JP2000123316A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
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- JP2000123316A JP2000123316A JP10288561A JP28856198A JP2000123316A JP 2000123316 A JP2000123316 A JP 2000123316A JP 10288561 A JP10288561 A JP 10288561A JP 28856198 A JP28856198 A JP 28856198A JP 2000123316 A JP2000123316 A JP 2000123316A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドへの外部からの磁界の進入を有効
に防止すると共に、磁気ヘッドの重量を軽減して磁気ヘ
ッドの良好な浮上特性を得ることができる磁気ヘッド装
置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッド部105と第1及び第2のヘ
ッド支持アーム102,103との間の第1及び第2の
ボビン139,140と対向する位置に磁気シールド板
187を設ける。
に防止すると共に、磁気ヘッドの重量を軽減して磁気ヘ
ッドの良好な浮上特性を得ることができる磁気ヘッド装
置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッド部105と第1及び第2のヘ
ッド支持アーム102,103との間の第1及び第2の
ボビン139,140と対向する位置に磁気シールド板
187を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に対してデータの記録及び/又は再生を行う磁気ヘッ
ド装置に関し、特に、記録密度の異なる複数のディスク
状記録媒体に対応した磁気ヘッド装置に適用して好適な
磁気ヘッド装置に関する。
体に対してデータの記録及び/又は再生を行う磁気ヘッ
ド装置に関し、特に、記録密度の異なる複数のディスク
状記録媒体に対応した磁気ヘッド装置に適用して好適な
磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可撓性を有するディスク基板の主
面に信号記録部が形成されてなる直径3.5インチの磁
気ディスク(フレキシブルディスク)を記録媒体として
用いる磁気ディスク装置が、パーソナルコンピュータを
始めとしてオフィスコンピュータやワードプロセッサー
等の外部記憶装置として広く用いられている。
面に信号記録部が形成されてなる直径3.5インチの磁
気ディスク(フレキシブルディスク)を記録媒体として
用いる磁気ディスク装置が、パーソナルコンピュータを
始めとしてオフィスコンピュータやワードプロセッサー
等の外部記憶装置として広く用いられている。
【0003】このような磁気ディスク装置は、磁気ヘッ
ド装置を備え、この磁気ヘッド装置を用いて、装着され
たフレキシブルディスクに対してデータの記録及び/又
は再生を行っている。
ド装置を備え、この磁気ヘッド装置を用いて、装着され
たフレキシブルディスクに対してデータの記録及び/又
は再生を行っている。
【0004】磁気ディスク装置の備える磁気ヘッド装置
の一例を図31に示す。この図31に示す磁気ヘッド装
置300は、磁気ディスク装置内に装着されたフレキシ
ブルディスク301の径方向に移動可能に図示しないベ
ースに取り付けられ、図示しないヘッド送り機構によっ
てフレキシブルディスク301の径方向に送り操作され
るキャリッジ本体302を備える。
の一例を図31に示す。この図31に示す磁気ヘッド装
置300は、磁気ディスク装置内に装着されたフレキシ
ブルディスク301の径方向に移動可能に図示しないベ
ースに取り付けられ、図示しないヘッド送り機構によっ
てフレキシブルディスク301の径方向に送り操作され
るキャリッジ本体302を備える。
【0005】キャリッジ本体302の下端側からは、デ
ィスクテーブル303上に載置されたフレキシブルディ
スク301の下面側に延長される第1のヘッド支持アー
ム304が突設されている。また、キャリッジ本体30
2の上端面側には、ディスクテーブル303上に載置さ
れたフレキシブルディスク301の上面側に第1のヘッ
ド支持アーム304と相対向するように延長する第2の
ヘッド支持アーム305の基端部が板バネ306を介し
てフレキシブルディスク301に近接離間する方向に回
動可能に取り付けられている。
ィスクテーブル303上に載置されたフレキシブルディ
スク301の下面側に延長される第1のヘッド支持アー
ム304が突設されている。また、キャリッジ本体30
2の上端面側には、ディスクテーブル303上に載置さ
れたフレキシブルディスク301の上面側に第1のヘッ
ド支持アーム304と相対向するように延長する第2の
ヘッド支持アーム305の基端部が板バネ306を介し
てフレキシブルディスク301に近接離間する方向に回
動可能に取り付けられている。
【0006】フレキシブルディスク301の上下面に延
長された第1及び第2のヘッド支持アーム304,30
5の先端側の相対向する面には、第1及び第2の磁気ヘ
ッド307,308がそれぞれ取り付けられている。第
1及び第2の磁気ヘッド307,308は、ディスクテ
ーブル303上のフレキシブルディスク301と対向す
る側にて磁気ギャップが露呈する磁気ヘッド素子をそれ
ぞれ備えている。
長された第1及び第2のヘッド支持アーム304,30
5の先端側の相対向する面には、第1及び第2の磁気ヘ
ッド307,308がそれぞれ取り付けられている。第
1及び第2の磁気ヘッド307,308は、ディスクテ
ーブル303上のフレキシブルディスク301と対向す
る側にて磁気ギャップが露呈する磁気ヘッド素子をそれ
ぞれ備えている。
【0007】そして、図32に示すように、この磁気ヘ
ッド素子のコイルの外周側を覆うように磁気シールドリ
ング309が設けられ、この磁気ヘッド素子のコイルの
第1及び第2のヘッド支持アーム304,305と対向
する側を覆うように磁気シールド板310が設けられて
いる。
ッド素子のコイルの外周側を覆うように磁気シールドリ
ング309が設けられ、この磁気ヘッド素子のコイルの
第1及び第2のヘッド支持アーム304,305と対向
する側を覆うように磁気シールド板310が設けられて
いる。
【0008】磁気シールドリング309は、透磁率の高
い磁性材料が矩形状の筒状に形成されてなり、磁気ヘッ
ド素子のコイルの外周側を覆うように第1及び第2の磁
気ヘッド307,308の内部に配設されることによ
り、第1及び第2の磁気ヘッド307,308の外部か
らの磁界が磁気ヘッド素子のコイルに進入することを防
止する。また、磁気シールド板310は、磁気シールド
リング309と同様の透磁率の高い磁性材料が板状に成
形されてなり、磁気ヘッド素子のコイルの第1及び第2
のヘッド支持アーム304,305と対向する側を覆う
ように、第1及び第2の磁気ヘッド307,308と第
1及び第2のヘッド支持アーム304,305との間に
配設されることにより、第1及び第2の磁気ヘッド30
7,308の外部からの磁界が磁気ヘッド素子のコイル
に進入することを防止する。
い磁性材料が矩形状の筒状に形成されてなり、磁気ヘッ
ド素子のコイルの外周側を覆うように第1及び第2の磁
気ヘッド307,308の内部に配設されることによ
り、第1及び第2の磁気ヘッド307,308の外部か
らの磁界が磁気ヘッド素子のコイルに進入することを防
止する。また、磁気シールド板310は、磁気シールド
リング309と同様の透磁率の高い磁性材料が板状に成
形されてなり、磁気ヘッド素子のコイルの第1及び第2
のヘッド支持アーム304,305と対向する側を覆う
ように、第1及び第2の磁気ヘッド307,308と第
1及び第2のヘッド支持アーム304,305との間に
配設されることにより、第1及び第2の磁気ヘッド30
7,308の外部からの磁界が磁気ヘッド素子のコイル
に進入することを防止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、実用
化されているフレキシブルディスクよりも記録密度の高
い高密度フレキシブルディスクが提案されている。この
高密度フレキシブルディスクは、従来のフレキシブルデ
ィスクと外形寸法を同じくしながら、記憶容量を、従来
のフレキシブルディスクの2メガバイトから数10メガ
バイト乃至数100メガバイトへと飛躍的に増大させて
いる。
化されているフレキシブルディスクよりも記録密度の高
い高密度フレキシブルディスクが提案されている。この
高密度フレキシブルディスクは、従来のフレキシブルデ
ィスクと外形寸法を同じくしながら、記憶容量を、従来
のフレキシブルディスクの2メガバイトから数10メガ
バイト乃至数100メガバイトへと飛躍的に増大させて
いる。
【0010】このような高密度フレキシブルディスクに
対して記録及び/又は再生を行う磁気ディスク装置とし
ては、利便性等の観点から、高密度フレキシブルディス
クに対して高密度記録モードで記録及び/又は再生を行
うことを可能としながら、従来のフレキシブルディスク
に対しても低密度記録モードで記録及び/又は再生を行
うことができる、いわゆる下位互換を有するものが提案
されている。
対して記録及び/又は再生を行う磁気ディスク装置とし
ては、利便性等の観点から、高密度フレキシブルディス
クに対して高密度記録モードで記録及び/又は再生を行
うことを可能としながら、従来のフレキシブルディスク
に対しても低密度記録モードで記録及び/又は再生を行
うことができる、いわゆる下位互換を有するものが提案
されている。
【0011】このような下位互換を実現した磁気ディス
ク装置の備える磁気ヘッド装置は、磁気ヘッドが、高密
度フレキシブルディスクに対応した上位の磁気ヘッド素
子と、従来のフレキシブルディスクに対応した下位の磁
気ヘッド素子とをそれぞれ備えている。
ク装置の備える磁気ヘッド装置は、磁気ヘッドが、高密
度フレキシブルディスクに対応した上位の磁気ヘッド素
子と、従来のフレキシブルディスクに対応した下位の磁
気ヘッド素子とをそれぞれ備えている。
【0012】そして、磁気ディスク装置は、高密度フレ
キシブルディスクが装着されたときは、この高密度フレ
キシブルディスクを例えば3600rpm程度の回転数
で回転させ、磁気ヘッドを回転する高密度フレキシブル
ディスク上を所定の浮上量で浮上させて、磁気ヘッドの
備える上位の磁気ヘッド素子によりデータの書き込み又
は読み出しを行う。また、この磁気ディスク装置は、従
来のフレキシブルディスクが装着されたときは、この従
来のフレキシブルディスクを例えば300rpm程度の
回転数で回転させ、磁気ヘッドを回転する従来のフレキ
シブルディスク上を摺動させて、磁気ヘッドの備える下
位の磁気ヘッド素子により信号の書き込み又は読み出し
を行う。
キシブルディスクが装着されたときは、この高密度フレ
キシブルディスクを例えば3600rpm程度の回転数
で回転させ、磁気ヘッドを回転する高密度フレキシブル
ディスク上を所定の浮上量で浮上させて、磁気ヘッドの
備える上位の磁気ヘッド素子によりデータの書き込み又
は読み出しを行う。また、この磁気ディスク装置は、従
来のフレキシブルディスクが装着されたときは、この従
来のフレキシブルディスクを例えば300rpm程度の
回転数で回転させ、磁気ヘッドを回転する従来のフレキ
シブルディスク上を摺動させて、磁気ヘッドの備える下
位の磁気ヘッド素子により信号の書き込み又は読み出し
を行う。
【0013】以上のように構成された磁気ヘッド装置に
おいては、ヘッド支持アームの先端側に取り付けられた
磁気ヘッド等の重量が重いと、回転する高密度フレキシ
ブルディスク上に磁気ヘッドを安定的に浮上させること
が困難となり、記録再生特性の劣化を招いてしまう場合
がある。
おいては、ヘッド支持アームの先端側に取り付けられた
磁気ヘッド等の重量が重いと、回転する高密度フレキシ
ブルディスク上に磁気ヘッドを安定的に浮上させること
が困難となり、記録再生特性の劣化を招いてしまう場合
がある。
【0014】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、磁気ヘッドへの外部からの磁界の進入を有効に防
止すると共に、磁気ヘッドの重量を軽減して磁気ヘッド
の良好な浮上特性を得ることができる磁気ヘッド装置を
提供することを目的とする。
あり、磁気ヘッドへの外部からの磁界の進入を有効に防
止すると共に、磁気ヘッドの重量を軽減して磁気ヘッド
の良好な浮上特性を得ることができる磁気ヘッド装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために提案される本発明に係る磁気ヘッド装置は、第1
の記録密度で情報が記録される第1のディスク状記録媒
体に対して情報の書き込み及び/又は読み出しを行う第
1の磁気ヘッド素子と、上記第1の記録密度よりも記録
密度が高い第2の記録密度で情報が記録される第2のデ
ィスク状記録媒体に対して情報の書き込み及び/又は読
み出しを行う第2の磁気ヘッド素子と、上記第1の磁気
ヘッド素子のコイルが巻回されたボビンとを有する磁気
ヘッド部と、先端部に上記磁気ヘッド部を支持する支持
アームと、上記磁気ヘッド部のボビンに対向する位置に
て上記磁気ヘッド部と上記支持アームとの間に配設され
た略平板状の磁気シールド板とを備えることを特徴とし
ている。
ために提案される本発明に係る磁気ヘッド装置は、第1
の記録密度で情報が記録される第1のディスク状記録媒
体に対して情報の書き込み及び/又は読み出しを行う第
1の磁気ヘッド素子と、上記第1の記録密度よりも記録
密度が高い第2の記録密度で情報が記録される第2のデ
ィスク状記録媒体に対して情報の書き込み及び/又は読
み出しを行う第2の磁気ヘッド素子と、上記第1の磁気
ヘッド素子のコイルが巻回されたボビンとを有する磁気
ヘッド部と、先端部に上記磁気ヘッド部を支持する支持
アームと、上記磁気ヘッド部のボビンに対向する位置に
て上記磁気ヘッド部と上記支持アームとの間に配設され
た略平板状の磁気シールド板とを備えることを特徴とし
ている。
【0016】以上のように構成される本発明に係る磁気
ヘッド装置は、磁気ディスク装置等の記録及び/又は再
生装置に設けられ、磁気ヘッド部が第1のディスク状記
録媒体の信号記録領域上を摺動して磁気ヘッド部の第1
の磁気ヘッド素子により、記録及び/又は再生装置に装
着された第1のディスク状記録媒体の信号記録領域に情
報の書き込み及び/又は読み出しを行い、磁気ヘッド部
が第2のディスク状記録媒体の信号記録領域上を浮上し
て磁気ヘッドの第2の磁気ヘッド素子により、記録及び
/又は再生装置に装着された第2のディスク状記録媒体
の信号記録領域に情報の書き込み及び/又は読み出しを
行う。
ヘッド装置は、磁気ディスク装置等の記録及び/又は再
生装置に設けられ、磁気ヘッド部が第1のディスク状記
録媒体の信号記録領域上を摺動して磁気ヘッド部の第1
の磁気ヘッド素子により、記録及び/又は再生装置に装
着された第1のディスク状記録媒体の信号記録領域に情
報の書き込み及び/又は読み出しを行い、磁気ヘッド部
が第2のディスク状記録媒体の信号記録領域上を浮上し
て磁気ヘッドの第2の磁気ヘッド素子により、記録及び
/又は再生装置に装着された第2のディスク状記録媒体
の信号記録領域に情報の書き込み及び/又は読み出しを
行う。
【0017】磁気ヘッド部は、支持アームの先端側に支
持され、この磁気ヘッド部と支持アームとの間に磁気シ
ールド板が配設されている。
持され、この磁気ヘッド部と支持アームとの間に磁気シ
ールド板が配設されている。
【0018】磁気シールド板は略平板状を呈し、磁気ヘ
ッド部の第1の磁気ヘッド素子のコイルが巻回されたボ
ビンと対向する位置にて、磁気ヘッド部と支持アームの
先端側との間に配設され、支持アーム側からの外部磁界
の進入を抑制して、特に外部磁界が第1の磁気ヘッド素
子のコイルに悪影響を及ぼすことを防止する。
ッド部の第1の磁気ヘッド素子のコイルが巻回されたボ
ビンと対向する位置にて、磁気ヘッド部と支持アームの
先端側との間に配設され、支持アーム側からの外部磁界
の進入を抑制して、特に外部磁界が第1の磁気ヘッド素
子のコイルに悪影響を及ぼすことを防止する。
【0019】この磁気シールド板は、磁気ヘッド部の支
持アームと対向する側のボビンに対応した領域を覆うに
足る大きさに形成され、磁気ヘッド部の支持アームと対
向する側の全ての領域を覆う大きさとはされていない。
したがって、本発明に係る磁気ヘッド装置においては、
支持アームの先端側の重量の軽減が図られ、第2のディ
スク状記録媒体の信号記録領域に情報の書き込み及び/
又は読み出しを行う際に、磁気ヘッドが第2のディスク
状記録媒体の信号記録領域上を安定的に浮上することに
なる。
持アームと対向する側のボビンに対応した領域を覆うに
足る大きさに形成され、磁気ヘッド部の支持アームと対
向する側の全ての領域を覆う大きさとはされていない。
したがって、本発明に係る磁気ヘッド装置においては、
支持アームの先端側の重量の軽減が図られ、第2のディ
スク状記録媒体の信号記録領域に情報の書き込み及び/
又は読み出しを行う際に、磁気ヘッドが第2のディスク
状記録媒体の信号記録領域上を安定的に浮上することに
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0021】この実施の形態は、第1の記録密度でデー
タが記録される第1のフレキシブルディスクを収納した
第1のディスクカートリッジと、第1の記録密度より記
録密度が高い第2の記録密度でデータが記録される第2
のフレキシブルディスクを収納した第2のディスクカー
トリッジのいずれか一方を選択的に用いてデータの記録
及び/又は再生を行うことを可能とした磁気ディスク装
置の備える磁気ヘッド装置に本発明を適用した例であ
る。なお、本発明に係る磁気ヘッド装置は、この例に限
定されるものではなく、1種類又は3種類以上のディス
クカートリッジを用いる磁気ディスク装置の備える磁気
ヘッド装置や、光磁気ディスクを記録媒体として用いる
光磁気ディスク装置の備える磁気ヘッド装置等に適用可
能であることは勿論である。
タが記録される第1のフレキシブルディスクを収納した
第1のディスクカートリッジと、第1の記録密度より記
録密度が高い第2の記録密度でデータが記録される第2
のフレキシブルディスクを収納した第2のディスクカー
トリッジのいずれか一方を選択的に用いてデータの記録
及び/又は再生を行うことを可能とした磁気ディスク装
置の備える磁気ヘッド装置に本発明を適用した例であ
る。なお、本発明に係る磁気ヘッド装置は、この例に限
定されるものではなく、1種類又は3種類以上のディス
クカートリッジを用いる磁気ディスク装置の備える磁気
ヘッド装置や、光磁気ディスクを記録媒体として用いる
光磁気ディスク装置の備える磁気ヘッド装置等に適用可
能であることは勿論である。
【0022】ディスクカートリッジ 先ず、本発明を適用した磁気ヘッド装置を備える磁気デ
ィスク装置の説明に先立って、この磁気ディスク装置に
用いられる第1及び第2のディスクカートリッジについ
て説明する。これらディスクカートリッジに収納される
磁気ディスクは、いずれも直径を3.5インチとして形
成されている。
ィスク装置の説明に先立って、この磁気ディスク装置に
用いられる第1及び第2のディスクカートリッジについ
て説明する。これらディスクカートリッジに収納される
磁気ディスクは、いずれも直径を3.5インチとして形
成されている。
【0023】第1のディスクカートリッジ1は、図1及
び図2に示すように、第1の記録密度でデータが記録さ
れ、2メガバイト程度の記録容量を有する第1のフレキ
シブルディスク2を収納するものである。
び図2に示すように、第1の記録密度でデータが記録さ
れ、2メガバイト程度の記録容量を有する第1のフレキ
シブルディスク2を収納するものである。
【0024】第1のディスクカートリッジ1に収納され
る第1のフレキシブルディスク2は、可撓性を有する合
成樹脂製のディスク基板3を有し、このディスク基板3
の両主面に磁性層を被着して信号記録部を形成してい
る。ディスク基板3の中心には円形の中心孔が穿設さ
れ、この中心孔を閉塞するようにハブ4が取り付けられ
ている。
る第1のフレキシブルディスク2は、可撓性を有する合
成樹脂製のディスク基板3を有し、このディスク基板3
の両主面に磁性層を被着して信号記録部を形成してい
る。ディスク基板3の中心には円形の中心孔が穿設さ
れ、この中心孔を閉塞するようにハブ4が取り付けられ
ている。
【0025】ハブ4は、ステンレスや鉄等の磁性材料を
用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合
し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁
に接着させてディスク基板3に取り付けられている。ハ
ブ4の中心部には、磁気ディスク装置側に設けられるデ
ィスク回転駆動機構のスピンドルが挿通される矩形状を
なすスピンドル孔4aが穿設され、中心部に対し偏心し
た位置にディスク回転駆動機構に設けられる駆動ピンが
係合する長方形状をなす駆動ピン係合孔4bが穿設され
ている。
用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合
