JP2000115045A - 衛星通信のデータ伝送方法及び地球局 - Google Patents

衛星通信のデータ伝送方法及び地球局

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JP2000115045A
JP2000115045A JP10275898A JP27589898A JP2000115045A JP 2000115045 A JP2000115045 A JP 2000115045A JP 10275898 A JP10275898 A JP 10275898A JP 27589898 A JP27589898 A JP 27589898A JP 2000115045 A JP2000115045 A JP 2000115045A
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Japan
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data
earth station
receiving
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station
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JP10275898A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Nagai
一嘉 永井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/18578Satellite systems for providing broadband data service to individual earth stations
    • H04B7/18589Arrangements for controlling an end to end session, i.e. for initialising, synchronising or terminating an end to end link

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、衛星通信のデータ伝送方法及び地球
局に関し、多数の受信地球局が正常受信できなかったデ
ータを補完するために、それに該当するデータの転送要
求が特定の局に集中してしまうことを回避できるように
することを目的とする。 【解決手段】送信側地球局が衛星回線を介して複数の受
信側地球局に同報でデータを伝送する衛星通信システム
における送信側の地球局であって、受信側地球局が自局
の受信データについて正常受信できたか否かを判定した
受信結果を各受信側地球局から受信する受信手段と、各
受信側地球局の受信結果に基づいて、データを正常受信
できた受信側地球局から、正常受信できなかった受信側
地球局に、正常受信できたデータを転送させるための転
送制御情報を作成する情報作成手段と、転送制御情報を
複数の受信側地球局に配信する配信手段とを具えるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信のデータ
伝送方法及び地球局に関するものである。この衛星通信
システムは企業や行政機関等で地上回線のバックアップ
としてだけでなく、広く活用されており、中でも、親局
から通信衛星を介して多数の子局への同報性の高い情報
の配信、特にデータの一括配信に多く利用されている。
【0002】
【従来の技術】[第1の従来例]図13には、第1の従
来例として、衛星通信網を用いてデータを配信し、地上
回線を用いて配信元からデータの再送を行う衛星通信の
利用形態を全体として示している。この衛星通信では衛
星回線と地上回線を利用する。配信データを生成する地
上局センタ300と、その配信データを衛星回線を介し
て送信する送信地球局210と、配信データを衛星回線
を介して受信する複数の受信地球局211〜21n+1とで構成
されている。
【0003】ここで、従来の衛星通信の概要を説明す
る。この衛星通信においては、親局としての地上局セン
タ300が地上回線を介して送信地球局210に配信デ
ータを送信する。送信地球局210は衛星回線(アップ
リンク回線→通信衛星→ダウンリンク回線)を介して複
数の受信地球局211〜21n+1に向けて配信データを同時に
配信する。複数の子局としての受信地球局は配信データ
をそれぞれ受信する。
【0004】このような衛星通信では、配信データを正
常受信できなかった受信地球局は、その配信データを補
完するために、それに該当する元の配信データを再送さ
せることを地上回線を介して地上局センタ300に要求
する。地上局センタ300は、それらの再送要求に応じ
て元の配信データを地上回線を介して再送要求元の各受
信地球局に再送する。あるいは、再送要求の状況に応じ
ては、送信地球局210経由の衛星回線により再送デー
タを配信する。(特開平5−167565)
【0005】[第2の従来例]図14には、第2の従来
例として、第1の従来例と同様に衛星回線を用いてデー
タを配信し、地上回線を用いて特定の受信地球局(補助
地球局)からデータの再送を行う衛星通信の利用形態を
全体として示している。この衛星通信では第1の従来例
の地上局センタ300に代えて、補助地球局としての受
信地球局が加えられて構成されている。この補助地球局
211は受信した配信データを蓄積しており、受信地球
局からの転送要求に応じて配信データを地上回線を介し
て再送要求元の受信地球局に再送するようになってい
る。このような構成における衛星通信では、配信データ
を正常受信できなかった受信地球局はその正常受信でき
なかった配信データを補完するために、それに該当する
配信データを再送させることを地上回線を介して補助地
球局211に要求する。(特開平7−202779)
【0006】[第3の従来例]図15には、第3の従来
例として、第1、2従来例と同様に衛星回線網を用いて
データを配信し、第2の従来例と同様な補助地球局を複
数設けて、これらからデータを再送する衛星通信の利用
形態を全体として示している。この衛星通信では第2の
従来例の補助地球局211のような補助地上局が複数
(301〜30n+1)設けられている。これらの補助地上局に
はそれぞれに分担された複数の受信地球局211〜21n+1が
接続されているとともに、送信地球局210までの地上
回線が接続されて構成されている。これらの各補助地上
局301〜30n+1は予め送信地球局230から地上回線も介
して配信された元の配信データを受信して蓄積してお
