JP2000123909A - 車両用コネクタ - Google Patents

車両用コネクタ

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JP2000123909A
JP2000123909A JP10297018A JP29701898A JP2000123909A JP 2000123909 A JP2000123909 A JP 2000123909A JP 10297018 A JP10297018 A JP 10297018A JP 29701898 A JP29701898 A JP 29701898A JP 2000123909 A JP2000123909 A JP 2000123909A
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connector
contact
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housing
opening
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JP10297018A
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Junichi Ono
純一 小野
Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Shigeo Shigeyama
成生 重山
Kenji Kotani
健二 小谷
Jinichi Mio
仁一 三尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点の短絡や接触不良が発生しにくく、衝撃
荷重等で分解や破損しにくく、コスト安にアース接続で
きるようにする。 【解決手段】 一方のコネクタ13と、この一方のコネ
クタ13と結合可能な他方のコネクタ14とを備えた車
両用コネクタにおいて、一方のコネクタ13は、コネク
タハウジング13A,13Bの凹部13b内に取り付け
られた固定接点19と、凹部13bの上部分に形成した
支持溝13dで両基端部18aを支持されて、凹部13
bの開口13aを閉じる位置と、他方のコネクタ14の
接点19で押圧されたときに凹部13bの開口13aを
開いて固定接点19に接触する位置とに揺動可能な可動
中継接点18と、この可動中継接点18の自由端部18
bを凹部13bの開口13aを閉じる位置に付勢するバ
ネ部材17とでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給電側コネクタと
負荷側コネクタとからなり、例えば、ボディ側の電源か
らバックドア側の負荷への給電に最適な車両用コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両内のバッテリー(電源)か
ら各負荷への給電には電線等が使用されるが、当該負荷
が車両ボディに対して相対移動する車体部品(例えばス
ライドドアやバックドア)に設けられている場合には、
これらの負荷とバッテリーとを電線で直接つなぐことは
極めて困難である。
【0003】そこで従来のスライドドアでは、ドア側負
荷への給電を行う手段として、ボディ側に給電側コネク
タを取付けてこれにバッテリーを接続し、ドア側に負荷
側コネクタを取付けてこれにドア側負荷(例えばワイパ
ー)を接続し、ドア閉時に両コネクタが結合して上記バ
ッテリーとドア側負荷とが接続されるようにすることが
行われている(実開昭58−60882号公報参照)。
【0004】上記のような給電側コネクタ及び負荷側コ
ネクタを用いた場合、ドアを開いた状態では給電側コネ
クタの各接点が外方へ露出するため、これらの接点のう
ちの例えば電源接続用接点とアース接続用接点とに荷物
等の金属製異物が同時接触したり、水に濡れたりするこ
とにより、両接点が短絡してしまうおそれがある。
【0005】このため、ドアを開いた状態では外部に露
出した接点に電圧がかからないようにしたコネクタが提
案されている(実開平7−16367号公報、実開平4
−125957号公報参照)。
【0006】一方、従来のバックドアやバックドアのガ
ラスハッチの場合、車両のバッテリー(電源)からワイ
