JP2000118527A - 液体用紙容器の口栓 - Google Patents

液体用紙容器の口栓

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JP2000118527A
JP2000118527A JP10296537A JP29653798A JP2000118527A JP 2000118527 A JP2000118527 A JP 2000118527A JP 10296537 A JP10296537 A JP 10296537A JP 29653798 A JP29653798 A JP 29653798A JP 2000118527 A JP2000118527 A JP 2000118527A
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JP
Japan
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spout
cap
paper container
liquid paper
cylinder
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Pending
Application number
JP10296537A
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English (en)
Inventor
Norio Hayashida
徳生 林田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器を開封するときに、スパウトを開口し易
く、小口径の口栓にも適用可能な液体用紙容器の口栓を
提供する。 【解決手段】液体用紙容器20の頂部に突設するスパウト
100 とこのスパウトに螺合して装着するキャップ200 と
からなる口栓10であって、キャップの天板210 にスパウ
トを封止するインナーリング211 を垂設し、スパウトの
注出筒110 の上端近傍の内面に封鎖板130 を形成し、注
出筒の封鎖板の下方近傍に環状薄肉脆弱部111 を設け、
スパウトの注出筒下方のフランジ120 の上面を液体用紙
容器の内面に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器頂部に突設す
るスパウトにキャップを螺着した液体用紙容器の口栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や非食品の液体内容物に使用
される液体用紙容器には、使用時の使い易さを考慮し
て、例えば図3に示すように、胴部が四角柱状で、切り
妻屋根型の頂部の傾斜板にキャップとスパウトとからな
る口栓を突設させた液体用紙容器が広く使用されてい
る。この口栓は、容器から突出するスパウトの注出筒に
キャップを螺合したものであるが、流通保管時の密封性
の完全さと使用時の易開封性を兼ね備えるため、図4に
示すように、注出筒(110)の内側下方に封鎖板(1
30)を設けて封止し、この封鎖板の開封位置に環状薄
肉脆弱部(131)を周設する切取り部(132)を設
け、この切取り部の内側周縁にプルリング(134)を
上端にもつ支柱(133)を立設したものが広く使用さ
れており、容器を開封するために口栓を開口するとき
は、キャップを取り外し、注出筒の内側に収容されいる
プルリングを指先に掛けて引っ張って、切取り部を周設
する環状薄肉脆弱部を引き裂いて開口していた。なお、
開口したスパウトは、キャップを螺着して再封止するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の口栓は、スパウトを開口するために、スパウトの
注出筒の内側に収容されているプルリングに指先を掛け
て引っ張ったときに、プルリングが切れたり、小さくて
掛けにくかったりして、スパウトを開口しにくいことが
あった。そして、このプルリングを用いる開封方式は、
口径の小さいスパウトには適用することができなかっ
た。また、スパウトを射出成形で製造するときに、プル
リングが金型に引っ掛かって離型しにくく、環状薄肉脆
弱部を破損することなどがあった。
【0004】本発明は、上述の従来の口栓の問題を解決
するものであり、容器を開封するときに、スパウトを開
口し易く、小口径の口栓にも適用可能な液体用紙容器の
口栓を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、図1(a)に示すように、液体用紙容器(2
0)の頂部に突設するスパウト(100)とこのスパウ
トに螺合して装着するキャップ(200)とからなる口
