JP2000115216A - 情報通信システム及びネットワーク監視制御装置 - Google Patents

情報通信システム及びネットワーク監視制御装置

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JP2000115216A
JP2000115216A JP10287841A JP28784198A JP2000115216A JP 2000115216 A JP2000115216 A JP 2000115216A JP 10287841 A JP10287841 A JP 10287841A JP 28784198 A JP28784198 A JP 28784198A JP 2000115216 A JP2000115216 A JP 2000115216A
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transmission
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manager
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ネットワークを構成するエージェン
トを複数のマネージャにより管理する情報通信システム
に於いて、エージェント側に於ける排他制御のための操
作状態管理テーブル及びそのアクセス制御機構の実装有
無に依存せず、エージェント側へのアクセスを伴わずに
マネージャ側の処理のみで信頼性の高い排他制御機能が
実現できるシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】全てのマネージャ11-1,11-2は、当該
マネージャが制御する全てのエージェント21-1,21
-2,…21-mの操作状態を保持する操作状態管理テーブ
ル12を有して、当該マネージャまたは他のマネージャ
に於いてエージェントに対する操作要求が発生した場合
に、上記操作状態管理テーブル12内の当該エージェン
トに対応するフラグをチェックし管理オブジェクト操作
の排他制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを構
成する複数(n)の伝送装置(エージェント)を複数
(m)のネットワーク監視制御装置(マネージャ)によ
り管理する、例えば光ケーブルを用いたリングネットワ
ーク等に適用して好適な情報通信システムに係り、特に
複数のネットワーク監視制御装置が各伝送装置内の管理
オブジェクトを操作する際の排他制御機能に特徴をもつ
情報通信システム、及びネットワーク監視制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】リングネットワークを構成する複数
(n)の伝送装置(以下エージェントと称す)を複数
(m)のネットワーク監視制御装置(以下マネージャと
称す)が管理するネットワークシステムに於いて、従
来、マネージャのエージェント操作に係る排他制御機能
を以下のようにして実現していた。即ち、従来では、エ
一ジエント各々に管理テーブルを所有させ、マネージャ
がエージェントを操作する際に、先ずエージェントから
上記管理テーブルの値を取得して、他のマネージャが当
該エージェントを操作中であるか否かを判断し、操作中
でなければ当該テーブルを書換える要求を操作対象とな
るエージェントに送出して、その応答を待って後、エー
ジェントの操作を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術によれば、エージェント側に管理テーブルを設ける必
要があり、かつ当該管理テーブル内のデータをマネージ
ャ側からの要求により読み出し及び設定する処理が必要
となることから以下のような問題があった。即ち、マネ
ージャはネットワーク構成によって他のべンダのエージ
ェントを管理する場合があり、前記した管理テーブル及
びその読み出し/書き込み処理機構がエージェント側に
実装されているとは限らない。従ってエージェント側に
実装されていない場合は、複数マネージャ環境に於ける
排他制御が不可能であるという問題があった。また、エ
ージェント側に前記テーブル及び処理が実装されていた
としても、メモリ等のシステム資源を必要とするという
欠点があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
ネットワークを構成する複数(n)のエージェントを複
数(m)のマネージャにより管理する情報通信システム
に於いて、エージェント側に於ける排他制御のための操
作状態管理テーブル及びそのアクセス制御機構の実装有
無に依存せず、エージェント側へのアクセスを伴わずに
マネージャ側の処理のみで信頼性の高いかつ効率の良い
排他制御機能が実現できる情報通信システム、及びネッ
トワーク監視制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を構成する複数(n)のエージェントを複数(m)のマ
ネージャにより管理する情報通信システムに於いて、全
てのマネージャは、当該マネージャが制御する全てのエ
ージェントの操作状態を保持する操作状態管理テーブル
を有する。マネージャは、当該マネージャまたは他のマ
ネージャに於いてエージェントに対する操作要求が発生
した場合に、上記操作状態管理テーブル内の当該エージ
ェントに対応するフラグをチェックし更新する機能を有
する。上記操作要求発生時に、各操作状態管理テーブル
の当該要求の対象にある操作フラグがオフであれば、当
該エージェントは操作中でないものと判断して、当該操
作要求が許可される。また上記要求の対象にある操作フ
ラグが既にオンであれば、当該エージェントが既に操作
中であるものと判断し、当該操作要求が拒否される。
【0006】このような構成をとることから、あるマネ
ージャに於いて、ネットワーク内のあるエージェントが
管理する管理オブジェクトを操作する必要が発生したと
き、管理オブジェクト単位の操作状態管理テーブルが当
該マネージャ内に保持されているので、エージェントに
