JP2002129910A - ガス化複合発電プラントの制御装置 - Google Patents

ガス化複合発電プラントの制御装置

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JP2002129910A
JP2002129910A JP2000330678A JP2000330678A JP2002129910A JP 2002129910 A JP2002129910 A JP 2002129910A JP 2000330678 A JP2000330678 A JP 2000330678A JP 2000330678 A JP2000330678 A JP 2000330678A JP 2002129910 A JP2002129910 A JP 2002129910A
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control device
gasification
pressure
control
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Takushi Yamazaki
卓志 山崎
Kazue Nagata
一衛 永田
Hiroyuki Inubushi
裕之 犬伏
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化複合発電プラントをガス化炉リード方
式で制御する場合に、負荷指令の変化に対しガス化プラ
ントでのガス発生量の追従性を向上させることができる
ガス化複合発電プラントの制御装置を提供することであ
る。 【解決手段】 負荷制御装置は、複合発電プラントの発
電機出力と負荷指令との偏差に基づいて負荷制御信号を
作成すると共に、負荷指令の関数値で示される先行制御
指令を作成する。そして、負荷制御信号にその先行制御
指令を加算してガス化炉制御装置に出力する。先行制御
指令によりガス化炉への燃料投入が早まるため圧力制御
点より上流のガス圧力の上昇が早まり従って負荷制御性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料をガス化する
ガス化プラントと複合発電プラントとを組み合わせたガ
ス化複合発電プラントの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー資源の有効利用や多様化を背
景に、ガスタービンと蒸気タービンとを組み合わせた複
合発電プラントに、燃料をガス化するガス化プラントを
組み合わせたガス化複合発電プラント(IGCC)が開
発されている。
【0003】ガス化複合発電プラントは、高い発電効率
および環境適合性、さらには広範囲の燃料への適合性の
面から注目され、最近のガスタービンの高温化による発
電効率の向上により、益々、将来の有望な発電形態とし
て期待されている。
【0004】ガス化複合発電プラントは、ガス化炉およ
びガス精製を有したガス化プラントと、ガスタービンお
よび蒸気タービンを有した複合発電プラントとから構成
される大規模かつ複雑なプラントであるが、中型火力の
運用形態として高速かつ確実な負荷応答性が要求されて
いる。
【0005】ガス化複合発電プラントは、使用されるガ
ス化炉の形式や、脱塵装置と脱硫装置とから成るガス精
製プラントの方式により、様々なプラントが考えられ
る。以下の説明では、その一例として石炭スラリまたは
残渣油等の液体のガス化燃料供給を取り上げ、ガス化剤
としては酸素を使用した中カロリーガス化を行うガス化
炉のものについて説明する。
【0006】図14は、一般的なガス化複合発電プラン
トの系統構成を示す系統図である。ガス化複合発電プラ
ントは、大別してガス化プラント28と複合発電プラン
ト25とからなっている。ガス化炉1はガス化ガス(精
製ガスに対して粗ガスと呼ばれる)を発生する設備であ
る。ガス化炉1では、ガス化炉燃料制御弁2(可変速の
燃料チャージポンプの場合もあるが説明の簡略化のため
に制御弁として以下説明する)を経てガス化燃料が投入
され、また、酸素発生設備にて生成されたガス化剤であ
る酸素ガスが酸素流量制御弁3を経て投入され、ガス化
炉1内での水性ガス化反応により、可燃性ガスであるC
O,H2を含む高温の粗ガス(約1000℃)が生成され
る。
【0007】ガス化炉1で作り出された粗ガスは、スク
ラバー等で構成される脱塵装置4に入り、ここでガス中
に含まれる灰等の微粒子が取り除かれ、ガスクーラ5を
介して脱硫装置6に送り込まれる。ガスクーラ5は後段
の脱硫装置6の入口許容温度まで粗ガスを冷却する。こ
の粗ガスは、例えば石炭の場合には、多いもので約数%
(石炭中の比率)の硫黄が含まれ、この粗ガス中の硫黄
分は脱硫装置6で脱硫される。この脱硫後のガス化ガス
は、きれいに精製された精製ガスとして複合発電プラン
ト25へ送られる。
【0008】ガスタービン入口部には、ガス圧力の異常
上昇時の保護用として、圧力逃しラインが設けられ、ガ
ス圧力検出器27の圧力信号がフレア圧力上限設定値を
オーバするときは、フレア圧力コントローラ14により
フレア弁13を介してフレアスタック12へ余剰のガス
を逃がし、ガス圧力の上昇を防止し機器の保護をする。
【0009】複合発電プラント25では、燃料流量制御
弁8を経てガスタービン設備の燃焼器10に送られる。
ここでガスタービンの圧縮機11で大気から昇圧された
空気により燃焼し、この燃焼ガスはガスタービン9に送
り込まれ、ガスタービン9の駆動により発電機22で発
電する。発電機22の出力は発電機出力検出器31で検
出される。
【0010】ガスタービン9の燃焼器10には、補助燃
料ラインが接続されており、ガス圧力がガスタービンの
燃料切り替え下限値を下回る場合には、ガスタービン9
への燃料供給が燃料流量制御弁8での精製ガスから補助
燃料流量制御弁7の補助燃料に自動的に切り替えられ、
補助燃料でのガスタービン運転となる。この時は、燃料
流量制御弁8は全閉となる。
【0011】ガスタービン9を駆動後の燃焼ガスは、高
温(約600℃)であるため、排ガスダクト9aを通じ
排熱回収ボイラ(HRSG)15に送り出され、ここで
熱回収され煙突24から低温の排ガス(約100℃)と
して大気に放出される。排熱回収ボイラ15は、排ガス
の流れに従って、スーパヒータ16、リヒータ26、エ
バポレータ18、エコノマイザ17と呼ばれる水または
蒸気の熱交換器が順次配置されガスタービン9の排ガス
エネルギの熱回収がなされる。
【0012】エバポレータ18によって熱回収により発
生した蒸気は蒸気ドラム19からスーパヒータ16を介
