JPH11148603A - 石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置 - Google Patents

石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置

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JPH11148603A
JPH11148603A JP32972497A JP32972497A JPH11148603A JP H11148603 A JPH11148603 A JP H11148603A JP 32972497 A JP32972497 A JP 32972497A JP 32972497 A JP32972497 A JP 32972497A JP H11148603 A JPH11148603 A JP H11148603A
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deaerator
flow rate
inlet
outlet
temperature
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Mitsuko Toi
充子 遠井
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Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
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    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化炉側と熱交換を行う復水予熱器から脱
気器に復水を供給する場合に、排熱回収ボイラの配管の
腐食及び脱気器のフラッディングを防止できる石炭・残
渣油ガス化複合発電プラントの制御装置を提供すること
である。 【解決手段】 演算器10は、脱気器5の入口給水温度
と脱気器5に流入する給水流量と中圧節炭器6の出口給
水温度とに基づいて脱気器5の入口給水温度が排熱回収
ボイラ2内配管の腐食を防止するに適した温度になるよ
うに中圧節炭器6出口から脱気器5入口に加える分岐水
の流量を演算し、中圧節炭器6出口から脱気器5入口に
加える分岐水流量が演算器10で演算された値になるよ
うに分岐水流量調節弁11を調整する。これにより、排
熱回収ボイラ2内配管近傍の排ガス温度を硫酸露点より
も高温に保ち、配管の腐食を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭や残渣油等を
ガス化炉でガス化し、これを燃料として複数のガスター
ビンを運転すると共にガスタービンから排出される排熱
を利用して複数の蒸気タービンを運転する多軸型の石炭
・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインドサイクル発電プラン
トにおいては、燃料としてLNG(液化天然ガス)を使
用しているので、燃料の切り替えや他のプラントとの熱
交換等は必要がない。また、他のプラントとの水や蒸気
のやり取りが存在しなかったため、起動時や非常時にお
いては発電プラント内のみで柔軟に対応することが可能
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石炭・
残渣油ガス化複合発電プラントにおいては、ガス化炉側
と熱交換を行う復水予熱器を有しており、この復水予熱
器を通った復水が脱気器に供給されるように構成されて
いる。この場合、ガス化炉の起動時及びガス化炉のトリ
ップ等でガスの供給が停止する非常時においては、燃料
を灯油に切り替える必要がある。
【0004】また、この石炭・残渣油ガス化複合発電プ
ラントにおいては、コンバインド発電プラントとガス化
炉プラントとの熱交換、及び水や蒸気のやり取りが複雑
であり、ガス化炉が停止した場合には様々な問題が生じ
てくる。その問題の一つとして、復水器と脱気器間にあ
る復水予熱器の熱交換停止による脱気器の入口給水温度
の低下が考えられる。
【0005】この復水予熱器はガス化炉側より熱を受け
取るが、起動時及び非常時にはガス化炉からの熱供給が
停止されるため、脱気器の入口給水温度が通常運転時よ
りもかなり低下する。その温度低下により排熱回収ボイ
ラ(HRSG)内の配管近傍の排ガス温度が硫酸露点以
下に低下したとすると、硫酸ミストが発生し配管が腐食
するおそれがある。
【0006】また、非常時における急激な脱気器の入口
給水温度の低下により脱気器内の飽和圧力が低下したと
すると、その脱気器内の圧力を上げるために上流配管か
らの補助蒸気流量が急激に増加し、脱気器内の圧力が変
動するフラッディングが発生する。
【0007】本発明の目的は、ガス化炉側と熱交換を行
う復水予熱器から脱気器に復水を供給する場合に、排熱
回収ボイラの配管の腐食及び脱気器のフラッディングを
防止できる石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置は、石
炭や残渣油等をガス化炉でガス化しこれを燃料として複
数のガスタービンを運転し、ガスタービンから排出され
る排熱を利用して排熱回収ボイラで蒸気を発生させて蒸
気タービンを運転すると共に、復水予熱器でガス化炉側
と熱交換を行い排熱回収ボイラの脱気器に給水を供給す
