JPH1117737A - 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法 - Google Patents

送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法

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JPH1117737A
JPH1117737A JP12054398A JP12054398A JPH1117737A JP H1117737 A JPH1117737 A JP H1117737A JP 12054398 A JP12054398 A JP 12054398A JP 12054398 A JP12054398 A JP 12054398A JP H1117737 A JPH1117737 A JP H1117737A
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JP12054398A
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English (en)
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Yoshihisa Gonno
善久 権野
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを効率的に、かつ高い信頼性で、多数
のユーザに配信する。 【解決手段】 送信装置1では、データが、例えば、衛
星回線などでなる放送回線2を介して送信される。受信
装置31乃至35では、そのデータが受信され、データを
正常に受信することができたかどうかが確認される。そ
して、送信装置1への情報の送信が可能な受信装置32
や33,35では、データを正常に受信することができな
かった場合にのみ、そのデータを再送信する旨の要求で
ある再送要求が、例えば、インターネットなどでなる通
信回線4を介して、送信装置1に送信される。送信装置
1では、再送要求が送信されてきた場合に、その再送要
求のみが受信されて集計される。そして、その集計結果
に基づき、再送要求がされたデータが、放送回線2を介
して再送信され、受信装置31乃至35において受信され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置および送
信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置お
よび送受信方法に関し、特に、例えば、多数のユーザに
対して、データを効率的、かつ高い信頼性で配信するこ
とができるようにする送信装置および送信方法、受信装
置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のユーザに、効率的にデータを配信
する方法としては、例えば、地上波や、衛星回線、CA
TV網などの、いわゆる放送に用いられる伝送媒体を利
用して、画像や音声とともに、文字などのデータを送信
する文字放送その他がある。
【0003】一方、最近では、このように放送に用いら
れる伝送媒体ではなく、コンピュータネットワークとし
ての、例えば、インターネットなどを利用して、多数の
ユーザに、効率的にデータを配信する手法が提案されて
いる。
【0004】例えば、インターネット上において、多数
のユーザに対する効率的なデータの配信を行う手法とし
ては、IP(Internet Protocol)マルチキャストと呼
ばれるデータの同報を行うものがある。
【0005】即ち、図8は、IPマルチキャストにより
データの配信を行うデータ配信システム(システムと
は、複数の装置が論理的に集合したものをいい、各構成
の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一例の
構成を示している。
【0006】IPマルチキャストでは、データの配信先
のIPアドレスとして、その配信先としての受信装置の
集まりである受信装置群に対して、一斉同報を行うため
のマルチキャストアドレス(一般には、クラスDと呼ば
れる特殊なIPアドレスで、224.0.0.0乃至239.255.25
5.255の範囲の値のもの)を割り当てる。そして、デー
タを同報するサーバなどの送信装置101では、特定の
マルチキャストアドレスを指定して、データの発信を行
い、データの同報を受けるコンピュータなどの受信装置
103乃至107では、そのマルチキャストアドレスを
指定しておく。この場合に、インターネットなどのTC
P/IPプロトコルにしたがった通信を行う通信回線1
02上のIPマルチキャスト対応のルータにおいては、
マルチキャストアドレスの指定されたIPパケットを受
け取ると、そのマルチキャストアドレスの指定がなされ
ている受信装置が存在する経路が割り出され、さらに、
そのパケットが複製されて送信される。
【0007】従って、送信装置101では、データを配
信する多数の受信装置(図8では、受信装置103乃至
107)を意識することなく、1のアドレス(マルチキ
ャストアドレス)を指定するだけで、その多数の受信装
置に対して、データを配信することができる。
【0008】なお、例えば、インターネットである通信
回線102では、そのトラフィックを低減するために、
重複したデータの転送を省略したり、必要なアドレスだ
けにデータを転送するなどの、IPマルチキャストに適
したデータ転送のための経路制御が行われる場合があ
る。
【0009】ここで、IPマルチキャストについては、
例えば、日経エレクトロニクス(NIKKEI ELECTRONIC
S)、1994.3.24(no.685)第146頁
〜第157頁などに、その詳細が記載されている。
【0010】IPマルチキャストでは、相手方(図8で
は、受信装置103乃至107)におけるデータの受信
状況を確認せずに通信を行うコネクションレスプロトコ
ルの1つであるUDP(User Datagram Protocol)にし
たがって、データ転送が行われる。UDPによる通信で
は、送受信時の負荷が小さく、処理を高速にすることが
できるが、そのレベル(プロトコルのレベル)では、い
わゆるハンドシェイクで行われる通信のように、データ
が正常に受信できた旨を示す信号ACK(ACKnowledgme
nt)(以下、適宜、確認信号ACKという)、およびデ
ータが正常に受信できなかったためその再送を要求する
信号NAK(Negative AcKnowledgment)(以下、適
宜、再送要求信号NAKという)のいずれも、受信側か
ら送信側に返されないため、データの信頼性は低いもの
となる。
【0011】そこで、データの信頼性を向上させるた
め、例えば、RMTP(Reliable Multicast Transport
Protocol)などの通信プロトコルが提案されている。
【0012】RMTPを利用した通信では、まず、図9
(A)に示すように、IPマルチキャストで、送信装置
101から受信装置103乃至107に対して、通信回
線102を介して、UDPにより、データが同報され
る。そして、図9(B)に示すように、受信装置103
乃至107のうち、データを正常に受信することができ
たものは確認信号ACKを、正常受信できなかったもの
は再送要求信号NAKを、それぞれ通信回線102を介
して、UDPにより送信装置101に送信する。
【0013】ここで、図9(B)では、受信装置104
および106においては、データを正常に受信すること
ができたため、確認信号ACKが送信装置101に送信
されており、また、受信装置103,105、および1
07においては、データを正常に受信することができな