パー用モータ等の負荷への給電には、主としてワイヤー
ハーネスが使用されているが、ワイヤーハーネスを車体
パネル穴等を通すためにはグロメット通し作業が必要と
なるので作業性が悪いうえ、グロメットや保護材等を必
要とするので部品費が高くなるという問題があった。ま
た、バックドアやガラスハッチのヒンジ部分までワイヤ
ーハーネスを迂回させて配索するために、ワイヤーハー
ネスが長くなって重くなり、コストも高くなるという問
題があった。
【0007】このため、バックドアの閉操作時に、バッ
クドアに取付けた負荷側コネクタを車両のボディに取付
けた給電側コネクタに結合させる車両用コネクタ、ある
いは、ガラスハッチの閉操作時に、ガラスハッチに取付
けた負荷側コネクタをバックドアに取付けた給電側コネ
クタに結合させる車両用コネクタが実用化されつつあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用コネクタでは、バックドアやガラスハッチはヒン
ジ部分で上下方向に開閉させるという特殊性がさほど考
慮されておらずに、単純な形式のものが殆どであった。
【0009】即ち、給電側コネクタの接点は、負荷側コ
ネクタを待ち受けるために上向きに露出するから、身体
や荷物が触れたり雨水に濡れたりすることによって、電
源接続用接点とアース接続用接点とが同時接触して、両
接点が短絡するおそれがあると共に、各接点にゴミが付
着したり、各接点の付近に水が溜りやすいので、接触不
良や接点同士が短絡するおそれがある。
【0010】また、バックドアやガラスハッチの閉操作
時の衝撃荷重や重量を直接に受けるから、組み立て用の
係止が外れて給電側コネクタが分解したり破損しやす
い。
【0011】さらに、給電側コネクタのアース接続用接
点はワイヤーハーネスを経由させてボディ等にアース
(接地)接続されているので、ワイヤーハーネス分がコ
スト高になる。
【0012】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、接点の短絡や接触不良が発生しにくいと共
に、衝撃荷重等で分解や破損しにくく、コスト安にアー
ス接続できるようにした車両用コネクタを提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、給電側コネクタと、この給電側コネクタ
と結合可能な負荷側コネクタとを備えた車両用コネクタ
において、上記一方のコネクタは、コネクタハウジング
の凹部内に取り付けられた固定接点と、上記凹部の上部
分に形成した支持溝で両基端部を支持されて、凹部の開
口を閉じる位置と、上記他方のコネクタの接点で押圧さ
れたときに凹部の開口を開いて固定接点に接触する位置
とに揺動可能な可動中継接点と、この可動中継接点の自
由端部を凹部の開口を閉じる位置に付勢するバネ部材と
でなることを特徴とする車両用コネクタを提供するもの
である。
【0014】本発明によれば、一方のコネクタのコネク
タハウジングの凹部の開口は、自由端部をバネ部材で付
勢された可動中継接点で閉じられ、他方のコネクタの結
合時には、他方のコネクタの接点で可動中継接点が押圧
され、バネ部材の付勢力に抗して両基端部を支点として
凹部内に揺動することにより、開口を開くとともに凹部
内の固定接点に接触するようになる。
【0015】請求項2のように、コネクタハウジング
は、凹部を有するロアハウジングと、開口を有するアッ
パーハウジングとで構成されて、アッパーハウジングが
車両に固定され、ロアハウジングがアッパーハウジング
に係止部で係止される構成とすると、ロアハウジングと
アッパーハウジングとを予めワンタッチで組み立てでき
ると共に、可動中継接点をロアハウジングとアッパーハ
ウジングとで保持できるので、可動中継接点の保持構造
が簡単かつ安価になる。
【0016】請求項3のように、ロアハウジングの一部
が車両に係合する構成とすると、バックドアやガラスハ
ッチの閉操作時の衝撃荷重や重量を、車両に係合したロ
アハウジングでも受けるようになる。
【0017】請求項4のように、上記コネクタハウジン
グの凹部の底部分には、外部に連通する抜き穴が形成さ
れていると、凹部に雨水等が入っても溜まることなく自
然に外部へ排出できる。
【0018】請求項5のように、上記固定接点とアース
用電極とを一体に形成して、アース用電極は、車両に固
