JPH0254415A - 情報信号の磁気記録再生装置 - Google Patents

情報信号の磁気記録再生装置

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JPH0254415A
JPH0254415A JP20551188A JP20551188A JPH0254415A JP H0254415 A JPH0254415 A JP H0254415A JP 20551188 A JP20551188 A JP 20551188A JP 20551188 A JP20551188 A JP 20551188A JP H0254415 A JPH0254415 A JP H0254415A
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JP
Japan
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recording
disk
reproducing
signal
magnetic
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JP20551188A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Shudo
勝行 首藤
Toshio Kaneshiro
金城 寿雄
Yoshio Mizuno
水野 良夫
Shigeru Kawase
茂 川瀬
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラッキング参照信号によるピットの配列を
信号面に予め形成させてある磁気記録媒体円盤を用い、
ピットの配列により記録されているトラッキング参照信
−号を静電容量値の変化として磁気記録媒体円盤から電
極によって読出した前記のトラッキング参照信号に基づ
き記録再生素子に対するトラッキング制御動作が行われ
ている状態において、トラッキング参照信号用のピット
配列の間に形成されている記録跡に記録再生素子により
磁気記録再生動作が行われるように構成されている情報
信号の磁気記録再生装置に関する。
(従来の技術) 各種の情報信号を高い記録密度で記録することについて
の要望が高まるのにつれて、近年になって色々な構成原
理や動作原理に基づいて作られた情報記録媒体を用いて
情報信号の高密度記録再生が行われるようになったこと
は周知のとおりであり、例えば、情報記録媒体の信号面
に情報信号に応じた凹凸を形成させて情報信号の記録を
行い。
記録された情報信号を光学的な手段によって再生するよ
うにしたり、あるいは静電容量値の変化の検出によって
再生するようにした記録再生装置は、映像信号や音声信
号の記録再生用として既に実用されており、また、各種
の技術分野における高密度記録再生の要求に応じるため
に、情報記録媒体の記録層に情報信号によって強度変調
されたビームを照射することにより、情報記録媒体にお
ける記録層に情報信号に応じた物理変化あるいは化学変
化を生じさせて情報信号の記録が行われるようにした情
報記録媒体についても研究が行われるようになったが、
特に近年、安定な動作を行う半導体レーザが容易に得ら
れるようになったのに伴い、レーザ光を用いて高密度記
録再生を行うようにした各種の光ディスクが既に実用化
されたり、あるいは実用化のための研究開発が行われて
いる現状にあることは周知のとおりである。
さて、多くの技術分野における各種の情報信号を高い記
録密度で記録することについての要望が高まるのにつれ
て、近年来、色々な構成原理や動作原理に基づいて作ら
れた情報記録媒体を用いて情報信号の高密度記録再生が
試みられ、例えば。
1回だけユーザが追加して記録できる光ディスク(追記
型光ディスク)や消去可能な光ディスクなどが、例えば
オフィス用ファイルメモリ、その他の用途での実用化の
ために盛んに研究開発が行われており、これまでに追記
型の光ディスクあるいは消去可能な光ディスクとしても
、それらのものにおける記録層がレーザ光ビームのスポ
ットの加熱作用により、どのような物理的な変化で情報
信号の記録が行われるのかに着目して分類した場合に、
ピット形成型、泡あるいは凹凸形成型、光磁気型、相変
化型(熱エネルギにより光の透過率2反射率。
吸収率等に変化が生じる熱変履型)等のように大別でき
る各種形式のものが提案されている他、記録、再生動作
が先板外のエネルギを用いて行われるようにする情報記
録媒体についての提案も多くなされていることは周知の
とおりである。
ところで、情報信号の磁気記録再生を磁気的に行うよう
にした磁気記録再生方式は、磁気記録媒体に対する情報
信号の記録と、磁気記録媒体からの情報信号の再生とを
極めて容易に行いつるために、多くの技術分野における
情報信号の記録再生の手段として従来から広く採用され
ているが、情報信号の高密度記録再生の要望が高まるの
に伴い。
記録跡間隔(トラックピッチ)の狭小化が行われるよう
になった。
そして、記録跡間隔が狭小化した場合には、磁気ヘッド
を記録跡上に正確に辿らせるようにすることが困難にな
るために、各種のトラッキング制7御手段を適用してこ
の問題の解決を図かることが行われるようになったが、
記録密度の一層の高度化が行われる場合には、記録時に
おける記録跡の重なりを防止するために、記録機構とし
