JP2018047708A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の手作業の操作だけで画像データを用いた処理の変更内容を逐一入力する場合に比べて、利用者が画像処理装置への処理の指示を容易にすることのできる仕組みを提供する。【解決手段】作業者は、コンテンツを示すコンテンツデータと画像データを用いた処理の内容を示す処理内容データとが書き込まれたコンテンツカードと、コンテンツに対する変更内容を示す変更内容データが書き込まれた変更指示カードとを重ねてリーダー・ライター20にかざす。リーダー・ライター20によって2枚のカードに書き込まれたデータがそれぞれ読み取られると、画像処理装置10の制御部12は、リーダー・ライター20から出力されるデータに基づいて、コンテンツカードに書き込まれたコンテンツデータの内容を変更内容データに基づいて変更し、変更したコンテンツデータに対して処理を施す。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
ICカードを用いて画像形成装置を操作する仕組みが提案されている。例えば特許文献1には、ICカードリーダーを持つPC上に仮想的な操作パネルを用意し、デジタル複写機のオペレーションをICカードに記憶させ、ユーザが、ICカードをデジタル複写機のICカードリーダーにかざすことによって記憶された処理を実行させることが記載されている。
特開2006−195888号公報
本発明は、利用者の手作業の操作だけで画像データを用いた処理の変更内容を逐一入力する場合に比べて、利用者が画像処理装置への処理の指示を容易にすることのできる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、画像データを用いた処理を行う処理手段と、利用者が携帯可能な記憶媒体に記憶されているデータを読み取る読取手段からデータを取得するデータ取得手段と、利用者が携帯可能な第1の記憶媒体と利用者が携帯可能な第2の記憶媒体との組み合わせに対し前記読取手段による読取が行われることにより、前記データ取得手段が、前記読取手段から、該第1の記憶媒体から読み取られた、前記処理手段により処理されるデータであるコンテンツデータと、該第2の記憶媒体から読み取られた、前記コンテンツデータに対する変更を指示する変更指示データとの組み合わせを取得した場合に、前記コンテンツデータを該変更指示データに従い変更して得られるコンテンツデータに対する処理を、前記処理手段に指示する処理指示手段と、利用者が携帯可能な記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、前記第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを前記変更指示データに従い書き換える指示を行う書換指示手段とを備え、前記データ取得手段は、前記読取手段から、前記書換指示手段による指示に従い前記書込手段により書き換えられたコンテンツデータを取得し、前記処理指示手段は、前記処理の指示において、前記データ取得手段により取得されたコンテンツデータに対する処理を指示することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、操作者の操作内容に応じた操作データを出力する操作手段から操作データを取得する操作データ取得手段と、前記書込手段に対し、前記操作データに応じたデータの書き込みを指示する書込指示手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記書込手段に対し、前記処理手段により行われた処理の結果を示す処理結果データの前記第1の記憶媒体に対する書き込みを指示する書込指示手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るプログラムは、コンピュータを、画像データを用いた処理を行う処理手段と、利用者が携帯可能な記憶媒体に記憶されているデータを読み取る読取手段からデータを取得するデータ取得手段と、利用者が携帯可能な第1の記憶媒体と利用者が携帯可能な第2の記憶媒体との組み合わせに対し前記読取手段による読取が行われることにより、前記データ取得手段が、前記読取手段から、該第1の記憶媒体から読み取られた、前記処理手段により処理されるデータであるコンテンツデータと、該第2の記憶媒体から読み取られた、前記コンテンツデータに対する変更を指示する変更指示データとの組み合わせを取得した場合に、前記コンテンツデータを該変更指示データに従い変更して得られるコンテンツデータに対する処理を、前記処理手段に指示する処理指示手段と、利用者が携帯可能な記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、前記第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを前記変更指示データに従い書き換える指示を行う書換指示手段として機能させるためのプログラムであって、前記データ取得手段は、前記読取手段から、前記書換指示手段による指示に従い前記書込手段により書き換えられたコンテンツデータを取得し、前記処理指示手段は、前記処理の指示において、前記データ取得手段により取得されたコンテンツデータに対する処理を指示するプログラムであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを変更指示データに従い書き換える指示を行わない場合と比べて、記憶媒体に書き込まれたコンテンツデータの書き換えが容易になる。
請求項2に係る発明によれば、記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、操作データに応じたデータの書き込みを指示しない場合と比べて、画像処理装置への処理の指示を行うための記憶媒体を容易に作成することができる。
請求項3に係る発明によれば、記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、処理手段により行われた処理の結果を示す処理結果データの第1の記憶媒体に対する書き込みを指示しない場合と比べて、作業者による作業結果を把握し易くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを変更指示データに従い書き換える指示を行わない場合と比べて、記憶媒体に書き込まれたコンテンツデータの書き換えが容易になる。
