JP2000120445A - 石炭ガス化複合発電システム - Google Patents

石炭ガス化複合発電システム

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JP2000120445A
JP2000120445A JP29435598A JP29435598A JP2000120445A JP 2000120445 A JP2000120445 A JP 2000120445A JP 29435598 A JP29435598 A JP 29435598A JP 29435598 A JP29435598 A JP 29435598A JP 2000120445 A JP2000120445 A JP 2000120445A
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gasification
gas
fuel flow
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Shiro Hino
史郎 日野
Kazue Nagata
一衛 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料流量制御弁の前圧力が所定の適切な圧力
に制御することが可能とし、ガス化炉を高圧化できる石
炭ガス化複合発電システムを提供することである。 【解決手段】 1基または複数基のガス化プロセス36
は、石炭をガス化した粗ガスをガス化燃料調節弁2を介
して受給し燃料ガスとして、ガスタービンと蒸気タービ
ンとを有した1基または複数基の複合発電プロセス37
に供給する。ガス化プロセス36の脱硫装置6出口と複
合発電プロセス37のガスタービン入口とはガスヘッダ
ーで接続され、ガスタービン入口のガスヘッダーにはそ
れぞれ燃料流量制御弁8を設け、脱硫装置6出口のガス
ヘッダーには圧力調節弁50をそれぞれ設ける。圧力調
節弁50と燃料流量制御弁8との間の圧力を圧力検出器
51で検出し、ガス化炉圧力と燃料流量制御弁の前圧力
とを独立に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭をガス化して
燃料ガスを得るガス化プロセスと、ガスタービンと蒸気
タービンとを有した複合発電プロセスとを備えた石炭ガ
ス化複合発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー資源の有効利用や多様化を背
景に、特に資源量供給の安定性や経済性の観点から、石
炭を燃料とする火力発電に大きな期待が寄せられてい
る。中でも近年、ガスタービンと蒸気タービンとを有し
た複合発電プロセスに、石炭をガス化して得られた燃料
ガスを供給する石炭ガス化複合発電システム(IGC
C)が、その高い発電効率および環境適合性の面から注
目され、近い将来の実用化を目指して開発中である。
【0003】この石炭ガス化複合発電システム(IGC
C)の特徴は、その環境適合性と広範囲の炭種適合性で
あるが、最近のガスタービンの高温化による発電効率の
向上により、さらに現実性を帯びてきており、将来の石
炭利用発電の最も有望な発電形態として期待されてい
る。
【0004】石炭ガス化複合発電システムは、石炭ガス
化、ガス精製、複合発電プロセス(ガスタービン・排熱
回収ボイラ(HRSG)・蒸気タービンから構成され
る)から構成される大規模かつ複雑なシステムである
が、ミドル火力運用としての高速かつ確実な負荷応答性
が要求される。
【0005】石炭ガス化複合発電システム(IGCC)
は、使用されるガス化炉の形式、脱塵装置と脱硫装置か
ら成るガス精製システムの方式により、様々なシステム
が考えられるが、ここではその一例として、石炭スラリ
または残渣油等の液体のガス化燃料供給を取り上げ、ガ
ス化剤としては酸素を使用した、中カロリーガス化を行
うガス化炉のものについて以下説明する。そのような石
炭ガス化複合発電システム(IGCC)の全体構成を図
11に示す。
【0006】石炭ガス化複合発電システムは、石炭をガ
ス化して燃料ガスを得るガス化プロセス36と、ガスタ
ービン9と蒸気タービン21とを有した複合発電プロセ
ス37とから構成される。
【0007】ガス化プロセス36のガス化炉1はガス化
ガス(精製ガスに対して粗ガスと呼ばれる)を発生する
設備である。このガス化炉1には、ガス化燃料調節弁2
(可変速の燃料チャージポンプの場合もあるが説明の簡
略化のために調節弁として以下記載している)を経てガ
ス化燃料が供給されると共に、酸素流量調節弁3を経て
ガス化剤である酸素ガスが投入される。そして、ガス化
炉1内での水性ガス化反応により、可燃性ガスである一
酸化炭素CO、水素Hを含む高温の粗ガス(約100
0℃)が生成される。
【0008】ガス化炉1で作り出された粗ガスは、スク
ラバー等で構成される脱塵装置4に入り、ガス中に含ま
れる灰等の微粒子が取り除かれる。そして、ガスクーラ
5により、次段の脱硫装置6の入口許容温度まで冷却さ
れ、脱硫装置6に送り込まれる。ガス化燃料には、多い
もので約数%の硫黄が含まれ、この粗ガス中の硫黄分は
脱硫装置6で脱硫される。この脱硫後のガス化ガスは、
きれいな精製されたガス(精製ガス)として、燃料流量
制御弁8を経て複合発電プロセス37の燃焼器10に送
られる。
【0009】ここで、ガス化炉1で発生した粗ガスの圧
力はガス圧力検出器27で検出されガス化プロセス36
や複合発電プロセス37の制御に使用される。例えば、
ガス圧力検出器27で検出された粗ガスの圧力が所定値
より大きいときは、フレア弁13を開いてフレアスタッ
ク12へ余剰の精製ガスを逃がす。
【0010】次に、複合発電プロセス37では、精製ガ
スが燃料ガスとして燃料器10に供給されると、圧縮機
11で大気から昇圧された空気と混合して燃料ガスを燃
焼させる。燃料ガスが不足の場合には、補助燃料流量制
御弁7が開かれ補助燃料が燃焼器10に供給される。こ
の燃焼器10からの燃焼ガスはガスタービン9に送り込
まれ、ガスタービン9が駆動され発電機22で発電す
る。
【0011】ガスタービン9を駆動した後の燃焼ガス
は、高温(約600度C)であるため、排熱回収ボイラ
(HRSG)15に送り出され、ここで熱回収されて、
煙突24から低温の排ガス(約100℃)として大気に
放出される。排熱回収ボイラ15は、排ガスの流れに従
って、スーバヒータ16、再熱器26、エバポレータ1
8、エコノマイザ17と呼ばれる水または蒸気の熱交換
器が順次配置され、ガスタービン9の排ガスエネルギの
熱回収がなされる。
【0012】エバポレータ18で熱回収により発生した
蒸気は蒸気ドラム19からスーバヒータ16を介して、
