JP2000121831A - 位相差フィルム - Google Patents
位相差フィルムInfo
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Abstract
階調反転も合わせたトータルでの視野角特性を飛躍的に
改善できる位相差フィルムを提供する。 【解決手段】 3つの主屈折率nx,ny,nzがnx>n
y>nzなる関係を満足する二軸配向性を有しかつX軸と
光学軸のなす角度が20〜70°であるような屈折率異
方性を有する物質が、Y軸を傾斜軸としてZ軸とフィル
ム法線方向のなす角が20〜70°となるように傾斜配
向しており、フィルムの光学軸がフィルム面となす角が
20〜70°であることを特徴とする位相差フィルム。
Description
角特性、特に、表示コントラストおよび階調反転の視野
角特性を改善するための位相差フィルムに関するもので
ある。
表示装置(以下LCD)として現在最もよく用いられて
いるものは、吸収軸が直交となるように配置された一対
の直線偏光フィルムの間に、透明電極を形成した一対の
ガラス基板の間にガラス基板法線方向に螺旋軸を有し、
そのネジレ角度が約90度であるような配向構造を有し
たネマチック液晶を挟持した液晶セルを挟んだ、ノーマ
リホワイト(以下NW)モードのツイステッドネマチッ
ク型LCD(以下TN−LCD)である。NWモードの
TN−LCDは、電圧を印加しない状態では入射した直
線偏光が液晶セルの旋光性により90度回転して出射さ
れるため白状態となり、電圧を印加した状態では液晶分
子がガラス基板に対して起き上がり、旋光性が消失し入
射した直線偏光はその状態を保ったまま出射されるため
黒状態となる。また、この白状態、黒状態とその中間状
態を利用することで、階調表示を行っている。しかし、
LCDに用いられるネマティック液晶は、分子構造が棒
状をしており分子軸方向の屈折率が大きい正の屈折率異
方性を示すものであり、LCDを斜めに通過する光の偏
光状態の変化はこの液晶の屈折率異方性による位相差の
ためにLCDの法線方向とは異なったものとなる。この
ため、LCD法線方向から外れた角度から表示を見た場
合、コントラストが低下したり、階調表示が逆転する階
調反転などの現象が起こるという視野角特性を示す。
が原因であることから、液晶分子の屈折率異方性による
位相差を補償するための液晶とは逆の屈折率異方性を示
す位相差フィルムを用いた改良が検討されている。視野
角特性の改良は主として黒表示即ち電圧印加状態におけ
る視野角特性を改良することで大きな効果が得られる。
電圧印加状態では液晶分子はガラス基板に垂直に近い状
態に配向していることから、この状態をガラス基板法線
方向に光学軸を有する正の屈折率異方体と見なして、こ
れを補償する位相差フィルムとしてフィルム法線方向に
光学軸を有しかつ負の屈折率異方性を有する位相差フィ
ルムを用いる方法が特開平2−015239号公報や特
開平3−103823号公報などに開示されている。し
かしながら、実際のLCDにおいては電圧印加状態にあ
ってもガラス基板付近の液晶分子は基板の配向膜の拘束
力のためにガラス基板に近い部分では傾斜状態のままで
あるため、フィルム法線方向に光学軸を有しかつ負の屈
折率異方性を有する位相差フィルムでは液晶セルにより
もたらされる偏光状態を十分に補償することは難しい。
このような傾斜状態の液晶分子をもあわせて補償するた
め、位相差フィルムの光学軸がフィルム法線方向から傾
斜した方向にありかつ負の屈折率異方性を有する位相差
フィルムを用いる方法も特開昭63−239421号公
報や特開平6−214116号公報などに記載されてい
る。しかし、これらの方法では電圧印加状態の液晶セル
に対する補償状態は改善されるものの、印加電圧がより
低いために傾斜状態の液晶部分が増加してより複雑な配
向形態をとる中間階調表示状態においては補償が不完全
となるため、表示コントラストの視野角は改善されるが
