JP2000118090A - プリント制御方法およびプリンタ装置 - Google Patents

プリント制御方法およびプリンタ装置

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JP2000118090A
JP2000118090A JP10294040A JP29404098A JP2000118090A JP 2000118090 A JP2000118090 A JP 2000118090A JP 10294040 A JP10294040 A JP 10294040A JP 29404098 A JP29404098 A JP 29404098A JP 2000118090 A JP2000118090 A JP 2000118090A
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宏志 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定した自動プリント動作を適切に実行し、
プリントを確実に得るプリント制御方法およびプリンタ
装置を提供。 【解決手段】 メモリカード16には、プリントする画像
情報と画像を自動的にプリントさせるための自動プリン
ト(ATP )ファイルとが記録され、制御部50は、ATP ファ
イルの内容に従ってメモリカード16に記録された画像情
報をフレームメモリ52を介してプリントエンジン54に送
ってプリントするとともに、不揮発性メモリ56にプリン
ト履歴情報を作成する。前回の自動プリントが中断され
たメモリカード16が検出されると、表示部48にその旨を
表示するとともに操作部46への確認操作により、制御部
50は、不揮発性メモリ56に記憶したプリント履歴情報に
従って、前回中止された自動プリントの途中から自動プ
リントを再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記録紙に記
録するプリンタにおけるプリント制御方法およびプリン
タ装置に係り、たとえば、ディジタルカメラ等の撮像装
置にて撮影されて記憶媒体に記憶した画像やコンピュー
タ装置等にて処理されて記憶媒体に記憶した画像を自動
的に印刷する場合のプリント制御方法およびプリンタ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラやムービーカメラ
などの撮像装置およびコンピュータ処理装置にインスト
ールされた画像処理ソフトウェアなどにて、たとえばフ
ルカラーの写真画像や動画像を表わすアナログもしくは
ディジタル画像信号を得ることが可能になってきた。こ
のような背景の下、画像信号をモニタ装置に表示してそ
の表示画像を鑑賞するだけではなく、ハードコピーとし
て残しておきたいという要望がある。このような写真画
像を記録紙に記録するプリンタとしては、いわゆるビデ
オプリンタが知られており、熱転写方式、サーモオート
クローム(TA)方式、インクジェット方式およびレーザ方
式などの各種記録方式によるものがある。
【0003】これらプリンタは、パソコンやビデオ再生
器などに接続してその出力画像をハードコピーするもの
であるが、最近では、たとえば、ディジタル画像データ
が書き込まれた小型のメモリカードをサーモオートクロ
ーム方式のプリンタに挿入して、その記録データを読み
出してカラー画像をプリントするビデオプリンタも発売
されており、画像信号を再生する機器にプリンタを接続
しなくても、画像データを記録した記録媒体とプリンタ
だけで、所望の記録画像をハードコピーしたプリントを
得ることが可能になってきた。また、ディジタル写真デ
ータが記録されたメモリカードや磁気ディスク等を顧客
より受け付けて、その記録画像を印刷出力する写真出力
サービスが行なわれており、このようなサービスを行な
うラボでは、受け付けた画像データを銀塩写真プリンタ
等を利用してプリント出力し、銀塩写真と同等の写真が
得られるようになってきた。
【0004】このようなプリンタとして、たとえば、特
開平6-8537号公報には、メモリカードに書き込まれてい
る画像データをプリントジョブで指定された枚数および
順序でプリントするプリンタシステムが記載されてい
る。このプリンタシステムにおけるプリントジョブ情報
は、プリンタにて操作してプリントプログラム情報の記
憶領域に格納したものであり、ジョブNoと画像番号と枚
数、さらにはマルチプリントに関する情報を設定し上記
記憶領域に書き込むもので、プリンタはこのプリントジ
ョブ情報を参照してプリントを実行する。この従来例で
は、複数枚をプリントする際に記録紙が足りるかどうか
を確認してから自動プリントを開始し、メモリカードに
蓄積されている多くの画像の中から所望の画像を所望の
順序で、所望の枚数だけ、さらには連続してプリントを
行なうことができるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のようなプリンタシステムは、自動プリントを実行中
に、たとえば、記録紙の2枚送りが発生して残枚数が少
なくなりプリント途中で紙切れが発生したり、突然に電
源断となるような状態が発生したりする場合など予期せ
ぬ原因によって自動プリント動作が途中で中断される
と、たとえその後にプリンタが動作可能状態に復帰した
場合では、その自動実行中のプリント動作を中断途中か
ら再開することができなかった。
【0006】したがって操作者は、プリントがどこまで
完了しているかを確認し、プリントジョブ情報からプリ
ント完了分データを除去してから、残りのプリント得る
ための再設定、つまりプリントジョブ情報の再作成をし
なければならず、これは非常にわずらわしい作業であっ
た。もちろん、最初から自動プリントをやり直すことは
可能であるが、これでは既に出力されているプリントが
無駄になる。
【0007】また、自動プリントを行なうためのプリン
トジョブ情報がメモリカードに記憶されていなければ自
動プリントは実行できないが、操作者は外観的には自動
プリントファイルがカードに格納されているかどうか、
つまり自動プリント機能が使用可能であるか否かを判別
することができず、さらには、プリントジョブ情報がメ
モリカードに記録されていたとしても、自動プリントが
途中で中断されたものであるか、自動プリントが正常に
完了したものであるかが区別することができないという
問題があった。
【0008】さらに、自動プリントが終了して所望のプ
リントが得られた場合、その自動プリントを指定するプ
リントジョブ情報そのままにしておくと、記録されてい
る自動プリントファイルによって、操作者の意に反して
2回以上の自動プリントを実行してしまうことが発生
し、この場合も、無駄なプリントを出力されるという問
題があった。
【0009】このように、従来例では、自動プリントが
中断されないようにしてから自動プリント動作を開始す
る点について考慮されているものの、万が一その自動プ
リントが予期せぬ自体によって中断された場合に、適切
に自動プリント動作を再開する点については考慮されて
おらず使い勝手が悪かった。
【0010】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、指定した自動プリント動作を適切に実行して、指定
されたプリントを過不足なく確実に得ることができ、ま
た操作性のよいプリント制御方法およびプリンタ装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、入力される画像情報の表わす画像を、該
画像情報とともに供給される自動プリント情報にて指定
されるジョブ情報に従って記録紙にプリントするプリン
ト制御方法において、この方法は、自動プリント情報
と、自動プリント情報に従ってプリントした際の該自動
プリント情報を特定するための第1の情報と、自動プリ
ント情報によるプリント処理における処理状態を示す第
2の情報とを取得する取得工程と、第2の情報に従っ
て、指定されるジョブを途中から再開する再開処理工程
と、再開処理工程に先だって、第2の情報がプリント実
行中の処理状態を示している場合、自動プリント情報
が、第2の情報が更新された際に処理を規定していた自
動プリント情報であるかどうかを第1の情報に基づいて
判定する判定工程とを含み、自動プリント情報が、第2
の情報が更新された際に処理を規定していた自動プリン
ト情報である場合に、再開処理工程に移行することを特
徴とする。
【0012】また本発明は上述の課題を解決するため
に、入力される画像情報の表わす画像を、画像情報とと
もに供給される自動プリント情報にて指定されるジョブ
情報に従って記録紙にプリントするプリント制御方法に
おいて、この方法は、自動プリント情報と、自動プリン
ト情報に従ってプリントした際の自動プリント情報を特
定するための第1の情報と、自動プリント情報によるプ
リント処理における処理状態を示す第2の情報とを取得
する取得工程と、第2の情報がプリント実行中以外の処
理状態を示している場合、自動プリント情報が、第2の
情報が更新された際に処理を規定していた自動プリント
情報であるかどうかを第1の情報に基づいて判定する判
定工程と、自動プリント情報が、第2の情報が更新され
た際に処理を規定していた自動プリント情報ではない場
合に、ジョブ情報に従って画像をプリントする自動プリ
ント処理工程とを含むことを特徴とする。
【0013】また本発明は上述の課題を解決するため
に、入力される画像情報の表わす画像を、画像情報とと
もに供給される自動プリント情報にて指定されるジョブ
情報に従って記録紙にプリントするプリンタ装置におい
て、この装置は、画像情報と自動プリント情報とを入力
する入力手段と、入力手段に入力される画像情報に応じ
た画像を記録紙に形成する印刷手段と、画像情報を前記
ジョブ情報に従ってプリントさせる自動プリントを制御
する制御手段とを有し、制御手段は、自動プリント情報
と、自動プリント情報に従ってプリントした際の自動プ
リント情報を特定するための第1の情報と、自動プリン
ト情報によるプリント処理における処理状態を示す第2
の情報とを取得する取得手段と、第2の情報に従って、
指定されるジョブを途中から再開する再開処理手段と、
ジョブを途中から再開するのに先だって、第2の情報が
プリント実行中の処理状態を示す場合、自動プリント情
報が、第2の情報が更新された際に処理を規定していた
