JP2005133359A - 丸太法枠工法 - Google Patents

丸太法枠工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005133359A
JP2005133359A JP2003368334A JP2003368334A JP2005133359A JP 2005133359 A JP2005133359 A JP 2005133359A JP 2003368334 A JP2003368334 A JP 2003368334A JP 2003368334 A JP2003368334 A JP 2003368334A JP 2005133359 A JP2005133359 A JP 2005133359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
log
logs
ground
mounting plate
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003368334A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Takahashi
富男 高橋
Takesaburo Honda
竹三郎 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKATOKU KK
Original Assignee
TAKATOKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKATOKU KK filed Critical TAKATOKU KK
Priority to JP2003368334A priority Critical patent/JP2005133359A/ja
Publication of JP2005133359A publication Critical patent/JP2005133359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

【目的】 本発明は、法面に間伐材や丸太を菱形の格子枠状に組み上げた後、その格子枠の内側沿って不陸用客土袋を設置することにより法面の土砂の流失を防止し、且つ植物の生育に適した法面を確保して緑化を図る丸太法枠工法であり、間伐材の有効利用促進と共に、丸太特有の温もり等自然環境に調和を保つ特ようにした。
【構成】 丸太法枠工法において、傾斜地盤(B)に内角が略直角を成す菱形格子(A)を形成する傾斜丸太(1)の上辺に沿って不陸用客土袋(10)を設置し、且つ取付プレート(2)に丸太(1)の端部を十文字形の交差部(C)を載置し、その取付プレートをロックボルト(4)を打ち込んで傾斜地盤(B)に固定し、交差部(C)における丸太(1)の端部を木杭(6)を取付プレート(2)の孔(7)に挿通して地盤(B)に打ち込んだ構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、法面に間伐材や丸太を菱形の格子枠状に組み上げた後、その格子枠の内側沿って不陸用客土袋を設置することにより法面の土砂の流失を防止し、且つ植物の生育に適した法面を確保して緑化を図る丸太法枠工法であり、間伐材の有効利用促進と共に、丸太特有の温もり等自然環境に調和を保つ特長を有する。
一般の法枠工には、モルタル又はコンクリート吹付による吹付のり枠工や、プレキャスト製品におけるコンクリート枠、プラスチック枠、金属製枠などによるプレキャストが存在する。
そして、従来、法面に丸太又はコンクリート又は強化プラスチック製のブロックを格子状に組んで降雨による浸食を防止しながら、草木や本木を確実に定着させて生育させるための工法の発明は、下記の特許文献に示す通り知られている。
特開2002−220840号公開特許公報 特開2002−371561号公開特許公報 特開平09−144006号公開特許公報
ところが前記特許文献1の発明にあっては、丸太を角材に加工し、且つ角材の長さ方向の端面に貫通孔をあけ、その孔に金属ボルトを挿通して角材同士を連結して格子を組む構造になっている。そのため、広い法面に無数の格子を施工するために多量の金属ボルトを用いなければならず、且つその交差部を各筒状の連結体内で連結するの甚だ面倒で手間が掛かっていた。
次に、特許文献2の発明にあっては、間伐丸太を用い、その交差部を十字形又は三股形に組んで格子枠を成形しているが、降雨に対する排水効率の点では古くからの丸太法枠と変わることがない。
さらに、特許文献3の発明にあっては、コンクリート又はプラスチックの保護ブロックを組み合わせて格子枠を成形し、その格子平面に導水路を設けてある点は降雨に対して有効ではあるが、材料が木材でないため、出来上がった格子枠は周知のコンクリート法枠とかわることがなく、景観上好ましくない。また格子枠を構成する交差部は十文字型ブロックであるため、その重量は相当に重くなて人力では持ち運びが困難となり、クレーン等の吊り上げ機械を必要とし、コスト高になる。そして、時間が経過しても製品自体が存在し、植物の生育に支障をきたす場合もある。
本発明の第1は、丸太法枠工法において、傾斜地盤に内角が略直角を成す菱形格子を形成する傾斜丸太の上辺に沿って不陸用客土袋を設置したものである。
本発明の第2は、丸太法枠工法において、傾斜地盤に内角が略直角を成す菱形格子を形成する傾斜丸太の上辺に沿って不陸用客土袋を設置し、且つ取付板に丸太の端部を十文字形の交差部を載置し、その取付プレートをロックボルト又はアンカーを打ち込んで傾斜地盤に固定し、交差部における丸太の端部を木杭又はアンカーピンを取付プレートの孔に挿通して地盤に打ち込んだものである。
