JP2000115796A - 映像信号処理装置、カラービデオカメラ及び映像信号の処理方法 - Google Patents

映像信号処理装置、カラービデオカメラ及び映像信号の処理方法

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JP2000115796A
JP2000115796A JP10286853A JP28685398A JP2000115796A JP 2000115796 A JP2000115796 A JP 2000115796A JP 10286853 A JP10286853 A JP 10286853A JP 28685398 A JP28685398 A JP 28685398A JP 2000115796 A JP2000115796 A JP 2000115796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度圧縮回路を確実に動作させ、彩度が保存
され広いダイナミックレンジを確保できるようにした映
像信号処理装置、カラービデオカメラ及び映像信号の処
理方法を提供する。 【解決手段】 入力端子61R,61G,61Bに供給
される3原色信号R,G,Bについて、NAM(Non Ad
ditive Mixer)回路からなる最大値検出回路62により
信号レベルの最も大きな信号を輝度信号namYとして
検出し、検出された輝度信号namYの信号レベルを高
輝度圧縮回路63により予め決められた圧縮曲線でレベ
ル圧縮し、レベル圧縮された輝度信号namY’と上記
輝度信号namYの信号レベル比を割り算器64で算出
し、算出した信号レベル比を圧縮率として掛け算器65
R,65G,65Bで上記3原色信号R,G,Bに掛け
ることにより、上記圧縮率を掛けた3原色信号R,G,
Bにて表されるカラー映像信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号の高輝度
部分をレベル圧縮する映像信号処理装置とそれを搭載す
るカラービデオカメラ及び映像信号の処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】NTSC(National Television System
Committee)やPAL(Phase Alternation by Line)
などの標準テレビジョン方式の映像信号規格では、輝度
信号の信号レベルの黒レベルと最大白レベルが決まって
おり、最大白レベルより明るい部分を表示することがで
きない。そのため、ビデオカメラでは、高輝度部分を映
像信号内に収めるために輝度圧縮している。すなわち、
上記映像信号規格における白レベルを100%とする
と、上記最大白レベルは105〜110%となっている
ので、例えば撮影素子から得られた95〜200%の輝
度信号レベルの撮像信号を95%〜110%の輝度信号
レベル内に収まるようにレベル圧縮することが行われて
いる。
【0003】ここで、図5は、白黒の映像信号を扱うビ
デオカメラ100の構成例を示す。
【0004】この図5に示したビデオカメラ100は、
被写体からの撮像光が撮像レンズ101を介して入射さ
れるCCDイメージセンサ102を備える。上記CCD
イメージセンサ102は、上記撮像光により結像される
被写体像を撮像して電気信号に変換する。このCCDイ
メージセンサ102で得られる電気信号すなわち撮像信
号は、輪郭強調回路103にて水平及び垂直方向の輪郭
強調が行われ、さらに、輝度圧縮回路104にて輝度圧
縮される。
【0005】そして、上記輝度圧縮回路104の出力信
号は、ガンマ補正回路105にてガンマ補正と呼ばれる
非線形補正が施され、さらにホワイトクリップ回路10
6にて映像信号規格よりも輝度信号レベルが高い信号が
出ないようにするためのホワイトクリップが施され、当
該ビデオカメラ100の出力映像信号とされる。
【0006】ここで、上記輝度圧縮回路104における
圧縮前の輝度信号をY、圧縮後の輝度信号をY’とし、
信号レベル(ニーポイント)Kp以上の輝度信号Yを圧
縮率(ニースロープ)Ksで圧縮するとした場合、上記
輝度圧縮回路104での輝度圧縮は以下の式で示され
る。