自動プリント情報であるかどうかを第1の情報に基づい
て判定する判定手段とを含み、自動プリント情報が、第
2の情報が更新された際に処理を規定していた自動プリ
ント情報であると判定されると、再開処理手段は、ジョ
ブを途中から再開することを特徴とする。
【0014】また本発明は上述の課題を解決するため
に、入力される画像情報の表わす画像を、画像情報とと
もに供給される自動プリント情報にて指定されるジョブ
情報に従って記録紙にプリントするプリンタ装置におい
て、この装置は、画像情報と自動プリント情報とを入力
する入力手段と、入力手段に入力される画像情報に応じ
た画像を記録紙に形成する印刷手段と、画像情報を前記
ジョブ情報に従ってプリントさせる自動プリントを制御
する制御手段とを有し、制御手段は、自動プリント情報
と自動プリント情報に従ってプリントした際の自動プリ
ント情報を特定するための第1の情報と、自動プリント
情報によるプリント処理における処理状態を示す第2の
情報とを取得する取得手段と、第2の情報がプリント実
行中以外の処理状態を示している場合、自動プリント情
報が、第2の情報が更新された際に処理を規定していた
自動プリント情報であるかどうかを第1の情報に基づい
て判定する判定手段と、自動プリント情報が、第2の情
報が更新された際に処理を規定していた自動プリント情
報ではないと判定されると、再開処理を行なわず、自動
プリント情報に従って画像をプリントする自動プリント
処理を行なう自動プリント処理手段とを含むことを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明が
適用されたプリンタの一実施例を詳細に説明する。図2
を参照すると本実施例におけるプリンタ10の外観図が示
されている。このプリンタ10は、熱によってシアン、マ
ゼンタおよびイエローの各発色層にてそれぞれ発色し所
望のカラー画像を形成する記録紙12を発熱ヘッドによっ
て加熱して、メモリカード16に記録されたカラー画像を
その記録紙12に記録するTA方式のビデオプリンタであ
る。このプリンタ10はまた、発熱ヘッドと記録紙との間
に顔料等をフィルム上に塗布したインクシートを挟み、
その顔料等を熱によって溶融または昇華させて記録紙に
転写する熱転写方式によって画像を形成することもでき
る。本実施例におけるプリンタ10は、メモリカード14に
記録された画像データを印刷する際に、操作者が画像の
1コマ1コマをその都度指定してプリントを実行させる
個別プリント機能と、所望の複数の画像プリントを得る
ための自動プリントファイルを予め作成してメモリカー
ド16に記録しておき、プリンタ10に自動プリントファイ
ルの内容を読み込んで、その内容によって指定されるコ
マ番号や枚数等の情報に従って所望の画像をプリント出
力する自動プリント機能とを有する多機能プリンタであ
る。
【0016】このプリンタ10は、図示するように、使用
前の記録紙12を収容するペーパマガジン14をその前面に
装着し、また、メモリカード16をその挿入口18に差し込
んで、メモリカード16の記録情報を記録紙12にプリント
し、画像が印刷された記録紙を排出口20より排出する画
像形成装置である。
【0017】プリンタ10には、本装置10の電源を投入す
る電源スイッチ22と、各種操作を取り消すためのキャン
セル釦24であってたとえば自動プリントの実行を途中で
キャンセルさせるキャンセル釦24と、メモリカード16に
記録されている自動プリントのための情報に従ってメモ
リカード16に記憶された画像情報を自動的にプリント開
始させるための自動プリント釦26と、記憶された画像情
報を順送り釦(+) 28および逆送り釦(-) 30を使用して任
意に指定した画像情報を1枚ずつプリントさせる個別プ
リント釦32とがそれぞれ装置上面に配設されている。
【0018】電源スイッチ22の近傍には電源の投入状態
を表示する電源パイロットLED 34が配置され、自動プリ
ント釦26の近傍には自動プリント有効表示LED 35が配置
され、個別プリント釦32の近傍には個別プリント有効LE
D 36が配置されており、個別プリント有効LED 36の本体
奥側には前述の逆送り釦30および順送り釦28が順に配置
されている。また、本装置10前面の挿入口18の近傍左上
にはカード状態表示LED 37が配置され、排出口20の近傍
左上にはプリント状態表示LED 38が配置されている。
【0019】自動プリント有効表示LED 36は、自動プリ
ント機能の可能・不能表示を緑の点灯・消灯で示し、自
動プリント中でその状態が継続していることを緑の点滅
で示し、さらに、最後に実行した自動プリントが途中で
中断しており現在はその自動プリントの再開続行が不能
であることを赤の点滅にて示す。個別プリント有効LED
38は、1枚毎のプリント指定でプリントする個別プリン
トの有効無効を緑の点灯消灯で示す。カード状態表示LE
D 37は、メモリカード16がスロット40に装着されていな
い場合やプリント可能な画像がメモリカード16に記録さ
れていない場合に赤の点滅で示し、それ以外の場合には
緑の点灯で示す。プリント状態表示LED38は、正常にプ
リント処理を実行中の場合に点灯し、紙切れ等のトラブ
ル発生時には点滅する。それ以外のときには消灯する。
【0020】このプリンタ10は、図1にその内部構成を
示すように、メモリカード16を着脱自在に装着するカー
ドスロット40と、メモリカード16に対する情報の書込み
および読出しを制御するメモリカードコントローラを有
するカードインタフェース(I/F) 回路42とを有し、カー
ドインタフェース回路42はメモリカード16から読み出し
た情報をバス44に出力する。バス44には、上述の電源ス
イッチ22、キャンセル釦24、自動プリント釦26、順送り
釦28、逆送り釦30および個別プリント釦32と、これらス
イッチおよび操作釦への操作状態を検出する検出回路と
を含む操作部46が接続され、操作部46は検出された操作
状態に応じた検出信号をバス40に出力する。バス44には
さらに上述の電源パイロットLED 34、自動プリント有効
表示LED36および個別プリント有効LED 38と、これら表
示器を点灯、消灯もしくは点滅させる点灯駆動回路とを
含む表示部48とが接続され、表示部48は、バス44から供
給される制御信号に従ってこれら表示器を明滅させる。
【0021】バス44にはさらに、本装置10の各部を制御
する制御部(CPU) 50と、メモリカード16から読み出され
た1コマもしくは複数コマの画像を表わす画像情報を一
時格納するフレームメモリ52とが接続され、制御部50
は、メモリカード16から読み出された圧縮画像データを
その圧縮方式に応じて解凍してラスタデータに変換し、
変換されたビットイメージの画像データをフレームメモ
リ52に格納する。制御部50は、メモリカード16に記録さ
れた自動プリントファイル(以下、ATP ファイルと称す
る)の内容に従って、フレームメモリ52に格納された画
像情報をプリントエンジン54に供給させて、所望の画像
をプリントさせる制御を行なう。
【0022】バス44には、上述のTA方式および熱転写方
式の印刷を実行するプリントエンジン54が接続されてお
り、制御部50は、フレームメモリ52に一時格納された画
像データをプリントエンジン54に供給し、プリントエン
ジン54は、供給される画像データを発熱ヘッドの発熱素
子数に応じたシリアルのデータ列に変換して発熱ヘッド
に供給し、ライン上に300DPIの密度にて形成された発熱
ヘッドの各発熱素子をデータ列に従って発熱させる。プ
リントエンジン54は、記録紙12をライン毎に搬送して各
ラインの画像形成を繰り返し、面積階調もしくは濃度階
調方式によりカラー画像を形成する。
【0023】バス44に接続された表示制御部58は、フレ
ームメモリ52から読み出される画像データを、出力端子
60に接続される外部接続のモニタ装置62に適合する形式
の画像信号に変換してモニタ装置62に供給する。表示制
御部58は、制御部50より送られるコマンドに従って、本
装置の動作状態や画像データに関する情報等の操作者に
通知するメッセージをモニタ装置62に表示させる機能を
有している。たとえば、モニタ装置62は、制御部50から
の情報に従って注意(Warning) 項目を表示する。具体的
には「注意1」は「カードを挿入してください」、「注
意2」は「カードに画像がありません」、「注意3」は
「中断された自動プリントがあります。続行しますか
?」、「注意4」は「中断された自動プリントがありま
すが、カードが異なり続行できません」、「注意5」は
「この自動プリントは、前にも実行されました。再実行
しますか?」のメッセージをそれぞれ意味し、制御部50
は、各「注意1〜5」を認識した際に、各注意項目に応
じたメッセージをモニタ装置62に表示させる。本実施例
のモニタ装置62は、外部出力端子60を介して本体10に接
続されるものであるが、これに限らず、たとえば液晶デ
ィスプレイ(LCD) パネルなどの表示装置を本体10に備え
て上記各メッセージを内蔵LCD に表示させてもよい。
【0024】本実施例における制御部50は、バス44に接
続されたEEPROM等の半導体メモリにて構成された不揮発
性メモリ56に、ATP ファイルに従って自動プリントする
際の動作履歴および動作状態を示すプリント履歴情報を
格納させる機能を有する。制御部50は、不揮発性メモリ
56に格納されたプリント履歴情報に基づいて、自動プリ
ントの実行状態を認識する。たとえば、制御部50は、自
動プリント状態において、プリントが中断したことやプ
リントが正常に終了したことなどを認識し、この認識結
果に基づいて、自動プリントを再開するかどうかを決定
する。これらの詳細については後述する。
【0025】制御部50は、プリントエンジン54にて記録
紙の紙切れや発熱ヘッドの過過熱状態などのようなトラ
ブルが発生し、現在進行中のプリントが継続不可となる
とこれを検出し、プリント状態LED 38を点滅させて、そ
のトラブル発生を操作者に通知する。これらプリント継
続不可原因が消滅すると、制御部50は、装置10内の各部
を初期化して新たな処理・操作に備えるとともに、プリ
ント動作を続行可能であるかどうかを判断する。また、
制御部50は、自動プリント実行中に電源断が発生し、そ
の後電源が再投入された際に、ATP ファイル500 および