定されるハウジングの車両固定面に面一で臨まされてい
る構成とすると、ワイヤーハーネスを経由させないで車
両に直接にアース(接地)接続できる。
【0019】請求項6のように、給電側コネクタは車両
のボディ側に設けられて負荷側コネクタはバックドア側
に設けられている構成、あるいは、給電側コネクタはバ
ックドア側に設けられて負荷側コネクタはガラスハッチ
側に設けられている構成のいずれにも採用することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図10に示す車両は、ボディ10の後部に
ヒンジ部分で上下方向に回動開閉されるバックドア11
を有するものであり、ボディ10の後端下部には給電側
コネクタ13が、バックドア11の下端部には負荷側コ
ネクタ14がそれぞれ配設され、バックドア11が閉じ
るのに伴って両コネクタ13,14が結合されるよう
に、これらコネクタ13,14の配設位置が設定されて
いる。
【0022】図5に示すように、上記バックドア11に
斜め下向きに配置される負荷側コネクタ14には、横一
列に配列された複数本(本例では7本)の棒状の可動接
点16がそれぞれ出没可能に嵌合されて、各可動接点1
6は、スプリング(具体的に図示せず。)により突出方
向にそれぞれ付勢されている。なお、図5において、2
3は、ボディ10に取り付けられたウエザーストリップ
であり、バックドア11とボディ10との隙間をシール
するものである。
【0023】上記ボディ10に配置される給電側コネク
タ13は、図1及び図3に示すように、ロアハウジング
13Aとアッパーハウジング13Bとを組み合わせて構
成され、アッパーハウジング13Bには、上記負荷側コ
ネクタ14の各可動接点16に対向するように、斜め上
向きの複数個(本例では7個)の四角状の開口13aが
それぞれ形成されると共に、ロアハウジング13Aに
は、アッパーハウジング13Bの各開口13aに対向す
る凹部13bの底面に、斜め上向きの接点取付け台13
cがそれぞれ形成されて、各接点取付け台13cには、
次述する板状固定接点19−1を除いて、斜め上向きの
板状固定接点19−2〜19−7がそれぞれ取付けられ
ている。なお、固定接点19−1は、アッパーハウジン
グ13Bの開口13aの位置に設けた接点取付け台13
qに取付けられている。
【0024】上記各固定接点19の内、図3において左
端の固定接点19−1と右端2個の固定接点19−6,
19−7には、上記可動接点16が直接接触する接点突
起19aがそれぞれかしめ固定されている。
【0025】また、上記固定接点19−1と19−6と
の間の固定接点19−2〜19−5を取付けた各凹部1
3b内には、略逆L字状に折り曲げた板状の可動中継接
点18がそれぞれ配置され、図6及び図7に詳細に示す
ように、各可動中継接点18の内向きに巻き締めた両基
端部(上端部)18aは、各凹部13bの上底面に形成
したT字形状の支持溝13dに嵌め込んで支持すること
により、両基端部18aを支点として、自由端部(下端
部)18b側が開口13aを閉じる位置に上揺動すると
共に、自由端部18b側が開口13aを開いて固定接点
19に接触する位置に下揺動するようになる。
【0026】上記各凹部13bの下底面に形成した穴1
3eにコイルスプリング17とスライド軸21がそれぞ
れ収納されて、この各コイルスプリング17により、ス
ライド軸21が上記各可動中継接点18の自由端部18
bを開口13aを閉じる位置に押圧するように付勢して
いる。
【0027】上記各可動中継接点18には、導電特性に
優れた接点部材20がそれぞれ取り付けられて、可動中
継接点18がコイルスプリング17の付勢力に抗して下
揺動したときに、凹部13b内の固定接点19に接触す
るようになる。このように、各可動中継接点18に、給
電側コネクタ13の固定接点19と負荷側コネクタ14
の可動接点16とを中継する接点部材20を取り付ける
と、可動中継接点18とコイルスプリング17にそれぞ
れ優れた材料を使用し、接点部材20は導電特性に優れ
た材料を使用するなどのように、それぞれに最適な材料
を選択することができる。
【0028】上記各可動中継接点18を付勢するコイル
スプリング17の付勢力と上記負荷側コネクタ14の各
可動接点16の付勢力との関係は、コイルスプリング1
7の付勢力が弱くて可動接点16の付勢力が強い、例え
