JP2001060184A - ユーザ認証システムおよびその制御方法ならびにその記録媒体 - Google Patents

ユーザ認証システムおよびその制御方法ならびにその記録媒体

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JP2001060184A
JP2001060184A JP11233978A JP23397899A JP2001060184A JP 2001060184 A JP2001060184 A JP 2001060184A JP 11233978 A JP11233978 A JP 11233978A JP 23397899 A JP23397899 A JP 23397899A JP 2001060184 A JP2001060184 A JP 2001060184A
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radius
user authentication
authentication system
relay
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JP11233978A
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Kiyotaka Maeda
清隆 前田
Seiichiro Tanaka
誠一郎 田中
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のRADIUSサーバを備え、さらに前
記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求に応じ
て中継を行なうRADIUS−Proxyサーバを有す
るユーザ認証システムにおいて、個々のRADIUSサ
ーバのトラブルやネットワーク障害によるシステム故障
に備えるネットワーク環境を提供する。 【解決手段】 RADIUS−Proxyサーバ上で複
数のRADIUSサーバを設定して、中継先のRADI
USサーバの異常時にもバックアップサーバへの切り替
えを実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のRADI
USサーバを備え、さらに前記のRADIUSサーバに
アクセスサーバの要求に応じて中継を行なうRADIU
S−Proxyサーバを有するユーザ認証システムにお
いて、個々のRADIUSサーバに発生したマシントラ
ブルやネットワーク障害によるシステム故障を回避し、
高い信頼性を持ったネットワーク環境を構築する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、この発明にかかる以下に示す用
語のここで適用する定義と、その技術的な背景を述べ
て、その包含する概念を明確にする。
【0003】RADIUSサーバとは、アクセスサーバ
を経由して送られてくるユーザIDとパスワードとをユ
ーザ情報の管理テーブルと突き合わせて、認証の可否を
前記のアクセスサーバに伝達する認証システムを装備し
た管理用サーバである。また元来、前記のRADIUS
は特定のシステムを指すものであるが、ここでは前記の
RADIUSを冠したシステムに代表される、ユーザI
Dとパスワードとをユーザ情報の管理テーブルに突き合
わせて前記のユーザの認証を実行する認証システム全般
を指す用語として用いる。
【0004】前記のRADIUSサーバは、同一のファ
イル内容を保有する複数のサーバをもって構成させるこ
とで業務の分散処理が可能となり、中継要求の殺到した
場合の輻輳の緩和と、装置のダウン時のバックアップが
可能となる。
【0005】Proxyサーバとは、情報の管理レベル
を異にするネットワークの中継点に設置されるサーバで
あり、両者の間の通信を制御するものである。
【0006】さらにRADIUS−Proxyサーバ
は、RADIUSサーバへの中継を主たる業務とするP
roxyサーバであって、広域情報通信網を経由して到
達するユーザ端末からの要求は一旦アクセスサーバが受
信して、前記のアクセスサーバが前記のRADIUS−
Proxyサーバに中継要求として転送する。
【0007】カレントサーバとは、ここでは要求に従っ
て実際に業務を遂行するRADIUSサーバを指す。し
たがって通常は前記のカレントサーバとなるRADIU
Sサーバはその都度発生するもので、固定した特定のR
ADIUSサーバを指すものではない。
【0008】図12ないし図15に基づいて、従来の技
術を適用したユーザ認証システムおよびその制御方法を
説明する。
【0009】図12は、従来の技術を適用したユーザ認
証システムの実施例の構成を示したものである。
【0010】すなわち当該ユーザ認証システムは複数の
部門で管理するそれぞれ複数のRADIUSサーバを構
内情報通信網3で連携し、さらに前記のRADIUSサ
ーバの実行する業務は複数のRADIUS−Proxy
サーバで運用する。
【0011】当該ユーザ認証システムが管理するユーザ
管理情報はa部門、b部門およびc部門に分割して運用
され、それぞれの部門では同一の構成よりなるファイル
を有する複数のRADIUSサーバにそれぞれ同一内容
のユーザ管理情報を格納して併置する。
【0012】図13は、前記のユーザ認証システムの実
施例におけるRADIUS−Proxyサーバの構成を
示したものである。
【0013】前記のRADIUS−Proxyサーバ
は、中継先のRADIUSサーバとしてあらかじめ複数
のRADIUSサーバから特定の1個のRADIUSサ
ーバを定義して指定する。したがってここに示すごと
く、たとえばR1−Proxyサーバ21では、a部門
に保有するユーザ情報に関してはa1−RADIUSサ
ーバ11aのみを定義し、b部門に保有するユーザ情報
に関してはb1−RADIUSサーバ11bのみを定義
し、c部門に保有するユーザ情報に関してはc1−RA
DIUSサーバ11cのみを定義付ける。
【0014】したがって、通常の操作の過程では前記の
R1−Proxyサーバ21が前記の定義以外のRAD
IUSサーバを指定することはない。
【0015】図12に基づいて、当該ユーザ認証システ
ムの概略の動作を説明する。ユーザ端末1の発信した中
継要求は、広域情報通信網2を経由して当該ユーザ認証
システムのアクセスサーバ4が受信する。
【0016】前記のアクセスサーバ4は、RADIUS
