JP2002126264A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002126264A
JP2002126264A JP2000329334A JP2000329334A JP2002126264A JP 2002126264 A JP2002126264 A JP 2002126264A JP 2000329334 A JP2000329334 A JP 2000329334A JP 2000329334 A JP2000329334 A JP 2000329334A JP 2002126264 A JP2002126264 A JP 2002126264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory card
display
memory
image
control board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000329334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002126264A5 (ja
JP4929525B2 (ja
Inventor
Makoto Hoya
誠 保谷
Takashi Nasu
隆 那須
Yoshio Yamazaki
好男 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2000329334A priority Critical patent/JP4929525B2/ja
Publication of JP2002126264A publication Critical patent/JP2002126264A/ja
Publication of JP2002126264A5 publication Critical patent/JP2002126264A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4929525B2 publication Critical patent/JP4929525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主制御基板の制御負担を低減するとと共に、
遊技者に新鮮な興趣を提供することができる遊技機を提
供すること。 【解決手段】 大当たり表示か否かを判断し(S8
1)、大当たり表示であれば(S81:Yes)、画像
データフラグがオンであるか否かを更に判断する(S8
2)。画像データフラグがオンである場合には(S8
2:Yes)、メモリスティックに画像データが記憶さ
れている。よって、かかる場合には、表示用制御基板の
キャラクタROMに予め用意されている画像データの代
わりに、メモリスティックに記憶されている画像データ
を使用して、大当たり表示をLCDへ表示する(S8
3)。よって、メモリスティックに記憶された画像デー
タをLCDへ表示することができるので、遊技者に新鮮
な興趣を提供できる。また、その表示を行う制御は表示
用制御基板によって行われるので、主制御基板の制御負
担を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ等の遊技機において
は、遊技の興趣を向上させるために液晶表示装置を用い
たものが主流となっている。この液晶表示装置へ表示さ
せる画像をどのように変化させて遊技者を満足させるか
が各社の競争になっており、その為、液晶表示装置に表
示させる画像に様々なバリエーションを持たせる等の工
夫がされている。また同時に、遊技に伴い出力される効
果音も、液晶表示装置に表示される画像に合わせて様々
なパターンで出力するなど工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、遊技
者の興趣を増すために画像をより多くのバリエーション
で表示しようとした場合には、その画像表示を制御する
ためのプログラム容量や画情報を記憶しておくメモリの
容量が増大するばかりか、遊技を制御する主制御基板の
制御負担が増大してしまい、主制御基板で実行される他
の制御に支障を来してしまうという問題点があった。ま
た、メモリの容量を増大させて画情報が増加されたとし
ても、予め準備された画像が繰り返し表示されるために
遊技者に新鮮な興趣を提供することができないという問
題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、主制御基板の制御負担を低減する
とと共に、遊技者に新鮮な興趣を提供できる遊技機を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、遊技に伴う図柄の変動表
示を行う表示装置と、遊技の制御を行う主制御手段と、
その主制御手段から送信される命令に基づいて前記表示
装置に図柄の変動表示を行わせる表示用制御手段とを備
えており、記録媒体が着脱自在に装着される媒体処理装
置を有し、前記表示用制御手段は、その媒体処理装置に
装着される記録媒体に記憶された画情報を前記表示装置
へ表示する表示選択手段を備えている。
【0006】この請求項1記載の遊技機によれば、表示
用制御手段によって、主制御手段から送信される命令が
受信されると、その命令に基づいて表示装置が制御さ
れ、図柄の変動表示が行われる。ここで、媒体処理装置
に記録媒体が装着されている場合には、表示用制御手段
が備える表示選択手段によって、記録媒体に記憶される
画情報が表示装置へ表示される。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の第1実施例におけるパチンコ機1およびカード読取
ユニット24の正面図である。このパチンコ機1は、い
わゆる第1種パチンコ機であり、その前面(図1の紙面
に対して手前側)には前面枠2が配設されている。前面
枠2は、略矩形額縁上に形成されており、前面枠2の略
中央部には略矩形状の開口2aが穿設され、かかる開口
2aの内周には金枠3が周設されている。この金枠3の
内側の上方には、2枚のガラス板4a,4bをそれぞれ
装着可能なガラス扉枠4が開閉可能に配設されており、
ガラス扉枠4の後方(図1の紙面に対して奥側)には遊
技盤5が配設されている。
【0008】遊技盤5の前面には略円弧状の外レール6
が植立され、その外レール6の内側位置には円弧状の内
レール7が植立されている。この内レール7および外レ
ール6により囲まれた遊技盤5の前面には、遊技球(打
球)が打ち込まれる遊技領域8が形成されており、遊技
領域8の周囲には、遊技球が入賞することにより6個の
遊技球が賞球として払い出される複数の普通入賞口9が
配設されている。この複数の普通入賞口9が配設された
遊技領域8の略中央部には、複数種類の識別情報として
の図柄などを表示する液晶ディスプレイ(以下、「LC
D」と称す)10を備えた可変表示装置11が配設され
ている。
【0009】この可変表示装置11の液晶ディスプレイ
の手前側周囲には、可変表示装置11の装飾部材を兼ね
たセンターフレーム11aが周設されており、このセン
ターフレーム11aによりLCD10の周囲が装飾され
ている。センターフレーム11aの上部中央には表示装
置の一種である7セグメントLED11bが配設されて
いる。
【0010】可変表示装置11の下方には、図柄作動口
(第1種始動口)12が配設されている。この図柄作動
口12を遊技球が通過することにより、第1種始動口ス
イッチ(図示せず)がオンして、可変表示装置11の変
動表示が開始されると共に、6個の遊技球が賞球として
払い出される。また、図柄作動口12の下方には可変入
賞装置13が配設されている。この可変入賞装置13
は、遊技盤5に取着可能に形成された本体フレーム13
aを備えており、その略中央部には2以上の遊技球が同
時に通過可能な幅広矩形状の大入賞口の開口13bが穿
設されている。
【0011】この大入賞口の開口13bは、大入賞口の
一部を構成しており、可変表示装置11の変動後の表示
結果が、予め定められた図柄の組み合わせ(大当たり表
示)の1つと一致する場合に、遊技球が入賞しやすいよ
うに所定時間(例えば、30秒間)経過するまで、又
は、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口の
開口13b内へ入賞するまで、開放されるものである。
この大入賞口の開口13bの開閉動作が行われ得る状態
が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊
技状態)である。
【0012】大入賞口の開口13bには、開閉シャッタ
13cが配設されている。この開閉シャッタ13cは、
大入賞口の開口13bの形状に合わせて形成されてお
り、大入賞口の開口13bを開閉するものである。ま
た、本体フレーム13aの前面であって、開閉シャッタ
13cの前方にはガード部材13dが配設されている。
大入賞口は、これら本体フレーム13a、開口13b、
開閉シャッタ13c、ガード部材13dで構成されてい
る。
【0013】可変入賞装置13の下方であって、上述し
た遊技領域8の最下方には、いずれの入賞口にも入賞し
なかった遊技球を遊技領域8外へ排出するためのアウト
ロ14が形成されている。このアウトロ14の形成され
た遊技領域8の前方に配設されるガラス扉枠4の下方に
は、金枠3に開閉可能に取着された前面扉板(腰板)1
5が配設されている。この前面扉板15の前面には遊技
球を貯留し、かつ、遊技球発射装置(図示せず)へ遊技
球を供給する上皿16が配設され、その上皿16の下方
であって、前面枠2の下側部分には上皿16に貯留しき
れなかった遊技球を貯留するための下皿17が配設され
ている。これら上皿16と下皿17との間であって、前
面扉板15の左方部には、遊技に伴う効果音などを発生
するためのスピーカ18が配設され、また、下皿17の
右側部分には、遊技球を遊技領域8へ打ち込むために遊
技者により操作される操作ハンドル19が配設されてい
る。この操作ハンドル19の内部には、遊技球発射装置
の発射モータ(図示せず)を回転させるためのスイッチ
であるハンドルスイッチ19aが内蔵されている。
【0014】上述した上皿16は、板状に形成された装
飾板16aを備えており、その装飾板16aによって前
面扉板15の前面が覆われている。装飾板16aの中央
には、後述するカード読取ユニット24により読み取ら
れたカードの残高金額を表示するために、7セグメント
LEDにより構成された3桁の残高表示器20が配設さ
れている。この残高表示器20の右側には、後述するカ
ード読取ユニット24のカード挿入口25に挿入された
カードを取り出す場合に押下される返却ボタン21が配
設される一方、残高表示器20の左側には、貸球の払い
出し(貸出)を開始する際に押下される貸出ボタン22
が配設されている。また、貸出ボタン22の左側上方に
は貸出ボタン22が押下可能か否かを報知する貸出ボタ
ンランプ23が配設されている。この貸出ボタンランプ
23は、貸出ボタン22が押下可能な状態である場合に
点灯される一方、貸出ボタン22が押下不可能な状態で
ある場合に消灯される。よって、遊技者は、この貸出ボ
タンランプ23を視認することにより、貸出ボタン22
が押下可能であるか否かを判断することができる。
【0015】さらに、残高表示器20および返却ボタン