ば、可動接点16で押圧して可動中継接点18を凹部1
3b内に下揺動させて、接点部材20が固定接点19に
当接して接触した後に、可動接点16がその付勢力に抗
して没入されるように設定することができる。
【0029】なお、図2(b)に示すように、可動中継
接点18に接点部材20を取り付けないで、固定接点1
9に可動中継接点18が点接触できるような接点突起部
19aを形成するようにしても良い。
【0030】上記給電側コネクタ13の各凹部13bに
は、給電側コネクタ13をボディ10に取り付けたとき
に下側となる側壁に、外部に連通する抜き穴13fがそ
れぞれ形成されている。
【0031】図4及び図9に示すように、上記アッパー
ハウジング13Bの両側部には、係止穴13gを形成し
た係止ブラケット部13iが下方に伸長するようにそれ
ぞれ設けられると共に、上記ロアハウジング13Aの両
側部には、ロアハウジング13Aにアッパーハウジング
13Bが上方から組み付けられた時に、アッパーハウジ
ング13Bの係止穴13gを係止する係止突起13hが
それぞれ設けられている。
【0032】上記ロアハウジング13Aの両端部には、
両側方へ突出する係合部13r,13sがそれぞれ形成
され、この両係合部13r,13sは、図8に示すよう
に、ロアハウジング13Aをボディ10の挿入穴10b
に挿入したときに、ボディ10の上面に係合(当接)す
るようになる。
【0033】図3及び図8に示すように、上記アッパー
ハウジング13Bの左端の固定接点19−1には、左方
へL字状に延長させたアース用電極22を一体に形成し
て、このアース用電極22は、図4に示すように、アッ
パーハウジング13Bの左端のボディ固定用ボルト24
の頭部の嵌入穴13j内に上方から嵌め込んで、先端部
22cを嵌入穴13jの上周縁部に引っ掛け保持してい
る。この嵌入穴13j内のアース用電極22には、ボデ
ィ固定用ボルト24のボルト部が貫通するボルト穴22
bがあけられている。
【0034】上記アース用電極22は、固定接点19−
1とともに溶着部13mでアッパーハウジング13Bに
固定されている。なお、アース用電極22の固定構造と
しては、アッパーハウジング13Bに形成した溝に圧入
する固定構造、アッパーハウジング13Bにインサート
成形する固定構造、あるいは、ねじによる固定構造等も
採用することができる。
【0035】上記嵌入穴13j内のアース用電極22の
下面22aは、この嵌入穴13jを通したボルト24で
車両のボディ10(金属パネル)側のねじ穴10aに固
定されるアッパーハウジング13Bのボディ固定面13
nに面一で臨まされている。
【0036】上記ロアハウジング13Aの下部には、ボ
ディ10内を配索されたハーネスのコネクタを接続する
ためのコネクタ部13pを設けている。このコネクタ部
13pの各端子には、ロアハウジング13A内にインサ
ート成形したバスバー等の一端部をそれぞれ接続すると
共に、このバスバーの他端部を上記各固定接点19にそ
れぞれ接続する。なお、コネクタ部13pの各端子と各
固定接点19とをそれぞれ一体形成して、コネクタ部1
3pの各端子と各固定接点19とを連結するバスバー部
をロアハウジング13A内にインサート成形するように
しても良い。
【0037】なお、上記実施形態では、給電側コネクタ
が雌コネクタ構造、負荷側コネクタが雄コネクタ構造で
あったが、逆のコネクタ構造であっても良い。
【0038】上記のように車両用コネクタを構成すれ
ば、図1及び図5(a)のように、バックドア11が開
状態ときは、給電側コネクタ13の凹部13bの開口1
3aは可動中継接点18の自由端部18b側で閉じられ
ている。
【0039】そして、図2(a)及び図5(b)のよう
に、バックドア11が閉じられて行くと、まず、負荷側
コネクタ14の可動接点16が可動中継接点18の接点
部材20の上部に当接して接触する。この状態では、給
電側コネクタ13の凹部13bの開口13aは可動中継
接点18の自由端部18b側で閉じられたままである。
【0040】さらにバックドア11が閉じられて行く
と、負荷側コネクタ14の可動接点16が可動中継接点
18の接点部材20の上部に当接して接触した状態まま
で、可動接点16で可動中継接点18の自由端部18b
側が押圧されて、両基端部18aを支点として凹部13
a内に下揺動することにより、開口13aを開くととも