−ProxyサーバであるR1−Proxyサーバ2
1、R2−Proxyサーバ22およびR3−Prox
yサーバ23のうちより中継可能な状態で待機するサー
バを選択して前記のユーザ端末1の発信した中継要求に
基づく中継要求を転送する。
【0017】たとえば、R1−Proxyサーバ21が
RADIUS−Proxyサーバとして中継要求の転送
を受信した場合、前記のR1−Proxyサーバ21は
前記の中継要求データよりユーザIDを検出して所定の
担当部門を割り出し、指定すべきRADIUSサーバ
(たとえばa部門が担当するユーザデータの場合は、定
義によりa1−RADIUSサーバ11aを指定す
る。)を特定して、前記の中継要求を転送し、応答を待
つ。
【0018】すなわち、この時点からa部門に保有する
RADIUSサーバにおいてa1−RADIUSサーバ
11aをカレントサーバと定義する。
【0019】前記の中継要求の転送を受けてカレントサ
ーバとなったa1−RADIUSサーバ11aでは、前
記の中継要求データより所定のファイルを開いて要求に
沿った業務を遂行し、その結果をR1−Proxyサー
バ21に返送する。
【0020】前記のR1−Proxyサーバ21は、前
記のa1−RADIUSサーバ11aより受けた結果を
アクセスサーバ4に転送する。
【0021】また前記の中継要求の転送を受けたa1−
RADIUSサーバ11aが何らかの理由で応答不能な
状態にあった場合、前記のR1−Proxyサーバ21
はあらかじめ定める規定時間の経過後タイムアウトと判
定されるまで前記のR1−Proxyサーバ21からの
応答に備えて待機し、タイムアウトと判定された後は前
記のR1−Proxyサーバ21およびその中継を定義
したすべてのRADIUSサーバがダウンしたとして操
作担当者の介入による復旧作業を待つ。
【0022】図14および図15に基づいて、当該ユー
ザ認証システムが実行する認証動作の手順を説明する。
図14は前記の認証動作の手順の説明に引用する構成要
素の配置を説明するブロック図であり、図15は前記の
認証動作の手順を示すフローチャートである。
【0023】図14に示すブロック図を説明する。
【0024】アクセスサーバB01は外部からの中継要
求を受け付け、構内情報通信網B03を経由してRAD
IUS−Proxyサーバのグループを構成するR1−
ProxyサーバB51、R2−ProxyサーバB5
2およびR3−ProxyサーバB53のうちのいずれ
かひとつを選択して前記の中継要求を転送する。
【0025】a部門ではRADIUSサーバとしてa1
−RADIUSサーバB31a、a2−RADIUSサ
ーバB32aおよびa3−RADIUSサーバB33a
を併置して個別に構内情報通信網B03に中継する。ま
た前記の個々のRADIUSサーバはそれぞれ同一内容
のユーザ管理情報テーブルを備えている。
【0026】b部門およびc部門でも、同様に個々のR
ADIUSサーバを併置する。
【0027】図15に示すフローチャートに基づいて、
従来の技術を適用したユーザ認証システムを構成するア
クセスサーバより転送した中継要求をRADIUS−P
roxyサーバが処理する手順を説明する。ここでは、
前記のRADIUS−ProxyサーバとしてR1−P
roxyサーバB51が選択された例をもって説明す
る。各ステップの説明に引用する符号は、図14によ
る。
【0028】ステップS81で、R1−Proxyサー
バB51は構内情報通信網B03を経由してアクセスサ
ーバB01より中継要求のデータを受信する。
【0029】ステップS82で、R1−Proxyサー
バB51はアクセスサーバB01より受信した中継要求
のデータよりユーザIDを検出して中継すべきRADI
USサーバを見出し、前記の中継要求のデータを構内情
報通信網B03を経由して前記の中継すべきRADIU
Sサーバに転送して待機する。ここでは中継すべきRA
DIUSサーバの例を、a部門に配するa1−RADI
USサーバB31aとして説明する。
【0030】ステップS83で前記のa1−RADIU
SサーバB31aより発信する中継応答があれば、ステ
ップS84に進んで前記のR1−ProxyサーバB5
1は中継応答データを受信し、さらにステップS85に
進んでR1−ProxyサーバB51は前記のa1−R
ADIUSサーバB31aより受信した中継応答データ
をアクセスサーバB01に転送する。
【0031】前記のステップS83で前記のa1−RA
DIUSサーバB31aより発信する中継応答がない場
合は、ステップS87に進んでタイムアウトとなるまで
待機を継続する。
【0032】前記のステップS87でタイムアウトとな
れば、ステップS88に進んで当該R1−Proxyサ
ーバB51は無応答の状態を継続する。したがって前記
のアクセスサーバB01は規定の時間内に応答がないこ
とをもって前記のR1−ProxyサーバB51がダウ
ンしたと判定する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術を適用してRADIUS−Proxyサーバを用い
て運用するユーザ認証システムでは、次に述べるような
問題点がある。
【0034】1)前記のユーザ認証システムにおいて、
RADIUS−Proxyサーバはその中継先であるR
ADIUSサーバを1個のみ定義する。
【0035】したがって当該ユーザ認証システムが複数
のRADIUSサーバを有する場合、前記のRADIU
Sサーバの個数に対応する個数のRADIUS−Pro
xyサーバを必要とする。
【0036】また前記のRADIUSサーバが何らかの
障害によりダウンしてRADIUS−Proxyサーバ
に応答が返ってこない場合は、RADIUS−Prox
yサーバが正常な動作を保持しているにもかかわらず前
記のRADIUS−Proxyサーバおよびその中継先
であるRADIUSサーバを含むシステムがダウンした
と認識される。
【0037】これより、RADIUS−Proxyサー
バを用いて運用するユーザ認証システムにおいて、1台
のRADIUS−Proxyサーバが複数のRADIU
Sサーバを中継先として定義し、前記の中継先としたカ
レントサーバであるRADIUSサーバに障害が発生し
た場合でもセカンダリサーバにその中継先を切りかえる
ことによって高い信頼性を有するユーザ認証システムを
構築することが、この発明の解決しようとする課題であ
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0039】1)RADIUS−Proxyサーバは、
