JP2000120546A - 弁構造及びその弁構造を備えた圧縮機 - Google Patents

弁構造及びその弁構造を備えた圧縮機

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JP2000120546A
JP2000120546A JP10297094A JP29709498A JP2000120546A JP 2000120546 A JP2000120546 A JP 2000120546A JP 10297094 A JP10297094 A JP 10297094A JP 29709498 A JP29709498 A JP 29709498A JP 2000120546 A JP2000120546 A JP 2000120546A
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valve
gasket
plate
valve body
discharge
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JP10297094A
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English (en)
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Masaki Ota
太田  雅樹
Hiroshi Ataya
拓 安谷屋
Hirotaka Kurakake
浩隆 倉掛
Kenta Nishimura
健太 西村
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスケットを薄くしても、弁体及びガスケッ
トに変形や破損を生じにくいとともに、ガスケットの周
辺における気密性の確保が容易な弁構造、及び、耐久性
の向上可能な圧縮機を提供する。 【解決手段】 リヤハウジング23にその隔壁53から
一体的に延びる押さえリブ85を形成し、その押さえリ
ブ85の表面上には曲面状の傾斜面85aを設ける。ガ
スケット58に吐出弁62の最大開度を規制するための
リテーナ86を設け、その吐出弁62との当接面をなす
傾斜面86aの裏面全体を前記押さえリブ85の傾斜面
85aに接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、流体の輸
送に使用される流体機械の弁構造、及び、圧縮性流体を
圧縮して送出する圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体機械、例えば圧縮機用の弁
構造としては、例えば薄い平板状のリード弁からなる吐
出弁を備えた吐出弁構造が知られている。すなわち、こ
の吐出弁構造では、作動室内で冷媒ガスが圧縮され所定
の圧力を越えると、その圧縮された冷媒ガスが弁板に穿
設された弁孔を通って前記吐出弁を押し開き、吐出室内
に放出されるようになっている。
【0003】また、前記弁板及び前記吐出弁を有する吐
出弁形成板とそれらを支持する支持部としての圧縮機の
ハウジングとの間には、前記吐出室の気密性を保つため
のガスケットが介装されている。そして、吐出弁の破損
を抑制するために、押し上げられた吐出弁の背面に当接
して、その吐出弁の過剰な押し上げを規制する開度規制
手段としてのリテーナが設けられている。
【0004】そのリテーナとしては、各種のタイプのも
のが提案されている。第1の従来構成例では、図6に示
すように、前記ガスケット111に、その吐出弁101
と対応する部分において、所定の傾斜部112を有する
リテーナ113が設けられている。第2の従来構成例で
は、図7に示すように、圧縮機のリヤハウジング121
の吐出弁101に対応する部分の内底面122からリテ
ーナ123を膨出させたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記吐出弁
101は、常には、主にその吐出弁101自体のバネ力
と、その吐出弁101に対向する弁板102との間に介
在される潤滑油の表面張力により、弁板102に密着さ
れている。ここで、作動室内で冷媒ガス等の圧縮性流体
が圧縮され、その吐出弁101の両面に作用する圧力の
差が所定値を超えると、その吐出弁101は一気に押し
上げられる。このため、吐出弁101は、その開弁時に
前記リテーナ113、123に激しく衝突することがあ
る。
【0006】さて、前記第1の従来構成例では、その衝
突時の衝撃を確実に受け止めつつ、吐出弁101を所定
の開度に規制するために、ガスケット111に十分な剛
性を持たせる必要がある。このため、前記ガスケット1