21の右側には、カード型に形成されるメモリースティ
ック51,58(図2参照)をそれぞれ挿抜するための
メモリースティック挿入口31,32が横方向に並設さ
れている。これらメモリースティック挿入口31,32
の後方(図1の紙面に対して奥側)には、メモリーステ
ィック51,58に記録された各種データを読み出すた
めのメモリカード処理装置50,57(図2参照)がそ
れぞれ配設されている。各種データが記録されたメモリ
ースティック51,58は、このメモリースティック挿
入口31,32へそれぞれ押し込まれて挿入されること
によりメモリカード処理装置50,57に装着され、各
種情報が読み出される。メモリカード処理装置50,5
7に装着されたメモリースティック51,58を、再
度、挿入方向へ押し込むことにより、メモリースティッ
ク51,58は反挿入方向へ突出し、それぞれを取り出
すことができる。また、メモリースティック挿入口3
1,32の左側にはそれぞれ、メモリースティック処理
装置50,57の処理状態を報知する処理ランプ33,
34が配設されている。処理ランプ33,34は、それ
ぞれメモリカード処理装置50,57に対応しており、
メモリカード処理装置50,57に装着されているメモ
リースティック51,58からデータを読み出している
場合に点灯される一方、メモリースティック51,58
が取り出し可能な状態である場合に消灯される。よっ
て、遊技者は、この処理ランプ33,34を視認するこ
とにより、メモリースティック51,58が取り出し可
能であるか否かをそれぞれ個別に判断することができ
る。
【0016】上記のように構成されたパチンコ機1の左
側には、正面視長方形状のカード読取ユニット24が併
設されている。カード読取ユニット24はカードに記録
された残高金額のデータを読み取るためのものであり、
その上下方向における略中央部分には、金銭と同等の有
価価値を有するカード挿入口25が縦長に配設されてい
る。このカード挿入口25の上方であって、カード読取
ユニット24の上部にはLEDで構成されたカード利用
可能ランプ26が配設されている。このカード利用可能
ランプ26は、例えば、カード挿入口25へカードが挿
入可能である場合に点灯される一方、カード挿入口25
へカードが挿入不可能である場合に消灯される。よっ
て、遊技者は、このカード利用可能ランプ26を視認す
ることにより、カード読取ユニット24が使用可能であ
るか否かを判断することができる。
【0017】カード挿入口25とカード利用可能ランプ
26との間部分であって、カード読取ユニット24の上
側位置には、カードに記録された残高金額のデータに基
づいて貸出金額を設定するための金額設定ボタン27が
配設されており、この金額設定ボタン27を押下するこ
とにより貸出金額を100円、200円、300円また
は500円に設定することができる。金額設定ボタン2
7の下側には、端数表示ボタン28が配設されている。
この端数表示ボタン28は、カードに記録された残高金
額が貸出金額の最低額に満たない場合に、その端数を残
高表示器20に表示する際に押下される。例えば、貸出
金額の最低額が300円に設定されており、200円の
残高金額がある場合、端数表示ボタン28が押下される
と、残高表示器20には200円の残高が表示されるの
である。
【0018】また、端数表示ボタン28の下側には、略
三角形状に形成された上下一対の連結台方向表示ランプ
29が配設されている。この一対の連結台方向表示ラン
プ29は、カード読取ユニット24が接続されているパ
チンコ機1の配設(並設)方向を示すためのものであ
り、その内部にそれぞれ1つずつLEDが内蔵されてい
る。よって、例えば、カード読取ユニット24が右側に
並設されるパチンコ機1に接続される場合には下側のL
EDが点灯され、カード読取ユニット24が左側に並設
されるパチンコ機(図示せず)に接続される場合には上
側のLEDが点灯される。この連結台方向表示ランプ2
9の下側には、LEDで構成されたカード挿入中ランプ
30が配設されており、このカード挿入中ランプ30は
カードがカード挿入口25に挿入されている場合に点灯
される一方、カードがカード挿入口25に挿入されてい
ない場合に消灯される。
【0019】図2は、かかるパチンコ機1の電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機1は、主に、遊
技の進行を制御する主制御基板Cと、LCD10の表示
を制御する表示用制御基板Dと、スピーカ18を用いて
効果音の出力を制御する効果音制御基板Sとにより構成
される。なお、図中の矢印の方向は、データの送信方向
を示している。
【0020】主制御基板Cには、演算装置であるMPU
35と、そのMPU35により実行される各種の制御プ
ログラムや固定値データを記録したROM36と、各種
のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRA
M37とが搭載される。これらMPU35、ROM3
6、RAM37は、バスライン38を介して互いに接続
されており、バスライン38は、また、入出力ポート3
9にも接続されている。この入出力ポート39は表示用
制御基板Dや効果音制御基板S、他の入出力装置40と
それぞれ接続されている。主制御基板Cは、入出力ポー
ト39を介して、表示用制御基板Dや効果音制御基板
S、他の入出力装置40へ各種命令を送信し、それら各
装置を制御する。
【0021】表示用制御基板Dは、表示装置であるLC
D10による図柄の変動表示を制御するための制御基板
である。この表示用制御基板Dは、MPU41と、RO
M42と、ワークRAM43と、ビデオRAM44と、
キャラクタROM45と、画像コントローラ46と、入
力ポート47と、出力ポート48とを備えている。入力
ポート47の入力には、主制御基板Cの出力およびメモ
リカード処理装置50が接続され、その入力ポート47
の出力は、MPU41、ROM42、ワークRAM4
3、画像コントローラ46を接続するバスライン49と
接続されている。また、画像コントローラ46はメモリ
カード処理装置50と接続される一方、出力ポート48
の入力にも接続されており、その出力ポート48の出力
にはLCD10が接続されている。
【0022】表示用制御基板DのMPU41は、主制御
基板Cから送信される表示命令に基づいてLCD10の
表示を制御するためのものである。MPU41は、入力
ポート47を介してメモリカード処理装置50を制御す
ると共に、そのメモリカード処理装置50に装着された
メモリカード51の読み書きを行うことができ、また、
画像コントローラ46を介してビデオRAM44の読み
書きを行うことができる。ROM42は、そのMPU4
1により実行される各種の制御プログラムや固定置デー
タを記憶するためのメモリであり、図3および図5に示
すフローチャートのプログラムは制御プログラムの一部
としてROM42内に記憶されている。ワークRAM4
3は、MPU41による各種プログラムの実行時に使用
されるワークデータやフラグを一時的に記憶するための
メモリであり、ワークメモリ43aと画像データフラグ
43bとを備えている。ワークメモリ43aは、MPU
41による各種プログラムの実行時に使用される各デー
タを記憶する為のメモリである。画像データフラグ43
bは、メモリカード処理装置50に装着されたメモリー
スティック51に画像データ51aが記録されているか
否かを示すためのフラグである。画像データフラグ43
bは、初期状態ではオフされており、メモリカード処理
装置50に装着されたメモリカード51に画像データ5
1aが記録されている場合にオンされ(S64:YE
S)、一方、メモリカード処理装置50に装着されたメ
モリカード51に画像データ51aが記録されていない
場合、又は、メモリカード51がメモリカード処理装置
50から取り出された場合にオフされる(S61:N
O)。
【0023】ビデオRAM44は、LCD10に表示さ
れる表示データを記憶するためのメモリであり、このビ
デオRAM44の内容を書き替えることにより、LCD
10の表示内容が変更される。キャラクタROM45
は、LCD10に表示される図柄などのキャラクタデー
タを記憶するためのメモリである。画像コントローラ4
6は、MPU41、ビデオRAM44、出力ポート48
のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きを
介在すると共に、ビデオRAM44に記憶される表示デ
ータを、ワークRAM43の画像データフラグ43bの
状態に応じてなされるMPU41の指示により、キャラ
クタROM45或いはメモリカード51から所定のタイ
ミングで読み出してLCD10に表示させるものであ
る。
【0024】効果音制御基板Sは、LCD10の変動表
示などに合わせた効果音をスピーカ18から出力するた
めの制御を行う制御基板である。この効果音制御基板S
は、MPU52と、ROM53と、RAM54と、入出
力ポート55とを備えている。これらMPU52、RO
M53、RAM54は、バスライン56を介して互いに
接続されており、バスライン56は、また、入出力ポー
ト55にも接続されている。この入出力ポート56は主
制御基板C、メモリカード処理装置57、及び、スピー
カ18と接続されている。
【0025】効果音制御基板SのMPU52は、主制御
基板Cから送信される命令に基づいてスピーカ18の効
果音出力を制御するためのものである。MPU52は、
入出力ポート55を介してメモリカード処理装置57を
制御すると共に、そのメモリカード処理装置57に装着
されたメモリカード58の読み書きをすることができ
る。ROM53は、そのMPU52により実行される各
種の制御プログラムや固定置データを記憶するためのメ
モリであり、図4および図6に示すフローチャートのプ
ログラムは制御プログラムの一部としてROM53内に
記憶されている。RAM54は、MPU52による各種
プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグ
を一時的に記憶するためのメモリであり、ワークメモリ
54aと音声データフラグ54bとを備えている。ワー
クメモリ54aは、MPU52による各種プログラムの
実行時に使用される各データを記憶する為のメモリであ
る。音声データフラグ54bは、メモリカード処理装置
57に装着されたメモリースティック58に音声データ
58aが記録されているか否かを示すためのフラグであ
る。音声データフラグ54bは、初期状態ではオフされ
ており、メモリカード処理装置57に装着されたメモリ
カード58に音声データ58aが記録されている場合に
オンされ(S74:YES)、一方、メモリカード処理
装置57に装着されたメモリカード58に音声データ5
8aが記録されていない場合、又は、メモリカード58
がメモリカード処理装置57から取り外された場合にオ
フされる(S71:NO)。
【0026】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1で実行される各処理を、図3から図6のフローチャー
トを参照して説明する。図3は、パチンコ機1の表示用
制御基板Dにおいて実行される画像データフラグ設定処
理を示したフローチャートである。この画像データフラ
グ設定処理は、メモリカード処理装置50に装着される
メモリカード51に画像データ51aが記憶されている
か否かに応じて、表示用制御基板DのワークRAM43
