JP2000120826A - ボールねじ - Google Patents

ボールねじ

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JP2000120826A
JP2000120826A JP10285149A JP28514998A JP2000120826A JP 2000120826 A JP2000120826 A JP 2000120826A JP 10285149 A JP10285149 A JP 10285149A JP 28514998 A JP28514998 A JP 28514998A JP 2000120826 A JP2000120826 A JP 2000120826A
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JP
Japan
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spiral groove
screw
ball
nut member
screw member
Prior art date
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Pending
Application number
JP10285149A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuru
和夫 鶴
Kazuyoshi Yamakawa
和芳 山川
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペースで長期に渡って潤滑できるボール
ねじを提供する。 【解決手段】 このボールねじは、ナット部材3の内側
螺旋溝4の内、ボールガイド7が構成する閉ループ軌道
20に隣接している部分4C,4Dに潤滑部材27,28
を配置した。したがって、ナット部材3に対してスクリ
ュ部材1が相対回転すると、スクリュ部材1の外側螺旋
溝2は、潤滑部材27,28に摺動しながら移動するこ
とで潤滑される。したがって、支持用ボール6が走行す
ることのない内側螺旋溝4の不使用部分4C,4Dを有
効に利用して潤滑を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、潤滑性を向上で
き、無給脂で使用可能なボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボールねじとしては、図
2に示すものがある。このボールねじは、外側螺旋溝5
0を有するスクリュ部材51と、このスクリュ部材51
を囲む内側螺旋溝(図示せず)を有するナット部材52を
備えている。また、図には示さないが、ナット部材52
の内周面には、上記内側螺旋溝の軸方向と周方向の位相
が異なる2箇所を連通させるチャネルが形成されてお
り、このチャネルと上記2箇所間の内側螺旋溝とで閉ル
ープ軌道を形成している。そして、この閉ループ軌道
に、複数の支持用ボールが配置される。この閉ループ軌
道に配置された支持用ボールは、スクリュ部材51を旋
回させたときに、外側螺旋溝50に沿って相対的に走行
し、雄ネジの役割をして、スクリュ部材51をナット部
材52に対して軸方向に相対移動させる。
【0003】ところで、このボールねじは、図2に示す
ように、ナット部材52の軸方向の端の内周面にネジ固
定されたワイパー部材55を有している。このワイパー
部材55は、スクリュ部材51の外側螺旋溝50に嵌合
するように内径方向に突き出しており、潤滑油を含浸さ
せた樹脂で作製されている。そして、スクリュ部材51
が回転することによって、ワイパー部材55が外側螺旋
溝50に沿って摺動することで、外側螺旋溝50を潤滑
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボールねじでは、上記潤滑のためのワイパー部材専
用スペースが必要になるから、コンパクト性に欠け、含
浸させる潤滑油量も限られるので、有効に潤滑できる期
間も限られるという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、省スペースで
長期に渡って潤滑できるボールねじを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明のボールねじは、外側螺旋溝を有す
るスクリュ部材と、このスクリュ部材を囲む内側螺旋溝
を有するナット部材と、上記外側螺旋溝と内側螺旋溝が
構成する軌道内に配置された複数の支持用ボールと、上
記ナット部材の側面に設けられた開口部に配置され、軸
方向と周方向の位相が異なる上記軌道の2箇所を連通さ
せて、閉ループ軌道を形成するチャネルを有するボール
ガイドとを備えたボールねじであって、上記内側螺旋溝
の内、上記閉ループ軌道に隣接している部分に、潤滑部
材を配置したことを特徴としている。
【0007】この請求項1の発明では、内側螺旋溝の
内、支持用ボールが走行する閉ループ軌道に隣接してい
て、支持用ボールが走行しない部分に潤滑部材を配置し
た。
【0008】そして、ナット部材に対してスクリュ部材
が相対回転すると、上記ボールガイドのチャネルが形成
する閉ループ軌道に配置された支持用ボールに沿って、
スクリュ部材の外側螺旋溝が回転しながら摺動すること
で、ナット部材に対してスクリュ部材が軸方向に移動す
る。このとき、上記スクリュ部材の外側螺旋溝は、上記
閉ループ軌道に隣接するナット部材の内側螺旋溝に配置
した潤滑部材に摺動しながら移動する。このように、ス
クリュ部材が回転してナット部材に対して軸方向に移動
するにしたがって、上記潤滑部材が上記スクリュ部材の
外側螺旋溝に沿って相対的に摺動し、スクリュ部材の外
側螺旋溝を潤滑できる。したがって、この発明によれ
ば、支持用ボールが走行することのない内側螺旋溝の不
使用部分を有効に利用して潤滑を行えるので、省スペー