操作中であるか否かを問い合わせる必要がない。また、
操作状態管理テーブルをマネージャ間で通信し、常に同
期がとられるのでネットワ一ク内のどのマネージャで管
理オブジェクトを操作する必要が発生しても、当該マネ
ージャが管理する操作状態管理テーブルを参照すること
で、排他制御を実現することができる。
【0007】このような排他制御機能により、エージェ
ント側に於ける排他制御のための操作状態管理テーブル
及びそのアクセス制御機構の実装有無に依存せず、エー
ジェント側へのアクセスを伴わずにマネージャ側の処理
のみで信頼性の高いかつ効率の良い情報通信システムが
構築できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。先ず、図1乃至図5を参照して本発明
の第1実施形態を説明する。図1は本発明に係るシステ
ムの一構成例を示すブロック図である。この例では、m
台の伝送装置となるエージェント(AG−1,AG−
2,…AG−m)21-1,21-2,…21-mが例えば光
ケーブルを用いた伝送路で環状に接続され、リングネッ
トワークを構築している。さらに、ここでは上記ネット
ワーク内のエージェント(AG−1)21-1とエージェ
ント(AG−3)21-3とのそれぞれに、ネットワーク
監視・制御装置となるマネージャ(MG−1,MG−
2)11-1,11-2が接続され、各々のマネージャ(M
G−1,MG−2)11-1,11-2はネットワーク内の
全てのエージェント(AG−1,AG−2,…AG−
m)21-1,21-2,…21-mを管理するものとする。
従ってこの実施形態に於けるシステムに於いては、マネ
ージャ間の排他制御を実施しないと、ネットワーク内の
あるエージェント配下の管理オブジェクト(oj-1,oj-2,
…oj-n)22に対して複数のマネージャから同時に操作
され、正常なシステム運用が損なわれる予期しない不都
合な結果を招く可能性がある。
【0009】そこでこの実施形態に於いては、各マネー
ジャ(MG−1,MG−2)11-1,11-2にそれぞれ
各エージェントの操作状態を保持する操作状態管理テー
ブル(ST−TBL)12を設ける。
【0010】上記各マネージャ(MG−1,MG−2)
11-1,11-2は、この操作状態管理テーブル(ST−
TBL)12をそれぞれ独立して管理し、当該テーブル
の書き込みは当該テーブルを管理しているマネージャの
み可能とする。また上記操作状態管理テーブル(ST−
TBL)12は、当該テーブルを管理しているマネージ
ャを経由することによって他のマネージャからも読み出
しを可能とする。
【0011】図2は、上記各マネージャ(MG−1,M
G−2)11-1,11-2が管理する操作状態管理テーブ
ル(ST−TBL)12の一構成例を示す図である。こ
こでは、各マネージャ(MG−1,MG−2)11-1,
11-2の管理対象に、m個のエージェント(AG−1,
AG−2,…AG−m)21-1,21-2,…21-mが存
在し、その各エージェントがn個の管理オブジェクト
(oj-1,oj-2,…oj-n)22を持つことから、これに従
い、m個のエージェント(AG−1,AG−2,…AG
−m)21-1,21-2,…21-mそれぞれに固有の情報
ブロックが設けられ、その各情報ブロックに、管理オブ
ジェクトを単位に、そのオブジェクトが操作中であるか
否かを示すフラグ(MF)、及び操作中である際に、ど
のマネージャが操作中であるかを示すマネージャ番号レ
ジスタ(MG NO.)が設けられた構成としている。
【0012】図3乃至図5はそれぞれ上記実施形態の動
作シーケンスを示す図であり、このうち図3は正常状態
に於ける実施形態の動作シーケンスを示す図、図4はマ
ネージャ障害発生時に於ける実施形態の動作シーケンス
を示す図、図5は操作権を持つマネージャの障害発生時
に於ける実施形態の動作シーケンスを示す図である。
【0013】尚、上記した図1の構成に於いてはシステ
ム上に存在するマネージャを2台のみ示しているが、図
3乃至図5に於いては、マネージャが3台存在する場合
を例に示しており、従って上記図3乃至図5を用いる以
後の動作説明ではマネージャ(MG−1,MG−2)1
1−1,11−2 に、マネージャ(MG−3)11-3を加
えて動作を説明する。
【0014】ここで上記各図を参照して本発明の第1実
施形態に於ける動作を説明する。先ず図3を参照して正
常状態に於ける実施形態の動作ついて説明する。初期状
態として、全てのエージェント(AG−1,AG−2,
…AG−m)21-1,21-2,…21-mの全ての管理オ
ブジェクト(oj-1,oj-2,…oj-n)22は操作状態に無い
ものとする。即ち、各マネージャ(MG−1,MG−
2,MG−3)11-1,11-2,11-3が管理する操作
状態管理テーブル(ST−TBL)12内の操作状態を
保持するフラグ(MF)は全てオフ(例えば“0”)に
なっている。尚、この際は当然ながらマネージャ番号レ
ジスタ(MG NO.)の内容もすべて意味をもたない状態
(Null状態)になっている。
【0015】ここで、例えばマネージャ(MG−1)1
1-1に於いて、エージェント(AG−1)21-1が実装
する管理オブジェクト(oj-1,oj-2,…oj-n)22を操作
するイベントが発生したとする。
【0016】この際、上記マネージャ(MG−1)11
-1は、先ず当該マネージャが管理する操作状態管理テー
ブル(ST−TBL)12を参照し、これから操作しよ
うとする管理オブジェクトが現在使用中であるか否かを
確認する。
【0017】ここで、使用中でないと判断したマネージ
ャ(MG−1)11−1 は、次に、エージェント(AG
−1)21−1 を監視し制御する他のマネージャ(MG
−2,MG−3)11-2,11-3に対して操作許可要求
を送出する(図3(a),(b)参照)。
【0018】このマネージャ(MG−2,MG−3)1
1-2,11-3に送出される操作許可要求には、操作しよ
うとするエージェントを示すデータ(エージェント番号
と称す)と管理オブジェクトを示すデータ(オブジェク
ト名と称す)とが含まれている。
【0019】操作許可要求を受けたマネージャ(MG−
