JP2000124206A - 塗布膜形成装置および硬化処理装置 - Google Patents

塗布膜形成装置および硬化処理装置

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JP2000124206A
JP2000124206A JP10293372A JP29337298A JP2000124206A JP 2000124206 A JP2000124206 A JP 2000124206A JP 10293372 A JP10293372 A JP 10293372A JP 29337298 A JP29337298 A JP 29337298A JP 2000124206 A JP2000124206 A JP 2000124206A
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Shinji Koga
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜を形成した基板に、硬化処理を施す際
に、基板ごとに管理が可能であり、かつ塗布膜の酸化を
防止することができる塗布膜形成装置および硬化処理装
置を提供すること。 【解決手段】 DCC処理ユニット20は、ウエハWを
加熱する加熱処理室41と、加熱処理室41に連通する
ように設けられ、加熱後のウエハWを冷却する冷却処理
室42とを有し、これら連通された加熱処理室41と冷
却処理室42とに不活性ガスを供給しながら排気して、
低酸素濃度雰囲気において加熱処理および冷却処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造工程等において、基板上に塗布液を塗布して絶縁膜
を形成する塗布膜形成装置、および、塗布膜の硬化処理
を行う硬化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
例えば、SOD(Spin on Dielectric)システムにより
層間絶縁膜を形成している。このSODシステムでは、
ゾル−ゲル法、シルク法、スピードフィルム法、および
フォックス法等により、半導体ウエハ上に塗布膜をスピ
ンコートして層間絶縁膜を形成しているが、ゾル−ゲル
法以外の上記方法では、この塗布膜をスピンコートした
ウエハにアニール処理を施して塗布膜を硬化(キュア)
させる必要がある。
【0003】このようなアニール処理は、従来、塗布膜
をスピンコートした複数枚のウエハをロット毎に、加熱
炉内に搬入し、高温で所定時間加熱した後、ウエハをロ
ット毎に搬出し、搬送路を介して冷却ユニットに搬送し
て所定温度まで冷却することにより行われており、この
ような処理により層間絶縁膜が硬化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た加熱炉を用いるアニール処理では、複数枚のウエハを
ロット毎に高温の加熱炉内で加熱するバッチ処理である
ため、ウエハごとに精密な温度管理を行うことができな
いという不都合がある。
【0005】また、加熱処理は不活性ガス雰囲気で行わ
れるが、加熱処理終了後、半導体ウエハを冷却ユニット
に搬送する際に、不活性ガス濃度の厳密な管理が困難で
あり、低酸素濃度化が困難であるため、層間絶縁膜の酸
化を生じるおそれがある。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、塗布膜を形成した基板に、硬化処理を施す際
に、基板ごとに管理が可能であり、かつ塗布膜の酸化を
防止することができる塗布膜形成装置および硬化処理装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の観点によれば、基板に塗布液を塗布
して基板に塗布膜を形成するための塗布膜形成装置であ
って、基板に塗布液を塗布するための塗布処理ユニット
と、基板に加熱処理および冷却処理を施して塗布膜を硬
化させる硬化処理ユニットとを具備し、前記硬化処理ユ
ニットは、塗布液が塗布された基板を一枚ずつ所定温度
に加熱する加熱処理室と、この加熱処理室と連通され、
加熱処理された基板を冷却する冷却処理室と、加熱処理
室と冷却処理室に不活性ガスを供給する不活性ガス供給
手段と、加熱処理室および冷却処理室を排気する排気手
段とを有することを特徴とする塗布膜形成が提供され
る。
【0008】また、本発明の第2の観点によれば、塗布
膜が形成された基板に対して加熱処理および冷却処理を
施して塗布膜を硬化させる硬化処理装置であって、塗布
液が塗布された基板を一枚ずつ所定温度に加熱する加熱
処理室と、この加熱処理室と連通され、加熱処理された