システムの全体構成を示す概略図。 画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図。 リーダー・ライターのハードウェア構成の一例を示すブロック図。 システムの機能構成を示すブロック図。 コンテンツ変更処理の流れを示すフローチャート。 パラメータ変更処理で用いられるICカードの一例を示す図。 パラメータ変更処理の流れを示すフローチャート。 パラメータ変更処理の流れを示すシーケンスチャート。 カード発行処理を説明するための図。 カード発行処理の流れを示すシーケンスチャート。 カード内容確認・編集処理の流れを示すフローチャート。 カード内容確認・編集処理を説明するための図。 カード内容確認・編集処理の流れを示すフローチャート。 カード内容確認・編集処理の流れを示すシーケンスチャート。 実行履歴記録処理の流れを示すシーケンスチャート。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の全体構成を示すブロック図である。システム1は、画像形成装置10と、リーダー・ライター20とが、USBケーブル等のケーブルにより接続されている。画像形成装置10(画像処理装置の一例)は、用紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成機能、画像を複写する複写機能、記録媒体に形成されている画像を読み取るスキャン機能などを備えている。画像形成装置10が備える機能はこれらの機能に限定されるものではなく、例えばファクシミリ機能を備えていてもよい。また、画像形成装置10は、上述した機能を全て備えているものに限定されず、例えば、画像形成機能及び複写機能を備えており、他の機能を備えていない構成であってもよい。リーダー・ライター20は、近距離無線通信によりNFCタグから各種データを読み出したり、NFCタグに対し各種データの書き込みを指示したりする。
この実施形態では、利用者はNFCタグを含むICカードをリーダー・ライター20にかざすことによって画像形成装置10に対する操作を行うことができるようになっている。利用者が用いるICカードには、画像形成装置10に対する画像データを用いた処理の指示内容を示すデータ(以下「指示内容データ」という)が書き込まれており、画像形成装置10はリーダー・ライター20によって読み取られたデータに基づいて各種の処理を実行する。指示内容データとしては、例えば、「コピー(1部)」や「スキャン」、「コピー(20部)」、「ファクシミリ送信(宛先:xxx)」といった処理内容を示すデータ(以下「処理内容データ」という)が用いられる。また、ICカードには、例えば名刺の画像を表すデータ等、画像形成装置10が行う画像形成処理の処理対象である文書や画像を表すデータ(以下「コンテンツデータ」という)が書き込まれていてもよい。ICカードは、作業者毎やその作業内容の種別毎に複数用意されており、作業者は、自身が画像形成装置10を用いて行いたい処理に対応するICカードを選択し、選択したICカードをリーダー・ライター20に読み取らせる。リーダー・ライター20は、ICカードから読み取ったデータを画像形成装置10へ出力し、画像形成装置10では、リーダー・ライター20から出力されるデータに対応する処理を実行する。
次いで、図2を参照しつつ、画像形成装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図示のように、画像形成装置10の各部はバス11に接続され、バス11を介して各部間でデータの遣り取りを行う。制御部12は、CPU(Central Processing Unit)
等の演算装置と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)など
の主記憶装置とを備えている。演算装置は、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部14に記憶されたプログラムを実行することによって、画像形成装置10の各部の動作を制御する。通信部13はパーソナルコンピュータ等の他の装置と通信を行う。記憶部14は、例えばハードディスク等の記憶デバイスであり、制御部12が用いるデータやプログラムを記憶している。
UI部15は、各種のキーやタッチセンサなどの操作子を備え、利用者の操作に応じた操作情報を制御部12に供給する。制御部12は、この操作情報に応じた処理を行う。また、UI部15は、液晶パネルや液晶駆動回路を備え、制御部12による制御の下で画像を表示する。画像形成部16は、電子写真方式で用紙等の記録媒体に画像を形成する。画像読取部17は、原稿の画像を光学的に読み取る。入出力部18は、USBケーブル等のケーブルによりリーダー・ライター20と接続され、リーダー・ライター20とデータの遣り取りを行う。
次いで、図3を参照しつつ、リーダー・ライター20のハードウェア構成の一例について説明する。図示のように、リーダー・ライター20の各部はバス21に接続され、バス21を介して各部間でデータの遣り取りを行う。制御部22は、プロセッサ等の演算装置と、ROM及びRAMなどの主記憶装置とを備えている。演算装置は、後述の画像形成装置10のリーダー・ライター20から入力される制御信号に従い、RAMをワークエリアとして用いてROMに記憶されたプログラムを実行することによって、リーダー・ライター20の各部の動作を制御する。入出力部23は、ケーブルにより画像形成装置10と接続され、画像形成装置10とデータの遣り取りを行う。カード読書部24は、近距離無線通信によりICカードに記録されたデータを読み取ったり、データを書き込んだりする。リーダー・ライター20は複数枚のICカードを重ねて読み取ることが可能である。複数枚のICカードが重ねられてかざされた場合は、制御部22は、複数のカードを順番に読み込み、順番に読み込んだデータを画像形成装置10へ出力する。
図4は、システム1の機能構成を示す図である。画像形成装置10は、制御部12又は制御部12と入出力部18により、処理制御部120、リーダー・ライター制御部121、カード情報管理部122、状態管理部123、指示書生成部124、指示書編集部125、処理監視部126、UI制御部127を実現する。処理制御部120(処理手段、処理指示手段の一例)は、画像読取部17や画像形成部16を制御し、利用者によって指示された画像処理を実行する。具体的には、例えば、「スキャン」を指示された場合には、処理制御部120は、画像読取部17を制御して画像の読み取りを行わせる。また、「コピー」が指示された場合には、処理制御部120は、画像読取部17を制御して画像の読み取りを行わせ、読み取った画像を表すデータを画像形成部16へ供給して画像形成を行わせる。
