JPH1198542A - 偏向ヨーク検査装置及び被検査偏向ヨーク装着装置 - Google Patents

偏向ヨーク検査装置及び被検査偏向ヨーク装着装置

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JPH1198542A
JPH1198542A JP25977497A JP25977497A JPH1198542A JP H1198542 A JPH1198542 A JP H1198542A JP 25977497 A JP25977497 A JP 25977497A JP 25977497 A JP25977497 A JP 25977497A JP H1198542 A JPH1198542 A JP H1198542A
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JP
Japan
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deflection yoke
convergence
cathode ray
ray tube
measurement point
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JP25977497A
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Masashi Hotta
雅志 堀田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターコンバーゼンスの調整なしで短時間
に検査を行うことができる偏向ヨーク検査装置を得る。 【解決手段】 被検査偏向ヨーク1が装着された陰極線
管2に複数の測定点が示された検査用画像を表示させる
ための信号を、赤色,緑色及び青色の各単色毎に発生す
る信号発生器81と、表示された検査用画像を各単色毎
に撮像するモノクロ撮像装置51と、標準偏向ヨークを
検査したときセンターコンバーゼンスがゼロとなるよう
にマグネットを予め調整し、その調整状態でマグネット
が固定されたコンバーゼンスピュリティアセンブリ31
と、撮像装置51から得られる信号に基づいて各測定点
の座標を演算すると共に、得られた座標より各測定点の
コンバーゼンスを演算し、その後センターコンバーゼン
スをゼロにしたときの各測定点のコンバーゼンスを予測
演算する演算処理装置61aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は陰極線管用偏向ヨ
ークの検査装置及び被検査偏向ヨーク装着装置に関し、
より詳しくはセンターコンバーゼンスの調整が不要な偏
向ヨークの検査装置及び再現性の高い検査結果が得られ
る被検査偏向ヨーク装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開平9−37309
号公報に示された従来の陰極線管用偏向ヨーク検査装置
を示す概略外観図、図13はその構成図である。図12
及び図13において、1は被検査偏向ヨーク、2は検査
用画像を映し出す陰極線管、3は画像に合わせて後述の
画像処理装置6からの信号により管面センターのコンバ
ーゼンスを調整するコンバーゼンスピュリティ(Con
vergence Purity 以下、CPと略記す
る)コイル、4は陰極線管2と被検査偏向ヨーク1とを
駆動させるテレビシャーシ若しくは駆動電源、5は撮像
装置で、カラーフィルター5R、5G、5Bで色分離さ
れた赤色R、緑色G及び青色Bの各単色画像をCCD素
子5aで撮り込む装置である。6は撮像装置5で得た画
像を輝度分布信号として処理し、種々の演算を行う画像
処理装置である。なお、6aはA/D変換器である。7
は測定結果などを表示する表示装置、8は計測用信号を
供給するための信号発生器である。10は架台で、上部
に撮像装置5と検査用陰極線管2が固定されており、ま
た、内部に駆動電源4、画像処理装置6及び信号発生器
8が収納されている。11は上述の2〜8、10によっ
て構成された偏向ヨーク検査装置である。
【0003】このような従来の陰極線管用偏向ヨーク検
査装置においては、陰極線管2に被検査偏向ヨーク1を
取り付けて、偏向ヨーク検査装置11を起動すると、信
号発生器8は信号を供給し、この信号に基づいて陰極線
管2に、図14に示すような格子状パターン(a)やド
