JP2000122424A - トナーリサイクル装置 - Google Patents

トナーリサイクル装置

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JP2000122424A
JP2000122424A JP10303363A JP30336398A JP2000122424A JP 2000122424 A JP2000122424 A JP 2000122424A JP 10303363 A JP10303363 A JP 10303363A JP 30336398 A JP30336398 A JP 30336398A JP 2000122424 A JP2000122424 A JP 2000122424A
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toner
transport
pump
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cylinder
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Yoshiaki Uchida
圭亮 内田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は像担持体上から回収した回収トナーを
トナー詰まりを防止しつつ適切にトナー供給ユニットに
搬送するトナーリサイクル装置を提供する。 【解決手段】トナーリサイクル装置1は感光体上からト
ナーを回収するクリーニングユニットと現像ユニットに
トナーを供給するトナー供給ユニットとを連通する輸送
チューブ5と、輸送チューブ5の途中に配設された空気
輸送式ポンプ7と、を備え、空気輸送式ポンプ7は、ハ
ウジング8内に、上流側輸送路8a、下流側輸送路8
b、1対の開閉弁9、10及び開閉弁9、10の間に形
成されたシリンダ11等を備えている。空気輸送式ポン
プ7は、開閉弁9と開閉弁10を駆動モータ等により1
80度位相がずれた状態で所定角度開閉し、上流側輸送
チューブ5aの気流内に含まれる回収トナーTaをシリ
ンダ11内に取り込んだ後、下流側輸送チューブ5bに
送り出す動作を繰り返し行って、逆流させることなく回
収トナーTaを搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーリサイクル
装置に関し、詳細には、像担持体上に残ったトナーを、
再利用するトナーリサイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを使用した電子写真方式の
プリンタ、複写機及びファクシミリ装置等の画像形成装
置においては、クリーナーによって感光体上から回収さ
れたトナーは、廃棄されるか、そのまま画像形成を行う
現像ユニットの現像部に戻されるのがほとんどであっ
た。
【0003】そこで、近時、資源の有効利用が要望され
るなか、クリーナーによって感光体上から回収されたト
ナーを再利用(リサイクル)することが要望されてお
り、感光体からクリーナーにより除去して回収したトナ
ーを現像部に戻すトナーリサイクル装置を備えた画像形
成装置が提案されている。
【0004】ところが、この回収されたトナーを再利用
する場合、回収されたトナーは、紙から剥がれ落ちた紙
粉、紙片、紙の繊維に代表されるファイバー、埃、さら
には、凝集し粒径が大きくなったトナー、また、逆に粒
径が小さくなった微細トナーが、現像ユニット中の目詰
まり、現像剤流動性の低下、画像欠陥、出力画像の地汚
れなどの悪影響を及ぼすため、画像形成に適したトナー
粒径(以下、適正トナー粒径という。)よりも大きな径
の異物やトナー及び適正トナー粒径よりも小さい径の異
物やトナーを除去して、リサイクルすることが行われて
いる。
【0005】このようなトナーをリサイクルする画像形
成装置としては、例えば、特開平7−219349号公
報、特開平7−210047号公報及び特開平5−24
9820号公報等に記載された画像形成装置があり、例
えば、特開平7−219349号公報記載の画像形成装
置は、カートリッジ内のクリーナに回収された使用済み
トナーを、装置本体側に配設された使用済みトナーから
混在物を分離する分離装置に搬送するトナー搬送手段、
該トナー搬送手段に駆動力を伝達するトナー搬送駆動手
段、前記分離装置で異物を除去された分離済みトナーを
カートリッジ内の現像器に搬送するトナー搬送手段、分
離済みトナー搬送手段の駆動を伝達する分離済みトナー
搬送駆動手段を、備えている。
【0006】そして、これらの画像形成装置に用いられ
ているトナーリサイクル装置は、いずれも転写後に像担
持体から回収したトナーを搬送するのに、重力による落
下やスクリューコンベアを使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置やトナーリサイクル装置にあっ
ては、回収トナーを現像部に搬送するのに重力による落
下やスクリューコンベアを使用していたため、クリーニ
ングユニットと現像ユニットへ回収トナーを搬送する部
分とが隣接して配設されており、設計上の自由度が極め
て少なく、画像形成装置の小型化を行う上で問題であっ
た。また、感光体からクリーニングユニットの回収した
トナーを現像部へ搬送する際に、当該搬送経路でトナー
凝集やトナー詰まりが発生することに対しては、考慮さ
れていなかったため、トナー凝集やトナー詰まりにより
トナーの再利用を適切に行えない現象があった。
【0008】すなわち、上述のように、回収されたトナ
ーは、その粒径が一定しておらず、また、帯電していた
り、未使用トナーに比較して多くの水分を含んでおり、
回収トナーがクリーナーから現像部に搬送される搬送経
路でトナー凝集やトナー詰まりを起こしやすく、特に、
現像部への排出部でトナー凝集やトナー詰まりが発生し
やすいという現象があった。
【0009】このようなトナー詰まりが発生すると、回
収トナーが現像部に搬送されず、トナーを再利用するこ
とができないだけでなく、画像形成装置を停止させて、
メンテナンスを行う必要があり、画像形成装置の利用性
が悪いという問題があった。この場合、アジテーター等
の機械的な駆動力で回収トナーを現像部側に搬送する
と、画像形成装置が大型化し、コストが高くなるという
問題があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、クリーニ
ングユニットから回収トナーをトナー供給ユニットに搬
送するトナー輸送管の途中に回収トナーを輸送する空気
流を発生する空気輸送式ポンプを配設し、当該空気輸送
式ポンプを、そのハウジング内に所定間隔を空けてシリ
ンダ室を画成する状態で一対の開閉弁が配設され、当該
シリンダ室が開閉弁を介してトナー輸送管の回収トナー
の輸送方向上流側と下流側に連通し、一対の開閉弁を所
定の駆動源により交互に開閉してシリンダ室を介してト
ナー輸送管の上流側から下流側に流れる空気流を発生さ
せて当該空気流で回収トナーを搬送するものとすること
により、空気輸送式ポンプの圧力損失による影響を軽減
して、回収トナーの搬送能力を向上させ、回収トナーを
逆流させることなく適切に搬送して、トナーリサイクル
装置の適用される画像形成装置の設計の自由度を向上さ
せることのできる小型で安価なトナーリサイクル装置を
提供することを目的としている。
【0011】請求項2記載の発明は、駆動源を、シリン
ダ室に連通する加減圧通路と、加減圧通路に配設されて
