JPH05248260A - 石炭ガス化複合発電プラント - Google Patents

石炭ガス化複合発電プラント

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JPH05248260A
JPH05248260A JP4710792A JP4710792A JPH05248260A JP H05248260 A JPH05248260 A JP H05248260A JP 4710792 A JP4710792 A JP 4710792A JP 4710792 A JP4710792 A JP 4710792A JP H05248260 A JPH05248260 A JP H05248260A
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JP
Japan
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air
gas turbine
coal gasification
gas
gasification furnace
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JP4710792A
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English (en)
Inventor
Narihisa Sugita
成久 杉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
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    • F01K23/02Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
    • F01K23/06Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/067Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle the combustion heat coming from a gasification or pyrolysis process, e.g. coal gasification
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンによって駆動される空気圧縮機
からの抽気空気などの顕熱の回収を高め、石炭ガス化複
合プラントの効率向上を可能とする。 【構成】 空気圧縮機からの抽気空気を、抽気空気管路
に設置した熱交換器、給水加熱器、中間冷却器にて冷却
し、ブースト圧縮機にて昇圧したのち、上記熱交換器に
て上記抽気空気の顕熱を回収して加熱し、蒸気加熱器に
てさらに加熱して石炭ガス化炉に送る。また上記中間冷
却器からの冷却された空気の1部を分岐して冷却空気管
路によりガスタービン高温部に送って該高温部を冷却す
る。したがって、ガスタービン高温部への冷却水の温度
を低くしてその量を低減することができ、かつ上記給水
加熱器で抽気空気の顕熱をガス精製装置に回収すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気酸化方式の噴流層
ガス化炉を用いた石炭ガス化複合発電プラントに係り、
とくに高効率化を達成するのに好適な石炭ガス化複合発
電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】石炭ガス化複合発電プラントは、石炭を
燃料とする高効率発電プラントとして開発が進められて
いる。石炭ガス化するガス化炉には多くの形式があり、
それぞれに特徴があるが、現在の開発の主流は、微分化
した石炭をノズルから噴射しガス化する噴流層ガス化炉
である。また、ガス化する方式としては、空気を用いる
空気酸化方式と酸素を用いる酸素酸化方式がある。本発
明は、空気酸化方式の噴流層ガス化炉を用いている。噴
流ガス化炉では、ガス化した石炭灰を溶融させガス化炉
下部出口から排出させる必要があるので、ガス化炉内部
の温度を石炭灰の溶融温度以上に保たねばならない。そ
のため、該炉内温度は石炭の発熱反応によって温度を維
持している。ガス化のために空気を用いる空気酸化方式
の噴流ガス化炉では、空気の反応に関与しない窒素を7
9%(体積比)を含むため、該炉内温度維持のための炉
内発熱反応の割合が増加し、石炭の化学エネルギー消費
量が多くなり、該ガス化炉出口の石炭ガス化燃料の発熱
量は低下する。石炭ガス化燃料の発熱量が低下すると、
ガスタービンの出力割合が低下するため、発電プラント
全体の効率は低下することになる。そこで、たとえば、
特開昭63−12807号公報に記載されているよう
に、中間冷却器出口の低温空気の昇温手段として該中間
冷却器入口の高温空気およびガス化装置系より得られる
高温蒸気を用いることが提案されている。
【0003】一方、ガスタービンの高効率化手段とし
て、タービン入口温度の高温化が有効であることは、周
知の事実であるが、高温化に伴いタービンの冷却に必要
とされる冷却空気の量が増加するため、タービン翼冷却
構造やタービン翼材料の改良なしには高効率化の効果が
得られなくなっている。このため、冷却空気の量を減少
する手段としてたとえば米国機械学会論文集第106編
第4号(1984年12月)、第756頁乃至第764
頁(Trans,ASME,Vol.106,No.
4,Oct,1984,PP756〜764)に記載さ
れているように、ガスタービン冷却空気の温度を予め冷
却し低温化することが紹介されている。このように、冷
却空気の温度を低下させることは、冷却空気量を減少さ
せることができるし、同じ冷却空気量であればタービン
