JP2000124207A - 塗布膜形成装置および硬化処理装置 - Google Patents

塗布膜形成装置および硬化処理装置

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JP2000124207A
JP2000124207A JP10293446A JP29344698A JP2000124207A JP 2000124207 A JP2000124207 A JP 2000124207A JP 10293446 A JP10293446 A JP 10293446A JP 29344698 A JP29344698 A JP 29344698A JP 2000124207 A JP2000124207 A JP 2000124207A
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hot plate
processing chamber
current
coating film
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Shinji Koga
新二 古閑
Shizuo Ogawa
静男 小川
Hiroyuki Miyamoto
博之 宮本
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜を形成した基板に、硬化処理を施す際
に、塗布膜の酸化の問題を有効に解消しつつ、ホットプ
レートを用いた枚葉処理により制御性良く基板の加熱を
行うことができる塗布膜形成装置および硬化処理装置を
提供すること。 【解決手段】 温度センサー62により計測されたホッ
トプレート43の温度が第1の規定温度を越えた場合
に、ホットプレート43への電流の供給が停止されると
ともに、この計測された温度が第1の規定温度より低下
した場合には、ホットプレート43への電流の供給が再
開される。また、熱電対64により計測された温度が第
1の規定温度を越え、第2の規定温度を越えた場合に
は、過昇温検知部65によりホットプレートへの電流の
供給が停止されて、その状態が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造工程等において、基板上に塗布液を塗布して絶縁膜
を形成する塗布膜形成装置、および、塗布膜の硬化処理
を行う硬化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
例えば、SOD(Spin on Dielectri
c)システムにより層間絶縁膜を形成している。このS
ODシステムでは、ゾル−ゲル法、シルク法、スピード
フィルム法、およびフォックス法等により、半導体ウエ
ハ上に塗布膜をスピンコートして層間絶縁膜を形成して
いるが、ゾル−ゲル法以外の上記方法では、この塗布膜
をスピンコートしたウエハにアニール処理を施して塗布
膜を硬化(キュア)させる必要がある。
【0003】このようなアニール処理は、従来、塗布膜
をスピンコートした複数枚のウエハをロット毎に、加熱
炉内に搬入し、高温で所定時間加熱した後、ウエハをロ
ット毎に搬出し、搬送路を介して冷却ユニットに搬送し
て所定温度まで冷却することにより行われており、この
ような処理により層間絶縁膜が硬化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た加熱炉を用いるアニール処理では、複数枚のウエハを
ロット毎に高温の加熱炉内で加熱するバッチ処理である
ため、ウエハごとに精密な温度管理を行うことができな
いという不都合がある。
【0005】また、加熱処理は不活性ガス雰囲気で行わ
れるが、加熱処理終了後、半導体ウエハを冷却ユニット
に搬送する際に、不活性ガス雰囲気の厳密な管理が困難
であり、低酸素濃度化が困難であるため、層間絶縁膜の
酸化を生じるおそれがある。
【0006】このようなことから、層間絶縁膜の酸化を
防止しつつ、ホットプレートを用いた枚葉処理により加
熱処理を行うことが要望されている。
【0007】しかしながら、このような層間絶縁膜の加
熱温度は高温であるため、従来ホットプレートに用いら
れている温度センサーおよび過昇温を防止するためのイ
ンターロックセンサーは用いることができず、したがっ
て、この加熱処理をホットプレートで行おうとすると温
度制御が困難であるという問題点がある。また、単に加
熱処理を枚葉式にするのみでは、層間絶縁膜の酸化の問
題を解消することができない。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、塗布膜を形成した基板に、硬化処理を施す際
に、塗布膜の酸化の問題を有効に解消しつつ、ホットプ
レートを用いた枚葉処理により制御性良く基板の加熱を
行うことができる塗布膜形成装置および硬化処理装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の観点によれば、基板に塗布液を塗布
して基板に塗布膜を形成するための塗布膜形成装置であ
って、基板に塗布液を塗布するための塗布処理ユニット
と、基板に加熱処理および冷却処理を施して塗布膜を硬
化させる硬化処理ユニットとを具備し、前記硬化処理ユ
ニットは、塗布液が塗布された基板をホットプレートに
