JP2000125068A - 通信装置、画像形成装置並びに画像形成システム - Google Patents

通信装置、画像形成装置並びに画像形成システム

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JP2000125068A
JP2000125068A JP10295931A JP29593198A JP2000125068A JP 2000125068 A JP2000125068 A JP 2000125068A JP 10295931 A JP10295931 A JP 10295931A JP 29593198 A JP29593198 A JP 29593198A JP 2000125068 A JP2000125068 A JP 2000125068A
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博之 矢口
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朋宏 秋庭
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耕太郎 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールに添付された非画像データを解釈
して画像データを出力する通信装置を提供すること 【解決手段】 受信した電子メールをヘッダ情報を用い
てパートに分断し(S152)、各パート毎にヘッダ情
報に基づき復号/展開処理である文書変換処理(S15
4)を行った後、ビットマップデータとして出力する
(S1511)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールやワー
ドプロセッサ情報等の電子情報メディアとファクシミリ
・メディア間の情報交換が可能な通信装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】昨今、オフィスや家庭に導入されるPC
(パーソナル・コンピュータ)の普及によるLAN、イ
ンターネットに接続されるPCの急激な増大にともな
い、電子メールやWWW(ワールド・ワイド・ウエッ
ブ)を活用する人口が劇的に増大している。1997年
末時点でインターネットを活用するユーザ数は6、00
0万人を越え、年間100%以上の伸びを示している。
これはとりもなおさず、ファクシミリに代表される、電
話回線を介した電子的な紙情報の交換を行う伝達手段に
加え、ワードプロセッサ文書や表形式文書等のコンピュ
ータが扱う電子データそのものをLAN、インターネッ
トを介してやりとりできる時代が到来したことを表すも
のである。
【0003】一方、従来の文書情報を伝達するための代
表的な機器であるファクシリ装置はに関しては、日本の
オフィス向けファクシミリ導入比率が90%を超え、成
熟市場といえる。しかし、家庭用ファクシミリの生産に
おいては大幅な成長傾向を示している。このように、現
在は電子データによる情報伝達とファクシミリ(紙)に
よる情報伝達の両方が併存した時代といえる。
【0004】このような時代を背景に、電子データによ
る情報伝達とファクシミリによる情報伝達の接点となる
ファクシミリ装置や通信サービスが開発されている。そ
れは、たとえばインターネットFAXと呼ばれる装置ま
たはサービスであり、ファクシミリ装置を文書読取り装
置として利用し、読取ったファクシミリ画像データを電
子メール等の電子データに変換し、LAN、インターネ
ットや公衆電話回線を介して他のインターネットFAX
装置、PCやファクシミリ装置に送信するものである。
【0005】従来、インターネットFAX(装置又は通
信サービス)が扱う電子データは、ファクシミリ画像デ
ータを画像ファイルフォーマットの1つであるTIFF
(Tagged Image File Format)に変換して電子メールデー
タに埋め込んだIETF(Internet Engineering Task f
orce)が勧告したMIME(Multipurpose Internet Mail
Extensions)と称する電子メールデータフォーマットに
準拠した電子メールデータとして機器間で交換される。
TIFFは一般的なワードプロセッサ文書データや表文
書データとは異なり、あくまで画像データである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインターネットFAX(装置または通信サービ
ス。以下同様)は、TIFFを用いたファクシミリ画像
データを電子メールに埋め込んで交換するものである。
従って、PCで作成したワードプロセッサ文書や表文書
などの非画像データをPC上の電子メールソフトで添付
してインターネットFAXに送り届けた場合、受信した
インターネットFAXでは、ワードプロセッサ文書や表
文書等のPC上のアプリケーション・ソフトが扱うデー
タを解釈できない。そのため、インターネットFAXの
プリンタで自動的に印刷したり、添付されたデータをフ
ァクシミリ画像データに変換して遠隔のファクシミリ装
置に簡単かつ素早く送り届けることができないなど、以
下のような問題があった。
【0007】(1)操作の手間と時間がかかる 即ち、PCユーザがインターネットFAXにワードプロ
セッサ文書や表文書を送り届ける場合は、PC側で該文
書を一旦画像データに変換しTIFFファイル化してか
ら、電子メールに該TIFFファイルを添付するといっ
た複雑な操作を行わなければならない。
【0008】(2)データ転送容量が大きい さらに、ワードプロセッサ文書や表文書をPC上で印字
するのとほぼ同等な印字品位をユーザが望む場合、ユー
ザが使用するプリンタが400DPIの場合、ユーザが
該文書を画像データに展開する際に400DPI程度の
解像度で展開する必要がある。その場合、ワードプロセ
ッサ文書のデータ容量とそれをTIFFファイル化した
際のデータ容量は明らかにTIFFファイル化したもの
が大きくなり、通信時間のみならずLANやインターネ
ットワーク上のトラフィックを増大させることになる。
さらに、電子メールの転送系に関連する電子メールサー
バの受信可能な電子メールデータのデータ容量はシステ
ム管理者の設定に依存するが、上限が約1Mバイトから
2Mバイト程度であり、送信する電子メールデータ容量
は小さい方が確実に相手に送達される可能性が高い。ま
た、インターネットFAX等のTIFFファイルはM
H、MR、MMR等のファクシミリ画像圧縮されたデー
タが格納されており、さらに他のファイル圧縮手法を適
用しても効果が少ない。
【0009】(3)受信エラーの詳細が不明 電子データを受信している通信のセッション上で、受信
データを正常に受信できない場合は、そのエラー理由を
通信規約で決められたエラーコードで通知している。最
近のインターネットの広がりと通信装置の技術進歩によ
り電子メールを始めとする様々な電子データを受信し、
白黒画像はもとよリカラー画像、音声等のマルチメディ
アを扱える通信装置が世に出始めている。しかし、通信
規約で決められたエラーコードが標準化団体で決定され
るのは、かなりの時間を要する。また、受信メディアの
受信能力等の問題に代表される、詳細なエラー情報を通
知するためには、通信規約で決めれられたエラーコード
では限界がある。
【0010】さらに、電子メールに代表される電子デー
タの不達理由等のメッセージは英語で通知されることが
多いため、メッセージ内容の理解が容易でない。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解決した
通信装置およびこの通信装置を利用した画像形成装置並
びに画像形成システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、受信した電子データをもとに、画像データを形成し
て出力する通信装置であって、電子データとして、非画
像データを受信した際、この非画像データの内容を解析
するデータ解析手段と、
【0013】データ解析手段の解析結果に対応して、非
画像データを画像データに変換するデータ変換手段とを
有することを特徴とする通信装置及び、この通信装置を
用いた画像形成装置並びに画像形成システムに存する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳細に説明する。以下の説明においては、本発明を
適用した通信装置として、ネットワークインターフェー
スを有する複写機能及びFAX機能を有する複合機を例
にして説明を行うが、そのほかの校正を有する機器であ
っても本発明を構成しうることは言うまでもない。
【0015】(ハードウェア構成)複合機システムの全
体構成を図1に示す。コントローラ2000は画像入力
デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスで
あるプリンタ2095と接続し、一方ではLAN201
1や公衆回線(WAN)2051に接続することで、画
像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラ
である。CPU2001は複合機全体を制御する汎用プ
ロセッサである。RAM2002はCPU2001が動
作するためのシステムワークメモリであり、画像データ
を一時記憶するための画像メモリでもある。ROM20
03はブートROMであり、複合機のブートプログラム
が格納されている。HDD2004はハードディスクド
ライブで、システムソフトウェア、画像データを格納す
る。操作部I/F2006は操作部(UI)2012と
のインターフェース部で、操作部2012に表示する画
像データを操作部2012に対して出力する。また、操
作部2012から本システム使用者が入力した情報を、
CPU2001に伝える役割をする。Modem2050は
公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。以上
のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
【0016】画像バスI/F2005はシステムバス2
007と画像データを高速で転送する画像バス2008
を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE139
4で構成される。画像バス2008上には以下のデバイ
スが配置される。ネットワークI/F2010はシステ
ムバス2007をLAN2011に接続し、情報の入出
力を行う。ラスターイメージプロセッサ(RIP)20
60はPDL(ページ記述言語)コードをビットマップ
イメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画
像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2
095とコントローラ2000を接続し、画像データの
同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2
080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行
う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに
対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回
転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮伸長
部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像画
像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行
う。
【0017】以上説明したような構成は画像処理部分の
拡張性を考慮してシステムバス2007部、及び画像バ
ス2008部が分離されるような構成となっており、一
般的なコンピュータの構成を応用したものである。上記
構成では画像バスI/Fを汎用I/Fにすることで、画
像処理を任意に組み合わせることが可能な自由度、また
将来性を考慮し拡張性をもたせている。特に画像圧縮伸
長部部分は将来様々な規格が提案される可能性もあり、
容易に交換できるよう画像バス側に接続される。
【0018】複合機システムの正面外観例を図2に示
す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原
稿を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査す