基板を冷却する冷却処理室と、加熱処理室と冷却処理室
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、加熱処
理室および冷却処理室を排気する排気手段とを具備する
ことを特徴とする硬化処理装置が提供される。
【0009】このように、本発明によれば、塗布膜形成
装置において塗布膜を硬化させる硬化処理ユニットが、
基板を加熱する加熱処理室と、加熱後の基板を冷却する
冷却処理室とが連通して設けられており、かつこれら加
熱処理室と冷却処理室とに不活性ガスを供給する手段お
よび排気する手段を設けたので、低酸素濃度の不活性雰
囲気で加熱処理および冷却処理を連続して行うことがで
き、塗布膜の酸化を十分に防止することができる。ま
た、加熱処理室において一枚ずつ加熱する枚葉処理であ
るため、ウエハごとに精密な温度制御を行うことがで
き、かつ加熱処理の面内均一性を良好に維持することが
できる。さらに、枚葉処理であることから、従来のよう
なロットごとの管理ではなく、ウエハごとの管理とする
ことができるので、歩留まりを向上させることができ
る。
【0010】この場合に、硬化処理ユニットに加熱処理
室と冷却処理室との間を遮断するシャッターを設けるこ
とにより、これらの間の熱的な干渉を防止することがで
きる。
【0011】また、不活性ガス供給手段を加熱処理室お
よび冷却処理室のそれぞれに不活性ガス供給部を有する
構造とし、排気手段を加熱処理室および冷却処理室のそ
れぞれに排気部を有する構造とすることにより、一方に
ついて基板の搬入出を行っている場合でも他方において
低酸素濃度雰囲気の処理を行うことができる。
【0012】さらに、加熱処理室を、基板を昇降させる
複数のピンと、これら複数のピンに載置された基板が降
下しているときに、基板を所定温度に加熱するホットプ
レートとを有する構造とすることにより、加熱処理の際
の基板温度の面内均一性を一層高いものとすることがで
きる。
【0013】さらにまた、加熱処理室を、前記ホットプ
レートが基板を加熱しているときに、上昇して基板の周
囲を包囲するリングシャッターを有する構造とすること
により、基板温度の面内均一性をさらに一層高いものと
することができる。
【0014】さらにまた、冷却処理室を、加熱処理され
て前記複数のピンに載置された基板を受け取り、冷却処
理室内に搬入して、所定温度に冷却し、冷却後、基板を
前記複数のピンに戻して載置させるクーリングプレート
を有する構造とすることにより、基板の急冷をスムーズ
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(SODシステ
ム)およびそれに用いられるDCC(Dieelectric Oxyg
en Density Controlled Cure and Cooling-off)処理装
置について説明する。
【0016】図1(a)は、本発明の実施の形態に係る
SODシステムの上段の平面図であり、図1(b)は、
そのSODシステムの下段の平面図であり、図2は、図
1に示したSODシステムの側面図であり、図3は、図
1に示したSODシステム内に装着された2個のユニッ
ト積層体の側面図である。
【0017】このSODシステムは、大略的に、処理部
1と、サイドキャビネット2と、キャリアステーション
(CSB)3とを有している。
【0018】処理部1は、図1(a)および図2に示す
ように、その手前側の上段に設けられた、ソルベントイ
クスチェンジユニット(DSE)11と、高粘度用の塗
布処理ユニット(SCT)12とを有し、さらに、図1
(b)および図2に示すように、その手前側の下段に設
けられた、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13
と、薬品等を内蔵したケミカル室14とを有している。
【0019】処理部1の中央部には、図1の(a)およ
び(b)に示すように、複数の処理ユニットを多段に積
層してなる処理ユニット群16,17が設けられ、これ
らの間に、昇降してウエハWを搬送するための搬送機構
18が設けられている。左側の処理ユニット群16は、
図3に示すように、その上側から順に、低温用のホット
プレート(LHP)19と、2個のDCC処理ユニット
20と、2個のエージングユニット(DAC)21とが
積層されて構成されている。また、右側の処理ユニット
群17は、その上側から順に、2個の高温用のホットプ
レート(OHP)22と、低温用のホットプレート(L
HP)23と、2個のクーリングプレート(CPL)2
4と、受け渡し部(TRS)25と、クーリングプレー
ト(CPL)26とが積層されて構成されている。な