より加熱する加熱処理室と、この加熱処理室と連通さ
れ、加熱処理された基板を冷却する冷却処理室と、加熱
処理室および冷却処理室に不活性ガスを供給する不活性
ガス供給手段と、加熱処理室および冷却処理室を排気す
る排気手段と、前記ホットプレートの温度を計測するた
めの温度センサーと、前記温度センサーにより計測され
た温度が第1の規定温度を越えた場合に、前記ホットプ
レートへの電流の供給を停止し、計測された温度が第1
の規定温度より低下した場合には、前記ホットプレート
への電流の供給を再開するように制御する制御手段と、
前記ホットプレートの温度を計測する一対の熱電対と、
この熱電対により計測された温度が第1の規定温度より
も高い第2の規定温度を越えた場合に、ホットプレート
への電流の供給を停止し、その状態を維持させる過昇温
検知部とを具備することを特徴とする塗布膜形成装置が
提供される。
【0010】本発明の第2の観点によれば、塗布膜が形
成された基板に対して加熱処理および冷却処理を施して
塗布膜を硬化させる硬化処理装置であって、塗布液が塗
布された基板をホットプレートにより加熱する加熱処理
室と、この加熱処理室と連通され、加熱処理された基板
を冷却する冷却処理室と、加熱処理室および冷却処理室
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、加熱処
理室および冷却処理室を排気する排気手段と、前記ホッ
トプレートの温度を計測するための温度センサーと、前
記温度センサーにより計測された温度が第1の規定温度
を越えた場合に、前記ホットプレートへの電流の供給を
停止し、この計測された温度が第1の規定温度より低下
した場合には、前記ホットプレートへの電流の供給を再
開するように制御する制御手段と、前記ホットプレート
の温度を計測する一対の熱電対と、この熱電対により計
測された温度が第1の規定温度よりも高い第2の規定温
度を越えた場合に、前記ホットプレートへの電流の供給
を停止して、その状態を維持する過昇温検知部とを具備
することを特徴とする硬化処理装置が提供される。
【0011】本発明によれば、硬化処理ユニットまたは
硬化処理装置が、基板をホットプレートにより加熱する
加熱処理室と、加熱後の基板を冷却する冷却処理室とが
連通した構造を有しており、かつこれら加熱処理室と冷
却処理室とに不活性ガスを供給する手段および排気する
手段を設けたので、低酸素濃度の不活性雰囲気で加熱処
理および冷却処理を連続して行うことができ、塗布膜の
酸化を十分に防止することができる。
【0012】また、温度センサーにより計測されたホッ
トプレートの温度が第1の規定温度を越えた場合に、ホ
ットプレートへの電流の供給を停止し、この計測された
温度が第1の規定温度より低下した場合には、ホットプ
レートへの電流の供給を再開するように制御手段が制御
するので、加熱処理室のホットプレートが第1の規定温
度以上に昇温された場合であっても、ソフトウエア上で
ホットプレートの温度を適切に制御することができる。
また、熱電対により計測された温度が第1の規定温度よ
りも高い第2の規定温度を越えた場合に、過昇温検知部
がホットプレートへの電流の供給を停止して、その状態
を維持するように構成されているので、従来対応できな
い高温であっても熱電対で対応することができるととも
に過昇温検知部によりハード的にホットプレートへの電
流供給を停止してホットプレートの過昇温を有効に防止
することができる。
【0013】このように、ホットプレートの温度を第1
の規定温度以上になることを制御手段でソフトウエア的
に防止するともに、第1の規定温度より高い第2の規定
温度を超えて過昇温されることを過昇温検知部によりハ
ードウエア的に防止する二重のインターロック機構を備
えているので、比較的高温に加熱されるホットプレート
の温度を適切に制御しつつその過熱を有効に防止するこ
とができる。
【0014】この場合に、さらに、前記ホットプレート
への給電路を開閉するリレーを有し、前記制御手段が前
記ホットプレートへの電流の供給を停止する際に、前記
制御手段からリレーに開信号を出力し、前記過昇温検知
部が前記ホットプレートへの電流の供給を停止する際
に、前記過昇温検知部からリレーに開信号を出力するこ
とが好ましい。このようにリレーを用いることによりホ
ットプレートへの給電を完全に遮断することができる。
【0015】また、前記制御手段は、前記ホットプレー
トへの給電を停止する際に警報を発することが好まし
い。これにより、オペレータがホットプレートの温度が
高すぎることを速やかに把握することができ、その後の
適切な処置を迅速に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(SODシステ
ム)およびそれに用いられるDCC(Dielectric Oxyge
n Density Controlled Cure and Cooling-off)処理装
置について説明する。
【0017】図1(a)は、本発明の実施の形態に係る
SODシステムの上段の平面図であり、図1(b)は、
そのSODシステムの下段の平面図であり、図2は、図
1に示したSODシステムの側面図であり、図3は、図
1に示したSODシステム内に装着された2個のユニッ
ト積層体の側面図である。