ることで、ラスターイメージデータとして電気信号に変
換する。原稿は原稿フィーダ2072のトレイ2073
にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り
起動指示することにより、コントローラCPU2001
がスキャナ2070に指示を与え、フィーダ2072は
原稿を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行
う。
【0019】画像出力デバイスであるプリンタ部209
5は、ラスターイメージデータ2096を紙などの被記
録材上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体
ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微小ノズ
ルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を形成
するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わ
ない。プリント動作の起動は、コントローラCPU20
01からの指示によって開始する。プリンタ部2095
には、異なる被記録材サイズまたは異なる被記録材の向
きを選択できるように複数の供給段を持ち、それに対応
したカセット2101,2102,2103,2104
がある。また、排出トレイ2111は印字し終った被記
録材を受けるものである。
【0020】・操作部 操作部2012の外観例を図3に示す。LCD表示部2
013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られてお
り、システムの操作画面を表示するとともに、表示して
あるキーが押されるとその位置情報をコントローラCP
U2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像
の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキ
ー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018が
あり、その色によってスタートキー2014が使える状
態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働
中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使
用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキ
ー2017は操作部からの設定を初期化する時に用い
る。
【0021】・スキャナ画像処理部 スキャナ画像処理部2080の構成を図4に示す。画像
バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082
は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編
集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペ
ンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像デ
ータに対して、影つけ、網掛け、ネガボジ反転等の画像
加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像
の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向
について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向
の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せ
ず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル変換
部2085は、読み取った輝度データである画像データ
を濃度データに変換するのテーブル変換を行う。2値化
処理部2086は、多値のグレースケール画像データ
を、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化す
る。
【0022】処理が終了した画像データは、再び画像バ
スコントローラ2081を介して、画像バス上に転送さ
れる。
【0023】・プリンタ画像処理部 プリンタ画像処理部2090の構成を図5に示す。画像
バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092
は、LAN2011あるいはWAN2051から受信し
た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換する
ための解像度変換を行う。スムージング処理部2093
は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の
白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処
理を行う。
【0024】・画像圧縮伸長部 画像圧縮伸長部2040の構成を図6に示す。画像バス
I/Fコントローラ2041は、画像バス2008と接
続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入
力バッファ2042・出力バッファ2045とのデータ
のやりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮
伸長部2043に対するモード設定などの制御を行う。
本発明においては、データの圧縮を符号化、伸長を復号
化として取り扱う。以下に画像圧縮伸長部の処理手順を
示す。
【0025】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像圧縮伸長部2043に対
して画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JB
IG伸長等の)を行う。必要な設定を行った後に、再度
CPU2001から画像バスI/Fコントローラ204
1に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従
い、画像バスI/Fコントローラ2041はRAM20
02もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像
データの転送を開始する。受け取った画像データは入力
バッファ2042に一時格納され、画像圧縮伸長部20
43の画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を
転送する。この際、入力バッファは画像バスI/Fコン
トローラ2041と、画像圧縮伸長部2043両者の間
で、画像データを転送できるかどうかを判断し、画像バ
ス2008からの画像データの読み込み及び、画像圧縮
伸長部2043への画像の書き込みが不可能である場合
は、データの転送を行わないような制御を行う(以後こ
のような制御をハンドシェークと呼称する)。
【0026】画像圧縮伸長部2043は受け取った画像
データを、一旦RAM2044に格納する。これは画像
圧縮を行う際には行う画像圧縮処理の種類によって、数
ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン
分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意
してからでないと画像圧縮が行えないためである。画像
圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ204
5に送られる。出力バッファ2045では、画像バスI
/Fコントローラ2041及び画像圧縮伸長部2043
とのハンドシェークを行い、画像データを画像バスI/
Fコントローラ2041に転送する。画像バスI/Fコ
ントローラ2041では転送された圧縮(もしくは伸
長)された画像データをRAM2002もしくは画像バ
ス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうし
た一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無く
なるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、も
しくはこの画像圧縮伸長部から停止要求が出るまで(圧
縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。
【0027】・画像回転部 画像回転部2030の構成を図7に示す。画像バスI/
Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続
し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2
032にモード等を設定する制御及び、画像回転部20
32に画像データを転送するためのタイミング制御を行
う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0028】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2041に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002
もしくは画像バス2008上のデバイスから画像データ
の転送を開始する。尚、ここでは画像バス2008の幅
を32bitとし回転を行う画像サイズを32×32
(bit)とし、又、画像バス2008上に画像データ
を転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行
うものとする(扱う画像は2値を想定する)。
【0029】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図8参照)。不連続アドレッシング
により転送された画像データは、読み出し時に所望の角
度に回転されているように、RAM2033に書き込ま
れる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に
転送された32bitの画像データを、図9のようにY
方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出す
ことで、画像が回転される。
【0030】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上述した読み出し方法で画像
データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ203
1に画像を転送する。
【0031】回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシ
ングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008
上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処
理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで
(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返され
る。
【0032】・デバイスI/F部 デバイスI/F部2020の構成を図10に示す。画像
バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及
びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ20
70及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。
スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送
られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008
に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル
・パラレルシリアル変換部2023は、スキャンバッフ
ァ2022に保存された画像データを順番に並べて、あ
るいは分解して、画像バス2008に転送できる画像デ
ータのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリア
ルパラレル変換部2024は、画像バス2008から転
送された画像データを分解して、あるいは順番に並べ
て、プリントバッファ2025に保存できる画像データ
のデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、
画像バス2008から送られてくる画像データを一時保
存し、プリンタ2095に同期させて画像データを出力
する。
【0033】画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャ
ナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させ
て、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画
像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に
画像データが32ビット以上入ったときに、画像データ
を先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアル
パラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32
ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントロ
ーラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合に
は、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッフ
ァからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部20
23に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI
/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上
に転送する。
【0034】画像プリント時の処理手順を以下に示す。
画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスか
ら送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/
Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリア
ルパラレル変換部2024に送り、プリンタ2095の
入力データビット数の画像データに分解し、プリントバ
ッファ2025に保存する。また、画像バス2008が
IEEE1394の場合には、画像バスからおくられて
くるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラ
で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
2024に送り、プリンタ2095の入力データビット
数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に
保存する。そして、プリンタ2095から送られてくる
タイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データ
を先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0035】(システム構成)図11は、本実施形態の
通信装置を他の機器と接続して使用する場合の接続関係
や機器間のデータのやり取りの例を示したネットワーク
・システム構成図である。
【0036】通信装置148はLAN2011を介して
電子メールクライアント141及び146、ローカル電
子メールサーバ142、DNSサーバ143、展開サー
バ装置1416と接続されている。また、LAN201
1にはルータ1412が接続され、通信装置148はル
ータ1412を介してインターネット/イントラネット
1413等他のネットワークに接続されたリモート電子
メールサーバ1414やインターネットFAX装置14
15との通信が可能である。また、通信装置148はL
AN2011以外にもPSTN(公衆交換電話網)/I
SDN等の公衆回線1410を介してFAX装置141
1とも通信可能である。
【0037】リモート電子メールサーバ1414や電子
メールクライアント141、146から通信装置148
へ送信された電子メールは、ローカル電子メールサーバ
142が受信した後、通信装置148に転送される。も
し、通信装置148が受信した電子メールデータの中に
展開サーバ装置1416でなければ展開できない添付フ
ァイルが含まれている場合には、通信装置148から展
開サーバ装置1416に対しこの添付ファイルのバイナ
リデータを通信装置148が取り扱いできる形式のデー
タ(TIFFバイナリ等)に変換を依頼する。展開サー
バ装置1416と通信装置148との通信については後
で詳述する。
【0038】(ソフトウェア)以下、本実施形態の動作
について説明する。
【0039】図12は、ワードプロセッサ文書や表計算
ファイルなど、非画像データが添付ファイルとして添付
された電子メールデータ例を示す図で、MIMEフォー
マットで記述された電子メールデータ内容図である。
【0040】図に示すように、電子メールデータは送信
元、送信先、タイトル、メールの種類(スタイル)情報
などが記載されたヘッダパート91と、メール文書の記
載された本文パート92及び、エンコードされた電子デ
ータが記載された添付ファイルパート93から構成され
る。そして、各パートは境界を示す文字(図12におい
ては"---Boundary---"で区切られ、各パートのヘッダ部
分(パートの開始部分)には、各パートの文字コード情
報や、エンコード方法、ファイル名などが記載される。
【0041】図13は、本発明の通信装置における電子
データの保存管理、変換処理、及びプリント処理に用い
る電子データ管理テーブルのデータ構造図である。
【0042】ID管理テーブル213は、受付番号カウ
ンタ、文書IDカウンタ及びトランザクションIDカウ
ンタの各領域を有し、受付番号、文書ID及びトランザ
クションIDの番号を発生するためのテーブルである。
【0043】電子データ変換トランザクション管理テー
ブル21は、受信した電子メールのデータを解析する際
に獲得されるテーブルであり、ID管理テーブル213
の発生するIDと、電子メールのヘッダから抽出した各
種情報を記憶する。電子データ変換トランザクション管
理テーブル21の文書管理テーブル・ポインタは、その
トランザクションで獲得した最初の文書管理テーブルの
開始位置を示す。
【0044】文書管理テーブル23〜25は、電子メー
ルデータの各パート毎に取得されるテーブルであり、各
パートの内容に応じて設定される各種情報用の領域を有
している。各文書管理テーブルは次のパートに対応する
文書管理テーブルの開始位置を示す次ポインタ領域を有
し、最終のパートに対応する文書管理テーブル(25)
においてはNULLポインタとなっている。また個々の
文書管理テーブルは、オリジナル文書領域22、エラー
レポート文書領域28及び最終変換文書領域29を有し
ている。
【0045】ページ管理テーブル210〜212は、後
述するように、受信した展開文書データを管理するため
に必要な情報を記憶する領域を有しており、文書管理テ
ーブルと同様、テーブルのポインタ領域で各テーブルが
リンクされている。
【0046】これらのテーブルは、RAM2002或い
はHDD2004のように、CPU2001が読み書き
可能な装置に必要に応じて記憶、展開される。
【0047】LAN2011又はWAN2051からの
電子データ(特に電子メール)の受信が開始されると、
CPU2001はHDD2004或いはRAM2002
の特定領域に電子データ変換トランザクション管理テー
ブル21(の領域)を獲得する。その際、ID管理テー
ブル213の「トランザクションIDカウンタ」領域の
値がインクリメントされ、電子データ変換トランザクシ
ョン管理テーブル21の「トランザクションID」領域
にセットされる。同様に、ID管理テーブル213の
「受け付け番号カウンタ」領域の値がインクリメントさ
れ、電子データ変換トランザクション管理テーブル21
の「受け付け番号」領域にセットされる。
【0048】図12のようなMIMEで記述された電子
メールのマルチ・メディア・データを電子データ区切り
処理(図17〜図20)とコンテント・タイプ解析処理
(図21)により、メディア区分毎に分割し、それぞれ
に対応した文書管理テーブル23、24、25を獲得
し、テーブルにデータをセットしながら電子データ変換
トランザクション管理テーブル21の「文書管理テーブ
ル・ポインタ」を先頭とした文書管理テーブルのキュー
を構成していく。各区分データに関する情報は、文書管
理テーブル中の「オリジナル文書」領域22を中心にセ
ットされる。
【0049】図12に示したメールを例にとって説明す
ると、ヘッダ部91が第1番めの文書管理テーブル23
としてリンクされ、その「文書種別」領域には「テキス
ト」、「言語種別」領域には「ASCII」がセットさ
れ、メールの本文部92は2番めの文書管理テーブル2
4としてリンクされ、その「文書種別」領域には「テキ
スト」、「言語種別」領域には「日本語S−JIS」が
セットされる。残りの添付ファイル部93は第3番目の
文書管理テーブル25としてリンクされ、その「文書種
別」領域にはUUENCODE等のバイナリコードをテ
キストに符号化したデータを表す「エンコーデイッド・
テキスト」がセットされる。
【0050】文書管理テーブルは新たに獲得される度に
ID管理テーブル213の「文書IDカウンタ」領域の
値がインクリメントされ、獲得された文書管理テーブル
の「文書ID」領域にセットされる。その際、「受け付
け番号」領域は、電子データ変換トランザクション管理
テーブル21の「受け付け番号」領域の値をコピーされ
る。また、文書管理テーブルの「文書順序番号」領域は
1から順に管理テーブルの獲得の度にインクリメントさ
れた値がセットされる。
【0051】文書管理テーブルの「受信セッション中変
換有無」領域は、受信時の受信データの画像データの変
換等の変換処理の時間と受信セッションで受信データを
受信終了して応答を返すまでの許容時間を鑑みて受信中
に「変換する」「変換しない」を種々の変換処理毎に変
更可能である。
【0052】従って、システム・パラメータ等により受
信セッション中の受信データに対する応答の許容時間に
あわせた最適化が容易である。また、文書管理テーブル
の「エラーレポート作成有無」領域に対し「作成あり」
「作成なし」の情報をセットするだけで、エラー・レポ
ート(文字列と画像データの2種類がある)の作成要否
を容易に変更可能である。
【0053】図14は、図12の電子メールデータのデ
ータ内容を判別し、文書種別決定と本通信装置の印字装
置で出力やFAX送信等を行うために必要なデータ変換
処理と変換後の文書種別に関するシーケンス図である。
【0054】以下、図14及び図12を参照して、本発
明における処理の流れを説明する。先ず「開始」から始
め、電子メールデータの添付ファイル部93にはデータ
“Content-Transfer-Encodeing”が存在するので添付フ
ァイル部93の「文書種別」は「エンコーディッド・テ
キスト」として判別される。また、添付ファイル部に
は”x-uuendode"と”Content-Type”、”text/plain”
及び”name”が存在するので、最終的に本発明の通信装
置でプリントするためには、
【0055】1)添付ファイル部93のテキストデータ
である“uuencodeで符号化されたreport.docの内容”
を、uudecodeでバイナリに変換する ↓ 2)展開サーバ装置上のワード・プロセッサ・ソフトウ
エアでプリント処理し、展開サーバ装置上のプリンタ・
ドライバで本発明の通信装置が解釈できる、「TIFF
バイナリ」データに変換する ↓ 3)展開サーバ装置から本発明の通信装置に「TIFF
バイナリ」データを送信する という処理の流れとなることがわかる。添付ファイル部
93にJPEG等の画像ファイルがテキスト変換された
データが含まれる場合など、他のタイプのファイルが添
付されている場合は、MIMEヘッダの情報を元に必要
