JP2000116290A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2000116290A JP10289712A JP28971298A JP2000116290A JP 2000116290 A JP2000116290 A JP 2000116290A JP 10289712 A JP10289712 A JP 10289712A JP 28971298 A JP28971298 A JP 28971298A JP 2000116290 A JP2000116290 A JP 2000116290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は魚釣用リールに関し、コマセの詰替
え時期を表示するタイマー表示部の表示方法に改良を加
え、視認性が良く棚位置への仕掛けの送り込みが容易で
あると共に、消費電力の少ないタイマー表示部を備えた
魚釣用リールを提供することを目的とする。 【解決手段】 水中への仕掛け投入後の経過時間を計測
する計時手段と、リール本体に設けたタイマー表示部
と、前記計時手段の計測値をタイマー表示部に表示させ
る表示部駆動手段とを備えた魚釣用リールに於て、表示
部駆動手段は、タイマー表示部への上記計測値の表示開
始後、所定時間経過までは当該タイマー表示部に計測値
を秒単位で表示し、所定時間経過後は、タイマー表示部
に上記計測値を分単位と、2秒以上のまとまった秒単位
で表示することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コマセの詰替え時
期等を表示するタイマー表示部の表示方法に改良を加え
た魚釣用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知のようにヒラマサやイサキ,チ
ヌ等の船釣りに、コマセ天秤仕掛けを利用した魚誘釣法
が広く行われている。ところで、コマセかごに詰めたコ
マセ(寄せ餌)は、仕掛けの投入後、しばらくすると水
中で溶け出し、所定時間が経過すると完全に流れ出して
コマセかごは空となってしまうが、一般にコマセの詰替
え時期は専ら釣人の勘や経験に頼っているのが実情であ
った。
【0003】このため、初心者や経験の浅い釣人はコマ
セが無くなったのに気が付かず、コマセかごが空のまま
当たりを待ち続けたり、未だ相当量にコマセが残ってい
る時に仕掛けを引き上げてしまうことがあり、手返しが
悪くなって釣果が伸びないといった不具合が生じてい
た。そこで、斯かる実情に鑑み、昨今、リール本体にタ
イマー表示部を設けて、コマセの詰替え時期を認識可能
にした魚釣用リールが実用新案登録第250266号公
報や特開平8−172987号公報等に開示されてい
る。
【0004】実用新案登録第250266号公報に開示
された魚釣用リールは、リール本体の操作パネル上に設
けた表示部に、糸長計測装置による糸長計測値と共に、
タイマー表示値を分単位でデジタル表示させてコマセの
詰替え時期を認識できるようにしたものである。一方、
特開平8−172987号公報に開示された魚釣用リー
ルは、図15及び図16に示すようにリール本体の操作
パネル1上に設けた表示部3に、糸長計測値5等と共
に、タイマー表示を秒単位のデジタル表示7と6個のセ
グメント9による10秒単位の表示として、コマセの詰
替え時期を認識可能としたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、一般にコマセ天
秤仕掛けを用いたこの種の魚誘釣法では、仕掛けの着底
後、一定の速度で釣糸を所定の棚位置まで巻き上げた処
で竿をあおってコマセを撒き、数秒経過後、釣糸を更に
一定の速度で若干巻き上げて、釣針の釣餌を散らしたコ
マセ内に位置させるといった細かい操作が行われるが、
タイマー表示を分単位で表示させる前者の従来例にあっ
ては、斯様に秒単位で行う細かな操作がし難い不具合が
あった。
【0006】一方、図15に示す後者の従来例は、タイ
マー表示が、秒単位のデジタル表示7とセグメント9に
よる10秒単位の表示であるため、上述の如き細かな操
作は可能となる反面、計測開始後、何分経過したのか判
断がし難く、又、表示がめまぐるしく変化するため、長
時間の使用で目が疲れてしまう欠点が指摘されている。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、コマセの
詰替え時期を表示するタイマー表示部の表示方法に改良
を加え、視認性が良く棚位置への仕掛けの送り込みが容
易なタイマー表示部を備えた魚釣用リールを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、水中への仕掛け投入後の経
過時間を計測する計時手段と、リール本体に設けたタイ
