JP2000123923A - シールド電線接続部構造 - Google Patents

シールド電線接続部構造

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JP2000123923A
JP2000123923A JP10289684A JP28968498A JP2000123923A JP 2000123923 A JP2000123923 A JP 2000123923A JP 10289684 A JP10289684 A JP 10289684A JP 28968498 A JP28968498 A JP 28968498A JP 2000123923 A JP2000123923 A JP 2000123923A
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wire
shielded
electric wire
shield
insertion hole
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Mitsuhiro Matsumoto
光弘 松本
Masahiro Ideno
正博 出野
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0524Connection to outer conductor by action of a clamping member, e.g. screw fastening means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド接続及び防水を確実に行うことがで
き、かつ、省スペース化を図ることができるシールド電
線接続部構造を提供する。 【解決手段】 機器本体11にシールド電線15が挿通
する電線挿通孔12を設け、この電線挿通孔12に挿通
したシールド電線15の編組線15bをシールド接続子
16を介して該電線挿通孔12に接続させたシールド電
線接続部構造10において、電線挿通孔12内にシール
ド接続部13と係合部14を設け、このシールド接続部
13にシールド電線15が挿通する中空の弾性部材17
を介して該シールド電線15の編組線15bを接続した
シールド接続子16を接触させると共に、電線挿通孔1
2の係合部14にシールド電線15が挿通する中空の保
持部材18を係止させ、この中空の保持部材18の加圧
でシールド接続子16をシールド接続部13に押圧させ
る方向に中空の弾性部材17を押し付け自在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
やハイブリットカー等に搭載したモータ等の各種電気機
器に適用されるシールド電線接続部構造に関し、特に、
シールド接続及び防水を確実に行うようにしたシールド
電線接続部構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気自動車やハイブリットカー
等に搭載したモータに給電用高圧電線或いは制御信号用
電線としてのシールド電線を接続する場合に、電磁シー
ルド処理や防水処理が要求される。この電磁シールド処
理は各種ノイズによってモータの動作が不安定になるこ
とを回避するために行われ、また、防水処理はシールド
電線を伝わってモータケース内に浸入する雨滴等により
電気接触部等が破損等されるのを防止するために行われ
る。
【0003】これら電磁シールド処理や防水処理を施し
たシールド電線接続部構造が、特開平10−11292
4号公報に開示されている。これを、図3,図4によっ
て具体的に説明すると、図3に示すように、シールド電
線接続部構造1は、機器本体としてのモータケース2の
電線挿通孔2a内に略円筒状のハウジング3とボルト4
及びシールド接続子としてのシールド接続リング5を介
してシールド電線6の編組線6aを接続するものであ
る。即ち、ハウジング3の先端部の外周面3aがモータ
ケース2の電線挿通孔2a内に嵌め込まれた状態で、そ
の取付用のフランジ部3bをボルト4で締結固定するこ
とにより、シールド電線6が挿通したハウジング3がモ
ータケース2に取り付けられるようになっている。
【0004】また、図4(a),(b)に示すように、
ハウジング3の先端の外周凹部3c上には該ハウジング
3内に挿通されたシールド電線6の編組線6aが折り返
されていて、この折り返された編組線6aは前記ハウジ
ング3の先端の外周凹部3cに冠着されるシールド接続
リング5により挾持されている。このシールド接続リン
グ5はバネ特性に優れた金属材料により中央が開口した
キャップ状に形成されていて、外側に突出する複数のバ
ネ片部5aと係止片部5bとでシールド電線6の折り返
された編組線6aが抜け止め自在に係止されている。さ
