JP2000117846A - ブレイダー機のテープ自動交換装置 - Google Patents

ブレイダー機のテープ自動交換装置

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JP2000117846A
JP2000117846A JP10297166A JP29716698A JP2000117846A JP 2000117846 A JP2000117846 A JP 2000117846A JP 10297166 A JP10297166 A JP 10297166A JP 29716698 A JP29716698 A JP 29716698A JP 2000117846 A JP2000117846 A JP 2000117846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のブレイダー機においては、ブレイド品
にラッピングされるテープの交換作業は作業者が行って
おり、交換作業に人手を要するため作業コストが上昇す
るとともに、多くの作業時間を要していた。。 【解決手段】 使用後の空テープTeをラッピング装置
から排出するとともに新品状態の満テープTfをラッピ
ング装置へ供給するテープ交換装置であるアームコンベ
ア32と、ラッピング作業中のテープTの残量を検出す
るテープ残量検出センサー33と、ラッピング部4内で
ブレイド品Brにラッピング中のテープTとラッピング
装置31へ供給された満テープTfとを接続する接続装
置とを備え、ラッピング用のテープTを連続的に供給可
能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブシャ
フトや釣り竿等のパイプ状部材の製造を行うブレイダー
機において、ブレイド品の外周部にラッピングするため
のテープの交換を自動的に行うブレイダー機のテープ自
動交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、断面積が一様でない
異径の棒状体であるマンドレルの外周部に複数の糸をブ
レイドし、次いで、このブレイド品の外周部にテープを
ラッピングするブレイダー機は知られている。このよう
なブレイダー機において、ブレイド品にテープをラッピ
ングする場合には、テープリールに一定長さのテープを
巻回したものを繰り出しながら行っていた。そして、テ
ープリールに巻回されたテープがなくなると、テープリ
ールに一定長さのテープが巻回された新品状態のテープ
と交換してラッピング作業を継続するように構成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のブレイ
ダー機においては、前記テープの交換作業は作業者が行
っており、交換作業に人手を要するため作業コストが上
昇するとともに、多くの作業時間を要していた。また、
テープがなくなっても作業者がそれに気づかず、そのま
まラッピング作業が継続されたり、装置が停止してしま
ったりする恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレイダー機
のテープ交換装置における以上のような課題を解決すべ
く、次のような手段を用いるものである。即ち、請求項
1においては、ブレイド品の外周部にテープをラッピン
グするラッピング装置を具備するブレイダー機であっ
て、使用後の空テープをラッピング装置から排出すると
ともに新品状態の満テープをラッピング装置へ供給する
テープ交換装置と、ラッピング作業中のテープの残量を
検出するテープ残量検出手段と、ラッピング部内でブレ
イド品にラッピング中のテープとラッピング装置へ供給
された満テープとを接続する接続装置とを備え、ラッピ
ング用のテープを連続的に供給可能に構成した。
【0005】また、請求項2においては、前記接続装置
を、テープ拾いレバーと、テープカッターと、ブレイド
品にラッピング中のテープを一定位置に保持するテープ
ストッパとで構成した。
【0006】また、請求項3においては、前記テープ残
量検出手段がテープ無し状態を検出した際にラッピング
作業中であるブレイド品へのラッピング作業が終了した