11を、例えば厚さ0.8〜1.0mm程度の鉄板に両
面ゴムコーティングを施したものを用いるなどして、厚
くせざるを得ないという問題があった。
【0007】ここで、前記ガスケット111には、吐出
弁形成板103及び弁板102とリヤハウジング114
の端面115との間に介装された状態で押しつぶされ
て、吐出室104等の気密性を確保するための曲状突条
が形成されている。ところが、この曲状突条は一般にプ
レス加工により形成されるが、前記のように厚い鉄板を
用いたガスケット111では曲率の大きな、すなわち小
さな曲率半径を有する曲状突条の加工が困難になる。特
に、例えば吐出通路、吐出容量を変更するための給気通
路等を吐出弁形成板103や弁板102を通して備えた
圧縮機では、それらの通路の周りにそれぞれ曲状突条を
形成することが非常に困難になる。このため、前記気密
性の確保に支障を来す場合があるという問題があった。
【0008】一方、前記第2の従来構成例では、リテー
ナ123はリヤハウジング121の内底面122上に形
成されているため、ガスケット124と吐出弁101と
が衝突することがない。このため、ガスケット124に
それほど高い剛性が要求される訳ではなく、例えば厚さ
0.3〜0.4mm程度の薄い鉄板に両面ゴムコーティ
ングを施したものを用いることができる。これにより、
前記の曲率の大きな曲状突条の形成が可能になって、前
記気密性の確保が容易となる。
【0009】しかしながら、このような気密性の確保の
みを担うガスケット124を使用する場合には、そのガ
スケット124の厚さを吸収するために、前記リテーナ
123の表面上に所定の深さの段差部125を形成する
必要がある。このため、リヤハウジング121の形状が
複雑化し、その加工が面倒なものとなるという問題があ
った。
【0010】さらに、ガスケット124自体の厚さのば
らつき、及び、リヤハウジング121の製造公差等の影
響で、吐出弁101の基端部101aとリヤハウジング
121のリテーナ123との間に隙間が生じることがあ
る(図7の拡大図参照)。このような隙間が生じると、
吐出弁101の支持が不安定となる。そして、同吐出弁
101が開閉時に繰りかえしねじられたりして、その基
端部101aにおける割れ等の不具合が発生するおそれ
があるという問題があった。
【0011】ところで、ガスケットの剛性を高めること
なく、吐出弁との衝突の衝撃を受け止められるようにす
ることを目的とした吐出弁構造(第3の従来構成例)
が、例えば実開平6−40389号公報に開示されてい
る。すなわち、図8に示すように、前記第1の従来構成
例と同様に、ガスケット131に所定の傾斜部132を
形成したリテーナ133が設けられている。また、前記
リテーナ133の先端側屈曲部134に対応するよう
に、リヤハウジング135の隔壁136上には段差状の
リテーナ受け部137が切欠形成されている。そして、
前記リテーナ133の先端側屈曲部134が前記リテー
ナ受け部137に接合支持されるようになっている。
【0012】ここで、例えば車両空調装置用の圧縮機に
おいては、真夏の渋滞時等、使用環境によっては、吐出
圧力が極端に高くなる場合がある。このような場合に
は、吐出弁101とリテーナ133との衝突時の衝撃も
非常に大きくなる。これに対して、前記第3の従来構成
例では、リテーナ133の中央部138から基端側屈曲
部139にかけては全く支持されていない。このため、
前記第2の従来構成例と同等の薄い鉄板を用いてガスケ
ット131を形成した場合には、前記のように吐出圧力
が極端に高くなると、吐出弁101との衝突により、リ
テーナ133の中央部138から基端側屈曲部139に
かけて変形されるおそれがあるという問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、薄いガスケットを用いても弁体及びガスケットの
変形や破損を生じにくいとともに、そのガスケットの周
辺における気密性の確保を容易に行うことができる弁構
造を提供することにある。また、その他の目的として
は、弁構造における不具合の発生が抑制され、耐久性の
向上可能な圧縮機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、弁構造に係る本願請求項1の発明は、弁板と、その
弁板に穿設された弁孔を開閉する平板状の弁体を有する
弁体形成板と、前記弁板及び弁体形成板を支持する支持
部と、前記弁板及び弁体形成板の少なくとも一方と前記
支持部との間の気密性を確保するためのガスケットと、
前記弁体に当接して同弁体の最大開度を規制する開度規
制部とを備えた弁構造において、前記開度規制部を前記
ガスケットに形成し、その開度規制部の前記弁体との当
接面とは反対側の面のほぼ全体に接合するように押さえ
