JP2000010210A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2000010210A
JP2000010210A JP10189774A JP18977498A JP2000010210A JP 2000010210 A JP2000010210 A JP 2000010210A JP 10189774 A JP10189774 A JP 10189774A JP 18977498 A JP18977498 A JP 18977498A JP 2000010210 A JP2000010210 A JP 2000010210A
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pressure plate
elastic member
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Kotaro Kanatsu
康太郎 金津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は圧板により原稿を適切に密着させた状
態でコンタクトガラス上に押圧して読取画像の画像品質
を向上させる原稿読取装置を提供する。 【解決手段】原稿読取装置の圧板14は、圧板本体、ス
ポンジ16及び白シート板17が両面テープ18、19
で接着された三層構造に形成されているとともに、スポ
ンジ16及び両面テープ18が、その中央部に所定の大
きさの四角形状に切り取られた切り取り部16a、18
aが形成された略リング形状に形成されている。また、
切り取り部16a、18aに面する白シート板17に
は、当該切り取り部16a、18aの略中央部に所定の
重量を有したウエイト部材20が両面テープ19により
接着固定されている。したがって、圧板本体に反りが発
生しても、スポンジ16の切り取り部16aで圧板本体
の反りを吸収するとともに、ウエイト部材20が白シー
ト板17の反りを是正し、白シート板17により原稿を
隙間なくコンタクトガラス表面に密着させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置に関
し、詳細には、圧板により原稿を適切に密着させた状態
でコンタクトガラス上に押圧して読取画像の画像品質を
向上させる原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブック型の原稿を読み取る読取部
を備えた複写装置やファクシミリ装置等の原稿読取装置
は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を圧板によ
りコンタクトガラス表面に押し付け、読取手段により、
コンタクトガラスに押し付けられた原稿面を主走査及び
副走査して、原稿の画像を読み取る。
【0003】すなわち、読取装置は、コンタクトガラス
上にセットされた原稿を圧板によりコンタクトガラスに
押圧して、読取手段の光源から光を当該原稿に照射し、
その原稿からの反射光を光電変換素子に結像して、原稿
の画像を読み取っている。
【0004】このような原稿読取装置においては、コン
タクトガラス表面から原稿が浮いた状態となると、コン
タクトガラス表面と原稿の間に外部からの光が侵入する
等により読取画像の画像品質が悪化するため、原稿を圧
板によりコンタクトガラス上に密着させる必要がある。
【0005】そこで、従来から原稿読取装置において
は、図8に示すように、原稿をコンタクトガラス上に押
し付ける圧板1を、圧板本体2にスポンジ3を接着剤等
で全面接着し、このスポンジ3の表面に白シート板4を
接着剤等で全面接着した三層構造として、白シート板4
により原稿をコンタクトガラス上に押し付けて、スポン
ジ3の弾性により原稿をコンタクトガラスに密着させて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿読取装置にあっては、圧板1を圧板本体
2にスポンジ3を全面接着し、このスポンジ3に白シー
ト板4を全面接着して形成していたため、図8に示すよ
うに、圧板本体2に反りが発生すると、圧板本体2の反
りがスポンジ3及び白シート4に及んで、図9に示すよ
うに、白シート4とコンタクトガラス5との間に、隙間
6が発生し、原稿をコンタクトガラス5に密着させるこ
とができず、原稿読取装置の読取画像の画像品質が悪化
するという問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、コンタク
トガラス上にセットされた原稿をコンタクトガラスに押
圧する圧板を、少なくともコンタクトガラスを覆う大き
さの圧板本体と、圧板本体に所定の接着部材により接着
された所定の弾性部材と、弾性部材に所定の接着部材に
より接着され白色に施された白シート板と、を備えたも
のとし、弾性部材及び弾性部材と圧板本体とを接着する
接着部材を、少なくともその中央部分が所定の大きさに
わたって切り取られて、切り取り部が形成されたものと
することにより、圧板本体に反りが発生した場合にも、
弾性部材の切り取り部で当該圧板本体の反りを吸収し
て、コンタクトガラス上の原稿を確実にコンタクトガラ