【0018】このSODシステムは、大略的に、処理部
1と、サイドキャビネット2と、キャリアステーション
(CSB)3とを有している。
【0019】処理部1は、図1(a)および図2に示す
ように、その手前側の上段に設けられた、ソルベントイ
クスチェンジユニット(DSE)11と、高粘度用の塗
布処理ユニット(SCT)12とを有し、さらに、図1
(b)および図2に示すように、その手前側の下段に設
けられた、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13
と、薬品等を内蔵したケミカル室14とを有している。
【0020】処理部1の中央部には、図1の(a)およ
び(b)に示すように、複数の処理ユニットを多段に積
層してなる処理ユニット群16,17が設けられ、これ
らの間に、昇降してウエハWを搬送するための搬送機構
18が設けられている。左側の処理ユニット群16は、
図3に示すように、その上側から順に、低温用のホット
プレート(LHP)19と、2個のDCC処理ユニット
20と、2個のエージングユニット(DAC)21とが
積層されて構成されている。また、右側の処理ユニット
群17は、その上側から順に、2個の高温用のホットプ
レート(OHP)22と、低温用のホットプレート(L
HP)23と、2個のクーリングプレート(CPL)2
4と、受け渡し部(TRS)25と、クーリングプレー
ト(CPL)26とが積層されて構成されている。な
お、受け渡し部(TRS)25はクーリングプレートの
機能を兼ね備えることも可能である。
【0021】また、サイドキャビネット2は、その上段
に、薬液を供給するためのバブラー27と、排気ガスの
洗浄のためのトラップ(TRAP)28とを有し、その
下段に、電力供給源29と、HMDSやアンモニア等の
薬液を貯留するための薬液室30と、廃液を排出するた
めのドレイン31とを有している。
【0022】このように構成されたSODシステムにお
いて、例えば、ゾル−ゲル法により層間絶縁膜を形成す
る場合には、キャリアステーション(CSB)3から受
け渡し部(TRS)25に搬送されたウエハWは、搬送
機構18によりクーリングプレート(CPL)24,2
6に搬送されてそこで温度管理され、次いで、塗布処理
ユニット(SCT)12,13に搬送されて、TEOS
のコロイドをエタノール溶液等の有機溶媒に分散させた
塗布液がウエハWに塗布される。 その後、ウエハW
は、エージングユニット(DAC)21に搬送されて、
ゲル化処理され、次いで、ソルベントイクスチェンジ
(DSE)11に搬送されて、溶媒の置換が行われる。
その後、ウエハWは、低温用のホットプレート(LH
P)19,23、高温用のホットプレート(OHP)2
2により適宜加熱処理され、搬送機構(TCP)25に
よりキャリアステーション(CSB)3に戻される。こ
の場合には、DCC処理ユニット20における硬化処理
は不要である。
【0023】上記SODシステムにおいて、例えば、シ
ルク法、スピードフィルム法、またはフォックス法によ
り層間絶縁膜を形成する場合には、キャリアステーショ
ン(CSB)3から受け渡し部(TRS)25に搬送さ
れたウエハWは、搬送機構18によりクーリングプレー
ト(CPL)24,26に搬送されて冷却され、次い
で、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13に搬送
されて、塗布液がウエハWに塗布される。 その後、ウ
エハWは、低温用のホットプレート(LHP)19,2
3で加熱処理され、クーリングプレート(CPL)2
4,26に搬送されて冷却され、次いで、高粘度用の塗
布処理ユニット(SCT)12に搬送されて、塗布液が
ウエハWに塗布される。その後、ウエハWは、低温用の
ホットプレート(LHP)19,23で加熱処理され、
高温用のホットプレート(OHP)22で加熱処理さ
れ、DCC処理ユニット20に搬入され、そこで低酸素
濃度雰囲気において加熱処理および冷却処理され、塗布
された層間絶縁膜が硬化される。その後、ウエハWは、
受け渡し部(TRS)25を介してキャリアステーショ
ン(CSB)3に戻される。
【0024】次に、図4ないし図6を参照して、本実施
の形態に係るDCC処理ユニット20について説明す
る。図4は、本実施の形態に係るDCC処理ユニットの
模式的平面図であり、図5は、図4に示したDCC処理
ユニットの模式的断面図であり、図6は、DCC処理ユ
ニットの処理のフローチャートである。
【0025】図4および図5に示すように、DCC処理
ユニット20は、加熱処理室41と、これに隣接して設
けられた冷却処理室42とを有しており、この加熱処理
室41は、設定温度が200〜470℃とすることが可
能なホットプレート43を有している。また、このDC
C処理ユニット20は、さらに、メインの搬送機構18
(図1および図3)との間でウエハWを受け渡しする際
に開閉される第1のゲートシャッター44と、加熱処理
室41と冷却処理室42との間を開閉するための第2の
ゲートシャッター45と、ホットプレート43の周囲で
ウエハWを包囲しながら第2のゲートシャッター45と
共に昇降されるリングシャッター46とを有している。
さらに、ホットプレート43には、ウエハWを載置して
昇降するための3個のリフトピン47が昇降自在に設け