かったため、再送要求信号NAKが送信装置101に送
信されている。
【0014】送信装置101は、再送要求信号NAKを
受信すると、その要求されたデータを、図9(A)に示
したように、再度、UDPで送信(再送)し、以下、例
えば、再送要求信号NAKが送信されてこなくなるま
で、あるいは、所定の時刻までに再送要求信号NAKが
送信されてくる間は、データの再送を繰り返す。
【0015】RMTPを利用した通信では、確認信号A
CKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれかが必ず
返されるため、IPマルチキャストによる多数のユーザ
へのデータ配信の効率性を維持しながら、そのデータの
信頼性を向上させることができる。
【0016】なお、RMTPについては、例えば、城
下、高橋、山下、山内、串田、「インターネットに適用
可能な高信頼一斉配信分配システム」、情報処理学会研
究会報告AVM11−2、1995年12月などに、そ
の詳細が記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】地上波や、衛星回線、
CATV網などの伝送媒体を利用して、データの配信を
行う場合においては、広範囲に一斉同報が可能である
が、いまのところ、コンピュータネットワークにおいて
標準的に採用されている、例えば、UDPやTCP(Tr
ansmission Control Protocol)などのIP(Internet
Protocol)を基本としたプロトコルがサポートされてお
らず、データの送信中に、修復不可能な欠落その他のエ
ラーが生じたときに、そのエラーに対処することはでき
ない。従って、データの信頼性は低いものとなる。
【0018】一方、コンピュータネットワークの1つで
ある、例えば、インターネットを利用して、IPマルチ
キャストを行う場合には、上述のRMTPなどを採用す
ることで、データの信頼性を向上させることができる。
しかしながら、現状のインターネットでは、IPマルチ
キャストを行うと、広範囲に重複して同一のデータが送
信されるため、限りある資源を浪費することになる。
【0019】そこで、ネットワーク上のトラフィックを
低減する手法として、重複するデータの転送を省略した
り、必要な相手だけにデータを転送するなどの、IPマ
ルチキャストに適したデータ転送経路の制御を行うもの
があるが、この場合、そのような制御を行うルータをネ
ットワーク上に配置する必要がある。しかしながら、ネ
ットワークとして、例えば、世界規模のインターネット
を想定した場合、そのような特殊なルータに、インター
ネット上のルータをすべて置き換えることは、いまのと
ころ現実的ではない。
【0020】また、インターネットに接続している企業
の多くは、自社のネットワークへの、第三者の侵入を防
ぐために、いわゆる防火壁(ファイヤウォール)を設け
ることが多いが、IPマルチキャストによるパケット
は、基本的に、この防火壁により遮断される。従って、
防火壁に囲まれたネットワークにおいては、多くの場
合、IPマルチキャストによるパケットを受信すること
ができない。
【0021】一方、RMTPでは、データの信頼性を強
固なものとするため、図9(B)で説明したように、確
認信号ACKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれ
かを必ず返すことが要求されている。
【0022】従って、送信装置と多数の受信装置それぞ
れとを結ぶネットワークとして、少なくとも双方向の通
信が可能なものが必要となる。また、RMTPによるデ
ータ配信サービスを受けるためには、すべての受信装置
が、送信装置に対して、確認信号ACKおよび再送要求
信号NAKを送信することができるものでなければなら
ない。
【0023】さらに、例えば、国民規模や世界規模など
の多数のユーザに、データを配信する場合において、そ
のすべてのユーザ(ユーザの受信装置)に、確認信号A
CKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれかを必ず
送信させるようにすると、ネットワークが輻輳すること
になり、結果として、効率的なデータの配信が困難とな
る。
【0024】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、特に、多数のユーザに対して、データを
効率的、かつ高い信頼性で配信することができるように
するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の送信装
置は、データを、同報ネットワークを介して送信する送
信手段と、受信装置から送信されてくる、データを再送
信する旨の要求である再送要求のみを受信する受信手段
と、受信手段において受信された再送要求を集計する集
計手段と、集計手段の集計結果に基づき、再送要求がさ
れたデータを再送信するように、送信手段を制御する制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0026】請求項14に記載の送信方法は、データ
を、同報ネットワークを介して送信し、受信装置から、
データを再送信する旨の要求である再送要求が送信され
てきた場合に、その再送要求のみを受信し、再送要求を
集計し、その集計結果に基づき、再送要求がされたデー
タを、同報ネットワークを介して再送信することを特徴
とする。
【0027】請求項15に記載の受信装置は、同報ネッ
トワークを介して送信されてくるデータを受信する受信
手段と、データを正常に受信することができたかどうか
を確認する確認手段と、データを正常に受信することが
できなかった場合にのみ、そのデータを再送信する旨の
要求である再送要求を、データを送信してくる送信装置
に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0028】請求項23に記載の受信方法は、同報ネッ
トワークを介して送信されてくるデータを受信し、デー
タを正常に受信することができたかどうかを確認し、デ
ータを正常に受信することができなかった場合にのみ、
そのデータを再送信する旨の要求である再送要求を、デ
ータを送信してくる送信装置に送信することを特徴とす
る。
【0029】請求項24に記載の送受信装置は、送信装
置が、データを、同報ネットワークを介して送信するデ
ータ送信手段と、受信装置から送信されてくる、データ
を再送信する旨の要求である再送要求のみを受信する再
送要求受信手段と、再送要求受信手段において受信され
た再送要求を集計する集計手段と、集計手段の集計結果
に基づき、再送要求がされたデータを再送信するよう
に、データ送信手段を制御する制御手段とを備え、1以
上の受信装置のうちの1以上が、同報ネットワークを介
して送信されてくるデータを受信するデータ受信手段
と、データを正常に受信することができたかどうかを確
認する確認手段と、データを正常に受信することができ
なかった場合にのみ、再送要求を、送信装置に送信する
再送要求送信手段とを備えることを特徴とする。
【0030】請求項25に記載の送受信方法は、送信装
置において、データを、同報ネットワークを介して送信
し、受信装置から、データを再送信する旨の要求である
再送要求が送信されてきた場合に、その再送要求のみを
受信し、再送要求を集計し、その集計結果に基づき、再
送要求がされたデータを再送信し、1以上の受信装置の
うちの1以上において、同報ネットワークを介して送信
されてくるデータを受信し、データを正常に受信するこ
とができたかどうかを確認し、データを正常に受信する
ことができなかった場合にのみ、再送要求を、送信装置
に送信することを特徴とする。
【0031】請求項1に記載の送信装置においては、送
信手段は、データを、同報ネットワークを介して送信