2,MG−3)11-2,11-3は、上記操作許可要求信
号に含まれるエージェント(エージェント番号)と管理
オブジェクト(オブジェクト名)をキーとして、当該マ
ネージャが管理する操作状態管理テーブル(ST−TB
L)12を参照し、当該操作しようとする管理オブジェ
クトが現在操作中であるか否かを確認する。
【0020】マネージャ(MG−2,MG−3)11-
2,11-3は、それぞれ上記要求のあった管理オブジェ
クトが操作中でないと判断した際、自己管理対象下にあ
る操作状態管理テーブル(ST−TBL)12内の上記
要求のあった管理オブジェクトの操作状態を保持するフ
ラグをオン(例えば1)に設定し、当該管理オブジェク
トがどのマネージャによって操作されているかを示すマ
ネージャ番号を設定するとともに、操作許可応答をマネ
ージャ(MG−1)11-1に返す(図3(c),(d)
参照)。
【0021】上記操作許可応答を受けたマネージャ(M
G−1)11-1は、当該マネージャが管理する操作状態
管理テーブル(ST−TBL)12内の操作しようとす
る管理オブジェクトの操作状態を保持するフラグをオン
(“1”)にし、自己のマネージャ番号を当該操作状態
管理テーブル(ST−TBL)12に書込む。
【0022】ここまでのシーケンスで、上記要求の生じ
た管理オブジェクトの操作権はマネージャ(MG−1)
11-1が操作終了通知を送出するまでの間、当該マネー
ジャが獲得したことになる。
【0023】この間に他のマネージャ(MG−2,MG
−3)11-2,11-3が上記操作権の確定している管理
オブジェクト(マネージャ(MG−1)11-1が操作権
を獲得した管理オブジェクト)を操作しようとしても、
当該マネージャ(MG−2,MG−3)11-2,11-3
はそれぞれ自己が管理する操作状態管理テーブル(ST
−TBL)12を参照すると、当該管理オブジェクトが
使用中であることが判り、処理を継続することができな
い。仮に操作状態管理テーブル(ST−TBL)12の
チェックで使用中でないと判断されたとしても、操作許
可要求に対する他マネージャからの応答では「拒否」が
通知され、やはり処理を継続することができない。
【0024】操作権を得たマネージャ(MG−1)11
-1は、当該操作対象となる管理オブジェクトの操作をエ
ージェント(AG−1)21-1に対して行なう(図3
(e),(f)参照)。
【0025】マネージャ(MG−1)11-1は、操作を
終了すると、当該マネージャが管理する操作状態管理テ
ーブル(ST−TBL)12内の対象となる管理オブジ
ェクトの操作状態を保持するフラグをオフ(“0”)に
するとともに、当該管理オブジェクトの操作が終了した
ことを示す操作終了通知を他の各マネージャ(MG−
2,MG−3)11-2,11-3に送出する(図3
(g),(h)参照)。
【0026】この操作終了通知には、上述した操作許可
要求と同様に、エージェントと、管理オブジェクトを示
すデータが含まれている。即ち、ここでは操作を終了す
るエージェントを示すエージェント番号と管理オブジェ
クトを示すオブジェクト名が含まれている。
【0027】操作終了通知を受けたマネージャ(MG−
2,MG−3)11-2,11-3は、当該操作終了通知に
含まれるエージェント(エージェント番号)と管理オブ
ジェクト(オブジェクト名)をキーとして、自己マネー
ジャが管理する操作状態管理テーブル(ST−TBL)
12内の対象となる管理オブジェクトの操作状態を保持
するフラグをオフ(“0”)に設定するとともに、それ
ぞれ操作終了応答をマネージャ(MG−1)11-1に返
す(図3(i),(j)参照)。
【0028】操作終了通知を受けたマネージャ(MG−
1)11-1は、応答の内容が正常であることを確認し、
シーケンスを終了する。次に、本発明の第1実施形態に
於いて、ネットワーク内のあるマネージャに障害が発生
した場合のシステム動作例について図4を参照して説明
する。
【0029】図4はマネージャ障害発生時に於ける実施
形態の動作シーケンスを示す図であり、ここでは、マネ
ージャ(MG−1)11-1に於いて、エージェント(A
G−1)21-1が実装する管理オブジェクトを操作する
イベントが発生した際に、マネージャ(MG−3)11
-3に障害が発生した場合を例示している。
【0030】マネージャ(MG−1)11-1に於いて、
エージェント(AG−1)21-1が実装する管理オブジ
ェクトを操作するイベントが発生した際、マネージャ
(MG−1)11-1は、まず自己マネージャが管理する
操作状態管理テーブル(ST−TBL)12を参照して
操作対象となる管理オブジェクトの未操作状態を確認し
た後、上記操作要求の生じたエージェント(AG−1)
21-1を監視し制御する他の各マネージャ(MG−2,
MG−3)11-2,11-3に対して操作許可要求を送出
する(図4(a),(b)参照)。
【0031】この際、マネージャ(MG−1)11-1
は、操作許可要求に対する各マネージャからの操作許可
応答を監視するため、操作許可要求の送出に伴い、マネ
ージャ(MG−2,MG−3)11-2,11-3からの操
作許可応答に対するタイマを設定しておく。
【0032】操作許可要求を受けたマネージャ(MG−
2)11-2は、当該管理オブジェクトが操作中でないこ
とを確認後、操作許可応答をマネージャ(MG−1)1
1-1に返すが、マネージャ(MG−3)11-3は、障害
発生中であるため、操作許可応答をマネージャ(MG−
1)11-1に返すことができない(図4(c),(d)
参照)。
【0033】この際、排他制御の上からは、本来、マネ
ージャ(MG−1)11-1は、操作許可要求を送出した
すべてのマネージャ(MG−2,MG−3)11-2,1
1-3から操作許可応答が返らないと、エージェント(A
G−1)21-1の操作権を得ることができないが、この
実施形態に於いては、先に設定したタイマがタイムアウ
トするまでに操作許可応答が返ってこない場合、その操
作許可応答が返ってこないマネージャは障害中にあると
判断し、当該マネージャを操作権獲得のための条件から
一時的に外すことによって、シーケンスを続行できるよ