【0007】 Y≦Kpの時 Y'=Y Y>Kpの時 Y'=Ks×(Y−Kp)+Kp 例えば、上記映像信号規格における100%の白レベル
を1とした場合において、200%(=2)までの輝度
信号レベルを持った上記圧縮前の輝度信号Yを110%
(=1.1)の輝度信号レベルに抑え、上記ニーポイン
トKpの信号レベルを95%(=0.95)にしたとす
ると、上記ニースロープKsは、 Ks=(1.1−0.95)/(2−0.95) となり、 Y≦0.95の時 Y’=Y Y>0.95の時 Y’={(1.1−0.95)/
(2−0.95)}×(Y−0.95)+0.95 として示される。このような輝度圧縮は図6のように表
すことができる。なお、映像信号規格における白レベル
を1とした場合において、この図6の横軸は、撮像レン
ズ101の開口量を示し、縦軸は映像信号規格における
白レベルを100%(=1)とした輝度信号レベルを示
している。この図6では、入力信号すなわち圧縮前の輝
度信号Yの信号レベルを破線にて表し、また、出力信号
すなわち圧縮後の輝度信号Y’の信号レベルを実線にて
表している。
【0008】以下、上述したような輝度圧縮の方式を第
1の方式と呼ぶことにする。
【0009】図5には白黒の信号を扱うビデオカメラ1
00の構成例を挙げたが、カラー映像信号を扱うカラー
ビデオカメラの構成例としては、例えば図7に示すよう
な構成が知られている。
【0010】この図7に示したカラービデオカメラ11
0の構成と図5に示したビデオカメラ100の構成との
相違点は、被写体像を結像する撮像光を3原色である
赤,緑,青の各色成分に分けるための色分解プリズム1
12が撮像レンズ111の後に置かれ、それぞれの色成
分に分離された各被写体像を撮像するためのCCDイメ
ージセンサ113R,113G,113Bと、上記CC
Dイメージセンサ113R,113G,113Bによる
各色成分の撮像信号として得られる赤色信号R,緑色信
号G及び青色信号Bについて、ホワイトバランスを取る
ためのホワイトバランス回路114と、輪郭強調や輝度
圧縮などを3チャンネルで行う輪郭強調回路115R,
115G,115B、輝度圧縮回路116R,16G,
116B、ガンマ補正回路117R,117G,117
B及びホワイトクリップ回路118R,118G,11
8Bが用意されている点と、3原色信号R,G,Bから
NTSCやPAL等のカラー映像信号に変換するための
エンコーダ119とが付加されている点である。
【0011】すなわち、この図7に示すカラービデオカ
メラ110では、撮像レンズ111を介して入射された
被写体等からの撮像光は、色分解プリズム112によっ
て赤と緑と青の3原色の光に分解される。各色成分の光
は、それぞれ対応して配置されたCCDイメージセンサ
113R,113G,113Bに入射され、これらCC
Dイメージセンサ113R,113G,113Bによっ
てそれぞれ各色成分の光に対応する撮像信号すなわち3
原色信号R,G,Bに変換される。
【0012】これらCCDイメージセンサ113R,1
13G,113Bからの3原色信号R,G,Bは、無彩
色の被写体の撮像時に各信号レベルが互いに等しくなる
ようにホワイトバランス回路114にて各信号レベルが
調整されることでホワイトバランスが取られ、さらに、
それぞれ対応する輪郭強調回路115R,115G,1
15Bに送られ、それぞれ輪郭強調が行われる。これら
輪郭強調回路115R,115G,115Bからの各出
力信号は、それぞれ対応する輝度圧縮回路116R,1
16G,116Bに送られ、各々輝度圧縮される。
【0013】そして、上記輝度圧縮回路116R,11
6G,116Bの各出力信号は、それぞれ対応するガン
マ補正回路117R,117G,117Bにてガンマ補
正され、さらに対応するホワイトクリップ回路118
R,118G,118Bにてホワイトクリップされ、エ
ンコーダ119に送られる。このエンコーダ119は、
上記3原色信号R,G,BからNTSCやPAL等の標
準テレビジョン方式に準拠したカラー映像信号を生成
し、このカラー映像信号が当該カラービデオカメラ11
0の出力映像信号とされる。
【0014】この図7に示したカラービデオカメラ11
0における輝度圧縮は、3原色信号R,G,Bをそれぞ
れ独立に上述した第1の方式により行われている。以