に設けられた画像データフラグ43bをオンまたはオフ
するための処理である。なお、画像データフラグ設定処
理は表示用制御基板Dで定期的に繰り返し実行される一
つの処理である。
【0027】表示用制御基板DのMPU41は、画像デ
ータフラグ設定処理に関し、まず、メモリカード51が
メモリカード処理装置50に装着されているか否かを判
断する(S61)。判断の結果、メモリカード51がメ
モリカード処理装置50に装着されていないと判断され
た場合には(S61:No)、メモリカード処理装置5
0へメモリカード51が未だ装着されていない、或い
は、メモリカード51がメモリカード処理装置50から
取り出されているので、画像データフラグ43bをオフ
して(S62)、この画像データフラグ設定処理を終了
する。
【0028】一方、メモリカード処理装置50にメモリ
カード51が装着されていると判断された場合には(S
61:Yes)、画像データフラグ43bの状態がオン
であるか否かを判断する(S63)。画像データフラグ
43bがオフであれば(S63:No)、メモリカード
51がメモリカード処理装置50から一旦取り出されて
交換されている可能性があるので、メモリカード51に
画像データ51aが記憶されているか否かを判断する
(S64)。そして、メモリカード51に画像データ5
1aが記憶されていると判断された場合には(S64:
Yes)、画像データフラグ43bをオンして(S6
5)、この画像データ設定処理を終了する。
【0029】一方、S63の処理において、画像データ
フラグ43bがオンであれば(S63:Yes)、メモ
リカード51がメモリカード処理装置50から取り出さ
れて交換されている可能性がない。よって、メモリカー
ド51に再度アクセスして画像データ51aが記憶され
ているか否かを調べる必要がないので、この画像データ
フラグ設定処理を終了する。
【0030】また、S64の処理において、メモリカー
ド処理装置50に装着されているメモリースティック5
1に画像データ51aが記憶されていないと判断された
場合には(S64:No)、画像データフラグ43bの
設定を変更することなく(オフのまま)、この画像デー
タフラグ設定処理を終了する。
【0031】図4は、パチンコ機1の効果音制御基板S
において実行される音声データフラグ設定処理を示した
フローチャートである。この音声データフラグ設定処理
は、メモリカード処理装置57に装着されるメモリカー
ド58に音声データ58aが記憶されているか否かに応
じて、効果音制御基板SのRAM54に設けられた音声
データフラグ54bをオンまたはオフにするための処理
である。なお、音声データフラグ設定処理は効果音制御
基板Sで定期的に繰り返し実行される一つの処理であ
る。
【0032】効果音制御基板SのMPU52は、音声デ
ータフラグ設定処理に関し、まず、メモリカード58が
メモリカード処理装置57に装着されているか否かを判
断する(S71)。判断の結果、メモリカード58がメ
モリカード処理装置57に装着されていないと判断され
た場合には(S71:No)、メモリカード処理装置5
7へメモリカード58が未だ装着されていない、或い
は、メモリカード58がメモリカード処理装置57から
取り出されているので、音声データフラグ54bをオフ
して(S72)、この音声データフラグ設定処理を終了
する。
【0033】一方、メモリカード処理装置57にメモリ
カード58が装着されていると判断された場合には(S
71:Yes)、音声データフラグ54bの状態がオン
であるか否かを判断する(S73)。音声データフラグ
54bがオフであれば(S73:No)、メモリカード
58がメモリカード処理装置57から一旦取り出されて
交換されている可能性があるので、メモリカード58に
音声データ58aが記憶されているか否かを判断する
(S74)。そして、メモリカード58に音声データ5
8aが記憶されていると判断された場合には(S74:
Yes)、音声データフラグ54bをオンして(S7
5)、この音声データ設定処理を終了する。
【0034】一方、S73の処理において、音声データ
フラグ54bがオンであれば(S73:Yes)、メモ
リカード58がメモリカード処理装置57から取り出さ
れて交換されている可能性がない。よって、メモリカー
ド58に再度アクセスして音声データ58aが記憶され
ているか否かを調べる必要がないので、この音声データ
フラグ設定処理を終了する。
【0035】また、S74の処理において、メモリカー
ド処理装置57に装着されているメモリースティック5
8に音声データ58aが記憶されていないと判断された
場合には(S74:No)、音声データフラグ54bの
設定を変更することなく(オフのまま)、この音声デー
タフラグ設定処理を終了する。
【0036】図5は、パチンコ機1の表示用制御基板D
において実行される大当たり表示処理を示したフローチ
ャートである。この大当たり表示処理では、大当たり表
示においてメモリカード51に画像データ51aが記憶
されている場合、キャラクタROM45に予め記憶され
ている画像データに代えて、メモリカード51に記憶さ
れている画像データ51aを読み出して、これをLCD
10へ表示することにより大当たり表示の制御が行われ
る。この大当たり表示処理も表示用制御基板Dで定期的
に繰り返し実行される一つの処理である。
【0037】この大当たり表示処理では、まず、大当た
り表示か否かを判断し(S81)、大当たり表示でなけ
れば(S81:No)、この大当たり表示処理を終了す
る。
【0038】一方、大当たり表示であれば(S81:Y
es)、画像データフラグ43bがオンであるか否かを
更に判断する(S82)。画像データフラグ43bがオ
ンである場合には(S82:Yes)、画像データ51
aの記憶されたメモリカード51がメモリカード処理装
置50に装着されている。よって、かかる場合には、表
示用制御基板DのキャラクタROM45に予め用意され
ている画像データの代わりに、メモリカード51に記憶
されている画像データ51aを使用して、LCD10へ
大当たり表示を行い(S83)、この大当たり表示処理
を終了する。
【0039】一方、S82の処理において、画像データ
フラグ43bがオフの場合には(S82:No)、メモ
リカード処理装置50に装着されているメモリカード5
1に画像データ51aが記憶されていないか、メモリカ
ード処理装置50にメモリカード51が装着されていな
いので、表示用制御基板DのキャラクタROM45に予
め用意されている画像データを使用して、大当たり表示
をLCD10へ表示し(S84)、この大当たり表示処
理を終了する。
【0040】このように、LCD10へ行う表示は、表
示用制御基板Dの画像コントローラ46が画像データを
読み出すための参照先(キャラクタROM45,メモリ
カード処理装置50)を画像データフラグ43bの状態
に応じて切り替えることによって変更される。よって、
画像コントローラ46は、その参照先を参照してビデオ
RAM44に記憶される表示データを表示するだけで良
いので、他の制御をそのまま使用することができ、汎用
性が損なわれることを防止することができるのである。
【0041】図6は、パチンコ機1の効果音制御基板S
において実行される大当たり効果音処理を示したフロー
チャートである。この大当たり効果音処理では、大当た
り時の効果音出力においてメモリカード58に音声デー
タ58aが記憶されている場合、ROM53に予め記憶
されている音声データに代えてメモリカード58に記憶
されている音声データ58aを読み出して、これをスピ
ーカ18から出力することにより大当たり時の効果音出
力の制御が行われる。この大当たり効果音処理も効果音
制御基板Sで定期的に繰り返し実行される一つの処理で
ある。
【0042】この大当たり効果音処理では、まず、大当
たり時の効果音出力であるかか否かを判断し(S9
1)、大当たり時の効果音出力でなければ(S91:N
o)、この大当たり効果音処理を終了する。
【0043】一方、大当たり時の効果音出力であれば
(S91:Yes)、音声データフラグ54bがオンで
あるか否かを更に判断する(S92)。音声データフラ
グ54bがオンである場合には(S92:Yes)、音
声データ58aの記憶されたメモリカード58がメモリ
カード処理装置57に装着されている。よって、かかる
場合には、効果音制御基板SのROM53に予め用意さ
れている音声データの代わりに、メモリカード58に記
憶されている音声データ58aを使用して、スピーカ1
8から大当たり時の効果音出力を行い(S93)、この
大当たり効果音処理を終了する。
【0044】一方、S92の処理において、音声データ
フラグ54bがオフの場合には(S92:No)、メモ
リカード処理装置57に装着されているメモリカード5
8に音声データ58aが記憶されていないが、メモリカ
ード処理装置57にメモリカード58が装着されていな
いので、効果音制御基板SのROM53に予め用意され
ている音声データを使用して、スピーカ18から大当た
り時の効果音出力を行い(S94)、この大当たり効果
音処理を終了する。
【0045】このように、スピーカ18から行う効果音
出力は、効果音制御基板SのMPU52が音声データの
読み出し先(ROM53,メモリカード処理装置57)
を切り替えることによって変更される。よって、音声デ
ータフラグ54bの状態に基づいて参照先を変更するだ
けで良いので、他の制御をそのまま使用することがで
き、汎用性が損なわれることを防止することができるの
である。
【0046】以上説明したように、メモリカード51,
58に記憶された画像データ51a(又は音声データ5
8a)を、予めキャラクタROM45に用意された画像
データ(又はROM53に用意された音声データ)の代
わりにLCD10へ表示する(又はスピーカ18から出
力する)ことができるので、キャラクタROM45(又
はROM53)の容量を増大させることなく遊技者に新
鮮な興趣を提供できると共に、その表示(又は出力)を
行う制御が表示用制御基板D(又は効果音制御基板S)
によって行われるので、主制御基板Cの制御負担を低減
することができ、主制御基板Cで実行される他の制御に
支障を来してしまうことを防止することができるのであ
る。
【0047】また、画像データ51aを読み出すメモリ
カード処理装置50と、音声データ58aを読み出すメ
モリカード処理装置57とは、互いに独立して動作する
よう構成されているので、画像データ51aと音声デー
タ58aとに対するアクセスが重なった場合にも、両デ
ータを支障なく読み出して、LCD10への表示、及
び、スピーカ18からの出力を行うことができるのであ
る。
【0048】次に、図7を参照して第2実施例について
説明する。第1実施例のメモリカード処理装置50,5
7はデータの読み出しを行うコントローラ等を備えた構
成とされていたのに対し、第2実施例では、メモリカー
ド処理装置がコネクタにより構成されている。なお、前
記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0049】図7は、第2実施例におけるパチンコ機1
の電気的構成を示したブロック図である。LCD10に
よる図柄の変動表示を制御する表示用制御基板Dは、図
2に示す第1実施例と同様に、MPU41と、ROM4
2と、ワークRAM43と、ビデオRAM44と、キャ
ラクタROM45と、画像及びバスラインコントローラ
146と、入力ポート47と、出力ポート48とを備