り、受信地球局からの再送要求に応じて元の配信データ
を地上回線を介して再送要求元の受信地球局に再送する
ようになっている。このような構成における衛星通信
は、配信データを正常受信できなかった受信地球局はそ
の正常受信できなかった配信データを補完するために、
それに該当する元の配信データを再送させることを地上
回線を介して担当の補助地上局に要求する。(特開平7
−202781)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
衛星通信におけるデータの再送方式では、送信地球局2
10と通信衛星との間のアップリンク回線に降雨減衰等
による回線品質劣化(搬送波電力対雑音電力比(C/N:C
arrier to Noise Power Ratio )の低下)などが発生し
た場合には、伝送路上において配信データにビット誤り
等が生じるなどする。このため、多数の受信地球局にて
配信データを正常に受信できなくなってしまう可能性が
十分ある。そこで、それらの受信地球局はデータの再送
要求を行うことになる。
【0008】ところが、このように配信データを正常受
信できなかった受信地球局が多数ある場合、それらの受
信地球局は、特定の局(例えば、第1の従来例における
地上局センタ300や、第2の従来例における補助地球
局211や、第3の従来例における各補助地上局301〜3
0n+1など)のみに、その正常受信できなかった配信デー
タを補完するために、それに該当する元の配信データを
再送させることを要求してしまう。このため、特定の局
に多数の受信地球局からの再送要求が集中してしまうと
いう問題が発生していた。また、特定の局側の地上回線
が災害や中継機器の故障などで回線不通になってしまっ
た場合には、多数の受信地球局において、正常受信でき
なかった配信データを補完することができなくなる可能
性があった。
【0009】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、多数の受信地球局が正常受信できなかったデータを
補完するために、それに該当するデータの転送要求が特
定の局に集中してしまうことを回避することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上述の課題を解
決するために、本発明に係る送信側の地球局は、送信側
地球局が衛星回線を介して複数の受信側地球局に同報で
データを伝送する衛星通信システムにおける送信側の地
球局であって、受信側地球局が自局の受信データについ
て正常受信できたか否かを判定した受信結果を各受信側
地球局から受信する受信手段と、各受信側地球局の受信
結果に基づいて、データを正常受信できた受信側地球局
から、正常受信できなかった受信側地球局に、正常受信
できたデータを転送させるための転送制御情報を作成す
る情報作成手段と、転送制御情報を複数の受信側地球局
に配信する配信手段とを具えるものである。
【0011】また、本発明に係る受信側の地球局は、送
信側地球局が衛星回線を介して複数の受信側地球局に同
報でデータを伝送する衛星通信システムにおける受信側
の地球局であって、自局の受信データについて正常受信
できたか否かを判定する判定手段と、その判定結果によ
り正常受信できたデータを蓄積する蓄積手段と、判定結
果を自局の受信結果として上記送信側地球局に報告する
報告手段と、送信側地球局からの転送制御情報であっ
て、各受信側地球局の受信結果に基づいて、データを正
常受信できた受信側地球局から、正常受信できなかった
受信側地球局に、正常受信できたデータを転送するため
に作成されたものに基づいて、受信側地球局同士で正常
受信できたデータを転送させる処理をする転送処理手段
と、転送された正常受信できたデータで、正常受信でき
なかったデータを補完する補完手段とを具えるものであ
る。
【0012】この衛星通信システムでは、各受信側地球
局は受信したデータについて正常受信できたか否かを判
定し、その判定結果により正常受信できたデータを蓄積
し、判定結果を自局の受信結果として送信側地球局に報
告する。送信側地球局は各受信側地球局からの自局の受
信結果に基づいて、転送制御情報を作成して複数の受信
側地球局に配信する。受信側地球局同士ではその転送制
御情報に基づいて、正常受信できたデータを転送させ
て、正常受信できなかったデータを補完するようにして
いる。
【0013】また、上記送信側の地球局における情報作
成手段は、各受信側地球局の受信結果をまとめた集計情
報を転送制御情報とするように構成できる。この送信側
地球局では、転送制御情報を複数の受信側地球局に配信
するようにしている。
【0014】また、上記の受信側の地球局における転送
処理手段は、データを正常受信できなかった場合、送信
側地球局からの集計情報に応じて、データを正常受信で
きた受信側地球局を調べて、得られた受信側地球局に対
し、正常受信できたデータの転送要求をするものであ
り、他局から転送要求を受けた場合には、その転送要求
に応じた正常受信できたデータを転送要求元の受信側地
球局に転送するように構成できる。この受信側地球局
は、データを正常受信できなかった場合、各受信側地球
局の受信結果に応じて、データを正常受信できた受信側
地球局を調べて、得られた受信側地球局に対し、正常受
信できたデータの転送要求を行う。転送要求先の受信側
地球局は、その要求に応じた正常受信できたデータを転
送要求元の受信側地球局に転送するようにしている。
【0015】また、上記送信側の地球局における情報作
成手段は、上記各受信側地球局からの受信結果に基づい
て、データを正常受信できた受信側地球局から、正常受
信できなかった受信側地球局に当該正常受信できたデー
タを転送させるための転送指示を作成して転送制御情報
とするように構成できる。この送信側地球局では、上記
各受信側地球局の受信結果に基づいて、転送指示を作成
し、その転送指示を転送制御情報として複数の受信側地
球局に配信するようにしている。
【0016】また、上記の受信側地球局における転送処
理手段は、データを正常受信できなかった場合、送信側
地球局からの転送指示に応じた転送要求先の受信側地球
局に対し、正常受信できたデータの転送要求をするもの
であり、他局から転送要求を受けた場合には、その転送
要求に応じた正常受信できたデータを転送要求元の受信
側地球局に転送するように構成できる。この受信側地球
局は、データを正常受信できなかった場合、上記転送指
示に応じた転送要求先の受信側地球局に、正常受信でき
たデータの転送要求を行い、転送要求先の受信側地球局
はその転送要求元の受信側地球局に正常受信できたデー
タを転送するようにしている。
【0017】さらに、上記の受信側の地球局における転