ても極めて機械的精度の高いものが要求されることにな
り、それにより装置が高価なものになる。
それで、磁気記録媒体円盤(以下、ディスクと記載され
ることもある)の信号面にトラッキング参照信号に応じ
た幾何学的な形状変化(ピット、凹凸)を予め形成させ
ておいて、そのトラッキング参照信号を静電容量値の変
化として読出すことによりトラッキング制御動作が行わ
れるようにするとともに、前記したトラッキング参照信
号のピット列による記録跡間の平坦な部分において磁気
記録再生を行うことができるようにした磁気記録媒体を
用いて、ディスクに対する情報信号の記録時と、ディス
クからの情報信号の再生時とに、前記したディスクに予
め記録させておいたトラッキング情報を用いて磁気ヘッ
ドがトラッキング制御動作の下に狭小化された記録跡を
辿ることができるようにした高密度情報記録再生方式も
特公昭63−4272号公報によって開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記した高密度情報記録再生方式においては、ディスク
に対する情報信号の記録動作とディスクからの情報信号
の再生動作とに使用される記録再生素子として、ディス
クに予め記録されているトラッキング制御情報を静電容
量値の変化として読出すための電極と、ディスクに磁気
記録されている情報信号を読出すための磁気ヘッドとの
双方を備えたものが必要とされるのであり、前記した特
公昭63−4272号公報にも前記した記録再生素子と
して、磁気空隙とそれから離れた位置に電極を設けた構
成形態の電極付き磁気ヘッドの各種形態のものが例示さ
れている。
ところが、ディスクの信号面に予め形成させてあるトラ
ッキング参照信号に応じた幾何学的な形状変化(ピット
、凹凸)を静電容量値の変化として読出すための電極と
、ディスクに磁気記録されている情報信号を読出すため
の磁気ヘッドとの双方を備えた記録再生素子において、
それの磁気ヘッドの部分に使用されているコアが完全な
絶縁体でない場合、特に、高い記録密度で磁気記録再生
ができるように高抗磁力の磁性材料が使用されているデ
ィスクからの記録再生に使用される磁気ヘッドでは、コ
アとして導電率の高い材料が使用されている場合には、
ディスクに予め記録されているトラッキング制御情報を
静電容量値の変化として読出すための電極と磁気ヘッド
の部分に使用されているコアとの間に静電容量結合が生
じるために。
ディスクに予め記録されているトラッキング制御情報を
静電容量値の変化として前記の電極で正しく読出すこと
ができないことも起こる。
前記の点について具体的に説明すると次のとおりである
。すなわち、ディスクの信号面に予め形成させてあるト
ラッキング参照信号に応じた幾何学的な形状変化(ピッ
ト、凹凸)を静電容量値の変化として読出すための電極
と、ディスクに磁気記録されている情報信号を読出すた
めの磁気ヘッドとの双方を備えた記録再生素子における
磁気ヘッドのコアが導電体であれば、前記の磁気ヘッド
のコアに対して絶縁された状態において対向配置されて
いる電極と磁気ヘッドのコアとは静電容量結合された状
態になされているから、電極とディスクの信号面のピッ
トとの間の静電容量値の検出のために静電容量値の変化
の検出回路(例えば、高周波発振器の出力信号によって
励振されている空洞共振泰と検波回路等によって構成さ
れている静電容量値の変化の検出回路)から静電容量値
の検出用電極に供給されている高周波信号は、前記の電
極に対して静電容量結合されている状態の磁気ヘッドの
コアにも供給されている。
それで、前記のように電極と磁気ヘッドとの双方を備え
ている記録再生素子によって磁気記録再生動作を行うた
めに、記録再生素子における電極の先端と磁気ヘッドの
磁気空隙部を有する摺動部とをディスクの信号面に良好
に摺接させた状態とした場合には、ディスクの信号面に
形成されているトラッキング参照信号に応じた幾何学的
な形状変化(ピット、凹凸)が、電極によって静電容量
値の変化として読出されるのと同時に、磁気ヘッドのコ
アによっても静電容量値の変化として検出されるために
、静電容量値の変化の検出回路からの出力信号は前記し
た2つの部分からの検出結果の和の形として出力される
ことになるが、その出力信号は有効なトラッキング制御
情報としては使用できないものとなることが多い。
すなわち、記録再生素子における電極はそれのの先端の
形状寸法が、磁気記録媒体円盤の信号面上に設けられて
いるトラッキング参照信号によるピットの配列によって
示される最短記録波長に比べて非常に小さくなされてい
るために、ディスクの信号面に予め形成させてあるトラ
ッキング参照信号のピットを静電容量値の変化の状態と
して良好に検出できるから、電極で検出された検出信号
はディスクに予め記録させておいたトラッキング参照信
号に対応していて、その検出信号を用いることにより良
好な状態のトラッキング制御情報を得ることが可能であ
るが、記録再生素子における磁気ヘッドは、それの摺動
面がディスクの信号面に摺動してもディスクの信号面に
損傷を与えることがないように比較的に大面積の摺動部
でディスクの信号面と接触するようになされているため
に。
ディスクの信号面に接触している摺動面における摺動部
の長さは、ディスクの信号面上に設けGれているトラッ
キング参照信号によるピットの配列によって示される記