るようにした石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制
御装置において、脱気器の入口給水温度を検出する第1
の温度検出器と、脱気器に流入する給水流量を検出する
流量検出器と、排熱回収ボイラの中圧節炭器の出口給水
温度を検出する第2の温度検出器と、脱気器の入口給水
温度と脱気器に流入する給水流量と中圧節炭器の出口給
水温度とに基づいて脱気器の入口給水温度が排熱回収ボ
イラ内配管の腐食を防止するに適した温度になるように
中圧節炭器出口から脱気器入口に加える分岐水の流量を
演算する演算器と、中圧節炭器出口から脱気器入口に加
える分岐水流量が演算器で演算された値になるように調
整する分岐水流量調節弁とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置では、演算器は、脱気器
の入口給水温度と脱気器に流入する給水流量と中圧節炭
器の出口給水温度とに基づいて脱気器の入口給水温度が
排熱回収ボイラ内配管の腐食を防止するに適した温度に
なるように中圧節炭器出口から脱気器入口に加える分岐
水の流量を演算し、中圧節炭器出口から脱気器入口に加
える分岐水流量が演算器で演算された値になるように分
岐水流量調節弁を調整する。これにより、排熱回収ボイ
ラ内配管近傍の排ガス温度を硫酸露点よりも高温に保
ち、配管の腐食を防止する。
【0010】請求項2の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置は、請求項1に記載の石
炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置におい
て、中圧節炭器出口からの分岐水に代えて、排熱回収ボ
イラの高圧節炭器出口からの分岐水を使用するようにし
たことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置では、請求項1の発明に
係わる石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置
の作用に代えて、中圧節炭器出口ではなく高圧節炭器出
口の分岐水を使用して脱気器の入口給水温度を制御す
る。これにより、排熱回収ボイラ内配管近傍の排ガス温
度を硫酸露点よりも高温に保ち、配管の腐食を防止す
る。
【0012】請求項3の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置は、請求項1に記載の石
炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置におい
て、中圧節炭器出口から脱気器入口に加える分岐水流量
が演算器で演算された値になるように調整する分岐水流
量調節弁に加えて、排熱回収ボイラの高圧節炭器出口か
ら脱気器入口に加える分岐水流量が演算器で演算された
値になるように調整する第2の分岐水流量調節弁を設
け、演算器は、ある運転時点におけるサイクル全体の効
率の最適化により中圧節炭器出口あるいは高圧節炭器出
口のいずれの分岐水を使用するかを決定し、その運転時
点における最適な分岐水により脱気器の入口給水温度を
制御するようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置では、請求項1に記載の
石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置の作用
に代えて、演算器は、高圧節炭器あるいは中圧節炭器の
出口の分岐水のうち、その運転時点において最適な方を
使用し脱気器の入口給水温度を制御する。これにより、
排熱回収ボイラ内配管近傍の排ガス温度を硫酸露点より
も高温に保ち配管の腐食を防止すると共に、サイクル全
体の効率を高める。
【0014】請求項4の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置は、請求項1から3のい
ずれか1項に記載の石炭・残渣油ガス化複合発電プラン
トの制御装置において、脱気器内の圧力が低下したとき
に脱気器に供給する補助蒸気流量を調節するための蒸気
流量調節弁を制御し脱気器内に流入する補助蒸気流量の
急激な変動を抑制するコントローラを備えたことを特徴
とする。
【0015】請求項4の発明に係わる石炭・残渣油ガス
化複合発電プラントの制御装置では、請求項1から3の
いずれか1項に記載の石炭・残渣油ガス化複合発電プラ
ントの制御装置の作用に加え、コントローラよる蒸気流
量調節弁の制御により脱気器内の圧力を安定させ、脱気
器のフラッディングを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成図
である。復水予熱器1はガス化炉と熱交換を行って復水
ポンプ4からの復水を加熱し、排熱回収ボイラ2の脱気
器5に供給するものである。すなわち、復水ポンプ4を
出た復水は、復水予熱器1で加熱された後に排熱回収ボ
イラ2の脱気器5に給水される。
【0017】脱気器5には、蒸気流量調節弁9を有した
脱気器入口補助蒸気管8が接続されている。この蒸気流
量調節弁9は、脱気器5内の圧力を一定に保つために脱
気器入口補助蒸気管8からの脱気器5への入口補助蒸気
流量を調整するものであり、コントローラ14により制
御される。
【0018】脱気器5を出た蒸気は低圧蒸気として放出
され、一方、給水はボイラ給水ポンプ3によって高圧給
