JP2000116873A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000116873A
JP2000116873A JP10289698A JP28969898A JP2000116873A JP 2000116873 A JP2000116873 A JP 2000116873A JP 10289698 A JP10289698 A JP 10289698A JP 28969898 A JP28969898 A JP 28969898A JP 2000116873 A JP2000116873 A JP 2000116873A
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Japan
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variable display
area
game
ball
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Application number
JP10289698A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Ryuichi Sakuma
隆一 佐久間
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置の表示領域を拡大したとしても
遊技領域がその分狭められる不都合を防止する。 【解決手段】 可変表示装置4の表示領域の一部5b
に、障害部材80を突設し、その障害部材80が設けら
れた領域5bを遊技領域に兼用構成して有効利用できる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、表示状態が変
化可能な可変表示装置が前記遊技領域に設けられてお
り、その可変表示装置が可変表示した後表示結果を導出
表示し、その表示結果が予め定められた特定の表示態様
(たとえば777)となった場合に、特定遊技状態(大
当り)等の遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能と
なるように構成されたものがあった。
【0003】この従来の弾球遊技機においては、遊技領
域を構成している遊技盤前面に障害釘等からなる障害部
材が設けられており、遊技領域に打込まれた打玉の流下
途中でその障害部材に打玉が衝突して流下方向が変更さ
れるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の遊技機にお
いては、遊技領域に設けられた可変表示装置の表示領域
を大きくして遊技者に大きな迫力のある可変表示を見せ
て興趣を向上させたいという要請がある。しかし、この
可変表示領域を大きなものに構成すれば、その分障害部
材が設けられた遊技領域が狭められてしまい、その結果
遊技球の流下が安定しないという不都合が生ずる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、可変表示装置の表示領域を大
きくできながらも遊技領域が狭められてしまう不都合も
防止することができる弾球遊技機を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊
技機であって、前記遊技領域に設けられ、表示状態が変
化可能な可変表示装置と、該可変表示装置を可変表示さ
せた後表示結果を導出表示させる制御を行なう可変表示
制御手段と、前記可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様となった場合に遊技者にとって有利
な遊技状態に制御可能な遊技制御手段と、前記遊技領域
を構成している遊技盤前面に設けられ、打玉の流下方向
を変更可能な障害部材とを含み、前記可変表示装置の表
示領域前面の少なくとも一部に障害部材を設けて、当該
障害部材が設けられた前記表示領域前面部分を前記遊技
領域に構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記表示領域には、前記障害
部材が設けられている領域の他に、前記障害部材が設け
られていない表示専用領域があることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示
装置は複数種類の識別情報を可変表示可能であり、前記
特定の表示態様は予め定められた特定の識別情報であ
り、前記識別情報とは異なる特別表示物を前記表示専用
領域に表示することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示装置は、前記複
数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示領域を複数
含み、前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示領
域の表示結果を時期を異ならせて導出表示し、前記表示
専用領域は、少なくとも、最後に表示結果を導出表示す
る表示領域を含むことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記表
示領域に設けられている前記障害物は、透明な部材で構
成されていることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記表
示領域に設けられている複数の前記障害部材が1つのユ
ニットに構成されており、該ユニットが前記可変表示装
置に対し容易に着脱できるように構成されていることを
特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、表示状態が
変化可能な可変表示装置が遊技領域に設けられており、
可変表示制御手段の働きにより、その可変表示装置が可