あらかじめ特定のRADIUSサーバを選択してカレン
トサーバの候補として指定する。
【0040】2)前記のカレントサーバの候補として指
定したRADIUSサーバに障害が発生した場合には、
カレントサーバの候補として指定を他のRADIUSサ
ーバに変更するとともに、前記の障害が発生したRAD
IUSサーバの記録をRADIUS−Proxyサーバ
の中で保存する。
【0041】これらの手段を取ることによって、RAD
IUS−Proxyサーバは複数のRADIUSサーバ
より中継可能なRADIUSサーバを選択して中継先に
指定するという作用を得る。
【0042】3)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、特定のRADIUSサーバを選択してカレントサ
ーバの候補とする選択肢テーブルを備える。
【0043】4)さらに前記のRADIUS−Prox
yサーバは、前記の選択肢テーブルに記載する個々のR
ADIUSサーバの障害の記録等を保存する中継先情報
テーブルを備える。
【0044】これらの手段を取ることによって、RAD
IUS−Proxyサーバは複数のRADIUSサーバ
より中継可能なRADIUSサーバを選択して中継先に
指定する手段を装備するという作用を得る。
【0045】5)前記のRADIUS−Proxyサー
バの制御の手順を規定する制御プログラムの一部とし
て、特定のRADIUSサーバを選択して選択肢テーブ
ルに格納する手順と、前記のRADIUSサーバに発生
した障害の記録を中継先情報テーブルに格納する手順と
をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0046】この手段を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバは複数のRADIUSサーバ
より中継可能なRADIUSサーバを選択して中継先に
指定する手順を装備するという作用を得る。
【0047】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0048】1)複数のRADIUSサーバを備え、さ
らに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求
に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバ
を有するユーザ認証システムにおいて、前記のRADI
US−Proxyサーバが、あらかじめ特定のRADI
USサーバを選択してカレントサーバとして指定する選
択肢テーブルを備える。
【0049】この形態を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバが中継を要求するRADIU
Sサーバを事前に指定する手段を持つという作用を得
る。
【0050】2)前記のユーザ認証システムにおいて、
前記のRADIUS−Proxyサーバは個別のRAD
IUSサーバを規定するデータおよび前記の個別のRA
DIUSサーバの状態を監視するデータを格納する中継
先情報テーブルを備える。
【0051】3)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバより選択してあらかじめカレントサーバに規定す
るカレント指定テーブルを備える。
【0052】4)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバに優先度を設定して規定する優先テーブルと、前
記の個別のRADIUSサーバの稼動状況を監視するデ
ータを格納する状況テーブルを備える。
【0053】5)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバの中継応答状況を監視して、その中継時間データ
を格納する応答時間テーブルを備える。
【0054】これらの形態を取ることによって、前記の
RADIUS−Proxyサーバはその中継先とする個
々のRADIUSサーバを規定し、監視する手段を装備
するという作用を得る。
【0055】6)複数のRADIUSサーバを備え、さ
らに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求
に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバ
を有するユーザ認証システムの制御方法において、前記
のRADIUS−Proxyサーバがあらかじめ特定の
RADIUSサーバを選択してカレントサーバとして選
択肢テーブルにおいて指定し、アクセスサーバの中継要
求に応じて、先に選択肢テーブルにおいてカレントサー
バとして指定したRADIUSサーバに中継を試みる。
【0056】7)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、その有する中継先情報テーブルにおいて、個々の
RADIUSサーバの稼動状況に応じてカレントサーバ
に選定し、前記のカレントサーバに選定したカレント指
定データを選択肢テーブルに通知する。
【0057】これらの形態を取ることによって、当該ユ
ーザ認証システムに備えるRADIUS−Proxyサ
ーバは、アクセスサーバの中継要求に応じて中継するR
ADIUSサーバを事前に指定するという作用を得る。
【0058】8)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、その有する中継先情報テーブルにおいて、個々の
RADIUSサーバに優先度を付与して優先順位データ
として登録し、前記の中継先情報テーブルは、前記の個
々のRADIUSサーバの稼動状況を監視した動作状況
データを格納して、前記の優先順位データに登録された
第1優先に指定したRADIUSサーバのダウン表示を
限定した時間で区切って表示させる。
【0059】この形態を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバは前記のRADIUS−Pr
oxyサーバが前記の第1優先に指定したRADIUS
サーバを優先してカレントサーバに指定するという作用
を得る。
【0060】9)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、アクセスサーバより転送された中継要求を、カレ
