JP2000122145A - 水中撮影装置 - Google Patents

水中撮影装置

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JP2000122145A
JP2000122145A JP10288066A JP28806698A JP2000122145A JP 2000122145 A JP2000122145 A JP 2000122145A JP 10288066 A JP10288066 A JP 10288066A JP 28806698 A JP28806698 A JP 28806698A JP 2000122145 A JP2000122145 A JP 2000122145A
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JP
Japan
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underwater
camera
water tank
traveling
photographing apparatus
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Pending
Application number
JP10288066A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Araki
敏光 荒木
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの引回しを必要とせず、容易に移動
できる水中撮影装置を低コストで提供する。 【解決手段】 水槽1内の移動体を撮影するための水中
撮影装置において、上記水槽1に沿って水槽側床2にレ
ール3を設け、このレール3上に走行台車4を設け、こ
の走行台車4に水中まで延びる支持アーム23を設ける
と共に、この支持アーム23の先端にカメラ収納箱22
を設け、このカメラ収納箱22内に水中を撮影するカメ
ラ26を収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽内の移動体を
撮影するための水中撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水槽内の移動体を撮影する水中撮
影装置としては、特開平7−135586号公報に示す
ようなものがあった。この水中撮影装置は、水槽の底に
軌道レールを敷設し、軌道レール上にカメラ台車を走行
自在に設けると共に、このカメラ台車を牽引するワイヤ
等の牽引手段と、この牽引手段に牽引力を供給してカメ
ラ台車を牽引走行させるための水中モータユニットとを
水槽内に設け、水槽側床に水中モータユニットの運転を
制御する走行制御部を設けたものである。
【0003】カメラ台車のカメラにはカメラケーブルが
接続されている。このカメラケーブルは、カメラ台車の
走行を妨げないように、十分な余裕長をもって水槽の底
に配設され、水槽の縁から水槽側床に引き上げられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
水中撮影装置では、カメラケーブルが長く、その引回し
が困難であると共に、モータユニットや軌道レールが水
中にあるため、これら装置を専用に設けなければならな
い上に、防水加工を施す必要があり、その製造及びメン
テナンスに高いコストが必要となるという問題があっ
た。
【0005】また、水槽内で移動体の動きを計測する水
槽試験を行う場合には、カメラケーブルの引回しによる
水槽内の水の攪乱が大きいため、移動体の動きに微妙に
影響を与えてしまい、水槽試験の精度が落ちてしまうと
いう問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、水槽内の移動体を撮影するための水中撮影
装置において、上記水槽に沿って水槽側床にレールを設
け、このレール上に走行台車を設け、この走行台車に水
中まで延びる支持アームを設けると共に、この支持アー
ムの先端にカメラ収納箱を設け、このカメラ収納箱内に
水中を撮影するカメラを収納したものである。
【0007】本発明によれば、地上である水槽側床にレ
ール及び走行台車を設けたことによって、防水加工を施
す必要がなく低コストで製造できると共に、メンテナン
スも地上で行うことができ低コストで容易に行うことが
できる。また、支持アームの先端のカメラ収納箱内にカ
メラを収納したことによって、水中でケーブルの引回し
をする必要がなく、容易に移動することができる。
【0008】そして、上記走行台車に、これを自走させ
るための駆動装置と、この駆動装置を遠隔制御するため
の制御装置とを設けたものが好ましい。
【0009】また、上記支持アームが、上記走行台車に
対して俯仰自在に設けられたものが好ましい。
【0010】さらに、上記カメラ収納箱が、略紡錘形状