下、このように3原色信号R,G,Bをそれぞれ独立に
上記第1の方式により輝度圧縮する方式を第2の方式と
呼ぶことにする。
【0015】この第2の方式の輝度圧縮は以下の式で示
される。
【0016】 R≦Kpの時 R'=R R>Kpの時 R'=Ks(R−Kp)+Kp G≦Kpの時 G'=G G>Kpの時 G'=Ks(G−Kp)+Kp B≦Kpの時 B'=B B>Kpの時 B'=Ks(B−Kp)+Kp ここで、彩度は、以下の式で定義されるものとする。
【0017】彩度=((R−Y)2+(B−Y)2)1/2/Y (ただし、Y=0.3R+0.59G+0.11B) この第2の方式の輝度圧縮では、例えば色の付いた被写
体の場合に、図8に実線にて示すように、3原色信号
R,G,Bの比率が変わってしまうので、高輝度部分の
色相や彩度が元の信号から大きく変わってしまう。
【0018】そこで、3原色信号R,G,Bをそれぞれ
独立した輝度圧縮回路にて圧縮するのではなく、上記3
原色信号R,G,Bから輝度信号Yを生成し、それを元
に輝度圧縮を行うようにしたカラー映像信号のレベル圧
縮方法が提案されている。
【0019】このカラー映像信号のレベル圧縮方法で
は、例えば図9に示すような構成の輝度圧縮回路150
を用いて3原色信号R,G,Bの輝度圧縮を行う。
【0020】この図9に示す輝度圧縮回路150におい
て、入力端子151R,151G,151Bに入力され
る3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応して設けられ
た掛け算器156R,156G,156Bに送られると
ともに、Yマトリクス回路152に送られる。
【0021】上記Yマトリクス回路152は、供給され
た3原色信号R,G,BからY=0.3R+0.59G
+0.11Bなる演算により輝度信号Yを生成する。こ
のYマトリクス回路152にて生成された輝度信号Y
は、高輝度圧縮回路154に送られる。
【0022】上記高輝度圧縮回路154では、端子15
3から供給される前記KpとKsを示す係数を用いて、
上記輝度信号Yに対して前記第1の方式により高輝度部
分の圧縮を行う。
【0023】次に、上記高輝度圧縮回路154の出力信
号である輝度信号Y’は、割り算器155に送られる。
この割り算器155では、上記高輝度圧縮回路154か
らの輝度信号Y’を上記Yマトリクス回路152からの
圧縮前の輝度信号Yで割り算することにより係数kを求
める。
【0024】上記割り算器155にて求めた係数kは、
上記3原色信号R,G,Bが供給されている掛け算器1
56R,156G,156Bに送られる。これら掛け算
器156R,156G,156Bでは、それぞれ供給さ
れている3原色信号R,G,Bに上記係数kを掛けるこ
とにより彩度と色相を保つ輝度圧縮を行い、3原色信号
R’,G’,B’を出力する。
【0025】図10には、この輝度圧縮回路150に入
った信号の一例を示してある。なお、図10の横軸はビ
デオカメラの撮像レンズに通常備えられているレンズ絞
りの開口量を示し、また、縦軸は信号レベルを示してい
る。
【0026】ここで、このように3原色信号R,G,B
から生成された輝度信号Yを元に輝度圧縮を行う方式を
以下第3の方式と呼ぶことにする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
3の方式では、輝度信号Yは3原色信号R,G,Bの加
重平均であるため、3原色信号R,G,Bのうちの最も
信号レベルの大きい信号は輝度信号Yより大きい。その
ため、色の濃いすなわち彩度が高い絵柄の場合、単色で
はホワイトクリップレベルを越えても輝度Yがニーポイ
ント以下のことがあり、この部分では、ホワイトクリッ
プ回路118R,118G,118Bの出力として得ら
れる3原色信号R* ,G* ,B* とともに彩度の変化状
態を図11に実線にて示してあるように、彩度が急激に
低下する。結果的に、この部分では輝度圧縮回路が動作
せず、上述の第1の方式よりもダイナミックレンジが狭
くなってしまう。
【0028】そこで、本発明の目的は、輝度圧縮回路を
確実に動作させ、彩度が保存され広いダイナミックレン
ジを確保できるようにした映像信号処理装置、カラービ