ット状パターン(b)等の検査用画像が映し出される。
この画像は撮像装置5により撮り込まれる。画像処理装
置6は撮り込まれた画像の輝度分布を計算し、そこから
各単色信号の輝度重心を求めて所望のコンバーゼンスや
画歪を計測することができる。また、色フィルター5
R、5G、5Bにより色分離できるため、赤、緑、青の
3色を同時に映し出してコンバーゼンスのデータを得る
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の陰
極線管用偏向ヨーク検査装置では、陰極線管2に被検査
偏向ヨーク1を取り付ける際は、実際に陰極線管と偏向
ヨークとを組み立てるときと同じように、偏向ヨークに
付属のネックバンドを締めつけることによって固定した
り、画像のX軸端及びY軸端のコンバーゼンス(一般的
に軸ずれという)を予め最小にするために偏向ヨークを
上下左右に首振りのできるようにされた可動治具(首振
り治具)を介して固定している。従って、被検査偏向ヨ
ークを精度よく毎回同じ位置に取り付けることが困難で
あった。そのため、同じ偏向ヨークを二度検査した時の
二つのデータの再現性が乏しかった。例えば陰極線管と
偏向ヨークとを組み合わせる工程で偏向ヨークの品質に
疑義が生じた場合などに、再度データを確認するために
検査する必要があってもデータの再現性がなく品質管理
に繋がらないという問題があった。
【0005】また、通常画像検査の前提条件として管面
センターのコンバーゼンスをゼロに調整するが、従来装
置では管面センターを検査しながら作業者が陰極線管の
ネック部の偏向ヨークよりさらに後ろ側に取り付けた4
極及び6極のリング状マグネット(CP)を調整する
か、リング状マグネットの代わりに直流電流を流すこと
によって4極及び6極の作用をする電磁CPコイルを取
り付け、これに流す電流を画像処理装置6で制御するこ
とにより調整するため、調整とその調整によって管面セ
ンターのコンバーゼンスがどう変化したかの計測結果が
得られるまでの時間差により調整がし辛く、収束するの
に時間が必要であった。さらに、従来の調整作業では、
作業者が実際に管面に映し出された画像を見て、作業者
自身の経験的技術により特性の修正を行っていたため、
修正後の品質にばらつきがあったり、作業時間が長いと
いう問題もあった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、マグネットの調整状態が、標準
偏向ヨークを検査したときセンターコンバーゼンスがゼ
ロとなる状態に固定されたCPアセンブリーを設け、予
め管面センター及びその他の測定点のコンバーゼンス変
化量の感度データを装置に入力しておいて、測定後にセ
ンターコンバーゼンスをゼロにしたときのデータを予測
演算することにより、センターコンバーゼンスの調整な
しで短時間に検査を行うことができる偏向ヨーク検査装
置を得ることを目的とする。
【0007】また、被検査偏向ヨークの位置決めを行う
位置決め部材と、陰極線管に位置決めされた被検査偏向
ヨークを保持する被検査偏向ヨーク押さえ機構とからな
り、常に再現性の良い検査結果が得られる被検査偏向ヨ
ーク装着装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る偏向ヨー
ク検査装置は、駆動手段を有する陰極線管と、この陰極
線管に被検査偏向ヨークを装着する被検査偏向ヨーク装
着装置と、被検査偏向ヨークが装着された陰極線管に複
数の測定点が示された検査用画像を表示させるための信
号を、赤色,緑色及び青色の各単色毎に発生する信号発
生器と、この信号発生器からの信号に基づいて表示され
た検査用画像を各単色毎に撮像するモノクロ撮像装置
と、標準偏向ヨークを検査したときセンターコンバーゼ
ンスがゼロとなるようにマグネットを予め調整し、その
調整状態でマグネットが固定されたコンバーゼンスピュ
リティアセンブリと、モノクロ撮像装置から得られる信
号に基づいて各測定点の座標を演算すると共に、得られ
た座標より各測定点のコンバーゼンスを演算し、その後
センターコンバーゼンスをゼロにしたときの各測定点の
コンバーゼンスを予測演算する演算処理装置と、この演
算処理装置の処理結果を表示する表示装置とを備えたも
のである。
【0009】また、演算処理装置は、管面センター及び
その他の測定点のコンバーゼンス変化量の感度データを
予め入力しておき、この感度データに基づいてセンター