過熱蒸気(乾き蒸気の状態で)となって、蒸気加減弁2
0を介して蒸気タービン21に送られる。この乾き蒸気
は、蒸気タービン21を駆動し発電機22から発電機出
力31を出力させる。一方、蒸気タービン21で仕事を
した低圧の湿り蒸気は、復水器23で水となり、上述の
エコノマイザ18に送られ、再度蒸気となるサイクルを
繰り返す。
【0013】以上の様な石炭ガス化複合発電システム
(IGCC)において、発電はガスタービン9および蒸
気タービン21の駆動によりなされ、発電機22の出力
調整はガスタービン9の燃料流量制御弁8および蒸気タ
ービン21の蒸気加減弁20の開度調整でなされる。さ
らに、ガス化炉1のガス化燃料調節弁2の調節によって
ガス発生量を調節して、ガス圧力を上昇させ、2次的に
ガスタービン9への燃料流量を増加させてもガスタービ
ン9の出力を加減することができる。
【0014】これら3つの操作端のうち、蒸気タービン
21の蒸気加減弁20は、排熱回収ボイラ15でのエネ
ルギ伝達の応答遅れが大きいこと、および蒸気加減弁2
0を全開にして変圧運用とした方が全体効率も良いこと
から、開度一定の運用が行なわれる。このため、全体の
負荷運用は、ガスタービン9の燃料流量制御弁8とガス
化炉1のガス化燃料調節弁2の2つが主たるプラント全
体負荷制御の操作端となる。なお、酸素流量調節弁3
は、ガス化燃料調節弁2への指令に対応して自動制御さ
れる。
【0015】プラント全体としての負荷運用の良否は、
負荷応答をいかに高速に、かつ安定に、さらに、大きな
負荷変化中でも安定に負荷追従ができることである。こ
の負荷変化の過程で、機器の制限にかからない様にプラ
ントのパラメータを適正範囲内に収めながら負荷変化を
行うことが重要である。
【0016】すなわち、プラント全体の負荷変化は、ガ
スタービン9の燃料流量制御弁8とガス化炉1のガス化
燃料調節弁2を操作端として制御を行なうことになる
が、制御目標は発電電力およびガス圧力である。ガス圧
力の安定とは、ガス化炉1からの発生ガス量とガスター
ビン設備での消費ガス量とがアンバランスとなった際に
生ずる、圧力の上昇または下降を制限内に抑えること、
つまりガス圧力を一定に制御することである。
【0017】この様に石炭ガス化複合発電システム(I
GCC)の制御においては負荷指令に基づきガスタービ
ン9への燃料ガス流量またはガス化炉1のガス発生量を
ガス圧力(ガス圧力検出器27での検出圧力)の変動を
許容範囲内に抑えながら制御することが重要となる。
【0018】ガス圧力には上限下限の制限があり、制御
不調時あるいは過大な負荷変化要求等によりガス圧力が
制御しきれなくなった場合は、次の様に処置されてい
る。ガスタービン9の入口部には、前述のようにガス圧
力上昇時の保護用として圧力逃しラインであるフレア弁
13およびフレアタンク12が設けられている。すなわ
ち、ガス圧力検出器27の圧力信号が圧力上限設定値を
オーバするときは、フレア圧力コントローラにより、フ
レア弁13を介してフレアスタック12へ余剰のガスを
逃がし、ガス圧力の上昇を防止し機器の保護をする。
【0019】逆に、ガス圧力が低下した時はガスタービ
ン9側に制限がある。前述のように、ガスタービン9の
燃焼器10には、補助燃料流量制御弁7を備えた補助燃
料ラインが接続されており、ガス圧力が下限値を下回る
場合には、ガスタービン9への燃料供給が燃料流量制御
弁8での精製ガスから補助燃料流量制御弁7の補助燃料
に自動的に切り替えられ、補助燃料でのガスタービン運
転となる。この時は、燃料流量制御弁8は全閉となる。
【0020】このような圧力過大や圧力過小は、負荷制
御により圧力を最適に制御することにより防止すること
ができ、これが円滑な負荷運用には重要なことである。
一般の火力発電所の場合には、発電電力と燃料圧力とが
主要な被制御量として制御されており、蒸気タービンの
加減弁及びボイラへの燃料投入量へのフィードバックの
掛け方で、タービンフォロー、タービンリードの方式が
ある。
【0021】石炭ガス化複合発電システム(IGCC)
の場合にも、被制御量である発電出力とガス圧力とを、
操作量であるガス化炉1へのガス化燃料流量(ガス化燃
料に伴い酸素流量が制御される)とガスタービン9への
燃料流量へどの様にフィードバックするかにより、各種
の基本的な制御方式が提案されている。
【0022】図12は、ガス化炉リード方式と呼ばれ、
一般火力のタービンフォロー方式に対応している。これ
は、複合発電プロセス37の発電機出力31をガス化炉
コントローラ38に導入し、ガス化燃料調節弁2の制御
によりガス化炉1への燃料投入量を操作する。これに伴
い変化するガス化プロセス36のガス圧力の制御は、ガ
ス圧力検出器27で検出されたガス圧力を発電プロセス
コントローラ33に導入し、燃料流量制御弁8を制御す
ることによりガスタービン9でのガス消費量を調節す
る。
【0023】図13は、ガスタービンリード方式と呼ば
れ、一般火力のタービンリード方式に対応している。複
合発電プロセス37の発電機出力31を発電プロセスコ
ントローラ33に導入し、発電機出力31の制御により
ガスタービン9の燃料消費量を燃料流量制御弁8で調節
する。また、ガス化炉プロセス36のガス圧力の制御
は、ガス圧力検出器27で検出されたガス圧力をガス化
炉コントローラ38に導入し、ガス化炉1へのガス化燃
料流量の供給量指令値の調節で行う。
【0024】これらの制御方式には、夫々特徴がある。
すなわち、図12のガス化炉リード方式は、発電出力M
W指令の変化によりガス化炉1への燃料の投入量が増え
るため、系内のガス圧力は上昇するが、ガスタービン入
口での圧力の変化には大きな遅れがあり、このため発電
出力MWの増加は遅い。しかし、ガスタービン9の圧力
修正は、燃料流量制御弁8の動作が遠いため、ガス圧力
は、安定に(ほぼ目標値通りに)制御される。
【0025】一方、図13のガスタービンリード方式
は、発電出力MW指令の変化により、先ずガスタービン
9でのガス消費量を増やし、発電出力MW指令には高速
で追従する。しかし、系内のガス圧力は大きく低下す
る。ガス化炉1への燃料の増加に対して、ガス化、ガス
精製系の大きな体積による遅れにより、ガス圧力の変化
は発電出力MW指令の負荷変化中に比例して大きくな
る。
【0026】これらガスタービンリード方式とガス化炉
リード方式の制御については、GE社特許、特公平2‐
45010号公報「パワープラント」に詳述されてい
る。
【0027】さらに、ガスタービンリード方式とガス化
炉リード方式に加えて図14に示すような協調制御方式
というモードがある。この協調制御方式は、図13に示
したガスタービンリード方式に加えて、フィードフォワ
ード要素39を設けガス化炉制御へ負荷目標値を基にし