後に、テープ交換を行うように構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
より説明する。図1は本発明のテープ交換装置を備えた
ブレイダー機を示す全体側面図、図2は同じく正面図、
図3はブレイダー機のブレイダーユニット部を示す側面
図、図4はラッピング装置及びテープ交換装置を示す背
面図、図5は同じく側面図、図6はラッピング装置を示
す背面図、図7は同じく側面図、図8は満テープストッ
カーを示す側面断面図、図9は同じく正面図、図10は
アームコンベアのアーム部を示す背面図、図11はアー
ムコンベアを示す側面図、図12はテープ無し状態とな
ったラッピング装置を示す背面図、図13はテープ拾い
レバーによりテープを引き出した状態のラッピング装置
及びテープ拾いレバーを示す背面図、図14はブレイド
品に巻回されているテープとラッピング装置へ供給され
た満テープとが接続される状態のラッピング装置及びテ
ープ拾いレバーを示す背面図、図15は満テープストッ
カーとテープピッカーを示す背面図である。
【0008】本発明のテープ自動交換装置を備えたブレ
イダー機について説明する。図1、図2に示すブレイダ
ー機は、供給コンベア部1と、ブレイダー本体部3と、
ラッピング部4とカッター部5と、排出コンベア部6と
を順番に直列状に配置して構成している。
【0009】供給コンベア部1は、コンベア1aにより
ブレイド作業を行うブレイダー本体部3へマンドレルM
を連続的に供給し、該供給コンベア部1には、供給コン
ベア部1の側方に併設されたマンドレルストッカー2に
ストックされているマンドレルMが順次補給されるよう
に構成している。マンドレルMは、本例の場合、断面積
が一様でない異径の棒状体で構成しているが、太さが一
様な棒状体にて構成することも可能である。ブレイダー
本体部3へ供給されたマンドレルMは、下流側方向(図
1における右側方向)へ搬送されながら、該ブレイダー
本体部3内の複数のブレイダーユニット15・15・・
・により、糸F及び中央糸F’がブレイドされ、その後
ラッピング部4へ移送されてラッピング作業がなされ
る。ブレイダー本体部3の上方には、ブレイダーユニッ
ト15・15・・・に中央糸F’を供給する中央糸部1
4が配置されており、ラッピング部4及びその上方に
は、テープ自動交換装置を構成する、ラッピング用のテ
ープTをストックするテープストッカー13や、テープ
Tをテープストッカー13からラッピング部4へ供給す
るとともに、ラッピング部4からテープストッカー13
へ排出するためのアームコンベア32等を配置してい
る。
【0010】ブレイド作業が終了したマンドレルM(以
降ブレイド品Brと記載する)や、ラッピング作業が終
了したブレイド品Brは、該ブレイド品Brの前後のブ
レイド品Brと、ブレイドされた糸F及び中央糸F’や
ラッピングされたテープTにより互いに連結された状態
となっており、この連結状態から各々のブレイド品Br
に切断するため、ラッピング作業が終了したブレイド品
Brはカッター部5へ移送される。カッター部5へ移送
されたブレイド品Brは、カッター16により各ブレイ
ド品Br間を切断され、その後排出コンベア部6へ移送
され、排出アーム10により、ブレイド品Brを載置し
ておくためのリザーブコンベア部(図示せず)へ搬送さ
れる。尚、ブレイド作業に用いられる糸F及び中央糸
F’には、例えば、熱硬化性樹脂が予め含浸されている
カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等よりなるプ
リプレグドヤーンが用いられる。
【0011】リザーブコンベア部に搬送されたブレイド
品Bは、オーブンでの加熱や、圧力容器での加熱・加圧
によって、ブレイドされた糸中に含浸される樹脂成分が
硬化され、その後、該プリフォームからマンドレルMを
抜き取ることで、パイプ状部材を形成するように構成し
ている。
【0012】次に、ブレイド作業を行うブレイダー本体
部3について説明する。図3に示すように、ブレイダー
本体部3には複数のブレイダーユニット15・15・・
・が配設されている。該ブレイダーユニット15は、マ
ンドレルMが貫通する中心孔21aを有するとともに略
円盤状に形成された軌道面21が垂直に設置されてお
り、該軌道面21に多数のボビンキャリア23・23・
