JP2000115816A - カラーブラウン管の画質調整支援装置および方法およびカラーブラウン管 - Google Patents

カラーブラウン管の画質調整支援装置および方法およびカラーブラウン管

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JP2000115816A
JP2000115816A JP10282513A JP28251398A JP2000115816A JP 2000115816 A JP2000115816 A JP 2000115816A JP 10282513 A JP10282513 A JP 10282513A JP 28251398 A JP28251398 A JP 28251398A JP 2000115816 A JP2000115816 A JP 2000115816A
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color cathode
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Ryoichi Takayoshi
良一 高吉
Shinji Tanaka
真司 田中
Hisae Yamamura
久恵 山村
Naoki Hosoya
直樹 細谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラウン管の画面全域のコンバーゼンス、ピ
ュリティの検査/調整が、容易、短時間、かつ高精度に
行えるようにすること。 【解決手段】 ブラウン管の表示面の撮像を、非接触の
モノクロビデオカメラで行い、ミスコンバーゼンス量測
定時には、赤、青、緑の3色を規則的に配列した特殊パ
ターンを映し出して、これを撮像して画像処理し、か
つ、所定の誤差除去演算を行った後、ミスコンバーゼン
ス量を高精度に測定する。また、ミスランディング測定
時には、ブラウン管の前面全域の磁界を偏向する検査用
コイル部を設けて、検査用コイル部を駆動制御すること
による単色パターンの輝度変化を測定し、これによりミ
スランディング量を正確に演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨーク付きの
カラーブラウン管の画質調整支援装置および方法に係
り、特に、ITC(Integrated Tube Component )段階
でのコンバーゼンス調整やピュリティ調整のために好適
な、調整支援システム技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管に偏向ヨーク取り付け
たITCにおいては、コンバーゼンスおよびピュリティ
などの画質調整を行う必要がある。公知のように、カラ
ーブラウン管は、ネック部の赤、青、緑の3本の電子ビ
ームがそれぞれ集束された状態で、偏向ヨークより発生
された磁界により、水平/垂直方向に偏向されて、カラ
ーブラウン管フェースプレート内面に塗布されている蛍
光部にあたり、カラー映像として映し出されるものとな
っている。しかしながら、偏向ヨークの巻き線密度分
布、形状、ブラウン管の加工誤差や組み立て誤差、蛍光
面のばらつき等により、色ズレ、色むらを発生させるの
で、上記のコンバーゼンス、ピュリティ調整を行う必要
があるものとなっている。
【0003】ところで、ITC特有の画質調整(コンバ
ーゼンス、ピュリティ)を行う前に、偏向ヨークの偏向
感度のばらつきによる、水平サイズ、垂直サイズ、セン
ター位置ずれ、あるいは、ブラウン管のカットオフ電
圧、蛍光体感度のばらつきによる、ホワイトバランスズ
レが発生するため、これらを抑止するため、予め、ブラ
ウン管駆動部の調整を行う必要がある。
【0004】その後に、偏向ヨ−クのブラウン管軸方向
への位置調整及び首振り調整、並びにコンバ−ゼンス・
ピュリティ調整マグネットによる基本的な画質調整がな
されて、フェライトシートやマグネット貼付により、画
面全体の調整が高精度になされていた。
【0005】これらの項目のうち、傾き及び歪みについ
ては、主に作業者の目視による官能評価に基づいて調整
が行われている。
【0006】また、コンバーゼンス計測方法としては、
作業者によって管面上の測定ポイントを顕微鏡で拡大し
て測定し、官能評価する方法のほかに、次のような測定
手法があった。
【0007】その1つは、ブラウン管表示部の所定の位
置にカラーカメラを複数台配置し、各カメラは常に画像
を拡大撮像し、作業者が必要な計測位置の情報のみ、カ
ラーモニタに切り替え表示しながら官能評価して、調整
を行う手法である。
【0008】またこの他には、ブラウン管表示部の所定
の位置にカラーカメラを複数台配置し、各カメラにて撮
像された画像情報より、色分別後画像処理し、各色間の
ミスコンバーゼンス量を測定及び判定する手法もある。
【0009】また、さらにこの他には、赤、青、緑の特
殊パターンを順次切り替え表示させ、その画像を白黒カ
メラで撮像して、各色の位置情報を比較し、各色間のミ
スコンバーゼンス量を測定及び判定する手法もある。
【0010】一方、ピュリティは、偏向ヨークの巻き
線、形状、ブラウン管の加工誤差や組み立て誤差等の製
造誤差に起因するもののほかに、地磁気によって変移す
るために、使用状況による変移量を見込んで調整しなけ
ればならない。
【0011】ピュリティ調整のためのミスランディグ量