ントサーバに指定したRADIUSサーバにパケット伝
送を行ない、前記のRADIUS−Proxyサーバ
は、前記のカレントサーバに指定したRADIUSサー
バより中継応答が返送されるまでの所要時間を計時し
て、前記のRADIUSサーバの動作状況を監視する。
【0061】この形態を取ることによって、前記のRA
DIUS−Proxyサーバはデータの伝送時以外はR
ADIUSサーバからの応答を待ち合わせることなく業
務の進捗をはかるという作用を得る。
【0062】10)複数のRADIUSサーバを備え、
さらに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要
求に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサー
バを有するユーザ認証システムの制御方法を実行する制
御プログラムを格納する記録媒体において、前記のRA
DIUS−Proxyサーバが、あらかじめ特定のRA
DIUSサーバを選択してカレントサーバとして選択肢
テーブルにおいて指定する手順と、アクセスサーバの中
継要求に応じて、先に選択肢テーブルにおいてカレント
サーバとして指定したRADIUSサーバに中継を試み
る手順とを実行させる制御プログラムを格納する。
【0063】この形態を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバは事前に指定したRADIU
Sサーバに中継してカレントサーバとする手順を装備す
るという作用を得る。
【0064】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図11によって説明する。
【0065】図1は、この発明の代表的な実施例による
ユーザ認証システムの構成を示したものである。当該ユ
ーザ認証システムは、RADIUS−Proxyサーバ
であるR−Proxyサーバ5と、a1−RADIUS
サーバ11a、a2−RADIUSサーバ12aおよび
a3−RADIUSサーバ13aよりなるa部門に併置
されるRADIUSサーバのグループと、b1−RAD
IUSサーバ11b、b2−RADIUSサーバ12b
およびb3−RADIUSサーバ13bよりなるb部門
に併置されるRADIUSサーバのグループと、c1−
RADIUSサーバ11c、c2−RADIUSサーバ
12cおよびc3−RADIUSサーバ13cよりなる
c部門に併置されるRADIUSサーバのグループとに
より構成される。
【0066】前記のR−Proxyサーバ5は、aテー
ブル選択肢とbテーブル選択肢とcテーブル選択肢とを
持つ選択肢テーブル6を備え、さらに前記の選択肢テー
ブル6にデータを提供する中継先情報テーブル7を備え
る。
【0067】図2(a)に基づいて、前記の選択肢テー
ブル6の詳細を説明する。すなわちaテーブル選択肢に
はa部門に併置するRADIUSサーバのグループより
選択した特定のRADIUSサーバを指定したaテーブ
ル6aを格納し、bテーブル選択肢にはb部門に併置す
るRADIUSサーバのグループより選択した特定のR
ADIUSサーバを指定したbテーブル6bを格納し、
cテーブル選択肢にはc部門に併置するRADIUSサ
ーバのグループより選択した特定のRADIUSサーバ
を指定したcテーブル6cを格納する。
【0068】図3に基づいて、前記の中継先情報テーブ
ル7の詳細を説明する。すなわち図3(a)に示すごと
く前記の中継先情報テーブル7に定義付けるカレント指
定テーブルにはa部門、b部門およびc部門に併置する
RADIUSサーバのそれぞれのグループを構成する個
々のRADIUSサーバを登録し、さらに個々のグルー
プにおいてそれぞれ特定のRADIUSサーバをカレン
トサーバの候補として指定する。
【0069】前記の図1において、RADIUS−Pr
oxyサーバが中継先として必要なRADIUSサーバ
を選択したときに、何らかの障害により目的とするRA
DIUSサーバより応答を得ることができなかった場合
の処理を図2(b)および図3(b)に基づいて説明す
る。
【0070】図3(a)に示すごとく、たとえばR−P
roxyサーバ5が選択肢テーブル6に基づいたRAD
IUSサーバとしてa部門のRADIUSサーバである
a1−RADIUSサーバ11aを選択したときに何ら
かの障害によりタイムアウトに至るまで応答が受信でき
なかった場合は、中継先情報テーブル7のカレント指定
テーブルに格納するカレント指定データ7aにおいてカ
レント指定のa1選択肢を解消し、図3(b)に示すご
とくカレント指定をa2選択肢に変更する。
【0071】前記の処置により、選択肢テーブル6のa
テーブル選択肢に格納するaテーブル6aは図2(b)
に示すごとくa1選択肢からa2選択肢に変更される。
【0072】したがって前記のタイムアウトに基づいて
アクセスサーバが再度中継を要求するときにはR−Pr
oxyサーバの選択肢テーブル6は図2(b)に示すご
とくそのaテーブル選択肢にa2選択肢を持っているの
でa2−RADIUSサーバ12aを選択する。
【0073】図4に基づいて、前記の中継先情報テーブ
ル7のひとつの応用例の原理を説明する。すなわち前記
の中継先情報テーブル7の優先テーブルには個々のRA
DIUSサーバの優先順位を設定した優先順位データ7
bを格納し、状況テーブルには前記の個々のRADIU
Sサーバの動作状況を示す動作状況データ7cを格納す
る。
【0074】たとえばここでは優先順位データ7bの指
定によればa部門に保有するRADIUSサーバにおい
てa1−RADIUSサーバ11aが第1優先に指定さ
れており、また動作状況データ7cによれば前記の第1
優先に指定されたa1−RADIUSサーバ11aは前
回の中継応答動作において何らかの障害を発生したため
に現在は停止中であり、 代わってa2−RADIUSサ
ーバ12aが動作中であることがわかる。
【0075】また前記の第1優先に指定されたRADI
USサーバがダウンした場合は、動作状況データ7cに
おいて時間を限定して停止中の表示が記される。したが
ってR−Proxyサーバは元来の第1優先のサーバで
あるa1−RADIUSサーバ11aのダウンからの経
過時間を調査して、規定の時間が経過していればカレン
トサーバの指定を再び前記のa1−RADIUSサーバ
11aに変更する。
【0076】図5に基づいて、前記の中継先情報テーブ
ル7の別のひとつの応用例の原理を説明する。前記の中