・・が、該軌道面21上を移動可能に取り付けられてい
る。該ボビンキャリア23からは、糸Fが環状糸ガイド
25及び絞りガイド24の部分へ繰り出されている。ま
た、中央糸部14のボビンBから繰り出される中央糸
F’は、軌道面21上に立設される筒体22を介して、
環状糸ガイド25及び絞りガイド24の部分へ案内され
ている。尚、絞りガイド24は、中心孔21aを通過し
ながらブレイド作業がなされるマンドレルMの中心取り
等を行うものである。
【0013】そして、供給コンベア部1から供給される
マンドレルMがブレイダー本体部3へ侵入し下流側へ移
動する過程で、各ブレイダーユニット15のブレイド作
業部分である環状糸ガイド25及び絞りガイド24の部
分において、上流側のブレイダーユニット15から順に
ブレイド作業がなされるように構成している。この場
合、ボビンキャリア23は軌道面21上を移動しながら
ブレイド作業を行うが、ブレイダーユニット15は該ボ
ビンキャリア23の移動速度を個々に自在に変化可能に
構成しており、例えば、マンドレルMの先端部と後端部
とでブレイド角度を変化させたり、各層で変化させたり
することができ、完成したパイプ状部材の物理特性を自
由に得ることが可能である。ブレイド作業がなされた
後、マンドレルMはラッピング部4内に侵入し、ラッピ
ング装置31によりテープTがラッピングされる。
【0014】次に、ラッピング部4におけるラッピング
装置及びテープ自動交換装置について説明する。図4、
図5に示すように、ブレイダー本体部3内でブレイドさ
れたブレイド品Brは、ラッピング部4の側壁4aの中
心孔4bから該ラッピング部4内に侵入し、絞りガイド
30により支持されている。ラッピング部4内には、該
ラッピング部4の側壁4aに取り付けられ、テープTが
巻回されたテープリールTrがブレイド品Brの外周を
回りながら、該ブレイド品BrにテープTをラッピング
するように構成したラッピング装置31が配設されてい
る。
【0015】ラッピング部4の上方に配設されるテープ
ストッカー13は、テープリールTrにテープTが巻回
された新品状態の満テープTfが複数ストックされる満
テープストッカー13aと、該満テープストッカー13
aの上方に配置される、テープTが使用された後の空状
態のテープリールTrである空テープTeを複数ストッ
クすることができる空テープストッカー13bとで構成
している。また、ラッピング部4内から該ラッピング部
4上方にかけては、満テープストッカー13aからラッ
ピング装置31へ、新品状態の満テープTfを供給する
とともに、ラッピング装置31から空テープストッカー
13bへ空状態となった空テープTeを排出するため
の、アームコンベア32が配設されている。
【0016】さらに、ラッピング部4の側壁4aには、
ラッピング装置31に装着されてラッピング作業中であ
るテープリールTrのテープTの残量を検出するため
の、テープ残量検出手段であるテープ残量検出センサー
33と、ブレイド品BrとテープリールTrとの間に位
置するテープTを切断するためのヒートカッター34
と、テープ拾いレバー35及びテープストッパー36等
とが配設されている。テープ拾いレバー35はラッピン
グ装置31の上方に配置され、回転中心35aを中心に
して回転自在に取り付けられており、モータ38により
回転駆動可能に構成されている。該テープ拾いレバー3
5の先端部にはローラ35b・35bが取り付けられて
いる。テープ残量検出センサー33は、例えば、光透過
型センサーに構成されている。
【0017】また、テープストッパー36は、テープ拾
いレバー35先端の回転軌跡の外周部に配置され、該回
転軌跡の半径方向に移動可能に構成されるストッパー片
36aと、伸長することによりストッパー片36aを該
回転軌跡の中心方向へ移動させるシリンダ36bとによ
り構成されている。そして、前記テープストッカー1
3、アームコンベア32、テープ残量検出センサー3
3、テープ拾いレバー35、及び、テープストッパー3
6等とによりテープ自動交換装置が構成されている。
【0018】図6、図7に示すように、ラッピング装置
31は、側壁4aに回転自在に取り付けられた回転円盤
41に、テープリールTrを回転自在に装着して構成し
ており、該回転円盤41は、図4に示すモータ37によ
り一定方向に回転駆動され、中心部にブレイド品Brが
通過する中心孔41aを有している。そして、回転円盤
41が回転することにより、テープリールTr、テンシ
ョンローラ42、及び、ガイドローラ43が、ブレイド
品Brの外周部を周回しながら、テープリールTrから
繰り出されるテープTをブレイド品Brに巻き付けてラ
ッピングを行うように構成している。
【0019】テープリールTrから繰り出されるテープ
Tは、途中でテンションローラ42及びガイドローラ4
3により適度なテンションが付加され、一定且つ適度な
圧力でテープTをブレイド品Brに巻き付けるようにし
ている。該テンションローラ42は負荷装置45により
ギア44を介して回転駆動可能とされており、該テンシ
ョンローラ42を回転駆動することにより、テープTに
付加するテンションの大きさを変更可能に構成してい
る。また、テープリールTrはチャック46を介して回
転円盤41に着脱可能に取り付けられており、ラッピン
グ作業時にはテープリールTrが回転円盤41に固着さ
れた状態で取り付けられている。そして、テープリール
Trの交換時には、シリンダ47を伸長してチャック4
6を押圧し、チャック状態を解除することにより、テー
プリールTrを回転円盤41から取り外し可能な状態と
することができる。
【0020】また、回転円盤41の周縁部には切欠部4
1bが形成され、該切欠部41bに回転円盤41の外周
部に配置される位置決め用ドッグ48が嵌入可能に構成
されている。位置決め用ドッグ48が切欠部41bに嵌
入することにより、回転円盤41は一定位置に位置決め
されて固定状態となる。
【0021】次に、満テープストッカー13aについて
説明する。図8、図9に示すように、前記満テープスト
ッカー13aにおいては、ベース51に立設する支持フ
レーム52に、支持アーム53を介してストックアーム
54が支持されており、該ストックアーム54には、テ
ープリールTrにテープTを巻回した新品状態の満テー
プTfが複数ストックされている。ストックアーム54
の先端部(図8における右端部)にストックされる満テ
ープTfはチャック64によりチャックされ、該チャッ
ク64に対して位置固定されている。
【0022】ストックアーム54内及び支持アーム53
内には外軸60及び内軸61が配置され、該外軸60に
はウォームホイール62が固設されている。該ウォーム
ホイール62には、モータにより回転駆動されるウォー
ムギア63が噛合しており、該ウォームギア63の回転
により、外軸60がチャック64と一体的に回転するよ
うに構成している。また、内軸61は外軸60内を摺動
自在に貫通しており、シリンダー59を伸長して該内軸
61を押圧することにより、チャック64のチャック状
態を解除して、ストックアーム54の先端部にストック
される満テープTfを該ストックアーム54から取り外
し可能な状態とすることができる。
【0023】また、ベース51には、プッシュアーム5
5がLMガイドやスライドレール等摺動部材56を介し
て前後方向(図8における左右方向)に摺動自在に取り
付けられており、該プッシュアーム55はモータ65に
より駆動されて前後方向へ移動することができるように
構成している。即ち、満テープストッカー13aにおい
ては、プーリ66a・66b間に回転ベルト67が巻回
されるとともに、プーリ57a・57b間に回転ベルト
58が巻回されている。プーリ66bとプーリ57aと
は同軸上で一体的に回転可能であり、該回転ベルト58
がプッシュアーム55に連結されている。そして、モー
タ65によりプーリ66aが回転駆動されると、プーリ
66b・57a、プーリ57b及び回転ベルト58が回
転されて、プッシュアーム55が前後方向へ移動するよ
うに構成している。
【0024】プッシュアーム55は、ストックアーム5
4にストックされた満テープTfよりも支持フレーム5
2側に配置され、プッシュアーム55先端部にストック
される満テープTfが、該プッシュアーム55から取り
外されると、残りの満テープTfを先端方向へ押して、
例えば、反射型ファイバーセンサー68が感知するま
で、次の満テープTfをプッシュアーム55先端部まで
移動させる。先端部まで移動した満テープTfは、チャ
ック64によりチャックされて位置固定される。
【0025】次に、テープ交換装置である前記アームコ
ンベア32について説明する。図5、図10、図11に
示すように、アームコンベア32は、ラッピング部4内
から該ラッピング部4の上方に渡って配設されており、
コンベア部71とアーム部72とで構成されている。ア
ーム部72はブラケット73に把握アーム74・74を
左右に並設して構成しており、該把握アーム74・74
はシリンダ75の伸縮により互いに左右逆方向に移動し
て、該把握アーム74と把握アーム74との間の間隔を
変更可能とし、把握アーム74・74により満テープT
fや空テープTe等のテープホルダーTrを把握するこ
とができるように構成している。
【0026】コンベア部71は、上下方向に配置される
レール76の上端部及び下端部にプーリー77・77を
配置し、該プーリー77・77にベルト78を巻回して
構成しており、レール76上端部又はレール76下端部
のプーリー77はモータにより回転駆動可能としてい
る。そして、アーム部72のブラケット73が、コンベ
ア部71のレール76に上下摺動自在に取り付けられる
とともに、該ブラケット73にベルト78が連結され
て、プーリー77を回転駆動することにより、アーム部
72が上下方向に移動するように構成している。また、
アーム部72の把握アーム74・74は、ブラケット7
3に対して前後方向(図11における左右方向)に移動
可能に構成されている。
【0027】ラッピング装置31及びテープ自動交換装
置は以上のように構成されており、次に、テープ自動交
換装置によるテープTの自動交換作業について説明す
る。まず、ラッピング作業中には、テープTが巻回され
たテープリールTrが回転円盤41の回転によりブレイ
ド品Brの外周を周回しながら、該ブレイド品Brにテ
ープTを巻き付けており、前記テープ残量検出センサー
33・33間をテープリールTrが通過した際に、テー
プ残量検出センサー33・33の光路をテープTが遮る
ことで、テープリールTrに巻回されるテープTの残量
が充分であることを検出している。ラッピング作業が進
行するに連れてテープリールTrに巻回されるテープT
の残量が減少し、図12に示すように、テープ残量検出
センサー33・33の光路をテープTが遮らなくなる
と、テープTの残量があと僅かであることを検出してテ
ープ無し信号を出力する。即ち、テープ残量検出センサ
ー33・33によりテープ無し状態を検出するのであ
る。
【0028】テープ無し信号が出力されると、現在ラッ
ピング作業を行っているブレイド品Brの終端までラッ
ピング作業が終了した時点でブレイダー機全体が一端停
止する。この場合、現在ラッピング作業を行っているブ
レイド品Brの途中でテープTが完全に無くなってしま
わないように、テープTがブレイド品Br一本分をラッ
ピングすることができるだけの残量となった時点でテー
プ無し信号を出力するように、テープ残量検出センサー
33・33の取り付け位置を調節している。
【0029】ブレイダー機の停止後、回転円盤41が低
速で回転を始め、図13に示すように、回転円盤41の
切欠部41bが位置決め用ドッグ48と係合可能となる
位置で停止して、該位置決め用ドッグ48が切欠部41
bに嵌入して互いに係合し、テープ無し状態が検出され
空状態となった空テープTeが、例えば、最上部に位置
する状態で位置決めされる。
【0030】空テープTeが位置決めされると、前記テ
ープ拾いレバー35が図13の矢印の方向に回動し、空
テープTeから繰り出されてブレイド品Brに巻き付い
ているテープTにおける、該空テープTeとテンション
ローラ42との間に位置する部分にテープ拾いレバー3
5の先端部のローラ35bが当接する。テープ拾いレバ
ー35が、更に同一方向へ回動してテープTを略逆V字
状に引き出し、テープストッパー36の部分まで達する
と、図示せぬ近接スイッチに検出されて回動動作を停止
する。
【0031】テープ拾いレバー35が停止すると、テー
プストッパー36のシリンダ36bが伸長して、ストッ
パー片36aがテープ拾いレバー35の回転中心35a
の方向に移動し、該ストッパー片36aとローラ35b
とでテープTを挟持する。この状態においては、テープ
拾いレバー35先端部と空テープTeとの間の部分のテ
ープTが前記ヒートカッター34に当接している。ヒー
トカッター34は、ストッパー片36aが移動してテー
プTを挟持した状態となるとONして加熱され、該ヒー
トカッター34に当接している部分のテープTが熱によ
り溶断される。これにより、テープTにより連結されて
いた空テープTeとブレイド品Brが分断されることと
なる。また、テープTが溶断された後も、ストッパー片
36aとローラ35bとによりテープTを挟持している
状態は保持されている。
【0032】次に、図7に示すシリンダ47が伸長し
て、回転円盤41に装着される空テープTeのチャック
状態を解除し、前記アームコンベア32のアーム部72
が回転円盤41に装着される該空テープTeの部分まで
下降する。下降したアーム部72は把握アーム74・7
4にて空テープTeを把握した後に上昇して、ラッピン
グ部4上方の空テープストッカー13bへ空テープTe
をストックする。即ち、回転円盤41に装着された空テ
ープTeは、アームコンベア32によって空テープスト
ッカー13bへ排出されるのである。空テープTeを空
テープストッカー13bへ排出した後、アームコンベア
32のアーム部72は、前記満テープストッカー13a
にストックされている満テープTfをラッピング装置3
1の回転円盤41へ供給する。
【0033】ここで、図15に示すように、満テープス
トッカー13aの満テープTfに巻回されているテープ
Tの先端部には、両面粘着テープ90が貼設されてお
り、該両面粘着テープ90のテープT側の粘着面とは反
対側の粘着面には、該粘着面を保護するタブ91が貼設
されている。そして、満テープストッカー13aには、
両面粘着テープ90が略下端部に位置する姿勢(図15
において二点鎖線で示す姿勢)で満テープTfがストッ
クされている。
【0034】また、満テープストッカー13aの一側方
には、前記タブ91を両面粘着テープ90から摘まみ取
るタブピッカー19が併設されている。タブピッカー1
9は、支持フレーム81の支持支点81aにピックアッ
プアーム82を回動自在に支持し、該ピックアップアー
ム82の支持支点82aにピックアップレバー83を回
動自在に支持して構成している。支持フレーム81の回
動支点81aには、該回動支点81を中心にしてピック
アップアーム82と一体的に回動可能なステー84が取
り付けられ、該ステー84の先端と支持フレーム81と
の間にはシリンダ85が介装されている。そして、該シ
リンダ85を伸縮駆動することによりピックアップアー
ム82が回動動作するように構成している。また、ピッ
クアップレバー83は、支持支点82aの一側に挟持面
83aを有するとともに、他側に駆動端部83bを有し
ており、該駆動端部83bとピックアップアーム82と
の間にシリンダ86を介装している。そして、該シリン
ダ86を伸縮駆動することによりピックアップレバー8
3が回動動作するように構成している。
【0035】満テープストッカー13aにストックされ
た満テープTfをラッピング装置31に供給する際に
は、タブピッカー19によって前記タブ91を摘まみ取
った後に供給するようにしている。即ち、タブピッカー
19のピックアップアーム82は、通常状態においては
シリンダ85が伸長して反満テープストッカー13a側
に回動した状態にあり、テープTのタブ91を摘まみ取
る際に、シリンダ85が縮小して満テープストッカー1
3a側に回動する。ピックアップアーム82が満テープ
ストッカー13a側に回動すると、図8に示すウォーム
ギア63が回転駆動されて、ストックアーム54の最も
先端側にストックされている満テープTfが図15に示
す矢印方向に回動し、タブ91がピックアップアーム8
2に当接又は近接する。その後、タブ検出センサーで感
知すれば、シリンダ86が伸長してピックアップレバー
83の挟持面83aが上方に回動し、該挟持面83aと
ピックアップアーム82とでタブ91を挟持する。そし
て、タブ91を挟持した状態を保持しながらピックアッ
プアーム82が反満テープストッカー13a側に回動す
ることにより、該タブ91を摘まみ取るように構成して
いる。
【0036】テープTからタブ91を除去した満テープ
Tfが、アームコンベア32のアーム部72の把握アー
ム74・74により把握された後、該アーム部72が前