し、受信手段は、受信装置から送信されてくる、データ
を再送信する旨の要求である再送要求のみを受信するよ
うになされている。集計手段は、受信手段において受信
された再送要求を集計し、制御手段は、集計手段の集計
結果に基づき、再送要求がされたデータを再送信するよ
うに、送信手段を制御するようになされている。
【0032】請求項14に記載の送信方法においては、
データを、同報ネットワークを介して送信し、受信装置
から、データを再送信する旨の要求である再送要求が送
信されてきた場合に、その再送要求のみを受信し、再送
要求を集計し、その集計結果に基づき、再送要求がされ
たデータを、同報ネットワークを介して再送信するよう
になされている。
【0033】請求項15に記載の受信装置においては、
受信手段は、同報ネットワークを介して送信されてくる
データを受信し、確認手段は、データを正常に受信する
ことができたかどうかを確認するようになされている。
送信手段は、データを正常に受信することができなかっ
た場合にのみ、そのデータを再送信する旨の要求である
再送要求を、データを送信してくる送信装置に送信する
ようになされている。
【0034】請求項23に記載の受信方法においては、
同報ネットワークを介して送信されてくるデータを受信
し、データを正常に受信することができたかどうかを確
認し、データを正常に受信することができなかった場合
にのみ、そのデータを再送信する旨の要求である再送要
求を、データを送信してくる送信装置に送信するように
なされている。
【0035】請求項24に記載の送受信装置において
は、データ送信手段は、データを、同報ネットワークを
介して送信し、再送要求受信手段は、受信装置から送信
されてくる、データを再送信する旨の要求である再送要
求のみを受信するようになされている。集計手段は、再
送要求受信手段において受信された再送要求を集計し、
制御手段は、集計手段の集計結果に基づき、再送要求が
されたデータを再送信するように、データ送信手段を制
御するようになされている。データ受信手段は、同報ネ
ットワークを介して送信されてくるデータを受信し、確
認手段は、データを正常に受信することができたかどう
かを確認し、再送要求送信手段は、データを正常に受信
することができなかった場合にのみ、再送要求を、送信
装置に送信するようになされている。
【0036】請求項25に記載の送受信方法において
は、送信装置において、データを、同報ネットワークを
介して送信し、受信装置から、データを再送信する旨の
要求である再送要求が送信されてきた場合に、その再送
要求のみを受信し、再送要求を集計し、その集計結果に
基づき、再送要求がされたデータを再送信するようにな
されている。一方、1以上の受信装置のうちの1以上に
おいて、同報ネットワークを介して送信されてくるデー
タを受信し、データを正常に受信することができたかど
うかを確認し、データを正常に受信することができなか
った場合にのみ、再送要求を、送信装置に送信するよう
になされている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0038】即ち、請求項1に記載の送信装置は、デー
タを同報可能な同報ネットワークを介して1以上の受信
装置に送信する送信装置であって、データを、同報ネッ
トワークを介して送信する送信手段(例えば、図4に示
す伝送部13など)と、受信装置から送信されてくる、
データを再送信する旨の要求である再送要求のみを受信
する受信手段(例えば、図4に示す通信制御部16な
ど)と、受信手段において受信された再送要求を集計す
る集計手段(例えば、図4に示す再送要求集計部15な
ど)と、集計手段の集計結果に基づき、再送要求がされ
たデータを再送信するように、送信手段を制御する制御
手段(例えば、図4に示すスケジュール管理部14な
ど)とを備えることを特徴とする。
【0039】請求項4に記載の送信装置は、データを所
定のデータ単位の1以上のパケットにパケット化するパ
ケット化手段(例えば、図4に示すパケット構成部12
など)をさらに備え、送信手段が、パケットを送信し、
受信手段が、パケットについての再送要求を受信し、集
計手段が、再送要求を、データ単位で集計し、制御手段
が、1以上の受信装置から再送要求のあったパケットす
べてを再送信するように、送信手段を制御することを特
徴とする。
【0040】請求項15に記載の受信装置は、同報可能
な同報ネットワークを介して送信されてくるデータを受
信する受信装置であって、同報ネットワークを介して送
信されてくるデータを受信する受信手段(例えば、図6
に示す受信部21など)と、データを正常に受信するこ
とができたかどうかを確認する確認手段(例えば、図6
に示すデータ確認部23など)と、データを正常に受信
することができなかった場合にのみ、そのデータを再送
信する旨の要求である再送要求を、データを送信してく
る送信装置に送信する送信手段(例えば、図6に示す再
送要求部28および通信制御部29など)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0041】請求項18に記載の受信装置は、送信装置
が、データを1以上のパケットにして送信し、受信手段
が、パケットを受信し、確認手段が、パケットを正常に
受信することができたかどうかを確認し、送信手段が、
パケットについての再送要求を、データ単位で、送信装
置に送信し、パケットを、元のデータに再構成する再構
成手段(例えば、図6に示すデータ構成部22など)を
さらに備えることを特徴とする。
【0042】請求項24に記載の送受信装置は、データ
を同報可能な同報ネットワークを介して送信する送信装
置と、そのデータを受信する1以上の受信装置とからな
る送受信装置であって、送信装置が、データを、同報ネ
ットワークを介して送信するデータ送信手段(例えば、
図4に示す伝送部13など)と、受信装置から送信され
てくる、データを再送信する旨の要求である再送要求の
みを受信する再送要求受信手段(例えば、図4に示す通
信制御部16など)と、再送要求受信手段において受信
された再送要求を集計する集計手段(例えば、図4に示
す再送要求集計部15など)と、集計手段の集計結果に
基づき、再送要求がされたデータを再送信するように、
データ送信手段を制御する制御手段(例えば、図4に示
すスケジュール管理部14など)とを備え、1以上の受
信装置のうちの1以上が、同報ネットワークを介して送
信されてくるデータを受信するデータ受信手段(例え
ば、図6に示す受信部21など)と、データを正常に受
信することができたかどうかを確認する確認手段(例え
ば、図6に示すデータ確認部23など)と、データを正
常に受信することができなかった場合にのみ、再送要求
を、送信装置に送信する再送要求送信手段(例えば、図
6に示す再送要求部28および通信制御部29など)と
を備えることを特徴とする。
【0043】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0044】図1は、本発明を適用したデータ配信シス
テムの一実施の形態の構成例を示している。
【0045】このデータ配信システムにおいては、送信
装置1において、データが送信され、受信装置31
2,33,・・・において、そのデータが受信されるよ
うになされている。送信装置1によるデータの送信は、
例えば、衛星回線や、CATV網、地上波、その他の、
少なくとも、多数のユーザに一斉同報が可能なネットワ
ーク(後述する通信回線4と区別するために放送回線と
いう)2を介して行われるようになされており、また、
本実施の形態では、受信装置31,32,33,・・・の
うちの受信装置32,33、および35は、例えば、アナ
ログ公衆網や、ISDN(Integrated System Digital