コンバーゼンスをゼロにしたときの各測定点のコンバー
ゼンスを予測演算するものである。
【0010】さらに、コンバーゼンスピュリティアセン
ブリは、陰極線管のソケットに固定され、ネック部の外
径より大きい内径有するマグネット固定部材を備え、こ
のマグネット固定部材にリング状マグネットが固定され
ているものである。
【0011】また、表示装置は、各測定点毎の数値デー
タ、成分データ及び画像パターンを一画面にまとめて表
示するものである。
【0012】さらに、演算処理装置は、各測定点の座標
を演算すると共に、得られた座標より各測定点のコンバ
ーゼンス及び画歪みを演算するものである。
【0013】さらにまた、表示装置は、コンバーゼンス
及び画歪みのそれぞれについて各測定点毎の数値デー
タ、成分データ及び画像パターンを一画面にまとめて表
示するものである。
【0014】また、この発明に係る被検査偏向ヨーク装
着装置は、被検査偏向ヨークをあてがうことにより陰極
線管に対する装着位置が決まる位置決め部材と、陰極線
管の取り付け台に固定され、位置決めされた被検査偏向
ヨークをネック側から着脱可能に押さえる押さえ機構と
からなるものである。
【0015】さらに、位置決め部材が陰極線管に固着さ
れているものである。
【0016】また、位置決め部材は、陰極線管とは着脱
可能で、陰極線管の取り付け台に固定されているもので
ある。
【0017】さらに、位置決め部材が、陰極線管とは着
脱可能で、押さえ機構と一体にして陰極線管の取り付け
台に固定されているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す概
略外観図、図2は同じく構成図である。図1および図2
において、図12および図13と同一符号を付した部分
は同一部分を示し、51は撮像装置である。この撮像装
置51は、コンバーゼンス測定時はR、G、Bを切り換
えながら各単色毎に測定するためモノクロ撮像装置であ
る。なお、51aはレンズ、51bはCCD素子、51
cは光電変換回路である。61は画像処理装置で、CP
U61aやメモリー61bを有し、撮像装置51より得
た管面の画像データから、各測定点の管面上における座
標を演算し、その座標に基づいてコンバーゼンスを演算
する。また、予め管面センター及びその他の測定点のコ
ンバーゼンス変化量の感度データを装置に入力しておい
て、測定後にセンターコンバーゼンスをゼロにしたとき
のデータを予測演算する。更には各測定点のコンバーゼ
ンスを示す画像パターン、各測定点の数値データや成分
データを表示するためのデータを、表示装置7に出力す
る装置である。81は信号発生器で、陰極線管2の管面
に検査用画像を表示させるための信号を、R、G、Bを
切り換えながら各単色毎に発生することができるように
なっている。
【0019】31はCPアセンブリーで、図3に示すよ
うにリング状マグネット31a、陰極線管2の電子銃の
各電極に電圧を供給するためのソケット31bおよびリ
ング状マグネット31aをソケット31bに固定するた
めのマグネット固定部材31cからなっている。マグネ
ット固定部材31cはプラスチックを用いて、陰極線管
2のネック部の外径より大きい内径を持った円筒状に形
成され、一端をソケット31bに固定してある。また、
他端にリング状マグネット31aが固定されている。こ
こで、リング状マグネット31aは、予め標準偏向ヨー
クを検査してセンターコンバーゼンスがゼロとなるよう
にマグネットを調整し、そのときの磁界の強さや方向を
保持した状態でマグネット固定部材31cに固定されて
いる。CPアセンブリー31はこのように構成されてい
るので、陰極線管2からソケット31bを抜いても、再
びソケット31bを差し込んだときはリング状マグネッ
ト31aは前と同じ状態で装着される。
【0020】なお、被検査偏向ヨーク1は、ネックバン
ド(図示せず)のような装着装置によって陰極線管2に
装着される。
【0021】次に、動作について説明する。被検査偏向
ヨーク1を陰極線管2のネック部に装着し、CPアセン
ブリー31も装着したのち、検査装置11を起動する。
陰極線管2の管面に図14(a)に示す検査用画像が映
し出されると、撮像装置51はこれを撮像し、画像処理
装置61に信号を送る。画像処理装置61は撮像装置5
1からの信号を演算処理し、検査用画像の測定点(格子
状画像の場合は交点)の座標を演算すると同時に、その
各座標よりコンバーゼンスを演算する。センターコンバ