継先情報テーブル7の応答時間テーブルには個々のRA
DIUSサーバがその中継応答に要した最新の応答時間
データを格納する。
【0077】ここでは前記のR−Proxyサーバは、
アクセスサーバより転送を受けた中継要求データをパケ
ット化して選択肢テーブル6の指定に従って設定するR
ADIUSサーバへ前記の中継要求のデータをパケット
伝送する。さらに前記のR−Proxyサーバが前記の
中継要求のデータをパケット伝送する際に応答時間デー
タ7dより引き出した該当するRADIUSサーバの最
新の実績応答時間をもって応答規定時間とする。
【0078】これより、前記のR−Proxyサーバ
は、中継要求をパケット伝送した後で前記の応答規定時
間を過ぎても応答が到来しない時は前記のRADIUS
サーバに何らかの障害が発生して応答不能に陥ったと判
定して、以降の中継要求に備える。
【0079】図6に示すブロック図および図7に示すフ
ローチャートに基づいて、この発明の代表的なひとつの
実施例によるユーザ認証システムの制御を行なう手順を
説明する。
【0080】図6に示すブロック図を説明する。RAD
IUS−ProxyサーバであるR−Proxyサーバ
B02は、RADIUSサーバへ中継要求を実行した時
間経過を計時するタイマB22を持ち、カレント指定テ
ーブルB24aを備えた中継先情報テーブルB23と選
択肢テーブルB25とを持ち、共に演算制御部B21の
指示に基づいて動作する。
【0081】また前記の演算制御部B21は、制御プロ
グラムB26の示す手順に基づいて制御を行ない、前記
の制御プログラムB26にはあらかじめコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を介して必要な制御プログラムの
手順が装備される。
【0082】図7に示すフローチャートに基づいて、制
御の手順を説明する。各ステップの説明に引用する符号
は、図6による。
【0083】ステップS01で、R−Proxyサーバ
B02はアクセスサーバB01を経由して中継要求の転
送を受ける。
【0084】ステップS02で、演算制御部B21は中
継先情報テーブルB23のカレント指定テーブルB24
aでカレントサーバを確認し、前記の演算制御部B21
は選択肢テーブルB25によって所定のRADIUSサ
ーバを選択する。
【0085】ステップS03で前記の選択したRADI
USサーバに中継要求を転送するとともにタイマB22
による計時を開始させる。
【0086】ステップS04で中継先からの応答があれ
ば、ステップS05に進んで中継応答を受信し、さらに
ステップS06に進んで前記の中継応答をアクセスサー
バに転送する。
【0087】前記のステップS04で中継先からの応答
がなければ、ステップS11に進んでタイマB22の計
時記録を参照してタイムアウトであれば、さらにステッ
プS12に進んで当該RADIUSサーバに何らかの障
害を発生してダウンしたと判定する。
【0088】ステップS13で中継先情報テーブルB2
3のカレント指定テーブルB24aのカレント指定デー
タの設定を変更して、ステップS01に戻って前記のア
クセスサーバB01からの再度の中継要求に備える。
【0089】したがって、前記の図7に基づく制御の手
順を実行することにより、R−ProxyサーバB02
は中継要求の転送先を複数のRADIUSサーバより選
択して指定するので、中継先である特定のRADIUS
サーバがシステム異常を来してもユーザ認証システムと
しては動作を停止させることなく継続して処理を実行す
ることができる。
【0090】図8に示すブロック図および図9に示すフ
ローチャートに基づいて、この発明の代表的な別のひと
つの実施例によるユーザ認証システムの制御を行なう手
順を説明する。
【0091】図8に示すブロック図を説明する。RAD
IUS−ProxyサーバであるR−Proxyサーバ
B02aは、RADIUSサーバへ中継要求を実行した
時間経過を計時するタイマB22を持ち、各RADIU
Sサーバの優先順位を設定した優先テーブルB24bお
よび前記の各RADIUSサーバの動作状況データを格
納した状況テーブルを備えた中継先情報テーブルB23
aと選択肢テーブルB25とを持ち、共に演算制御部B
21の指示に基づいて動作する。
【0092】また前記の演算制御部B21は、制御プロ
グラムB26の示す手順に基づいて制御を行ない、前記
の制御プログラムB26にはあらかじめコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を介して必要な制御プログラムの
手順が装備される。
【0093】図9に示すフローチャートに基づいて、制
御の手順を説明する。各ステップの説明に引用する符号
は、図8による。
【0094】ステップS21で、R−Proxyサーバ
B02aはアクセスサーバB01を経由して中継要求の
転送を受ける。
【0095】ステップS22で、演算制御部B21は中
継先情報テーブルB23aのカレント指定テーブルB2
4aでカレントサーバを確認し、前記の演算制御部B2
1は選択肢テーブルB25によって所定のRADIUS
サーバをカレントサーバに指定する。
【0096】ステップS23で前記のカレントサーバに
中継要求を転送するとともにタイマB22による計時を
開始させる。
【0097】ステップS24で中継先からの応答があれ
ば、ステップS25に進んで中継応答を受信し、さらに
ステップS26に進んで前記の中継応答をアクセスサー
バに転送する。
【0098】前記のステップS24で中継先からの応答
がなければ、ステップS31に進んでタイマB22の計
時記録を参照してタイムアウトであれば、さらにステッ
プS32に進んで当該カレントサーバに指定したRAD
IUSサーバに何らかの障害を発生してダウンしたと判
定する。
【0099】ステップS33で前記のダウンしたと判定
されたRADIUSサーバが第1優先のサーバであれ
ば、ステップS34に進んであらかじめ定める時間に限
定して状況テーブルB24cに停止中の表示を行なって
前記の第1優先に指定されたRADIUSサーバのカレ
ント指定を解除し、優先テーブルB24bの指定にした
がってカレント指定を変更し、ステップS21に戻って
アクセスサーバB01からの再度の中継要求に備える。
【0100】前記のステップS33で前記のダウンした
と判定されたRADIUSサーバが第1優先のサーバで
なければ、ステップS35に進んで優先テーブルB24
bの指定にしたがってカレント指定を変更する。