て作成したフィードフォワード信号を与えて、ガス化炉
1の応答を早めることにより、ガスタービンリード方式
の欠点である、圧力の応答性の悪さを改善したものであ
る。
【0028】この協調制御方式は、電気学会論文(五
嶋、永田他著:石炭ガス化複合発電プラントの負荷追従
性の検討電気論B、110巻10号、平成2年)にも紹
介されている。この協調制御方式は、現在最も優れた石
炭ガス化複合発電システム(IGCC)の負荷制御方式
として、今後の石炭ガス化複合発電システム(IGC
C)での通常運転時の制御方式として使われていくもの
と思われる。
【0029】以上説明した石炭ガス化複合発電システム
は、ガス化炉1、脱硫装置6、複合発電プラント37、
それぞれが、1設備で構成された石炭ガス化複合発電シ
ステムであるが、近年、1プラントの出力の増大要求に
より複数台の複合発電プラントで1つのプラントを構成
することが一般化してきている。一方、ガス化炉1、脱
硫装置6は単機容量の限界、または、1基で大量のガス
精製が可能な場合がある等で必ずしも1つの複合発電設
備に対して、1基のガス化炉、1基の脱硫装置6の組み
合わせではなくなってきている。
【0030】すなわち、プラントの全体コストの最適化
の観点から、たとえば、脱硫装置6のみを経済性の観点
から一系列または二系列として、残りのガス化炉1、ガ
スタービン等を複数系列で構成して、脱硫装置6の入口
をガスヘッダーで合流させ、また、脱硫装置6の出口で
複数台のガスタービン9にガス経路を分岐する等の多系
列の石炭ガス化複合発電システムで一つのプラントを構
成するものが計画される様になってきた。
【0031】このような多系列の石炭ガス化複合発電シ
ステムは、ガス化炉1、脱硫装置6等の各構成設備の一
設備の故障で一系列が使用不能となってしまうという従
来の一系列の石炭ガス化複合発電システムの不具合も解
消できる。すなわち、ヘッダーで接続しているため、故
障した設備を切り離して、残された設備でプラントとし
ての運転を継続出来るというメリットもある。
【0032】図15は、ガス化炉1を3基、脱硫装置6
を3基、ガスタービン設備が2基から成る多系列の石炭
ガス化複合発電システムを示す構成図である。すなわ
ち、3基のガス化プロセス36を有し、それぞれのガス
化プロセス36についてガス火炉コントローラ38が設
けられている。このガス化炉コントローラ38は、ガス
圧力検出器27で検出したガス圧力がガス圧力設定器3
5に設定されたガス圧力設定値になるようにガス化燃料
調節弁2をそれぞれ制御する。
【0033】また、3基の各々のガス化プロセス36
は、ガス化炉1、脱塵装置4、ガスクーラ5、脱硫装置
6を有しており、図示は省略するが、フレア弁13およ
びフレアスタック12も有している。
【0034】一方、複合発電プロセス37は2基有して
おり、各々の複合発電プロセス37には、発電プロセス
コントローラ33を有している。この発電プロセスコン
トローラ33は、発電機出力31が負荷設定器46に設
定された負荷設定値になるように燃料流量制御弁8をそ
れぞれ制御する。
【0035】近年、ガス化プロセス36のガス化炉1は
高圧化する傾向があり、ガス化炉1は、一般に高圧にす
るほど反応速度が速くなるため性能は向上する。同時に
高圧にするほど装置は小型化される。発電を目的とした
ガス化炉1を考える場合は、これらの条件は合致するの
で高圧のガス化炉1が使われるようになってきている。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料流
量制御弁8の前圧力は、ガスタービン9のPCDからの
管路抵抗と燃料流量制御弁8の圧損とから決定される。
この燃料流量制御弁8の前圧力は、燃焼器10の要求お
よびガスタービン9側の圧力制御性から、所定の圧力以
上に上昇させるということはできない。このことから、
ガス化炉1の出口圧力を高圧化させることが困難とな
り、このため、ガス化炉1側の小型ができるプラントと
しての効率的なプラント設計ができないという問題があ
った。
【0037】本発明の目的は、燃料流量制御弁の前圧力
が所定の適切な圧力に制御することが可能とし、ガス化
炉を高圧化できる石炭ガス化複合発電システムを提供す
ることである。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る石
炭ガス化複合発電システムは、石炭をガス化した粗ガス
をガス化燃料調節弁を介して受給し燃料ガスとして供給
する1基または複数基のガス化プロセスと、ガスタービ
ンと蒸気タービンとを有した1基または複数基の複合発
電プロセスと、前記ガス化プロセスの脱硫装置出口と前
記複合発電プロセスのガスタービン入口とを接続するガ
スヘッダーと、前記ガスタービン入口の前記ガスヘッダ
ーにそれぞれ設けられた燃料流量制御弁とを備えた石炭
ガス化複合発電システムにおいて、前記脱硫装置出口の
前記ガスヘッダーにそれぞれ設けられた圧力調節弁と、
前記圧力調節弁と前記燃料流量制御弁との間の圧力を検
出する圧力検出器とを備えたことを特徴とする。
【0039】請求項1の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、1基または複数基のガス化プロセスは、
石炭をガス化した粗ガスをガス化燃料調節弁を介して受
給し燃料ガスとして、ガスタービンと蒸気タービンとを
有した1基または複数基の複合発電プロセスに供給す
る。ガス化プロセスの脱硫装置出口と複合発電プロセス
のガスタービン入口とはガスヘッダーで接続され、ガス
タービン入口のガスヘッダーにはそれぞれ燃料流量制御
弁を設け、脱硫装置出口のガスヘッダーには圧力調節弁
をそれぞれ設ける。圧力調節弁と燃料流量制御弁との間
の圧力を圧力検出器で検出し、ガス化炉圧力と燃料流量
制御弁の前圧力とを独立に制御する。
【0040】請求項2の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記圧力調節弁
は、前記脱硫装置出口に代えて、前記脱硫装置の入口に
設けたことを特徴とする。
【0041】請求項2の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、脱硫装置
の入口に設けられた圧力調節弁により、ガス化炉圧力と
燃料流量制御弁の前圧力とを独立に制御する。
【0042】請求項3の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記圧力検出器
で検出した前記燃料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧
力になるように各々の前記圧力調節弁を個別に制御する