デオカメラ及び映像信号の処理方法を提供することにあ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号処
理装置は、カラー映像信号を表す3色信号のうちの最も
高い信号レベルの信号を輝度信号として検出する最大値
検出手段と、上記最大値検出手段により検出された輝度
信号の信号レベルを予め決められた圧縮曲線でレベル圧
縮する高輝度圧縮手段と、上記高輝度圧縮手段によりレ
ベル圧縮された輝度信号と上記最大値検出手段により検
出された輝度信号の信号レベル比を算出する割り算手段
と、上記割り算手段により算出した信号レベル比を圧縮
率として上記カラー映像信号を表す3色信号に掛ける掛
け算手段とを備えることを特徴とする。
【0030】また、本発明に係るカラービデオカメラ
は、撮像光に応じた3色信号を生成する撮像手段と、上
記撮像手段により生成された3色信号のうちの最も高い
信号レベルの信号を輝度信号として検出する最大値検出
手段と、上記最大値検出手段により検出された輝度信号
の信号レベルを予め決められた圧縮曲線でレベル圧縮す
る高輝度圧縮手段と、上記高輝度圧縮手段によりレベル
圧縮された輝度信号と上記最大値検出手段により検出さ
れた輝度信号の信号レベル比を算出する割り算手段と、
上記撮像手段により生成された3色信号に上記割り算手
段により算出した信号レベル比を圧縮率として掛ける掛
け算手段とを備え、上記掛け算手段により圧縮率を掛け
た3色信号にて表されるカラー映像信号を生成すること
を特徴とする。
【0031】さらに、本発明に係る映像信号処理方法
は、カラー映像信号を表す3色信号のうちの最も高い信
号レベルの信号を輝度信号として検出し、検出された輝
度信号の信号レベルを予め決められた圧縮曲線でレベル
圧縮し、レベル圧縮された輝度信号と検出された輝度信
号の信号レベル比を算出し、算出した信号レベル比を圧
縮率として上記カラー映像信号を表す3色信号に掛け、
上記圧縮率を掛けた3色信号にて表されるカラー映像信
号を生成することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0033】本発明は、例えば図1に示すような構成の
カラービデオカメラ10に適用される。
【0034】この図1に示すカラービデオカメラ10
は、撮像レンズ11を介して入射される撮像光を赤,
緑,青の3原色の各色成分に分離するための色分解プリ
ズム12を備え、この色分解プリズム12によりそれぞ
れの色成分に分離された被写体像をCCDイメージセン
サ13R,13G,13Bにより撮像する。
【0035】このカラービデオカメラ10は、CCDイ
メージセンサ13R,13G,13Bによる各色成分の
撮像信号として得られる3原色信号R,G,Bがホワイ
トバランス回路14を介して輪郭強調回路115R,1
15G,115Bに供給され、輪郭強調回路15R,1
5G,15Bの各出力信号が輝度圧縮回路16を介して
ガンマ補正回路17R,17G,17Bに供給され、ガ
ンマ補正回路17R,17G,17Bの各出力信号がホ
ワイトクリップ回路18R,18G,18Bを介してエ
ンコーダ19に供給され、このエンコーダ19の出力信
号が当該カラービデオカメラ10の出力映像信号として
出力されるようになっている。
【0036】すなわち、このカラービデオカメラ10で
は、撮像レンズ11を介して入射された被写体等からの
撮像光は、色分解プリズム12によって赤と緑と青の3
原色の光に分解される。そして、各色成分の光は、それ
ぞれ対応して配置されたCCDイメージセンサ13R,
13G,13Bに入射され、これらCCDイメージセン
サ13R,13G,13Bによってそれぞれ各色成分の
光に対応する撮像信号すなわち3原色信号R,G,Bに
変換される。
【0037】これらCCDイメージセンサ13R,13
G,13Bからの撮像信号として得られる3原色信号
R,G,Bは、無彩色の被写体の撮像時に各信号レベル
が互いに等しくなるようにホワイトバランス回路14に
て各信号レベルが調整されることでホワイトバランスが
取られ、さらに、それぞれ対応する輪郭強調回路15
R,15G,15Bにて輪郭強調が行われる。これら輪
郭強調回路15R,15G,15Bからの各出力信号
は、輝度圧縮回路16に送られる。
【0038】上記輝度圧縮回路16にて輝度圧縮された