変表示された後表示結果を導出表示させる制御が行なわ
れる。その可変表示装置の表示結果が予め定められた特
定の表示態様となった場合に遊技制御手段の働きにより
遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能となる。
【0013】遊技領域を構成している遊技盤前面には、
打玉の流下方向を変更可能な障害部材が設けられてい
る。そして、可変表示装置の表示領域前面の少なくとも
一部にも障害部材が設けられており、当該障害部材が設
けられた表示領域前面部分が遊技領域に構成されてい
る。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、表示領域には、障害部
材が設けられている領域の他に、前記障害部材が設けら
れていない表示専用領域がある。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可
変表示装置は複数種類の識別情報を可変表示可能であ
り、前記特定の表示態様は予め定められた特定の識別情
報であり、前識別情報とは異なる特別表示物を前記表示
専用領域に表示する。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、可変表示装置は、複数
種類の識別情報を可変表示可能な可変表示領域を複数含
んでいる。前記可変表示制御手段の働きにより、複数の
可変表示領域の表示結果が時期を異ならせて導出表示さ
れる。そして、前記表示専用領域は、少なくとも、最後
に表示結果を導出表示する表示領域を含んでいる。
【0017】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記表示領域に設けられている障害部材が透明な部材で
構成されている。
【0018】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記表示領域に設けられている複数の障害部材が1つの
ユニットに構成されており、そのユニットが前記可変表
示装置に対し容易に着脱できるように構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を取上げて説明
するが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機
等であってもよく、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行
なわれ、表示状態が変化可能な可変表示装置がその遊技
領域に設けられている弾球遊技機であればすべて対象と
なる。
【0020】図1は、本発明に係る弾球遊技機の一例の
パチンコ遊技機1の正面図である。パチンコ遊技機1の
遊技盤には、遊技領域3が形成されている。パチンコ遊
技機1には、遊技者が打球操作するための打球操作ハン
ドル28が設けられており、この打球操作ハンドル28
を遊技者が操作することにより、上皿29内に貯留され
ているパチンコ玉を1個ずつ発射することができる。発
射されたパチンコ玉は、区画レール2の間を通って遊技
領域3内に導かれる。
【0021】遊技領域3の中央には、識別情報の一例と
なる特別図柄を可変表示させることが可能な可変表示装
置4が設けられている。可変表示装置4の下方には、可
変入賞球装置12が設けられている。この可変入賞球装
置12は、ベース板23を遊技領域3に固定することに
より取付けられている。可変入賞球装置12は、後述す
るソレノイド50が励磁されることにより開閉板22が
開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利となる第
1の状態と、ソレノイド50が消磁されることにより開
閉板22が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化可能に構成されている。可変
入賞球装置12には、遊技状態に応じて点灯または点滅
表示する6個のLED24が設けられている。
【0022】可変表示装置4の表示領域は、表示専用領
域5aと、障害釘等からなる障害部材80が設けられて
遊技領域3と兼用されている兼用領域5bとに分かれて
いる。この兼用領域5bでは、後述するように、図柄等
を可変表示しながらも玉が流下可能に構成されている。
【0023】遊技領域3には、普通図柄始動ゲート8が
設けられている。この普通図柄始動ゲート8には、玉の
通過を検出するための通過球検出器13が設けられてい
る。
【0024】遊技領域3内に打込まれた打玉が普通図柄
始動ゲート8に進入すれば、その通過球が通過球検出器
13により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄
表示器20が可変開始される。
【0025】普通図柄表示器20はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器20の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド49が励磁されて、始動口9
に設けられた左右1対の可動片14が所定期間だけ開成
し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。この始動
口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出器34
により検出され、その検出出力に基づいて可変表示装置
4が可変開始される。
【0026】可変表示装置4は、たとえば画像表示可能
なCRT表示機53(図3参照)で構成されており、特
別図柄や所定のメッセージ、その他の画像を表示可能に
構成されている。この可変表示装置4により、左特別図
柄と中特別図柄と右特別図柄とが可変表示される。具体
的には、各特別図柄が一斉に可変開始することにより、
上から下に向かって複数種類の特別図柄からなる識別情
報がスクロール表示される。なお、以降、左特別図柄、