られている。なお、ホットプレート43とリングシャッ
ター46との間に遮蔽板スクリーンを設けてもよい。
【0026】加熱処理室41の下方には、上記3個のリ
フトピン47を昇降するための昇降機構48と、リング
シャッター46を第2のゲートシャッター45と共に昇
降するための昇降機構49と、第1のゲートシャッター
44を昇降して開閉するための昇降機構50とが設けら
れている。
【0027】また、加熱処理室41は、図示しない供給
源から、その中にN等の不活性ガスが供給されるよう
に構成され、さらに、その中が排気管51を介して排気
されるように構成されている。そして、このように不活
性ガスを供給しながら排気することにより、加熱処理室
41内が低酸素濃度(例えば50ppm以下)雰囲気に
維持されるようになっている。
【0028】この加熱処理室41と冷却処理室42と
は、連通口52を介して連通されており、ウエハWを載
置して冷却するためのクーリングプレート53がガイド
プレート54に沿って移動機構55により水平方向に移
動自在に構成されている。これにより、クーリングプレ
ート52は、連通口52を介して加熱処理室41内に進
入することができ、加熱処理室41内のホットプレート
43により加熱された後のウエハWをリフトピン47か
ら受け取って冷却処理室42内に搬入し、ウエハWの冷
却後、ウエハWをリフトピン47に戻すようになってい
る。
【0029】なお、クーリングプレート53の設定温度
は、例えば15〜25℃であり、冷却されるウエハWの
適用温度範囲は、例えば200〜470℃である。
【0030】さらに、冷却処理室42は、供給管56を
介してその中にN等の不活性ガスが供給されるように
構成され、さらに、その中が排気管57を介して外部に
排気されるように構成されている。これにより、加熱処
理室41同様に、冷却処理室42内が低酸素濃度(例え
ば50ppm以下)雰囲気に維持されるようになってい
る。
【0031】このように構成されたDCC処理ユニット
20では、図6に示す手順にしたがって、以下のように
して加熱処理および冷却処理が行われる。
【0032】まず、第1のゲートシャッター44が開か
れ、メインの搬送機構18(図1および図3)からウエ
ハWが加熱処理室41内の3個のリフトピン47上に搬
入される(ステップ1)。この際、ウエハWの同時入れ
替えは行われない。
【0033】次いで、第1のゲートシャッター44が閉
じられ、リングシャッター46および第2のゲートシャ
ッター45が上昇され、ウエハWがリングシャッター4
6により包囲される(ステップ2)。この時、加熱処理
室41内へのN等の不活性ガスの供給が開始され(ス
テップ3)、不活性ガスが加熱処理室41に充填される
ことにより、加熱処理室41内が低酸素濃度(例えば5
0ppm以下)雰囲気に維持される。
【0034】その後、リフトピン47が降下されて、ウ
エハWがホットプレート43に近接され、低酸素濃度
(例えば50ppm以下)雰囲気において加熱処理され
る(ステップ4)。この加熱温度は、例えば、200〜
470℃である。この際に、加熱処理室41における加
熱は、加熱炉による加熱ではなく、ホットプレート43
による加熱であり、しかもリングシャッター46でホッ
トプレート43が包囲されているため、面内均一性が良
好である。また、第2のゲートシャッター45により加
熱処理室41と冷却処理室42とが遮断されているた
め、冷却処理室42への熱的影響を防止することができ
る。
【0035】加熱処理の終了後、リングシャッター46
および第2のゲートシャッター45が降下され、リフト
ピン47が上昇される(ステップ5)。この時、加熱処
理室41内へのN等の不活性ガスの充填が停止される
一方、冷却処理室42内へのN等の不活性ガスの供給
が開始され、不活性ガスが冷却処理室42に充填される
ことにより、冷却処理室42内が低酸素濃度(例えば5
0ppm以下)雰囲気に維持される。
【0036】その後、クーリングプレート53が加熱処
理室41内に進入して、リフトピン47からウエハWを
受け取り(ステップ6)、リフトピン47が降下される
(ステップ7)。
【0037】そして、クーリングプレート53が冷却処
理室42内に戻され、第2のゲートシャッター45が上
昇され、ウエハWが低酸素濃度(例えば50ppm以
下)雰囲気において冷却される(ステップ8)。この時
の冷却温度は、例えば、200〜400℃である。この
際には、低酸素濃度雰囲気で冷却されているため、膜の
酸化が効果的に防止される。冷却処理の終了後、冷却処
理室42内へのN等の不活性ガスの供給が停止され
る。
【0038】その後、第2のゲートシャッター45が降
下され、クーリングプレート53が加熱処理室41に進
入し(ステップ9)、次いで、リフトピン47が上昇さ
れ、ウエハWがクーリングプレート53からリフトピン
47に戻される(ステップ10)。
【0039】ウエハWを搬出した後のクーリングプレー
ト53が冷却処理室42内に戻されるとともに、第1の
ゲートシャッター44が開かれる(ステップ11)。そ
して、ウエハWがメインの搬送機構18(図1および図
3)に戻される(ステップ12)。 以上により、加熱
処理および冷却処理が終了する。
【0040】このように、ウエハWに形成された層間絶
縁膜の硬化処理の際に、加熱処理および冷却処理を加熱