うにする。ここでは、応答が返ってこないマネージャ
(MG−3)11-3を一時的に操作権獲得のための条件
から排除してシーケンスを続行する(図4(e)〜
(g)参照)。
【0034】次に、マネージャ(MG−3)11-3の障
害復旧とともに、マネージャ(MG−1)11-1が一時
的に外している操作権獲得のための判断条件にマネージ
ャ(MG−3)11-3を組み入れる必要があり、また、
マネージャ(MG−1)11-1がエージェント(AG−
1)21-1に対する操作を終了しないうちにマネージャ
(MG−3)11-3の障害が復旧した時は、マネージャ
(MG−1,MG−2)11-1,11-2が管理する操作
状態管理テーブル(ST−TBL)12と、マネージャ
(MG−3)11-3が管理する操作状態管理テーブル
(ST−TBL)12とで差分が発生してしまうことに
なる。
【0035】そこで、各マネージャは、それぞれ起動時
に、起動したことを示す起動通知を他の各マネージャに
送出し、通知元のマネージャを判断条件から外していれ
ば当該マネージャを判断条件に組み入れるようにする。
更に、起動通知を通知したマネージャは、同時に他のマ
ネージャ(例えば隣接のマネージャ)から、そのマネー
ジャが管理する操作状態管理テーブル(ST−TBL)
12を取得する処理を行なうようにする。ここでは、マ
ネージャ(MG−3)11-3のの障害復旧に伴う起動時
に、当該マネージャ(MG−3)11-3が起動したこと
を示す起動通知を他の各マネージャ(MG−1,MG−
2)11-1,11-2に送出し、通知元のマネージャ(M
G−3)11-3を上記判断条件から外していれば当該マ
ネージャ(MG−3)11-3を判断条件に組み入れるよ
うにする。更に、起動通知を通知したマネージャ(MG
−3)11-3は、他のマネージャ、例えば隣接するマネ
ージャ(MG−2)11-2から、そのマネージャ(MG
−2)11-2が管理する操作状態管理テーブル(ST−
TBL)12を取得する。その後のシーケンス動作は上
述した通常動作と同様である(図4(h)〜(l)参
照)。
【0036】以上説明したように、ネットワーク内の一
つのマネージャに障害が発生しても、他の各マネージャ
は管理オブジェクトの操作権を獲得することが可能とな
り、障害発生中に生じた操作状態管理テーブルの差分
も、障害復旧時に速やかに整合可能となる。
【0037】次に、本発明の第1実施形態に於いて、操
作権を得ているマネージャに障害が発生した場合のシス
テム動作例について図5を参照して説明する。図5は操
作権を持つマネージャの障害発生時に於ける実施形態の
動作シーケンスを示す図であり、ここでは、操作権をも
つマネージャ(MG−1)11-1に障害が発生し、その
後、復旧した場合を例に示している。
【0038】マネージャ(MG−1)11-1が上述した
実施形態と同様にして操作権を獲得し(図5(a)〜
(f)参照)、その後に障害が発生した際、その障害復
旧に伴う起動時に於いて、同じく上述した実施形態と同
様に、当該マネージャ(MG−1)11-1が起動したこ
とを示す起動通知を他の各マネージャ(MG−2,MG
−3)11-2,11-3に送出する(図5(g),(h)
参照)。
【0039】ここで、マネージャの機能を実現するソフ
トウェアは、一般に、あるシーケンス実行中に障害が発
生すると、復旧時にメモリを初期化してしまうため、実
行中であったシーケンスを再開できない。
【0040】従って、マネージャ(MG−2,MG−
3)11-2,11-3は、マネージャ(MG−1)11-1
が操作権を得ているものと認識しているにも拘わらず、
マネージャ(MG−1)11-1自身は操作権を持ってお
らず初期状態にあるという、ネットワーク内での矛盾が
発生してしまう。
【0041】そこで、この実施形態に於いては、マネー
ジャが起動時に他のマネージャに起動を通知した際に、
その起動通知を受けたマネージャが、起動通知の通知元
マネージャが操作状態管理テーブル内の操作マネージャ
に含まれていれば、その箇所のフラグをオフにすること
によって、これを回避することが可能となる。更に、起
動通知を送出したマネージャは、続いて操作状態管理テ
ーブルを他のマネージャから取得するので、各マネージ
ャの持つ操作状態管理テーブルは速やかに一致すること
になる。
【0042】即ち、図5の例では、マネージャ(MG−
2,MG−3)11-2,11-3がマネージャ(MG−
1)11-1より起動通知を受けると、各マネージャ(M
G−2,MG−3)11-2,11-3は、それぞれ起動通
知の通知元となるマネージャ(MG−1)11-1が自己
の管理する操作状態管理テーブル(ST−TBL)12
内の操作マネージャに含まれて(設定されて)いるか否
かを調べ、含まれていれば(設定されていれば)、その
箇所のフラグをオフ(“0”)にする。更に、起動通知
を送出したマネージャ(MG−1)11-1は、続いて自
己の管理する操作状態管理テーブル(ST−TBL)1
2を他のマネージャ(例えばマネージャ(MG−2)1
1-2)から取得することにより、各マネージャ(MG−
1,MG−2,MG−3)11-1,11-2,11-3が持
つ操作状態管理テーブル(ST−TBL)12はそれぞ
れ速やかに一致する(図5(i),(j)参照)。
【0043】以上、図4、図5に示す障害発生時の実施
形態で説明したように、ネットワーク内に存在するいず
れのマネージャに障害が発生しても、他のマネージャは
処理を継続することが可能であり、その障害復旧時に於
いて、ネットワーク内に存在するすべての操作状態管理
テーブルに対して速やかに同期が取られ整合するとい
う、障害に一切左右されない排他制御が可能となる。
【0044】上記したように、本発明の第1実施形態に
よれば、排他制御のための管理テーブル、及びこのテー
ブルへの書き込み/読み出し処理をすべてマネージャ側
に持つことにより、エージェントに於けるこれらの実装
有無に依存しない、エージェントのマルチベンダ環境下
におけるマネージャ間の排他制御処理が可能となる。
【0045】次に、図6乃至図9を参照して本発明の第
2実施形態を説明する。システム全体の構成は上述した