プリント履歴情報を参照して、自動プリントを再開する
必要があるかどうかを判断し、その判断結果に応じたプ
リントモードに移行する。
【0026】本実施例におけるメモリカード16は、たと
えばEEPROMやバッテリバックアップされたSRAM等の半導
体メモリを有し、その記憶領域には、図3に示すよう
に、階層的に分類されたディレクトリに画像データやAT
P ファイル500 が格納されている。このメモリカード16
は、たとえば、CCD 撮像素子によって被写界を撮像する
ディジタルカメラに装着されて、撮像画像をデジタル値
で圧縮符号化した画像データがルートディレクトリ(Roo
t)以下に作成されたイメージディレクトリ(IMAGES)に格
納される。画像データのファイル名は「IMGnnnnn.JPG」
であり、このファイル名における「nnnnn 」は整数値を
示し、たとえば撮影順の連続番号、つまり画像のコマ番
号である。また「JPG 」は、JPEG方式によって符号化さ
れた画像データであることを示している。また、本実施
例におけるATP ファイルは、ルートディレクトリにファ
イル名「PRT_INFO.TXT」としてそのファイルスタンプと
ともに記録され、そのファイル内容は、自動プリントの
ために必要な指定情報をテキスト形式にて記述されてい
る。
【0027】詳しくは図5に示すように、ATP ファイル
500 は、自動プリントを行なうための各ジョブ毎に、画
像ファイルのプリント条件などに関する情報を記録して
おくものである。このATP ファイル500 の内容は、図3
で示したディレクトリおよびデータ構成のメモリカード
16に対し、IMG00001.JPG, IMGO0003.JPG, IMG00004.JPG
等の画像データを自動プリントする場合の指定内容を示
している。同図に示した例では、プリントする画像デー
タが個別のジョブ(JOB) にてプリント指定されており、
各コマの画像をそれぞれプリント指定する各ジョブ(JO
B) には順に01,02,03,.....のジョブID(JOB_ID)が付与
されている。また、各ジョブではプリントする画像ファ
イルのパスがフルパスで指定され、さらにプリント品質
やサイズを示すプリント種別およびプリントする枚数等
が指定されている。これら各ジョブ指定はそれぞれかっ
こ”{}”内に記述されており、これら指定する文字は
テキストコードにて作成されてファイル化されている。
【0028】ここで各ジョブの記述例を同図を参照して
簡潔に説明すると、画像ファイルIMG00001.JPGのジョブ
はジョブID(JOB_ID)=01として指定されており、プリン
ト種別は「標準(STANDARD)」、プリント枚数(QUANTITY)
は「1枚」、画像ファイルのパスは「FILE=\IMAGES\IM
G.00001.JPG」となっている。同様に画像ファイルIMG00
003.JPGのジョブは、ジョブID=02として指定されてお
り、プリント枚数が「8枚」として指定されている。同
様に画像ファイルIMG00004.JPGのジョブは、ジョブID=
03として指定されておりプリント枚数は「4枚」と指定
されている。このように本実施例では、ジョブ単位で1
つの画像ファイルをプリントするように指定し、複数の
ジョブを記述するようにATP ファイル500 が構築され、
1つのジョブ内にて所望の画像ファイルを複数枚プリン
トすることが可能となっている。
【0029】本実施例におけるプリンタ10は、上述のよ
うなATP ファイル500 に従って自動プリントをする際
に、プリント中の状態およびプリント結果等を表わすプ
リント履歴情報を作成して、その自動プリント動作にお
けるプリント状態を管理する機能を備えている。詳しく
は制御部50は、ATP ファイル500 に従って自動プリント
を実行する際に、自動プリント動作の実行状態を示すプ
リント履歴情報を不揮発性メモリ56に記憶させ、自動プ
リントの進行状態に応じてプリント履歴情報の内容を更
新してゆく。
【0030】このプリント履歴情報の一例を図4に示す
と、不揮発性メモリ56には、最後に実行した自動プリン
ト時における各情報、つまり、最新の自動プリント実行
時におけるプリント履歴を示すための以下の情報が記憶
される。
【0031】タイムスタンプ400 は、ATP ファイル500
がメモリカード16に作成および更新された際にその記録
時の日付と時刻とがメモリカード16に記録されており、
制御部50によりこのタイムスタンプが読み出されて不揮
発性メモリ56に書き込まれる。不揮発性メモリ50に書き
込まれたタイムスタンプ400 によって、自動プリントが
中止されてその後自動プリントを再開する際に、カード
スロット40に装着されているメモリカード16が、プリン
ト履歴情報を記憶した際にカードスロット40に装着され
て自動プリントを行なっていたメモリカード16であるこ
とがそれぞれのタイムスタンプを比較することで特定す
ることができる。
【0032】ステータス情報402 は、自動プリントの進
行状態を表わす情報であり、制御部50により不揮発性メ
モリ56に書き込まれる。ステータス情報402 が”0”の
場合には自動プリント実行中である場合に書き込まれ、
これにより、最後に実行した自動プリントが予期せぬ理
由により途中で中止された場合であってもこの値が不揮
発性メモリ56に保持されていることになる。また、ステ
ータス情報402 が”1”の場合には、ATP ファイル500
にて指定されていた自動プリントがすべて完了した際に
不揮発性メモリ56に書き込まれ、さらにステータス情報
402 が”2”の場合には、自動プリントがキャンセル釦
24等によってキャンセルされた際に不揮発性メモリ56に
書き込まれる。これらステータスによって、制御部56
は、ATP ファイル500 によって指定されている自動プリ
ントが完了したものであるか否かを判別することができ
る。
【0033】処理中JOB_ID 404は、自動プリントを実行
している際における処理中のジョブIDが制御部56により
不揮発性メモリ56に書き込まれる。最後に実行した自動
プリントが予期せぬ理由により途中で中止されてしまっ
ても、中止された時点でのジョブIDが不揮発性メモリ56
に保持されていることとなり、自動プリントを再実行す
る際に制御部50は、保持されているジョブID以降のジョ
ブに指定されているジョブに対する自動プリント動作を
行なうことができる。
【0034】完了枚数406 は、処理中のジョブにおける
プリント完了枚数を示し、最後に実行した自動プリント
において処理中のジョブにて、プリントが完了した枚数
が制御部50によって不揮発性メモリ56に書き込まれる。
制御部56は、一旦中止された自動プリントを再開する際
に、中止された時点でのJOB IDにおいてプリントが作成
された枚数を認識し、ATP ファイル500 に記録されたそ
のジョブにおけるプリント指定枚数と完了枚数406 との
差に応じた枚数をプリントするように制御する。
【0035】ここで図4に示した例の内容を説明する
と、プリント履歴情報は、西暦1998年1月1日12時30分
0秒に作成されたATP ファイル500 に基づいて自動プリ
ントを実行した場合で、IMG00003.JPGに対するプリント
指定のプリントジョブ2において、指定された8枚中、
4枚までのプリント動作が完了したことを示している。
これらプリント履歴情報は、本実施例では不揮発性メモ
リ56にASCII コードもしくはバイナリデータ等の所定の
形式にて記録される。本実施例における不揮発性メモリ
56は半導体メモリにて構成しているが、たとえば情報を
磁気情報によって記録する磁気記録方式によってプリン
ト履歴情報を記憶保持してもよい。
【0036】次に、制御部50の制御機能について詳細に
説明すると、制御部50は、自動プリント機能に関する状
態を表示するステータス表示機能を有している。制御部
50は、その状態を本体表面上に設けた各表示LED を明滅
させて操作者に知らせる。自動プリント有効表示LED 35
は、たとえば赤色と緑色のLED 素子にて構成されてお
り、制御部50は、メモリカード16がスロット40に挿入さ
れたときに、メモリカード16に有効なATP ファイル500
が格納されていればLED 35に緑色光を発光させ、ATP フ
ァイル500 がなければ消灯させる。また、中途で終了し
た旨が記録されたプリント履歴情報がメモリカード16に
格納されている場合で、自動プリントを再開して継続す
ることが可能な場合は、LED 35に緑色光を点滅させ、自
動プリントを再開することが不可能な場合にはLED 35に
赤色光を点滅させる。
【0037】制御部50は、不揮発性メモリ56に格納され
ているタイムスタンプと、メモリカード16に記録されて
いるATP ファイル500 のタイムスタンプとを比較して、
両者が一致しない場合に、前回とは異なるメモリカード
に差し替えられていることを認識し、自動プリントの再
開が不可能であると判断する。このように制御部50は、
自動プリントの再開対象となるメモリカード16がスロッ
ト40から抜去されていることを認識すると自動プリント
を再開することが不可能であると判断し、LED35を赤色
にて点滅させる。自動プリントの再開処理が可能である
か否かをファイルスタンプに基づいて判断しているがこ
れに限らず、制御部50は、自動プリントを実行する際
に、たとえばメモリカード16に固有に割り当てられるボ
リュームラベルを不揮発性メモリ56に記憶保持してお
き、自動プリント中止の後、自動プリントを再開するか
否かを決定するときに、装着されているメモリカード16
のボリュームラベルを確認して、ボリュームラベルが同
一である場合に自動プリントの再開処理が可能であると
判断してもよい。
【0038】また、制御部50は、同一のATP ファイル50
0 による自動プリント動作を連続して複数回繰り返さな
いように、自動プリント動作を一旦停止してその旨を表
示する機能を有している。詳しくは、自動プリントを実
行する場合に、不揮発性メモリ56に記憶されているプリ
ント履歴情報に基づいて、この履歴情報を作成した際の
ATP ファイル500 をそのタイムスタンプやボリュームラ
ベル等によって特定し、現在メモリカード16に記憶され
ているATP ファイル500 が、前記特定したATPファイル
と同一であるか否かを照合する機能を有する。制御部50
は、これらATPファイルが同一であった場合には、処理