各々の圧力制御器を設けたことを特徴とする。
【0043】請求項3の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、各々の圧
力制御器は、圧力検出器で検出した燃料流量制御弁の上
流側の圧力が所定圧力になるように各々の圧力調節弁を
個別に制御する。
【0044】請求項4の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記圧力検出器
で検出した前記燃料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧
力になるように各々の前記圧力調節弁を共通に制御する
1台の圧力制御器を設けたことを特徴とする。
【0045】請求項4の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、1台の共
通の圧力制御器は、圧力検出器で検出した燃料流量制御
弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々の圧力調
節弁を共通に制御する。
【0046】請求項5の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記圧力検出器
で検出した前記燃料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧
力になるように各々の前記ガス化燃料調節弁を個別に制
御する各々のガス化炉コントローラと、前記ガス化プロ
セスのガス化炉出口のガス圧力が所定圧力になるように
各々の前記圧力調節弁を個別に制御する各々の圧力制御
器を設けたことを特徴とする。
【0047】請求項5の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、各々のガ
ス化コントローラは、圧力検出器で検出した燃料流量制
御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々のガス
化燃料調節弁を個別に制御する。また、各々の圧力制御
器は、ガス化プロセスのガス化炉出口のガス圧力が所定
圧力になるように各々の圧力調節弁を個別に制御する。
【0048】請求項6の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記圧力検出器
で検出した前記燃料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧
力になるように各々の前記ガス化燃料調節弁を共通に制
御する1台のガス化炉コントローラと、前記ガス化プロ
セスのガス化炉出口のガス圧力が所定圧力になるように
各々の前記圧力調節弁を個別に制御する各々の圧力制御
器を設けたことを特徴とする。
【0049】請求項6の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、共通の1
台のガス化炉コントローラは、圧力検出器で検出した燃
料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各
々のガス化燃料調節弁を共通に制御する。また、各々の
圧力制御器は、ガス化プロセスのガス化炉出口のガス圧
力が所定圧力になるように各々の圧力調節弁を個別に制
御する。
【0050】請求項7の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1の発明において、前記複合発電プ
ロセスの発電機出力が所定の負荷設定値に、前記圧力検
出器で検出した前記燃料流量制御弁の上流側の圧力が所
定圧力に、前記ガス化プロセスのガス化炉出口のガス圧
力が所定圧力になるように、前記ガス化燃料調節弁、前
記圧力調節弁、前記燃料流量制御弁が相互干渉しないよ
うに制御する多変数制御装置を設けたことを特徴とす
る。
【0051】請求項7の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムでは、請求項1の発明の作用に加え、多変数制
御装置は、複合発電プロセスの発電機出力が所定の負荷
設定値に、燃料流量制御弁の上流側の圧力が所定圧力
に、ガス化プロセスのガス化炉出口のガス圧力が所定圧
力になるように、ガス化燃料調節弁、圧力調節弁、燃料
流量制御弁が相互干渉しないように制御する。
【0052】請求項8の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発
明において、中央給電室から与えられる総合負荷目標値
に基づいて複数基の各々の複合発電プロセスに対して負
荷設定値を算出する統括負荷制御部を設けたことを特徴
とする。
【0053】請求項8の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発
明の作用に加え、総括負荷制御部は、中央給電室から与
えられる総合負荷目標値に基づいて複数基の各々の複合
発電プロセスに対して負荷設定値を算出する。
【0054】請求項9の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項8の発明において、前記統括負荷制
御部は、算出した負荷設定値をフィードフォワード制御
信号として、前記燃料流量制御弁の上流側の圧力をガス
化炉調節弁を調節して所定圧力に制御する。
【0055】請求項9の発明に係る石炭ガス化複合発電
システムは、請求項8の発明の作用に加え、統括負荷制
御部は、算出した負荷設定値をフィードフォワード制御
信号としてガス化炉コントローラに入力する。
【0056】請求項10の発明に係る石炭ガス化複合発
電システムは、請求項8の発明において、前記統括負荷
制御部は、算出した負荷設定値をフィードフォワード制
御信号として、前記燃料流量制御弁の上流側の圧力を前
記圧力調節弁を調節して所定圧力に制御する圧力制御器
に入力するようにしたことを特徴とする。
【0057】請求項10の発明に係る石炭ガス化複合発
電システムでは、請求項8の発明の作用に加え、統括負
荷制御部は、算出した負荷設定値をフィードフォワード
制御信号として圧力制御器に入力する。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る石炭ガス
化複合発電システムの構成図である。
【0059】この第1の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムは、図15に示した従来例に対し、脱硫
装置6の出口のガスヘッダーにそれぞれ圧力調節弁50
を設け、これら圧力調節弁50と燃料流量制御弁8との
間の圧力を検出する圧力検出器51とを追加して設けた
