JP2022065739A - 端子台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングに板厚の異なるバスバーを装着可能としてコストを抑えることができる端子台を提供すること。【解決手段】被取付部に取り付けられるハウジング13と、ハウジング13の複数の端子挿通孔30にそれぞれ挿着される複数のバスバー50,60と、端子挿通孔30における互いに対向する対向面71A,71Bにそれぞれ設けられた圧入凸部73と、を有し、複数のバスバー50,60における一部のバスバー60は、複数のバスバー50,60における他のバスバー50より薄い板厚Tbを有すると共に、一部分に板厚方向へ突出させた盛り上げ部65を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、端子台に関する。
例えば、車両のボディパネルや機器類のケースに装着される端子台は、端子として複数のバスバーが並列に並べてハウジングに装着されている。(例えば、特許文献1~3参照)。この端子台では、バスバーの一端側に機器内部の配線材がボルト及びナットで締結されて接続され、ハウジングの上部に配置されたバスバーの他端側に接続相手のバスバー等の配線材がボルト及びナットで締結されて接続される。
特開2017-188289号公報 特開2018-73652号公報 特開2010-211933号公報
ところで、端子台のハウジングには、電流値や材質等によって異なる板厚のバスバーを装着させることが要求される場合がある。
このように、異なる板厚のバスバーをハウジングに圧入して挿着させるためには、バスバーを挿通させる挿通孔の内形が異なる複数種のハウジングを作製し、バスバーの板厚に対応したものを用いなければならず、端子台の製造コストが嵩んでしまう。
また、挿通孔の内面に設けた圧入リブ(圧入凸部)によりバスバーを保持させる構造の場合には、板厚が異なると同じ圧入代を圧入リブ毎に確保することができず、圧入リブによりバスバーに十分な保持圧力を付与することができなくなる可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングに板厚の異なるバスバーを装着可能としてコストを抑えることができる端子台を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 被取付部に取り付けられるハウジングと、
前記ハウジングの複数の端子挿通孔にそれぞれ挿着される複数のバスバーと、
前記端子挿通孔における互いに対向する対向面にそれぞれ設けられた圧入凸部と、を有し、
前記複数のバスバーにおける一部のバスバーは、前記複数のバスバーにおける他のバスバーより薄い板厚を有すると共に、一部分に板厚方向へ突出させた盛り上げ部を有する、ことを特徴とする端子台。
上記(1)の構成の端子台によれば、他のバスバーを端子挿通孔へ挿し込むと、互いに対向する対向面にそれぞれ設けられた圧入凸部の間にバスバーが圧入される。また、盛り上げ部を有する薄い板厚の一部のバスバーを端子挿通孔へ挿し込むと、盛り上げ部側では盛り上げ部に圧入凸部が圧接し、盛り上げ部と反対側では幅方向における盛り上げ部から外れた位置に圧入凸部が圧接するようにそれぞれの圧入凸部が適宜配置されることにより、この薄い板厚の一部のバスバーが端子挿通孔に圧入される。即ち、異なる板厚のバスバーでも、圧入凸部の間の距離を変えずに同じ圧入代を圧入凸部毎に確保することができる。
したがって、電流値や材質等によって異なる板厚の複数種のバスバーを端子挿通孔に圧入して装着させることができる。そこで、バスバーの種類毎にハウジングを作製する必要がなく、ハウジングの共通化により端子台の製造コストの嵩張りを抑えることができる。
(2) 前記盛り上げ部は、前記一部のバスバーの幅方向における両側縁に設けられる、ことを特徴とする上記(1)に記載の端子台。
上記(2)の構成の端子台によれば、板厚の薄いバスバーを端子挿通孔へ挿し込むと、バスバーの幅方向における両側縁に設けられた盛り上げ部側では、この盛り上げ部に圧入凸部を圧接させることができる。そこで、板厚の薄いバスバーを幅方向に傾くことがないように端子挿通孔にバランスよく圧入することができる。
(3) 一対の前記圧入凸部が、前記盛り上げ部の突出側面に対向する第1凸部と、前記突出側面と反対側における前記盛り上げ部を避けた位置の前記バスバーに対向する第2凸部と、を有する、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の端子台。