を一旦停止して、その自動プリントはすでに実行された
旨を表示させる「注意5」をモニタ装置60に表示させ
る。ここでキャンセル釦24が押下されるとその自動実行
プリント処理を取りやめて、同一のATP ファイルによる
自動プリント処理を行なうことを防止することができ
る。また、ここで、自動プリント釦26が押下されると、
「注意5」の表示出力を消去させるとともに、その同一
のATP ファイルに従って自動プリント処理を再実行させ
ることもできる。
【0039】また、制御部50は、電源の投入時やメモリ
カード16の挿入時に、不揮発性メモリ56の記憶内容を調
べて、プリント履歴情報が記憶されているか否かを識別
する。この場合、ATP ファイル500 が存在しなかったと
きには個別プリントモードに移行する。また、ATP ファ
イル500 の存在を確認した場合には、個別プリントモー
ドおよび自動プリントモードへの移行が可能となる。AT
P ファイル500 が記憶されている場合には、さらにプリ
ント履歴情報を参照して、前述のように自動プリント機
能の状態を表示し、状況に応じて同一のATP ファイル50
0 による自動プリントの再実行防止のための注意表示を
行なう。
【0040】以上のような構成で、本実施例における自
動プリントの動作状態を図6〜図14を参照して以下に説
明する。図6には主として電源投入後からの基本的な処
理、図7にはメモリカード16にATP ファイル500 が存在
しない場合の処理、図8にはATP ファイル500 がメモリ
カード16に存在する場合の処理、図10には各処理が終了
した際の復帰処理を、それぞれ同一の飛越し記号丸A〜
丸Gによって接続して示している。
【0041】まず、図6において、プリンタ本体10の電
源スイッチが操作されて各部に電源が供給されると、ス
テップS10 にて本装置の各部をチェックするシステムチ
ェックが行なわれて、各回路に異常等がない状態を確認
してからステップS12 に進む。ステップS12 ではカード
スロット40にメモリカード16が装着されているか否かが
判別されて、装着されていない場合にはステップS14 に
てカード状態LED 37を赤色の点滅状態に制御するととも
に、外部モニタ装置60には「注意1」状態が表示され
る。これによりその表示画面には「カードを挿入してく
ださい」と操作者に対する注意メッセージが表示され
る。ステップS12 にてメモリカード16の装着が検出され
るとステップS16 に進んで、そのメモリカード16に画像
データが記録されているか否かが判別される。ここで、
画像データが記録されていない場合には、ステップS18
に進んで、カード状態LED 37が赤色にて点滅し、さらに
外部モニタ装置60には「注意2」状態が表示される。そ
の表示画面には、メモリカード16に画像がない旨が表示
される。
【0042】ステップS16 にて画像データが検出された
場合にはステップS20 に進んで、カード状態LED 37が緑
色点灯状態に制御され、また、モニタ装置60への注意表
示が消去状態にされる。次いでステップS22 に進み、メ
モリカード16に記録された情報が読み出され、最大コマ
番号Dmaxと最小コマ番号Dminとが制御回路50のレジスタ
Dに保持される。次のステップS24 では表示コマ番号レ
ジスタDに先頭コマのDminの値が保持される。続くステ
ップS26 では個別プリント有効表示LED 36が緑色に点灯
されてステップS28 に進む。このステップS28 では、不
揮発性メモリ56に記憶されているプリント履歴情報が制
御部50に参照されて、そのステータス情報が制御部50に
取得される。次いでステップS30 では、プリント履歴情
報内のステータス情報が制御部50に取得される。
【0043】その後ステップS32 に進むと、ステータス
が0であるか否か、つまりプリント実行中であったかど
うかが判定されて、プリント実行中の場合には図9に示
すステップS90 に進み、そうではない場合にステップS3
4 に進む。ステップS34 では、さらにATP ファイル500
がメモリカード16に記録されているか否かが判定され
て、記録されている場合には図8に示すステップS58 に
進み、記録されていない場合には図7に示すステップS3
6 に進む。
【0044】図7に示したステップ36では個別プリント
モードに移行されており、まず表示コマ番号Dに対応す
る画像データがメモリカード16から読み出されてフレー
ムメモリ52に格納される。次いでステップS38 におい
て、メモリカード16がカードスロット40より抜き去られ
たか否かが判定されて、抜去されていた場合には図10に
示すステップS52 に進み、メモリカード16が抜去されず
にそのまま装着されている場合にはステップS40 に進
む。ステップS40 において、順送り釦28もしくは逆送り
釦30への操作状態が検出されるとステップS46 に進む。
ステップS46 では順送り釦28が押下された場合にはレジ
スタDに1を加算し、逆送り釦30が押下されていた場合
にはレジスタDの値から1を減算する。これら加算およ
び減算は、各釦28,30 に対する押下回数に応じた値を加
算もしくは減算してもよい。これら操作釦への操作に応
じてレジスタ値が変更されるとステップS48 に進む。
【0045】このステップS48 では、最大コマ番号Dmax
ないし最小コマ番号Dminへの間を巡回的にレジスタDを
変更するようにレジスタ値の置き換え処理が行なわれ
る。つまり、最大コマ番号がレジスタDに格納されてい
る際にさらに順送り釦28が操作されると、最小コマ番号
をレジスタDにセットし、逆に、最小コマ番号がレジス
タDに格納されている際にさらに逆送り釦30が押下され
ると、最大コマ番号をレジスタDにセットする。
【0046】その後ステップS50 に進んで、セットされ
たコマ番号に対応する画像データがメモリカード16に記
憶されているか否かが判定されて、記憶されていない場
合にはステップS46 に戻る。セットしたコマ番号の画像
データがメモリカード16に記録されている場合にはステ
ップS36 に戻って、そのコマ番号の画像データをフレー
ムメモリ52に書き込み、以降ステップS38 〜S44 等の処
理が行なわれる。
【0047】一方、図6に示したステップS34 にて自動
プリントファイルの存在が確認された場合には、図8に
示すステップS58 に進み、自動プリント有効表示LED 35
が緑色点灯状態に制御され、続くステップS60 におい
て、レジスタDにセットされている表示コマ番号の画像
データがメモリカード16から読み出されてフレームメモ
リ52に格納される。この画像データはフレームメモリ52
から繰り返し読み出されてその静止画像がモニタ装置60
の表示画面に表示される。
【0048】次のステップS62 にて、メモリカード16が
まだスロット40に装着されているか否かが判別される。
ここでメモリカード16がスロット40より抜去されていた
場合には図10に示すステップS52 およびS54 に進み、個
別プリント有効表示LED 36と自動プリント有効表示LED
35とが消灯状態に制御される。次いでステップS56 に進
んでフレームメモリ52の記憶画像データがクリアされ
る。フレームメモリ52の記録データがクリアされると、
図6に示したステップS12 に戻ってそれ以降の処理が続
けられる。
【0049】図8に戻って、ステップS62 にてメモリカ
ードの接続が確認された場合には、次のステップS64 に
て自動プリント釦26が押下されたか否かが確認される。
ここで自動プリント釦26の押下状態が検出されない場合
にはステップS66,S68,S70,S72 に順次進み、これらステ
ップにて、ステップS46,S48,S50 (図7)と同様の処理
が行なわれ、ステップS72 にてレジスタDにセットされ
たコマ番号に対応する画像データがメモリカード16に記
録されている場合にはステップS60 に戻る。また、ステ
ップ66にて順送り釦28および逆送り釦30が押下されない
場合には続くステップS74 にて個別プリント釦32が押下
されると、フレームメモリ52の記憶画像データがプリン
トエンジン54に送られて、コマ番号Dの画像がプリント
される。このプリントが終了した場合やステップS74 に
て個別プリント釦32が押下されなかった場合は、ステッ
プS62 に戻って、それ以降の処理が行なわれる。
【0050】ステップS64 において、自動プリント釦35
の押下状態が検出された場合には、ステップS78 に進ん
で、ATP ファイル500 のタイムスタンプが、不揮発性メ
モリ56に格納されているタイムスタンプと一致するか否
か判定される。ここで、双方のタイムスタンプが一致し
た場合にはステップS82 に進み、一致しない場合にはス
テップS88 に進む。ステップS82 において、外部モニタ
60に「注意5」状態の自動プリントが前に実行されてい
る旨を表示させ、ここでキャンセル釦が押下されるとス
テップS84 からステップS85 に進んで「注意5」の表示
を消去させた後にステップS64 に戻る。ステップS82 に
てキャンセル釦が押下されずステップS86 にて自動プリ
ント釦が押下された場合には、「注意5」の表示を消去
させた後にステップS80 に進む。ステップS78 およびス
テップS88 に続くステップS80 では、自動プリント処理
シーケンスに移行する。
【0051】このステップS80 における動作の詳細につ
いては後に説明するが、このステップでは上述のメモリ
カード16に記録されたATP ファイル500 に従って自動プ
リント動作を行なう際に、動作に応じたプリント履歴情
報が作成および更新されながら処理が続行される。この
自動プリントシーケンスが終了するとステップS62 に戻
って、メモリカード16がスロット40より抜去された場合
には図10に示したステップS52,S54,S56 の処理を経て図
6に示したステップS12 に戻る。
【0052】図6に示したステップS32 において、ステ
ータスが0であった場合には、図9に示すステップS90
に進む。ステップS90 において、メモリカード16にATP
ファイル500 が存在するか否かが確認されて、ATP ファ
イル500 がない場合にはステップS92 に進む。ステップ
S92 では、プリント履歴情報のステータスが自動プリン
ト実行中を示しているにもかかわらずメモリカード16に
