JP2000124096A - 熱処理炉装置 - Google Patents

熱処理炉装置

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JP2000124096A
JP2000124096A JP10294744A JP29474498A JP2000124096A JP 2000124096 A JP2000124096 A JP 2000124096A JP 10294744 A JP10294744 A JP 10294744A JP 29474498 A JP29474498 A JP 29474498A JP 2000124096 A JP2000124096 A JP 2000124096A
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hot wall
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heat treatment
wall chamber
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Rei Otsuka
玲 大塚
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型基板を用いたフォトリソグラフィにおい
て、熱処理工程で温度分布を均一にすること。 【解決手段】 プロキシミティ方式の熱処理炉装置にお
いて、ホットプレート2の上部に複数のピン4を用いて
TFTアレー基板1を載置する。そして熱壁3を吸気用
の熱壁室3aと、排気用の熱壁室3bとの2層構造にす
る。TFTアレー基板1のベーク時に、ホットプレート
2を所定温度に加熱し、排気口3cから庫内の空気を排
気する。そうすると庫内の圧力バランスにより、吸気口
3dから外気が流入する。熱壁室3aを流れる空気の熱
は、2層構造での熱交換作用により、熱壁室3bを流れ
る空気側に移動する。このため吸入された外気は、温め
られて熱壁3の庫内に入る。このためTFTアレー基板
1の表面温度を均一にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に大型基板を用いて
半導体素子を形成する熱処理炉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体基板を用いた表示装置とし
てフラットパネルディスプレイが商品化されている。こ
のような表示装置には、非晶質シリコン(以下、a-Siと
いう)を形成した薄膜トランジスタ(以下、TFTとい
う)アレー基板が用いられている。ここに来て表示装置
用の基板が大型化し、パネルの4面取りや6面取りが行
われている。このように基板の多面取りをすることによ
り、投資効率の向上と生産台数の増加が実現される。し
かし、技術的に未だ確立していない項目も山積してい
る。特にフォトリソグラフィ技術では、より微細なパタ
ーンが要求されている。しかし、半導体基板のそりや、
プロセスによる半導体基板の伸び縮みが十分制御でき
ず、露光機の倍率補正に依存しているのが現状である。
以下、現在の半導体プロセスのフォトリソグラフィ工程
について、その一例を説明する。
【0003】まず、製膜された半導体基板に対して、純
水にて主面を洗浄する塗布前洗浄工程がある。次に、洗
浄直後に水分を飛ばすデハイドベーク工程があり、この
工程の後には、レジストと半導体基板の主面の密着性を
向上させるためのアドヒージョン工程がある。次に、レ
ジストをスピンコートにて指定膜厚に塗布し、半導体基
板の主面以外についたレジストを取る工程、即ちエッジ
リムーバーを行う工程がある。その後、塗布したレジス
トをソフトベークするプリベーク工程がある。そしてマ
スクを使用しての露光を行う工程がある。最後に、現像
工程・ポストベーク工程を行って、パターニングされた
レジスト形状を固める工程がある。以上の工程がフォト
リソグラフィ工程である。
【0004】このようなフォトリソグラフィ工程では、
ベーク工程が3工程も含まれる。このうち、露光感度を
決定するプリベーク工程は、レジストの線幅精度に寄与
する大切な工程である。また、生産タクトと工場の設備
面積の関係から、他のベーク工程と同一構造の熱処理炉
装置を採用していた。従来の熱処理炉装置は、コンタク
トベーク方式であった。このため、処理時間も短く、面
内均一性として3σ≦0.5μmが得られ、微少寸法精
度のよいパターンを作製することができた。
【0005】しかし、半導体基板が大きく、且つ基板厚
みが1.0mm以下になってくると、剥離帯電が大き
く、搬送系のトラブルや静電気によるダストの吸着が原
因となり、パターン崩れやパターン残りが発生する。こ
れらがTFTアレー基板の歩留り低下を引き起こす原因
となっていた。
【0006】最近は、剥離帯電を根本的に回避するため
に、コンタクトベーク方式からプロキシミティベーク方