振動しシリンダ室内を加圧及び減圧する振動弁と、振動
弁を振動させる振動源と、を備えたものとすることによ
り、空気輸送式ポンプを小型で、騒音の小さなものとす
るとともに、回収トナーの凝集を抑制して、動作の信頼
性を向上させることのできるトナーリサイクル装置を提
供することを目的としている。
【0012】請求項3記載の発明は、駆動源として、振
動弁の配設された加減圧通路をシリンダ室を挟んで相対
向する状態で一対備え、振動源が、一対の加減圧通路の
各振動弁がシリンダ内を同期して加圧及び減圧する状態
で振動弁を振動させるものとすることにより、空気輸送
式ポンプを簡単かつ小型の構成で、回収トナー搬送能力
のより一層良好なものとし、より一層回収トナーの凝集
を抑制して、動作の信頼性をより一層向上させることの
できるトナーリサイクル装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】請求項4記載の発明は、空気輸送式ポンプ
を、トナー輸送管の回収トナーの輸送方向に並べて複数
配設することにより、クリーニングユニットとトナー供
給ユニットとの距離が長い場合にも、複数の空気輸送式
ポンプで確実かつ適切に回収トナーを搬送して、動作の
信頼性を向上させることのできるトナーリサイクル装置
を提供することを目的としている。
【0014】請求項5記載の発明は、複数の空気輸送式
ポンプの開閉弁を、その開閉周期が相互に隣接する空気
輸送式ポンプで1/2周期ずつずれた状態で開閉駆動す
ることにより、トナー輸送管に効率的な空気流を発生さ
せ、複数の空気輸送式ポンプでより一層確実かつ適切に
回収トナーを搬送して、動作の信頼性をより一層向上さ
せることのできるトナーリサイクル装置を提供すること
を目的としている。
【0015】請求項6記載の発明は、トナー輸送管がそ
の途中に所定の屈曲部分あるいは湾曲部分を有している
場合に、当該屈曲部分あるいは湾曲部分の前後に空気輸
送式ポンプを配設することにより、トナー輸送管の屈曲
部分や湾曲部分での圧力損失を軽減して、回収トナーの
凝集を適切に防止し、動作の信頼性を向上させるととも
に、トナーリサイクル装置の適用される画像形成装置の
設計の自由度をより一層向上させることのできるトナー
リサイクル装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のト
ナーリサイクル装置は、像担持体にトナーを供給してト
ナー画像を形成する現像ユニットへ前記トナーを供給す
るトナー供給ユニットに、前記像担持体上に残留するト
ナーを回収するクリーニングユニットから当該回収した
回収トナーをトナー輸送管を通して搬送するトナーリサ
イクル装置であって、前記トナー輸送管の途中に前記回
収トナーを輸送する空気流を発生する空気輸送式ポンプ
を配設し、前記空気輸送式ポンプは、そのハウジング内
に所定間隔を空けてシリンダ室を画成する状態で一対の
開閉弁が配設され、当該シリンダ室が前記開閉弁を介し
て前記空気輸送式ポンプを挟んだ前記トナー輸送管の前
記回収トナーの輸送方向上流側と下流側に連通し、前記
一対の開閉弁を所定の駆動源により交互に開閉して前記
シリンダ室を介して前記トナー輸送管の上流側から下流
側に流れる前記空気流を発生させることにより、上記目
的を達成している。
【0017】上記構成によれば、クリーニングユニット
から回収トナーをトナー供給ユニットに搬送するトナー
輸送管の途中に回収トナーを輸送する空気流を発生する
空気輸送式ポンプを配設し、当該空気輸送式ポンプを、
そのハウジング内に所定間隔を空けてシリンダ室を画成
する状態で一対の開閉弁が配設され、当該シリンダ室が
開閉弁を介してトナー輸送管の回収トナーの輸送方向上
流側と下流側に連通し、一対の開閉弁を所定の駆動源に
より交互に開閉してシリンダ室を介してトナー輸送管の
上流側から下流側に流れる空気流を発生させて当該空気
流で回収トナーを搬送するものとしているので、空気輸
送式ポンプの圧力損失による影響を軽減して、回収トナ
ーの搬送能力を向上させることができ、回収トナーを逆
流させることなく適切に搬送して、トナーリサイクル装
置を小型化することができるとともに、トナーリサイク
ル装置の適用される画像形成装置の設計の自由度を向上
させることができる。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記駆動源は、前記シリンダ室に連通する加減圧
通路と、前記加減圧通路に配設されて振動し前記シリン
ダ室内を加圧及び減圧する振動弁と、前記振動弁を振動
させる振動源と、を備えたものであってもよい。
【0019】上記構成によれば、駆動源を、シリンダ室
に連通する加減圧通路と、加減圧通路に配設されて振動
しシリンダ室内を加圧及び減圧する振動弁と、振動弁を
振動させる振動源と、を備えたものとしているので、空
気輸送式ポンプを小型で、騒音の小さなものとすること
ができるとともに、回収トナーの凝集を抑制して、動作
の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記駆動源は、前記振動弁の配設された前記加減圧
通路を前記シリンダ室を挟んで相対向する状態で一対備
え、前記振動源は、前記一対の加減圧通路の各振動弁が
前記シリンダ内を同期して加圧及び減圧する状態で前記
振動弁を振動させるものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、駆動源として、振動弁
の配設された加減圧通路をシリンダ室を挟んで相対向す
る状態で一対備え、振動源が、一対の加減圧通路の各振
動弁がシリンダ内を同期して加圧及び減圧する状態で振
動弁を振動させるものとしているので、空気輸送式ポン
プを簡単かつ小型の構成で、回収トナー搬送能力のより
一層良好なものとすることができ、より一層回収トナー
の凝集を抑制して、動作の信頼性をより一層向上させる
ことができる。
【0022】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記空気輸送式ポンプは、前記トナー輸送管の前記
回収トナーの輸送方向に並んで複数配設されていてもよ
い。
【0023】上記構成によれば、空気輸送式ポンプを、
トナー輸送管の回収トナーの輸送方向に並べて複数配設
しているので、クリーニングユニットとトナー供給ユニ
ットとの距離が長い場合にも、複数の空気輸送式ポンプ
で確実かつ適切に回収トナーを搬送することができ、動
作の信頼性を向上させることができる。
【0024】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記複数の空気輸送式ポンプは、前記開閉弁を、そ
の開閉周期が相互に隣接する空気輸送式ポンプで1/2
周期ずつずれた状態で開閉駆動するものであってもよ
い。
【0025】上記構成によれば、複数の空気輸送式ポン
プの開閉弁を、その開閉周期が相互に隣接する空気輸送
式ポンプで1/2周期ずつずれた状態で開閉駆動してい
るので、トナー輸送管に効率的な空気流を発生させるこ
とができ、複数の空気輸送式ポンプでより一層確実かつ
適切に回収トナーを搬送して、動作の信頼性をより一層
向上させることができる。
【0026】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記トナーリサイクル装置は、前記トナー輸送管が
その途中に所定の屈曲部分あるいは湾曲部分を有し、当
該屈曲部分あるいは湾曲部分の前後に前記空気輸送式ポ
ンプが配設されていてもよい。
【0027】上記構成によれば、トナー輸送管がその途