な処理が行われる。図14で示したシーケンス図の詳細
説明は、後述する図17〜図20を用いたデータ区切り
処理の説明で行う。
【0056】図15は、図11に示したネットワーク構
成において、本実施形態における通信装置148が電子
メールアカウント141からの電子メールをローカル電
子メールサーバ142のような電子メール装置から受信
する際のプロトコルシーケンスを示す図である。本実施
形態において電子メールの受送信はSMTP(SimpleMa
il Transfer Protocol)により行われる。
【0057】まず、電子メール装置が通信装置に対し、
SMTPのリスナーポートであるポート番号25を用い
て接続要求を送信する(S13)。接続要求を受信した
通信装置においては電子メール受信のためのSMTPデ
ーモンである電子メール受信プロセスを起動し、正常応
答を返す(S14)。次いで電子メール装置は通信装置
のホスト名(”MailFaxMachine”)を送信する(S1
5)。通信装置は受信したホスト名が自分に割り当てら
れているホスト名と一致すれば正常応答を返す(S1
6)。
【0058】電子メール装置は次いで電子メールの差し
出し人アドレス(”username1@mail_srv.ccc.dd.ee”)
を送信する(S17)。通信装置はアドレスを受信する
と正常応答を返し(S18)、これに応答してメール装
置はメールの送信宛先アドレス(”mail_fax_machine@M
ailFaxMachine.ccc.dd.ee”)を送信する(S19)。
通信装置は、送信宛先が自分宛で、メール転送も不要で
あるか確認する。本例においては転送が不要なので、メ
ール装置に対し正常応答を返す(S110)。
【0059】次いで電子メール装置は、メールデータ転
送開始通知を送信する(S111)。通信装置はこの通
知を受信すると、電子メール受信に必要な初期化などの
動作を行った後、正常応答を返す(S112)。この応
答に応じてメール装置は電子メールデータを送信し(S
113)、送信が終了すると電子メール送出終了通知を
続いて送信する(S114)。通信装置は終了通知を受
け取ると、電子メールデータの受信ファイルをクローズ
するなどの終了作業を行ってから、正常応答を返す(S
115)。
【0060】メール装置は送信するメールが1通であれ
ば送信終了通知を送信し(S116)、通信装置からの
正常応答(S117)を待ってポート切断要求を送信す
る(S118)。これによってメール送信のセッション
が終了する。
【0061】図16は、本実施形態の通信装置が行う、
電子データ受信から変換処理、電子メールデータのプリ
ント、FAX送信、およびエラーレポートのメール送信
に至る、電子データ受信処理全体の流れを示すフローチ
ャートである。
【0062】以下、図16を参照して本実施形態の通信
装置の全体動作を説明する。電子データの到着を待ち
(S1513)、外部装置からTCP/IPによるポー
ト接続要求があったら、そのポート番号を判別する(S
1514)。ポート番号が25(SMTPによる接続を
要求するポート番号)で無ければ、他のデータ処理を行
い(S158)、電子データの到着待ち状態に復帰す
る。
【0063】ポート25に対する接続要求を受信する
と、上述したメール受信プロトコルシーケンス(図1
5、S14〜S114)を実行する(S151)。この
受信処理の中で、メールデータ転送開始通知(S11
2)の受信時、電子メール受信用のファイルの確保と管
理テーブルデータの初期化(例えば、電子メール受信用
のファイル名の、電子データ変換トランザクション管理
テーブル21の「電子データ・パス・ファイル名」領域
へのセットなど)動作を行う。電子メールデータ送出終
了通知(図15、S114)としてのメールデータの終
了デリミターである”.”(ピリオド)とキャリッジを
受信すると(S1515)、電子メールデータの受信フ
ァイルをクローズする。
【0064】次に、電子データの区切り処理を行い(S
152)、通信装置内では展開できず、展開サーバへの
展開依頼が必要なデータが含まれているかを調べる(S
1516)。具体的には電子データ変換トランザクショ
ン管理テーブル21からリンクされている、メールデー
タの各パートに対応する文書管理テーブルキュー23、
24、...、25の中に「外部処理有無」領域が「あ
り」となっているものがあるかを検索する。検索の結果
展開サーバ1416が必要なデータがあった場合は、サ
ーバー1416に対し、TCP/IPを用いてアソシエ
ーションを張り、「サーバー生存確認」コマンドを送出
する(S153)。規定時間内に応答が返り、かつ「ビ
ジー応答」でなければ(S1517)、分割済み文書変
換処理(S154)に移行する。S1516において、
検索の結果展開サーバが必要なデータがない場合は、直
接分割済み文書変換処理(S154)に移行する。
【0065】次に、分割済み文書変換処理が正常終了し
たかどうかを確認し(S1518)、正常終了なら電子
メールデータ送出終了通知に対する正常応答(図15、
S115)を送信側の電子メール装置に返し(S15
9)、図15のS116〜S118に相当するセッショ
ン終了処理(S1510)を行う。
【0066】メール受信処理が完了したら、次に、受信
したデータをプリントし(S1511)、同じく受信し
た電子メールデータからFAXデータに変換されたもの
をS1512で所望の宛先にFAX送信する。FAX宛
先の送信元からの指定方法としては、以下のような方式
が考えられる。 (1)ヘッダ部で指定する方法 電子メールデータのヘッダ部、例えばメールの題名(Su
b:)の後ろに、送信先のFAX番号を付加する。すなわ
ち、図12に示した電子メールデータの例においては、
調査報告(FAX03-3756-1234)の様に指定する。或いは送
信先アドレスに“TO: FAX03-3756-1234@xxxx.yyyy.zzz
z"の様に指定するなどが考えられる。ただし、ヘッダ部
で指定する際には、通信装置がメール受信の際にエラー
としないように、予め設定しておく必要がある。 (2)本文部で指定する方法 本文部92の中に、電話番号を記述した例えば“FAXNO
= 03-3756-1234”という行を付加する。いずれの場合
も、電子データ区切り処理S151において検出を行
い、番号を抽出してRAM2002又はHDD2004
の所定領域に記憶しておき、S1512において読み出
して使用すればよい。番号の抽出に当たっては、(1)
の場合は、”Sub:”または”FROM:”の後ろの文字列か
ら、“FAX(及び数字)”の文字列を、(2)の場合
は、“FAXNO=”から始まる行を検索し、それに続く数字
の列をそれぞれ抽出すればよい。
【0067】一方、S1518で分割済み文書変換処理
(S154)が異常終了ならば、S159で正常応答を
返す替わりに、すなわち図15におけるS115のタイ
ミングでメール送信元の電子メール装置に対してエラー
を応答する(S155)。次いで電子メール装置から
「通信終了通知」を受信し(図15、S116)、応答
を返す(図15、S117)ことでセッションを終了す
る(S156)。その後、分割済み文書変換処理中に既
に作成済みの「エラーレポート」を、電子データ変換ト
ランザクション管理テーブル21の「電子データ・パス
・ファイル名」領域に記録されたファイルから送信元ア
ドレスを“From: aaaaa@xxxx.yyyy.zzzz”のパターンを
検索して抽出し、送信元の電子メール・アドレス”aaaa
a@xxxx.yyyy.zzzz“に対してエラーレポートの電子メー
ルを送出する(S157)。S1520、S1521の
分割済み文書変換処理は、受信データ処理中に文書変換
処理が完全になされない場合に実行される処理であり、
既にすべての変換処理が完了している場合は、何も実行
されないで次のステップに移行する。
【0068】次に、図16にS152として示したの電
子データ区切り処理の詳細を、図13、図17〜図20
を用いて説明する。なお、以下の説明においては、図1
2に示したMIMEフォーマットの電子メールデータを受信
データとして説明する。
【0069】図17〜図20は電子データ区切り処理の
詳細を示すフローチャートである。まず、新たに文書管
理テーブル23を獲得し、電子データ変換トランザクシ
ョン管理テーブル21(以下、トランザクション管理テ
ーブル)の「文書管理テーブル・ポインタ」にリンクす
る。文書管理テーブルは新たに獲得される度にID管理
テーブル213の「文書IDカウンタ」領域の値がイン
クリメントされ、獲得した文書管理テーブルの「文書I
D」領域にセットされる。その際、文書管理テーブルの
「受け付け番号」領域には、トランザクション管理テー
ブル21の同名領域の値がコピーされる。また、文書管
理テーブルの「文書順序番号」領域には1から順に新し
い文書管理テーブルの獲得の度にインクリメントされた
値がセットされる。
【0070】次に、トランザクション管理テーブル21
の「電子データ・パス・ファイル名」領域に記録された
名前のファイルをオープンし、先頭行から1行毎に検索
する(S34)。検索の結果、エンド・オブ・ファイル
か否か(S331)、空行か(S332)、いずれもN
Oの場合は、”Content-Type:”が行先頭にあるか確認
を確認する(S333)。S331〜S333の確認結
果がすべてNOの場合は、次行に移動して同様の確認を
繰り返す。図12に示す電子メールデータの場合は4行
目まではS331〜S333の確認結果はすべてNOで
あり、5行目に”Content-Type:”があるためS333
からコンテントタイプ解析処理(S35)へ移行する。
【0071】ここで、図21を参照してコンテントタイ
プ解析処理の詳細を説明する。図21は、図17〜図2
0におけるコンテント解析処理の詳細を示すフローチャ
ートである。先ず、電子メールデータ中の”Content-Ty
pe:”に続く文字列を検索する(S42)。文字列が”t
ext/plain;”であれば(S411)、さらに続く文字列
を検索し(S46)、”charset=”であれば(S41
4)その次の文字列を解析し(S47)、対応する文書
管理テーブルの「言語種別」領域に言語種別を表すデー
タを、同テーブルの「オリジナル文書」領域の「文書種
別」領域に「テキスト」をセットする。この際、文字列
の解析において言語種別が確定できなかったり、フォン
トを持っていないなどの理由で対応可能でない言語であ
る場合には(S415)、文書管理テーブルの「処理結
果」領域に「言語エラー」をセットして(S48)コン
テント・タイプ解析処理を終了する。
【0072】一方、対応可能な言語であった場合は、文
書管理テーブルの「外部処理有無」領域に「なし」を、
同「文書変換処理内容」領域に「CG展開+TIFFフ
ァイル化」をセットして(S410)コンテント・タイ
プ解析処理を終了する。
【0073】S411にて”Content-Type:”に続く文
字列が”text/plain”で無い場合には、”Multipart/Mi
xed;”であるかを調べる(S412)。そうである場合
には、さらに”boundary=”を検索し(S43)、その
次にダブルコーテーション("")で囲まれた文字列を電
子データ変換トランザクションワーク領域214の「区
切り文字列」領域にセット(S44)して、コンテント
・タイプ解析処理を終了する。
【0074】S42、S412の判断においていずれも
NO、すなわち、”Content-type:”に続く文字列が”t
ext/plain;”でも、”Multipart/Mixed;"でもない場合
は、S416及びS417において、”image/tiff;”
か”image/jpeg;”であるかを調べ、いずれかに該当す
れば文書管理テーブルの「外部処理有無」領域に「な
し」を、同「文書種別」領域に「TIFFバイナ
リ」(”image/tiff;”の場合)又は「JPEGバイナ
リ」(”image/jpeg;”の場合)をセットして(S4
9)コンテント・タイプ解析処理を終了する。
【0075】一方、S416、S417の判定において
いずれもNOの場合には、文書管理テーブルの「処理結
果」領域にエラーをセットして(S45)コンテント・
タイプ解析処理を終了する。
【0076】本実施形態においては、図12のメールデ
ータにおいて”Content-type:”に続く文字列は”Multi
part/Mixed;”であるから、S43で”boundary=“文字
列をさらに検索し、S44で6行目で見つかった"bound
ary="に続くダブルコーテーション(")で括られた文字
列”---Boundary---”を区切り文字列として電子データ