ものである。その他の構成は、図15に示した従来例と
同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する
説明は省略する。
【0060】すなわち、第1の実施の形態では、ガス化
プロセス36と複合発電プロセス37のガスタービン9
上流に設置している燃料流量制御弁8との間に、圧力調
節弁50を設置する。また、燃料流量制御弁8と圧力調
節弁50との間のへッダー部分には圧力検出器51を設
置する。
【0061】ガス化プロセス36と複合発電プロセス3
7のガスタービン9上流に設置している燃料流量制御弁
8との間に設置した圧力調節弁50では、上流側圧力を
高圧化されたガス化炉1に適合した適切な圧力に制御す
ることを可能とする。
【0062】また、この下流の圧力である燃料流量制御
弁8の上流圧力は、燃料流量制御弁8と圧力調節弁50
との間のへッダー部分に設けられた圧力検出器51によ
り検出され、ガス化燃料調節弁2により制御することが
できるので、ガスタービン9にとって適切な圧力に制御
することが可能である。
【0063】このように、第1の実施の形態では、ガス
化プロセス36と複合発電プロセス37のガスタービン
9上流に設置している燃料流量制御弁8との間に、圧力
調節弁50を設置するようにしたため、ガス化炉圧力と
燃料流量制御弁8の上流側圧力とが独立に制御すること
が可能となる。
【0064】このため、ガス化炉圧力は、ガス化炉1に
とっての最適な圧力制御が可能となり、燃料流量制御弁
8の前圧力はガスタービン9のPCDから管路抵抗と燃
料流量制御弁8の圧損から決定される所定の適切な圧力
に制御することが可能となる。従って、近年のガス化炉
1の高圧化傾向に対応でき、ガス化炉性能の向上や小型
化が達成でき、プラントとしての効率を向上できる。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第2の実施の形
態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、圧力調節
弁50は、脱硫装置6の出口に代えて、脱硫装置6の入
口に設けたものである。その他の構成は、図1に示した
第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一
符号を付し重複する説明は省略する。
【0066】すなわち、湿式の石炭ガス化複合発電シス
テムでは、高温、高圧のガス化炉1で発生したガスを脱
硫装置6に通すために温度を下げるので、一般には、ガ
ス化炉1、カーボンスクラバの下流にガスの保有熱を熱
回収して複合発電側で熱利用するためのガスと水のガス
クーラ5が設置される。このガスクーラ5までのガスの
圧力温度はできるだけ高温に保持することが熱利用の観
点から有利となる。
【0067】このため、このガスクーラ5(低温熱交
部)の出口(脱硫装置6の前)に圧力調節弁50を設置
する。
【0068】ガスクーラ5(低温熱交部)の出口(脱硫
装置6の前)に設置した圧力調節弁50では、上流側圧
力をガスクーラ5に適合した適切な圧力に制御すること
ができる。また、燃料流量制御弁8と圧力調節弁50と
の間のへッダー部分に設けられた圧力検出器51により
圧力が検出され、燃料流量制御弁8の上流圧力は、ガス
化燃料調節弁2により制御することができるので、複合
発電プロセス37のガスタービン9にとって適切な圧力
に制御することが可能である。
【0069】このように、第2の実施の形態では、ガス
クーラ5の出口(脱硫装置6の前)に圧力調節弁50を
設置するようにしたため、ガス化炉1の圧力と燃料流量
制御弁8の上流側圧力とを独立に制御することが可能と
なる。従って、ガス化炉圧力は、ガス化炉1にとっての
最適な圧力の制御が行え、燃料流量制御弁8の前圧力は
所定の適切な圧力に制御することが可能となったため、
近年のガス化炉の高圧化傾向に対応できる。つまり、ガ
ス化炉性能の向上や小型化が達成でき、プラントとして
の効率的な運用が可能となる。
【0070】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第3の実施の形
態は、図1に示す第1の実施の形態に対し、圧力検出器
51で検出した燃料流量制御弁8の上流側の圧力が所定
圧力になるように各々の圧力調節弁50を個別に制御す
る各々の圧力制御器53を設けたものである。その他の
構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるの
で、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略す
る。
【0071】図3において、圧力検出器51の検出信号
は、各々の圧力制御器53に入力され、圧力設定器52
に予め設定された圧力設定値になるように制御される。
圧力制御器53は圧料調整弁50を操作し、燃料流量制
御弁8の前圧力が圧力設定値52に設定された設定値に
なるように制御する。
【0072】一方、ガス圧力検出器27により検出され
たガス化炉圧力は、ガス化炉コントローラ38に入力さ
れ、ガス圧力設定値35に設定された圧力設定値になる
ように、ガス化燃料調節弁2を操作する。
【0073】これにより、ガス化炉圧力は、ガス化炉1
にとっての最適な圧力制御が可能となり、燃料流量制御
弁8の前圧力も所定の適切な圧力に制御することが可能
となる。従って、近年のガス化炉1の高圧化傾向に対応
でき、ガス化炉性能の向上や小型化が達成でき、プラン
トとしての効率を向上できる。
【0074】次に本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第4の実施の形
態は、図1に示す第1の実施の形態に対し、圧力検出器
51で検出した燃料流量制御弁8の上流側の圧力が所定
圧力になるように各々の圧力調節弁50を共通に制御す
る1台の圧力制御器53を設けたものである。その他の
構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるの
で、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略す
る。
【0075】すなわち、この第4の実施の形態は、図3
に示した第3の実施の形態が各系列毎に設置した個別の
圧力制御器53により各系列毎に圧力制御を行うことに
対して、各系列共通に制御を行う圧力制御器53を設け
たものである。
【0076】圧力検出器51により検出された燃料流量
制御弁8の上流側の圧力は、圧力制御器53に入力さ
れ、圧力設定器52に設定された圧力設定値になるよう
に制御演算が行われる。圧力制御器53からの制御信号