部を設けたことを要旨とするものである。
【0015】このため、本願請求項1の発明において
は、弁体が開放されて開度規制部に衝突したときの衝撃
が、開度規制部だけでなくその開度規制部に接合された
押さえ部によっても受け止められる。これにより、ガス
ケットの鉄板を厚くすることなしに、弁体との衝突に伴
う開度規制部の全体的あるいは部分的な変形を抑制する
ことができる。そして、ガスケットの鉄板を薄くするこ
とができ、そのガスケット上に曲率の大きな曲状突条を
形成することが可能になる。
【0016】また、前記開度規制部が前記ガスケット上
に形成されているため、そのガスケットを支持する支持
部にそのガスケットの厚みを吸収するための段差部を設
ける必要がない。これにより、支持部側の製造時の誤差
要因を削減できて、弁体の基端部と開度規制部の基端部
との間に隙間が生じるのを抑制することができ、弁体の
支持が安定したものとなる。
【0017】また、本願請求項2の発明は、前記請求項
1に記載の発明において、前記押さえ部が、前記支持部
から一体的に延びるように形成されたリブからなること
を要旨とするものである。
【0018】このため、本願請求項2の発明において
は、部品点数の増大を招くことがなく、簡単な構造で前
記請求項1に記載の発明の作用を実現できる。また、本
願請求項3の発明は、前記請求項1または請求項2に記
載の発明において、前記開度規制部の前記弁体との当接
面を曲面状に形成したことを要旨とするものである。
【0019】このため、本願請求項3の発明において
は、前記請求項1または請求項2に記載の発明の作用に
加えて、弁体が開度規制部の曲面に沿って開放される。
これにより、弁体と開度規制部とが角当たりすることが
ないため、開放時において弁体内の応力が一点に集中す
ることがほとんどない。
【0020】また、本願請求項4の発明は、前記請求項
3に記載の発明において、少なくとも前記押さえ部上の
接合面を曲面状に形成し、前記開度規制部上の接合面を
その自由状態における曲率が前記押さえ部上の接合面の
曲率より小さくなるように形成したことを要旨とするも
のである。
【0021】このため、本願請求項4の発明において
は、前記請求項3に記載の発明の作用に加えて、押さえ
部を開度規制部に圧接することで、開度規制部を押さえ
部の接合面に沿って確実に接合させることができる。
【0022】また、本願請求項5の発明は、前記請求項
3または請求項4に記載の発明において、前記開度規制
部は、自由状態において平板状をなすとともに、同開度
規制部と前記押さえ部とを接合させた状態で同開度規制
部の弁体との当接面が曲面状をなすように構成したこと
を要旨とするものである。
【0023】このため、本願請求項5の発明において
は、前記請求項3または請求項4に記載の発明の作用に
加えて、ガスケットの開度規制部を予め曲面に形成して
おく必要がなく、ガスケットの製作が容易なものとな
る。
【0024】また、圧縮機に係る本願請求項6の発明
は、低圧の圧縮性流体を収容する吸入室と、その吸入室
から導入される圧縮性流体を所定に圧力に達するまで圧
縮する作動室と、圧縮された高圧の圧縮性流体を収容す
る吐出室とを備えた圧縮機において、前記作動室と前記
吐出室との間を前記請求項1〜請求項5のうちいずれか
一項に記載の弁構造を介して区画したことを要旨とする
ものである。
【0025】このため、本願請求項6の発明において
は、前記請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載
の発明の作用に加えて、吐出弁構造における破損等の不
具合の発生が抑制されて、圧縮機の耐久性の向上を図る
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の弁構造を片頭ピ
ストン式の可変容量圧縮機(以下、単に「圧縮機」とい
う)における吐出弁機構に具体化した一実施形態につい
て図1〜図5に基づいて説明する。
【0027】図1に示すように、フロントハウジング2
1は、シリンダブロック22の前端に接合固定されてい
る。リヤハウジング23は、シリンダブロック22の後
端に、弁・ポート形成体24を介して接合固定されてい
る。フロントハウジング21、シリンダブロック22及
びリヤハウジング23によって、前記圧縮機のハウジン
グが構成されている。クランク室25は、フロントハウ
ジング21とシリンダブロック22とに囲まれて区画形
成されている。
【0028】駆動シャフト26は、クランク室25を横
切るようにして、フロントハウジング21とシリンダブ
ロック22との間で、ラジアルベアリング27を介して
回転可能に架設支持されている。駆動シャフト26の前