上記(3)の構成の端子台によれば、板厚の薄いバスバーを端子挿通孔へ挿し込むと、盛り上げ部側では、第1凸部が盛り上げ部に圧接し、盛り上げ部と反対側では、第2凸部が盛り上げ部を避けた位置でバスバーに圧接する。これにより、バスバーを端子挿通孔へ円滑に圧入させることができる。
(4) 互いに対向する一対の前記圧入凸部が、前記一部のバスバーの幅方向における前記盛り上げ部の位置及び前記一部のバスバーの幅方向における前記盛り上げ部から外れた位置に、それぞれ設けられている、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の端子台。
上記(4)の構成の端子台によれば、表裏の向きに関わらず端子挿通孔に挿し込まれる板厚の薄いバスバーに対して、盛り上げ部側では盛り上げ部に一対の圧入凸部の何れか一方を圧接させ、盛り上げ部と反対側では幅方向における盛り上げ部から外れた位置に一対の圧入凸部の何れか一方を圧接させて端子挿通孔に圧入させることができる。即ち、表裏の向きに関わらず端子挿通孔に挿し込まれる一部のバスバーを端子挿通孔に圧入させることができる。
本発明によれば、ハウジングに板厚の異なるバスバーを装着可能としてコストを抑えることができる端子台を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る端子台の斜視図である。 本実施形態に係る端子台を斜め下方から視た斜視図である。 本実施形態に係る端子台の分解斜視図である。 本実施形態に係る端子台の平面図である。 図4におけるA-A断面図及び一部拡大図である。 図4におけるB-B断面図及び一部拡大図である。 端子台に組付けられるバスバーを示す図であって、(a)はバスバーの斜視図及びC-C断面図、(b)は板厚の薄いバスバーの斜視図及びD-D断面図である。 本実施形態に係る端子台の圧入部を説明する図であって、(a)は端子台の正面図、(b)は(a)におけるE-E断面図である。 図8の(b)におけるF部拡大図である。 参考例に係る端子台の圧入部を説明する図であって、(a)は端子台の正面図、(b)は(a)におけるG-G断面図である。 図10の(b)におけるH部拡大図である。 本発明の他の実施形態に係る端子台の圧入部を説明する図8の(b)におけるF部拡大相当図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る端子台11の斜視図である。図2は、本実施形態に係る端子台11を斜め下方から視た斜視図である。図3は、本実施形態に係る端子台11の分解斜視図である。図4は、本実施形態に係る端子台11の平面図である。図5は、図4におけるA-A断面図及び一部拡大図である。図6は、図4におけるB-B断面図及び一部拡大図である。
図1~図6に示すように、本実施形態に係る端子台11は、ハウジング13と、複数種類のバスバー50,60とを備えている。本例では、二種類のバスバー50,60を備えており、端子台11の端子としてそれぞれ二本ずつハウジング13に組付けられる。
ハウジング13は、絶縁性樹脂から成形されており、上方側が締結部21とされ、下方側が組付部23とされている。ハウジング13は、締結部21と組付部23との間に、外周側へ張り出すフランジ部25を有しており、このフランジ部25には、複数のボルト挿通孔24が形成されている。
端子台11は、ハウジング13の組付部23が、駆動モータ等の機器等のケース(被取付部)1に形成された取付孔2に嵌め込まれる。そして、この状態で、ハウジング13のフランジ部25のボルト挿通孔24にボルト4を通してケース1に形成されたネジ孔5にねじ込むことにより、端子台11がケース1に組付けられる。ハウジング13のフランジ部25には、組付部23側に環状のシール部材14が装着されており、ケース1に端子台11を組付けることにより、ケース1と端子台11との間がシール部材14によって液密にシールされる。
ハウジング13は、表裏に貫通する複数の端子挿通孔30を有しており、この端子挿通孔30に、バスバー50,60が圧入されて挿着される。
ハウジング13は、組付部23側に、平面視矩形状の凹部からなるナット収容凹部31を有している。このナット収容凹部31は、側方側が開放されている。ナット収容凹部31には、その側方から、ネジ孔32aを有する平面視矩形状のナット32が収容されている。また、このナット収容凹部31の底部31aには、座ぐり孔33が形成されている。これらのナット収容凹部31の間には、隔壁34が形成されており、この隔壁34によって隣接するナット収容凹部31同士の間が区画されている。