第1実施形態と同様であることから、ここではその説明
を省略する。
【0046】この第2実施形態に於いてもネットワーク
内の複数のエージェントにそれぞれマネージャが接続さ
れ、各々のマネージャはネットワーク内の全てのエージ
ェントを管理することから、マネージャ間の排他制御を
実施しないと、ネットワーク内のあるエージェント配下
の管理オブジェクトに対して複数のマネージャから同時
に操作されたとき、予期しない不都合な結果を招く可能
性がある。
【0047】またこの実施形態に於いても、各マネージ
ャはそれぞれに操作管理テーブルを有して、各々のマネ
ージャが独立して管理し、テーブルの書き込み(更新)
は当該テーブルを管理しているマネージャのみが可能で
あるものとする。
【0048】図6は、本発明の第2実施形態に於ける、
各マネージャが管理する操作管理テーブルの一構成例を
示す図であり、ここでは、マネージャが管理するエージ
ェントがm個存在し、各エージェントはn個の管理オブ
ジェクトを持ち、機能操作単位(オブジェクト単位)に
操作中であるか否かを示すフラグ(S1F,S2F,
…,SnF)、及び操作中であるとき、いずれのエージ
ェントが操作中であるかを示すフラグ(E1F,E2
F,…,EmF)が書き込めるようになっている。
【0049】即ち、ここでは、マネージャ(MG−1,
MG−2,MG−3)11-1,11-2,11-3がそれぞ
れm個のエージェント(AG−1,AG−2,…AG−
m)21-1,21-2,…21-mを管理し、各エージェン
ト(AG−1,AG−2,…AG−m)21-1,21-
2,…21-mがそれぞれn個の管理オブジェクト(oj-1,
oj-2,…oj-n)22を持つ構成である際の操作状態管理
テーブル(ST−TBL)12Aの構成を示したもの
で、図中、S1F,S2F,…,SnFは、個々の管理
オブジェクト(oj-1,oj-2,…oj-n)22がそれぞれ操作
中であるか否かを示す第1の管理フラグであり、E1
F,E2F,…,EmFは操作中であるとき、いずれの
エージェントが操作中であるかを示す第2の管理フラグ
である。
【0050】図7乃至図9はそれぞれ上記第2実施形態
の動作シーケンスを示す図であり、このうち図7は正常
状態に於ける実施形態の動作シーケンスを示す図、図8
はエージェントのオブジェクト操作競合時に於ける実施
形態の動作シーケンスを示す図、図9は操作権を持つマ
ネージャの障害発生時に於ける実施形態の動作シーケン
スを示す図である。
【0051】ここで上記した図1と図6乃至図9を参照
して本発明の第2実施形態に於ける動作を説明する。先
ず図7を参照して正常状態に於ける実施形態の動作つい
て説明する。
【0052】初期状態に於いては、全てのエージェント
(AG−1,AG−2,…AG−m)21-1,21-2,
…21-mの全ての管理オブジェクト(oj-1,oj-2,…oj-
n)22は操作状態にない状態とする。即ち、各マネー
ジャ(MG−1,MG−2,MG−3)11-1,11-
2,11-3が管理する操作状態管理テーブル(ST−T
BL)12A内の操作状態を示す第1の管理フラグ(S
1F,S2F,…,SnF)、及び第2の管理フラグ
(E1F,E2F,…,EmF)は全てオフ(リセット
状態;例えば0)になっている。
【0053】マネージャ(MG−1)11-1に於いて、
エージェント(AG−1)21-1が実装する管理オブジ
ェクト(oj-1,oj-2,…oj-n)22を操作するイベントが
発生すると、マネージャ(MG−1)11-1は、自マネ
ージャと同様にエージェント(AG−1)21-1を監視
し制御する他のマネージャ(MG−2,MG−3)11
-2,11-3に対して、同様の操作を行なっているか否か
を認識するため、上記各マネージャ(MG−2,MG−
3)11-2,11-3に操作確認要求を送出する(図7
(a),(b)参照)。
【0054】操作確認要求の信号内には、上述した第1
実施形態の場合と同様に、操作しようとするエージェン
ト、及び管理オブジェクトを示すデータが含まれてい
る。操作確認要求を受けた各マネージャ(MG−2,M
G−3)11-2,11-3は、操作確認要求信号に含まれ
るエージェント、管理オブジェクトをキーとして、当該
マネージャが管理する操作状態管理テーブル(ST−T
BL)12Aを参照し、要求のあつた、即ち問い合わせ
のあった管理オブジェクトが操作中であるか否かを確認
する。
【0055】ここで、マネージャ(MG−2,MG−
3)11-2,11-3は、上記問い合わせのあった管理オ
ブジェクトが操作中でないことを確認すると、当該問い
合わせのあった管理オブジェクトが操作中でないことを
示すデータを含む操作確認応答をマネージャ(MG−
1)11-1に返す(図7(c),(d)参照)。
【0056】操作確認応答を受けたマネージャ(MG−
1)11-1は、当該マネージャが管理する操作状態管理
テーブル(ST−TBL)12Aの、操作しようとする
管理オブジェクトの操作状態を示す第1の管理フラグ
(SiF)(i=1/2/…/n)と、その操作を行な
うエージェントに対応した第2の管理フラグ(EjF)
(j=1/2/…/m)とをそれぞれオン(“1”)に
セットし、対象エージェント(AG−j)21-jに対し
て制御を行なう(図7(e),(f)参照)。そして制
御が終了すると、上記第1の管理フラグ(SiF)、及
び第2の管理フラグ(EjF)をそれぞれオフ
(“0”)にする。
【0057】また、上記マネージャ(MG−1)11-1
からの要求に従う制御中に於いて、他のマネージャ(例
えばMG−3)11-3から上記操作と同一のオブジェク
ト指定による操作確認要求があった場合は、上記第1の
管理フラグ(SiF)フラグ、及び第2の管理フラグ
(EjF)オン(“1”)になっていることを確認し
て、操作中であることを示すデータをセットした操作確
認応答をマネージャ(MG−3)11-3返す。
【0058】次に、本発明の第2実施形態に於いて、ネ
ットワーク内のあるマネージャが既に同じ操作を行なっ
ていた場合のシステム動作例について図8を参照して説
明する。
【0059】マネージャ(MG−1)11-1に於いて、