録波長に比べて無視できるような小さなものとはなされ
てはいない。
それで、ディスクの回転駆動が等角速度で行われている
場合における同一の周波数の信号によるディスクの信号
面における記録波長はディスクの外周から内周に行くに
従って小さくなるから、ディスクの信号面に記録されて
いるトラッキング参照信号によるピットの配列によって
示される記録波長に対して無視できない形状寸法の電極
として動作する磁気ヘッドのコアの摺動面における摺動
部によってディスクの信号面にピットの配列によって記
録されているトラッキング参照信号が再生されたときの
トラッキング参照信号の再生出力は、ディスクの信号面
に接触している摺動面の摺動部の長さがディスクの信号
面上に設けられているトラッキング参照信号によるピッ
トの配列によって示される最短記録波長の1/2よりも
大になって行くと次第に低下して行き、ディスクの信号
面比接触している摺動面における摺動部の長さが、磁気
記録媒体円盤の信号面上に設けられているトラッキング
参照信号によるピットの配列によって示される最短記録
波長に等しくなったときにトラッキング参照信号の再生
出力は零になる。
それで、記録再生素子がディスクの外周から内周に次第
に移行して行くのに従い磁気ヘッドのコアを電極とし、
それの摺動面における摺動部の形状寸法に応じて検出さ
れるトラッキング参照信号の再生出力は第9図に例示さ
れているように零と有限値との間で変化することを繰返
すから、磁気ヘッドのコアで検出された検出信号はディ
スクに予め記録させておいたトラッキング参照信号がト
ラッキング制御情報としては利用できないような出鱈目
な状態の情報として検出されることになり、前記した電
極によって検出された検出信号と電極として動作した磁
気ヘッドのコアによって検出された検出信号との和の信
号は、トラッキング制御用の情報としては利用できない
ものになることが多いからである(第9図中におけるM
はディスクにおける記録波長を示す)。
前記の問題点を解決するための一つの手段として、記録
再生素子を構成している電極と磁気ヘッドとの位置を離
すことにより、電極と磁気ヘッドのコアとの間の静電容
量結合の程度を小さくして、磁気ヘッドのコアで検出さ
れた信号が電極で検出された信号に加算されても、電極
で検出されたトラッキング参照信号に悪影響を与えない
ようにすることが考えられた。
すなわち、電極と磁気ヘッドの磁気空隙との間隔を、デ
ィスクにおける記録跡間隔(トラックピッチ)TPのN
倍(ただし、Nは正の整数)として。
電極で検出されたトラッキング参照信号に基づいて記録
再生素子をトラッキング制御することが試みられたが、
この解決手段はディスクの基板材料(例えば基板材料が
ガラス)と記録再生素子の構成材料(例えばコア材料が
フェライト)とが略々同一の熱膨張係数を有しているも
のである場合には良好な結果を期待できるが、例えば磁
気ヘッドのコアの材料として使用されているフェライト
に対して熱膨張係数が大きく異るポリカーボネートのよ
うな基板材料が使用されているディスクのような場合に
は、温度変化によって大きく変形するポリカーボネート
の基板が使用されているディスクにおける記録跡間隔T
Pは温度の変化によって大巾に変化するために、ディス
クにおける記録跡間隔TPに関してN倍となるように予
め設定しておいた電極と磁気ヘッドの磁気空隙との間隔
N−TPの値が、ディスクにおける実際の記録跡間隔T
PのN倍の値から大巾にずれてしまうために、トラッキ
ング誤差情報が得られなくなり、トラッキング制御動作
が良好に行われなくなることが起こる。
ところで、前記したディスクの信号面に予め形成させて
あるトラッキング参照信号に応じた幾何学的な形状変化
(ピット、凹凸)の静電容量値の変化は10のマイナス
4乗PF乃至10のマイナス3乗PF程度であるが、記
録再生素子における電極と磁気ヘッドのコアとの間の既
述した静電容量結合の絡合容量の値は、前記したディス
クの信号面に予め形成させてあるトラッキング参照信号
に応じた幾何学的な形状変化(ピット、凹凸)の静電容
量値の変化の値(10のマイナス4乗PF乃至10のマ
イナス3乗PF程度)よりも充分に小さくなければなら
ない。
すなわち、前記した記録再生素子における電極と磁気ヘ
ッドのコアとの間の静電容量結合の結合容量の値は、ト
ラッキング制御に要求される追従精度によっても異なる
が、再生信号に対してクロストークが一40dB以上必
要とされているということから、前記した記録再生素子
における電極と磁気ヘッドのコアとの間の静電容量結合
の結合容量の値は、10のマイナス8乗PF乃至10の
マイナス7乗PF程度となされることが必要と考えられ
るが1例えばポリカーボネートを基板に用いたディスク
を対象として、例えば、位置決め誤差を0.2ミクロン
に決めである場合に、温度変化によるディスクの変形で
0.2ミクロンの大きさの位置決め誤差が生じる場合の
記録再生素子における電極と磁気ヘッドのコアとの間隔
が100ミクロンであったとして、今、仮に電極の巾が
1ミクロンで、磁気ヘッドのコアの高さが1ミリメート
ルであるような記録再生素子の場合における電極と磁気
ヘッドとの間の静電容量を計算するために、巾が1ミク
ロンで長さが1ミリメートルの2枚の導体板を100ミ
クロンの距離を隔てて対向配置させた場合を想定して、
前記した記録再生素子における電極と磁気ヘッドのコア