ーゼンスの測定結果がゼロで無かった場合は、画像処理
装置61に予め設定しておいた管面センターとその他の
各測定点のコンバーゼンスの感度データを基に、センタ
ーコンバーゼンスをゼロとしたときの各測定点のコンバ
ーゼンスを算出する。
【0022】ところで、リング状マグネットや電磁CP
によってセンターコンバーゼンスを調整すると、同時に
画面全域において同じようにビームが動く。よって、セ
ンターコンバーゼンスがずれたままで画面を測定して
も、センターコンバーゼンスがゼロのときの本来のコン
バーゼンス特性は得られないことになる。一方、画面セ
ンターでのビームの動く量に対する、画面全域でのビー
ムの動く量というのは分かっており、これを感度データ
として画像処理装置61のメモリー61bに予め入力し
ておけば、以下に述べる処理をすることによって、セン
ターコンバーゼンスの調整をすることなく検査を行うこ
とができる。
【0023】図4は管面センターとその他の各測定点の
コンバーゼンスの感度データの一例を示す図で、測定点
を25点とした場合である。また、センターの感度を1
とした場合のデータで、センターが1mm動いたとき
は、同時に右上コーナーは1.5mm動くことを示して
いる。例えば、センターコンバーゼンスが5、画面右上
コーナーのコンバーゼンスが15であったとすると、セ
ンターコンバーゼンスをゼロとしたとき右上コーナーの
コンバーゼンスは、15−(5×1.5)=7.5とな
り、右上コーナーのコンバーゼンスは7.5という検査
結果が得られる。つまり、センターコンバーゼンスをゼ
ロとしたときのある測定点のコンバーゼンス検査結果
は、測定データ −(センターの測定データ×その測定
点の感度データ)となる。
【0024】被検査偏向ヨーク1が合格しているか否か
は、画像処理装置61のメモリ61bに入力しておいた
コンバーゼンスの限界値データと測定結果データを比較
して、測定結果が限界値以下である場合を合格、それ以
上の場合を不合格と判定する。
【0025】画像処理装置61によって処理されたコン
バーゼンスの測定結果は表示装置7に送られ、表示装置
7は各測定点毎の数値データと成分データと画像パター
ンを一つの画面にまとめて一緒に表示する。表示の一例
を図5に示す。なお、数値データとは各測定点での各色
のずれ量であり、成分データとは、X軸上のL,R測定
点における水平方向のミスコンバーゼンス(XH)や、
Y軸上のT,B測定点における水平方向のミスコンバー
ゼンス(YH)等である。数値データにおいて、R−B
は赤と青のずれ、R−Gは赤と緑のずれ、B−Gは青と
緑のずれである。また、Xは横方向のずれ、Yは縦方向
のずれである。なお、図6は概要を示すもので一部図示
を省略してある。不合格になった偏向ヨークは修正が必
要になる。作業者は測定結果として示される画像パター
ンを見れば、画面が実際にどのようなコンバーゼンスを
持っているかが分かるため、この画像パターンから修正
を行う。また、修正の仕方はコンバーゼンスのパターン
によって判断し、偏向ヨークの内面のコイル表面にフェ
ライトシートを張りつけることにより行う。
【0026】上記実施の形態1はコンバーゼンスを測定
しているが、画像処理装置61は、撮像装置51より得
た管面の画像データから、各測定点の管面上における座
標を演算し、その座標に基づいてコンバーゼンス及び画
歪みを演算してもよい。また、表示装置7はコンバーゼ
ンス及び画歪みそれぞれについて、各測定点毎の数値デ
ータと成分データと画像パターンを一つの画面にまとめ
て一緒に表示してもよい。図6に画歪みの表示の一例を
示す。なお、図6は概要を示すもので一部図示を省略し
てある。なお、数値データとは各測定点での絶対座標で
あり、成分データとは、糸巻歪み等である。
【0027】上記実施の形態1によれば、R、G、B各
単色を切り換えながら測定するため、撮像装置51はモ
ノクロでよく、CCD素子の解像度が同じであるとした
場合、約3倍の精度で測定できる。また、カラーと同等
の精度を得るためには逆に約1/3の解像度のCCD素
子でよく、コストを押さえることが可能である。さら
に、色分離する必要がないため、測定精度を低下させる
要因の一つである色フィルターも不要であり、精度の低
下を押さえられる。
【0028】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2を示す概略外観図で、図1と同一符号を付した部分
は同一部分を示し、9は被検査偏向ヨーク装着装置で、