スに密着させた状態で押圧し、読取画像の画像品質を向
上させることのできる安価な原稿読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、弾性部材及び弾性
部材と圧板本体とを接着する接着部材を、中央部分のみ
が所定の大きさにわたって切り取られたリング形状に形
成することにより、圧板本体と弾性部材を適切かつ確実
に接着するとともに、圧板本体に反りが発生した場合に
も、弾性部材の切り取り部で当該圧板本体の反りを吸収
して、コンタクトガラス上の原稿を確実にコンタクトガ
ラスに密着させた状態で押圧し、読取画像の画像品質を
向上させることのできる安価な原稿読取装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、所定の四角形状に
形成された弾性部材及び接着部材を、その4辺のうち、
相対向する2辺部分のみが当該辺に沿って所定幅で延在
し、中央部分に所定幅の切り取り部が2辺に略平行に延
在する形状に形成することにより、圧板本体と弾性部材
を簡単かつ適切に接着するとともに、圧板本体に反りが
発生した場合にも、弾性部材の切り取り部で当該圧板本
体の反りをより一層適切に吸収して、コンタクトガラス
上の原稿をより一層確実にコンタクトガラスに密着させ
た状態で押圧し、読取画像の画像品質をより一層向上さ
せることのできる安価な原稿読取装置を提供することを
目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、弾性部材の切り取
り部の略中央部に面する白シート板に、所定数の所定の
ウエイト部材を接着することにより、圧板本体に反りが
発生した場合にも、弾性部材の切り取り部で当該圧板本
体の反りを吸収するとともに、ウエイト部材の重量で白
シート板をコンタクトガラス方向に是正して、コンタク
トガラス上の原稿をより一層確実にコンタクトガラスに
密着させた状態で押圧し、読取画像の画像品質をより一
層向上させることのできる安価な原稿読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】請求項5記載の発明は、接着部材として、
両面テープを用いることにより、安価に、かつ、作業性
良く圧板本体と弾性部材及び/あるいは弾性部材と白シ
ート板を接着して、コンタクトガラス上の原稿を確実に
コンタクトガラスに密着させた状態で押圧し、読取画像
の画像品質を向上させることのできるより一層安価な原
稿読取装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の原
稿読取装置は、コンタクトガラス上にセットされた原稿
を圧板により前記コンタクトガラスに押圧し、読取手段
により前記原稿に光を照射してその反射光により前記原
稿の画像を読み取る原稿読取装置において、前記圧板
は、少なくとも前記コンタクトガラスを覆う大きさの圧
板本体と、前記圧板本体に所定の接着部材により接着さ
れた所定の弾性部材と、前記弾性部材に所定の接着部材
により接着され少なくとも前記コンタクトガラス側の面
が白色に施された白シート板と、を備え、前記弾性部材
及び当該弾性部材と前記圧板本体とを接着する前記接着
部材は、少なくともその中央部分が所定の大きさにわた
って切り取られて、切り取り部が形成されていることに
より、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、コンタクトガラス上に
セットされた原稿をコンタクトガラスに押圧する圧板
を、少なくともコンタクトガラスを覆う大きさの圧板本
体と、圧板本体に所定の接着部材により接着された所定
の弾性部材と、弾性部材に所定の接着部材により接着さ
れ白色に施された白シート板と、を備えたものとし、弾
性部材及び弾性部材と圧板本体とを接着する接着部材
を、少なくともその中央部分が所定の大きさにわたって
切り取られて、切り取り部が形成されたものとしている
ので、圧板本体に反りが発生した場合にも、弾性部材の
切り取り部で当該圧板本体の反りを吸収して、コンタク
トガラス上の原稿を確実にコンタクトガラスに密着させ
た状態で押圧することができ、安価に読取画像の画像品
質を向上させることができる。
【0014】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記弾性部材及び当該弾性部材と前記圧板本体と
を接着する前記接着部材は、前記中央部分のみが所定の
大きさにわたって切り取られたリング形状に形成されて
いてもよい。
【0015】上記構成によれば、弾性部材及び弾性部材
と圧板本体とを接着する接着部材を、中央部分のみが所
定の大きさにわたって切り取られたリング形状に形成し
ているので、圧板本体と弾性部材を適切かつ確実に接着
することができるとともに、圧板本体に反りが発生した
場合にも、弾性部材の切り取り部で当該圧板本体の反り
を吸収して、コンタクトガラス上の原稿を確実にコンタ
クトガラスに密着させた状態で押圧することができ、安
価に読取画像の画像品質を向上させることができる。
【0016】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記圧板本体、前記弾性部材及び当該弾性部材と前