して、過熱蒸気(乾き蒸気の状態で)となって、蒸気加
減弁20を介して蒸気タービン21に送られる。この乾
き蒸気は蒸気タービン21を駆動し発電機22を駆動し
て復水器23に至る。蒸気タービン21で仕事をした低
圧の湿り蒸気は復水器23で水となり、排熱回収ボイラ
15のエコノマイザ17に送られ、再度蒸気となるサイ
クルを繰り返す。
【0013】ここで、複数基のガス化プラント28およ
び複数基の複合発電プラント25を一つのガス化複合発
電プラントとして構成する場合もある。図15は、3基
のガス化プラント28と2基の複合発電プラントとから
なる多系列のガス化複合発電プラントの系統構成図であ
り、図15に示したものでは、2台の脱硫装置6を共用
して各々の複合発電プラント25に精製ガスを供給する
場合を示している。
【0014】以上のようなガス化複合発電プラントにお
いては、ガスタービン9と蒸気タービン21とで駆動さ
れる発電機22によって発電が行われ、この出力調整は
ガスタービン9の燃料流量制御弁8および蒸気タービン
21の蒸気加減弁20で行われる。さらに、ガス化炉1
のガス化燃料制御弁2と酸素流量制御弁3との調節によ
ってガス化ガス発生量を調節してガス圧力を上昇させ、
2次的にガスタービン9への燃料流量を増加させてガス
タービン9の出力を制御する。
【0015】これら3つの操作端のうち、蒸気タービン
21の蒸気加減弁20は、排熱回収ボイラ15でのエネ
ルギー伝達の応答遅れが大きいこと、蒸気加減弁20を
全開にして変圧運用とした方が全体効率も良いことから
開度一定の運用が行なわれ、全体の負荷運用は、ガスタ
ービン9の燃料流量制御弁8とガス化炉1のガス化燃料
制御弁2の2つが主たるプラント全体負荷制御の操作端
となる。なお、酸素流量制御弁3は、ガス化燃料制御弁
2への指令に対応して自動制御されている。
【0016】プラント全体としての負荷運用で望ましい
のは、負荷応答をいかに高速に、かつ安定に、さらに大
きな負荷変化巾でも安定に負荷追従ができることであ
る。この負荷変化の過程で、機器の制限にかからないよ
うにプラントのパラメータを適正範囲内に収めながら負
荷変化を行うことが極めて重要である。
【0017】すなわち、プラント全体の負荷変化は、ガ
スタービン9の燃料流量制御弁8とガス化炉1のガス化
燃料制御弁2とを操作端として制御を行なう。制御目標
は発電電力とガス圧力である。ガス圧力の安定とは、ガ
ス化炉1からの発生ガス量とガスタービン設備での消費
ガス量とがアンバランスとなった際に生ずる圧力の上昇
または下降を制限内に抑え、ガス圧力を一定に制御する
ことである。このようにガス化複合発電プラントの制御
においては負荷指令に基づきガスタービン9の燃料流
量、またはガス化炉1のガス発生量をガス圧力(図10
に示すガス圧力検出器27での検出圧力)の変動を許容
範囲内に抑えながら制御することが重要となる。
【0018】ガス圧力には上限下限の制限があり、制御
不調時あるいは過大な負荷変化要求等によりガス圧力が
制御し切れなくなった場合は、次の様に処置されてい
る。ガス圧力がフレア圧力上限設定値をオーバするとき
は、フレア圧力コントローラ14により、フレア弁13
を介してフレアスタック12へ余剰のガスを逃がしガス
圧力の上昇を防止し機器の保護をする。一方、ガス圧力
がガスタービンの燃料切り替え下限値を下回る場合に
は、補助燃料流量制御弁7が開き燃料流量制御弁8での
精製ガスから補助燃料に自動的に切り替えられ、補助燃
料でのガスタービン運転となる。この時は、燃料流量制
御弁8は全閉となる。このような圧力過大または過小
は、負荷制御により圧力を最適に制御することにより防
止することができ、これがガス化複合発電プラントの円
滑な負荷運用には重要なことである。
【0019】一般の火力発電所の場合には、発電電力と
蒸気圧力が主要な被制御量として制御されており、蒸気
タービンの加減弁及びボイラへの燃料投入量へのフィー
ドバックのかけ方で、タービンフォロー方式とタービン
リード方式とがあることが知られている。
【0020】ガス化複合発電プラントの場合にも、被制
御量である発電出力とガス圧力とを操作量であるガス化
炉1へのガス化燃料流量(ガス化燃料に伴い酸素流量が
制御される)とガスタービン9への燃料流量に対してど
のようにフィードバックするかにより、例えば、図16
に示すガス化リード方式や図17に示すガスタービンリ
ード方式がある。
【0021】図16は、ガス化炉リード方式によるガス
化複合発電プラントの制御装置のブロック構成図であ
り、一般火力のタービンフォロー方式に対応する。負荷
制御装置32は、発電機出力検出器31からの発電機出
力MW1と負荷設定器34からの負荷指令MW0とによ
って負荷制御信号aを演算し、ガス化炉制御装置38に
出力する。ガス化炉制御装置38は入力した負荷制御信
号aに基づきガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化炉
1への燃料投入量を調節する。そして、これに伴い変化
するガス圧力P1をガス圧力検出器27で検出し、圧力
制御装置40は圧力設定器35からの圧力設定値P0と
の偏差に基づいて圧力制御信号bを演算し、ガスタービ
ン制御装置33を介して燃料流量制御弁8を調整する。
これによって、ガスタービン9でのガス消費量を調節す
る。
【0022】図17は、ガスタービンリード方式による
ガス化複合発電プラントの制御装置のブロック構成図で
あり、一般火力のタービンリード方式に対応する。負荷
制御装置32は、発電機出力検出器31からの発電機出
力MW1と負荷設定器34からの負荷指令MW0とによ
って負荷制御信号aを演算し、ガスタービン制御装置3
3に出力する。ガスタービン制御装置33は入力した負
荷制御信号aに基づき燃料流量制御弁8を制御してガス
タービン9の燃料消費量を調節する。一方、ガス圧力を
ガス圧力検出器27によって検出し、圧力制御装置40
は圧力設定器35からの圧力設定値P0との偏差に基づ
いて圧力制御信号bを演算し、ガス化炉制御装置38を
介してガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化炉1への
ガス化燃料流量の調節を行う。
【0023】これらガスタービンリード方式およびガス
化炉リード方式については、例えば、特公平2−450
10号公報や、電気学会論文(五嶋、永田他著:石炭ガ
ス化複合発電プラントの負荷追従性の検討 電気論B、
110巻10号、平成2年)にも紹介されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの制
御方式にはそれぞれ特徴があり、図16に示すガス化炉