位置決め部材9aと被検査偏向ヨーク押さえ機構9bと
で構成されている。位置決め部材9aは樹脂製の板状部
材で、片面9a1が図8(a)に示すように検査用陰極
線管2のファンネル部のテーパー形状に合わせて加工さ
れ、他面9a2が図8(b)に示すように被検査偏向ヨ
ーク1の開口部側の形状に合わせて加工されている。即
ち、凹部9a3が形成されている。そして、位置決め部
材9aはテーパー形状の側が検査用陰極線管2に直接貼
り付けられている。貼り付け方は、凹部9a3に被検査
偏向ヨーク1の開口部側をあてがったとき、被検査偏向
ヨーク1が陰極線管2に対して正しい配置となるように
貼り付ける。なお、上記の被検査偏向ヨーク1の開口部
側とは、陰極線管に装着されたときネック部側とは逆の
ファンネル部側になる方のことである。
【0029】9bは被検査偏向ヨーク押さえ機構で、位
置決め部材9aの凹部9a3にあてがって位置決めされ
た被検査偏向ヨーク1を着脱可能に固定するために、ネ
ック部側から押さえつける機構である。図9は被検査偏
向ヨーク押さえ機構の一例を示す側面図で、(a)は被
検査偏向ヨーク1を押さえつけている状態を示し、
(b)は開放状態を示している。図9において、9b1
は押さえ部材で、押さえ部材支持台9b2に回動可能に
支持されている。押さえ部材9b1には先端にクッショ
ンを付けた押さえ棒9b3が取り付けられている。9b
4はレバーで、レバー支持台9b5に回動可能に支持さ
れている。押さえ部材9b1とレバー9b4とは連結部
材9b6により回動可能に連結されている。
【0030】次に、機能を説明する。図9(b)の状態
からレバー9b4を矢印A方向に押し下げると、押さえ
部材9b1は矢印B方向に回動して、被検査偏向ヨーク
1を押さえつける。この状態からレバー9b4を矢印C
方向に引き上げると、押さえ部材9b1は矢印D方向に
回動して、被検査偏向ヨーク1を開放する。なお、押さ
え部材支持台9b2とレバー支持台9b5とは、底部を
一体にして架台10に固定されている。また、被検査偏
向ヨーク押さえ機構9bは、図9(b)の状態で、被検
査偏向ヨーク1の装着及び取り外しに支障がないよう
に、各部の寸法や固定する位置を設定する必要がある。
【0031】このように構成された被検査偏向ヨーク装
着装置では、被検査偏向ヨーク1を、陰極線管2のネッ
ク部に挿入し、開口部側を位置決め部材9aの凹部9a
3に押し当て、被検査偏向ヨーク押さえ機構9bのレバ
ー9b4を矢印A方向に倒すことにより押さえ部材9b
1により被検査偏向ヨーク1をネック側より押さえつ
け、固定することができる。レバー9b4を矢印C方向
に持ち上げれば、被検査偏向ヨーク1を取り外すことが
できる。従って、一度取り外した偏向ヨークでも再び元
の位置に取り付けることができる。さらに、何度でも同
じ位置に取り付けることができる。また、同種同形状の
偏向ヨークであれば、どれでも同じ位置に取り付けるこ
とが可能となる。
【0032】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3を示す概略外観図である。実施の形態2では、位
置決め部材9aを陰極線管2に直接貼り付ける構造とし
たが、被検査偏向ヨーク押さえ機構9bと同様に、架台
10に取り付ける構造としてもよい。なお、架台10に
取り付けるときは支持部材9cを介して取り付けるが、
位置は実施の形態2と同じ位置となるように固定する。
これにより、万が一陰極線管2が故障するなどして交換
の必要が出たときには、位置決め部材9aを残したまま
で検査用陰極線管2の交換ができる。
【0033】実施の形態4.図11はこの発明の実施の
形態4を示す概略外観図である。この実施の形態4は、
位置決め部材9aと被検査偏向ヨーク押さえ機構9bと
を取り付け台9dに取り付けて、一体型の被検査偏向ヨ
ーク装着装置9を構成し、架台10に固定したものであ
る。この実施の形態4によれば、偏向ヨーク検査装置の
組み立てに際し、被検査偏向ヨーク装着装置を調整する
場合、位置決め部材9aと被検査偏向ヨーク押さえ機構
9bとを個々に調整する必要がなく、しかも精度よく組
み立てることができる。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、駆動手
段を有する陰極線管と、被検査偏向ヨークが装着された
陰極線管に複数の測定点が示された検査用画像を表示さ
せるための信号を、赤色,緑色及び青色の各単色毎に発