栓(10)であって、前記キャップ(200)の天板
(210)にスパウトを封止するインナーリング(21
1)(外周面をスパウト口部内面に圧接する封止リン
グ)を垂設し、前記スパウト(100)の注出筒(11
0)の上端近傍の内面に封鎖板(130)を形成し、前
記注出筒の封鎖板の下方近傍に環状薄肉脆弱部(11
1)を設け、前記スパウトの注出筒下方のフランジ(1
20)の上面を液体用紙容器の内面に接着したことを特
徴とする液体用紙容器の口栓(10)である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、図2(a)
に示すように、液体用紙容器(20)の頂部に突設する
スパウト(100)とこのスパウトに螺合して装着する
キャップ(200)とからなる口栓(10)であって、
前記キャップ(200)の天板(210)にスパウトを
封止するインナーリング(211)を垂設し、前記スパ
ウト(100)の注出筒(110)の上端近傍の内面に
封鎖板(130)を形成し、該封鎖板の注出筒内面近傍
に環状薄肉脆弱部(131)を設け、前記スパウトの注
出筒下方のフランジ(120)の上面を液体用紙容器の
内面に接着したことを特徴とする液体用紙容器の口栓
(10)である。
【0007】
【作用】本発明の第1の発明の口栓は、キャップを取り
外し、図1(b)に示すように注出筒(110)の上方
を両側から指先で挟んで押圧(矢印)すると、注出筒の
封鎖板(130)の下方近傍に設けられた図1(a)に
示す環状薄肉脆弱部(111)が切断され、封鎖板をス
パウトとから分離してスパウトを開口することができ
る。この開口操作は、従来のプルリング付スパウトの開
口操作と比較して容易である。
【0008】また、本発明の第2の発明の口栓は、キャ
ップを取り外し、図2(b)に示すように、注出筒(1
10)の上方を両側から指先で挟んで押圧(矢印)する
と、封鎖板の注出筒内面近傍に設けられた図2(a)に
示す環状薄肉脆弱部(131)が切断され、注出筒の口
部から封鎖板が突出してくる。この突出する封鎖板を引
っ張って未切断部分の環状薄肉脆弱部を切断しスパウト
とから分離し、スパウトを開口することができる。この
開口操作は、従来のプルリング付スパウトの開口操作と
比較して容易である。
【0009】また、本発明の口栓の構造は、従来のプル
リング付スパウトのように、注出筒の内側に環状薄肉脆
弱部を切断するためのプルリングなどを収容する必要が
ないため、小口径の口栓にも適用することが可能であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の口栓は、液体用紙容器の
頂部に突設するスパウトとこのスパウトに螺合して装着
するキャップとからなる口栓であり、図1(a)及び図
2(a)に示すように、スパウト(100)の注出筒
(110)下方のフランジ(120)の上面を液体用紙
容器(20)の内面に超音波シール法などにより熱融着
して接着する所謂内付けタイプの口栓である。そして、
キャップは、ポリプロピレンやポリエチレンなどを用い
て射出成形するものであり、スパウトは、通常、ポリエ
チレンを用いて射出成形するものである。
【0011】本発明の口栓の一実施形態の構造は、図1
(a)に示すように、キャップ(200)の天板(21
0)にスパウトを封止するインナーリング(211)を
垂設し、周壁(220)の内周面にスパウトとの螺合部
(221)(雌ねじ)を設け、スパウト(100)の注
出筒(110)の上端近傍の内面に封鎖板(130)を
形成し、この封鎖板の下方近傍の注出筒に薄肉のリング
状線からなる環状薄肉脆弱部(111)を設け、この環
状薄肉脆弱部の下方の注出筒の外周面にキャップとの螺
合部(112)(雄ねじ)を設け、注出筒の下方にフラ
ンジ(120)を設けるものである。なお、環状薄肉脆
弱部は、注出筒の外面に切り込み(113)を環状(リ
ング状)に設けて形成するものであり、環状薄肉脆弱部
の厚みは、注出筒の上方を両側から指先で挟んで押圧し
たときに切断されるように設定されるものである。ま
た、スパウトにキャップを装着したときのキャップ下端
とスパウトのフランジ面とのクリアランス(隙間)は、
通常、図1(a)に示すように、スパウト開口前で2〜
3mmであり、図1(c)に示すように、スパウト開口
後で0.5mm程度になるように設計するものである。
【0012】また、本発明の口栓の他の一実施形態の構
造は、図2(a)に示すように、キャップ(200)の
天板(210)にスパウトを封止するインナーリング
(211)を垂設し、周壁(220)の内周面にスパウ
トとの螺合部(221)(雌ねじ)を設け、スパウト
(100)の注出筒(110)の上端近傍の内面に封鎖