らに、シールド接続リング5の各バネ片部5aはモータ
ケース2の電線挿通孔2aに弾接されている。これによ
り、シールド電線6の編組線6aはモータケース2を介
してアース接地される。
【0005】また、ハウジング3の先端部の外周面3a
に形成された環凹状の溝部3dに、ハウジング3とモー
タケース2の間を気密にするOリング7が嵌着されてい
る。さらに、シールド電線6の絶縁外皮6bとハウジン
グ3の間には略円筒状の防水栓8が介装されている。こ
れらOリング7と防水栓8により、外部からのモータケ
ース2内の雨滴等の浸入が確実に防止されるようになっ
ている。また、シールド電線6はコルゲートチューブ9
を挿通した状態でハウジング2の電線挿通孔2aに挿通
されている。さらに、シールド電線6の絶縁内皮6cよ
り露出した芯線部6dには図示しないモータ端子部と接
続する図示しない接続端子が圧着接続されている。
【0006】尚、このシールド電線接続部構造1に関す
る類似技術は、特開平9−180824号公報等に開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシールド電線接続部構造1では、シールド接続リン
グ5のバネ力によりモータケース2の電線挿通孔2aと
シールド電線6の編組線6aを接続させているため、経
時的なシールド接続リング5のバネ特性のへたり等でシ
ールド性能が劣化する虞があった。また、モータケース
2の電線挿通孔2aの同一面がシールド電線6の編組線
6aをシールドするシールド面とOリング7が接触する
防水面となっているため、ハウジング3をモータケース
2にボルト4で取り付ける際に、上記防水面を傷付けて
防水性が悪くなる虞があった。さらに、フランジ部3b
とボルト4を介してハウジング3をモータケース2に取
り付けているため、取付スペースの確保が必要不可欠と
なり、構造全体が大型になった。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、シールド接続及び防水を確実
に行うことができ、かつ、全体の省スペース化を図るこ
とができるシールド電線接続部構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、機器
本体の所定位置にシールド電線が挿通する電線挿通孔を
設け、この電線挿通孔に挿通した前記シールド電線の編
組線をシールド接続子を介して該電線挿通孔の所定位置
に接続させたシールド電線接続部構造において、前記電
線挿通孔内にシールド接続部と係合部をそれぞれ設け、
この電線挿通孔のシールド接続部に前記シールド電線が
挿通する中空の弾性部材を介して該シールド電線の編組
線を接続した前記シールド接続子を接触させると共に、
該電線挿通孔の係合部に前記シールド電線が挿通する中
空の保持部材を係止させ、この中空の保持部材の加圧で
前記シールド接続子を前記電線挿通孔のシールド接続部
に押圧させる方向に前記中空の弾性部材を押し付け自在
にしたことを特徴とする。
【0010】このシールド電線接続部構造では、シール
ド電線が挿通する中空の保持部材で加圧される中空の弾
性部材の弾性付勢により、シールド電線の編組線を接続
したシールド接続子が機器本体の電線挿通孔のシールド
接続部に接触されるため、機器本体とシールド電線の編
組線のシールド接続が確実に行われてシールド性能が向
上する。また、機器本体の電線挿通孔の同軸上に設けら
れた係合部に中空の保持部材を係止して、機器本体にシ
ールド電線の編組線をシールド接続するようにしたの
で、シールド電線接続部構造の省スペース化が図られ、
構造全体が小型化される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載のシー
ルド電線接続部構造であって、前記電線挿通孔の前記係
合部に対向する前記中空の保持部材の位置に該係合部に
係止される可撓性係止部を設けたことを特徴とする。
【0012】このシールド電線接続部構造では、機器本
体の電線挿通孔の係合部に中空の保持部材の可撓性係止
部を係止させる簡単な作業により機器本体へのシールド
電線の取り付けが行われるため、機器本体の電線挿通孔
のシールド接続部に対するシールド電線の接続作業性が
向上する。
【0013】請求項3の発明は、請求項1に記載のシー
ルド電線接続部構造であって、前記電線挿通孔の前記シ
ールド接続部に斜部を設け、この斜部に前記シールド接
続子の斜部を押圧接触させたことを特徴とする。
【0014】このシールド電線接続部構造では、シール
ド電線が挿通する中空の保持部材で加圧される中空の弾
性部材の弾性付勢により、シールド電線の編組線を接続
したシールド接続子の斜部が機器本体の電線挿通孔のシ
ールド接続部の斜部に確実に接触されるため、機器本体
とシールド電線の編組線のシールド接続が確実に行われ
てシールド性能がより一段と向上する。