との間の静電容量値を計算すると、静電容量値は10の
マイナス4乗PF以上となり、この静電容量値は記録再
生素子における電極と磁気ヘッドのコアとの間の静電容
量結合の結合容量の値として必要と考えられる既述の1
0のマイナス8乗PF乃至10のマイナス7乗PFの値
とは懸は離れて大きな値になっている。
それで、前記した記録再生素子における電極と磁気ヘッ
ドのコアとの間の静電容量結合の結合容量の値が、10
のマイナス8乗PF乃至10のマイナス7乗PF程度と
なるように電極と磁気ヘッドのコアとの間隔を100ミ
クロンよりも離して、前記した記録再生素子における電
極と磁気ヘッドのコアとの間の静電容量結合の結合容量
の値を小さくした場合には、温度変化時におけるディス
クの基板の熱膨張による変形の大きさが前記した位置決
め誤差よりも非常に大きなものとなるから、電極からの
再生信号からは到底トラッキング誤差情報を得ることが
できない。
このように、記録再生素子における電極と磁気ヘッドの
コアとの間隔を大にして、前記した両者間の静電容量結
合を小にすることにより既述した問題点を解決しようと
しても、その試みは成功しない、また、前記の解決手段
とは逆に、記録再生素子における電極と磁気ヘッドのコ
アとを接近させた構成にし、電極と磁気ヘッドとの間に
静電遮蔽を設けるという解決手段も考えられるが、超小
型のヘッド・チップ内に静電遮蔽を施すことは不可能に
近いために、そのような解決手段は実現できない。
(問題点を解決するための手段) 本発明はトラッキング参照信号によるピットの配列を信
号面に予め形成させてある磁気記録媒体円盤を用い、ピ
ットの配列により記録されているトラッキング参照信号
を静電容・量値の変化として磁気記録媒体円盤から電極
によって読出した前記のトラッキング参照信号に基づき
記録再生素子に対するトラッキング制御動作が行われて
いる状態において、トラッキング参照信号用のピット配
列の間に形成されている記録跡に記録再生素子により磁
気記録再生動作が行われるように構成されている情報信
号の磁気記録再生装置であって、磁気記録媒体円盤にピ
ットの配列により記録されているトラッキング参照信号
を静電容量値の変化として読出す電極と磁気記録再生用
の磁気ヘッドのコア部分とが実質的に兼用されていると
ともに、磁気記録媒体の信号面に接触している摺動部の
長さが、磁気記録媒体円盤の信号面上に設けられている
トラッキング参照信号によるピットの配列によって示さ
れる最短記録波長の略々1/2よりも小となされている
記録再生素子を用いてなる情報信号の磁気記録再生装置
を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の情報信号の磁気記録
再生装置の具体的な内容を詳細に説明する。第1図は本
発明の情報信号の磁気記録再生装置の一実施例のブロッ
ク図であり、また、第2図及び第5図ならびに第7図は
ディスクにピットの配列により記録されているトラッキ
ング参照信号を静電容量値の変化として読出す電極と磁
気記録再生用の磁気ヘッドのコア部分とが実質的に兼用
されているとともに、ディスクの信号面に接触している
摺動部の長さが、ディスクの信号面上に設けられている
トラッキング参照信号によるピットの配列によって示さ
れる最短記録波長の略々1/2よりも小となされている
記録再生素子の各異なる構成形態のものの斜視図、第3
図はディスクと記録再生素子との対応を示す斜視図、第
4図は第2図に示されている記録再生素子とディスクの
信号面上に設けられているトラッキング参照信号による
ピットの配列との対応関係を示す図、第6図は第5図に
示されている記録再生素子とディスクの信号面上に設け
られているトラッキング参照信号によるピットの配列と
の対応関係を示す図、第8図は第7図に示されている記
録再生素子の摺動面側の平面図である。
本発明の情報信号の磁気記録再生装置、すなわち静電容
量値の変化検出によってトラッキング制御情報が得られ
る磁気記録媒体円盤(ディスク)を用いた情報信号の記
録再生装置の一実施例のブロック図を示している第1図
において、Dはトラッキング参照信号のピットの配列に
よる記録跡が信号面に予め形成させてある磁気記録媒体
円盤(ディスク)であり、このディスクDに設けられて
いるトラッキング参照信号のピットの配列による記録跡
は1例えば、平坦な磁気記録再生領域内に設けられる磁
気記録再生用の主記録跡において記録再生されるべき情
報信号の占有周波数帯域よりも低い周波数帯域に位置す
るそれぞれ異なる低い周波数値の2種類のトラッキング
参照信号(fpLfp2)によって形成されているので
あり、前記しは1例えば特定な信号fp3が記録されい
てもよい)毎に順次交互に切換えられている状態で記録
されている。
前記のディスクDは駆動モータMdによって回転駆動さ
れる図示されていないターンテーブルにクランパCによ
って固着されており、前記の駆動モータMdがディスク
駆動回路MDCによって所定の回転数、すなわち、基準
の同期信号の周期と整数比の関係にある一定の回転周期
で回転される駆動用モータMdによって駆動回転された
状態において、記録再生素子RPEによって情報信号の
記録再生が行われる。
前記した記録再生素子RPEとしては、ディスクDにピ
ットの配列により記録されているトラッキング参照信号
を静電容量値の変化として読出す電極と磁気記録再生用