生する信号発生器と、この信号発生器からの信号に基づ
いて表示された検査用画像を各単色毎に撮像するモノク
ロ撮像装置と、標準偏向ヨークを検査したときセンター
コンバーゼンスがゼロとなるようにマグネットを予め調
整し、その調整状態でマグネットが固定されたコンバー
ゼンスピュリティアセンブリと、モノクロ撮像装置から
得られる信号に基づいて各測定点の座標を演算すると共
に、得られた座標より各測定点のコンバーゼンスを演算
し、その後センターコンバーゼンスをゼロにしたときの
各測定点のコンバーゼンスを予測演算する演算処理装置
と、この演算処理装置の処理結果を表示する表示装置と
を備えたから、センターコンバーゼンスを調整すること
なくコンバーゼンスを測定することができる。従って、
短時間で偏向ヨークの検査ができる効果を有する。
【0035】また、表示装置は、各測定点毎の数値デー
タ、成分データ及び画像パターンを一画面にまとめて表
示するものであるから、コンバーゼンス特性の修正が容
易である。
【0036】さらに、演算処理装置は、各測定点の座標
を演算すると共に、得られた座標より各測定点のコンバ
ーゼンス及び画歪みを演算するものであり、また、表示
装置は、コンバーゼンス及び画歪みのそれぞれについて
各測定点毎の数値データ、成分データ及び画像パターン
を一画面にまとめて表示するから、画歪みを含めた特性
の修正が容易にできる。
【0037】また、被検査偏向ヨークをあてがうことに
より陰極線管に対する装着位置が決まる位置決め部材
と、陰極線管の取り付け台に固定され、位置決めされた
被検査偏向ヨークをネック側から着脱可能に押さえる押
さえ機構とからなる被検査偏向ヨーク装着装置であるか
ら、被検査偏向ヨークを、陰極線管の所定の位置に何度
でも簡単に着脱できる。従って、再現性の高い検査結果
が得られる。
【0038】また、位置決め部材は、陰極線管とは着脱
可能で、陰極線管の取り付け台に固定されているから、
万が一陰極線管が故障するなどして交換の必要が出たと
きには、位置決め部材を残したままで検査用陰極線管の
交換ができる。
【0039】さらに、位置決め部材が、陰極線管とは着
脱可能で、押さえ機構と一体にして陰極線管の取り付け
台に固定されているから、偏向ヨーク検査装置の組み立
てに際し、被検査偏向ヨーク装着装置を調整する場合、
位置決め部材と被検査偏向ヨーク押さえ機構とを個々に
調整する必要がなく、しかも精度よく組み立てることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す概略外観図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図3】 コンバーゼンスピュリティアセンブリを示す
斜視図である。
【図4】 管面センター及びその他の測定点のコンバー
ゼンス変化量の感度データを示す説明図である。
【図5】 コンバーゼンスの検査結果の表示例を示す説
明図である。
【図6】 画歪みの検査結果の表示例を示す説明図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す概略外観図で
ある。
【図8】 被検査偏向ヨーク装着装置における位置決め
部材を示す斜視図である。
【図9】 被検査偏向ヨーク装着装置における押さえ機
構を示す側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す概略外観図
である。
【図11】 この発明の実施の形態4を示す概略外観図
である。
【図12】 従来の陰極線管用偏向ヨーク検査装置の概
略外観図である。
【図13】 従来の陰極線管用偏向ヨーク検査装置の構
成図である。
【図14】 検査用画像を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 被検査偏向ヨーク、2 陰極線管、7 表示装置、
10 架台、11 偏向ヨーク検査装置、31 コンバ
ーゼンスピュリティアセンブリ、51 モノクロ撮像装
置、61a 演算処理装置、81 信号発生装置、9
被検査偏向ヨーク装着装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段を有する陰極線管と、 この陰極線管に被検査偏向ヨークを装着する被検査偏向
    ヨーク装着装置と、 被検査偏向ヨークが装着された上記陰極線管に複数の測
    定点が示された検査用画像を表示させるための信号を、