ATP ファイルが存在しない場合であるので、自動プリン
ト有効表示LED 35が赤色の点滅状態に制御されてモニタ
装置60には「注意4」状態のカードが異なり自動プリン
トを行なえない旨をモニタ装置60に表示させる。そこで
ステップS94 にてキャンセル釦24が押下されると図7に
示したステップS36 に進んで個別プリント処理が可能と
なる。また、メモリカード16の抜去がステップS96 にて
検出されるとステップS98 に進んで、自動プリント有効
表示LED 35とモニタ60への「注意4」表示を消去させ
て、図6に示すステップS12 に戻る。
【0053】ステップS90 にて、ATP ファイル500 の存
在が確認された場合にはステップS100に進み、ATP ファ
イル500 のタイムスタンプが、不揮発性メモリ56に格納
されているタイムスタンプに一致するか否か判定され
る。ここで、双方のタイムスタンプが一致した場合には
ステップS112に進み、一致しない場合にはステップS102
に進む。一致しない場合のステップS102では、ステップ
S92 と同様に自動プリント有効表示LED 35が赤色の点滅
状態に制御され、モニタ装置60には「注意4」の内容が
表示される。そして、ステップS104にてキャンセル釦24
の押下が検出されるとステップS108に進み、キャンセル
釦24が押下されずにメモリカード16が抜去された場合に
ステップS106からステップS98 に進む。キャンセル釦24
の押下が検出されたステップS108では、自動プリント有
効表示LED 35が緑色の点灯状態に制御されるとともにモ
ニタ60への「注意4」の表示が消去され、さらに、不揮
発性メモリ56に格納されている履歴情報のステータスが
自動プリントがキャンセルされた旨を示す”2”に書き
替えられて更新される。履歴情報が更新されると図8に
示すステップS58 に進み、そのメモリカード16に記録さ
れたATP ファイル500に基づく自動プリント処理が可能
となる。
【0054】ステップS100において双方のATP ファイル
が一致した場合にはステップS112に進んで、自動プリン
ト有効表示LED 35が緑色の点滅状態に制御され、さらに
モニタ60には「注意3」状態の内容が表示される。ここ
では、中断された自動プリント処理がありこの自動プリ
ント処理を続行・再開するかどうかを確認するメッセー
ジがモニタ60に表示される。ステップS114にてキャンセ
ル釦24の押下が検出されるとステップS108,S110 に進
み、さらにステップS58 以降(図8)の自動プリント処
理に移行し、この場合、自動プリント処理を行なった場
合には、メモリカード16に記録されたATP ファイル500
に基づく自動プリント処理を最初からやり直すことがで
きる。
【0055】ステップS114にてキャンセル釦24の押下が
検出されずメモリカード16の抜去がステップS116にて検
出された場合にはステップS98 に進み、メモリカード16
が抜去されない場合にはステップS118に進む。ステップ
S118では、自動プリント釦26が押下されたか否かが検出
される。ここで自動プリント釦26の押下状態が検出され
るとステップS120に進み、検出されない場合にはステッ
プS114に戻る。ステップS120では、自動プリント有効表
示LED 35が緑色の点灯状態に制御され、さらにモニタ60
への注意表示が消去される。その後、ステップS122にお
ける自動プリントの再開処理シーケンスに移行する。こ
の再開処理が終了すると図8に示したステップS58 に進
む。
【0056】図8に示したステップS80 における自動プ
リントシーケンス実行処理の詳細を図11および図12を参
照して説明する。図11に示すステップS130において、メ
モリカード16に記録されているATP ファイル500 のファ
イルスタンプが制御部50に取得される。また、ATP ファ
イル500 に記録された情報に基づいてステップS132で
は、そのファイル中の最小ジョブID値のJminと、最大ジ
ョブID値のJmaxとが制御部50に取得され、ステップS132
にてJminがジョブレジスタJにセットされる。続くステ
ップS136では、不揮発性メモリ56に格納されているプリ
ント履歴情報のうち、タイムスタンプ400 とステータス
402 が更新される。このときメモリカード16から取得し
たタイムスタンプ情報が不揮発性メモリ56のタイムスタ
ンプ400 に更新的に書込まれ、さらにステータス402 が
値”0”に更新される。次いでステップS138に進むと、
プリント履歴情報の処理中ジョブIDの値が、ステップS1
34にてジョブレジスタJにセットされた値Jに更新され
る。
【0057】ステップS140に進むと、ATP ファイル500
のジョブIDのうち、レジスタJの値で指定されるジョブ
の画像データがメモリカード16から読み出されてフレー
ムメモリ52に格納される。ステップS142では、ATP ファ
イル500 のジョブIDのうち、レジスタJの値で指定され
るジョブのプリント枚数が枚数レジスタQにセットされ
る。続くステップS144ではカレントジョブで完了したプ
リント枚数を記憶するレジスタNが0にセットされる。
ステップS146では、プリント履歴情報の完了枚数406 が
レジスタNの値に更新される。
【0058】こうしてプリント履歴情報が更新されると
図12に示すステップS148に進み、フレームメモリ52に格
納されている画像データがプリントエンジン54に供給さ
れてそのコマの画像がプリントされる。プリントが完了
するとステップS150に進み、レジスタNの値に1が加算
される。ステップS152ではキャンセル釦24が押下された
か否かが判定され、ここでキャンセル釦24の押下状態が
検出されるとステップS154に進んで、プリント履歴情報
のステータス402 の値が、自動プリントがキャンセルさ
れたこと示す値”2”に更新され、その後、自動プリン
トシーケンスを終了して図8のステップS62 に戻る。
【0059】ステップS152にてキャンセル釦24の押下状
態が検出されない場合にはステップS156に進んで、プリ
ント履歴情報の完了枚数406 の値がレジスタNのセット
値に更新され、続くステップS158においてレジスタNの
値がQ現在のジョブで設定されているプリント枚数の値
と等しいか否かが判定される。ここで等しくない場合に
はステップS148に戻り、等しい場合にはステップS160に
進んでレジスタJの値に1が加算される。
【0060】ステップS162では、レジスタJの値がJmax
を超えたかどうかが判定されて、超えている場合にはス
テップS164に進んで、プリント履歴情報のステータス40
2 が、プリント完了を示す”1”に更新されて自動プリ
ントシーケンスが終了し、図8のステップS82 に戻る。
ステップS162にて、レジスタJの値がJmaxをまだ超えて
いなかった場合にはステップS166に進み、現在のレジス
タJの値に対応するジョブIDのジョブがATP ファイル50
0 の中に存在するか否かが判定される。ここで、次のジ
ョブがある場合には図11のステップS138に戻ってプリン
ト履歴情報の処理中ジョブID 404の値がレジスタJの値
に書き換えられ、次のジョブがない場合には、ステップ
S160に戻ってレジスタJに”1”が加算され、ステップ
S162およびステップS164の処理を経て自動プリントシー
ケンスの処理が終了される。
【0061】次に、図9に示したステップS122における
自動プリント再開シーケンス実行処理の詳細を図13およ
び図14を参照して説明する。図13に示すステップS170に
おいて、不揮発性メモリ56に格納されているプリント履
歴情報から処理中のジョブID404 が取得されて、現在処
理中のジョブを示すレジスタJにセットされる。次いで
プリント履歴情報からプリント完了枚数406 が取得され
て、レジスタJに対応するジョブでプリントが完了した
プリント完了枚数406 が取得されてレジスタNにセット
される。さらにステップS174に進んで、メモリカード16
に記録されたATP ファイル500 から最大のジョブIDの値
Jmaxが制御部50に取得される。
【0062】ステップS176に進むと、ATP ファイル500
のジョブIDのうち、レジスタJの値で指定されるジョブ
の画像データがメモリカード16から読み出されてフレー
ムメモリ52に格納される。ステップS178では、ATP ファ
イル500 のジョブIDのうち、レジスタJの値で指定され
るジョブのプリント枚数の値が枚数レジスタQにセット
され、ステップS180において、フレームメモリ52に格納
された画像データがプリントエンジン54に送られてその
コマの画像がプリントされる。プリントが終了するとス
テップS182にてレジスタNの値に1が加算される。
【0063】ステップS184ではキャンセル釦24が押下さ
れたか否かが判定され、ここでキャンセル釦24の押下状
態が検出されるとステップS186進んで、プリント履歴情
報のステータス402 の値が、自動プリントがキャンセル
されたこと示す値”2”に更新され、その後、この自動
プリント再開シーケンスが終了されて図8のステップS5
8 に進む。
【0064】一方、ステップS184にてキャンセル釦24の
押下状態が検出されずステップS188に進むと、プリント
履歴情報の完了枚数 406がレジスタNの値に更新され、
ステップS190では、レジスタNの値が現在のジョブで設
定されているプリント枚数Qの値と等しいか否かが判定
される。ここで等しくない場合にはステップS180に戻
り、等しい場合には図14に示すステップS192に進んでレ
ジスタJの値に1が加算される。
【0065】ステップS194では、レジスタJの値がJmax
を超えたかどうかが判定されて、超えている場合にはス
テップS196に進み、プリント履歴情報のステータスがプ
リント完了を示す”1”に更新されて自動プリント再開
シーケンスが終了し、図8のステップS58 に進む。ステ
ップS194にて、レジスタJの値がJmaxをまだ超えていな
かった場合にはステップS198に進み、現在のレジスタJ
の値に対応するジョブIDのジョブがATP ファイル500 の
中に存在するか否かが判定される。ここで、次のジョブ
がない場合にはステップS192に戻ってレジスタJに”
1”が加算され、次のジョブがある場合にはステップS2
00に進んでプリント履歴情報の処理中ジョブIDの値がレ