端部26aは、フロントハウジング21の開口部21a
から外方に突出されている。なお、これ以降でいう前側
とは、駆動シャフト26の軸線方向において駆動源をな
す車両エンジンEgに接続される側のことを指し、後側
とはその反対側を指している。駆動シャフト26とフロ
ントハウジング21の開口部21aの内周面との間に
は、前記クランク室25の気密性を確保するためのリッ
プシール28が介装されている。
【0029】電磁クラッチ31は、車両エンジンEgと
駆動シャフト26の前端部26aとの間に介在されてい
る。すなわち、ロータ32は、前記フロントハウジング
21の外壁面にアンギュラベアリング33を介して回転
可能に支持されている。車両エンジンEgからのベルト
34は、ロータ32の外周部に巻き掛けられている。ハ
ブ35はその外周側にアーマチャ36を有し、中心部に
おいて駆動シャフト26の前端部26aに固定されてい
る。コア37は前記フロントハウジング21の外壁面に
支持されるとともに、ロータ32内に配置されている。
【0030】ラグプレート40は、前記クランク室25
において駆動シャフト26に止着されている。ラグプレ
ート40の前側面40aと前記フロントハウジング21
の内壁面との間には、そのラグプレート40に作用する
スラスト荷重を受承するためのスラストベアリング41
が介装されている。
【0031】カムプレートをなす斜板42は、駆動シャ
フト26に対してその軸線方向へスライド移動可能でか
つ傾動可能に支持されている。ヒンジ機構43はラグプ
レート40と斜板42との間に介在されている。斜板4
2は、ヒンジ機構43の介在により、駆動シャフト26
に対して傾動可能でかつ一体的に回転可能となってい
る。斜板42の半径中心が、前記シリンダブロック22
側に移動すると斜板42の傾角が減少され、逆にラグプ
レート40側に移動すると斜板42の傾角が増大され
る。
【0032】傾角減少バネ44はコイルスプリングより
なり、駆動シャフト26上のラグプレート40と斜板4
2との間に巻装されている。この傾角減少バネ44は、
斜板42の半径中心をシリンダブロック22側、つま
り、斜板42の傾角が減少される側に向けて付勢する。
【0033】ここで、前記斜板42の最小傾角は、その
斜板42の後側面42aと前記駆動シャフト26上に止
着された最小傾角規定リング45との当接により規定さ
れる。また、前記斜板42の最大傾角は、その斜板42
の前側面42bに形成された最大傾角規定突部46と前
記ラグプレート40の後側面40bとの当接により規定
される。
【0034】前記シリンダブロック22には、複数のシ
リンダボア22aが前記駆動シャフト26を取り囲むよ
うに貫設形成されている。片頭型のピストン47は、一
端側がシリンダボア22aに収容され、他端側がシュー
48を介して前記斜板42の外周部に係留されている。
ピストン47は、斜板42の回転運動によりシリンダボ
ア22a内で前後方向に沿って往復運動される。そし
て、前記シリンダボア22a内において、ピストン47
とそのピストン47に対向する弁・ポート形成体24と
により作動室が区画形成される。この作動室の容積は、
前記ピストン47の往復運動によって連続的に変更可能
なものとなっている。
【0035】図1及び図2に示すように、前記リヤハウ
ジング23には、中心側の吸入室51と外周側の吐出室
52とが支持部としての隔壁53及び周壁54により区
画形成されている。前記弁・ポート形成体24は、吸入
弁形成板55と、弁板56と、弁体形成板としての吐出
弁形成板57と、ガスケット58とが順に接合されたも
のとなっている。
【0036】前記弁板56、吐出弁形成板57及びガス
ケット58には、前記吸入室51と前記各シリンダボア
22aとを連通する吸入ポート59が穿設されている。
前記吸入弁形成板55は、金属の薄板からなり円板状を
なしている。その吸入弁形成板55には、前記吸入ポー
ト59を開閉するための平板状のリード弁からなる吸入
弁60が、各吸入ポート59に対応するように形成され
ている。
【0037】また、前記弁板56及び吸入弁形成板55
には、前記各シリンダボア22aと前記吐出室52とを
連通する弁孔としての吐出ポート61が穿設されてい
る。前記吐出弁形成板57は、金属の薄板からなり略円
板状をなしている。その吐出弁形成板57には、前記吐
出ポート61を開閉するための平板状のリード弁からな
る弁体としての吐出弁62が、各吐出ポート61に対応
するように形成されている。
【0038】前記クランク室25と吸入室51とは、抽
気通路65により接続されている。また、吐出室52と
クランク室25とは給気通路66により接続され、その
給気通路66上には容量制御弁67が介在されている。
また、この容量制御弁67は感圧弁であって、感圧通路