送処理手段は、データを正常受信できた場合、送信側地
球局からの転送指示に応じた転送先の受信側地球局に、
転送先の受信側地球局から転送要求を受信しなくても、
正常受信できたデータを自発的に転送するように構成で
きる。
【0018】また、上記の受信側の地球局における配信
手段は、上記転送制御情報を衛星回線を介して複数の受
信側地球局に配信するように構成できる。
【0019】また、上記の受信側の地球局における転送
処理手段は、転送要求先の受信側地球局に対し、正常受
信できたデータの転送要求を衛星回線を介して行い、他
の局から転送要求を受けた場合には、その転送要求に応
じたデータを衛星回線を介して転送要求元の受信側地球
局に転送するように構成できる。この受信側地球局は、
転送要求先の受信側地球局に対し、正常受信できたデー
タの転送要求を衛星回線を介して行う。一方、他の局か
ら転送要求を受けた場合には、その転送要求に応じたデ
ータを衛星回線を介して転送要求元の受信側地球局に転
送するようにしている。
【0020】さらに、上記の受信側の地球局における転
送処理手段は、転送要求先の受信側地球局に対し、正常
受信できたデータの転送要求を地上回線を介して行い、
他の局から転送要求を受けた場合には、その転送要求に
応じたデータを地上回線を介して転送要求元の受信側地
球局に転送するように構成できる。この受信側地球局
は、転送要求先の受信側地球局に対し、正常受信できた
データの転送要求を地上回線を介して行う。一方、他の
局から転送要求を受けた場合には、その転送要求に応じ
たデータを地上回線を介して転送要求元の受信側地球局
に転送するようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 (1)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例として、送信地球局から衛
星回線を用いてデータを配信し、衛星回線を用いて受信
地球局同士でデータの補完を行う衛星通信システムを全
体として示している。この通信衛星システムはデータを
衛星回線を介して配信(同報通信)する送信地球局24
0と、データを受信する複数の受信地球局 241〜24n+1
とで構成されている。
【0022】送信地球局240は、送受信機能を備えて
おり、衛星回線を介して複数の受信地球局241〜24n+1
に向けて配信データを同報により配信する。ここで、配
信する配信データは複数のデータで構成されている。そ
れらの配信データは例えばデータA、データB、データ
C・・・データZ(以下これらを省略してA,B,C,...Zと
呼ぶ)で構成されている。また、複数の受信地球局 241
〜24n+1から衛星回線を介して受信結果データ(241)〜
(24n+1) を受信する。ここで、受信結果データ(241)〜
(24n+1)は、各受信地球局241〜24n+1において受信し
た配信データについて各データ( A,B,C,...Z )毎の受
信結果を表す情報である。この情報は各受信地球局241
〜24n+1によりその各データ( A,B,C,...Z)について
正常受信できたか否かが判定されて得られたものであ
る。
【0023】さらに、送信地球局240は、複数の受信
地球局241〜24n+1から受信結果データ (241)〜(24n+
1)を受信して、それらの受信結果データ (241)〜(24n+
1)を1つに集計する。この集計結果に基づいて、配信デ
ータの各データ( A,B,C,...Z)について各受信地球局2
41〜24n+1での受信結果を表す受信結果データ(以下こ
れを受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)と呼ぶ)を
作成する。そして、この受信結果集計データ(A),(B),
(C),...(Z) を衛星回線を介して複数の受信地球局241〜
24n+1に配信する。
【0024】図2には、集計した各受信地球局の受信結
果からなる受信結果集計データの例を示す。この受信結
果集計データ(A),(B),(C),...(Z)は、配信データの各デ
ータ( A,B,C,...Z)を正常受信できた受信地球局と正
常受信できなかった受信地球局とを表すものである。具
体的には、各受信地球局241〜24n+1が受信した各デー
タ( A,B,C,...Z)について正常受信できた場合には
「1」で、正常受信できなかった場合には「0」で表す
ものである。
【0025】各受信地球局241〜24n+1は、送受信機能
を備えており、自局の受信した配信データの各データ
( A,B,C,...Z) について正常受信できたか否かを判定
して、その判定結果に基づいて自局の受信結果データ(2
41)〜(24n+1) を作成する。また、自局の受信結果デー
タ(241)〜(24n+1) を衛星回線を介して送信地球局24
0に送信する。また、上述の送信地球局240において
作成された受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)を衛
星回線を介して受信する。さらに、自局に正常受信でき
なかったデータがある場合には、それに該当するデータ
を正常受信できた受信地球局を受信結果集計データ(A),
(B),(C),...(Z)によって調べ、その結果得られた複数の
受信地球局のうちから、1つの受信地球局を選択して、
その受信地球局に対して、該当するデータ(補完するた
めに必要なデータ)を転送させることを要求する転送要
求を作成する。そして、その転送要求を衛星回線を介し
て転送要求先の受信地球局に送信する。
【0026】また、各受信地球局241〜24n+1は正常受
信できたデータを蓄積しており、正常受信できなかった
データがある受信地球局から転送要求を受信すると、そ
の転送要求に応じて該当するデータ(転送データ)を衛
星回線を介して転送要求元の受信地球局に転送する。転
送要求元の受信地球局は正常受信できなかったデータを
転送されたデータ(転送データ)で補完する。
【0027】以下、図1に従って第1の実施例の動作を
説明する。図1は、第1実施例において受信地球局がデ
ータを正常受信できなかった場合に、衛星回線を用いて
受信地球局同士で正常受信できなかったデータの転送を
行う衛星通信のデータ伝送方式を示している。この衛星
通信のデータ伝送方式においては、データを正常受信で
きなかった受信地球局が、それに該当するデータを正常
受信できた受信地球局に転送要求することにより、配信
データを正常受信できた受信地球局から正常受信できな
かった受信地球局へデータを転送し、正常受信できなか
った配信データを補完するようにしている。
【0028】具体的には、送信地球局240は衛星回線
を介して複数の受信地球局 241〜24n+1に向けて配信デ