【0101】その際、状況テーブルB24cにおいて第
1優先に指定されたRADIUSサーバの停止中の表示
が規定の時間を経過したために解除されていれば、カレ
ントサーバの指定は優先的に前記の第1優先のサーバが
受ける。
【0102】前記のステップS35でカレント指定を変
更すれば、ステップS21に戻ってアクセスサーバB0
1からの再度の中継要求に備える。
【0103】したがって、前記の図9に基づく制御の手
順を実行することにより、R−ProxyサーバB02
aは中継要求を特定のRADIUSサーバに集中して配
信することが可能となる。
【0104】図10に示すブロック図および図11に示
すフローチャートに基づいて、この発明の代表的な別の
ひとつの実施例によるユーザ認証システムの制御を行な
う手順を説明する。
【0105】図10に示すブロック図を説明する。RA
DIUS−ProxyサーバであるR−Proxyサー
バB02bは、RADIUSサーバへ中継要求を実行し
た時間経過を計時するタイマB22を持ち、当該R−P
roxyサーバB02bがRADIUSサーバに中継要
求を転送してその応答を得るまでの個々のRADIUS
サーバに関する時間データを格納した応答時間テーブル
B24dを備えた中継先情報テーブルB23bと選択肢
テーブルB25とを持ち、共に演算制御部B21の指示
に基づいて動作する。
【0106】また前記の演算制御部B21は、制御プロ
グラムB26の示す手順に基づいて制御を行ない、前記
の制御プログラムB26にはあらかじめコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を介して必要な制御プログラムの
手順が装備される。
【0107】図11に示すフローチャートに基づいて、
制御の手順を説明する。各ステップの説明に引用する符
号は、図10による。
【0108】ステップS41で、R−Proxyサーバ
B02bはアクセスサーバB01を経由して中継要求の
転送を受ける。
【0109】ステップS42で演算制御部B21は前記
の中継要求のデータの合致するRADIUSサーバでカ
レントサーバに指定されたRADIUSサーバを選択肢
テーブルB25によって確認し、前記のカレントサーバ
に指定されたRADIUSサーバをカレントサーバに指
定する。
【0110】ステップS43で、演算制御部B21は前
記の中継要求のデータをパケット化する。
【0111】ステップS44で、前記の演算制御部B2
1は中継先情報テーブルB23bの応答時間テーブルB
24dによって、前記のステップS43で選択したRA
DIUSサーバの応答時間データを引き出し、今回の中
継要求にかかる応答規定時間として設定する。
【0112】ステップS45で、R−Proxyサーバ
B02bは前記のステップS43で選択したRADIU
Sサーバへ前記のパケット化した中継要求のデータを転
送する。
【0113】ステップS46で応答が確認されれば、ス
テップS47に進んでタイマB22によって前記の応答
に要した所要時間を確認し、ステップS48に進んで今
回の中継応答に要した時間をもって応答時間テーブルB
24dの該当する箇所でデータの更新を行なう。
【0114】ステップS49でR−ProxyサーバB
02bは前記の中継応答を確認し、ステップS50に進
んで前記の中継応答のデータをアクセスサーバB01に
転送する。
【0115】なお前記のステップS46で応答が確認で
きなければ、ステップS55に進んでR−Proxyサ
ーバB02bの待機する時間が前記ステップS45で設
定する規定時間に達すれば、さらにステップS56に進
んで当該RADIUSサーバのダウンしたことを記録す
る。
【0116】ステップS57で選択肢テーブルB25に
記載するカレントサーバの指定を変更し、ステップS4
1に戻って前記のアクセスサーバB01からの再度の中
継要求の転送を待つ。
【0117】したがって、前記の図11に基づく制御の
手順を実行することにより、R−ProxyサーバB0
2bは必要な中継要求を目的とするRADIUSサーバ
に転送した後は、前記のRADIUSサーバからの応答
が発信されるまでの間はR−ProxyサーバB02b
は他の業務の処理が可能となり、資源の有効活用が期待
できる。
【0118】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0119】1)複数のRADIUSサーバを備え、さ
らに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求
に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバ
を有するユーザ認証システムにおいて、前記のRADI
US−Proxyサーバが、あらかじめ特定のRADI
USサーバを選択してカレントサーバとして指定する選
択肢テーブルを備える。
【0120】この手段を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバが中継を要求するRADIU
Sサーバを事前に指定するので、併置した複数のRAD
IUSサーバより適切なRADIUSサーバを選択する
環境を構築するという効果を得る。
【0121】2)前記のユーザ認証システムにおいて、
前記のRADIUS−Proxyサーバは個別のRAD
IUSサーバを規定するデータおよび前記の個別のRA
DIUSサーバの状態を監視するデータを格納する中継
先情報テーブルを備える。
【0122】3)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバより選択してあらかじめカレントサーバに規定す
るカレント指定テーブルを備える。
【0123】4)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバに優先度を設定して規定する優先テーブルと、前
記の個別のRADIUSサーバの稼動状況を監視するデ
ータを格納する状況テーブルを備える。
【0124】5)前記のRADIUS−Proxyサー
バに備える中継先情報テーブルは、個別のRADIUS
サーバの中継応答状況を監視して、その中継時間データ
を格納する応答時間テーブルを備える。
【0125】これらの手段を取ることによって、前記の
RADIUS−Proxyサーバはその中継先とする個
々のRADIUSサーバを規定し、監視する手段を装備
するという効果を得る。
