JPH0982242A - 偏向ヨーク及び調整装置 - Google Patents

偏向ヨーク及び調整装置

Info

Publication number
JPH0982242A
JPH0982242A JP25954095A JP25954095A JPH0982242A JP H0982242 A JPH0982242 A JP H0982242A JP 25954095 A JP25954095 A JP 25954095A JP 25954095 A JP25954095 A JP 25954095A JP H0982242 A JPH0982242 A JP H0982242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection yoke
marker
convergence
deflection
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25954095A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsuura
康二 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP25954095A priority Critical patent/JPH0982242A/ja
Publication of JPH0982242A publication Critical patent/JPH0982242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】偏向ヨーク及び調整装置に関し、簡易かつ確実
にコンバーゼンス調整できるようにする。 【解決手段】偏向ヨーク4の内周面にマーカーMを形成
し、このマーカーMを基準にしてコンバーゼンス補正具
を貼着できるようにする。また偏向ヨーク4に形成され
たマーカーMを基準にして、コンバーゼンス補正具の貼
着位置を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨーク及び調
整装置に関し、偏向ヨークの内周面にマーカーを形成
し、このマーカーを基準にしてコンバーゼンス補正具の
貼着場所を指示できるようにすることにより、簡易かつ
確実にコンバーゼンス調整できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー陰極線管においては、偏向
ヨークにより電磁偏向されて所望のラスタ画像を形成す
るようになされており、この偏向ヨークの形成する偏向
磁界の磁界分布により、コンバーゼンス特性等が変化す
る。このため偏向ヨークの製造工程においては、偏向ヨ
ークの偏向磁界を予め調整して出荷するようになされ、
これにより陰極線管装置に実装した際の、コンバーゼン
ス特性等の調整作業を簡略化するようになされている。
【0003】すなわち偏向ヨークの製造工程では、イン
ダクタンス等の検査を実施した後、基準の陰極線管に偏
向ヨークを装着してテストパターンを表示する。この状
態で偏向ヨークの製造工程では、補助コイル等の電流波
形を規定の可変範囲内で可変し、また陰極線管より偏向
ヨークを取り外して内周面にフェライトシートなどを貼
着し、これらの作業により偏向ヨークの磁界分布を調整
するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで実際上、この
フェライトシートを貼着して磁界分布を調整する作業
は、作業者がテストパターンの表示画面を目視確認しな
がら、経験と感を便りにフェライトシートの貼着箇所を
判断して実行される。従ってこの種の調整作業において
は、熟練を要し、また作業に時間を要し、さらには作業
がばらつく問題があった。
【0005】この問題を解決する1つの方法として画像
処理の手法を適用してコンバーゼンス値を測定し、この
コンバーゼンス値測定結果より、調整作業を指示する方
法が考えられる。ところがこの場合でも、作業員が、指
示されたフェライトシートの貼着箇所に正しくフェライ
トシートを貼着しないと、結局、作業に時間を要し、ま
た作業がばらつくようになる。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易かつ確実にコンバーゼンスを調整することがで
きる偏向ヨーク及び調整装置を提案しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、偏向ヨークにおいて、少なくとも
内周面にマーカーを形成し、このマーカーを基準にして
コンバーゼンズ補正具の貼着場所を指示できるようにす
る。
【0008】またこのとき、先のマーカーを、水平偏向
コイルを保持するセパレータ又は前面カバーに形成す
る。
