JP2000120043A - 木製護岸 - Google Patents
木製護岸Info
- Publication number
- JP2000120043A JP2000120043A JP10293666A JP29366698A JP2000120043A JP 2000120043 A JP2000120043 A JP 2000120043A JP 10293666 A JP10293666 A JP 10293666A JP 29366698 A JP29366698 A JP 29366698A JP 2000120043 A JP2000120043 A JP 2000120043A
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- Japan
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- revetment
- anchor
- wooden
- fixed pile
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Revetment (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】木材を利用して環境と生態系との調和を図るこ
とのできる護岸を構築する。 【解決手段】複数本の丸太材11をパネルユニット1と
し、このパネルユニット1を固定杭2の両側に左右交互
に設置し、アンカー3を岸に打ち込んで固定杭2に連結
して護岸の崩壊を防止する。木製護岸を効率良く施工す
ることができ、外観が木材であるので自然に溶け込むと
共に動物等も棲息でき、生態系を破壊することがない。
とのできる護岸を構築する。 【解決手段】複数本の丸太材11をパネルユニット1と
し、このパネルユニット1を固定杭2の両側に左右交互
に設置し、アンカー3を岸に打ち込んで固定杭2に連結
して護岸の崩壊を防止する。木製護岸を効率良く施工す
ることができ、外観が木材であるので自然に溶け込むと
共に動物等も棲息でき、生態系を破壊することがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間伐材などの丸太
材を利用した環境や景観を考慮した護岸に関する。
材を利用した環境や景観を考慮した護岸に関する。
【0002】河川の護岸は、コンクリートの現場打で構
築する工法、コンクリートブロックを用いる工法、石積
み工法などがある。従来、構造的強度、経済性あるいは
施工性のみが強調され、景観や親しみやすさ、さらには
生態系に与える影響は考慮されなかった。
築する工法、コンクリートブロックを用いる工法、石積
み工法などがある。従来、構造的強度、経済性あるいは
施工性のみが強調され、景観や親しみやすさ、さらには
生態系に与える影響は考慮されなかった。
【0003】更に、中小河川の堤防は、経済的な面か
ら、コンクリートブロック張りが多く採用されている。
農業用水路あるいは生活関連の給排水用の小規模水路で
は、コンクリート板による柵板工やU字ブロックを使用
するのが一般的である。
ら、コンクリートブロック張りが多く採用されている。
農業用水路あるいは生活関連の給排水用の小規模水路で
は、コンクリート板による柵板工やU字ブロックを使用
するのが一般的である。
【0004】従来工法は、構造物の自然環境における位
置づけが無視され、人工的で無機質な景観となってい
た。河川の護岸や水路をより自然に近い材料で人にも動
植物にもやさしい工法を開発普及することにより、多種
多様の昆虫や小魚が棲息できる多自然型の構造物が望ま
れている。
置づけが無視され、人工的で無機質な景観となってい
た。河川の護岸や水路をより自然に近い材料で人にも動
植物にもやさしい工法を開発普及することにより、多種
多様の昆虫や小魚が棲息できる多自然型の構造物が望ま
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、杉、桧の間抜材
が多量に発生しているが、間抜材は建築材としては価値
が低く、別用途の開拓が摸索されている。本発明者は、
間抜材を土木工事に利用すべく間抜材の丸太を活用する
木製護岸を研究開発してきた。
が多量に発生しているが、間抜材は建築材としては価値
が低く、別用途の開拓が摸索されている。本発明者は、
間抜材を土木工事に利用すべく間抜材の丸太を活用する
木製護岸を研究開発してきた。
【0006】環境の保護と調和を図ることのできる木材
を利用し、施工の簡単な護岸を提供することが本発明の
課題である。
を利用し、施工の簡単な護岸を提供することが本発明の
課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】工場において複数本の丸
太材を並べて固定してパネルユニットを作成しておき、
現場でこのパネルユニットを固定杭の両側に左右交互に
配設して柵状体を形成し、この柵状体を背面に打設した
アンカーに連結して構造物として安定化した木製護岸を
得るものである。丸太材をパネルユニットに構成するに
あたり、腐食防止のためステンレスボルトを使用してい
る。
太材を並べて固定してパネルユニットを作成しておき、
現場でこのパネルユニットを固定杭の両側に左右交互に
配設して柵状体を形成し、この柵状体を背面に打設した
アンカーに連結して構造物として安定化した木製護岸を
得るものである。丸太材をパネルユニットに構成するに
あたり、腐食防止のためステンレスボルトを使用してい
る。
【0008】
【作用】丸太材を工場でパネルとしてユニット化してい
るので、現場での施工を効率的におこなうことができ
る。護岸を構成するパネルユニット、固定杭が木材であ
り、間伐材の用途が拡大されると共に、露出面が全て木
材であるので、景観的に自然に溶け込み、人工的な感じ
を余り与えることがない。また、アンカーによって護岸
の転倒を防止することができる。パネルユニットは固定
杭の両側に左右交互に配設されているので、パネルとパ
ネルの間に空間が形成され、水路に小動物、昆虫が棲息
しやすくなる。
るので、現場での施工を効率的におこなうことができ
る。護岸を構成するパネルユニット、固定杭が木材であ
り、間伐材の用途が拡大されると共に、露出面が全て木
材であるので、景観的に自然に溶け込み、人工的な感じ
を余り与えることがない。また、アンカーによって護岸
の転倒を防止することができる。パネルユニットは固定
杭の両側に左右交互に配設されているので、パネルとパ
ネルの間に空間が形成され、水路に小動物、昆虫が棲息
しやすくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の木製護岸の実施例の断面図
である。また、図2は正面図であり、図3はパネルユニ
ットの断面図である。
説明する。図1は、本発明の木製護岸の実施例の断面図
である。また、図2は正面図であり、図3はパネルユニ
ットの断面図である。
【0010】1はパネルユニットであり、標準的な大き
さは、取り扱いの便を考え、30×300(cm)であ
る。3本の直径約15cmの丸太材11をその上下面を
切削して平面として重ね合わせ、上下に貫通する穴12
を設けてステンレスボルト13とナット14で緊結して
丸太材のパネルとした。パネルを構成する丸太材11の
直径は、10〜20cmのものを使用する。
さは、取り扱いの便を考え、30×300(cm)であ
る。3本の直径約15cmの丸太材11をその上下面を
切削して平面として重ね合わせ、上下に貫通する穴12