3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応するガンマ補正
回路17R,17G,17Bにてガンマ補正され、さら
に対応するホワイトクリップ回路18R,18G,18
Bにてホワイトクリップされ、さらに、エンコーダ19
に送られる。このエンコーダ19では、上記3原色信号
R,G,BからNTSCやPAL等の標準テレビジョン
方式に準拠したカラー映像信号を生成し、このカラー映
像信号を当該カラービデオカメラ10の出力映像信号と
する。
【0039】このカラービデオカメラ10における輝度
圧縮回路16の具体的な構成例を図2に示す。
【0040】図2に示す輝度圧縮回路16において、入
力端子61R,61G,61Bには、上記輪郭強調回路
15R,15G,15Bからの各出力信号として得られ
る3原色信号R,G,Bが入力される。これら3原色信
号R,G,Bは、それぞれ対応して設けられた掛け算器
65R,65G,65Bに送られるとともに、NAM
(Non Additive Mixer)回路からなる最大値検出回路6
2に送られる。
【0041】当該最大値検出回路62では、3原色信号
R,G,Bのうち一番大きな値を輝度信号namYとし
て検出する。この最大値検出回路62にて生成された輝
度信号namYは、高輝度圧縮回路63と割り算器64
に送られる。高輝度圧縮回路63は、上記輝度信号na
mYに対して前記第1の方式により高輝度部分の圧縮を
行う。すなわち、高輝度圧縮前の輝度信号をnamY、
圧縮後の輝度信号をnamY’とし、信号レベル(ニー
ポイント)Kp以上の輝度信号namYを圧縮率(ニー
スロープ)Ksで圧縮するとした場合、上記高輝度圧縮
回路63は、端子60から供給されるKp とKs を示す
係数を用いて、namY≦Kpの時には namY'=namY とし、namY>Kpの時には、 namY'=Ks×(namY−Kp)+Kp とする。
【0042】次に、上記高輝度圧縮回路63の出力信号
である輝度信号namY’は、割り算器64に送られ
る。割り算器64は、上記最大値検出回路62からの圧
縮前の輝度信号namYと上記高輝度圧縮回路63から
の圧縮後の輝度信号namY’とを用いて、 k=namY’/namY の割り算を行うことにより、圧縮係数kを求める。
【0043】上記割り算器64にて求めた圧縮係数k
は、上記3原色信号R,G,Bが供給されている掛け算
器65R,65G,65Bに送られる。掛け算器65
R,65G,65Bは、それぞれ供給されている3原色
信号R,G,Bと上記圧縮係数kを用いて、 R’=kR G’=kG B’=kB なる掛け算を行うことにより、彩度と色相を保つ輝度圧
縮を行う。
【0044】上記R’,G’,B’は、上記3原色信号
R,G,Bに上記圧縮係数kを掛けることによる彩度と
色相を保つ輝度圧縮がなされた後の3原色信号を示す。
【0045】ここで、上記3原色信号R,G,Bと上記
彩度と色相を保つ輝度圧縮後の3原色信号R’,G’,
B’とでは、それぞれの信号レベルの比に変化がないの
で、色相及び彩度は保存されており、輝度にのみ圧縮が
かかる事になる。
【0046】このカラービデオカメラ10における輝度
圧縮回路16では、上記最大値検出回路52により3原
色信号R,G,Bのうち一番大きな値を圧縮前の輝度信
号namYとして検出し、この輝度信号namYを用い
て上記圧縮係数kを決定しており、上記輝度信号nam
Yが3原色信号R,G,Bよりも小さいことはあり得な
いので、上述の第3の方式のように輝度圧縮回路が動作
しない状態を生じることがなく、確実に動作することが
でき、図3に示すように、彩度が保存される広いダイナ
ミックレンジを確保することができる。
【0047】すなわち、上述の図9に示した輝度圧縮回
路では、彩度が高い絵柄の場合、単色ではホワイトクリ
ップレベルを越えても輝度Yがニーポイント以下のこと
があり、この部分では動作せず、図11に示したよう
に、上述の第1の方式よりもダイナミックレンジが狭く
なってしまうことがあったが、このカラービデオカメラ
10における輝度圧縮回路16では、ホワイトクリップ
回路18R,18G,18Bの出力として得られる3原
色信号R* ,G* ,B* とともに彩度の変化状態を図4
に実線にて示してあるように、ホワイトクリップレベル