水及び中圧給水に加圧される。中圧給水は中圧節炭器6
で加熱され、また高圧給水は高圧節炭器7で加熱され
る。そして、それぞれ各蒸発器で蒸気となり、さらに過
熱器(図示せず)で加熱されて蒸気タービンに送られ
る。
【0019】また、中圧節炭器6の出力側には分岐水流
量調節弁11が設けられ、この分岐水流量調節弁11
は、中圧節炭器6の出口から脱気器5の入口に加える分
岐水流量が排熱回収ボイラ内配管の腐食を防止するに適
した温度になるように開度調整される。
【0020】すなわち、演算器10には、第1の温度検
出器12aで検出された脱気器5の入口給水温度と、流
量検出器13で検出された脱気器5に流入する給水流量
と、第2の温度検出器12bで検出された排熱回収ボイ
ラ2の中圧節炭器6の出口給水温度とが入力され、演算
器10は、これら脱気器5の入口給水温度と脱気器5に
流入する給水流量と中圧節炭器6の出口給水温度とに基
づいて、脱気器5の入口給水温度が排熱回収ボイラ2内
の配管の腐食を防止するに適した温度になるように、中
圧節炭器6の出口から脱気器5の入口に加える分岐水の
流量を演算し、分岐水流量調節弁11を制御する。
【0021】次に、起動時及び非常時においては、復水
予熱器1ではガス化炉との熱交換が行われない。このた
め、復水ポンプ4を経た復水は、予熱されないままに脱
気器5に給水される。演算器10は、脱気器5の入口の
第1の温度検出器12a、流量検出器13、中圧節炭器
6の出口の第2の温度検出器12bの検出信号を入力
し、これら入力信号に基づいて中圧節炭器6の出口の分
岐管の最適流量を算出する。そして、分岐管に設けられ
ている分岐水節弁11に出力信号を送り、脱気器5の給
水温度を制御する。
【0022】また、通常運転から非常時の灯油運転への
移行時において、復水予熱器1におけるガス化炉との熱
交換が急激に停止されると、脱気器5の入口給水温度が
急激に低下する。このようにして脱気器5内の飽和圧力
が低下した場合に、コントローラ14は蒸気流量調節弁
9を操作し脱気器5へ供給される補助蒸気流量の急激な
変動を抑制する。
【0023】以上述べたように、この第1の実施の形態
によれば、排熱回収ボイラ2内の配管近傍の排ガスを硫
酸露点より高温に保つので、配管の腐食を防ぐことが可
能となる。また、脱気器5内の圧力を安定させるので脱
気器5のフラッディングを防止することが可能となる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、中圧節炭器6の代わりに高圧節炭器7の
分岐水を使用したものである。その他の構成は、図1に
示した第1の実施の形態と同一であるので、同一部分に
は同一符号を付しその説明は省略する。
【0025】図2において、演算器10は、中圧節炭器
6出口ではなく高圧節炭器7出口の分岐水の温度を第2
の温度検出器12bで検出し、高圧節炭器7出口側に設
けられた分岐水流量調節弁11を調節して分岐水流量を
制御し、脱気器5の入口給水温度を制御する。これによ
り、排熱回収ボイラ2内配管近傍の排ガス温度を硫酸露
点よりも高温に保ち、配管の腐食を防止する。
【0026】この第2の実施の形態によれば、排熱回収
ボイラ2内の配管近傍の排ガスを硫酸露点より高温に保
ち、配管の腐食を防ぐことが可能となり、また、コント
ローラ14により、脱気器5内の圧力を安定させるので
脱気器5のフラッディングを防止できる。
【0027】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、中圧節炭器6出口から脱気器5入口に分
岐水を供給する分岐水流量調節弁11aに加えて、高圧
節炭器7出口から脱気器5入口に分岐水を供給する第2
の分岐水流量調節弁11bを設けたものである。そし
て、演算器10により、ある運転時点におけるサイクル
全体の効率の最適化により中圧節炭器6出口あるいは高
圧節炭器7出口のいずれの分岐水を使用するかを決定
し、その運転時点における最適な分岐水により脱気器5
の入口給水温度を制御するようにしたものである。
【0028】図3において、演算器10はある運転時点
におけるサイクル全体の効率の最適化により、第1の温
度検出器12a及び流量検出器13の入力信号に基づい
て、中圧節炭器6あるいは高圧節炭器7のいずれの出口
分岐水を使用するかを決定し、中圧節炭器6の出口分岐
水を使用すると決定したときは、第2の温度検出器12
bの検出信号を入力し、中圧節炭器6の出口の分岐管の
最適流量を算出する。そして、分岐管に設けられている
分岐水流量調節弁11aに出力信号を送り、脱気器5の
給水温度を制御する。一方、高圧節炭器7の出口分岐水
を使用すると決定したときは、第3の温度検出器12c
の検出信号を入力し、高圧節炭器7の出口の分岐管の最
適流量を算出する。そして、分岐管に設けられている分
岐水流量調節弁11bに出力信号を送り、脱気器5の給
水温度を制御する。
【0029】この第3の実施の形態によれば、排熱回収
ボイラ2内の配管近傍の排ガスを硫酸露点より高温に保
つことができ、配管の腐食を防ぐと共にサイクル全体の
効率をさらに高めることが可能となる。また、コントロ
ーラ14により脱気器5内の圧力を安定させるので脱気
器5のフラッディングを防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、中圧節炭器出口の最適化された分岐水を脱気器入
口給水に加え、脱気器入口給水温度を制御するので、排
熱回収ボイラ内の配管近傍の排ガスを硫酸露点より高温