の計測方法としては、ブラウン管への磁界を切り替えな
がら、作業者によって管面上の1ポイントを顕微鏡で拡
大して、蛍光体の発光形状を測定し、官能評価する方法
のほかに、次のような測定手法があった。
【0012】その1つは、ブラウン管表示部の所定の位
置に、コイルを付帯したセンサ(カメラ等の輝度検出手
段)を付けて、測定部の周辺のみ磁界を任意の強さで変
更して(ウォブリング)擬似磁界を発生させ、ブラウン
管全体の磁界を切り替えたのと同じ状況を作り出して、
その際に電子ビームの蛍光体への当たり状況を輝度情報
として測定することにより、ミスランディング量を算出
する手法である。
【0013】またこの他には、ブラウン管ネック部にビ
ーム電流駆動用のコイルを取り付けて電流を流し、管面
全域においてビームを偏向させることにより、電子ビー
ムを振らせ、その際の輝度情報によってミスランディン
グ量を算出する手法もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術は、コンバーゼンス、ピュリティ調整を行う際、
水平/垂直サイズ、位置ずれ、ホワイトバランスの調整
を作業者自身が行う必要があり、調整時間がかかってい
た。
【0015】また、コンバーゼンス量を測定する際に、
カラーブラウン管の所定の計測箇所にカラーカメラを複
数台配置した構成をとると、コストが高くなり、さらに
カラーブラウン管のサイズが変わると、カメラを再配置
する必要があり、メンテナンス性が悪く、保守性の点で
も問題があった。
【0016】また、カラーカメラを用いる場合、白黒カ
メラに対しコストが高くなると共に、3原色に対応する
3枚の受光素子の相対位置誤差、及びレンズの色収差に
よる計測誤差が発生するという問題があった。
【0017】一方また、白黒カメラにて各色の計測用パ
ターンを順次撮像する場合は、赤、緑、青の3パターン
を順次切り替え表示するため、処理時間が長くなる共
に、異なったタイミングで各色の画像を取り込むことに
なるため、カラーブラウン管の偏向系のレギュレーショ
ン変動の影響を受けて、計測精度の低下を生じるという
問題があった。
【0018】さらにまた、光学フィルタを切り換えて撮
像する場合には、フィルタの切り換えに時間を要し、か
つ、各色毎に計3回計測する必要があって、処理時間が
長くなると共に、異なったタイミングで各色の画像を取
り込むことになるため、カラーブラウン管の偏向系の時
間的変動の影響を受けて、計測精度の低下を生じるとい
う問題があった。
【0019】さらにまた、カラーブラウン管に表示され
たコンバーゼンス測定用パターンを、カメラ等の撮像手
段を用いて撮像し、その撮像結果を用いてミスコンバー
ゼンス量を算出する方法においては、一般的に撮像結果
に、撮像光学系の特性に起因する歪みや色収差等の誤差
成分が含まれ、ミスコンバーゼンス量を正確に計測する
ことができないという問題があった。
【0020】本発明の1つの達成課題は、前記の撮像光
学系の誤差を除去し、画面全域のミスコンバーゼンス量
を、正確かつ短時間に計測でき、しかも、モノクロカメ
ラ1台でも計測可能にすることによって、低コストでメ
ンテナンス性に優れた、コンバーゼンス検査/調整が行
える画質支援システムを実現することにある。
【0021】一方、ピュリティ測定においては、カメラ
部に磁界を取り付けて測定する局所計測方式は、画面全
域の多点計測に時間を要するため、実用上問題があり、
多点を同時に計測できる方式が必要とされているが、測
定器の磁界印加部の磁気的干渉のため、隣接距離を10
0mm以上とる制約があり、密度の高い測定は難しい。ま
た、カラーブラウン管のサイズ毎にカメラを再配置する
必要があり、メンテナンス性が良くない。さらに、計測
点の数だけカメラを配置する必要があるため、コストが
高くなると共に、保守性が悪くなるという問題があっ
た。
【0022】また、画面全域同時測定するネック偏向方
式は、偏向ヨークとピュリティマグネットの間に10mm
程度の隙間が必要であり、ブラウン管全長短縮化の制約
となる。また、ビーム偏向器のネック軸回りの取付け角
度により誤差が生じる可能性があり、ビーム偏向器の取
付けが難しい。さらに、この方式は完成品のディスプレ
イ装置においては、背面カバーがあるため、測定するこ
とが困難である。また、ミスランディング量は、相反す
る方向に同量だけ偏向させた時の輝度差から換算するた
め、ドット型蛍光体のブラウン管ではミスランディング
量が大きい場合には輝度差とミスランディング量が比例
しなくなり、誤差が大きくなるという欠点がある。
【0023】さらにまた、前記のミスコンバーゼンス量
の計測及びミスランディング量の計測は、要求される計
測精度、計測時間等に制約があるので、それぞれ独立し
た計測システムにて行っていたため、計測システムの設
備、設置箇所、コストの低減の点で問題があるものとな
っていた。
【0024】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、画面全域
のコンバーゼンスおよびピュリティの検査、調整が、容
易、かつ短時間、かつ高精度に行えるようにすることに
ある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
した目的を達成するため、例えば以下のような手段をと
る。まず、規則的に互いに重ならないように配列された
赤、緑、青3色のパターンをカラーブラウン管に映し出