の磁気ヘッドのコア部分とが実質的に兼用されていると
ともに、ディスクDの信号面に接触している摺動部の長
さLが、ディスクの信号面上に設けられているトラッキ
ング参照信号によるピットの配列によって示される最短
記録波長Mの略々1/2よりも小となされているように
構成されているものが使用されるのであり、それの具体
的な構成例が第2図及び第5図ならびに第7図に示され
ている。
前記した記録再生素子RPEはトラッキング制御系のア
クチュエータACTに取付けられていてトラッキング制
御信号に応じて駆動変位される。
第1図中に示されている移送用モータMfの回転軸には
送りねじ1が連結されている。前記の送りねじ1にはア
クチュエータACTが取付けられている移送体FAが噛
み合わされていて、前記の送りねじ1が回転駆動される
ことによって、前記した移送体FAは案内棒2に案内さ
れながら送りねじ1の回転につれて移送される。
第3図は前記した移送体FAに取付けられているアクチ
ュエータACTによって、ディスクDの信号面上で変位
駆動される記録再生素子RPEを示しており、この第3
図に示されている構成例では記録再生素子RPEは例え
ばガラス片のような絶縁物製の支持片3を介して支持体
4(カンチレバー4)に取付けられている。
前記した支持体4は、それの基部に設けられている孔8
,9をアクチュエータACTの可動部5に突設されてい
るピボット6.7に挿入することにより、支持体4に固
着されている永久磁石10とアクチュエータACTの可
動部5に設けられている永久磁石11との吸引力によっ
てアクチュエータACTの可動部5と一体的に結合され
ている。
したがって、トラッキング制御系におけるアクチュエー
タACTの可動部5がトラッキング制御信号によって駆
動変位されることによって記録再生素子RPEはディス
クDの信号面における記録跡の延長する方向(第3図中
の矢印A方向)に直交する方向(第3図中の矢印B方向
)に駆動変位される。
前記した記録再生素子RPEにおける電極によって静電
容量値の変化として検出されたトラッキング参照信号は
トラッキング制御回路TSCに供給される。そして、前
記のトラッキング制御回路TSCによって発生されたト
ラッキング制御信号はアクチュエータACTに供給され
るとともに。
トラッキング制御信号の低域信号成分が移送用モータM
fに供給されることにより、記録再生素子RPEによる
記録再生時における記録再生素子RPEの位置制御が正
しく行われるようになされるえのタイミングは1例えば
ディスクDに記録させておく既述のような信号fp3.
あるいは他の信号が用いられる。
記録再生の対象にされている情報信号によるディスクの
各1周毎の順次の記録跡の相互間に2種類のトラッキン
グ参照信号における各1種類のものが1周毎に順次交互
に使用される態様で予め記録させてあるディスクDにお
ける前記した2種類のトラッキング参照信号が、互に周
波数を異にしている2つの単1の周波数の信号fpl、
 fp2である場合における前記したトラッキング制御
回路TSCの構成、動作などは、周知のVHD方式(登
録部III)におけるトラッキング制御回路TSCの構
成、動作などと同じであるから、ここではそれの詳細な
説明は省略する。
第1図に示されているような静電容量値の変化検出によ
ってトラッキング制御情報が得られるディスクDを用い
た情報信号の磁気記録再生装置において、それが記録モ
ードになされた場合には。
図示されていない信号源で発生された記録再生の対象に
されている情報信号が記録再生系RPAから記録再生素
子RPEに供給されることにより、記録再生素子RPE
に設けられている電極で再生された2種類のトラッキン
グ参照信号の再生出力が等しい状態になるようにトラッ
キング制御されている記録再生素子RPEによって、記
録の対象にされている情報信号がディスクDにおける相
隣るトラッキング参照信号による記録跡の間に形成され
ている平坦な磁気記録再生領域に記録される。
次に、本発明の情報信号の磁気記録再生装置で使用され
る記録再生素子、すなわち、ディスクDにピットP、P
・・・の配列により記録されているトラッキング参照信
号を静電容量値の変化として読出す電極と磁気記録再生
用の磁気ヘッドのコア部分とが実質的に兼用されている
とともに、磁気ヘッドの摺動面におけるディスクDの信
号面に接触している摺動部の長さしが、ディスクDの信
、静置上に設けられているトラッキング参照信号による
ピットP、P・・・の配列によって示される最短記録波
長Mの略々1/2よりも小となるように構成されている
記録再生素子RPEの具体的な構成例について説明する
まず第2図に示されている記録再生素子RPEは、トラ
ック巾に対応する厚さt(第4図参照)を有している例
えばセンダスト合金薄膜のような磁性材料による薄膜コ
ア12.13を用いて構成した薄膜リングヘッドにおけ
る磁気空隙gに近い部分を除く薄膜コア12.13の両
側をフェライト製の支持体14〜17によって支持し、
また前記した薄膜リングヘッドにおける磁気空隙gに近
い部分の薄膜コア12.13の両側を、例えばガラスの
ような非磁性物質製の支持体18〜21(ただし、フェ
ライト製の支持体17に固着されている非磁性物質製の
支持体21は図示されていない)によって支持した構成
態様のものである。
第2図において13aは薄膜リングヘッドにおける薄膜
コア12.13を電極に兼用するために薄膜コア12.