記回転盤41のチャック46の位置まで下降し、該満テ
ープTfを回転盤41に装着する。アーム部72は、満
テープTfを回転盤41に装着した後、ラッピング部4
よりも上方の待機位置まで上昇する。
【0037】満テープTfが装着された回転盤41は、
位置決め用ドッグ48との係合状態が解除され、図14
に示す矢印方向に一回転する。その回転途中に、図14
に示すように、満テープTfのテープT表面の両面粘着
テープ90が、テープ拾いレバー35先端部とテンショ
ンローラ42との間のテープTに当接して接着し、マン
ドレルMに巻き付いているテープTと、満テープTfに
巻回されるテープTとが連結される。このようにして、
ブレイド品Brに巻回されているテープTと、ラッピン
グ装置31へ供給された満テープTfのテープTとが接
続されるのである。そして、このテープTを接続する接
続装置は、テープ拾いレバー35、テープストッパー3
6、及び、ラッピング装置31等で構成されている。
【0038】以上の如く、ラッピング用のテープTの自
動交換作業を行うテープ自動交換装置を、テープ交換装
置であるアームコンベア32と、テープ残量検出手段で
あるテープ残量検出センサー33と、ラッピング装置4
内でブレイド品Brにラッピング中のテープTとラッピ
ング装置31へ供給された満テープTfとを接続する接
続装置等とで構成し、ラッピング用のテープを連続的に
供給可能に構成したので、交換作業に人手を要すること
なく作業コストを低減するとともに、作業時間の短縮を
図ることが可能となる。また、ラッピング中のテープT
の残量が僅かになると、自動的にテープ無し状態を検出
してテープTの交換作業が行われるので、テープTが無
くなった状態でそのままラッピング作業が継続された
り、装置が停止してしまったりする恐れがなくなり、正
常なラッピング作業を継続して行うことが可能となる。
【0039】また、前記接続装置を、テープ拾いレバー
35と、テープカッターであるヒートカッター34と、
ブレイド品Brにラッピング中のテープTを一定位置に
保持するテープストッパ36とで構成したので、テープ
交換作業時にブレイド品Brにラッピング中のテープT
と、満テープTfのテープTとを確実に接続することが
でき、テープ交換作業を誤操作なく且つ円滑に行うこと
が可能となる。
【0040】さらに、前記テープ残量検出手段であるテ
ープ残量検出センサー33がテープ無し状態を検出した
際にラッピング作業中であるブレイド品Brへのラッピ
ング作業が終了した後に、テープTの交換を行うように
構成したので、ラッピング作業中のブレイド品Brの途
中部でテープTの継ぎ足しを行う必要がなく、出来上が
ったパイプ状部材の品質が低下することを防止すること
ができ、作業工程の短縮を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、ブレイダー機のテープ自動交
換装置において、以上のような構成とすることで、次の
ような効果を奏する。まず、請求項1の如く、使用後の
空テープをラッピング装置から排出するとともに新品状
態の満テープをラッピング装置へ供給するテープ交換装
置と、ラッピング作業中のテープの残量を検出するテー
プ残量検出手段と、ラッピング装置内でブレイド品にラ
ッピング中のテープとラッピング装置へ供給された満テ
ープとを接続する接続装置とを備え、ラッピング用のテ
ープを連続的に供給可能に構成したので、交換作業に人
手を要することなく作業コストを低減するとともに、作
業時間の短縮を図ることが可能となる。また、ラッピン
グ中のテープの残量が僅かになると、自動的にテープ無
し状態を検出してテープの交換作業が行われるので、テ
ープが無くなった状態でそのままラッピング作業が継続
されたり、装置が停止してしまったりする恐れがなくな
り、正常なラッピング作業を継続して行うことが可能と
なる。
【0042】更に、請求項2の如く、前記接続装置を、
テープ拾いレバーと、テープカッターと、ブレイド品に
ラッピング中のテープを一定位置に保持するテープスト
ッパとで構成したので、テープ交換作業時にブレイド品
にラッピング中のテープと、満テープとを確実に接続す
ることができ、テープ交換作業を誤操作なく且つ円滑に
行うことが可能となる。
【0043】更に、請求項3の如く、前記テープ残量検