して、その画像をモノクロの撮像手段によって撮像し、
撮像して画像処理した画像データを用いて、パターンの
配列の特定位置情報よりサイズ、位置の偏向情報を算出
すると共に、赤、緑、青3色の輝度より、色度(ホワイ
トバランス)状態を算出して、そのデータよりブラウン
管駆動制御部へ、偏向データ、輝度データをフィードバ
ックし、自動的にサイズ/位置調整とホワイトバランス
調整とを行う。次に、例えば、基準点に対し規則的に互
いに重ならないように配列された赤、緑、青3色のパタ
ーンをカラーブラウン管に映し出して、その画像をモノ
クロの撮像手段によって撮像し、撮像して画像処理した
画像データから、検出光学系の特性に起因する歪みや色
収差により生じる誤差を補正して、然る後、所定の処理
を行ってミスコンバーゼンス量(色ずれ)を算出する。
上記した計測光学系の誤差の算出は、次のように行う。
すなわち、ミスコンバーゼンス量の計測前に、誤差計測
補助手段をブラウン管の前方に設置して、この状態で、
ブラウン管に誤差計測用のパターンを映し出させる。そ
して、撮像手段による撮像結果を取り込んで、ブラウン
管の蛍光面上の任意の箇所に対応する赤、緑、青3色の
像の相互間に生じる変位量を、所定の処理によって算出
し、計測光学系に起因する誤差データを算出しておく。
また、誤差計測補助手段の実際の長さと撮像結果上の長
さとを用いて、所定の処理によって歪みを算出してお
く。そして、予め算出しておいた計測光学系の誤差デー
タを用いて、ミスコンバーゼンス量計測のために撮像し
た画像データに補正処理を施し、然る後、所定の処理を
行ってミスコンバーゼンス量を算出して、算出したミス
コンバーゼンス量をモニタ上に表示して、ミスコンバー
ゼンス量の検査や調整を行う。また、ピュリティ(ミス
ランディング量)の計測に際しては、カラーブラウン管
の前面に検査用コイル部を配置し、この検査用コイル部
の環状の鉄芯の左右/上下に巻回した偏向コイルに、複
数の所定の電流を印加して、これにより電子ビームの移
動量を変化させて輝度を変化させ、各々の電流値に対応
した輝度を撮像装置で測定して、測定値からミスランデ
ィング量を求め、画面全域のランディングの検査または
調整を、容易、短時間、高精度に行えるように構成す
る。電子ビームの移動量と偏向コイルに流す電流の関
係、輝度情報とミスランディング量との関係は、予めシ
ステムのメモリに記憶しておく。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の1実施形態に
係る、偏向ヨーク付きカラーブラウン管(ITC)の画
質(コンバーゼンス、ピュリティ)調整支援システムの
構成を示す図である。
【0027】図1において、1は偏向ヨーク付きカラー
ブラウン管(以下、単にブラウン管1と称す)、2は、
図示せぬ搬送手段(例えば、ベルトコンベア等)により
ブラウン管1の組立・調整工程に沿って搬送される治具
用台板で、各治具用台板2上には、ブラウン管(IT
C)1が正確に位置決め・載置されている。
【0028】図1は、或るブラウン管1が所定の調整工
程に到った状態を示しており、この調整工程段には、ブ
ラウン管1を駆動するブラウン管駆動制御部3、ブラウ
ン管駆動制御部3に表示用映像信号を出力する信号発生
器4、ブラウン管1の前面に配置された検査用コイル部
5、検査用コイル部5を駆動制御するコイル駆動制御部
6、ブラウン管1の表示画像を非接触で撮像するモノク
ロビデオカメラよりなる撮像部7、撮像部7で得た画像
を適宜処理する画像処理部8、調整支援装置の全体制御
を司る演算処理部9、演算処理部9による処理結果等を
表示するモニタ部10が配置されている。
【0029】ブラウン管駆動制御部3は、上記の調整工
程に到ったブラウン管1と接続される。また、上記の調
整工程に到ったブラウン管1の前面に位置する検査用コ
イル部5は、ブラウン管1の前面の周囲に対向する環状
の鉄芯と、この鉄芯の上下、左右に巻回した偏向コイル
とを有したものとなっていて、任意の偏向コイルにコイ
ル駆動制御部6により任意の駆動電流を印加することに
よって、ブラウン管1の前面(表示面)に平行な磁界を
発生させ、これによって、電子ビームを偏向させて、表
示面螢光体への電子ビームの当たりを変えるようになっ
ている。
【0030】上記した構成において、ブラウン管駆動制
御部3によって、信号発生器5より出力された特殊パタ
ーンをブラウン管1に表示させる。また、ミスランディ
ング量の測定時には、コイル駆動制御部6より供給され
た電流を検査用コイル部5に流し、電子ビームの向きを
偏向させる。
【0031】ブラウン管1の正面前方に配置された撮像
部7は、検査用コイル部5の窓を通してブラウン管1の
表示画像を取り込み、取り込まれた画像データは、画像
処理部8によって所定の測定項目に合わせて画像処理が
施される。そして、画像処理部8からのデータに基づ
き、演算処理部9において、それぞれサイズ/位置の偏
向データ、ホワイトバランスデータ、ミスコンバーゼン
ス量、ミスランディング量が演算される。さらに、偏向
データ、ホワイトバランスデータは正規の値になるよう
にフィードバックデータが演算され、これがブラウン管
駆動制御部3内へデータ出力されてD/A変換され、こ
れによって、偏向データ、ホワイトバランスデータが適
正に自動調整される。
【0032】また、コンバーゼンス、ピュリティ調整時
は、ミスコンバーゼンス量、ミスランディング量をグラ
