JP2000118312A - 車載用オーディオ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ装置に大きな変更を加えることな
しに、その時計機能部に自動車またはオーディオ装置の
一部として有用な機能を付加する。 【解決手段】 時計機能部を、マイクロコンピュータ
１、タイマ２、記憶部３、比較部４、表示部５、アンプ
６、操作部７により構成し、自動車の走行時、タイマ２
でカウントしている現在の総走行時間と記憶部３に記憶
してある所定の連続走行時間とを比較部４で比較して、
これらの時間が一致したときに、表示部５に警告表示を
表示し、アンプ６を通じて警告音を発する機能と、記憶
部３に放送番組の時間を登録設定し、タイマ２でカウン
トした時間と記憶部３に設定してある時間とを比較部４
で比較して、設定時間に達した時にマイコン１によりオ
ーディオ装置の自動選局を行い、予め決めた放送番組を
出力する機能とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、時計機能部を備え
た車載用オーディオ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のオーディオ装置に備えた
時計機能部は、図２に示すように、オーディオ装置全体
をコントロールするマイクロコンピュータ（以下、マイ
コンと省略する。）２１と、時間をカウントするタイマ
２２と、時間を表示する表示部２３とを備え、タイマ２
２により時間をカウントし、マイコン制御の表示部２３
に時間を表示するように構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車載用オーディオ装置の時計機能部では、専ら時間
の表示用として用いられているだけで、自動車との関連
で、またはオーディオ装置の一部として有効に利用され
ていないという問題があった。

【０００４】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、オーディオ装置に大きな変更を加えるこ
となしに、その時計機能部に自動車またはオーディオ装
置の一部として有用な機能を付加した優れた車載用オー
ディオ装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車載用オーディオ装置においては、オーデ
ィオ装置が持っている各機能部を利用して、その時計機
能部に、自動車の連続走行時間を監視させて、ドライバ
ーに休憩を促す警告表示や警告音を発する機能、さらに
予め定めた時間に予め決めてある放送番組を自動選局す
る機能を設けたものである。

【０００６】本発明によれば、オーディオ装置に大きな
変更を加えることなしに、その時計機能部に自動車また
はオーディオ装置の一部として有用な機能を付加した優
れた車載用オーディオ装置が得られる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の車載用
オーディオ装置は、時計機能部を、時間をカウントする
タイマと、時間を出力する出力部と、自動車の総走行時
間のいくつかのパラメータを持つ記憶部と、タイマでカ
ウントされた現走行時間と記憶部に記憶された時間とを
比較する比較部とにより構成し、現走行時間と記憶され
た時間が一致した時に、出力部を通じて自動車の連続走
行時間について警告を発する機能を備えたものであり、
自動車の連続走行時間を監視して、その走行時間に応じ
てドライバーに休憩を促すという作用を有する。

【０００８】本発明の請求項２に記載の車載用オーディ
オ装置は、請求項１の構成において、出力部にオーディ
オ装置の表示手段を用い、この表示手段上に、自動車の
連続走行時間について警告表示を表示するようにしたも
のであり、自動車の連続走行時間を監視して、その走行
時間に応じてドライバーに休憩を促すという作用を有す
る。

【０００９】本発明の請求項３に記載の車載用オーディ
オ装置は、請求項１または２の構成において、出力部に
オーディオ装置の音声出力出段を用い、この音声出力手
段により、自動車の連続走行時間について警告音を発生
するようにしたものであり、自動車の連続走行時間を監
視して、その走行時間に応じてドライバーに休憩を促す
という作用を有する。

【００１０】本発明の請求項４に記載の車載用オーディ
オ装置は、請求項１から３のいずれかの構成において、
放送番組の時間を記憶する番組記憶部を併せて備え、オ
ーディオ装置を予め定めた時間に予め決めてある放送番
組に自動選局するものであり、記憶部に予め決めてある
放送番組を登録することで、定期的に聞いている希望の
番組を聞き逃すことがなく、またドライバーは選局操作
が不要になり、自動車の運転に集中できるという作用を
有する。

【００１１】本発明の請求項５に記載の車載用オーディ
オ装置は、請求項１から４のいずれかの構成において、
記憶部の時間設定を行う操作部とオーディオ装置の操作
部とを兼用するようにしたものであり、オーディオ装置
に大きな変更を加えることがないという作用を有する。