ータを配信する。複数の受信地球局 241〜24n+1は配信
データをそれぞれ受信して、その配信データの各データ
( A,B,C,...Z)の受信結果を判定し、その判定結果に
より正常受信できたデータを蓄積する。一方、判定結果
に基づいて自局の受信結果データ(241)〜(24n+1) を作
成し、これを衛星回線を介して送信地球局に送信する。
【0029】送信地球局240は複数の受信地球局241
〜24n+1からの自局の受信結果データ(241)〜(24n+1)
を集計して、受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)
(図2に示す)を作成し、その受信結果集計データ(A),
(B),(C),...(Z)を衛星回線を介して複数の受信地球局 2
41〜24n+1に配信する。
【0030】正常受信できなかったデータがある受信地
球局は、それに該当するデータを正常受信できた受信地
球局を受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)によって
調べ、その結果得られた複数の受信地球局のうちから、
1つの受信地球局を選択して、その受信地球局を転送要
求先とする転送要求を作成し、これを衛星回線を介して
転送要求先の受信地球局に送信する。転送要求先の受信
地球局はその転送要求に応じて転送データを衛星回線を
介して転送要求元の受信地球局に転送する。転送要求元
の受信地球局は正常受信できなかったデータを転送デー
タで補完する。
【0031】[送信地球局]図3には、第1実施例にお
ける送信地球局の構成を機能ブロック図で示している。
配信データを作成するデータ端末9と、配信データ及び
受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)等を受信して送
信データにする送信データ制御部4と、送信データをフ
レーム組立等して送信信号にする送信データ生成回路3
と、送信信号について周波数変換や電力増幅などをする
送信装置2と、衛星回線を介する無線信号を送受信する
アンテナ装置1と、受信信号について周波数逆変換や復
調などをする受信装置5と、受信信号をフレーム分解等
して受信データを得る受信データ再生回路6と、受信デ
ータのうちの受信結果データ(241)〜(24n+1) を取り出
す受信データ制御部7と、受信結果集計データ(A),(B),
(C),...(Z)を生成する受信結果処理部8とで構成されて
いる。この受信結果処理部8は複数の受信地球局241〜2
4n+1から衛星回線を介して受信した受信結果データ(24
1)〜(24n+1)を集計して受信結果集計データ(A),(B),
(C),...(Z)(図2に示す)を作成するようになってい
る。
【0032】以下、図3に示す機能ブロック図に従って
第1実施例における送信地球局の動作を説明する。この
送信地球局の処理においては、配信データを正常受信で
きなかった受信地球局に、自局が配信データを再送する
のではなく、図1を用いて説明したように、配信データ
を正常受信できた受信地球局と正常受信できなかった受
信地球局との間で、配信データを転送し合えるようにす
るための受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)を作成
して各受信地球局に配信するようにしている。
【0033】具体的には、データ端末9は送信データ制
御部4と送信データ生成回路3と送信装置2とアンテナ
装置1とを介して配信データを送信信号にして送信す
る。一方、受信装置5はアンテナ装置1を介して受信地
球局からの受信信号を受信して、これを受信データ再生
回路6に送出する。受信データ再生回路6は受信信号か
ら受信結果データ(241)〜(24n+1)を得て、これを受信
データ制御部7を介して受信結果処理部8に送出する。
受信結果処理部8は受信結果データ(241)〜(24n+1) を
集計して受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)(図2
に示す)を作成して、これを送信データ制御部4に送出
する。送信データ制御部4は送信データ生成回路3と送
信装置2とアンテナ装置1とを介して受信結果集計デー
タ(A),(B),(C),...(Z)を送信信号にして送信する。
【0034】[受信地球局]図4には、第1実施例にお
ける受信地球局の構成を機能ブロック図で示している。
この受信地球局は信号を送受信するためのアンテナ装置
12と、受信信号について周波数逆変換や復調などをす
る受信装置15と、受信信号をフレーム分解等して受信
データを得る再生回路16と、受信データのうちの配信
データ(転送データ)を受信データ判定部21に、受信
結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)を要求信号制御部1
9に、転送要求信号を転送処理制御部18に振り分ける
受信データ制御部20と、配信データの受信状態を判定
する受信データ判定部21と、正常受信できたデータを
蓄積する蓄積装置22と、転送要求信号を生成する要求
信号制御部19と、蓄積した配信データを読み出す処理
をする転送処理制御部18と、受信結果データ(241)〜
(24n+1) と転送データと転送要求信号とを受信して送
信データを作成する送信データ制御部17と、送信デー
タをフレーム組立等して送信信号にする送信データ生成
回路14と、送信信号について周波数変換や電力増幅な
どをする送信装置13とで構成されている。
【0035】受信データ判定部21は、受信した配信デ
ータの各データ(A,B,C,...Z)について正常受信できた
か否かを判定し、その判定結果により正常受信できたデ
ータを蓄積装置22に送出する。また、その判定結果に
基づいて上述のような受信結果データ(241)〜(24n+1)
を生成するようになっている。蓄積装置22は、正常受
信できたデータを蓄積する。要求信号制御部19は、自
局に正常受信できなかったデータがある場合、複数の受
信地球局 241〜24n+1のうちから、該当するデータにつ
いて正常受信できた受信地球局を受信結果集計データ
(A),(B),(C),...(Z)(図2)によって調べて(特定し
て)、その結果得られた複数の受信地球局のうちから、
1つの受信地球局を選択して、その受信地球局に対して
その該当するデータを転送させることを要求する転送要
求信号を生成するようになっている。
【0036】以下、図4に示す機能ブロック図に従って
第1実施例における受信地球局の動作を説明する。この
受信地球局の処理においては、データを正常受信できな
かった場合に、送信地球局に配信データを再送させるの