を越えると、彩度が緩やかに低下することになる。図1
1と図4を比較することにより明らかなように、彩度が
保存されるダイナミックレンジが広く、なおかつ急激に
彩度が低下することもない。
【0048】なお、この輝度圧縮回路16では、後段に
設けられるホワイトクリップ回路18R,18G,18
Bでのホワイトクリップによって色相が変わることのな
い状態で輝度と色相を保つ色度圧縮を行う。
【0049】すなわち、上記輝度と色相を保つ色度圧縮
を行うため、上記掛け算器65R,65G,65Bから
出力信号である3原色信号R’,G’,B’は、それぞ
れ対応して設けられた彩度圧縮回路68R,68G,6
8Bに送られるとともに、nam(non additive mixe
r)回路からなる最大値検出回路66に送られる。
【0050】当該最大値検出回路66では、3原色信号
R’,G’,B’のうち一番大きな値をnamY”とし
て検出する。
【0051】この最大値namY”は係数演算器67に
送られる。係数演算器67には、前記高輝度圧縮回路6
3からの輝度信号namY’と端子69からのホワイト
クリップレベルを示す設定係数Wc(ガンマ補正すると
ホワイトクリップレベルになる値)も供給されている。
この係数演算器67は、これらを用いて、 k’=Wc/(namY”−namY’) ただし、namY”≦Wcの時 k’=1 Y’≧Wcの時 k’=0 0≦k’≦1 なる演算により、係数k’を求める。
【0052】上記係数演算器67にて求められた係数
k’は、上記3原色信号R’,G’,B’が供給されて
いる彩度圧縮回路68R,68G,68Bに送られる。
これら彩度圧縮回路68R,68G,68Bには、前記
高輝度圧縮回路63からの輝度信号namY’も供給さ
れている。上記彩度圧縮回路68R,68G,68B
は、これらを用いて、 R”=namY’+k’(R’−namY’) G”=namY’+k’(G’−namY’) B”=namY’+k’(B’−namY’) にて、上記輝度と色相を保つ色度圧縮を行う。
【0053】ここで、上記R”,G”,B”は、上記輝
度と色相を保つ彩度圧縮後の3原色信号を示す。
【0054】上述したように、上記輝度と色相を保つ色
度圧縮では、上記最大値namY”が設定係数Wc(ガ
ンマ補正するとホワイトクリップレベルになる値)を超
えないような彩度圧縮を行う。ただし、前記高輝度圧縮
後の輝度信号namY’が上記設定係数Wcの値以上の
ときの彩度はゼロとなる。
【0055】なお、この実施の形態におけるカラービデ
オカメラ10では、撮像光を色分解プリズム12で赤,
緑,青の3原色の各色成分に分離することにより、CC
Dイメージセンサ13R,13G,13Bで被写体像を
3原色信号R,G,Bに変換し、3原色信号R,G,B
に対して輝度圧縮処理を施すようにしたが、例えば、撮
像光から赤,緑,青の補色成分を抽出する補色フィルタ
を介してCCDイメージセンサ13R,13G,13B
により補色の3色信号を得て、補色の3色信号に対して
輝度圧縮処理を施すようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、カラ
ー映像信号を表す3色信号のうちの最も高い信号レベル
の信号を輝度信号として検出し、検出された輝度信号の
信号レベルを予め決められた圧縮曲線でレベル圧縮し、
レベル圧縮された輝度信号と検出された輝度信号の信号
レベル比を算出し、算出した信号レベル比を圧縮率とし
て上記カラー映像信号を表す3色信号に掛けることによ
り、生成される上記圧縮率を掛けた3色信号にて表され
るカラー映像信号は、彩度が保存されるダイナミックレ
ンジが広く、なおかつ急激に彩度が低下することもな
い。
【0057】したがって、本発明によれば、輝度圧縮回
路を確実に動作させ、彩度が保存され広いダイナミック
レンジを確保できるようにした映像信号処理装置、カラ
ービデオカメラ及び映像信号の処理方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したカラービデオカメラの概略
構成を示すブロック回路図である。
【図2】 上記カラービデオカメラに設けた輝度圧縮回
路の概略構成を示すブロック回路図である。
【図3】 上記輝度圧縮回路によって高輝度部分の彩度