【００１２】以下、本発明の実施例について図を用いて
説明する。 （実施例）図１は本発明の一実施例における車載用オー
ディオ装置の時計機能部の構成を示している。図１にお
いて、１はオーディオ全体をコントロールするマイクロ
コンピュータ（以下、マイコンという。）であり、この
中に、時間をカウントするタイマ２、総走行時間のいく
つかのパラメータを持ち、さらに放送番組の時間などを
登録可能な記憶部３、タイマ２でカウントされた現走行
時間と記憶部３に記憶された時間とを比較する比較部４
を持っている。このマイコン１には自動車の走行時に発
生する車速信号が入力される。５は時間を表示する表示
部であり、６は音声を増幅するアンプであり、７はオー
ディオ装置の操作部であり、これらの外部インターフェ
ースはオーディオ装置が持っている機能であり、これら
を利用して、表示部５を警告表示の出力部として、アン
プ６を警告音の出力部として、操作部７を記憶部３のパ
ラメータを可変できる操作部として兼用している。

【００１３】次に、上記実施例の動作について説明す
る。図１において、自動車の走行時、記憶部３に記憶さ
れている所定の連続走行時間（なお、これらのパラメー
タはドライバーの操作部７の操作によりデフォルト値を
可変できる。）と、タイマ２でカウントされた現在の総
走行時間とを比較部４で比較され、これらの時間が一致
したときに、オーディオ装置の表示部５に警告表示が表
示され、オーディオ装置のアンプ６により警告音が発せ
られる。

【００１４】また、記憶部３に放送番組の時間を登録設
定してある場合には、記憶部３に設定されている時間と
タイマ２でカウントされた時間とを比較部４で比較さ
れ、設定時間に達した時にマイコン１によりオーディオ
装置に自動的に選局動作が行われ、その放送番組が出力
される。

【００１５】このように上記実施例によれば、時計機能
部を拡大して、自動車の連続走行時間を監視させ、その
走行時間に応じて、オーディオ装置の表示部５に警告表
示を出力し、さらにオーディオ装置のアンプ６を通じて
警告音を出力するようにしているので、これらの警告表
示、警告音によりドライバーに休憩を促すことができ
る。

【００１６】さらに、放送番組の時間の登録設定によ
り、その時間にその放送番組を自動選局できるようにし
ているので、自動車の運転中に、定期的に聞いている番
組など希望の番組を時間を気にすることなしに確実に聞
くことができるうえ、ドライバーがその選局操作を行う
ことがなく、自動車の運転に集中することができる。

【００１７】また、この機能の構成上、マイコン１内部
の記憶部３や比較部４を増強し、マイコン１の必要最低
限のランクアップで、オーディオ装置が持つ外部インタ
ーフェースをそのまま利用しているので、オーディオ装
置に大きな変更を加えることなしに、有用な機能を低コ
ストで付加することができる。

【００１８】

【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、オーディオ装置が持っている各機能部を利用して、
時計機能部に、自動車の連続走行時間を監視させて、ド
ライバーに休憩を促す警告表示や警告音を発する機能、
さらに予め定めた時間に予め決めてある放送番組を自動
選局する機能を設けているので、オーディオ装置に大き
な変更を加えることなしに、その時計機能部に自動車ま
たはオーディオ装置の一部品として有用な機能を付加す
ることができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における車載用オーディオ装
置の時計機能部の構成を示すブロック図

【図２】従来の車載用オーディオ装置の時計機能部の構
成を示すブロック図

【符号の説明】

１ マイクロコンピュータ ２ タイマ ３ 記憶部 ４ 比較部 ５ 表示部 ６ アンプ ７ 操作部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 時計機能部を備えた車載用オーディオ装
   置において、時計機能部を、時間をカウントするタイマ
   と、時間を出力する出力部と、自動車の総走行時間のい
   くつかのパラメータを持つ記憶部と、タイマでカウント
   された現走行時間と記憶部に記憶された時間とを比較す
   る比較部とにより構成し、現走行時間と記憶された時間
   が一致した時に、出力部を通じて自動車の連続走行時間
   について警告を発する機能を備えた車載用オーディオ装
   置。
2. 【請求項２】 出力部にオーディオ装置の表示手段を用
   い、この表示手段上に、自動車の連続走行時間について
   警告表示を表示する請求項１に記載の車載用オーディオ
   装置。
3. 【請求項３】 出力部にオーディオ装置の音声出力出段
   を用い、この音声出力手段により、自動車の連続走行時
   間について警告音を発生する請求項１または２に記載の
   車載用オーディオ装置。
4. 【請求項４】 放送番組の時間を記憶する番組記憶部を
   併せて備え、オーディオ装置を予め定めた時間に予め決
   めてある放送番組に自動選局する請求項１から３のいず
   れかに記載の車載用オーディオ装置。
5. 【請求項５】 記憶部の時間設定を行う操作部とオーデ
   ィオ装置の操作部とを兼用する請求項１から４のいずれ
   かに記載の車載用オーディオ装置。