処理室および冷却処理室が連通した一つのユニットによ
り低酸素濃度雰囲気中で行うため、層間絶縁膜の酸化を
十分に防止することができる。また、加熱炉によるバッ
チ式の加熱でなく、枚葉処理であるためウエハごとに精
密な温度制御が可能であり、ウエハの加熱温度の面内均
一性をも良好に維持することができる。また、加熱処理
をホットプレート43で行っており、しかもリングシャ
ッター46を用いているので、加熱温度の面内均一性を
著しく高めることができる。さらに、上述のように枚葉
処理であることから、従来のロットごとの管理からウエ
ハごとの管理とすることができ、歩留まりを向上させる
ことができる。
【0041】次に、上述のDCC処理ユニット20の制
御について説明する。DCC処理ユニットでは、加熱処
理室41のホットプレート43において例えば約200
〜470℃の温度でウエハを加熱するが、これは従来の
ホットプレートの温度よりも高く、通常のホットプレー
トの温度制御では対応が困難である。つまり、ホットプ
レートの温度は、温度センサーにより計測しているが、
温度センサーに通常用いられる温調器の制御範囲が50
0℃程度までであり、また、このような高温領域ではイ
ンターロックセンサーとして従来使用していた温度スイ
ッチは使用することができない。したがって、上記DC
C処理ユニット20においては、ホットプレートが過昇
温した場合に、従来の方法でホットプレートの温度を制
御することは困難である。また、このように高温での処
理であることから、駆動系の動作の監視も必要となる。
【0042】このようなことを考慮し、DCC処理ユニ
ット20では、図7および図8に示すようにホットプレ
ートの温度等を制御する。図7は、DCC処理ユニット
のホットプレートの温度等の制御のためのブロック図で
あり、図8は、DCC処理ユニットのホットプレートの
温度制御のためのフローチャートである。
【0043】図7において、コントローラ60はDCC
全体の制御を行うものであり、このコントローラ60に
はI/Oボード61が接続されている。I/Oボード6
1には、ホットプレート43の温度を計測する温度セン
サー62が温調器65を介して接続されている。温調器
66にはホットプレート43に給電する交流電源(20
0V)70とホットプレート43との間の給電路を開閉
するための固体リレー(SSR)67が接続されてい
る。
【0044】また、ホットプレート43の温度が温調器
66の限界である500℃付近を越えても温度測定可能
なように熱電対64が設けられている。熱電対64の出
力は過昇温検知部65を介してI/Oボード61に接続
されている。また、I/Oボード61には、過昇温検知
部65の信号に基づいてホットプレート43に給電する
ための交流電源(200V)70とホットプレート43
との間の給電路を開閉するためのリレー63が接続され
ている。
【0045】このような制御システムにおいて、通常時
には、温度センサー62により計測されたホットプレー
ト43の温度計測信号がI/Oボード61を介してコン
トローラ60に入力されるとともに、固体リレー(SS
R)67およびリレー63を閉にした状態で、電源70
からホットプレート43に給電され、ホットプレート4
3が加熱される。この際にコントローラ60により電源
70の出力が制御され、これによりホットプレート43
の温度が制御される。
【0046】一方、コントローラ60に入力されたホッ
トプレート43の温度計測信号が第1の規定温度である
約490℃以上である場合には、コントローラ60から
I/Oボード61を介して温調器66に開信号が出力さ
れ、温調器66からの信号により固体リレー(SSR)
67が開にされて電源70からホットプレート43への
給電が遮断される。
【0047】さらに、電源70からホットプレート43
への給電が遮断された後、問題の解決によりホットプレ
ート43の温度が低下して、第1の規定温度である約4
90℃以下に静定した場合には、コントローラ60から
I/Oボード61および温調器66を介して閉信号が固
体リレー(SSR)67に出力され、固体リレー(SS
R)67が閉にされて電源70からホットプレート43
への給電が再開されるようになっている。
【0048】すなわち、第1の規定温度である約490
℃以上になった場合には、ソフトウエアに基づいたイン
ターロック機構によりホットプレート43が保護される
とともに、問題の解決により約490℃以下に静定され
た場合には、速やかに加熱処理を再開可能となってい
る。
【0049】一方、熱電対64により、ホットプレート
43の温度が第2の規定温度である約500℃以上に昇
温されことが検出された場合、それを検知した過昇温検
知部65は、その情報信号をコントローラ60を介さず
に直接I/Oボード61を介してリレー63に送るよう
になっている。このように、ホットプレート43が第2
の規定温度である約500℃以上に昇温されたことを熱
電対64の信号に基づいて過昇温検知部65が検知した
場合には、I/Oボード61を介してリレー63に閉信
号が送られ、これにより電源70からホットプレート4
3への給電が強制的に停止されるとともに、この状態が
電源遮断まで維持される。このように、ホットプレート
43が第2の規定温度である約500℃以上になった場
合には、ハードウエアに基づいたインターロック機構に