【0009】またこれに代えて、先のマーカーを、水平
偏向コイルに形成する。
【0010】さらにこれに代えて、先のマーカーが、偏
向ヨークにおける位置情報を併せて表示するようにす
る。
【0011】また、陰極線管の表示画面を撮像して得ら
れる撮像結果より、この表示画面の規定の測定ポイント
について、コンバーゼンス値を検出するコンバーゼンス
値測定手段と、このコンバーゼンス値に基づいて、コン
バーゼンス値を補正するコンバーゼンズ補正具の貼着場
所を判断する貼着場所判断手段と、この貼着場所を表示
する表示手段とを備えるようにする。さらにこの表示手
段が、偏向ヨークに予め形成したマーカーを基準にし
て、先の貼着場所を表示するようにする。
【0012】これらの手段により、偏向ヨークにおい
て、少なくとも内周面に形成したマーカーを基準にし
て、コンバーゼンズ補正具の貼着場所を指示できるよう
にすれば、このマーカーにより貼着場所を特定してコン
バーゼンス調整することができる。
【0013】またこのとき、先のマーカーを、水平偏向
コイルを保持するセパレータ又は前面カバーに形成すれ
ば、特にセクション巻の偏向ヨークにおいて、細かく貼
着箇所を指定することができる。
【0014】またこれに代えて、先のマーカーを、水平
偏向コイルに形成すれば、金型巻による偏向ヨークにお
いても、細かく貼着箇所を指定することができる。
【0015】さらにこれに代えて、先のマーカーが、偏
向ヨークにおける位置情報を併せて表示すれば、この位
置情報によりさらに細かく貼着箇所を指定することがで
きる。
【0016】また、貼着場所を表示する表示手段が、偏
向ヨークに予め形成したマーカーを基準にして、先の貼
着場所を表示すれば、作業員に対して確実に貼着箇所を
指示することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0018】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
偏向ヨークの調整装置を示すブロック図である。この調
整装置1は、陰極線管装置3に種々のテスト信号STを
供給した状態で、この陰極線管装置3の表示画面を撮像
し、その撮像結果よりこの陰極線管装置3に装着された
偏向ヨーク4の特性を測定すると共に、この測定結果よ
り調整箇所を指示する。
【0019】このため陰極線管装置3は、偏向ヨーク4
の動作特性を検査するための標準装置で形成され、標準
陰極線管5に偏向ヨーク4を装着した状態で、テスト信
号STにより偏向ヨーク4及び陰極線管5を駆動し、こ
のテスト信号STで規定される種々のテストパターンを
陰極線管5に表示する。
【0020】ここでこの偏向ヨーク4は、図1に示すよ
うに、水平コイル用のセパレータ4a及び4bを用い
て、セクション巻により水平偏向コイルHa及びHbを
巻線して水平コイルアッセンブリが形成された後、同様
にして形成された垂直コイルアッセンブリ等と組み合わ
されて形成される。
【0021】この偏向ヨーク4において、水平コイル用
のセパレータ4a及び4bは、内周面の規定位置に線状
の突起が形成され、この突起によりマーカーMが順次形
成されるようになされている。すなわち水平コイル用の
セパレータ4a及び4bは、水平偏向コイルHa及びH
bを隔てるつば4L上に、順次等間隔で4つのマーカー
Mが形成される。また水平コイル用のセパレータ4a及
び4bは、このつば4L上のマーカーMに対応して、窓
の部分に、4つのマーカーMが形成され、これらのマー
カーMにより、調整装置1によって指定されたフェライ
トシートの貼着位置を確認できるようになされている。
【0022】調整装置1は、この陰極線管5の表示画
面、正面に配置されたカメラユニット7により、この陰
極線管5の表示画面を撮像する。すなわちカメラユニッ
ト7は、レンズ8の入射光を光学ブロック9に導き、こ
の光学ブロック9により入射光を3系統に分解する。さ
らにカメラユニット7は、この光学ブロック9におい
て、これら3系統の入射光をそれぞれ赤色、緑色、青色
の色フィルタにより帯域制限した後、それぞれCCD固
体撮像素子の撮像面に集光する。
【0023】赤色信号処理回路(R)10R、緑色信号
処理回路(G)10G、青色信号処理回路(B)10B
は、それぞれこれらCCD固体撮像素子の出力信号を信
号処理することにより、赤色、緑色、青色の色信号S
R、SG、SBを出力する。アナログディジタル変換回
路(A/D)11R、11G、11Bは、それぞれ赤
色、緑色、青色の色信号SR、SG、SBをアナログデ
ィジタル変換処理することにより、これら色信号SR、
SG、SBをそれぞれ8ビットのディジタル色信号D
R、DG、DBに変換して出力する。
【0024】メモリ(M)12R、12G、12Bは、
中央処理ユニット(CPU)13により制御されて、こ