中特別図柄、右特別図柄を、それぞれ、左図柄、中図
柄、右図柄と呼ぶ。
【0027】可変表示装置4により左図柄、中図柄、右
図柄の可変表示が一斉に開始した後、パチンコ遊技機1
内部の制御によって定められる所定の順序で各図柄が順
次停止制御される。全ての図柄表示領域の図柄が完全に
停止して可変表示装置4の表示結果が導出表示された段
階で、その表示結果が予め定められた特定の特別図柄の
組合せ(たとえば「777」などのぞろ目)となった場
合には、いわゆる大当たりとなる。大当たりが発生すれ
ば、可変入賞球装置12が第1の状態に制御され、開閉
板22が傾動して打玉を可変入賞球装置12内へ入賞さ
せることが可能となり、遊技状態が遊技者にとって有利
な遊技状態となる。
【0028】可変入賞球装置12内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が特定球検出スイッチ33(図2参照)により検出され
る。また、前記特定入賞領域および該特定入賞領域以外
の領域からなる通常入賞領域の2領域に入賞した入賞
球、すなわち、可変入賞球装置12内に入賞したすべて
の入賞球が球数検出スイッチ32(図2参照)により検
出され、その検出個数が7セグメント表示器よりなる個
数表示器25に表示される。
【0029】第1の状態となった可変入賞球装置12内
に進入した打玉が所定個数(たとえば9個)だけ球数検
出スイッチ32により検出されるか、または所定期間
(たとえば30秒間)経過するかのうちのいずれか早い
方の条件が成立した場合に可変入賞球装置12の第1の
状態が終了して開閉板22が閉成し、遊技状態が遊技者
にとって不利な第2の状態となる。そして、可変入賞球
装置12が第1の状態となっている期間中に進入した打
玉が特定入賞領域に入賞し、可変入賞球装置12が第2
の状態になった後に特定球検出スイッチ33により検出
されれば、再度可変入賞球装置12を第1の状態にする
繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実
行上限回数はたとえば16回と定められている。繰返し
継続制御において、可変入賞球装置12が第1の状態に
されている状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御
の実行上限回数が16回の場合には、第1ラウンドから
第16ラウンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置
12が第1の状態にされ得る。
【0030】特に大当たりが予め定められた特別図柄に
より発生した場合には、大当たり発生に基づく全ての繰
返し継続制御が終了した後、大当たりの発生する確率が
高くなり、いわゆる確変(確率変動)状態となる。確変
を生じさせる特別図柄を特に確変図柄という。確変状態
は、たとえば、確変図柄で大当たり発生後、大当たりが
2回発生するまで継続する。なお、遊技状態が確変状態
に制御されている際に確変図柄で大当たりが発生した場
合には、その大当たり発生後、さらに大当たりが2回発
生するまで確変状態が継続することになる。
【0031】可変表示装置4が可変表示中に打玉が始動
口9に始動入賞して始動球検出器34により検出されれ
ば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が可変
停止した後、再度可変開始可能な状態になってから前記
始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変開始
される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば「4」と
定められている。現時点における始動入賞記憶個数が始
動記憶表示器6により表示される。
【0032】遊技領域3内には、さらに風車19、通常
の入賞口11,15、および、遊技領域3内に打込まれ
た打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入賞し
なかった場合にアウト玉として回収するアウト口16が
設けられている。さらに、遊技領域3の両サイドには、
飾り図柄表示用のサイドランプ18が設けられている。
【0033】始動口9、可変入賞球装置12、通常の入
賞口11,15などの各種入賞領域に打玉が入賞する
と、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上皿29に
払出される。上皿29の下方には、上皿玉抜きレバー2
6を操作することにより上皿29から排出される打玉を
貯留しておくための下皿31が設けられている。下皿3
1に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー30を操作す
ることにより排出できる。
【0034】遊技領域3の上部の左右には、ステレオ音
の音声などの効果音を発生するためのスピーカ81,8
1が設けられている。また、図中27は、パチンコ遊技
機1の前面側の枠である前面枠を開閉できないようにす
るための鍵である。
【0035】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
遊技制御基板(コントロール基板)66(図4参照)に
設けられた各種制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0036】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路45、入力回路35、情報出力回路37、初期
リセット回路38、定期リセット回路39、電飾信号回
路40、アドレスデコード回路41、LED回路46、
ソレノイド回路48、CRT回路54、ランプ回路5
5、音声合成回路56、音量増幅回路57、電源回路5
8を含む。
【0037】基本回路45は、遊技制御プログラムに従
ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回路
45の内部には、マイクロコンピュータ(マイコン)6
8が設けられている。マイクロコンピュータ68には、
遊技制御プログラムを記憶しているROM69(Read O
nly Memory)、遊技制御プログラムに従って制御動作を
行なうためのCPU(Central Processing Unit )7
1、CPUのワーク用メモリとして機能するRAM(Ra
ndom Access Memory)70、その他図示を省略するがI
/O(Input/Output)ポート、クロック発生回路などが
設けられている。
【0038】入力回路35は、始動口9に始動入賞した
打玉を検出するための始動玉検出器13と、可変入賞球
装置12の特定入賞領域に入賞した打玉を検出するため
の特定球検出スイッチ33と、可変入賞球装置12の大
入賞口に入賞した打玉を検出するための球数検出スイッ
チ32と、普通図柄始動ゲート8を通過した打玉を検出
するための通過球検出器13とそれぞれ接続される。入
力回路35は、始動玉検出器34から出力される始動入
賞信号など、各検出器から出力される検出信号を基本回
路45へ送信する。
【0039】LED回路46には、普通図柄表示器20
の個数表示LED21、始動記憶表示器6のLED、普
通図柄表示器20の普通図柄を表示するためのLED、
通過記憶表示器21のLED、LED47と接続され
る。LED回路46は、基本回路45から出力される制
御信号に応じて、上記各LEDの点灯状態を制御する。
【0040】初期リセット回路38は、電源投入時に基
本回路45をリセットするための回路である。初期リセ
ット回路38から送られてきた初期リセットパルスに応
答して、基本回路45はパチンコ遊技機1を初期化す
る。
【0041】定期リセット回路39は、基本回路45に
対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセットパ
ルスを与え、ROM69に記憶されている遊技制御プロ
グラムを先頭から繰返し実行させるための回路である。
【0042】この種のパチンコ遊技機1では、大当たり
を発生させるか否かの判定を基本回路45のRAM70
内に構成された大当たり判定用カウンタのカウンタ値に
より定めている。この大当たり判定用カウンタのカウン
タ値は、定期リセット回路39からリセットパルスが与
えられるごと(たとえば2msecごと)に所定値範囲
内で繰返し更新されている。基本回路45は、入力回路
35から始動入賞信号が入力されてきたタイミングで大
当たり判定用カウンタのカウンタ値を参照してそのカウ
ンタ値が予め定められている当たり判定値であるか否か
を判定し、当たり判定値である場合には、大当たりを発
生させることを事前決定する。
【0043】ソレノイド回路48は、始動口9の可動片
14を駆動するためのソレノイド49、および可変入賞
球装置12の開閉板22を駆動するためのソレノイド5
0を制御するための回路である。ソレノイド回路48
は、基本回路45から出力される制御信号に応答して、
所定のタイミングでソレノイド49およびソレノイド5
0を作動させる。
【0044】アドレスデコード回路41は、基本回路4
5内のマイクロコンピュータ68から送られてきたアド
レス信号をデコードし、マイクロコンピュータ68内部
に含まれるROM69、RAM70などのいずれか1つ
を選択するための信号を出力する回路である。
【0045】情報出力回路37は、基本回路45から与
えられるデータ信号に基づいて、大当たり情報や図柄確
定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコン
ピュータであるホール用管理コンピュータなどに対して
出力する。ここで、大当たり情報とは、大当たりの発生
を示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9
に入賞した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4
における図柄の可変表示の始動に使用された個数を示す
ための情報であり、確率変動情報とは、確率変動状態
(確率向上状態)の発生に関する情報である。
【0046】電飾信号回路40は、パチンコ遊技機1に
設けられた複数種類の電飾の点灯状態を制御する電飾基
板(図示省略)へランプ制御データD0〜D3を送信す
る。ランプ制御データD0〜D3は、電飾の点灯状態を
制御するためのデータであり、大当たり時、あるいは確
変時などにおいて、電飾の点灯状態を指定する。なお、
ランプ制御データコモンは共通線信号である。
【0047】CRT回路54は、基本回路45から出力
される制御信号に従って、CRT表示機53を駆動制御
するための回路である。CRT回路54からCRT表示
機53に送信される信号の中には、コマンド信号として
のCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信号(割込信
号)であるINTとが含まれる。さらに、CRT回路5
4とCRT表示機53とを接続する信号線には、電源供
給のための+5V線と、+12V線と、グランド信号線
であるGND線とがある。基本回路45は、定期リセッ
ト回路39からの定期リセット信号が入力されたタイミ
ングでCRT回路54を介してCRT表示機53の可変
表示制御基板(サブ基板)216(図4参照)へ、割込
信号(INT)と画像表示制御信号(コマンド信号CD
0〜CD7)とを出力する。
【0048】ランプ回路55は、サイドランプ18と接
続される。ランプ回路55は、基本回路45から出力さ
れる制御信号に応じて、サイドランプ18の点灯状態を
制御する。
【0049】電源回路58は、AC24Vの交流電源に
接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの複