リード方式では、負荷指令MW0の変化によりガス化炉
1への燃料の投入量が増えるため、系内のガス圧力は上
昇するが、ガスタービン入口での圧力の変化には大きな
遅れがあり、このためMW出力の増加は遅い。なお、ガ
スタービン9の圧力修正は、ガスタービン流量制御弁8
の動作が速いため、ガス圧力は、安定にほぼ目標値通り
に制御される。
【0025】一方、図17に示すガスタービンリード方
式では、負荷指令MW0の変化により、まずガスタービ
ン9のガス消費量を増やすので、発電機出力MW1は負
荷指令MW0には高速で追従するが、系内のガス圧力は
大きく低下する。ガス化炉1への燃料の増加に対して、
ガス精製系の大きな体積による遅れにより、ガス圧力の
変化は負荷指令MW0の負荷変化巾に比例して大きくな
る。
【0026】この中でガス化炉リード方式は圧力の安定
性の観点から活用の機会が多いが、さらに負荷応答性を
改善したいという要求がある。図18は、ガス化炉リー
ド方式での負荷変化の過程を示す特性図である。X軸は
ガス化炉からガスタービン入口までの体積、Y軸は各部
位での圧力を負荷変化をパラメータに示したものであ
る。
【0027】すなわち、負荷変化が50%負荷から10
0%負荷までの負荷上昇時の圧力変化を示しており、特
性曲線C1は50%負荷時(負荷上昇開始前)で、特性
曲線C2は100%負荷上昇完了時を示す。また、X軸
上にそれぞれの部位の名称を注釈で入れている。左より
ガス化炉出口、脱硫装置入口、燃料流量制御弁入口の各
位置ので体積である。この図18では、燃料流量制御弁
入口を圧力制御点としている。つまり、負荷をパラメー
タとした50%負荷の特性曲線C1から100%負荷の
特性曲線C2が交差する点であり、負荷が50%負荷か
ら100%負荷まで変化しても、その負荷変化に関係な
く一定圧力となるように圧力制御点の圧力が制御されて
いる。
【0028】負荷上昇時には特性曲線C1から特性曲線
C2となるようにガス化への燃料の投入がなされるが、
ガス化炉1へは100%負荷時の燃料流量まで変化させ
るのに加えて、実線の圧力上昇をさせるためのガスの保
有量の変化を行う燃料の投入が必要である。これが、ガ
ス化炉リード方式の場合の大きな体積による負荷応答遅
れとなっている。これは、ガス化プラント28の体積が
大きく、ここの部分の圧力を変化させるのに時間がかか
るためである。
【0029】このように、ガス化複合発電プラントをガ
ス化炉リード方式で制御する場合、MWデマンドの変化
に対し、ガス化プラント28でのガス発生量の追従性が
必ずしも良好ではなく、負荷指令に対して発電機出力の
追従性を向上させることが望まれている。
【0030】本発明の目的は、ガス化複合発電プラント
をガス化炉リード方式で制御する場合に、負荷指令の変
化に対しガス化プラントでのガス発生量の追従性を向上
させることができるガス化複合発電プラントの制御装置
を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
ガス化複合発電プラントの制御装置は、燃料を酸素と反
応させてガス化燃料を精製するガス化プラントと、前記
ガス化プラントからのガス化燃料を脱硫装置を介してガ
スタービンに導入し燃焼させて前記ガスタービンを駆動
し前記ガスタービンの排熱で発生した蒸気で蒸気タービ
ンを駆動するようにした複合発電プラントとを組み合わ
せたガス化複合発電プラントを制御するガス化複合発電
プラントの制御装置において、前記複合発電プラントの
発電機出力と負荷指令との偏差に基づいて負荷制御信号
を演算する負荷制御装置と、前記負荷制御装置からの負
荷制御信号に基づき前記ガス化プラントのガス化燃料制
御弁を調節しガス化炉への燃料投入量を制御するガス化
炉制御装置と、前記複合発電プラントのガスタービンに
供給するガス燃料のガス圧力と圧力設定値との偏差に基
づいて圧力制御信号を演算する圧力制御装置と、前記圧
力制御装置からの圧力制御信号に基づいて燃料流量制御
弁を調節し前記ガスタービンに供給する燃料流量を制御
するガスタービン制御装置とを備え、前記負荷制御装置
は、前記負荷指令の関数値で示される先行制御指令を作
成し前記負荷制御信号に前記先行制御指令を加算して前
記ガス化炉制御装置に出力することを特徴とする。
【0032】請求項1の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、負荷制御装置は、複合発
電プラントの発電機出力と負荷指令との偏差に基づいて
負荷制御信号を作成すると共に、負荷指令の関数値で示
される先行制御指令を作成する。そして、負荷制御信号
にその先行制御指令を加算してガス化炉制御装置に出力
する。先行制御指令によりガス化炉への燃料投入が早ま
るため圧力制御点より上流のガス圧力の上昇が早まり従
って負荷制御性が向上する。
【0033】請求項2の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1の発明において、前記負
荷制御装置は、前記負荷指令を微分した値の関数値で示
される変化率先行制御指令を作成し前記負荷制御信号に
前記変化率先行制御指令を加算して前記ガス化炉制御装
置に出力することを特徴とする。
【0034】請求項2の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1の発明の作用に
加え、負荷制御装置は、負荷指令を微分した値の関数値
で示される変化率先行制御指令を作成し、負荷制御信号
に変化率先行制御指令を加算してガス化炉制御装置に出
力する。負荷指令の微分信号によりガス化炉への燃料投
入が早まるため圧力制御点より上流のガス圧力の上昇が
早まり従って負荷制御性がさらに向上する。
【0035】請求項3の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1または請求項2の発明に
おいて、前記負荷制御装置は、前記負荷指令のスケジュ
ールに基づいてスケジュール先行制御指令を作成し前記
負荷制御信号に前記スケジュール先行制御指令を加算し
て前記ガス化炉制御装置に出力することを特徴とする。
【0036】請求項3の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1または請求項2
の発明の作用に加え、負荷制御装置は、負荷指令のスケ
ジュールに基づいてスケジュール先行制御指令を作成し
負荷制御信号にスケジュール先行制御指令を加算してガ
ス化炉制御装置に出力する。負荷指令のスケジュールに
従って、負荷変化前に早めに燃料投入を変化させるた
め、圧力制御点より上流のガス圧力の上昇が早まり従っ
て負荷制御性がさらに向上する。