お、受け渡し部(TRS)25はクーリングプレートの
機能を兼ね備えることも可能である。
【0020】また、サイドキャビネット2は、その上段
に、薬液を供給するためのバブラー27と、排気ガスの
洗浄のためのトラップ(TRAP)28とを有し、その
下段に、電力供給源29と、HMDSやアンモニア等の
薬液を貯留するための薬液室30と、廃液を排出するた
めのドレイン31とを有している。
【0021】このように構成されたSODシステムにお
いて、例えば、ゾル−ゲル法により層間絶縁膜を形成す
る場合には、キャリアステーション(CSB)3から受
け渡し部(TRS)25に搬送されたウエハWは、搬送
機構18によりクーリングプレート(CPL)24,2
6に搬送されてそこで温度管理され、次いで、塗布処理
ユニット(SCT)12,13に搬送されて、TEOS
のコロイドをエタノール溶液等の有機溶媒に分散させた
塗布液がウエハWに塗布される。 その後、ウエハW
は、エージングユニット(DAC)21に搬送されて、
ゲル化処理され、次いで、ソルベントイクスチェンジ
(DSE)11に搬送されて、溶媒の置換が行われる。
その後、ウエハWは、低温用のホットプレート(LH
P)19,23、高温用のホットプレート(OHP)2
2により適宜加熱処理され、搬送機構(TCP)25に
よりキャリアステーション(CSB)3に戻される。こ
の場合には、DCC処理ユニット20における硬化処理
は不要である。
【0022】上記SODシステムにおいて、例えば、シ
ルク法、スピードフィルム法、またはフォックス法によ
り層間絶縁膜を形成する場合には、キャリアステーショ
ン(CSB)3から受け渡し部(TRS)25に搬送さ
れたウエハWは、搬送機構18によりクーリングプレー
ト(CPL)24,26に搬送されて冷却され、次い
で、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13に搬送
されて、塗布液がウエハWに塗布される。 その後、ウ
エハWは、低温用のホットプレート(LHP)19,2
3で加熱処理され、クーリングプレート(CPL)2
4,26に搬送されて冷却され、次いで、高粘度用の塗
布処理ユニット(SCT)12に搬送されて、塗布液が
ウエハWに塗布される。その後、ウエハWは、低温用の
ホットプレート(LHP)19,23で加熱処理され、
高温用のホットプレート(OHP)22で加熱処理さ
れ、DCC処理ユニット20に搬入され、そこで低酸素
濃度雰囲気において加熱処理および冷却処理され、塗布
された層間絶縁膜が硬化される。その後、ウエハWは、
受け渡し部(TRS)25を介してキャリアステーショ
ン(CSB)3に戻される。
【0023】次に、図4ないし図6を参照して、本実施
の形態に係るDCC処理ユニット20について説明す
る。図4は、本実施の形態に係るDCC処理ユニットの
模式的平面図であり、図5は、図4に示したDCC処理
ユニットの模式的断面図であり、図6は、DCC処理ユ
ニットの処理のフローチャートである。
【0024】図4および図5に示すように、DCC処理
ユニット20は、加熱処理室41と、これに隣接して設
けられた冷却処理室42とを有しており、この加熱処理
室41は、設定温度が200〜470℃とすることが可
能なホットプレート43を有している。また、このDC
C処理ユニット20は、さらに、メインの搬送機構18
(図1および図3)との間でウエハWを受け渡しする際
に開閉される第1のゲートシャッター44と、加熱処理
室41と冷却処理室42との間を開閉するための第2の
ゲートシャッター45と、ホットプレート43の周囲で
ウエハWを包囲しながら第2のゲートシャッター45と
共に昇降されるリングシャッター46とを有している。
さらに、ホットプレート43には、ウエハWを載置して
昇降するための3個のリフトピン47が昇降自在に設け
られている。なお、ホットプレート43とリングシャッ
ター46との間に遮蔽板スクリーンを設けてもよい。
【0025】加熱処理室41の下方には、上記3個のリ
フトピン47を昇降するための昇降機構48と、リング
シャッター46を第2のゲートシャッター45と共に昇
降するための昇降機構49と、第1のゲートシャッター
44を昇降して開閉するための昇降機構50とが設けら
れている。
【0026】また、加熱処理室41は、図示しない供給
源から、その中にN等の不活性ガスが供給されるよう
に構成され、さらに、その中が排気管51を介して排気
されるように構成されている。そして、このように不活
性ガスを供給しながら排気することにより、加熱処理室
41内が低酸素濃度(例えば50ppm以下)雰囲気に
維持されるようになっている。