ハウジング13の端子挿通孔30の上部には、シール嵌合穴部35が形成されている。また、ハウジング13は、各シール嵌合穴部35が開口するシール保持凹部36を有し、さらに、このシール保持凹部36の上方に、嵌合凹部37を有している。このシール保持凹部36及び嵌合凹部37は、ハウジング13の幅方向に沿って形成されている。ハウジング13には、その上方側から、シール保持凹部36にシール部材41が嵌め込まれ、さらに、嵌合凹部37にホルダ19が嵌め込まれる。
シール部材41は、例えば、ゴム等の柔軟性を有する樹脂材料から成形されたものであり、複数のシール孔42を有している。また、シール部材41には、シール保持凹部36への嵌め込み方向へ突出する複数のシール部43が形成されており、これらのシール部43に各シール孔42が形成されている。このシール部材41は、ハウジング13のシール保持凹部36に嵌め込まれることにより、各シール部43がシール嵌合穴部35に嵌め込まれる。これにより、各シール部43の外周リップがシール嵌合穴部35の内周面に密着して液密にシールする。また、シール部材41には、シール孔42の上部に、係合凹部45が形成されている。
ホルダ19は、凹状に形成された複数の端子保持部28を有しており、これらの端子保持部28の底部には、端子挿通孔27が形成されている。ホルダ19には、各端子保持部28の下方位置に、下方へ突出する複数のシール保持凸部26が形成されている。このホルダ19は、ハウジング13の上部に組付けられることにより、シール保持凸部26がシール部材41の係合凹部45に嵌合される。これにより、シール部材41は、ハウジング13に組付けられるホルダ19によってハウジング13に押圧されて保持される。また、この状態で、ホルダ19の端子挿通孔27が、ハウジング13の端子挿通孔30及びシール部材41のシール孔42と連通される。バスバー50,60は、ハウジング13における互いに連通された端子挿通孔30、シール孔42及び端子挿通孔27に通されて保持される。
図7は、端子台11に組付けられるバスバー50,60を示す図であって、(a)はバスバー50の斜視図及びC-C断面図、(b)は板厚の薄いバスバー60の斜視図及びD-D断面図である。
図7の(a)に示すように、バスバー50は、例えば、銅、銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、平板状に形成されている。バスバー50は、一端側が孔部51を有する電気接続部である第1締結部52とされ、他端側が孔部53を有する電気接続部である第2締結部54とされている。バスバー50は、板厚Taを有している。
図7の(b)に示すように、バスバー60は、例えば、銅、銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、平板状に形成されている。バスバー60は、一端側が孔部61を有する電気接続部である第1締結部62とされ、他端側が孔部63を有する電気接続部である第2締結部64とされている。バスバー60は、板厚Tbを有している。このバスバー60の板厚Tbは、バスバー50の板厚Taよりも薄い板厚であり、例えば、バスバー60には、バスバー50よりも小さい電流が流される。また、バスバー60には、第2締結部64の近傍部分に、板厚方向に突出する二つの盛り上げ部65を有している。これらの盛り上げ部65は、バスバー50の幅方向における両側縁に設けられている。これらの盛り上げ部65は、例えば、プレス加工によって成形されたもので、同一方向に突出されている。板厚Tbのバスバー60は、盛り上げ部65の成形部分における板厚Tcが、バスバー50の板厚Taと同一寸法とされている。
なお、本発明の盛り上げ部は、バスバー50の幅方向における両側縁に設けられた二つの盛り上げ部65に限らず、バスバー50の幅方向における中央部に設けられた一つの盛り上げ部により構成することもできる。
図8は、本実施形態に係る端子台11の圧入部70を説明する図であって、(a)は端子台11の正面図、(b)は(a)におけるE-E断面図である。図9は、図8の(b)におけるF部拡大図である。
図8の(a)及び(b)に示すように、ハウジング13には、組付部23側に、圧入部70が設けられており、端子挿通孔30は、圧入部70に形成されている。圧入部70に形成された端子挿通孔30は、断面視で細長の矩形状に形成されている。