エージェント(AG−1)21-1が実装する管理オブジ
ェクトを操作するイベントが発生したとき、マネージャ
(MG−1)11-1は、エージェント(AG−1)21
-1を監視し制御する他のマネージャ(MG−2,MG−
3)11-2,11-3に対して、同操作を行なっているか
否かを確認するため上記同様の操作確認要求を送出する
(図8(a),(b)参照)。
【0060】操作確認要求を受けたマネージャ(MG−
2,MG−3)11-2,11-3は、上記操作確認要求信
号に含まれるエージェント及び管理オブジェクトをキー
として、当該マネージャが管理する操作状態管理テーブ
ル(ST−TBL)12Aを参照し、当該管理オブジェ
クトが操作中であるか否かを確認する。
【0061】ここで当該要求管理オブジェクトについて
操作中でないと判断したマネージャ(MG−2,)11
-2は、操作中でないことを示すデータをもつ操作確認応
答をマネージャ(MG−1)11-1に返す(図8(c)
参照)。
【0062】一方、マネージャ(MG−3)11-3は、
マネージャ(MG−1)11-1が操作を行なおうとして
いる管理オブジェクトに対し操作中であるため、操作中
であることを示すデータをもつ操作確認応答をマネージ
ャ(MG−1)11-1に返す(図8(d)参照)。
【0063】操作確認応答を受けたマネージャ(MG−
1)11-1は、マネージャ(MG−3)11-3が既に要
求したオブジェクトに対して操作していることを認識
し、ユーザに操作できないことを知らせるメッセージを
画面上に表示して、フラグの更新は行なわずに処理を中
止する。
【0064】次に、本発明の第2実施形態に於いて、ネ
ットワーク内のあるマネージャ(ここではマネージャ
(MG−3)11-3としている)に障害が発生した場合
のシステム動作例について図9を参照して説明する。
【0065】マネージャ(MG−1)11-1に於いて、
エージェント(AG−1)21-1が実装する管理オブジ
ェクトを操作するイベントが発生したとき、マネージャ
(MG−1)11-1は、まずエージェント(AG−1)
21-1を監視し制御する他のマネージャ(MG−2,M
G−3)11-2,11-3に対して操作許可要求を送出す
る(図9(a),(b)参照)。
【0066】更にマネージャ(MG−1)11-1は当該
操作確認要求の送出に伴ってマネージャ(MG−2,M
G−3)11-2,11-3からの操作許可応答を監視する
ためタイマを設定しておく。
【0067】上記操作許可要求を受けたマネージャ(M
G−2)11-2は、当該管理オブジェクトが操作中でな
いことを確認後、操作許可応答をマネージャ(MG−
1)11-1に返す。一方、マネージャ(MG−3)11
-3は、障害発生中であるため、操作許可応答をマネージ
ャ(MG−1)11-1に返すことができない(図9
(c),(d)参照)。
【0068】マネージャ(MG−1)11-1は、操作許
可要求を送出したすべてのマネージャ(MG−2,MG
−3)11-2,11-3から操作許可応答が返らないとエ
ージェント(AG−1)21-1の制御操作は行なわない
が、先に設定したタイマがタイムアウトするまでに操作
確認応答が返ってこない場合は、当該マネージャは障害
中にあると判断し、表示画面上に、処理を継続するか、
中止するかの判断を促すメッセージを表示して、その判
断の内容に従い処理を切り替える。
【0069】ここで継続すると判断された場合、フラグ
をオン(“0”)にし、マネージャ(MG−1)11-1
に対し制御を行なう。処理が終了した時点でフラグをオ
フ(“0”)にして、シーケンスを終了する。また、中
止すると判断された場合、フラグはオンにせず、エージ
ェントの制御も行なわずにシーケンスを終了する。
【0070】また、画面上に処理を継続するか、中止す
るかの判断を促すメッセージを表示しているあいだに、
他のマネージャから同じ操作確認要求が来た場合、マネ
ージャ(MG−1)11-1は、操作中でないことを示す
データをもつ操作確認応答を返すとともに、マネージャ
(MG−1)11-1の処理を強制的に中止する(図9
(e)〜(g)参照)。
【0071】以上説明したように、本発明の第2実施形
態に於いても、監視装置間の排他制御のための操作管理
テーブル、及びこのテーブルへの書き込み/読み出し処
理をすべてマネージャ側に持つことにより、エージェン
トにおけるこれらの実装有無に依存しない、エージェン
トのマルチベンダ環境下におけるマネージャ間の排他制
御処理が可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ネ
ットワークを構成する複数(n)のエージェントを複数
(m)のマネージャにより管理する情報通信システムに
於いて、エージェント側に於ける排他制御のための操作
状態管理テーブル及びそのアクセス制御機構の実装有無
に依存せず、エージェント側へのアクセスを伴わずにマ
ネージャ側の処理のみで信頼性の高いかつ効率の良い排
他制御機能が実現できる情報通信システム、及びネット
ワーク監視制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於けるシステム全体の構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に於ける操作状態管理テ
ーブルの構成を示す図。
【図3】上記第1実施形態の動作を説明するための正常
状態に於ける動作シーケンスを示す図。
【図4】上記第1実施形態の動作を説明するためのマネ
ージャ障害発生時に於ける動作シーケンスを示す図。
【図5】上記第1実施形態の動作を説明するための操作
権を持つマネージャの障害発生時に於ける動作シーケン
スを示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に於ける操作管理テーブ
ルの構成を示す図。
【図7】上記第2実施形態の動作を説明するための正常
状態に於ける動作シーケンスを示す図。
【図8】上記第2実施形態の動作を説明するためのエー
ジェントのオブジェクト操作競合時に於ける動作シーケ
ンスを示す図。
【図9】上記第2実施形態の動作を説明するための操作