【0037】請求項4の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1の発明において、前記負
荷制御装置は、前記燃料流量制御弁入口のガス圧力と圧
力設定値との偏差が予め定めた所定値より大きいとき
は、負荷制御信号に制限を加えることを特徴とする。
【0038】請求項4の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1の発明の作用に
加え、負荷制御装置は、燃料流量制御弁入口のガス圧力
と圧力設定値との偏差が予め定めた所定値より大きいと
きは、負荷制御信号が大きく変化しないように制限を加
える。ガスタービンの制約等で燃料流量が急減しガス圧
力が設定値に対して著しく高くなったことを検知したと
きは、ガス化プラントの負荷制御装置の負荷制御信号を
抑制しガス圧力を安定させる。
【0039】請求項5の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1の発明において、前記圧
力制御装置で使用する前記ガスタービンに供給するガス
燃料のガス圧力を検出する圧力検出器は、前記ガスター
ビンの燃料流量制御弁の上流の前記脱硫装置の出入口、
前記ガス化プラントの出口のいずれかに設置されること
を特徴とする。
【0040】請求項5の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1の発明の作用に
加え、圧力制御装置で使用するガスタービンに供給する
ガス燃料のガス圧力を検出する圧力検出器は、ガスター
ビンの燃料流量制御弁の上流の前記脱硫装置の出入口、
ガス化プラントの出口のいずれかに設置される。圧力検
出点が上流にあるほどガス圧力の負荷指令に対する追従
性が向上する。
【0041】請求項6の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1の発明において、前記圧
力制御装置で使用する前記ガスタービンに供給するガス
燃料の圧力設定値は、前記負荷指令の関数値で示される
値を用いることを特徴とする。
【0042】請求項6の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1の発明の作用に
加え、圧力制御装置で使用するガスタービンに供給する
ガス燃料の圧力設定値は、負荷指令の関数値で示される
値である。圧力設定値を負荷指令の関数とすることで、
負荷指令の変化に対する負荷追従性を向上させると共に
ガス圧力を安定に保つ。
【0043】請求項7の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置は、請求項1の発明において、前記負
荷指令の関数値で示される先行制御指令を、前記ガス化
プラントに酸素を供給する酸素発生設備の制御装置から
の制御指令に加算し、前記酸素発生設備の酸素発生量指
令とすることを特徴とする。
【0044】請求項7の発明に係わるガス化複合発電プ
ラントの制御装置においては、請求項1の発明の作用に
加え、負荷指令の関数値で示される先行制御指令を、ガ
ス化プラントに酸素を供給する酸素発生設備の制御装置
からの制御指令に加算し、酸素発生設備の酸素発生量指
令とする。負荷指令の変化に対する酸素発生設備での酸
素発生量の追従性が向上する。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わ
るガス化複合発電プラントの制御装置のブロック構成図
である。
【0046】ガス化複合発電プラントは、ガス化プラン
ト28および複合発電プラント25から構成される。図
1に示すガス化複合発電プラントは、図15に示す多系
列のガス化複合発電プラントを示しており、ガス化プラ
ント28は、ガス化炉1、脱塵装置4、ガスクーラ5等
から構成され、脱硫装置6および燃料流量制御弁8を介
して複合発電プラント25に接続されている。複合発電
プラントは、図14に示すように、ガスタービン9、排
熱回収ボイラ15、蒸気タービン21、発電機22等か
ら構成される。なお、図1では、説明の便宜上、ガス化
プラント28、脱硫装置6、複合発電プラント25はそ
れぞれ一基ずつ設置されたガス化複合発電プラントを示
している。
【0047】複合発電プラント25の発電機22の発電
機出力MW1は発電機出力検出器31で検出され、負荷
制御装置32の負荷コントローラ45に入力される。負
荷コントローラ45はPID演算要素を有し、負荷設定
器34からの負荷指令MW0との偏差に基づいて、発電
機出力MW1が負荷指令MW0になるような制御信号a
1を演算し加算器42に出力する。
【0048】一方、関数発生器30は負荷設定器34か
らの負荷指令MW0を入力し、負荷指令MW0の関数値
で示される先行制御指令s1を作成し加算器42に出力
する。関数発生器30の関数としては、例えば、比例関
数である一次関数を用いる。加算器42では負荷コント
ローラ45からの制御信号a1および関数発生器30か
らの先行制御指令s1を加算して負荷制御信号aとして
ガス化炉制御装置38に出力する。
【0049】ガス化炉制御装置38は入力した負荷制御
信号aに基づきガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化
炉1への燃料投入量を調節する。そして、これに伴い変
化する複合発電プラント25へのガス燃料のガス圧力P
1をガス圧力検出器27で検出し、圧力制御装置40に
て検出したガス圧力P1が圧力設定器35に設定された
圧力設定値P0になるような圧力制御信号bを演算し、
ガスタービン制御装置33に出力する。ガスタービン制
御装置33はこの圧力制御信号bに基づいて燃料流量制
御弁8を調整する。これによって、ガスタービン9での
ガス消費量が調節される。
【0050】負荷制御装置32の負荷コントローラ45
は、発電機出力MW1が負荷設定器34の負荷指令MW
0になるように、ガス化プラント28に供給されるガス
化燃料の制御を行う。つまり、負荷設定器34の負荷指
令MW0の増加(減少)に伴い燃料ガス量すなわちガス
圧力が増加(減少)し、その圧力変動分を圧力制御装置
40とガスタービン制御装置33とで制御する。これに
より発電機出力MW1が制御される。
【0051】そして、負荷制御装置32の関数発生器3
0において先行制御指令s1を負荷コントローラ45の
制御信号a1に加算することで、ガス化プラント28の
体積が大きいために圧力変化が遅れる事象を補償し、負
荷指令MW0の変化に伴う燃料ガス量(ガス圧力)の変
化の応答性を向上させ、さらには発電機出力MW1の追