変換トランザクションワーク領域214の「区切り文字
列」に格納してS35を終了し、次行の処理に復帰す
る。
【0077】次に、メールデータの9行目の空行をS3
32で検出するので、電子メールデータのヘッダ部(パ
ート)91のファイル位置を対応する文書管理テーブル
23の、「オリジナル文書」領域22の「有効データ先
頭・末尾オフセット」領域にセットする。さらに、同領
域の「文書パス・ファイル名」領域にトランザクション
管理テーブル21の「電子データ・パス・ファイル名」
領域のデータをコピーする。次に、同領域の「文書プロ
ファイル」領域にヘッダ部91に示された文字列の範囲
をヘッダ文字列情報としてセットする(S36)。
【0078】次に、S35におけるヘッダ部91のコン
テント・タイプ解析処理の結果を示す「オリジナル文
書」領域22の「処理結果」領域がエラーでないことを
確認し(S334)、エラーでなければ電子データ変換
トランザクションワーク領域214の「区切り文字列」
領域に区切り文字列がセットされているかをチェックし
(S335)する。上述したように、ヘッダ部91のコ
ンテント・タイプ解析処理は正常に行われ、区切り文字
列"---Boundary---"がセット済みなので、次の文字列の
検索を行う(S37)。
【0079】S336でエンド・オブ・ファイルである
かどうかのチェックを行う。次行は本文パートの先頭行
でエンド・オブ・ファイルでないのでS337に移行す
る。S337では区切り文字列の検出を行う。本文パー
ト92の先頭行は区切り文字列であるので、図18のS
38へ移行し、さらに次の文字列検索を行う。ファイル
の終端ではない(S342)のでS39に移行し、新た
に本文部92用の文書管理テーブル24を獲得かつ初期
化し、ヘッダ部91用に獲得済みの文書管理テーブル2
3の「次ポインタ」領域を用いてその後ろにリンクす
る。
【0080】次に、“Content-Transfer-Encodeing:”
文字列の検索(S344)及び”Content-Dispositio
n:”文字列の検索(S346)を行うが存在せず、”Co
ntent-type:”が検出され(S347)、前述のS35
と同様のコンテント・タイプ解析処理が行われる。本文
部92の”Content-type:”に続く文字列は”text/plai
n;charset=iso-2022-jp”であるので、S411→S4
14→S47→S48と処理がなされ、文書管理テーブ
ル24の「文書種別」領域には「テキスト」、「言語種
別」領域には「日本語S−JIS」がそれぞれセットさ
れた後、S343に復帰する。
【0081】以降、各行についてS343以降の処理が
繰り返され、本文部92の最終行に達した際、S343
において(ヘッダ情報の終わりを意味する)空白行が検
出され、S317に移行する。S317は上述のS36
の同様の処理であり、文書管理テーブル24の「オリジ
ナル文書」領域の「文書パス・ファイル名」にトランザ
クション管理テーブル21の「電子データ・パス・ファ
イル名」領域のデータをコピー、文書管理テーブル24
の「オリジナル文書」領域の「文書プロファイル」領域
に本文部92の開始行(”---Boundary---”行から最終
行(空行)までのヘッダ文字列情報のセットを行う。
次にS320におけるコンテント・タイプ解析処理結果
を示す、文書管理テーブル24の「処理結果」領域がエ
ラーを示すデータでない(S348)ので、S312に
移行し次の文字列を検索する。
【0082】検索の結果、添付ファイル部93の先頭の
区切り記号がS341で検出され、S313で本文部9
2のファイル位置を文書管理テーブル24の「オリジナ
ル文書」領域の「有効データ先頭・末尾オフセット」領
域にセットする。
【0083】次にS38に移行し、S342でエンド・
オブ・ファイルではないので、S39に移行し、新たに
添付ファイル部93用の文書管理テーブル25を獲得か
つ初期化し、本文部92用に獲得済みの文書管理テーブ
ル24の「次ポインタ」領域を用いてその後ろにリンク
する。次に、S344において“Content-Transfer-Enc
odeing:"文字列が検出され、この文字列に続くエンコー
ド方式を示す文字列が本発明の通信装置または展開サー
バー装置で処理可能な"uuencode"なので、S311で文
書管理テーブル25の「文書種別」領域に「エンコーデ
ィッド・テキスト」をセットし処理を続ける。次行の処
理において、S347で”Content-Type:”が検出され
るため、S320のコンテント・タイプ解析処理に移行
する。”Content-type:”に続く文字列が”text/plai
n;”であり、続く文字列が”charset=”ではないので、
S411→S414の処理を行うのみで解析処理を終了
し、次行の処理に復帰する。
【0084】本実施形態において、通信装置148及び
外部の展開サーバ1416が処理可能なエンコード方
式、拡張子、言語種別などの情報は、予め通信装置14
8のコントロールユニット2000内の不揮発性記憶装
置、例えばROM2003、HDD2004等に記憶し
ておき、この情報を元に必要な判断を行うことができ
る。
【0085】次に、添付ファイル部93の4行目の”Co
ntent-Disposition:”がS346で検出されるため、図
19のS330へ移行し、文書管理テーブル25の「文
書種別」領域に「コンピュータ・プロセッサブル・バイ
ナリ」をセットし、S321で”filename=”に続く、
ファイル名を示す文字列”report.doc”を抽出する。抽
出したファイル名はその拡張子等によりファイルの種別
を解析される(S322)。図12の例においては拡張
子は”.doc”であり、本実施形態においては拡張子”.d
oc”のファイルは外部の展開サーバでなくては展開不能
なので、S350においてNO、S351でYESと判
断され、文書管理テーブル25の「外部処理有無」領域
に「あり」がセットされ(S324)たのち、図18の
S343に復帰する。一方、拡張子”.doc”が通信装置
148内部で展開可能であれば、S350でYESと判
断され、図18のS343に復帰し次行の処理を続け、
通信装置148内部でも展開サーバ1416でも展開不
可能な場合には、S351でNOと判断され、添付ファ
イル部93に対応する文書管理テーブル25の「処理結
果」領域に「受信能力エラー」を示すデータをセット
(S325)したのち、図18のS343に復帰し次行
の処理を続ける。
【0086】以降、uuencode形式でテキスト形式に変換
されたファイル”report.doc”が終了すると、添付ファ
イル部93の最終行の1行前の空行がS343で検出さ
れる。S317において、文書管理テーブル25の「オ
リジナル文書」領域の「文書パス・ファイル名」にトラ
ンザクション管理テーブル21の「電子データ・パス・
ファイル名」領域のデータをコピー、文書管理テーブル
25の「オリジナル文書」領域の「文書プロファイル」
領域に添付ファイル部93の開始行(”---Boundary--
-”行から最終行(空行)までのヘッダ文字列情報のセ
ットを行う。次にS320におけるコンテント・タイプ
解析処理結果を示す、文書管理テーブル25の「処理結
果」領域がエラーを示すデータでない(S348)の
で、S312に移行し次の文字列を検索する。
【0087】S341において、添付ファイル部93の
次行の区切り文字列が検出されてS313に移行する。
そこで、添付ファイル部93のファイル位置を24の次
にリンクされている文書管理テーブル25の「オリジナ
ル文書」領域の「有効データ先頭・末尾オフセット」領
域にセットし、S38へ移行する。そしてS342にお
いて、エンド・オブ・ファイルが検出され、電子データ
区切り処理が終了する。
【0088】一方、S331でエンド・オブ・ファイル
が検出された場合には、図20のS326に移行し、文
書管理テーブル23の「オリジナル文書」領域22の
「文書変換処理内容」領域に「CG展開+TIFFファ
イル化」を(S326)、文書管理テーブル23の「外
部処理有無」領域に「なし」を(S327)セットす
る。さらに、テーブル23の「文書種別」領域に「テキ
スト」をセットし、「文書パス・ファイル名」領域にト
ランザクション管理テーブル21の「電子データ・パス
・ファイル名」領域のデータをコピーし、「有効データ
先頭・末尾オフセット」領域に、先頭位置(又は空行の
次)から電子データサイズ末尾位置(又は次の区切り文
字列の前の空行の前の位置)をセットする(S32
8)。
【0089】次にコンテント・タイプ解析処理結果を示
すテーブル23の「処理結果」領域がエラーを示すデー
タでないかをチェックし(S360)、エラーでなけれ
ば文飾切り処理を終了する。
【0090】また、S336又はS340でエンド・オ
ブ・ファイルが検出された場合には、図20のS314
に移行し、対応する文書管理テーブルの「処理結果」領
域に「区切り位置エラー」を示すデータをセットしてか
ら、上述のS327以降の処理を行う。
【0091】S35、S320のコンテント・タイプ解
析処理において、解析処理がエラー終了した場合には、
S318においてS329と同様にエラーレポート作成
用のデータが文書管理テーブルの「文書変換処理内容」
領域にセットされ、後述するエラーレポートの作成に用
いられる。
【0092】図23は、図16においてS154として
説明された分割済み文書変換処理の詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【0093】先ず、S52でカレントの文書管理テーブ
ルの参照ポイントを、トランザクション管理テーブル2
1の「文書管理テーブル・ポインタ」領域が示す、文書
管理テーブル23の先頭におく。次の文書管理テーブル
24が存在するので、S510ではYESと判断され
る。次に、S53でカレント文書変換管理テーブルを文
書管理テーブル23の「オリジナル文書」領域22に設
定する。次の文書変換管理テーブル28が存在するの
で、S511ではYESと判断され、S54に移行す
る。S54では詳細を後述するオリジナル文書変換処理
を行う。
【0094】次に、カレント文書変換管理テーブルを文
書管理テーブル23のオリジナル文書領域22にリンク
された次の文書変換管理テーブルに設定し(S55)、
リンクされたテーブルキューの末尾までS54のオリジ
ナル文書変換処理を繰り返して、S56に移行する。次
に、カレント文書変換管理テーブルを文書管理テーブル
の「エラーレポート文書」領域28に設定し(S5
6)、後述するエラーレポート文書変換を行う(S5
8)。次に、次の文書変換管理テーブルを参照ポイント
として、「エラーレポート文書」領域28にリンクされ
る文書変換管理テーブルキューの末尾までS58のエラ
ーレポート文書変換を繰り返す。テーブルキューの末尾
まで処理が終わるとS512においてNOと判断され、
次に、文書管理テーブルの参照ポイントを次の文書変換
管理テーブルにきりかえる(S57)。以上の処理を、
すべての文書管理テーブルに関して行うと、S510で
NOと判断され、分割文書変換処理が終了する。
【0095】図24〜図30、図29及び図30、図3
1は、図23のオリジナル文書処理(S54)とエラー
レポート文書処理(S58)でCallされる関数の詳
細を示すフローチャートである。変換制御は、図22の
状態遷移に従って動作する。基本的な制御は、変換の1
ステップ毎に、変換された出力データを保存するため
の、出力用の文書変換処理テーブルを獲得してから変換
処理を実行し、完了すると出力側の変換データが次の変
換の変換元データとなり、またその出力用の文書変換処
理テーブルを確保してリンクしていく。
【0096】図22は、図24〜図30に示す、分割済
み文書変換処理の制御を行うための状態遷移図である。
各状態の意味を以下に示す。
【0097】「前段変換処理待ち(1101)」…前段
階の変換処理の完了を待っている状態 「IDLE(1102)」…変換処理の準備開始(変換
パラメータの設定)ができる状態 「情報設定完了(1103)」…変換処理の準備(変換
パラメータの設定)が完了して、変換処理に移行した状
態 「変換完了(1105)」…変換処理が完了した状態 「エラー後処理中(1104)」…変換処理がエラーと
なり、後処理のための「エラーレポート」作成の為の準
備処理を行っている状態
【0098】次に、分割済み文書変換をさらに分かり易
く説明するため、図12の電子メールデータを受信し、
図17〜図20、図21で示した電子データ区切り処理
の実行後に実行される分割済み文書変換処理を例として
図23、図24〜図30、図29及び図30、図31を
用いて説明する。説明に先立って、先ず図12の電子メ