ではなく、図1を用いて説明したように、配信データを
正常受信できた受信地球局から正常受信できなかった受
信地球局へ、データを転送するようにしている。
【0037】具体的には、受信装置15はアンテナ装置
12を介して送信地球局からの受信信号を受信して、こ
れを受信データ再生回路16に送出する。受信データ再
生回路16は受信信号から配信データ(または他局から
の転送データ)を得て、これを受信データ制御部20を
介して受信データ判定部21に送出する。受信データ判
定部21は配信データの受信結果を判定し、正常受信で
きた配信データを蓄積装置22に蓄積するとともに、受
信結果データ(241)〜(24n+1) を生成して送信データ制
御部17に送出する。送信データ制御部17は送信デー
タ生成回路14と送信装置13とアンテナ装置12とを
介して受信結果データ(241)〜(24n+1)を送信信号にし
て送出する。
【0038】一方、受信装置15は前述と同様にして、
送信地球局からの受信信号から受信結果集計データ(A),
(B),(C),...(Z)を得ると、それを要求信号制御部19へ
送出する。要求信号制御部19は受信結果集計データ
(A),(B),(C),...(Z)より得られた受信地球局に対し自局
の転送要求信号を生成し、これを転送処理制御部18を
介して送信データ制御部17に送出する。
【0039】また、受信装置15は前述と同様にして、
他の受信地球局からの受信信号から転送要求信号を得る
と、これを転送処理制御部18へ送出する。転送処理制
御部18は転送要求信号に応じたデータを蓄積装置22
から読み出すためのデータ読み出し信号を生成して蓄積
装置22に送出する。蓄積装置22はデータ読み出し信
号に応じたデータを他局への転送データとして読み出し
て送信データ制御部17に送出する。一方、送信データ
制御部17は、送信データ生成回路14と送信装置13
とアンテナ装置12とを介して自局の転送要求信号を送
信信号にして送信する。また、他局への転送データの場
合も、同様に送信データ生成回路14と送信装置13と
アンテナ装置12とを介してその他局への転送データを
送信信号にして送信する。
【0040】(2)第2実施例 図5は、第2実施例として、第1実施例と同様に衛星回
線を用いてデータを配信し、第1実施例に加えて地上回
線も用いて受信地球局同士でデータの補完を行う衛星通
信システムを全体として示している。この通信衛星では
第1実施例の構成に加えて、複数の受信地球局241〜24
n+1の間が地上回線でそれぞれ接続されて構成されてい
る。以下、図5に従って第2の実施例の動作を説明す
る。この衛星通信のデータ伝送方式においては、配信デ
ータを正常受信できた受信地球局から正常受信できなか
った受信地球局へ、第1実施例の衛星回線に代えて地上
回線を介して配信データを転送するようにしている。
【0041】具体的には、複数の受信地球局 241〜24n
+1のうち、データを正常受信できなかった受信地球局が
受信結果データ(241)〜(24n+1)に基づいて転送要求を
作成するまでの動作は、第1実施例のものと同じであ
る。続いて、データを正常受信できなかった受信地球局
は、地上回線を介して転送要求先の受信地球局に転送要
求を送信する。転送要求先の受信地球局は転送要求に応
じて転送データを地上回線を介して転送要求元の受信地
球局に転送する。転送要求元の受信地球局は正常受信で
きなかったデータを転送データで補完する。
【0042】[受信地球局]図6には、第2実施例にお
ける受信地球局の構成を機能ブロック図で示している。
この受信地球局には、第1実施例の構成に加えて、地上
回線との接続をインターフェースする回線接続制御部3
0と、信号を地上回線に対して送受信するモデム31と
が設けられている。以下、図6に示す機能ブロック図に
従って第2実施例における受信地球局に加えられた構成
の動作を説明する。回線接続制御部30は自局に正常受
信できなかったデータがある場合、正常受信できた受信
地球局に向けて、転送処理制御部18からの転送要求信
号をモデム31を介して送信する。やがて、その転送要
求に応じた転送データをモデム31を介して受信する
と、その転送データを蓄積装置22に蓄積するととも
に、受信データ判定部21に送出する。受信データ判定
部21は転送データを判定して、正常受信できた転送デ
ータを蓄積装置22に蓄積する。一方、回線接続制御部
30はモデム31を介して他局からの転送要求信号を受
信すると、その他局からの転送要求信号に応じたデータ
を蓄積装置22から読み出すためのデータ読み出し信号
を生成し、これを蓄積装置22に送出する。蓄積装置2
2はデータ読み出し信号に応じたデータを読み出して、
これを他局への転送データとして回線接続制御部30に
送出する。回線接続制御部30は他局への転送データを
モデム31を介して送信する。
【0043】(3)第3実施例 図7は、本発明の第3実施例として、第1実施例と同様
に衛星回線を用いてデータを配信し、データを正常受信
できなかったときには送信地球局からの指示に従って、
衛星回線を用いて受信地球局同士でデータの補完を行う
衛星通信システムを全体として示している。この通信衛
星システムは基本的な構成が第1実施例と同様に構成さ
れている。
【0044】送信地球局240が複数の受信地球局241
〜24n+1から受信結果データ(241)〜(24n+1)を受信し
て、それらの受信結果データ(241)〜(24n+1)を1つに
集計するようになっている構成は、第1実施例で図1を
用いて説明した構成と同じものである。これに加えて、
この集計結果に基づいて、配信データを正常に受信でき
なかった受信地球局に、それに該当する配信データを正
常受信できた受信地球局を割り当てて、その受信地球局
を転送要求先として指示する転送要求先指示データ(A
n),(Bn),(Cn),...(Zn)を作成する。そして、この転送要
求先指示データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn)を衛星回線を介
して複数の受信地球局241〜24n+1に配信するようにな
っている。
【0045】図8には、各受信地球局の受信結果に基づ
いて転送要求先指示をするための転送要求先指示データ
の例を示す。この転送要求先指示データ(An),(Bn),(C
n),...(Zn)は、第1実施例で図2を用いて説明した受信
結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)が表す内容と同様
に、各受信地球局241〜24n+1 が受信した配信データの
各データ( A,B,C,...Z)について正常受信できた場合
には「1」で、正常受信できなかった場合には「0」で