    赤色,緑色及び青色の各単色毎に発生する信号発生器
    と、 この信号発生器からの信号に基づいて表示された上記検
    査用画像を各単色毎に撮像するモノクロ撮像装置と、 センターコンバーゼンスがゼロとなるように予め調整さ
    れたマグネットを固定したコンバーゼンスピュリティア
    センブリと、 上記モノクロ撮像装置から得られる信号に基づいて各測
    定点の座標を演算すると共に、得られた座標より各測定
    点のコンバーゼンスを演算し、センターコンバーゼンス
    をゼロにしたときの各測定点のコンバーゼンスを予測演
    算する演算処理装置と、 この演算処理装置の処理結果を表示する表示装置とを備
    えたことを特徴とする偏向ヨーク検査装置。
  2. 【請求項2】 演算処理装置は、管面センター及びその
    他の測定点のコンバーゼンス変化量の感度データを予め
    入力しておき、この感度データに基づいてセンターコン
    バーゼンスをゼロにしたときの各測定点のコンバーゼン
    スを予測演算することを特徴とする請求項1記載の偏向
    ヨーク検査装置。
  3. 【請求項3】 コンバーゼンスピュリティアセンブリ
    は、陰極線管のソケットに固定され、ネック部の外径よ
    り大きい内径を有するマグネット固定部材と、このマグ
    ネット固定部材に固定されたリング状マグネットとを備
    えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の偏向ヨーク検査装置。
  4. 【請求項4】 表示装置は、各測定点毎の数値データ、
    成分データ及び画像パターンを一画面にまとめて表示す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項
    記載の偏向ヨーク検査装置。
  5. 【請求項5】 演算処理装置は、各測定点の座標を演算
    すると共に、得られた座標より各測定点のコンバーゼン
    ス及び画歪みを演算することを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれか一項記載の偏向ヨーク検査装置。
  6. 【請求項6】 表示装置は、コンバーゼンス及び画歪み
    のそれぞれについて各測定点毎の数値データ、成分デー
    タ及び画像パターンを一画面にまとめて表示することを
    特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査偏向ヨークをあてがうことにより
    陰極線管に対する装着位置が決まる位置決め部材と、上
    記陰極線管の取り付け台に固定され、位置決めされた被
    検査偏向ヨークをネック側から着脱可能に押さえる押さ
    え機構とからなることを特徴とする被検査偏向ヨーク装
    着装置。
  8. 【請求項8】 位置決め部材は陰極線管に固着されてい
    ることを特徴とする請求項7記載の被検査偏向ヨーク装
    着装置。
  9. 【請求項9】 位置決め部材は、陰極線管に着脱可能に
    設けられ、上記陰極線管の取り付け台に固定されている
    ことを特徴とする請求項7記載の被検査偏向ヨーク装着
    装置。
  10. 【請求項10】 位置決め部材は、陰極線管に着脱可能
    に設けられ、押さえ機構と一体にして陰極線管の取り付
    け台に固定されていることを特徴とする請求項7記載の
    被検査偏向ヨーク装着装置。
JP25977497A 1997-09-25 1997-09-25 偏向ヨーク検査装置及び被検査偏向ヨーク装着装置 Pending JPH1198542A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462777B1 (en) * 1997-07-15 2002-10-08 Minolta Co., Ltd. Display characteristic measurement apparatus for a color display apparatus, and a method for calibrating the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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