し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁
に接着させてディスク基板3に取り付けられている。ハ
ブ4の中心部には、磁気ディスク装置側に設けられるデ
ィスク回転駆動機構のスピンドルが挿通される矩形状を
なすスピンドル孔4aが穿設され、中心部に対し偏心し
た位置にディスク回転駆動機構に設けられる駆動ピンが
係合する長方形状をなす駆動ピン係合孔4bが穿設され
ている。
【0026】以上のように形成された第1のフレキシブ
ルディスク2は、上下一対のハーフ5,6を突き合わせ
結合して形成したカートリッジ本体7内に回転可能に収
納される。
ルディスク2は、上下一対のハーフ5,6を突き合わせ
結合して形成したカートリッジ本体7内に回転可能に収
納される。
【0027】第1のフレキシブルディスク2を収納した
カートリッジ本体7の下面側の略中央部には、図2に示
すように、ディスク回転駆動機構を構成するディスクテ
ーブルが進入する円形をなす中央開口部8が設けられて
いる。また、カートリッジ本体7の上下面の相対向する
位置には、図1及び図2に示すように、矩形状の記録及
び/又は再生用の開口部9,10が設けられている。こ
れら記録及び/又は再生用の開口部9,10は、カート
リッジ本体7の左右方向の中央部に位置し、中央開口部
8の近傍からカートリッジ本体7の前面側に亘って形成
されている。
カートリッジ本体7の下面側の略中央部には、図2に示
すように、ディスク回転駆動機構を構成するディスクテ
ーブルが進入する円形をなす中央開口部8が設けられて
いる。また、カートリッジ本体7の上下面の相対向する
位置には、図1及び図2に示すように、矩形状の記録及
び/又は再生用の開口部9,10が設けられている。こ
れら記録及び/又は再生用の開口部9,10は、カート
リッジ本体7の左右方向の中央部に位置し、中央開口部
8の近傍からカートリッジ本体7の前面側に亘って形成
されている。
【0028】カートリッジ本体7に収納された第1のフ
レキシブルディスク2は、記録及び/又は再生用の開口
部9,10を介して、信号記録部の一部が内外周に亘っ
て外方に臨まされる。
レキシブルディスク2は、記録及び/又は再生用の開口
部9,10を介して、信号記録部の一部が内外周に亘っ
て外方に臨まされる。
【0029】さらに、カートリッジ本体7の背面側の一
方のコーナ部には、図1及び図2に示すように、収納さ
れているフレキシブルディスク2にデータの重ね記録を
規制する誤記録防止孔11が設けられている。また、カ
ートリッジ本体7の下面側の誤記録防止孔11が設けら
れた側とは反対側の他方のコーナ部には、図1に示すよ
うに、カートリッジ本体7に収納されたフレキシブルデ
ィスクの種類を示すディスク識別孔12が設けられてい
る。このディスク識別孔12を検出することによって、
カートリッジ本体7に収納されたフレキシブルディスク
が2メガバイトの記録容量を有するものであることが識
別される。
方のコーナ部には、図1及び図2に示すように、収納さ
れているフレキシブルディスク2にデータの重ね記録を
規制する誤記録防止孔11が設けられている。また、カ
ートリッジ本体7の下面側の誤記録防止孔11が設けら
れた側とは反対側の他方のコーナ部には、図1に示すよ
うに、カートリッジ本体7に収納されたフレキシブルデ
ィスクの種類を示すディスク識別孔12が設けられてい
る。このディスク識別孔12を検出することによって、
カートリッジ本体7に収納されたフレキシブルディスク
が2メガバイトの記録容量を有するものであることが識
別される。
【0030】また、カートリッジ本体7の下面側には、
図2に示すように、第1のディスクカートリッジ1を磁
気ディスク装置に装着したとき、この第1のディスクカ
ートリッジ1を磁気ディスク装置側に設けられた装着位
置に位置決めするための位置決めピン係合孔18,19
が設けられている。これら位置決めピン係合孔18,1
9は、図2に示すように、記録及び/又は再生用の開口
部9,10の両側に位置するように設けられている。
図2に示すように、第1のディスクカートリッジ1を磁
気ディスク装置に装着したとき、この第1のディスクカ
ートリッジ1を磁気ディスク装置側に設けられた装着位
置に位置決めするための位置決めピン係合孔18,19
が設けられている。これら位置決めピン係合孔18,1
9は、図2に示すように、記録及び/又は再生用の開口
部9,10の両側に位置するように設けられている。
【0031】第1のディスクカートリッジ1には、図1
及び図2に示すように、記録及び/又は再生用の開口部
9,10を開閉するシャッタ部材13が取り付けられて
いる。シャッタ部材13は、アルミニウム、ステンレス
等の金属板を用いて、あるいは合成樹脂を成形して断面
コ字状に形成され、カートリッジ本体7の前面側から記
録及び/又は再生用の開口部9,10を覆うように嵌合
され、これら開口部9,10を開閉する方向、すなわち
図3及び図4中矢印C1方向及び矢印C2方向に移動可能
に取り付けられている。
及び図2に示すように、記録及び/又は再生用の開口部
9,10を開閉するシャッタ部材13が取り付けられて
いる。シャッタ部材13は、アルミニウム、ステンレス
等の金属板を用いて、あるいは合成樹脂を成形して断面
コ字状に形成され、カートリッジ本体7の前面側から記
録及び/又は再生用の開口部9,10を覆うように嵌合
され、これら開口部9,10を開閉する方向、すなわち
図3及び図4中矢印C1方向及び矢印C2方向に移動可能
に取り付けられている。
【0032】シャッタ部材13のカートリッジ本体7の
上下面に延在され記録及び/又は再生用の開口部9,1
0を覆うシャッタ部13a,13bには、シャッタ部材
13が図1及び図2中矢印C1方向に移動され、記録及
び/又は再生用の開口部9,10を開放した位置に移動
したとき 開口部9,10に対応してこれら記録及び/
又は再生用の開口部9,10を開放する矩形状の切り欠
き穴14,15が設けられている。
上下面に延在され記録及び/又は再生用の開口部9,1
0を覆うシャッタ部13a,13bには、シャッタ部材
13が図1及び図2中矢印C1方向に移動され、記録及
び/又は再生用の開口部9,10を開放した位置に移動
したとき 開口部9,10に対応してこれら記録及び/
又は再生用の開口部9,10を開放する矩形状の切り欠
き穴14,15が設けられている。
【0033】なお、シャッタ部材13は、シャッタ部1
3a,13bが記録及び/又は再生用の開口部9,10
を閉塞する図1及び図2中矢印C2方向へ、カートリッ
ジ本体7内に配設された図示しないバネ部材により付勢
されている。
3a,13bが記録及び/又は再生用の開口部9,10
を閉塞する図1及び図2中矢印C2方向へ、カートリッ
ジ本体7内に配設された図示しないバネ部材により付勢
されている。
【0034】第2のディスクカートリッジ21は、図3
及び図4に示すように、第1の記録密度よりも記録密度
が高い第2の記録密度でデータが記録され、200メガ
バイト程度の記録容量を有する第2のフレキシブルディ
スク22を収納するものである。そして、この第2のデ
ィスクカートリッジ21は、前述した第1のディスクカ
ートリッジ1と大きさ及び厚さを共通に形成されてい
る。
及び図4に示すように、第1の記録密度よりも記録密度
が高い第2の記録密度でデータが記録され、200メガ
バイト程度の記録容量を有する第2のフレキシブルディ
スク22を収納するものである。そして、この第2のデ
ィスクカートリッジ21は、前述した第1のディスクカ
ートリッジ1と大きさ及び厚さを共通に形成されてい
る。
【0035】第2のディスクカートリッジ21に収納さ
れる第2のフレキシブルディスク22は、前述した第1
のフレキシブルディスク2と同様に、可撓性を有する合
成樹脂製のディスク基板23を有し、このディスク基板
23の両主面に磁性層を被着して信号記録部を形成して
いる。ディスク基板23の中心には円形の中心孔が穿設
され、この中心孔を閉塞するようにハブ24が取り付け
られている。
れる第2のフレキシブルディスク22は、前述した第1
のフレキシブルディスク2と同様に、可撓性を有する合
成樹脂製のディスク基板23を有し、このディスク基板
23の両主面に磁性層を被着して信号記録部を形成して
いる。ディスク基板23の中心には円形の中心孔が穿設
され、この中心孔を閉塞するようにハブ24が取り付け
られている。
【0036】ハブ24は、ステンレスや鉄等の磁性材料
を用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌
合し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周
縁に接着させてディスク基板23に取り付けられてい
る。このハブ24の中心部には、磁気ディスク装置側に
設けられるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通さ
れる円形をなすスピンドル孔24aが穿設され、中心部
に対し偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられ
る駆動ピンが挿通する長方形状をなす駆動ピン挿通孔2
4bが穿設されている。
を用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌
合し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周
縁に接着させてディスク基板23に取り付けられてい
る。このハブ24の中心部には、磁気ディスク装置側に
設けられるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通さ
れる円形をなすスピンドル孔24aが穿設され、中心部
に対し偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられ
る駆動ピンが挿通する長方形状をなす駆動ピン挿通孔2
4bが穿設されている。
【0037】以上のように形成された第2のフレキシブ
ルディスク22は、上下一対のハーフ25,26を突き
合わせ結合して形成したカートリッジ本体27内に回転
可能に収納される。
ルディスク22は、上下一対のハーフ25,26を突き
合わせ結合して形成したカートリッジ本体27内に回転
可能に収納される。
【0038】第2のフレキシブルディスク22を収納し
たカートリッジ本体27の下面側の略中央部には、図3
に示すように、ディスク回転駆動機構を構成するディス
クテーブルが進入する円形をなす中央開口部28が設け
られている。また、カートリッジ本体27の上下面の相
対向する位置には、図3及び図4に示すように、矩形状
の記録及び/又は再生用の開口部29,30が設けられ
ている。これら記録及び/又は再生用の開口部29,3
0は、カートリッジ本体27の左右方向の中央部に位置
し、中央開口部28の近傍からカートリッジ本体27の
前面側に亘って形成されている。
たカートリッジ本体27の下面側の略中央部には、図3
に示すように、ディスク回転駆動機構を構成するディス
クテーブルが進入する円形をなす中央開口部28が設け
られている。また、カートリッジ本体27の上下面の相
対向する位置には、図3及び図4に示すように、矩形状
の記録及び/又は再生用の開口部29,30が設けられ
ている。これら記録及び/又は再生用の開口部29,3
0は、カートリッジ本体27の左右方向の中央部に位置
し、中央開口部28の近傍からカートリッジ本体27の
前面側に亘って形成されている。
【0039】カートリッジ本体27に収納された第2の
フレキシブルディスク22は、記録及び/又は再生用の
開口部29,30を介しては信号記録部の一部が内外周
に亘って外方に臨まされる。
フレキシブルディスク22は、記録及び/又は再生用の
開口部29,30を介しては信号記録部の一部が内外周
に亘って外方に臨まされる。
【0040】ところで、第2のフレキシブルディスク2
2は、高容量化を実現するため、外周縁近傍まで信号記
録部としている。第2のフレキシブルディスク22の外
周縁近傍まで形成された信号記録部をカートリッジ本体
27の外方のに臨ませ、磁気ディスク装置側の磁気ヘッ
ドによってアクセスし得るように、記録及び/又は再生
用の開口部29,30は、前述した第1のディスクカー
トリッジ1に設けた記録及び/又は再生用の開口部9,
10に比し大きく形成されている。すなわち、第2のデ
ィスクカートリッジ21に設けられる記録及び/又は再
生用の開口部29,30は、図3に示すように、カート
リッジ本体27の前面近傍まで拡大して形成されてい
る。
2は、高容量化を実現するため、外周縁近傍まで信号記
録部としている。第2のフレキシブルディスク22の外
周縁近傍まで形成された信号記録部をカートリッジ本体
27の外方のに臨ませ、磁気ディスク装置側の磁気ヘッ
ドによってアクセスし得るように、記録及び/又は再生
用の開口部29,30は、前述した第1のディスクカー
トリッジ1に設けた記録及び/又は再生用の開口部9,
10に比し大きく形成されている。すなわち、第2のデ
ィスクカートリッジ21に設けられる記録及び/又は再
生用の開口部29,30は、図3に示すように、カート
リッジ本体27の前面近傍まで拡大して形成されてい
る。
【0041】さらに、カートリッジ本体27の背面側の
他方のコーナ部には、図3及び図4に示すように、収納
されている第2のフレキシブルディスク22にデータの
重ね記録を規制する誤記録防止孔31が設けられてい
る。誤記録防止孔31は、第1のディスクカートリッジ
1とは逆の位置に設けられている。また、カートリッジ
本体27の下面側の誤記録防止孔31が設けられた側と
は反対側の一方のコーナ部には、図4に示すように、検
出孔32が設けられている。この検出孔32は、第1の
ディスクカートリッジ1の誤記録防止孔11が設けられ
る位置に設けられて、第1のディスクカートリッジ1の
みを用いる磁気ディスク装置に装着されたとき、この磁
気ディスク装置に設けられた誤記録検出機構によって検
出され、第2のフレキシブルディスク22へのデータの
記録を禁止し、第2のフレキシブルディスク22に高密
度で記録されたデータが消去されてしまうことを防止す
るものである。
他方のコーナ部には、図3及び図4に示すように、収納
されている第2のフレキシブルディスク22にデータの
重ね記録を規制する誤記録防止孔31が設けられてい
る。誤記録防止孔31は、第1のディスクカートリッジ
1とは逆の位置に設けられている。また、カートリッジ
本体27の下面側の誤記録防止孔31が設けられた側と
は反対側の一方のコーナ部には、図4に示すように、検
出孔32が設けられている。この検出孔32は、第1の
ディスクカートリッジ1の誤記録防止孔11が設けられ
る位置に設けられて、第1のディスクカートリッジ1の
みを用いる磁気ディスク装置に装着されたとき、この磁
気ディスク装置に設けられた誤記録検出機構によって検
出され、第2のフレキシブルディスク22へのデータの
記録を禁止し、第2のフレキシブルディスク22に高密
度で記録されたデータが消去されてしまうことを防止す
るものである。
【0042】また、カートリッジ本体27の下面側に
は、図4に示すように、第2のディスクカートリッジ2
1を磁気ディスク装置に装着したとき、この装置側に設
けられた装着位置を位置決めする位置決めピン係合孔3
8,39が設けられている。これら位置決めピン係合3
8,39は、図4に示すように、記録及び/又は再生用
の開口部29,30の両側に位置するように設けられて
いる。そして、カートリッジ本体27の下面側には、図
4に示すように、一方の位置決めピン係合孔38に隣接
するようにして、カートリッジ本体27に収納されたフ
レキシブルディスクの種類を示すディスク識別孔33が
設けられている。このディスク識別孔33を検出するこ
とによって、カートリッジ本体27に収納されたフレキ
シブルディスクが200メガバイトの記録容量を有する
ものであることが識別される。
は、図4に示すように、第2のディスクカートリッジ2
1を磁気ディスク装置に装着したとき、この装置側に設
けられた装着位置を位置決めする位置決めピン係合孔3
8,39が設けられている。これら位置決めピン係合3
8,39は、図4に示すように、記録及び/又は再生用
の開口部29,30の両側に位置するように設けられて
いる。そして、カートリッジ本体27の下面側には、図
4に示すように、一方の位置決めピン係合孔38に隣接
するようにして、カートリッジ本体27に収納されたフ
レキシブルディスクの種類を示すディスク識別孔33が
設けられている。このディスク識別孔33を検出するこ
とによって、カートリッジ本体27に収納されたフレキ
シブルディスクが200メガバイトの記録容量を有する
ものであることが識別される。
【0043】さらに、カートリッジ本体27の上面側
で、記録及び/又は再生用の開口部29,30が設けら
れる前面側の一方のコーナ部に位置して、磁気ディスク
装置への挿入方向を規制する誤挿入防止用の溝部40が
設けられている。
で、記録及び/又は再生用の開口部29,30が設けら
れる前面側の一方のコーナ部に位置して、磁気ディスク
装置への挿入方向を規制する誤挿入防止用の溝部40が
設けられている。
【0044】また、第2のディスクカートリッジ21に
は、第1のディスクカートリッジ1と同様に記録及び/
又は再生用の開口部29,30を開閉するシャッタ部材
43が取り付けられている。このシャッタ部材43は、
第1のディスクカートリッジ1のシャッタ部材13と同
様にアルミニウム、ステンレス等の金属板を用いて、あ
るいは合成樹脂を成形して形成されている。
は、第1のディスクカートリッジ1と同様に記録及び/
又は再生用の開口部29,30を開閉するシャッタ部材
43が取り付けられている。このシャッタ部材43は、
第1のディスクカートリッジ1のシャッタ部材13と同
様にアルミニウム、ステンレス等の金属板を用いて、あ
るいは合成樹脂を成形して形成されている。
【0045】第2のディスクカートリッジ21に設けら
れるシャッタ部材43は、記録及び/又は再生用の開口
部29,30を閉塞するに足る大きさのシャッタ部43
a,43bを有し、これらシャッタ部43a,43bを
連結するとともに、このシャッタ部材43をカートリッ
ジ本体27に支持させるための断面コ字状をなすシャッ
タ支持部44,45がシャッタ部43a,43bの基端
部側の両側に突設され、全体で略T字状をなすように形
成されている。
れるシャッタ部材43は、記録及び/又は再生用の開口
部29,30を閉塞するに足る大きさのシャッタ部43
a,43bを有し、これらシャッタ部43a,43bを
連結するとともに、このシャッタ部材43をカートリッ
ジ本体27に支持させるための断面コ字状をなすシャッ
タ支持部44,45がシャッタ部43a,43bの基端
部側の両側に突設され、全体で略T字状をなすように形
成されている。
【0046】ところで、第2のディスクカートリッジ2
1に設けられる記録及び/又は再生用の開口部29,3
0は、第2のフレキシブルディスク22の外周縁近傍ま
で形成された信号記録部をカートリッジ本体27の外方
のに臨ませるようにするため、カートリッジ本体27の
前面近傍まで形成され、前述した第1のディスクカート
リッジ1に設けた記録及び/又は再生用の開口部9,1
0に比し大きく形成されている。このように大型化され
た記録及び/又は再生用の開口部29,30を確実に開
放するため、図3に示すように、シャッタ部材43の一
方のシャッタ支持部44には、シャッタ部材43が記録
及び/又は再生用の開口部29,30を開放した位置に
移動されたとき、これら記録及び/又は再生用の開口部
29,30のカートリッジ本体27の前面側を開放する
切り欠き凹部46が形成されている。すなわち、シャッ
タ支持部44のカートリッジ本体27の上下面に延長さ
れる部分に切り欠き凹部46が形成されている。
1に設けられる記録及び/又は再生用の開口部29,3
0は、第2のフレキシブルディスク22の外周縁近傍ま
で形成された信号記録部をカートリッジ本体27の外方
のに臨ませるようにするため、カートリッジ本体27の
前面近傍まで形成され、前述した第1のディスクカート
リッジ1に設けた記録及び/又は再生用の開口部9,1
0に比し大きく形成されている。このように大型化され
た記録及び/又は再生用の開口部29,30を確実に開
放するため、図3に示すように、シャッタ部材43の一
方のシャッタ支持部44には、シャッタ部材43が記録
及び/又は再生用の開口部29,30を開放した位置に
移動されたとき、これら記録及び/又は再生用の開口部
29,30のカートリッジ本体27の前面側を開放する
切り欠き凹部46が形成されている。すなわち、シャッ
タ支持部44のカートリッジ本体27の上下面に延長さ
れる部分に切り欠き凹部46が形成されている。
【0047】上述のように形成されたシャッタ部材43
は、カートリッジ本体27の前面側からシャッタ部43
a,43bが記録及び/又は再生用の開口部29,30
上に延長されるように嵌合され、シャッタ部43a,4
3bがこれら開口部29,30を開閉する図3及び図4
中矢印C1方向及び矢印C2方向に移動可能に取り付けら
れている。
は、カートリッジ本体27の前面側からシャッタ部43
a,43bが記録及び/又は再生用の開口部29,30
上に延長されるように嵌合され、シャッタ部43a,4
3bがこれら開口部29,30を開閉する図3及び図4
中矢印C1方向及び矢印C2方向に移動可能に取り付けら
れている。