表すものである。これに加えて、正常受信できなかった
データの場合には、そのデータの転送要求先の受信地球
局を「1」、「2」、「n」、「n+1」などで表すもの
である。なお、正常受信できたデータの場合には、転送
要求先を指示しないので、そのことを「0」で表すもの
である。
【0046】各受信地球局241〜24n+1は、第1実施例
で図1を用いて説明した構成に加えて、上述の送信地球
局240において作成された転送要求先指示データ(A
n),(Bn),(Cn),...(Zn) を衛星回線を介して受信する。
また、自局に正常受信できなかったデータがある場合に
は、転送要求先指示データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn) に
より指示された転送要求先の受信地球局に、該当するデ
ータを転送させることを要求する第1実施例と同様な転
送要求を作成する。
【0047】以下、図7に従って第3の実施例の動作を
説明する。図7は、受信地球局がデータを正常受信でき
なかった場合に、配信元からの転送指示に従って、衛星
回線を用いて受信地球局同士でデータの転送を行う衛星
通信のデータ伝送方式を示している。この衛星通信のデ
ータ伝送方式においては、データを正常受信できなかっ
た受信地球局が、送信地球局からの指示に従って、該当
するデータを正常受信できた受信地球局に転送要求する
ことにより、配信データを正常受信できた受信地球局か
ら正常受信できなかった受信地球局へデータを転送し、
正常受信できなかった配信データを補完するようにして
いる。
【0048】具体的には、送信地球局240が複数の受
信地球局241〜24n+1から受信結果データ(241)〜(24n+
1)を受信すると、それらの受信結果データ(241)〜(24n
+1)を1つに集計するまでの動作は第1実施例で図1を
用いて説明した動作と同じである。これに加えて、この
集計結果に基づいて、データを正常に受信できなかった
受信地球局に転送要求先を指示する転送要求先指示デー
タ(An),(Bn),(Cn),...(Zn)を作成し、その転送要求先指
示データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn)を衛星回線を介して複
数の受信地球局241〜24n+1に配信する。各受信地球局2
41〜24n+1は転送要求先指示データ(An),(Bn),(Cn),...
(Zn) により指示された転送要求先の受信地球局にデー
タを転送させることを要求する転送要求を作成し、これ
を衛星回線を介して転送要求先の受信地球局に送信す
る。転送要求先の受信地球局はその転送要求に応じて転
送データを衛星回線を介して転送要求元の受信地球局に
転送する。転送要求元の受信地球局は正常受信できなか
ったデータを転送データで補完する。
【0049】[送信地球局]図9には、第3実施例にお
ける送信地球局の構成を機能ブロック図で示している。
この送信地球局は第1実施例における受信結果処理部8
に代えて転送指示処理部11が設けられている。以下、
機能ブロック図に従って第3実施例における送信地球局
の動作を説明する。この送信地球局の処理においては、
データを正常受信できなかった受信地球局に対し、転送
要求相手先を割り当てて指示するようにしている。具体
的には、受信装置5がアンテナ装置1を介して受信信号
を受信して、これを受信データ再生回路6と受信データ
制御部7とを介して受信結果データ(241)〜(24n+1)を
得て転送指示処理部11に送出するまでの動作は、第1
実施例で図3を用いて説明した動作と同様のものであ
る。そして、転送指示処理部11は受信結果データ(24
1)〜(24n+1)を集計して、この集計結果に基づいて、転
送要求先指示データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn)(図6に示
す)を作成し、これを送信データ制御部4に送出する。
送信データ制御部4は送信データ生成回路3と送信装置
2とアンテナ装置1とを介して転送要求先指示データ(A
n),(Bn),(Cn),...(Zn) を送信信号にして発信する。
【0050】[受信地球局]図8には、第3実施例にお
ける受信地球局の構成を機能ブロック図で示している。
この受信地球局では第1実施例における要求信号制御部
19が除かれて構成されている。以下、機能ブロック図
に従って第3実施例における受信地球局の動作を説明す
る。この受信地球局の処理においては、予め、送信地球
局によって割り当てられた転送要求先が指示されるの
で、第1実施例のように転送要求先を自身で調べて選択
しないで済むようになっている。具体的には、受信装置
15がアンテナ装置12を介して送信地球局からの受信
信号を受信して、受信データ再生回路16が受信信号か
ら転送要求先指示データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn) を得
て、それを転送処理制御部18に送出するまでの動作
は、第1実施例で図4を用いて説明した動作と同様もの
である。そして、転送処理制御部18は転送要求先指示
データ(An),(Bn),(Cn),...(Zn) に従って第1実施例と
同様な自局の転送要求信号を生成し、これを送信データ
制御部17に送出する。送信データ制御部17は送信デ
ータ生成回路14と送信装置13とアンテナ装置12と
を介して自局の転送要求信号を送信信号にして送信す
る。
【0051】(4)第4実施例 図11は、第4実施例として、第3実施例と同様に衛星
回線を用いてデータを配信し、配信元からの指示に従っ
て、第3実施例に加えて地上回線も用いて受信地球局同
士で、データの補完を行う衛星通信システムを全体とし
て示している。この通信衛星では第3実施例の構成に加
えて、複数の受信地球局241〜24n+1の間が地上回線で
それぞれ接続されて構成されている。以下、図11に従
って第4の実施例の動作を説明する。この衛星通信のデ
ータ伝送方式においては、配信データを正常受信できた
受信地球局から正常受信できなかった受信地球局へ、第
3実施例の衛星回線に代えて、地上回線を介して配信デ
ータを転送するようにしている。
【0052】具体的には、複数の受信地球局 241〜24n
+1のうち、データを正常受信できなかった受信地球局が
受信結果集計データ(A),(B),(C),...(Z)に基づいて転送
要求を作成するまでの動作は、第3実施例のものと同じ
である。続いて、データを正常受信できなかった受信地
球局は、地上回線を介して転送要求先の受信地球局に転
送要求を送信する。転送要求先の受信地球局は転送要求
に応じて転送データを地上回線を介して転送要求元の受
信地球局に転送する。転送要求元の受信地球局は正常受