図9に示すように、端子挿通孔30を構成する互いに対向する対向面71A,71Bには、それぞれ圧入凸部73が一対ずつ形成されている。圧入凸部73は、端子挿通孔30におけるバスバー50,60の挿入方向に沿う突条からなるもので、端子挿通孔30の断面視における長手方向に間隔をあけて一対ずつ設けられている。なお、圧入凸部73は、突条に限らず、例えば、半円状の突起などであってもよい。
一対の圧入凸部73は、端子挿通孔30の断面視における長手方向にオフセットした位置に形成されている。圧入凸部73は、対向面71Aにおける端子挿通孔30の長手方向の両端近傍に設けられた2つの第1凸部73Aと、対向面71Bにおける端子挿通孔30の長手方向の中央寄りに設けられた第2凸部73Bとを有している。
端子挿通孔30にバスバー60を装着した状態において、第1凸部73Aは、バスバー60の盛り上げ部65の突出側面に対向する位置に設けられ、第2凸部73Bは、バスバー60の盛り上げ部65の突出側面と反対側における盛り上げ部65を避けた位置に設けられている。
圧入凸部73は、第1凸部73Aと第2凸部73Bとの間に形成される隙間が板厚Tbより大きく、バスバー50の板厚Ta及びバスバー60の盛り上げ部65の成形部分における板厚Tcよりも僅かに小さくされている。
バスバー50,60は、それぞれ第1締結部52,62を上に向けた状態で、互いに連通された端子挿通孔30、シール孔42及び端子挿通孔27へ挿し込むことにより、ハウジング13に挿着される。これにより、ハウジング13にバスバー50,60が挿着された端子台11が得られる。
図9に示すように、圧入部70の端子挿通孔30に挿し込まれたバスバー50は、対向面71Aの第1凸部73Aと対向面71Bの第2凸部73Bとの間に圧入される。これにより、バスバー50が端子挿通孔30に挿着される。また、端子挿通孔30に挿し込まれたバスバー60は、対向面71Aの第1凸部73Aが盛り上げ部65に圧接し、対向面71Bの第2凸部73Bが盛り上げ部65の突出側面と反対側における盛り上げ部65を避けた位置に圧接する。これにより、バスバー60が端子挿通孔30に挿着される。
ハウジング13に挿着したバスバー50,60は、外周面にシール部材41のシール孔42の内周リップが密着して液密にシールされる。バスバー50,60は、その第2締結部54,64がナット収容凹部31に収容されたナット32に対向する位置に配置される。これにより、第2締結部54,64は、その孔部53,63がナット32のネジ孔32aに連通される。
バスバー50,60の第2締結部54,64には、端子台11が取り付けられる機器側の配線材である電線10の端末に設けられた端子金具12が接続される。この端子金具12を第2締結部54,64に接続させるには、図2に示したように、端子金具12に形成された孔部12aにボルト40を挿通させ、このボルト40を第2締結部54,64の孔部53,63へ通し、ナット収容凹部31に収容されたナット32のネジ孔32aにねじ込む。これにより、端子金具12がボルト40とナット32とでバスバー50,60の第2締結部54,64に締結されて電気的に接続される。
また、バスバー50,60の第1締結部52,62には、接続相手の機器側の配線材であるバスバー3が接続される。このバスバー3を第1締結部52,62に接続させるには、図2に示したように、バスバー3に形成された孔部3aに通したボルト40を第1締結部52,62の孔部51,61に挿通させてナット(図示略)にねじ込む。これにより、配線材のバスバー3がボルト40とナットとでバスバー50,60の第1締結部52,62に締結されて電気的に接続される。
ここで、参考例に係る端子台111について説明する。なお、参考例に係る端子台111は、本実施形態に係る端子台11と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
図10は、参考例に係る端子台111の圧入部70Aを説明する図であって、(a)は端子台111の正面図、(b)は(a)におけるG-G断面図である。図11は、図10の(b)におけるH部拡大図である。
図10の(a)及び(b)に示すように、ハウジング13の圧入部70Aに形成された端子挿通孔30には、バスバー50及び盛り上げ部65のないバスバー60Aが挿着される。バスバー60Aは、バスバー50の板厚Taよりも薄い板厚Tbを有している。
図11に示すように、端子挿通孔30を構成する互いに対向する対向面71A,71Bには、それぞれ圧入凸部83が形成されている。この圧入凸部83は、端子挿通孔30の断面視における長手方向に間隔をあけて一対ずつ設けられている。