に、可動中継接点18の接点部材20の下部が凹部13
b内の固定接点19に当接して接触するようになる。
【0041】バックドア11が完全に閉じられると、可
動中継接点18の接点部材20の下部が凹部13a内の
固定接点19に当接して接触した状態のままとなるの
で、負荷側コネクタ14の可動接点16が付勢力に抗し
て没入されるようになる。
【0042】したがって、上記車両用コネクタでは、給
電側コネクタ13の各ハウジング13A,13Bの凹部
13bの開口13aは、自由端部18bをコイルスプリ
ング17で付勢された可動中継接点18で閉じられ、負
荷側コネクタ14の結合時には、負荷側コネクタ14の
可動接点16で可動中継接点18が押圧され、コイルス
プリング17の付勢力に抗して両基端部18aを支点と
して凹部13b内に下揺動することにより、開口13a
を開くとともに凹部13b内の固定接点19に接触する
ようになる。
【0043】これにより、給電側コネクタ13は、可動
中継接点18が揺動して固定接点19に接触すると共
に、コイルスプリング17はスライド軸21を介して可
動中継接点18の自由端部18bを付勢するから、奥行
き(高さ)方向のスペースがさほど必要とならないの
で、嵩高くならなくなってコンパクトになる。
【0044】また、給電側コネクタ13の各ハウジング
13A,13Bの凹部13bの開口13aは、負荷側コ
ネクタ14が結合されていないときには(バックドア1
1の開時)、可動中継接点18で閉じられているから、
凹部13b内の固定接点19に身体や荷物が触れたり雨
水に濡れたりするおそれがないので、電源接続用接点1
9−2〜19−7とアース接続用接点19−1とが短絡
するおそれがなくなると共に、各接点19−2〜19−
5にゴミが付着するおそれが少なく、各接点19の付近
に水が溜りにくいので、接触不良や接点同士が短絡する
おそれがなくなる。
【0045】さらに、給電側コネクタ13は、バックド
ア11のようにゴミ等が付着しやすい環境で使用して
も、可動中継接点18は揺動式であるので、揺動部分に
ゴミ等が付着しても動作に支障はなく、信頼性が向上す
ると共に、可動中継接点18は、両基端部18aを支持
溝13dで支持しているから、揺動がスムーズで左右・
前後方向の位置ずれが起こりにくく、かつ、アッパーハ
ウジング13Bの下面で上下方向の位置ずれも起こりに
くいので、この点からも信頼性が向上する。
【0046】また、給電側コネクタ13は、ロアハウジ
ング13Aとアッパーハウジング13Bとで構成して、
アッパーハウジング13Bをボルト24等で車両のボデ
ィ10側に固定し、ロアハウジング13Aをアッパーハ
ウジング13Aの係止穴13gに係止突起13hで係止
しているから、ロアハウジング13Aとアッパーハウジ
ング13Bとを予めワンタッチで組み立てできると共
に、多数枚の可動中継接点18をロアハウジング13A
とアッパーハウジング13Bとで同時に保持できるの
で、各可動中継接点18の保持構造が簡単かつ安価にな
る。
【0047】さらに、ロアハウジング13Aの係合部1
3r,13sをボディ10の上面に係合させたので、バ
ックドアやガラスハッチの閉操作時の衝撃荷重や重量を
ロアハウジング13Aでも受けるようになるから、組み
立て固定用の係止突起13hが外れてアッパーハウジン
グ13Bからロアハウジング13Aが分解したり破損し
たりすることがなくなる。
【0048】さらに、上記ロアハウジング13Aの凹部
13aの底部分に、外部に連通する抜き穴13fを形成
しているので、凹部13aに雨水等が入っても溜まるこ
となく自然に外部へ排出できるので、凹部13a内の固
定接点19に悪影響を及ぼすおそれがなくなる。
【0049】一方、上記左端の固定接点19−1とアー
ス用電極22とを一体に形成しているから、ワイヤーハ
ーネスを経由させないでボディ10等に直接にアース
(接地)接続できるので、ワイヤーハーネス分の部品費
及び組み立て費がコスト安になる。また、アース用電極
22の下面22aは、車両のボディ10側に固定される
アッパーハウジング13Bのボディ固定面13nに面一
で臨ませているから、アース用電極22をボルト24で
ボディ10に強く締め付けても、ボディ固定面13nと
の間にアッパーハウジング13Bの一部やスペーサー等
を挟み込んでいないので、これらの割れが発生するおそ
れがなくなる。