68を介して前記吸入室51に接続されている。この容
量制御弁67は、給気通路66の一部を構成する制御弁
孔69と、その制御弁孔69を開閉する制御弁体70
と、前記感圧通路68を介して導入される吸入室51の
圧力(以下、「吸入圧力」という)Psに感応するダイ
ヤフラム71とを備えている。前記制御弁体70は、前
記ダイヤフラム71に作動連結されている。そして、前
記吸入圧力Psの変動に応じて、前記制御弁体70が移
動され、前記制御弁孔69の開度が調節されるようにな
っている。
【0039】前記シリンダブロック22の上部には、吐
出脈動の影響をキャンセルするための吐出マフラ74が
形成されている。この吐出マフラ74は、シリンダブロ
ック22、弁・ポート形成体24及びリヤハウジング2
3に連続するように形成された吐出通路75を介して前
記吐出室52に連通されている。また、この吐出マフラ
74と、前記吸入室51に連通する吸入通路76とは、
外部冷媒回路77により接続されている。この外部冷媒
回路77には、凝縮器78と膨張弁79と蒸発器80と
が介在されている。
【0040】次に、本実施形態の特徴点について、その
周辺構成も含めて説明する。図1〜図5に示すように、
前記ガスケット58は、両面がゴムコーティングされ
た、鉄等の金属薄板からなっている。このガスケット5
8には、そのリヤハウジング23の周壁54に対応する
外周部分58a、及び、前記吐出通路75用に穿設され
た透孔83の周囲において、自由状態(非挟着状態)で
断面略V字状をなす環状突条84が形成されている(図
4及び図5(a)参照)。この環状突条84は、ガスケ
ット58が前記リヤハウジング23の隔壁53及び周壁
54と吐出弁形成板57及び弁板56との間に挟着され
る際に、前記周壁54により押圧されてほぼ平坦化され
る図5(b)参照)。これにより、圧縮機の吐出室52
及び吐出通路75の高い気密性が確保されるようになっ
ている。
【0041】前記リヤハウジング23には、その内底面
23aから膨出するとともに、前記隔壁53から一体的
に延びるように押さえ部としての押さえリブ85が形成
されている。この押さえリブ85の表面上には、曲面状
の傾斜面85aが設けられている。この傾斜面85a
は、押さえリブ85における隔壁53側の基端部85b
から先端部85cに向かって、その曲率が次第に大きく
なるように、つまり曲率半径が小さくなるように形成さ
れている。言い換えると、この傾斜面85aは、その先
端部85cに向かうに従って、徐々に勾配が大きくなる
ように形成されている。
【0042】また、前記ガスケット58には、前記各吐
出弁62に対応するように開度規制部としてのリテーナ
86が後側に膨出形成されている。このリテーナ86
は、その傾斜面86aがガスケット58の自由状態(非
挟着状態)ではほぼ平板状をなすように形成されている
(図4及び図5(a)参照)。そして、このリテーナ8
6は、ガスケット58が前記リヤハウジング23の隔壁
53及び周壁54と吐出弁形成板57及び弁板56との
間に挟着される際に、その前記吐出弁62との当接面を
なす傾斜面86aの裏面全体が押さえリブ85の傾斜面
85aに接合される。
【0043】さらに、この際、リテーナ86の傾斜面8
6aは、前記押さえリブ85により押圧されてその傾斜
面85aに対応する形状に形成される(図5(b)参
照)。つまり、リテーナ86と押さえリブ85との接合
によって、その吐出弁62との当接面が、その基端部8
6bから先端部86cに向かうに従って徐々に勾配が大
きくなるような曲面状の傾斜面86aに変形される。そ
して、前記吐出弁62が押し開かれると、その背面62
aがリテーナ86の傾斜面86aに当接して、吐出弁6
2の最大開度が規制されるようになっている。
【0044】次に、以上のように構成された圧縮機の動
作について説明する。車両エンジンEgの起動状態に
て、コア37が励磁されると、アーマチャ36がハブ3
5の弾性力に抗してロータ32と圧接され、電磁クラッ
チ31が作動状態となる。この作動状態では、車両エン
ジンEgの駆動力が、ベルト34及び電磁クラッチ31
を介して駆動シャフト26に伝達される。一方、コア3
7が消磁されると、アーマチャ36がハブ35の弾性力
によりロータ32から離間され、電磁クラッチ31が非
作動状態となる。この非作動状態では、車両エンジンE
gから駆動シャフト26への駆動力の伝達が遮断され
る。
【0045】前記のように、車両エンジンEgの駆動力
が駆動シャフト26に伝達されると、駆動シャフト26
が回転され、ラグプレート40を介して斜板42が一体
回転される。この斜板42の回転がシュー48を介して
ピストン47の前後方向への往復運動に変換される。
【0046】ここで、ピストン47が上死点側から下死
