JP2000123313A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JP2000123313A
JP2000123313A JP10297187A JP29718798A JP2000123313A JP 2000123313 A JP2000123313 A JP 2000123313A JP 10297187 A JP10297187 A JP 10297187A JP 29718798 A JP29718798 A JP 29718798A JP 2000123313 A JP2000123313 A JP 2000123313A
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core block
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magnetic core
groove
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Masaya Yamauchi
正弥 山内
Yuichi Chiba
雄一 千葉
Shuji Hayasaka
修二 早坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドを高精度に生産でき、生産性を向
上させることができる磁気ヘッドの製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 一対の磁気コアブロック半体24a、2
4bを接合して前記磁気コアブロック24を形成し、前
記磁気コアブロック24の一面25を研削により曲面加
工し、前記磁気コアブロック24を接合面の垂直方向に
向かって磁気ヘッド10の厚みに切断して、磁気ヘッド
10を形成する磁気ヘッドの製造方法において、前記磁
気コアブロック24の一面には接合面に沿って測定溝3
0が一定の幅L及び一定の深さd1をもって形成され、
前記測定溝30には測定部材31が設けられており、前
記測定部材31の幅Lに基づいて研削量DLを測定しな
がら研削を行う磁気ヘッドの製造方法により、達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドの製造
方法の改良、特に効率よく高精度の磁気ヘッドを製造す
ることができる磁気ヘッドの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テープ状の磁気情報記録媒体である磁気
テープに情報を記録し再生する際には、たとえば回転ド
ラム装置等の磁気ヘッド装置が用いられている。この磁
気ヘッド装置には磁気ヘッドが取り付けられていて、磁
気ヘッドが磁気テープと摺動することで情報の記録再生
を行う。特に、磁気ヘッドが情報を記録・再生する作業
は磁気ギャップにより行われる。従って、記録・再生が
高密度かつ高精度に行われるためには、磁気ギャップの
形成が高精度に行われる必要がある。
【0003】ここで、図11は従来の磁気ヘッドの製造
工程の一例を示す図であり、図11を参照して従来の磁
気ヘッドの製造方法について説明する。まず、図11
(A)のように、たとえば非磁性材料からなる基板1が
板状に形成される。その基板1には、磁気ギャップgの
深さDhが測定できるようにするため、その長手方向
(矢印Y方向)に対する両端部に測定窓2、2が形成さ
れる。そして、図11(B)のように、磁性基板1の長
手方向に巻線溝1b、1cがそれぞれ形成され、矢印X
方向に溝3が形成される。
【0004】次に、磁性基板1が分割線CLで2つに分
割されて、磁気コアブロック半体4a、4bが形成され
る。その後、磁気コアブロック半体4a、4bが接合面
1aで突き合わされて、ガラス融着等により接合され、
図11(C)に示すような磁気コアブロック5が形成さ
れる。そして、磁気コアブロック5の摺動面6が研削さ
れて、曲面加工されるとともに、磁気ギャップの深さが
調整される。最後に、図11(D)に示すように、磁気
コアブロック5に当たり幅規制溝7a、巻線溝7b等が
形成された後、磁気ヘッド8の厚みに切断されて、図1
1(E)に示すような磁気ヘッド8が完成する。
【0005】図12には図11(C)における磁気コア
ブロック5の正面図及び側面図をそれぞれ示しており、
図11を参照して、上述した摺動面6の研削について具
体的に説明する。まず、図12(A)の摺動面6が曲面