【0126】6)複数のRADIUSサーバを備え、さ
らに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求
に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバ
を有するユーザ認証システムの制御方法において、前記
のRADIUS−Proxyサーバがあらかじめ特定の
RADIUSサーバを選択してカレントサーバとして選
択肢テーブルにおいて指定し、アクセスサーバの中継要
求に応じて、先に選択肢テーブルにおいてカレントサー
バとして指定したRADIUSサーバに中継を試みる。
【0127】7)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、その有する中継先情報テーブルにおいて、個々の
RADIUSサーバの稼動状況に応じてカレントサーバ
に選定し、前記のカレントサーバに選定したカレント指
定データを選択肢テーブルに通知する。
【0128】これらの手段を取ることによって、当該ユ
ーザ認証システムに備えるRADIUS−Proxyサ
ーバは、アクセスサーバの中継要求に応じて中継するR
ADIUSサーバを事前に指定するので、前記のRAD
IUS−Proxyサーバは常にその時点における最適
なRADIUSサーバを選択して中継を行なうという効
果を得る。
【0129】8)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、その有する中継先情報テーブルにおいて、個々の
RADIUSサーバに優先度を付与して優先順位データ
として登録し、前記の中継先情報テーブルは、前記の個
々のRADIUSサーバの稼動状況を監視した動作状況
データを格納して、前記の優先順位データに登録された
第1優先に指定したRADIUSサーバのダウン表示を
限定した時間で区切って表示させる。
【0130】この形態を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバは前記のRADIUS−Pr
oxyサーバが前記の第1優先に指定したRADIUS
サーバを優先してカレントサーバに指定すので、常に第
1優先に指定したRADIUSサーバへの中継を優先さ
せるという作用を得る。
【0131】9)前記のRADIUS−Proxyサー
バは、アクセスサーバより転送された中継要求を、カレ
ントサーバに指定したRADIUSサーバにパケット伝
送を行ない、前記のRADIUS−Proxyサーバ
は、前記のカレントサーバに指定したRADIUSサー
バより中継応答が返送されるまでの所要時間を計時し
て、前記のRADIUSサーバの動作状況を監視する。
【0132】この手段を取ることによって、前記のRA
DIUS−Proxyサーバはデータの伝送時以外はR
ADIUSサーバの応答を待ち合わせる必要がないの
で、前記のRADIUS−Proxyサーバは待機する
という時間帯を削除することが可能となり、資源の有効
な活用を図る体制を確立するという効果を得る。
【0133】10)複数のRADIUSサーバを備え、
さらに前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要
求に応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサー
バを有するユーザ認証システムの制御方法を実行する制
御プログラムを格納する記録媒体において、前記のRA
DIUS−Proxyサーバが、あらかじめ特定のRA
DIUSサーバを選択してカレントサーバとして選択肢
テーブルにおいて指定する手順と、アクセスサーバの中
継要求に応じて、先に選択肢テーブルにおいてカレント
サーバとして指定したRADIUSサーバに中継を試み
る手順とを実行させる制御プログラムを格納する。
【0134】この手段を取ることによって、当該RAD
IUS−Proxyサーバは事前に指定したRADIU
Sサーバに中継してカレントサーバとする手順を装備す
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な実施例によるシステム構成
【図2】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
ける選択肢テーブルの説明図
【図3】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
ける中継先情報テーブルの説明図
【図4】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
ける中継先情報テーブルの説明図
【図5】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
ける中継先情報テーブルの説明図
【図6】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
けるブロック図
【図7】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
けるフローチャート
【図8】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
けるブロック図
【図9】この発明の代表的な実施例によるシステムにお
けるフローチャート
【図10】この発明の代表的な実施例によるシステムに
おけるブロック図
【図11】この発明の代表的な実施例によるシステムに
おけるフローチャート
【図12】従来の技術を適用した代表的な実施例による
システム構成図
【図13】従来の技術を適用した代表的な実施例による
システムにおけるProxyサーバの説明図
【図14】従来の技術を適用した代表的な実施例による
システムにおけるブロック図
【図15】従来の技術を適用した代表的な実施例による
システムにおけるフローチャート
【符号の説明】