記圧板本体とを接着する前記接着部材は、所定の四角形
状に形成され、当該四角形状の前記弾性部材及び前記接
着部材は、その4辺のうち相対向する2辺部分のみが当
該辺に沿って所定幅で延在し、前記中央部分に所定幅の
前記切り取り部が前記2辺に略平行に延在する形状に形
成されていてもよい。
【0017】上記構成によれば、所定の四角形状に形成
された弾性部材及び接着部材を、その4辺のうち、相対
向する2辺部分のみが当該辺に沿って所定幅で延在し、
中央部分に所定幅の切り取り部が2辺に略平行に延在す
る形状に形成しているので、圧板本体と弾性部材を簡単
かつ適切に接着することができるとともに、圧板本体に
反りが発生した場合にも、弾性部材の切り取り部で当該
圧板本体の反りをより一層適切に吸収して、コンタクト
ガラス上の原稿をより一層確実にコンタクトガラスに密
着させた状態で押圧することができ、安価に読取画像の
画像品質をより一層向上させることができる。
【0018】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記原稿読取装置は、前記切り取り部の略中央部に
面する前記白シート板に、所定数の所定のウエイト部材
が、前記白シート板と前記弾性部材を接着する接着部材
により、あるいは、他の接着部材により接着されていて
もよい。
【0019】上記構成によれば、弾性部材の切り取り部
の略中央部に面する白シート板に、所定数の所定のウエ
イト部材を接着しているので、圧板本体に反りが発生し
た場合にも、弾性部材の切り取り部で当該圧板本体の反
りを吸収することができるとともに、ウエイト部材の重
量で白シート板をコンタクトガラス方向に是正して、コ
ンタクトガラス上の原稿をより一層確実にコンタクトガ
ラスに密着させた状態で押圧することができ、安価に読
取画像の画像品質をより一層向上させることができる。
【0020】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記接着部材は、両面テープであってもよい。
【0021】上記構成によれば、接着部材として、両面
テープを用いているので、安価に、かつ、作業性良く圧
板本体と弾性部材及び/あるいは弾性部材と白シート板
を接着して、コンタクトガラス上の原稿を確実にコンタ
クトガラスに密着させた状態で押圧することができ、よ
り一層安価に読取画像の画像品質を向上させることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0023】図1〜図6は、本発明の原稿読取装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請求
項1、請求項2、請求項4及び請求項5に対応するもの
である。
【0024】図1は、本発明の原稿読取装置の第1の実
施の形態を適用した原稿読取装置10の要部斜視図であ
る。
【0025】図1において、原稿読取装置10は、本体
ケース11の上部にコンタクトガラス12が配設されて
おり、本体ケース11の上部には、さらに、ヒンジ部1
3を介して、圧板14が、コンタクトガラス12の上面
を開閉可能に取り付けられている。本体ケース11内の
コンタクトガラス12の下方には、図示しないが、光
源、ミラー、レンズ、光電変換素子としてのCCD(Ch
arge Coupled Device )等及びこれらを搭載して副走査
方向に移動する走行体等からなる画像読取機構(読取手
段)が配設されており、コンタクトガラス12上には、
原稿がセットされる。
【0026】圧板14は、図2に示すように、圧板本体
15とスポンジ(弾性部材)16と白シート板17が、
スポンジ16を間に挟んだ状態で接着された三層構造に
形成されている。これら圧板本体15、スポンジ16及
び白シート板17は、図3に示すように、長方形状に形
成されており、それぞれ両面テープ(接着部材)18、
19により接着されている。スポンジ16及び圧板本体
15とスポンジ16とを接着している両面テープ18
は、図4に示すように、その中央部に所定の大きさの四
角形状に切り取られた切り取り部16a、18aが形成
された略リング形状に形成されており、圧板本体15と
スポンジ16とは、当該切り取り部16a、18aの周
辺部のみで両面テープ18により接着されて、中央部分
が非接着状態となっている。
【0027】なお、切り取り部16aの切り取られたス
ポンジ16と白シート板17とを接着する両面テープ1
9は、当該切り取り部16aに対応する位置に切り取り
部分が形成されておらず、白シート板17と略同じ形状
に形成されていて、白シート板17の全面に接着されて
いるとともに、スポンジ16の切り取り部16a以外の
周辺部分に接着している。
【0028】このスポンジ16及び両面テープ18の切
り取り部16a、18aに面する白シート板17には、
当該切り取り部16a、18aの略中央部に位置する状
態で所定の重量を有したウエイト部材20が配設されて
おり、このウエイト部材20は、白シート板17とスポ
ンジ16とを接着する両面テープ19により接着固定さ
れている。
【0029】なお、本実施の形態では、ウエイト部材2
0を両面テープ19により接着しているが、両面テープ
19をスポンジ16と同様の中央部に切り取り部の形成