【0027】この加熱処理室41と冷却処理室42と
は、連通口52を介して連通されており、ウエハWを載
置して冷却するためのクーリングプレート53がガイド
プレート54に沿って移動機構55により水平方向に移
動自在に構成されている。これにより、クーリングプレ
ート52は、連通口52を介して加熱処理室41内に進
入することができ、加熱処理室41内のホットプレート
43により加熱された後のウエハWをリフトピン47か
ら受け取って冷却処理室42内に搬入し、ウエハWの冷
却後、ウエハWをリフトピン47に戻すようになってい
る。
【0028】なお、クーリングプレート53の設定温度
は、例えば15〜25℃であり、冷却されるウエハWの
適用温度範囲は、例えば200〜470℃である。
【0029】さらに、冷却処理室42は、供給管56を
介してその中にN等の不活性ガスが供給されるように
構成され、さらに、その中が排気管57を介して外部に
排気されるように構成されている。これにより、加熱処
理室41同様に、冷却処理室42内が低酸素濃度(例え
ば50ppm以下)雰囲気に維持されるようになってい
る。
【0030】このように構成されたDCC処理ユニット
20では、図6に示す手順にしたがって、以下のように
して加熱処理および冷却処理が行われる。
【0031】まず、第1のゲートシャッター44が開か
れ、メインの搬送機構18(図1および図3)からウエ
ハWが加熱処理室41内の3個のリフトピン47上に搬
入される(ステップ1)。この際、ウエハWの同時入れ
替えは行われない。
【0032】次いで、第1のゲートシャッター44が閉
じられ、リングシャッター46および第2のゲートシャ
ッター45が上昇され、ウエハWがリングシャッター4
6により包囲される(ステップ2)。この時、加熱処理
室41内へのN等の不活性ガスの供給が開始され(ス
テップ3)、不活性ガスが加熱処理室41に充填される
ことにより、加熱処理室41内が低酸素濃度(例えば5
0ppm以下)雰囲気に維持される。
【0033】その後、リフトピン47が降下されて、ウ
エハWがホットプレート43に近接され、低酸素濃度
(例えば50ppm以下)雰囲気において加熱処理され
る(ステップ4)。この加熱温度は、例えば、200〜
470℃である。この際に、加熱処理室41における加
熱は、加熱炉による加熱ではなく、ホットプレート43
による加熱であり、しかもリングシャッター46でホッ
トプレート43が包囲されているため、面内均一性が良
好である。また、第2のゲートシャッター45により加
熱処理室41と冷却処理室42とが遮断されているた
め、冷却処理室42への熱的影響を防止することができ
る。
【0034】加熱処理の終了後、リングシャッター46
および第2のゲートシャッター45が降下され、リフト
ピン47が上昇される(ステップ5)。この時、加熱処
理室41内へのN等の不活性ガスの充填が停止される
一方、冷却処理室42内へのN等の不活性ガスの供給
が開始され、不活性ガスが冷却処理室42に充填される
ことにより、冷却処理室42内が低酸素濃度(例えば5
0ppm以下)雰囲気に維持される。
【0035】その後、クーリングプレート53が加熱処
理室41内に進入して、リフトピン47からウエハWを
受け取り(ステップ6)、リフトピン47が降下される
(ステップ7)。
【0036】そして、クーリングプレート53が冷却処
理室42内に戻され、第2のゲートシャッター45が上
昇され、ウエハWが低酸素濃度(例えば50ppm以
下)雰囲気において冷却される(ステップ8)。この時
の冷却温度は、例えば、200〜400℃である。この
際には、低酸素濃度雰囲気で冷却されているため、膜の
酸化が効果的に防止される。冷却処理の終了後、冷却処
理室42内へのN等の不活性ガスの供給が停止され
る。
【0037】その後、第2のゲートシャッター45が降
下され、クーリングプレート53が加熱処理室41に進
入し(ステップ9)、次いで、リフトピン47が上昇さ
れ、ウエハWがクーリングプレート53からリフトピン
47に戻される(ステップ10)。
【0038】ウエハWを搬出した後のクーリングプレー
ト53が冷却処理室42内に戻されるとともに、第1の
ゲートシャッター44が開かれる(ステップ11)。そ
して、ウエハWがメインの搬送機構18(図1および図
3)に戻される(ステップ12)。 以上により、加熱
処理および冷却処理が終了する。
【0039】このように、ウエハWに形成された層間絶
縁膜の硬化処理の際に、加熱処理および冷却処理を加熱
処理室および冷却処理室が連通した一つのユニットによ
り低酸素濃度雰囲気中で行うため、層間絶縁膜の酸化を
十分に防止することができる。また、加熱炉によるバッ