を設けてステンレスボルト13とナット14で緊結して
丸太材のパネルとした。パネルを構成する丸太材11の
直径は、10〜20cmのものを使用する。
【0011】固定杭2は、同じく間伐材を利用し、直径
10〜20cm、長さ250cm程度のものであり、先
端が尖らせてある。ボルト13は、図3に示すように、
パネルを構成する丸太材11を貫通して連結し、そのボ
ルト13に螺合するナット14で固定されている。アン
カー3は地中に打ち込んで引き抜き抵抗力によって、護
岸の崩壊を防ぐものであり、打設型の支線アンカーを使
用するのが施工効率上好ましい。
10〜20cm、長さ250cm程度のものであり、先
端が尖らせてある。ボルト13は、図3に示すように、
パネルを構成する丸太材11を貫通して連結し、そのボ
ルト13に螺合するナット14で固定されている。アン
カー3は地中に打ち込んで引き抜き抵抗力によって、護
岸の崩壊を防ぐものであり、打設型の支線アンカーを使
用するのが施工効率上好ましい。
【0012】施工手順を説明する。河川の岸に対して3
メートル程度の間隔で支線アンカー3を打設しておき、
支線アンカー3の取付部を露出させておく。固定杭2を
1.5メートルの間隔で垂直に地中に打ち込む。パネル
ユニット1を固定杭2の左右に交互に取り付けてゆく。
パネル間の間隔は丸太材の1本分程度とし、固定杭2に
ボルトで固定する。アンカーの取付部をパネルユニット
1または固定杭2に設けた金具に固定するか、パネルユ
ニット1及び固定杭2を貫通させて前面側で固定する。
支線アンカー3のターンバックル4でアンカーに緊張力
を与え、パネルユニット、または、固定杭でで構成され
る木製護岸に固定する。パネルユニット1の背面に裏込
土を充填し木製護岸を完成させる。
メートル程度の間隔で支線アンカー3を打設しておき、
支線アンカー3の取付部を露出させておく。固定杭2を
1.5メートルの間隔で垂直に地中に打ち込む。パネル
ユニット1を固定杭2の左右に交互に取り付けてゆく。
パネル間の間隔は丸太材の1本分程度とし、固定杭2に
ボルトで固定する。アンカーの取付部をパネルユニット
1または固定杭2に設けた金具に固定するか、パネルユ
ニット1及び固定杭2を貫通させて前面側で固定する。
支線アンカー3のターンバックル4でアンカーに緊張力
を与え、パネルユニット、または、固定杭でで構成され
る木製護岸に固定する。パネルユニット1の背面に裏込
土を充填し木製護岸を完成させる。
【0013】
【発明の効果】本発明の木製護岸は、環境の保護と調和
を図ることのできる木材を利用したもので、施工効率が
良く強度も十分ある。露出面が木材であるので景観的に
はより自然に近いものとなる。パネルの間に空間が形成
されるので、動物等も棲息でき、生態系を破壊すること
がない。
を図ることのできる木材を利用したもので、施工効率が
良く強度も十分ある。露出面が木材であるので景観的に
はより自然に近いものとなる。パネルの間に空間が形成
されるので、動物等も棲息でき、生態系を破壊すること
がない。
【図1】木製護岸の断面図。
【図2】木製護岸の正面図。
【図3】パネルユニットの断面図。
【符号の説明】 1…パネルユニット 11…丸太材 12…貫通穴 13…ボルト 2…固定杭 3…アンカー(支線アンカー)
Claims (4)
- 【請求項1】長手方向に間隔をおいて設置された固定杭
と、この固定杭の両側に丸太材からなるパネルユニット
が左右交互に固定された柵状体と柵状体を固定するアン
カーからなる木製護岸。 - 【請求項2】請求項1において、丸太材をステンレスボ
ルトで一体化してユニットパネルとした木製護岸。 - 【請求項3】請求項1〜2のいずれかにおいて、ユニッ
トパネルは丸太材を半割にしたものである木製護岸。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、アンカ
ーが支線アンカーである木製護岸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293666A JP2000120043A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 木製護岸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293666A JP2000120043A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 木製護岸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120043A true JP2000120043A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17797687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10293666A Pending JP2000120043A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 木製護岸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000120043A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106988268A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-28 | 上海嘉定水务工程设计有限公司 | 用于河道整治的仿木护岸结构 |
CN113475428A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-10-08 | 张龙 | 一种渔业养殖用水下防护围网 |
JP7002439B2 (ja) | 2018-11-30 | 2022-01-20 | 株式会社コーエイ産業 | 芯材挿通式木質構造体の製造方法 |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP10293666A patent/JP2000120043A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106988268A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-28 | 上海嘉定水务工程设计有限公司 | 用于河道整治的仿木护岸结构 |
JP7002439B2 (ja) | 2018-11-30 | 2022-01-20 | 株式会社コーエイ産業 | 芯材挿通式木質構造体の製造方法 |
CN113475428A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-10-08 | 张龙 | 一种渔业养殖用水下防护围网 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051007 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070501 |
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A02 | Decision of refusal |
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