Network)、インターネット、その他の、送信装置1へ
の情報の送信が可能なネットワーク(上述の放送回線2
と区別するために通信回線という)4を介して、送信装
置1に再送要求信号NAKを送信することができるよう
になされている。
【0046】次に、図2を参照して、その動作について
説明する。
【0047】送信装置1では、図2(A)に示すよう
に、データが、放送回線2を介して、例えば、IPマル
チキャストによって送信される。放送回線2を介して送
信(配信)されてくるデータは、不特定多数、あるいは
所定の契約を結んだユーザの受信装置31,32,33
・・・で受信される。なお、これらの受信装置31
2,33,・・・は、ネットワーク的に(異なるドメイ
ンのネットワークに)散在していても良いし、1のネッ
トワークの中にあっても良い。
【0048】ここで、以下では、説明を簡単にするため
に、ユーザ側の受信装置として、受信装置31乃至35
けを考える。また、以下、適宜、受信装置31乃至35
まとめて、受信装置3という。
【0049】受信装置31乃至35は、放送回線2を介し
て送信されてくるデータを正常に受信することができた
かどうかを確認し、正常に受信することができた場合に
おいては、そのデータを記憶する。
【0050】受信装置31乃至35において記憶されたデ
ータは、ユーザが、所定操作を行うことにより、例えば
表示され、あるいは音声として出力される。
【0051】上述したように、受信装置31乃至35のう
ち、本実施の形態では、受信装置32,33、および35
は、通信回線4を介して、送信装置1に情報を送信する
機能を有し、かつ通信回線4を使用することが可能な状
態にあり(従って、残りの受信装置31および34は、そ
のような機能を有していない、若しくは、そのような機
能を有していたとしても、一時的に、通信回線4を使用
しない状態にある)(以下、適宜、単に、情報を送信す
る機能を有する、または有しないという)、この受信装
置32,33、または35では、データを正常に受信する
ことができなかった場合のみ、再送要求信号NAKが、
通信回線4を介して、送信装置1に送信される。
【0052】即ち、図2では、同図(B)に示すよう
に、受信装置31乃至35のうちの、受信装置31,33
よび35(図2(B)で●印で示す)において、データ
を正常に受信することができず、そのうちの再送要求信
号NAKを送信する機能を有する受信装置33および35
から送信装置1に対して、再送要求信号NAKが、通信
回線4を介して送信されている。
【0053】送信装置1は、例えば、放送回線2を介し
てのデータの送信を行ってから所定の時間が経過するま
での間に、通信回線4を介して、再送要求信号NAKを
受信すると、図2(A)に示すように、その再送要求信
号NAKにより再送の要求がされたデータを、再度、放
送回線2を介して送信する。
【0054】ここで、上述したように、受信装置31
よび34は、送信装置1に情報を送信する機能を有して
いない(若しくは、情報を送信する機能を有していて
も、通信回線4を使用しない状態にある)ため、これら
の受信装置31および34では、送信装置1から放送回線
2を介して送信されてくるデータが受信されるだけで、
その受信に際して、送信装置1と、受信装置31または
4それぞれとの間では、ハンドシェイクで通信を行う
場合のようなコネクションは成立しない(成立すること
はない)。従って、送信装置1から、受信装置31また
は34それぞれへのデータの送信は、前述したUDPに
よりデータが送信される場合と同様に、コネクションレ
ス通信により行われているということができる。
【0055】また、受信装置32は、送信装置1に情報
を送信する機能を有するが、図2(B)では、受信装置
2において、データを正常に受信することができたた
め、送信装置1に対して、再送要求信号NAKは送信さ
れていない。従って、この場合も、受信装置31や34
おける場合と同様に、送信装置1との間でコネクション
は成立しないので、送信装置1から、受信装置32への
データの送信も、やはりコネクションレス通信により行
われているということができる。
【0056】一方、送信装置1に情報を送信する機能を
有する、残りの受信装置33および35では、図2(B)
においては、データを正常に受信することができなかっ
たため、通信回線4を介して、再送要求信号NAKが、
送信装置1に送信されている。即ち、データの受信に際
して、その応答としての再送要求信号NAKが、送信装
置1に返されている。従って、この場合、ハンドシェイ
クで通信を行う場合のようなコネクションが成立してい
る。但し、送信装置1に対する応答は、データを正常に
受信することができた場合も、また、できなかった場合
も、いずれの場合にも送信されるものではなく、データ
を正常に受信することができなかった場合にのみ、再送
要求信号NAKという形で送信される。即ち、送信装置
1とのコネクションは、常時成立しているものではな
く、データを正常に受信することができなかった場合に
のみ成立する。その意味で、この場合の送信装置1から
受信装置33または35それぞれへのデータの送信は、い
わば緩慢なコネクション通信(データを正常受信するこ
とができたときはコネクションが成立せず、正常受信す
ることができなかったときはコネクションが成立する通
信)により行われているということができる。
【0057】受信装置32,33、または35のうち、再
送要求信号NAKを送信したもの、および再送要求NA
Kを送信する機能を有しない(若しくは、再送要求NA
Kを送信する機能を有していても、通信回線4を使用し
ない状態にある)受信装置31または33のうち、データ
を正常に受信することができなかったものでは、上述の
ようにして再送されてくるデータが受信される。そし
て、データを正常に受信することができたかどうかが確
認され、以下、同様の処理が繰り返される。
【0058】一方、送信装置1では、データの再送後、
再度、再送要求信号NAKが送信されてきた場合には、
データの再送が繰り返される。そして、再送要求信号N
AKが送信されてこなくなった場合には、次のデータの
送信が行われ、以下、同様の処理が繰り返される。
【0059】以上のように、受信装置3から通信回線4
を介して送信装置1に対しては、再送要求信号NAKし
か送信されないため、確認信号ACKも送信する場合に
比較して、受信装置の数が、例えば、国民規模などに増
加しても、通信回線4の輻輳を低減することができ、そ
の結果、効率的なデータの配信を行うことができる。
【0060】また、図1のデータ配信システムでは、送
信装置1から放送回線2を介して送信されてくるデータ
を受信する受信装置(本実施の形態では、受信装置31
乃至35)すべてが、再送要求信号NAKを送信する機
能を有している必要はなく、従って、そのような機能を
有していない受信装置であっても、送信装置1からのデ
ータを受信することができる。
【0061】なお、図1において、受信装置31乃至35
すべてが、再送要求信号NAKを送信する機能を有して
いない(若しくは、有していても、通信回線4を使用し
ない状態にある)場合には、単に、IPマルチキャスト
でデータの配信を行う場合のように、受信装置31乃至
5において正常にデータを受信することができたかど
うかに関係なく、データの再送は行われない。従って、
この場合、データの信頼性が低下することになるので、
受信装置31乃至35のうちの1以上は、再送要求信号N
AKを送信する機能を有しているものであることが好ま
しい。
【0062】さらに、再送要求信号NAKを送信する機
能を有している受信装置(以下、適宜、再送要求可能受
信装置という)の数は、より多いことが好ましい。即
ち、再送要求信号NAKを送信する機能を有していない