本発明の第3は、丸太法枠工法において、傾斜地盤に内角が略直角を成す菱形格子を形成する傾斜丸太の上辺に沿って不陸用客土袋を設置し、且つ取付プレートに丸太の端部を十文字形の交差部を、その両側に打ち込んだ補強杭と丸太に鎹で連結固定したものである。
本発明は上記の構成であるから、次のような効果がある。すなわち、第1に、菱形格子を形成する傾斜丸太の内側に沿って不陸用客土袋を地盤に馴染ませて敷き詰めたことにより、降雨によって緩んだ傾斜地盤の土砂の流出を防止する。また、客土厚が増し、中低木の植栽が可能となる。
取付板の中央部位の孔から地盤に打ち込んだロックボルト又はアンカーによって比較的小規模で傾斜地盤の崩壊頻度の高い崩壊深度1〜2m程度の崩壊は抑止できる。
間伐材の有効利用および二酸化炭素を固定した木材を利用するため、地球温暖化の防止、二酸化炭素の抑制、自然環境との調和等の効果が期待できる。
丸太は植物が生長するまでの期間内は表土の固定等、傾斜地盤の侵食および造成した生育基盤材を固定する緑化基礎工として目的を達成し、植物の生長により傾斜地盤の安定が増すに従って腐食し、植物の養分として自然の土に変える。
丸太は自然や植物と馴染みやすく、景観を損なうことがなく、さらに温もりや安心感などを提供でき、周辺環境と調和しやすい。また丸太は断面が丸形であるため周辺の植物が侵入しやすい。さらに、丸太は保湿性があるため植物の生育環境に適している。そして、丸太による法枠は、吹付枠工のようにモルタルやコンクリートを使用しないため、施工時期を問わず冬期の施工も可能である。
法枠の交差部に丸太固定用の取付プレートを介してアンカーピンで固定することによって植物の生長するまでの間は、丸太との相乗効果で法面の侵食および造成した土壌の安定が図れる。また、交差部にロックボルト(鉄筋などの補強材を挿入する)を使用することで比較的小規模で法面の崩壊頻度の高い崩壊深度1〜2m程度の崩壊を抑止できる。さらに、ロックボルトの使用によって、斜面や法面全体の安定性を高めることができるため、法面の安定勾配が確保できない場合でも有効である。
取付プレートは表面に突起することがないため、動植物の活動にやさしく、さらに丸太で覆われているため目立たず自然環境と調和しやすい。また、プレートは丸太が腐食した後でもアンカー、ロックボルトと共にその効力は持続する。
菱形格子の交差部の両側に打ち込んだ補強杭と丸太に鎹を打ち込み、取付プレートを設けないでも菱形格子が強固に成形されるから、金属材料がより省略され、間伐丸太だけの自然状態を保つことができる。
「実施例」
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。1は内角が直角を成す菱形の格子Aを形成するために所定の長さLに切り揃えた丸太であり、その端面を截頭したクサビ形に加工し、十文字形の交差部Cで接合する構造になっている。
2は丸太を載置して固定するための取付プレートであり、その中央部にロックボルト又はアンカー等の止め具挿通用孔3と、その孔3の外側に十文字形に配列した丸太取付用孔5をあけてある。取付プレートの形状は図示例は矩形を示すが他の多角形や円形等任意である。
4は取付プレート2の中央部の孔5に挿通して地盤Bに打ち込んだロックボルト4又は頭部が鈎形のアンカー4′であり、崩壊深度1〜2mに耐え得る長さとする。6は十文字形に配列した丸太取付用孔5に挿通して地盤Bに打ち込む木杭を主とし、且つアンカーピン等を含む棒軸状の止め具、7は丸太1の交差部Cの端部近傍にあけた止め具用孔である。
8は菱形格子Aの交差部Cにおける側面に打ち込んだ補強杭、9はその補強杭の平面と丸太1に打ち込んだ鎹(かすがい)である。10は不陸用客土袋であり、中身は伐採木材を加工したチップや乾燥汚泥若しくはバーク堆肥等を用いてある。
「具体的な施工例1(図4〜図6)」 施工手順は次の通りである。(1)なるべく同じ太さの間伐丸太1を用意し、且つ所定の長さLに切り揃える。(2)十文字形になる一方の一対の丸太の端面を密接ないしは近接し、その継ぎ目を挟んでその両側面に他方の一対の丸太の端面を当てることにより内角が直角を成す交差部Cを形成して地盤Bに配置する。(3)取付プレートの孔3からロックボルト4を打ち込み、取付プレート2を介して前記の交差部Cを地盤Bに押圧固定する。(4)継ぎ目側の丸太端部の孔7と取付プレート3の孔5に木杭6を挿通して傾斜地盤Bに打ち込んで出来上がった菱形格子Aを固定する。(5)菱形格子Aを形成する傾斜丸太1の上辺の内側に沿って不陸用客土袋10を地盤Bに馴染むように敷き詰める。
「具体的な施工例2(図7)」 (1)なるべく同じ太さの間伐丸太1を用意し、且つ所定の長さLに切り揃える。(2)丸太を内角が略直角を成す菱形格子Aを形成して地盤Bに配置する。(3)菱形格子Aの交差部Cにおける両側に補強杭8を打ち込む。(4)その補強杭の頂面と丸太1に鎹9を打ち込んで菱形格子Aの交差部Cを固定して菱形格子Aを傾斜地盤Bに固定する。(5)菱形格子Aを形成する傾斜丸太1の上辺の内側に沿って不陸用客土袋10を地盤Bに馴染むように敷き詰める。
本発明は、崩壊又は造成した法面を適切な植栽を施して自然の景観を修復しながら、且つ施工した法面を降雨等によって土砂の流失を防止するあらゆる緑化工事に適用することができる。
菱形格子内に不陸用客土袋を設置した例の概略平面図である。 図1の丸太法枠の一部の拡大図である。 図2の3−3線に沿う断面図である。 菱形格子の交差部において、丸太端部において木杭を取付プレートの孔に挿通して傾斜面に打ち込んだ例を示す平面図である。 図4の5−5線に沿う横断面図である。 図4の6−6線に沿う拡大横断面図である。 菱形格子の交差部の両側に打ち込んだ補強杭と丸太を鎹で連結した平面図である。
符号の説明
1……丸太
2……取付プレート
3……ロックボルト又はアンカー挿通孔
4……ロックボルト又はアンカー
5……木杭又はアンカーピン挿通孔
6……木杭又はアンカーピン等の止め具
7……丸太端部にあけた孔
8……補強杭
9……鎹
10……不陸用客土袋