13に接続線22を接続するための端子である。また、
23.24はコイル巻回孔27を通してコアに巻回され
たコイルであり、25.26は前記したコイル23.2
4に接続されている接続線である。
第4図は第3図中に示されている記録再生素子RPEが
、第2図に示されているような構成の記録再生素子RP
Eであるとして、第3図中の矢印Aの方向から見た場合
の記録再生素子RPEにおける摺動面及び電極の部分と
ディスクDの信号面におけるトラッキング参照信号によ
るピットP。
P・・・の配列との関係を説明している図(第4図の(
a))と、第3Im中の矢印Bの方向から見た場合の記
録再生素子RPEにおける摺動面及び電極の部分とディ
スクDの信号面におけるトラッキング参照信号によるピ
ットP、P・・・の配列との関係を説明している図(第
4図の(b))である。
第2図に示されている記録再生素子RPEは第4図の(
a)に示されているように、ディスクDの信号面におけ
るトラッキング参照信号のピットP。
P・・・の配列による記録跡の記録跡間隔よりも狭い厚
さtを有する薄膜リングヘッドにおける電極と兼用され
ている薄膜コア12.13の先端の部分が、それの両側
を非磁性物質製の支持体18〜21で支持された状態で
ディスクDの信号面に摺接し、かつ、第4図の(b)に
示されているように、ディスクDの信号面におけるトラ
ッキング参照信号のピットP、P・・・の配列による記
録跡の延長方向については、ディスクDの信号面に摺接
している薄膜リングヘッドにおける電極と兼用されてい
る薄膜コア12.13の先端の摺動面の摺動部が長さ−
LにわたってディスクDの信号面に摺接している状態に
なされているのである。
なお、第4図の(b)において1MはディスクDの信号
面に形成されているトラッキング参照信号のピットP、
P・・・の配列によって示される最短記録波長を示した
ものであり、同図中のM/2は前記したディスクDの信
号面に形成されているトラッキング参照信号のピットP
、P・・・の配列によって示される最短記録波長Mの1
72を示している。
前記した第4図の(a)、(b)を参照すれば、第2図
に示されている記録再生素子RPEにおいて、電極に兼
用されている磁気ヘッドのコアの摺動面の内でディスク
Dの信号面に摺接状態になされる摺動部は、それの巾t
がトラッキング参照信号のピットP、P・・・の配列に
よって形成されるトラッキング参照信号の記録跡の記録
跡間隔よりも小さく、また、トラッキング参照信号のピ
ットP、P・・・の配列によって形成されるトラッキン
グ参照信号による記録跡の延長方向における摺動部の長
さは、トラッキング参照信号のピットP、P・・・の配
列によって示される最短記録波長Mの172以下の長さ
Lを有するものとして構成されていて、前記した摺動部
具外の部分は、ディスクDの信号面から離れた状態で存
在しているから、前記した摺動部具外の部分が電極と電
気的に接続されていても、その部分からは信号が検出さ
れることはなく、また、電極と磁気ヘッドのコアとが兼
用されているために1位置決め誤差を生じさせることが
なく、したがって、第2図示の構成の記録再生素子では
ディスクDにピットの形で予め記録されているトラッキ
ング参照信号を、磁気ヘッドのコアの部分と兼用されて
いる電極によって静電容量の変化として良好に読出すこ
とができるのであり、この第2図示の構成形態の記録再
生素子を用いることにより従来の問題点を生じさせるこ
とのない情報信号の磁気記録再生装置を提供できること
は明らかである。
なお、電極と磁気ヘッドのコアとが兼用されていても、
それぞれで取扱う信号の周波数帯域が。
例えばI G Hzと10MHzというように全く異な
るために、記録再生時にはお互いに影響がない。
次に第5図に示されている記録再生素子RPEは1本発
明の情報信号の磁気記録再生装置を垂直磁気記録再生方
式において実施しようとする際に用いられる記録再生素
子の一例構成として、電極兼用単磁極型垂直磁気ヘッド
として構成した場合の構成例を示したものである。
第5図において30はトラック巾に対応する巾W(第6
図の(a)参照)を有しし、かつ、極めて薄い例えばセ
ンダスト合金薄膜のような磁性材料による垂直磁気記録
用の主磁極30であり、この主磁極30はそれの面端部
分を除く部分の両側がフェライト製の支持体28.29
によって挟着されており、また、それの先端部に近い部
分の主磁極30の両側を0例えばガラスのような非磁性
物質製の支持体31.32によって挟着されており、さ
らに、それの後端部には、電極と兼用される主磁極30
に接続線36が接続されている。
第5図において33はコイル巻回孔34.35を通して
コアに巻回されたコイルであり、37゜38は前記した
コイル33に接続されている接続線である。
第5図は第3図中に示されている記録再生素子RPEが
、第5図に示されているような構成の記録再生素子RP
Eであるとして、第3図中の矢印Aの方向から見た場合
の記録再生素子RPEにおける摺動面及び電極の部分と
ディスクDの信号面におけるトラッキング参照信号によ
るピットP。
P・・・の配列との関係を説明している図(第6図の(
a))と、第3図中の矢印Bの方向から見た場合の記録
再生素子RPEにおける摺動面及び電極の部分とディス
クDの信号面におけるトラッキング参照信号によるピッ
トP、P・・・の配列との関係を説明している図(第6
図の(b))である。
第5図に示されている記録再生素子RPEは第6図の(
a)に示されているように、ディスクDの信号面におけ
るトラッキング参照信号のピットP。