に保ち、配管の腐食を防ぐことが可能となる。
【0031】請求項2の発明によれば、高圧節炭器出口
の最適化された分岐水を脱気器入口給水に加え、脱気器
入口給水温度を制御するので、排熱回収ボイラ内の配管
近傍の排ガスを硫酸露点より高温に保ち、配管の腐食を
防ぐことが可能となる。
【0032】請求項3の発明によれば、サイクル全体の
効率を考慮し最適化された中圧あるいは高圧の節炭器出
口の分岐水を脱気器入口給水に加え、脱気器入口給水温
度を制御するので、配管の腐食を防ぐと共にサイクル全
体の効率を高めることが可能となる。
【0033】請求項4の発明によれば、請求項1または
請求項2または請求項3の発明の効果に加え、コントロ
ーラにより脱気器内の圧力を安定させるので脱気器のフ
ラッディングを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる石炭・残渣
油ガス化複合発電プラントの制御装置の説明図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わる石炭・残渣
油ガス化複合発電プラントの制御装置の説明図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わる石炭・残渣
油ガス化複合発電プラントの制御装置の説明図。
【符号の説明】 1 復水予熱器 2 排熱回収ボイラ 3 ボイラ給水ポンプ 4 復水ポンプ 5 脱気器 6 中圧節炭器 7 高圧節炭器 8 脱気器入口補助蒸気管 9 蒸気流量調節弁 10 演算器 11 分岐水流量調整弁 12 温度検出器 13 流量検出器 14 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭や残渣油等をガス化炉でガス化しこ
    れを燃料として複数のガスタービンを運転し、ガスター
    ビンから排出される排熱を利用して排熱回収ボイラで蒸
    気を発生させて蒸気タービンを運転すると共に、復水予
    熱器で前記ガス化炉側と熱交換を行い前記排熱回収ボイ
    ラの脱気器に給水を供給するようにした石炭・残渣油ガ
    ス化複合発電プラントの制御装置において、前記脱気器
    の入口給水温度を検出する第1の温度検出器と、前記脱
    気器に流入する給水流量を検出する流量検出器と、前記
    排熱回収ボイラの中圧節炭器の出口給水温度を検出する
    第2の温度検出器と、前記脱気器の入口給水温度と前記
    脱気器に流入する給水流量と前記中圧節炭器の出口給水
    温度とに基づいて前記脱気器の入口給水温度が前記排熱
    回収ボイラ内配管の腐食を防止するに適した温度になる
    ように前記中圧節炭器出口から前記脱気器入口に加える
    分岐水の流量を演算する演算器と、前記中圧節炭器出口
    から前記脱気器入口に加える分岐水流量が前記演算器で
    演算された値になるように調整する分岐水流量調節弁と
    を備えたことを特徴とする石炭・残渣油ガス化複合発電
    プラントの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の石炭・残渣油ガス化複
    合発電プラントの制御装置において、前記中圧節炭器出
    口からの分岐水に代えて、前記排熱回収ボイラの高圧節
    炭器出口からの分岐水を使用するようにしたことを特徴
    とする石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の石炭・残渣油ガス化複
    合発電プラントの制御装置において、前記中圧節炭器出
    口から前記脱気器入口に加える分岐水流量が前記演算器
    で演算された値になるように調整する分岐水流量調節弁
    に加えて、前記排熱回収ボイラの高圧節炭器出口から前
    記脱気器入口に加える分岐水流量が前記演算器で演算さ
    れた値になるように調整する第2の分岐水流量調節弁を
    設け、前記演算器は、ある運転時点におけるサイクル全
    体の効率の最適化により前記中圧節炭器出口あるいは前
    記高圧節炭器出口のいずれの分岐水を使用するかを決定
    し、その運転時点における最適な分岐水により前記脱気
    器の入口給水温度を制御するようにしたことを特徴とす
    る石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置におい
    て、前記脱気器内の圧力が低下したときに前記脱気器に
    供給する補助蒸気流量を調節するための蒸気流量調節弁
    を制御し前記脱気器内に流入する補助蒸気流量の急激な
    変動を抑制するコントローラを備えたことを特徴とする
    石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置。
JP32972497A 1997-11-14 1997-11-14 石炭・残渣油ガス化複合発電プラントの制御装置 Pending JPH11148603A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008014142A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The ボイラユニット起動中における補助ボイラトリップ時の対応方法
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