え、更に、コネクタ66を備えている。入力ポート47
の入力には、主制御基板Cの出力が接続され、その入力
ポート47の出力は、MPU41、ROM42、ワーク
RAM43、画像及びバスラインコントローラ146を
接続するバスライン49と接続されている。また、画像
及びバスラインコントローラ146はビデオRAM4
4、キャラクタROM45、コネクタ66と接続される
一方、出力ポート48の入力にも接続されており、その
出力ポート48の出力にはLCD10が接続されてい
る。
【0050】画像及びバスラインコントローラ146
は、MPU41、ビデオRAM44、出力ポート48の
それぞれのタイミングを調整して、データの読み書きを
介在すると共に、ビデオRAM44に記憶される表示デ
ータを、ワークRAM43の画像データフラグ43bの
状態に応じてなされるMPU41の指示により、キャラ
クタROM45或いはメモリカード76から所定のタイ
ミングで読み出してLCD10に表示させるものであ
る。MPU41は、画像及びバスラインコントローラ1
46を介してビデオRAM44の読み書きを行うことが
できる。また、画像及びバスラインコントローラ146
は、コネクタ66のバスラインを、MPU41のバスラ
イン49と接続し或いは切断するバスライン切り替え機
能を有しており、MPU41は、この画像及びバスライ
ンコントローラ146を介して、メモリカード76に記
憶される画像データ76aを読み出すことができる。
【0051】コネクタ66は、画像及びバスコントロー
ラ146とメモリカード76とを接続するためのもので
あり、メモリカード76の一辺に配設された板状の電極
がコネクタ66へ差し込まれることによって、そのメモ
リカード76がコネクタ66と接続されるカードエッジ
コネクタで構成されている。
【0052】一方、LCD10の変動表示などに合わせ
た効果音をスピーカ18から出力する効果音制御基板S
は、図2に示す第1実施例と同様に、MPU52と、R
OM53と、RAM54と、入出力ポート55とを備
え、更に、コネクタ67を備えている。これらMPU5
2、ROM53、RAM54、コネクタ67は、バスラ
イン56を介して互いに接続されており、バスライン5
6は、また、入出力ポート55にも接続されている。こ
の入出力ポート56は主制御基板C、及び、スピーカ1
8と接続されている。コネクタ67は、効果音制御基板
SのMPU52とメモリカード77とを接続するための
ものであり、上述した表示用制御基板Dに設けられたコ
ネクタ66と同様に構成されている。
【0053】上述した表示用制御基板Dのコネクタ6
6、及び、効果音制御基板のコネクタ67は、メモリー
スティック挿入口31,32(図1参照)の後方(図1
の紙面奥側)にそれぞれ配設されており、コネクタ6
6,67はそれぞれ、表示用制御基板Dの画像及びバス
コントローラ146、及び、効果音制御基板Sのバスラ
イン56とリード線(図示せず)を介して接続されてい
る。よって、このメモリースティック挿入口31,32
へメモリカード76,77をそれぞれ挿入することによ
り、LCD10へメモリカード76の画像データ76a
を表示することができ、また、スピーカ18からメモリ
カード77の音声データ77aを出力することができる
のである。
【0054】このように、メモリカード76,77のデ
ータを読み出す為のメモリカード処理装置をコネクタ6
6,67によって構成したので、入出力ポートを介すこ
となくデータを送信することができる、即ち、RAMや
ROMと同様にメモリカードを使用することができるの
で、高速にアクセスすることができ、表示処理及び出力
処理を高速かつスムースに行うことができるのである。
また、コネクタ66,67は、カードエッジコネクタで
構成されていると説明したが、メモリカードに突設して
設けられたピン状のオス電極がコネクタに設けられたメ
ス電極へ挿入されることにより互いに接続されるピンコ
ネクタで構成されるようにしても良い。
【0055】次に、図8から図12を参照して第3実施
例について説明する。第1,第2実施例では、メモリカ
ード51,76に記憶された画像データ51a,76a
(又はメモリカード58,77に記憶された音声データ
58a,77a)は、遊技の進行に応じて(例えば、大
当たり表示時に)、メモリカード処理装置50,コネク
タ66(又はメモリカード処理装置57,コネクタ6
7)を介してその都度読み出されて表示(又は出力)が
行われるように構成されたのに対し、第3実施例では、
メモリカード98に記憶された画像データ98a(又は
音声データ98b)は、表示用制御基板Dに設けられた
メモリカードデータRAM86(又は効果音制御基板S
に設けられたメモリカードデータメモリ87b)へ一旦
書き込まれ、その書き込まれた画像データ98a(又は
音声データ98a)を使用して表示(又は出力)が行わ
れるように構成されると共に、その画像データ98a
(又は音声データ98a)の表示(又は出力)を遊技中
の遊技者がスイッチ96により指示可能に構成されてい
る。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の
符号を付して、その説明は省略する。
【0056】図8は、第3実施例におけるパチンコ機1
の電気的構成を示したブロック図である。LCD10に
よる図柄の変動表示を制御する表示用制御基板Dは、図
2に示す第1実施例と同様に、MPU41と、ROM4
2と、ワークRAM43と、ビデオRAM44と、キャ
ラクタROM45と、画像及びバスラインコントローラ
146と、入力ポート47と、出力ポート48とを備
え、更に、メモリカードデータRAM86を備えてい
る。このメモリカードデータRAM86は、メモリカー
ド98に記憶されている画像データ98aが書き込ま
れ、その画像データ98aを記憶しておくためのメモリ
であり、ビデオRAM44、キャラクタROM45と同
様に画像及びバスラインコントローラ146に接続され
ている。
【0057】MPU41は、入力ポート47を介して後
述するメモリカード処理装置97を制御すると共に、そ
のメモリカード処理装置97に装着されたメモリカード
98の読み書きを行うことができる。読み出された画像
データ98aは、MPU41によって画像及びバスライ
ンコントローラ146を介してメモリカードデータRA
M86へ書き込まれる。MPU41は、画像及びバスラ
インコントローラ146を介してビデオRAM44の読
み書きを行うことができる。また、画像及びバスライン
コントローラ146は、メモリカードデータRAM86
のバスラインを、MPU41のバスライン49と接続し
或いは切断するバスライン切り替え機能を有しており、
MPU41は、この画像及びバスラインコントローラ1
46を介して、メモリカードデータRAM86の読み書
きを行うことができる。
【0058】また、LCD10の変動表示などに合わせ
た効果音をスピーカ18から出力する効果音制御基板S
は、図2に示す第1実施例と同様に、MPU52と、R
OM53と、RAM87と、入出力ポート55とを備え
ている。ここで、RAM87は、ワークメモリ87aと
音声データフラグ87cとを備えており、更に、第3実
施例では、メモリカードデータメモリ87bが備えられ
ている。このメモリカードデータメモリ87bは、メモ
リカード98に記憶されている音声データ98bが書き
込まれ、その音声データ98aを記憶しておくためのメ
モリである。MPU52は、入出力ポート55を介して
後述するメモリカード処理装置97を制御すると共に、
そのメモリカード処理装置97に装着されたメモリカー
ド98の読み書きを行うことができる。
【0059】更に、表示用制御基板Dの入力ポート4
7、及び、効果音制御基板Sの入出力ポート55の入力
には、メモリカード処理装置97とスイッチ96とが接
続されている。第1,第2実施例では、メモリカード処
理装置50,57及びコネクタ66,67は、表示用制
御基板Dと効果音制御基板Sとにそれぞれ独立して接続
されたが、第3実施例では、メモリカード98に記憶さ
れるデータを一旦表示用制御基板D或いは効果音制御基
板Sのメモリに書き込み、そのメモリからデータを読み
出し表示或いは出力を行うので、表示用制御基板Dと効
果音制御基板Sとに対してメモリカード処理装置97を
一つだけ接続すれば良い。
【0060】スイッチ96は、LCD10へ画像を表示
するための画像データ、及び、スピーカ18から効果音
を出力するための音声データの読み出し先を切り替える
ためのものであり、遊技中の遊技者によって操作が可能
な位置に配設されている。スイッチ96の出力は、主制
御基板Cを介すことなく、表示用表示基板Dと効果音制
御基板Sとに入力されているので、主制御基板Cに制御
の負担を与えることがない。また、このスイッチ96
は、オン或いは、オフの状態を維持可能なロックタイプ
スイッチにより構成されている。よって、遊技者によっ
てオフからオンの状態へ切り替えられたスイッチ96
は、次にオフへ切り替えられるまで、オンの状態が維持
され、表示用表示基板Dの入力ポート47と効果音制御
基板Sの入出力ポート55とには、オンの入力状態が維
持される。
【0061】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1で実行される各処理を、図9から図12のフローチャ
ートを参照して説明する。図9は、パチンコ機1の表示
用制御基板Dにおいて実行される画像データフラグ設定
処理を示したフローチャートである。第3実施例の画像
データフラグ設定処理は、前記した第1実施例の画像デ
ータフラグ設定処理に対して、メモリカード98に画像
データ98aが記憶されている場合に、その画像データ
98aを表示用制御基板DのメモリカードデータRAM
86に書き込む点が異なっている。なお、画像データフ
ラグ設定処理は表示用制御基板Dで定期的に繰り返し実
行される一つの処理である。
【0062】S64の処理において、メモリカード98
に画像データ98aが記憶されていると判断された場合
には(S64:Yes)、メモリカード98から画像デ
ータ98aを読み出し、その画像データ98aを表示用
制御基板DのメモリカードデータRAM86へ書き込む
(S101)。ここで、メモリカードデータRAM86
に既に画像データが記憶されている場合には、その画像
データに対してメモリカード98から読み出された画像
データ98aを上書きする。その後、画像データフラグ
43bをオンして(S65)、この画像データフラグ設
定処理を終了する。
【0063】図10は、パチンコ機1の効果音制御基板
Sにおいて実行される音声データフラグ設定処理を示し
たフローチャートである。第3実施例の音声データフラ
グ設定処理は、前記した第1実施例の音声データフラグ
設定処理に対して、メモリカード98に音声データ98
bが記憶されている場合に、その音声データ98bをR
AM87に設けられたメモリカードデータメモリ87b
に書き込む点が異なっている。なお、音声データフラグ
設定処理は効果音制御基板Sで定期的に繰り返し実行さ
れる一つの処理である。
【0064】S74の処理において、メモリカード98
に音声データ98bが記憶されていると判断された場合
には(S74:Yes)、メモリカード98から音声デ
ータ98bを読み出し、その音声データ98bを効果音
制御基板SのRAM87に設けられたメモリカードデー
タメモリ87bへ書き込む(S102)。ここで、メモ
リカードデータメモリ87bに既に音声データが記憶さ