マー表示部と、当該計時手段の計測値をタイマー表示部
に表示させる表示部駆動手段とを備えた魚釣用リールに
於て、上記表示部駆動手段は、タイマー表示部への上記
計測値の表示開始後、所定時間経過までは当該タイマー
表示部に計測値を秒単位で表示し、所定時間経過後は、
タイマー表示部に上記計測値を分単位と、2秒以上のま
とまった秒単位で表示することを特徴とする。
【0008】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の魚釣用リールに於て、タイマー表示部は、デジタ
ル数字によるデジタル表示部と、セグメントによるセグ
メント表示部とからなり、表示部駆動手段は、セグメン
ト表示部に、2秒以上のまとまった秒単位で計測値を表
示させると共に、タイマー表示部への当該計測値の表示
開始後、所定時間経過まではデジタル表示部に秒単位で
計測値を表示し、所定時間経過後はデジタル表示部に分
単位で計測値を表示することを特徴とし、請求項3に係
る発明は、請求項2記載の魚釣用リールに於て、表示部
駆動手段は、1秒毎の計測値をセグメントに点滅させる
ことを特徴としている。
【0009】(作用)請求項1に係る発明によれば、表
示部駆動手段は、タイマー表示部への計時手段の計測値
の表示開始後、所定時間経過まではタイマー表示部に秒
単位で計測値を表示し、所定時間経過後は、タイマー表
示部に計測値を分単位と、2秒以上のまとまった秒単位
で表示することとなる。
【0010】そして、請求項2に係る発明によれば、表
示部駆動手段は、セグメント表示部に2秒以上のまとま
った秒単位で計測値を表示させると共に、所定時間経過
まではデジタル表示部に秒単位で計測値を表示させ、所
定時間経過後はデジタル表示部を分単位の表示に切り換
え、請求項3に係る発明によれば、表示部駆動手段は1
秒毎の計測値をセグメントに点滅させて、釣人にコマセ
の詰替え時期を把握させることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1乃至図5は請求項1乃至請
求項3に係る魚釣用リールの第一実施形態を示し、図1
に於て、11はリール本体13のフレーム、15,17
は当該フレーム11の左右に取り付く側板で、両側板1
5,17間にスプール軸を介してスプール19が回転可
能に支持されている。
【0012】スプール19は、スプール駆動モータ(以
下、「モータ」という)の駆動やハンドル21の巻取り
操作で釣糸が巻回されるようになっており、図示しない
がモータは、スプール19前方のフレーム11に一体成
形されたモータケース内に収納されている。そして、側
板17の上部前方には、実開平5−76273号公報で
開示された電動リールと同様、モータのモータ出力を調
節するパワーレバー23がハンドル21の回転方向と同
方向へ回転操作可能に取り付けられており、当該パワー
レバー23の操作で、後述するマイクロコンピュータ2
5がモータ出力をモータ停止状態から最大値(0〜10
0%)まで連続的に増減して、スプール19の回転速度
を制御するようになっている。
【0013】又、側板17の下部後方には、側板17内
に装着したクラッチ機構のクラッチレバー27が取り付
けられており、従来と同様、当該クラッチレバー27の
操作で、スプール軸へのモータやハンドル21の駆動力
がクラッチ機構を介して伝達,遮断されるようになって
いる。そして、図示しないがスプール19の一側面には
マグネットが装着されると共に、当該マグネットの回転
軌跡に対向してフレーム11に一対のリードスイッチが
装着されており、図2に示すようにリードスイッチ29
は、リール本体13上部の側板15,17間に設けた制
御ボックス31内のマイクロコンピュータ25に接続さ
れている。
【0014】マイクロコンピュータ25は、全体を制御
するCPU33と、モータ制御やタイマー表示,糸長計
測等のプログラムを格納するROM35、そして、CP
U33での演算結果等のデータを格納するRAM36と
入力ポート37,出力ポート39とで構成されている。
そして、CPU33は、リードスイッチ29から出力さ
れるスプール19の正転,逆転の判定信号を取り込んで
釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイ
ッチ29から取り込むスプール19の回転パルス信号を
アップ・ダウンカウンタ41でカウントして、この計数
値を基にROM35に記憶された糸長計算式を演算実行
するようになっている。そして、その演算結果が釣糸の
繰出し糸長(糸長計測値)として、制御ボックス31上
の操作パネル43に設けた表示器45の糸長表示部47
にデジタル表示されるようになっている。
【0015】図3に示すように表示器45には、糸長表
示部47と上下2段に並列してタイマー表示部49が設