は各々の圧力調節弁50に出力され、各々の圧力調節弁
51を操作する。つまり、圧力制御器53からの制御信
号を各系列の圧力調節弁50に分配し、燃料流量制御弁
8の前圧力を所定の圧力に保つ。これにより、系列共通
で圧力制御を行えるので、各系列均等に圧力制御が行え
る。また、制御構成の簡素化が図れる。
【0077】次に本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第5の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第5の実施の形
態は、図1に示す第1の実施の形態に対し、各々のガス
化炉コントローラ38は、ガス圧力検出器27からのガ
ス火炉圧力に代えて、圧力検出器51で検出した燃料流
量制御弁8の上流側の圧力を入力し、その圧力が所定圧
力になるように各々のガス化燃料調節弁を個別に制御す
ると共に、各々の系統に圧力制御器53を設け、この圧
力制御器53は、ガス化プロセス36のガス化炉出口の
ガス圧力が所定圧力になるように各々の圧力調節弁50
を個別に制御するようにしたものである。その他の構成
は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるので、
同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0078】図5において、各々の圧力制御器53は、
各々の圧力調節弁50を調節することによりガス化炉圧
力を制御し、ガス化炉コントローラ38はガス化燃料調
節弁2を調節することにより燃料流量制御弁8の上流側
の圧力を制御する。
【0079】圧力検出器51により検出された燃料流量
制御弁8の上流側の圧力は、各々のガス火炉コントロー
ラ38に入力され、圧力設定器52に設定された圧力設
定値になるように、ガス化燃料調節弁2を操作し、燃料
流量制御弁8の上流側の圧力を所定の圧力に保つ。同時
に、ガス圧力検出器27により検出されたガス化炉圧力
は、圧力制御器53に入力され、ガス圧力設定器35に
より設定された圧力設定値になるように圧力調節弁50
を操作し、ガス化炉圧力を所定の圧力に保つように制御
する。
【0080】このように、第5の実施の形態では、複合
発電プロセス37に対してより近い燃料流量制御弁8の
上流側の圧力を検出し、直接ガス化燃料調節弁2を操作
するため、燃料流量制御弁8の上流側圧力を的確に制御
することができる。従って、負荷変化に伴う圧力変動を
最小限に抑え補償することができ、早い負荷制御を達成
することが可能である。
【0081】次に本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第6の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第6の実施の形
態は、図5に示す第5の実施の形態に対し、個々のガス
化炉コントローラ38に代えて、各々のガス化燃料調節
弁2を共通に制御する1台のガス化炉コントローラ38
を設けたものである。その他の構成は、図5に示した第
5の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符
号を付し重複する説明は省略する。
【0082】図6において、圧力検出器51により検出
された燃料流量制御弁8の上流側の圧力は、共通の1第
のガス化炉コントローラ38に入力され、圧力設定器5
2に設定された圧力設定値になるように制御演算を行
い、ガス化燃料調節弁2を操作する。つまり、共通の1
台のガス化炉コントローラ38からの制御信号を各系統
のガス化燃料調節弁2に分配し、各々のガス化燃料調節
弁2を操作し、燃料流量制御弁8の上流側圧力を所定圧
力に保つように制御する。このように、系列共通で圧力
制御を行うため、各系統均等に制御信号を送ることがで
き、また制御構成の簡素化が図れる。
【0083】次に本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第7の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第7の実施の形
態は、図1に示す第1の実施の形態に対し、多変数制御
装置60を設け、多変数制御装置60は、複合発電プロ
セス37の発電機出力31が所定の負荷設定値になるよ
うに、圧力検出器51で検出した燃料流量制御弁8の上
流側の圧力が所定圧力になるように、ガス化プロセス3
6のガス化炉出口のガス圧力が所定圧力になるように、
ガス化燃料調節弁2、圧力調節弁50、燃料流量制御弁
8が相互干渉しないように操作するようにしたものであ
る。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と
同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する
説明は省略する。
【0084】図7において、多変数制御装置60は、ガ
ス圧力検出器27からのガス化炉圧力と、複合発電プロ
セス37の発電機出力31と、圧力検出器51からの燃
料流量制御弁8の上流側圧力とを入力し、ガス化炉圧力
がガス圧力設定器35に設定されたガス圧力設定値にな
るように、発電機出力31が負荷設定器46に設定され
た負荷設定値になるように、燃料流量制御弁8の上流側
圧力が圧力設定器52の圧力設定値になるように、ガス
化燃料調節弁2、燃料流量制御弁8、圧力調節弁50を
干渉なしに制御する。すなわち、多変数制御器60は、
相互干渉のない制御信号を算出する。
【0085】これにより、負荷設定器46の負荷設定値
が変動した場合でも、ガス化燃料調節弁2、燃料流量制
御弁8、圧力調節弁50を同時に動かして負荷を制御で
きる。また、同時に、ガス圧力検出器27で検出したガ
ス化炉圧力と圧力検出器51にて検出した燃料流量制御
弁8の上流側圧力の変動を受けないように制御するの
で、負荷変化に伴う圧力変動を最小限に抑え補償するこ
とができる。つまり、早い負荷制御を達成することが可
能である。
【0086】このように、ガス圧力検出器27からのガ
ス化炉圧力、複合発電プロセス37からの発電機出力3
1、圧力検出器51からの燃料流量制御弁8の上流側圧
力をを、相互干渉しないように、制御するので、負荷制
御中に生じる圧力変動を低減し、プラント全体としての
負荷制御性能を向上させることができる。
【0087】次に本発明の第8の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第8の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第8の実施の形