加工される際、矢印A方向から研削が行われる。そし
て、ギャップ部深さDhの測定は図12(B)の測定溝
2から行われる。具体的には、測定溝2により露出して
いる一方の磁気コアブロック半体4bにおける磁気ギャ
ップgの深さDhを測定し、その測定結果に基づいて磁
気コアブロック5の研削量DLが制御される。そして、
磁気ギャップgの深さDhになるまで、研削すると、研
削作業が終了する。これにより、研削方向(矢印A方
向)からでは測定することができない磁気ギャップgの
深さを測定しながら研削することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、研削方向と測
定方向は90度異なる方向であるため、磁気ギャップg
の深さの測定が難しくなってしまうという問題がある。
さらに、磁気コアブロック5の側面方向に対して、磁気
ギャップgの深さを測定する測定手段を配置する必要が
あり、磁気ヘッドの製造装置が大型化してしまうという
問題もある。
【0007】また、図12(B)において、磁気ギャッ
プgの深さを測定する位置が磁気コアブロック5の両端
に限定されてしまうため、精度良く磁気ヘッドを製造す
ることができないという問題がある。すなわち、測定が
行われている磁気コアブロック5の両端付近のギャップ
部深さDhは測定結果とほぼ一致したものになるが、中
央付近のギャップb深さDhは測定結果と一致しない場
合がある。このとき、測定溝2からの測定結果に基づい
て研削作業を行うと、磁気ギャップgの深さが正しく形
成されていない磁気ヘッドが製造されるおそれがある。
従って、磁気コアブロック5の中央部付近を切断して形
成された磁気ヘッドについては、切断した後さらに磁気
ギャップgの深さを検査する必要があり、生産性の低下
を招いてしまうという問題がある。
【0008】そこで本発明は上記課題を解消し、磁気ヘ
ッドを高精度に生産でき、生産性を向上させることがで
きる磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、一対の磁気コアブロック半体を接合して
前記磁気コアブロックを形成し、前記磁気コアブロック
の一面を研削により曲面加工し、前記磁気コアブロック
を接合面の垂直方向に向かって磁気ヘッドの厚みに切断
して、磁気ヘッドを形成する磁気ヘッドの製造方法にお
いて、前記磁気コアブロックの一面には測定溝が一定の
幅及び一定の深さをもって形成され、前記測定溝には測
定部材が設けられており、前記測定部材の幅に基づいて
研削量を測定しながら研削を行う磁気ヘッドの製造方法
により、達成される。
【0010】請求項1の構成によれば、磁気コアブロッ
クの一面には測定溝が形成されていて、研削方向と同一
の方向から測定部材の幅を測定することで、研削量を測
定することができる。これにより、研削方向と測定方向
の違いによる測定の困難性及び精度の低下を防止するこ
とができ、容易に高い精度で研削量を測定し、精度良く
磁気ギャップの深さを形成することができる。さらに、
測定部材は接合面に沿って設けられている。従って、た
とえば一対の磁気コアブロック半体がそれぞれ反って接
合されている場合、測定部材の幅は磁気コアブロックの
端部と磁気コアブロックの中央付近で異なる長さにな
る。よって、測定部材の幅を用いて研削量を測定するこ
とで、磁気コアブロックの端部からなる磁気ヘッドと磁
気コアブロックの中央部付近からなる磁気ヘッドのギャ
ップ部深さはほぼ同一ものとなり、生産性を向上させる
ことができる。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の構成
において、前記測定溝は、前記磁気コアブロックにおけ
る接合面を中心としたV字溝である磁気ヘッドの製造方
法により、達成される。請求項2の構成によれば、測定
溝を接合面を中心としたV字溝にする事により、測定部
材の幅を用いて研削量を測定する際に、その測定を容易
にすることができる。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項1の構成
において、前記測定溝は、前記磁気コアブロック半体の
一方のみに形成されている磁気ヘッドの製造方法によ
り、達成される。請求項3の構成によれば、磁気コアブ
ロック半体の一方のみ測定溝を形成することで、測定溝
の形成を容易にすることができる。
【0013】請求項4の発明によれば、請求項1の構成
において、前記測定溝の深さは、前記研削量とほぼ同一