フィック処理した画像を、モニタ部10上に表示し、調
整の支援化を行う。
【0033】次に、偏向データ、ホワイトバランスデー
タの自動フィードバック動作について、図2を用いて説
明する。本実施形態の画質調整支援システムでは、コン
バーゼンス、ピュリティ調整(そのためのミスコンバー
ゼンス量、ミスランディング量の計測)に先立ち、偏向
データ、ホワイトバランスデータの自動フィードバック
動作が行われる。
【0034】この偏向データ、ホワイトバランスデータ
のフィードバックデータを求めるために、ブラウン管駆
動制御部3によって、信号発生器5より出力された特殊
パターンをブラウン管1に表示させる。これにより、ブ
ラウン管1の表示部20には、図2に示すようなパター
ンが表示される。表示部20には、赤21、緑22、青
23の3色が規則的に配置された各ブロック24が、水
平方向、垂直方向に規則的に配列されている。
【0035】撮像部7により撮像された画像は、画像処
理部8にて適宜に処理された画像データとして演算処理
部9に送出され、演算処理部9において、図2の特定パ
ターンの表示位置情報より、水平サイズ25、垂直サイ
ズ26、中心位置27等の所定部位の位置情報を算出
し、これによって偏向状態(サイズ/位置の状態)が求
められる。また、各ブロック24の赤21、緑22、青
23の3色の輝度データより、ホワイトバランス状態が
算出される。そして、これらの求められた偏向データ、
ホワイトバランスデータは正規の値になるようにフィー
ドバックデータが演算され、これがブラウン管駆動制御
部3へ出力されて、サイズおよび位置、ホワイトバラン
スが適正に自動調整される。これらのサイズ/位置調
整、ホワイトバランス調整は、自動で行われるので、作
業者に負担をかけることなく、迅速かつ的確に行われ
る。
【0036】図3は、上記した偏向データ、ホワイトバ
ランスデータの自動フィードバック動作のフロー図であ
る。ステップST1で図2に示すパターンが表示され、
ステップST2でパターン画像が撮像されて、ステップ
ST3で撮像した画像の処理が行われ、ステップST4
において、演算処理部9により上記した偏向状態(サイ
ズ/位置の情報)およびホワイトバランス状態が求めら
れる。ステップST5では、偏向状態およびホワイトバ
ランス状態が適正であるか否かが判定され、適正でない
場合には、ステップST6でフィードバック量を演算し
て、ステップST7で偏向データ、ホワイトバランスデ
ータの自動調整を行い、ステップST5での判定がYE
Sとなるまで、ステップST2からの処理を繰り返す。
ステップST5での判定がYESとなると、このフロー
の処理を終了する。
【0037】続いて、本実施形態におけるミスコンバー
ゼンス量の計測手法を、図4を用いて説明する。ブラウ
ン管駆動制御部3によって、信号発生器5より出力され
た特殊パターンをブラウン管1に表示させる。
【0038】すなわち、信号発生器4は、コンバーゼン
ス計測用の特殊パターンとして基準点に対し規則的に配
列された赤、青、緑の3色のパターンを、ブラウン管1
の表示面の測定箇所に表示するように、ブラウン管駆動
制御部3に映像信号を出力し、例えば図4に示すよう
に、緑22を基準点31とし、赤21を水平32に、ま
た青23を上下(垂直)33に等間隔となるように配置
した、特殊パターンをブラウン管1に表示させる(な
お、図4ではブロック1つだけのパターンを示している
が、多数ブロックが表示される)。
【0039】もし、ミスコンバーゼンスが無く、光学的
誤差要因、ブラウン管の曲面率誤差等がない理想型を考
えた場合は、撮像部7によって、図4に示したように上
下/左右対称形に撮像・測定できる。そこで、光学的誤
差要因、ブラウン管の曲面率誤差等がない状態と仮定す
ると、ミスコンバーゼンスがある場合には、図4に示し
た状態からのズレ量を測定・算出することにより、ミス
コンバーゼンス量を検出することができる。
【0040】しかし、実際には、撮像部7のレンズ屈折
率による色収差、曲面歪み、ブラウン管面の曲面歪み、
ガラス厚み等の誤差要因が重なり、ミスコンバーゼンス
が全くない理想の状態を撮像しても、画像は図5のよう
になり、測定値ではズレが生じる。したがって、ミスコ
ンバーゼンス量の測定時には、上記の誤差要因を予め解
析しておいて、測定値に対しそれを補正する必要があ
る。
【0041】次に、上述の誤差を計測する方法について
図6で説明する。画質調整支援システムの構成は図1を
そのまま使用し、図6に示す補正治具板(補正マスク
板)40を、図1の構成に付加して用いる。
【0042】まず、ブラウン管1の表示面の曲面に沿っ
た曲面形状の補正治具板40を、ブラウン管1の表示面
に貼着する。補正治具板40は、光を通過させない材質
のものを使用するか、あるいは、光透過性材質であるも
のには表面に黒色コーティングを施して使用し、その板
上には図6に示すように規則的に配列された穴40a…
を穿設しておく。例えば、前述した図4のように、ミス
コンバーゼンス、光学的誤差要因、ブラウン管の曲面率
誤差等がない理想の配列となるような角穴や丸穴を開け
ておく。
【0043】上記のようにブラウン管1の表示面の前面
に補正治具板40を配設した状態で、信号発生器4にて
生成した信号によって、図4に示した赤、青、緑それぞ
れの単色パターンをブラウン管1に順次表示させる。こ
の単色パターンを、撮像部7によって順次撮像して、画