中に所定の屈曲部分あるいは湾曲部分を有している場合
に、当該屈曲部分あるいは湾曲部分の前後に空気輸送式
ポンプを配設しているので、トナー輸送管の屈曲部分や
湾曲部分での圧力損失を軽減して、回収トナーの凝集を
適切に防止することができ、動作の信頼性を向上させる
ことができるとともに、トナーリサイクル装置の適用さ
れる画像形成装置の設計の自由度をより一層向上させる
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0029】図1及び図2は、本発明のトナーリサイク
ル装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本
発明のトナーリサイクル装置の第1の実施の形態を適用
したトナーリサイクル装置1の正面図である。
【0030】図1において、トナーリサイクル装置1
は、電子写真方式の画像形成装置の感光体(像担持体)
からトナーを回収するクリーニングユニット2から、当
該クリーニングユニット2の回収した回収トナーTa
(図2参照)を、未使用トナーと混合して現像ユニット
3に供給するトナー供給ユニット4に搬送するものであ
る。
【0031】この画像形成装置は、通常の電子写真方式
によりトナー画像を転写紙に転写・記録する。すなわ
ち、一様に帯電された感光体上に、画像データにより変
調された書込光を照射して、感光体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像の形成された感光体に現像ユニット3
によりトナーを供給してトナー画像を感光体上に形成し
て現像する。この感光体上のトナー画像を転写部で転写
紙に転写した後、感光体表面に残留したトナーをクリー
ニングユニット2で掻き取る等の方法により回収する。
画像形成装置は、クリーニングユニット2で回収された
回収トナーTaを、トナーリサイクル装置1によりトナ
ー供給ユニット4に搬送して、トナー供給ユニット4に
より未使用トナーと混合して現像ユニット3に搬送し、
現像ユニット3で再度感光体に供給して、回収トナーT
aを再利用(リサイクル)する。
【0032】トナーリサイクル装置1は、輸送チューブ
(トナー輸送管)5、接続部6及び空気輸送式ポンプ7
等を備えている。
【0033】接続部6は、所定の箱形状、例えば、上部
が下部よりも狭い直方形状あるいは円筒形状等に形成さ
れ、内部に接続部6の形状に対応した中空部が形成され
ている。接続部6は、トナー供給ユニット4上に配設さ
れており、下部の開口部を通してトナー供給ユニット4
に連通している。
【0034】輸送チューブ5は、クリーニングユニット
2と接続部6との間に配設されており、この輸送チュー
ブ5の途中、すなわち、上流側輸送チューブ5と下流側
輸送チューブ5bとの間に空気輸送式ポンプ7が配設さ
れている。
【0035】クリーニングユニット2は、感光体から回
収した回収トナーTaのうち、一定粒径のトナーのみを
選別するトナー分級器を内蔵しており、回収トナーTa
のうち、一定粒径のトナーのみを選別して、当該選別し
た回収トナーTaを輸送チューブ5に供給する。上記ク
リーニングユニット2と接続部6とは、略水平位置に配
設され、輸送チューブ5は、略水平状態で張り渡されて
いる。
【0036】空気輸送式ポンプ7は、図2に示すよう
に、そのハウジング8内に、上流側輸送チューブ5aに
連通する上流側輸送路8a、下流側輸送チューブ5bに
連通する下流側輸送路8b、1対の開閉弁9、10及び
開閉弁9と開閉弁10との間に形成されたシリンダ11
等を備えている。開閉弁9及び開閉弁10は、それぞれ
開閉軸9a、10aに固定されており、開閉軸9a、1
0aは、図示しない駆動源としての駆動モータの駆動軸
に連結されて、下流方向、すなわち、上流側輸送チュー
ブ5a方向から下流側輸送チューブ5b方向へのみ所定
角度開閉される。開閉軸9a、10aは、180度回転
周期がずれた状態で駆動モータにより開閉される。開閉
弁9及び開閉弁10は、開閉動作が高速に行われるよう
に、薄くて、軽量な材質の材料、例えば、セルロイド等
より形成されている。
【0037】なお、開閉軸9a、10aは、それぞれが
駆動モータに連結されている必要はなく、例えば、開閉
軸9aと開閉軸10aに180度位相のずれた回転軸が
連結されており、当該開閉軸9aの回転軸と開閉軸10
aの回転軸がベルト等で連結されて、開閉軸9aと開閉
軸10aのいずれかが駆動モータに連結されて回転駆動
されるものであってもよい。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。ト
ナーリサイクル装置1は、クリーニングユニット2とト
ナー供給ユニット4とを連結する輸送チューブ5の途中
に空気輸送式ポンプ7を配設して、この空気輸送式ポン
プ7の空気流を利用して、トナー詰まりを防止しつつ、
効率的に回収トナーTaを搬送するところに、その特徴
がある。
【0039】すなわち、トナーリサイクル装置1の適用
されている画像形成装置は、静電潜像の形成された図示
しない感光体に現像ユニット3によりトナーを供給して
トナー画像を形成し、感光体上のトナー画像を転写部で
転写紙に転写する。転写後に感光体上に残留したトナー
をクリーニングユニット2で回収し、クリーニングユニ
ット2で回収トナーTaのうち、一定粒径の回収トナー
Taのみを選別する。このクリーニングユニット2と現
像ユニット3にトナーを供給するトナー供給ユニット4
とが輸送チューブ5により連通されており、この輸送チ
ューブ5の途中に空気輸送式ポンプ7が配設されてい
る。すなわち、空気輸送式ポンプ7は、クリーニングユ
ニット2に連結された上流側輸送チューブ5aとトナー
供給ユニット4上部の接続部6に連結された下流側輸送
チューブ5bとの間に、配設されている。
【0040】空気輸送式ポンプ7は、開閉弁9と開閉弁
10とが180度位相がずれた状態で所定角度開閉し、
開閉弁9と開閉弁10とが180度位相がずれた状態で
所定角度開閉することにより、上流側輸送チューブ5a
の気流(空気流)内に含まれる回収トナーTaを逆流さ
せることなく、下流側輸送チューブ5bを介して接続部
6に搬送する。
【0041】すなわち、開閉弁9が下流方向に開くこと
により、上流側輸送チューブ5aの気流と気流内に含ま
れる回収トナーTaをシリンダ11内に引き込み、次
に、180度位相がずれて、開閉弁10が下流方向に開
くことにより、シリンダ11内の気流と当該気流内の回
収トナーTaを下流側輸送チューブ5bに送り出す。
【0042】空気輸送式ポンプ7は、上記開閉弁9と開
閉弁10を180度位相がずれた状態で高速で順次開閉
動作を繰り返し行って、上流側輸送チューブ5aの気流
と当該気流内の回収トナーTaを順次下流側輸送チュー
ブ5bに送り出すとともに、180度位相をずらせた状
態で開閉弁9と開閉弁10を動作させて開閉弁9と開閉
弁10との間に形成されたシリンダ11に順次回収トナ
ーTaを送り込んだ後、シリンダ11内の回収トナーT
aを下流側輸送チューブ5bに送り出すことにより、回
収トナーTaが逆流するのを防止しつつ、下流側輸送チ
ューブ5bに送り出した回収トナーTaを接続部6に搬
送する。
【0043】接続部6は、搬送されてきた回収トナーT
aを含む気流から回収トナーTaを分離して、分離した
回収トナーTaをトナー供給ユニット4に供給し、トナ
ー供給ユニット4は、接続部6から供給される回収トナ
ーTaを図示しないトナーカートリッジ等内の未使用ト
ナーとともに現像ユニット3に供給して、再度、現像ユ
ニット3で現像に供する。