翼温度を低下させてガスタービンの寿命および信頼性を
向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来技術で
は、中間冷却器出口とブースト圧縮機入口間での抽気空
気の顕熱は中間冷却器における温度低下によって排熱回
収ボイラーへの給水加熱に用いる程度の温度レベルに低
下してしまい該顕熱回収の効果は限られてしまうことに
なる。
【0005】また、後者の従来技術は、冷却空気の減少
によってガスタービン単体の効率は向上するが、ガスタ
ービン冷却空気冷却時の冷却空気の顕熱の回収を効果的
に行わないと複合発電プラントとしての効率は低下する
ことになる。
【0006】本発明の目的は、顕熱の回収を高め、効率
向上を可能とする石炭ガス化複合発電プラントを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、空気酸化方式の石炭ガス化炉と、ガ
スタービンと、該ガスタービンからの抽気空気を酸化剤
として上記石炭ガス化炉に供給する管路を備えた石炭ガ
ス化複合発電プラントにおいて、上記抽気空気管路の途
中から分岐して上記ガスタービンの高温部に冷却用とし
て空気を供給する冷却空気管路を備えたものである。
【0008】上記目的を達成するために、第2の発明
は、空気酸化方式の石炭ガス化炉と、ガスタービンと、
該ガスタービンからの抽気空気を酸化剤として上記石炭
ガス化炉に供給する抽気空気管路を備えた石炭ガス化複
合プラントにおいて、上記抽気空気管路の途中から分岐
して上記ガスタービンの高温部に冷却用として空気を供
給する冷却空気管路を備え、かつ上記抽気空気管路に設
置し、抽気空気の顕熱を上記石炭ガス化炉に回収する熱
交換器を備えたものである。
【0009】上記目的を達成するために、第3の発明
は、空気酸化方式の石炭ガス化炉、該石炭ガス化炉にタ
ービンからの抽気空気を昇圧して供給するブースト圧縮
機、粗製燃料ガス熱回収ボイラー、燃料ガス精製装置な
どからなる石炭ガス化炉と、上記ガスタービン、燃焼
器、ガスタービン排熱回収ボイラー、蒸気タービン、復
水器、給水ポンプからなる発電装置系とから構成された
石炭ガス化複合発電プラントにおいて、上記ガスタービ
ンからの抽気空気を上記ブースト圧縮機により昇圧して
酸化剤として上記石炭ガス化炉に供給する抽気空気管路
と、該抽気空気管路の途中から分岐して上記ガスタービ
ンの高温部に冷却用として空気を供給する冷却空気管路
とを備え、かつ上記抽気空気管路の冷却空気管路との分
岐前の位置に設置し、上記ガスタービンからの抽気空気
の顕熱を上記給水ポンプからの圧力水を用いて上記粗製
燃料ガス熱回収ボイラーに回収する給水加熱器を備えた
ものである。
【0010】上記目的を達成するために、第4の発明
は、空気酸化方式の石炭ガス化炉、該石炭ガス化炉にタ
ービンからの抽気空気を昇圧して供給するブースト圧縮
機、粗製燃料ガス熱回収ボイラー、粗製燃料ガス精製装
置などからなる石炭ガス化炉系と、上記ガスタービン、
燃焼器、ガスタービン排熱回収ボイラー、蒸気タービ
ン、復水器、給水ポンプなどからなる発電装置系とから
構成された石炭ガス化複合発電プラントにおいて、上記
ガスタービンからの抽気空気を上記ブースト圧縮機によ
り昇圧して酸化剤として上記石炭ガス化炉に供給する抽
気空気管路と、該抽気空気管路の途中から分岐して上記
ガスタービンの高温部に冷却用として空気を供給する冷
却空気管路とを備え、かつ上記粗製燃料ガス精製装置か
らの石炭ガス燃料を上記燃焼器に供給する燃料管路と、
上記抽気管路を流れる抽気空気の顕熱を上記燃料管路を
流れる石炭ガス燃料に回収する手段を備えたものであ
る。
【0011】第5の発明は、上記第4の発明の石炭ガス
化複合発電プラントにおいて、上記抽気管路を流れる抽
気空気の顕熱を上記燃料管路を流れる石炭ガス燃料に回
収する手段は、上記抽気空気管路の上記冷却空気管路分
岐前の位置に設置し、上記ガスタービンからの抽気空気
の顕熱を上記給水ポンプからの圧力水に回収する給水加
熱器と、上記燃料配管に設置し該給水加熱器からの加熱
された圧力水の顕熱を石炭ガス燃料に回収する燃料加熱
器とから構成されたものである。
【0012】第6の発明は、上記第4の発明の石炭ガス
化複合プラントにおいて、上記抽気空気管路と上記冷却
空気管路との分岐点を上記抽気空気管路内の抽気空気の
圧力が最も低圧になっている上記ブースト圧縮機の入口
側に位置するものである。
【0013】第7の発明は、上記第4の発明の石炭ガス
化複合プラントにおいて、上記ブースト圧縮機は複数段
に構成し、低圧段に上記冷却空気管路を接続し、高圧段
に上記石炭ガス化炉に接続するものである。
【0014】第8の発明は、上記第4の発明の石炭ガス
化複合プラントにおいて、上記抽気空気管路と上記冷却
空気管路との分岐点は、上記抽気空気管路に設置した上
記ブースト圧縮機の出口側位置に備えたものである。
【0015】第9の発明は、上記第8の発明の石炭ガス
化複合発電プラントにおいて、上記冷却空気管路の上記
抽気空気管路との分岐点側に上記ブースト圧縮機のサー
ジングを防止するための制御弁を備えるとともに、上記
ブースト圧縮機の出口側抽気空気管路と上記ブースト圧
縮機の入口側抽気空気管路とを接続するバイパス管路
と、該バイパス管路に設置した制御弁を備えたものであ
る。
【0016】第10の発明は、上記第8の発明の石炭ガ
ス化複合発電プラントにおいて、上記ブースト圧縮機の
出口側抽気空気管路から分岐して上記ガスタービン高温
部に接続する管路と、上記ガスタービン高温部からの空
気を上記石炭ガス化炉に供給する管路とを備えたもので
ある。
【0017】第11の発明は、空気酸化方式の石炭ガス
化炉、該石炭ガス化炉にガスタービンからの抽気空気を
昇圧して供給するブースト圧縮機、粗製燃料ガス熱回収
ボイラー、粗製燃料ガス精製装置などからなる石炭ガス
化炉系と、上記ガスタービン、ガスタービン排熱回収ボ
イラー、蒸気タービン、復水器、給水ポンプなどからな
る発電装置系とから構成された石炭ガス化複合発電プラ
ントにおいて、上記ガスタービンからの抽気空気を2分
して一方は上記ガスタービンの高温部に接続する冷却空
気管路と、他方は上記ブースト圧縮機を通って上記石炭
ガス化炉に接続する抽気空気管路とを備え、かつ上記冷
却空気管路に設置し、上記ガスタービンからの空気の顕
熱を上記ブースト圧縮機と上記石炭ガス化炉との間の抽
気空気に回収して低温にする熱交換器と、上記抽気空気
管路の上記ブースト圧縮機の入口側に設置し、上記ガス
タービンからの抽気空気の顕熱を上記給水ポンプからの
圧力水を用いて上記粗製燃料ガス精製装置に回収して低
温にする給水加熱器を備えたものである。
【0018】
【作用】空気酸化石炭ガス化炉を用いて石炭ガス化複合
発電プラントでは、ガスタービンの空気圧縮機出口より
抽気した空気を石炭ガス化炉の酸化剤として用いる。一
方石炭ガス化炉でガス化された燃料ガスは熱回収ボイラ
ー、ガス精製系を通過したのち、ガスタービンの燃焼器
に供給されるため、抽気空気は石炭ガス化炉に供給され
る前に抽気空気管路にブースト圧縮機を設置し、該抽気
空気を昇圧する。このときにはブースト圧縮機を駆動す
る動力を低減するために該抽気空気を中間冷却器によっ
て冷却するので、該抽気空気の温度はガスタービンの空
気圧縮機出口より低下することになる。この低温化した
該抽気空気を抽気空気管路より分岐した冷却空気管路を
通ってガスタービン高温部に供給する。該ガスタービン
高温部の冷却に必要とされる冷却空気量はガスタービン
の空気圧縮機出口より抽出した抽気空気を用いる場合よ
り少なくなる。そのため、ガスタービンの出力は増加
し、ガスタービン冷却空気の持っていた顕熱も有効にガ
ス化炉系に回収させることができ、これによって石炭ガ
ス化複合発電プラントの効率を向上させることができ
る。ガスタービン翼の冷却効率と冷却に必要な冷却空気
量の一般的な関係はたとえば米国機械学会論文集 第1
06編第4号(1984年12月)、第756頁乃至第
764頁(Trans,ASME,Vol.106,N
o.4,Oct.1984,PP756−764)に記
載され、その要部を図8に示すように、横軸の冷却空気
量φcは必要とされる冷却空気流量Gc(Kg/S)と
ガスタービン入口流量G(Kg/S)の比で、縦軸の冷
却効率ηはガスタービン入口ガス温度Tg(℃)、ガス
タービン翼材料温度Tb(℃)、ガスタービン冷却空気
温度Tc(℃)を用いて η=(Tg−Tb)/(Tg−Tc) で定義される。冷却効率ηと冷却空気量φcの関係を表
す曲線は、冷却翼の冷却構造によって決まるため、採用
するガスタービン翼材料の許容温度Tbと冷却空気温度
Tcが決まれば、ガスタービン入口温度Tgに対する必
要冷却空気量を求めることができる。たとえば最新のガ
スタービンのデータおよび上記図8の第1段ノズルとバ
ケツ(1st STAGE&BUCKET)の曲線を用
いて必要な冷却空気量を計算すると、以下のようにな
る。
【0019】 ガスタービン入口ガス温度 Tg=1300(℃) ガスタービン翼材料の許容温度 Tb= 800(℃) 冷却空気温度 Tc= 400(℃) η=(1300−800)/(1300−400)=0.555 図8の第1段ノズルとバケツの曲線を用いてη=0.5
55から冷却空気量φcを求めると、φc=0.049
1となり、ガスタービン入口流量Gに対する必要な冷却
空気流量Gcの比は4.91%となる。
【0020】本発明によれば、ガスタービンからの抽気
空気を石炭ガス化炉に供給する抽気空気管路の途中から
分岐する冷却空気管路を通ってガスタービン高温部に冷
却空気を供給しているので、上記分岐点を抽気空気管路
に設置したブースト圧縮機の入口側に位置させれば、冷
却空気の温度は最大ブースト圧縮機入口温度40℃まで
低下させることができる。この場合の必要冷却空気量G
cは η=(1300−800)/(1300−40)=0.398 φc=0.02 となり、4.91−2.00=2.91%の冷却空気量
を低減させることになる。冷却空気量の低減によるガス
タービン性能および石炭ガス化複合発電プラント性能の
向上率を一般的に示すには種々の仮定すべき条件があっ
て難しいが、一般の空気酸化石炭ガス化複合発電プラン
トにおいては、ガスタービンの発電出力とガスタービン
の排熱およびガス化炉の排熱で発生した蒸気によって駆
動される蒸気タービンの発電出力の割合は、ほぼ1:1
で、ガスタービンにおける空気圧縮機駆動力、ガスター
ビン出力、発電出力の割合は、ほぼ1:2:1であるこ
とから、たとえば冷却空気量を1%の減少は空気圧縮機
駆動力を1%低下させガスタービンの出力を1%増加さ
せ、石炭ガス化複合発電プラントの出力は0.5%増加
することになり、石炭ガス化複合発電プラントの送電端
効率を45%とすれば絶対値で0.22%効率が向上す
る。この場合には、冷却空気の顕熱をできるだけガスタ
ービンのトッピングサイクルであるガス化炉系回収する
ようにすることが必要で、回収先としては温度が、ガス
タービン空気圧縮機出口温度より低いガス化用抽気空
気、燃料ガス、蒸気をえらればよい、また、上記の計算
では一つの翼列で2.91%の冷却空気量が減少できる
ことを示したが、実際のガスタービンでは翼列は6つ以
上であり冷却空気量の減少効果はここで仮定した以上に
大きくなることは明らかである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を示す図1により
説明する。図1に示すように、ガスタービン装置は、空
気圧縮機1と、燃焼器2と、ガスタービン3と、ガスタ
ービン発電機4で構成されている。上記空気圧縮機1出
口と石炭ガス化炉5入口とは抽気空気配管51によって
接続されており、該抽気空気配管51には熱交換器10