受信装置(以下、適宜、再送要求不可受信装置という)
では、データを正常に受信することができない場合に、
再送要求信号NAKを送信することができないが、それ
と同一のデータを正常受信することができなかった再送
要求可能受信装置がある場合には(このような状況は、
正常受信することができなかった原因が、個々の受信装
置ではなく、送信装置1や放送回線2にある場合に、特
に起こりうる)、その再送要求可能受信装置から、再送
要求信号NAKが送信され、これにより、送信装置1に
おいて、放送回線2を介してのデータの再送が行われ
る。従って、結果として、データを正常に受信すること
ができなかった再送要求不可受信装置に対しても、デー
タが再送されることになり、再送要求可能受信装置にお
いて受信されるデータのみならず、再送要求不可受信装
置において受信されるデータについても、その信頼性を
向上させることができる。
【0063】また、ここでは、再送要求信号NAKのみ
を送信することができるようにしていることから、その
送信中にエラーが生じ、再送要求信号NAKが、送信装
置1において受信されない場合があることが予想され
る。しかしながら、送信装置1において、ある受信装置
が送信した再送要求信号NAKを受信することができな
かった場合というのは、その受信装置が再送要求可能受
信装置ではなく、再送要求不可受信装置であった場合と
等価であり、従って、このような場合に対処するために
も、再送要求可能受信装置の数は、より多い方が好まし
い。
【0064】但し、受信装置の中に、再送要求可能受信
装置がなくても、データの信頼性の維持は困難となる
が、データの配信は行うことができる。
【0065】また、放送回線2と通信回線4とは、物理
的に別々のネットワークである必要はない。即ち、放送
回線2を、例えば、CATV網で構成する場合において
は、そのCATV網は通信回線4として利用することも
可能である。また、放送回線2によるデータの配信を、
例えば、インターネットなどを利用したIPマルチキャ
ストで行う場合においては、通信回線4は、そのインタ
ーネットで構成することも可能である。
【0066】但し、放送回線2は、例えば、衛星回線や
地上波、CATV網などの、広域に一斉同報が可能な、
いわゆる放送に適しているものであることが望ましい。
これは、次のような理由による。即ち、そのような放送
回線2によれば、送信装置1と、多数の受信装置それぞ
れとの間が、いわばネットワーク的に直結されることに
なり、どの受信装置も、送信装置1から見れば同等にな
る。従って、例えば、現状のインターネットを利用し
て、IPマルチキャストを行う場合における、前述した
経路制御上の問題や、ネットワーク資源の浪費の問題な
どを回避することができる。また、放送回線2として、
例えば、衛星回線や地上波などの無線回線を利用する場
合においては、その無線による電波が届く範囲内であれ
ば、防火壁が設けられたネットワークに接続されている
受信装置としてのコンピュータなどにも、データの配信
を行うことができる。
【0067】次に、図3を参照して、図1のデータ配信
システムの動作について、さらに説明する。
【0068】送信装置1においては、所定のスケジュー
ルにしたがって、データの送信が行われるが、そのデー
タの送信の前に、そのデータを受信側で復元するために
必要な情報(以下、適宜、送信条件という)としての、
例えば、そのデータを識別するための情報、データの内
容、データ量、データを送信する時刻、伝送レート、プ
ロトコル、送信回数(後述するように、データは、1回
以上繰り返し送信されるようになされており、送信回数
とは、その繰り返し回数を意味する)などが、例えば、
IPマルチキャストで、放送回線2を介して送信され
る。
【0069】送信条件は、受信装置3で受信され、受信
装置3は、その後、データが送信されてくるまで待機す
る。なお、受信装置3では、以後、その送信条件に基づ
いて、データが受信、復元される。
【0070】一方、送信装置1では、所定のスケジュー
ルにしたがい、送信すべきデータを、1以上のパケット
にパケット化し、各パケットに、元のデータに復元する
のに必要な情報を付加することにより、IPパケットを
構成する。ここで、図3では、データが、パケットa,
b,c,d,eの5つのパケットにパケット化されてい
る。
【0071】その後、送信装置1は、パケットa乃至e
を、例えば、IPマルチキャストで、放送回線2を介し
て順次送信する。
【0072】受信装置3では、以上のようにして順次送
信されてくるパケットa乃至eが受信される。そして、
受信装置3では、パケットa乃至eが、そこに付加され
ている情報に基づいて、元のデータに再構成される。こ
のとき、受信装置3では、パケットa乃至eを正常に受
信することができたかどうかが確認される。
【0073】ここで、図3では、受信装置32および34
において、パケットa乃至eがすべて正常に受信されて
いる。一方、受信装置31ではパケットbを、受信装置
3ではパケットbおよびdを、受信装置5では、パケ
ットdおよびeを、それぞれ正常に受信することができ
ず、元のデータを再構成するのに不足している(図3で
は、正常受信することができなかったパケットを、影を
付して示してある)。
【0074】データを再構成するのに必要なパケットa
乃至eのうちのいずれかのパケットを正常に受信するこ
とができなかった受信装置31,33、または35のう
ち、再送要求可能受信装置である受信装置33および35
では、データの再構成が完了していないのにもかかわら
ず、最後にパケットを受信してから所定時間が経過する
と、正常に受信することができなかったパケットの再送
を、データ単位で要求する再送要求信号NAKが、通信
回線4を介して、例えば、UDPにより送信装置1に送
信される。即ち、図3では、受信装置33はパケットb
およびdの再送を、受信装置35はパケットdおよびe
の再送を、それぞれ一括して要求する再送要求信号NA
Kを、例えばUDPにより、送信装置1に送信する。
【0075】送信装置1は、パケットa乃至eの送信の
終了後、所定の待ち時間をおき、その間に送信されてく
る再送要求信号NAKを受信して集計する。即ち、送信
装置1では、再送要求信号NAKによって再送の要求が
されているパケットの、例えば論理和が求められ、これ
により、再送すべきパケットが認識される。図3におい
ては、受信装置33からパケットbおよびdの再送が、
受信装置35からパケットdおよびeの再送が、それぞ
れ要求されているため、それらの論理和であるパケット
b,d、およびeが、再送すべきパケットとして認識さ
れる。
【0076】そして、送信装置1では、その認識された
パケットb,d、およびeが、上述した場合と同様にし
て、放送回線2を介して順次送信(再送)される。
【0077】パケットa乃至eのすべてを既に正常に受
信することができている受信装置32および34では、送
信装置1から再送されてくるパケットb,d、およびe
は無視(破棄)される。また、パケットbおよびdにつ
いての再送要求をした受信装置33では、そのパケット
bおよびdだけが受信され、パケットeは無視される。
同様に、パケットdおよびeについての再送要求をした
受信装置35では、そのパケットdおよびeだけが受信
され、パケットbは無視される。
【0078】さらに、パケットbを正常受信することが
できなかった、再送要求不可受信装置である受信装置3
1では、受信装置33によって再送が要求され、送信装置
1から再送されてきたパケットbだけが受信され、パケ
ットdおよびeは無視される。
【0079】以上のようにして再送されてきたパケット
を受信した受信装置31,33,35では、そのパケット
と、既に受信しているパケットを用いて、元のデータが
再構成される。
【0080】従って、再送要求可能受信装置では、パケ