【0044】このように、本実施の形態によれば、クリ
ーニングユニット2から回収トナーTaをトナー供給ユ
ニット4に搬送する輸送チューブ5の途中に回収トナー
Taを輸送する気流(空気流)を発生する空気輸送式ポ
ンプ7を配設し、当該空気輸送式ポンプ7を、そのハウ
ジング8内に所定間隔を空けてシリンダ11を画成する
状態で一対の開閉弁9、10が配設され、当該シリンダ
11が開閉弁9、10を介して輸送チューブ5の回収ト
ナーTaの輸送方向上流側と下流側に連通し、一対の開
閉弁9、10を駆動モータにより交互に開閉してシリン
ダ11を介して輸送チューブ5の上流側から下流側に流
れる気流を発生させて当該気流で回収トナーTaを搬送
している。
【0045】したがって、空気輸送式ポンプ7の圧力損
失による影響を軽減して、回収トナーTaの搬送能力を
向上させることができ、回収トナーTaを逆流させるこ
となく適切に搬送して、トナーリサイクル装置1を小型
化することができるとともに、トナーリサイクル装置1
の適用される画像形成装置の設計の自由度を向上させる
ことができる。
【0046】また、空気輸送式ポンプ7は、開閉弁9と
開閉弁10が薄くて軽量な材料で形成されているため、
開閉弁9と開閉弁10を高速で開閉することができ、回
収ユニット2で回収された回収トナーTaを輸送チュー
ブ5を通して速やかにトナー供給ユニット4に搬送する
ことができる。
【0047】図3は、本発明のトナーリサイクル装置の
第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、輸
送チューブにシリンダの加減圧により動作する空気輸送
式ポンプを配設したものである。
【0048】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のトナーリサイクル装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0049】図3は、本発明のトナーリサイクル装置の
第2の実施の形態を適用したトナーリサイクル装置30
の空気輸送式ポンプ31部分の拡大正面断面図である。
【0050】図3において、本実施の形態のトナーリサ
イクル装置30は、空気輸送式ポンプ31が、図示しな
いが、上記第1の実施の形態のトナーリサイクル装置1
と同様に、クリーニングユニット2とトナー供給ユニッ
ト4に連通された接続部6との間に配設された輸送チュ
ーブ5の途中に配設されており、輸送チューブ5は、こ
の空気輸送式ポンプ31により上流側輸送チューブ5a
と下流側輸送チューブ5bに分割されている。
【0051】空気輸送式ポンプ31は、ハウジング31
a内に、上流側輸送チューブ5aに連通する上流側輸送
路31b、下流側輸送チューブ5bに連通する下流側輸
送路31c、1対の開閉弁32、33、開閉弁32と開
閉弁33の間に形成されたシリンダ(シリンダ室)31
dが形成され、シリンダ31dに連通する加減圧通路3
4、加減圧通路34の開放端部に設けられたゴム膜(振
動弁)35及びゴム膜35を図3の上下方向に振動させ
る振動源36等を備えている。上記加減圧通路34、ゴ
ム膜35及び振動源36は、全体として開閉弁32、3
3を開閉する駆動源として機能している。
【0052】開閉弁32及び開閉弁33は、それぞれ開
閉軸32a、33aに固定されており、開閉軸32a、
33aは、空気輸送式ポンプ31のハウジング31aに
気流の下流方向(上流側輸送チューブ5aから下流側輸
送チューブ5bに向かう方向)に所定角度回転自在に取
り付けられている。なお、開閉弁32、33は、開閉軸
32a、33aが空気輸送式ポンプ31のハウジング3
1aに固定されており、開閉弁32と開閉弁33が開閉
軸32aと開閉軸33aに気流の下流方向に所定角度回
転自在に取り付けられていてもよい。開閉弁32及び開
閉弁33は、開閉動作が高速に行われるように、薄く
て、軽量な材質の材料、例えば、セルロイド等より形成
されている。
【0053】シリンダ31dは、ハウジング31a内に
開閉弁32と開閉弁33で画成される状態で形成されて
おり、このシリンダ31dに連通する状態で加減圧通路
34が設けられている。
【0054】この加減圧通路34の外方開放端部にゴム
膜35が取り付けられており、ゴム膜35は、振動源3
6により図3の上下方向に振動される。すなわち、振動
源36は、図示しない駆動モータと、当該駆動モータの
回転軸37に偏心してその一端部が連結されるとともに
その他端部がゴム膜35に連結されたクランク38と、
を備えており、駆動モータが回転して回転軸37が、例
えば、図3に矢印で示す方向に回転することにより、こ
の回転軸37に偏心して取り付けられたクランク38が
回転軸37の回転運動を上下運動に変換して、ゴム膜3
5を上下振動させる。
【0055】空気輸送式ポンプ31は、ゴム膜35が上
下振動すると、加減圧通路34を介して連通されている
シリンダ31d内の圧力が加圧及び減圧され、具体的に
は、ゴム膜35がクランク38により上方向に移動され
ると、シリンダ31d内が減圧され、ゴム膜35が下方
向に移動されると、シリンダ31d内が加圧される。空
気輸送式ポンプ31は、シリンダ31d内の圧力が減圧
されると、上流側の開閉弁32がシリンダ31d内方向
に開いて上流側輸送チューブ5aの気流と気流に含まれ
る回収トナーTaを上流側輸送路31bを通してシリン
ダ31d内に取り込み、シリンダ31d内の圧力が加圧
されると、開閉弁32が閉じるとともに、開閉弁33が
下流側輸送チューブ5b方向に開いて、シリンダ31d
内の気流と気流に含まれる回収トナーTaをシリンダ3
1d内から下流側輸送路31cを通して下流側輸送チュ
ーブ5bへと送り出す。
【0056】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のトナーリサイクル装置30は、クリーニン
グユニット2とトナー供給ユニット4とを連結する輸送
チューブ5の途中に空気輸送式ポンプ31を配設して、
この空気輸送式ポンプ31をゴム膜35を上下振動させ
ることにより、シリンダ31d内を加減圧して開閉弁3
2、33を開閉して、トナー詰まりを防止しつつ、効率
的に回収トナーTaを搬送するところに、その特徴があ
る。
【0057】すなわち、トナーリサイクル装置30は、
空気輸送式ポンプ31が転写後に感光体上に残留したト
ナーを回収して一定粒径の回収トナーTaのみを選別す
るクリーニングユニット2と、現像ユニット3にトナー
を供給するトナー供給ユニット4に連通する接続部6
と、の間に配設された輸送チューブ5の途中に配設され
ており、空気輸送式ポンプ31は、その上流側輸送路3
1bが上流側輸送チューブ5aに接続され、その下流側
輸送路31cが下流側輸送チューブ5bに接続されてい
る。
【0058】空気輸送式ポンプ31は、一対の開閉弁3
2、33の間にシリンダ31dが形成され、シリンダ3
1dにゴム膜35の取り付けられた加減圧通路34が連
通している。ゴム膜35には、駆動モータの回転軸37
に連結されたクランク38が連結されており、ゴム膜3
5は、駆動モータの回転により上下振動される。空気輸
送式ポンプ31は、ゴム膜35が上下振動することによ
り、シリンダ31d内が加減圧され、上流側輸送チュー
ブ5aから下流側輸送チューブ5bへと気流とともに回
収トナーTaを搬送する。
【0059】すなわち、空気輸送式ポンプ31は、シリ
ンダ31d内が減圧されると、上流側の開閉弁32がシ
リンダ31d内方向に開いて上流側輸送チューブ5aの