れている場合には、その音声データに対してメモリカー
ド98から読み出された音声データ98bを上書きす
る。その後、音声データフラグ43bをオンして(S6
5)、この音声データフラグ設定処理を終了する。
【0065】図11は、パチンコ機1の表示用制御基板
Dにおいて実行される表示切換処理を示したフローチャ
ートである。この表示切換処理は、前記した第1実施例
の大当たり表示処理に対して、メモリカードデータRA
M86に書き込まれたメモリカード98の画像データ9
8aを、キャラクタROM45に予め用意されている画
像データに代えて読み出し、LCD10へ表示するよう
制御する点、及び、そのメモリカードデータRAM86
に書き込まれた画像データが表示されるタイミングをス
イッチ96の操作により遊技者が指示可能に制御する点
が異なっている。この表示切換処理も表示用制御基板D
で定期的に繰り返し実行される一つの処理である。
【0066】この表示切換処理では、まず、スイッチ9
6がオンであるか否かを判断し(S103)、スイッチ
96がオンであれば(S103:Yes)、更に、画像
データフラグ43bがオンであるか否かを判断する(S
82)。画像データフラグ43bがオンであれば(S8
2:Yes)、メモリカードデータRAM86に画像デ
ータ98aが書き込まれているので、キャラクタROM
45に予め用意された画像データに代えて、メモリカー
ドデータRAM86に書き込まれた画像データ98aを
使用して、LCD10への表示を行う(S104)。
【0067】一方、スイッチ96がオフである場合(S
103:No)、又は、スイッチ96がオンであり(S
103:Yes)、かつ、画像データフラグ43bがオ
フである場合は(S82:No)、遊技者によってメモ
リカード98の画像データ98aを使用することが指示
されていないか、メモリカードデータRAM86に画像
データ98aが書き込まれていない場合であるので、キ
ャラクタROM45に予め用意されている画像データを
使用して、LCD10への表示を行う(S84)。
【0068】図12は、パチンコ機1の効果音制御基板
Sにおいて実行される出力切換処理を示したフローチャ
ートである。この出力切換処理は、前記した第1実施例
の大当たり効果音処理に対して、RAM87に設けられ
たメモリカードデータメモリ87bに書き込まれたメモ
リカード98の音声データ98bを、ROM53に予め
用意されている音声データに代えて読み出し、スピーカ
18から出力するよう制御する点、及び、そのRAM8
7のメモリカードデータメモリ87bに書き込まれた音
声データが出力されるタイミングをスイッチ96の操作
により遊技者が指示可能に制御する点が異なっている。
この出力切換処理も効果音制御基板Sで定期的に繰り返
し実行される一つの処理である。
【0069】この出力切換処理では、まず、スイッチ9
6がオンであるか否かを判断し(S105)、スイッチ
96がオンであれば(S105:Yes)、更に、音声
データフラグ87cがオンであるか否かを判断する(S
92)。音声データフラグ87cがオンであれば(S9
2:Yes)、RAM87のメモリカードデータメモリ
87bに音声データ98bが書き込まれているので、R
OM53に予め用意された音声データに代えて、RAM
87のメモリカードデータメモリ87bに書き込まれた
音声データを使用して、スピーカ18からの出力を行う
(S106)。
【0070】一方、スイッチ96がオフである場合(S
105:No)、又は、スイッチ96がオンであり(S
105:Yes)、かつ、音声データフラグ87cがオ
フである場合は(S92:No)、遊技者によってメモ
リカード98の音声データ98bを使用することが指示
されていないか、RAM87のメモリカードデータメモ
リ87bに音声データ98bが書き込まれていない場合
であるので、ROM53に予め用意されている音声デー
タを使用して、スピーカ18からの出力を行う(S9
4)。
【0071】このように、第3実施例では、例えばメモ
リカード98に記憶されている画像データ98aは、一
旦表示用制御基板Dに設けられたメモリカードデータR
AM86に書き込まれ、そのメモリカードデータRAM
86から画像データ98aを読み出すことによって、L
CD10への表示を行うように構成されている。よっ
て、記録媒体がメモリカードに比べて処理速度の遅い光
磁気ディスク等によって構成された場合でも、画像デー
タ98aを光磁気ディスクからその都度読み出して表示
する場合に比べて、表示処理を高速かつスムースに行う
ことができるのである。また、表示中の画像或いは出力
中の効果音が気に入らない遊技者は、スイッチ96を切
り替えることにより、画像および効果音を変更すること
ができるのである。
【0072】次に、図13及び図14を参照して第4実
施例について説明する。第4実施例は、メモリカード2
06がコネクタ166に装着されているか否かに応じて
切換機200がバスラインを切り替えることにより、キ
ャラクタROM45のバスライン201又はコネクタ1
66のバスライン202のいずれか一方が画像コントロ
ーラ46に接続されるように構成されている。なお、前
記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0073】図13は、第4実施例におけるパチンコ機
1の電気的構成を示したブロック図である。LCD10
による図柄の変動表示を制御する表示用制御基板Dは、
図2に示す第1実施例と同様に、MPU41と、ROM
42と、ワークRAM143と、ビデオRAM44と、
キャラクタROM45と、画像コントローラ46と、入
力ポート47と、出力ポート48とを備え、更に、コネ
クタ166と、切換機200と、第2MPU203と、
第2ROM204と、第2RAM205とを備えてい
る。切換機200は、キャラクタROM45のバスライ
ン201と、コネクタ166、第2MPU203、第2
ROM204、第2RAM205を接続するバスライン
202とに接続される一方、画像コントローラ46とも
接続されている。
【0074】第2MPU203は、コネクタ166にメ
モリカード206が装着されているか否かを判断し、そ
の結果に基づいて切換機200を制御するものである。
第2ROM204は、その第2MPU203により実行
される各種のプログラムや固定値データを記憶するため
のメモリであり、図14に示すフローチャートのプログ
ラムは制御プログラムの一部として第2ROM204内
に記憶されている。第2RAM205は、第2MPU2
03による各種プログラムの実行時に使用されるワーク
データやフラグ等を一時的に記憶するためのメモリであ
る。
【0075】切換機200は、第2MPU203から送
信される切換命令に基づいて、画像コントローラ46に
接続されるバスラインをキャラクタROM45のバスラ
イン201とコネクタ166のバスライン202とのい
ずれかに切り替えるためのものである。コネクタ166
は、メモリカード206を装着するためのものであり、
切換機200と接続されるバスライン202と、第2M
PU203と接続されるバスライン207との2組のバ
スラインを有している。このコネクタ166は、2組の
バスライン202,207からのアクセスを時分割制御
で切り替えつつ、そのコネクタ166に装着されたメモ
リカード206のデータを、該当するバスライン20
2,207上へ出力する。
【0076】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1で実行される処理を図14のフローチャートを参照し
て説明する。図14は、表示用制御基板Dにおいて第2
MPU203によって実行されるバスライン切換処理を
示したフローチャートである。このバスライン切換処理
は、コネクタ166にメモリカードが装着されているか
否に応じて、画像コントローラ46に接続されるバスラ
インを切り替えるための処理である。なお、第2MPU
203は、このバスライン切換処理を繰り返し実行する
ものである。
【0077】表示用制御基板Dの第2MPU203は、
バスライン切換処理に関し、まず、メモリカード206
がコネクタ166に装着されているか否かを判断する
(S207)。判断の結果、メモリカード206がコネ
クタ166に装着されていると判断された場合には(S
207:Yes)、メモリカードに記憶されている画像
データ206aが適正なデータ形式であるか否かを判断
する(S208)。適正なデータ形式であるか否かの判
断は、画像データ206aのヘッダ部分に記憶されるデ
ータ形式を、第2MPU203により読み出して判断す
る。メモリカード206に記憶されている画像データ2
06aが適正なデータ形式である場合には(S208:
Yes)、コネクタ166が画像コントローラ46と接
続されるように、即ち、コネクタ166のバスライン2
02が画像コントローラ46へ出力されるように、切換
機200によってバスラインを切り替える(S20
9)。これにより、キャラクタROM45に記憶される
画像データに代わって、メモリカード206に記憶され
る画像データ206aが、LCD10の表示に使用され
る。
【0078】その後、100msウェイト処理を実行す
る(S211)。この100msウェイト処理では、処
理の実行が100ms間待機される。この処理により、
バスラインの切り替え動作の回数が減少するので、バス
ラインの切換動作によって画像コントローラ46による
データの読み出しに悪影響を与え、LCD10の表示に
ちらつき等を生じさせてしまうという問題を回避するこ
とができる。また、待機する100msの時間は、人間
が手動で行うメモリカード206の挿抜操作に対しては
十分な時間であるので、第2MPU203はメモリカー
ド206の装着を確実に検出することができる。100
msのウエイトの後は、処理をS207へ移行して、こ
のバスライン切換処理を繰り返す。
【0079】一方、S207の処理において、メモリカ
ード206がコネクタ166に装着されていないと判断
された場合(S207:No)、或いは、メモリカード
206がコネクタ166に装着されていても(S20
7:Yes)、メモリカード206に記憶される画像デ
ータ206aが適正なデータ形式でないと判断された場
合には(S208:No)、メモリカード206の画像
データ206aを使用することはできないので、キャラ
クタROM45が画像コントローラ46と接続されるよ
うに、即ち、キャラクタROM45のバスライン201
が画像コントローラ46へ出力されるように、切換機2
00によってバスラインを切り替える(S210)。そ
して、100msウェイト処理の実行後(S211)、
処理をS207へ移行して、このバスライン切換処理を
繰り返す。
【0080】このように、第4実施例では、第2MPU
203によりメモリーカード206の装着の有無を判断
し、その結果に応じて切換機200にバスラインの切り
替え動作を実行させて、キャラクタROM45又はコネ
クタ166のいずれか一方が画像コントローラ46に接
続されるように構成されている。よって、表示用制御基
板DのMPU41は、メモリカード206の装着の有無
を判断しその結果に応じて画像コントローラ46に画像
データの読み出し先を指示する必要がないので、MPU
41の制御負担を低減して、LCD10の表示の制御に
支障を来してしまうことを防止することができるのであ
る。
【0081】次に、図15を参照して第5実施例につい