【0048】なお、シャッタ部材43は、シャッタ部4
3a,43bが記録及び/又は再生用の開口部29,3
0を閉塞する図3及び図4中矢印C2方向に、カートリ
ッジ本体27内に配設された図示しないバネ部材により
付勢されている。
3a,43bが記録及び/又は再生用の開口部29,3
0を閉塞する図3及び図4中矢印C2方向に、カートリ
ッジ本体27内に配設された図示しないバネ部材により
付勢されている。
【0049】磁気ディスク装置 次に、上述したように構成された第1の記録密度でデー
タが記録される第1のフレキシブルディスク2を収納し
た第1のディスクカートリッジ1と、第1の記録密度よ
り記録密度が高い第2の記録密度でデータが記録される
第2のフレキシブルディスク22を収納した第2のディ
スクカートリッジ21のいずれか一方を選択的に用いて
データの記録及び/又は再生を行うことを可能とする磁
気ディスク装置について説明する。
タが記録される第1のフレキシブルディスク2を収納し
た第1のディスクカートリッジ1と、第1の記録密度よ
り記録密度が高い第2の記録密度でデータが記録される
第2のフレキシブルディスク22を収納した第2のディ
スクカートリッジ21のいずれか一方を選択的に用いて
データの記録及び/又は再生を行うことを可能とする磁
気ディスク装置について説明する。
【0050】この磁気ディスク装置50は、図5及び図
6に示すように、薄い金属板を断面コ字状に折り曲げて
形成した一対の上下カバー51,52突き合わせて形成
した装置本体53を有し、この装置本体53内に金属板
やアルミダイキャスト等により形成されたベース54を
収納している。
6に示すように、薄い金属板を断面コ字状に折り曲げて
形成した一対の上下カバー51,52突き合わせて形成
した装置本体53を有し、この装置本体53内に金属板
やアルミダイキャスト等により形成されたベース54を
収納している。
【0051】装置本体53の前面側には、合成樹脂など
によって形成されたフロントパネル55が着脱自在に取
り付けられている。フロントパネル55の上縁側には、
第1又は第2のディスクカートリッジ1,21がシャッ
タ部材13,43が取り付けられた前面側を挿入端とし
て水平に挿入されるに足る大きさを有するカートリッジ
挿脱口56が設けられている。カートリッジ挿脱口56
は、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21が装
置本体53内に装着されない状態において、装置本体5
3の内方に向かって回動可能にフロントパネル55に取
り付けられた開閉蓋57により閉塞されている。
によって形成されたフロントパネル55が着脱自在に取
り付けられている。フロントパネル55の上縁側には、
第1又は第2のディスクカートリッジ1,21がシャッ
タ部材13,43が取り付けられた前面側を挿入端とし
て水平に挿入されるに足る大きさを有するカートリッジ
挿脱口56が設けられている。カートリッジ挿脱口56
は、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21が装
置本体53内に装着されない状態において、装置本体5
3の内方に向かって回動可能にフロントパネル55に取
り付けられた開閉蓋57により閉塞されている。
【0052】フロントパネル54の下縁側には、装置本
体53内に装着された第1又は第2のディスクカートリ
ッジ1,21を装置本体53内から排出させるイジェク
ト機構を動作させるイジェクト釦58が設けられてい
る。
体53内に装着された第1又は第2のディスクカートリ
ッジ1,21を装置本体53内から排出させるイジェク
ト機構を動作させるイジェクト釦58が設けられてい
る。
【0053】装置本体53内に配設されたベース54に
は、装置本体53内に装着された第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21に収納された第1又は第2の磁
気ディスク2,22を回転駆動するディスク回転駆動機
構61が配設されている。このディスク回転駆動機構6
1は、図6に示すように、ベース54に取り付けられた
スピンドルモータ62と、スピンドルモータ62のスピ
ンドル63の先端側にこのスピンドル63と一体に回転
するように取り付けられたディスクテーブル64を備え
ている。
は、装置本体53内に装着された第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21に収納された第1又は第2の磁
気ディスク2,22を回転駆動するディスク回転駆動機
構61が配設されている。このディスク回転駆動機構6
1は、図6に示すように、ベース54に取り付けられた
スピンドルモータ62と、スピンドルモータ62のスピ
ンドル63の先端側にこのスピンドル63と一体に回転
するように取り付けられたディスクテーブル64を備え
ている。
【0054】ディスクテーブル64の第1又は第2のフ
レキシブルディスク2,22が載置される面側には、フ
レキシブルディスク2,22に取り付けたハブ4,24
を吸引するためのマグネット65が取り付けられてい
る。また、ディスクテーブル64のフレキシブルディス
ク2,22の載置面側には、スピンドル63に対し偏心
した位置にハブ4,24に設けた駆動ピン係合孔4b又
は駆動ピン挿通孔24bに係合又は挿通する駆動ピン6
6が突設されている。駆動ピン66は、ディスクテーブ
ル64の外周側に向かって図示しない引っ張りバネなど
の付勢部材を介して付勢されている。
レキシブルディスク2,22が載置される面側には、フ
レキシブルディスク2,22に取り付けたハブ4,24
を吸引するためのマグネット65が取り付けられてい
る。また、ディスクテーブル64のフレキシブルディス
ク2,22の載置面側には、スピンドル63に対し偏心
した位置にハブ4,24に設けた駆動ピン係合孔4b又
は駆動ピン挿通孔24bに係合又は挿通する駆動ピン6
6が突設されている。駆動ピン66は、ディスクテーブ
ル64の外周側に向かって図示しない引っ張りバネなど
の付勢部材を介して付勢されている。
【0055】そして、ベース54の下面側には、電子回
路基板70が取り付けけられている。この電子回路基板
70上には、種々の電子回路及び検出スイッチが配設さ
れている。
路基板70が取り付けけられている。この電子回路基板
70上には、種々の電子回路及び検出スイッチが配設さ
れている。
【0056】また、ベース54のディスクテーブル64
が配設される上面側には、カートリッジ挿脱口56を介
して装置本体53内に挿入された第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21を保持するカートリッジ保持部
材を構成するカートリッジホルダ71が配設されてい
る。
が配設される上面側には、カートリッジ挿脱口56を介
して装置本体53内に挿入された第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21を保持するカートリッジ保持部
材を構成するカートリッジホルダ71が配設されてい
る。
【0057】このカートリッジホルダ71は、相対向す
る両側に装置本体53内に挿入された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ1,21の両側を保持するカートリ
ッジ保持部71a,71bを有し、前方側及び下方側が
開放された薄い筐体状に形成されている。このカートリ
ッジホルダ71は、カートリッジ挿脱口56を介して装
置本体53内に挿入された第1又は第2のディスクカー
トリッジ1,21を保持してベース54に組み込まされ
たカートリッジローディング機構によって、ディスク回
転駆動機構61のディスクテーブル64から離間した位
置とディスクテーブル64側に近接した位置間に亘る上
下方向に移動操作され、このカートリッジホルダ71に
保持した第1又は第2のディスクカートリッジ1,21
に収納された第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22をディスクテーブル64上にローディングさせ、又
はディスクテーブル64上にローディングされたフレキ
シブルディスク2,22をアンローディングさせる。
る両側に装置本体53内に挿入された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ1,21の両側を保持するカートリ
ッジ保持部71a,71bを有し、前方側及び下方側が
開放された薄い筐体状に形成されている。このカートリ
ッジホルダ71は、カートリッジ挿脱口56を介して装
置本体53内に挿入された第1又は第2のディスクカー
トリッジ1,21を保持してベース54に組み込まされ
たカートリッジローディング機構によって、ディスク回
転駆動機構61のディスクテーブル64から離間した位
置とディスクテーブル64側に近接した位置間に亘る上
下方向に移動操作され、このカートリッジホルダ71に
保持した第1又は第2のディスクカートリッジ1,21
に収納された第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22をディスクテーブル64上にローディングさせ、又
はディスクテーブル64上にローディングされたフレキ
シブルディスク2,22をアンローディングさせる。
【0058】そして、ベース54の上面側には、このベ
ース54とカートリッジホルダ71間に位置して、カー
トリッジホルダ71をベース54に配設されたディスク
回転駆動機構61に対し近接離間する方向に昇降操作す
るカートリッジローディング機構を構成する昇降操作板
72が配設されている。
ース54とカートリッジホルダ71間に位置して、カー
トリッジホルダ71をベース54に配設されたディスク
回転駆動機構61に対し近接離間する方向に昇降操作す
るカートリッジローディング機構を構成する昇降操作板
72が配設されている。
【0059】この昇降操作板72の相対向する両側に
は、図6に示すように、傾斜面を設けたカム片73,7
4が立ち上がり形成されている。これらカム片73,7
4上には、カートリッジホルダ71の両側に突設した支
持ピン69が載置されている。そして、昇降操作板72
は、図示しない付勢部材により、図6中矢印X2方向に
移動付勢されている。また、ベース54上の後方側に
は、昇降操作板72が図6中矢印X1方向の後方側に移
動されたとき、昇降操作板72を後方側に移動させた位
置にロックするためのロックレバー77が設けられてい
る。
は、図6に示すように、傾斜面を設けたカム片73,7
4が立ち上がり形成されている。これらカム片73,7
4上には、カートリッジホルダ71の両側に突設した支
持ピン69が載置されている。そして、昇降操作板72
は、図示しない付勢部材により、図6中矢印X2方向に
移動付勢されている。また、ベース54上の後方側に
は、昇降操作板72が図6中矢印X1方向の後方側に移
動されたとき、昇降操作板72を後方側に移動させた位
置にロックするためのロックレバー77が設けられてい
る。
【0060】また、ベース54上の後方側には、図示し
ないが、昇降操作板72を付勢部材の付勢力に抗して図
6中矢印X1方向に移動操作するイジェクト用モータが
配設されている。
ないが、昇降操作板72を付勢部材の付勢力に抗して図
6中矢印X1方向に移動操作するイジェクト用モータが
配設されている。
【0061】昇降操作板72は、カートリッジ挿脱口5
6を介して装置本体53内に第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21を挿入可能な状態とするとき、イジ
ェクト用モータにより図6中矢印X1方向に移動操作さ
れ、ベース54の後方側の位置に移動されている。この
とき、昇降操作板72は、ロックレバー77にロックさ
れ、ベース54の後方側に移動された位置に保持されて
いる。昇降操作板72がロックレバー77にロックされ
た状態にあるとき、カートリッジホルダ71は、支持ピ
ン69を昇降操作板72のカム片73,74の上面側に
支持され、ディスク回転駆動機構61のディスクテーブ
ル64から離間された上昇位置に保持されている。
6を介して装置本体53内に第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21を挿入可能な状態とするとき、イジ
ェクト用モータにより図6中矢印X1方向に移動操作さ
れ、ベース54の後方側の位置に移動されている。この
とき、昇降操作板72は、ロックレバー77にロックさ
れ、ベース54の後方側に移動された位置に保持されて
いる。昇降操作板72がロックレバー77にロックされ
た状態にあるとき、カートリッジホルダ71は、支持ピ
ン69を昇降操作板72のカム片73,74の上面側に
支持され、ディスク回転駆動機構61のディスクテーブ
ル64から離間された上昇位置に保持されている。
【0062】カートリッジホルダ71は、上昇位置に保
持されているとき、前面側の開放端をカートリッジ挿脱
口56に対向させた状態に置かれている。ここで、カー
トリッジ挿脱口56を介して第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21をカートリッジホルダ71内に挿入
すると、ロックレバー77が第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21によって回動操作される。第1又は
第2のディスクカートリッジ1,21が、カートリッジ
ホルダ71内のカートリッジ挿入位置まで挿入される
と、ロックレバー77の昇降操作板72に対するロック
が解除される。
持されているとき、前面側の開放端をカートリッジ挿脱
口56に対向させた状態に置かれている。ここで、カー
トリッジ挿脱口56を介して第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21をカートリッジホルダ71内に挿入
すると、ロックレバー77が第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21によって回動操作される。第1又は
第2のディスクカートリッジ1,21が、カートリッジ
ホルダ71内のカートリッジ挿入位置まで挿入される
と、ロックレバー77の昇降操作板72に対するロック
が解除される。
【0063】昇降操作板72は、ロックレバー77によ
るロックが解除されると、付勢部材の付勢力を受けて図
6中矢印X2方向に移動操作される。昇降操作板72が
図6中矢印X2方向に移動すると、支持ピン69がカム
片72,73の傾斜面に沿って移動し、カートリッジホ
ルダ71が図6中矢印L1方向のベース54側のディス
クテーブル64側に降下され、カートリッジホルダ71
に保持された第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21をベース54上に構成されたカートリッジ装着部7
5に位置決め装着させるとともに第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21に収納された第1又は第2のフ
レキシブルディスク2,22をディスクテーブル64上
にローディングする。このとき、第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22は、スピンドル63がハブ4,
24に設けたスピンドル孔4a,24aに挿通し、駆動
ピン66が駆動ピン係合孔4b又は駆動ピン挿通孔24
bに挿通し、マグネット65によりハブ4,24が吸引
されてディスクテーブル64上に載置され、ディスクテ
ーブル64と一体に回転可能な状態となる。
るロックが解除されると、付勢部材の付勢力を受けて図
6中矢印X2方向に移動操作される。昇降操作板72が
図6中矢印X2方向に移動すると、支持ピン69がカム
片72,73の傾斜面に沿って移動し、カートリッジホ
ルダ71が図6中矢印L1方向のベース54側のディス
クテーブル64側に降下され、カートリッジホルダ71
に保持された第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21をベース54上に構成されたカートリッジ装着部7
5に位置決め装着させるとともに第1又は第2のディス
クカートリッジ1,21に収納された第1又は第2のフ
レキシブルディスク2,22をディスクテーブル64上
にローディングする。このとき、第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22は、スピンドル63がハブ4,
24に設けたスピンドル孔4a,24aに挿通し、駆動
ピン66が駆動ピン係合孔4b又は駆動ピン挿通孔24
bに挿通し、マグネット65によりハブ4,24が吸引
されてディスクテーブル64上に載置され、ディスクテ
ーブル64と一体に回転可能な状態となる。
【0064】ここで、スピンドルモータ62が駆動され
ることにより、第1又は第2のフレキシブルディスク
2,22はディスクテーブル64と一体に回転駆動され
る。
ることにより、第1又は第2のフレキシブルディスク
2,22はディスクテーブル64と一体に回転駆動され
る。
【0065】なお、第1のフレキシブルディスク2は、
ディスクテーブル64と一体に回転駆動されることによ
り、駆動ピン66が駆動ピン係合孔4bの外周側の一側
面に圧着することにより、矩形状に形成されたスピンド
ル孔4aのコーナ部をスピンドル63の周面に圧着さ
せ、スピンドル63の回転中心に回転中心を一致させた
センタリングが図られる。
ディスクテーブル64と一体に回転駆動されることによ
り、駆動ピン66が駆動ピン係合孔4bの外周側の一側
面に圧着することにより、矩形状に形成されたスピンド
ル孔4aのコーナ部をスピンドル63の周面に圧着さ
せ、スピンドル63の回転中心に回転中心を一致させた
センタリングが図られる。
【0066】なお、カートリッジ装着部75には、第1
又は第2のディスクカートリッジ1,21に設けた位置
決めピン係合孔18,19又は38,39に相対係合す
る位置決めピンが設けられている。これら位置決めピン
が、位置決めピン係合孔18,19又は38,39に係
合することにより、カートリッジ装着部75に装着され
る第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の水平
方向及び高さ方向の位置決めが図られる。
又は第2のディスクカートリッジ1,21に設けた位置
決めピン係合孔18,19又は38,39に相対係合す
る位置決めピンが設けられている。これら位置決めピン
が、位置決めピン係合孔18,19又は38,39に係
合することにより、カートリッジ装着部75に装着され
る第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の水平
方向及び高さ方向の位置決めが図られる。
【0067】第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22がディスクテーブル64上にローディングされたと
き、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21は位
置決めピンにより水平方向及び高さ方向の位置決めが図
られてカートリッジ装着部75に装着されることから、
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22は、カー
トリッジ本体7,27の上下面の略中間位置に位置して
カートリッジ本体7,27の上下の内面に接触しないよ
うに回転駆動される。
22がディスクテーブル64上にローディングされたと
き、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21は位
置決めピンにより水平方向及び高さ方向の位置決めが図
られてカートリッジ装着部75に装着されることから、
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22は、カー
トリッジ本体7,27の上下面の略中間位置に位置して
カートリッジ本体7,27の上下の内面に接触しないよ
うに回転駆動される。
【0068】また、第1又は第2のディスクカートリッ
ジ1,21に設けたシャッタ部材13,43は、カート
リッジホルダ71に挿入されるとき、ロックレバー77
と一体に設けられたシャッタ部材開放ピン78により記
録及び/又は再生用の開口部9,10又は29,30を
開放する方向に移動され、これら開口部9,10又は2
9,30を開放する。
ジ1,21に設けたシャッタ部材13,43は、カート
リッジホルダ71に挿入されるとき、ロックレバー77
と一体に設けられたシャッタ部材開放ピン78により記
録及び/又は再生用の開口部9,10又は29,30を
開放する方向に移動され、これら開口部9,10又は2
9,30を開放する。
【0069】第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22をディスクテーブル64上にローディングさせるよ
うにカートリッジ装着部75に装着された第1又は第2
のディスクカートリッジ1,21を装置本体53内から
イジェクトするには、フロントパネル54に設けたイジ
ェクト釦58を操作する。イジェクト釦58が操作され
ると、イジェクト用モータが駆動され、このモータによ
って昇降操作板72が付勢部材の付勢力に抗して図6中
矢印X1方向に移動操作される。昇降操作板72が図6