に形成されたものが好ましい。
【0011】そして、上記支持アームの断面が、進行方
向が長辺となる略円弧翼形状とされたものが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を実施する好適一形態を添
付図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明に係る水中撮影装置の実施の
形態を示した垂直方向断面図、図2は図1のA−A線断
面図、図3は本発明に係る水中撮影装置の実施の形態を
示した斜視図である。
【0014】まず、上記水中撮影装置の構成について説
明する。
【0015】図示するように、水槽1の水槽側床2上に
は、水槽1に沿って断面I型のレール3が敷設されてい
る。このレール3上には、水槽1に沿って走行する走行
台車4が設けられている。
【0016】走行台車4は、方形のフレーム5に、走行
台車4を自走させるための駆動装置6と、この駆動装置
6を遠隔制御するための制御装置7とが設けられて構成
されている。
【0017】走行台車4には、フレーム5の下側にレー
ル3上を転動する主車輪8が前後二ヶ所に設けられてい
る。主車輪8は、ゴム等の緩衝材19を介してフレーム
5に取り付けられ、走行の際の走行台車4の揺れを吸収
するようになっている。
【0018】駆動装置6には、ギヤ9を介して主車輪8
を回転させるサーボモータ11がフレーム5の下側で主
車輪8の水槽1とは逆側の側方に設けられている。サー
ボモータ11は、フレーム5の上側に設けられたバッテ
リ12に接続され電力が供給されると共に、制御装置7
に接続され遠隔操作されるようになっている。この制御
装置7は、アンテナ14から外部の操縦信号を受信して
サーボモータ11への供給電力を制御する無線式のもの
であるが、これは別段有線式であっても構わない。ただ
し、ケーブルの引回しを考えれば当然無線式の方が有利
である。なお、有線式であっても、ケーブル接続部等に
防水処理が不要であるので、従来よりも有利である。
【0019】主車輪8近傍の下方には、レール3のウェ
ブ部を幅方向両側から挟み込んで転動する水平車輪15
が設けられている。この水平車輪15は、フレーム5か
ら垂下された第一アーム16に連結された第二アーム1
7に軸支されている。第二アーム17は、第一アーム1
6にピン18を介して軸支され、そのピン18を中心に
回動自在になっており、水平車輪15がレール3のウェ
ブ部に対して近接離反するようになっている。これによ
って、走行台車4のレール3への取付けが容易となる。
第二アーム17は、水平車輪15がレール3のウェブ部
に当接する所で、第一アーム16に固定されるようにな
っており、走行台車4の走行の安定化を図っている。
【0020】フレーム5の水槽1側の端部には、ピン2
1を介して後述のカメラ収納箱22を支持する支持アー
ム23が俯仰自在に設けられている。この支持アーム2
3は、水中の所定深さまで延出されており、その断面が
走行台車4の進行方向が長辺となる略円弧翼形状になる
ように形成されている。
【0021】カメラ収納箱22は、水が浸入しないよう
に密閉構造とされると共に、走行台車4の進行方向が長
手方向となる略紡錘形状に形成されており、その胴部2
4中央には、アクリル或いはガラス等の透明な部材で形
成された窓部25を有している。この窓部25は開閉可
能に形成されており、その内側には、水中を撮影するカ
メラ26が取出し自在に収納されている。
【0022】このカメラ26には、テープやバッテリ
(図示せず)等が内蔵されており、カメラ26のセット
時に撮影を開始させ、試験終了後に撮影を停止させて、
テープやバッテリを交換するようになっている。なお、
カメラ26をリモコン操作として、撮影の開始及び停止
を行うようにしてもよい。また、支持アーム23を中空
として、その内部に制御装置7とカメラ26とを接続す
るケーブルを設けて、制御装置7によって撮影の開始及
び停止を行うようにしてもよい。
【0023】支持アーム23の下端部には、カメラ収納
箱22の胴部24を囲繞して支持する支持リング27が
取外し自在に設けられている。支持リング27は、その
厚さが薄く形成されており、カメラ収納箱22の側面か
らできるだけ突出しないようになっており、カメラ収納
箱22の移動の妨げにならないようになっている。な
お、カメラ収納箱22の胴部24に、支持リング27を
収容する環状溝を形成するようにしてもよい。
【0024】フレーム5の水槽1とは逆側端部には、カ
ウンターウェイト28が垂下して設けられており、支持
アーム23、カメラ収納箱22やカメラ26等と重量の
不均衡をなくし水中撮影装置全体の重量をバランスさせ
るようになっている。
【0025】次に、上記水中撮影装置の作用について説
明する。
【0026】水中試験等を行う際には、まず、支持アー
ム23を上側に回転させ、カメラ収納箱22を上方に持
ち上げて取り外し、カメラ26をセットして撮影を開始