ットを正常受信することができなかった場合に、そのパ
ケットについて再送要求信号NAKを送信することによ
り、そのパケットを得ることができる。また、再送要求
不可受信装置において、パケットを正常受信することが
できなかった場合であっても、他の、再送要求可能受信
装置である受信装置が、そのパケットについて再送要求
信号NAKを送信していれば、いわば便乗する形で、そ
のパケットを得ることができる。
【0081】さらに、図3では、送信装置1からのパケ
ットを正常受信することができなかった場合に、即座
に、再送要求信号NAKを送信するのではなく、あるデ
ータを構成する一連のパケットを受信した後に、正常受
信することができなかったパケットを要求する再送要求
信号NAKが、いわば一括して送信される。このような
データ単位で、再送要求信号NAKが送信される場合に
おいては、パケット単位で、再送要求信号NAKを送信
する場合に比較して、通信回線4上のトラフィックを低
減することができる。
【0082】また、送信装置1では、再送要求信号NA
Kを受信するたびに、その再送要求信号NAKによって
要求されているパケットが再送されるのではなく、所定
の期間内に受信した再送要求信号NAKが集計され、そ
の集計結果にしたがって、パケットの再送が行われる。
従って、個々の再送要求信号NAKに対応して、パケッ
トの再送を行う場合に比較して、効率的な再送を行うこ
とができる。
【0083】なお、パケットの再送後、その再送を要求
した、いずれかの再送要求可能受信装置において、再
度、パケットの正常受信に失敗した場合には、その再送
要求可能受信装置は、再び、再送要求信号NAKを送信
する。一方、送信装置1は、再送要求信号NAKを受信
した場合には、パケットの再送を繰り返す。そして、送
信装置1は、再送要求信号NAKを受信することができ
なくなると、即ち、受信装置から再送要求信号NAKが
送信されてこなくなると、所定のスケジュールにしたが
い、次のデータ(を構成するパケット)の送信を行う。
【0084】但し、1の再送要求可能受信装置からも、
再送要求信号NAKが送信されてこなくなるまで、パケ
ットの再送を繰り返すと、極端な場合には、1の再送要
求可能受信装置だけのために、パケットの再送が何度も
繰り返されることがあり、効率的でない。従って、パケ
ットの再送を行う回数や時間は制限することが可能であ
る。
【0085】次に、図4は、図1の送信装置1の構成例
を示している。
【0086】データベース11には、配信すべきデータ
が記憶されている。パケット構成部12は、スケジュー
ル管理部14の制御の下、データベース11からデータ
を読み出し、それを、1以上のIPパケットにパケット
化して、伝送部13に供給するようになされている。伝
送部13は、スケジュール管理部14の制御の下、パケ
ット構成部12からのパケットを、放送回線2を介し
て、IPマルチキャストなどによって送信するようにな
されている。スケジュール管理部14は、所定のスケジ
ュールにしたがい、パケット構成部12および伝送部1
3を制御することにより、パケットを構成させて送信さ
せるようになされている。さらに、スケジュール管理部
14は、再送要求集計部15による再送要求信号NAK
の集計結果にしたがって伝送部13を制御し、これによ
り、必要なパケットを再送させるようにもなされてい
る。再送要求集計部15は、通信制御部16で受信され
た再送要求信号NAKを集計し、その集計結果を、スケ
ジュール管理部14に供給するようになされている。通
信制御部16は、通信回線4を介しての受信装置(図1
の実施の形態では、受信装置32,33、および35)と
の通信を制御するようになされており、これにより、通
信回線4を介して、UDPなどによって送信されてくる
再送要求信号NAKを受信し、再送要求集計部15に供
給するようになされている。
【0087】次に、図5のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。
【0088】まず最初に、スケジュール管理部14は、
ステップS1において、所定のスケジュールにしたがっ
て送信するデータについての送信条件を、伝送部13を
制御することにより、放送回線2を介して送信させる。
そして、スケジュール管理部14は、所定のスケジュー
ルにしたがってパケット構成部12を制御することによ
り、ステップS2において、送信すべきデータをデータ
ベース11から読み出させてIPパケットを構成させ
る。このIPパケットは、伝送部13に順次供給され、
ステップS3において、放送回線2を介して送信され
る。
【0089】そして、ステップS4に進み、スケジュー
ル管理部14において、データを構成するパケットの送
信を、所定の回数繰り返したかどうかが判定され、ま
だ、所定の回数だけ繰り返していないと判定された場
合、ステップS3に戻り、パケットの送信が繰り返され
る。
【0090】即ち、放送回線2を介して送信されるデー
タを受信する受信装置3の中には、再送要求を行わない
受信装置31および34があり、再送要求を行う受信装置
2,33、および35すべてにおいて、データを正常に
受信することができた場合には、再送要求は行われず、
従って、この場合に、受信装置31や34において、デー
タを正常に受信することができなかったときには、受信
装置31や34では、再送を要求することができないた
め、そのデータを得ることができない。また、受信装置
2や33、35において、データを正常に受信すること
ができず、再送要求信号NAKが送信された場合であっ
ても、送信装置1において、その再送要求信号NAKを
正常受信することができないときがある。そして、この
場合も、データの再送は行われない。
【0091】そこで、送信装置1は、データを構成する
パケットの送信を、1回以上の所定の回数繰り返すよう
になされており、これにより、受信装置3において、デ
ータを正常受信することができる確率を向上させるよう
になされている。
【0092】なお、パケットの送信は、所定の回数繰り
返すのではなく、所定の時間が経過するまで繰り返すよ
うにしても良い。
【0093】ステップS4において、データを構成する
パケットの送信を、所定の回数だけ繰り返したと判定さ
れた場合、ステップS5に進み、通信制御部16におい
て、再送要求信号NAKが受信されたかどうかが判定さ
れる。ステップS5において、再送要求信号NAKが受
信されていないと判定された場合、ステップS1に戻
り、次に送信すべきデータについての送信条件が送信さ
れ、以下、同様の処理が繰り返される。
【0094】一方、ステップS5において、再送要求信
号NAKが受信されたと判定された場合、ステップS6
に進み、再送要求信号NAKが集計される。即ち、通信
制御部16で受信された再送要求信号NAKは、再送要
求集計部15に供給され、再送要求集計部15では、通
信制御部16からの再送要求信号NAKによって再送が
要求されているパケットの論理和が、再送すべきパケッ
トとして求められる。例えば、前述した図3に示す例に
おいては、受信装置33からパケットbおよびdの再送
が、受信装置35からパケットdおよびeの再送が、そ
れぞれ要求されているため、それらの論理和であるパケ
ットb,d、およびeが、再送すべきパケットとして求
められる。そして、その再送すべきパケットを表す情報
(再送要求信号NAKの集計結果)(以下、適宜、再送
情報という)が、再送要求集計部15からスケジュール
管理部14に供給される。
【0095】スケジュール管理部14は、再送要求集計
部15から再送情報を受信すると、ステップS7におい
て、伝送部13を制御することにより、その再送情報に
対応するパケットを再送させ、ステップS5に戻る。そ
して、その再送の結果、再送要求信号NAKが送信され
てきた場合には、ステップS5乃至S7の処理が繰り返