態は、図5に示す第5の実施の形態に対し、中央給電室
から与えられる総合負荷目標値に基づいて複数基の各々
の複合発電プロセスに対して負荷設定値を算出する統括
負荷制御部30を設けたものである。その他の構成は、
図1に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一
要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0088】図8において、プラント全体としての総合
負荷設定値は、総合負荷設定器29に設定される。統括
負荷制御部30は、この総合負荷設定値に対して複数の
複合発電プラント37の総出力を負荷制御する。統括負
荷制御部30は、運転している系列数を設定する系列数
設定器40と、プラント全体として与えられる総合負荷
設定値を運転系列プラント数で割る割算器45とを有し
ている。
【0089】統括負荷制御部30の割算器45では、総
合負荷設定器29からの総合負荷設定値を系列数設定器
40からの運転系列数で割ることにより、各系列毎の負
荷目標値を算出する。
【0090】これにより、静的に必要な負荷分配を行う
ことができる。各発電プロセスコントローラ33では、
各複合発電プロセス36の発電機出力31が調節され、
最終的に、総合負荷目標値と多系列の複合発電プロセス
37の発電機出力31の総和とが合致する様に制御す
る。
【0091】この第8の実施の形態によれば、負荷目標
については、的確な負荷目標値を算出することができ
る。また、ガス化プロセス36と複合発電プロセス37
のガスタービン9の上流に設置している燃料流量制御弁
8の間に圧力調節弁50を設置するようにしたため、ガ
ス化炉圧力と燃料流量制御弁8の上流側圧力と独立に制
御することが可能となる。このため、ガス化炉圧力は、
ガス化炉にとっての最適な圧力制御となり、燃料流量制
御弁8の前圧力は所定の適切な圧力に制御することが可
能となる。従って、近年のガス化炉の高圧化傾向に対応
でき、ガス化炉性能の向上や小型化が達成できる。
【0092】次に本発明の第9の実施の形態を説明す
る。図9は本発明の第9の実施の形態に係る石炭ガス化
複合発電システムの構成図である。この第9の実施の形
態は、図8に示す第8の実施の形態に対し、統括負荷制
御部30にフィードフォワード演算器39を追加して設
けたものであり、このフィードフォワード演算器39
は、割算器45で算出した負荷設定値をフィードフォワ
ード制御信号として、燃料流量制御弁8の上流側の圧力
をガス化炉調節弁2を調節して所定圧力に制御するガス
化炉コントローラ38に入力するようにしたものであ
る。その他の構成は、図8に示した第8の実施の形態と
同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する
説明は省略する。
【0093】図9において、各発電プロセスコントロー
ラ33への負荷目標値からフィードフォワード演算器3
9を用いて、燃料流量制御弁8の上流側の圧力操作信号
へのフィードフオワード制御信号を算出する。このこと
から、負荷に応じた圧力操作信号への先行信号として印
可することができるので、圧力を的確に制御することが
できる。従って、負荷変化に伴う圧力変動を最小限に抑
え補償することができ、早い負荷制御を達成することが
可能である。
【0094】このように、第9の実施の形態では、負荷
目標については、的確な負荷目標値を算出することがで
き、また負荷に応じた圧力操作信号への先行信号とし
て、印可することができるため、圧力を的確に制御する
ことができる。従って、負荷制御中に生じる圧力変動を
低減し、プラント全体としての負荷制御性能を向上させ
ることができる。
【0095】次に本発明の第10の実施の形態を説明す
る。図10は本発明の第10の実施の形態に係る石炭ガ
ス化複合発電システムの構成図である。この第10の実
施の形態は、図8に示す第8の実施の形態に対し、統括
負荷制御部30にフィードフォワード演算器59を追加
して設けたものであり、このフィードフォワード演算器
59は、割算器45で算出した負荷設定値をフィードフ
ォワード制御信号として、燃料流量制御弁8の上流側の
圧力を圧力調節弁51を調節して所定圧力に制御する圧
力制御器50に入力するようにしたものである。その他
の構成は、図8に示した第8の実施の形態と同一である
ので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略
する。
【0096】図10において、各発電プロセスコントロ
ーラ33への負荷目標値からフィードフォワード演算器
59を用いて、燃料流量制御弁8の上流側の圧力操作信
号へのフィードフォワード制御信号を算出する。このこ
とから、負荷に応じた圧力操作信号への先行信号とし
て、圧力制御器50に印可することができるため、圧力
を的確に制御することができる。従って、負荷変化に伴
う圧力変動を最小限に抑え補償することができ、早い負
荷制御を達成することが可能である。
【0097】この第10の実施の形態では、負荷目標に
ついては、的確な負荷目標値を算出することができ、ま
た負荷に応じた圧力操作信号への先行信号として、印可
することができるため、圧力を的確に制御することがで
きる。従って、負荷制御中に生じる圧力変動を低減し、
プラント全体としての負荷制御性能を向上させることが
できる。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
ス化プロセスと複合発電プロセスのガスタービン上流に
設置している燃料流量制御弁との間に圧力調節弁を設置
するようにしたため、ガス化炉圧力と燃料流量制御弁の
上流側圧力と独立に制御することが可能となる。このた
め、ガス化炉圧力は、ガス化炉にとっての最適な圧力制
御が可能となり、燃料流量制御弁の前圧力は所定の適切
な圧力に制御することが可能となる。従って、近年のガ
ス化炉の高圧化傾向に対応でき、ガス化炉性能の向上や
小型化が達成できできる。
【0099】また、圧力調節弁を効果的に制御を行うこ
とで圧力変動を低減し、プラント全体としての負荷制御
性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図7】本発明の第7の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図8】本発明の第8の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図9】本発明の第9の実施の形態に係る石炭ガス化複
合発電システムの構成図。
【図10】本発明の第10の実施の形態に係る石炭ガス
化複合発電システムの構成図。