数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路58から発生される+30Vの直流
電圧はCRT表示機53へ出力される。
【0050】音声合成回路56は、基本回路45から出
力される音声発生指令信号に応じて効果音データを合成
し、合成した効果音データを音量増幅回路57に与え
る。音量増幅回路57は、効果音を増幅して電飾基板
(図示省略)へ出力する。
【0051】図4は、可変表示制御基板(サブ基板)2
16に形成された回路の構成を示すブロック図である。
可変表示制御基板216は、遊技制御基板(コントロー
ル基板)66からの制御信号に応じて可変表示装置4の
表示状態を制御する。
【0052】可変表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路67、VDP(Video Displa
y Processor)59、リセット回路64、発
振回路65、VRAM60、キャラクタROM61、D
A変換回路62が設けられている。
【0053】CRTコントロール回路67は、図2、図
3に示した回路が形成されている遊技制御基板66と接
続されている。CRTコントロール回路67は、遊技制
御基板66から画像表示のためのコマンドデータCD0
〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さらに、CR
Tコントロール回路67は、+12Vおよび+5Vの2
種類の電源電圧の供給を受ける。また、可変表示制御基
板216は、遊技制御基板66から延びるGND線によ
り接地されている。
【0054】CRTコントロール回路67は、受信した
コマンドデータCD0〜CD7に応答して、可変表示制
御基板216に形成された回路全体を制御する。CRT
コントロール回路67は、VDP59にアドレス信号、
データ信号および制御信号を送り、VDP59とCRT
コントロール回路67との間で、データ信号の送受信を
行なう。そして、CRTコントロール回路67は、受信
したデータに基づいて、可変表示制御基板216に形成
された回路全体の制御を行なう。
【0055】VDP59は、発振回路65から供給され
るクロック信号を受けて動作し、リセット回路64から
供給されるリセット信号を受けて動作がリセットされ
る。このVDP59は、CRTコントロール回路67か
らの制御信号に応答して、画像データを生成する。VD
P59は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信
号、およびVRAM制御信号などの信号をVRAM60
へ送信する。VRAM60からVDP59へは、VRA
Mデータ信号などの信号が返信される。VDP59は、
キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデー
タ信号およびキャラクタROM制御信号をキャラクタR
OM61へ送信する。キャラクタROM61からVDP
59へは、キャラクタROMデータ信号などの信号が返
信される。
【0056】VDP59は、CRTコントロール回路6
7から出力される制御信号に応答して、可変表示部5に
表示される画像を構成するための画像データを生成す
る。VRAM60は、VDP59が生成した画像データ
を一時的に記憶する。VDP59が生成し、VRAM6
0に記憶される画像データは、所定数のドットの集合を
単位としたキャラクタの識別番号である。
【0057】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配置関係に従って含まれている。こ
れをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号
は、CRTコントロール回路67内に予め記憶されてい
る。可変表示部5に表示される画面を構成するために必
要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール回路6
7から読出され、VDP59により、表示画面における
キャラクタの配置関係を示すためのマップデータとし
て、VRAM60に記憶される。
【0058】キャラクタROM61は、キャラクタの識
別番号に対応するドットデータを予め記憶している。V
DP59は、所定のタイミングでVRAM60からマッ
プデータを読出し、マップデータに含まれる各キャラク
タの識別番号に基づいて、各キャラクタのドットデータ
を読出す。VDP59は、読出したドットデータに基づ
いて、画像表示信号を生成する。生成された信号は、D
A変換回路62によりアナログのRGB(RED,GR
EEN,BLUE)信号に変換されて表示装置63に入
力される。さらにVDP59は、複合同期信号SYNC
を表示装置63へ供給する。表示装置63は、送信され
てきたRGB信号、複合同期信号SYNCに基づいて、
可変表示部5に画像を表示する。なお、表示装置63
は、遊技制御基板66から延びるGND線により接地さ
れている。
【0059】図5は、可変表示装置4の前面側に障害ユ
ニット85を組付ける組付方法を説明するための図であ
る。
【0060】可変表示装置4の前面側には、外周部付近
に係合片84,86が設けられている。一方、障害部材
80が多数突設された障害ユニット85には、その外周
部に係合溝83が形成されている。この係合溝83を前
記係合片86に係合させた状態で図示矢印で示すように
障害ユニット85をスライドさせて、係合溝83が係合
片86と84の両者に係合するように組付ける。
【0061】この障害ユニット85を間違って逆の方向
にして可変表示装置4の前面側に組付けようとした場合
には、係合溝83と係合片86とが係合しないように構
成されている。その結果、間違って逆の方向から組付け
ようとしても組付けられない。このように構成すること
により、遊技場において、出玉率等の調整の目的で故意
に障害ユニット85を逆の方向に組付ける行為も防止で
き、本来の機能通り障害ユニットを用いることができ
る。