リーダー・ライター制御部121(データ取得手段、書換指示手段、書込指示手段の一例)は、リーダー・ライター20の制御部22に制御信号を出力することで、リーダー・ライター20を制御し、リーダー・ライター20からのデータの読み出しやデータの書き込みを行う。カード情報管理部122は、リーダー・ライター20によってICカードから読み取られたデータを保持する。カード情報管理部122にはデータを保持するためのメモリが割り当てられており、一連の処理が終わるまで読み取られたデータをメモリに保持する。状態管理部123は、読み取られたカードの種別や組み合わせを判定する。指示書生成部124は、読み取られたデータに基づいて画像データを用いた処理(以下「画像処理」という)の指示内容を示すデータ(指示書)を生成し、生成したデータを処理制御部120に供給する。指示書編集部125(変更手段の一例)は、状態管理部123からの依頼に応じて画像処理の指示内容を示すデータを編集する。処理監視部126は、処理制御部120によって制御される画像処理の実行状況を監視し、実行結果を示すデータを
生成する。UI制御部127(報知手段の一例)は、UI部15を制御し、UI部15と操作情報の遣り取りを行う。
[動作]
次いで、実施形態の動作について説明する。以下の説明では、「コンテンツ変更処理」、「パラメータ変更処理」、「カード発行処理」、「カード内容確認・編集処理」、「実行履歴記録処理」の5つの処理について順に説明する。「コンテンツ変更処理」はICカードに書き込まれたコンテンツデータの書換えを行うものである。「パラメータ変更処理」はICカードに書き込まれた処理内容データのパラメータを変更して画像処理を行うものである。「カード発行処理」は画像形成装置10を操作するためのICカードの発行を行うものである。「カード内容確認・編集処理」はICカードに書き込まれた処理内容を利用者が確認するものである。「実行履歴記録処理」は作業者による作業結果(処理結果)をICカードに記録し、作業を管理する管理者が事後確認するものである。
[コンテンツ変更処理]
まず、ICカードに書き込まれたコンテンツデータの内容を変更する場合の動作の一例について説明する。この動作例では、ICカードとして、名刺の発行業務用に作成されたカードを用いる。各ICカードには従業員のそれぞれの名刺に記載される内容を表すコンテンツデータ(例えば、氏名、部署名、連絡先、等を示すテキストデータや画像データ)が格納されているとともに、画像形成装置10に対して指示する処理内容(例えば、名刺を100枚印刷、等)を示す処理内容データが格納されている。
例えば会社で組織変更が行われて複数の従業員の部署名が変更された場合、複数の従業員のICカードに書き込まれたコンテンツデータを書き換える必要があり、その作業は煩雑である場合がある。そのため、この動作例では、変更内容(例えば、部署名を「第一開発部」に変更、等)を示すデータ(以下「変更内容データ」という)が書き込まれたICカード(以下「変更指示カード」という)を用意し、内容を書き換える必要のあるコンテンツデータが書き込まれているICカード(以下「コンテンツカード」という)と重ねてリーダー・ライター20にかざすことによって、コンテンツカードに格納されているコンテンツデータを変更指示データに従って変更する。
図5は、コンテンツ変更処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す例では同時にかざされるICカードは最大2枚であるものとする。作業者は、コンテンツカードと変更指示カードとを重ねてリーダー・ライター20にかざす。リーダー・ライター20は、近距離無線通信により2枚のICカードと通信を行い、通信結果を示すデータ(検知したカードの種類やカードの枚数を示すデータ、等)を画像形成装置10へ出力する。画像形成装置10の制御部12は、リーダー・ライター20から出力されるデータに基づいて、読み取られるカードの枚数が1枚であるかを判定する(ステップS1)。カードの枚数が1枚でない場合は(ステップS1;N)、制御部12は、リーダー・ライター20から2枚分のカード情報を取得する(ステップS2)。
制御部12は、取得した2枚分のカード情報にコンテンツカードが含まれるか否かを判定する(ステップS3)。コンテンツカードが含まれる場合には、制御部12は、次いで、取得した2枚分のカード情報に変更指示カードが含まれるか否かを判定する(ステップS4)。変更指示カードが含まれる場合には(ステップS4;Y)、制御部12は変更指示カードから読み取られたデータを解釈し、変更指示の内容を特定する(ステップS5)。制御部12は、特定した変更内容に基づいてコンテンツカードに書き込まれているコンテンツデータを変更し(ステップS6)、リーダー・ライター20を制御し、変更したコンテンツデータをコンテンツカードに書き戻す(ステップS7)。具体的には、例えば、コンテンツカードに「部門名:第一開発部、氏名:山田太郎」を示すコンテンツデータが
書き込まれており、変更指示カードに「部門名:第1開発部を第二開発部に変更」を示す変更内容データが書き込まれている場合には、これらの2枚のカードが重ねてリーダー・ライター20にかざされることにより、コンテンツカードのコンテンツデータが「部門名:第二開発部、氏名:山田太郎」に変更される。
次いで、制御部12は、コンテンツカードに書き込まれているコンテンツデータを読み出し(ステップS8)、正しく書き込まれているかを照合する(ステップS9)。制御部12は、データが正しく書き込まれている場合には(ステップS9;Y)、コンテンツカードに書き込まれている処理内容データに基づいて処理を実行する(ステップS10)。具体的には、例えば、コンテンツカードに書き込まれているコンテンツデータの表す画像について100枚分、画像形成処理を行う、といった処理を実行する。一方、ステップS9においてコンテンツカードにデータが正しく書き込まれていない場合には(ステップS9;N)、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS11)。
また、ステップS3においてコンテンツカードが含まれていないと判定された場合(ステップS3;N)や、ステップS4において変更指示カードが含まれていないと判定された場合(ステップS4;N)にも、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS11)。