され、再送要求信号NAKが送信されてこなくなると、
ステップS5からステップS1に戻る。なお、ステップ
S5乃至S7によるパケットの再送処理は、上述したよ
うに、所定回数または所定の時間で打ち切り、ステップ
S1に戻るようにすることが可能である。
【0096】次に、図6は、図1の受信装置3の構成例
を示している。
【0097】受信部21は、放送回線2から送信されて
くる情報(パケットや送信条件など)を受信し、データ
構成部22に供給するようになされている。データ構成
部22は、データ受信部21から供給されるパケット
を、同じくデータ受信部21から供給される送信条件に
したがって、元のデータに再構成するようになされてい
る。データ確認部23は、データ構成部22に供給され
るパケットを監視しており、そのパケットが正常受信さ
れたものがどうかを確認するようになされている。ま
た、データ確認部23は、受信部21を制御することに
より、重複して受信されたパケットを破棄させるように
もなされている。記録媒体24は、例えば、ハードディ
スクや、光磁気ディスクなどでなり、データ構成部22
において再構成されたデータを記憶(記録)するように
なされている。読み出し部25は、操作部27の操作に
したがって、記録媒体24からデータを読み出し、出力
部26に供給するようになされている。出力部26は、
例えば、ディスプレイやスピーカなどで構成され、読み
出し部25からのデータを表示、印刷し、または音声と
して出力するようになされている。操作部27は、記録
媒体24に記録されたデータを読み出すときに操作され
るようになされている。
【0098】再送要求部28は、データ確認部23にお
いて、パケットが正常受信されなかったことが確認され
た場合に、その再送を要求するようになされている。即
ち、再送要求部28は、正常受信することができなかっ
たパケットの再送を要求する再送要求信号NAKを生成
し、通信制御部29を制御することにより、通信回線4
を介して、送信装置1に送信させるようになされてい
る。なお、再送要求部28では、上述したように、デー
タ単位で再送要求信号NAKが生成されるようになされ
ている。即ち、あるデータを構成する一連のパケットの
受信を、受信部21が終えた後、そのデータを構成する
パケットのうち、正常受信することができなかったもの
について、再送要求信号NAKが生成されるようになさ
れている。
【0099】通信制御部29は、通信回線4を介しての
送信装置1との間の通信を制御するようになされてお
り、これにより、再送要求部28から供給される再送要
求信号NAKを、通信回線4を介して、UDPなどによ
って送信装置1に送信するようになされている。
【0100】なお、受信装置3のうち、再送要求を行う
受信装置(再送要求可能受信装置)である受信装置
2,33、および35は、以上の通りであるが、再送要
求を行わない受信装置(再送要求不可受信装置)である
受信装置31および34は、図6において点線で囲んで示
す再送要求部28および通信制御部29が設けられてい
ない構成、またはそれらのうちのいずれか一方若しくは
両方の機能が一時停止した状態となっている。
【0101】次に、図7のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。
【0102】受信装置3では、ステップS11におい
て、送信装置1から放送回線2を介して、送信条件が送
信されてくるのを待って、受信部21で受信される。受
信部21は、受信した送信条件を、データ構成部22を
介して、データ確認部23に供給し、以後、データ確認
部23は、次に送信条件が供給されるまでは、受信部2
1から、データ構成部22を介して供給された送信条件
に基づき、受信部21やデータ構成部22の制御を行
う。
【0103】送信条件が受信されると、ステップS12
に進み、送信装置1から放送回線2を介して、データを
構成する一連のパケットが送信されてくるのを待って、
受信部21で受信される。受信部21でパケットが受信
されると、ステップS13に進み、そのパケットの中
に、既に受信したパケット(以下、適宜、受信済みパケ
ットという)と同一のものがあるかどうかが、受信部2
1において判定される。即ち、上述したように、送信装
置1においては、パケットは、何回か繰り返し送信され
てくるため、受信部21では、受信済みパケットと同一
のパケットが重複して受信される場合がある。この場
合、データ確認部23は、そのパケットを無視するよう
に、受信部21を制御するようになされており、従っ
て、重複したパケットは、受信部21において破棄され
る。
【0104】ステップS13において、受信したパケッ
トの中に、受信済みパケットと同一のものがあると判定
された場合、ステップS14に進み、データ確認部23
は、その受信したパケットのうち、受信済みパケット同
一のものを破棄するように、受信部21を制御し、ステ
ップS15に進む。これにより、受信部21では、受信
したパケットのうち、受信済みパケットと同一のものが
破棄される。なお、受信部21において破棄されなかっ
たパケットは、データ構成部22に供給される。
【0105】また、ステップS13において、受信部2
1が受信したパケットの中に、受信済みパケットと同一
のものがないと判定された場合、受信部21が受信した
パケットは、すべて、データ構成部22に供給される。
データ構成部22では、ステップS15において、受信
部21から供給されたパケットを用いて、元のデータが
再構成される。
【0106】そして、データ確認部23では、ステップ
S16において、データ構成部22に供給されたパケッ
トがすべて正常受信されたものがどうかが判定され、す
べて正常受信されたものであると判定された場合、デー
タ構成部22は、再構成したデータを、記録媒体24に
供給して記憶させる。そして、次の送信条件が、送信装
置1から放送回線2を介して送信されてくるのを待っ
て、ステップS11に戻る。
【0107】ここで、以上のようにして記録媒体24に
記録されたデータは、操作部27が操作されることによ
り、読み出し部25によって読み出され、出力部26に
供給されて表示等される。これにより、ユーザは、記録
媒体24に記録されたデータを利用することができる。
【0108】一方、ステップS16において、データ構
成部22に供給されたパケットのうちの1つでも、正常
受信することができなかったものがあると判定された場
合、ステップS17に進み、データ確認部23におい
て、その正常受信することができなかったパケット(欠
落パケット)の集計が行われる。即ち、データ確認部2
3は、あるデータを再構成するのに必要なパケットのう
ちの、正常受信することができなかったものすべてを検
出し、再送要求部28に供給する。そして、ステップS
18に進み、その正常受信することができなかったパケ
ットのすべての再送が、一括して要求される。即ち、ス
テップS18では、再送要求部28において、正常受信
することができなかったパケットを一括して要求するた
めの再送要求信号NAKが生成され、通信制御部29に
供給される。さらに、ステップS18では、通信制御部
29において、再送要求部28からの再送要求信号NA
Kが、通信回線4を介して、送信装置1に送信される。
【0109】その後、ステップS12に戻り、再送要求
信号NAKによって要求したパケットが、放送回線2を
介して再送されてくるのを待って、受信部21で受信さ
れる。なお、このとき、受信部21において、再送要求
信号NAKによって要求したパケットをすべて受信する
ことができた場合には、ステップS15において、その
パケットと、既に正常受信しているパケットとを用い
て、データが再構成されることになる。
【0110】ここで、再送要求部28および通信制御部
29を有しない受信装置31や34では、ステップS17