【0062】また、スライド方式により組付ける代わり
に、可変表示装置4の前面側に障害ユニット85を嵌込
む嵌込方式で組付けてもよい。その場合においても、障
害ユニット85と可変表示装置4の前面側との形や係合
状態などで上下や左右が逆の状態で組付けることができ
ないように構成する。図中82は障害壁であり、障害部
材80が設けられていない表示専用領域の周囲を囲んで
設けられ、打玉が表示領域5a内に入らないようにして
いる。5bは、障害部材80が設けられている兼用領域
である。この障害ユニット85は、樹脂製のプレートに
樹脂製の障害部材80が一体成形されて構成されてい
る。また、この障害部材80および障害壁82は透明で
あり、可変表示の妨げとならないように構成されてい
る。
【0063】図6は、障害ユニット85が組付けられた
可変表示装置4が遊技盤に取付けられている状態での横
断面図である。
【0064】遊技盤199の開口に可変表示装置4が嵌
込まれた状態で取付けられている。この状態で、可変表
示装置4の前面側に組付けられた障害ユニット85の前
面に多数の障害部材80が突設した状態となる。また図
中82は障害壁である。この状態で、遊技領域に打込ま
れたパチンコ玉は、遊技盤199の前面側ばかりでなく
障害ユニット85における図5で示した兼用領域5bに
おいても、障害部材80により玉の流下方向が変化す
る。その結果、障害部材の一例の障害釘198が設けら
れた遊技盤199の前面側ばかりでなく障害ユニット8
5の兼用領域5bにおいても遊技領域として有効に利用
できる。図6中86は係合片であり、83は係合溝であ
る。
【0065】図7は、障害ユニット85の種々の具体例
を示した正面図である。(a)は、図5で示したものと
同様のものである。(b)は、障害壁82により、菱形
の表示専用領域5aが3個形成されている具体例であ
る。それぞれの表示専用領域5a,5a,5aの左から
順に左図柄,中図柄,右図柄が可変表示される。(c)
は、障害壁の代わりに障害部材80を密に植設してパチ
ンコ玉が進入できない表示専用領域5aを形成している
例である。(d)は、障害ユニット85の前面側に障害
部材の一例の風車19が設けられている例である。図7
の(a)〜(d)で示されているように、障害ユニット
85が可変表示装置4の表示領域に設けられることによ
り、該表示領域が、障害部材80が設けられている兼用
領域5aと設けられていない表示専用領域5bとに分け
られる。
【0066】このような種々の障害ユニット85が、可
変表示装置4の前面側にカートリッジ式で交換可能に構
成されている。なお、可変表示装置4の前面側にこの障
害ユニット85を組付けなければ遊技ができないような
構成にしてもよい。たとえば、この障害ユニット85が
可変表示装置4の前面側に組付けられていることを機械
的または電気的に検出し、その検出が行なわれているこ
とを条件として打球発射用のモータが駆動可能となるよ
うに制御すること等が考えられる。
【0067】図8,図9は、障害ユニット85が組付け
られている可変表示装置4による可変表示動作の状態を
説明するための画面図である。まず、図8の(a)に示
すように、初めは可変表示装置4の表示状態が停止し、
前回の停止図柄である1,2,3が表示された状態とな
っている。
【0068】この状態で、打玉の始動入賞に伴って
(b)に示すように左,中,右の各図柄が一斉に可変開
始される。次に(c)に示すように、まず左図柄が停止
表示されて「3」が表示され、次に(d)に示すよう
に、右図柄が停止表示されて「3」が表示される。この
状態で中図柄に「3」が停止表示されれば、特定遊技状
態(大当り)が発生する特定の表示態様となるのであ
り、この(d)の表示状態により、リーチ状態が成立し
たこととなる。
【0069】リーチ状態が成立すれば、(e)に示すよ
うに、中図柄表示領域に所定のキャラクタが登場して表
示される。この中図柄表示領域は、前述したように、障
害部材80が設けられていない表示専用領域5aである
ために、図柄に比べて比較的微細な模様等からなるキャ
ラクタが表示されたとしても、障害部材80が邪魔にな
ってその微細な表示部分が見にくくなる不都合が防止で
きる。このキャラクタの登場により、遊技者にリーチが
成立した旨を確実に認識させることができるとともに遊
技者のリーチに対する期待感を効果的に盛り上げること
ができる。
【0070】次に、(f)に示すように、中図柄が再度
可変表示され、(g)に示すように、一旦中図柄が停止
表示される。その時点で中図柄として「4」が表示され
た場合に、(h)に示すように、キャラクタが左から右
へ飛行する画像が表示される。
【0071】このキャラクタの飛行画像が表示されれ
ば、図9(a)に示すように、中図柄がその縦軸を回転
軸として回転する画像が表示される。この図柄回転表示
は、回転しながら表示される図柄の種類が変化するもの
であり、たとえば(b)の時点では、中図柄として
「2」が表示されながら回転する画像となっている。そ
して、この図柄回転表示が終了した段階で(c)に示す
ように中図柄として「3」が停止表示されれば、特定の
表示態様としての「333」が表示され、以降特定遊技
状態(大当り状態)が発生する。
【0072】また、障害部材80を、たとえば木や障害
物などに見立てて、キャラクタを飛行表示あるいは移動
表示させる際に、その木や障害物等を避けるように移動
表示させてもよい。すなわち、障害部材80を可変表示
装置4による表示の一部として有効利用するようにして
もよい。
【0073】以上説明した実施の形態における変形例や
特徴点等を以下に列挙する。 (1) 可変入賞球装置12は、遊技者にとって有利な
第1の状態として開閉板2が連続開閉するものであって
もよく、遊技者にとって不利な第2の状態として打玉が
入賞可能ではあるが入賞困難な状態であってもよい。可
変表示装置4は、CRTを利用したものに限らず、たと
えば液晶表示装置を利用したもの、エレクトロルミネッ
センスを利用したものと、発光ダイオードを利用したも