よりホットプレート43の過昇温が防止されるようにな
っている。なお、過昇温検知部65からは、I/Oボー
ド61へ送られた過昇温検知信号に基づき、I/Oボー
ド61からコントローラ60へ過昇温を知らせる信号が
出力される。
【0050】また、コントローラ60には、アラーム機
構68が接続されており、コントローラ60が温度セン
サー62からI/Oボード61を介して第1の規定温度
である約490℃を越えた信号を受け取った場合、およ
び過昇温検知部65からI/Oボード61へ送られた第
2の規定温度である500℃を越えたことを知らせる信
号を受け取った場合に、コントローラ60からアラーム
機構68へ信号が送られ、アラームが発せられるように
構成されている。
【0051】図7に示すように、コントローラ60は、
DDC処理ユニット20の駆動系69をも制御するよう
になっているが、駆動系69の各要素がコントローラ6
0の指令に従って動作しない場合にも、アラーム機構6
8からアラームが発せられるようになっている。例え
ば、コントローラ60から、加熱処理室41のリフトピ
ン47、リングシャッター46、またはゲートシャッタ
ー44,45へ動作開始信号が出力された際に、3秒間
経過しても動作が完了しなかったことをコントローラ6
0が認識した場合、コントローラ60からアラーム機構
68へ信号が送られ、アラームが発せられる。また、コ
ントローラ60から冷却処理室42のクーリングプレー
ト53へ動作開始信号が出力された際に、4.5秒間経
過しても動作が完了しなかったことをコントローラ60
が認識した場合、同様に、コントローラ60からアラー
ム機構68へ信号が送られ、アラームが発せられる。
【0052】なお、チャンバープレートが取り外されて
いる場合や正確に設置されていない場合に、それを認識
するセンサー(図示せず)が設置されており、コントロ
ーラ60がそのような信号を受け取った場合にもアラー
ム機構68へ信号が送られ、アラームが発せられる。そ
して、このような場合には、チャンバープレートが正常
に設置されると自動的にアラームが解除されるようにな
っている。
【0053】次に、図8のフローチャートに基づいて、
ホットプレート43の温度異常が生じた場合の制御動作
について説明する。まず、温度センサー62によりホッ
トプレート43の温度が計測され、その信号が温調器6
6およびI/Oボード61を介してコントローラ60に
送られる(ステップ21)。次いで、コントローラ60
に受け取られたホットプレート43の温度計測信号が第
1の規定温度である約490℃以上であるか否かが判断
される(ステップ22)。第1の規定温度である約49
0℃以上である場合には、コントローラ60からI/O
ボード61および温調器66を介して固体リレー(SS
R)67へ開信号が出力され、固体リレー(SSR)6
7が開にされて電源70からホットプレート43への給
電が遮断され(ステップ23)、それとともに、アラー
ム機構68からアラームが発せられる。一方、第1の規
定温度である約490℃以上でないと判断された場合に
は、固体リレー(SSR)67が閉の状態を保ったまま
温度計測が継続される。
【0054】上述のように第1の規定温度である約49
0℃以上の過昇温を検出して、電源70からホットプレ
ート43への給電が遮断された後、さらに温度センサー
62によりホットプレート43の温度が計測され(ステ
ップ24)、ホットプレート43の温度低下にともな
い、その温度が第1の規定温度である約490℃以下に
静定されたか否かが判断される(ステップ25)。約4
90℃以下に静定している場合には、コントローラ60
からI/Oボード61および温調器66を介して固体リ
レー(SSR)67へ閉信号が出力され、固体リレー
(SSR)67が閉にされ、電源70からホットプレー
ト43への給電が再開される(ステップ26)。一方、
約490℃以下に静定していない場合には、固体リレー
(SSR)67の開の状態が維持される。
【0055】このように、ホットプレート43の温度が
第1の規定温度である約490℃以上に昇温された場合
であっても、ソフトウエアに基づいたインターロック機
構により、ホットプレート43がそれ以上昇温すること
を防止することができ、問題解決により約490℃以上
の温度が解消された場合には、通常の温度制御に速やか
に復帰することができる。
【0056】次に、何らかの原因により、第1の規定温
度である約490℃を越えてホットプレート43が昇温
した場合には、以下のように制御される。まず、第1の
規定温度である約490℃以上となると、温調器66の
制御範囲を越えるので、熱電対64による温度計測に基
づいて制御がなされる(ステップ31)。次いで、熱電
対64により計測されたホットプレート43の温度が第
2の規定温度である約500℃以上に昇温されたか否か
が過昇温検知部65により判断される(ステップ3
2)。約500℃以上である場合には、熱電対64の温
度計測信号が過昇温検知部65からI/Oボード61に
送られ、そこからコントローラ60を介すことなく直接
リレー63に開信号が送られる(ステップ33)。そし
て、このようにホットプレート43の温度が一旦第2の
規定温度である約500℃以上に昇温された場合には、
電源70からホットプレート43への給電が強制的に停