一対の圧入凸部83は、端子挿通孔30の断面視における長手方向の同一位置に形成されている。具体的には、圧入凸部83は、対向面71Aにおける端子挿通孔30の長手方向の両端近傍に設けられた第1凸部83Aと、対向面71Bにおける端子挿通孔30の長手方向の両端近傍に設けられた第2凸部83Bとを有している。
圧入凸部83は、第1凸部83Aと第2凸部83Bとの間に形成される隙間が、バスバー60Aの板厚Tbよりも大きく、バスバー50の板厚Taよりも僅かに小さくされている。
この圧入部70Aでは、端子挿通孔30にバスバー50を挿し込むと、このバスバー50は、対向面71Aの第1凸部83Aと対向面71Bの第2凸部83Bとの間に圧入される。これにより、バスバー50が端子挿通孔30に挿着される。これに対して、端子挿通孔30にバスバー60Aを挿し込んだ場合では、第1凸部83Aと第2凸部83Bとの間に形成される隙間がバスバー60Aの板厚Tbよりも大きいため、バスバー60Aは、第1凸部83Aと第2凸部83Bとの間に圧入されない。即ち、端子挿通孔30に挿し込まれたバスバー60Aに対して第1凸部83A及び第2凸部83Bが圧接されない。したがって、端子挿通孔30に挿し込まれたバスバー60Aは、ハウジング13に対してガタツキが生じてしまう。
以上、説明したように、本実施形態に係る端子台11によれば、バスバー50を端子挿通孔30へ挿し込むと、互いに対向する対向面71A,71Bにそれぞれ設けられた圧入凸部73の間(第1凸部73Aと第2凸部73Bとの間)にバスバー50が圧入される。また、盛り上げ部65を有する薄い板厚のバスバー60を端子挿通孔30へ挿し込むと、盛り上げ部65側では盛り上げ部65に圧入凸部73(第1凸部73A)が圧接し、盛り上げ部65と反対側では幅方向における盛り上げ部65から外れた位置に圧入凸部73(第2凸部73B)が圧接するようにそれぞれの圧入凸部73が適宜配置されることにより、この薄い板厚のバスバー60が端子挿通孔30に圧入される。
具体的には、幅方向の両縁側に盛り上げ部65を有する板厚の薄いバスバー60を端子挿通孔30へ挿し込むと、盛り上げ部65側では、第1凸部73Aが盛り上げ部65に圧接し、盛り上げ部65と反対側では、第2凸部73Bが盛り上げ部65を避けた位置でバスバー60に圧接する。これにより、バスバー60を端子挿通孔30へ円滑に圧入させることができる。即ち、異なる板厚のバスバー50,でも、圧入凸73部の間(第1凸部73Aと第2凸部73Bとの間)の距離を変えずに同じ圧入代を圧入凸部73(第1凸部73A,第2凸部73B)毎に確保することができる。
したがって、電流値や材質等によって異なる板厚の複数種のバスバー50,60を端子挿通孔30に圧入して装着させることができる。そこで、バスバーの種類毎にハウジングを作製する必要がなく、ハウジング13の共通化により端子台の製造コストの嵩張りを抑えることができる。
また、本実施形態に係る端子台11によれば、板厚の薄いバスバー60を端子挿通孔30へ挿し込むと、バスバー60の幅方向における両側縁に設けられた盛り上げ部65側では、この盛り上げ部65に圧入凸部73(第1凸部73A)を圧接させることができる。そこで、板厚の薄いバスバー60を幅方向に傾くことがないように端子挿通孔30にバランスよく圧入することができる。
また、本実施形態に係る端子台11によれば、板厚の薄いバスバー60を端子挿通孔30へ挿し込むと、盛り上げ部65側では、第1凸部73Aが盛り上げ部65に圧接し、盛り上げ部65と反対側では、第2凸部73Bが盛り上げ部65を避けた位置でバスバー60に圧接する。これにより、バスバー60を端子挿通孔30へ円滑に圧入させることができる。
なお、圧入部70における端子挿通孔30に形成する圧入凸部73の形成位置は、上記実施形態に限らない。
以下、圧入凸部73の形成位置が異なる他の実施形態に係る圧入部70Bについて説明する。
図12は、本発明の他の実施形態に係る端子台の圧入部70Bを説明する図8の(b)におけるF部拡大相当図である。
図12に示すように、圧入部70Bの端子挿通孔30には、互いに対向する一対の圧入凸部73が、バスバー60の幅方向における盛り上げ部65の位置及びバスバー60の幅方向における盛り上げ部65から外れた位置に、それぞれ設けられている。即ち、互いに対向する第1凸部73A及び第2凸部73Bから成る四対の圧入凸部73が、端子挿通孔30に設けられている。