ールデータを受信し、上述した電子データ区切り処理、
コンテント・タイプ解析処理を実行後の管理データの連
接関係を図13の電子データ管理テーブルのデータ構造
図をもとに説明する。
【0099】電子データ変換トランザクション管理テー
ブル21にヘッダ部91が第1番めの文書管理テーブル
23としてリンクされ、「文書種別」領域には「テキス
ト」、「言語種別」領域には「ASCII」、「文書変
換処理ステータス」領域には「IDLE」がセットされ
ている。
【0100】次に、本文部92は2番めの文書管理テー
ブル24として文書管理テーブル23にリンクされ、そ
の「文書種別」領域には「テキスト」、「言語種別」領
域には「日本語S−JIS」、「文書変換処理ステータ
ス」領域には「IDLE」がセットされている。また、
「受信セッション中変換処理有無」領域には「あり」セ
ットされているものとする。
【0101】次に、添付ファイル部93は第3番目の文
書管理テーブル25として文書管理テーブル24にリン
クされ、その「文書種別」領域には「エンコーディッド
・テキスト」がセットされている。
【0102】図23のS52で処理対象の文書管理テー
ブルを最初の文書管理テーブル23(ヘッダ部91の情
報がセットされている)として設定し、S53で文書管
理テーブル23の先頭の文書変換処理管理テーブルを処
理対象として設定する。次に、S54でオリジナル文書
変換処理を実行する。
【0103】図24のS61で文書管理テーブル23の
「文書変換処理ステータス」領域がチェックされ、該ス
テータスは「IDLE」なのでS637〜S640では
分岐せずにS62に進み、「文書種別」領域がチェック
される。文書管理テーブル23の「文書種別」領域には
「テキスト」がセットされているのでS641で分岐
し、図25のS65に進む。次にS65では変換に必要
なパラメータがそろっているので文書管理テーブル23
の「文書変換処理ステータス」領域に「変換情報設定完
了」をセットし、S66でテーブル23の「文書変換処
理管理テーブル・ポインタ」に変換後の文書情報をセッ
トするために最終変換文書である文書変換処理管理テー
ブル29をリンクし、S67で22の「内部外部処理指
定」領域に「内部」、「文書変換処理内容」領域に「C
G展開+TIFFファイル変換」、「文書変換後処理」
領域に「ファイルを残す」等のパラメータをセットす
る。
【0104】次にS68で文書変換処理管理テーブル2
9を処理対象テーブルに設定しページ管理テーブル21
0の獲得とパラメータ設定を行い、S69でオリジナル
文書領域22の「文書種別」領域に「TIFFバイナ
リ」をセットし、S610で22の「文書プロファイ
ル」領域に、作成するTIFFファイルにセットすべき
パラメータをセットし、S611でページ管理テーブル
210の「展開画像ファイル・パス・ファイル名」領域
に、変換元のオリジナル文書である、オリジナル文書領
域22の文書プロファイルである「文書パス・ファイル
名」領域で示されたファイル(内容は図12の内容)を
オープンし、オリジナル文書領域22の「有効データ先
頭・末尾オフセット」領域に設定されたの範囲でファイ
ル・シークを行い、例えばヘッダ部91の3行目の”Su
bject:”に続く文字列の"調査報告"を用いて変換後のフ
ァイル名”調査報告.tiff”をセットする。そして、S
612で文書管理テーブル23の「文書変換処理ステー
タス」領域に「変換完了」をセットして、図24のS6
3に復帰する。
【0105】S63(S647)ではオリジナル文書領
域22の「受信セッション中変換有無」領域を確認し
「あり」なのでS64のコンバート処理(詳細の説明は
後で記す)を実行しASCIIテキストからTIFF画
像ファイルに変換する。変換されたファイル名はS61
0で設定された「パス・ファイル名」(”調査報告.tif
f”)となる。S648においてコンバート処理が正常
終了であった場合はオリジナル文書変換処理(図23、
S54)を終了する。
【0106】次に、S55及びS511で次の処理対象
の文書変換管理テーブルを探し、存在しないのでS56
に進み、エラーレポート文書も存在しないのでS57に
おいて次の処理対象の文書管理テーブルとして本文部9
2処理用の文書管理テーブルである文書管理テーブル2
4を選択し、S510以降の処理をヘッダ部91と同様
に行う。本文部92の文書変換処理は漢字のCG展開を
行うことを除き前述したヘッダ部91の文書変換処理と
ほぼ同様なので説明は省略する。
【0107】本文部92の文書変換処理が正常終了する
と、S57では、次の処理対象の文書管理テーブルとし
て添付ファイル部93処理用の文書管理テーブル25を
選択し、S53では文書管理テーブル25の先頭の文書
変換処理管理テーブルを処理対象として設定する。次
に、S54でオリジナル文書変換処理を行う。
【0108】S61で文書管理テーブル25の「文書変
換処理ステータス」領域がチェックされ、文書管理テー
ブル23と同様に「IDLE」なのでS637〜S64
0では分岐せずS62に進み、「文書種別」領域が「エ
ンコーディド・テキスト」なのでS642で分岐して図
26のS613に進む。S613では文書管理テーブル
25の「文書変換処理ステータス」領域に「変換情報設
定完了」をセットし、S614で添付ファイル部93の
プロファイル情報(93の2行目から4行目)から”Co
ntent-Type:”を検索し、それに続く文字列が”text/pl
ain;”なので、S649で分岐し、図27のS651に
移行する。S651においてもNOと判断されるのでさ
らに分岐し、図28のS629に移行する。
【0109】S629では、文書変換処理管理テーブル
を新規に獲得し(図示せず)、S630で文書管理テー
ブル25の「文書変換処理管理テーブル・ポインタ」領
域にリンクする。次に、獲得した文書変換処理管理テー
ブルの「内部外部処理指定」領域に「外部」、「文書変
換処理内容」領域に「外部サーバ変換処理」、「文書変
換後処理」領域に「ファイルの消去」等のパラメータを
セットする(S631)。次に、獲得した文書変換処理
管理テーブルの初期設定を行い(S632)、その「文
書プロファイル」領域に添付ファイル部93の2行目か
ら4行目の文書プロファイル情報をセットする(S63
3)。次にS634で「文書種別」領域に「コンピュー
タ・プロセッサブル・バイナリ」をセットし、S635
で「文書プロファイル」からファイル名である“repor
t.doc”を抽出し、S630で獲得した文書変換処理管
理テーブルの「文書パス・ファイル名」領域にセットす
る。そして、S636でこのテーブルの「文書変換処理
ステータス」領域に「前段変換終了待ち」をセットし
て、図24のS63へ移行する。「文書変換処理ステー
タス」領域が「前段変換終了待ち」にセットされている
と、外部サーバ(展開サーバ)の変換処理が完了するま
で添付ファイル処理に関する次の処理を進行させない
(例えば、外部ファイルサーバからの変換済みデータ受
信が完了するまでプリント等の処理を行わない等)。
【0110】次に、図31を用いてS64のコンバート
処理の詳細を説明する。以下の説明においては図12の
ヘッダ部91の文字列をCG展開とTIFF画像ファイ
ルに変換する場合を想定して説明する。
【0111】S81で処理中の文書変換処理管理テーブ
ルの「文書変換ステータス」領域に「変換処理中」をセ
ットしCG展開とTIFF画像ファイル変換処理が完了
するまで、次の処理に移行しないように制御する。次に
このテーブルの「文書変換処理内容」領域が「CG展開
+TIFF化変換」にセットされているのでS830で
分岐し、図32のS816に進みヘッダ部91の文字列
をビットマップ画像に変換し、S817でMMR(2次
元符号)圧縮し、S818でTIFFファイルに変換し
て、図31のS835に移行する。S835でテーブル
の「処理結果」領域がエラーの場合は、S810で文書
管理変換処理テーブルの「エラーレポート作成有無」領
域を確認しエラーレポートを作成「する」がセットされ
ていればS811で22の「文書変換処理ステータス」
領域に「エラー後処理中」をセットしコンバート処理を
終了する。また、エラーレポートを作成「しない」がセ
ットされている場合は、「文書変換処理ステータス」領
域に「処理完了」をセットしてコンバート処理を終了す
る。
【0112】S811で「文書変換処理ステータス」領
域に「エラー後処理中」がセットされると、図24〜図
30のオリジナル文書/エラーレポート変換処理におい
て、S648で分岐してS61に戻り、S639で分岐
して図29のS71に移行することでエラーレポート作
成処理に移行する。
【0113】一方、図12の添付ファイル部93のコン
バート処理の場合は、S833で分岐して図33のS8
19に移行し、添付ファイル部93に記載された、「uu
encodeで変換されたreport.docの内容」であるエンコー
ディド・テキストの展開をLAN(Local Area Network)や
電話回線等で接続された外部サーバ(展開サーバ)に依
頼する。
【0114】S820で展開サーバ装置から、エンコー
ディド・テキストからTIFFファイルに変換されたデ
ータの1ページ、文書など所定単位をエラー無く受信し
たならば、S821で受信ファイルのTIFFファイル
データをページ管理テーブルで示した「展開画像ファイ
ル・パス・ファイル名」で示したファイルに書き込むと
ともに、受信データが正しいかどうかチェックする。更
に、TIFFファイルデータから文書プロファイル情報
を抽出し文書管理テーブルの「文書プロファイル」領域
に格納するとともに、受信データのデコードを行い受信
画像のエラー有無を確認する。次に、「ページ単位に受
信するモード」が「YES」ならばS822で1ページ
毎にページ管理テーブルを獲得し210、211、21
2のようにページ管理テーブルキューを作成していく。
次に、S823でページ管理テーブルの「ページ数」を
インクリメントしてゆく。一方「NO」ならばS825
で新たなページ管理テーブルは作成せずに、S820に
移行する。
【0115】次に、添付ファイル部93の処理中に展開
サーバ1416からの受信がエラーした場合の処理に関
して図33を用いて説明する。データ受信処理( S8
20)においては、受信データのエラー訂正は例えばTC
P/IPプロトコルで実現されるが、通信タイムアウト等の
回復不能なエラーが発生した場合は、文書管理テーブル
25内の文書変換処理管理テーブル領域の「処理結果」
領域に「展開サーバーエラー」がセットされ(S82
4)、図31のS835に復帰する。「処理結果」領域
がエラーとなっているため、S835で分岐し、S81
0で「文書変換処理管理テーブル」の「エラーレポート
作成有無」領域がチェックされ「する」ならば、S81
1で「文書変換処理ステータス」領域に「エラー後処理
中」を、「しない」ならばS812で同領域に「変換完
了」をセットして、コンバート処理、すなわち図24の
S64を終了する。以下、「エラーレポート作成有無」
領域が「あり」の場合を説明する。
【0116】次に、図24のS648において、「文書
変換処理ステータス」領域が「エラー後処理中」なので
S61に移行し、「文書変換処理ステータス」が「エラ
ー後処理中」なのでS639で分岐し、図29のS71
に移行しエラーレポートのテキストデータを作成するた
めに「文書変換処理ステータス」を「変換完了」にセッ
トする。 次にS73でエラーレポートのテキストデー
タ生成処理を行うために文書管理テーブル25の「エラ
ー文書変換処理管理テーブル・ポインタ」領域にエラー
が発生した展開サーバー処理に使用された文書管理テー
ブル25内の「オリジナル文書」領域の「文書変換処理
管理テーブル」アドレスがセットされる。次にS74で
展開サーバにより展開後のデータを格納するために用い
られた「文書変換処理管理テーブル」をエラーレポート
のテキストデータを作成するために再利用する目的で、
次に処理すべき処理中ポインタとして文書管理テーブル
25内の「オリジナル文書」領域の「文書変換処理管理
テーブル」にリンクされている「文書変換処理管理テー
ブル・ポインタ」アドレスがセットされる。
【0117】S75で該処理中ポインタがさす「文書種
別」領域に「エラーレポート・作成元データ」をセット
し、S76で該処理中ポインタがさす「文書変換処理ス
テータス」領域に「IDLE」をセットし、 S72で
「文書変換処理内容」領域を「エラーレポート作成」に
セットすることで、エラーレポートのテキストデータ作
成処理が継続される。
【0118】次に再び図24のS61に移行し、処理中
ポインタが指し示す「文書変換処理ステータス」領域が
「IDLE」なので、S637〜S640では分岐せ