【0015】請求項4の発明は、請求項1〜3に記載の
シールド電線接続部構造であって、前記中空の弾性部材
をゴム部材で形成し、この中空のゴム部材の内,外周面
に複数の凸部をそれぞれ設け、この各凸部を前記シール
ド電線の絶縁外皮及び前記電線挿通孔のシール面にそれ
ぞれ圧接自在にしたことを特徴とする。
【0016】このシールド電線接続部構造では、シール
ド接続子の斜部により該シールド接続子を機器本体の電
線挿通孔に挿入する際に、電線挿通孔のシール面(防水
面)を傷付けることがないため、中空のゴム部材の内,
外周面の各凸部により、シールド電線と機器本体の電線
挿通孔間が確実に防水される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態のシールド電線
接続部構造を示す断面図、図2は同接続部構造の要部の
分解斜視図である。
【0019】図1に示すシールド電線接続部構造10
は、例えば電気自動車やハイブリッドカー等に搭載した
モータ(いずれも図示省略)に適用されるものであり、
電磁シールド処理や防水処理が施されている。即ち、こ
のシールド電線接続部構造10は、導電性のモータケー
ス(機器本体)11の所定位置に電線挿通孔12を形成
し、この電線挿通孔12に挿通した給電用高圧電線或い
は制御信号用電線としてのシールド電線15の編組線1
5bを導電性のシールドターミナル(シールド接続子)
16と中空のゴム部材(中空の弾性部材)17及び合成
樹脂製で中空のリヤホルダ(中空の保持部材)18を介
して該電線挿通孔12の所定位置に接続させてアース接
地させるものである。
【0020】図1,図2に示すように、電線挿通孔12
は肉厚のモータケース11に貫通するように形成されて
いて、該電線挿通孔12内にシールドターミナル16を
収容して接続させるシールド接続部13とリヤホルダ1
8を係止させる係合穴(係合部)14をそれぞれ設けて
ある。このシールド接続部13は小径部13aと円錐面
状の斜部13bと大径部13cから成り、これら各部1
3a〜13cに後述するシールドターミナル16の各部
16a〜16cが面接触されるようになっている。ま
た、シールド接続部13の大径部13cは電線挿通孔1
2のシール面12aと一体(面一)になって連なってい
る。この電線挿通孔12のシール面12aの180度隔
てた位置には、矩形状の係合穴14をそれぞれ穿設して
ある。さらに、電線挿通孔12のシール面12の後端縁
の各係合穴14に対向する位置より90度隔てた位置に
は位置決め凹部12bをそれぞれ形成してある。
【0021】シールド電線15は、絶縁外皮15aと、
この絶縁外皮15aで覆われた編組線15bと、絶縁内
皮15cと、この絶縁内皮15cで覆われた導体からな
る芯線部15dとで構成されている。このシールド電線
15の絶縁内皮15cより露出した芯線部15dには図
示しないモータ端子部と接続する接続端子19が圧着接
続されている。
【0022】シールドターミナル16はシールド電線1
5の編組線15bとモータケース11との間の電気的接
続を行うものであり、小径筒部16aと円錐状の斜部1
6bと大径筒部16cから成る略漏斗状に形成してあ
る。このシールドターミナル16を電線挿通孔12内に
挿通した時に、その斜部16bはシールド接続部13の
斜部13bに面接触すると共に、小,大径筒部16a,
16cはシールド接続部13の小,大径部13a,13
cにそれぞれ面接触するようになっている。また、シー
ルドターミナル16の小径筒部16a内にはシールド電
線15の編組線15bが固定されている。即ち、シール
ドターミナル16の小径筒部16a内には、シールド電
線15の絶縁外皮15a側に折り返された編組線15b
が挿入されて加締め固定されている。
【0023】中空のゴム部材17はその弾性付勢により
シールドターミナル16を電線挿通孔12のシールド接
続部13側に押し付けるためのものであり、先端側に円
錐面17aを有した肉厚の略円筒状に形成してある。こ
の中空のゴム部材17の内,外周面17b,17cには
複数の凸部17d,17eをそれぞれ一体突出形成して
ある。この各凸部17d,17eをシールド電線15の
絶縁外皮15a及び電線挿通孔12のシール面12aに
それぞれ圧接自在にしてある。これにより、シールド電
線15とモータケース11の電線挿通孔12間の防水が
行われるようになっている。
【0024】中空のリヤホルダ18は円板環状の鍔部1
8aと該鍔部18aより一体突出形成された円筒部18
bとを備えていて、その内部にシールド電線15が挿通
されるようになっている。また、中空のリヤホルダ18
の鍔部18aの電線挿通孔12の一対の位置決め凹部1
2b,12bに対向する位置には、一対の位置決め凸部
18c,18cを一体突出形成してある。さらに、中空
のリヤホルダ18の円筒部18bの電線挿通孔12の一