気流と気流に含まれる回収トナーTaを上流側輸送路3
1bを通してシリンダ31d内に取り込み、シリンダ3
1d内の圧力が加圧されると、開閉弁33が下流側輸送
チューブ5b方向に開いてシリンダ31d内の気流と気
流に含まれる回収トナーTaをシリンダ31d内から下
流側輸送路31cを通して下流側輸送チューブ5bへと
送り出す。空気輸送式ポンプ31は、この動作を繰り返
し行うことにより、回収トナーTaが逆流するのを防止
しつつ、上流側輸送チューブ5aの気流と気流中に含ま
れる回収トナーTaを順次下流側輸送チューブ5bに送
り出すとともに、下流側輸送チューブ5bに送り出した
回収トナーTaを接続部6に搬送する。
【0060】接続部6は、搬送されてきた回収トナーT
aを含む気流から回収トナーTaを分離して、分離した
回収トナーTaをトナー供給ユニット4に供給し、トナ
ー供給ユニット4は、接続部6から供給される回収トナ
ーTaを図示しないトナーカートリッジ等内の未使用ト
ナーとともに現像ユニット3に供給して、再度、現像ユ
ニット3で現像に供する。
【0061】このように、本実施の形態によれば、クリ
ーニングユニット2から回収トナーTaをトナー供給ユ
ニット4に搬送する輸送チューブ5の途中に回収トナー
Taを輸送する気流(空気流)を発生する空気輸送式ポ
ンプ31を配設し、当該空気輸送式ポンプ31を、その
ハウジング31a内にシリンダ31dを画成する状態で
一対の開閉弁32、33が配設され、当該シリンダ31
dが開閉弁32、33を介して輸送チューブ5の回収ト
ナーTaの輸送方向上流側と下流側に連通し、一対の開
閉弁32、33を、シリンダ31dに連通する加減圧通
路34に配設されたゴム膜35を駆動モータの回転軸3
7に偏心して連結されたクランク38により振動させ
て、シリンダ31dの圧力を加減圧することにより、交
互に開閉してシリンダ31dを介して輸送チューブ5の
上流側から下流側に流れる気流を発生させて当該気流で
回収トナーTaを搬送している。
【0062】したがって、空気輸送式ポンプ7の圧力損
失による影響を軽減して、回収トナーTaの搬送能力を
向上させることができ、回収トナーTaを逆流させるこ
となく適切に搬送して、トナーリサイクル装置30を小
型化することができるとともに、トナーリサイクル装置
30の適用される画像形成装置の設計の自由度を向上さ
せることができる。
【0063】また、開閉弁32、33を開閉駆動する駆
動源として、空気輸送式ポンプ31のシリンダ31dに
連通する加減圧通路34と、加減圧通路34に配設され
て振動しシリンダ31d内を加圧及び減圧するゴム膜3
5と、ゴム膜35を振動させる振動源としての駆動モー
タ、駆動モータの回転軸37及び回転軸に偏心して取り
付けられたクランク38と、を備えたものとしているの
で、空気輸送式ポンプ31を小型で、騒音の小さなもの
とすることができるとともに、回収トナーTaの凝集を
抑制して、動作の信頼性を向上させることができる。
【0064】図4は、本発明のトナーリサイクル装置の
第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、空
気輸送式ポンプとして、2個のゴム膜でシリンダ内を加
減圧させる空気輸送式ポンプを配設したものである。
【0065】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のトナーリサイクル装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0066】図4は、本発明のトナーリサイクル装置の
第3の実施の形態を適用したトナーリサイクル装置40
の空気輸送式ポンプ41部分の拡大正面断面図である。
【0067】図4において、本実施の形態のトナーリサ
イクル装置40は、空気輸送式ポンプ41が、図示しな
いが、上記第1の実施の形態のトナーリサイクル装置1
と同様に、クリーニングユニット2とトナー供給ユニッ
ト4に連通された接続部6との間に配設された輸送チュ
ーブ5の途中に配設されており、輸送チューブ5は、こ
の空気輸送式ポンプ41により上流側輸送チューブ5a
と下流側輸送チューブ5bに分割されている。
【0068】空気輸送式ポンプ41は、ハウジング41
a内に、上流側輸送チューブ5aに連通する上流側輸送
路41b、下流側輸送チューブ5bに連通する下流側輸
送路41c、1対の開閉弁42、43、開閉弁42と開
閉弁43の間に形成されたシリンダ(シリンダ室)41
dが形成され、シリンダ41dに相対向する方向から連
通する2個の加減圧通路44、45、加減圧通路44及
び加減圧通路45のそれぞれの開放端部に設けられたゴ
ム膜(振動弁)46、47及びゴム膜46、47を図4
の上下方向に振動させる振動源48、49等を備えてい
る。上記加減圧通路44、45、ゴム膜46、47及び
振動源48、49は、それぞれ開閉弁42、43を開閉
駆動する駆動源として機能している。
【0069】開閉弁42及び開閉弁43は、それぞれ開
閉軸42a、43aに固定されており、開閉軸42a、
43aは、空気輸送式ポンプ41のハウジング41aに
気流の下流方向(上流側輸送チューブ5aから下流側輸
送チューブ5bに向かう方向)に所定角度回転自在に取
り付けられている。なお、開閉弁42、43は、開閉軸
42a、43aが空気輸送式ポンプ41のハウジング4
1aに固定されており、開閉弁42と開閉弁43が開閉
軸42aと開閉軸43aに気流の下流方向に所定角度回
転自在に取り付けられていてもよい。開閉弁42及び開
閉弁43は、開閉動作が高速に行われるように、薄く
て、軽量な材質の材料、例えば、セルロイド等より形成
されている。
【0070】シリンダ41dは、ハウジング41a内に
開閉弁42と開閉弁43で画成される状態で形成されて
おり、このシリンダ41dに連通する状態で加減圧通路
44及び加減圧通路45が設けられている。
【0071】この加減圧通路44及び加減圧通路45の
外方開放端部には、ゴム膜46、47が取り付けられて
おり、ゴム膜46、47は、振動源48、49により図
4の上下方向に振動される。すなわち、ゴム膜46を上
下振動させる振動源48は、図示しない駆動モータと、
当該駆動モータの回転軸50に偏心してその一端部が連
結されるとともにその他端部がゴム膜46に連結された
クランク51と、を備えており、駆動モータが回転して
回転軸50が、例えば、図4に矢印で示す方向に回転す
ることにより、この回転軸50に偏心して取り付けられ
たクランク51が回転軸50の回転運動を上下運動に変
換して、ゴム膜46を上下振動させる。また、ゴム膜4
7を上下振動させる振動源49は、従動回転軸52と、
従動回転軸52に偏心してその一端部が連結されるとと
もにその他端部がゴム膜47に連結されたクランク53
と、従動回転軸52と振動源48の回転軸50とを連結
して従動回転軸52を回転軸50の回転に従動させて回
転させるベルト54と、を備えており、ベルト54によ
り回転軸50の回転に従動して従動回転軸52が図4に
矢印で示す方向に回転することにより、従動回転軸52
に偏心して取り付けられたクランク53が従動回転軸5
2の回転運動を上下運動に変換して、ゴム膜47を上下
振動させる。そして、振動源49のクランク53は、振
動源48のクランク51の回転軸50への偏心位置と位
相が180度ずれた状態で従動回転軸52に偏心した状
態で取り付けられており、ゴム膜46とゴム膜47は、
その位相が180度ずれた状態、すなわち、ゴム膜46
が上方向に移動するとき、ゴム膜47が下方向に移動
し、ゴム膜46が下方向に移動するとき、ゴム膜47が