ところで、例えば複数の従業員の名刺においてその部署名を変更する場合、従来の装置では、一度に大量のICカードに書き込まれているコンテンツデータを更新する必要があり、コストや手間がかかる場合があった。それに対しこの実施形態では、コンテンツカードに書き込まれたコンテンツデータの変更処理を行う際に、作業者がカードを2枚重ねて読み取らせるだけでよく、作業者が煩雑な操作を行う必要がない。また、この動作例では、変更処理とあわせてコンテンツデータの内容の照合処理も行われ、誤ったデータに対して処理が行われることが防止される。
なお、この動作例では、制御部12がコンテンツデータを書き換えた後にコンテンツデータの内容の照合処理を行ったが、照合処理を必ずしも行う必要はない。また、この動作例では制御部12がコンテンツデータを書き換えた後にコンテンツデータに対する画像処理(名刺の画像形成処理)を実行したが、コンテンツデータの書換処理を行った後に必ずしも画像処理を実行する必要はなく、コンテンツデータの書換処理のみを行うようにしてもよい。この場合、コンテンツカードに処理内容データが書き込まれている必要はなく、コンテンツカードにコンテンツデータのみが書き込まれていてもよい。
また、この動作例では2枚のICカードを重ねて読み取らせる場合について説明したが、重ねて読み取らせるICカードの枚数は2枚に限らず、これより多くてもよい。例えば、コンテンツカード2枚と変更指示カード1枚との計3枚を重ねて読み取らせるようにしてもよい。この場合、制御部12は、変更指示カードに書き込まれている変更内容データに基づいて、2枚のコンテンツカードのそれぞれに書き込まれているコンテンツデータの書換処理を行うようにしてもよい。
[パラメータ変更処理]
次いで、作業者がICカードを用いて画像処理を指示する際に、ICカードに書き込まれた処理内容データの一部のパラメータを変更する処理について説明する。上述したコンテンツ変更処理においてはICカードに記録されたコンテンツデータを書き換えたが、それに対しこの動作例では、ICカードに書き込まれたデータを書き換えることなく、パラメータを一時的に変更して画像処理を実行する。以下の説明では、一例として、「FAX(送信先:XXX商事)を低画質で行う」という処理指示が書き込まれたICカードがある場合に、このICカードを用いて「FAX(送信先:XXX商事)を標準画質で行う」
という処理を実行する場合について説明する。
図6は、この動作例で用いられるICカードの一例を示す図である。この動作例では、カードAとカードBとの2種類のカードが用いられる。カードAは、処理内容データが書き込まれたカード(以下「指示書カード」という)である。図6に示す例では、カードAには、画像処理の内容として「FAX(送信先:XXX商事)」を示すデータが書き込まれている。また、画像処理のパラメータとして、「画質:低画質」が設定されている。カードAはこの1枚で画像形成装置10に対して画像処理の実行を指示することが可能となっている。一方、カードBは画像処理のパラメータの値を変更するためのカード(以下「パラメータ値変更カード」という)であり、図6に示す例では、「画質」のパラメータの値を「標準画質」に変更する旨を示すデータが書き込まれている。
この動作例では、1枚で画像処理の実行の指示を行うことができるカードAと、画像処理のパラメータの一部を指定するカードBとを重ねてリーダー・ライター20にかざすことで、カードAの画像処理をカードBのパラメータ値で上書きして実行する。このように指示書カードとパラメータ値変更カードとを組み合わせて画像処理の指示を行うことで、少ないカードで多様な指示が行われ、指示書カードの枚数が削減される。
図7は、パラメータ変更処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す例では同時にかざされるICカードは最大2枚であるものとする。まず、作業者は、指示書カード(カードA)とパラメータ値変更カード(カードB)とを重ねてリーダー・ライター20にかざす。リーダー・ライター20は、近距離無線通信によりカードA、カードBと通信を行い、カードA、カードBから読み取ったカード情報を画像形成装置10へ出力する。このカード情報にはカードの枚数を示す情報が含まれる。画像形成装置10の制御部12は、リーダー・ライター20から出力されるカード情報に基づいて、読み取られたカードの枚数が1枚であるかを判定する(ステップS21)。カードの枚数が1枚でない場合は(ステップS21;N)、制御部12は、カードの枚数が2枚であるかを判定する(ステップS22)。カードの枚数が2枚である場合は(ステップS22;Y)、制御部12は、2枚分のカードの情報を取得する(ステップS23)。
制御部12は、2枚のカードの組み合わせが「指示書カード(カードA)」と「パラメータ値変更カード(カードB)」であるかを判定し(ステップS24)、「指示書カード」と「パラメータ値変更カード」の組み合わせである場合には(ステップS24;Y)、リーダー・ライター20によって読み取られたデータに基づいて変更指示の内容を解釈し(ステップS25)、「指示書カード」のパラメータを「パラメータ値変更カード」の変更パラメータの値に従って変更する(処理指示内容を合成する)(ステップS26)。制御部12は、変更した処理指示内容に従って処理を実行する(ステップS27)。
一方、ステップS22においてカードの枚数が2枚でないと判定された場合(ステップS22;N)や、2枚のカードの組み合わせが「指示書カード(カードA)」と「パラメータ値変更カード(カードB)」の2枚でない場合(ステップS24;N)には、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS28)。また、ステップS21においてカードの枚数が1枚であると判定された場合には、制御部12はリーダー・ライター20にかざされたカードの種類が「指示書カード(カードA)」であるかを判定する(ステップS29)。カードの種類が「指示書カード」である場合には(ステップS29;Y)、制御部12はこのカードから処理内容を読み取り、読み取った処理を実行する(ステップS27)。一方、ステップS29においてカードの種類が「カードA」でない場合には、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS30)。
図8は、パラメータ変更処理の流れを示すシーケンスチャートである。作業者によって