【0050】上記実施形態では、バックドア11を例に
とったが、バックドア11に設けられたガラスハッチで
も同様に適用できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の車両用コネクタは、一方のコネクタのコネクタハウ
ジングの凹部の開口を可動中継接点で閉じて、他方のコ
ネクタの結合時に可動接点を凹部内に揺動させることに
より、凹部内の固定接点に接触させるようにしたから、
奥行き(高さ)方向のスペースがさほど必要とならない
ので、嵩高くならなくなってコンパクトになる。
【0052】また、一方のコネクタのコネクタハウジン
グの凹部の開口は、他方のコネクタが結合されていない
ときには可動中継接点で閉じられているから、凹部内の
固定接点に身体や荷物が触れたり雨水に濡れたりするお
それがないので、電源接続用接点とアース接続用接点と
が短絡するおそれがなくなると共に、各接点にゴミが付
着するおそれが少なく、各接点の付近に水が溜りにくい
ので、接触不良や接点同士が短絡するおそれがなくな
る。
【0053】さらに、一方のコネクタをゴミ等が付着し
やすい環境で使用しても、可動中継接点は揺動式である
ので、揺動部分にゴミ等が付着しても動作に支障はな
く、信頼性が向上するようになる。さらにまた、可動中
継接点は、両基端部を支持溝で支持しているから、揺動
がスムーズで左右・上下方向の位置ずれも起こりにくい
ので、この点からも信頼性が向上するようになる。
【0054】請求項2のように、コネクタハウジング
を、ロアハウジングとアッパーハウジングとで構成し
て、アッパーハウジングを車両に固定し、ロアハウジン
グをアッパーハウジングに係止部で係止して組み立てる
と、ロアハウジングとアッパーハウジングとを予めワン
タッチで組み立てできると共に、可動中継接点をロアハ
ウジングとアッパーハウジングとで保持できるので、可
動中継接点の保持構造が簡単かつ安価になる。
【0055】請求項3のように、ロアハウジングの一部
が車両に係合する構成とすると、バックドアやガラスハ
ッチの閉操作時の衝撃荷重や重量を、車両に係合したロ
アハウジングでも受けるようになるから、組み立て用の
係止が外れて給電側コネクタが分解したり破損したりす
ることがなくなる。
【0056】請求項4のように、コネクタハウジングの
凹部の底部分に抜き穴を形成すると、凹部に雨水等が入
っても溜まることなく自然に外部へ排出できるので、凹
部内の固定接点に悪影響を及ぼすおそれがなくなる。
【0057】請求項5のように、固定接点とアース用電
極とを一体に形成すると、ワイヤーハーネスを経由させ
ないで車両に直接にアース(接地)接続できるので、ワ
イヤーハーネス分の部品費及び組み立て費がコスト安に
なる。また、アース用電極は、車両に固定されるハウジ
ングのボディ固定面に面一で臨ませているから、アース
用電極をボルト等で車両に強く締め付けても、車両固定
面との間にハウジングの一部やスペーサー等を挟み込ん
でいないので、これらの割れが発生するおそれがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給電側コネクタの結合前の側面断
面図である。
【図2】 給電側コネクタであり、(a)は結合後の
側面断面図、(b)は変形例の側面断面図である。
【図3】 給電側コネクタであり、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図4】 給電側コネクタのアース用電極部分を断面
にした側面図である。
【図5】 車両のボディとバックドアのコネクタ部分
であり、(a)はバックドア開時の側面断面図、(b)
はバックドア閉時の側面断面図である。
【図6】 可動中継接点とアッパーハウジングの斜視
図である。
【図7】 可動中継接点の支持部の要部拡大断面図で
ある。
【図8】 アース用電極の斜視図である。
【図9】 ロアハウジングとアッパーハウジングの係
止部分の斜視図である。
【図10】 バックドアを有する車両の斜視図である。
【符号の説明】