従性を向上させる。
【0052】図2は、第1の実施の形態での負荷指令M
W0に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図
である。従来の特性曲線Xに対し、発電機出力MW1の
追従性が改善していることが分かる。
【0053】このように、本発明の第1の実施の形態に
よればガス化複合発電プラントをガス化炉リード方式で
制御している場合に、負荷指令MW0が変化した際の発
電機出力MW1の追従性が向上する。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第2の実施の形態に係わるガス化複
合発電プラントの制御装置のブロック構成図である。こ
の第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態
に対し、負荷設定器34からの負荷指令MW0の変化率
を検出する微分演算器36およびその変化率から変化率
先行制御指令s2を作成する関数発生器30aを追加し
て設けたものである。
【0055】複合発電プラント25の発電機22の発電
機出力MW1は発電機出力検出器31で検出され、負荷
制御装置32の負荷コントローラ45に入力される。負
荷コントローラ45はPID演算要素を有し、負荷設定
器34からの負荷指令MW0との偏差に基づいて、発電
機出力MW1が負荷指令MW0になるような制御信号a
1を演算し加算器42に出力する。
【0056】一方、負荷制御装置32の関数発生器30
は負荷設定器34からの負荷指令MW0を入力し、負荷
指令MW0の関数値で示される先行制御指令s1を作成
し加算器42に出力する。関数発生器30の関数として
は、例えば、比例関数である一次関数を用いる。
【0057】また、負荷制御装置32の微分演算器36
は負荷設定器34からの負荷指令MW0を入力し、負荷
指令MW0を微分してその変化率を求め関数発生器30
aに出力する。関数発生器30aはその変化率から変化
率先行制御指令s2を演算し加算器42に出力する。関
数発生器30aの関数としては、例えば、比例関数であ
る一次関数を用いる。
【0058】加算器42では、負荷コントローラ45か
らの制御信号a1、関数発生器30からの先行制御指令
s1および関数発生器30aからの変化率先行制御指令
s2を加算して負荷制御信号aとしてガス化炉制御装置
38に出力する。
【0059】ガス化炉制御装置38は入力した負荷制御
信号aに基づきガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化
炉1への燃料投入量を調節する。そして、これに伴い変
化する複合発電プラント25へのガス燃料のガス圧力P
1をガス圧力検出器27で検出し、圧力制御装置40に
て検出したガス圧力P1が圧力設定器35に設定された
圧力設定値P0になるような圧力制御信号bを演算し、
ガスタービン制御装置33に出力する。ガスタービン制
御装置33はこの圧力制御信号bに基づいて燃料流量制
御弁8を調整する。これによって、ガスタービン9での
ガス消費量が調節される。
【0060】図4は、第2の実施の形態での負荷指令M
W0に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図
である。従来の特性曲線Xに対し、発電機出力MW1の
追従性が改善していることが分かる。特に、第2の実施
の形態では、負荷コントローラ45からの負荷制御信号
a1に、負荷指令MW0の変化率に伴う変化率先行制御
信号s2が加味されているので、第1の実施の形態に対
し、さらに燃料ガス量(ガス圧力)の変化の応答性およ
び発電機出力MW1の追従性が向上している。
【0061】このように、第2の実施の形態によれば、
負荷制御装置32からの負荷制御信号aには、負荷指令
MW0のの変化率に伴う変化率先行制御信号s2が加味
されているので、さらに、燃料ガス量(ガス圧力)の変
化の応答性および発電機出力MW1の追従性が向上す
る。
【0062】なお、図3では、関数発生器30からの先
行制御指令s1および関数発生器30aからの変化率先
行制御指令s2を加算器42で加算しているが、プラン
トの特性によっては関数発生器30を削除、または関数
発生器30の出力を零とするようにしても良い。
【0063】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第3の実施の形態に係わるガス化複
発電プラントの制御装置のブロック構成図である。この
第3の実施の形態は、図3に示した第2の実施の形態に
対し、スケジュール設定装置37からの負荷指令スケジ
ュールMWSに基づいてスケジュール先行制御指令s3
を作成する関数発生器30bを追加して設け、加算器4
2で負荷コントローラ45からの制御信号a1にスケジ
ュール先行制御指令s3を加算するようにしたものであ
る。これにより、負荷指令MW0のスケジュールに従っ
て、負荷変化前に早めに燃料投入ができる。
【0064】複合発電プラント25の発電機22の発電
機出力MW1は発電機出力検出器31で検出され、負荷
制御装置32の負荷コントローラ45に入力される。負
荷コントローラ45はPID演算要素を有し、負荷設定
器34からの負荷指令MW0との偏差に基づいて、発電
機出力MW1が負荷指令MW0になるような制御信号a
1を演算し加算器42に出力する。
【0065】一方、負荷制御装置32の関数発生器30
は負荷設定器34からの負荷指令MW0を入力し、負荷
指令MW0の関数値で示される先行制御指令s1を作成
し加算器42に出力する。関数発生器30の関数として
は、例えば、比例関数である一次関数を用いる。
【0066】また、負荷制御装置32の微分演算器36
は負荷設定器34からの負荷指令MW0を入力し、負荷
指令MW0を微分してその変化率を求め関数発生器30
aに出力する。関数発生器30aはその変化率から変化
率先行制御指令s2を演算し加算器42に出力する。関
数発生器30aの関数としては、例えば、比例関数であ
る一次関数を用いる。
【0067】さらに、負荷制御装置32の関数発生器3
0bは、スケジュール設定装置37からの負荷指令スケ
ジュールMWSを入力してスケジュール先行制御指令s
3を作成し加算器42に出力する。ここで、スケジュー
ル設定装置37からの負荷指令スケジュールMWSは、
例えば、スケジュール計算機能を有する電子計算機にて
負荷変化を行う時刻が決定されている場合には、その負
荷変化を行う時刻の一定時間前にスケジュール変化信号
として出力される。
【0068】加算器42では、負荷コントローラ45か
らの制御信号a1、関数発生器30からの先行制御指令