1:ユーザ端末 2:広域情報通信網 3:構内情報通信網 4:アクセスサーバ 5:R−Proxyサーバ 6:選択肢テーブル 6a:aテーブル 6b:bテーブル 6c:cテーブル 7:中継先情報テーブル 7a:カレント指定データ 7b:優先順位データ 7c:動作状況データ 7d:応答時間データ 11a:a1−RADIUSサーバ 11b:b1−RADIUSサーバ 11c:c1−RADIUSサーバ 12a:a2−RADIUSサーバ 12b:b2−RADIUSサーバ 12c:c2−RADIUSサーバ 13a:a3−RADIUSサーバ 13b:b3−RADIUSサーバ 13c:c3−RADIUSサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B034 BB13 5B042 GA12 GA24 GB09 GC08 JJ23 KK00 KK06 LA20 5B085 AC12 AC16 AE23 BG07 5B089 GA11 GA19 GB09 JA11 KA12 KA17 KB13 KC05 KC15 KC17 KC23 KC39 KC58 LB14 MC06 MC08 MD01 ME04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のRADIUSサーバを備え、さらに
    前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求に応
    じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバを有
    するユーザ認証システムにおいて、 前記のRADIUS−Proxyサーバが、あらかじめ
    特定のRADIUSサーバを選択してカレントサーバと
    して指定する選択肢テーブルを備えることを特徴とす
    る、 ユーザ認証システム。
  2. 【請求項2】前記のユーザ認証システムにおいて、 前記のRADIUS−Proxyサーバは、個別のRA
    DIUSサーバを規定するデータおよび前記の個別のR
    ADIUSサーバの状態を監視するデータを格納する中
    継先情報テーブルを備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、ユーザ認証システム。
  3. 【請求項3】前記のユーザ認証システムにおいて、 前記のRADIUS−Proxyサーバに備える中継先
    情報テーブルは、個別のRADIUSサーバより選択し
    てあらかじめカレントサーバに規定するカレント指定テ
    ーブルを備えることを特徴とする、 請求項2に記載の、ユーザ認証システム。
  4. 【請求項4】前記のユーザ認証システムにおいて、 前記のRADIUS−Proxyサーバに備える中継先
    情報テーブルは、個別のRADIUSサーバに優先度を
    設定して規定する優先テーブルと、前記の個別のRAD
    IUSサーバの稼動状況を監視するデータを格納する状
    況テーブルを備えることを特徴とする、 請求項2に記載の、ユーザ認証システム。
  5. 【請求項5】前記のユーザ認証システムにおいて、 前記のRADIUS−Proxyサーバに備える中継先
    情報テーブルは、個別のRADIUSサーバの中継応答
    状況を監視して、その中継時間データを格納する応答時
    間テーブルを備えることを特徴とする、 請求項2に記載の、ユーザ認証システム。
  6. 【請求項6】複数のRADIUSサーバを備え、さらに
    前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求に応
    じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバを有
    するユーザ認証システムの制御方法において、 前記のRADIUS−Proxyサーバがあらかじめ特
    定のRADIUSサーバを選択してカレントサーバとし
    て選択肢テーブルにおいて指定し、 アクセスサーバの中継要求に応じて、先に選択肢テーブ
    ルにおいてカレントサーバとして指定したRADIUS
    サーバに中継を試みることを特徴とする、 ユーザ認証システムの制御方法。
  7. 【請求項7】前記のユーザ認証システムの制御方法にお
    いて、 前記のRADIUS−Proxyサーバは、その有する
    中継先情報テーブルにおいて、個々のRADIUSサー
    バの稼動状況に応じてカレントサーバに選定し、 前記のカレントサーバに選定したカレント指定データを
    選択肢テーブルに通知することを特徴とする、 請求項6に記載の、ユーザ認証システムの制御方法。
  8. 【請求項8】前記のユーザ認証システムの制御方法にお
    いて、 前記のRADIUS−Proxyサーバは、その有する
    中継先情報テーブルにおいて、個々のRADIUSサー
    バに優先度を付与して優先順位データとして登録し、 前記の中継先情報テーブルは、前記の個々のRADIU
    Sサーバの稼動状況を監視した動作状況データを格納し
    て、前記の優先順位データに登録された第1優先に指定
    したRADIUSサーバのダウン表示を限定した時間で
    区切って表示させることを特徴とする、 請求項6に記載の、ユーザ認証システムの制御方法。
  9. 【請求項9】前記のユーザ認証システムの制御方法にお
    いて、 前記のRADIUS−Proxyサーバは、アクセスサ
    ーバより転送された中継要求を、カレントサーバに指定
    したRADIUSサーバにパケット伝送を行ない、 前記のRADIUS−Proxyサーバは、前記のカレ
    ントサーバに指定したRADIUSサーバより中継応答
    が返送されるまでの所要時間を計時して、前記のRAD
    IUSサーバの動作状況を監視することを特徴とする、 請求項6に記載の、ユーザ認証システムの制御方法。
  10. 【請求項10】複数のRADIUSサーバを備え、さら
    に前記のRADIUSサーバにアクセスサーバの要求に
    応じて中継を行なうRADIUS−Proxyサーバを
    有するユーザ認証システムの制御方法を実行する制御プ
    ログラムを格納する記録媒体において、 前記のRADIUS−Proxyサーバが、あらかじめ
    特定のRADIUSサーバを選択してカレントサーバと
    して選択肢テーブルにおいて指定する手順と、 アクセスサーバの中継要求に応じて、先に選択肢テーブ
    ルにおいてカレントサーバとして指定したRADIUS
    サーバに中継を試みる手順とを実行させる制御プログラ
    ムを格納したことを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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