指示書カードとパラメータ値変更カードとがリーダー・ライター20にかざされると、リーダー・ライター20は、近距離無線通信により指示書カード、パラメータ値変更カードと通信を行い、指示書カード、パラメータ値変更カードから読み取ったカード情報をリーダー・ライター制御部121へ供給する(ステップS31)。このカード情報にはカードの枚数を示す情報が含まれる。リーダー・ライター制御部121は、リーダー・ライター20を制御し、検知されたカードの枚数に基づいてカードに書き込まれているデータを読み取る(S32、S33)。リーダー・ライター制御部121は、読み取ったデータをカード情報管理部122に供給し(S34、S35)、カード情報管理部122が読み取られたデータをメモリに保持するとともにどの種類のカードが読み取られたかを状態管理部123に通知する(S36、S37)。
状態管理部123は、カード情報管理部122から通信されたカードの種類の組み合わせをチェックし(S38)、組み合わせが適切である場合には指示書生成部124に指示書の合成を依頼する(S39)。指示書生成部124は、状態管理部123からの依頼に基づいて、カード情報管理部122からカード情報(処理内容データ、パラメータ値)を取得し(S40、41)、取得した処理内容データに含まれるパラメータの値をパラメータ値変更カードから読み出したパラメータ値で変更し、パラメータ値を変更した画像処理を、処理制御部120に指示する(S42)。処理制御部120は、指示書生成部124から指示された画像処理を実行する。
ところで、従来の装置では、ICカードを用いて画像処理の指示を行う場合にその画像処理に係るパラメータを変更することができなかった。そのため、軽微な操作変更を行う場合であっても、必ず新たなICカード発行工程が伴い作業効率が悪い場合があった。また、ICカードの発行に伴ってカードが増えるため、カード管理が煩雑になる場合があった。それに対しこの動作例では、指示書カードとパラメータ値変更カードとの2種類のカードを組み合わせることによって、少ない枚数のカードで多様な指示が受け付けられる。
なお、この動作例では2枚のICカードを重ねて読み取らせる場合について説明したが、重ねて読み取らせるICカードの枚数は2枚に限らず、これより多くてもよい。例えば、指示書カード1枚とパラメータ値変更カード2枚との計3枚を重ねて読み取らせるようにしてもよい。この場合、指示書生成部124は、指示書カードに書き込まれている画像処理のパラメータの値を2枚のパラメータ値変更カードの各々に書き込まれている値に変更した画像処理を処理制御部120に指示するようにしてもよい。
また、この動作例では変更するパラメータとして「画質」を例示したが、パラメータはこれに限らず、例えば、コピーの部数やファクシミリの送信先等であってもよく、画像処理において用いられるパラメータであればよい。
[カード発行処理]
次いで、本実施形態に係るICカードの発行処理の一例について説明する。この動作例では、データが何も書き込まれていないICカードがリーダー・ライター20にかざされた場合に、画像形成装置10がカード発行モードへ移行し、ICカードの発行処理(処理内容データの書込処理)を行う。
図9はカード発行処理の流れを説明するための図であり、図10はカード発行処理の流れを示すシーケンスチャートである。まず、作業者Uは、データが何も書き込まれていないICカード(以下「指示書生カード」という)をリーダー・ライター20にかざす(図9の(a)、図10のS51)。リーダー・ライター20はかざされたICカードを検知し、検知したカード情報をリーダー・ライター制御部121へ供給する(図10のS52)。リーダー・ライター制御部121はカード情報を状態管理部123に供給し(S53
)、状態管理部123はカード情報に基づいて読み取ったカードにデータが何も書き込まれていないかを判定する(S54)。データが何も書き込まれていない場合には、状態管理部123は、カード発行モードへ移行し、UI制御部127に操作待ちである旨を示すメッセージの表示を指示する(S55)。UI制御部127は状態管理部123からの指示に基づいてUI部15にメッセージを表示する。
図9の(b)は、UI部15に表示される画面の一例を示す図である。図9の(b)に示す例では、「使用する機能を選択してください」といったメッセージが表示されるとともに、「コピー」、「ファックス」、「スキャナー」、等の画像処理の種別を選択するための画面が表示される。利用者は、UI部15に表示される画面に基づいて、指示書生カードに登録したい機能を選択する操作を行う。利用者によって操作が行われると(S56)、UI制御部127はUI部15から出力される操作情報を予め割り当てられたメモリに記憶する(S57)。
利用者は操作を終えると再度指示書生カードをリーダー・ライター20にかざす(図9の(c)、図10のS58)。このことをトリガとして指示書生カードに処理内容データの書き込みが行われる。リーダー・ライター20は検知したカード情報をリーダー・ライター制御部121に供給し(S59)、リーダー・ライター制御部121はカード情報を状態管理部123に供給する(S60)。状態管理部123はカード情報を判定し(S61)、操作内容の転送をUI制御部127に指示する(S62)。UI制御部127は指示書生成部124に操作内容を示すデータを供給し(S63)、指示書生成部124はUI制御部127から供給されるデータに基づいて処理内容データ(指示書)を生成し、生成した処理内容データを状態管理部123へ供給する(S64)。
状態管理部123は処理内容データの指示書生カードへの書き込みをリーダー・ライター制御部121に指示し(S65)、リーダー・ライター制御部121はリーダー・ライター20を制御して処理内容データを指示書生カードへ書き込む(S66)。書き込みの完了がリーダー・ライター20から通知されると(S67)、リーダー・ライター制御部121は状態管理部123へ書き込みの完了を通知し(S68)、状態管理部123は書き込み完了メッセージの表示をUI制御部127に指示する(S69)。UI制御部127は状態管理部123からの指示に基づいて図9の(d)に例示するような、書き込みが完了した旨を示すメッセージをUI部15に表示する。メッセージを確認すると利用者は処理内容データが書き込まれたICカード(指示書カード)をリーダー・ライター20から取り除く(S70)。以上のようにして指示書カードの発行が行われる。