s1、関数発生器30aからの変化率先行制御指令s2
および関数発生器30bからのスケジュール先行制御指
令s3を加算して負荷制御信号aとしてガス化炉制御装
置38に出力する。
【0069】ガス化炉制御装置38は入力した負荷制御
信号aに基づきガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化
炉1への燃料投入量を調節する。そして、これに伴い変
化する複合発電プラント25へのガス燃料のガス圧力P
1をガス圧力検出器27で検出し、圧力制御装置40に
て検出したガス圧力P1が圧力設定器35に設定された
圧力設定値P0になるような圧力制御信号bを演算し、
ガスタービン制御装置33に出力する。ガスタービン制
御装置33はこの圧力制御信号bに基づいて燃料流量制
御弁8を調整する。これによって、ガスタービン9での
ガス消費量が調節される。
【0070】図6は、第3の実施の形態での負荷指令M
W0に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図
である。従来の特性曲線Xに対し、発電機出力MW1の
追従性が改善していることが分かる。特に、第3の実施
の形態では、負荷コントローラ45からの負荷制御信号
a1に、負荷指令変化に伴うスケジュール先行制御信号
s3が加味されているので、第2の実施の形態に対し、
さらに燃料ガス量(ガス圧力)の変化の応答性および発
電機出力MW1の追従性が向上している。図6では、発
電機出力MW1が負荷指令MW0より先行して変化して
いる場合が示されている。
【0071】このように第3の発明の形態によれば、ス
ケジュール設定装置37からの負荷指令スケジュールM
WSに基づいて、負荷指令スケジュールMWS上で負荷
変化を行う時刻が決定されている場合に、その時刻の一
定時間前に先行的にスケジュール先行制御信号s3を出
力するので、負荷指令MW0が変化した際の発電機出力
の追従性が向上する。
【0072】なお、図5では、関数発生器30、30
a、30bからの3つの先行制御指令s1、s2、s3
を加算しているが、プラントの特性によっては関数発生
器30を削除した形態、または関数発生器30の出力を
零とした形態、あるいは関数発生器30aを削除した形
態、または関数発生器30aの出力を零とした形態でも
良い。
【0073】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第4の実施の形態に係わるガス化複
合発電プラントの制御装置のブロック構成図である。
【0074】複合発電プラント25の発電機22の発電
機出力MW1は発電機出力検出器31で検出され、負荷
制御装置32の負荷コントローラ45に入力される。負
荷コントローラ45はPID演算要素を有し、負荷設定
器34からの負荷指令MW0との偏差に基づいて、発電
機出力MW1が負荷指令MW0になるような制御信号a
1を演算し制御指令値制限器43に出力する。
【0075】この制御指令値制限器43は、制御制限判
定器39からの制限指令信号cに基づいて負荷コントロ
ーラ45からの制御信号a1に制限を加えるものであ
る。制御制限判定器39は、発電プラント25へのガス
燃料のガス圧力P1が圧力設定値P0より所定値より大
きい場合に負荷コントローラ45からの制御信号a1に
制限を加えるべく制御指令値制限器43に制限指令信号
cを出力する。
【0076】すなわち、圧力制御装置40の減算器44
は、ガス圧力検出器27で検出された複合発電プラント
25へのガス燃料のガス圧力P1と、圧力設定器35に
設定された圧力設定値P0との圧力偏差を制御制限判定
器39に出力する。制御制限判定器39は、ガス燃料の
ガス圧力P1と圧力設定値P0との圧力偏差が所定値以
下のときは、制御信号a1をそのまま負荷制御信号aと
してガス化炉制御装置38に出力し、ガス燃料のガス圧
力P1と圧力設定値P0との圧力偏差が所定値を超えた
ときは、制御指令値制限器43に制限指令信号cを出力
する。制御指令値制限器43は、制御制限判定器39か
らの制限指令信号cにより制御信号a1に制限を加え一
定値の負荷制御信号aをガス化炉制御装置38に出力す
る。
【0077】ガス化炉制御装置38は入力した負荷制御
信号aに基づきガス化炉燃料制御弁2を制御してガス化
炉1への燃料投入量を調節する。そして、これに伴い変
化する複合発電プラント25へのガス燃料のガス圧力P
1をガス圧力検出器27で検出し、圧力制御装置40に
て検出したガス圧力P1が圧力設定器35に設定された
圧力設定値P0になるような圧力制御信号bを演算し、
ガスタービン制御装置33に出力する。ガスタービン制
御装置33はこの圧力制御信号bに基づいて燃料流量制
御弁8を調整する。これによって、ガスタービン9での
ガス消費量が調節される。
【0078】すなわち、制御制限判定器39は、ガス燃
料のガス圧力P1と圧力設定値P0との圧力偏差が所定
値以内に収まっているか否か判定し、圧力偏差が所定値
から逸脱した場合には、制限指令信号cを制御指令値制
限器43に出力し負荷制御信号aに制限を掛ける。制御
指令値制限器43では、圧力偏差が所定値を逸脱した場
合には負荷制御信号aを保持(前回値にホールド)した
り、または一定値に切り替えたりする機能を有する。
【0079】これにより、ガスタービン9の制約等で複
合発電プラント25での燃料消費量が減少し、ガス圧力
が上昇した場合であっても、ガス化プラント28の圧力
上昇を防止して圧力を安定させ、安定した運転継続が可
能となる。以上の説明では、制御制限判定器39を負荷
制御装置32に設置したものを示したが、圧力制御装置
40に設置してもよい。
【0080】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第5の実施の形態に係わるガス化複
発電プラントの制御装置のブロック構成図である。この
第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に
対し、圧力制御装置40で使用するガスタービン9に供
給するガス燃料のガス圧力P1を検出する圧力検出器2
7は、ガスタービン9の燃料流量制御弁8の上流の脱硫
装置6の入口に設けたものである。その他の構成は、図
1に示す第1の実施の形態と同一であるので、同一要素
には、同一符号を付し重複する記載は省略する。
【0081】図9は、第5の実施の形態における負荷変
化の過程を示す特性図である。X軸はガス化炉からガス
タービン入口までの体積、Y軸は各部位での圧力を負荷
変化をパラメータに示したものである。
【0082】すなわち、ガス化プラント28のガス化炉