けられており、タイマー表示部49は、2桁のデジタル
文字によるデジタル表示部51と、当該デジタル表示部
51を囲む発光ダイオードで構成された6片のセグメン
ト53aによるセグメント表示部53とで構成されてい
る。
【0016】そして、以下に記述する計時手段で計測さ
れた時間が、表示部駆動手段たるマイクロコンピュータ
25でタイマー表示部49に表示されて、コマセの詰替
え時期が視認できるようになっている。即ち、リール本
体13の制御ボックス31内には、クロックパルス発振
器(秒信号発生器)55とカウンタ57からなる計時手
段59が装着され、又、操作パネル43上にはタイマー
表示部49のスタートスイッチ61が装着されており、
カウンタ57とスタートスイッチ61は入力ポート37
に接続されている。
【0017】カウンタ57は、クロックパルス発振器5
5が発生するクロックパルスの個数を常時計数してお
り、例えば1/10秒毎に発生するクロックパルスであ
れば0.1秒単位で時間経過を求めることができる。そ
して、釣人がスタートスイッチ61を操作すると、CP
U33はカウンタ57の計数値を入力してこれをタイマ
ー表示部49に表示させるが、ROM35には、スター
トスイッチ61の操作後59秒までは、図3及び図4に
示すようにセグメント表示部53のセグメント53a
に、経過済みの時間をまとまった10秒単位で表示(例
えば、10秒経過であれば1片のセグメント53aで経
過時間10秒を表示し、30秒経過であれば3片のセグ
メント53aで経過時間30秒を表示)させて、10秒
未満の計数値を次のセグメント53aに1秒毎に点滅さ
せると共に、デジタル表示部51に秒単位で計数値を表
示し、そして、スタートスイッチ61の操作後1分を経
過すると、図5に示すようにデジタル表示部51を分単
位の表示に切り換えるプログラムが格納されており、C
PU33は、カウンタ57の計数値を基に上記プログラ
ムを実行して、タイマー表示部49の表示を上述の如く
切り換えるようになっている。
【0018】又、操作パネル43上には、上記スタート
スイッチ61の他にリセットスイッチ63が装着されて
おり、当該リセットスイッチ63の操作で、CPU33
はタイマー表示部49の表示を「0」に戻すと共に、再
びカウンタ57の計数値を基に上記プログラムを初めか
ら実行して行くようになっている。本実施形態に係る魚
釣用リール65はこのように構成されているから、船上
のバッテリにこれを接続すると、マイクロコンピュータ
25や計時手段59等が起動し、そして、クラッチレバ
ー27を操作してクラッチOFFにすると、仕掛けの重
みで釣糸がスプール19から順次繰り出されて、従来と
同様、リードスイッチ29からの計数値を基に、CPU
33が釣糸の繰出し糸長を計測して糸長表示部47に表
示し、又、魚の当たりがあった場合に釣人がパワーレバ
ー23を操作すると、モータが作動してスプール19に
釣糸が巻き取られるととなる。
【0019】又、釣糸の繰出しに伴い釣人がスタートス
イッチ61を操作すると、上述したようにCPU33は
カウンタ57の計数値を入力して、図3及び図4に示す
ようにスタートスイッチ61の操作後59秒までは、セ
グメント表示部53のセグメント53aに経過済みの時
間を10秒単位で表示させて、10秒未満の計数値をセ
グメント53aに1秒毎に点滅させると共に、デジタル
表示部51に秒単位で計数値を表示する。
【0020】そして、スタートスイッチ61の操作後1
分を経過すると、図5に示すようにCPU33は、デジ
タル表示部51を分単位の表示に切り換えると共に、セ
グメント表示部53のセグメント53aに経過済みの時
間を10秒単位で表示させて、10秒未満の計数値をセ
グメント53aに1秒毎に点滅させることとなる。この
ように、本実施形態は、カウンタ57の計数値を基にC
PU33がROM35内に格納されたプログラムを実行
して、タイマー表示部49の表示を上述の如く切り換え
るようにしたので、本実施形態によれば、コマセの詰替
え時期を適切に認識できることは勿論、細かな操作が必
要となる仕掛け投入直後は、デジタル表示部51に細か
い秒単位の表示となり、棚位置に仕掛けを止めた後の細
かな操作を必要としないときは、デジタル表示部51に
視認性のよい分単位の表示がなされるので、従来に比し
タイマー表示が見易く、棚位置への仕掛けの送り込みが
容易となる利点を有する。
【0021】図6及び図7は、請求項1乃至請求項3の
第二実施形態に係る魚釣用リールの表示器45-1を示
し、本実施形態は、デジタル表示部51を6片のセグメ
ント53aで囲んだ第一実施形態のセグメント表示部5
3に代え、図示するように6片のセグメント53aを、
恰も自動車のデジタルメーターのゾーン表示式タコメー
ターの如く配置して、タイマー表示部49-1のセグメン