中矢印X1方向に移動されると、支持ピン69がカム片
72,73の傾斜面に沿って移動し、カートリッジホル
ダ71が図6中矢印L2方向のベース54から離間する
方向の上昇方向に移動され、第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21をベース54上に構成されたカート
リッジ装着部75から上昇させ、第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22をディスクテーブル64からア
ンローディングする。
22をディスクテーブル64上にローディングさせるよ
うにカートリッジ装着部75に装着された第1又は第2
のディスクカートリッジ1,21を装置本体53内から
イジェクトするには、フロントパネル54に設けたイジ
ェクト釦58を操作する。イジェクト釦58が操作され
ると、イジェクト用モータが駆動され、このモータによ
って昇降操作板72が付勢部材の付勢力に抗して図6中
矢印X1方向に移動操作される。昇降操作板72が図6
中矢印X1方向に移動されると、支持ピン69がカム片
72,73の傾斜面に沿って移動し、カートリッジホル
ダ71が図6中矢印L2方向のベース54から離間する
方向の上昇方向に移動され、第1又は第2のディスクカ
ートリッジ1,21をベース54上に構成されたカート
リッジ装着部75から上昇させ、第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22をディスクテーブル64からア
ンローディングする。
【0070】カートリッジホルダ71がベース54から
離間した上昇位置に移動されると、ロックレバー77が
回動され、カートリッジホルダ71に保持された第1又
は第2のディスクカートリッジ1,21をカートリッジ
ホルダ71から排出する方向に押圧操作し、その一部を
カートリッジ挿脱口56から突出させる。
離間した上昇位置に移動されると、ロックレバー77が
回動され、カートリッジホルダ71に保持された第1又
は第2のディスクカートリッジ1,21をカートリッジ
ホルダ71から排出する方向に押圧操作し、その一部を
カートリッジ挿脱口56から突出させる。
【0071】ロックレバー77は、第1又は第2のディ
スクカートリッジ1,21をカートリッジホルダ71か
ら排出する方向に押圧操作すように回動したとき、昇降
操作板72に係合し、この昇降操作板72を付勢部材の
付勢力に抗して図6中矢印X1方向に移動させたイジェ
クト位置に保持する。
スクカートリッジ1,21をカートリッジホルダ71か
ら排出する方向に押圧操作すように回動したとき、昇降
操作板72に係合し、この昇降操作板72を付勢部材の
付勢力に抗して図6中矢印X1方向に移動させたイジェ
クト位置に保持する。
【0072】装置本体53内に配設されるベース54の
下面側に配設される電子回路基板70上には、図6に示
すように、操作子をベース54の上面側に突出させるよ
うにして、第1又は第2のディスクカートリッジ1,2
1の装着の有無を有無を検出するディスクイン検出スイ
ッチ81と、第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21に設けた誤記録防止穴11,31の開放の有無を検
出する第1及び第2の誤記録防止検出スイッチ82,8
3が設けられている。また、電子回路基板70上には、
図6に示すように、第2のディスクカートリッジ21に
設けたディスク識別孔33を検出するディスク容量検出
スイッチ84が設けられている。このディスク容量検出
スイッチ84は、カートリッジ装着部75に装着する第
2のディスクカートリッジ21に設けたディスク識別孔
33に対応する位置に設けられ、カートリッジ装着部7
5に装着されるディスクカートリッジに設けたディスク
識別孔の有無を検出することによってディスクカートリ
ッジに収納された磁気ディスクの容量を検出する。
下面側に配設される電子回路基板70上には、図6に示
すように、操作子をベース54の上面側に突出させるよ
うにして、第1又は第2のディスクカートリッジ1,2
1の装着の有無を有無を検出するディスクイン検出スイ
ッチ81と、第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21に設けた誤記録防止穴11,31の開放の有無を検
出する第1及び第2の誤記録防止検出スイッチ82,8
3が設けられている。また、電子回路基板70上には、
図6に示すように、第2のディスクカートリッジ21に
設けたディスク識別孔33を検出するディスク容量検出
スイッチ84が設けられている。このディスク容量検出
スイッチ84は、カートリッジ装着部75に装着する第
2のディスクカートリッジ21に設けたディスク識別孔
33に対応する位置に設けられ、カートリッジ装着部7
5に装着されるディスクカートリッジに設けたディスク
識別孔の有無を検出することによってディスクカートリ
ッジに収納された磁気ディスクの容量を検出する。
【0073】また、電子回路基板70上には、磁気ディ
スク装置50の動作状態を表示する発光表示器85が設
けられている。この発光表示器85は、表示部が、装置
本体53の前面側に取り付けられたフロントパネル55
に設けられた開口部を介して外部に露呈され、磁気ディ
スク装置50の動作状態に応じて発光又は消灯すること
により、磁気ディスク装置50の動作状態を表示する。
スク装置50の動作状態を表示する発光表示器85が設
けられている。この発光表示器85は、表示部が、装置
本体53の前面側に取り付けられたフロントパネル55
に設けられた開口部を介して外部に露呈され、磁気ディ
スク装置50の動作状態に応じて発光又は消灯すること
により、磁気ディスク装置50の動作状態を表示する。
【0074】ベース54上には、ディスクテーブル64
上にローディングされ、ディスクテーブル64と一体に
回転操作される第1又は第2のフレキシブルディスク
2,22の両主面に形成された信号記録部をアクセスし
てデータの記録及び/又は再生を行う磁気ヘッド装置1
00が配設されている。以下、この磁気ヘッド装置10
0について、詳細に説明する。
上にローディングされ、ディスクテーブル64と一体に
回転操作される第1又は第2のフレキシブルディスク
2,22の両主面に形成された信号記録部をアクセスし
てデータの記録及び/又は再生を行う磁気ヘッド装置1
00が配設されている。以下、この磁気ヘッド装置10
0について、詳細に説明する。
【0075】磁気ヘッド装置 磁気ヘッド装置100は、図6に示すように、装置本体
53の内方側に位置して、装置本体53に装着される第
1又は第2のディスクカートリッジ1,21と対向する
ように配設されている。そして、磁気ヘッド装置100
は、ディスクテーブル64上にローディングされた第1
又は第2のフレキシブルディスク2,22の信号記録部
が形成された両主面側にそれぞれ延長される第1及び第
2のヘッド支持アーム102,103を備え、これらヘ
ッド支持アーム102,103の先端側に第1又は第2
のフレキシブルディスク2,22の両主面に形成された
信号記録部にそれぞれアクセスする磁気ヘッド部10
5,105が取り付けられている。
53の内方側に位置して、装置本体53に装着される第
1又は第2のディスクカートリッジ1,21と対向する
ように配設されている。そして、磁気ヘッド装置100
は、ディスクテーブル64上にローディングされた第1
又は第2のフレキシブルディスク2,22の信号記録部
が形成された両主面側にそれぞれ延長される第1及び第
2のヘッド支持アーム102,103を備え、これらヘ
ッド支持アーム102,103の先端側に第1又は第2
のフレキシブルディスク2,22の両主面に形成された
信号記録部にそれぞれアクセスする磁気ヘッド部10
5,105が取り付けられている。
【0076】本発明に係る磁気ヘッド装置100をさら
に詳細に説明すると、この磁気ヘッド装置100は、図
7乃至図9に示すように、磁気ヘッド部105,105
を支持した第1及び第2のヘッド支持アーム102,1
03が連結され、これらヘッド支持アーム102,10
3と一体にディスクテーブル64上にローディングされ
た第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の径方
向に移動操作されるヘッドキャリッジ本体106を備え
る。
に詳細に説明すると、この磁気ヘッド装置100は、図
7乃至図9に示すように、磁気ヘッド部105,105
を支持した第1及び第2のヘッド支持アーム102,1
03が連結され、これらヘッド支持アーム102,10
3と一体にディスクテーブル64上にローディングされ
た第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の径方
向に移動操作されるヘッドキャリッジ本体106を備え
る。
【0077】ヘッドキャリッジ本体106は、合成樹脂
やアルミニウム、マグネシウム合金などの合成を有する
材料を用いて形成されている。ヘッドキャリッジ本体1
06は、ディスクテーブル64上にローディングされる
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の径方向
と平行にベース54上に配設される主ガイド軸107及
び図示しない副ガイド軸に支持されてに支持されてい
る。ヘッドキャリッジ本体106の基端部側の両側には
一対のコイル支持片108,109が突設され、これら
コイル支持片108,109を介して、ベース54上に
配設される図示しないボイスコイルモータのヨークに挿
通される駆動用コイル110,111が取り付けられて
いる。ヘッドキャリッジ本体106は、駆動用コイル1
10,111に駆動電流が供給されることにより、ディ
スクテーブル64上にローディングされた第1又は第2
のフレキシブルディスク2,22の径方向に移動操作さ
れる。
やアルミニウム、マグネシウム合金などの合成を有する
材料を用いて形成されている。ヘッドキャリッジ本体1
06は、ディスクテーブル64上にローディングされる
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の径方向
と平行にベース54上に配設される主ガイド軸107及
び図示しない副ガイド軸に支持されてに支持されてい
る。ヘッドキャリッジ本体106の基端部側の両側には
一対のコイル支持片108,109が突設され、これら
コイル支持片108,109を介して、ベース54上に
配設される図示しないボイスコイルモータのヨークに挿
通される駆動用コイル110,111が取り付けられて
いる。ヘッドキャリッジ本体106は、駆動用コイル1
10,111に駆動電流が供給されることにより、ディ
スクテーブル64上にローディングされた第1又は第2
のフレキシブルディスク2,22の径方向に移動操作さ
れる。
【0078】ヘッドキャリッジ本体106に連結される
第1及び第2のヘッド支持アーム102,103は、ヘ
ッドキャリッジ本体106への連結部となる連結板11
2と連結板112の先端側に取り付けられるヘッド支持
バネ113とから構成されている。連結板112は、合
成樹脂やアルミニウム、マグネシウム合金などの合成を
有する材料を用いて形成され、ヘッド支持バネ113
は、板バネを用いて形成されている。ヘッド支持バネ1
13は、図7に示すように、先端側に向かって先細り状
となす略三角形状に形成され、その先端側に磁気ヘッド
部105が取り付けられている。磁気ヘッド部105が
取り付けられたヘッド支持バネ113は、基端部側を連
結板112の先端側に固定ネジ114を用いて固定され
ている。
第1及び第2のヘッド支持アーム102,103は、ヘ
ッドキャリッジ本体106への連結部となる連結板11
2と連結板112の先端側に取り付けられるヘッド支持
バネ113とから構成されている。連結板112は、合
成樹脂やアルミニウム、マグネシウム合金などの合成を
有する材料を用いて形成され、ヘッド支持バネ113
は、板バネを用いて形成されている。ヘッド支持バネ1
13は、図7に示すように、先端側に向かって先細り状
となす略三角形状に形成され、その先端側に磁気ヘッド
部105が取り付けられている。磁気ヘッド部105が
取り付けられたヘッド支持バネ113は、基端部側を連
結板112の先端側に固定ネジ114を用いて固定され
ている。
【0079】第1のヘッド支持アーム102を構成する
連結板112は、ヘッドキャリッジ本体106の下端側
一側から一体に延長されている。すなわち、第1のヘッ
ド支持アーム102は、図10に示すように、ヘッドキ
ャリッジ本体106に固定された状態で、ディスクテー
ブル64上にローディングされる第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22の下方側の主面に向かって延長
されている。
連結板112は、ヘッドキャリッジ本体106の下端側
一側から一体に延長されている。すなわち、第1のヘッ
ド支持アーム102は、図10に示すように、ヘッドキ
ャリッジ本体106に固定された状態で、ディスクテー
ブル64上にローディングされる第1又は第2のフレキ
シブルディスク2,22の下方側の主面に向かって延長
されている。
【0080】一方、第2のヘッド支持アーム103は、
先端側に取り付けた磁気ヘッド部105が第1のヘッド
支持アーム102側の磁気ヘッド部105に近接離間す
る図10及び図11中矢印E方向及び矢印F方向に回動
可能にヘッドキャリッジ本体106に支持されている。
すなわち、第2のヘッド支持アーム103は、連結板1
12の基端部側の両側に突設した図示しない一対の支軸
をヘッドキャリッジ本体106の上端面側に形成した図
示しない軸係合溝に係合して取り付けられることによ
り、これら支軸を中心にして図10及び図11中矢印E
方向及び矢印F方向に回動可能に取り付けられている。
先端側に取り付けた磁気ヘッド部105が第1のヘッド
支持アーム102側の磁気ヘッド部105に近接離間す
る図10及び図11中矢印E方向及び矢印F方向に回動
可能にヘッドキャリッジ本体106に支持されている。
すなわち、第2のヘッド支持アーム103は、連結板1
12の基端部側の両側に突設した図示しない一対の支軸
をヘッドキャリッジ本体106の上端面側に形成した図
示しない軸係合溝に係合して取り付けられることによ
り、これら支軸を中心にして図10及び図11中矢印E
方向及び矢印F方向に回動可能に取り付けられている。
【0081】第2のヘッド支持アーム103は、上述し
たカートリッジホルダ71のベース54に対する昇降操
作に連動して図10及び図11中矢印E方向及び矢印F
方向に回動操作される。第2のヘッド支持アーム103
は、連結板112の先端側の両側に突設した係止片11
7,117を、図6に示すように、カートリッジホルダ
71に形成した磁気ヘッド装置進入用開口部118の両
側に係止させることによりカートリッジホルダ71の昇
降に連動して図10及び図11中矢印E方向及び矢印F
方向に回動操作される。
たカートリッジホルダ71のベース54に対する昇降操
作に連動して図10及び図11中矢印E方向及び矢印F
方向に回動操作される。第2のヘッド支持アーム103
は、連結板112の先端側の両側に突設した係止片11
7,117を、図6に示すように、カートリッジホルダ
71に形成した磁気ヘッド装置進入用開口部118の両
側に係止させることによりカートリッジホルダ71の昇
降に連動して図10及び図11中矢印E方向及び矢印F
方向に回動操作される。
【0082】また、第2のヘッド支持アーム103は、
図8に示すように、連結板112とヘッドキャリッジ本
体106との間に亘って配設されたねじりコイルバネ1
20により、先端側の磁気ヘッド部105が第1のヘッ
ド支持アーム102側の磁気ヘッド部105に近接する
図10中矢印E方向に回動付勢されている。
図8に示すように、連結板112とヘッドキャリッジ本
体106との間に亘って配設されたねじりコイルバネ1
20により、先端側の磁気ヘッド部105が第1のヘッ
ド支持アーム102側の磁気ヘッド部105に近接する
図10中矢印E方向に回動付勢されている。
【0083】なお、第2のヘッド支持アーム103を回
動付勢するねじりコイルバネ120は、図8に示すよう
に、ヘッドキャリッジ本体106の上端面側に固定ネジ
121を介して取り付けられる支持板122により支持
されて、ヘッドキャリッジ本体106からの脱落が防止
されている。
動付勢するねじりコイルバネ120は、図8に示すよう
に、ヘッドキャリッジ本体106の上端面側に固定ネジ
121を介して取り付けられる支持板122により支持
されて、ヘッドキャリッジ本体106からの脱落が防止
されている。
【0084】そして、第2のヘッド支持アーム103
は、カートリッジホルダ71がベース54から上昇さ
れ、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の挿
脱を可能となすイジェクト位置に上昇されたとき、上記
支軸を中心にして図11中矢印F方向に回動される。こ
のとき、第2のヘッド支持アーム103と第1のヘッド
支持アーム102との間に、第1及び第2のヘッド支持
アーム102,103の先端側に取り付けた磁気ヘッド
部105,105に接触させることなく第1又は第2の
ディスクカートリッジ1,21を挿入されるに足る空間
H2が構成される。
は、カートリッジホルダ71がベース54から上昇さ
れ、第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の挿
脱を可能となすイジェクト位置に上昇されたとき、上記
支軸を中心にして図11中矢印F方向に回動される。こ
のとき、第2のヘッド支持アーム103と第1のヘッド
支持アーム102との間に、第1及び第2のヘッド支持
アーム102,103の先端側に取り付けた磁気ヘッド
部105,105に接触させることなく第1又は第2の
ディスクカートリッジ1,21を挿入されるに足る空間
H2が構成される。
【0085】また、第2のヘッド支持アーム103は、
カートリッジホルダ71に第1又は第2のディスクカー
トリッジ1,21が挿入され、カートリッジホルダ71
がベース54側に降下されると、ねじりコイルバネ12
0の付勢力を受け、カートリッジホルダ71の降下に連
動して上記支軸を中心にして図10中矢印E方向に回動
される。第2のヘッド支持アーム103が図11中矢印
E方向に回動されると、この第2のヘッド支持アーム1
03の先端側に取り付けられた磁気ヘッド部105が、
図10に示すように、カートリッジホルダ71に保持さ
れた第1又は第2のディスクカートリッジ1,21内に
開放された記録及び/又は再生用の開口部9,10又は
29,30を介して進入し、ディスクテーブル64上に
ローディングされる第1又は第2のフレキシブルディス
ク2,22の上方側の主面に接触する。
カートリッジホルダ71に第1又は第2のディスクカー
トリッジ1,21が挿入され、カートリッジホルダ71
がベース54側に降下されると、ねじりコイルバネ12
0の付勢力を受け、カートリッジホルダ71の降下に連
動して上記支軸を中心にして図10中矢印E方向に回動
される。第2のヘッド支持アーム103が図11中矢印
E方向に回動されると、この第2のヘッド支持アーム1
03の先端側に取り付けられた磁気ヘッド部105が、
図10に示すように、カートリッジホルダ71に保持さ
れた第1又は第2のディスクカートリッジ1,21内に
開放された記録及び/又は再生用の開口部9,10又は
29,30を介して進入し、ディスクテーブル64上に
ローディングされる第1又は第2のフレキシブルディス
ク2,22の上方側の主面に接触する。
【0086】カートリッジホルダ71がベース54側に
降下し、このカートリッジホルダ71に保持された第1
又は第2のディスクカートリッジ1,21がベース54
上に構成されたカートリッジ装着部75に装着される
と、第1のヘッド支持アーム102の先端側に取り付け
られた磁気ヘッド部105が、図10に示すように、カ
ートリッジホルダ71に保持された第1又は第2のディ
スクカートリッジ1,21内に、開放された記録及び/
又は再生用の開口部9,10又は29,30を介して進
入し、ディスクテーブル64上にローディングされる第
1又は第2のフレキシブルディスク2,22の下方側の
主面に接触する。
降下し、このカートリッジホルダ71に保持された第1
又は第2のディスクカートリッジ1,21がベース54
上に構成されたカートリッジ装着部75に装着される
と、第1のヘッド支持アーム102の先端側に取り付け
られた磁気ヘッド部105が、図10に示すように、カ
ートリッジホルダ71に保持された第1又は第2のディ
スクカートリッジ1,21内に、開放された記録及び/
又は再生用の開口部9,10又は29,30を介して進
入し、ディスクテーブル64上にローディングされる第
1又は第2のフレキシブルディスク2,22の下方側の
主面に接触する。
【0087】第1及び第2のヘッド支持アーム102,
103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,10
5がディスクテーブル64上の第1又は第2の磁気ディ
スク2,22の両主面に接触されたとき、第1及び第2
のヘッド支持アーム102,103は、図10に示すよ
うに、カートリッジ装着部75に装着された第1又は第
2のディスクカートリッジ1,21に接触することなく
第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の上下面