チ式の加熱でなく、枚葉処理であるためウエハごとに精
密な温度制御が可能であり、ウエハの加熱温度の面内均
一性をも良好に維持することができる。また、加熱処理
をホットプレート43で行っており、しかもリングシャ
ッター46を用いているので、加熱温度の面内均一性を
著しく高めることができる。さらに、上述のように枚葉
処理であることから、従来のロットごとの管理からウエ
ハごとの管理とすることができ、歩留まりを向上させる
ことができる。
【0040】また、加熱処理室41および冷却処理室4
2のそれぞれにN等の不活性ガスを供給可能な構造と
し、また加熱処理室41および冷却処理室42のそれぞ
れから排気可能な構造とすることにより、一方について
ウエハWの搬入出を行っている場合でも他方において低
酸素濃度雰囲気で処理を行うことができる。
【0041】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。例えば、処理する基板
は半導体ウエハに限らず、LCD基板等の他のものであ
ってもよい。また、膜の種類は層間絶縁膜に限らず、塗
布した後、低酸素濃度雰囲気での加熱による硬化処理が
必要なものであれば適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
塗布膜形成装置において塗布膜を硬化させる硬化処理ユ
ニットが、基板を加熱する加熱処理室と、加熱後の基板
を冷却する冷却処理室とが連通して設けられており、か
つこれら加熱処理室と冷却処理室とに不活性ガスを供給
する手段および排気する手段を設けたので、低酸素濃度
の不活性雰囲気で加熱処理および冷却処理を連続して行
うことができ、塗布膜の酸化を十分に防止することがで
きる。また、加熱処理室において一枚ずつ加熱する枚葉
処理であるため、ウエハごとに精密な温度制御を行うこ
とができ、かつ加熱処理の面内均一性を良好に維持する
ことができる。さらに、枚葉処理であることから、従来
のようなロットごとの管理ではなく、ウエハごとの管理
とすることができるので、歩留まりを向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(S
ODシステム)の上段の平面図および下段の平面図。
【図2】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)の側面図。
【図3】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)内に装着された、複数の処理ユニットを多段に積層
してなる2つの処理ユニット群を示す側面図。
【図4】本実施の形態に係るDCC処理ユニットを模式
的に示す平面図。
【図5】図4に示したDCC処理ユニットを模式的に示
す断面図。
【図6】DCC処理ユニットにおける処理のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1;処理部 2;サイドキャビネット 3;キャリアステーション(CSB) 12;高粘度用の塗布処理ユニット(SCT) 13;低粘度用の塗布処理ユニット(SCT) 20;DCC処理ユニット 41;加熱処理室 42;冷却処理室 43;ホットプレート 44;第1のゲートシャッター 45;第2のゲートシャッター 46;リングシャッター 47;リフトピン 51;排気管(排気手段) 52;連通口 53;クーリングプレート 56;供給管(供給手段) 57;排気管(排気手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/90 Q (72)発明者 小川 静男 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 (72)発明者 古閑 新二 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 Fターム(参考) 5F033 SS22 5F045 EB19 5F046 KA04 KA07 5F058 BF46 BH01 BH02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に塗布液を塗布して基板に塗布膜を
    形成するための塗布膜形成装置であって、 基板に塗布液を塗布するための塗布処理ユニットと、 基板に加熱処理および冷却処理を施して塗布膜を硬化さ
    せる硬化処理ユニットとを具備し、 前記硬化処理ユニットは、 塗布液が塗布された基板を一枚ずつ所定温度に加熱する
    加熱処理室と、 この加熱処理室と連通され、加熱処理された基板を冷却
    する冷却処理室と、 加熱処理室と冷却処理室に不活性ガスを供給する不活性