ト表示部53-1を構成したものである。
【0022】そして、その他の構成は上記第一実施形態
と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそ
れらの説明は省略する。而して、本実施形態によって
も、コマセの詰替え時期を適切に認識できることは勿
論、細かな操作が必要となる仕掛け投入直後は、デジタ
ル表示部51に細かい秒単位の表示となり、棚位置に仕
掛けを止めた後の細かな操作を必要としないときは、デ
ジタル表示部51に視認性のよい分単位の表示がなされ
るので、従来に比し棚位置への仕掛けの送り込みが容易
で、見易いタイマー表示となる利点を有する。
【0023】尚、上述した各実施形態は、6片のセグメ
ント53aを用いて、スタートスイッチ61の操作後5
9秒までは、経過済みの時間を10秒単位でセグメント
53aに表示すると共に、10秒未満の計数値を1秒毎
にセグメント53aに点滅させるように構成したが、例
えば10片のセグメント53aを用いて、スタートスイ
ッチ61の操作後59秒までは経過済みの時間を6秒単
位で表示し、6秒未満の計数値をセグメント53aに1
秒毎に点滅させるように構成してもよい。
【0024】図8乃至図14は請求項1の一実施形態に
係る魚釣用リールを示し、図8に於て、67はフレーム
69の左右両側に側板71,73を装着したリール本体
で、フレーム69に装着した軸受にスプール軸を介して
スプール75が回転可能に支持されている。スプール7
5は側板73に装着したハンドル77の巻取り操作で釣
糸が巻回されるようになっており、スプール75前方の
リール本体67上部には、釣糸をスプール75に案内す
るレベルワインド機構79が装着されている。
【0025】従来周知のようにレベルワインド機構79
は、ハンドル77の回転操作に伴い、側板73内に装着
したドライブギヤに噛合するピニオンに結合されたトラ
バースカム軸81が回転して、釣糸案内部材83がスプ
ール75の軸方向へトラバース運動することにより釣糸
がスプール75に均一に巻回され、又、キャスティング
動作に伴い、スプール75に巻回された釣糸が均一に繰
り出されるようになっているが、従来の釣糸案内部材は
軽量な樹脂材で成形され、これと別体に成形された硬質
なラインガイドが組み込まれて当該ラインガイドに釣糸
が挿通していた。
【0026】然し、斯様に釣糸案内部材に別体構造のラ
インガイドを組み込んでしまうと、釣糸案内部材の高さ
が大きくなり、リール全体の高さが大きくなってパーミ
ング性が損なわれてしまう虞がある。そこで、図9に示
すように本実施形態は、釣糸案内部材83全体をステン
レス材で形成し、当該釣糸案内部材83自体にラインガ
イドとして機能する釣糸挿通孔85を形成することで、
従来に比し釣糸案内部材83自体の高さHを抑えてリー
ル全体の小型化を図っている。
【0027】又、側板73には、側板73内に装着した
クラッチ機構のクラッチレバー87が取り付けられてお
り、当該クラッチレバー87の操作でスプール軸へのハ
ンドル77の駆動力がクラッチ機構を介して伝達,遮断
されるようになっている。而して、図8,図10及び図
11に示すようにクラッチレバー87には、その先端を
覆って硬質な金属製のカバー89がビス止めされてお
り、例えば従来、石鯛釣りでは、竿に釣糸を通す時、岩
にクラッチレバーをぶつけてクラッチ操作を行うといっ
た荒っぽい操作が行われているが、このような時にクラ
ッチレバー87を保護するため、本実施形態は、クラッ
チレバー87の先端に硬質な金属製のカバー89をビス
止めして、クラッチレバー87の損傷を防止すると共に
確実なクラッチ操作を可能としている。
【0028】そして、図示しないが本実施形態にあって
も、スプール75の一側面にマグネットが装着されると
共に、当該マグネットの回転軌跡に対向してフレーム6
9に一対のリードスイッチが装着されており、図12に
示すようにリードスイッチ29は、側板71の外側部に
固着した制御ボックス91内のマイクロコンピュータ9
3に接続されている。
【0029】図1に示す実施形態と同様、マイクロコン
ピュータ93は、全体を制御するCPU95と、タイマ
ー表示,糸長計測等のプログラムを格納するROM9
7、そして、CPU95での演算結果等のデータを格納
するRAM99と入力ポート101,出力ポート103
とで構成されている。そして、CPU95は、リードス
イッチ29から出力されるスプール75の正転,逆転の
判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定す
ると共に、リードスイッチ29から取り込むスプール7
5の回転パルス信号をアップ・ダウンカウンタ105で
カウントして、この計数値を基にROM97に記憶され
た糸長計算式を演算実行するようになっている。そし