上方向に移動する状態で上下振動する。
【0072】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の空気輸送式ポンプ41は、一対の開閉弁4
2、43の間にシリンダ41dが形成され、シリンダ4
1dにゴム膜46の取り付けられた加減圧通路44とゴ
ム膜47の取り付けられた加減圧通路45が相対向する
状態で連通している。ゴム膜46には、駆動モータの回
転軸50に連結されたクランク51が偏心した状態で連
結されており、ゴム膜46は、駆動モータの回転により
上下振動される。また、ゴム膜47は、回転軸50にベ
ルト54で連結されて同期して回転する従動回転軸52
にクランク51とは180度位相がずれた状態で偏心し
て連結されたクランク53が連結されており、ゴム膜4
7は、従動回転軸52が回転軸50と同期して回転する
ことにより、ゴム膜46と位相が180度ずれた状態で
上下振動される。
【0073】空気輸送式ポンプ41は、ゴム膜46及び
ゴム膜47が位相が180度ずれた状態で上下振動する
ことにより、シリンダ41d内がゴム膜46とゴム膜4
7の移動による加減圧が相乗された状態で加減圧され、
上流側輸送チューブ5aから下流側輸送チューブ5bへ
と気流とともに回収トナーTaを搬送する。
【0074】すなわち、空気輸送式ポンプ41は、ゴム
膜46が上方に移動するとき、ゴム膜47が下方に移動
して、シリンダ41d内がゴム膜46とゴム膜47の移
動により減圧されると、上流側の開閉弁42がシリンダ
41d内方向に開いて上流側輸送チューブ5aの気流と
気流に含まれる回収トナーTaを上流側輸送路41bを
通してシリンダ41d内に取り込み、ゴム膜46が下方
に移動するとともにゴム膜47が上方に移動して、シリ
ンダ41d内の圧力がゴム膜46とゴム膜47の移動に
より加圧されると、開閉弁42が閉じるとともに、開閉
弁43が下流側輸送チューブ5b方向に開いてシリンダ
41d内の気流と気流に含まれる回収トナーTaをシリ
ンダ41d内から下流側輸送路41cを通して下流側輸
送チューブ5bへと送り出す。空気輸送式ポンプ41
は、この動作を繰り返し行うことにより、回収トナーT
aが逆流するのを防止しつつ、上流側輸送チューブ5a
の気流と気流中に含まれる回収トナーTaを順次下流側
輸送チューブ5bに送り出すとともに、下流側輸送チュ
ーブ5bに送り出した回収トナーTaを接続部6に搬送
する。
【0075】接続部6は、搬送されてきた回収トナーT
aを含む気流から回収トナーTaを分離して、分離した
回収トナーTaをトナー供給ユニット4に供給し、トナ
ー供給ユニット4は、接続部6から供給される回収トナ
ーTaを図示しないトナーカートリッジ等内の未使用ト
ナーとともに現像ユニット3に供給して、再度、現像ユ
ニット3で現像に供する。
【0076】このように、本実施の形態によれば、空気
輸送式ポンプ41の開閉弁42及び開閉弁43を開閉駆
動する駆動源として、それぞれゴム膜46、47の配設
された加減圧通路44、45をシリンダ41dを挟んで
相対向する状態で一対備え、一対の加減圧通路44、4
5の各ゴム膜46、47がシリンダ41d内を同期して
加圧及び減圧する状態でゴム膜46、47を振動させる
ものを使用している。
【0077】したがって、空気輸送式ポンプ41を簡単
かつ小型の構成で、回収トナーTaの搬送能力をより一
層向上させることができ、より一層回収トナーTaの凝
集を抑制して、動作の信頼性をより一層向上させること
ができる。
【0078】なお、本実施の形態においては、回転軸5
0と従動回転軸52をベルト54で連結して、振動源4
8の駆動モータにより振動源49の従動回転軸52を回
転駆動しているが、振動源49にも駆動モータを設け、
振動源48と振動源49の双方でゴム膜46とゴム膜4
7を上下振動させてもよい。この場合においてもゴム膜
46とゴム膜47とが同期してシリンダ41dを加圧す
る方向と減圧させる方向に上下振動させるように同期を
とって駆動させるようにする。
【0079】図5は、本発明のトナーリサイクル装置の
第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、輸
送チューブに複数の空気輸送式ポンプを配設したもので
ある。
【0080】図5は、本発明のトナーリサイクル装置の
第4の実施の形態を適用したトナーリサイクル装置60
の正面図である。
【0081】図5において、トナーリサイクル装置60
は、電子写真方式の画像形成装置の感光体(像担持体)
からクリーニングユニット61で回収した回収トナーT
aを、未使用トナーと混合して現像ユニット62に供給
するトナー供給ユニット63に搬送するもので、現像ユ
ニット62及びトナー供給ユニット63がクリーニング
ユニット61よりも上方に配設されている。トナーリサ
イクル装置60は、回収トナーTaを下方のクリーニン
グユニット61から上方のトナー供給ユニット63へと
搬送する。
【0082】この画像形成装置は、通常の電子写真方式
によりトナー画像を転写紙に転写・記録する。すなわ
ち、一様に帯電された感光体上に、画像データにより変
調された書込光を照射して、感光体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像の形成された感光体に現像ユニット6
2によりトナーを供給してトナー画像を感光体上に形成
して現像する。この感光体上のトナー画像を転写部で転
写紙に転写した後、感光体表面に残留したトナーをクリ
ーニングユニット61で掻き取る等の方法により回収す
る。画像形成装置は、クリーニングユニット61で回収
された回収トナーTaを、トナーリサイクル装置60に
よりトナー供給ユニット63に搬送して、トナー供給ユ
ニット63により未使用トナーと混合して現像ユニット
62に搬送し、現像ユニット62で再度感光体に供給し
て、回収トナーTaを再利用(リサイクル)する。
【0083】トナーリサイクル装置60は、輸送チュー
ブ(トナー輸送管)64、接続部65及び複数(図5で
は3個)の空気輸送式ポンプ66、67、68等を備え
ている。
【0084】接続部65は、所定の箱形状、例えば、上
部が下部よりも狭い直方形状あるいは円筒形状等に形成
され、内部に接続部65の形状に対応した中空部が形成
されている。接続部65は、トナー供給ユニット63上
に配設されており、下部の開口部を通してトナー供給ユ
ニット63に連通している。
【0085】輸送チューブ64は、クリーニングユニッ
ト61と接続部65との間に配設されており、この輸送
チューブ64の途中に複数の空気輸送式ポンプ66〜6
8が順次並んで配設されている。
【0086】クリーニングユニット61は、感光体から
回収した回収トナーTaのうち、一定粒径のトナーのみ
を選別するトナー分級器を内蔵しており、回収トナーT
aのうち、一定粒径のトナーのみを選別して、当該選別
した回収トナーTaを輸送チューブ64に供給する。
【0087】各空気輸送式ポンプ66〜68は、上記第
2の実施の形態に示した空気輸送式ポンプ31と同様の
構成であり、振動源66a〜68aとハウジング66b
〜68bを備えている。各振動源66a〜68aは、駆
動モータの回転軸66c〜68cと、回転軸66c〜6
8cに偏心して連結されるとともに、ゴム膜に連結され
たクランク66d〜68dと、を備え、各振動源66a
〜68aの回転軸66c〜68cが駆動モータにより回
転されると、クランク66d〜68dがゴム膜を振動さ
せる。このとき、各空気輸送式ポンプ66〜68の振動
源66a〜68aは、その駆動モータの回転が半周期ず