10 ボディ 11 バックドア 13 給電側コネクタ 13A ロアハウジング 13B アッパーハウジング 13a 開口 13b 凹部 13d 支持溝 13f 抜き穴 13g 係止穴 13h 係止突起 13j 嵌入穴 13n ボディ固定面 14 負荷側コネクタ 16 可動接点 17 コイルスプリング 18 可動中継接点 18a 基端部 18b 自由端部 19 固定接点 22 アース用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000002967 ダイハツ工業株式会社 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 (72)発明者 小野 純一 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 服部 康弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 重山 成生 愛知県豊田市トヨタ1番地 トヨタ自動車 株式会社内 (72)発明者 小谷 健二 愛知県豊田市トヨタ1番地 トヨタ自動車 株式会社内 (72)発明者 三尾 仁一 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE03 EE12 FF04 FF06 FF17 HH01 LL02 LL11 LL27 LL33 QQ04 RR02 RR06 RR12 RR13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電側コネクタと、この給電側コネクタ
    と結合可能な負荷側コネクタとを備えた車両用コネクタ
    において、 上記一方のコネクタは、コネクタハウジングの凹部内に
    取り付けられた固定接点と、上記凹部の上部分に形成し
    た支持溝で両基端部を支持されて、凹部の開口を閉じる
    位置と、上記他方のコネクタの接点で押圧されたときに
    凹部の開口を開いて固定接点に接触する位置とに揺動可
    能な可動中継接点と、この可動中継接点の自由端部を凹
    部の開口を閉じる位置に付勢するバネ部材とでなること
    を特徴とする車両用コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記コネクタハウジングは、上記凹部を
    有するロアハウジングと、上記開口を有するアッパーハ
    ウジングとで構成されて、アッパーハウジングが車両に
    固定され、ロアハウジングがアッパーハウジングに係止
    部で係止される請求項1に記載の車両用コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記ロアハウジングの一部が上記車両に
    係合する請求項1または請求項2に記載の車両用コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 上記コネクタハウジングの凹部の底部分
    には、外部に連通する抜き穴が形成されている請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の車両用コネクタ。
  5. 【請求項5】 上記固定接点とアース用電極とを一体に
    形成して、アース用電極は、車両に固定されるハウジン
    グの車両固定面に面一で臨まされている請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の車両用コネクタ。
  6. 【請求項6】 上記給電側コネクタは、車両のボディ側
    又はバックドア側に設けられ、上記負荷側コネクタは、
    バックドア側又はバックドアのガラスハッチ側に設けら
    れている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車両用
    コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111038420A (zh) * 2019-12-29 2020-04-21 的卢技术有限公司 一种新型车载相对运动系统的供电方法及系统

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CN111038420A (zh) * 2019-12-29 2020-04-21 的卢技术有限公司 一种新型车载相对运动系统的供电方法及系统

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