1からガスタービン9の入口までの体積をX軸にし、負
荷変化50%負荷から100%負荷までの負荷上昇時の
圧力変化を示しており、特性曲線C1は50%負荷時
(負荷上昇開始前)で、特性曲線C2は100%負荷上
昇完了時を示す。圧力制御点を脱硫装置6の入口とする
ことで、負荷変化時の脱硫装置入口以降の圧力分布に余
裕が生じる(図9の斜線部)。従って、この余裕分を負
荷変化時のガスタービン燃料消費量の増加分に使用でき
るため、負荷指令MW0に対する発電機出力MW1の追
従性が向上する。
【0083】この第5の実施の形態では、圧力制御点を
脱硫装置入口としたが、圧力制御点がガス化炉出口に近
ければ近いほど圧力分布の余裕(図9の斜線部)は大き
くなり追従性は向上する。
【0084】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図10は本発明の第6の実施の形態に係わるガス化
複発電プラントの制御装置のブロック構成図である。こ
の第6の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態
に対し、圧力設定器35に代えて関数発生器30cを設
け、圧力制御装置40で使用するガスタービン9に供給
するガス燃料の圧力設定値P0は、負荷指令MW0の関
数値で示される値としたものである。これにより、負荷
指令MW0の変化に対する負荷追従性を向上させると共
にガス圧力を安定に保つ。
【0085】関数発生器30cで作成した可変のガス圧
力設定値にて圧力制御を行うことにより、図11に示す
ように、負荷変化時に圧力が変動した際、圧力分布の余
裕(図11の斜線部)が発生し、この余裕分を負荷変化
時のガスタービン燃料消費量の増加分に使用できる。こ
のため負荷指令MW0に対する発電機出力MW1の追従
性が向上する。
【0086】以上の説明では、関数発生器30cで負荷
指令MW0の関数にてガス圧力設定値P0を作成した
が、関数発生器30cに代えて、図12に示すように、
負荷設定器34から設定値に対するバイアス値を作成す
る関数発生器30dと、プラント状態判定装置46から
のプラント状態に基づき関数発生器30dからのバイア
ス値を使用するか否かを判定する制御制限判定器39a
と、バイアス値を使用する場合はその値を、使用しない
場合は零を出力する制御指令値制限器43aと、予め圧
力設定器35に設定された圧力設定値にバイアス値を加
える加算器42aとを設けるようにしても良い。
【0087】なおプラントの特性によっては、制御制限
判定器39aと制御指令値制限器43aとを設置しなく
ても、あるいは制御制限判定器39aの出力を常に使用
状態とした場合も同等の効果を得る。
【0088】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図13は本発明の第7の実施の形態に係わるガス化
複合発電プラントの制御装置のブロック構成図である。
関数発生器30eは負荷指令MW0の関数値で示される
先行制御指令s4を、ガス化プラント28に酸素を供給
する酸素発生設備制御装置47からの制御指令dに加算
器42dで加算し、酸素発生設備29の酸素発生量指令
eとするようにしたものである。これにより、負荷指令
MW0の変化に対する酸素発生設備29での酸素発生量
の追従性が向上する。
【0089】この第7の実施の形態では、負荷指令MW
0に対する先行制御指令s4を酸素発生設備29の出力
に加えることにより、負荷指令MW0の変化に対する酸
素発生設備29での酸素発生量の追従性を向上させるこ
とが可能となる。
【0090】また、図13には示されていないが、図3
および図5に示した負荷指令MW0の変化率(微分値)
に対する変化率先行制御指令s2や、スケジュール計算
機能を有する電子計算機にて負荷変化を行う時刻が決定
されている場合、その時刻の一定時間前に出される負荷
設定値変化事前信号から作成されるスケジュール先行制
御指令s3を付加することにより、さらに酸素発生設備
29での酸素発生量の追従性を向上することが可能とな
る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
ス化複合発電プラントをガス化炉リード方式で制御する
場合、負荷指令の変化に対し、ガス化プラントでのガス
発生量の追従性を向上させることにより、負荷指令に対
する発電機出力の追従性を向上させることができる。さ
らにガスタービン側の制約によりガス圧力が変動した場
合にガス化プラントを安定に運転することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるガス化複合
発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態での負荷指令MW0
に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係わるガス化複合
発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態での負荷指令MW0
に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わるガス化複発
電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態での負荷指令MW0
に対する発電機出力MW1の応答特性を示す特性図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わるガス化複合
発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係わるガス化複発
電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図9】本発明の第5の実施の形態における負荷変化の
過程を示す特性図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係わるガス化複
発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図11】本発明の第6の実施の形態における負荷変化
の過程を示す特性図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わるガス化複
発電プラントの制御装置の他の一例のブロック構成図。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係わるガス化複