式への変更が行われつつある。但し、精度や生産タクト
に課題が発生してくる。
【0007】次に従来の熱処理炉装置として、TFTア
レー基板に対するプロキシミティベークの断面構造を図
2に示す。本図に示す熱処理炉装置において、TFTア
レー基板1は複数のピン4を用いてホットプレート2上
に載置されている。また炉壁5として、熱隔壁側板5a
及び熱隔壁天板5bが設けられている。ピン4はTFT
アレー基板1をホットプレート2に直接に接触させない
ための支持部材である。
【0008】このような構成の熱処理炉装置において、
熱処理しようとするTFTアレー基板1をホットプレー
ト2に装着するときには、図2(a)に示すように、熱
隔壁側板5aをホットプレート2の下方向A’に下げ
る。そして、熱隔壁側板5aと熱隔壁天板5bとの間か
らTFTアレー基板1を挿入し、ホットプレート2の上
にTFTアレー基板1を載置する。
【0009】次に、図2(b)に示すように、熱隔壁側
板5aを熱隔壁天板5bに向かう方向B’に上げて、T
FTアレー基板1の周囲空間を遮蔽する。そして熱隔壁
天板5bの中央部より排気し、炉壁5の庫内を密閉した
状態でTFTアレー基板1の熱処理を行う。このときの
炉壁5の空気の流れは、図2(b)の破線C’のように
なる。排気をすれば、炉壁5の庫内の圧力が低下し、熱
隔壁側板5aと熱隔壁天板5bとの隙間や、ホットプレ
ート2と熱隔壁側板5aとの隙間から、外気の冷たい空
気が炉壁5の庫内に入る。このとき、TFTアレー基板
1において、空気の流れと接する側面部の熱が奪い取ら
れる。これがプリベーク時の温度ばらつきの発生原因と
なる。熱処理後のTFTアレー基板1を取り出すとき
は、図2(a)に示すように、熱隔壁側板5aをホット
プレート2の下方に下げる。そして熱隔壁側板5aと熱
隔壁天板5bとの間から、熱処理後のTFTアレー基板
1を取り出す。
【0010】レジストの塗布膜厚のばらつき、露光の照
度均一性が、いずれも3%以下となるよう設定しても、
ガラス基板が300mm×400mmクラスであれば、
この方式のプリベーク処理を行うと、温度のばらつきに
よってレジスト線幅の加工精度において、1.0μm程
度のばらつきが発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の方法で
は、半導体基板の面積が大きくなり、加工精度が1.0
μm以上になってもマスク設計のマージンを大きく取る
ことにより、画質への影響を避けることができた。しか
しながら線幅の均一性が0.5μm以下であることが求
められる高品質画像のXGA以上の表示装置では、この
ような方法では画像表示のむらになってしまう。また、
半導体基板のサイズが大きくなり、現在の標準サイズが
300mm×400mmクラス以上になっていることか
ら、プリベーク時の半導体基板の温度ばらつきが更に大
きくなる。
【0012】今後の商品展開において、400mm×5
00mmクラスの基板を用いて、13.1インチのXG
A規格の表示装置を生産する必要がある。現状のままで
は、レジストパターンの線幅のばらつきは1μm以上に
なり、商品品質に悪い影響をもたらす。この問題は、ベ
ーク時間とベーク面積を変更すれば解決するものである
が、半導体基板が大きくなればなるほど、生産タクトが
長時間化してしまう。これは生産性の点で大きな問題で
ある。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、炉壁の内部温度分布を改善
し、ベーク時の半導体基板における温度分布をより均一
にできる熱処理炉装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本願の請求項1の発明は、被処理基板の熱処理をする
熱処理炉装置であって、一定の間隙を介して保持された
前記被処理基板を加熱するホットプレートと、前記被処
理基板の周囲空間を外界から遮蔽する容器として機能
し、前記被処理基板に対する雰囲気ガスと前記ホットプ
レートから放出される熱とを容器内に保持すると共に、
前記雰囲気ガスの吸入口と排気口とが前記容器の一部に
設けられ、前記ホットプレートに対して開閉可能に取り
付けられた熱壁と、を具備し、前記熱壁は、前記雰囲気
ガスの流入通路と流出通路とが前記容器の壁に沿って互
いに接するよう形成され、前記排気口に向かう排気ガス
の熱が前記吸入口から来る吸気ガスに熱交換されるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項2の発明は、請求項1の熱処
理炉装置において、前記被処理基板は、基板主面にレジ
ストが塗布されたものであり、前記ホットプレートは、
前記被処理基板の上部を流れる雰囲気ガスの温度が一定
となるよう温度制御されることを特徴とするものであ
る。
【0016】本願の請求項3の発明は、請求項2の熱処
理炉装置において、前記被処理基板は、半導体基板であ
って、前記ホットプレートの表面から0.1mm〜0.