止され、この状態が電源遮断まで維持されるとともに、
アラーム機構68からアラームが発せられる。一方、約
500℃以上となっていない場合には、熱電対による温
度計測が継続される。
【0057】このように、ホットプレート43の温度が
第2の規定温度である約500℃以上になった場合に
は、ハードウエア上で強制的に電流の供給が停止されて
いるため、ホットプレート43の過熱が有効に防止され
る。
【0058】以上のように、ソフトウエア上およびハー
ドウエア上の二重のインターロック機構を備えているの
で、比較的高温に加熱されるホットプレート43の温度
を適切に制御しつつその過熱を有効に防止することがで
きる。
【0059】また、ホットプレート43への給電路を固
体リレー(SSR)67またはリレー63で開閉するの
で、ホットプレート43が過熱した際に、ホットプレー
ト43への給電を完全に遮断することができる。さら
に、ホットプレート43への給電を停止する際に、アラ
ーム機構68によりアラームを発するので、オペレータ
がホットプレートの温度が高すぎることを速やかに把握
することができ、その後の適切な処置を迅速に行うこと
ができる。
【0060】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。例えば、処理する基板
は半導体ウエハに限らず、LCD基板等の他のものであ
ってもよい。また、膜の種類は層間絶縁膜に限らず、塗
布した後、低酸素濃度雰囲気での加熱による硬化処理が
必要なものであれば適用可能である。また、第1の規定
温度および第2の規定温度は上記のものに限らず、適宜
設定可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硬化処理ユニットまたは硬化処理装置が、基板をホット
プレートにより加熱する加熱処理室と、加熱後の基板を
冷却する冷却処理室とが連通した構造を有しており、か
つこれら加熱処理室と冷却処理室とに不活性ガスを供給
する手段および排気する手段を設けたので、低酸素濃度
の不活性雰囲気で加熱処理および冷却処理を連続して行
うことができ、塗布膜の酸化を十分に防止することがで
きる。
【0062】また、温度センサーにより計測されたホッ
トプレートの温度が第1の規定温度を越えた場合に、ホ
ットプレートへの電流の供給を停止し、この計測された
温度が第1の規定温度より低下した場合には、ホットプ
レートへの電流の供給を再開するように制御手段が制御
するので、加熱処理室のホットプレートが第1の規定温
度以上に昇温された場合であっても、ソフトウエア上で
ホットプレートの温度を適切に制御することができる。
また、熱電対により計測された温度が第1の規定温度よ
りも高い第2の規定温度を越えた場合に、過昇温検知部
がホットプレートへの電流の供給を停止して、その状態
を維持するように構成されているので、従来対応できな
い高温であっても熱電対で対応することができるととも
に過昇温検知部によりハード的にホットプレートへの電
流供給を停止してホットプレートの過昇温を有効に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(S
ODシステム)の上段の平面図および下段の平面図。
【図2】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)の側面図。
【図3】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)内に装着された、複数の処理ユニットを多段に積層
してなる2つの処理ユニット群を示す側面図。
【図4】本実施の形態に係るDCC処理ユニットを模式
的に示す平面図。
【図5】図4に示したDCC処理ユニットを模式的に示
す断面図。
【図6】DCC処理ユニットにおける処理のフローチャ
ート。
【図7】DCC処理ユニットのホットプレートの温度等
の制御のためのブロック図。
【図8】DCC処理ユニットのホットプレートの温度制
御のためのフローチャート。
【符号の説明】
1;処理部 2;サイドキャビネット 3;キャリアステーション(CSB) 12;高粘度用の塗布処理ユニット(SCT) 13;低粘度用の塗布処理ユニット(SCT) 20;DCC処理ユニット 41;加熱処理室 42;冷却処理室 43;ホットプレート 60;コントローラ(制御手段) 61;I/Oボード 62;温度センサー 63;リレー 64;熱電対 65;過昇温検知部 66;温調器 67;固体リレー(SSR)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/90 Q (72)発明者 宮本 博之 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 Fターム(参考) 5F033 SS22 5F045 EB19 5F046 KA04 KA07 KA10 5F058 BF46 BH01 BH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に塗布液を塗布して基板に塗布膜を
    形成するための塗布膜形成装置であって、 基板に塗布液を塗布するための塗布処理ユニットと、 基板に加熱処理および冷却処理を施して塗布膜を硬化さ