の大きさである請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法
により、達成される。請求項4の構成によれば、測定溝
の深さと研削量をほぼ同じにすることで、測定部材が磁
気コアブロックからなくなると、所定の磁気ギャップの
深さが形成されていると認識することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は一般的な磁気ヘッドの使用形態を示
す斜視図であり、図1を参照して磁気ヘッド10につい
て説明する。図1の磁気ヘッド10は、ベース11の上
に配置されて、ベース11はたとえば回転ドラム装置に
取り付けられている。ベース11には回路基板が搭載さ
れていて、回路基板と磁気ヘッド10は電気的に接続さ
れている。磁気ヘッド10は読み込んだ情報信号を回路
基板に送り、回路基板は磁気テープに記録する情報信号
を磁気ヘッド10に送る。
【0016】図2は本発明の磁気ヘッドの製造方法によ
り製造される磁気ヘッドを示す斜視図であり、図2を参
照して磁気ヘッド10について説明する。図2の磁気ヘ
ッド10は、1対の磁気コア半体11、12からなって
いて、磁気コア半体11、12はガラス融着等により接
合されている。磁気コア半体11、12の接合面にはた
とえば磁性膜が形成されている。磁気コア半体11、1
2には巻線窓13a及び巻線溝13bが形成されてい
て、巻線窓13aと巻線溝13bにはコイルが巻線され
る。また、磁気ヘッド10の上部には、磁気テープと摺
動する摺動面16が形成されていて、この摺動面16
は、摩耗を防止するために曲面加工されている。摺動面
16には磁気テープとの当たり幅を調整するため、当た
り幅規制溝14、14が形成されている。
【0017】図3には磁気ヘッドにおける磁気ギャップ
gの周辺部位を示す模式図であり、図3において、磁気
ギャップgは磁気コア半体11、12の接合面に形成さ
れている。磁気ギャップgはコイルから発生した磁界に
基づいて磁場を形成するものであり、この磁気ギャップ
gが磁気テープと摺動する事で、情報の記録・再生を行
う。磁気ギャップgは深さ(以下「ギャップ部深さ」と
いう)Dhになるように形成されている。
【0018】図4は本発明の磁気ヘッドの製造方法の好
ましい実施の形態を示す工程図であり、図4を参照して
磁気ヘッドの製造方法について詳しく説明する。まず、
図4(A)に示すように、基板20が板状に形成され
る。この基板20はたとえば非磁性基板により形成され
る。次に、図4(B)のように、巻線窓を形成するた
め、基板20の長手方向(矢印Y方向)に向かって溝2
1、22が形成される。また、基板20の矢印X方向に
おけるほぼ中央部分には、マーカ31を設けるためのマ
ーカ溝30がたとえばV字溝になるように形成される。
一方、磁気ギャップgにアジマス角を持たせるため、矢
印X方向に向かって溝23が形成される。その後、この
基板20の接合面20aに磁性膜がスパッタリング等に
より形成され、基板20が切断線CLで2つに分割さ
れ、磁気コアブロック半体22、23が形成される。こ
こで、この切断線CLはマーカ溝30の谷部と一致して
いる。
【0019】次に、図4(C)に示すように、磁気コア
ブロック半体22、23が接合面20aで突き合わされ
て、ガラス等により融着され、磁気コアブロック24が
形成される。このとき、磁気コアブロック半体24a、
24bは切断線CLで切断することにより形成されてい
るため、それを突き合わせたときには、マーカ溝30は
V字溝となる。そして、図4(D)に示すようにマーカ
溝30に測定部材であるマーカ31が設けられる。図5
には磁気コアブロック24の正面図及び上面図を示して
おり、図5(A)のマーカ31は断面がほぼ2等辺3角
形に形成されていて、図5(B)に示すように、磁気コ
アブロック24の摺動面25に対して長手方向全体にわ
たって設けられている。
【0020】次に、磁気コアブロック24の摺動面25
を研削して、磁気ヘッドと磁気テープとの摩耗を最小限
に抑えるために、摺動面25が曲面加工され、ギャップ
部深さ(デプス量)Dhも調整される。研削作業は、図
6に示すように、ギャップ部深さDhになるように研削
する際、磁気コアブロック24の摺動面25を深さd1
だけ研削を行うものとする。なお、マーカ溝30の深さ
は研削量d1と同一になるように形成されている。測定
溝の深さと研削量をほぼ同じにすることで、測定部材が