する。その後、カメラ収納箱22を支持アーム23に取
り付け、支持アーム23を下側に回転させ、カメラ収納
箱22を水中の所定深さに位置させる。
【0027】そして、無線により、被撮影体である移動
体に合わせて走行台車4を走行させながら、カメラ26
によって撮影を行う。このとき、走行台車4は無線によ
って操作され、カメラ26は、最初から撮影状態となっ
ているので、従来のように水中に各部を操作するための
ケーブルが露出することがなく、その引回しを行う必要
がなく、容易に移動することができる。また、水中で
は、カメラ収納箱22と支持アーム23の一部が移動す
るだけであるので、水の攪乱を小さくすることができ、
移動体の動きに影響を与えることがないので、水槽試験
の精度を向上させることができる。
【0028】また、カメラ収納箱22が、略紡錘形状に
形成されると共に、支持アーム23の断面が略円弧翼形
状になっているので、支持アーム23とカメラ収納箱2
2との水の抵抗を低減することができ、水中での移動を
スムーズに行うことができると共に、水面の波を非常に
小さくでき、水の攪乱を小さくすることができる。
【0029】さらに、地上である水槽側床2にレール及
び走行台車を設けたことによって、その施工が容易であ
ると共に、サーボモータ11等に防水加工を施す必要が
なく低コストで製造できる。メンテナンスも地上で行え
るため、低コストで容易に行うことができる。
【0030】そして、カウンターウェイト28を設けた
ことによって、カメラ収納箱22等の相殺して重量バラ
ンスが可能となる。また、水中撮影装置全体の重心が下
がるため、安定した走行が可能となる。
【0031】なお、本実施の形態においては、レール3
を一本として、カウンターウェイト28によって重量バ
ランスするようになっているが、レールを二本として、
これらレールを掛け渡すように、主車輪を二列に配置す
るようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、水中での
ケーブルの引回しを必要とせず、容易に移動できると共
に、水の攪乱を小さくできる水中撮影装置を低コストで
提供できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中撮影装置の実施の形態を示し
た垂直方向断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係る水中撮影装置の実施の形態を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 水槽側床 3 レール 4 走行台車 6 駆動装置 7 制御装置 22 カメラ収納箱 23 支持アーム 26 カメラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の移動体を撮影するための水中撮
    影装置において、上記水槽に沿って水槽側床にレールを
    設け、該レール上に走行台車を設け、該走行台車に水中
    まで延びる支持アームを設けると共に、該支持アームの
    先端にカメラ収納箱を設け、該カメラ収納箱内に水中を
    撮影するカメラを収納したことを特徴とする水中撮影装
    置。
  2. 【請求項2】 上記走行台車に、これを自走させるため
    の駆動装置と、該駆動装置を遠隔制御するための制御装
    置とを設けた請求項1記載の水中撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記支持アームが、上記走行台車に対し
    て俯仰自在に設けられた請求項1または2記載の水中撮
    影装置。
  4. 【請求項4】 上記カメラ収納箱が、略紡錘形状に形成
    された請求項1から3いずれかに記載の水中撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記支持アームの断面が、進行方向が長
    辺となる略円弧翼形状とされた請求項1から4いずれか
    に記載の水中撮影装置。
JP10288066A 1998-10-09 1998-10-09 水中撮影装置 Pending JP2000122145A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116836B1 (ko) 2010-04-15 2012-03-06 한국해양연구원 예인수조 모형선저의 수중촬영 장치
JP5568188B1 (ja) * 2014-02-20 2014-08-06 平和精機工業株式会社 撮影用スライディング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116836B1 (ko) 2010-04-15 2012-03-06 한국해양연구원 예인수조 모형선저의 수중촬영 장치
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