信できなかったデータを転送データで補完する。
【0053】[受信地球局]図12には、第4実施例に
おける受信地球局の構成を機能ブロック図で示してい
る。この受信地球局には、第3実施例の構成に加えて、
第2実施例で図6を用いて説明したものと同様な回線接
続制御部30とモデム31とが設けられている。なお、
第4実施例における受信地球局に加えられた構成の動作
は第2実施例の動作と同様なので、説明を省略する。
【0054】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。上述の第3の実施例では、データを正常
受信できなかった受信地球局に転送要求先を指示するよ
うにする場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、データを正常受信できた受信地球局
に対して、データを正常受信できなかった受信地球局を
転送先として直接指示するようにしてもよい。これによ
り、データを正常受信できた受信地球局は転送先の受信
地球局から転送要求を受けなくても、正常受信できなか
ったデータがある受信地球局に、それに該当するデータ
を自発的に転送することができることにより、正常受信
できなかったデータがある受信地球局はそれに該当する
データを正常受信できた受信地球局に対し、転送要求を
行わないで済む。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、第1実施例にかかる発
明おいては、データを正常受信できなかった受信地球局
は、送信地球局における配信データの処理に影響を与え
ず、データを正常受信できた受信地球局に転送要求す
る。これにより、受信地球局同士でデータの補完を行う
ことができる。また、第3実施例にかかる発明おいて
は、データを正常受信できなかった受信地球局は、送信
地球局からの指示に従って受信地球局同士でデータの補
完を行うことができる、従って、多数の受信地球局が正
常受信できなかったデータを補完するために、それに該
当するデータを転送させることが特定の局に集中してし
まうことを回避できる。また、衛星回線網又は地上回線
網を利用して受信地球局同士で転送要求やデータ転送を
行うので、送信地球局側の地上回線が不通になっても、
データの補完を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施例の衛星通信システム
の全体構成を示す図である。
【図2】第1実施例の各受信地球局の受信結果を示す図
である。
【図3】第1実施例の送信地球局の構成を示す図であ
る。
【図4】第1実施例の受信地球局の構成を示す図であ
る。
【図5】第2実施例の衛星通信システムの全体構成を示
す図である。
【図6】第2実施例の受信地球局の構成を示す図であ
る。
【図7】第3実施例の衛星通信システムの全体構成を示
す図である。
【図8】第3実施例の転送指示の内容を示す図である。
【図9】第3施例の送信地球局の構成を示す図である。
【図10】第3実施例の受信地球局の構成を示す図であ
る。
【図11】第4実施例の衛星通信システムの全体構成を
示す図である。
【図12】第4実施例の受信地球局の構成を示す図であ
る。
【図13】第1の従来例の衛星通信システムを示す図で
ある。
【図14】第2の従来例の衛星通信システムを示す図で
ある。
【図15】第3の従来例の衛星通信システムを示す図で
ある。
【符号の説明】
240 送信地球局 241〜24n+1 複数の受信地球局 A,B,C,...Z 配信データ (A),(B),(C),...(Z) 受信結果集計データ (An),(Bn),(Cn),...(Zn) 転送要求先指示データ (241)〜(24n+1) 受信結果データ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側地球局が衛星回線を介して複数の受
    信側地球局に同報でデータを伝送する衛星通信のデータ
    伝送方法であって、該各受信側地球局は受信した該デー
    タについて正常受信できたか否かを判定し、その判定結
    果により正常受信できたデータを蓄積し、該判定結果を
    自局の受信結果として上記送信側地球局に報告し、該送
    信側地球局は該各受信側地球局からの該自局の受信結果
    に基づいて、データを正常受信できた受信側地球局か
    ら、正常受信できなかった受信側地球局に、該正常受信
    できたデータを転送させための転送制御情報を作成して
    複数の受信側地球局に配信し、該転送制御情報に基づい
    て、該受信側地球局同士で該正常受信できたデータを転
    送させて、該正常受信できなかったデータを補完する衛
    星通信のデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】上記送信側地球局は、上記各受信側地球局
    の受信結果をまとめて上記転送制御情報として複数の受
    信側地球局に配信する請求項1に記載の衛星通信のデー
    タ伝送方法。
  3. 【請求項3】上記送信側地球局は、上記各受信側地球局
    の受信結果に基づいて、データを正常受信できた受信側
    地球局から、正常受信できなかった受信側地球局に当該
    正常受信できたデータを転送させるための転送指示を作
    成し、該転送指示を上記転送制御情報として複数の受信
    側地球局に配信する請求項1に記載の衛星通信のデータ
    伝送方法。
  4. 【請求項4】上記データを正常受信できなかった受信側
    地球局は、上記各受信側地球局の受信結果に応じて、上
    記データを正常受信できた受信側地球局を調べて、得ら
    れた受信側地球局に対し、該正常受信できたデータの転
    送要求を行い、転送要求先の受信側地球局はその要求に
    応じた該正常受信できたデータを転送要求元の受信側地
    球局に転送する請求項2に記載の衛星通信のデータ伝送
    方法。
  5. 【請求項5】上記データを正常受信できなかった上記受
    信側地球局は、上記転送指示に応じた該転送要求先の受
    信側地球局に、該正常受信できたデータの転送要求を行
    い、該転送要求先の受信側地球局はその転送要求元の受
    信側地球局に該正常受信できたデータを転送する請求項
    3に記載の衛星通信のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】上記データを正常受信できた受信側地球局
    は上記転送指示に応じた転送先の受信側地球局に、該転
    送先の受信側地球局から転送要求を受信しなくても、該