上に延在されている。すなわち、これら磁気ヘッド部1
05,105は、第1及び第2のヘッド支持アーム10
2,103が第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21に接触することなく第1又は第2のディスクカート
リッジ1,21の上下面上に延在された状態でカートリ
ッジ本体7,27内に進入し、カートリッジ本体7,2
7の上下面の中間位置で回転駆動される第1又は第2の
フレキシブルディスク2,22の両主面に接触し得る高
さH3を有するように形成されている。
103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,10
5がディスクテーブル64上の第1又は第2の磁気ディ
スク2,22の両主面に接触されたとき、第1及び第2
のヘッド支持アーム102,103は、図10に示すよ
うに、カートリッジ装着部75に装着された第1又は第
2のディスクカートリッジ1,21に接触することなく
第1又は第2のディスクカートリッジ1,21の上下面
上に延在されている。すなわち、これら磁気ヘッド部1
05,105は、第1及び第2のヘッド支持アーム10
2,103が第1又は第2のディスクカートリッジ1,
21に接触することなく第1又は第2のディスクカート
リッジ1,21の上下面上に延在された状態でカートリ
ッジ本体7,27内に進入し、カートリッジ本体7,2
7の上下面の中間位置で回転駆動される第1又は第2の
フレキシブルディスク2,22の両主面に接触し得る高
さH3を有するように形成されている。
【0088】また、磁気ヘッド装置100の裏面側に
は、図9に示すように、キャリッジ本体106上に位置
して、第1のフレキシブルディスク2又は第2のフレキ
シブルディスク22に記録すべきデータを磁気ヘッド部
105に供給し、又は磁気ヘッド部105により第1の
フレキシブルディスク2又は第2のフレキシブルディス
ク22から読み出されたデータを電子回路基板70に設
けられた図示しない信号処理回路に供給するための記録
再生用IC回路123が設けられている。この記録再生
用IC回路123は、例えば可撓性を有するフレキシブ
ル配線基板上にICチップ等の電子部品が搭載されてな
り、磁気ヘッド装置100の裏面側のキャリッジ本体1
06上に、接着剤等により取り付けられている。また、
この記録再生用IC回路123は、図示しないコネクタ
を備えており、このコネクタを介して電子回路基板70
上に設けられた図示しない信号処理回路に接続される。
は、図9に示すように、キャリッジ本体106上に位置
して、第1のフレキシブルディスク2又は第2のフレキ
シブルディスク22に記録すべきデータを磁気ヘッド部
105に供給し、又は磁気ヘッド部105により第1の
フレキシブルディスク2又は第2のフレキシブルディス
ク22から読み出されたデータを電子回路基板70に設
けられた図示しない信号処理回路に供給するための記録
再生用IC回路123が設けられている。この記録再生
用IC回路123は、例えば可撓性を有するフレキシブ
ル配線基板上にICチップ等の電子部品が搭載されてな
り、磁気ヘッド装置100の裏面側のキャリッジ本体1
06上に、接着剤等により取り付けられている。また、
この記録再生用IC回路123は、図示しないコネクタ
を備えており、このコネクタを介して電子回路基板70
上に設けられた図示しない信号処理回路に接続される。
【0089】また、第1及び第2のヘッド支持アーム1
02,103の磁気ヘッド部105,105が取り付け
られた先端側には、図7乃至図9に示すように、ヘッド
支持バネ113上に位置して、可撓性を有するフレキシ
ブル配線基板124が設けられている。このフレキシブ
ル配線基板124は、上記記録再生用IC回路123と
磁気ヘッド部105との中継基板となるものであり、一
端部がヘッド支持バネ113の基端側に位置し、他端部
がヘッド支持バネ113の先端側と磁気ヘッド部105
上とに跨って設けられている。
02,103の磁気ヘッド部105,105が取り付け
られた先端側には、図7乃至図9に示すように、ヘッド
支持バネ113上に位置して、可撓性を有するフレキシ
ブル配線基板124が設けられている。このフレキシブ
ル配線基板124は、上記記録再生用IC回路123と
磁気ヘッド部105との中継基板となるものであり、一
端部がヘッド支持バネ113の基端側に位置し、他端部
がヘッド支持バネ113の先端側と磁気ヘッド部105
上とに跨って設けられている。
【0090】このフレキシブル配線基板124の一端部
には、上記記録再生用IC回路123とこのフレキシブ
ル配線基板124とを電気的に接続するための接続線材
125,125の一端がはんだ付けされる第1の端子領
域126が設けられている。すなわち、フレキシブル配
線基板124と記録再生用IC回路123とは、一端が
フレキシブル配線基板124の第1の端子領域126に
接続され、他端が記録再生用IC回路123に接続され
る接続線材125,125を介して電気的に接続され
る。
には、上記記録再生用IC回路123とこのフレキシブ
ル配線基板124とを電気的に接続するための接続線材
125,125の一端がはんだ付けされる第1の端子領
域126が設けられている。すなわち、フレキシブル配
線基板124と記録再生用IC回路123とは、一端が
フレキシブル配線基板124の第1の端子領域126に
接続され、他端が記録再生用IC回路123に接続され
る接続線材125,125を介して電気的に接続され
る。
【0091】また、フレキシブル配線基板124の他端
部には、磁気ヘッド部105上に位置して、磁気ヘッド
部105の備える後述するコイルを構成する線材の一端
部がはんだ付けされる第2の端子領域127が設けられ
ている。磁気ヘッド部105は、コイルを構成する線材
の一端部がこのフレキシブル配線基板124の第2の端
子領域127にはんだ付けされることにより、フレキシ
ブル配線基板124、接続線材125、記録再生用IC
回路123を介して、電子回路基板70上に設けられた
図示しない信号処理回路に接続される。
部には、磁気ヘッド部105上に位置して、磁気ヘッド
部105の備える後述するコイルを構成する線材の一端
部がはんだ付けされる第2の端子領域127が設けられ
ている。磁気ヘッド部105は、コイルを構成する線材
の一端部がこのフレキシブル配線基板124の第2の端
子領域127にはんだ付けされることにより、フレキシ
ブル配線基板124、接続線材125、記録再生用IC
回路123を介して、電子回路基板70上に設けられた
図示しない信号処理回路に接続される。
【0092】磁気ヘッド部 次に、第1及び第2のヘッド支持アーム102,103
の先端側に取り付けられる磁気ヘッド部105について
説明する。各ヘッド支持アーム102,103の先端側
に取り付けられる磁気ヘッド部105は共通の構成を有
するので、以下の説明では一方のみを挙げて説明する。
の先端側に取り付けられる磁気ヘッド部105について
説明する。各ヘッド支持アーム102,103の先端側
に取り付けられる磁気ヘッド部105は共通の構成を有
するので、以下の説明では一方のみを挙げて説明する。
【0093】本発明に係る磁気ディスク装置に用いられ
る磁気ヘッド部105は、図12に示すように、低容量
の記録容量を有し、低記録密度型の第1のフレキシブル
ディスク2がディスクテーブル64にローディングされ
たとき、この第1のフレキシブルディスク2に対しデー
タの記録及び/又は再生を行うために用いられる第1の
ヘッドチップ131と、高容量の記録容量を有し高記録
密度型の第2のフレキシブルディスク22がディスクテ
ーブル64にローディングされたとき、この第2のフレ
キシブルディスク22に対しデータの記録及び/又は再
生を行う高記録密度用の第2のヘッドチップ132が組
み込まれたヘッドスライダ133を備える。
る磁気ヘッド部105は、図12に示すように、低容量
の記録容量を有し、低記録密度型の第1のフレキシブル
ディスク2がディスクテーブル64にローディングされ
たとき、この第1のフレキシブルディスク2に対しデー
タの記録及び/又は再生を行うために用いられる第1の
ヘッドチップ131と、高容量の記録容量を有し高記録
密度型の第2のフレキシブルディスク22がディスクテ
ーブル64にローディングされたとき、この第2のフレ
キシブルディスク22に対しデータの記録及び/又は再
生を行う高記録密度用の第2のヘッドチップ132が組
み込まれたヘッドスライダ133を備える。
【0094】ヘッドスライダ133の第1又は第2のフ
レキシブルディスク2,22と対向する面とは反対側の
基端面側には、図12に示すように、磁気ヘッド部10
5の基部を構成するコア形成部材135と、このコア形
成部材135の両側に取り付けられる第1及び第2のボ
ビン139,140とからなる第1のコア部138が設
けられる。
レキシブルディスク2,22と対向する面とは反対側の
基端面側には、図12に示すように、磁気ヘッド部10
5の基部を構成するコア形成部材135と、このコア形
成部材135の両側に取り付けられる第1及び第2のボ
ビン139,140とからなる第1のコア部138が設
けられる。
【0095】磁気ヘッド部105を構成するヘッドスラ
イダ133は、第2のヘッドチップ132が組み込まれ
た第1のスライダ部146と、この第1のスライダ部1
46と第1のヘッドチップ131との間に配される第2
のスライダ部147と、この第2のスライダ部147と
ともに第1のヘッドチップ131を挟み込むように配さ
れる第3のスライダ部148とから構成される。すなわ
ち、ヘッドスライダ133は、図12及び図13に示す
ように、中央に配設される第2のスライダ部147の両
側に第1のスライダ部146と第1のヘッドチップ13
1をそれぞれ接合し、さらに第1のヘッドチップ131
の側面に第3のスライダ部137を接合して構成されて
いる。
イダ133は、第2のヘッドチップ132が組み込まれ
た第1のスライダ部146と、この第1のスライダ部1
46と第1のヘッドチップ131との間に配される第2
のスライダ部147と、この第2のスライダ部147と
ともに第1のヘッドチップ131を挟み込むように配さ
れる第3のスライダ部148とから構成される。すなわ
ち、ヘッドスライダ133は、図12及び図13に示す
ように、中央に配設される第2のスライダ部147の両
側に第1のスライダ部146と第1のヘッドチップ13
1をそれぞれ接合し、さらに第1のヘッドチップ131
の側面に第3のスライダ部137を接合して構成されて
いる。
【0096】ヘッドスライダ133の第1又は第2のフ
レキシブルディスク2,22と対向する面側には、この
ヘッドスライダ133を用いて構成された磁気ヘッド部
105が第1及び第2のヘッド支持アーム102,10
3に取り付けられて磁気ディスク装置に配設されたと
き、第1及び第2のフレキシブルディスク2,22に形
成される図12に示す記録トラックの接線方向Rと略平
行に2本のレール部149,150が互いに平行に形成
されている。これらレール部149,150は、第2の
フレキシブルディスク22が図12中矢印R方向に36
00rpm程度の回転速度で回転されたとき、この第2
のフレキシブルディスク22に近接されたヘッドスライ
ダ133と第2のフレキシブルディスク22との間にエ
アーフィルムを形成し、ヘッドスライダ133を第2の
フレキシブルディスク22の主面から浮上させる機能を
有する。
レキシブルディスク2,22と対向する面側には、この
ヘッドスライダ133を用いて構成された磁気ヘッド部
105が第1及び第2のヘッド支持アーム102,10
3に取り付けられて磁気ディスク装置に配設されたと
き、第1及び第2のフレキシブルディスク2,22に形
成される図12に示す記録トラックの接線方向Rと略平
行に2本のレール部149,150が互いに平行に形成
されている。これらレール部149,150は、第2の
フレキシブルディスク22が図12中矢印R方向に36
00rpm程度の回転速度で回転されたとき、この第2
のフレキシブルディスク22に近接されたヘッドスライ
ダ133と第2のフレキシブルディスク22との間にエ
アーフィルムを形成し、ヘッドスライダ133を第2の
フレキシブルディスク22の主面から浮上させる機能を
有する。
【0097】ディスクテーブル64上にローディングさ
れ、このディスクテーブル64と一体に回転駆動される
フレキシブルディスク2,22が図12中矢印R方向に
回転するとき、レール部149,150のフレキシブル
ディスク2,22が進入する側に、図12に示すよう
に、フロントテーパ部151,151が形成され、フレ
キシブルディスク2,22の退出側にリアテーパ部15
2,152が形成されている。フロントテーパ部15
1,151は、ヘッドスライダ133がフレキシブルデ
ィスク2,22の主面に平行に接触した状態にあると
き、フレキシブルディスク2,22の主面に対して、例
えば約0.5゜の傾斜角度を有するように形成され、リ
アテーパ部152,152は、フレキシブルディスク
2,22の主面に表面に対して、例えば約10゜の傾斜
角度を有するように形成されている。
れ、このディスクテーブル64と一体に回転駆動される
フレキシブルディスク2,22が図12中矢印R方向に
回転するとき、レール部149,150のフレキシブル
ディスク2,22が進入する側に、図12に示すよう
に、フロントテーパ部151,151が形成され、フレ
キシブルディスク2,22の退出側にリアテーパ部15
2,152が形成されている。フロントテーパ部15
1,151は、ヘッドスライダ133がフレキシブルデ
ィスク2,22の主面に平行に接触した状態にあると
き、フレキシブルディスク2,22の主面に対して、例
えば約0.5゜の傾斜角度を有するように形成され、リ
アテーパ部152,152は、フレキシブルディスク
2,22の主面に表面に対して、例えば約10゜の傾斜
角度を有するように形成されている。
【0098】ヘッドスライダ133を構成する第1のヘ
ッドチップ131は、その長手方向の略中心付近に記録
再生用ヘッド部153と消去用ヘッド部154が設けら
れている。消去用ヘッド部154は、フレキシブルディ
スク2,22が図12中矢印R方向に回転するとき、記
録再生用ヘッド部153よりもフレキシブルディスク
2,22の回転方向の下流側に位置して設けられてい
る。
ッドチップ131は、その長手方向の略中心付近に記録
再生用ヘッド部153と消去用ヘッド部154が設けら
れている。消去用ヘッド部154は、フレキシブルディ
スク2,22が図12中矢印R方向に回転するとき、記
録再生用ヘッド部153よりもフレキシブルディスク
2,22の回転方向の下流側に位置して設けられてい
る。
【0099】第1のヘッドチップ131に設けられる記
録再生用ヘッド部153は、第1のフレキシブルディス
ク2に形成される記録トラックのトラック幅よりやや大
きな幅の磁気ギャップG1を有する。また、消去用ヘッ
ド部154は、記録再生用ヘッド部153の磁気ギャッ
プG1よりも第1のフレキシブルディスク2の回転方向
の下流側に位置し、この磁気ギャップG1の幅方向の両
端部に位置する部分に磁気ギャップG2,G3を有す
る。
録再生用ヘッド部153は、第1のフレキシブルディス
ク2に形成される記録トラックのトラック幅よりやや大
きな幅の磁気ギャップG1を有する。また、消去用ヘッ
ド部154は、記録再生用ヘッド部153の磁気ギャッ
プG1よりも第1のフレキシブルディスク2の回転方向
の下流側に位置し、この磁気ギャップG1の幅方向の両
端部に位置する部分に磁気ギャップG2,G3を有す
る。
【0100】第1のフレキシブルディスク2に対しデー
タの記録再生を行う第1のヘッドチップ131は、第1
のフレキシブルディスク2に対しデータの記録を行う場
合には、記録再生用ヘッド部153の磁気ギャップG1
により第1のフレキシブルディスク2に対しデータの記
録を行い、消去用ヘッド部154の磁気ギャップG2,
G3により、記録再生用ヘッド部153によりデータが
記録されることにより形成される記録トラックの幅方向
の両側を一定幅に亘って消去することにより、互いに隣
接する記録トラック間にガードバンドを形成している。
タの記録再生を行う第1のヘッドチップ131は、第1
のフレキシブルディスク2に対しデータの記録を行う場
合には、記録再生用ヘッド部153の磁気ギャップG1
により第1のフレキシブルディスク2に対しデータの記
録を行い、消去用ヘッド部154の磁気ギャップG2,
G3により、記録再生用ヘッド部153によりデータが
記録されることにより形成される記録トラックの幅方向
の両側を一定幅に亘って消去することにより、互いに隣
接する記録トラック間にガードバンドを形成している。
【0101】また、ヘッドスライダ133を構成する第
1のスライダ部146に組み込まれた第2のヘッドチッ
プ132としては、例えば、MIG(Metal in Gap)ヘッ
ドが用いられ、上述した記録再生用ヘッド部153より
も幅狭な記録トラックを形成することができる磁気ギャ
ップを有する。この第1のスライダ部146は、この第
2のヘッドチップ132がセラミック等を用いて形成さ
れたヘッドスライダ133に埋め込まれることにより形
成される。
1のスライダ部146に組み込まれた第2のヘッドチッ
プ132としては、例えば、MIG(Metal in Gap)ヘッ
ドが用いられ、上述した記録再生用ヘッド部153より
も幅狭な記録トラックを形成することができる磁気ギャ
ップを有する。この第1のスライダ部146は、この第
2のヘッドチップ132がセラミック等を用いて形成さ
れたヘッドスライダ133に埋め込まれることにより形
成される。
【0102】第2のヘッドチップ132が組み込まれた
第1のスライダ部146には、図12及び図14に示す
ように、第2のヘッドチップ132の一部を外方へ露出
させる切欠き凹部155が形成されている。この切欠き
凹部155内において、第2のヘッドチップ132の磁
気コアである第2のコア部を構成する部分の一部が外方
へ臨まされる。そして、この切欠き凹部155を介して
外方に臨まされる第2のヘッドチップ132の一部に
は、図14に示すように、第2のヘッドチップ132用
のコイル156が巻装されている。
第1のスライダ部146には、図12及び図14に示す
ように、第2のヘッドチップ132の一部を外方へ露出
させる切欠き凹部155が形成されている。この切欠き
凹部155内において、第2のヘッドチップ132の磁
気コアである第2のコア部を構成する部分の一部が外方
へ臨まされる。そして、この切欠き凹部155を介して
外方に臨まされる第2のヘッドチップ132の一部に
は、図14に示すように、第2のヘッドチップ132用
のコイル156が巻装されている。
【0103】上述したヘッドスライダ133に取り付け
られるコア形成部材135は、図12に示すように、磁
性体からなる略コ字状に形成された連結部157と、連
結部157の端部上に略垂直に立設された非磁性体から
なる第1及び第2の脚部145,160と、連結部15
7の一側に略垂直に立設された磁性体からなる第3、第
4及び第5の脚部161,162及び163とを備え
る。ここで、第3及び第5の脚部161,165は、連
結部157のコーナ部に位置して立設され、第4の脚部
162は、第3の脚部161と第5の脚部163との間
に立設されている。第4の脚部162のヘッドスライダ
133と対向する上端面側には、溝部164が形成さ
れ、この溝部164の両側に第1及び第2の突部16
5,166が形成されている。
られるコア形成部材135は、図12に示すように、磁
性体からなる略コ字状に形成された連結部157と、連
結部157の端部上に略垂直に立設された非磁性体から
なる第1及び第2の脚部145,160と、連結部15
7の一側に略垂直に立設された磁性体からなる第3、第
4及び第5の脚部161,162及び163とを備え
る。ここで、第3及び第5の脚部161,165は、連
結部157のコーナ部に位置して立設され、第4の脚部
162は、第3の脚部161と第5の脚部163との間
に立設されている。第4の脚部162のヘッドスライダ
133と対向する上端面側には、溝部164が形成さ
れ、この溝部164の両側に第1及び第2の突部16
5,166が形成されている。
【0104】そして、コア形成部材135には、筒状に
形成され、両端にフランジ部139a,139bが形成
された第1のボビン139が取り付けられ、このボビン
129の周面に第1のコイル141が巻回されている。
第1のボビン139は、中心部に、第3の脚部161が
挿通し得るように、第3の脚部161に対応する貫通孔
139cが形成されている。
形成され、両端にフランジ部139a,139bが形成
された第1のボビン139が取り付けられ、このボビン
129の周面に第1のコイル141が巻回されている。
第1のボビン139は、中心部に、第3の脚部161が
挿通し得るように、第3の脚部161に対応する貫通孔
139cが形成されている。
【0105】また、コア形成部材135には、第1のボ
ビン139と同様に、筒状に形成され、両端にフランジ
部140a,140bが形成された第2のボビン140
が設けられ、このボビン140の周面に第2のコイル1
42が巻回されている。第2のボビン140は、中心部
に、第5の脚部163が挿通し得るように、第5の脚部
163に対応する貫通孔140cが形成されている。
ビン139と同様に、筒状に形成され、両端にフランジ
部140a,140bが形成された第2のボビン140
が設けられ、このボビン140の周面に第2のコイル1