ず、S62に移行し「エラーレポート文書」領域の文書
変換処理テーブル28の「文書種別」領域がチェックさ
れる。同領域はS75において「エラーレポート・作成
元データ」がセットされているので、S77(図30)
に移行し、処理中ポインタ(文書管理テーブル25の
「文書変換処理テーブル・ポインタ」領域が指し示す
「文書変換処理テーブル」アドレスがセットされてい
る)が指し示す「文書変換処理テーブル」の「文書変換
処理ステータス」領域に「変換情報設定完了」をセット
し、S78での処理中ポインタが指し示す「文書変換処
理管理テーブル」の「次ポインタ」領域に文書管理テーブ
ル25内の「エラーレポート文書」領域の先頭アドレス
がセットされる。
【0119】次にS79で処理中ポインタに該「エラー
レポート文書」の先頭アドレスがセットされ、S710
で該処理中ポインタが指し示す、エラーレポート文書用
「文書変換処理管理テーブル」の「文書種別」領域に
「テキスト」がセットされエラーレポート用のテキスト
変換が必要であることを指定する。次にS711で処理
中ポインタが指し示す「文書変換処理管理テーブル」の
「文書変換処理ステータス」領域に「前段変換終了待
ち」をセットして、オリジナル文書変換処理、すなわち
図23のS54を終了する。
【0120】次にS55(図23)でカレント文書変換
処理テーブルポインタを次のそれに更新するが、添付フ
ァイル部93に対応する文書管理テーブル25にリンク
されている文書変換処理テーブルは存在しないのでS5
11では分岐せずS56に移行し、カレント文書変換処
理テーブルを文書管理テーブル25の「エラー文書変換
管理テーブル・ポインタ」の内容とする。もしこのポイ
ンタにデータが設定済みであれば、エラーレポート文書
が存在するので、エラーレポート文書変換処理(S5
8)に移行する。
【0121】図24から開始するエラーレポート文書変
換処理では、S61でカレント文書変換管理テーブルの
「文書変換処理ステータス」領域がチェックされ、前述
の通り、S71(図29)で「変換完了」にセット済み
なので、S638で分岐し、エラーレポート文書変換処
理を終了して、S59(図23)に復帰する。S59で
カレント文書変換処理テーブルの次にリンクされている
「文書変換管理テーブル」をカレント文書変換処理テー
ブルにセットし、再度S58のエラーレポート文書変換
処理に移行する。 エラーレポート文書変換処理では、
S61(図24)でカレント文書変換管理テーブルの
「文書変換処理ステータス」がチェックされ、前述した
ようにS77(図30)で「変換情報設定完了」にセッ
ト済みなので、S640で分岐してS63に移行し、現
在は既に受信セッション中でないのでS64に移行しコ
ンバート処理(図31)を実行する。
【0122】コンバート処理では、S81でカレント文
書変換処理テーブルの「文書変換処理ステータス」領域
を「変換処理中」にセットし、 S82のチェックで
は、前述の通りS72(図29)で「文書変換処理内
容」が「エラー・レポート作成」に設定済みなのでS8
34で分岐し、S85に移行する。カレント文書管理テ
ーブルの「言語種別」領域は、コンテントタイプ解析処
理(図21、S47)において、「日本語S−JIS」
が設定されており、また、 カレント文書管理テーブル
の「エラー文書変換処理管理テーブル・ポインタ」領域
の示す「文書変換処理テーブル」の「処理結果」が、
「展開サーバエラー」である(S824(図33)でセ
ット済み)ことが判明するので、Shift−JIS形
式の文字コードで、例えば図37に示すようなエラーレ
ポートのテキストデータを生成し、カレント文書変換処
理テーブルの「文書パス・ファイル名」のテキストファ
イルとして書き込む(S85)。
【0123】次に、テキスト生成処理が正常なので、S
835では分岐せず、カレント文書変換処理テーブルの
「次ポインタ」領域にリンクされている「文書変換処理
テーブル」の「文書変換処理ステータス」領域をチェッ
クする(S83)。その内容が「前段変換終了待ち」な
らば、S836でYESと判断されたのち、「IDL
E」にセットし直し(S84)てからコンバート処理を
終了する。
【0124】図24におけるコンバート処理(S64)
が終了し、「文書変換処理ステータス」領域が「エラー
後処理中」でないので、エラーレポート変換処理を終了
し、図23のS59に移行する。次に、S59で、カレ
ント文書変換処理テーブルを(現在の)カレント文書変
換処理テーブルの「次ポインタ」領域にリンクされてい
る「文書変換処理テーブル」に設定する。次テーブルが
存在するので、S512でYESと判断され、S58で
再度エラーレポート変換処理を行う。カレント文書変換
処理テーブルの内容はS710(図30)でセットされ
た内容で、「文書種別」領域は「テキスト」と設定され
ており、これからの処理は前述したヘッダ部91に対す
る処理と同等であるため説明は省略する。
【0125】以上は、展開サーバーとの通信エラー時の
処理を説明したが、 展開サーバーが展開元データを展
開する際にエラーを検知した場合は、展開サーバー側で
前記エラーレポートを生成し、本実施形態の通信装置に
対し画像ファイルとして送信するようにしても、展開サ
ーバー側がエラー情報を通信装置に対して通知して、本
通信装置がエラーレポートを作成してもよい。
【0126】図34は、図33のS819において、本
発明の通信装置148内で展開できないデータについて
LAN2011(WAN2051でもよい)を介して接
続された画像展開サーバ1418に対して展開依頼を行
う際に用いる展開依頼のプロトコルシーケンス図であ
る。本実施形態において、プロトコルにはTCP/IP
を用いている。
【0127】すなわち、まず、本発明の通信装置から展
開サーバ装置に対しTCP/IPによって展開処理のデ
ーモンプロセスに対応するポート番号(xxとする)で
アソシエーションする(S121)。次に、展開サーバ
装置が応答(S122)して、文書展開依頼のセッショ
ンが開始される。次いで「展開依頼」コマンドを展開サ
ーバ装置に対し送出し(S123)、展開処理のセッシ
ョンの開始を依頼する。
【0128】次に、通信装置は、展開サーバ装置の応答
(S124)を受けて、展開依頼するデータに関する情
報「展開制御データ」を通知するために「展開制御デー
タ転送要求」コマンドを展開サーバ装置に対し送出し
(S125)、サーバからの正常応答(S126)を待
って展開制御データを送信する(S127)。展開制御
データとしては例えば、「言語種別」、「画像展開する
紙サイズ」(A4、B4等)、「画像展開する際に展開
画像を複数ページを1ファイルにまとめる」か「1ペー
ジ毎1ファイルにする」、「受け付け番号」等の情報が
渡される。
【0129】展開制御データの送信が終了し、サーバか
らの正常応答(S128)を受け取ると、通信装置は展
開データの送信要求コマンドをサーバに送信し(S12
9)、サーバの応答(S1210)を待って、管理テー
ブル(図13)の所定領域に記録された情報に基いて展
開データである電子メールデータ(添付ファイルデー
タ)を送信する(S1211)。この際に送信される展
開データは、テキストからバイナリデータに変換(デコ
ード)された「コンピュータ・プロセッサブル・バイナ
リ」ファイルである。展開要求を行う必要のある添付フ
ァイルが複数ある場合には、上述の展開制御データ転送
要求コマンドの送出(S125)からのステップを繰り
返すことにより1回のセッションでの送出が可能であ
る。電子メールデータの送信終了後、サーバの正常応答
(S1212)を受信し、展開要求を行うべき(送信す
べき)ファイルがなくなった時点で、通信装置は「セッ
ション終了要求」コマンドを展開サーバ装置に対し送出
し(S1213)、それに対するサーバの正常応答(S
1214)受信後、ポート切断要求を送信(S121
5)してセッションが終了する。
【0130】一方、画像展開サーバ1416から通信装
置148に対して展開済みの画像データを送る際に用い
る展開済み文書転送プロトコルシーケンスを図35に示
す。通信装置から展開依頼を行う場合と同様、TCP/
IPによる。また、予め通信装置から「1ページ毎に1
ファイルにする」展開制御データを受信していたものと
する。
【0131】展開サーバ装置1416から通信装置14
8に対しTCP/IPにより、通信装置で動作している
展開済み文書受信用のデーモンプロセスに対応するポー
ト番号(xxとする)でアソシエーションする(S13
1)これに対する通信装置の応答(S132)を受け
て、サーバが「展開済みファイル転送セッション開始要
求」コマンドを送信する(S133)。このコマンドに
対して通信装置が正常応答して(S134)、展開済み
文書転送のセッションが開始される。
【0132】先ず、展開サーバ装置から「展開済み文書
転送要求」コマンドを送信する(S135)。通信装置
はこのコマンドを受信すると、受信用メモリやテーブル
の獲得等の受信準備を行った後に応答を返す(S13
6)。サーバは応答を受けて「受け付け番号」、「展開
処理結果」等の「展開結果データ」を送信する(S13
7)。通信装置は受信した展開結果データのうち必要な
データを、管理テーブル(図13)の所定領域に設定し
た後に応答を返す(S138)。
【0133】展開サーバ装置は1ページ目の「展開済み
ファイルデータ転送要求」コマンドを送信し(S13
9)、通信装置はこのコマンドから得た送信されるファ
イルに関する情報を同じく管理テーブルの所定領域に設
定した後に応答を返す(S1310)。サーバはこの応
答を受けてTIFFバイナリに展開済みのファイルデー
タ(1ページ目)を送信する(S1311)。本実施形
態では「1ページ毎1ファイルにする」ように展開要求
時に設定されているので、通信装置は受信したファイル
をHDD2004等に保存するとともに、文書管理テー
ブル23の最終変換文書領域29のページ管理テーブル
ポインタ領域にリンクされたページ管理テーブル210
に管理情報を格納し、応答を返す(S1312)。
【0134】次いでサーバと通信装置は2ページ目のフ
ァイルについて、S139〜S1312のステップを実
行し、通信装置ではページ管理テーブル211に2ペー
ジ目のファイルの過人利情報が格納される。以降残りの
ページについても同様の処理を繰り返す。最終(Nとす
る)ページについても同様に転送要求(S1313)〜
ファイルデータの送信(S1315)を行い、通信装置
が受信後の正常応答(S1316)を行うと、展開サー
バ装置は「データ転送終了通知」コマンドを送信する
(S1317)。通信装置からの正常応答(S131
8)を受信し、正常に全てのページの送信が終了したこ
とを確認し、他の展開済み文書がなければ、サーバは
「セッション終了要求」コマンドを送信する(S131
9)。複数文書を送信する場合は、「展開済み文書転
送」コマンドの送信(S135)からS1318までを
繰り返す。通信装置が「セッション終了要求」コマンド
を受信し、正常応答(S1320)を返すと、展開サー
バ装置が「ポート切断要求」コマンドを送信してセッシ
ョンを終了する。
【0135】図36は、受信した電子データを本発明の
通信装置のプリント装置で印字できる画像データに変換
後に、他のプリントデータとページ単位で混在しないよ
うに制御するプリント処理フローチャートである。
【0136】先ず、受信データを格納し各種変換処理に
使用した電子データ変換トランザクション管理テーブル
21(図13)を参照し(S161)、その「文書管理
テーブル・ポインタ」領域にリンクされた「文書管理テ
ーブル」をカレント文書管理テーブルとしてセットする
(S162)。S1614で全文書管理テーブルを参照
し終わったかチェックし、参照し終わったならば処理を
終了し、さもなくばS163で「文書管理テーブル」の
「エラーレポート文書」領域をカレント文書変換処理テ
ーブルとして参照する。次にカレント文書管理テーブル
内の全文書変換処理テーブルの参照が終了したか確認し
(S1611)、YESでかつエラーレポート文書を参
照中でないならば(S169)、S168でカレント文
書管理テーブルを該テーブルの「次ポインタ」領域の内
容にセットして、S1614に復帰する。
【0137】一方、S169において現在エラーレポー
トを参照中ならばカレント文書管理テーブルの「最終変
換文書」領域をプリント用の文書としてカレント文書処
理テーブルとして設定し(S1610)てS1611に
移行し、全文書変換処理テーブルを参照し終わっていな
いので、カレント文書変換処理テーブルの「文書種別」
領域を参照し「TIFFバイナリ」または「JPEGバイナリ」
であるかを確認する(S1615)。もしいずれかに該
当する場合は、カレント文書変換処理テーブルの「文書