階調反転現象を改善することは困難であり、結果として
不完全な視野角特性しか得ることはできない。また別の
方法として、液晶と同じ正の屈折率異方性を持ちながら
も、光学軸をフィルム法線方向から傾斜させた状態とし
た位相差板を用いても視野角特性を改良できることが、
特開平5−080323号公報、特開平7−30640
6号公報やWO96/10773号公報などに記載され
ている。これらの報告では正の屈折率異方性を有しかつ
光学軸をフィルム法線方向から傾斜させた状態とした位
相差板を用いることが液晶セルの階調反転を抑制するの
に有効であることが示されているが、どのような光学特
性の位相差板をいかなる形態で使用した場合にその効果
が発現されるのかに関しては具体的には言及されていな
い。
良に用いられる光学補償板については、表示コントラス
トのみならず階調反転も合わせたトータルでの視野角特
性を飛躍的に改善できるものは見いだされていない状況
にあった。かかる状況に鑑み、本発明者らが鋭意検討し
た結果、3つの主屈折率nx,ny,nzがnx>ny>nz
なる関係を満足する二軸配向性を有しかつX軸と光学軸
のなす角度が20〜70°であるような屈折率異方性を
有する物質が、Y軸を傾斜軸としてZ軸とフィルム法線
方向のなす角が20〜70°となるように傾斜配向して
おり、フィルムの光学軸がフィルム面となす角が20〜
70°であることを特徴とする位相差フィルムを、傾斜
配向していない他の位相差フィルムと積層して用いるこ
とにより表示コントラストと階調反転の両方の視野角特
性を大幅に改善できることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
の主屈折率nx,ny,nzがnx>ny>nzなる関係を満
足する二軸配向性を有しかつX軸と光学軸のなす角度が
20〜70°であるような屈折率異方性を有する物質
が、Y軸を傾斜軸としてZ軸とフィルム法線方向のなす
角が20〜70°となるように傾斜配向しており、フィ
ルムの光学軸がフィルム面となす角が20〜70°であ
ることを特徴とする位相差フィルム(A)、上記位相差
フィルム(A)と、少なくとも1枚のフィルム面内に屈
折率異方性が殆ど存在せず、フィルム厚み方向の屈折率
が面内の屈折率より小さい特性を有する位相差フィルム
(B)とが積層された構成の積層位相差フィルム、上記
位相差フィルム(A)と、少なくとも1枚のフィルム面
内に屈折率異方性が殆ど存在せず、フィルム厚み方向の
屈折率が面内の屈折率より小さい特性を有する位相差フ
ィルム(B)と、少なくとも1枚の光学的に正の屈折率
異方性を有する一軸配向性の位相差フィルム(C)とが
積層された構成の積層位相差フィルム、前述の位相差フ
ィルムまたは積層位相差フィルムを少なくとも1枚用い
てなる液晶表示装置、ツイスト角が略90°のねじれネ
マチック型液晶セルおよびこのセルの両側に配置された
2枚の偏光板からなるノーマリーホワイトモードの液晶
表示装置において、積層位相差フィルム(I)を液晶セ
ルとその両側の偏光板との間に偏光板/B/A/液晶セ
ル/A/B/偏光板の順に積層し、かつ位相差フィルム
(A)の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上
側になる方向が液晶セルの光入射側および光出射側にお
いてそれぞれに近い側の液晶セル基板に隣接する液晶分
子の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上側に
なる方向に対して略+180°の関係になるように配置
されていることを特徴とする液晶表示装置、並びに、ツ
イスト角が略90°のねじれネマチック型液晶セルおよ
びこのセルの両側に配置された2枚の偏光板からなるノ
ーマリーホワイトモードの液晶表示装置において、積層
位相差フィルム(II)を液晶セルとその両側の偏光板と
の間に、偏光板/B/A/C/液晶セル/C/A/B/