P・・・の配列による記録跡の記録跡間隔よりも狭い巾
Wを有する強磁性体物質製の主磁極30と兼用されて電
極30の先端の部分が、それの両側を非磁性物質製の支
持体31.32で支持された状態でディスクDの信号面
に摺接し、かつ、第61ii!lの(b)に示されてい
るよ゛うに、ディスクDの信号面におけるトラッキング
参照信号のピットP、P・・・の配列による記録跡の延
長方向については、ディスクDの信号面に摺接している
強磁性体物質製の極めて薄い主磁極30と兼用されて電
極30の先端の部分ディスクDの信号面に摺接している
状態になされているのである。
なお、第6図の(b)において1MはディスクDの信号
面に形成されているトラッキング参照信号のピットP、
P・・・の配列によって示される最短記録波長を示した
ものである。
前記した第6図の(a)、(b)を参照すれば、第5図
に示されている電極兼用単磁極型垂直磁気ヘッドによる
記録再生素子RPEにおいて、電極に7兼用されている
主磁極30は、それの巾Wがトラッキング参照信号のピ
ットP、P・・・の配列によって形成されるトラッキン
グ参照信号の記録跡の記録跡間隔よりも小さく、また、
トラッキング参照信号のピットP、P・・・の配列によ
って形成されるトラッキング参照信号による記録跡の延
長方向における主磁極の厚さは、トラッキング参照信号
のピットP、P・・・の配列によって示される最短記録
波長Mの172に比べて極めて小さなものとして構成さ
れていて、前記した主磁極30以外の部分は、ディスク
Dの信号面から離れた状態で存在しているから、前記し
た主磁極30以外の部分が電極と電気的に接続されてい
ても、その部分がらは信号が検出されることはなく、ま
た、電極と磁気ヘッドのコアとが兼用されているために
5位置決め誤差を生じさせることがなく、したがって第
5図示の構成の記録再生素子ではディスクDにピットの
形で予め記録されているトラッキング参照信号を、磁気
ヘッドのコアの部分と兼用されている電極によって静電
容量の変化として良好に読出すことができるのであり、
この第5図示の構成形態の記録再生素子を用いることに
より従来の問題点を生じさせることのない情輻信号の磁
気記録再生装置を提供できることは明らかである。
次に、第7図は第2図を参照して既述したリング型の磁
気ヘッドによる記録再生素子RPHの変形例を示したも
のであり、この第7図に示す記録再生素子RPEは、磁
気ヘッドを構成している各コア半休における磁気空隙g
の両側の部分だけに例えばセンダスト合金薄膜のような
磁性材料による磁性薄膜41.42が設けられているコ
ア材を用いて構成されている。第8図は第7図示の記録
再生素子における摺動面倒の平面図である。
第7図及び第8図において、39.40は各コア半休の
フェライト製の部材、41は前記したコア半休における
フェライト製の部材39の磁気空隙g側に付着させた例
えばセンダスト合金薄膜のような磁性薄膜、42は前記
したコア半休におけるフェライト製の部材40の磁気空
隙g側に付着させた例えばセンダスト合金薄膜のような
磁性薄膜、43は前記した磁性薄膜41.42に接続線
50を接続するための導電性の接着剤、44はコイル孔
、45,46,47,48は例えばガラスのような非磁
性物質製の支持体、49はコイルである。
この第7図示の記録再生素子RPEは第8図に示されて
いるように摺動面における磁気空隙gの両側に露出した
磁性薄膜41a、42aによる摺動部がディスクDの信
号面に摺接するが、前記した電極と兼用されている摺動
面の摺動部はディスクDの信号面におけるトラッキング
参照信号のピットP、P・・・の配列による記録跡の延
長方向での長さが、トラッキング参照信号のピットP、
P・・・の配列によって示される最短記録波長Mの1/
2以下の長さLを有するものとして構成されていて。
前記した摺動部以外の部分は、ディスクDの信号面から
離れた状態で存在しているから、この第7図に示されて
いる記録再生素子RPEにおいても、第2図及び第5図
を参照して説明した記録再生素子RPEと同様に、前記
した摺動部以外の部分が電極と電気的に接続されていて
も、その部分からは信号が検出されることはなく、した
がってディスクDにピットの形で予め記録されているト
ラッキング参照信号を、磁気ヘッドのコアの部分と兼用
されている電極によって静電容量の変化として良好に読
出すことができるので、従来の問題点を生じさせること
のない情報信号の磁気記録再生装置を提供できることは
明らかである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように1本発
明の情報信号の磁気記録再生装置はトラッキング参照信
号によるピットの配列を信号面に予め形成させてある磁
気記録媒体円盤を用い、ピットの配列により記録されて
いるトラッキング参照信号を静電容量値の変化として磁
気記録媒体円盤から電極によって読出した前記のトラッ
キング参照゛信号に基づき記録再生素子に対するトラッ
キング制御動作が行われている状態において、トラッキ
ング参照信号用のピット配列の間に形成されている記録
跡に記録再生素子により磁気記録再生動作が行われるよ
うに構成されている情報信号の磁気記録再生装置であっ
て、磁気記録媒体円盤にピットの配列により記録されて
いるトラッキング参照信号を静電容量値の変化として読
出す電極と磁気記録再生用の磁気ヘッドのコア部分とが
実質的に兼用されているとともに、磁気記録媒体の信号
面に接触している摺動部の長さが、磁気記録媒体円盤の
信号面上に設けられているトラッキング参照信号による