れらディジタル色信号DR、DG、DBを1フレーム分
取り込んだ後、規定のタイミングで順次中央処理ユニッ
ト13に出力する。シグナルジェネレータ(SG)14
は、陰極線管装置3にテスト信号STを出力し、調整装
置1の測定項目に対応して、中央処理ユニット13によ
り制御されてこのテスト信号STを切り換える。モニタ
15は、中央処理ユニット13より出力される測定結
果、判定結果等を表示する。
【0025】これにより調整装置1では、所望のテスト
信号STを出力した状態で、ディジタル色信号DR、D
G、DBを中央処理ユニット13で処理し、これにより
偏向ヨーク4の種々の特性を測定し、その結果得られる
測定結果、判定結果等を表示できるようになされてい
る。
【0026】このため中央処理ユニット13は、図示し
ない記憶手段に記録した一連の処理プログラムを実行す
ることにより、この調整装置1全体の動作を制御し、こ
の調整装置1に設定された一連の測定処理を実行する。
これにより調整装置1では、偏向ヨーク4について、図
形歪、コンバーゼンス特性等を順次測定し、また測定結
果より調整の指示を発し得るようになされている。
【0027】このコンバーゼンス特性の測定において、
中央処理ユニット13は、シグナルジェネレータ14よ
りクロスハッチのテスト信号STを出力した状態で、図
3に示す処理手順を実行し、これにより作業員にコンバ
ーゼンス調整を指示する。すなわち中央処理ユニット1
3は、ステップSP1からステップSP2に移り、コン
バーゼンス値を測定する。
【0028】このコンバーゼンス値の測定において、中
央処理ユニット13は、メモリ12R、12G、12B
にそれぞれディジタル色信号DR、DG、DBを取り込
んだ後、この取り込んだディジタル色信号DR、DG、
DBを順次入力して処理することにより、各ディジタル
色信号DR、DG、DBについて、陰極線管5に表示さ
れているクロスハッチの各交点の水平方向及び垂直方向
の位置情報を検出する。
【0029】さらに中央処理ユニット13は、緑色のデ
ィジタル色信号DGを基準にして、ディジタル色信号D
R、DG、DB間でこの位置情報のずれを検出し、これ
によりクロスハッチの各交点を測定ポイントに設定し
て、各測定ポイントのミスコンバーゼンス量(すなわち
コンバーゼンス値でなる)を測定する。
【0030】このようにしてコンバーゼンス値を測定す
ると、中央処理ユニット13は、続いてステップSP3
に移り、規定の処理手順に従ってこれらコンバーゼンス
値を処理し、これにより偏向ヨーク4のコンバーゼンス
特性が規格を満足するか否か判断する。ここで否定結果
が得られると、中央処理ユニット13は、ステップSP
4に移り、補正量メモリ17から補正量データDFをロ
ードした後、続くステップSP5において、この補正量
データDFに基づいてフェライトシートの貼着位置を検
出する。
【0031】ここでこの補正量メモリ17は、1枚のフ
ェライトシートを偏向ヨーク4に貼着した際の、貼着位
置に対応する測定ポイント及びその周辺の測定ポイント
等について、コンバーゼンス値の変化量が補正量データ
DFとして記録されるようになされている。これにより
中央処理ユニット13は、この補正量データDFに基づ
いて、偏向ヨーク4のコンバーゼンス特性が規定の規格
値を満足するように、フェライトシートの貼着位置を検
出する。
【0032】すなわち中央処理ユニット13は、この補
正量データDFによりフェライトシートの貼着位置を検
出すると、この貼着位置にフェライトシートを貼着した
際のコンバーゼンス値を算出する。この状態で中央処理
ユニット13は、ステップSP3に戻り、このコンバー
ゼンス値が規格を満足するか否か判断し、否定結果が得
られると、再びステップSP4に移る。
【0033】これにより中央処理ユニット13は、ステ
ップSP3−SP4−SP5−SP3の処理手順を繰り
返し、規格値を満足するコンバーゼンス値が得られる
と、ステップSP3からステップSP6に移る。このス
テップSP6において、中央処理ユニット13は、ステ
ップSP5において検出したフェライトシートの貼着位
置を、コンバーゼンス値の測定結果等と共にモニタ15
に表示し、続くステップSP7に移ってこの処理手順を
終了する。
【0034】ここで図4は、モニタ15におけるこの表
示を示し、この実施の形態では、偏向ヨーク4の形状を
マーカーMと共に表示し、これにより作業員に貼着位置
を指示する。すなわち中央処理ユニット13は、表示画
面のほぼ中央より右側に、陰極線管の表示画面側から見
た状態の偏向ヨークを表示する(すなわちフェライトシ
ートを貼着する際の作業員側から見た偏向ヨークでな
る)。さらに中央処理ユニット13は、この偏向ヨーク
の表示25において、マーカーMを表示し、このマーカ
ーMに対応して、検出したフェライトシートの貼着位置
にフェライトシート26を表示する。