ジスタJの値に書き換えられる。
【0066】次いでステップS202に進むと、ATP ファイ
ル500 のジョブIDのうち、レジスタJの値で指定される
ジョブの画像データがメモリカード16から読み出されて
フレームメモリ52に格納される。ステップS204では、AT
P ファイル500 のジョブIDのうち、レジスタJの値で指
定されるジョブのプリント枚数が枚数レジスタQにセッ
トされる。続くステップS206ではカレントジョブで完了
したプリント枚数を記憶するレジスタNが0にセットさ
れる。ステップS208では、プリント履歴情報の完了枚数
406がレジスタNの値に更新されてステップS180に戻
る。
【0067】以上のようにして、自動プリントが実行中
であることを示すステータス0のプリント履歴情報が検
出された場合においてもその中断された自動プリントを
途中から再開することができ、また、その再開処理をキ
ャンセルして、自動プリントをやり直すか、もしくは個
別にプリントするかどうかを選択することができる。こ
のとき、プリンタ本体10およびモニタ装置60には、それ
らの選択処理に有効な表示およびメッセージが表示され
るので、状況に応じた適切な操作を行なうことができ
る。
【0068】以上説明した実施例ではプリント履歴情報
をプリンタ10内の不揮発性メモリ56に格納した場合であ
ったが、画像が記録されているメモリカード16にプリン
ト履歴情報を記憶させて、その履歴情報に基づいて自動
プリント処理を行なうことができる。この場合の構成例
を図15および図16を参照して説明する。この第2の実施
例では、プリンタ10の構成は、図1および図2に示した
第1の実施例におけるプリンタ10と同様の構成でよいの
で、以下では、異なる点について説明する。
【0069】本実施例におけるメモリカード1500の物理
的構成はメモリカード16と同じくEEPROM等の不揮発性メ
モリにて構成されており、そのディレクトリ構成を図15
に示す。本実施例では、メモリカード1500のプリント情
報ファイル(PRT_INFO.TXT)が記録されたルートディレク
トリに履歴ファイル(PRT_HIST.TXT)1502が記録されてい
る。履歴ファイル1502は、名称固定のテキストファイル
であり、その記述内容を図16に示す。このファイルに格
納されている情報は記憶形式が異なるものの上述の図4
に示した実施例におけるプリント履歴情報の記録内容と
同様の状態の内容を示している。
【0070】"AUTOFILE_DATETIME" は、最後に実行した
自動プリント時における自動プリントファイル(PRT_INF
O.TXT)500 のタイムスタンプである。"AUTOFILE_STATU
S" は、最後に実行した自動プリントのステータス情報
であり、等号(=) に続けて"ONGOING" と記述されている
場合は自動プリント実行中を示し、"COMPLETE"と記述さ
れている場合は自動プリント完了を示し、"CANCELED"と
記述されている場合は、自動プリントがキャンセルされ
たことを示す。"CURRENT" は、最後に実行した自動プリ
ントにおいて処理中のジョブIDを示すもので、等号に続
く数値がそのジョブID番号である。"NUMBER_OF_COMPLET
ION"は、最後に実行した自動プリント処理において、そ
の処理が中止された場合、中止された時点のジョブでの
プリントが完了した完了枚数を示し等号に続けてその枚
数を数値で記載している。
【0071】この実施例における制御部50は、とくに、
メモリカード16にプリント履歴ファイルが記録されてい
るか否かを識別する機能を有し、記録されている場合に
はその内容を読み出して、プリント履歴を認識する。ま
た、メモリカードにプリント履歴ファイルが記録されて
いない場合には、その履歴情報のうち、自動プリントフ
ァイルのタイムスタンプとして、実際にはあり得ず、時
刻表示としては整合性のない値を書き込んでおく。この
ような機能により、後の処理にてATP ファイル500 と履
歴情報のタイムスタンプを確認する際に、それらが一致
するがどうかを確認するだけでよい。また、その履歴情
報によって、現在メモリカード16に記録されているATP
ファイル500 に対応しない情報であることや、後に作成
されるATP ファイル500 に対応しない情報であることを
示すことができる。
【0072】このような構成における本実施例のプリン
ト動作を図17を参照して説明すると、図6に示した動作
と同様にステップS10 〜ステップS26 の処理が実行され
る。その後ステップS220に進んで、メモリカード16にプ
リント履歴ファイルが存在するか否かが確認され、履歴
情報が記録されたプリント履歴ファイル(PRT_HIST.TXT)
が存在する場合には、ステップS28 に 進んで、メモリ
カード16に記録されたプリント履歴情報に従って以降の
処理が行なわれる。また、ステップS220において、プリ
ント履歴ファイルがメモリカード16に存在しなかった場
合にはステップS222に進み、メモリカード16内の履歴情
報1502には、タイムスタンプ情報として、たとえば"AUT
OFILE_DATETIME=0000:00:00:99:99:99" が書き込まれ
る。次いでステップS32 に進み、メモリカード16にATP
ファイル500 があるか否かが判定される。ここでATP フ
ァイル500 があった場合には、図8に示したステップS5
8 に進んで自動プリント処理を行なう自動プリントモー
ドに移行し、逆にATP ファイル500 がメモリカード16に
ない場合には図7に示したステップS36 に進んで個別プ
リントモードに移行する。自動プリントモードに移行し
た場合に、図8のステップS78 に進むと、ATP ファイル
500 の実際のタイムスタンプと、先に書き込んだプリン
ト履歴ファイルのタイムスタンプとは一致しないのでス
テップS80 における自動プリントシーケンスが処理され
る。その処理中において、タイムスタンプを含めたプリ
ント履歴ファイルの記載情報が更新されつつ、前述の第
1の実施例にて説明した処理が行なわれる。このように
メモリカード16中にプリント履歴ファイルが存在しない
場合には、最後に実行した自動プリントが正常終了して
いる場合と同様に処理が行なわれる。
【0073】このようにして自動プリントを実行中して
いる最中に、たとえ電源等が断となっても、メモリカー
ド16内の履歴情報が処理の都度更新されてステータス
が”0”となっているので、プリンタ10の電源が再投入
されて復旧した場合には、ステップS32 から図9に示し
たステップS90 に進んで自動プリント再開処理に移行す
る。以降、中断した自動プリント処理があることが操作
者に通知されて、さらにその中断された自動プリント処
理を再開するかどうかを選択することができる。
【0074】本実施例のプリンタでは、このようにプリ
ント履歴ファイルが記録されているメモリカード16を使
用する場合には、不揮発性メモリ56を備えていなくても
よいが備えていてもよい。この場合、メモリカード16お
よび不揮発性メモリ56の双方に、プリント履歴情報が記
憶されることとなる。そこで制御部50は、基本的にはAT
P ファイル500 のタイムスタンプと、履歴情報の内容が
示すタイムスタンプとが一致する方の記憶媒体に記憶さ
れたプリント履歴情報の内容に基づいてプリント処理を
行なう。逆にATP ファイルのタイムスタンプが一致しな
い場合には制御部50は、メモリカード16に記録されたプ
リント履歴情報を優先的に採用して処理を行なうとよ
い。
【0075】なお、以上説明した実施例では、バス44に
接続されるカードインタフェース42を介してメモリカー
ド16の記憶情報を入力するように構成されていたが、こ
れに限らず、たとえばバス44に通信インタフェース回路
を接続し、メモリカード16等の記憶媒体に記録された画
像情報と自動プリントファイルとを通信路を介して通信
インタフェース回路に入力して、上述の自動プリント処
理と自動プリント再開処理などを行なうようにしてもよ
い。
【0076】以上説明したように、上記各実施例におけ
るプリンタは、自動プリント実施中に予期せぬ理由によ
り自動プリントが中止された場合でも、プリンタが動作
可能状態に復帰した場合に、自動プリントを途中から再
開できる。また、処理手順に応じた適切な表示がされる
ので、操作者は、自動プリントが可能かどうか、自動プ
リントが可能な場合でも、そのプリント動作が、新規の
自動プリント処理であるのか、前回から継続する自動プ
リント処理であるのかなどを簡単に知ることができる。
これは、特に大量のメモリカード16に記録された画像デ
ータを自動プリント処理する場合に、そのプリント結果
を後処理する際の準備手順にも大きく影響し、現在のプ
リント状況に適切に応じた行動をとることができるので
使い勝手のよいプリンタとして機能する。また、その表
示内容に応じて、プリンタの処理動作を続行させたりキ
ャンセルしたりすることができるので操作者の意志に応
じて動作可能である。さらに、自動プリント終了後に自
動プリントファイルを消去しない場合に、操作者の誤操
作などによって同じ自動プリント(ATP) ファイルを使用
して自動プリント処理を2回以上実行してしまうことが
防止され、時間および消耗品等の資源を無駄になること
が防止される。
【0077】
【発明の効果】このように本発明によれば、自動プリン
ト実施中に予期せぬ理由により自動プリントが中止され
た場合でも、プリンタが動作可能状態に復帰した場合に
自動プリントを途中から再開できる。また、処理手順に
応じた表示が出力されるの、操作者は自動プリントが可
能かどうか、自動プリントが可能な場合でも、そのプリ
ント動作が、新規の自動プリント処理であるのか、前回
から継続する自動プリント処理であるのかなどが明瞭に
表示されるので、使い勝手のよいプリンタが提供され
る。また、その表示内容に応じて、プリンタの処理動作
を続行させたりキャンセルしたりすることができるので
操作者の意志に応じて動作可能である。さらに、操作者
の誤操作などによって同じ自動プリント(ATP) ファイル
を使用して自動プリント処理を2回以上実行してしまう
ことが防止され、時間および消耗品等の資源を無駄にな
ることが防止される。このように、万が一自動プリント
が予期せぬ自体によって中断された場合であっても、適
切に自動プリント動作を再開することができ、指定した