5mmの位置で保持されることを特徴とするものであ
る。
【0017】本願の請求項4の発明は、請求項3の熱処
理炉装置において、前記被処理基板は、TFTアレー基
板であることを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項5の発明は、請求項1の熱処
理炉装置において、前記雰囲気ガスの流入通路と流出通
路との体積比は、1:1〜2:1の範囲に含まれること
を特徴とするものである。
【0019】本願の請求項6の発明は、請求項1の熱処
理炉装置において、前記雰囲気ガスの流出通路を第1の
熱壁室とし、前記雰囲気ガスの流入通路を第2の熱壁室
とするとき、前記第1の熱壁室は、前記第2の熱壁室と
は熱伝導性の仕切板で隔離され、前記第1の熱壁室の下
板と前記仕切板との間隙を保持するよう複数箇所に設け
られ、前記第2の熱壁室と連通する中空の筒状部材を前
記流出ガスの障害物として設け、前記第2の熱壁室は、
前記仕切板と対向する前記第2の熱壁室の上板には、前
記筒状部材と対向する位置に凸部を前記流入ガスの障害
物として形成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における熱処
理炉装置について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本実施の形態における熱処理炉装置の要部構造を示
す断面図である。図1(a)は、被処理基板、ここでは
TFTアレー基板1が挿脱自在になるよう熱壁3が開放
されている場合、(b)はTFTアレー基板1がベーキ
ング状態にあり、熱壁3がセットされている場合の断面
図である。
【0021】図2に示すものと同様に、ベーク時にはT
FTアレー基板1はホットプレート2上に複数のピン4
を用いて一定の間隙を隔てて水平に保持されている。熱
壁3は、被処理基板の周囲空間を外界から遮蔽する容器
として機能し、被処理基板に対する雰囲気ガスと、ホッ
トプレート2から放出される熱を容器内に保持すると共
に、雰囲気ガスの吸入口と排気口とが容器の一部に設け
られ、ホットプレート2に対して開閉可能に取り付けら
れたものである。このため熱壁3には、吸気ガスが通る
熱壁室3aと、排気ガスが通る熱壁室3bとが、表裏一
体となるよう形成されている。熱壁3の周囲壁面、及び
中心部を除く天井壁面の内側を熱壁室3bとし、外側を
熱壁室3aとし、これらの熱壁室を熱伝導率の良い1m
m以下のSUS金属で形成する。天井壁中央部付近の熱
壁室3bは、図示しない連結パイプを用いて熱壁室3a
の空間を貫通し、排気口3cに連通している。
【0022】このような2重構造にすると、排気ガスと
吸気ガスの熱交換を容易に起こすことができる。また吸
気ガスは、熱壁3の外周下部から入り、熱壁室3aに吸
入される。そして熱壁室3bの排気ガスは、熱壁3の天
井中央部の排気口3cより上方に向けて排出される構造
となっている。
【0023】熱処理しようとするTFTアレー基板1
を、ホットプレート2に装着するときには、図1(a)
に示すように熱壁3をホットトプレート2より上方に移
動させる。そして、上部に移動した熱壁3とホットプレ
ート2との間から、TFTアレー基板1を挿入し、ホッ
トプレート2の上に一定の間隙を隔ててTFTアレー基
板1を載置する。このときのTFTアレー基板1は、ホ
ットプレート2の表面から0.1mm〜0.5mmの位
置で保持されることが望ましい。
【0024】次に、図1(b)に示すように、熱壁3を
ホットプレート2に向かう方向Bに下げ、TFTアレー
基板1の周辺空間を熱壁3で遮蔽する。そしてホットプ
レート2を所定の温度になるよう温度制御し、TFTア
レー基板1の熱処理を行う。この状態で熱壁3の上部の
排気口3cから空気を引くと、熱壁室3bの空気が破線
Cのように移動する。そのとき、熱壁室3bの圧力が低
下するので、ホットプレート2上で暖められた庫内の空
気が破線Dのように熱壁室3bの入口に入ってくる。熱
壁室3aの空気と熱壁室3bの空気とは温度差があるの
で、熱壁室3aと3bとの間でSUS板を介して熱伝導
が生じ、熱壁室3bから熱壁室3aへ熱が移動する。こ
うして熱伝達が行われ、冷却された空気が排気口3cか