された形状に形成し、当該切り取られた両面テープ19
の切り取り部から露出している白シート板17に、ウエ
イト部材20を、他の接着部材、例えば、接着剤やウエ
イト部材20の大きさに対応した大きさの両面テープ等
により接着固定してもよい。
【0030】また、ウエイト部材20は、後述するよう
に、圧板本体15に圧板本体15の中央部がコンタクト
ガラス12から離隔する方向に反りが発生した際に、当
該圧板本体15の反りによって白シート板17の中央部
がコンタクトガラス12から離隔する方向に変形される
のを是正するのに充分な重量を有した部材、例えば、金
属等が利用される。ウエイト部材20の数は、1個に限
るものではなく、上記白シート板17の変形を是正する
のに適した数だけ、上記切り取り部16a、18aに面
する位置に接着固定されていてもよい。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。原
稿読取装置10は、原稿読取時、圧板14が開かれて、
コンタクトガラス12上に原稿がセットされ、圧板14
が閉じられると、圧板14のスポンジ16の弾性により
白シート板17を介して原稿をコンタクトガラス12に
密着させる。
【0032】この状態で、画像読取機構によりコンタク
トガラス12上の原稿を主走査及び副走査して、原稿の
画像を読み取る。
【0033】そして、圧板14は、経時変化や温度変化
等により圧板14を構成している圧板本体15に、図5
に示すように、その中央部がコンタクトガラス12から
離隔する方向の反りが発生することがある。ところが、
圧板14は、図2及び図3に示したように、圧板本体1
5、スポンジ16及び白シート板17が両面テープ1
8、19で接着された三層構造に形成されているととも
に、スポンジ16及び圧板本体15とスポンジ16とを
接着している両面テープ18が、図4に示したように、
その中央部に切り取り部16a、18aが形成された略
リング形状に形成されており、圧板本体15とスポンジ
16とは、当該切り取り部16a、18aの周辺部のみ
で切り取り部18aの形成された両面テープ18により
接着されて、中央部分が非接着状態となっている。
【0034】また、スポンジ16及び両面テープ18の
切り取り部16a、18aに面する白シート板17に
は、当該切り取り部16a、18aの略中央部に位置す
る状態で所定の重量を有したウエイト部材20が、白シ
ート板17とスポンジ16とを接着する両面テープ19
により接着固定されている。
【0035】したがって、圧板本体15に圧板本体15
の中央部がコンタクトガラス12から離隔する方向の反
りが発生しても、スポンジ16の弾性及び当該スポンジ
16と両面テープ18の中央部分に切り取り部16a、
18aが形成されて非接着であることにより、圧板本体
15の反りを吸収するとともに、ウエイト部材20が当
該中央部に配設されていることにより、圧板本体15の
反りによって白シート板17の中央部がコンタクトガラ
ス12から離隔する方向に変形されるのを是正すること
ができる。
【0036】その結果、圧板本体15に反りが発生して
いる場合にも、コンタクトガラス12上に原稿をセット
して、圧板14により原稿をコンタクトガラス12に押
し付けると、図6に示すように、圧板本体15の反りを
弾性を有するスポンジ16とスポンジ16の中央部分の
切り取り部16aで吸収して、白シート板17により原
稿を隙間なくコンタクトガラス12表面に確実に密着さ
せることができ、読取画像の画像品質を向上させること
ができる。
【0037】また、接着部材として、両面テープ18、
19を使用して、圧板本体15とスポンジ16及びスポ
ンジ16と白シート板17を接着しているので、安価
に、かつ作業性良く接着することができ、原稿読取装置
10を安価に、かつ、効率よく製造することができる。
【0038】図7は、本発明の原稿読取装置の第2の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、圧板本体の
相対向する2辺部分に帯状にスポンジを接着したもの
で、請求項1及び請求項3から請求項5に対応するもの
である。
【0039】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の原稿読取装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明において、上記第1の実施の形態と同様
の構成部分には、同一の符号を付して、その説明を省略
する。
【0040】図7は、本発明の原稿読取装置の第2の実
施の形態を適用した原稿読取装置の圧板本体を取り除い
た圧板30の斜視図である。
【0041】図7において、圧板30は、図示しない四
角形状の圧板本体15の4辺のうち、相対向する2辺部
分に所定幅の帯状に形成された両面テープ31により、
所定幅の帯状に形成されたスポンジ32が、それぞれ中
央部に所定幅の切り取り部31a、32aを形成する状
態で接着固定されており、スポンジ16には、上記第1
の実施の形態と同様に、両面テープ19により白シート
板17が接着固定されている。この両面テープ31とス
ポンジ32は、同じ形状で同じ大きさに形成されてい
る。