    せる硬化処理ユニットとを具備し、 前記硬化処理ユニットは、 塗布液が塗布された基板をホットプレートにより加熱す
    る加熱処理室と、 この加熱処理室と連通され、加熱処理された基板を冷却
    する冷却処理室と、 加熱処理室および冷却処理室に不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段と、 加熱処理室および冷却処理室を排気する排気手段と、 前記ホットプレートの温度を計測するための温度センサ
    ーと、 前記温度センサーにより計測された温度が第1の規定温
    度を越えた場合に、前記ホットプレートへの電流の供給
    を停止し、計測された温度が第1の規定温度より低下し
    た場合には、前記ホットプレートへの電流の供給を再開
    するように制御する制御手段と、 前記ホットプレートの温度を計測する一対の熱電対と、 この熱電対により計測された温度が第1の規定温度より
    も高い第2の規定温度を越えた場合に、ホットプレート
    への電流の供給を停止し、その状態を維持させる過昇温
    検知部とを具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ホットプレートへの給電路
    を開閉するリレーを有し、前記制御手段が前記ホットプ
    レートへの電流の供給を停止する際に、前記制御手段か
    らリレーに開信号を出力し、前記過昇温検知部が前記ホ
    ットプレートへの電流の供給を停止する際に、前記過昇
    温検知部からリレーに開信号を出力することを特徴とす
    る請求項1に記載の塗布膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ホットプレートへ
    の電流の供給を停止する際に警報を発することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 塗布膜が形成された基板に対して加熱処
    理および冷却処理を施して塗布膜を硬化させる硬化処理
    装置であって、 塗布液が塗布された基板をホットプレートにより加熱す
    る加熱処理室と、 この加熱処理室と連通され、加熱処理された基板を冷却
    する冷却処理室と、 加熱処理室および冷却処理室に不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段と、 加熱処理室および冷却処理室を排気する排気手段と、 前記ホットプレートの温度を計測するための温度センサ
    ーと、 前記温度センサーにより計測された温度が第1の規定温
    度を越えた場合に、前記ホットプレートへの電流の供給
    を停止し、この計測された温度が第1の規定温度より低
    下した場合には、前記ホットプレートへの電流の供給を
    再開するように制御する制御手段と、 前記ホットプレートの温度を計測する一対の熱電対と、 この熱電対により計測された温度が第1の規定温度より
    も高い第2の規定温度を越えた場合に、前記ホットプレ
    ートへの電流の供給を停止して、その状態を維持する過
    昇温検知部とを具備することを特徴とする硬化処理装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ホットプレートへの給電路
    を開閉する開閉手段を有し、前記制御手段が前記ホット
    プレートへの電流の供給を停止する際に、前記制御手段
    からこの開閉手段に開信号を出力し、前記過昇温検知部
    が前記ホットプレートへの電流の供給を停止する際に、
    前記過昇温検知部からこの開閉手段に開信号を出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載の硬化処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記ホットプレートへ
    の電流の供給を停止する際に警報を発することを特徴と
    する請求項4または請求項5に記載の硬化処理装置。
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US09/416,953 US6673155B2 (en) 1998-10-15 1999-10-13 Apparatus for forming coating film and apparatus for curing the coating film
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100586117B1 (ko) * 1998-11-04 2006-06-02 동경 엘렉트론 주식회사 도포막 형성장치
JP2011056360A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置及び塗布方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100586117B1 (ko) * 1998-11-04 2006-06-02 동경 엘렉트론 주식회사 도포막 형성장치
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