つずれた状態で設定されており、ゴム膜の振動周期を半
周期ずつずらした状態でゴム膜を振動させる。上記回転
軸66c〜68c、クランク66d〜68d及びゴム膜
は、開閉弁を開閉駆動する駆動源として機能している。
【0088】したがって、各空気輸送式ポンプ66〜6
8は、振動源66a〜68aによりゴム膜を半周期ずつ
ずらせて振動させてハウジング66b〜68b内に形成
されたシリンダ内を加減圧することにより、ハウジング
66b〜68b内にシリンダを画成する状態で配設され
た一対の開閉弁を交互に開閉させて輸送チューブ64の
下流側から上流側に気流とともに回収トナーTaを搬送
する。
【0089】本実施の形態のトナーリサイクル装置60
は、相対的に上下方向に配設されたクリーニングユニッ
ト61とトナー供給ユニット63の間に配設されてお
り、クリーニングユニット61とトナー供給ユニット6
3に連通された接続部65の間に配設された輸送チュー
ブ64の途中に複数の空気輸送式ポンプ66〜68が配
設されている。
【0090】そして、各空気輸送式ポンプ66〜68
は、振動源66a〜68aがゴム膜を振動させてハウジ
ング66b〜68b内に形成されたシリンダ内を加減圧
することにより、ハウジング66b〜68b内にシリン
ダを画成する状態で配設された一対の開閉弁を交互に開
閉させて輸送チューブ64の下流側から上流側に気流と
ともに回収トナーTaを搬送する。
【0091】したがって、トナーリサイクル装置60
は、相対的に下方に配設されたクリーニングユニット6
1から輸送チューブ64に供給された回収トナーTaを
各空気輸送式ポンプ66〜68で順次逆流を防止しつ
つ、上方に送って、最終的に接続部65を介してトナー
供給ユニット63に回収トナーTaを搬送する。
【0092】このように、本実施の形態によれば、空気
輸送式ポンプ66〜68を、輸送チューブ64の回収ト
ナーTaの輸送方向に並べて複数配設しているので、ク
リーニングユニット61とトナー供給ユニット63との
距離が長い場合やトナー供給ユニット63がクリーニン
グユニット61よりも上方に配設されている場合にも、
複数の空気輸送式ポンプ66〜68で確実かつ適切に回
収トナーTaを搬送することができ、動作の信頼性を向
上させることができる。
【0093】また、複数の空気輸送式ポンプ66〜68
の開閉弁を、その開閉周期が相互に隣接する空気輸送式
ポンプ66〜68で1/2周期ずつずれた状態で開閉駆
動しているので、輸送チューブ64に効率的な気流を発
生させることができ、複数の空気輸送式ポンプ66〜6
8でより一層確実かつ適切に回収トナーTaを搬送し
て、動作の信頼性をより一層向上させることができる。
【0094】なお、本実施の形態においては、各空気輸
送式ポンプ66〜68は、その振動源66a〜68aが
それぞれ駆動モータを備えて当該駆動モータの回転によ
りゴム膜を振動させているが、振動源としては、それぞ
れが駆動モータを備えたものに限るものではなく、1つ
の空気輸送式ポンプの振動源に駆動モータを設け、この
駆動モータにより隣接する空気輸送式ポンプの振動源を
駆動するようにしてもよい。例えば、図6に示すよう
に、空気輸送式ポンプ66の振動源66aとして、駆動
モータの回転軸66cと、回転軸66cに偏心して連結
されるとともに、ゴム膜に連結されたクランク66d
と、を設け、隣接する空気輸送式ポンプ67の振動源6
7aとして、回転軸67cと、回転軸67cに偏心して
連結されるとともにゴム膜に連結されたクランク67d
と、回転軸66cと回転軸67cとを連結して回転軸6
7cを回転軸66cに同期させて回転させるベルト67
eと、を設け、振動源66aの回転軸66cにより隣接
する振動源67aの回転軸67cを回転駆動させて、空
気輸送式ポンプ66の振動源66aにより隣接する空気
輸送式ポンプ67の振動源67aを駆動させるようにし
てもよい。このとき、振動源66aのクランク66dと
振動源67aのクランク67dとが半周期ずれた状態で
回転軸66c及び回転軸67cに偏心して設けられてお
り、空気輸送式ポンプ66と空気輸送式ポンプ67と
は、半周期ずれた状態でポンプ駆動する。
【0095】また、本実施の形態においては、空気輸送
式ポンプ66〜67として、ゴム膜が1個のみ配設され
ているものを使用しているが、これに限るものではな
く、例えば、上記第3の実施の形態で示した2個のゴム
膜を備えた空気輸送式ポンプを使用してもよく、また、
上記第1の実施の形態で示したように、開閉弁を駆動モ
ータにより直接開閉する空気輸送式ポンプを使用しても
よい。
【0096】さらに、本実施の形態においては、直線状
の輸送チューブ64の途中に複数の空気輸送式ポンプ6
6〜68を配設しているが、輸送チューブ64に湾曲部
分あるいは屈曲部分がある場合には、当該湾曲あるいは
屈曲部分の前後に空気輸送式ポンプを配設する。例え
ば、図7に示すように、輸送チューブ70が湾曲して配
設されている場合に、輸送チューブ70の湾曲部分の前
後にそれぞれ空気輸送式ポンプ71、72を配設する。
なお、図7においては、空気輸送式ポンプ71、72と
して、上記第2の実施の形態と同様のものが配設されて
いる場合を示しているが、空気輸送式ポンプ71、72
としては、上述のように、第1の実施の形態に示したも
のや第3の実施の形態に示したものであってもよい。
【0097】このようにすると、湾曲部分での回収トナ
ーTaの滞留や詰まりを防止して、回収トナーTaを湾
曲あるいは屈曲した輸送チューブ70内を適切かつ確実
に搬送することができる。
【0098】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明のトナーリサイクル
装置によれば、クリーニングユニットから回収トナーを
トナー供給ユニットに搬送するトナー輸送管の途中に回
収トナーを輸送する空気流を発生する空気輸送式ポンプ
を配設し、当該空気輸送式ポンプを、そのハウジング内
に所定間隔を空けてシリンダ室を画成する状態で一対の
開閉弁が配設され、当該シリンダ室が開閉弁を介してト
ナー輸送管の回収トナーの輸送方向上流側と下流側に連
通し、一対の開閉弁を所定の駆動源により交互に開閉し
てシリンダ室を介してトナー輸送管の上流側から下流側
に流れる空気流を発生させて当該空気流で回収トナーを
搬送するものとしているので、空気輸送式ポンプの圧力
損失による影響を軽減して、回収トナーの搬送能力を向
上させることができ、回収トナーを逆流させることなく
適切に搬送して、トナーリサイクル装置を小型化するこ
とができるとともに、トナーリサイクル装置の適用され
る画像形成装置の設計の自由度を向上させることができ
る。
【0100】請求項2記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、駆動源を、シリンダ室に連通する加減圧通
路と、加減圧通路に配設されて振動しシリンダ室内を加
圧及び減圧する振動弁と、振動弁を振動させる振動源
と、を備えたものとしているので、空気輸送式ポンプを
小型で、騒音の小さなものとすることができるととも
に、回収トナーの凝集を抑制して、動作の信頼性を向上
させることができる。
【0101】請求項3記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、駆動源として、振動弁の配設された加減圧
通路をシリンダ室を挟んで相対向する状態で一対備え、
振動源が、一対の加減圧通路の各振動弁がシリンダ内を
同期して加圧及び減圧する状態で振動弁を振動させるも