42が巻回されている。第2のボビン140は、中心部
に、第5の脚部163が挿通し得るように、第5の脚部
163に対応する貫通孔140cが形成されている。
【0106】そして、第1のボビン139及び第2のボ
ビン140は、それぞれ第1及び第2のコイル141,
142を巻回した状態で、貫通孔139c,140cを
第3及び第5の脚部161,163に挿通し、コア形成
部材135の両側に相対向して取り付けられて第1のコ
ア部138を構成する。
ビン140は、それぞれ第1及び第2のコイル141,
142を巻回した状態で、貫通孔139c,140cを
第3及び第5の脚部161,163に挿通し、コア形成
部材135の両側に相対向して取り付けられて第1のコ
ア部138を構成する。
【0107】第1のコア部138は、図14及至図16
に示すように、コア形成部材135に設けた第1〜第5
の脚部159〜163の先端面をヘッドスライダ133
の第1又は第2のフレキシブルディスク2,22対向す
る面とは反対側の下面側に当接させ、エポキシ系樹脂な
どからなる接着剤を用いてヘッドスライダ133に接合
されて一体化される。このとき、第1及び第2の脚部1
59,160は、図14に示すように、ヘッドスライダ
133を構成する第1のスライダ部146の両端部付近
に当接される。また、第3の脚部161は、先端面を第
1のヘッドチップ131を構成する記録再生用ヘッド部
153と磁気的に結合するようにヘッドスライダ133
の下面側に当接され、第5の脚部163は、先端面を第
1のヘッドチップ131を構成する消去用ヘッド部15
4と磁気的に結合するようにヘッドスライダ133の下
面側に当接される。さらにまた、第4の脚部162は、
記録再生用ヘッド部153と消去用ヘッド部154との
間に位置し、第1の突部165の先端面が記録再生用ヘ
ッド部153と磁気的に結合され、第2の突部166の
先端面が消去用ヘッド部154と磁気的に結合されるよ
うにヘッドスライダ133の下面側に当接される。
に示すように、コア形成部材135に設けた第1〜第5
の脚部159〜163の先端面をヘッドスライダ133
の第1又は第2のフレキシブルディスク2,22対向す
る面とは反対側の下面側に当接させ、エポキシ系樹脂な
どからなる接着剤を用いてヘッドスライダ133に接合
されて一体化される。このとき、第1及び第2の脚部1
59,160は、図14に示すように、ヘッドスライダ
133を構成する第1のスライダ部146の両端部付近
に当接される。また、第3の脚部161は、先端面を第
1のヘッドチップ131を構成する記録再生用ヘッド部
153と磁気的に結合するようにヘッドスライダ133
の下面側に当接され、第5の脚部163は、先端面を第
1のヘッドチップ131を構成する消去用ヘッド部15
4と磁気的に結合するようにヘッドスライダ133の下
面側に当接される。さらにまた、第4の脚部162は、
記録再生用ヘッド部153と消去用ヘッド部154との
間に位置し、第1の突部165の先端面が記録再生用ヘ
ッド部153と磁気的に結合され、第2の突部166の
先端面が消去用ヘッド部154と磁気的に結合されるよ
うにヘッドスライダ133の下面側に当接される。
【0108】このように第1のコア部138とヘッドス
ライダ133とが当接されることにより、第3の脚部1
61と第4の脚部162とが記録再生用ヘッド部153
の磁気コアを構成する。すなわち、記録再生用ヘッド部
153は、第1のコイル141が取り付けられた第3の
脚部161と第4の脚部162の第1の突部165との
間に磁路が形成される。また、第1のコア部138とヘ
ッドスライダ133とが当接されることにより、第5の
脚部163と第4の脚部162とが消去用ヘッド部15
4の磁気コアを構成する。すなわち、消去用ヘッド部1
54は、第2のコイル142が取り付けられた第5の脚
部163と第4の脚部162に設けられた第2の突部1
66との間に磁路が形成される。
ライダ133とが当接されることにより、第3の脚部1
61と第4の脚部162とが記録再生用ヘッド部153
の磁気コアを構成する。すなわち、記録再生用ヘッド部
153は、第1のコイル141が取り付けられた第3の
脚部161と第4の脚部162の第1の突部165との
間に磁路が形成される。また、第1のコア部138とヘ
ッドスライダ133とが当接されることにより、第5の
脚部163と第4の脚部162とが消去用ヘッド部15
4の磁気コアを構成する。すなわち、消去用ヘッド部1
54は、第2のコイル142が取り付けられた第5の脚
部163と第4の脚部162に設けられた第2の突部1
66との間に磁路が形成される。
【0109】磁気ヘッド装置100は、上述のように構
成された磁気ヘッド部105を第1及び第2のヘッド支
持アーム102,103の先端側に、揺動可能に支持す
るためのジンバルバネ171を備えている。このジンバ
ルバネ171は、ステンレス板やリン青銅などの薄い金
属板を打ち抜いて形成されなるものであって、図17に
示すように、平板な矩形状に形成され、中央部に磁気ヘ
ッド部105を構成するヘッドスライダ133が取り付
けられるヘッド取付部172が設けられている。
成された磁気ヘッド部105を第1及び第2のヘッド支
持アーム102,103の先端側に、揺動可能に支持す
るためのジンバルバネ171を備えている。このジンバ
ルバネ171は、ステンレス板やリン青銅などの薄い金
属板を打ち抜いて形成されなるものであって、図17に
示すように、平板な矩形状に形成され、中央部に磁気ヘ
ッド部105を構成するヘッドスライダ133が取り付
けられるヘッド取付部172が設けられている。
【0110】また、ジンバルバネ171には、図17に
示すように、ヘッド取付部172の外周囲を囲むように
第1の環状枠部173が形成されている。ヘッド取付部
172は、短辺方向の相対向する両側から突設された一
対の第1の連結部174,175を介して第1の環状枠
部173に連結されている。ヘッド取付部172は、第
1の連結部174,175を回動軸として回動変位可能
となされている。
示すように、ヘッド取付部172の外周囲を囲むように
第1の環状枠部173が形成されている。ヘッド取付部
172は、短辺方向の相対向する両側から突設された一
対の第1の連結部174,175を介して第1の環状枠
部173に連結されている。ヘッド取付部172は、第
1の連結部174,175を回動軸として回動変位可能
となされている。
【0111】さらに、ジンバルバネ171には、図17
に示すように、第1の環状枠部173の外周囲を囲むよ
うに第2の環状枠部176が形成されている。第1の環
状枠部173は、一対の第1の連結部174,175が
設けられた短辺方向と直交する長辺方向の相対向する両
側から突設された一対の第2の連結部177,178を
介して第2の環状枠部176に連結されている。第1の
環状枠部173は、ヘッド取付部172とともに第2の
連結部177,178を回動軸として回動変位可能とな
されている。
に示すように、第1の環状枠部173の外周囲を囲むよ
うに第2の環状枠部176が形成されている。第1の環
状枠部173は、一対の第1の連結部174,175が
設けられた短辺方向と直交する長辺方向の相対向する両
側から突設された一対の第2の連結部177,178を
介して第2の環状枠部176に連結されている。第1の
環状枠部173は、ヘッド取付部172とともに第2の
連結部177,178を回動軸として回動変位可能とな
されている。
【0112】このジンバルバネ171は、図17に示す
ように、磁気ヘッド部105に組み込まれて磁気ヘッド
装置100に取り付けられるとき、第1の連結部17
4,175の連結方向が第1又は第2のフレキシブルデ
ィスク2,22に形成される記録トラックの接線方向R
と平行となされる。
ように、磁気ヘッド部105に組み込まれて磁気ヘッド
装置100に取り付けられるとき、第1の連結部17
4,175の連結方向が第1又は第2のフレキシブルデ
ィスク2,22に形成される記録トラックの接線方向R
と平行となされる。
【0113】また、ジンバルバネ171に形成されたヘ
ッド取付部172には、第1又は第2のフレキシブルデ
ィスク2,22に形成される記録トラックの接線方向R
と平行となされる第1の連結部174,175の連結方
向と平行に、一対の第1及び第2の開口部179,18
0が形成されている。
ッド取付部172には、第1又は第2のフレキシブルデ
ィスク2,22に形成される記録トラックの接線方向R
と平行となされる第1の連結部174,175の連結方
向と平行に、一対の第1及び第2の開口部179,18
0が形成されている。
【0114】上述のように形成されたジンバルバネ17
1は、ヘッドスライダ133と第1のコア部138を備
えた磁気ヘッド部105に取り付けられる。具体的に
は、ジンバルバネ171は、ヘッドスライダ133と第
1のコア部138との間に取り付けられる。このとき、
ヘッドスライダ133は、第1のスライダ部146を第
1の開口部169に位置させ、第1のヘッドチップ13
1を第2の開口部170に位置させ、ジンバルバネ17
1のヘッド取付部172上に取り付けられる。
1は、ヘッドスライダ133と第1のコア部138を備
えた磁気ヘッド部105に取り付けられる。具体的に
は、ジンバルバネ171は、ヘッドスライダ133と第
1のコア部138との間に取り付けられる。このとき、
ヘッドスライダ133は、第1のスライダ部146を第
1の開口部169に位置させ、第1のヘッドチップ13
1を第2の開口部170に位置させ、ジンバルバネ17
1のヘッド取付部172上に取り付けられる。
【0115】そして、第1のコア部138は、第1の開
口部179にコア形成部材135の第1及び第2の脚部
149,150を挿通し、これら脚部149,150の
先端面を第1のスライダ部146の下面側に当接させ、
第2の開口部180にコア形成部材135の第3〜第5
の脚部151,152,153を挿通し、これら第3〜
第5の脚部151,152,153の先端面を第1のヘ
ッドチップ131の下面側に当接させてヘッドスライダ
133に一体化される。この場合にも、コア形成部材1
35は、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いてヘッドスラ
イダ133に接合されて一体化される。
口部179にコア形成部材135の第1及び第2の脚部
149,150を挿通し、これら脚部149,150の
先端面を第1のスライダ部146の下面側に当接させ、
第2の開口部180にコア形成部材135の第3〜第5
の脚部151,152,153を挿通し、これら第3〜
第5の脚部151,152,153の先端面を第1のヘ
ッドチップ131の下面側に当接させてヘッドスライダ
133に一体化される。この場合にも、コア形成部材1
35は、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いてヘッドスラ
イダ133に接合されて一体化される。
【0116】磁気ヘッド部105は、ジンバルバネ17
1の一方の面側にヘッドスライダ133が取り付けら
れ、ジンバルバネ171の他方の面側から第1のコア部
138のコア形成部材135をヘッドスライダ133に
突き当て一体化して形成されてなる。すなわち、この磁
気ヘッド部105においては、ヘッドスライダ133と
第1のコア部138との間である磁気ヘッド部105の
高さ方向の中間に位置して、ジンバルバネ171が配設
されている。
1の一方の面側にヘッドスライダ133が取り付けら
れ、ジンバルバネ171の他方の面側から第1のコア部
138のコア形成部材135をヘッドスライダ133に
突き当て一体化して形成されてなる。すなわち、この磁
気ヘッド部105においては、ヘッドスライダ133と
第1のコア部138との間である磁気ヘッド部105の
高さ方向の中間に位置して、ジンバルバネ171が配設
されている。
【0117】そして、磁気ヘッド部105は、第1及び
第2のヘッド支持アーム102,103の先端側に取り
付けられるスペーサ181の先端面側にジンバルバネ1
71の第2の環状枠部176を接合して、第1及び第2
のヘッド支持アーム102,103に支持される。
第2のヘッド支持アーム102,103の先端側に取り
付けられるスペーサ181の先端面側にジンバルバネ1
71の第2の環状枠部176を接合して、第1及び第2
のヘッド支持アーム102,103に支持される。
【0118】磁気ヘッド部105をヘッド支持アーム1
02,103の先端側に取り付けるためのスペーサ18
1は、図18乃至図21に示すように、矩形の略筒状に
形成されたスペーサ本体182を有し、このスペーサ本
体182の基端部側の一側からスペーサ本体182の中
心に向かって突設された突出部183の先端部に略半球
状をなすピボット184を突設している。
02,103の先端側に取り付けるためのスペーサ18
1は、図18乃至図21に示すように、矩形の略筒状に
形成されたスペーサ本体182を有し、このスペーサ本
体182の基端部側の一側からスペーサ本体182の中
心に向かって突設された突出部183の先端部に略半球
状をなすピボット184を突設している。
【0119】スペーサ181を構成するスペーサ本体1
82は、磁気ヘッド部105の第1のコア部138を収
納するに足る大きさの筒状に形成され、ジンバルバネ1
71の第2の環状枠部176と略等しい大きさに形成さ
れている。また、突出部183の先端部に形成されたピ
ボット184は、図19に示すように、先端がスペーサ
本体182の先端側のジンバルバネ171が取り付けら
れるバネ取り付け面182aから僅かに突出する高さを
有する。
82は、磁気ヘッド部105の第1のコア部138を収
納するに足る大きさの筒状に形成され、ジンバルバネ1
71の第2の環状枠部176と略等しい大きさに形成さ
れている。また、突出部183の先端部に形成されたピ
ボット184は、図19に示すように、先端がスペーサ
本体182の先端側のジンバルバネ171が取り付けら
れるバネ取り付け面182aから僅かに突出する高さを
有する。
【0120】このように構成されたスペーサ181は合
成樹脂により形成され、スペーサ本体182、突出部1
83及びピボット184が一体に成形される。なお、こ
のスペーサ181は、第1及び第2のヘッド支持アーム
102,103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部10
5,105がディスクテーブル64上の第1又は第2の
フレキシブルディスク2,22の両主面に接触されたと
き、第1及び第2のヘッド支持アーム102,103が
カートリッジ装着部75に装着された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ1,21に接触することなく第1又
は第2のディスクカートリッジ1,21の上下面上に延
在させるに足る高さを有するように形成されている。
成樹脂により形成され、スペーサ本体182、突出部1
83及びピボット184が一体に成形される。なお、こ
のスペーサ181は、第1及び第2のヘッド支持アーム
102,103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部10
5,105がディスクテーブル64上の第1又は第2の
フレキシブルディスク2,22の両主面に接触されたと
き、第1及び第2のヘッド支持アーム102,103が
カートリッジ装着部75に装着された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ1,21に接触することなく第1又
は第2のディスクカートリッジ1,21の上下面上に延
在させるに足る高さを有するように形成されている。
【0121】そして、スペーサ181には、図22乃至
図25に示すように、磁気ヘッド部105を支持したジ
ンバルバネ171が取り付けられる。ジンバルバネ17
1は、一方の面側に取り付けたヘッドスライダ133を
上方に向け、第2の環状枠部176の他方の面側をスペ
ーサ本体182の先端側のバネ取り付け面182aに接
合し、ヘッド取付部172をピボット184上に載置さ
せてスペーサ181の先端側に取り付けられる。このよ
うにジンバルバネ171をスペーサ181に取り付ける
ことにより、ヘッド取付部172の略中心部がバネ取り
付け面182aから僅かに突出する高さを有するピボッ
ト184により支持される。
図25に示すように、磁気ヘッド部105を支持したジ
ンバルバネ171が取り付けられる。ジンバルバネ17
1は、一方の面側に取り付けたヘッドスライダ133を
上方に向け、第2の環状枠部176の他方の面側をスペ
ーサ本体182の先端側のバネ取り付け面182aに接
合し、ヘッド取付部172をピボット184上に載置さ
せてスペーサ181の先端側に取り付けられる。このよ
うにジンバルバネ171をスペーサ181に取り付ける
ことにより、ヘッド取付部172の略中心部がバネ取り
付け面182aから僅かに突出する高さを有するピボッ
ト184により支持される。
【0122】ヘッド取付部172は、略中心部をピボッ
ト184により一点で支持されるため、ピボット184
を支点にして、一対の第1の連結部174,175及び
一対の第2の連結部177,178を回動軸として互い
に直交する2軸方向に回動変位される。これにより、ジ
ンバルバネ171のヘッド取付部172に取り付けられ
たヘッドスライダ133とこのヘッドスライダ133に
接合された第1のコア部138は、揺動変位が可能とな
される。
ト184により一点で支持されるため、ピボット184
を支点にして、一対の第1の連結部174,175及び
一対の第2の連結部177,178を回動軸として互い
に直交する2軸方向に回動変位される。これにより、ジ
ンバルバネ171のヘッド取付部172に取り付けられ
たヘッドスライダ133とこのヘッドスライダ133に
接合された第1のコア部138は、揺動変位が可能とな
される。
【0123】スペーサ本体182の内周側には、図26
に示すように、このスペーサ本体182の内周面に沿っ
て、磁気シールドリング185が配設される。この磁気
シールドリング185は、透磁率の高い磁性材料が矩形
の筒状に形成されてなり、ジンバルバネ171と第1及
び第2のヘッド支持アーム102,103との間に位置
してスペーサ本体182の内周面に沿って嵌合される。
この磁気シールドリング185は、スペーサ本体182
の内周面に形成した突出部183が取り付けられた部分
に対応して切り欠き部186が形成されている。このよ
うに、切り欠き部186を形成することにより、磁気シ
ールドリング185は、突出部183に干渉することな
くスペーサ本体182内に収容された第1及び第2のボ
ビン139,140の外周側を適切に覆うことができ
る。
に示すように、このスペーサ本体182の内周面に沿っ
て、磁気シールドリング185が配設される。この磁気
シールドリング185は、透磁率の高い磁性材料が矩形
の筒状に形成されてなり、ジンバルバネ171と第1及
び第2のヘッド支持アーム102,103との間に位置
してスペーサ本体182の内周面に沿って嵌合される。
この磁気シールドリング185は、スペーサ本体182
の内周面に形成した突出部183が取り付けられた部分
に対応して切り欠き部186が形成されている。このよ
うに、切り欠き部186を形成することにより、磁気シ
ールドリング185は、突出部183に干渉することな
くスペーサ本体182内に収容された第1及び第2のボ
ビン139,140の外周側を適切に覆うことができ
る。
【0124】また、スペーサ181のジンバルバネ17
1が取り付けられた先端面とは反対側の基端面側には、
図26に示すように、磁気シールド板187が配設され
る。この磁気シールド板は、磁気シールドリング185
に用いられる材料と同様の透磁率の高い磁性材料が略長
方形の板状に形成されてなり、長辺方向の両端部がスペ
ーサ本体182の基端面上に接着剤等により接合され
る。
1が取り付けられた先端面とは反対側の基端面側には、
図26に示すように、磁気シールド板187が配設され
る。この磁気シールド板は、磁気シールドリング185
に用いられる材料と同様の透磁率の高い磁性材料が略長
方形の板状に形成されてなり、長辺方向の両端部がスペ
ーサ本体182の基端面上に接着剤等により接合され
る。
【0125】この磁気シールド板187の短辺方向の一
端側の略中央部には、スペーサ181の突出部183に
対応して第1の切欠部188が形成されており、磁気シ
ールド板187をスペーサ181に取り付けたときに磁
気シールド板187とスペーサ181の突出部183と
が干渉しないようになされている。また、磁気シールド
板187をスペーサ181に取り付けたときにスペーサ
181内に収容される第1のボビン139と第2のボビ
ン140との間に位置する磁気シールド板187の短辺
方向の他端側の略中央部には、この磁気シールド板18
7の重量を軽減するための第2の切欠部189が形成さ
れている。磁気シールド板187は、このように第2の
切欠部189が形成されることにより、第1及び第2の
ボビン139,140に巻回された第1及び第2のコイ
ル141,142に対する磁気シールド効果を充分に満
足させながら、重量の軽量化を図ることができる。
端側の略中央部には、スペーサ181の突出部183に
対応して第1の切欠部188が形成されており、磁気シ
ールド板187をスペーサ181に取り付けたときに磁
気シールド板187とスペーサ181の突出部183と
が干渉しないようになされている。また、磁気シールド
