートは、所定の四角形状に形成され、当該四角形状の弾
    性部材は、前記周辺部弾性部材が前記四角形状の4辺の
    うち相対向する2辺に沿って所定幅で帯状に延在して配
    設され、前記中央部弾性部材が前記周辺部弾性部材の間
    に帯状に配設されていることを特徴とする請求項1記載
    の原稿読取装置。
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