JP2000120746A - ダンパー装置 - Google Patents

ダンパー装置

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JP2000120746A
JP2000120746A JP10297486A JP29748698A JP2000120746A JP 2000120746 A JP2000120746 A JP 2000120746A JP 10297486 A JP10297486 A JP 10297486A JP 29748698 A JP29748698 A JP 29748698A JP 2000120746 A JP2000120746 A JP 2000120746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー装置に関し、特にスプリングのばね
力を調整することができる。 【解決手段】 ダンパー装置10は、ケース40と、シ
ャフト50と、スプリング60,70と、粘性流体80
とを備える。ケース40とシャフト50との間には、少
なくとも2個の爪部140〜160のいずれか一方をそ
れぞれに設けている。2個の爪部140〜160は、一
方向とは反対の他方向のシャフト50の回転を許容し、
シャフト50を他方向に回転した際に、互いにかみ合う
ことで、所定角度(例えば180度)毎にスプリング6
0の回転力を受け止めるためのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダンパー装置に
関し、特にスプリングのばね力を調整することができる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダンパー装置は、例えば特開平7
−238971号公報に記載されているように、次のパ
ーツより構成されていた。 (1)ケーシング (2)ダンパー軸 (3)ねじりコイルばね (4)シリコンオイル (5)キャップ (6)Oリング 上記ダンパー軸とキャップとには、相対向する係合凸部
がそれぞれ設けられていた。
【0003】そして、ダンパー軸を回すと、両係合凸部
同士が互いに乗り越え、ねじりコイルばねが予備巻き状
態で保持される。なお、予備巻き可能なものとしては、
実用新案登録第2521059号公報に「ケース本体と
蓋の係合構造」が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のダンパー装置では、ねじりコイルばねの予備巻きが可
能であったが、ねじりコイルばねのばね力の調整ができ
できないという第一の問題点があった。また、従来のダ
ンパー装置は、部品点数が多く、部品代や組み立て代が
高く付くという第二の問題点があった。
【0005】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する第一、第二の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1に記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされた
ものであり、ばね力を調整することができるようにした
ものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】すなわち、請求項2に記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第二の問題点に鑑みてなされた
ものであり、キャップを省くことができるようにしたも
のである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】すなわち、請求項3に記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第二の問題点に鑑みてなされた
ものであり、シリコンオイルに代えてグリスを使用する
ことで、Oリングを省くことができるようにしたもので
ある。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0008】すなわち、請求項4に記載の発明は、扉の
自重が軽い場合にも、ダンパー効果を得ることができる
ようにしたものである。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0009】すなわち、請求項5に記載の発明は、扉の
自重が重い場合にも、ダンパー効果を得ることができる
ようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0011】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものではない。 (請求項1)請求項1に記載の発明は、次の点を特徴と
する。
【0012】すなわち、ケース(40)とシャフト(50)との
間には、例えば図1に示すように、少なくとも2個の爪
部(140〜160)のいずれか一方をそれぞれに設けている。
上記2個の爪部(140〜160)は、例えば図9に示すよう
に、一方向とは反対の他方向のシャフト(50)の回転を許
容し、シャフト(50)を他方向に回転した際に、例えば図
7、8に示すように、互いにかみ合うことで、所定角度
(例えば180度)毎にスプリング(60)の回転力を受け