板187をスペーサ181に取り付けたときにスペーサ
181内に収容される第1のボビン139と第2のボビ
ン140との間に位置する磁気シールド板187の短辺
方向の他端側の略中央部には、この磁気シールド板18
7の重量を軽減するための第2の切欠部189が形成さ
れている。磁気シールド板187は、このように第2の
切欠部189が形成されることにより、第1及び第2の
ボビン139,140に巻回された第1及び第2のコイ
ル141,142に対する磁気シールド効果を充分に満
足させながら、重量の軽量化を図ることができる。
【0126】また、この磁気シールド板187は、図2
7に示すように、スペーサ181に取り付けられたとき
に、スペーサ181内に収容された第1及び第2のボビ
ン139,140のフランジ部139b,140bが外
部に露呈する部分を覆うのに充分な大きさであって、且
つ、コア形成部材157の第1及び第2の脚部159,
160が位置する箇所等の、第1及び第2のボビン13
9,140から離れた箇所は覆わない大きさに形成され
る。すなわち、この磁気シールド板187は、短辺方向
の長さL1が、第1及び第2のボビン139,140の
フランジ部139b,140bの長さL2よりもやや大
とされている。
7に示すように、スペーサ181に取り付けられたとき
に、スペーサ181内に収容された第1及び第2のボビ
ン139,140のフランジ部139b,140bが外
部に露呈する部分を覆うのに充分な大きさであって、且
つ、コア形成部材157の第1及び第2の脚部159,
160が位置する箇所等の、第1及び第2のボビン13
9,140から離れた箇所は覆わない大きさに形成され
る。すなわち、この磁気シールド板187は、短辺方向
の長さL1が、第1及び第2のボビン139,140の
フランジ部139b,140bの長さL2よりもやや大
とされている。
【0127】磁気シールド板187は、以上のように、
第1及び第2のボビン139,140のフランジ部13
9b,140bが外部に露呈する部分を覆い、且つ、第
1及び第2のボビン139,140から離れた箇所を覆
わない大きさに形成されることにより、第1及び第2の
ボビン139,140に巻回された第1及び第2のコイ
ル141,142に対する磁気シールド効果を充分に満
足させながら、重量の軽量化を更に図ることができる。
第1及び第2のボビン139,140のフランジ部13
9b,140bが外部に露呈する部分を覆い、且つ、第
1及び第2のボビン139,140から離れた箇所を覆
わない大きさに形成されることにより、第1及び第2の
ボビン139,140に巻回された第1及び第2のコイ
ル141,142に対する磁気シールド効果を充分に満
足させながら、重量の軽量化を更に図ることができる。
【0128】本発明に係る磁気ヘッド装置100は、こ
のようにスペーサ本体182の内周側に磁気シールドリ
ング185を配設して、この磁気シールドリング185
によりスペーサ本体182の内方に配設された第1及び
第2のボビン139,140に巻回された第1及び第2
のコイル141,142の外周側を覆い、スペーサ18
1の基端部側に磁気シールド板187を配設して、この
磁気シールド板187により第1及び第2のボビン13
9,140のフランジ部139b,140bが外部に露
呈する部分を覆うようにしているので、スペーサ本体1
82の外部からの磁界がスペーサ本体182の内部に進
入し、第1及び第2のボビン139,140に巻回され
た第1及び第2のコイル141,142に悪影響を及ぼ
すことを防止することができる。また、磁気ヘッド装置
100は、このようにスペーサ本体182の内周側に磁
気シールドリング185を配設し、スペーサ181の基
端側に磁気シールド板187を配設することにより、第
1のコイル141及び第2のコイル142から発生する
磁界が外部に漏洩しないように磁気シールドリング18
5及び磁気シールド板187により遮蔽することができ
る。
のようにスペーサ本体182の内周側に磁気シールドリ
ング185を配設して、この磁気シールドリング185
によりスペーサ本体182の内方に配設された第1及び
第2のボビン139,140に巻回された第1及び第2
のコイル141,142の外周側を覆い、スペーサ18
1の基端部側に磁気シールド板187を配設して、この
磁気シールド板187により第1及び第2のボビン13
9,140のフランジ部139b,140bが外部に露
呈する部分を覆うようにしているので、スペーサ本体1
82の外部からの磁界がスペーサ本体182の内部に進
入し、第1及び第2のボビン139,140に巻回され
た第1及び第2のコイル141,142に悪影響を及ぼ
すことを防止することができる。また、磁気ヘッド装置
100は、このようにスペーサ本体182の内周側に磁
気シールドリング185を配設し、スペーサ181の基
端側に磁気シールド板187を配設することにより、第
1のコイル141及び第2のコイル142から発生する
磁界が外部に漏洩しないように磁気シールドリング18
5及び磁気シールド板187により遮蔽することができ
る。
【0129】上述のようにジンバルバネ171が取り付
けられたスペーサ181は、図28及び図29に示すよ
うに、磁気シールド板187が取り付けられた基端面を
第1及び第2のヘッド支持アーム102,103の先端
部に取り付けられる。このとき、第1及び第2のヘッド
支持アーム102,103には、スペーサ181,17
1が互いに対向するように配される。
けられたスペーサ181は、図28及び図29に示すよ
うに、磁気シールド板187が取り付けられた基端面を
第1及び第2のヘッド支持アーム102,103の先端
部に取り付けられる。このとき、第1及び第2のヘッド
支持アーム102,103には、スペーサ181,17
1が互いに対向するように配される。
【0130】磁気ヘッド装置の動作 次に、以上のような磁気ヘッド部105を備える磁気ヘ
ッド装置100の動作について説明する。この磁気ヘッ
ド装置100は、上述したように、第1の記録密度でデ
ータが記録される第1のフレキシブルディスク2と、第
1の記録密度より記録密度が高い第2の記録密度でデー
タが記録される第2のフレキシブルディスク22の双方
に対してデータの記録及び/又は再生を行うことが可能
とされており、磁気ディスク装置50に装着された第1
のフレキシブルディスク2又は第2のフレキシブルディ
スク22に対してデータの記録及び/又は再生を行う。
ッド装置100の動作について説明する。この磁気ヘッ
ド装置100は、上述したように、第1の記録密度でデ
ータが記録される第1のフレキシブルディスク2と、第
1の記録密度より記録密度が高い第2の記録密度でデー
タが記録される第2のフレキシブルディスク22の双方
に対してデータの記録及び/又は再生を行うことが可能
とされており、磁気ディスク装置50に装着された第1
のフレキシブルディスク2又は第2のフレキシブルディ
スク22に対してデータの記録及び/又は再生を行う。
【0131】第1のフレキシブルディスク2がディスク
回転駆動機構61のディスクテーブル64にローディン
グされると、第1及び第2のヘッド支持アーム102,
103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,10
5が第1のフレキシブルディスク2の信号記録部に接触
した状態で、第1のフレキシブルディスク2が回転駆動
される。このとき、第1のディスク2は、約300rp
mの回転速度で回転され、磁気ヘッド部105の第1の
ヘッドチップ131によりデータの記録再生が行われ
る。
回転駆動機構61のディスクテーブル64にローディン
グされると、第1及び第2のヘッド支持アーム102,
103の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,10
5が第1のフレキシブルディスク2の信号記録部に接触
した状態で、第1のフレキシブルディスク2が回転駆動
される。このとき、第1のディスク2は、約300rp
mの回転速度で回転され、磁気ヘッド部105の第1の
ヘッドチップ131によりデータの記録再生が行われ
る。
【0132】第1のヘッドチップ131は、第1のボビ
ン139に巻回された第1のコイル141から発生する
磁界により、第3の脚部151、第4の脚部152及び
記録再生用ヘッド部153の間に磁路が形成される。そ
して、ディスクテーブル64と一体に回転駆動される第
1のフレキシブルディスク2に対して、記録再生用ヘッ
ド部153によりデータの記録再生が行われる。なお、
第1のヘッドチップ131を用いて第1のフレキシブル
ディスク2にデータの記録を行うときには、第2のボビ
ン140に巻回された第2のコイル142から発生する
磁界により、第5の脚部153、第4の脚部152及び
消去用ヘッド部154の間に形成される磁界により、記
録再生用ヘッド部153により形成された記録トラック
のトラック幅方向の両側付近のみが消去され、データの
記録を行うことによって形成される記録トラック間にガ
ードバンドが形成される。
ン139に巻回された第1のコイル141から発生する
磁界により、第3の脚部151、第4の脚部152及び
記録再生用ヘッド部153の間に磁路が形成される。そ
して、ディスクテーブル64と一体に回転駆動される第
1のフレキシブルディスク2に対して、記録再生用ヘッ
ド部153によりデータの記録再生が行われる。なお、
第1のヘッドチップ131を用いて第1のフレキシブル
ディスク2にデータの記録を行うときには、第2のボビ
ン140に巻回された第2のコイル142から発生する
磁界により、第5の脚部153、第4の脚部152及び
消去用ヘッド部154の間に形成される磁界により、記
録再生用ヘッド部153により形成された記録トラック
のトラック幅方向の両側付近のみが消去され、データの
記録を行うことによって形成される記録トラック間にガ
ードバンドが形成される。
【0133】一方、第2の記録密度でデータが記録され
る第2のフレキシブルディスク22がディスクテーブル
64にローディングされると、ディスク回転駆動機構6
1により第2のフレキシブルディスク22は約3600
rpmの回転速度で回転駆動される。このように、第2
のフレキシブルディスク22が高速で回転されると、ヘ
ッドスライダ133に形成されたレール部149,15
0と第2のフレキシブルディスク22との間に空気の対
流が発生し、いわゆるエアーフィルムが形成される。そ
して、第1及び第2のヘッド支持アーム102,103
の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,105が、
このエアーフィルムの作用により、第2のフレキシブル
ディスク22の主面から一定量、例えば50nm程度浮
上される。
る第2のフレキシブルディスク22がディスクテーブル
64にローディングされると、ディスク回転駆動機構6
1により第2のフレキシブルディスク22は約3600
rpmの回転速度で回転駆動される。このように、第2
のフレキシブルディスク22が高速で回転されると、ヘ
ッドスライダ133に形成されたレール部149,15
0と第2のフレキシブルディスク22との間に空気の対
流が発生し、いわゆるエアーフィルムが形成される。そ
して、第1及び第2のヘッド支持アーム102,103
の先端側に取り付けた磁気ヘッド部105,105が、
このエアーフィルムの作用により、第2のフレキシブル
ディスク22の主面から一定量、例えば50nm程度浮
上される。
【0134】磁気ヘッド部105,105は、このよう
に第2のフレキシブルディスク22の主面上を一定量浮
上した状態で、第2のヘッドチップ132により第2の
フレキシブルディスク22に対しデータの記録再生を行
う。
に第2のフレキシブルディスク22の主面上を一定量浮
上した状態で、第2のヘッドチップ132により第2の
フレキシブルディスク22に対しデータの記録再生を行
う。
【0135】本発明に係る磁気ヘッド装置100におい
ては、上述したように、磁気シールド板187の重量の
軽量化が図られており、第1及び第2のヘッド支持アー
ム102,103の先端側に取り付けられた磁気ヘッド
部105,105を含む全ての重量が軽減されているの
で、磁気ヘッド部105,105の浮上特性が良好とな
る。したがって、この磁気ヘッド装置100は、磁気ヘ
ッド部105,105を第2のフレキシブルディスク2
2上に安定的に浮上させて、第2のフレキシブルディス
ク22に対して適切にデータの記録再生を行うことがで
きる。
ては、上述したように、磁気シールド板187の重量の
軽量化が図られており、第1及び第2のヘッド支持アー
ム102,103の先端側に取り付けられた磁気ヘッド
部105,105を含む全ての重量が軽減されているの
で、磁気ヘッド部105,105の浮上特性が良好とな
る。したがって、この磁気ヘッド装置100は、磁気ヘ
ッド部105,105を第2のフレキシブルディスク2
2上に安定的に浮上させて、第2のフレキシブルディス
ク22に対して適切にデータの記録再生を行うことがで
きる。
【0136】磁気ディスク装置の動作 次に、磁気ヘッド装置100を備える磁気ディスク装置
50により、第1のフレキシブルディスク2又は第2の
フレキシブルディスク22に対してデータの記録再生を
行う動作について説明する。
50により、第1のフレキシブルディスク2又は第2の
フレキシブルディスク22に対してデータの記録再生を
行う動作について説明する。
【0137】磁気ヘッド装置100を備える磁気ディス
ク装置50は、図30に示すように、装置全体の制御を
行うコントローラとしてのDSP(digital signal pro
cessor)201を有している。DSP201によって、
ディスクテーブル64上にローディングされて回転駆動
される第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の
回転制御や磁気ヘッド装置100の移動制御、データが
高記録密度される第2のフレキシブルディスク22用の
記録再生系の制御などが行われる。DSP201はバス
202に接続されている。DSP201は、バス202
に接続されているフラッシュメモリ203に記憶されて
いるプログラムを読み出し、そのプログラムに従って制
御動作を実行する。
ク装置50は、図30に示すように、装置全体の制御を
行うコントローラとしてのDSP(digital signal pro
cessor)201を有している。DSP201によって、
ディスクテーブル64上にローディングされて回転駆動
される第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の
回転制御や磁気ヘッド装置100の移動制御、データが
高記録密度される第2のフレキシブルディスク22用の
記録再生系の制御などが行われる。DSP201はバス
202に接続されている。DSP201は、バス202
に接続されているフラッシュメモリ203に記憶されて
いるプログラムを読み出し、そのプログラムに従って制
御動作を実行する。
【0138】また、磁気ディスク装置50は、ディスク
テーブル64にローディングされたフレキシブルディス
クが第1の記録密度でデータが記録される第1のフレキ
シブルディスク2であるか、第1の記録密度より記録密
度が高い第2の記録密度でデータが記録される第2のフ
レキシブルディスク22であるかをカートリッジ本体
7,27に設けたディスク識別孔12,33等を利用し
て検出するディスク種類検出部204を有している。こ
のディスク種類検出部204の出力信号は、モード信号
SMDとしてDSP201に供給される。DSP201
は、このモード信号SMDに応じて、ディスク回転駆動
機構61のディスクテーブル64にローディングされる
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の回転速
度を切換制御をする。
テーブル64にローディングされたフレキシブルディス
クが第1の記録密度でデータが記録される第1のフレキ
シブルディスク2であるか、第1の記録密度より記録密
度が高い第2の記録密度でデータが記録される第2のフ
レキシブルディスク22であるかをカートリッジ本体
7,27に設けたディスク識別孔12,33等を利用し
て検出するディスク種類検出部204を有している。こ
のディスク種類検出部204の出力信号は、モード信号
SMDとしてDSP201に供給される。DSP201
は、このモード信号SMDに応じて、ディスク回転駆動
機構61のディスクテーブル64にローディングされる
第1又は第2のフレキシブルディスク2,22の回転速
度を切換制御をする。
【0139】また、磁気ディスク装置50は、第1又は
第2のフレキシブルディスク2,22を回転駆動するデ
ィスク回転駆動機構61のスピンドルモータ62を駆動
するためのモータ駆動回路206を有している。スピン
ドルモータ62より得られるその回転速度に対応した周
波数の周波数信号SFGはモータ駆動回路206を介し
てDSP201に供給される。DSP201は、周波数
信号SFGを参照し、ディスクテーブル64にローディ
ングにされた第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22の回転速度が所定値となるようにモータ駆動回路2
06を制御する。
第2のフレキシブルディスク2,22を回転駆動するデ
ィスク回転駆動機構61のスピンドルモータ62を駆動
するためのモータ駆動回路206を有している。スピン
ドルモータ62より得られるその回転速度に対応した周
波数の周波数信号SFGはモータ駆動回路206を介し
てDSP201に供給される。DSP201は、周波数
信号SFGを参照し、ディスクテーブル64にローディ
ングにされた第1又は第2のフレキシブルディスク2,
22の回転速度が所定値となるようにモータ駆動回路2
06を制御する。
【0140】また、磁気ディスク装置50は、磁気ヘッ
ド装置100を構成する磁気ヘッド部105,155を
それぞれ支持する第1及び第2のヘッド支持アーム10
2,103が連結されたヘッドキャリッジ本体106を
ディスクテーブル64にローディングにされた第1又は
第2のフレキシブルディスク2,22の半径方向に移動
させるVCM(ボイスコイルモータ)208と、このV
CM208を駆動するためのVCMドライバ209とを
有している。DSP201は、後述するR/Wチャネル
IC313より出力される磁気ヘッド装置50のトラッ
キング情報などに基づき、磁気ヘッド装置50が第1又
は第2のフレキシブルディスク2,22の目標トラック
に正しく位置するようにVCMドライバ209を制御す
る。
ド装置100を構成する磁気ヘッド部105,155を
それぞれ支持する第1及び第2のヘッド支持アーム10
2,103が連結されたヘッドキャリッジ本体106を
ディスクテーブル64にローディングにされた第1又は
第2のフレキシブルディスク2,22の半径方向に移動
させるVCM(ボイスコイルモータ)208と、このV
CM208を駆動するためのVCMドライバ209とを
有している。DSP201は、後述するR/Wチャネル
IC313より出力される磁気ヘッド装置50のトラッ
キング情報などに基づき、磁気ヘッド装置50が第1又
は第2のフレキシブルディスク2,22の目標トラック
に正しく位置するようにVCMドライバ209を制御す
る。
【0141】また、磁気ディスク装置50は、第2のフ
レキシブルディスク22を用いた高記録密度用の記録再
生系と、第1の磁気ディスク2を用いた標準記録密度用
の記録再生系とを有する。高記録密度(上位モード)用
の記録再生系は、ホストコンピュータ側とデータ、ステ
ータス、コマンドのやり取りを行うためのディスクコン
トローラ211と、データバッファとしてのDRAM
(Dynamic random access memory)212と、記録信号
処理および再生信号処理を行うR/WチャネルIC21
3と、R/WチャネルIC213より出力される記録信
号を増幅して磁気ヘッド部105,105のヘッドスラ
イダ133に設けられた高記録密度(上位モード)用の
第2のヘッドチップ132に供給する記録アンプ及び第
2のヘッドチップ132で再生された再生信号を増幅し
てR/WチャネルIC213に供給する再生アンプを備
えるアンプ部214とを有している。
レキシブルディスク22を用いた高記録密度用の記録再
生系と、第1の磁気ディスク2を用いた標準記録密度用
の記録再生系とを有する。高記録密度(上位モード)用
の記録再生系は、ホストコンピュータ側とデータ、ステ
ータス、コマンドのやり取りを行うためのディスクコン
トローラ211と、データバッファとしてのDRAM
(Dynamic random access memory)212と、記録信号
処理および再生信号処理を行うR/WチャネルIC21
3と、R/WチャネルIC213より出力される記録信
号を増幅して磁気ヘッド部105,105のヘッドスラ
イダ133に設けられた高記録密度(上位モード)用の
第2のヘッドチップ132に供給する記録アンプ及び第
2のヘッドチップ132で再生された再生信号を増幅し
てR/WチャネルIC213に供給する再生アンプを備
えるアンプ部214とを有している。
【0142】ディスクコントローラ211はバス202
に接続されている。ディスクコントローラ211及びR
/WチャネルIC213の動作は、それぞれDSP20
1によって制御される。ディスクコントローラ211
は、図示しないホストコンピュータとEIDE(Extend
ed Intelligent Drive Electronics)インタフェースで