【0042】そして、両面テープ31及びスポンジ32
の切り取り部31a、32aに面する白シート板17に
は、当該切り取り部31a、32aの略中央部に位置す
る状態で、上記第1の実施の形態と同様のウエイト部材
20が配設されており、このウエイト部材20は、白シ
ート板17とスポンジ32とを接着する両面テープ19
により接着固定されている。
【0043】なお、本実施の形態では、ウエイト部材2
0を両面テープ19により接着しているが、両面テープ
19をスポンジ32と同様の中央部に切り取り部の形成
された形状に形成し、当該切り取られた両面テープ19
の切り取り部分から露出している白シート板17に、ウ
エイト部材20を、他の接着部材、例えば、接着剤やウ
エイト部材20の大きさに対応した大きさの両面テープ
等により接着固定してもよい。
【0044】本実施の形態の圧板30は、スポンジ32
を所定幅の帯状に形成して、同形状の両面テープ31に
より圧板本体15の相対向する2辺に沿って接着し、こ
のスポンジ32に、四角形状の白シート板17を同形状
の両面テープ19により接着して、製造することができ
る。したがって、圧板本体15とスポンジ32を両面テ
ープ31により簡単かつ適切に接着することができると
ともに、圧板本体15に反りが発生した場合にも、スポ
ンジ32の切り取り部32aである中央部分で当該圧板
本体15の反りをより一層適切に吸収して、白シート板
17によりコンタクトガラス12上の原稿をより一層確
実にコンタクトガラス12に密着させた状態で押圧する
ことができ、安価に読取画像の画像品質をより一層向上
させることができる。また、白シート板17のスポンジ
32の切り取り部32aに接着固定されたウエイト部材
20により、白シート板17の圧板本体15の反りによ
る変形をより一層適切に是正して、白シート板17によ
りコンタクトガラス12に原稿を密着させた状態で押圧
することができ、安価に読取画像の画像品質をより一層
向上させることができる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0046】例えば、上記各実施の形態においては、圧
板本体15とスポンジ16、32及び白シート板17を
接着する接着部材として、両面テープ18、19、31
を用いているが、接着部材は、両面テープ18、19、
31に限るものではなく、例えば、所定の接着剤であっ
てもよい。この場合にも、圧板14、30を安価に、か
つ、作業性良く製造することができる。
【0047】さらに、上記実施の形態においては、弾性
部材としてスポンジ16、32を用いているが、弾性部
材としては、スポンジ16、32に限るものではなく、
原稿をコンタクトガラス12に隙間なく押圧するのに適
した弾性を有した部材であれば、どのようなものであっ
てもよい。ただ、圧板本体15に反りが発生した際に、
当該圧板本体15の反りを中央部分の切り取り部で適切
に吸収して、白シート板17に変形が生じることを適切
に抑制できるしなやかさを有していることが必要であ
る。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明の原稿読取装置によ
れば、コンタクトガラス上にセットされた原稿をコンタ
クトガラスに押圧する圧板を、少なくともコンタクトガ
ラスを覆う大きさの圧板本体と、圧板本体に所定の接着
部材により接着された所定の弾性部材と、弾性部材に所
定の接着部材により接着され白色に施された白シート板
と、を備えたものとし、弾性部材及び弾性部材と圧板本
体とを接着する接着部材を、少なくともその中央部分が
所定の大きさにわたって切り取られて、切り取り部が形
成されたものとしているので、圧板本体に反りが発生し
た場合にも、弾性部材の切り取り部で当該圧板本体の反
りを吸収して、コンタクトガラス上の原稿を確実にコン
タクトガラスに密着させた状態で押圧することができ、
安価に読取画像の画像品質を向上させることができる。
【0049】請求項2記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、弾性部材及び弾性部材と圧板本体とを接着する接着
部材を、中央部分のみが所定の大きさにわたって切り取
られたリング形状に形成しているので、圧板本体と弾性
部材を適切かつ確実に接着することができるとともに、
圧板本体に反りが発生した場合にも、弾性部材の切り取
り部で当該圧板本体の反りを吸収して、コンタクトガラ
ス上の原稿を確実にコンタクトガラスに密着させた状態
で押圧することができ、安価に読取画像の画像品質を向
上させることができる。
【0050】請求項3記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、所定の四角形状に形成された弾性部材及び接着部材
を、その4辺のうち、相対向する2辺部分のみが当該辺
に沿って所定幅で延在し、中央部分に所定幅の切り取り
部が2辺に略平行に延在する形状に形成しているので、
圧板本体と弾性部材を簡単かつ適切に接着することがで
きるとともに、圧板本体に反りが発生した場合にも、弾
性部材の切り取り部で当該圧板本体の反りをより一層適
切に吸収して、コンタクトガラス上の原稿をより一層確
実にコンタクトガラスに密着させた状態で押圧すること