【0035】これによりこの表示をモニタする作業員に
おいては、偏向ヨーク4を陰極線管装置3より取り外し
てフェライトシートを貼着する際に、偏向ヨーク4の対
応するマーカーMを基準にして、フェライトシートの貼
着位置を簡易かつ確実に確認することができ、これによ
り指定された位置に確実にフェライトシートを貼着する
ことができる。従ってその分、簡易かつ確実にコンバー
ゼンス調整することができる。
【0036】またこのようにマーカーMを基準にしてフ
ェライトシートの貼着位置をモニタ15により指示する
場合、表示画面における偏向ヨークの表示に対して、実
際に陰極線管装置3に装着された偏向ヨーク4の形状が
異なる場合でも、確実に貼着位置を指示することができ
る。これに対して偏向ヨークの外形形状を基準にしてフ
ェライトシートの貼着位置を指示する場合、いちいち陰
極線管装置3に装着される偏向ヨーク4に対応して偏向
ヨークの表示を切り換える必要がある。これによりこの
実施の形態の場合、偏向ヨークの表示の切り換えを省略
することができ、その分調整装置1の構成を簡略化する
ことができ、また新機種の偏向ヨークに対する調整装置
1のメンテナンス作業も簡略化することができる。
【0037】なおこの図4における表示においては、表
示画面のほぼ中央より左側、上部に、輝度レベル、ホワ
イトバランス等の調整状態を棒グラフにて併せて表示
し、またこれら棒グラフの下側にコンバーゼンス値の測
定結果を併せて表示し、これにより使い勝手を向上する
ようになされている。
【0038】以上の構成において、被測定対象でなる偏
向ヨーク4は、標準の陰極線管5にに装着されて、陰極
線管装置3にセットされる。この状態で陰極線管5及び
偏向ヨーク4は、シグナルジェネレータ14より出力さ
れるテスト信号STにより駆動されて、コンバーゼンス
特性を測定する場合は、クロスハッチのテストパターン
を表示する。
【0039】このクロスハッチの表示は、調整装置1の
カメラユニット7により、赤色、緑色、青色の表示毎に
撮像され、その撮像結果が赤色、緑色、青色のディジタ
ル色信号DR、DG、DBとしてメモリ12R、12
G、12Bに記録される。このメモリ12R、12G、
12Bに記録されたディジタル色信号DR、DG、DB
は、順次中央処理ユニット13によりクロスハッチの各
交点の位置情報がそれぞれ検出され、さらにこの検出し
た位置情報よりクロスハッチの各交点を測定ポイントに
してなるコンバーゼンス値が測定される。
【0040】このコンバーゼンス値に基づいて、調整装
置1では、コンバーゼンス値が規格値を満足するよう
に、中央処理ユニット13において、補正量データDF
よりフェライトシートの貼着位置が検出され、この貼着
位置がモニタ15に表示される。このときこのフェライ
トシートの貼着位置は、作業員側から見た偏向ヨークの
表示上に、偏向ヨーク4に形成されたマーカーMを基準
にして表示される。これにより偏向ヨーク4は、この表
示を見た作業員により陰極線管5から取り外された後、
マーカーMを基準にしてモニタ15による指示位置にフ
ェライトシートが貼着され、簡易かつ確実にコンバーゼ
ンス調整の作業が完了する。
【0041】以上の構成によれば、画像処理により測定
したコンバーゼンス値からフェライトシートの貼着位置
を検出し、作業員側から見た偏向ヨークの表示上に、偏
向ヨーク4に形成されたマーカーMを基準にしてこの貼
着位置を指示することにより、簡易かつ確実に指示され
た貼着位置にフェライトシートを貼着することができ、
これにより偏向ヨークの調整作業を簡略化することがで
きる。
【0042】また偏向ヨークにおいても、対応するマー
カーMより正しく指示された位置にフェライトシートが
貼着されることにより、その分調整精度を向上すること
ができ、また作業時間も短縮することができる。従って
後に続く陰極線管装置における調整作業においても、作
業時間を短縮でき、また調整精度を向上することができ
る。
【0043】なお上述の実施の形態においては、セパレ
ータにマーカーを形成する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、図5に示すように、例えば金型巻線
の場合等にあっては、印刷により水平偏向コイルに直接
マーカーMを形成してもよい。
【0044】また上述の実施の形態においては、セパレ
ータに線状の凸部を形成することによりマーカーを形成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、凹
部によりマーカーを形成してもよく、また印刷等により
マーカーを形成してもよい。さらにこれらの場合に、線
状の表示に代えて、種々の形状の表示によりマーカーM
を形成してもよく、さらには記号、文字によりマーカー
を形成してもよい。これらの場合に図6に示すように、