点側へ移動すると、吸入室51内の冷媒ガスが、吸入ポ
ート59を通るとともに吸入弁60を押し上げて前記シ
リンダボア22a内に吸入される。ついで、ピストン4
7が下死点側から上死点側へ移動すると、シリンダボア
22a内に吸入された冷媒ガスは、所定の圧力に達する
まで圧縮され、吐出ポート61を通るとともに吐出弁6
2を押し上げて吐出室52内に吐出される。このとき、
吐出弁62はリテーナ86で開度規制される。
【0047】吐出室52内に吐出された高温高圧の冷媒
ガスは、吐出通路75を通って吐出マフラ74内に導か
れ一旦滞留される。そして、高温高圧の冷媒ガスは、こ
の滞留により吐出脈動が緩和された後、外部冷媒回路7
7内に供給される。この外部冷媒回路77内に供給され
た冷媒ガスは、凝縮器78において外気との間で熱交換
され低温高圧の液冷媒に凝縮される。この凝縮された液
冷媒は、膨張弁79からミスト状で蒸発器80内に噴出
され、車室内の空気との熱交換により低温低圧の冷媒ガ
スに気化される。そして、この低温低圧の冷媒ガスが、
圧縮機の吸入通路76を介して吸入室51内に帰還し、
再びシリンダボア22aでの圧縮に供される。
【0048】次に前記のように構成された圧縮機の吐出
容量の変更動作について説明する。クランク室25内の
冷媒ガスは、前記抽気通路65を介して、常に所定の流
量で吸入室51に放出されている。この一方で、前記容
量制御弁67は、前記吸入圧力Psに応じて前記制御弁
孔69の開度を調節し、前記吐出室52から給気通路6
6を介してクランク室25内に供給される冷媒ガスの流
量を調節する。そして、このクランク室25からの冷媒
ガスの放出量に対する、クランク室25内への冷媒ガス
の供給量の割合が変更され、クランク室25内の圧力P
cが変更される。これにより、ピストン47の前後に作
用するクランク室25内の圧力Pcとシリンダボア22
a内の圧力との差が調整される。そして、その圧力の差
に応じて斜板42の傾角が変更され、ピストン47のス
トローク量が変更されて、吐出容量が調整される。
【0049】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (イ) 本実施形態の吐出弁構造では、ガスケット58
に吐出弁62の最大開度を規制するリテーナ86を設け
るとともに、リヤハウジング23にそのリテーナ86の
吐出弁62との当接面の裏面全体に接合する押さえリブ
85が設けられている。
【0050】このため、吐出弁62が開放されてリテー
ナ86に衝突したときの衝撃が、そのリテーナ86だけ
でなく、押さえリブ85によっても受け止められる。す
なわち、押さえリブ85の存在により、ガスケット58
上に形成されたリテーナ86の剛性不足が補なわれてい
る。これにより、ガスケット58の鉄板を厚くすること
なくして、吐出弁62との衝突に伴うリテーナ86の全
体的あるいは部分的な変形を抑制することができる。そ
して、ガスケット58の鉄板を薄くすることができ、そ
のガスケット58上に曲率の大きな、言い換えると小さ
い曲率半径の環状突条84を形成することが可能にな
る。
【0051】従って、リヤハウジング23と弁板56及
び吐出弁形成板57との間に挟着された状態におけるガ
スケット58のシール性を高めることができる。そし
て、吐出室52及び吐出通路75の気密性を容易に確保
することができる。
【0052】また、前述のように、リテーナ86がガス
ケット58上に形成され、そのリテーナ86をリヤハウ
ジング23の押さえリブ85で押さえるように構成され
ている。このため、ガスケット124とリテーナ123
とが別体に構成された前記第2の従来構成例のように、
リヤハウジング121上におけるリテーナ123の基端
部の近傍の隔壁にガスケット124を収容するための段
差部125を設ける必要がない。これにより、リヤハウ
ジング23の構造の簡素化を図ることができる。また、
リヤハウジング23側の製造時の誤差要因を削減でき
て、吐出弁62の基端部とリテーナ86の基端部86b
との間に隙間が生じることがなく、リヤハウジング23
の隔壁54による吐出弁62の支持が安定したものとな
る。
【0053】従って、吐出弁62の基端部において、開
閉時にねじれ等が生じることがなく、その基端部に割れ
等の破損が生じるのを抑制することができる。そして、
この吐出弁構造を装着することで、圧縮機の耐久性の向
上を図ることができる。
【0054】(ロ) 本実施形態の吐出弁構造では、押
さえリブ85がリヤハウジング23の隔壁53から一体
的に延びるように形成されている。このため、部品点数
の増大を招くことなく、簡単な構造でリテーナ86の剛
性不足を補うことができるとともに、吐出弁62の基端