て説明する。第5実施例は、メモリカード215がコネ
クタ214に装着されているか否かをコネクタ214に
設けられた検出スイッチによって検出し、その結果に応
じて切換機212が画像コントローラ46に接続される
バスラインを、キャラクタROM45のバスライン20
1とコネクタ214のバスライン213とのいずれかに
切り替えるように構成されている。なお、前記した第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0082】図15は、第5実施例におけるパチンコ機
1の電気的構成を示したブロック図である。LCD10
による図柄の変動表示を制御する表示用制御基板Dは、
図2に示す第1実施例と同様に、MPU41と、ROM
42と、ワークRAM143と、ビデオRAM44と、
キャラクタROM45と、画像コントローラ46と、入
力ポート47と、出力ポート48とを備え、更に、切換
機212と、コネクタ214と、検出スイッチ(図示せ
ず)とを備えている。切換機212は、キャラクタRO
M45のバスライン201と、コネクタ214のバスラ
イン213とに接続される一方、画像コントローラ46
とも接続されている。
【0083】コネクタ214の内部には、メモリカード
215が装着されたか否かを検出するためのスイッチで
ある検出スイッチ(図示せず)が内蔵されている。検出
スイッチの出力は切換機212に入力されており、コネ
クタ214にメモリカード215が装着されると、検出
スイッチから出力され切換機212へ入力される信号
は、オンの状態に維持され、逆に、メモリカード215
が取り外されると、オフの状態に維持される。切換機2
12は、検出スイッチからの入力信号がオンである場合
には、コネクタ214のバスライン213を画像コント
ローラ46と接続し、入力信号がオフの場合には、キャ
ラクタROM45のバスライン201を画像コントロー
ラ46と接続する。
【0084】このように、第5実施例では、検出スイッ
チがメモリーカード215の装着の有無を判断し、その
結果に応じて切換機200がバスラインを切り替え、キ
ャラクタROM45又はコネクタ214のいずれか一方
が画像コントローラ46に接続されるように構成されて
いる。よって、表示用制御基板DのMPU41は、メモ
リカード215の装着の有無を判断しその結果に応じて
画像コントローラ46に画像データの読み出し先を指示
する必要がないので、MPU41の制御負担を低減し
て、LCD10の表示の制御に支障を来してしまうこと
を防止することができるのである。
【0085】次に、図16及び図17を参照して第6実
施例について説明する。第6実施例は、メモリカード2
19に記憶された制御プログラム219aと画像データ
219bとが表示用制御基板Dに設けられたフラッシュ
ROM216とキャラクタフラッシュROM217へ書
き込まれ、フラッシュROM216に書き込まれた制御
プログラム219aに基づいて、キャラクタフラッシュ
ROM217に書き込まれた画像データ219bの表示
が行われるように構成されている。なお、前記した第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0086】図16は、第6実施例におけるパチンコ機
1の電気的構成を示したブロック図である。LCD10
による図柄の変動表示を制御する表示用制御基板Dは、
図2に示す第1実施例と同様に、MPU41と、ROM
42と、ワークRAM143と、ビデオRAM44と、
画像及びバスラインコントローラコントローラ146
と、入力ポート47と、出力ポート48とを備え、更
に、フラッシュROM216と、キャラクタフラッシュ
ROM217と、コネクタ218とを備えている。
【0087】画像及びバスラインコントローラ146
は、キャラクタフラッシュROM217及びコネクタ2
18のバスラインをMPU41のバスライン49と接続
し或いは切断するバスライン切り替え機能を有してお
り、MPU41は、この画像及びバスラインコントロー
ラ146を介して、キャラクタフラッシュROM217
及ぶメモリカード219の読み書きを行うことができ
る。ROM42は、MPU41により実行される各種プ
ログラムや固定置データを記録するためのメモリであ
り、図17に示すプログラムはROM42内に記憶され
ている。
【0088】フラッシュROM216は、メモリカード
219に記録されている制御プログラム219aが書き
込まれ、その制御プログラム219aを記憶しておくた
めのメモリである。フラッシュROM216には、LC
D10の画像表示を制御する制御プログラムがパチンコ
機1の出荷時に書き込まれ、記憶されている。この制御
プログラムを書き替えることにより、LCD10への表
示内容を変更することができる。キャラクタフラッシュ
ROM217は、メモリーカード219に記憶されてい
る画像データ219bが書き込まれ、その画像データ2
19aを記憶しておくためのメモリである。キャラクタ
フラッシュROM217には、LCD10に表示される
画像データがパチンコ機1の出荷時に書き込まれ、記憶
されている。この画像データを書き替えることにより、
LCD10に表示される画像を変更することができる。
【0089】これらフラッシュROM216とキャラク
タフラッシュROM217とは、書き替え可能な不揮発
性のフラッシュメモリで構成されており、パチンコ機1
の電源がオフされた後も、バックアップ電源なしで、デ
ータの記憶を維持しておくことができる。なお、フラッ
シュROM216、キャラクタフラッシュROM217
は、書き替え可能な不揮発性のメモリであれば良く、例
えば、EEPROMで構成するようにしても良い。
【0090】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1で実行される処理を図17のフローチャートを参照し
て説明する。図17は、表示用制御基板DにおいてMP
U41によって実行される電源投入時処理を示したフロ
ーチャートである。この電源投入時処理は、パチンコ機
1の電源投入時に、表示用制御基板DのMPU41によ
って実行される処理であり、メモリカード219に記憶
されている制御プログラム219aと画像データ219
bとを読み出し、フラッシュROM216とキャラクタ
フラッシュROM217とへそれぞれ書き込むための処
理である。
【0091】表示用制御基板DのMPU41は、電源投
入時処理に関し、まず、メモリカード219がコネクタ
218に装着されているか否かを判断する(S22
1)。判断の結果、メモリカード218がコネクタ21
8に装着されていると判断された場合には(S221:
Yes)、更に、メモリカード219の所定のアドレス
に正しいキーワードが記憶されているか否かを判断する
(S222)。キーワードは、第3者による不正を防止
するためのものである。第6実施例では、フラッシュR
OM216に記憶される制御プログラムをも書き替える
ものなので、装着されたカードが適正であるか否かを、
厳密にチェックしている。
【0092】メモリカード206に正しいキーワードが
記憶されている場合には(S222:Yes)、コネク
タ218に装着されているメモリカード219は正しい
カードであり、不正なカードではないので、メモリカー
ド219に記憶されている制御プログラム219aを読
み出し、フラッシュROM216へ書き込む(S22
3)。この場合、メモリカードから読み出された制御プ
ログラム219aは、フラッシュROM216に既に記
憶されている制御プログラムを消去した後に書き込まれ
る。そして、メモリカード219に記憶されている画像
データ219bを読み出し、キャラクタフラッシュRO
M217へ書き込む(S223)。メモリカードから読
み出された画像データ219bは、キャラクタフラッシ
ュROM217に既に記憶されている画像プログラムを
消去した後に書き込まれる。その後、この電源投入時処
理を終了する。
【0093】一方、S221の処理において、メモリカ
ード219がコネクタ218に装着されていないと判断
された場合(S221:No)、及び、S222の処理
において、メモリカード219に正しいキーワードが記
憶されていない場合には(S222:No)、この電源
投入時処理を終了する。
【0094】この電源投入時処理の終了後は、処理をフ
ラッシュメモリROM216へ書き込まれた制御プログ
ラムへ移行し、その制御プログラムに基づいてキャラク
タフラッシュROM217に記憶される画像データの表
示を制御する。
【0095】このように、第6実施例では、表示用制御
基板Dに、書き替え可能な不揮発性メモリで構成された
フラッシュROM216とキャラクタフラッシュROM
217とを設け、これらフラッシュROM216とキャ
ラクタフラッシュROM217とへメモリカード219
に記憶される制御プログラム219aと画像データ21
9bとを記憶させることができるように構成されてい
る。よって、メモリカード219を交換することによっ
て、既存の制御プログラム、画像データをメモリカード
に記憶されている制御プログラム219a、画像データ
219bに変更でき、LCD10に表示される画像やそ
の表示パターンの内容を変更することができる。例え
ば、遊技者に不人気なために交換されるパチンコ機の制
御プログラム、画像データを、新たに開発された新規内
容の制御プログラム219a、画像データ219bに書
き替えることによって、パチンコ機や回路基板を交換す
ることなく、パチンコ機の興趣を向上させることがで
き、更に、パチンコ機のリサイクルも可能となる。
【0096】なお、各フローチャートにおいて、請求項
1記載の表示選択手段としてはS83、及び、S104
の処理が該当する。
【0097】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定される物ではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可
能であることは容易に推察できるものである。
【0098】例えば、上記第1実施例では、メモリカー
ドに記憶されたデータの表示又は出力は、大当たり表示
時に行われるように構成された。しかし、スイッチ等を
設けることによって、メモリカードに記憶されたデータ
の表示又は出力を遊技者が所定のタイミングで指示する
ことができるよう構成しても良い。
【0099】また、第2実施例及び第3実施例では、表
示用制御基板DのMPU41は、画像及びバスラインコ
ントローラ146を介して、メモリカード76或いはメ
モリカードデータRAM86に記憶されるデータを読み
出すように構成されたが、MPU41のバスラインをコ
ネクタ66或いはメモリカードデータRAM86のバス
ラインと接続することにより、MPU41が画像及びバ
スラインコントローラ146を介さずにメモリカード7
6或いはメモリカードデータRAM86の読み書きを直
接実行できるように構成しても良い。
【0100】上記各実施例では、記録媒体がメモリーカ
ードで構成された場合を説明した。しかし、記録媒体は
パチンコ機に対して脱着可能であり、また書き替え可能
なものであれば良く、例えば、CD−RW、MO、或い
は、CPUを内蔵したICカード等で構成されていても
良い。
【0101】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記表示装置に表示される画情報
を記憶する第1画像メモリを備え、前記表示選択手段