像処理部8によって画像処理し、処理した画像データを
演算処理部9のメモリに格納する。そして、演算処理部
9では、各色ごとのデータから必要な情報のみを抽出す
る。つまり、図4の例で説明すると、赤単色パターンよ
り取り込んだデータから各ブロックの基準の水平部32
のデータのみを抽出し、青単色パターンより取り込んだ
データから各ブロックの基準の垂直部33のデータのみ
を抽出し、緑単色パターンより取り込んだデータから各
ブロックの基準31を抽出し、これらの抽出したデータ
を重ね合わせて、これを検出誤差補正用のデータとして
用いる。
【0044】すなわち、補正治具板40に穿設した穴4
0a…は、ミスコンバーゼンス量やブラウン管の曲面率
誤差がない理想の配列となっているので、補正治具板4
0の穴40a…を通して撮像された画像データからの所
定の抽出情報は、ミスコンバーゼンス量やブラウン管の
曲面率誤差のないデータとなっており、この補正治具板
40の穴40a…を通して撮像された画像データに含ま
れる誤差は、光学系、機械的誤差に起因する誤差データ
そのものとなる。したがって、補正治具板40の穴40
a…を通して撮像された画像データと、図4に示したよ
うなミスコンバーゼンス、光学的誤差要因、ブラウン管
の曲面率誤差等がない理想の配列パターンのデータと
を、対比することにより、計測系誤差データが得られる
ことになる。この誤差データは、各ポイントあるいは各
色ごとに異なり、上記のようにした得られた各誤差デー
タを、計測系誤差要因を補正するためのデータとして、
ミスコンバーゼンス量の測定に先立ち、演算処理部9の
メモリに予め格納しておく。また、補正治具板40の実
際の水平/垂直の長さと、撮像結果による長さとを用い
て、所定の演算処理によって歪みを算出し、これも、計
測系誤差要因を補正するためのデータとして、演算処理
部9のメモリに予め格納しておく。
【0045】そして、ミスコンバーゼンス量の測定時に
は、撮像して得られた画像データを、演算処理部9のメ
モリに格納された計測系誤差補正データで、補正するこ
とによって、計測系誤差がキャンセルされた正確なミス
コンバーゼンス量を得ることができる。計測されたミス
コンバーゼンス量は、グラフィック処理した画像として
モニタ部10上に支援表示され、これに基づき作業者
は、公知の手法でコンバーゼンスの調整を行う。
【0046】なお、上述した計測系誤差要因を補正する
ためのデータを得るための処理は、ラインに投入される
ブラウン管1の機種が変更される毎に、その当初に1回
だけ行えばよいので、計測、調整時間を増大させる要因
には全くならない上、自動で演算処理が行われるので、
作業者に負担をかけることもない。
【0047】なおまた、補正治具板40は場合によって
は、平面の板であっても差し支えない。あるいは、補正
治具板40は、ブラウン管面に添ったものではない単独
の治具とした構成でもよく、例えば、上述したように信
号発生器4を用いて赤、青、緑それぞれの単色パターン
を背面表示するのではなく、各穴のポイントに3色のラ
ンプを順次点灯させる構成であってもよい。
【0048】次に、本実施形態におけるミスランディン
グ量の計測手法を、図7を用いて説明する。なお、本実
施形態による手法では、水平方向および垂直方向のミス
ランディング量を計測できるが、計測原理は同一である
ため、ここでは水平方向のミスランディング量の計測に
ついてのみ説明する。
【0049】図7は、緑の単色画面の状態で、前記検査
用コイル部5の水平偏向コイルにコイル駆動制御部6に
よって、それぞれ、−2I(A)、−I(A)、+I
(A)、+2I(A)の電流を流したときの、測定箇所
の画像データの変化とそれに対応したランディングの状
態を示したものである。図7において、51は蛍光体
で、52はランディングした電子ビームを表している。
P1、P2、P3、P4はそれぞれの電流値に対する画
像データで、蛍光体の輝度を表わしている。P0は無通
電時の輝度である。
【0050】ミスランディングがない状態では輝度が最
大になることと、電子ビーム移動量はコイル通電電流に
比例することとから、輝度が最大となるときのコイル通
電電流Imax を求めれば、ミスランディング量が算出で
きる。Imax は、P0、P1、P2、P3、P4の5個
のデータを用いて、4次の多項式で近似された輝度分布
関数が最大となる値を求めることにより得られる。ま
た、コイル通電電流値と電子ビーム移動量との関係は、
予め求めておいた直線近似式より算出することができ
る。
【0051】同様に、垂直方向のミスランディング量を
求めることができるので、測定ポイントにおいての蛍光
体への電子ビームのあたり具合を正確に測定することが
できる。計測されたミスランディング量は、グラフィッ
ク処理した画像としてモニタ部10上に支援表示され、
これに基づき作業者は、公知の手法でランディングの調
整を行う。
【0052】なお、本実施形態では、ブラウン管1の前
方に配置した撮像部7でブラウン管1上の表示画面を撮
像しているため、必要に応じて、図8の(a)に示すよ
うに、1画面61中の任意の複数ポイント62を測定す
ることも可能であり、また、図8の(b)に示すよう
に、ビーム形状に応じて測定エリア63の形状及び大き
さも容易に変更することができる。
【0053】さらに、測定ポイントを任意に設定できる
ため、例えば図9に示すように、粗調整(画面中央部)
のための測定エリア64による測定/調整と、精(微