て、その演算結果が、制御ボックス91上の平坦部10
7に設けられた表示器109の縦書き表示機能を持った
糸長表示部111にデジタル表示されるようになってい
る。
【0030】図13及び図14に示すように表示器10
9には、縦書き表示機能を持った糸長表示部111と、
その上方にタイマー表示部113が設けられており、タ
イマー表示部113は、2桁のデジタル文字によるデジ
タル表示部115と、デジタル文字間の下部に設けられ
た1個のドットからなるドット表示部117とで構成さ
れている。
【0031】そして、制御ボックス91内には、図1に
示す実施形態と同様、クロックパルス発振器55とカウ
ンタ57からなる計時手段59が装着され、又、制御ボ
ックス91上の平坦部107には、スタートスイッチ
(ON/OFFスイッチ)119が装着されており、釣
人がスタートスイッチ119を1回操作すると、表示器
109の糸長表示部111やマイクロコンピュータ9
3,計時手段59等が作動するようになっている。
【0032】又、この後、スタートスイッチ119を続
けて2回ON操作すると、CPU95はカウンタ57の
計数値を入力してこれをタイマー表示部113に表示さ
せるようになっているが、ROM97には、スタートス
イッチ61の2回のON操作後59秒までは、図13に
示すようにデジタル表示部115に秒単位で計数値を表
示し、そして、操作後1分を経過すると、図14に示す
ようにデジタル表示部115の10の位のデジタル文字
を分単位の表示に切り換えると共に、1の位のデジタル
文字で経過済みの時間を10秒単位で表示させて、10
秒未満の計数値をドット表示部117に1秒毎に点滅表
示させるプログラムが格納されている。
【0033】そして、CPU95は、カウンタ57の計
数値を基に上記プログラムを実行して、タイマー表示部
113の表示を上述の如く切り換えるようになってい
る。本実施形態に係る魚釣用リール121はこのように
構成されているから、釣人がスタートスイッチ119を
1回操作すると、表示器109の糸長表示部111やマ
イクロコンピュータ93,計時手段59等が作動し、そ
して、クラッチレバー87を操作してクラッチOFFに
すると、仕掛けの重みで釣糸がスプール75から順次繰
り出されて、従来と同様、リードスイッチ29からの計
数値を基に、CPU95が釣糸の繰出し糸長を計測して
糸長表示部111に表示し、又、魚の当たりがあった場
合に釣人がハンドル77を巻取り操作すると、スプール
75に釣糸が巻き取られるととなる。
【0034】又、釣糸の繰出しに伴い釣人がスタートス
イッチ119を続けて2回ON操作すると、上述したよ
うにCPU95はカウンタ57の計数値を入力して、図
13に示すように操作後59秒まではデジタル表示部1
15に秒単位で計数値を表示し、そして、操作後1分を
経過すると、図14に示すようにデジタル表示部115
の10の位のデジタル文字を分単位の表示に切り換える
と共に、1の位のデジタル文字で経過済みの時間を10
秒単位で表示させて、10秒未満の計数値をドット表示
部117に1秒毎に点滅表示させることとなる。
【0035】このように、本実施形態も、カウンタ57
の計数値を基にCPU95がROM97内に格納された
プログラムを実行して、タイマー表示部113の表示を
上述の如く切り換えるようにしたので、本実施形態によ
っても、コマセの詰替え時期を適切に認識できることは
勿論、細かな操作が必要となる仕掛け投入直後は、デジ
タル表示部115に細かい秒単位の表示となり、棚位置
に仕掛けを止めた後の細かな操作を必要としないとき
は、デジタル表示部115に視認性のよい分単位の表示
がなされるので、従来に比しタイマー表示が見易く、棚
位置への仕掛けの送り込みが容易となる利点を有する。
【0036】又、本実施形態は、図9に示すように釣糸
案内部材83全体をステンレス材で形成して、釣糸案内
部材83自体にラインガイドとして機能する釣糸挿通孔
85を形成したので、従来に比し釣糸案内部材83自体
の高さHが小さくなり、この結果、リール全体の小型化
が可能となってパーミング性が向上することとなった。
更に又、本実施形態は、図10に示すようにクラッチレ
バー87の先端に硬質な金属製のカバー89をビス止め
したので、石鯛釣りに於けるクラッチレバー87の損傷
を防止して、確実なクラッチ操作が可能となった。
【0037】尚、上記各実施形態では、スタートスイッ
チ61,119の操作によって、CPU95がカウンタ
57の計数値を入力してこれをタイマー表示部49,1
13に表示させるように構成したが、スタートスイッチ
61,119に代えて、例えばクラッチ機構のクラッチ
OFFからクラッチONへの切換えをセンサで検知し
て、このセンサからの信号に基づきCPUがカウンタの
計数値を入力してこれをタイマー表示部に表示させるよ