ら出ていく。
【0025】また、熱壁室3bの空気が移動すると、ホ
ットプレート2上の空気圧が下がり、破線Eに示すよう
に熱壁室3aから空気が庫内に流れ込む。このときの空
気は、破線Fに示すように吸気口3dから流入する冷た
い外気である。しかしこの空気は熱壁室3bから熱伝導
を受けて暖かくなっている。このように熱交換された温
かい空気が、熱壁3の天井部から供給される。このため
TFTアレイ基板1の上部から庫内に流れる空気は常に
暖かくなり、排気量と熱壁3に設けられている部屋の表
面積量との関係で、一定の温度に保持することができ
る。熱処理後のTFTアレー基板1を熱処理炉装置から
取り出すときは、図1(a)に示すように、熱壁3をホ
ットプレート2から上部方向に向かって外せばよい。
【0026】こうして例えばTFTアレー基板1の主面
にレジストを1.0μmの膜厚で塗布し、膜厚むらが3
%以下となるようにする。その後、ホットプレート2で
所望の熱処理をする。このときTFTアレー基板1の上
部を流れる空気の温度を制御しながら、90℃でプリベ
ークを行い、露光・現像を行う。このように処理する
と、TFTアレー基板のサイズが大きくなっても、ホッ
トプレート2から来る輻射熱だけでなく、TFTアレー
基板1の上面に流れている空気からも熱が伝わる。この
ため処理時間が短くなるだけでなく、TFTアレー基板
全体の温度均一性も高まり、TFTアレー基板の主面に
パターン化したレジストの線幅のばらつきを0.5μm
以下にすることができた。
【0027】次に図1に示す熱壁室3a、3bの熱交換
効率を向上した熱壁について図3を用いて説明する。図
3(a)は熱壁3の熱壁室3a’と熱壁室3b’の構造
を示す断面図、(b)は熱壁3の上板から見た平面図、
(c)は熱壁3の熱壁室3a’と熱壁室3b’の構造を
示す分解斜視図である。熱壁室3b’は排気ガス(流出
ガス)の通路となる第1の熱壁室であり、熱壁室3a’
は吸気ガス(流入ガス)の通路となる第2の熱壁室であ
る。また熱壁室3a’と熱壁室3b’とは仕切板板3e
で隔離されている。
【0028】図3(a),(c)に示すように、熱壁室
3b’の内部空間に障害物6を複数箇所に設ける。障害
物6は中空の筒状部材であり、その高さを下板3gと仕
切板3eとの間隔と等しくd1とする。障害物6はその
内部空間が熱壁室3a’と連通したもので、熱壁室3
b’の間隙をd1に保持する働きと、熱壁室3b’内を
流れる排気ガスの熱を熱壁室3a’に伝導させる働きを
している。ここでは熱交換率を高めるために複数の障害
物6をマトリクス状に配置している。
【0029】障害物7は、熱壁室3a’の上板3fの内
側に凸状となるよう角柱状に形成されたもので、その高
さをd2とする。熱壁室3a’と熱壁室3b’の仕切板
3eを、熱伝導性に優れたSUS板で構成する。仕切板
3eと熱壁室3a’の上板3fとの間隙をd3とする
と、d3>d2≧d1の関係を保持する。ここでも図3
(b)に示すように、熱交換率を高めるために障害物7
を障害物6と同一の位置に設け、マトリクス状に配置し
ている。雰囲気ガスの流出通路である熱壁室3b’の有
効体積をV1とし、雰囲気ガスの流入通路である熱壁室
3a’の有効体積をV2とすると、体積V1は実質的に
熱壁室3b’の間隙d1で決まり、体積V2は実質的に
熱壁室3a’の高さd3で決まる。本実施の形態では、
体積比V2:V1を1:1〜2:1の値に設定した。ま
た障害物6及び7の構成素材は、熱壁室3a’及び熱壁
室3b’の構成素材と同一のものを用いた。
【0030】このような熱壁3の構造であれば、熱壁室
3b’内を温度の高い排気ガスが流れるとき、高い頻度
で障害物6に当たり、排気ガスの熱が障害物6によく吸
収される。障害物6の内部空間は熱壁室3a’に連通し
ているので、ここで吸収された熱は熱壁室3a’におい
て障害物7の下を通る吸気ガスに効率よく拡散される。
【0031】なお、前述した実施の形態において、熱壁
室3aと熱壁室3bとを仕切っている壁材(仕切板)
や、熱壁室3a’と熱壁室3b’とを仕切っている仕切
板3eをSUS金属としたが、熱伝導率がよく剛性もあ
る材料であれば他のものでもよい。またペルチェ効果を
利用した素子で構成しても、上記したものと同様の効果