の、回転ドラム式のもの等、種々のものが考えられる。
【0074】(2) 基本回路45により、遊技の遊技
状態を制御するとともに、可変表示装置を表示制御する
ための指令信号を出力する遊技制御手段が構成されてい
る。CRT回路54により、前記指令信号を受けて前記
可変表示装置を表示制御するための表示制御手段が構成
されている。ROM69により、遊技機の遊技状態を制
御するためのプログラムを記憶するプログラム格納手段
が構成されている。CPU71により、前記プログラム
格納手段に格納されているプログラムに従って動作する
制御中枢手段が構成されている。RAM72により、前
記制御中枢手段のワーキングエリアが構成されている。
【0075】(3) 前述したキャラクタとは、可変表
示装置に表示される人、物、動物、図形等の画像をい
う。
【0076】また、リーチ状態とは、表示状態が変化可
能な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異な
らせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果
が予め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合
に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態とな
る遊技機において、前記複数の可変表示結果の一部がま
だ導出表示されていない段階で、既に導出表示されてい
る表示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を
満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれ
ば、リーチ状態とは、表示状態が変化可能な可変表示部
を複数有する可変表示装置の表示結果が予め定められた
特定の表示態様の組合せになった場合に、遊技状態が遊
技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機におい
て、前記可変表示装置の表示結果がまだ導出表示されて
いない段階で、前記特定の表示態様の組合せが表示され
やすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための
表示状態をいう。そして、たとえば、特定の表示態様の
組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示
部による可変表示を行なう状態もリーチ表示状態に含ま
れる。さらに別の表現をすれば、リーチ状態とは、可変
表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示され
る前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態様と
なる表示条件から外れていない表示状態をいう。なお、
リーチの中には、それが出現すると、通常のリーチに比
べて、大当りが発生しやすいものがある。このような特
定のリーチをスーパーリーチという。
【0077】以上の実施の形態で示した技術はすべて例
示にすぎず、本発明はこの例示に限定されるものではな
い。本発明の範囲は、あくまで特許請求の範囲に基づい
て定められ、特許請求の範囲と均等の範囲内のすべての
変更が含まれる。
【0078】
【課題を解決するための手段の具体例】CRT回路54
により、前記可変表示装置を可変表示させた後表示結果
を導出表示させる制御を行なう可変表示制御手段が構成
されている。前記基本回路45により、前記可変表示装
置の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった
場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能な遊技
制御手段が構成されている。障害釘198により、前記
遊技領域を構成している遊技盤前面に設けられ、打玉の
流下方向を変更可能な障害部材が構成されている。
【0079】また、可変表示装置の表示領域前面の少な
くとも一部にも障害部材80が設けられている。この障
害部材が設けられた前記表示領域前面部分が前記遊技領
域に構成されている。図5に示した5aの領域により、
前記障害部材が設けられていないる表示専用領域が構成
されている。前記可変表示装置は複数種類の識別情報
(図柄)を可変表示可能であり、前記特定の表示態様は
予め定められた特定の識別情報(たとえばぞろ目の図
柄)である。そして、前記識別情報とは異なる特別表示
物(たとえばキャラクタ)が前記表示専用領域に表示さ
れる。特別表示物とは、可変表示装置により表示される
人,物,動物,図形等のキャラクタ、その他、前記識別
情報以外の表示物すべてをいう。
【0080】前記可変表示装置4は、前記複数種類の識
別情報を可変表示可能な可変表示領域(左図柄,中図
柄,右図柄を表示する各領域)を複数含んでいる。前記
可変表示制御手段は、前記複数の可変表示領域の表示結
果を時期を異ならせて(たとえば左,右,中の順で)導
出表示する。そして、前記表示専用領域は、少なくと
も、最後に表示結果を導出表示する表示領域(中図柄表
示領域)を含んでいる(図8,図9参照)。障害ユニッ
ト85により、前記表示領域に設けられている複数の前
記障害部材を1つのプレート状のものに一体形成したユ
ニットが構成されている。そして図5で説明したよう
に、このユニットが、可変表示装置に対し容易に着脱で
きるように構成されている。
【0081】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、可変表示装置の可変表示領域の少なくとも
一部が遊技領域に構成されるために、可変表示領域を大
きくしたとしても遊技領域が狭められてしまう不都合が
防止でき、遊技領域の縮小に伴う遊技の自由度が減少さ
れる不都合が防止できる。請求項2に関しては、請求項