細)調整(周辺部)のための測定エリア65による測定
/調整とに、工程を分けて、測定/調整を実施すること
もできる。
【0054】上記した図7〜図9の各例においては、信
号発生器4が赤単色信号、青単色信号、緑単色信号と順
次出力することにより、各色での色むら(ミスランディ
ング量)を計測できることとなる。
【0055】さらに本実施形態においては、図10に示
すように、1画面61中の複数箇所に、赤66、緑6
7、青68による同一パターンを表示させた複数の測定
領域70を設定し、磁界を偏向した際でも測定領域70
の所定測定ポイントで同じ色が表示されるように、配色
の配置と電子ビームの偏向制御とを工夫すれば(図10
中の矢印は、電子ビームの偏向制御方向を示してい
る)、3色同時に表示させた状態で測定することが可能
となり、以って、ミスランディング量計測の高速化を図
ることが可能となる。
【0056】さらにまた、本実施形態のシステム構成に
おいて、北半球、南半球の各地域ごとに応じた南北磁界
を発生させた状況下で、ブラウン管表示面上の0磁界に
対するミスランディング移動量を予めケーススタディし
て求めておいて、これをシステム内のメモリに保存して
おき、ランディングの調整範囲を、出荷先の国や地域に
おける地磁気に応じたランディング移動量を加味した範
囲とすれば、全世界のどの地域の磁界(地磁気)に対し
ても、良好な色再現が可能な状態に調整することができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、偏向ヨー
ク付きのカラーブラウン管の全画面のミスコンバーゼン
ス量、あるいは、ミスランディング量が、正確かつ短時
間に、また定量的に計測でき、しかも、モノクロカメラ
1台にて計測可能になるため、低コストでかつメンテナ
ンスが容易な、コンバーゼンス調整あるいはピュリティ
調整のための画質調整装置および方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るカラーブラウン管の
画質調整支援システムの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の1実施形態において用いる、偏向デー
タ、ホワイトバランスデータの自動フィードバック調整
制御を行うための、パターン表示の1例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の1実施形態における、偏向データ、ホ
ワイトバランスデータの自動調整の処理フローを示す説
明図である。
【図4】本発明の1実施形態において用いる、ミスコン
バーゼンス量計測のためのパターン表示の理想形の1例
を示す説明図である。
【図5】図5のパターン表示を発生させた場合の、実際
の撮像画像データの1例を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施形態において用いる、検出誤差
校正用のデータを得るための補正治具板の1例を示す説
明図である。
【図7】本発明の1実施形態における、ミスランディン
グ量の計測手法の原理を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施形態における、ピュリティ計測
/調整時の測定ポイントの例を示す説明図である。
【図9】本発明の1実施形態における、ピュリティ計測
/調整に際しての粗調整、精調整時の計測ポイントの例
を示す説明図である。
【図10】本発明の1実施形態における、3色同時表示
した状態でのミスランディング量の計測手法の1例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 偏向ヨーク付きカラーブラウン管(ブラウン管) 2 治具用台板 3 ブラウン管駆動制御部 4 信号発生器 5 検査用コイル部 6 コイル駆動制御部 7 撮像部 8 画像処理部 9 演算処理部 10 モニタ部 40 補正治具板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 久恵 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 細谷 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 5C060 AA01 CD03 CE01 CH18 HA17 HB27 5C061 BB02 BB03 BB15 CC05 EE01 EE03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、青、緑の3色が規則的に配列された
    3色特殊パターンをカラーブラウン管上の所定位置に映
    し出させるための信号発生手段と、カラーブラウン管の
    表示面上の表示画像を撮像する撮像手段と、撮像して画
    像処理された画像データに所定の誤差補正処理を施した
    後、カラーブラウン管上の表示面上の赤、青、緑の3色
    のずれ量(以下、ミスコンバーゼンス量と称す)を算出
    する演算手段と、算出結果を出力する出力手段とを具備
    し、求めたミスコンバーゼンス量によって検査や調整の
    支援を行うことを特徴としたカラーブラウン管の画質調
    整支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記撮像手段は、モノクロビデオカメラであることを特