スで長期に渡って潤滑できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0010】図1に、この発明のボールねじの実施の形
態の要部断面を示す。このボールねじは、スクリュ部材
1と、このスクリュ部材1が内側を旋回しながら移動す
るナット部材3と、スクリュ部材1とナット部材3の間
に周方向に配置された複数の支持用ボール6を備えてい
る。上記スクリュ部材1の外周には外側螺旋溝2が形成
されている。一方、上記ナット部材3の内周には内側螺
旋溝4が形成されている。また、このナット部材3の側
面に設けられた開口部8に、ボールガイド7が嵌合され
ている。このボールガイド7と開口部8との間の隙間に
は接着剤13が充填されている。
【0011】このボールガイド7は、大略楕円形状にな
っており、ナット部材3の内側螺旋溝4の周方向と軸方
向の位相が異なる2箇所4Aと4Bを連通させて閉ルー
プ軌道20を構成するチャネル12を有している。この
チャネル12は、ナット部材3の内周面に沿って内側螺
旋溝4とは逆方向に延びている。また、このチャネル1
2は、両端部12A,12Bで、内側螺旋溝4の箇所4
A,4Bに沿うようにカーブしていて、両端部12A,1
2Bから箇所4A,4Bに支持用ボール6が滑らかに走
行できるようになっている。
【0012】上記チャネル12および上記箇所4Aから
箇所4Bの間の内側螺旋溝4,外側螺旋溝2が閉ループ
軌道20を構成しており、この閉ループ軌道20に複数
の支持用ボール6が配置されている。そして、上記ボー
ルガイド7によって中断されている箇所4A,4Bの反
対側の内側螺旋溝4の部分4C,4Dに潤滑部材27,2
8が嵌合されている。この潤滑部材27,28は、潤滑
剤を含浸させたポリマーからなる棒部材であり、上記部
分4C,4Dに対向する外側螺旋溝2に接触するように
なっている。
【0013】上記構成のボールねじによれば、ナット部
材3に対してスクリュ部材1が相対回転すると、ボール
ガイド7のチャネル12が形成する閉ループ軌道20に
配置された支持用ボール6に沿って、スクリュ部材1の
外側螺旋溝2が回転しながら摺動することで、ナット部
材3に対してスクリュ部材1が軸方向に移動する。この
とき、スクリュ部材1の外側螺旋溝2は、閉ループ軌道
20に隣接するナット部材3の内側螺旋溝4の部分4
C,4Dに配置した潤滑部材27,28に摺動しながら移
動する。このように、スクリュ部材1が回転してナット
部材3に対して軸方向に移動するにしたがって、潤滑部
材27,28がスクリュ部材1の外側螺旋溝2に沿って
相対的に摺動し、スクリュ部材1の外側螺旋溝2を順次
潤滑できる。したがって、この実施形態によれば、支持
用ボール6が走行することのない内側螺旋溝4の不使用
部分4C,4Dを有効に利用して潤滑を行えるので、省
スペースで長期に渡って潤滑できる。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のボ
ールねじは、ナット部材の内側螺旋溝の内、ボールガイ
ドが構成する閉ループ軌道に隣接している部分に潤滑部
材を配置した。したがって、ナット部材に対してスクリ
ュ部材が相対回転すると、スクリュ部材の外側螺旋溝
は、上記潤滑部材に摺動しながら移動することで、潤滑
される。したがって、この発明によれば、支持用ボール
が走行することのない内側螺旋溝の不使用部分を有効に
利用して潤滑を行えるので、省スペースで長期に渡って
潤滑できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のボールねじの要部断面図である。
【図2】 従来のボールねじの要部断面図である。
【符号の説明】
1…スクリュ部材、2…外側螺旋溝、3…ナット部材、
4…内側螺旋溝、4A,4B、4C,4D…部分、6…支
持用ボール、7…ボールガイド、8…開口部、12…チ
ャネル、12A,12B…両端部、13…接着剤、20
…閉ループ軌道、27,28…潤滑部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側螺旋溝を有するスクリュ部材と、こ
    のスクリュ部材を囲む内側螺旋溝を有するナット部材
    と、上記外側螺旋溝と内側螺旋溝が構成する軌道内に配
    置された複数の支持用ボールと、上記ナット部材の側面
    に設けられた開口部に配置され、軸方向と周方向の位相
    が異なる上記軌道の2箇所を連通させて、閉ループ軌道
    を形成するチャネルを有するボールガイドとを備えたボ
    ールねじであって、 上記内側螺旋溝の内、上記閉ループ軌道に隣接している
    部分に、潤滑部材を配置したことを特徴とするボールね
    じ。
JP10285149A 1998-10-07 1998-10-07 ボールねじ Pending JP2000120826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329097A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Toyoda Mach Works Ltd ボールねじ装置及び電気式動力舵取装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329097A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Toyoda Mach Works Ltd ボールねじ装置及び電気式動力舵取装置
WO2003095869A1 (fr) * 2002-05-13 2003-11-20 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Dispositif de vis a billes et dispositif de direction assistee de type electrique

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