ができ、安価に読取画像の画像品質をより一層向上させ
ることができる。
【0051】請求項4記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、弾性部材の切り取り部の略中央部に面する白シート
板に、所定数の所定のウエイト部材を接着しているの
で、圧板本体に反りが発生した場合にも、弾性部材の切
り取り部で当該圧板本体の反りを吸収することができる
とともに、ウエイト部材の重量で白シート板をコンタク
トガラス方向に是正して、コンタクトガラス上の原稿を
より一層確実にコンタクトガラスに密着させた状態で押
圧することができ、安価に読取画像の画像品質をより一
層向上させることができる。
【0052】請求項5記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、接着部材として、両面テープを用いているので、安
価に、かつ、作業性良く圧板本体と弾性部材及び/ある
いは弾性部材と白シート板を接着して、コンタクトガラ
ス上の原稿を確実にコンタクトガラスに密着させた状態
で押圧することができ、より一層安価に読取画像の画像
品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取装置の第1の実施の形態を適
用した原稿読取装置の要部斜視図。
【図2】図1の圧板の分解斜視図。
【図3】図2の圧板の正面図。
【図4】図2の圧板の圧板本体を取り除いた状態の斜視
図。
【図5】図1の圧板の圧板本体に反りが発生している状
態の正面断面図。
【図6】図5の圧板本体に反りの発生している圧板をコ
ンタクトガラス表面に押し付けている状態の正面断面
図。
【図7】本発明の原稿読取装置の第2の実施の形態を適
用した原稿読取装置の圧板の圧板本体を取り除いた状態
の斜視図。
【図8】従来の圧板の反りが発生している状態の正面断
面図。
【図9】図8の反りの発生している圧板をコンタクトガ
ラス表面に押し付けている状態の正面断面図。
【符号の説明】
10 原稿読取装置 11 本体ケース 12 コンタクトガラス 13 ヒンジ部 14 圧板 15 圧板本体 16 スポンジ 16a 切り取り部 17 白シート板 18、19 両面テープ 18a 切り取り部 20 ウエイト部材 30 圧板 31 両面テープ 31a 切り取り部 32 スポンジ 32a 切り取り部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトガラス上にセットされた原稿を
    圧板により前記コンタクトガラスに押圧し、読取手段に
    より前記原稿に光を照射してその反射光により前記原稿
    の画像を読み取る原稿読取装置において、前記圧板は、
    少なくとも前記コンタクトガラスを覆う大きさの圧板本
    体と、前記圧板本体に所定の接着部材により接着された
    所定の弾性部材と、前記弾性部材に所定の接着部材によ
    り接着され少なくとも前記コンタクトガラス側の面が白
    色に施された白シート板と、を備え、前記弾性部材及び
    当該弾性部材と前記圧板本体とを接着する前記接着部材
    は、少なくともその中央部分が所定の大きさにわたって
    切り取られて、切り取り部が形成されていることを特徴
    とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材及び当該弾性部材と前記圧板
    本体とを接着する前記接着部材は、前記中央部分のみが
    所定の大きさにわたって切り取られたリング形状に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
  3. 【請求項3】前記圧板本体、前記弾性部材及び当該弾性
    部材と前記圧板本体とを接着する前記接着部材は、所定
    の四角形状に形成され、当該四角形状の前記弾性部材及
    び前記接着部材は、その4辺のうち相対向する2辺部分
    のみが当該辺に沿って所定幅で延在し、前記中央部分に
    所定幅の前記切り取り部が前記2辺に略平行に延在する
    形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    原稿読取装置。
  4. 【請求項4】前記原稿読取装置は、前記切り取り部の略
    中央部に面する前記白シート板に、所定数の所定のウエ
    イト部材が、前記白シート板と前記弾性部材を接着する
    接着部材により、あるいは、他の接着部材により接着さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】前記接着部材は、両面テープであることを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の原
    稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195501A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

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