を落とすことが可能になった様子を説明するための図で
ある。
【図4】 上記輝度圧縮回路によって輝度圧縮した3原
色信号にホワイトクリップを掛けた状態を説明するため
の図である。
【図5】 従来の白黒のビデオカメラの概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図6】 従来の白黒のビデオカメラに設けられた輝度
圧縮回路での輝度圧縮の様子を説明するための図であ
る。
【図7】 従来のカラービデオカメラの概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図8】 従来のカラービデオカメラに設けられた輝度
圧縮回路での輝度圧縮の様子を説明するための図であ
る。
【図9】 輝度信号Yに基づいて3原色信号の輝度圧縮
を行うようにした輝度圧縮回路の概略構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図10】は、図9に示した輝度圧縮回路での輝度圧縮
の様子を説明するための図である。
【図11】 図9に示した輝度圧縮回路によって輝度圧
縮した3原色信号にホワイトクリップを掛けた場合の状
態を説明するための図である。
【符号の説明】
11 撮像レンズ、12 色分解プリズム、13R,1
3G,13B CCDイメージセンサ、14 ホワイト
バランス回路、15R,15G,15B 輪郭強調回
路、16 輝度圧縮回路、17R,17G,17B ガ
ンマ補正回路、18R,18G,18B ホワイトクリ
ップ回路、19 エンコーダ、61R,61G,61B
入力端子、62 最大値検出回路、63 高輝度圧縮
回路、64割り算器、65R,65G,65B 掛け算
器、66 最大値検出回路、67係数演算器、68R,
68G,68B 彩度圧縮回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー映像信号を表す3色信号のうちの
    最も高い信号レベルの信号を輝度信号として検出する最
    大値検出手段と、 上記最大値検出手段により検出された輝度信号の信号レ
    ベルを予め決められた圧縮曲線でレベル圧縮する高輝度
    圧縮手段と、 上記高輝度圧縮手段によりレベル圧縮された輝度信号と
    上記最大値検出手段により検出された輝度信号の信号レ
    ベル比を算出する割り算手段と、 上記割り算手段により算出した信号レベル比を圧縮率と
    して上記カラー映像信号を表す3色信号に掛ける掛け算
    手段とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 撮像光に応じた3色信号を生成する撮像
    手段と、 上記撮像手段により生成された3色信号のうちの最も高
    い信号レベルの信号を輝度信号として検出する最大値検
    出手段と、 上記最大値検出手段により検出された輝度信号の信号レ
    ベルを予め決められた圧縮曲線でレベル圧縮する高輝度
    圧縮手段と、 上記高輝度圧縮手段によりレベル圧縮された輝度信号と
    上記最大値検出手段により検出された輝度信号の信号レ
    ベル比を算出する割り算手段と、 上記撮像手段により生成された3色信号に上記割り算手
    段により算出した信号レベル比を圧縮率として掛ける掛
    け算手段とを備え、 上記掛け算手段により圧縮率を掛けた3色信号にて表さ
    れるカラー映像信号を生成することを特徴とするカラー
    ビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 カラー映像信号を表す3色信号のうちの
    最も高い信号レベルの信号を輝度信号として検出し、 検出された輝度信号の信号レベルを予め決められた圧縮
    曲線でレベル圧縮し、 レベル圧縮された輝度信号と検出された輝度信号の信号
    レベル比を算出し、 算出した信号レベル比を圧縮率として上記カラー映像信
    号を表す3色信号に掛け、 上記圧縮率を掛けた3色信号にて表されるカラー映像信
    号を生成することを特徴とする映像信号の処理方法。
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