対の係合穴14,14に対向する位置にはコ字状のスリ
ット18dをそれぞれ形成してあり、この各スリット1
8d間に上記各係合穴14に係止される略L字状の可撓
性係止爪(可撓性係止部)18eをそれぞれ一体突出形
成してある。尚、この中空のリヤホルダ18が電線挿通
孔12に嵌め込まれて係止されると、該リヤホルダ18
の円筒部18bの先端面18fで中空のゴム部材17の
後面17f側が加圧されるようになっている。
【0025】以上実施形態のシールド電線接続部構造1
0によれば、シールド電線15の編組線15bを絶縁外
皮15a側上に折り返してシールドターミナル16の小
径筒部16a内に加締める。この後で、シールド電線1
5の接続端子19側よりモータケース11の電線挿通孔
12内に上記シールドターミナル16を挿入すると共に
中空のゴム部材17を挿入した後で、上記電線挿通孔1
2内のシール面12a側に上記シールド電線15を挿通
させた中空のリヤホルダ18を嵌め込む。この際、中空
のリヤホルダ18の一対の位置決め凸部18c,18c
をモータケース11の電線挿通孔12の開口縁側の一対
の位置決め凹部12b,12bに合わせて押し込むと、
リヤホルダ18の一対の可撓性係止爪18e,18eが
モータケース11の電線挿通孔12内の一対の係合穴1
4,14に係止される。これにより、リヤホルダ18は
モータケース11にワンタッチで係止される。
【0026】このリヤホルダ18の係止により、該リヤ
ホルダ18の先端面18fで中空のゴム部材17の後面
17fが押し付けられる。このリヤホルダ18の加圧に
よる中空のゴム部材17の弾性付勢により、シールドタ
ーミナル16の斜部16bが電線挿通孔12のシールド
接続部13の円錐面状の斜部13bに押し付けられ、モ
ータケース11とシールド電線15の編組線15bを接
続したシールドターミナル16が確実に接触される。こ
の際、中空のゴム部材17の内,外周面17b,17c
に一体突出形成された各凸部17d,17eにより、モ
ータケース11とシールド電線15との間が確実に防水
される。
【0027】このように、シールド電線15が挿通する
中空のリヤホルダ18で加圧される中空のゴム部材17
の弾性付勢により、シールド電線15の編組線15bを
接続したシールドターミナル16がモータケース11の
電線挿通孔12のシールド接続部13に各斜部16b,
13bを介して確実に接触されるので、モータケース1
1とシールド電線15の編組線15bのシールド接続を
確実に行うことができてシールド性能をより一段と向上
させることができる。また、モータケース11の電線挿
通孔12内に設けられた各係合穴14に中空のリヤホル
ダ18の各可撓性係止爪18eを係止して、モータケー
ス11の電線挿通孔12のシールド接続部13にシール
ドターミナル16を介してシールド電線15の編組線1
5bをシールド接続するようにしたので、シールド電線
接続部構造10の省スペース化を図ることができ、構造
全体を小型化することができる。
【0028】さらに、モータケース11の電線挿通孔1
2の各係合穴14に中空のリヤホルダ18の各可撓性係
止爪18eを係止させる簡単な作業によりモータケース
11へのシールド電線15の取り付けが行われるため、
モータケース11の電線挿通孔12のシールド接続部1
3に対するシールド電線15の接続作業性を向上させる
ことができる。また、シールドターミナル16の斜部1
6bにより該シールドターミナル16をモータケース1
1の電線挿通孔12内に挿入する際に、該電線挿通孔1
2のシール面12aを傷付けることがなくスムーズに挿
入されるため、中空のゴム部材17の内,外周面17
b,17cの各凸部17d,17eによりシールド電線
15とモータケース11の電線挿通孔12間を確実に防
水することができる。
【0029】尚、前記実施形態によれば、弾性部材とし
てゴム部材を用いたが、弾性部材はゴム部材に限るもの
ではなく、コイルスプリング等でもよい。この場合に
は、シールドターミナルとコイルスプリングの間にシー
ルプレートを設け、Oリング等のシール部材を介してシ
ールド電線とモータケース間を防水する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シールド電線が挿通する中空の保持部材で加圧
される中空の弾性部材の弾性付勢により、シールド電線
の編組線を接続したシールド接続子が機器本体の電線挿
通孔のシールド接続部に接触されるので、機器本体とシ
ールド電線の編組線のシールド接続を確実に行うことが
できてシールド性能を向上させることができる。また、
機器本体の電線挿通孔の同軸上に設けられた係合部に中
空の保持部材を係止して、機器本体にシールド電線の編
組線をシールド接続するようにしたので、シールド電線
接続部構造の省スペース化を図ることができ、構造全体
を小型化することができる。