なお、この動作例では、カードの発行処理が開始されるトリガとして、何も書き込まれていないカードがかざされることによってカード発行モードへ移行する場合について説明したが、カード発行モードへの移行は上述した実施形態で示したものに限らない。例えば、カード発行モードへ移行させる特別なICカードをかざすことでカード発行モードへ移行するようにしてもよい。また、カード発行モードへ移行する他の例として、例えば、画像形成装置10のUIで作業者が指示することによってカード発行モードへ移行するようにしてもよい。
[カード内容確認・編集処理]
次いで、ICカードに書き込まれた処理内容データの内容の確認や編集処理について説明する。この動作例では、画像形成装置10をカード内容確認・編集モードにした状態で、処理内容データの書き込まれたICカードをかざすと、UI部15に処理内容が表示される。その際、利用者は処理内容を編集することができ、編集された内容はICカードに書き込まれる。なお、編集を途中でキャンセルすることも可能である。
[カード内容確認・編集処理1]
図11はカード内容確認・編集処理の流れを示すフローチャートである。まず、利用者は、画像形成装置10においてUI部15に設けられたカード内容確認ボタンを押下し、内容確認モードに移行させる。制御部12は、UI部15から出力される操作情報に基づいて内容確認モードに移行する(ステップS71)。利用者は、内容を確認・編集したいICカードをリーダー・ライター20にかざす。リーダー・ライター20はかざされたカードを検知し(ステップS72)、制御部12はリーダー・ライター20からカード情報を取得する(ステップS73)。制御部12は、取得されたカード情報に基づいて、ICカードに登録されていた処理内容をUI部15に表示する(ステップS74)。
図12の(a)はUI部15に表示される画面の一例を示す図である。図12の(a)に示す例では、処理種別として「コピー」が指定されているとともに、「部数」のパラメータ値として「1」が、「原稿サイズ」のパラメータ値として「A4」が設定されている例を示している。利用者は、この画面によってICカードに登録されている処理内容の確認が容易になる。また、図12の(a)に示す画面において、利用者はUI部15を操作して処理内容を編集することができる(ステップS75)。例えば、図12の(a)に示す画面において利用者が「部数」のパラメータを選択すると、図12の(b)に示される画面に遷移する。利用者は図12の(b)に示す画面において部数のパラメータ値の入力を行う。利用者はパラメータ値の入力を行い、「決定」ボタンを押下する。なお、利用者は「キャンセル」ボタンを押下して処理をキャンセルしてもよい。
制御部12は処理内容データ(指示書)の内容を編集する指示があったかを判定し(ステップS76)、指示があったと判定された場合に、ステップS73で取得した処理内容データから変更されているかを判定する(ステップS77)。処理内容データが変更されている場合には(ステップS77;Y)、制御部12は処理内容データを編集し(ステップS78)、ICカードが再度検知されるまで待機する(ステップS79)。ICカードが再度検知されると、制御部12はステップS72で検知されたカードと同じカードが再度検知されたかを判定し(ステップS80)、同じカードが検知された場合には(ステップS80;Y)編集後の処理内容データを書き込む(ステップS81)一方、異なるカードが検知された場合には(ステップS80;N)、UI部15にエラー表示を行う(ステップS82)。また、制御部12はステップS77において処理内容データが変更されていないと判定された場合にはその旨を示すメッセージをUI部15に表示する(ステップS83)。
図14は、カード内容確認・編集処理の流れを示すシーケンスチャートである。作業者がUI部15に設けられた確認・編集ボタンを押下する(S111)と、UI制御部127はその旨を状態管理部123に通知し(S112)、状態管理部123は確認・編集モードに移行する。状態管理部123は、確認・編集モードに応じた画面をUI部15に表示するようにUI制御部127に指示する(S113)。
利用者が書き込まれている内容を確認したい指示書カードをリーダー・ライター20にかざすと(S114)、リーダー・ライター20はかざされたカードを検知し、検知したカードに書き込まれたカード情報を読み出してリーダー・ライター制御部121に出力する(S115)。リーダー・ライター制御部121はカード情報を状態管理部123に供給し、状態管理部123はカード情報を判定し(S117)、カード情報に含まれる処理内容データの示す処理内容をUI部15に表示するようにUI制御部127に指示する(S118)。
利用者はUI部15に表示される画面に基づいて処理内容データの編集を行う(S119)。UI制御部127はUI部15から出力される操作情報に基づいて処理内容データ
の編集を状態管理部123に依頼する(S120)。状態管理部123は処理内容データの編集を指示書編集部125に依頼し(S121)、指示書編集部125は状態管理部123からの指示に基づいて処理内容データを編集し、編集した処理内容データを状態管理部123に供給する(S122)。状態管理部123は編集した処理内容データの示す処理内容をUI部15に表示するようにUI制御部127に指示し(S123)、UI制御部127はUI部15に処理内容を表示する。
利用者がUI部15に表示される画面を確認し、「決定」ボタンを押下する等の操作を行って処理内容データの書き込みを指示すると(S124)、UI制御部127は処理内容データの書き込みを状態管理部123に依頼する(S125)。状態管理部123はリーダー・ライター制御部121に処理内容データの書き換えを指示し(S126)、リーダー・ライター制御部121はリーダー・ライター20を制御して処理内容データの書換処理を行う(S127)。処理内容データの書換処理が完了すると、リーダー・ライター20は書き換えが完了した旨をリーダー・ライター制御部121に通知する(S128)。リーダー・ライター制御部121は書き換えが完了した旨を状態管理部123に通知し(S129)、状態管理部123は書き換えが完了した旨を示すメッセージをUI部15に表示するようにUI制御部127に指示する(S130)。UI制御部127は状態管理部123からの指示に基づいて書き換えが完了した旨を示すメッセージをUI部15に表示する。利用者は、UI部15に表示される画面をみることで、書き換えの完了を把握し、指示書カードをリーダー・ライター20から取り除く(S131)。
[カード内容確認・編集処理2]