磁気コアブロックからなくなると、所定の磁気ギャップ
の深さが形成されていると認識することができる。この
とき、磁気コアブロック24の研削量(加工量)DLは
以下のように測定される。
【0021】図7に示すように、マーカ31の幅Lは、
マーカ溝30の幅と同一であるから、マーカ31の幅L
はすでにわかっている。また、マーカ溝30はV字溝で
あるので、中心線に対して対照に形成されている。従っ
て、マーカ31の角度を2θ、幅L1=L2=L/2と
すると、式(1)により研削量DLが算出できる。 tanθ=L1/DL ∴DL=L/(2tanθ) ・・・(1) 従って、加工方向(矢印A方向)から幅Lのみを測定す
れば、研削量DLを測定することができる。そして、研
削量DLが深さd1になったとき(DL=d1)、研削
作業を終了させる。このように、マーカ溝30をV字溝
にすることで、研削量DLの測定を容易にすることがで
きる。
【0022】ここで、研削作業は摺動面25を曲面加工
することにより行われるため、正確には式(1)により
算出される研削量DLは、磁気ギャップg付近における
実際の研削量よりも小さいものとなる。しかし、摺動面
25の曲率半径は深さd1に比べて非常に大きいもので
あるため、実際には算出される研削量DLと実際の研削
量は近似して同一のものと考えられる。たとえば、算出
される研削量と実際の研削量の差をΔDL、摺動面25
の曲率半径をr、磁気コアブロック24の幅をcとする
と、ΔDLは式(2)のようになる。 ΔDL=r−1/2×(4r2 −c2 1/2 ・・・(2) ここで、たとえば曲率半径r=5(mm)、磁気コアブ
ロック24の幅c=0.1(mm)のとき、式(2)に
よりΔDL=0.25(μm)という、非常に小さいも
のとなる。従って、実際の研削量は式(1)により算出
される研削量DLに近似する事ができる。最後に図8
(A)に示すように、磁気コアブロック24に巻線溝及
び当たり幅規制溝を形成した後、磁気ヘッド10の厚み
に切断して、図8(B)に示す磁気ヘッド10が完成す
る。
【0023】これにより、研削方向(矢印A方向)から
研削量DLの測定を行うことができるため、測定を容易
に行うとともに、研削装置と同一方向に測定装置を配置
することができるため、磁気ヘッドの製造装置を小型化
する事ができる。また、図9(A)に示すように、たと
えば磁気コアブロック半体24a、24bがその中央部
で凸状に形成されている場合や、図8(B)に示すよう
に、磁気コアブロック半体24a、24bがその中央部
で凹状に形成されている場合がある。このとき、磁気コ
アブロック24の長手方向に対する各部位において、そ
の長さLを測定することにより、その部位における研削
量DLを把握することができる。従って、磁気コアブロ
ック24の各部位の研削量DLを制御することにより、
1つの磁気コアブロック24から形成される磁気ヘッド
10がほぼ同一のギャップ部深さDhをもつ磁気ヘッド
10を製造することができる。従って、磁気ヘッド10
の生産性を向上させ、効率よく磁気ヘッドを製造するこ
とができるとともに、磁気ヘッドの歩留まりを低下させ
ることができる。
【0024】上記実施の形態によれば、磁気ヘッド10
の磁気ギャップgの深さDhを形成する加工プロセスに
おいて、磁気ヘッドの摺動面(磁気ギャップ深さDhの
加工面)より磁気ギャップ深さDhが読みとれるマーカ
ー溝30を予め形成しておくことにより、高精度かつ高
生産性の磁気ヘッド10を製造することができる。すな
わち、磁気ギャップgの深さDhを調整する際、研削す
る方向から深さDhを測定することができ、研削しなが
ら研削量を調整することができる。また、磁気コアブロ
ック24の全長にわたり磁気ギャップgの深さDhを測
定することができ、磁気コアブロック24における中央
部分の磁気ギャップgの深さDhを正確に測定し、各磁
気ヘッド10においてギャップ部深さDhが均一の磁気
ヘッド10を製造することができる。
【0025】本発明は、上記実施の形態に限定されな
い。上記実施の形態において、いわゆるMIG(Met
al In Gap)型磁気ヘッドの製造方法において
も同様に適用することができる。この場合、基板20と
して、磁性基板を用いて、また、この基板20に溝を形
成する段階で、当たり幅規制溝を形成することが必要で
ある。また、図4の磁気ヘッドの製造方法において、マ
ーカ31は磁気コアブロック半体24a、24bが接合
された後、マーカ溝30に対して設けられているが、図