この圧入部70Bにおいても、端子挿通孔30に挿し込まれるバスバー50は、互いに対向する圧入凸部73の間に圧入される。これにより、バスバー50が端子挿通孔30に挿着される。
また、端子挿通孔30に挿し込まれるバスバー60は、表裏の向きに関わらず盛り上げ部65の突出側面では、端子挿通孔30の長手方向の両端近傍にそれぞれ対向して設けられた一対の第1凸部73A,73Aの何れか一方が盛り上げ部65に圧接し、盛り上げ部65の突出側面と反対側では、端子挿通孔30の長手方向の中央寄りにそれぞれ対向して設けられた一対の第2凸部73B,73Bの何れか一方が盛り上げ部65から外れた位置に圧接する。即ち、表裏の向きに関わらず端子挿通孔30に挿し込まれるバスバー60を端子挿通孔30に圧入させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る端子台の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 被取付部(ケース1)に取り付けられるハウジング(13)と、
前記ハウジング(13)の複数の端子挿通孔(30)にそれぞれ挿着される複数のバスバー(50,60)と、
前記端子挿通孔(30)における互いに対向する対向面(71A,71B)にそれぞれ設けられた圧入凸部(73)と、を有し、
前記複数のバスバー(50,60)における一部のバスバー(60)は、前記複数のバスバー(50,60)における他のバスバー(50)より薄い板厚(Tb)を有すると共に、一部分に板厚方向へ突出させた盛り上げ部(65)を有する、端子台(11)。
[2] 前記盛り上げ部(65)は、前記一部のバスバー(60)の幅方向における両側縁に設けられる、ことを特徴とする上記[1]に記載の端子台(11)。
[3] 一対の前記圧入凸部(73)が、前記盛り上げ部(65)の突出側面に対向する第1凸部(73A)と、前記突出側面と反対側における前記盛り上げ部(65)を避けた位置の前記バスバー(60)に対向する第2凸部(73B)と、を有する、ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の端子台(11)。
[4] 互いに対向する一対の前記圧入凸部(73)が、前記一部のバスバー(60)の幅方向における前記盛り上げ部(65)の位置及び前記一部のバスバー(60)の幅方向における前記盛り上げ部(65)から外れた位置に、それぞれ設けられている、ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の端子台(11)。
1…ケース(被取付部)
11…端子台
13…ハウジング
30…端子挿通孔
50,60…バスバー
65…盛り上げ部
73…圧入凸部
73A…第1凸部
73B…第2凸部

Claims (4)

  1. 被取付部に取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングの複数の端子挿通孔にそれぞれ挿着される複数のバスバーと、
    前記端子挿通孔における互いに対向する対向面にそれぞれ設けられた圧入凸部と、
    を有し、
    前記複数のバスバーにおける一部のバスバーは、前記複数のバスバーにおける他のバスバーより薄い板厚を有すると共に、一部分に板厚方向へ突出させた盛り上げ部を有する、ことを特徴とする端子台。
  2. 前記盛り上げ部は、前記一部のバスバーの幅方向における両側縁に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  3. 一対の前記圧入凸部が、前記盛り上げ部の突出側面に対向する第1凸部と、前記突出側面と反対側における前記盛り上げ部を避けた位置の前記バスバーに対向する第2凸部と、を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子台。
  4. 互いに対向する一対の前記圧入凸部が、前記一部のバスバーの幅方向における前記盛り上げ部の位置及び前記一部のバスバーの幅方向における前記盛り上げ部から外れた位置に、それぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023223788A1 (ja) * 2022-05-16 2023-11-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子台及び積層バスバ

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