のとしているので、空気輸送式ポンプを簡単かつ小型の
構成で、回収トナー搬送能力のより一層良好なものとす
ることができ、より一層回収トナーの凝集を抑制して、
動作の信頼性をより一層向上させることができる。
【0102】請求項4記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、空気輸送式ポンプを、トナー輸送管の回収
トナーの輸送方向に並べて複数配設しているので、クリ
ーニングユニットとトナー供給ユニットとの距離が長い
場合にも、複数の空気輸送式ポンプで確実かつ適切に回
収トナーを搬送することができ、動作の信頼性を向上さ
せることができる。
【0103】請求項5記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、複数の空気輸送式ポンプの開閉弁を、その
開閉周期が相互に隣接する空気輸送式ポンプで1/2周
期ずつずれた状態で開閉駆動しているので、トナー輸送
管に効率的な空気流を発生させることができ、複数の空
気輸送式ポンプでより一層確実かつ適切に回収トナーを
搬送して、動作の信頼性をより一層向上させることがで
きる。
【0104】請求項6記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、トナー輸送管がその途中に所定の屈曲部分
あるいは湾曲部分を有している場合に、当該屈曲部分あ
るいは湾曲部分の前後に空気輸送式ポンプを配設してい
るので、トナー輸送管の屈曲部分や湾曲部分での圧力損
失を軽減して、回収トナーの凝集を適切に防止すること
ができ、動作の信頼性を向上させることができるととも
に、トナーリサイクル装置の適用される画像形成装置の
設計の自由度をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーリサイクル装置の第1の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の概略構成図。
【図2】図1のトナーリサイクル装置の空気輸送式ポン
プ部分の正面断面図。
【図3】本発明のトナーリサイクル装置の第2の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の空気輸送式ポン
プ部分の正面断面図。
【図4】本発明のトナーリサイクル装置の第3の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の空気輸送式ポン
プ部分の正面断面図。
【図5】本発明のトナーリサイクル装置の第4の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の概略構成図。
【図6】図5のトナーリサイクル装置の空気輸送式ポン
プを隣接する空気輸送式ポンプの駆動力を利用して駆動
する例を示す空気輸送式ポンプ部分の正面図。
【図7】図5のトナーリサイクル装置の空気輸送式ポン
プを輸送チューブの湾曲部分の前後に配設する例を示す
要部正面図。
【符号の説明】
1 トナーリサイクル装置 2 クリーニングユニット 3 現像ユニット 4 トナー供給ユニット 5 輸送チューブ 5a 上流側輸送チューブ 5b 下流側輸送チューブ 6 接続部 7 空気輸送式ポンプ 8 ハウジング 8a 上流側輸送路 8b 下流側輸送路 9、10 開閉弁 11 シリンダ 30 トナーリサイクル装置 31 空気輸送式ポンプ 31a ハウジング 31b 上流側輸送路 31c 下流側輸送路 31d シリンダ 32、33 開閉弁 32a、33a 開閉軸 34 加減圧通路 35 ゴム膜 36 振動源 37 回転軸 38 クランク 40 トナーリサイクル装置 41 空気輸送式ポンプ 41a ハウジング 41b 上流側輸送路 41c 下流側輸送路 41d シリンダ 42、43 開閉弁 42a、43a 開閉軸 44、45 加減圧通路 46、47 ゴム膜 48、49 振動源 50 回転軸 51、53 クランク 52 従動回転軸 54 ベルト 60 トナーリサイクル装置 61 クリーニングユニット 62 現像ユニット 63 トナー供給ユニット 64 輸送チューブ 65 接続部 66〜68 空気輸送式ポンプ 66a〜68a 振動源 66b〜68b ハウジング 66c〜68c 回転軸 66d〜68d クランク 67e ベルト 70 輸送チューブ 71、72 空気輸送式ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体にトナーを供給してトナー画像を
    形成する現像ユニットへ前記トナーを供給するトナー供
    給ユニットに、前記像担持体上に残留するトナーを回収
    するクリーニングユニットから当該回収した回収トナー
    をトナー輸送管を通して搬送するトナーリサイクル装置
    であって、前記トナー輸送管の途中に前記回収トナーを
    輸送する空気流を発生する空気輸送式ポンプを配設し、
    前記空気輸送式ポンプは、そのハウジング内に所定間隔
    を空けてシリンダ室を画成する状態で一対の開閉弁が配
    設され、当該シリンダ室が前記開閉弁を介して前記空気
    輸送式ポンプを挟んだ前記トナー輸送管の前記回収トナ
    ーの輸送方向上流側と下流側に連通し、前記一対の開閉
    弁を所定の駆動源により交互に開閉して前記シリンダ室
    を介して前記トナー輸送管の上流側から下流側に流れる
    前記空気流を発生させることを特徴とするトナーリサイ
    クル装置。
  2. 【請求項2】前記駆動源は、前記シリンダ室に連通する
    加減圧通路と、前記加減圧通路に配設されて振動し前記
    シリンダ室内を加圧及び減圧する振動弁と、前記振動弁
    を振動させる振動源と、を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のトナーリサイクル装置。
  3. 【請求項3】前記駆動源は、前記振動弁の配設された前
    記加減圧通路を前記シリンダ室を挟んで相対向する状態
    で一対備え、前記振動源は、前記一対の加減圧通路の各
    振動弁が前記シリンダ内を同期して加圧及び減圧する状
    態で前記振動弁を振動させることを特徴とする請求項2
    記載のトナーリサイクル装置。
  4. 【請求項4】前記空気輸送式ポンプは、前記トナー輸送
    管の前記回収トナーの輸送方向に並んで複数配設されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    に記載のトナーリサイクル装置。
  5. 【請求項5】前記複数の空気輸送式ポンプは、前記開閉
    弁を、その開閉周期が相互に隣接する空気輸送式ポンプ
    で1/2周期ずつずれた状態で開閉駆動することを特徴
    とする請求項4記載のトナーリサイクル装置。
  6. 【請求項6】前記トナーリサイクル装置は、前記トナー
    輸送管がその途中に所定の屈曲部分あるいは湾曲部分を
    有し、当該屈曲部分あるいは湾曲部分の前後に前記空気
    輸送式ポンプが配設されていることを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれかに記載のトナーリサイクル装
    置。
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Cited By (3)

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