は、前記媒体処理装置に装着される記録媒体に画情報が
記憶されているか否かを判断する画情報判断手段と、そ
の画情報判断手段によって記録媒体に画情報が記憶され
ていると判断された場合に、前記第1画像メモリに記憶
される画情報に代えて、その記録媒体から画情報を読み
出し前記表示装置に表示する画情報選択表示手段とを備
えていることを特徴とする遊技機1。記録媒体に記憶さ
れる画情報を表示装置へ表示することができるので、画
情報を記憶する第1画像メモリの容量を増大させること
なく、遊技者に新鮮な表示を提供することができる。
【0102】請求項1記載の遊技機において、前記表示
装置に表示される画情報を記憶する第1画像メモリと、
書換可能に構成された第2画像メモリとを備えており、
前記表示選択手段は、前記媒体処理装置に装着される記
録媒体に画情報が記憶されているか否かを判断する画情
報判断手段と、その画情報判断手段によって前記媒体処
理装置に装着される記録媒体に画情報が記憶されている
と判断された場合にその記録媒体が記憶する画情報を前
記第2画像メモリに書き込む画情報書込手段と、その画
情報書込手段によって前記第2画像メモリに書き込まれ
た画情報を、前記第1画像メモリに記憶される画情報に
代えて前記表示装置に表示する画情報選択表示手段とを
備えていることを特徴とする遊技機2。記録媒体に記憶
される画情報を一旦第2画像メモリに書き込み、その第
2画像メモリから画情報を読み出して表示するように構
成しているので、画情報を記録媒体からその都度読み出
して表示する場合に比べて、表示処理を高速かつスムー
スに行うことができる。
【0103】遊技機1または2において、前記画情報選
択表示手段は、前記記録媒体から読み出した画情報また
は前記第2画像メモリに書き込まれた画情報を前記表示
装置へ所定のタイミングで表示することを特徴とする遊
技機3。例えば、所定のタイミングとしては、大当たり
やリーチ状態の発生時、或いは逆に図柄の変動表示が行
われていない間などが例示される。大当たりやリーチ状
態の発生時は、遊技者が遊技を最も楽しんでいる時であ
るので、かかる時に記録媒体に記憶された遊技者の好み
の画像が表示されることにより、更に遊技の興趣を一層
向上させることができる。
【0104】遊技機1または2において、前記表示用制
御手段は、前記記録媒体に記憶された画情報または前記
第2画像メモリに書き込まれた画情報を前記表示装置へ
表示することを指示する表示指示手段を備えており、前
記画像情報選択手段は、その表示指示手段による指示が
あった場合に、前記記録媒体に記憶された画情報または
前記第2画像メモリに書き込まれた画情報を前記表示装
置へ表示することを特徴とする遊技機4。例えば、表示
指示手段としては、表示用制御手段に設けられたスイッ
チなどが例示される。予め第1画像メモリに用意されて
いる画像情報と、記録媒体に記憶された画像情報、また
は、第2画像メモリに書き込まれた画像情報とを表示指
示手段によって切り替えて表示装置へ表示することがで
きる。更に、表示指示手段は表示用制御手段に設けられ
ているので、主制御手段がかかる切り替えを制御する必
要がない。よって、主制御手段の制御負担を低減するこ
とができる。
【0105】遊技に伴う効果音を出力する効果音出力装
置と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段
から送信される命令に基づいて前記効果音出力装置から
効果音の出力を行わせる効果音制御手段とを備えてお
り、記録媒体が着脱自在に装着される媒体処理装置を有
し、前記効果音制御手段は、その媒体処理装置に装着さ
れる記録媒体に記憶された音情報を前記効果音出力装置
から出力する効果音選択手段を備えていることを特徴と
する遊技機5。効果音選択手段によって、記録媒体に記
憶された音情報を効果音出力装置から出力することがで
きるので、遊技者に新鮮な興趣を提供できる。また、効
果音選択手段は、効果音制御手段に設けられているの
で、記録媒体に記憶された音情報を効果音出力装置から
出力する制御を主制御手段が行う必要がない。よって、
主制御手段の制御負担を低減することができ、主制御手
段で実行される他の制御に支障を来してしまうことを防
止することができるという効果がある。
【0106】遊技機5において、前記効果音出力装置に
より出力される音情報を記憶する第1音声メモリを備
え、前記効果音選択手段は、前記媒体処理装置に装着さ
れる記録媒体に音情報が記憶されているか否かを判断す
る音情報判断手段と、その音情報判断手段により前記記
録媒体に音情報が記憶されていると判断された場合に、
前記第1音声メモリに記憶される音情報に代えて、その
記録媒体から音情報を読み出し前記効果音出力装置から
出力する音情報選択出力手段とを備えていることを特徴
とする遊技機6。記録媒体に記憶される音情報を効果音
出力装置へ出力することができるので、音情報を記憶す
る第1音声メモリの容量を増大させることなく、遊技者
に新鮮な効果音を提供することができる。
【0107】遊技機5において、前記効果音出力装置に
より出力される音情報を記憶する第1音声メモリと、書
換可能に構成された第2音声メモリとを備えており、前
記効果音選択手段は、前記媒体処理装置に装着される記
録媒体に音情報が記憶されているか否かを判断する音情
報判断手段と、その音情報判断手段によって前記媒体処
理装置に装着される記録媒体に音情報が記憶されている
と判断された場合にその記録媒体が記憶する音情報を前
記第2音声メモリに書き込む音情報書込手段と、その音
情報書込手段によって前記第2音声メモリに書き込まれ
た音情報を、前記第1音声メモリに記憶される音情報に
代えて前記効果音出力装置により出力する音情報選択出
力手段とを備えていることを特徴とする遊技機7。記録
媒体に記憶される音情報を一旦第2音声メモリに書き込
み、その第2音声メモリから音情報を読み出して出力す
るように構成しているので、音情報を記録媒体からその
都度読み出して出力する場合に比べて、出力処理を高速
かつスムースに行うことができる。
【0108】遊技機6または7において、前記音情報選
択出力手段は、前記記録媒体から読み出した音情報また
は前記第2音声メモリに書き込まれた音情報を前記効果
音出力装置から所定のタイミングで出力することを特徴
とする遊技機8。例えば、所定のタイミングとしては、
大当たりやリーチ状態の発生時、或いは逆に図柄の変動
表示が行われていない間などが例示される。大当たりや
リーチ状態の発生時は、遊技者が遊技を最も楽しんでい
る時であるので、かかる時に記録媒体に記憶された遊技
者の好みの効果音が出力されることにより、更に遊技の
興趣を一層向上させることができる。
【0109】遊技機6または7において、前記効果音制
御手段は、前記記録媒体に記憶された音情報または前記
第2音声メモリに書き込まれた音情報を前記効果音出力
装置から出力することを指示する出力指示手段を備え、
前記音情報選択出力手段は、その出力指示手段による指
示があった場合に、前記記録媒体に記憶された音情報ま
たは前記第2音声メモリに書き込まれた音情報を前記効
果音出力装置から出力することを特徴とする遊技機9。
例えば、出力指示手段としては、効果音制御手段に設け
られたスイッチなどが例示される。予め第1音声メモリ
に用意されている音情報と、記録媒体に記憶された音情
報、または、第2音声メモリに書き込まれた音情報とを
出力指示手段によって切り替えて効果音出力装置から出
力することができる。また、出力指示手段は効果音制御
手段に設けられているので、主制御手段がかかる切り替
えを制御する必要がない。よって、主制御手段の制御の
負担を低減することができる。
【0110】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記媒体処理装置に装着される
記録媒体は、カード型のメモリカードやコンパクトフラ
ッシュ(登録商標)メモリで構成されていることを特徴
とする遊技機10。記録媒体として、例えばメモリカー
ドを用いれば、画情報(又は音情報)の読み出しを高速
に行うことができるので、表示用制御手段(又は効果音
制御手段)による表示処理(又は音出力処理)をスムー
スに行うことができる。
【0111】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記媒体処理装置に装着される
記録媒体は光磁気ディスクで構成されていることを特徴
とする遊技機11。記録媒体として、例えば100円玉
サイズ(コインサイズ)の光磁気ディスクを用いること
により、その記録媒体の媒体処理装置を小型に構成する
ことができるので、遊技機に対する媒体処理装置の設置
スペースの自由度をアップすることができる。
【0112】遊技機4又は9において、前記表示指示手
段および出力指示手段による指示を同時に実行させる指
示スイッチを備えており、その指示スイッチは、遊技中
の遊技者によって操作が可能な位置に配設されているこ
とを特徴とする遊技機12。表示中の画像或いは出力中
の効果音が気に入らない遊技者は、指示スイッチを操作
することにより、画像および効果音を変更することを指
示することができる。
【0113】遊技機10から12のいずれかにおいて、
前記媒体処理装置は、画情報を記憶する記録媒体に対し
処理を実行する画情報処理装置と、音情報を記憶する記
録媒体に対し処理を実行する音情報処理装置とを備えて
おり、前記画情報処理装置と音情報処理装置とは互いに
独立して動作するように構成されていることを特徴とす
る遊技機13。画情報と音情報とに対するアクセスが重
なっても、両情報を支障無く読み出して、表示及び出力
することができる。
【0114】請求項1記載の遊技機において、書換可能
に構成された第1プログラムメモリを備えており、前記
表示選択手段は、記録媒体が記憶する制御プログラムを
前記第1プログラムメモリに書き込むプログラム書込手
段と、そのプログラム書込手段によって前記第1プログ
ラムメモリに書き込まれた制御プログラムに基づいて画
情報を前記表示装置に表示するプログラム実行手段とを
備えていることを特徴とする遊技機14。
【0115】遊技機14において、前記表示選択手段
は、前記媒体処理装置に適正な記録媒体が装着されてい
るか否かを判断する記録媒体診断手段を備え、前記プロ
グラム書込手段は、その記録媒体診断手段が前記媒体処
理装置に適正な記録媒体が装着されていると判断した場
合に、その記録媒体に記憶された制御プログラムを前記
第1プログラムメモリに書き込むことを特徴とする遊技
機15。
【0116】請求項1記載の遊技機において、書換可能
に構成された第1プログラムメモリ及び第2画像メモリ
を備えており、前記表示選択手段は、記録媒体が記憶す
る制御プログラムを前記第1プログラムメモリに書き込
むプログラム書込手段と、記録媒体が記憶する画情報を
前記第2画像メモリに書き込む画情報書込手段と、前記
プログラム書込手段によって前記第1プログラムメモリ
に書き込まれた制御プログラムに基づいて、前記画情報
書込手段によって前記第2画像メモリに書き込まれた画
情報を前記表示装置に表示するプログラム実行手段とを
備えていることを特徴とする遊技機16。
【0117】遊技機16において、前記表示選択手段
は、前記媒体処理装置に適正な記録媒体が装着されてい
るか否かを判断する記録媒体診断手段を備え、前記プロ
グラム書込手段及び前記画情報書込手段は、その記録媒
体診断手段が前記媒体処理装置に適正な記録媒体が装着