ピットの配列によって示される最短記録波長の略々1/
2よりも小となされている記録再生素子を用いてなる情
報信号の磁気記録再生装置であるから、この本発明の情
報信号の磁気記録再生装置で使用されている記録再生素
子は、電極に兼用されている磁気ヘッドのコアの摺動面
の内でディスクDの信号面に摺接状態になされる摺動部
は、それの巾がトラッキング参照信号のピットP、P・
・・の配列によって形成されるトラッキング参照信号の
記録跡の記録跡間隔よりも小さく、また、トラッキング
参照信号のピットP、P・・・の配列によって形成され
るトラッキング参照信号による記録跡の延長方向におけ
る摺動部の長さは、トラッキング参照信号のピットP、
P・・・の配列によって示される最短記録波長Mの1/
2以下の長さLを有するものとして構成されていて、前
記した摺動部以外の部分は、ディスクDの信号面から離
れた状態で存在しているから、前記した摺動部以外の部
分が電極と電気的に接続されていても、その部分からは
信号が検出されることはなく、したがってディスクDに
ピットの形で予め記録されているトラッキング参照信号
を、磁気ヘッドのコアの部分と兼用されている電極によ
って静電容量の変化として良好に読出すことができるの
で、従来の問題点を生じさせることのない情報信号の磁
気記録再生装置を提供できることは明らかである。
また、磁気ヘッドのコアと電極とが兼用されている構成
の記録再生素子は、構造が簡単なために製造工程が少な
くなり安価に製作でき、さらに小型軽量となるためにデ
ィスクの面振れに対する追従性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の情報信号の磁気記録再生装置の一実施
例のブロック図であり、また、第2図及び第5図ならび
に第7図はディスクにピットの配列により記録されてい
るトラッキング参照信号を静電容量値の変化として読出
す電極と磁気記録再生用の磁気ヘッドのコア部分とが実
質的に兼用されているとともに、ディスクの信号面に接
触している摺動部の長さが、ディスクの信号面上に設け
られているトラッキング参照信号によるピットの配列に
よって示される最短記録波長の略々1/2よりも小とな
されている記録再生素子の多異なる構成形態のものの斜
視図、第3図はディスクと記録再生素子との対応を示す
斜視図、第4図は第2図に示されている記録再生素子と
ディスクの信号面上に設けられているトラッキング参照
信号によるピットの配列との対応関係を示す図、第6図
は第5図に示されている記録再生素子とディスクの信号
面上に設けられているトラッキング参照信号によるピッ
トの配列との対応関係を示す図、第8図は第7図に示さ
れている記録再生素子の摺動面側の平面図、第9図は説
明用の曲線図である。 D・・・情報記録媒体円盤(ディスク)、M d・・・
駆動モータMd、C・・・クランパ、MDC・・・ディ
スク駆動回路、ACT・・・アクチュエータ、F fi
−・・・移送体。 TSC・・・トラッキング制御回路、Mf・・・移送用

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トラッキング参照信号によるピットの配列を信号面に予
    め形成させてある磁気記録媒体円盤を用い、ピットの配
    列により記録されているトラッキング参照信号を静電容
    量値の変化として磁気記録媒体円盤から電極によって読
    出した前記のトラッキング参照信号に基づき記録再生素
    子に対するトラッキング制御動作が行われている状態に
    おいて、トラッキング参照信号用のピット配列の間に形
    成されている記録跡に記録再生素子により磁気記録再生
    動作が行われるように構成されている情報信号の磁気記
    録再生装置であって、磁気記録媒体円盤にピットの配列
    により記録されているトラッキング参照信号を静電容量
    値の変化として読出す電極と磁気記録再生用の磁気ヘッ
    ドのコア部分とが実質的に兼用されているとともに、磁
    気記録媒体の信号面に接触している摺動部の長さが、磁
    気記録媒体円盤の信号面上に設けられているトラッキン
    グ参照信号によるピットの配列によって示される最短記
    録波長の略々1/2よりも小となされている記録再生素
    子を用いてなる情報信号の磁気記録再生装置
JP20551188A 1988-08-18 1988-08-18 情報信号の磁気記録再生装置 Pending JPH0254415A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035623A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha アンテナ装置及びドアハンドル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035623A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha アンテナ装置及びドアハンドル装置
US7679571B2 (en) 2004-09-28 2010-03-16 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Antenna device and door handle device

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