【図11】一般的な石炭ガス化複合発電システムの全体
構成図。
【図12】石炭ガス化複合発電システムの制御ガス化炉
リード方式の説明図。
【図13】石炭ガス化複合発電システムにおける制御ガ
スタービンリード方式の説明図。
【図14】石炭ガス化複合発電システムにおける制御ガ
ス協調制御方式の説明図。
【図15】従来の多系列の石炭ガス化複合発電システム
の構成図。
【符号の説明】
1 ガス化炉 2 ガス化燃料調節弁 3 酸素流量調節弁 4 脱塵装置 5 ガスクーラ 6 脱硫装置 7 補助燃料流量制御弁 8 燃料流量制御弁 9 ガスタービン 10 燃焼器 11 圧縮機 12 フレアスタック 13 フレア弁 14 フレア圧力コントローラ 15 排熱回収ボイラ 16 スーバヒータ 17 エコノマイザ 18 エバポレータ 19 蒸気ドラム 20 蒸気加減弁 21 蒸気タービン 22 発電機 23 復水器 24 煙突 25 脱気器 26 再熱器 27 ガス圧力検出器 29 総合負荷設定器 30 統括負荷制御部 31 発電機出力 33 発電プロセスコントローラ 34 総発電出力 35 ガス圧力設定器 36 ガス化プロセス 37 複合発電プロセス 38 ガス化炉コントローラ 39 フイードフオワード演算器 40 系列数設定器 45 割算器 46 負荷設定器 50 圧力調節弁 51 圧力検出器 52 圧力設定器 53 圧力制御器 59 フィードフォワード演算器 60 多変数制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 9/40 F02C 9/40 B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭をガス化した粗ガスをガス化燃料調
    節弁を介して受給し燃料ガスとして供給する1基または
    複数基のガス化プロセスと、ガスタービンと蒸気タービ
    ンとを有した1基または複数基の複合発電プロセスと、
    前記ガス化プロセスの脱硫装置出口と前記複合発電プロ
    セスのガスタービン入口とを接続するガスヘッダーと、
    前記ガスタービン入口の前記ガスヘッダーにそれぞれ設
    けられた燃料流量制御弁とを備えた石炭ガス化複合発電
    システムにおいて、前記脱硫装置出口の前記ガスヘッダ
    ーにそれぞれ設けられた圧力調節弁と、前記圧力調節弁
    と前記燃料流量制御弁との間の圧力を検出する圧力検出
    器とを備えたことを特徴とする石炭ガス化複合発電シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記圧力調節弁は、前記脱硫装置出口に
    代えて、前記脱硫装置の入口に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の石炭ガス化複合発電システム。
  3. 【請求項3】 前記圧力検出器で検出した前記燃料流量
    制御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々の前
    記圧力調節弁を個別に制御する各々の圧力制御器を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化複合発
    電システム。
  4. 【請求項4】 前記圧力検出器で検出した前記燃料流量
    制御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々の前
    記圧力調節弁を共通に制御する1台の圧力制御器を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化複合発
    電システム。
  5. 【請求項5】 前記圧力検出器で検出した前記燃料流量
    制御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々の前
    記ガス化燃料調節弁を個別に制御する各々のガス化炉コ
    ントローラと、前記ガス化プロセスのガス化炉出口のガ
    ス圧力が所定圧力になるように各々の前記圧力調節弁を
    個別に制御する各々の圧力制御器を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の石炭ガス化複合発電システム。
  6. 【請求項6】 前記圧力検出器で検出した前記燃料流量
    制御弁の上流側の圧力が所定圧力になるように各々の前
    記ガス化燃料調節弁を共通に制御する1台のガス化炉コ
    ントローラと、前記ガス化プロセスのガス化炉出口のガ
    ス圧力が所定圧力になるように各々の前記圧力調節弁を
    個別に制御する各々の圧力制御器を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の石炭ガス化複合発電システム。
  7. 【請求項7】 前記複合発電プロセスの発電機出力が所
    定の負荷設定値に、前記圧力検出器で検出した前記燃料
    流量制御弁の上流側の圧力が所定圧力に、前記ガス化プ
    ロセスのガス化炉出口のガス圧力が所定圧力になるよう
    に、前記ガス化燃料調節弁、前記圧力調節弁、前記燃料
    流量制御弁が相互干渉しないように制御する多変数制御
    装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の石炭ガ
    ス化複合発電システム。
  8. 【請求項8】 中央給電室から与えられる総合負荷目標
    値に基づいて複数基の各々の複合発電プロセスに対して
    負荷設定値を算出する統括負荷制御部を設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    石炭ガス化複合発電システム。
  9. 【請求項9】 前記統括負荷制御部は、算出した負荷設
    定値をフィードフォワード制御信号として、前記燃料流
    量制御弁の上流側の圧力をガス化炉調節弁を調節して所
    定圧力に制御するガス化炉コントローラに入力するよう
    にしたことを特徴とする請求項8に記載の石炭ガス化複
    合発電システム。
  10. 【請求項10】 前記統括負荷制御部は、算出した負荷
    設定値をフィードフォワード制御信号として、前記燃料
    流量制御弁の上流側の圧力を前記圧力調節弁を調節して
    所定圧力に制御する圧力制御器に入力するようにしたこ
    とを特徴とする請求項8に記載の石炭ガス化複合発電シ
    ステム。
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