権を持つマネージャの障害発生時に於ける動作シーケン
スを示す図。
【符号の説明】
11-1,11-2,11-3…マネージャ(MG−1,MG
−2,MG−3) 12,12A…操作状態管理テーブル(ST−TB
L)、 21-1,21-2,…21-m…エージェント(AG−1,
AG−2,…AG−m)、 22…管理オブジェクト(oj-1,oj-2,…oj-n)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA06 GA11 GA16 HC14 JA10 JL03 JT02 KA02 LB01 MA06 5K031 AA06 AA07 BA03 CA01 DA02 DA15 DA19 DB03 DB11 5K035 AA03 AA04 BB03 DD01 EE01 9A001 CC03 CC07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成する伝送装置各々を
    複数のネットワーク監視制御装置により管理する情報通
    信システムに於いて、 前記各ネットワーク監視制御装置に、 前記ネットワーク上に設けられた伝送装置それぞれの操
    作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、自装置
    に設けられた前記操作状態管理テーブルを参照して当該
    操作要求対象にある伝送装置が操作中であるか否かを判
    定し、操作中でないことを判定したとき、当該操作対象
    伝送装置の操作中状態を自装置に設けられた前記操作状
    態管理テーブルに登録し、他のネットワーク監視制御装
    置に当該伝送装置の操作許可要求を発行する操作許可要
    求処理手段と、 他のネットワーク監視制御装置より操作許可要求を受け
    たとき、自装置に設けられた前記操作状態管理テーブル
    を参照して当該操作許可対象にある伝送装置が操作中で
    あるか否かを判定し、操作中でないことを判定したと
    き、当該操作許可対象にある伝送装置の操作中状態を自
    装置に設けられた前記操作状態管理テーブルに登録し、
    前記操作許可要求を発行したネットワーク監視制御装置
    に当該伝送装置の操作許可応答を通知する操作許可応答
    処理手段とを備え、 操作状態管理テーブルをもつネットワーク監視制御装置
    が当該テーブルを用いて伝送装置にアクセスすることな
    く各伝送装置の操作に対する排他制御を行うことを特徴
    とする情報通信システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを構成する伝送装置各々を
    複数のネットワーク監視制御装置により管理する情報通
    信システムに於いて、 前記各ネットワーク監視制御装置に、 前記ネットワーク上に設けられた伝送装置それぞれの操
    作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、自装置
    に設けられた前記操作状態管理テーブルを参照して当該
    操作要求対象にある伝送装置が操作中であるか否かを判
    定し、操作中でないことを判定したとき、他のネットワ
    ーク監視制御装置に当該伝送装置の操作許可要求を発行
    する手段と、 前記操作許可要求に対する他のすべてのネットワーク監
    視制御装置からの応答を監視し、所定時間内に他のすべ
    てのネットワーク監視制御装置から応答があったとき、
    当該操作対象伝送装置の操作権を取得する処理を実行
    し、前記所定時間内に応答のないネットワーク監視制御
    装置が存在するとき、当該応答のないネットワーク監視
    制御装置を操作許可要求の送信対象から一時的に除外
    し、残る他のすべてのネットワーク監視制御装置からの
    操作許可応答に従い、当該操作対象伝送装置の操作権を
    取得する処理を実行する手段と、 起動時に、他のすべてのネットワーク監視制御装置に、
    起動通知を発行して正常稼働を宣言し、他のネットワー
    ク監視制御装置より操作状態管理テーブルを取得する手
    段と、 他のネットワーク監視制御装置より起動通知を受けたと
    き、当該ネットワーク監視制御装置を操作許可要求の送
    信対象に組み入れる手段とを有して、 前記ネットワーク上に正常稼働しないネットワーク監視
    制御装置が存在するとき、当該ネットワーク監視制御装
    置を一時的に前記ネットワークから切り離して操作を継
    続し、当該切り離されたネットワーク監視制御装置は正
    常復帰したとき、他のネットワーク監視制御装置より操
    作状態管理テーブルを取得し当該テーブルを用いて各伝
    送装置の操作に対する排他制御を行うことを特徴とする
    情報通信システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを構成する伝送装置各々を
    複数のネットワーク監視制御装置により管理する情報通
    信システムに於いて、 前記各ネットワーク監視制御装置に、 前記ネットワーク上に設けられた伝送装置それぞれの操
    作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、自装置
    に設けられた前記操作状態管理テーブルを参照して当該
    操作要求対象にある伝送装置が操作中であるか否かを判
    定し、操作中でないことを判定したとき、当該操作対象
    伝送装置の操作中状態を自装置に設けられた前記操作状
    態管理テーブルに登録し、他のネットワーク監視制御装
    置に当該伝送装置の操作許可要求を発行する操作許可要
    求処理手段と、 他のネットワーク監視制御装置より操作許可要求を受け
    たとき、自装置に設けられた前記操作状態管理テーブル
    を参照して当該操作許可対象にある伝送装置が操作中で
    あるか否かを判定し、操作中でないことを判定したと
    き、当該操作許可対象にある伝送装置の操作中状態を自