    徴とするカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記ミスコンバーゼンス量の測定に先立って予め検出し
    た、検出系による誤差データを記憶する記憶手段をも
    ち、前記演算手段は、この誤差データを用いて前記誤差
    補正処理を行うことを特徴とするカラーブラウン管の画
    質調整支援装置。
  4. 【請求項4】 赤、青、緑の3色のパターンを順次カラ
    ーブラウン管上の所定位置に映し出させるための信号発
    生手段と、カラーブラウン管の表示面の前面に配設され
    た環状の検査用コイル手段と、この検査用コイル手段を
    駆動制御するコイル駆動制御手段と、カラーブラウン管
    の表示面上の表示画像を撮像する撮像手段と、撮像して
    画像処理したデータに基づき演算処理を行う演算手段
    と、演算結果を出力する出力手段とを具備し、前記検査
    用コイル手段によって発生させた磁界によって管面螢光
    体への電子ビームの当たり具合を変化させるとともに、
    電子ビームの当たり具合を変化させたことによる、輝度
    変化を前記撮像手段によって撮像し、この輝度変化デー
    タに基づいて前記演算手段によりミスランディング量を
    求めて、求めたミスランディング量によりカラーブラウ
    ン管の色むら(以下、ピュリティと称す)の検査や調整
    の支援を行うことを特徴としたカラーブラウン管の画質
    調整支援装置。
  5. 【請求項5】 赤、青、緑の3色のパターンを同時にカ
    ラーブラウン管上の所定位置に映し出させるための信号
    発生手段と、カラーブラウン管の表示面の前面に配設さ
    れた環状の検査用コイル手段と、この検査用コイル手段
    を駆動制御するコイル駆動制御手段と、カラーブラウン
    管の表示面上の表示画像を撮像する撮像手段と、撮像し
    て画像処理したデータに基づき演算処理を行う演算手段
    と、演算結果を出力する出力手段とを具備し、前記検査
    用コイル手段によって発生させた磁界によって管面螢光
    体への電子ビームの当たり具合を変化させるとともに、
    電子ビームの当たり具合を変化させたことによる、輝度
    変化を前記撮像手段によって撮像し、この輝度変化デー
    タに基づいて前記演算手段によりミスランディング量を
    求めて、求めたミスランディング量によりカラーブラウ
    ン管のピュリティの検査や調整の支援を行うことを特徴
    としたカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載において、 前記撮像手段は、モノクロビデオカメラであることを特
    徴とするカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6の何れか1つに記載にお
    いて、 前記ピュリティの調整に際し、予め測定しておいた北半
    球、南半球の各地域での地磁気によるランディング量の
    変移量データを予め加味し、出荷先の国や地域において
    もピュリティズレが生じないようにしたことを特徴とし
    たカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか1つに記載にお
    いて、 前記ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測に先立ち、前記カラーブラウン管上に表示
    された赤、青、緑の3色の輝度レベルより、色補正量を
    算出するとともに、その色補正量で自動でフィードバッ
    ク調整する手段をもち、自動的に色度調整された状態
    で、ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測を行うようにされたことを特徴としたカラ
    ーブラウン管の画質調整支援装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7の何れか1つに記載にお
    いて、 前記ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測に先立ち、前記カラーブラウン管上に表示
    された赤、青、緑の3色が規則的に配列された3色特殊
    パターンの撮像データにより、表示サイズ/位置調整デ
    ータを算出するとともに、その調整データで自動でフィ
    ードバック調整する手段をもち、自動的に表示サイズ/
    位置調整された状態で、ミスコンバーゼンス量の計測あ
    るいはミスランディング量の計測を行うようにされたこ
    とを特徴としたカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れか1つに記載に
    おいて、 計測された前記ミスコンバーゼンス量または計測された
    前記ミスランディング量を、モニタ画面に出力するよう
    にしたことを特徴としたカラーブラウン管の画質調整支
    援装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9の何れか1つに記載に