パス・ファイル名」領域がセット済みかをチェックし
(S1616)、セットされていればそのファイルをプ
リントする(S1617)。
【0138】一方、未セットならば、S164でカレン
ト文書変換処理テーブルの「ページ管理テーブルポイン
タ」をカレントページ管理テーブルとして設定し、全ペ
ージが参照済みかチェックする(S1612)。前ペー
ジ参照済みならばS167で次のカレント文書変換管理
テーブルを次のそれに設定しS1611に移行する。
【0139】一方、S1612で全ページを参照済みで
ないならば、カレントページ管理テーブルの「展開画像
ファイル・パス・ファイル名」領域をチェックし(S1
613)、未セットならばS166へ移行し、さもなく
ばS165でセットされたファイルのプリントを行う。
次にS166でカレントページ管理テーブルに該テーブ
ルの「次ポインタ」の内容をセットし、S1612に移
行する。このようにして、順次、文書変換管理テーブル
の全ページを処理→全文書管理テーブルを処理→全文書
管理テーブルを処理して、プリント処理が終了する。
【0140】
【他の実施形態】なお、上述の実施形態においては、複
写機とFAX機能を有する複合機を例日本発明を適用し
た例を用いて説明したが、本発明は、複数の機器(例え
ばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,
プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、
一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミ
リ装置など)に適用してもよい。
【0141】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0142】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0143】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0144】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0146】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図16に示すフローチャートを実現可能なモ
ジュールを記憶媒体に格納することになる。
【0147】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の通信装置に
よれば、添付ファイルとして送付されたワードプロセッ
サ文書や表文書等の電子データの文書を展開して画像デ
ータとして出力することが可能となるため、ユーザがP
C側で該文書を一旦画像データに変換しTIFFファイ
ル化してから、電子メールにTIFFファイルを添付す
るという一連の複雑な操作手順を踏むことなく、PCか
ら所望のワードプロセッサ文書や表文書を電子メールソ
フトで添付する簡単な操作を行うだけで簡単に本通信装
置に送り届けることができる。
【0148】また、TIFFファイルに展開することな
く、ワードプロセッサ文書や表文書を本通信装置に転送
されるため、TIFFファイルに比べデータ容量が小さ
く、確実に本通信装置に送り届けられる。
【0149】また、送信元の言語種別を検出し、エラー
発生時にはその言語で記述したエラーレポートを送信す
るため、ユーザーがエラー内容を正しく認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明を適用した通信装置の正面外観を示す図
である。
【図3】操作部外観を示す図である。
【図4】スキャナ画像処理部のブロック図である。
【図5】プリンタ画像処理部のブロック図である。
【図6】画像圧縮伸長部のブロック図である。
【図7】画像回転部のブロック図である。
【図8】画像回転処理の説明図である。
【図9】画像回転処理の説明図である。
【図10】デバイスI/F部のブロック図である。
【図11】ネットワーク・システム構成図である。
【図12】電子メール・データ内容図である。
【図13】電子データ管理テーブルのデータ構造図であ
る。
【図14】データ変換処理と変換後の文書種別に関する
シーケンス図である。
【図15】電子メールの通信手順シーケンス図である。
【図16】電子データ受信処理の概略フローチャートで
ある。
【図17】電子データ区分処理のフローチャートであ
る。
【図18】電子データ区分処理のフローチャートであ
る。
【図19】電子データ区分処理のフローチャートであ
る。
【図20】電子データ区分処理のフローチャートであ
る。
【図21】コンテント・タイプ処理のフローチャートで
ある。
【図22】状態遷移図である。
【図23】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図24】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図25】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図26】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図27】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図28】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図29】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図30】分割済み文書の変換処理のフローチャートで
ある。
【図31】コンバート処理のフローチャートである。
【図32】コンバート処理のフローチャートである。
【図33】コンバート処理のフローチャートである。
【図34】本文書展開依頼のプロトコルシーケンス図で
ある。
【図35】展開済み文書転送プロトコルシーケンス図で
ある。
【図36】プリント処理フローチャートである。
【図37】エラーレポートの例を示す図である。
【符号の説明】
2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 HDD 2005 画像バスインタフェース 2006 操作部インタフェース 2007 システムバス 2008 画像バス 2010 ネットワークインタフェース 2020 デバイスインタフェース 2040 画像圧縮伸長部 2050 モデム 2060 ラスタイメージプロセッサ 2070 スキャナ 2095 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋庭 朋宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 相山 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山口 耕太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田辺 律司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB38 AC30 AE08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した電子データをもとに、画像デー
    タを形成して出力する通信装置であって、 前記電子データとして、非画像データを受信した際、こ
    の非画像データの内容を解析するデータ解析手段と、 前記データ解析手段の解析結果に対応して、前記非画像
    データを画像データに変換するデータ変換手段とを有す
    ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記非画像データが、文字コードからな
    るデータであることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記文字コードからなるデータが、文字
    コードに変換されたバイナリーデータを含むことを特徴
    とする請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ変換手段が、文字コードをビ
    ットマップデータに変換するビットマップデータ作成手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記データ解析手段が、前記バイナリー
    データ部分と、それ以外の部分とを識別する文字データ
    解析手段を有することを特徴とする請求項3記載の通信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記データ変換手段が、前記バイナリー
    データ部分を元のバイナリーデータに復元するデコード
    手段と、前記復元されたバイナリーデータを展開して、
    画像データを形成するデータ展開手段の少なくとも一方
    を含むことを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記電子データの受信を、TCP/IP
    又はSMTPに従って行うことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記文字コードの言語種別を判別する言
    語判別手段をさらに有することを特徴とする請求項2記
    載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記電子データが、MIME形式で記載
    されていることを特徴とする請求項7記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記電子データから発信元の言語種
    別、アドレスを検出するコンテント解析手段を有するこ
    とを特徴とする請求項9記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記コンテント手段が、MIMEヘッ
    ダから前記言語種別及び前記アドレスを検出することを
    特徴とする請求項10記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 前記コンテント手段が、MIMEヘッ
    ダ情報を用いて、受信した文字コードからなる電子情報
    を文字コードからなる部分と前記文字コードに変換され
    たバイナリーデータ部分とに分割することを特徴とする
    請求項10記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 前記画像データの出力に至る経過で前
    記発信元に通知すべきエラーが発生した場合、前記コン
    テント解析手段が検出した発信元アドレスに対してエラ
    ー内容を前記検出した言語種別に対応した文字コードで
    記載したエラーレポートを送信するエラーレポート作成
    手段を有することを特徴とする請求項10記載の通信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記データ変換手段が、前記バイナリ
    ーデータ部分の復元が前記デコード手段で可能か否かを
    判定する第1の判定手段をさらに有し、前記デコード手
    段での復元が不可能と判定された場合に、外部機器に前
    記復元を依頼することを特徴とする請求項6記載の通信
    装置。
  15. 【請求項15】 前記データ変換手段が、前記復元され
    たバイナリーデータの展開を前記データ展開手段で可能
    かどうかを判定する第2の判定手段をさらに有し、前記
    デコード手段での復元が不可能と判定された場合に、外
    部機器に前記復元を依頼することを特徴とする請求項6
    記載の通信装置。
  16. 【請求項16】 前記電子データにはファクシミリ送信
    規格で符号化された画像データを含むことを特徴とする
    請求項1乃至15のいずれかに記載の通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    通信装置を有する画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    通信装置と、画像形成装置とが相互に通信可能に接続さ
    れた画像形成システム。
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