偏光板、の順に積層し、かつ位相差フィルム(A)の光
学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上側になる方
向が液晶セルの光入射側および光出射側においてそれぞ
れに近い側の液晶セル基板に隣接する液晶分子の光学軸
の液晶セルの光出射側から見た場合に上側になる方向に
対して略+180°の関係になるように配置し、かつ位
相差フィルム(C)の遅相軸の方向が、液晶セルの光入
射側および光出射側においてそれぞれに近い側の液晶セ
ル基板のラビング方向に対して略垂直の関係になるよう
設定されていることを特徴とする液晶表示装置を提供す
るものである。
nx,ny,nzがnx>ny>nzなる関係を満足する二軸
配向性を有しかつX軸と光学軸のなす角度が20〜70
°であるような屈折率異方性を有する物質が、Y軸を傾
斜軸としてZ軸とフィルム法線方向のなす角が20〜7
0°となるように傾斜配向しており、フィルムの光学軸
がフィルム面となす角が20〜70°であることを特徴
とする位相差フィルム(A)としては、必要な光学特性
を満たすものであれば特に限定されるものではなく、例
えば、特開平4−120512号公報、特開平6−22
2213号公報に記載されている熱可塑性樹脂を電場や
磁場印加あるいは異周速圧延により配向させた傾斜配向
シートや、特開平7−152035号公報、特開平7−
191216号公報に記載されているような電場や磁場
等の印加下あるいは配向膜による配向制御下での配向固
定による液晶性重合体の傾斜配向層、光反応性置換基を
含む樹脂層等に平行光照射して得られる光学異方体、ま
た、WO96/10773号公報に記載されている透明
基板上への無機誘電体等の斜方蒸着による光学異方性層
等を用いることができる。
は、傾斜配向して位相差フィルム(A)を形成している
光学異方性を有する物質の3つの主屈折率nx,ny,n
zがnx>ny>nzなる関係を満足する二軸配向性を有し
ており、そのX軸と光学異方性物質の光学軸のなす角度
(θ1)が特定の角度範囲内にあり、この光学異方性物
質がY軸を傾斜角としてZ軸とフィルム法線方向のなす
角(θ2)が特定の角度範囲内になるよう傾斜してお
り、かつフィルムの光学軸がフィルム面となす角(θ
3)が特定の角度範囲内にあることが必要である。位相
差フィルム(A)の光学特性は、上記3つの角度θ1、
θ2、θ3、および補償層正面から測定した場合のレタ
ーデーション値(RA )により規定される。これらの値
は位相差フィルム(A)と組み合わせて用いる傾斜配向
していない他の位相差フィルムの光学特性、使用する液
晶セルの光学特性、および最終的に必要とされる視野角
特性により適宜選択されるが、θ1=20〜70°、θ
2=20〜70°、θ3=40〜70°、RA =20〜
200nmの範囲が好ましく、さらに好ましくはθ1=
45〜65°、θ2=40〜65°、θ3=50〜70
°、RA =20〜100nmである。3つの主屈折率n
x,ny,nzにおいて、nxとnyとは通常0.0005
以上異なり、nyとnzとは通常0.0005以上異な
る。
方性が殆ど存在せず、フィルム厚み方向の屈折率が面内
の屈折率より小さい特性を有する位相差フィルム(B)
としては、必要な光学特性を満たすものであれば特に限
定されるものではなく、例えば、溶剤キャスト法による
製膜時の高分子の配向によりフィルム面内のレターデー
ションは小さく、かつフィルム厚み方向の屈折率(nt
)がフィルム面内の平均屈折率(np )よりも小さい
という屈折率構造を持たせた透明高分子のキャストフィ
ルムや、透明高分子の二軸延伸フィルム、特開平5−1
96819号公報に記載されている無機層状化合物を用
いた位相差板、特開平5−249457号公報に記載さ
れている屈折率の異なる物質の交互多層薄膜による補償
板等を用いることができる。
ず、フィルム厚み方向の屈折率が面内の屈折率より小さ
い特性を有する位相差フィルム(B)の光学特性は、面
内のレターデーション値(RB)、および厚み方向のレ
ターデーション値(RB'=(np −nt )×d、d:フ
ィルム厚み)により規定される。これらの値は使用する
位相差フィルム(A)の光学特性、液晶セルの光学特
性、および最終的に必要とされる視野角特性により適宜
選択されるが、RB =0〜100nm、RB'=30〜2
50nmの範囲が好ましく、さらに好ましくはRB =3
〜30nm、RB'=40〜180nmである。
性を有する一軸配向性の位相差フィルム(C)として
は、必要な光学特性を満たすものであれば特に限定され
るものではなく、例えば、一般的に位相差板として用い
られている熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムや、液晶性
物質の面内一軸配向層等を用いることができる。
向性の位相差フィルム(C)の光学特性は、補償層面内
のレターデーション値(RC )により規定され、この値
は使用する位相差フィルム(A)の光学特性、位相差フ
ィルム(B)の光学特性、液晶セルの光学特性、および
最終的に必要とされる視野角特性により適宜選択される
が、RC =10〜100nmの範囲が好ましく、さらに
好ましくはRC =30〜70nmである。
していない他の位相差フィルムと組み合わせて用いるこ
とに適したものであるが、その視野角改良効果は特定の
光学異方性を有する位相差フィルムと特定の順序で積層
した場合により多く発現する。視野角改良効果の大きい
積層構成の1つは、ツイスト角が略90°のねじれネマ
チック型液晶セルおよびこのセルの両側に配置された2
枚の偏光板からなるノーマリーホワイトモードの液晶表
示装置において、位相差フィルム(A)と、少なくとも
1枚のフィルム面内に屈折率異方性が殆ど存在せず、フ
ィルム厚み方向の屈折率が面内の屈折率より小さい特性
を有する位相差フィルム(B)を液晶セルとその両側の
偏光板との間に偏光板/B/A/液晶セル/A/B/偏
光板の順に積層するものである。視野角改良効果の大き
い別の積層構成としては、ツイスト角が略90°のねじ
れネマチック型液晶セルおよびこのセルの両側に配置さ
れた2枚の偏光板からなるノーマリーホワイトモードの
液晶表示装置において、位相差フィルム(A)と、少な
くとも1枚のフィルム面内に屈折率異方性が殆ど存在せ
ず、フィルム厚み方向の屈折率が面内の屈折率より小さ
い特性を有する位相差フィルム(B)と、少なくとも1
枚の光学的に正の屈折率異方性を有する一軸配向性の位
相差フィルム(C)を液晶セルとその両側の偏光板との
間に、偏光板/B/A/C/液晶セル/C/A/B/偏
光板、の順に積層するものである。各々の位相差フィル
ムA,B,Cはそれぞれ1枚ずつであってもよいし、必
要であれば同種の複数の位相差フィルムを積層して用い
てもよい。
する場合には、液晶セルの光入射側および光出射側の各
基板のラビング方向と、各々の側に配置される位相差フ
ィルム(A)の光学軸の方向との関係が、視野角特性の
改良効果に大きな影響を与える。光学軸の方向は使用す
る液晶セルの光学特性、および最終的に必要とされる視
野角特性により適宜選択されるが、位相差フィルム
(A)の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上
側になる方向が、液晶セルの光入射側および光出射側に
おいてそれぞれに近い側の液晶セル基板に隣接する液晶
分子の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上側
になる方向に対して、液晶セルの光出射側から見て左回
りの方向を正とした場合に略+180°の関係になるよ
う設定した場合、視野角改良効果が最も大きく発現す
る。かかる構成においては、背面側に配置された位相差
フィルム(A)は、その光学軸の前面側向き成分の面内
への射影と、液晶セルの背面側の基板に隣接する液晶分
子の光学軸の前面側向き成分の面内への射影とが概ね+
180°で交わるように配置され、前面側に配置された
位相差フィルム(A)は、その光学軸の前面側向き成分
の面内への射影と、液晶セルの前面側の基板に隣接する
液晶分子の光学軸の前面側向き成分の面内への射影とが
概ね+180°で交わるように配置された公正になる。
層構成においては、液晶セルの光入射側および光出射側
の各基板のラビング方向と、光学的に正の屈折率異方性
を有する一軸配向性の位相差フィルム(C)の遅相軸の
方向の関係が、視野角特性の改良効果に大きな影響を与
える。遅相軸の方向は使用する液晶セルの光学特性、お
よび最終的に必要とされる視野角特性により適宜選択さ
れるが、液晶セルの光入射側および光出射側においてそ
れぞれに近い側の液晶セル基板のラビング方向に対して
略垂直の関係になるよう設定した場合、視野角改良効果
がより大きく発現する。かかる構成においては、背面側
に配置された位相差フィルム(A)は、その光学軸の前
面側向き成分の面内への射影と、液晶セルの背面側の基
板に隣接する液晶分子の光学軸の前面側向き成分の面内
への射影とが概ね+180°で交わるように配置され、
背面側に配置された位相差フィルム(C)は、その遅相
軸の方向が背面側基板のラビング方向に対して概ね垂直
となるように配置され、前面側に配置された位相差フィ
ルム(A)は、その光学軸の前面側向き成分の面内への
射影と、液晶セルの前面側の基板に隣接する液晶分子の
光学軸の前面側向き成分の面内への射影とが概ね+18
0°で交わるように配置され、前面側に配置された位相
差フィルム(C)は、その遅相軸の方向が前面側の基板
のラビング方向に対して概ね垂直となるように配置され
た構成となる。
的に必要とされるLCDの光学特性に応じて、光入射側
および光出射側のいずれもそれぞれに近い側の液晶セル
基板のラビング方向に対して略垂直(Eモード)あるい
は略平行(Oモード)のいずれかより選択される。
ターデーション値(RA 、 RB 、RB'、RC )および
軸の傾斜方向は、当業者においては常法に基づく測定に
より得られるものである。
階調反転の視野角特性が著しく改善されたTN−LCD
を得ることができる。
が、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 フィルム面内に屈折率異方性が殆ど存在せず、フィルム
厚み方向の屈折率が面内の屈折率より小さい特性を有す
る位相差フィルムB1として、面内のレターデーション
値(RB)=6nm、厚み方向のレターデーション値
(RB')=58nmであるトリアセチルセルロースフィ
ルムを作製した。バッチ式真空蒸着装置を用いてこのト
リアセチルセルロースフィルム上に五酸化タンタルの斜
方蒸着膜を形成した。この斜方蒸着膜は五酸化タンタル
の斜方カラム構造が3つの主屈折率nx,ny,nzがそ
れぞれnx=1.6650、ny=1.6322、nz=
1.5028であり、nx>ny>nzなる関係を満足す
る二軸配向性を有しており、そのX軸と斜方カラムの光
学軸のなす角度(θ1)=65°、斜方カラムがY軸を
傾斜角としてZ軸とフィルム法線方向のなす角(θ2)
=41°になるよう傾斜しており、かつフィルムの光学
軸がフィルム面となす角(θ3)=66°、補償層正面
から測定した場合のレターデーション値(RA )=33
nmであった。この斜方蒸着層を位相差フィルムA1と
した。光学的に正の屈折率異方性を有する一軸配向性の
位相差フィルムとして、ポリカーボネートフィルムを一
軸延伸して面内のレターデーション値(RC )=50n
mである位相差フィルムC1を作製した。日本電気
(株)製のノートパソコン(PC9821 La10)
を構成するカラー液晶ディスプレイ装置(TFT−TN
型)の背面側直線偏光板と液晶セルとの間、および前面
側直線偏光板と液晶セルとの間にそれぞれ位相差フィル
ムB1、位相差フィルムA1、位相差フィルムC1を、
偏光板/B1/A1/C1/液晶セル/C1/A1/B
1/偏光板の順に積層してTNがた液晶表示装置を作製
した。このとき、位相差フィルムA1の光学軸の液晶セ
ルの光出射側から見た場合に上側になる方向が、液晶セ
ルの光入射側および光出射側においてそれぞれに近い側
の液晶セル基板に隣接する液晶分子の光学軸の液晶セル
の光出射側から見た場合に上側になる方向に対して+1
80°の関係になり、かつ、位相差フィルムC1の遅相
軸の方向が液晶セルの光入射側および光出射側において
それぞれに近い側の液晶セル基板のラビング方向に対し
て垂直の関係になり、しかも直線偏光板の吸収軸の方向
が液晶セルの光入射側及び光出射側においてそれぞれ近
い側の液晶セルの基板のラビング方向に対して平行の関
係(O−モード)になるように設定した。このTN−L
CDにおいては、表示コントラストおよび階調反転の視
野角特性はいずれも上下左右すべての方向で良好であ
り、従来のTN−LCDと比較して優れたものであっ
た。
板との間に、位相差フィルムB1、位相差フィルムA1
を、偏光板/B1/A1/液晶セル/A1/B1/偏光
板の順に積層してTN−LCDを作製した。このとき、
位相差フィルムA1の光学軸の液晶セルの光出射側から
見た場合に上側になる方向が、液晶セル基板に隣接する
液晶分子の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に
上側になる方向に対して+180°の関係になり、しか
も直線偏光板の吸収軸の方向が液晶セルの光入射側及び
光出射側においてそれぞれ近い側の液晶セルの基板のラ
ビング方向に対して平行の関係(O−モード)になるよ
うに設定した。このTN−LCDにおいては、表示コン
トラストおよび階調反転の視野角特性はいずれも上下左
右すべての方向で良好であり、従来のTN−LCDと比
較して優れたものであった。
厚み方向の屈折率が面内の屈折率より小さい特性を有す
る位相差フィルムB2として、面内のレターデーション
値(RB)=5nm、厚み方向のレターデーション値
(RB')=49nmであるトリアセチルセルロースの連
続フィルムを作製した。連続式真空蒸着装置を用いてこ
のトリアセチルセルロース連続フィルム上に二酸化チタ
ンの斜方蒸着膜を形成した。この斜方蒸着膜は二酸化チ
タンの斜方カラム構造が3つの主屈折率nx,ny,nz
がnx>ny>nzなる関係を満足する二軸配向性を有し
ており、そのX軸と斜方カラムの光学軸のなす角度(θ
1)=58°、斜方カラムがY軸を傾斜角としてZ軸と
フィルム法線方向のなす角(θ2)=29°になるよう
傾斜しており、かつフィルムの光学軸がフィルム面とな
す角(θ3)=61°、補償層正面から測定した場合の
レターデーション値(RA )=27nmであった。この
斜方蒸着層を位相差フィルムA2とした。シャープ
(株)製のTFT−TN液晶テレビ(CRYSTALT
RON、4E−L1)の液晶セルとその両側の偏光板と
の間に、位相差フィルムB2、位相差フィルムA2、
を、偏光板/B2/A2/液晶セル/A2/B2/偏光
板の順に積層してTN−LCDを作製した。このとき、
位相差フィルムA2の光学軸の液晶セルの光出射側から
見た場合に上側になる方向が、液晶セルの光入射側およ
び光出射側においてそれぞれに近い側の液晶セル基板に
隣接する液晶分子の光学軸の液晶セルの光出射側から見
た場合に上側になる方向に対して+180°の関係にな
るように設定した。このTN−LCDにおいては、表示
コントラストおよび階調反転の視野角特性はいずれも上
下左右すべての方向で良好であり、従来のTN−LCD
と比較して優れたものであった。
液晶セル/B1/A1/C1/偏光板の順にしたほかは
実施例1と同様にして、3種の光学補償層を積層したT
N−LCDを作製した。このTN−LCDにおいては、
左右および下方向の表示コントラストの視野角は良好で
あった。
軸、液晶セルの基板のラビング方向、液晶セルの基板に隣
接する液晶分子の光学軸方向およびそれぞれの位相差フ
ィルムの光学軸の設定を示す模式図である。
軸、液晶セルの基板のラビング方向、液晶セルの基板に隣
接する液晶分子の光学軸方向およびそれぞれの位相差フ
ィルムの光学軸の設定を示す模式図である。
光学軸方向 161,261:液晶セル下側の位相差フィルムA1の
光学軸方向 171:液晶セル上側の位相差フィルムC1の光学軸方
向 181:液晶セル下側の位相差フィルムC1の光学軸方
向 191、291:液晶セルの上側基板に隣接する液晶分
子の光学軸方向 192、292:液晶セルの下側基板に隣接する液晶分
子の光学軸方向 193,293:液晶セルの上側基板の内側のラビング
方向 194,294:液晶セルの下側基板の内側のラビング
方向
Claims (6)
- 【請求項1】3つの主屈折率nx,ny,nzがnx>ny
>nzなる関係を満足する二軸配向性を有しかつX軸と
光学軸のなす角度が20〜70°であるような屈折率異
方性を有する物質が、Y軸を傾斜軸としてZ軸とフィル
ム法線方向のなす角が20〜70°となるように傾斜配
向しており、フィルムの光学軸がフィルム面となす角が
20〜70°であることを特徴とする位相差フィルム。 - 【請求項2】請求項1に記載の位相差フィルム(A)
と、少なくとも1枚のフィルム面内に屈折率異方性が殆
ど存在せず、フィルム厚み方向の屈折率が面内の屈折率
より小さい特性を有する位相差フィルム(B)とが積層
された構成の積層位相差フィルム。 - 【請求項3】請求項1に記載の位相差フィルム(A)
と、少なくとも1枚のフィルム面内に屈折率異方性が殆
ど存在せず、フィルム厚み方向の屈折率が面内の屈折率
より小さい特性を有する位相差フィルム(B)と、少な
くとも1枚の光学的に正の屈折率異方性を有する一軸配
向性の位相差フィルム(C)とが積層された構成の積層
位相差フィルム。 - 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
の位相差フィルムを少なくとも1枚用いてなる液晶表示
装置 - 【請求項5】ツイスト角が略90°のねじれネマチック
型液晶セルおよびこのセルの両側に配置された2枚の偏
光板からなるノーマリーホワイトモードの液晶表示装置
において、請求項2記載の積層位相差フィルムを液晶セ
ルとその両側の偏光板との間に偏光板/B/A/液晶セ
ル/A/B/偏光板の順に積層し、かつ位相差フィルム
(A)の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上
側になる方向が液晶セルの光入射側および光出射側にお
いてそれぞれに近い側の液晶セル基板に隣接する液晶分
子の光学軸の液晶セルの光出射側から見た場合に上側に
なる方向に対して略+180°の関係になるように配置
されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項6】ツイスト角が略90°のねじれネマチック
型液晶セルおよびこのセルの両側に配置された2枚の偏
光板からなるノーマリーホワイトモードの液晶表示装置
において、請求項3記載の積層位相差フィルムを液晶セ
ルとその両側の偏光板との間に、偏光板/B/A/C/
液晶セル/C/A/B/偏光板、の順に積層し、かつ位
相差フィルム(A)の光学軸の液晶セルの光出射側から
見た場合に上側になる方向が液晶セルの光入射側および
光出射側においてそれぞれに近い側の液晶セル基板に隣
接する液晶分子の光学軸の液晶セルの光出射側から見た
場合に上側になる方向に対して略+180°の関係にな
るように配置し、かつ位相差フィルム(C)の遅相軸の
方向が、液晶セルの光入射側および光出射側においてそ
れぞれに近い側の液晶セル基板のラビング方向に対して
略垂直の関係になるよう設定されていることを特徴とす
る液晶表示装置。
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