が得られる。またTFTアレー基板をベーク対象の基板
としたが、他のガラス基板や半導体基板でも同様の効果
が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜6の発明
によれば、プロキシミティ方式の熱処理において、被処
理基板が大きくなっても、熱処理炉装置の生産タクトを
変更せずに、熱壁の庫内温度のばらつきをより少なくす
ることができる。特に請求項2の発明によれば、被処理
基板の主面にパターン化したレジストの線幅のばらつき
を少なくすることができる。又ホットプレートにて暖め
られた空気を利用することにより、従来のものよりも省
エネルギーとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における熱処理炉装置の構
成を示す断面図である。
【図2】従来のプロキシミティ方式の熱処理炉装置の構
成を示す断面図である。
【図3】本実施の形態の熱処理炉装置において、熱壁の
具体的な構成を示す構造図である。
【符号の説明】
1 TFTアレー基板 2 ホットプレート 3 熱壁 3a,3b,3a’,3b’熱壁室 3c 排気口 3d 吸気口 3e 仕切板 3f 上板 3g 下板 4 ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板の熱処理をする熱処理炉装置
    であって、 一定の間隙を介して保持された前記被処理基板を加熱す
    るホットプレートと、 前記被処理基板の周囲空間を外界から遮蔽する容器とし
    て機能し、前記被処理基板に対する雰囲気ガスと前記ホ
    ットプレートから放出される熱とを容器内に保持すると
    共に、前記雰囲気ガスの吸入口と排気口とが前記容器の
    一部に設けられ、前記ホットプレートに対して開閉可能
    に取り付けられた熱壁と、を具備し、 前記熱壁は、前記雰囲気ガスの流入通路と流出通路とが
    前記容器の壁に沿って互いに接するよう形成され、前記
    排気口に向かう排気ガスの熱が前記吸入口から来る吸気
    ガスに熱交換されるようにしたことを特徴とする熱処理
    炉装置。
  2. 【請求項2】 前記被処理基板は、基板主面にレジスト
    が塗布されたものであり、 前記ホットプレートは、前記被処理基板の上部を流れる
    雰囲気ガスの温度が一定となるよう温度制御されること
    を特徴とする請求項1記載の熱処理炉装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理基板は、半導体基板であっ
    て、前記ホットプレートの表面から0.1mm〜0.5
    mmの位置で保持されることを特徴とする請求項2記載
    の熱処理炉装置。
  4. 【請求項4】 前記被処理基板は、TFTアレー基板で
    あることを特徴とする請求項3記載の熱処理炉装置。
  5. 【請求項5】 前記雰囲気ガスの流入通路と流出通路と
    の体積比は、 1:1〜2:1の範囲に含まれることを特徴とする請求
    項1記載の熱処理炉装置。
  6. 【請求項6】 前記雰囲気ガスの流出通路を第1の熱壁
    室とし、前記雰囲気ガスの流入通路を第2の熱壁室とす
    るとき、 前記第1の熱壁室は、 前記第2の熱壁室とは熱伝導性の仕切板で隔離され、前
    記第1の熱壁室の下板と前記仕切板との間隙を保持する
    よう複数箇所に設けられ、前記第2の熱壁室と連通する
    中空の筒状部材を前記流出ガスの障害物として設け、 前記第2の熱壁室は、 前記仕切板と対向する前記第2の熱壁室の上板には、前
    記筒状部材と対向する位置に凸部を前記流入ガスの障害
    物として形成したことを特徴とする請求項1記載の熱処
    理炉装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475737B1 (ko) * 2002-09-11 2005-03-10 삼성전자주식회사 반도체 제조를 위한 베이크 장치
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