うに構成してもよいことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る魚釣
用リールによれば、コマセの詰替え時期を適切に認識で
きることは勿論、細かな操作が必要となる仕掛け投入直
後は、タイマー表示部に細かい秒単位の表示となり、棚
位置に仕掛けを止めた後の細かな操作を必要としないと
きは、タイマー表示部に視認性のよい分単位の表示がな
されるので、従来に比しタイマー表示が見易く、棚位置
への仕掛けの送り込みが容易となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係る魚
釣用リールの平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの制御ブロック図であ
る。
【図3】図1に示す魚釣用リールの表示器の拡大平面図
である。
【図4】図1に示す魚釣用リールの表示器の拡大平面図
である。
【図5】図1に示す魚釣用リールの表示器の拡大平面図
である。
【図6】請求項1乃至請求項3の第二実施形態に係る魚
釣用リールの表示器の拡大平面図である。
【図7】請求項1乃至請求項3の第二実施形態に係る魚
釣用リールの表示器の拡大平面図である。
【図8】請求項1の一実施形態に係る魚釣用リールの平
面図である。
【図9】図8に示す魚釣用リールに装着したレベルワイ
ンド機構の釣糸案内部材の断面図である。
【図10】図8に示す魚釣用リールの側面図である。
【図11】図8に示す魚釣用リールに装着したクラッチ
機構のクラッチレバーの要部拡大断面図である。
【図12】図8に示す魚釣用リールの制御ブロック図で
ある。
【図13】図8に示す魚釣用リールの表示器の拡大平面
図である。
【図14】図8に示す魚釣用リールの表示器の拡大平面
図である。
【図15】従来の魚釣用リールの操作パネルの平面図で
ある。
【図16】従来の魚釣用リールのタイマー表示部の拡大
平面図である。
【符号の説明】
11,69 フレーム 13,67 リール本体 19 スプール 21,77 ハンドル 23 パワーレバー 25,93 マイクロコンピュータ 27,87 クラッチレバー 31,91 制御ボックス 43 操作パネル 45,45-1,109 表示器 47,111 糸長表示部 49,49-1,113 タイマー表示部 51,115 デジタル表示部 53,53-1 セグメント表示部 59 計時手段 65,121 魚釣用リール 79 レベルワインド機構 85 釣糸挿通部 89 カバー 117 ドット表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中への仕掛け投入後の経過時間を計測
    する計時手段と、 リール本体に設けたタイマー表示部と、 上記計時手段の計測値をタイマー表示部に表示させる表
    示部駆動手段とを備えた魚釣用リールに於て、 上記表示部駆動手段は、タイマー表示部への上記計測値
    の表示開始後、所定時間経過までは当該タイマー表示部
    に計測値を秒単位で表示し、所定時間経過後は、タイマ
    ー表示部に上記計測値を分単位と、2秒以上のまとまっ
    た秒単位で表示することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 【請求項2】 タイマー表示部は、デジタル数字による
    デジタル表示部と、セグメントによるセグメント表示部
    とからなり、 表示部駆動手段は、セグメント表示部に、2秒以上のま
    とまった秒単位で計測値を表示させると共に、タイマー
    表示部への当該計測値の表示開始後、所定時間経過まで
    はデジタル表示部に秒単位で計測値を表示し、所定時間
    経過後はデジタル表示部に分単位で計測値を表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の魚釣用リール。
  3. 【請求項3】 表示部駆動手段は、1秒毎の計測値をセ
    グメントに点滅させることを特徴とする請求項2記載の
    魚釣用リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100854786B1 (ko) * 2001-02-26 2008-08-27 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 표시 장치 및 전동 릴의 모터 제어 장치
JP2019180259A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 グローブライド株式会社 撒餌の残量を出力可能な撒餌収容装置

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