自動プリント動作を確実に実行して、指定されたプリン
トを過不足なく確実に得ることができ、また操作性のよ
いプリント制御方法およびプリンタ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたプリンタの実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示したプリンタの外観図である。
【図3】メモリカードのディレクトリ構成の一例を示す
図である。
【図4】プリント履歴情報の一例を示す図である。
【図5】自動プリント(ATP) ファイルの一例を示す図で
ある。
【図6】実施例におけるプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】実施例におけるプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施例におけるプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】実施例におけるプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】実施例におけるプリンタの動作を示すフロー
チャートである。
【図11】自動プリントシーケンスの詳細動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】自動プリントシーケンスの詳細動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】自動プリント再開シーケンスの詳細動作を示
すフローチャートである。
【図14】自動プリント再開シーケンスの詳細動作を示
すフローチャートである。
【図15】第2の実施例におけるメモリカードのディレ
クトリ構成の一例を図である。
【図16】第2の実施例におけるプリント履歴情報の一
例を示す図である。
【図17】第2の実施例におけるプリンタの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 記録紙 16 メモリカード 46 操作部 48 表示部 50 制御部(CPU) 54 プリントエンジン 56 不揮発性メモリ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像情報の表わす画像を、該
    画像情報とともに供給される自動プリント情報にて指定
    されるジョブ情報に従って記録紙にプリントするプリン
    ト制御方法において、該方法は、 前記自動プリント情報と、該自動プリント情報に従って
    プリントした際の該自動プリント情報を特定するための
    第1の情報と、該自動プリント情報によるプリント処理
    における処理状態を示す第2の情報とを取得する取得工
    程と、 前記第2の情報に従って、前記指定されるジョブを途中
    から再開する再開処理工程と、 前記再開処理工程に先だって、前記第2の情報がプリン
    ト実行中の処理状態を示している場合、前記自動プリン
    ト情報が、前記第2の情報が更新された際に処理を規定
    していた自動プリント情報であるかどうかを前記第1の
    情報に基づいて判定する判定工程とを含み、該自動プリ
    ント情報が、第2の情報が更新された際に処理を規定し
    ていた自動プリント情報である場合に、前記再開処理工
    程に移行することを特徴とするプリント制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリント制御方法にお
    いて、該方法は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報が記憶されている記憶媒体とは異なる第
    1の記憶媒体に記憶することを特徴とするプリント制御
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリント制御方法にお
    いて、該方法は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報と前記画像情報とが記憶されている記憶
    媒体と同一の第2の記憶媒体に記憶することを特徴とす
    るプリント制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    リント制御方法において、前記第1の情報は、前記自動
    プリント情報が作成または更新された際の日時を表わす
    日時情報であることを特徴とするプリント制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
    リント制御方法において、該方法は、前記自動プリント
    情報にて指定されるジョブに従って前記画像をプリント
    する自動プリント処理工程を含み、 前記自動プリント情報には、プリントする画像情報が記
    録されているパスと、該画像情報をプリントする枚数と
    がプリント指定するジョブ単位で記述され、 前記自動プリント処理工程は、現在処理中のジョブとプ
    リントが完了した枚数とを表わす処理状態を含む第2の
    情報を更新しつつ前記プリントを実行し、 前記再開処理工程は、前記第2の情報に基づいて、前記
    自動プリント情報にて指定されているプリントが未完了
    であるジョブにおける残枚数分のプリントを作成するこ
    とを特徴とするプリント制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプリント制御方法にお
    いて、前記再開処理工程は、中断された自動プリント処
    理がある旨を表示し、確認操作に応じて自動プリント処
    理を途中から再開することを特徴とするプリント制御方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のプリント制御方法にお
    いて、前記再開処理工程は、前記自動プリント情報が、
    前記第2の情報が作成された際の自動プリント処理を規
    定していた自動プリント情報ではないと前記判定工程に
    て判定された場合には、中断された自動プリント処理の
    続行ができない旨の表示を出力し、確認操作に応じて前
    記自動プリント情報に応じた自動プリント処理を行なう
    ことを特徴とするプリント制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のプリント制御方法にお
    いて、前記自動プリント処理工程は、前記自動プリント
    情報が、前記第2の情報が作成された際の自動プリント
    処理を規定していた自動プリント情報であると前記判定
    工程にて判定された場合には、自動プリントがすでに実
    行完了している旨の表示を出力し、確認操作に応じて前
    記自動プリント情報に応じた自動プリント処理を行なう
    ことを特徴とするプリント制御方法。
  9. 【請求項9】 入力される画像情報の表わす画像を、該
    画像情報とともに供給される自動プリント情報にて指定
    されるジョブ情報に従って記録紙にプリントするプリン
    ト制御方法において、該方法は、 前記自動プリント情報と、該自動プリント情報に従って
    プリントした際の該自動プリント情報を特定するための
    第1の情報と、該自動プリント情報によるプリント処理
    における処理状態を示す第2の情報とを取得する取得工
    程と、 前記第2の情報がプリント実行中以外の処理状態を示し
    ている場合、前記自動プリント情報が、前記第2の情報
    が更新された際に処理を規定していた自動プリント情報
    であるかどうかを前記第1の情報に基づいて判定する判
    定工程と、 該自動プリント情報が、第2の情報が更新された際に処
    理を規定していた自動プリント情報ではない場合に、前
    記ジョブ情報に従って前記画像をプリントする自動プリ
    ント処理工程とを含むことを特徴とするプリント制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプリント制御方法に
    おいて、該方法は、前記第1および第2の情報を、前記
    自動プリント情報が記憶されている記憶媒体とは異なる
    第1の記憶媒体に記憶することを特徴とするプリント制
    御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のプリント制御方法に
    おいて、該方法は、前記第1および第2の情報を、前記
    自動プリント情報と前記画像情報とが記憶されている記
    憶媒体と同一の第2の記憶媒体に記憶することを特徴と
    するプリント制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかに記載
    のプリント制御方法において、前記第1の情報は、前記
    自動プリント情報が作成または更新された際の日時を表
    わす日時情報であることを特徴とするプリント制御方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし12のいずれかに記載
    のプリント制御方法において、該方法は、 前記第2の情報に従って、前記自動プリント情報にて指
    定されるジョブを途中から再開する再開処理工程を含
    み、 前記自動プリント情報には、プリントする画像情報が記
    録されているパスと、該画像情報をプリントする枚数と
    がプリント指定するジョブ単位で記述され、 前記自動プリント処理工程は、現在処理中のジョブとプ
    リントが完了した枚数とを表わす処理状態を含む第2の
    情報を更新しつつ前記プリントを実行し、 前記再開処理工程は、前記第2の情報に基づいて、前記
    自動プリント情報にて指定されているプリントが未完了
    であるジョブにおける残枚数分のプリントを作成するこ
    とを特徴とするプリント制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプリント制御方法
    において、前記再開処理工程は、中断された自動プリン