合発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図14】一般的なガス化複合発電プラントの系統構成
を示す系統図。
【図15】多系列のガス化複合発電プラントの系統構成
図。
【図16】従来のガス化炉リード方式によるガス化複合
発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図17】従来のガスタービンリード方式によるガス化
複合発電プラントの制御装置のブロック構成図。
【図18】ガス化炉リード方式での負荷変化の過程を示
す特性図。
【符号の説明】
1…ガス化炉、2…ガス化炉燃料制御弁、3…酸素流量
制御弁、4…脱塵装置、5…ガスクーラ、6…脱硫装
置、7…補助燃料流量制御弁、8…燃料流量制御弁、9
…ガスタービン、10…燃焼器、11…圧縮機、12…
フレアスタック、13…フレア弁13、14…フレア圧
力コントローラ、15…排熱回収ボイラ、16…スーパ
ヒータ、17…エコノマイザ、18…エバポレータ、1
9…蒸気ドラム、20…蒸気加減弁、21…蒸気タービ
ン、22…発電機、23…復水器、24…煙突、25…
複合発電プラント、26…リヒータ、27…ガス圧力検
出器、28…ガス化プラント、29…酸素発生設備、3
0…関数発生器、31…発電機出力検出器、32…負荷
制御装置、33…ガスタービン制御装置、34…負荷設
定器、35…圧力設定器、36…微分演算器、37…ス
ケジュール設定装置、38…ガス化炉制御装置、39…
制御制限判定器、40…圧力制御装置、42…加算器、
43…制御指令値制限器、44…、45…負荷コントロ
ーラ、46…プラント状態判定装置、47…酸素発生設
備制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01D 17/00 F01D 17/00 L Q N 17/04 17/04 17/08 17/08 A (72)発明者 犬伏 裕之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 3G071 BA04 BA07 BA11 FA01 FA03 FA05 HA02 HA03 HA04 3G081 BA02 BA13 BB00 BC07 BD00 DA22 DA26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を酸素と反応させてガス化燃料を精
    製するガス化プラントと、前記ガス化プラントからのガ
    ス化燃料を脱硫装置を介してガスタービンに導入し燃焼
    させて前記ガスタービンを駆動し前記ガスタービンの排
    熱で発生した蒸気で蒸気タービンを駆動するようにした
    複合発電プラントとを組み合わせたガス化複合発電プラ
    ントを制御するガス化複合発電プラントの制御装置にお
    いて、前記複合発電プラントの発電機出力と負荷指令と
    の偏差に基づいて負荷制御信号を演算する負荷制御装置
    と、前記負荷制御装置からの負荷制御信号に基づき前記
    ガス化プラントのガス化燃料制御弁を調節しガス化炉へ
    の燃料投入量を制御するガス化炉制御装置と、前記複合
    発電プラントのガスタービンに供給するガス燃料のガス
    圧力と圧力設定値との偏差に基づいて圧力制御信号を演
    算する圧力制御装置と、前記圧力制御装置からの圧力制
    御信号に基づいて燃料流量制御弁を調節し前記ガスター
    ビンに供給する燃料流量を制御するガスタービン制御装
    置とを備え、前記負荷制御装置は、前記負荷指令の関数
    値で示される先行制御指令を作成し前記負荷制御信号に
    前記先行制御指令を加算して前記ガス化炉制御装置に出
    力することを特徴とするガス化複合発電プラントの制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷制御装置は、前記負荷指令を微
    分した値の関数値で示される変化率先行制御指令を作成
    し前記負荷制御信号に前記変化率先行制御指令を加算し
    て前記ガス化炉制御装置に出力することを特徴とする請
    求項1に記載のガス化複合発電プラントの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷制御装置は、前記負荷指令のス
    ケジュールに基づいてスケジュール先行制御指令を作成
    し前記負荷制御信号に前記スケジュール先行制御指令を
    加算して前記ガス化炉制御装置に出力することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のガス化複合発電プ
    ラントの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷制御装置は、前記燃料流量制御
    弁入口のガス圧力と圧力設定値との偏差が予め定めた所
    定値より大きいときは、負荷制御信号に制限を加えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガス化複合発電プラン
    トの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力制御装置で使用する前記ガスタ
    ービンに供給するガス燃料のガス圧力を検出する圧力検
    出器は、前記ガスタービンの燃料流量制御弁の上流の前
    記脱硫装置の出入口、前記ガス化プラントの出口のいず
    れかに設置されることを特徴とする請求項1に記載のガ
    ス化複合発電プラントの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力制御装置で使用する前記ガスタ
    ービンに供給するガス燃料の圧力設定値は、前記負荷指
    令の関数値で示される値を用いることを特徴とする請求
    項1に記載のガス化複合発電プラントの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷指令の関数値で示される先行制
    御指令を、前記ガス化プラントに酸素を供給する酸素発
    生設備の制御装置からの制御指令に加算し、前記酸素発
    生設備の酸素発生量指令とすることを特徴とする請求項
    1に記載のガス化複合発電プラントの制御装置。
JP2000330678A 2000-10-30 2000-10-30 ガス化複合発電プラントの制御装置 Withdrawn JP2002129910A (ja)

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