【0031】請求項2の発明によれば、機器本体の電線
挿通孔の係合部に中空の保持部材の可撓性係止部を係止
させる簡単な作業により機器本体へのシールド電線の取
り付けが行われるため、機器本体の電線挿通孔のシール
ド接続部に対するシールド電線の接続作業性を向上させ
ることができる。
【0032】請求項3の発明によれば、シールド電線が
挿通する中空の保持部材で加圧される中空の弾性部材の
弾性付勢により、シールド電線の編組線を接続したシー
ルド接続子の斜部が機器本体の電線挿通孔のシールド接
続部の斜部に確実に接触されるので、機器本体とシール
ド電線の編組線のシールド接続を確実に行うことができ
てシールド性能をより一段と向上させることができる。
【0033】請求項4の発明によれば、シールド接続子
の斜部により該シールド接続子を機器本体の電線挿通孔
に挿入する際に、該電線挿通孔のシール面を傷付けるこ
とがなくスムーズに挿入されるため、中空のゴム部材の
内,外周面の各凸部によりシールド電線と機器本体の電
線挿通孔間を確実に防水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシールド電線接続部構造
を示す断面図である。
【図2】上記シールド電線接続部構造の要部の分解斜視
図である。
【図3】従来例のシールド電線接続部構造の断面図であ
る。
【図4】(a)は図3のX部の拡大断面図、(b)は図
3のY部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 シールド電線接続部構造 11 モータケース(機器本体) 12 電線挿通孔 12a シール面 13 シールド接続部 13b 斜部 14 係合穴(係合部) 15 シールド電線 15a 絶縁外皮 15b 編組線 16 シールドターミナル(シールド接続子) 16b 斜部 17 中空のゴム部材(中空の弾性部材) 17b 内周面 17c 外周面 17d,17e 凸部 18 中空のリヤホルダ(中空の保持部材) 18e 可撓性係止爪(可撓性係止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA02 FA20 FB07 FB20 FB21 FC19 FC40 GB20 LA01 LA08 LA21 5E087 EE06 FF18 LL03 LL12 LL17 MM06 MM15 QQ03 QQ04 RR03 RR04 RR12 5G375 AA12 BA03 BB05 BB11 BB23 BB29 CB49 CB58 DB04 DB42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の所定位置にシールド電線が挿
    通する電線挿通孔を設け、この電線挿通孔に挿通した前
    記シールド電線の編組線をシールド接続子を介して該電
    線挿通孔の所定位置に接続させたシールド電線接続部構
    造において、 前記電線挿通孔内にシールド接続部と係合部をそれぞれ
    設け、この電線挿通孔のシールド接続部に前記シールド
    電線が挿通する中空の弾性部材を介して該シールド電線
    の編組線を接続した前記シールド接続子を接触させると
    共に、該電線挿通孔の係合部に前記シールド電線が挿通
    する中空の保持部材を係止させ、この中空の保持部材の
    加圧で前記シールド接続子を前記電線挿通孔のシールド
    接続部に押圧させる方向に前記中空の弾性部材を押し付
    け自在にしたことを特徴とするシールド電線接続部構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシールド電線接続部構
    造であって、 前記電線挿通孔の前記係合部に対向する前記中空の保持
    部材の位置に該係合部に係止される可撓性係止部を設け
    たことを特徴とするシールド電線接続部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシールド電線接続部構
    造であって、 前記電線挿通孔の前記シールド接続部に斜部を設け、こ
    の斜部に前記シールド接続子の斜部を押圧接触させたこ
    とを特徴とするシールド電線接続部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のシールド電線接続
    部構造であって、 前記中空の弾性部材をゴム部材で形成し、この中空のゴ
    ム部材の内,外周面に複数の凸部をそれぞれ設け、この
    各凸部を前記シールド電線の絶縁外皮及び前記電線挿通
    孔のシール面にそれぞれ圧接自在にしたことを特徴とす
    るシールド電線接続部構造。
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