    装置に設けられた前記操作状態管理テーブルに登録し、
    前記操作許可要求を発行したネットワーク監視制御装置
    に当該伝送装置の操作許可応答を通知する操作許可応答
    処理手段と、 前記操作許可要求に対して、応答しないネットワーク監
    視制御装置が存在するか否かを判定し、応答しないネッ
    トワーク監視制御装置が存在するとき、オペレータが処
    理を継続するか中止するかを指示する選択画面を表示し
    て、当該選択画面によるオペレータの指示に従う処理を
    実行する手段とを有してなることを特徴とする情報通信
    システム。
  4. 【請求項4】 前記操作状態管理テーブルには、伝送装
    置各々に対応する情報ブロックを有し、当該各情報ブロ
    ックのそれぞれに、該当する伝送装置のいずれの管理オ
    ブジェクトをいずれのネットワーク監視制御装置が操作
    しているかを示す保持部を有してなる請求項1又は2又
    は3記載の情報通信システム。
  5. 【請求項5】 前記操作状態管理テーブルには、伝送装
    置各々に対応する情報ブロックを有し、当該各情報ブロ
    ックのそれぞれに、該当する伝送装置の管理オブジェク
    ト単位の操作状態を示す管理フラグを有してなる請求項
    1又は2又は3又は4記載の情報通信システム。
  6. 【請求項6】 前記操作状態管理テーブルには、伝送装
    置の管理オブジェクト毎に、伝送装置の使用状態を示す
    管理フラグを有してなる請求項1又は2又は3記載の情
    報通信システム。
  7. 【請求項7】 前記ネットワーク監視制御装置と同数ま
    たはそれ以上の複数の伝送装置を光ケーブルにより環状
    に接続してリングネットワークを構成してなる請求項1
    又は2又は3又は4又は5又は6記載の情報通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 伝送システムを構成する伝送装置各々の
    操作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、前記操
    作状態管理テーブルを参照して当該操作要求対象にある
    伝送装置が操作中であるか否かを判定し、操作中でない
    ことを判定したとき、当該操作対象伝送装置の操作中状
    態を前記操作状態管理テーブルに登録し、前記伝送シス
    テムを介して他装置に当該伝送装置の操作許可要求を送
    出する手段と、 前記伝送システムを介して他装置より操作許可要求を受
    けたとき、前記操作状態管理テーブルを参照して当該操
    作許可対象にある伝送装置が操作中であるか否かを判定
    し、操作中でないことを判定したとき、当該操作許可対
    象にある伝送装置の操作中状態を前記操作状態管理テー
    ブルに登録し、前記操作許可要求を発行した他装置に当
    該伝送装置の操作許可応答を通知する手段とを具備し、 伝送装置へのアクセスを伴うことなくシステム上の各伝
    送装置の操作に対する排他制御を行うことを特徴とした
    ネットワーク監視制御装置。
  9. 【請求項9】 伝送システムを構成する伝送装置各々の
    操作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、前記操
    作状態管理テーブルを参照して当該操作要求対象にある
    伝送装置が操作中であるか否かを判定し、操作中でない
    ことを判定したとき、前記伝送システム上に当該伝送装
    置の操作許可要求を送出する手段と、 前記操作許可要求に対する他装置からの応答を監視し、
    正常応答を確認したとき、当該操作対象伝送装置の操作
    権を取得する処理を実行し、応答しない他装置が存在す
    るとき、当該応答のない他装置を操作許可要求の送信対
    象から一時的に除外し、残る他装置からの操作許可応答
    に従い、当該操作対象伝送装置の操作権を取得する処理
    を実行する手段と、 起動時に前記伝送システム上に正常起動を示す起動通知
    を送出して、他装置より操作状態管理テーブルを取得す
    る手段と、 前記伝送システムを介して他装置より起動通知を受けた
    とき、当該他装置を操作許可要求の送信対象に組み入れ
    る手段とを具備し、 前記伝送システム上に正常稼働しない自装置と同種の装
    置が存在するとき、当該装置を一時的に伝送システムか
    ら切り離して操作を継続することを特徴としたネットワ
    ーク監視制御装置。
  10. 【請求項10】 伝送システムを構成する伝送装置各々
    の操作状態を保持する操作状態管理テーブルと、 前記伝送装置に対して操作要求が発生した際に、前記操
    作状態管理テーブルを参照して当該操作要求対象にある
    伝送装置が操作中であるか否かを判定し、操作中でない
    ことを判定したとき、当該操作対象伝送装置の操作中状
    態を前記操作状態管理テーブルに登録し、前記伝送シス
    テムを介して他装置に当該伝送装置の操作許可要求を発
    行する手段と、 前記伝送システムを介して他装置より操作許可要求を受
    けたとき、前記操作状態管理テーブルを参照して当該操
    作許可対象にある伝送装置が操作中であるか否かを判定
    し、操作中でないことを判定したとき、当該操作許可対
    象にある伝送装置の操作中状態を前記操作状態管理テー
    ブルに登録し、前記操作許可要求を発行した他装置に当
    該伝送装置の操作許可応答を通知する手段と、 前記操作許可要求に対して、自装置と同種の他装置のい
    ずれかより正常応答がないとき、処理を継続するか否か
    をオペレータに選択させる選択画面を表示して、当該選
    択画面によるオペレータの指示に従う処理を実行する手
    段とを具備してなることを特徴とするネットワーク監視
    制御装置。
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