各マーカーMに、併せて位置情報ADを割り当ててもよ
く、さらにはこの位置情報ADだけでマーカーを形成し
てもよい。なお、このように位置情報ADを割り当てる
ようにすれば、この位置情報ADによりさらに一段と簡
易かつ確実にフェライトシートを貼着することができ
る。
【0045】さらに上述の実施の形態においては、フェ
ライトシートの貼着位置が偏向ヨークの内周面でなるこ
とにより、この内周面にマーカーを形成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、併せて偏向ヨーク
の表示画面側のつば(セパレータ又は前面カバーの)に
マーカーを形成してもよい(図6)。
【0046】また上述の実施の形態においては、マーカ
ーを基準にして、単にフェライトシートの貼着位置を表
示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
大きさ、厚さ等、特性の異なるフェライトシートを選択
的に貼着してコンバーゼンス調整する場合にも適用する
ことができる。なおこの場合は、この異なる特性に対応
して補正量メモリに複数の補正量データを保持すること
になり、またモニタ15の表示においても、この大きさ
を容易に識別できるようにフェライトシートを表示する
必要がある。
【0047】さらに上述の実施の形態においては、フェ
ライトシートを貼着してコンバーゼンス調整する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、パーマロイ
等、種々の磁性材料でなるコンバーゼンズ補正具を貼着
してコンバーゼンス調整する場合に広く適用することが
できる。
【0048】また上述の実施の形態においては、本発明
を偏向ヨークの検査工程に適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ITCの調整工程、さらに
は陰極線管装置の製造工程等に広く適用することができ
る。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、偏向ヨー
クにマーカーを形成し、このマーカーを基準にしてコン
バーゼンズ補正具の貼着場所を指示できるようにしたこ
とにより、またこの偏向ヨークに形成したマーカーを基
準にしてコンバーゼンズ補正具の貼着位置を指示するこ
とにより、簡易かつ確実にコンバーゼンズ補正具を貼着
することができ、これにより簡易かつ確実にコンバーゼ
ンス調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る調整装置によりコン
バーゼンス調整する偏向ヨークを示す正面図である。
【図2】図1の偏向ヨークに適用する調整装置を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の調整装置の動作の説明に供するフローチ
ャートである。
【図4】図2の調整装置におけるモニタの表示を示す略
線図である。
【図5】他の実施の形態に係る偏向ヨークを示す正面図
である。
【図6】位置情報を付加した他の実施の形態に係る偏向
ヨークを示す正面図である。
【符号の説明】
1 調整装置 3 陰極線管装置 4 偏向ヨーク 5 陰極線管 7 カメラユニット 13 中央処理ユニット 14 シグナルジェネレータ 15 モニタ 17 補正量メモリ M マーカー AD 位置情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内周面にマーカーを形成し、
    前記マーカーを基準にしてコンバーゼンズ補正具の貼着
    場所を指示できるようにしたことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
  2. 【請求項2】 前記マーカーは、水平偏向コイルを保持
    するセパレータ又は前面カバーに形成されてなることを
    特徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 前記マーカーは、水平偏向コイルに形成
    されてなることを特徴とする請求項1に記載の偏向ヨー
    ク。
  4. 【請求項4】 前記マーカーは、偏向ヨークにおける位
    置情報を併せて表示することを特徴とする請求項1に記
    載の偏向ヨーク。
  5. 【請求項5】 陰極線管の表示画面を撮像して得られる
    撮像結果より、前記表示画面の規定の測定ポイントにつ
    いて、コンバーゼンス値を検出するコンバーゼンス値測
    定手段と、 前記コンバーゼンス値に基づいて、前記コンバーゼンス
    値を補正するコンバーゼンズ補正具の貼着場所を判断す
    る貼着場所判断手段と、 前記貼着場所を表示する表示手段とを備え、 前記表示手段は、 偏向ヨークに予め形成したマーカーを基準にして、前記