止めるためのものである。
【0013】なお、上記所定角度は、180度に限ら
ず、0度を超える180度未満であっても良い。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の特徴点に加え、次の3つの点を特徴と
する。
【0014】第1に、ケース(40)は、例えば図3に示す
ように、円筒形を成している。そして、ケース(40)は、
例えば図4に示すように、一端部を閉塞する底部(91)
と、他端部に開口する開口部(92)とを有する。第2に、
シャフト(50)には、例えば図3〜5に示すように、ケー
ス(40)の開口部(92)を閉塞する鍔部(120)を有する。
【0015】第3に、2個の爪部(140〜160)は、例えば
図1に示すように、ケース(40)の開口部(92)とシャフト
(50)の鍔部(120)との間にそれぞれ位置する。そして、
2個の爪部(140〜160)は、例えば図1に示すように、少
なくとも2個の係止面(142,152,162)のいずれか一方を
それぞれに設けている。2個の係止面(142,152,162)
は、シャフト(50)の軸方向に対向し、例えば図8に示す
ように、互いにかみ合うことで、鍔部(120)が開口部(9
2)より抜けるのを阻止するためのものである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0016】すなわち、粘性流体(80)には、グリスを使
用している。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の3つの点を特徴とする。第1に、ケース(40)は、例え
ば図2に示すように、開放面(21)を有するハウジング(2
0)に固定されている。
【0017】第2に、シャフト(50)は、例えば図2に示
すように、自重により下方に開いて、ハウジング(20)の
開放面(21)を開放する扉(30)に固定されている。第3
は、スプリング(60)は、例えば図1〜14に示すよう
に、粘性流体(80)によるトルクが扉(30)の自重によるト
ルクを越えている場合には、扉(30)が自重により下方に
開く方向に回転力を付与するようにしている。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の3つの点を特徴とする。
【0018】第1に、ケース(40)は、例えば図16に示
すように、開放面(21)を有するハウジング(20)に固定さ
れている。第2に、シャフト(50)は、例えば図16に示
すように、自重により下方に開いて、ハウジング(20)の
開放面(21)を開放する扉(30)に固定されている。第3
に、スプリング(70)は、例えば図15〜20に示すよう
に、粘性流体(80)によるトルクが扉(30)の自重によるト
ルク未満である場合には、扉(30)が閉じる方向に回転力
を付与するようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1〜20は、本
発明の実施の形態の一例を示すものである。図1は、ケ
ースとシャフトとの一部分解斜視図、図2はダンパー装
置の取付状態を示す一部断面図、図3はダンパー装置の
分解斜視図、図4はダンパー装置の分解断面図、図5は
ダンパー装置の断面図、図6はダンパー装置の側面図、
図7はダンパー装置の断面図、図8は図1に対応し、ケ
ースとシャフトとの一部斜視図、図9は図7に対応し、
シャフトを回転した状態を示す断面図をそれぞれ示すも
のである。
【0020】図10〜14は、第1のスプリングを使用
例をそれぞれ示すものである。図10はダンパー装置の
斜視図、図11は図2に対応し、図10に示すダンパー
装置の取付状態を示す断面図、図12は図10に対応
し、スプリングの仮巻き状態を示す斜視図、図13は図
10に対応し、ダンパー効果の作動状態を示す斜視図、
図14は図2に対応し、図13に示すダンパー装置の取
付状態を示す断面図をそれぞれ示すものである。
【0021】図15〜20は、第2のスプリングを使用
例をそれぞれ示すものである。図15はスプリングの巻
き込み状態を示すダンパー装置の斜視図、図16は図1
5に示すダンパー装置の取付状態を示す断面図、図17
は図15に対応し、スプリングのばね力のフリー状態を
示す斜視図、図18は図16に対応し、図17に示すダ
ンパー装置の取付状態を示す断面図、図19は図15に
対応し、ダンパー効果の作動状態を示す斜視図、図20
は図16に対応し、図19に示すダンパー装置の取付状
態を示す断面図をそれぞれ示すものである。(ダンパー
装置10)図中、10は、ダンパー装置を示す。
【0022】上記ダンパー装置10は、図2に示すよう
に、例えばテレビのスイッチ類が収納されたハウジング
20と、その開放面21を開閉する扉30との間に取り付けら
れる。そして、扉30が、その自重で下方に倒れて開く際
に、ダンパー効果を働かせ、扉30が勢い良く開くのを防
止している。上記ダンパー装置10は、図3〜5に示すよ
うに、大別すると、次のパーツより構成されている。
【0023】 (1)ケース40 (2)シャフト50 (3)スプリング60,70 (4)粘性流体80(図5参照) (ケース40)ケース40は、図示しないが、ハウジング20
に固定され、適度な弾性と剛性とを有する、例えばAB
S等の合成樹脂で一体成形されている。
【0024】ケース40は、図3、4に示すように、大別
すると、次の各部を有する。 (1)筒状部90 筒状部90は、図3、4に示すように、円筒形を成し、そ
の一端部を閉塞する底部91と、他端部に開口する開口部
92とを有する。上記底部91には、図4に示すように、ス
プリング60,70の一端部61,71を差し込む隙間を保って一
対の係止片93,93が突出している。そして、両係止片93
の間隔内に、図5に示すように、スプリング60,70の一
端部61,71を差し込むことで、スプリング60,70を回転不
能に保持する。
【0025】(2)取付部100 取付部100は、図3、4に示すように、筒状部90の外周
から突出した一対のアーム101,101を備えている。そし
て、両アーム101を、樹脂の弾性を利用して、図示しな
いが、ハウジング20の取付穴にはめ込んで、ハウジング
20に対してケース40を固定する。 (シャフト50)シャフト50は、図示しないが、扉30に固
定され、適度な弾性と剛性とを有する、例えばABS等
の合成樹脂で一体成形されている。
【0026】シャフト50は、図3、4に示すように、大
別すると、次の各部を有する。 (1)シャフト本体110 シャフト本体110は、図3、4に示すように、円筒形を
成し、ケース40の筒状部90の内径より一回り小さい外形
を有する。シャフト本体110は、図4に示すように、一
端部が開口した中空部111を有する。
【0027】上記中空部111の閉塞された底には、図4
に示すように、スプリング60,70の他端部62,72を差し込
み可能なスリット112を設けている。そして、スリット1
12内に、図5に示すように、スプリング60,70の他端部6
2,72を差し込むことで、スプリング60,70を回転不能に
保持する。また、シャフト本体110の周囲には、図3〜
5に示すように、内外に貫通した複数の貫通孔113,114
を設けている。
【0028】上記貫通孔113,114のうち、一方の貫通孔1
13は、図3〜5に示すように、シャフト本体110の長さ
のほぼ中央に位置している。そして、貫通孔113,114の
うち、他方の貫通孔114は、後述する鍔部120側に位置し
ている。各貫通孔113,114は、シャフト本体110の直径方
向に対向している。 (2)鍔部120 鍔部120は、図3、4に示すように、シャフト50の長さ
の途中に位置し、シャフト本体110の外周より環状に突
出している。
【0029】具体的には、鍔部120は、図3、4に示す
ように、シャフト本体110に隣接し、環状にくびれたく
びれ部121と、くびれ部121より太くなった基部122と、
基部122より環状に張り出した張出部123とより構成され
ている。上記基部122の外径は、図3〜5に示すよう
に、筒状部90の開口部92の内径にほぼ等しく設定されて
いる。
【0030】張出部123の外径は、図3〜5に示すよう
に、筒状部90の外径にほぼ等しく設定されている。 (3)突軸130 突軸130は、図3、4に示すように、張出部123の中央か
ら突出し、断面非円形を成している。そして、突軸130
は、図示しないが、扉30に固定され、扉30は、ハウジン
グ20に固定されたケース40に対して、シャフト50と一体
的に回転する。 (スプリング60,70)スプリング60,70は、図3に示すよ
うに、巻回方向が異なる二種類のものが使用できる。
【0031】両スプリング60,70の一方の第一のスプリ
ング60は、左巻きで、両端部61,62を平行に位置させて
いる。これに対し、他方の第二のスプリング70は、右巻
きで、両端部71,72を直交する向きに位置させている。
第1、第2のスプリング60,70の各端部61,62,71,72は、
図5に示すように、ケース40の両係止片93の間隔内と、
シャフト50のスリット112とにそれぞれ差し込む。 (粘性流体80)粘性流体80には、例えばグリスを使用す
る。 (爪部140,150,160)ケース40とシャフト50との間に
は、図1に示すように、爪部140,150,160をそれぞれに
設けている。
【0032】具体的には、ケース40の開口部92には、図
1、7に示すように、相対向して半径方向内向きに突出
する2個の爪部140,150を設けている。2個の爪部140,1
50は、図7に示すように、開口部92より見ると、断面が
略台形形を成している。具体的には、爪部140,150は、
図1、7に示すように、円周方向に傾斜した斜面141,15
1と、各斜面141,151の反対側に位置し、各斜面141,151
と逆向きに少し傾斜した係止面142,152とをそれぞれ備
えている。
【0033】2個の爪部140,150は、図1、7に示すよ
うに、180度離れ、互いに異なる形状を成している。
すなわち、2個の爪部140,150の一方、図1において手
間側に見える爪部140の係止面142は、筒状部90の全長方
向に対して逆テーパー状を成し、シャフト50がケース40
の開口部92から抜けるのを阻止している。
【0034】これに対し、シャフト50の基部122には、
図1,7に示すように、半径方向外向きに突出する2個
の爪部160,160を設け、両爪部160は、180度離れ、対
称な形状を成している。上記各爪部160は、図1,7に
示すように、開口部92より見ると、断面が略平行四辺形
を成し、円周方向に傾斜した斜面161と、各斜面161の反
対側に位置し、各斜面161とは逆向きに少し傾斜した係
止面162とをそれぞれ備えている。
【0035】上記係止面162は、図1,7に示すよう
に、爪部140の係止面142に対向し、シャフト50の軸方向
に対して逆テーパー状を成している。 (第1のスプリング60の使用例)第1のスプリング60の
使用例を、図2、図10〜14を用いて説明する。ま
ず、図10に矢印で示したように、シャフト50をケース
40に対して180度回転して、第1のスプリング60を1
80度分仮巻きする。
【0036】このとき、図9に示すように、シャフト50
の爪部160の斜面161が、ケース40の爪部140,150の斜面1
41,151に当接する。ここで、シャフト50を更に強く回す
と、ケース40の爪部140,150がシャフト50の爪部160に押
されて、ケース40の開口部92が拡径する。このため、シ
ャフト50の爪部160が、図9に示すように、ケース40の
爪部140,150を乗り越えながら回転する。
【0037】そして、シャフト50を180度回転する
と、図7、8に示すように、シャフト50の爪部160の係
止面162が、ケース40の爪部140,150の係止面142,152と
かみ合うことで、180度巻き上げられた第1のスプリ
ング60のばね力を受け止める。第1のスプリング60を1
80度仮巻きした状態で取り付けると、そのばね力が、
図11に矢印で示したように、扉30を開く方向に作用す
る。
【0038】その後、扉30を、図2に示すように、閉じ
ると、シャフト50が、図12に示すように、ケース40に
対して90度回転される。このため、第1のスプリング
60は、180度に、90度を加えた270度分、巻き込
まれたこととなり、このばね力が、図2に矢印で示した
ように、扉30を開く方向に作用する。
【0039】扉30は、図示しないが、ラッチ等(図示せ
ず)により、図2に示す閉位置にロックされる。その
後、ロックが解除されると、図14に示すように、扉30
は、その自重と、第1のスプリング60のばね力とにより
下方に倒れて開く。このとき、粘性流体80の剪断抵抗に
より、ダンパー効果が働き、扉30は、静粛に且つゆっく
りと開く。
【0040】同時に、扉30が開くことで、シャフト50
が、図13に矢印で示したように、ケース40に対して9
0度逆転する。このため、第1のスプリング60が巻き解
かれ、ばね力が90度分だけ放出される。第1のスプリ
ング60のばね力は、扉30を開く方向に作用するので、粘
性流体80によるトルクが扉30の自重によるトルクを越え
ている場合、すなわち扉30が軽い場合に好適である。 (第2のスプリング70の使用例)第2のスプリング70の
使用例を、図15〜20を用いて説明する。
【0041】まず、図15に矢印で示したように、シャ
フト50をケース40に対して90度回転して、第2のスプ
リング70を90度分巻き込む。第2のスプリング70を9
0度巻き込んだ状態で取り付けると、そのばね力が、図
16に矢印で示したように、扉30を閉じる方向に作用す
る。その後、扉30を、図18に示すように、閉じると、
シャフト50が、図17に示すように、ケース40に対して
90度逆転される。
【0042】シャフト50が逆転すると、第2のスプリン
グ70が巻き解け、そのばね力がフリーとなる。扉30は、
図示しないが、ラッチ等(図示せず)により、図18に
示す閉位置にロックされる。その後、ロックが解除され
ると、図20に示すように、扉30は、その自重により下
方に倒れて開く。
【0043】このとき、粘性流体80の剪断抵抗により、
ダンパー効果が働き、扉30は、静粛に且つゆっくりと開
く。同時に、扉30が開くことで、シャフト50が、図19
に矢印で示したように、ケース40に対して90度回転
し、第2のスプリング70が次第に巻き込まれ、ばねトル
クが発生し、扉30は、一層、静粛に且つゆっくりと開
く。
【0044】第2のスプリング70のばね力は、扉30を閉
じる方向に作用するので、粘性流体80によるトルクが扉
30の自重によるトルク未満である場合、すなわち扉30が
重い場合に好適である。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1に記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
【0046】すなわち、請求項1に記載の発明によれ
ば、ばね力を調整することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。すなわち、請求項2に記載の発明によれば、キ
ャップを省くことができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明によれば、上記した
請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0047】すなわち、請求項3に記載の発明によれ
ば、シリコンオイルに代えてグリスを使用することで、
Oリングを省くことができる。 (請求項4)請求項4に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0048】すなわち、請求項4に記載の発明によれ
ば、扉の自重が軽い場合にも、ダンパー効果を得ること
ができる。 (請求項5)請求項5に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0049】すなわち、請求項5に記載の発明によれ