4(B)の基板20の段階でマーカ31を設けるように
しても良い。
【0026】さらに、マーカ溝30は、V字溝に形成さ
れているが、他の形状であってもかまわない。図10に
はマーカ溝の別の形態を示す平面図であるが、図10
(A)においては、断面が略直角三角形のマーカ溝30
が磁気コアブロック半体24a側にのみ形成されてい
て、このマーカ溝30にマーカ31が設けられている。
また、図10(B)においては、断面が磁気ギャップg
側に底辺を有する略2等辺3角形となるマーカ溝30が
形成されていて、このマーカ溝30にマーカ31が設け
られている。図10(C)においては、磁気コア半体2
4a型にのみ形成されていて、このマーカ溝30にマー
カ31が設けられている。図10(D)においては、断
面が矩形状のマーカ溝30が形成されている。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ヘッドを高精度に生産でき、生産性を向上させるこ
とができる磁気ヘッドの製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な磁気ヘッドがベースに搭載されている
様子を示す斜視図。
【図2】本発明の磁気ヘッドの製造方法により製造され
た磁気ヘッドの一例を示す斜視図。
【図3】図2の磁気ヘッドにおける磁気ギャップ周辺部
位を示す模式図。
【図4】本発明の磁気ヘッドの製造方法の好ましい実施
の形態を示す工程図。
【図5】本発明の磁気ヘッドの製造方法における磁気コ
アブロックを示す図。
【図6】本発明の磁気ヘッドの製造方法における磁気コ
アブロックを示す正面図。
【図7】本発明の磁気ヘッドの製造方法における磁気コ
アブロックを示す正面図。
【図8】本発明の磁気ヘッドの製造方法の好ましい実施
の形態を示す工程図。
【図9】本発明の磁気ヘッドの製造方法における磁気コ
アブロック半体が歪曲している様子を示す平面図。
【図10】本発明の磁気ヘッドの製造方法における別の
マーカ溝の形状を示す正面図。
【図11】従来の磁気ヘッドの製造方法の一例を示す工
程図。
【図12】従来の磁気ヘッドの製造方法における磁気コ
アブロックの様子を示す図。
【符号の説明】
10・・・磁気ヘッド、11、12・・・磁気コア半
体、20・・・基板、24a、24b・・・磁気コアブ
ロック半体、24・・・磁気コアブロック、25・・・
摺動面、30・・・マーカ溝、31・・・マーカ、g・
・・磁気ギャップ、Dh・・・ギャップ部深さ、DL・
・・研削量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 修二 宮城県登米郡中田町宝江新井田字加賀野境 30番地 ソニー・プレシジョン・マグネ株 式会社内 Fターム(参考) 5D093 AA01 AC01 DA01 FA22 5D111 AA23 BB28 GG12 JJ25 KK20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コアブロック半体を接合して
    前記磁気コアブロックを形成し、前記磁気コアブロック
    の一面を研削により曲面加工し、前記磁気コアブロック
    を接合面の垂直方向に向かって磁気ヘッドの厚みに切断
    して、磁気ヘッドを形成する磁気ヘッドの製造方法にお
    いて、 前記磁気コアブロックの一面には、前記接合面に沿って
    測定溝が一定の幅及び一定の深さをもって形成され、前
    記測定溝には測定部材が設けられており、前記測定部材
    の幅に基づいて研削量を測定しながら研削を行うことを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記測定溝は、前記磁気コアブロックに
    おける接合面を中心としたV字溝である請求項1に記載
    の磁気ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記測定溝は、前記磁気コアブロック半
    体の一方のみに形成されている請求項1に記載の磁気ヘ
    ッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記測定溝の深さは、前記研削量とほぼ
    同一の大きさである請求項1に記載の磁気ヘッドの製造
    方法。
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