次いで、カード内容確認・編集処理の他の動作例について説明する。図13はカード内容確認・編集処理の流れを示すフローチャートである。上述の図11に示した例では、UI部15に設けられたカード内容確認ボタンが押下されることをトリガとして制御部12がカード内容確認・編集処理を開始したが、図13に示す例では、カード内容確認・編集モードへ移行させるためのICカード(以下「モード移行カード」という)を用いて移行させる。
利用者は、登録されている内容を確認したい指示書カードと、モード移行カードとを重ねてリーダー・ライター20に読み取らせる。リーダー・ライター20によってカードが検知されると、制御部12は検知されたカードの枚数が1枚であるかを判定する(S91)。カードの枚数が1枚でない場合は(ステップS91;N)、制御部12は、リーダー・ライター20から2枚分のカード情報を取得する(ステップS92)。ステップS92で取得されるカード情報には、指示書カードに書き込まれていた処理内容データが含まれる。
制御部12は、取得した2枚分のカード情報に指示書カードとモード移行カードとが含まれるか否かを判定する(ステップS93)。指示書カードとモード移行カードとが含まれる場合は(ステップS93;Y)、制御部12は、内容確認モードに移行し(ステップS94)、処理内容をUI部15に表示させる(ステップS95)。利用者は、UI部15に表示される画面を確認することで、指示書カードに登録されている処理内容が把握し易い。また、UI部15に処理内容が表示されている状態において、利用者は、処理内容データ(指示書)を編集する操作を行うことが許可されている。
利用者によって処理内容データが編集される(ステップS96)と、制御部12は、処理内容データの編集指示が利用者によってなされたかを判定し(ステップS97)、指示があったと判定された場合には、ステップS92で取得された処理内容データから内容が変更されているかを判定し(ステップS98)、内容が変更されていると判定された場合には(ステップS98;Y)、処理内容データ(指示書)を編集する(ステップS99)。また、制御部12は、指示書カードがリーダー・ライター20によって再度検知されるまで待機する。リーダー・ライター20によってICカードが検知されると、制御部12は、検知されたICカードが指示書カードであるかを判定し(ステップS100)、指示書カードであると判定された場合には(ステップS100;Y)、制御部12は編集した処理内容データを指示書カードに書き込む(ステップS101)。一方、ステップS100において検知されたカードが指示書カードでないと判定された場合には(ステップS100;N)、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS102)。また、ステップS93にいて検知されたカードが指示書カードとモード移行カードでないと判定された場合にも制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS103)。また、ステップS98において処理内容データが変更されていないと判定された場合には(ステップS98;N)、制御部12はその旨を示すメッセージをUI部15に表示する(ステップS104)。
一方、ステップS91において検知されたカードが1枚であると判定された場合には(ステップS91;Y)、制御部12は検知されたカードが指示書カードであるかを判定する(ステップS105)。指示書カードであると判定された場合には(ステップS105;Y)、制御部12は指示書カードに書き込まれていた処理内容データに基づいて画像処理を実行する(ステップS106)一方、検知されたカードがモード移行カードである場合には(ステップS106)、制御部12はUI部15にエラー表示を行う(ステップS107)。
[実行履歴記録処理]
次いで、実行履歴記録処理について説明する。この処理は、作業者による作業(例えば、コピー作業、スキャン作業、等)の結果をICカードに記録し、作業を管理する管理者が事後確認するものである。指示書カードを用いて作業者が作業を行う場合において、管理者が作業の完了を確認するには、作業の結果出力された成果物を検査しなければならず、その確認作業は煩雑である場合があった。そこで本実施形態では、作業者の作業結果を指示書カードに書き込み、事後確認する仕組みを提供することで、管理者による作業の確認を容易にする。
図15は、実行履歴記録処理の流れを示すシーケンスチャートである。作業者は、指示書カードと作業記録用のICカード(以下「記録カード」という)とをかさねてリーダー・ライター20にかざすことによって作業を開始する。リーダー・ライター20はかざされたカードを検知し、カード情報をリーダー・ライター制御部121に出力する(S141)。リーダー・ライター制御部121は、リーダー・ライター20から通知されるカード情報に基づいてカードの読取を行い、(S142−1、…、S142−N)、読み取ったカード情報をカード情報管理部122に供給する(S143−1、…S143−N)。カード情報管理部122は、リーダー・ライター制御部121から供給されるカード情報に基づいてカード種別を判定し(S144、S145)、検知されたカードが指示書カードである場合にはその旨を状態管理部123に通知し(S146)、記録カードである場合にはその旨を状態管理部123に通知する(S147)。
状態管理部123はカード情報管理部122から通知された内容に基づいて処理監視部126に処理内容データを送信して画像処理を指示し(S148)、処理監視部126は処理内容データを処理制御部120に送信して画像処理を指示する。処理制御部120は処理監視部126からの指示に基づいて処理内容データの示す画像処理を開始する。このとき処理制御部120は処理を識別する処理IDを発行し、処理監視部126に通知する(S150)。処理監視部126は処理制御部120から通知された処理IDをカード情報管理部122に通知し(S151)、カード情報管理部122は通知された処理IDを予め定められたメモリに格納するとともに記録カードへの処理IDの書き込みをリーダー
・ライター制御部121に指示する(S152)。リーダー・ライター制御部121はカード情報管理部122からの指示に基づいてリーダー・ライター20を制御して処理IDを記録カードに書き込ませる。
また、処理監視部126は予め定められたタイミングで処理状態を処理制御部120に問い合わせる(S154)。処理制御部120は問い合わせの応答として実行状況を示す実行状況データを処理監視部126に送信し(S155)、処理監視部126は実行状況データを実行履歴としてカード情報管理部122のメモリに格納させる(S156)。カード情報管理部122はリーダー・ライター制御部121に実行状況データを送信し(S157)、リーダー・ライター制御部121はリーダー・ライター20を制御して実行状況データを実行履歴として記録カードに書き込む(S158)。以上のようにして作業者による作業結果が記録カードに書き込まれる。
管理者は、作業者による作業結果を、記録カードに記憶されたデータの内容を確認することで把握が容易になる。データの確認の方法としては、例えば、カードリーダーが接続されたパーソナルコンピュータを用いて確認するようにしてもよく、また、例えばリーダー・ライター20が接続された画像形成装置10を用いて確認するようにしてもよい。
また、図15に示す処理の途中で記録カードや指示書カードがリーダー・ライター20から取り除かれた場合は、処理監視部126は処理の監視を中止するようにしてもよい。この場合、処理IDが書き込まれた記録カードが再度リーダー・ライター20にかざされた場合は、処理監視部126は処理の監視を再開するようにしてもよい。
なお、上述の動作例では、指示書カードと記録カードとの2種類のカードを用いるようにしたが、2種類のカードを用いるようにせず、指示書カードに作業結果を示すデータを書き込むようにしてもよい。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の一例であり、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、画像形成装置10とリーダー・ライター20とがケーブルによって接続されるシステムについて説明したが、これに限らず、リーダー・ライターと画像形成装置とが無線通信によりデータの遣り取りを行うものであってもよい。また、リーダー・ライターが画像形成装置10に内蔵される構成であってもよい。また、上述の実施形態では、近距離無線通信によってNFCタグの読み取りを行うリーダー・ライター20を用いたが、リーダー・ライター20の構成はこれに限らず、カード等の媒体から処理内容データ等の各種の情報を読み取り得るものであればよい。
(2)上述の実施形態では、利用者が携帯可能な記憶媒体の一例としてICカードを用いたが、本発明に係る利用者が携帯可能な記憶媒体はICカードに限定されるものではない。
(3)画像形成装置10において実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…システム、10…画像形成装置、11…バス、12…制御部、13…通信部、14…
記憶部、15…UI部、16…画像形成部、17…画像読取部、20…リーダー・ライター、120…処理制御部、121…リーダー・ライター制御部、122…カード情報管理部、123…状態管理部、124…指示書生成部、125…指示書編集部、126…処理監視部、127…UI制御部

Claims (4)

  1. 画像データを用いた処理を行う処理手段と、
    利用者が携帯可能な記憶媒体に記憶されているデータを読み取る読取手段からデータを取得するデータ取得手段と、
    利用者が携帯可能な第1の記憶媒体と利用者が携帯可能な第2の記憶媒体との組み合わせに対し前記読取手段による読取が行われることにより、前記データ取得手段が、前記読取手段から、該第1の記憶媒体から読み取られた、前記処理手段により処理されるデータであるコンテンツデータと、該第2の記憶媒体から読み取られた、前記コンテンツデータに対する変更を指示する変更指示データとの組み合わせを取得した場合に、前記コンテンツデータを該変更指示データに従い変更して得られるコンテンツデータに対する処理を、前記処理手段に指示する処理指示手段と、
    利用者が携帯可能な記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、前記第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを前記変更指示データに従い書き換える指示を行う書換指示手段と
    を備え、
    前記データ取得手段は、前記読取手段から、前記書換指示手段による指示に従い前記書込手段により書き換えられたコンテンツデータを取得し、
    前記処理指示手段は、前記処理の指示において、前記データ取得手段により取得されたコンテンツデータに対する処理を指示する
    画像処理装置。
  2. 操作者の操作内容に応じた操作データを出力する操作手段から操作データを取得する操作データ取得手段と、
    前記書込手段に対し、前記操作データに応じたデータの書き込みを指示する書込指示手段と
    を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記書込手段に対し、前記処理手段により行われた処理の結果を示す処理結果データの前記第1の記憶媒体に対する書き込みを指示する書込指示手段
    を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  4. コンピュータを、
    画像データを用いた処理を行う処理手段と、
    利用者が携帯可能な記憶媒体に記憶されているデータを読み取る読取手段からデータを取得するデータ取得手段と、
    利用者が携帯可能な第1の記憶媒体と利用者が携帯可能な第2の記憶媒体との組み合わせに対し前記読取手段による読取が行われることにより、前記データ取得手段が、前記読取手段から、該第1の記憶媒体から読み取られた、前記処理手段により処理されるデータであるコンテンツデータと、該第2の記憶媒体から読み取られた、前記コンテンツデータに対する変更を指示する変更指示データとの組み合わせを取得した場合に、前記コンテンツデータを該変更指示データに従い変更して得られるコンテンツデータに対する処理を、前記処理手段に指示する処理指示手段と、
    利用者が携帯可能な記憶媒体にデータを書き込む書込手段に対し、前記第1の記憶媒体に記憶されているコンテンツデータを前記変更指示データに従い書き換える指示を行う書換指示手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記データ取得手段は、前記読取手段から、前記書換指示手段による指示に従い前記書込手段により書き換えられたコンテンツデータを取得し、
    前記処理指示手段は、前記処理の指示において、前記データ取得手段により取得されたコンテンツデータに対する処理を指示する
    プログラム。
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