部における破損の発生を抑制することができる。
【0055】(ハ) 本実施形態の吐出弁機構では、リ
テーナ86の傾斜面86aが曲面状に形成されている。
このため、吐出弁62は、シリンダボア22a内の冷媒
ガスにより押し上げられたとき、リテーナ86の傾斜面
86aに対し、その曲面に沿って基端部から先端部にか
けて徐々に当接されていく。これにより、吐出弁62と
リテーナ86とが一点において角当たりしたりすること
がないため、開放時における吐出弁62内の応力が一点
に集中することがほとんどない。
【0056】従って、吐出弁62をさらに破損しにくい
ものとすることができる。 (二) 本実施形態の吐出弁構造では、ガスケット58
のリテーナ86の傾斜面86aは、自由状態(非挟着状
態)において平板状をなすように形成されている。
【0057】このため、ガスケット58のリテーナ86
の傾斜面86aを予め曲面に形成しておく必要がなく、
ガスケット58の製作が容易なものとなる。 (ホ) 本実施形態の吐出弁構造では、リヤハウジング
23の押さえリブ85の傾斜面85aが所定の曲率をな
すように形成されている。一方、ガスケット58のリテ
ーナ86の傾斜面86aは、自由状態において平板状、
つまりその傾斜面86aの曲率が無限小をなすように形
成されている。すなわち、リテーナ86の傾斜面86a
の自由状態における曲率が、押さえリブ85の傾斜面8
5aの曲率より小さくなるように形成されている。
【0058】このため、ガスケット58を弁板56及び
吐出弁形成板57とリヤハウジング23との間に介装す
る際に、リテーナ86に押さえリブ85を圧接させるこ
とで、そのリテーナ86の傾斜面86aの裏面全体を押
さえリブ85の傾斜面85aに沿って確実に接合させる
ことができる。
【0059】(変更例)なお、本発明の実施形態は、以
下のように変更してもよい。 ○ 前記実施形態では、押さえリブ85の傾斜面85a
をその基端部85bから先端部85cに向かって曲率が
次第に大きくなるような曲面状に形成したが、同傾斜面
85aをその基端部85bから先端部85cにわたって
所定の単一曲率を有する曲面状に形成してもよい。
【0060】このように構成した場合でも、前記実施形
態における(ハ)と同様の効果が得られる。 ○ 前記実施形態では、リテーナ86の傾斜面86aを
自由状態において平面状となるように形成したが、同傾
斜面86aの裏面を自由状態において押さえリブ85の
傾斜面85aの曲率よりも小さな曲率の曲面状に形成し
てもよい。
【0061】このように構成した場合でも、前記実施形
態における(ホ)と同様の効果が得られる。 ○ 前記実施形態において、前記押さえリブ85を隔壁
53から爪状に延びるように形成してもよい。
【0062】このように構成した場合、押さえリブ85
の後方側部分における肉を省くことができて、リヤハウ
ジング23の軽量化を図ることができる。 ○ 前記実施形態では、本発明の弁構造を、電磁クラッ
チ31付きの片頭ピストン式可変容量圧縮機の吐出弁構
造において具体化したが、例えばクラッチを有しないク
ラッチレスタイプの可変容量圧縮機、固定容量圧縮機、
両頭ピストン式圧縮機、ワブル式圧縮機、ベーン式圧縮
機、スクロール式圧縮機の吐出弁構造等において具体化
してもよい。
【0063】○ 前記実施形態では、本発明の弁構造
を、冷媒ガスを圧縮する圧縮機の吐出弁構造において具
体化したが、例えば空気を圧縮するための圧縮機、気
体、液体、粉粒体等の流体を輸送するためのポンプ等の
流体機械の吐出側に配設される弁構造において具体化し
てもよい。
【0064】これらのように構成しても、前記実施形態
とほぼ同様の効果が期待される。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1の発
明によれば、弁体の衝突に伴う開度規制部の変形を抑制
しつつ、ガスケットの鉄板を薄くすることができて、ガ
スケットの周辺における気密性を容易に確保することが
できる。また、弁体の基端部における支持を安定化する
ことができ、弁体の破損を抑制することができる。
【0066】また、本願請求項2の発明によれば、部品
点数の増大を招くことがなく、簡単な構造で前記請求項
1に記載の発明の効果を実現できる。また、本願請求項
3の発明によれば、前記請求項1または請求項2に記載
の発明の効果に加えて、弁体をさらに破損しにくいもの
とすることができる。
【0067】また、本願請求項4の発明によれば、前記
請求項3に記載の発明の効果に加えて、開度規制部を押
さえ部の接合面に沿って確実に接合させることができ
る。また、本願請求項5の発明によれば、前記請求項3
または請求項4に記載の発明の効果に加えて、ガスケッ
トの製作を容易に行うことができる。
【0068】また、本願請求項6の発明によれば、前記
請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明の
効果に加えて、吐出弁構造における破損等の不具合の発
生が抑制されて、圧縮機の耐久性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の弁構造の一実施形態の吐出弁機構
と、それを備えた片頭ピストン式可変容量圧縮機を示す
断面図。
【図2】 図1の2−2線断面図。
【図3】 図1のガスケットを示す平面図。
【図4】 図3の4−4線断面図。
【図5】 図1のガスケットの組付時における変化を示
す部分拡大断面図。
【図6】 第1の従来構成例を示す部分断面図。
【図7】 第2の従来構成例を示す部分断面図。
【図8】 第3の従来構成例を示す部分断面図。
【符号の説明】
22a…作動室が形成されるシリンダボア、51…吸入
室、52…吐出室、53…支持部としての隔壁、54…
支持部としての周壁、56…弁板、57…弁体形成板と
しての吐出弁形成板、58…ガスケット、61…弁孔と
しての吐出ポート、62…弁体としての吐出弁、85…
押さえ部としての押さえリブ、85a…押さえ部上の接
合面をなす傾斜面、86…開度規制部としてのリテー
ナ、86a…弁体との当接面をなす傾斜面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉掛 浩隆 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 西村 健太 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AC03 AD01 CC02 CC06 CC11 3H076 AA03 AA06 BB10 BB26 BB41 CC12 CC16 CC17 CC43 CC83

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁板と、その弁板に穿設された弁孔を開
    閉する平板状の弁体を有する弁体形成板と、前記弁板及
    び弁体形成板を支持する支持部と、前記弁板及び弁体形
    成板の少なくとも一方と前記支持部との間の気密性を確
    保するためのガスケットと、前記弁体に当接して同弁体
    の最大開度を規制する開度規制部とを備えた弁構造にお
    いて、 前記開度規制部を前記ガスケットに形成し、その開度規
    制部の前記弁体との当接面とは反対側の面のほぼ全体に
    接合するように押さえ部を設けた弁構造。
  2. 【請求項2】 前記押さえ部が、前記支持部から一体的
    に延びるように形成されたリブからなる請求項1に記載
    の弁構造。
  3. 【請求項3】 前記開度規制部の前記弁体との当接面を
    曲面状に形成した請求項1または請求項2に記載の弁構
    造。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記押さえ部上の接合面を曲
    面状に形成し、前記開度規制部上の接合面をその自由状
    態における曲率が前記押さえ部上の接合面の曲率より小
    さくなるように形成した請求項3に記載の弁構造。
  5. 【請求項5】 前記開度規制部は、自由状態において平
    板状をなすとともに、同開度規制部と前記押さえ部とを
    接合させた状態で同開度規制部の弁体との当接面が曲面
    状をなすように構成した請求項3または請求項4に記載
    の弁構造。
  6. 【請求項6】 低圧の圧縮性流体を収容する吸入室と、
    その吸入室から導入される圧縮性流体を所定に圧力に達
    するまで圧縮する作動室と、圧縮された高圧の圧縮性流
    体を収容する吐出室とを備えた圧縮機において、 前記作動室と前記吐出室との間を前記請求項1〜請求項
    5のうちいずれか一項に記載の弁構造を介して区画した
    圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101184209B1 (ko) * 2005-08-23 2012-09-19 한라공조주식회사 압축기
KR101361323B1 (ko) 2007-08-23 2014-02-10 한라비스테온공조 주식회사 압축기

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KR101184209B1 (ko) * 2005-08-23 2012-09-19 한라공조주식회사 압축기
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