    正常受信できたデータを自発的に転送する請求項3に記
    載の衛星通信のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】上記転送制御情報を上記衛星回線を介して
    複数の受信側地球局に配信する請求項1〜6の何れかに
    記載の衛星通信のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】上記受信側地球局は、転送要求先の受信側
    地球局に対し、上記正常受信できたデータの転送要求を
    上記衛星回線を介して行い、他の局から該転送要求を受
    けた場合には、その転送要求に応じたデータを該衛星回
    線を介して転送要求元の受信側地球局に転送する請求項
    1〜5の何れかに記載の衛星通信のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】上記受信側地球局は、転送要求先の受信側
    地球局に対し、上記正常受信できたデータの転送要求を
    地上回線を介して行い、他の局から該転送要求を受けた
    場合には、その転送要求に応じたデータを該地上回線を
    介して転送要求元の受信側地球局に転送する請求項1〜
    5の何れかに記載の衛星通信のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】送信側地球局が衛星回線を介して複数の
    受信側地球局に同報でデータを伝送する衛星通信システ
    ムにおける送信側の地球局であって、 該受信側地球局が自局の受信データについて正常受信で
    きたか否かを判定した受信結果を各受信側地球局から受
    信する受信手段と、 該各受信側地球局の受信結果に基づいて、データを正常
    受信できた受信側地球局から、正常受信できなかった受
    信側地球局に、該正常受信できたデータを転送させるた
    めの転送制御情報を作成する情報作成手段と、 該転送制御情報を複数の受信側地球局に配信する配信手
    段とを具える地球局。
  11. 【請求項11】送信側地球局が衛星回線を介して複数の
    受信側地球局に同報でデータを伝送する衛星通信システ
    ムにおける受信側の地球局であって、 自局の受信データについて正常受信できたか否かを判定
    する判定手段と、 その判定結果により正常受信できたデータを蓄積する蓄
    積手段と、 該判定結果を自局の受信結果として上記送信側地球局に
    報告する報告手段と、 該送信側地球局からの転送制御情報であって、該各受信
    側地球局の受信結果に基づいて、データを正常受信でき
    た受信側地球局から、正常受信できなかった受信側地球
    局に、該正常受信できたデータを転送するために作成さ
    れたものに基づいて、該受信側地球局同士で該正常受信
    できたデータを転送させる処理をする転送処理手段と、 該転送された正常受信できたデータで、該正常受信でき
    なかったデータを補完する補完手段とを具える地球局。
  12. 【請求項12】上記情報作成手段は、上記各受信側地球
    局の受信結果をまとめて上記転送制御情報とするもので
    ある請求項10に記載の地球局。
  13. 【請求項13】上記情報作成手段は、上記各受信側地球
    局からの受信結果に基づいて、データを正常受信できた
    受信側地球局から、正常受信できなかった受信側地球局
    に当該正常受信できたデータを転送させるための転送指
    示を作成して上記転送制御情報とするものである請求項
    10に記載の地球局。
  14. 【請求項14】上記転送制御情報は、該各受信側地球局
    の受信結果をまとめた集計情報であり、 上記転送処理手段は、上記データを正常受信できなかっ
    た場合、上記送信側地球局からの該集計情報に応じて、
    該データを正常受信できた受信側地球局を調べて、得ら
    れた受信側地球局に対し、該正常受信できたデータの転
    送要求をするものであり、他局から該転送要求を受けた
    場合には、その転送要求に応じた該正常受信できたデー
    タを転送要求元の受信側地球局に転送するものである請
    求項11に記載の地球局。
  15. 【請求項15】上記転送制御情報は、自局の受信結果に
    基づいて、データを正常受信できた受信側地球局から、
    正常受信できなかった受信側地球局に当該正常受信でき
    たデータを転送させるために作成された転送指示であ
    り、 上記転送処理手段は、該データを正常受信できなかった
    場合、上記送信側地球局からの該転送指示に応じた転送
    要求先の受信側地球局に対し、該正常受信できたデータ
    の転送要求をするものであり、他局から該転送要求を受
    けた場合には、その転送要求に応じた該正常受信できた
    データを転送要求元の受信側地球局に転送するものであ
    る請求項11に記載の地球局。
  16. 【請求項16】上記転送制御情報は、自局の受信結果に
    基づいて、データを正常受信できた受信側地球局から、
    正常受信できなかった受信側地球局に当該正常受信でき
    たデータを転送させるために作成された転送指示であ
    り、 上記転送処理手段は、該データを正常受信できた場合、
    上記送信側地球局からの該転送指示に応じた転送先の受
    信側地球局に、該転送先の受信側地球局から転送要求を
    受信しなくても、該正常受信できたデータを自発的に転
    送するものである請求項11に記載の地球局。
  17. 【請求項17】上記配信手段は、上記転送制御情報を上
    記衛星回線を介して複数の受信側地球局に配信するもの
    である請求項10に記載の地球局。
  18. 【請求項18】上記転送処理手段は、転送要求先の受信
    側地球局に対し、上記正常受信できたデータの転送要求
    を上記衛星回線を介して行い、他の局から該転送要求を
    受けた場合には、その転送要求に応じたデータを該衛星
    回線を介して転送要求元の受信側地球局に転送するもの
    である請求項11に記載の地球局。
  19. 【請求項19】上記転送処理手段は、転送要求先の受信
    側地球局に対し、上記正常受信できたデータの転送要求
    を地上回線を介して行い、他の局から該転送要求を受け
    た場合には、その転送要求に応じたデータを該地上回線
    を介して転送要求元の受信側地球局に転送するものであ
    る請求項11に記載の地球局。
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