Claims (3)

  1. 傾斜地盤(B)に内角が略直角を成す菱形格子(A)を形成する傾斜丸太(1)の上辺に沿って不陸用客土袋(10)を設置したことを特徴とする丸太法枠工法。
  2. 傾斜地盤(B)に内角が略直角を成す菱形格子(A)を形成する傾斜丸太(1)の上辺に沿って不陸用客土袋(10)を設置し、且つ取付プレート(2)に丸太(1)の端部を十文字形の交差部(C)を載置し、その取付プレートをロックボルト(4)又はアンカー(4′)を打ち込んで傾斜地盤(B)に固定し、交差部(C)における丸太(1)の端部を木杭(6)又はアンカーピンを取付プレート(2)の孔(7)に挿通して地盤(B)に打ち込んだことを特徴とする丸太法枠工法。
  3. 傾斜地盤(B)に内角が略直角を成す菱形格子(A)を形成する傾斜丸太(1)の上辺に沿って不陸用客土袋(10)を設置し、且つ取付プレート(2)に丸太(1)の端部を十文字形の交差部(C)を、その両側に打ち込んだ補強杭(8)と丸太(1)に鎹(9)で連結固定したことを特徴とする丸太法枠工法。
JP2003368334A 2003-10-29 2003-10-29 丸太法枠工法 Pending JP2005133359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368334A JP2005133359A (ja) 2003-10-29 2003-10-29 丸太法枠工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368334A JP2005133359A (ja) 2003-10-29 2003-10-29 丸太法枠工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005133359A true JP2005133359A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34646028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003368334A Pending JP2005133359A (ja) 2003-10-29 2003-10-29 丸太法枠工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005133359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100965294B1 (ko) 2008-02-04 2010-06-24 대한민국 비탈면 보호용 역삼각 원주목블록 및 그 시공방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100965294B1 (ko) 2008-02-04 2010-06-24 대한민국 비탈면 보호용 역삼각 원주목블록 및 그 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050096882A (ko) 보강토 옹벽용 친환경 식생블록
KR100935176B1 (ko) 도로사면 보호용 친환경 식생구조물 및 이의 시공방법
JP2005133359A (ja) 丸太法枠工法
KR100506980B1 (ko) 식생호안블럭
KR100840155B1 (ko) 간벌재를 이용한 콘크리트 옹벽 및 비탈면 보강용 앵커시스템
JP2000034731A (ja) 木 柵
KR200307169Y1 (ko) 경사지(傾斜地)의 흙 유실(붕괴) 방지물
JP2005120706A (ja) 排水路付き丸太法枠工法
JP2006207205A (ja) 法枠及びそれを用いた法面保護工法
JP2001226992A (ja) 土留ブロック
JP4767116B2 (ja) 間知ブロックによる造成壁面の緑化構造
JPH11293678A (ja) 法面保護工法
JP2004003257A (ja) 法面植生構造及びその法面施工方法
JP2002070024A (ja) 土留め枠および傾斜地等の土留め工法
JPH07158073A (ja) 法面用鋼性枠部材、及びこれを用いた法面緑化工法
JP3862606B2 (ja) 樹木根系支圧による斜面安定工法及びその斜面安定装置
JP3303164B2 (ja) 緑化型土留め構造物
JP2588475Y2 (ja) 人工地盤における樹木支持具
JPH09268561A (ja) 植生基盤構築方法
JP2000248553A (ja) 法面の修景緑化工法
JP2004100237A (ja) 鋼製網を用いた土留構造
JP3392318B2 (ja) 地山安定化工法および地山安定化構造体
JP4031273B2 (ja) 落石防止留付き筋工
JP2001064976A (ja) 土留め部材及び法面保護工法
JP3469450B2 (ja) 丸太法枠コンクリ−ト吹付け法面緑化工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20081007

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02