1に関する効果に加えて、表示領域には、障害部材が設
けられている領域の他に障害部材が設けられていない表
示専用領域があるために、その表示専用領域を有効利用
して可変表示させることにより、表示が見にくくなって
しまう不都合を極力減少することができる。
【0082】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、前記識別情報とは異なる特
別表示物が、表示専用領域に表示されるために、障害物
が妨げとなってその特別表示物が見にくくなる不都合が
防止でき、特別表示物をたとえば微細なデザインが施さ
れた表示物にしても視認可能となる。
【0083】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に関する効果に加えて、表示専用領域が、少なくとも
最後に表示結果を導出表示する領域を含んでいるため
に、たとえばリーチ成立時において、最後に表示結果を
導出表示する領域を利用してリーチアクション等の興味
を向上させるための演出表示をしても、その演出表示が
容易に視認可能となる。
【0084】請求項5に関しては、請求項1〜請求項4
に関する効果に加えて、障害部材が透明な部材で構成さ
れているために、その障害部材が妨げとなって表示が見
にくくなるのが防止できる。
【0085】請求項6に関しては、請求項1〜請求項5
に関する効果に加えて、複数の障害部材が1つのユニッ
トに構成されており、そのユニットが可変表示装置に対
し容易に着脱できるために、そのユニットを可変表示装
置から取外して容易に掃除するとが可能となる。その結
果、表示領域を常に見やすい状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体
正面図である。
【図2】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図3】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図4】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図5】可変表示装置の表示領域に障害ユニットを組付
ける方法を説明する説明図である。
【図6】障害ユニットが組付けられた可変表示装置が遊
技盤に取付けられた状態での横断面図である。
【図7】障害ユニットの各種変形例を示す図である。
【図8】障害ユニットが組付けられた可変表示装置の可
変表示状態を説明する画面図である。
【図9】障害ユニットが組付けられた可変表示装置の可
変表示状態を説明する画面図である。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、4は可変表示
装置、12は可変入賞球装置、3は遊技領域、199は
遊技盤、198は障害部材の一例の障害釘、80は障害
部材、85は障害ユニット、83は係合溝、84,86
は係合片である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、表示状態が変化可能な可変表
    示装置と、 該可変表示装置を可変表示させた後表示結果を導出表示
    させる制御を行なう可変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表
    示態様となった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に
    制御可能な遊技制御手段と、 前記遊技領域を構成している遊技盤前面に設けられ、打
    玉の流下方向を変更可能な障害部材とを含み、 前記可変表示装置の表示領域前面の少なくとも一部に障
    害部材を設けて、当該障害部材が設けられた前記表示領
    域前面部分を前記遊技領域に構成したことを特徴とす
    る、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記表示領域には、前記障害部材が設け
    られている領域の他に、前記障害部材が設けられていな
    い表示専用領域があることを特徴とする、請求項1に記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示装置は複数種類の識別情報
    を可変表示可能であり、 前記特定の表示態様は予め定められた特定の識別情報で
    あり、 前記識別情報とは異なる特別表示物を前記表示専用領域
    に表示することを特徴とする、請求項1または請求項2
    に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示装置は、前記複数種類の識
    別情報を可変表示可能な可変表示領域を複数含み、 前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示領域の表
    示結果を時期を異ならせて導出表示し、 前記表示専用領域は、少なくとも、最後に表示結果を導
    出表示する表示領域を含むことを特徴とする、請求項3
    に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記表示領域に設けられている前記障害
    物は、透明な部材で構成されていることを特徴とする、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記表示領域に設けられている複数の前
    記障害部材が1つのユニットに構成されており、該ユニ
    ットが前記可変表示装置に対し容易に着脱できるように
    構成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項5
    のいずれかに記載の弾球遊技機。
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