    おいて、 前記ミスコンバーゼンス量の計測および前記ミスランデ
    ィング量の計測を、単一の前記撮像手段によって行うこ
    とを特徴としたカラーブラウン管の画質調整支援装置。
  12. 【請求項12】 赤、青、緑の3色が規則的に配列され
    た3色特殊パターンをカラーブラウン管上の所定位置に
    映し出させて、このカラーブラウン管の表示面上の表示
    画像を撮像した後、画像処理して得た画像データに所定
    の誤差補正処理を施し、然る後、カラーブラウン管上の
    表示面上のミスコンバーゼンス量を算出して、算出結果
    を表示出力し、求めたミスコンバーゼンス量によって検
    査や調整の支援を行うことを特徴としたカラーブラウン
    管の画質調整支援方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載において、 前記撮像手段は、モノクロビデオカメラであることを特
    徴とするカラーブラウン管の画質調整支援方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載において、 前記ミスコンバーゼンス量の測定に先立って予め検出し
    ておいた、検出系による誤差データを用いて前記誤差補
    正処理を行うことを特徴とするカラーブラウン管の画質
    調整支援方法。
  15. 【請求項15】 赤、青、緑の3色のパターンを順次カ
    ラーブラウン管上の所定位置に映し出させるとともに、
    カラーブラウン管の表示面の前面に配設された環状の検
    査用コイル手段によって発生させた磁界により、管面螢
    光体への電子ビームの当たり具合を変化させ、電子ビー
    ムの当たり具合を変化させたことによる前記パターンの
    輝度変化を撮像手段によって撮像して、この輝度変化デ
    ータに基づいてミスランディング量を算出して、算出結
    果を表示出力し、求めたミスランディング量によりカラ
    ーブラウン管のピュリティの検査や調整の支援を行うこ
    とを特徴としたカラーブラウン管の画質調整支援方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、 前記撮像手段は、モノクロビデオカメラであることを特
    徴とするカラーブラウン管の画質調整支援方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または16記載において、 前記ピュリティの調整に際し、予め測定しておいた北半
    球、南半球の各地域での地磁気によるランディング量の
    変移量データを予め加味し、出荷先の国や地域において
    もピュリティズレが生じないようにしたことを特徴とし
    たカラーブラウン管の画質調整支援方法。
  18. 【請求項18】 請求項12乃至17の何れか1つに記
    載において、 前記ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測に先立ち、前記カラーブラウン管上に表示
    された赤、青、緑の3色の輝度レベルより、色補正量を
    算出するとともに、その色補正量で自動でフィードバッ
    ク調整する手段をもち、自動的に色度調整された状態
    で、ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測を行うようにされたことを特徴としたカラ
    ーブラウン管の画質調整支援方法。
  19. 【請求項19】 請求項12乃至17の何れか1つに記
    載において、 前記ミスコンバーゼンス量の計測あるいはミスランディ
    ング量の計測に先立ち、前記カラーブラウン管上に表示
    された赤、青、緑の3色が規則的に配列された3色特殊
    パターンの撮像データにより、表示サイズ/位置調整デ
    ータを算出するとともに、その調整データで自動でフィ
    ードバック調整する手段をもち、自動的に表示サイズ/
    位置調整された状態で、ミスコンバーゼンス量の計測あ
    るいはミスランディング量の計測を行うようにされたこ
    とを特徴としたカラーブラウン管の画質調整支援方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19の何れか1つに記載
    のカラーブラウン管の画質調整支援装置または方法を用
    いて製造されたことを特徴とするカラーブラウン管。
JP10282513A 1998-10-05 1998-10-05 カラーブラウン管の画質調整支援装置および方法およびカラーブラウン管 Pending JP2000115816A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484139B1 (ko) * 2002-05-17 2005-04-18 삼성전자주식회사 컨버전스 조정 기능 검사 장치 및 검사 방법

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KR100484139B1 (ko) * 2002-05-17 2005-04-18 삼성전자주식회사 컨버전스 조정 기능 검사 장치 및 검사 방법

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