    ト処理がある旨を表示し、確認操作に応じて自動プリン
    ト処理を途中から再開することを特徴とするプリント制
    御方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のプリント制御方法
    において、前記再開処理工程は、前記自動プリント情報
    が、前記第2の情報が更新された際の自動プリント処理
    を規定していた自動プリント情報ではないと前記判定工
    程にて判定された場合には、中断された自動プリント処
    理の続行ができない旨の表示を出力し、確認操作に応じ
    て前記自動プリント情報に応じた自動プリント処理を行
    なうことを特徴とするプリント制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のプリント制御方法
    において、前記自動プリント処理工程は、前記自動プリ
    ント情報が、前記第2の情報が更新された際の自動プリ
    ント処理を規定していた自動プリント情報であると前記
    判定工程にて判定された場合には、自動プリントがすで
    に実行完了している旨の表示を出力し、確認操作に応じ
    て前記自動プリント情報に応じた自動プリント処理を行
    なうことを特徴とするプリント制御方法。
  17. 【請求項17】 入力される画像情報の表わす画像を、
    該画像情報とともに供給される自動プリント情報にて指
    定されるジョブ情報に従って記録紙にプリントするプリ
    ンタ装置において、該装置は、 前記画像情報と前記自動プリント情報とを入力する入力
    手段と、 前記入力手段に入力される画像情報に応じた画像を前記
    記録紙に形成する印刷手段と、 前記画像情報を前記ジョブ情報に従ってプリントさせる
    自動プリントを制御する制御手段とを有し、該制御手段
    は、 前記自動プリント情報と、該自動プリント情報に従って
    プリントした際の該自動プリント情報を特定するための
    第1の情報と、該自動プリント情報によるプリント処理
    における処理状態を示す第2の情報とを取得する取得手
    段と、 前記第2の情報に従って、前記指定されるジョブを途中
    から再開する再開処理手段と、 前記ジョブを途中から再開するのに先だって、前記第2
    の情報がプリント実行中の処理状態を示す場合、前記自
    動プリント情報が、前記第2の情報が更新された際に処
    理を規定していた自動プリント情報であるかどうかを前
    記第1の情報に基づいて判定する判定手段とを含み、 該自動プリント情報が、第2の情報が更新された際に処
    理を規定していた自動プリント情報であると判定される
    と、前記再開処理手段は、前記ジョブを途中から再開す
    ることを特徴とするプリンタ装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報が記憶されている記憶媒体とは異なる第
    1の記憶媒体に記憶することを特徴とするプリンタ装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のプリンタ装置にお
    いて、前記第1の記憶媒体は、該装置に内蔵された不揮
    発性メモリであることを特徴とするプリンタ装置。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報と前記画像情報とが記憶されている記憶
    媒体と同一の第2の記憶媒体に記憶することを特徴とす
    るプリンタ装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のプリンタ装置にお
    いて、前記第2の記憶媒体は、該装置に着脱可能な不揮
    発性記憶手段であることを特徴とするプリンタ装置。
  22. 【請求項22】 請求項17ないし21のいずれかに記
    載のプリンタ装置において、前記第1の情報は、前記自
    動プリント情報が作成または更新された際の日時を表わ
    す日時情報であることを特徴とするプリンタ装置。
  23. 【請求項23】 請求項17ないし22のいずれかに記
    載のプリンタ装置において、前記自動プリント情報に
    は、プリントする画像情報が記録されているパスと、該
    画像情報をプリントする枚数とがプリント指定するジョ
    ブ単位で記述され、 前記制御手段は、現在処理中のジョブとプリントが完了
    した枚数とを含む第2の情報を更新しつつ前記プリント
    処理を実行してゆき、 前記再開処理手段は、前記第2の情報に基づいて、前記
    自動プリント情報にて指定されているプリントが未完了
    であるジョブにおける残枚数分のプリントを作成するこ
    とを特徴とするプリンタ装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、 操作者の操作状態を検出する操作手段と、 該装置の動作状態を操作者に表示する表示手段とを含
    み、 前記再開処理手段は、前記第2の情報に基づいて、中断
    された自動プリント処理がある旨を前記表示手段に表示
    させ、前記操作手段への確認操作に応じて自動プリント
    処理を途中から再開することを特徴とするプリンタ装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、 操作者の操作状態を検出する操作手段と、 該装置の動作状態を操作者に表示する表示手段とを含
    み、 前記再開処理手段は、前記自動プリント情報が、前記第
    2の情報が作成された際の自動プリント処理を規定して
    いた自動プリント情報ではないと判断された場合には、
    中断された自動プリント処理の続行ができない旨を前記
    表示手段に表示させることを特徴とするプリンタ装置。
  26. 【請求項26】 入力される画像情報の表わす画像を、
    該画像情報とともに供給される自動プリント情報にて指
    定されるジョブ情報に従って記録紙にプリントするプリ
    ンタ装置において、該装置は、 前記画像情報と前記自動プリント情報とを入力する入力
    手段と、 前記入力手段に入力される画像情報に応じた画像を前記
    記録紙に形成する印刷手段と、 前記画像情報を前記ジョブ情報に従ってプリントさせる
    自動プリントを制御する制御手段とを有し、該制御手段
    は、 前記自動プリント情報と該自動プリント情報に従ってプ
    リントした際の該自動プリント情報を特定するための第
    1の情報と、該自動プリント情報によるプリント処理に
    おける処理状態を示す第2の情報とを取得する取得手段
    と、 前記第2の情報がプリント実行中以外の処理状態を示し
    ている場合、前記自動プリント情報が、前記第2の情報
    が更新された際に処理を規定していた自動プリント情報
    であるかどうかを前記第1の情報に基づいて判定する判
    定手段と、 該自動プリント情報が、第2の情報が更新された際に処
    理を規定していた自動プリント情報ではないと判定され
    ると、前記自動プリント情報に従って前記画像をプリン
    トする自動プリント処理を行なう自動プリント処理手段
    とを含むことを特徴とするプリンタ装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報が記憶されている記憶媒体とは異なる第
    1の記憶媒体に記憶することを特徴とするプリンタ装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のプリンタ装置にお
    いて、前記第1の記憶媒体は、該装置に内蔵された不揮
    発性メモリであることを特徴とするプリンタ装置。
  29. 【請求項29】 請求項26に記載のプリンタ装置にお
    いて、該装置は、前記第1および第2の情報を、前記自
    動プリント情報と前記画像情報とが記憶されている記憶
    媒体と同一の第2の記憶媒体に記憶することを特徴とす
    るプリンタ装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のプリンタ装置にお
    いて、前記第2の記憶媒体は、該装置に着脱可能な不揮
    発性記憶手段であることを特徴とするプリンタ装置。
  31. 【請求項31】 請求項26ないし30のいずれかに記
    載のプリンタ装置において、前記第1の情報は、前記自
    動プリント情報が作成または更新された際の日時を表わ
    す日時情報であることを特徴とするプリンタ装置。
  32. 【請求項32】 請求項26ないし31のいずれかに記
    載のプリンタ装置において、該装置は、前記第2の情報
    に従って、前記自動プリント情報にて指定されるジョブ
    を途中から再開する再開処理手段を含み、 前記自動プリント情報には、プリントする画像情報が記
    録されているパスと、該画像情報をプリントする枚数と
    がプリント指定するジョブ単位で記述され、 前記制御手段は、現在処理中のジョブとプリントが完了
    した枚数とを含む第2の情報を更新しつつ前記プリント
    処理を実行してゆき、 前記再開処理手段は、前記第2の情報に基づいて、前記
    自動プリント情報にて指定されているプリントが未完了
    であるジョブにおける残枚数分のプリントを作成するこ
    とを特徴とするプリンタ装置。
  33. 【請求項33】 請求項26に記載のプリンタ装置にお
    いて、前記第2の情報がプリント実行中以外の処理状態
    を示している場合、制御手段は、前記第2の記憶媒体に
    記憶された自動プリント情報が、前記第2の情報が更新
    された際の自動プリント処理を規定していた自動プリン
    ト情報であると判断した場合には、前記表示手段に自動
    プリントがすでに実行完了している旨を表示させ、前記
    操作手段への確認操作に応じて、前記自動プリント情報
    に応じた自動プリント処理開始することを特徴とするプ
    リンタ装置。
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