    貼着場所を表示することを特徴とする調整装置。
JP25954095A 1995-09-13 1995-09-13 偏向ヨーク及び調整装置 Pending JPH0982242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25954095A JPH0982242A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 偏向ヨーク及び調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25954095A JPH0982242A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 偏向ヨーク及び調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0982242A true JPH0982242A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17335534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25954095A Pending JPH0982242A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 偏向ヨーク及び調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0982242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366786B1 (ko) * 2000-04-19 2003-01-09 주식회사 엘지이아이 브라운관용 편향 요크

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366786B1 (ko) * 2000-04-19 2003-01-09 주식회사 엘지이아이 브라운관용 편향 요크

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1075458A (ja) 撮像装置における色補正装置
WO1994004003B1 (en) Automatic correction of misconvergence of image for a video projection system
JPH09312861A (ja) カラー表示装置の画質測定装置及び画質測定方法
US5497054A (en) Automatic digital convergence correcting method and apparatus therefor
JPH0982242A (ja) 偏向ヨーク及び調整装置
JP3001796B2 (ja) カラー陰極線管のコンバーゼンス測定方法
KR100704295B1 (ko) 칼라씨씨디카메라를 이용한 칼라 음극선관의 컨버젼스측정장치 및 방법
CN1022452C (zh) 电视装置中的屏幕校正装置
US4988857A (en) Misconvergence measuring apparatus
KR100392450B1 (ko) 컬러crt모니터의 컨버젼스 조정장치 및 방법
JP3476755B2 (ja) 混色パターンを使用したコンバージェンス測定方法
KR100188668B1 (ko) 칼라음극선관의컨버젼스계측을위한켈리브레이션방법
JP2000115816A (ja) カラーブラウン管の画質調整支援装置および方法およびカラーブラウン管
JP3341341B2 (ja) 偏向ヨーク調整装置
KR100188667B1 (ko) 칼라음극선관의컨버젼스측정및조정방법과그_장치
JPH05121000A (ja) コンバーゼンス補正指示装置
KR200186984Y1 (ko) 조정 및 보정이 가능한 컨버젼스측정 및 조정장치
JP3366374B2 (ja) 画質計測装置
JP2776916B2 (ja) 偏向ヨーク調整方法及びこれを用いた装置
US20030026502A1 (en) Pattern generating and adjustment apparatus and method
KR920010374B1 (ko) 칼라수상관의 콘버젼스 조정방법
JP3371969B2 (ja) カラー受像管の画質表示装置
JPH1198542A (ja) 偏向ヨーク検査装置及び被検査偏向ヨーク装着装置
JP3360840B2 (ja) カラー陰極線管表示装置のミスランディング測定装置
JPH1093867A (ja) 補正データ設定装置および方法