出手段がテープ無し状態を検出した際にラッピング作業
中であるブレイド品へのラッピング作業が終了した後
に、テープ交換を行うように構成したので、ラッピング
作業中のブレイド品の途中部でテープの継ぎ足しを行う
必要がなく、出来上がったパイプ状部材の品質が低下す
ることを防止することができ、作業工程の短縮を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ交換装置を備えたブレイダー機
を示す全体側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】ブレイダー機のブレイダーユニット部を示す側
面図である。
【図4】ラッピング装置及びテープ交換装置を示す背面
図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】ラッピング装置を示す背面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】満テープストッカーを示す側面断面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】アームコンベアのアーム部を示す背面図であ
る。
【図11】アームコンベアを示す側面図である。
【図12】テープ無し状態となったラッピング装置を示
す背面図である。
【図13】テープ拾いレバーによりテープを引き出した
状態のラッピング装置及びテープ拾いレバーを示す背面
図である。
【図14】ブレイド品に巻回されているテープとラッピ
ング装置へ供給された満テープとが接続される状態を示
す図である。
【図15】満テープストッカーとテープピッカーを示す
背面図である。
【符号の説明】
Br ブレイド品 F 糸 F’ 中央糸 M マンドレル T テープ Te 空テープ Tf 満テープ Tr テープリール 1 供給コンベア部 3 ブレイダー本体部 4 ラッピング部 5 カッター部 13 テープストッカー 13a 満テープストッカー 13b 空テープストッカー 15 ブレイダーユニット 19 テープピッカー 31 ラッピング装置 32 アームコンベア 33 テープ残量検出センサー 34 ヒートカッター 35 テープ拾いレバー 36 テープストッパー 41 回転円盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレイド品の外周部にテープをラッピン
    グするラッピング装置を具備するブレイダー機であっ
    て、使用後の空テープをラッピング装置から排出すると
    ともに新品状態の満テープをラッピング装置へ供給する
    テープ交換装置と、ラッピング作業中のテープの残量を
    検出するテープ残量検出手段と、ラッピング部内でブレ
    イド品にラッピング中のテープとラッピング装置へ供給
    された満テープとを接続する接続装置とを備え、ラッピ
    ング用のテープを連続的に供給可能に構成したことを特
    徴とするブレイダー機のテープ自動交換装置。
  2. 【請求項2】 前記接続装置を、テープ拾いレバーと、
    テープカッターと、ブレイド品にラッピング中のテープ
    を一定位置に保持するテープストッパとで構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のブレイダー機のテープ自
    動交換装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ残量検出手段がテープ無し状
    態を検出した際にラッピング作業中であるブレイド品へ
    のラッピング作業が終了した後に、テープ交換を行うよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のブレイダー機のテープ自動交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009066917A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置

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