板(130)を形成し、この封鎖板の注出筒内面近傍
に、薄肉のリング状線からなる環状薄肉脆弱部(13
1)を設け、注出筒の外周面にキャップとの螺合部(1
12)(雄ねじ)を設け、注出筒の下方にフランジ(1
20)を設けるものである。なお環状薄肉脆弱部は、封
鎖板の下面に切り込み(135)を環状(リング状)に
設けて形成するものであり、環状薄肉脆弱部の厚みは、
注出筒の上方を両側から指先で挟んで押圧したときに切
断されるように設定されるものである。また、スパウト
にキャップを装着したときのキャップ下端とスパウトの
フランジ面とのクリアランス(隙間)は、通常、図2
(a)及び(b)に示すように、スパウトの開口前及び
開口後とも0.5mm程度になるように設計するもので
ある。
【0013】なお、本発明の口栓は、スパウトを射出成
形して製造するときに、従来のプルリング付パウチの注
出筒内に設けられるプルリングのような金型への引っ掛
かりがないため、金型からの離型がし易く環状薄肉脆弱
部が引っ張られて破損することがない。
【0014】また、本発明の口栓(10)は、図1
(c)又は図2(c)に示すように、スパウト(10
0)を開口したのちキャップ(200)を螺着して装着
すると、スパウトの注出筒(110)の口部が、キャッ
プの天板(210)下面に垂設されたインナーリング
(211)によって封止されて、容器を再封止すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の液体用紙容器の口栓は、容器を
開封するときに、スパウトからキャップを取り外し、注
出筒の上方を両側から指先で挟んで押圧すると環状薄肉
脆弱部が切断し、封鎖板をスパウトとから分離してスパ
ウトを開口することができる。この開口操作は、従来の
プルリング付スパウトと比較して、開口ミスがなく容易
である。
【0016】また、本発明の液体用紙容器の口栓は、そ
の構造から従来のプルリング付スパウトでは不可能であ
った小口径の口栓を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の口栓の一実施形態の構造を
示す断面図であり、(b)は、そのスパウトの封鎖板を
開口する状態を示す説明図であり、(c)は、開口した
スパウトをキャップで封止した状態を示す断面図であ
る。
【図2】(a)は、本発明の口栓の他の一実施形態の構
造を示す断面図であり、(b)は、そのスパウトの封鎖
板を開口する状態を示す説明図であり、(c)は、開口
したスパウトをキャップで封止した状態を示す断面図で
ある。
【図3】一例の液体用紙容器の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の一例のプルリング付スパウトの構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
10……口栓 20……液体用紙容器 21……胴部 22……傾斜板 100……スパウト 110……注出筒 111,131……環状薄肉脆弱部 112,221……螺合部 113,135……切り込み 120……フランジ 130……封鎖板 132……切取り部 133……支柱 134……プルリング 200……キャップ 210……天板 211……インナーリング 220……周壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体用紙容器の頂部に突設するスパウトと
    該スパウトに螺合して装着するキャップとからなる口栓
    であって、前記キャップの天板にスパウトを封止するイ
    ンナーリングを垂設し、前記スパウトの注出筒の上端近
    傍の内面に封鎖板を形成し、前記注出筒の封鎖板の下方
    近傍に環状薄肉脆弱部を設け、前記スパウトの注出筒下
    方のフランジの上面を液体用紙容器の内面に接着したこ
    とを特徴とする液体用紙容器の口栓。
  2. 【請求項2】液体用紙容器の頂部に突設するスパウトと
    該スパウトに螺合して装着するキャップとからなる口栓
    であって、前記キャップの天板にスパウトを封止するイ
    ンナーリングを垂設し、前記スパウトの注出筒の上端近
    傍の内面に封鎖板を形成し、該封鎖板の注出筒内面近傍
    に環状薄肉脆弱部を設け、前記スパウトの注出筒下方の
    フランジの上面を液体用紙容器の内面に接着したことを
    特徴とする液体用紙容器の口栓。
JP10296537A 1998-10-19 1998-10-19 液体用紙容器の口栓 Pending JP2000118527A (ja)

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