    ガス供給手段と、 加熱処理室および冷却処理室を排気する排気手段とを有
    することを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記硬化処理ユニットは、加熱処理室と
    冷却処理室との間を遮断するシャッターを有することを
    特徴とする請求項1に記載の塗布膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス供給手段は、前記加熱処
    理室および前記冷却処理室のそれぞれに不活性ガス供給
    部を有しており、 前記排気手段は、前記加熱処理室および前記冷却処理室
    のそれぞれに排気部を有していることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱処理室は、基板を昇降させる複
    数のピンと、これら複数のピンに載置された基板が降下
    しているときに、基板を所定温度に加熱するホットプレ
    ートとを有することを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項に記載の塗布膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱処理室は、前記ホットプレート
    が基板を加熱しているときに、上昇して基板の周囲を包
    囲するリングシャッターを有していることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の塗布膜
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却処理室は、加熱処理されて前記
    複数のピンに載置された基板を受け取り、冷却処理室内
    に搬入して、所定温度に冷却し、冷却後、基板を前記複
    数のピンに戻して載置させるクーリングプレートを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    1項に記載の塗布膜形成装置。
  7. 【請求項7】 塗布膜が形成された基板に対して加熱処
    理および冷却処理を施して塗布膜を硬化させる硬化処理
    装置であって、 塗布液が塗布された基板を一枚ずつ所定温度に加熱する
    加熱処理室と、 この加熱処理室と連通され、加熱処理された基板を冷却
    する冷却処理室と、 加熱処理室と冷却処理室に不活性ガスを供給する不活性
    ガス供給手段と、 加熱処理室および冷却処理室を排気する排気手段とを具
    備することを特徴とする硬化処理装置。
  8. 【請求項8】 さらに、加熱処理室と冷却処理室との間
    を遮断するシャッターを具備することを特徴とする請求
    項7に記載の硬化処理装置。
  9. 【請求項9】 前記不活性ガス供給手段は、前記加熱処
    理室および前記冷却処理室のそれぞれに不活性ガス供給
    部を有しており、 前記排気手段は、前記加熱処理室および前記冷却処理室
    のそれぞれに排気部を有していることを特徴とする請求
    項7または請求項8に記載の硬化処理装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱処理室は、基板を載置して昇
    降する複数のピンと、これら複数のピンに載置された基
    板が降下しているときに、基板を所定温度に加熱するた
    めのホットプレートとを有することを特徴とする請求項
    7ないし請求項9のいずれか1項に記載の硬化処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記加熱処理室は、前記ホットプレー
    トが基板を加熱しているときに、上昇して基板の周囲を
    包囲するリングシャッターを有していることを特徴とす
    る請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の硬
    化処理装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却処理室は、加熱処理されて前
    記複数のピンに載置された基板を受け取り、冷却処理室
    内に搬入して、所定温度に冷却し、冷却後、基板を前記
    複数のピンに戻して載置させるクーリングプレートを有
    することを特徴とする請求項7ないし請求項11のいず
    れか1項に記載の硬化処理装置。
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