されていると判断した場合に、その記録媒体に記憶され
た制御プログラム及び画情報を前記第1プログラムメモ
リ及び第2画像メモリにそれぞれ書き込むことを特徴と
する遊技機17。
【0118】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
17のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機18。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の出
力時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれる情報等も含む)が
付与されるものが挙げられる。
【0119】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
17のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機19。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態
出力手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0120】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
17のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機20。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例え
ばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時
間経過することにより識別情報の変動が停止され、その
停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要
条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる
特別遊技状態出力手段とを備え、遊技媒体として球を使
用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定
数の球を必要とし、特別遊技状態の出力に際しては多く
の球が払い出されるように構成されている遊技機」とな
る。
【0121】
【発明の効果】 請求項1記載の遊技機によれば、表示
選択手段によって、記録媒体に記憶された画情報を表示
装置へ表示することができるので、遊技者に新鮮な興趣
を提供できるという効果がある。また、表示選択手段
は、表示用制御手段に設けられているので、記録媒体に
記憶された画情報を表示装置へ表示する制御を主制御手
段が行う必要がない。よって、主制御手段の制御負担を
低減することができ、主制御手段で実行される他の制御
に支障を来してしまうことを防止することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例におけるパチンコ機およ
びカード読取ユニットの正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 パチンコ機の表示用制御基板において実行さ
れる画像データフラグ設定処理のフローチャートであ
る。
【図4】 パチンコ機の効果音制御基板において実行さ
れる音声データフラグ設定処理のフローチャートであ
る。
【図5】 パチンコ機の表示用制御基板において実行さ
れる大当たり表示処理のフローチャートである。
【図6】 パチンコ機の効果音制御基板において実行さ
れる大当たり効果音処理のフローチャートである。
【図7】 第2実施例におけるパチンコ機の電気的構成
を示したブロック図である。
【図8】 第3実施例におけるパチンコ機の電気的構成
を示したブロック図である。
【図9】 第3実施例におけるパチンコ機の表示用制御
基板において実行される画像データフラグ設定処理のフ
ローチャートである。
【図10】 第3実施例におけるパチンコ機の効果音制
御基板において実行される音声データフラグ設定処理の
フローチャートである。
【図11】 第3実施例におけるパチンコ機の表示用制
御基板において実行される表示切換処理のフローチャー
トである。
【図12】 第3実施例におけるパチンコ機の効果音制
御基板において実行される出力切換処理のフローチャー
トである。
【図13】 第4実施例におけるパチンコ機の電気的構
成を示したブロック図である。
【図14】 第4実施例におけるパチンコ機の表示用制
御基板において第2MPUによって実行されるバスライ
ン切換処理のフローチャートである。
【図15】 第5実施例におけるパチンコ機の電気的構
成を示したブロック図である。
【図16】 第6実施例におけるパチンコ機の電気的構
成を示したブロック図である。
【図17】 第6実施例におけるパチンコ機の表示用制
御基板において実行される電源投入時処理を示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 10 LCD(表示装置) 50,57,97 メモリカード処理装置(媒
体処理装置) 66,67,166,214,218 コネクタ(媒体
処理装置) 51,58,76,77,98,206,215,21
9 メモリカード(記録媒体) 51a,76a,98a,206a,215a,219
a 画像データ(画情報) C 主制御基板(主制御手段) D 表示用制御基板(表示用制
御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 好男 名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式 会社三洋物産内 Fターム(参考) 2C088 AA42 BC02 EA22 EB14 EB55

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に伴う図柄の変動表示を行う表示装
    置と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段
    から送信される命令に基づいて前記表示装置に図柄の変
    動表示を行わせる表示用制御手段とを備えた遊技機にお
    いて、 記録媒体が着脱自在に装着される媒体処理装置を有し、 前記表示用制御手段は、その媒体処理装置に装着される
    記録媒体に記憶された画情報を前記表示装置へ表示する
    表示選択手段を備えていることを特徴とする遊技機。
JP2000329334A 2000-10-27 2000-10-27 遊技機 Expired - Fee Related JP4929525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000329334A JP4929525B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000329334A JP4929525B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010245560A Division JP2011041832A (ja) 2010-11-01 2010-11-01 遊技機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002126264A true JP2002126264A (ja) 2002-05-08
JP2002126264A5 JP2002126264A5 (ja) 2007-12-13
JP4929525B2 JP4929525B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=18806021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000329334A Expired - Fee Related JP4929525B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4929525B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172957A (ja) * 2011-04-26 2011-09-08 Sammy Corp 弾球遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118090A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd プリント制御方法およびプリンタ装置
JP2000125233A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 情報管理方法および情報管理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118090A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd プリント制御方法およびプリンタ装置
JP2000125233A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 情報管理方法および情報管理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172957A (ja) * 2011-04-26 2011-09-08 Sammy Corp 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4929525B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4859397B2 (ja) 弾球遊技機
JP5220169B2 (ja) 弾球遊技機
JP5859944B2 (ja) 遊技機
JP2005312836A (ja) 遊技機
JP2006006739A (ja) 遊技機
JP5993689B2 (ja) 遊技機
JP6207657B2 (ja) 遊技機
JP2007325798A (ja) 遊技機
JP4759807B2 (ja) 遊技機
JP2002126264A (ja) 遊技機
JP4947827B2 (ja) 遊技機
JP4364506B2 (ja) 遊技機
JP2004121426A (ja) 遊技機
JP2014223362A (ja) 遊技機
JP2002126264A5 (ja)
JP5925095B2 (ja) 遊技機
JP2017217518A (ja) 遊技機
JP2016154975A (ja) 遊技機
JP2011041832A (ja) 遊技機
JP2015181837A (ja) 遊技機
JP2015181838A (ja) 遊技機
JP2012250093A (ja) 遊技機
JP5574673B2 (ja) 遊技機
JP5070244B2 (ja) 遊技機
JP7265769B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4929525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees