JP2000120189A - 外壁面における部材取付部分のシール構造 - Google Patents

外壁面における部材取付部分のシール構造

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JP2000120189A
JP2000120189A JP10293454A JP29345498A JP2000120189A JP 2000120189 A JP2000120189 A JP 2000120189A JP 10293454 A JP10293454 A JP 10293454A JP 29345498 A JP29345498 A JP 29345498A JP 2000120189 A JP2000120189 A JP 2000120189A
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external wall
outdoor hood
wall surface
elastic material
caulking
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JP10293454A
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Toshio Tani
俊男 谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁面に部材を容易に取り付けることが可能
であるとともに、コーキングにより外観が損なわれるこ
とも少なく、かつ多量のコーキング材を要することもな
く施工性にも優れるシール構造を提供する。 【解決手段】 建物の外壁面1に、弾性材8を介在させ
るようにして部材2を取り付け、この状態で該外壁面1
と部材2との取合い部をコーキング材3によりシールす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外壁面
と、該外壁面に取り付けられた屋外フード等の部材との
取合い部のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】例えば図
4に示すように、換気扇の設置部分の屋外側に、フード
で覆われたがらり(本明細書においては、「屋外フー
ド」とも称す)2Aを取り付ける場合には、以下の
(1)〜(3)のような問題があった。
【0003】(1)特に、図4に示すように高度に意匠
性を付与するために大きな凹凸が形成されているような
外壁面1の場合、屋外フード2Aを該外壁面1に整合さ
せるには、同図に示すように該外壁面1における屋外フ
ード2Aの取付部分1Aをある程度平坦になるように加
工する必要があり、このため該屋外フード2Aの取付作
業が面倒となっていた。屋外フードには、図4に示すよ
うな角形の屋外フード2A以外にも、例えば図5に示す
ような丸形の屋外フード2Bもあるが、この丸形の屋外
フード2Bの場合も、同図に示すように外壁面1におけ
る該屋外フード2Bの取付部分1Bを座ぐりして平坦に
しておくことが必要となっている。
【0004】(2)屋外フード2Aと外壁面1との取合
い部は、図6に示すようにコーキング材3によりシール
するようにしているが、このシール部分ではコーキング
代が十分にないので、同図に示すように断面三角形状と
なるいわゆる三角コーキングを施さざるを得ず、このた
めコーキング幅が大となって美観が大きく損なわれてい
た。
【0005】(3)前記図4に示す外壁面1のように、
外壁パターンの溝部5等の特に大きな凹部がある場合も
あるが、この溝部5にはバックアップ材が布設されてい
るわけではないため、コーキング材が内部に流入し、そ
の結果必要量以上のコーキング材を要していた。
【0006】この発明は、上記の点に鑑み、外壁面に部
材を容易に取り付けることが可能であるとともに、コー
キングにより外観が損なわれることも少なく、かつ多量
のコーキング材を要することもなく施工性にも優れるシ
ール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされたこの発明の請求項1に記載の外壁面における
部材取付部分のシール構造は、建物の外壁面と該外壁面
に取り付けられた部材との取合い部がシールされる構造
であって、前記部材が、弾性材を介在させるようにして
外壁面に取り付けられ、この状態で該外壁面と部材との
取合い部がコーキング材によりシールされることを特徴
とするものである。
【0008】なおこの発明において、「弾性材」には、
天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマ等の各種ゴ
ム、樹脂発泡体、ゴム発泡体等の各種発泡体等がいずれ
も含まれるものとする。
【0009】また、「コーキング材」には、弾性形のも
のと非弾性形のものとを問わず、シーリングに用いられ
る充填材が広く含まれるものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき具体的に説明する。図1には、本発明の一実施形
態に係る外壁面における部材取付部分のシール構造が示
されている。同図においては、建物の外壁面1に屋外フ
ード2が取り付けられ、該外壁面1と屋外フード2との
取合い部がコーキング材3によりシールされている。
【0011】上記建物の外壁部は、建物の構造体(図示
せず)に外壁パネル4を取り付けることにより構成され
ている。該外壁パネル4の表面は凹凸状に仕上げられる
とともに、れんが積み状のパターンをやや不規則にした
パターンを構成する溝部5が形成されており、これによ
り、意匠性を良好とした外壁面1が形成されている。
【0012】屋外フード2は、図2に示すように、鋼板
で構成された角形の屋外フードとなっており、取付側と
なる裏面部には、周縁を円筒部6で包囲されたがらり7
が配設されている。上記円筒部6は、屋内側からのダク
ト等に接続される部位であり、該円筒部6とダクト等と
の取合い部は適宜コーキング材等によりシールされる
(図示せず)。
【0013】屋外フード2の裏面部には、上縁および両
側縁に沿って、弾性材8が接着剤により貼着されてい
る。弾性材8は、ポリクロロプレンゴム(CR)の独立
気泡発泡体よりなり、断面方形状でやや細長く延びる形
状に調製されている。上記CRは、ネオプレン(商品
名;デュポン社製)とも称され、気密性を有するととも
に、耐候性、耐オゾン性、耐老化性、難燃性等にも優れ
るものである。
【0014】屋外フード2は、図1に示すように、裏面
部を外壁面1に向けた状態で、ビス9により該外壁面1
に固定される。これにより、該屋外フード2が、弾性材
8を介在させるようにして外壁面1に取り付けられる。
【0015】このとき、上記のように屋外フード2と外
壁面1との間に弾性材8が介在していることから、ビス
9を締め付けすぎると該屋外フード2が変形する恐れが
あるため、該ビス9を締め付ける度合いに留意する。
【0016】この後、屋外フード2の上面および両側面
と外壁面1との取合い部をコーキング材3によりシール
する。
【0017】上記シール構造によれば、屋外フード2
が、弾性材8を介在させるようにして外壁面1に取り付
けられるので、該弾性材8により外壁面1の凹凸が吸収
され、これにより該屋外フード2を外壁面1に容易に整
合させることができる。
【0018】また、弾性材8を介在させることにより、
屋外フード2自体は外壁面1との間に多少の間隙Sを有
する状態で取り付けられるので、この間隙Sの部分でコ
ーキング代を確保することができる。
【0019】さらにまた、外壁パネル4の表面に形成さ
れた溝部5の内面形状に弾性材8が追従して該溝部5が
ある程度閉塞されるので、該弾性材8がバックアップ材
として機能し、コーキング材3が該溝部5の内部に流入
することが防止される。
【0020】図3には、丸形の屋外フードを用いた例が
示されている。同図に示す例では、丸形の屋外フード2
の裏面部に、外周に沿って(ただし下端部を除く)、弾
性材8が接着剤により貼着されている。
【0021】図3に示す屋外フード2は、ほぼ球体を縦
断したような半球状の外形を有し、下部に開口2aが形
成された丸形の屋外フードとなっている。該屋外フード
2の取付側となる裏面部には、前記図2に示す角形の屋
外フード2の場合と同様に、周縁を円筒部6で包囲され
たがらり7が配設されている。
【0022】弾性材8は、前記図2に示す角形の屋外フ
ード2の場合と同様に、ポリクロロプレンゴム(CR)
の独立気泡発泡体よりなり、断面方形状でやや細長く延
びる形状に調製されたものが用いられている。
【0023】上記屋外フード2は、裏面部を外壁面(図
示せず)に向けた状態で、ビスにより該外壁面に固定
し、この後、屋外フード2の外周面と外壁面との取合い
部(ただし下端部を除く)をコーキング材によりシール
する。
【0024】上記丸形の屋外フード2を用いたシール構
造においても、前記図2に示す角形の屋外フード2を用
いた場合と同様に、屋外フード2が、弾性材8を介在さ
せるようにして外壁面に取り付けられるので、該弾性材
8により外壁面の凹凸が吸収され、これにより該屋外フ
ード2を外壁面に容易に整合させることができる。この
とき、外壁面における該屋外フード2の取付部分を従来
のように座ぐりして平坦にしておくことは不要である。
したがって、該屋外フード2の取付作業が容易であり、
その上、外壁部の耐久性が低下することもない。
【0025】また、弾性材8を介在させることにより、
屋外フード2自体は外壁面との間に多少の間隙を有する
状態で取り付けられるので、この間隙の部分でコーキン
グ代を確保することができる。
【0026】さらにまた、外壁パネルの表面に形成され
た溝部の内面形状に弾性材8が追従して該溝部がある程
度閉塞されるので、該弾性材8がバックアップ材として
機能し、コーキング材3が該溝部の内部に流入すること
が防止される。
【0027】この発明は、以上に例示した実施形態に限
定されるものではなく、様々な変更態様が可能である。
例えば、弾性材としては、必要な弾性を有するものであ
ればよく、例えば任意のゴム、発泡体等が使用できる。
また、弾性材の弾性の度合いや、使用時の寸法、形態、
取付方法等は、取り付けられる部材の状況や、外壁面の
凹凸、溝部の大きさ等の状況に応じて適宜設定すればよ
い。
【0028】また、この発明のシール構造は、屋外フー
ド以外にも、外壁面に対する任意の部材の取付に適用す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に記
載の外壁面における部材取付部分のシール構造によれ
ば、建物の外壁面に、弾性材を介在させるようにして部
材を取り付け、この状態で該外壁面と部材との取合い部
をコーキング材によりシールするようにしたので、該弾
性材により外壁面の凹凸が吸収され、これにより該部材
を外壁面に容易に整合させることができる。したがっ
て、該外壁面における部材の取付部分を平坦になるよう
に加工するといった手間も不要であるので、該部材の取
付作業が容易である。
【0030】また、弾性材を介在させることにより、部
材自体は外壁面との間に多少の間隙を有する状態で取り
付けられるので、この間隙の部分でコーキング代を確保
することができる。したがって、三角コーキング等によ
りコーキング幅を大とすることもないので、美観が損な
われ難い。
【0031】さらにまた、外壁面に溝部等の特に大きな
凹部が形成されている場合であっても、該凹部の内面形
状に弾性材が追従して該凹部がある程度閉塞されるの
で、該弾性材がバックアップ材として機能し、コーキン
グ材が該凹部の内部に流入することが防止される。した
がって、必要量以上のコーキング材を要することもない
ので、その分コストも低減されるとともに、施工性も良
好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る外壁面における部材取付部分の
シール構造を示す概略側面図。
【図2】図1の屋外フードを示す斜視図。
【図3】屋外フードの他の例を示す斜視図。
【図4】従来の外壁面における屋外フードの取付状況の
一例を示す概略側面図。
【図5】従来の外壁面における屋外フードの取付状況の
他の例を示す概略側面図。
【図6】従来のシール構造の一例を示す概略側面図。
【符号の説明】
1 外壁面 2 屋外フード(部材) 3 コーキング材 8 弾性材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁面と該外壁面に取り付けられ
    た部材との取合い部がシールされる構造であって、 前記部材が、弾性材を介在させるようにして外壁面に取
    り付けられ、この状態で該外壁面と部材との取合い部が
    コーキング材によりシールされることを特徴とするシー
    ル構造。
JP10293454A 1998-10-15 1998-10-15 外壁面における部材取付部分のシール構造 Pending JP2000120189A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204341A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kurabo Ind Ltd 壁面固定部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204341A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kurabo Ind Ltd 壁面固定部材

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