と、給水加熱器111と、中間冷却器112とが設置さ
れ、かつ駆動用モータ12によって駆動されるブースト
圧縮機11と、蒸気加熱器13とが設置されている。上
記石炭ガス化炉5はその出口が粗製燃料ガス配管にて粗
製燃料ガス熱回収ボイラー6に接続され、その内部に
は、蒸発器38が設置されている。上記粗製燃料ガス熱
回収ボイラー6はその内部に蒸発器39と、エコノマイ
ザー36と、過熱器40を設置している。また上記粗製
燃料ガス熱回収ボイラー6の出口はガス熱交換器7を通
ってガス精製装置8に接続したのち、ガス精製装置8か
ら一方は、再び上記ガス熱交換器7を通って上記ガスタ
ービン装置の燃焼器2に接続し、他方は硫黄回収装置9
に接続している。一方上記ガスタービン3からの排気ダ
クトは、燃焼ガス管55にて排気回収ボイラー14に接
続している。上記排気回収ボイラー14内には低圧エコ
ノマイザー30と、低圧ドラム31と、低圧蒸発器32
と、高圧エコノマイザー33と、高圧ドラム34と、高
圧蒸発器35と、過熱器45と、再熱器46と、加圧ポ
ンプ23を設置し、出口を配管56にて外部に接続して
いる。蒸気タービン系は、高圧蒸気タービン15と、再
熱蒸気タービン16と、低圧タービン17と、蒸気ター
ビン発電機18と、復水器19と、給水ポンプ20とで
構成されている。上記復水器19の出口は、給水管57
にて給水ポンプ20を通って上記排熱回収ボイラー14
内の低圧エコノマイザー30に接続するとともに、上記
給水加熱器111の管路に接続している。上記低圧エコ
ノマイザー30の出口は上記低圧ドラムに接続するとと
もに、上記給水加熱器111の出口からの配管と合流
し、上記加圧ポンプ23に接続している。上記加圧ポン
プ23出口からの配管は、上記高圧エコノマイザー33
を通って上記高圧ドラム34に接続している。さらに、
上記加圧ポンプ23出口から上記粗製燃料ガス熱回収ボ
イラー6の上記エコノマイザー36にも接続している。
上記低圧ドラム31は、低圧蒸発器32を備え、上記高
圧ドラム34は、高圧蒸発器35を備えている。また上
記高圧ドラム34は、上記過熱器45に接続するととも
に、上記過熱器45と、上記高圧空気タービン15を接
続する配管の途中に上記粗製燃料ガス熱回収ボイラー6
の上記過熱器40から上記蒸気加熱器13を経由した配
管が接続している。上記粗製燃料ガス熱回収ボイラー6
の上記エコノマイザー36の出口は上記高圧ドラム37
を経由して上記ガス化炉5内の上記蒸発器38および上
記粗製燃料ガス熱回収ボイラー6の上記蒸発器39に接
続するとともに、上記過熱器40に接続している。上記
高圧蒸気タービン15出口からは上記排熱回収ボイラー
14内の上記再熱器46を経由して再熱蒸気タービン1
6の入口に接続し、再熱蒸気タービン16の出口からは
低圧蒸気タービン17を経由して蒸気復水器19に接続
している。上記低圧蒸気タービン発電機18は、上記高
圧蒸気タービン15と、上記再熱蒸気タービン16と、
上記低圧蒸気タービン17と同一軸上に接続している。
【0022】つぎに動作について説明する。
【0023】空気圧縮機1は大気より配管50にて吸入
した空気を昇圧し、燃焼器2に送る。このときの空気圧
縮機1出口の空気はたとえば圧力比14位で温度が約4
00℃に達する。また空気圧縮機1出口の空気の1部は
抽気空気配管51を通って熱交換器10に送られ、ブー
スト圧縮機11出口の空気により昇温したのち、給水加
熱器111に送られる。給水加熱器111では給水ポン
プ20出口の給水を加熱して排熱回収ボイラー14の低
圧エコノマイザー30出口に供給する。給水加熱器11
1を排出した抽気空気は中間冷却器112に送られ、冷
却水により約40℃に冷却されてブースト圧縮機11に
吸入される。ブースト圧縮機11では抽気空気をガスタ
ービン燃焼器2にガス化した燃料が供給可能な圧力まで
昇圧する。一般にはブースト圧縮機11出口の空気圧力
は35気圧位必要とされ、このときの温度は150℃程
度となる。ブースト圧縮機11出口の空気は、熱交換器
10で空気圧縮機1からの抽気空気により加熱されたの
ち、さらに蒸気加熱器13で粗製燃料ガス熱回収ボイラ
ー6の過熱器40からの過熱蒸気により加熱されて石炭
ガス化炉5に供給される。上記石炭ガス化炉5では、上
記蒸気加熱器13からの空気によって石炭52がガス化
されて粗製ガスがつくられる。該粗製ガスは、温度が高
いため、粗製燃料ガス熱回収ボイラー6に送られ排熱回
収ボイラー6内のエコノマイザー36で加熱し、ドラム
37に送り、蒸発器39および石炭ガス化炉5の蒸発器
38で蒸発させ、さらに過熱器40で過熱する。粗製燃
料ガス熱回収ボイラー6を排出した粗製ガスは、ガス熱
交換器7に送られてガス精製装置8からの精製ガスを加
熱してガス精製装置8に送られる。ガス精製装置8では
粗製ガス中の不純物、とくに硫黄を含む硫化物が除去さ
れて精製燃料ガスとなり、ガス精製装置8で回収された
硫黄は、硫黄回収装置9で回収される。ガス精製装置8
からの精製燃料ガスは、再びガス熱交換器7に送られて
加熱されたのち、ガスタービン燃焼器2に供給されて燃
焼する。ガスタービン燃焼器2からの高温の燃焼ガス
は、ガスタービン3に供給され膨張して動力を発生し、
この動力によりガスタービン3は空気圧縮機1およびガ
スタービン発電機4を駆動する。ガスタービン3からの
燃焼ガスは、排熱回収ボイラー14に送られる。排熱回
収ボイラー14内では、復水器19から給水ポンプ20
によって送られた給水57が低圧エコノマイザー30、
低圧ドラム31、低圧蒸発器32、高圧エコノマイザー
33、高圧ドラム34、高圧蒸発器35、過熱器45を
通過しながら上記ガスタービン3からの燃焼ガスにより
加熱、蒸発、過熱し、過熱蒸気を高圧蒸気タービン15
に供給する。また給水57が低圧エコノマイザー30よ
り分岐して給水加熱器111からの給水と合流し、加圧
ポンプ23で昇圧して高圧給水となって高圧エコノマイ
ザー33および粗製燃料ガス熱回収ボイラー6のエコノ
マイザー36に送る。上記高圧蒸発器35から上記過熱
器45に達する間に、粗製燃料ガス熱回収ボイラー6で
発生し蒸気加熱器13で空気を加熱した過熱蒸気と合流
する。高圧蒸気タービン15の戻り蒸気は、低圧ドラム
31で発生した蒸気と混合して再熱器46に送られ、再
度昇温されて再熱蒸気タービン16、低圧蒸気タービン
17に送られる。このようにして、高圧蒸気タービン1
5と再熱蒸気タービン16と、低圧蒸気タービン17に
それぞれ送られた蒸気により、蒸気タービン発電機18
を駆動する。
【0024】ガスタービン3の高温部を冷却する空気
は、ブースト圧縮機11入口と中間冷却器112出口と
の間から分岐するタービン冷却空気配管113を通って
供給されるので、その供給温度は、冷却水より冷却され
たのちで約40℃が得られる。また冷却空気顕熱もガス
化炉系の粗製燃料ガス熱回収ボイラー6のエコノマイザ
ー36に回収することができる。したがって、第1実施
例によれば、熱交換器10には、ブースト圧縮機11出
口から蒸気加熱器13を通って石炭ガス化炉5に供給さ
れる空気と、中間冷却器112出口からタービン冷却空
気配管113を通ってガスタービン3に供給する空気を
加えた流量で多量となる。そのため、熱交換器10で上
記多量の空気を冷却するブースト圧縮機11出口からの
空気の温度は高温になり、これにともなって給水加熱器
13入口の空気温度が高くなるので、該給水加熱器13
での給水温度条件は高くなって給水を燃料系への回収効
率を向上することができる。
【0025】つぎに本発明の第2実施例を示す図2につ
いて説明する。図2に示す第2実施例と前記図1に示す
第1実施例との相違点は、前記図1では給水ポンプ20
出口からの給水が排熱回収ボイラー14を通さずに給水
加熱器111を通って排熱回収ボイラー14の低圧エコ
ノマイザー30出口からの給水と合流し、加圧ポンプ2
3にて加圧したのち、高圧エコノマイザー33および粗
製燃料ガス熱回収ボイラー6のエコノマイザー36に送
っているのに対し、図2では給水ポンプ20出口からの
給水が排熱回収ボイラー14を通さずに給水加熱器11
1を経由し、昇圧ポンプ121で加圧したのち、粗製燃
料ガス熱回収ボイラー6のエコノマイザー36に送り、
排熱回収ボイラー14の高圧エコノマイザー33には低
圧エコノマイザー30出口からの給水を加圧ポンプ23
にて加圧して送る点である。したがって、図2に示す第
2実施例では、図1に示す第1実施例に比較して高圧エ
コノマイザー33に送られる給水の温度が低下するの
で、これにともなって排熱回収ボイラー14出口からの
排ガス温度が低下しプラント効率を向上することができ
る。また排熱回収ボイラー14と、粗製燃料ガス熱回収
ボイラー6との相互干渉を少くして運用性を高めること
ができる。上記以外は前記図1と同一であるから、説明
を省略する。
【0026】つぎに、本発明の第3実施例を示す図3に
ついて説明する。図3に示す第3実施例と、前記図1に
示す第1実施例との相違点は、図1に示すガス精製装置
8からの燃料ガスをガス熱交換器7を通ってガスタービ
ン装置の燃焼器2に供給する配管に燃料加熱器131を
設置し、給水加熱器111出口からの給水を該燃料加熱
器131を通って排熱回収ボイラー14の低圧エコノマ
イザー33からの給水を合流させた点である。したがっ
て、図3に示す第3実施例では、空気圧縮機1出口から
の抽気空気および中間冷却器112出口からのガスター
ビン3冷却用空気を冷却する空気が有する顕熱をガスタ
ービン3よりエネルギーレベルの高い燃料加熱器131
で燃料ガスに回収するので、プラント効率を高めること
ができる。とくに、燃焼器2に供給される燃料ガスは、
ガス精製装置8における処理が低温で行われる場合に
は、ガス熱交換器7出口の燃料ガス温度は十分高くない
ため、該冷却空気の顕熱の回収先としては最適である
が、可燃物質である燃料ガスと空気との直接的な熱交換
を行うことは発電プラントとしては危険性がある。本実
施例では、給水を中間媒体として利用できる。すなわ
ち、給水加熱器111でガスタービン3出口からの抽気
空気と中間冷却器112出口からのガスタービン冷却用
空気の顕熱で高温に加熱された給水により燃料加熱器1
31で燃料ガスを加熱することができる。
【0027】つぎに、本発明の第4実施例を示す図4に
ついて説明する。図4に示す第4実施例と、前記図1に
示す第1実施例との相違点は、図1に示す第1実施例で
は中間冷却器112出口からの空気をブースト圧縮機1
1およびガスタービン3に送っているのに対し、図4に
示す第4実施例では上記ブースト圧縮機を低圧段141
と高圧段142とを備え、中間冷却器112出口からの
空気をブースト圧縮機低圧段141に導入して昇圧し、
ブースト圧縮機中間冷却器143で冷却したのち、分岐
して一方はタービン冷却空気配管113を通ってガスタ
ービン3の高温部に供給し、他方はブースト圧縮機高圧
段142に導入して昇圧したのち、熱交換器10、給水
加熱器13を通って石炭ガス化炉5に供給する点であ
る。
【0028】したがって、本実施例によれば、ブースト
圧縮機における動力は多くなるが、ガスタービン3への
冷却空気圧力を高めるとともに空気温度を低下すること
ができるので、ガスタービン3高温部の冷却構造、冷却
空気通路、冷却方法などに柔軟性を与えることができる
とともに、ガスタービン3冷却の信頼性を確保すること
ができる。なお、上記以外は同一であるから説明を省略
する。
【0029】つぎに、本発明の第5実施例を示す図5に
ついて説明する。図5に示す第5実施例と、前記図1に
示す第1実施例との相違点は、図1に示す第1実施例で
は空気圧縮機1出口と石炭ガス化炉5入口とを接続する
抽気空気配管51に熱交換器10と、給水加熱器111
と、中間冷却器112とを設置するとともに、該中間冷
却器112出口から上記抽気空気配管51を分岐する配
管にてガスタービン3高圧部に接続しているのに対し、
図5に示す第5実施例では、空気圧縮機1出口から石炭
ガス化炉5入口とを接続する抽気空気配管51とガスタ
ービン3高圧部とを接続する冷却空気配管152とを分
離独立させるとともに、上記抽気空気配管51に給水加
熱器111と、中間冷却器112を設置し、冷却空気配
管152に熱交換器10を設置している。また、上記給
水加熱器111の出口の給水配管を粗製ガス熱回収ボイ
ラー6のドラム37に昇圧ポンプ151を介して接続し
た点である。
【0030】したがって、第5実施例によれば、空気圧
縮機1出口からの抽気空気は抽気空気配管51と冷却空
気配管152とに分けられ、冷却空気配管152を流れ
る冷却空気は熱交換器10内でブースタ圧縮機11出口
からの空気によって顕熱を奪われて冷却し、低温になっ
てガスタービン3高圧部に供給されるので、ガスタービ
ン3高温部を冷却することができる。また、抽気空気配
管51を流れる抽気空気は熱交換器10を通過しないで
直接給水加熱器111に供給されるため、復水器19か
らの給水の温度を高くすることができ、これによって抽
出空気からの顕熱を粗製ガス熱回収ボイラー6のエネル
ギーレベルの高い位置で回収を容易化することができ
る。上記以外は同一であるので、説明を省略する。
【0031】つぎに、本発明の第6実施例を示す図6に
ついて説明する。図6に示す第6実施例と前記図1に示
す第1実施例との相違点は、図1に示す第1実施例で
は、中間冷却器112出口からの冷却空気が抽気空気配
管51より分岐する配管を通ってガスタービン3高温部
に供給されているが、図6に示す第6実施例では、ブー
スタ圧縮機11出口と熱交換器10とを接続する配管の
途中から分岐し冷却空気制御弁163を有する冷却空気
配管161にてガスタービン3高温部に接続するととも
に、上記配管の途中から分岐しサージバイパス制御弁1
62を有するサージ制御バイパス管にて抽気空気配管5
1の給水加熱器111と中間冷却器112との間に接続
している点である。
【0032】ブースト圧縮機11は電動機12で駆動さ
れるため、一般には、回転数が一定でなければならない
が、ブースト圧縮機11の特性上サージングを防止する
ためには、流量が設計点より少ない点での運転は制限さ
れる。しかるに、石炭化発電プラントにおいては部分負
荷運転要求がだされると、ガス化炉に供給される空気の
量を減少することが要求されるが、上記のようにブース
ト圧縮機11の特性上ある限度以上流量を減少すること
ができない。そこで、本実施例では、ブースト圧縮機1
1出口と入口間にサージバイパス制御弁162を有する
サージ制御バイパスを設け、不必要な空気をサージ制御
バイパスによってブースト圧縮機11出口から入口へと
リサイクルさせている。また本実施例では、部分負荷に
おいて余剰となった石炭ガス化炉5用の空気を冷却空気
配管161を通ってガスタービン3高温部に供給してい
るので、部分負荷においては高圧で不十分な量の比較的
低温度の空気をガスタービン3の冷却に用いることがで
きる。
【0033】つぎに、本発明の第7実施例を示す図7に
ついて説明する。図7に示す第7実施例と、前記図1に
示す第1実施例との相違点は、図1に示す第1実施例で
は、抽気空気配管51の中間冷却器112出口より分岐
する配管にてガスタービン3変圧部に接続し、かつ石炭
ガス化炉5には蒸気加熱器13からの空気を供給してい
る。これに対して、図7に示す第7実施例では、抽気空
気配管51のブースト圧縮機11出口と熱交換器10入
口との間より分岐する冷却空気配管171にてガスター
ビン3高温部172に接続し、かつガスタービン3高温
部172と石炭ガス化炉5入口とを冷却空気戻り配管1
73にて接続している点である。なお、上記冷却空気戻
り配管172の途中を蒸気加熱器13出口と接続してい
る。またガスタービン3高温部の少なくとも1部にはガ
スタービン冷却空気配管171からの空気およびガスタ
ービン冷却空気戻り配管173への空気を外部と遮断す
るための管路、たとえばブースト圧縮機11によって昇
圧されたガスタービン冷却空気はタービン冷却空気配管
171を通じてガスタービン3高温部に供給され、1部
は高温部を冷却したのちに主燃焼ガス中に排出される
が、1部は高温部を冷却したのちガスタービン冷却空気
戻り配管173を通って石炭ガス化炉5に供給されるよ
うに管路を構成している。
【0034】したがって、本実施例によれば、ガスター
ビン冷却熱の1部を冷却空気戻り配管173にて石炭ガ
ス化炉5に供給される空気によってガス化燃料系に回収
することができ、かつガスタービンでは冷却空気が主燃
焼ガス中に排出される割合が少なくなり、空力的損失が
低減できるとともに、主流燃料ガスの温度低下を減少す
ることができ、これによってガスタービン排ガス温度の
低下を抑制することができ、蒸気系統の効率を向上する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】第1の発明によれば、ガスタービンからの
抽気空気を酸化剤として石炭ガス化炉に供給するととも
に、タービン高温部に冷却用として空気を供給するの
で、ガスタービンからの抽気空気の顕熱を石炭ガス化炉
に回収することができるとともに、ガスタービンを冷却
することができる。
【0037】第2の発明によれば、ガスタービンからの
抽気空気を酸化剤として石炭ガス化炉に供給するさい抽
気空気管路に設けた熱交換器にて石炭ガス化炉およびガ
スタービン高温部に供給する抽気空気の顕熱を回収して
上記石炭ガス化炉に供給し、上記熱交換器にて冷却され
た空気の上記ガスタービンの高温部に供給するので、上
記ガスタービンの少い抽気空気量にて上記石炭ガス化炉
への顕熱の回収率を向上するとともに、上記ガスタービ
ンの高温部の冷却効率を向上することができる。
【0038】第3の発明によれば、ガスタービンからの
抽気空気を酸化剤として石炭ガス化炉に供給するさい、
抽気空気管路に設けた中間冷却器にて発電装置系の給水
ポンプからの圧力水を用いて上記空気の顕熱を粗製燃料
ガス熱回収ボイラーに回収し、上記中間給水加熱器にて
冷却された空気を上記ガスタービンの高温部に供給する
ので、ガスタービン高温部を少い冷却水量にて有効に冷
却することができ、かつ、上記中間給水加熱器からの加
熱された空気をガスタービンの排熱回収ボイラーに供給
するのと比較して上記排熱回収ボイラーから排出する排
気ガスの温度を低下することができる。
【0039】第4の発明によれば、ガスタービンからの
抽気空気の顕熱を燃料ガス精製装置からガスタービン燃
焼器に供給する石炭ガス燃料に回収するので、燃料ガス
精製装置からの石炭燃料ガスの温度が十分高くなくて
も、これを高め、ガスタービンの効率を高めることがで
きる。
【0040】第5の発明によれば、ガスタービンからの
抽気空気の顕熱を給水加熱器にて給水ポンプの圧力水に
回収したのち、加熱された圧力水の顕熱を燃料加熱器に
て石炭ガス燃料に回収するので、空気と石炭ガス燃料と
の直接熱交換することにより発電プラントにおける危険
性を防止することができる。
【0041】第6の発明によればガスタービンからの抽
気空気が最も低圧になっている抽気空気管路の位置から
分岐して冷却空気管路を通ってガスタービン高温部に供
給し、残りの抽気空気をブースト圧縮機にて圧力を上昇
して石炭ガス化炉に供給するので、上記ガスタービンへ
の冷却水量を低減することができるとともに、石炭ガス
化炉への抽気空気量を減少することができる。
【0042】第7の発明によれば、ブースト圧縮機を複
数段にし、冷却空気を低圧段に接続し石炭ガス化炉に接
続する抽気空気管路を高圧段に接続したので、ブースト
圧縮機の低圧段から取出した空気をガスタービン高温部
に冷却空気として供給し、ガスタービン冷却の信頼性を
確保することができる。
【0043】第8の発明によれば、抽気空気管路と冷却
空気管路の分岐点をブースト圧縮機の出口側に設置した
ので、ガスタービン高温部への冷却空気の圧力を高め、
ガスタービン高温部の冷却構造、冷却空気通路、冷却方
法などに柔軟性を与えることができるとともに、ガスタ
ービン冷却の信頼性を高めることができる。
【0044】第9の発明によれば、冷却空気管路の上記
抽気空気管路との分岐点側に上記ブースト圧縮機のサー
ジングを防止するための制御弁を備えるとともに、上記
ブースト圧縮機の出口側抽気空気管路と上記ブースト圧
縮機の入口側抽気空気管路とを接続するバイパスと、該
バイパスに設置した制御弁を備えたので、部分負荷にお
いて余剰となった石炭ガス化炉用空気をガスタービン高
温部に供給し、ガスタービン高温部の冷却効率を高める
ことができる。
【0045】第10の発明によれば、ブースト圧縮機出
口側抽気空気管路から分岐してガスタービン高温部に接
続する管路と、上記ガスタービン高温部からの空気を石
炭ガス化炉に供給する管路を備えたので、ガスタービン
高温部を冷却して加熱した空気の1部を石炭ガス化炉に
回収できるとともに、ガスタービン高温部に供給した冷
却空気が主流燃焼ガス中に排出する割合が少なくなって
空気的損失が低減し、かつ主流燃焼ガスの温度低下が減
少でき、ガスタービン排ガス温度の低下を防止でき、こ
れによって蒸気系統の効率を向上することができる。
【0046】第11の発明によれば、ガスタービンから
の抽気空気を2分して一方はガスタービン高温部に接続
する冷却空気管路に熱交換器を備え、他方は、石炭ガス
化炉に接続する抽気空気管路に給水加熱器、ブースト圧
縮機を備え、かつ上記熱交換器にて上記ガスタービンか
らの冷却空気の顕熱を上記ブースト圧縮機から上記石炭
ガス化炉への抽気空気に回収し、上記給水加熱器にて上
記ガスタービンからの抽気空気の顕熱を給水ポンプから
燃料ガス精製装置への圧力水に回収するので、上記ガス
タービンからの高温の抽気空気が直接給水加熱器に送ら
れ、給水加熱器にて給水ポンプからの圧力水を介して燃
料ガス精製装置に回収することができ、これにより抽気
空気の顕熱を排熱回収部のエネルギーレベルの高い位置
で回収できやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図。
【図3】本発明の第3実施例を示す図。
【図4】本発明の第4実施例を示す図。
【図5】本発明の第5実施例を示す図。
【図6】本発明の第6実施例を示す図。
【図7】本発明の第7実施例を示す図。
【図8】ガスタービン翼の冷却効率と冷却に必要な冷却
空気量の一般的な関係を示す図。
【符号の説明】
1…空気圧縮機、2…燃焼器、3…ガスタービン、5…
石炭ガス化炉、10…熱交換器、51…抽気空気配管、
111…給水加熱器、112…中間冷却器、11…ブー
スト圧縮機、113…タービン冷却空気配管。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気酸化方式の石炭ガス化炉と、ガスタ
    ービンと、該ガスタービンからの抽気空気を酸化剤とし
    て上記石炭ガス化炉に供給する管路を備えた石炭ガス化
    複合プラントにおいて、上記抽気空気管路の途中から分
    岐して上記ガスタービンの高温部に冷却用として空気を
    供給する冷却空気管路を備えたことを特徴とする石炭ガ
    ス化複合発電プラント。
  2. 【請求項2】 空気酸化方式の石炭ガス化炉と、ガスタ
    ービンと、該ガスタービンからの抽気空気を酸化剤とし
    て上記石炭ガス化炉に供給する抽気空気管路を備えた石
    炭ガス化複合プラントにおいて、上記抽気空気管路の途
    中から分岐して上記ガスタービンの高温部に冷却用とし
    て空気を供給する冷却空気管路を備え、かつ上記抽気空
    気管路に設置し、抽気空気の顕熱を上記石炭ガス化炉に
    回収する熱交換器を備えたことを特徴とする石炭ガス化
    複合発電プラント。
  3. 【請求項3】 空気酸化方式の石炭ガス化炉、該石炭ガ
    ス化炉にタービンからの抽気空気を昇圧して供給するブ
    ースト圧縮機、粗製燃料ガス熱回収ボイラー、燃料ガス
    精製装置などからなる石炭ガス化炉と、上記ガスタービ
    ン、燃焼器、ガスタービン排熱回収ボイラー、蒸気ター
    ビン、復水器、給水ポンプからなる発電装置系とから構
    成された石炭ガス化複合発電プラントにおいて、上記ガ
    スタービンからの抽気空気を上記ブースト圧縮機により
    昇圧して酸化剤として上記石炭ガス化炉に供給する抽気
    空気管路と、該抽気空気管路の途中から分岐して上記ガ
    スタービンの高温部に冷却用として空気を供給する冷却
    空気管路とを備え、かつ上記抽気空気管路の冷却空気管
    路との分岐前の位置に設置し、上記ガスタービンからの
    抽気空気の顕熱を上記給水ポンプからの圧力水を用いて
    上記粗製燃料ガス熱回収ボイラーに回収する給水加熱器
    を備えたことを特徴とする石炭ガス化複合発電プラン
    ト。
  4. 【請求項4】 空気酸化方式の石炭ガス化炉、該石炭ガ
    ス化炉にタービンからの抽気空気を昇圧して供給するブ
    ースト圧縮機、粗製燃料ガス熱回収ボイラー、粗製燃料
    ガス精製装置などからなる石炭ガス化炉系と、上記ガス
    タービン、燃焼器、ガスタービン排熱回収ボイラー、蒸
    気タービン、復水器、給水ポンプなどからなる発電装置
    系とから構成された石炭ガス化複合発電プラントにおい
    て、上記ガスタービンからの抽気空気を上記ブースト圧
    縮機により昇圧して酸化剤として上記石炭ガス化炉に供
    給する抽気空気管路と、該抽気空気管路の途中から分岐
    して上記ガスタービンの高温部に冷却用として空気を供
    給する冷却空気管路とを備え、かつ上記粗製燃料ガス精
    製装置からの石炭ガス燃料を上記燃焼器に供給する燃料
    管路と、上記抽気管路を流れる抽気空気の顕熱を上記燃
    料管路を流れる石炭ガス燃料に回収する手段を備えたこ
    とを特徴とする石炭ガス化複合発電プラント。
  5. 【請求項5】 上記抽気管路を流れる抽気空気の顕熱を
    上記燃料管路を流れる石炭ガス燃料に回収する手段は、
    上記抽気空気管路の上記冷却空気管路分岐前の位置に設
    置し、上記ガスタービンからの抽気空気の顕熱を上記給
    水ポンプからの圧力水に回収する給水加熱器と、上記燃
    料配管に設置し該給水加熱器からの加熱された圧力水の
    顕熱を石炭ガス燃料に回収する燃料加熱器とから構成さ
    れたことを特徴とする請求項4記載の石炭ガス化複合発
    電プラント。
  6. 【請求項6】 上記抽気空気管路と上記冷却空気管路と
    の分岐点を上記抽気空気管路内の抽気空気の圧力が最も
    低圧になっている上記ブースト圧縮機の入口側に位置す
    ることを特徴とする請求項4記載の石炭ガス化複合発電
    プラント。
  7. 【請求項7】 上記ブースト圧縮機は複数段に構成し、
    低圧段に上記冷却空気管路を接続し、高圧段に上記石炭
    ガス化炉に接続することを特徴とする請求項4記載の石
    炭ガス化複合発電プラント。
  8. 【請求項8】 上記抽気空気管路と上記冷却空気管路と
    の分岐点は、上記抽気空気管路に設置した上記ブースト
    圧縮機の出口側位置に備えたことを特徴とする請求項4
    記載の石炭ガス化複合発電プラント。
  9. 【請求項9】 上記冷却空気管路の上記抽気空気管路と
    の分岐点側に上記ブースト圧縮機のサージングを防止す
    るための制御弁を備えるとともに、上記ブースト圧縮機
    の出口側抽気空気管路と上記ブースト圧縮機の入口側抽
    気空気管路とを接続するバイパス管路と、該バイパス管
    路に設置した制御弁を備えたことを特徴とする請求項8
    記載の石炭ガス化複合発電プラント。
  10. 【請求項10】 上記ブースト圧縮機の出口側抽気空気
    管路から分岐して上記ガスタービン高温部に接続する管
    路と、上記ガスタービン高温部からの空気を上記石炭ガ
    ス化炉に供給する管路とを備えたことを特徴とする請求
    項8記載の石炭ガス化複合発電プラント。
  11. 【請求項11】 空気酸化方式の石炭ガス化炉、該石炭
    ガス化炉にガスタービンからの抽気空気を昇圧して供給
    するブースト圧縮機、粗製燃料ガス熱回収ボイラー、粗
    製燃料ガス精製装置などからなる石炭ガス化炉系と、上
    記ガスタービン、ガスタービン排熱回収ボイラー、蒸気
    タービン、復水器、給水ポンプなどからなる発電装置系
    とから構成された石炭ガス化複合発電プラントにおい
    て、上記ガスタービンからの抽気空気を2分して一方は
    上記ガスタービンの高温部に接続する冷却空気管路と、
    他方は上記ブースト圧縮機を通って上記石炭ガス化炉に
    接続する抽気空気管路とを備え、かつ上記冷却空気管路
    に設置し、上記ガスタービンからの空気の顕熱を上記ブ
    ースト圧縮機と上記石炭ガス化炉との間の抽気空気に回
    収して低温にする熱交換器と、上記抽気空気管路の上記
    ブースト圧縮機の入口側に設置し、上記ガスタービンか
    らの抽気空気の顕熱を上記給水ポンプからの圧力水を用
    いて上記粗製燃料ガス精製装置に回収して低温にする給
    水加熱器を備えたことを特徴とする石炭ガス化複合発電
    プラント。
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