接続されている。
に接続されている。ディスクコントローラ211及びR
/WチャネルIC213の動作は、それぞれDSP20
1によって制御される。ディスクコントローラ211
は、図示しないホストコンピュータとEIDE(Extend
ed Intelligent Drive Electronics)インタフェースで
接続されている。
【0143】また、本発明に係る磁気ディスク装置50
は、第1の記録密度の第1のフレキシブルディスク2に
対しデータの記録再生を行う標準記録密度用の記録再生
系として、FDDコントローラ215を有している。こ
のFDDコントローラ215はホストコンピュータ(図
示せず)とFDD(Floppy Disk Drive)インタフェー
スで接続されている。このFDDコントローラ215
は、データの記録時にホストコンピュータより送られて
くるMFM(Modified Frequency Moduration)デー
タより記録信号を生成して磁気ヘッド部105,105
の第1のヘッドチップ131の記録再生用ヘッド部15
3に供給すると共に、再生時に記録再生用ヘッド部15
3からの再生信号よりMFMデータを得てホストコンピ
ュータに供給する機能等を備えている。
は、第1の記録密度の第1のフレキシブルディスク2に
対しデータの記録再生を行う標準記録密度用の記録再生
系として、FDDコントローラ215を有している。こ
のFDDコントローラ215はホストコンピュータ(図
示せず)とFDD(Floppy Disk Drive)インタフェー
スで接続されている。このFDDコントローラ215
は、データの記録時にホストコンピュータより送られて
くるMFM(Modified Frequency Moduration)デー
タより記録信号を生成して磁気ヘッド部105,105
の第1のヘッドチップ131の記録再生用ヘッド部15
3に供給すると共に、再生時に記録再生用ヘッド部15
3からの再生信号よりMFMデータを得てホストコンピ
ュータに供給する機能等を備えている。
【0144】以上のように構成される磁気ディスク装置
50に標準記録密度の第1のフレキシブルディスク2を
収納した第1のディスクカートリッジ1が装着される
と、ディスク種類検出部204よりDSP201に供給
されるモード信号SMDは下位モードを示すものとな
る。これにより、ディスク回転駆動機構61のスピンド
ルモータ62からの周波数信号SFGに基づき、DSP
201によってモータ駆動回路206が制御され、第1
のフレキシブルディスク2が標準速度の例えば300r
pmで回転駆動される。また、DSP201の制御によ
って第1の記録密度である標準記録密度用の記録再生系
が使用される状態とされる。次に、第1のフレキシブル
ディスク2にデータを記録するときには、磁気ヘッド部
105,105が第1のフレキシブルディスク2の両主
面に接触した状態で、ホストコンピュータよりFDDイ
ンタフェースを介してFDDコントローラ215に書き
込みデータとしてのMFMデータが供給される。そし
て、このFDDコントローラ215よりMFMデータに
対応する記録信号が出力され、この記録信号が第1のヘ
ッドチップ131の記録再生用ヘッド部153に供給さ
れて、第1のフレキシブルディスク2の目標トラックの
所定セクタに記録される。
50に標準記録密度の第1のフレキシブルディスク2を
収納した第1のディスクカートリッジ1が装着される
と、ディスク種類検出部204よりDSP201に供給
されるモード信号SMDは下位モードを示すものとな
る。これにより、ディスク回転駆動機構61のスピンド
ルモータ62からの周波数信号SFGに基づき、DSP
201によってモータ駆動回路206が制御され、第1
のフレキシブルディスク2が標準速度の例えば300r
pmで回転駆動される。また、DSP201の制御によ
って第1の記録密度である標準記録密度用の記録再生系
が使用される状態とされる。次に、第1のフレキシブル
ディスク2にデータを記録するときには、磁気ヘッド部
105,105が第1のフレキシブルディスク2の両主
面に接触した状態で、ホストコンピュータよりFDDイ
ンタフェースを介してFDDコントローラ215に書き
込みデータとしてのMFMデータが供給される。そし
て、このFDDコントローラ215よりMFMデータに
対応する記録信号が出力され、この記録信号が第1のヘ
ッドチップ131の記録再生用ヘッド部153に供給さ
れて、第1のフレキシブルディスク2の目標トラックの
所定セクタに記録される。
【0145】一方、第1のフレキシブルディスク2に記
録されたデータを再生するときには、第1のフレキシブ
ルディスク2の目標トラックの所定セクタより第1のヘ
ッドチップ131の記録再生用ヘッド部153で再生さ
れた信号がFDDコントローラ215に供給され、この
FDDコントローラ215より再生信号に対応するMF
Mデータが出力されてホストコンピュータに供給され
る。
録されたデータを再生するときには、第1のフレキシブ
ルディスク2の目標トラックの所定セクタより第1のヘ
ッドチップ131の記録再生用ヘッド部153で再生さ
れた信号がFDDコントローラ215に供給され、この
FDDコントローラ215より再生信号に対応するMF
Mデータが出力されてホストコンピュータに供給され
る。
【0146】次に、ディスク装置50に第1の記録密度
より記録密度が高い第2の記録密度でデータが記録され
る第2のフレキシブルディスク22を収納した第2のデ
ィスクカートリッジ21が装着されると、ディスク種類
検出部204よりDSP201に供給されるモード信号
SMDは上位モードを示すものとなる。これにより、ス
ピンドルモータ62からの周波数信号SFGに基づき、
DSP201によってモータ駆動回路206が制御さ
れ、ディスクテーブル64にローディングされた第2の
フレキシブルディスク22が高速度で、例えば3600
rpmで回転駆動される。また、DSP201の制御に
よって高記録密度(上位モード)用の記録再生系が使用
される状態とされる。
より記録密度が高い第2の記録密度でデータが記録され
る第2のフレキシブルディスク22を収納した第2のデ
ィスクカートリッジ21が装着されると、ディスク種類
検出部204よりDSP201に供給されるモード信号
SMDは上位モードを示すものとなる。これにより、ス
ピンドルモータ62からの周波数信号SFGに基づき、
DSP201によってモータ駆動回路206が制御さ
れ、ディスクテーブル64にローディングされた第2の
フレキシブルディスク22が高速度で、例えば3600
rpmで回転駆動される。また、DSP201の制御に
よって高記録密度(上位モード)用の記録再生系が使用
される状態とされる。
【0147】次に、第2のフレキシブルディスク22に
データを記録するときは、磁気ヘッド部105,105
が第2のフレキシブルディスク22の両主面に近接され
た状態にあるデータの記録可能状態にあるとき、ホスト
コンピュータよりEIDEインタフェースを使用してデ
ィスクコントローラ211に書き込み用のデータが供給
される。この書き込み用のデータはDRAM212に一
時的に格納される。そして、この書き込み用のデータに
対して、ディスクコントローラ211で誤り訂正符号の
付加処理やインターリーブ処理が施されて書き込みデー
タWDが生成される。生成された書き込みデータWD
は、ディスクコントローラ211よりR/WチャネルI
C213に供給される。そして、このR/WチャネルI
C213より書き込みデータWDに対応する記録信号S
Rが出力され、この記録信号SRがアンプ部214の記
録アンプを介して磁気ヘッド部105,105のヘッド
スライダ133に設けられた第2のヘッドチップ132
に供給され、第2のフレキシブルディスク22の目標ト
ラックの所定セクタに記録される。
データを記録するときは、磁気ヘッド部105,105
が第2のフレキシブルディスク22の両主面に近接され
た状態にあるデータの記録可能状態にあるとき、ホスト
コンピュータよりEIDEインタフェースを使用してデ
ィスクコントローラ211に書き込み用のデータが供給
される。この書き込み用のデータはDRAM212に一
時的に格納される。そして、この書き込み用のデータに
対して、ディスクコントローラ211で誤り訂正符号の
付加処理やインターリーブ処理が施されて書き込みデー
タWDが生成される。生成された書き込みデータWD
は、ディスクコントローラ211よりR/WチャネルI
C213に供給される。そして、このR/WチャネルI
C213より書き込みデータWDに対応する記録信号S
Rが出力され、この記録信号SRがアンプ部214の記
録アンプを介して磁気ヘッド部105,105のヘッド
スライダ133に設けられた第2のヘッドチップ132
に供給され、第2のフレキシブルディスク22の目標ト
ラックの所定セクタに記録される。
【0148】一方、第2のフレキシブルディスク22に
記録されたデータを再生するときには、第2のフレキシ
ブルディスク22の目標トラックの所定セクタより第2
のヘッドチップ132で再生された信号がアンプ部21
4の再生アンプで増幅されてR/WチャネルIC213
に供給される。そして、このR/WチャネルIC213
で波形等化処理、データ識別処理や16/17符号の復
号化処理等が行われて読み出しデータRDが得られる。
この読み出しデータRDがディスクコントローラ211
に供給されてデインターリーブ処理や誤り訂正処理が行
われて最終的な読み出しデータが得られ、この読み出し
データがDRAM212に一時的に格納された後にホス
トコンピュータに供給される。
記録されたデータを再生するときには、第2のフレキシ
ブルディスク22の目標トラックの所定セクタより第2
のヘッドチップ132で再生された信号がアンプ部21
4の再生アンプで増幅されてR/WチャネルIC213
に供給される。そして、このR/WチャネルIC213
で波形等化処理、データ識別処理や16/17符号の復
号化処理等が行われて読み出しデータRDが得られる。
この読み出しデータRDがディスクコントローラ211
に供給されてデインターリーブ処理や誤り訂正処理が行
われて最終的な読み出しデータが得られ、この読み出し
データがDRAM212に一時的に格納された後にホス
トコンピュータに供給される。
【0149】以上説明したように、この磁気ディスク装
置50は、標準記録密度である第1の記録密度の第1の
フレキシブルディスク2が装着される場合、磁気ヘッド
部105,105の第1のヘッドチップ131の記録再
生用ヘッド部153が第1のフレキシブルディスク2の
主面に形成した信号記録部に接触した状態でデータの記
録再生が行われる。一方、磁気ディスク装置50は、高
記録密度である第2の記録密度の第2のフレキシブルデ
ィスク22が装着される場合、磁気ヘッド部105,1
05を構成するヘッドスライダ133が第2のフレキシ
ブルディスク22の信号記録部が形成された両主面から
浮上した状態でデータの記録再生が行われる。
置50は、標準記録密度である第1の記録密度の第1の
フレキシブルディスク2が装着される場合、磁気ヘッド
部105,105の第1のヘッドチップ131の記録再
生用ヘッド部153が第1のフレキシブルディスク2の
主面に形成した信号記録部に接触した状態でデータの記
録再生が行われる。一方、磁気ディスク装置50は、高
記録密度である第2の記録密度の第2のフレキシブルデ
ィスク22が装着される場合、磁気ヘッド部105,1
05を構成するヘッドスライダ133が第2のフレキシ
ブルディスク22の信号記録部が形成された両主面から
浮上した状態でデータの記録再生が行われる。
【0150】このように、本発明に係る磁気ディスク装
置50は、高記録密度の第2のフレキシブルディスク2
2の他に標準記録密度の第1のフレキシブルディスク2
に対してもデータの記録再生を行うことが可能となり、
下位互換性を有するものとなる。
置50は、高記録密度の第2のフレキシブルディスク2
2の他に標準記録密度の第1のフレキシブルディスク2
に対してもデータの記録再生を行うことが可能となり、
下位互換性を有するものとなる。
【0151】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る磁気ヘッ
ド装置においては、磁気ヘッド部と支持アームとの間の
ボビンと対向する位置に磁気シールド板が配設されてい
るので、支持アーム側からの外部磁界の進入を抑制し
て、外部磁界がボビンに巻回されたコイルに悪影響を及
ぼすことを防止することができる。
ド装置においては、磁気ヘッド部と支持アームとの間の
ボビンと対向する位置に磁気シールド板が配設されてい
るので、支持アーム側からの外部磁界の進入を抑制し
て、外部磁界がボビンに巻回されたコイルに悪影響を及
ぼすことを防止することができる。
【0152】また、この磁気ヘッド装置においては、磁
気シールド板は、磁気ヘッド部の支持アームと対向する
側のボビンに対応した領域を覆うに足る大きさに形成さ
れ、磁気ヘッド部の支持アームと対向する側の全ての領
域を覆う大きさとはされていないので、支持アームの先
端側の重量の軽減が図られ、第2のディスク状記録媒体
の信号記録領域に情報の書き込み及び/又は読み出しを
行う際に、磁気ヘッドを第2のディスク状記録媒体の信
号記録領域上に安定的に浮上させて、第2のディスク状
記録媒体に対する情報の書き込み及び/又は読み出しを
適切に行うことができる。
気シールド板は、磁気ヘッド部の支持アームと対向する
側のボビンに対応した領域を覆うに足る大きさに形成さ
れ、磁気ヘッド部の支持アームと対向する側の全ての領
域を覆う大きさとはされていないので、支持アームの先
端側の重量の軽減が図られ、第2のディスク状記録媒体
の信号記録領域に情報の書き込み及び/又は読み出しを
行う際に、磁気ヘッドを第2のディスク状記録媒体の信
号記録領域上に安定的に浮上させて、第2のディスク状
記録媒体に対する情報の書き込み及び/又は読み出しを
適切に行うことができる。
【図1】第1の記録密度の第1の磁気ディスクを収納し
た第1のディスクカートリッジを示す斜視図である。
た第1のディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図2】上記第1のディスクカートリッジの下面側を示
す底面図である。
す底面図である。
【図3】第2の記録密度の第2の磁気ディスクを収納し
た第2のディスクカートリッジを示す斜視図である。
た第2のディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図4】上記第2のディスクカートリッジの下面側を示
す底面図である。
す底面図である。
【図5】本発明に係る磁気ヘッド装置を用いた磁気ディ
スク装置の外観を示す斜視図である。
スク装置の外観を示す斜視図である。
【図6】上記磁気ディスク装置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明に係る磁気ヘッド装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】上記磁気ヘッド装置の平面図である。
【図9】上記磁気ヘッド装置の底面図である。
【図10】磁気ヘッドを取り付けた第1及び第2のヘッ
ド支持アームがディスクカートリッジ内に進入してデー
タの記録再生を行う状態を示す上記磁気ヘッド装置の側
面図である。
ド支持アームがディスクカートリッジ内に進入してデー
タの記録再生を行う状態を示す上記磁気ヘッド装置の側
面図である。
【図11】磁気ヘッドを取り付けた第2のヘッド支持ア
ームが第1のヘッド支持アームから離間する方向に回動
され、ディスクカートリッジをイジェクトする状態を示
す上記磁気ヘッド装置の側面図である。
ームが第1のヘッド支持アームから離間する方向に回動
され、ディスクカートリッジをイジェクトする状態を示
す上記磁気ヘッド装置の側面図である。
【図12】本発明に係る磁気ヘッド装置の備える磁気ヘ
ッド部を示す分解斜視図である。
ッド部を示す分解斜視図である。
【図13】上記磁気ヘッド部の平面図である。
【図14】上記磁気ヘッド部の側面図である。
【図15】上記磁気ヘッド部の底面図である。
【図16】上記磁気ヘッド部の側面図である。
【図17】磁気ヘッドをヘッド支持アームに揺動可能に
支持するジンバルバネを示す平面図である。
支持するジンバルバネを示す平面図である。
【図18】磁気ヘッドに組み込まれたジンバルバネが取
り付けられるスペーサを示す平面図である。
り付けられるスペーサを示す平面図である。
【図19】上記スペーサの断面図である。
【図20】上記スペーサの底面図である。
【図21】上記スペーサの断面図である。
【図22】ジンバルバネに支持された磁気ヘッド部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図23】ジンバルバネに支持された磁気ヘッド部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図24】ジンバルバネに支持された磁気ヘッド部を示
す底面図である。
す底面図である。
【図25】ジンバルバネに支持された磁気ヘッド部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図26】磁気シールドリング及び磁気シールド板をス
ペーサに取り付ける状態を示す斜視図である。
ペーサに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図27】磁気シールド板が取り付けられた磁気ヘッド
部の底面図である。
部の底面図である。
【図28】ヘッド支持アームの先端側に取り付けられた
磁気ヘッド部を一部切り欠いて示す斜視図である。
磁気ヘッド部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図29】ヘッド支持アームの先端側に取り付けられた
磁気ヘッド部の底面図である。
磁気ヘッド部の底面図である。
【図30】上記磁気ディスク装置の記録再生系を示すブ
ロック回路図である。
ロック回路図である。
【図31】従来の磁気ディスク装置を模式的に示す断面
図である。
図である。
【図32】従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッド部近傍を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 第1のディスクカートリッジ、2 第1のフレキシ
ブルディスク、21第2のディスクカートリッジ、22
第2のフレキシブルディスク、50 磁気ディスク装
置、100 磁気ヘッド装置、102,103 ヘッド
支持アーム、105 磁気ヘッド部、131 第1のヘ
ッドチップ、132 第2のヘッドチップ、139 第
1のボビン、140 第2のボビン、141 第1のコ
イル、142 第2のコイル、187 磁気シールド
板、188 第1の切欠部、189 第2の切欠部
ブルディスク、21第2のディスクカートリッジ、22
第2のフレキシブルディスク、50 磁気ディスク装
置、100 磁気ヘッド装置、102,103 ヘッド
支持アーム、105 磁気ヘッド部、131 第1のヘ
ッドチップ、132 第2のヘッドチップ、139 第
1のボビン、140 第2のボビン、141 第1のコ
イル、142 第2のコイル、187 磁気シールド
板、188 第1の切欠部、189 第2の切欠部
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の記録密度で情報が記録される第1
のディスク状記録媒体に対して情報の書き込み及び/又
は読み出しを行う第1の磁気ヘッド素子と、上記第1の
記録密度よりも記録密度が高い第2の記録密度で情報が
記録される第2のディスク状記録媒体に対して情報の書
き込み及び/又は読み出しを行う第2の磁気ヘッド素子
と、上記第1の磁気ヘッド素子のコイルが巻回されたボ
ビンとを有する磁気ヘッド部と、 先端部に上記磁気ヘッド部を支持する支持アームと、 上記磁気ヘッド部のボビンに対向する位置にて上記磁気
ヘッド部と上記支持アームとの間に配設された略平板状
の磁気シールド板とを備えることを特徴とする磁気ヘッ
ド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288561A JP2000123316A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288561A JP2000123316A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000123316A true JP2000123316A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17731856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10288561A Withdrawn JP2000123316A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000123316A (ja) |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10288561A patent/JP2000123316A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |