JP2000121659A - 加速度計 - Google Patents

加速度計

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JP2000121659A
JP2000121659A JP10291881A JP29188198A JP2000121659A JP 2000121659 A JP2000121659 A JP 2000121659A JP 10291881 A JP10291881 A JP 10291881A JP 29188198 A JP29188198 A JP 29188198A JP 2000121659 A JP2000121659 A JP 2000121659A
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deflection
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Sadaomi Sakuma
貞臣 佐久間
Keisuke Fukatsu
恵輔 深津
Kazuteru Sato
一輝 佐藤
Hiroshi Okajima
洋 岡嶋
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクィーズダンパの機能を確保しつつ、高感
度の共振型加速度計を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によると、基台と、該基台に一端
が固定され他端に重りが装着された梁と、該梁の撓みを
検出するための撓み検出手段とを有する加速度計におい
て、梁は固定端側の薄板部と自由端側の厚板部とからな
り、薄板部に撓み検出手段が設けられている。薄板部に
は撓み検出手段を設けた位置に切り欠きが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梁の変形を利用した
共振型の加速度計に関し、特に、表面弾性波(SURFACE
ACOUSTIC WAVE:SAW)を利用した加速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して従来の表面弾性波(SA
W)を利用した加速度計の例を説明する。加速度計は、
片持ち支持された梁11と梁11の上面11A及び下面
11Bに配置されたSAW共振系20A、20Bとを有
する。
【0003】梁11は、水晶、ニオブ酸リチウム、タン
タル酸リチウム等の圧電材の単結晶によって製造され
る。梁11の固定端には支持部材13が装着され、支持
部材13はケーシング等の固定壁10に固定されてい
る。梁11の自由端には重り15が装着されている。
【0004】上側及び下側の共振系20A、20Bは、
共振器21A、21B、電源端子23A、23B及び増
幅器25A、25Bとを有する。加速度計は更にバッフ
ァアンプ27A、27B、ミキサ31及びフィルタ33
を有する。
【0005】図7を参照して梁11の上面11Aに形成
された共振器21Aの構成を説明する。梁11の下面1
1Bに形成された共振器21Bの構成は上面11Aに形
成された共振器21Aと同様な構成である。共振器21
Aは、櫛形の入力電極21−1A及び櫛形の出力電極2
1−2Aと1対の櫛形の反射器21−3A、21−4A
とを含む。
【0006】入力電極21−1A及び出力電極21−2
Aは支持部材13になるべく近い位置に配置され、反射
器21−3A、21−4Aはその外側に、即ち、梁11
の両端部側に配置されている。これらの電極21−1
A、21−2A及び反射器21−3A、21−4Aは互
いに平行な多数の細い帯状部分を含み、この帯状部分の
ピッチ、即ち、電極ピッチは、梁11の材質等によって
決まる音速と所望の発振周波数とによって決定される。
これらの電極及び反射器はフォトリソグラフィ技術によ
って形成される。
【0007】電源端子23Aを経由して電源が供給され
ると、入力電極21−1Aを経由して梁11の上面11
Aに振動が付与される。それによって梁11の上面11
Aに表面弾性波が生成される。この表面弾性波は出力電
極21−2Aによって検出され、増幅器25Aに供給さ
れる。増幅器25Aによって増幅された出力信号は入力
電極21−1Aにフィードバックされる。
【0008】このフィードバックループの一巡位相が2
nπであり、且つそのゲインが1以上であれば、表面弾
性波とこの回路によって共振器が構成される。このとき
の表面弾性波の発振周波数は梁11の材質及び電極ピッ
チ等によって決まり、例えば数100MHzである。
【0009】再び図6を参照する。各共振系20A、2
0Bの出力はバッファアンプ27A、27Bを経由して
ミキサ31に供給され、ミキサ31によって発振周波数
1、f2 の和及び差が演算される。フィルタ33は、
ミキサ31より出力された2つの発振周波数f1 、f2
の和及び差より差Δfのみを取り出す。フィルタ33の
出力は、次の式によって表される。
【0010】
【数1】Δf=f1 −f2
【0011】ここに、f1 は上側のSAW共振系20A
によって生成された表面弾性波の発振周波数、f2 は下
側のSAW共振系20Bによって生成された表面弾性波
の発振周波数である。尚、上側の共振器21Aと下側の
共振器21Bの材質、構成及び寸法が同一なら2つの発
振周波数f1 、f2 は同一(f1 =f2 )となる。従っ
て、加速度Aが作用しないとき発振周波数の差Δfはゼ
ロである。
【0012】図示のように加速度Aが作用すると、重り
15に作用する力によって梁11に曲げモーメントが作
用し、梁11は撓む。梁11の上面11A及び下面11
Bの歪みによって各共振系20A、20Bの発振周波数
は変化する。梁11の上面11A及び下面11Bは互い
に異なる方向の歪を発生し、一方は引っ張りであり他方
は圧縮である。従って上側と下側の共振系20A、20
Bの発振周波数の変化は互いに反対の極性である。
【0013】しかしながら、一般には、加速度Aが作用
しないときでも発振周波数の差Δfがゼロとならないよ
うに設計される。例えば、上側の共振器21Aと下側の
共振器21Bの構成及び寸法を互いに異なるようにす
る。加速度Aが作用しないときのフィルタ33の出力を
ΔfB とすると、加速度計の出力は次のように表され
る。
【0014】
【数2】A=K×(ΔfB ±Δf)
【0015】Kは定数、ΔfB は加速度Aが作用しない
ときの発振周波数の差であり、バイアス周波数と称す
る。発振周波数の差Δfの符号±は加速度の方向によっ
て決まる。
【0016】図8を参照して従来の表面弾性波(SA
W)を利用した加速度計の第2の例を説明する。この例
は本願出願人と同一の出願人によって平成6年11月3
0日付けにて出願された特願平6−297295号(T
9400098)に記載されたものであり、詳細につい
ては同出願を参照されたい。
【0017】本例の加速度計は矩形の梁11と梁11を
囲むように延在するロの字形の支持部材13とを有す
る。図示のように、梁11はロの字形の支持部材13の
一部、即ち、固定部13Aによって片持ち支持されてい
る。
【0018】梁11及び支持部材13は1枚の板材より
形成される。即ち、1枚の板材に、図示のようにコの字
形のくり抜き部17を形成することによって、梁11及
び支持部材13が形成される。
【0019】梁11及び支持部材13の上面及び下面に
はそれぞれ共振器21A、21B及び重り15A、15
Bが配置されている。共振器21A、21Bは図6及び
図7を参照して説明した表面弾性波(SAW)型共振器
であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0020】図8Bに示すように、梁11及び支持部材
13の上側及び下側にそれぞれ上蓋41A及び下蓋41
Bが配置されている。上蓋41A及び下蓋41Bと支持
部材13の間にはそれぞれスペーサ19A、19Bが配
置されている。スペーサ19A、19Bは適当な板材又
は接着剤層によって形成されてよく、又はSiO2 等を
スパッタリングして形成してよい。
【0021】スペーサ19A、19Bによって、上蓋4
1A及び下蓋41Bと支持部材13及び梁11が互いに
隔置され接触しないように構成されている。即ち、梁1
1が変形しても、梁11及び梁11に装着された共振器
12A、12B及び重り15A、15Bが上蓋41A又
は下蓋41Bに接触しないように、スペーサ19A、1
9Bの厚さは適当に設定される。尚、図8Bに示すよう
に、上蓋41A及び下蓋41Bの内面に、重り15A、
15Bの位置に対応して凹部43A、43Bが設けられ
てよく、それによって重り15A、15Bの厚さが大き
い場合であっても、重り15A、15Bが上蓋41A又
は下蓋41Bに接触しない。
【0022】図8Aに示すように、スペーサ19A、1
9Bは支持部材13の周囲に沿って連続的に延在してい
る。こうして、図8Bに示すように、上蓋41A及び下
蓋41Bの内面とスペーサ19A、19Bと支持部材1
3とによって密閉した空間45が形成される。
【0023】また、上記の例では、支持部材13と上蓋
41A及び下蓋41Bの間に、それぞれスペーサ19
A、19Bを設けたが、スペーサ19A、19Bを使用
しないで、例えば、上蓋41A及び下蓋41Bの内面を
エッチング等によってくり抜き、内面の内側部分の肉厚
を薄くして、梁11との間に間隙45を形成してもよ
い。あるいは、梁11の両面をエッチング等によって削
り、梁11の肉厚が薄くなるようにして、梁11と上蓋
41A及び下蓋41Bの間に間隙45を形成してもよ
い。
【0024】好ましくは、斯かる空間45に乾燥した不
活性ガス、例えば乾燥窒素が封入される。空間45に封
入された乾燥気体は、梁11の振動又は変形に対する減
衰装置又はスクィーズダンパとして機能する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来の共振型加速度計
の場合、加速度計の感度を上げるためには入力加速度に
対する梁11の撓み量を大きくする必要がある。例え
ば、梁11の厚さを小さくしたり、又は重り15を大き
くして、梁を撓み易くすればよい。
【0026】梁を撓み易くし、梁の撓みを大きくする
と、梁の自由端が周囲に衝突しないように梁を収容する
空間を大きくする必要がある。それによって加速度計の
全体の厚さが大きくなる。また、図8に示したような、
スクィーズダンパを用いる形式の加速度計の場合、梁1
1と上下の蓋41A、41Bの間の空間45を十分大き
くすると、スクィーズダンパの機能が低下する。
【0027】加速度の感度を高くするために梁を撓み易
くし且つスクィーズダンパの機能を維持するために空間
45を小さくすると、入力加速度の最大値を制限し、梁
の最大撓み量を制限しなければならない。それでは、加
速度計の測定範囲が小さくなりダイナミックレンジが小
さくなる。
【0028】本発明は、このような点に鑑み、スクィー
ズダンパの機能を確保しつつ、高感度の共振型加速度計
を提供することを目的とする。
【0029】更に、本発明は、このような点に鑑み、ス
クィーズダンパの機能を確保しつつ、広いダイナミック
レンジを有する共振型加速度計を提供することを目的と
する。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明によると、基台
と、該基台に一端が固定された梁と、該梁の撓みを検出
するための撓み検出手段とを有する加速度計において、
上記梁は固定端側の薄板部と自由端側の厚板部とからな
り、上記薄板部に上記撓み検出手段が設けられている。
それによって、梁の自由端の変位を増加させることなく
薄板部の撓みを増加させることができ、撓み検出手段の
出力を増加させることができる。
【0031】本発明の加速度計によると、上記薄板部の
上記撓み検出手段が設けられた位置に切り欠き部が形成
されている。この切り欠き部が形成された位置にて、応
力及び歪みが増加するから、撓み検出手段の出力が増加
し、感度が向上する。
【0032】更に本発明によると、上記撓み検出手段は
上記梁に形成された表面弾性波共振器を含み、該表面弾
性波共振器の共振周波数の変化によって加速度を検出す
るように構成されている。また、上記梁の他端に重りが
設けられている。
【0033】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明による加速
度計の例について説明する。本例の加速度計の梁11
は、互いに厚さが異なる2つの部分、即ち、薄板部11
−1と厚板部11−2からなり、薄板部11−1は梁1
1の固定端側にあり、厚板部11−2は梁11の自由端
側にある。厚板部11−2の厚さは、薄板部11−1の
厚さの数倍、例えば、2〜3倍である。
【0034】梁11の撓みを検出するための撓み検出手
段は、薄板部11−1に設けられている。梁11の薄板
部11−1の上面及び下面には、図6及び図7に示した
如きSAW共振系20A、20Bからなる撓み検出手段
が設けられ、更に、バッファアンプ27A、27B、ミ
キサ31及びフィルタ33等が設けられている。
【0035】尚、図示していないが、梁11の固定端、
即ち、薄板部11−1の端部には、図6に示した如き支
持部材13が装着され、この支持部材13が固定壁に固
定されている。また、梁11の自由端、即ち、厚板部1
1−2の外端には、重り15が装着されてよい。
【0036】次に、本例の梁11の撓み量について説明
する。梁11を、厚さが異なる2つの部分11−1、1
1−2より構成し、2つの部分11−1、11−2の厚
さを適当に選択することによって、梁11の自由端、即
ち、厚板部11−2の外端の撓み量を増加させることな
く薄板部11−1の撓み量を増加させることができる。
【0037】こうして、薄板部11−1の撓み量が増加
するから、薄板部11−1に設けられた撓み検出手段の
出力が増加し、感度が向上する。また、厚板部11−2
の外端の撓み量は、少なくとも増加しないから、梁11
を収容する空間45がスクィーズダンパとして十分機能
する。
【0038】更に、本例によると、梁11の薄板部11
−1に切り欠き部11a、11bが設けられている。こ
の切り欠き部11a、11bは、撓み検出手段が設けら
れた位置に、即ち、SAW共振系20A、20Bの入力
電極21−1及び出力電極21−2が配置された位置に
設けられる。
【0039】切り欠き部11a、11bを設けることに
よって、この部分の梁の断面積が小さくなり、応力が増
加する。また、この部分に応力集中が発生し、切り欠き
部11a、11bの周囲の応力分布又は応力状態が変化
する。それによって、薄板部11−1に設けられた撓み
検出手段の出力が増加し、感度が向上する。
【0040】切り欠き部11a、11bは図示のよう
に、薄板部11−1の両側の縁に形成されてよいが、縁
より内側の位置に設けられても良い。切り欠き部11
a、11bの形状は、矩形、三角形、半円形、円形、楕
円等、様々な形状が可能である。切り欠き部11a、1
1bの位置、形状及び寸法を適当に選択することによっ
て、切り欠き部11a、11bの周囲の応力状態又は応
力分布を所望の態様に変化させることができる。
【0041】図2を参照して説明する。図2Aに示すよ
うに、梁11を2つの厚さの異なる部分11−1及び1
1―2より構成し、切り欠き部を設けなくてもよい。
【0042】図2Bに示すように、梁11を均一な厚さ
の1枚の板材より構成し、撓み検出手段が配置された位
置に切り欠き部11a、11bを形成してもよい。この
場合、梁11の自由端の撓み量を抑制するために、梁の
厚さを大きくしても良い。
【0043】図3、図4及び図5を参照して、図1に示
した本発明による加速度計の梁11の変位及び応力の計
算例を説明する。図3Aは従来の加速度計の梁11の例
を示し、図3Bは本発明による加速度計の梁11の例を
示す。図中、Lは梁の長さ方向、Bは幅方向、Hは厚さ
方向である。
【0044】図3Aの従来の加速度計の梁11の寸法
は、18.5mmL×7.0mmB×0.2mmHであ
る。図3Bの本発明による加速度計の梁11の寸法は次
の通りである。薄板部11−1の寸法は、7.0mmL
1 ×7.0mmB×0.3mmH1 、厚板部11−2の
寸法は、11.5mmL2 ×7.0mmB×0.6mm
2 である。又、切り欠き部11a、11bの寸法は、
1.0mmLB ×1.75mmBである。従って、切り
欠き部11a、11bが設けられた部分の梁11の幅方
向の寸法はB1 =3.5mmである。尚、梁11は水晶
によって形成した。
【0045】図示のように、梁11の長さ方向にX軸、
幅方向にY軸、厚さ方向にZ軸をとる。Z軸方向に加速
度1Gを印加したときの梁11の変位及び応力を有限要
素法によって計算した。
【0046】図4は梁11の変位を示す変位曲線であ
り、縦軸は変位又は撓み量(μm)、横軸は梁11の長
さ方向の距離(mm)である。変位は、本発明の加速度
計の梁の場合、薄板部11−1にて、従来の加速計の梁
の場合より僅かであるが大きい。しかしながら、梁11
の自由端の変位は、本発明の加速度計の梁の場合と従来
の加速計の梁の場合では等しい。
【0047】図5は梁11の応力を示す応力曲線であ
り、縦軸はX軸方向の応力(Pa)、横軸は梁11の長
さ方向の距離(mm)である。従来の加速度計の梁11
の場合、応力曲線は漸近的に減少し、自由端にてゼロと
なる。しかしながら、本発明の加速度計の梁の場合、応
力曲線は、薄板部11−1にて従来の加速度計の梁の場
合より大きく、厚板部11−2にて従来の加速度計の梁
の場合より小さい。従って、本発明の加速度計の梁の応
力曲線は、薄板部11−1と厚板部11−2の境界部に
て、従来の加速度計の梁の応力曲線と交差する。
【0048】本発明の加速度計の梁の応力曲線は、梁1
1の薄板部11−1の切り欠き部11a、11bが設け
られた位置にて極大となる。こうして、本発明による
と、切り欠き部11a、11bを設けることによって、
応力及び歪みが増加し、SAW共振型の撓み検出手段の
出力が増加する。
【0049】こうして本例の加速度計によると、従来の
加速度計と比較して、梁11の自由端の変位を増加させ
ることなく撓み検出手段が設けられた位置における梁1
1の撓み(図4)と応力及び歪み(図5)を増加させる
ことができる。それによって、撓み検出手段の出力Iが
増加し、入力加速度Aに対する撓み検出手段の出力Iの
比I/Aを増加させることができるから、加速時計の感
度が向上する。
【0050】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0051】以上は加速度計として表面弾性波(SA
W)型のスクィーズダンパを用いる形式の加速度計を例
として説明した。しかしながら、本発明は梁の形状又は
構造に特徴があり、加速度計としてSAW型である必要
はないし、スクィーズダンパを用いる形式である必要も
ない。本発明は、片持ち支持された梁11の撓みを検出
し、それによって加速度を検出するように構成された加
速度計であればどのようなものにも適用が可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明の加速度計によると、簡単な構造
によって加速度計の感度を向上させることができる利点
がある。
【0053】本発明の加速度計によると、梁の形状又は
構造を変化させるだけで、撓み検出手段の出力を増加さ
せ、加速度計の感度を増加させることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加速度計の例を示す説明図である。
【図2】本発明の加速度計の他の例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の加速度計の梁の変位及び応力を有限要
素法によって計算した例を説明するための説明図であ
る。
【図4】本発明及び従来の加速度計の梁の変位曲線を示
す図である。
【図5】本発明及び従来の加速度計の梁の応力曲線を示
す図である。
【図6】従来の加速度計の例を説明するための説明図で
ある。
【図7】従来の加速度計の主要部を示す図である。
【図8】従来の加速度計の他の例を示す図である。
【符号の説明】
10 基台 11 弾性体、梁 11−1 薄板部 11−2 厚板部 11A 上面 11B 下面 11a、11b 切り欠き部 13 支持部材 13A 固定部 15、15A、15B 重り 17 くり抜き部 19A、19B スペーサ 20A、20B SAW共振系 21A、21B 共振器 21−1A、21−1B 入力電極 21−2A、21−2B 出力電極 23A、23B 電源端子 25A、25B 増幅器 27A、27B バッファアンプ 31 ミキサ 33 フィルタ 41A 上蓋 41B 下蓋 45 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一輝 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 岡嶋 洋 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 Fターム(参考) 5J097 AA28 BB01 HB09 KK01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台に一端が固定された梁
    と、該梁の撓みを検出するための撓み検出手段とを有す
    る加速度計において、 上記梁は固定端側の薄板部と自由端側の厚板部とからな
    り、上記薄板部に上記撓み検出手段が設けられているこ
    とを特徴とする加速度計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加速度計において、上記
    薄板部の上記撓み検出手段が設けられた位置に切り欠き
    部が形成されていることを特徴とする加速度計。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の加速度計におい
    て、上記撓み検出手段は上記梁に形成された表面弾性波
    共振器を含み、該表面弾性波共振器の共振周波数の変化
    によって加速度を検出するように構成されたことを特徴
    とする加速度計。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の加速度計にお
    いて、上記梁の他端に重りが設けられていることを特徴
    とする加速度計。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322188A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Oki Electric Ind Co Ltd Memsデバイス
JP2009053138A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Seiko Epson Corp Sawセンサおよびsawセンサ素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007322188A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Oki Electric Ind Co Ltd Memsデバイス
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