ば、扉の自重が重い場合にも、ダンパー効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケースとシャフトとの一部分解斜視図である。
【図2】ダンパー装置の取付状態を示す一部断面図であ
る。
【図3】ダンパー装置の分解斜視図である。
【図4】ダンパー装置の分解断面図である。
【図5】ダンパー装置の断面図である。
【図6】ダンパー装置の側面図である。
【図7】ダンパー装置の断面図である。
【図8】図1に対応し、ケースとシャフトとの一部斜視
図である。
【図9】図7に対応し、シャフトを回転した状態を示す
断面図である。
【図10】第1のスプリングを使用例を示し、同図はダ
ンパー装置の斜視図である。
【図11】図2に対応し、図10に示すダンパー装置の
取付状態を示す断面図である。
【図12】図10に対応し、スプリングの仮巻き状態を
示す斜視図である。
【図13】図10に対応し、ダンパー効果の作動状態を
示す斜視図である。
【図14】図2に対応し、図13に示すダンパー装置の
取付状態を示す断面図である。
【図15】第2のスプリングを使用例を示し、同図はス
プリングの巻き込み状態を示すダンパー装置の斜視図で
ある。
【図16】図15に示すダンパー装置の取付状態を示す
断面図である。
【図17】図15に対応し、スプリングのばね力のフリ
ー状態を示す斜視図である。
【図18】図16に対応し、図17に示すダンパー装置
の取付状態を示す断面図である。
【図19】図15に対応し、ダンパー効果の作動状態を
示す斜視図である。
【図20】図16に対応し、図19に示すダンパー装置
の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダンパー装置 20 ハウジング 21 開放面 30 扉 40 ケース 50 シャフト 60,70 スプリング 61,62,71,72 端部 80 粘性流体 90 筒状部 91 底部 92 開口部 93 係止片 100 取付部 101 アーム 110 シャフト本体 111 中空部 112 スリット 113,114 貫通孔 120 鍔部 121 くびれ部 122 基部 123 張出部 130 突軸 140,150,160 爪部 141,151,161 斜面 142,152,162 係止面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケース内に回転可能に保持されるシャフトと、 一端部が前記ケースに固定され、他端部がシャフトに固
    定され、巻き込められたスプリングが巻き解く復元力に
    より、前記ケースに対して前記シャフトに一方向の回転
    力を付与する前記スプリングと、 前記ケース内に封入され、前記ケースに対する前記シャ
    フトの回転により剪断抵抗を発生させるための粘性流体
    とを備えるダンパー装置において、 前記ケースと前記シャフトとの間には、 前記一方向とは反対の他方向の前記シャフトの回転を許
    容し、前記シャフトを前記他方向に回転した際に、互い
    にかみ合うことで、所定角度毎に前記スプリングの回転
    力を受け止める少なくとも2個の爪部のいずれか一方を
    それぞれに設けていることを特徴とするダンパー装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、円筒形を成し、一端部を
    閉塞する底部と、他端部に開口する開口部とを有し、 前記シャフトには、前記ケースの前記開口部を閉塞する
    鍔部を有し、 前記2個の爪部は、 前記ケースの前記開口部と前記シャフトの前記鍔部との
    間にそれぞれ位置するとともに、 前記シャフトの軸方向に対向し、互いにかみ合うこと
    で、前記鍔部が前記開口部より抜けるのを阻止する少な
    くとも2個の係止面のいずれか一方をそれぞれに設けて
    いることを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
  3. 【請求項3】 前記粘性流体には、グリスを使用してい
    ることを特徴とする請求項2に記載のダンパー装置。
  4. 【請求項4】 前記ケースは、開放面を有するハウジン
    グに固定され、 前記シャフトは、自重により下方に開いて、前記ハウジ
    ングの前記開放面を開放する扉に固定され、 前記スプリングは、前記粘性流体によるトルクが前記扉
    の自重によるトルクを越えている場合には、前記扉が自
    重により下方に開く方向に前記回転力を付与するように
    していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のダンパー装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、開放面を有するハウジン
    グに固定され、 前記シャフトは、自重により下方に開いて、前記ハウジ
    ングの前記開放面を開放する扉に固定され、 前記スプリングは、前記粘性流体によるトルクが前記扉
    の自重によるトルク未満である場合には、前記扉が閉じ
    る方向に前記回転力を付与するようにしていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパー
    装置。
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