およびS18の処理はスキップされる。従って、受信装
置31や34では、ステップS16において、データ構成
部22に供給されたパケットのうちの1つでも、正常受
信することができなかったものがあると判定された場合
には、受信装置32や33,35による再送要求信号NA
Kにより、正常受信することができなかったパケットが
再送されるのを待って、ステップS12の処理が行われ
る。なお、正常受信することができなかったパケットの
再送が行われなかった場合には、そのパケットを含んで
構成されるデータは、例えば、記録媒体24には記録さ
れずに破棄される。
【0111】以上、本発明をデータ配信システムに適用
した場合について説明したが、このようなデータ配信シ
ステムは、例えば、97.3、日経マルチメディア(Ni
kkeiMultimedia)で紹介されているような、放送回線2
または通信回線4として、衛星またはインターネットな
どをそれぞれ利用したディジタル放送によるマルチメデ
ィアコンテンツ流通ビジネスなどに適用可能である。
【0112】ここで、コンピュータを内蔵した情報機器
の一般家庭への普及に伴い、テレビジョン放送やラジオ
放送に利用されている、衛星回線や地上波、CATV網
などの、広域に一斉同報が可能な伝送媒体(以下、適
宜、放送用媒体という)を、画像や音声の配信に用いる
だけでなく、コンピュータなどで取り扱われる各種のデ
ィジタルデータの配信に用いる試みが活発化しており、
放送用媒体を、このようにコンピュータへのデータ(画
像や音声のデータなどの他、コンピュータプログラムを
含む)の配信に利用するという動きは、今後ますます盛
んになると予想される。
【0113】一方、コンピュータネットワークの1つで
あるインターネットに接続することのできる端末の普及
と、その接続のための回線の大容量化に伴い、インター
ネットを利用して、テレビジョン放送やラジオ放送と同
様に、画像(特に、動画)や音声などのデータをリアル
タイムで一斉同報する試みも活発化しており、コンピュ
ータネットワークを、このように、いわゆる放送に利用
するという動きも、今後ますます盛んになると予想され
る。
【0114】以上のように、放送用媒体とコンピュータ
ネットワークとの境界がなくなりつつある現状を背景と
して、放送用媒体の広域同報性と、コンピュータネット
ワークの双方向性という特徴を組み合わせて利用するこ
とにより、AV(Audio Visual)コンテンツからコンピ
ュータソフトウェアに至る多種多様の形態のマルチメデ
ィア情報を、国民規模、さらには世界規模のユーザに、
効率良く配信する技術の重要性は極めて大であり、上述
のデータ配信システムによれば、多数のユーザに対し
て、効率が良く、かつ信頼性の高いマルチキャストサー
ビスの提供が可能となる。
【0115】なお、放送回線2として、無線を利用する
場合においては、受信装置3は、室内に設置されるもの
であっても良いし、また、例えば、モバイルコンピュー
タなどの、いわゆる携帯型のものであっても良い。
【0116】また、以上のようなデータ配信システムで
は、データの配信を、有料または無料のいずれでもする
ことができるし、さらには、有料のユーザと無料のユー
ザとが混在していてもかまわない。また、受信装置3の
数の多少に関係なく、データの配信は可能であるが、本
発明は、受信装置3の数が多い場合に、特に有用であ
る。
【0117】
【発明の効果】請求項1に記載の送信装置および請求項
14に記載の送信方法によれば、データが、同報ネット
ワークを介して送信され、受信装置から、データを再送
信する旨の要求である再送要求が送信されてきた場合
に、その再送要求のみが受信される。そして、再送要求
が集計され、その集計結果に基づき、再送要求がされた
データが、同報ネットワークを介して再送信される。従
って、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信するこ
とが可能となる。
【0118】請求項15に記載の受信装置および請求項
23に記載の受信方法によれば、同報ネットワークを介
して送信されてくるデータが受信され、データを正常に
受信することができたかどうかが確認される。そして、
データを正常に受信することができなかった場合にの
み、そのデータを再送信する旨の要求である再送要求
が、データを送信してくる送信装置に送信される。従っ
て、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信すること
が可能となる。
【0119】請求項24に記載の送受信装置および請求
項25に記載の送受信方法によれば、送信装置におい
て、データが、同報ネットワークを介して送信され、受
信装置から、データを再送信する旨の要求である再送要
求が送信されてきた場合に、その再送要求のみが受信さ
れる。そして、再送要求が集計され、その集計結果に基
づき、再送要求がされたデータが再送信される。一方、
1以上の受信装置のうちの1以上において、同報ネット
ワークを介して送信されてくるデータが受信され、デー
タを正常に受信することができたかどうかが確認され
る。そして、データを正常に受信することができなかっ
た場合にのみ、再送要求が、送信装置に送信される。従
って、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ配信システムの一実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ配信システムの動作を説明するた
めの図である。
【図3】図1のデータ配信システムの動作を説明するた
めの図である。
【図4】図1の送信装置1の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の送信装置1の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】図1の受信装置3の構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】図6の受信装置3の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】従来のデータ配信システムの一例の構成を示す
ブロック図である。
【図9】RMTPを利用したデータ配信システムの一例
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信装置, 2 放送回線, 31乃至35 受信装
置, 4 通信回線,11 データベース, 12 パ
ケット構成部, 13 伝送部, 14 スケジュール
管理部, 15 再送要求集計部, 16 通信制御
部, 21 受信部, 22 データ構成部, 23
データ確認部, 24 記録媒体, 25 読み出し
部, 26 出力部, 27 操作部, 28 再送要
求部, 29 通信制御部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを同報可能な同報ネットワークを
    介して1以上の受信装置に送信する送信装置であって、 前記データを、前記同報ネットワークを介して送信する
    送信手段と、 前記受信装置から送信されてくる、前記データを再送信
    する旨の要求である再送要求のみを受信する受信手段
    と、 前記受信手段において受信された前記再送要求を集計す
    る集計手段と、 前記集計手段の集計結果に基づき、前記再送要求がされ
    た前記データを再送信するように、前記送信手段を制御
    する制御手段とを備えることを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記再送要求は、少なくとも前記受信装
    置から前記受信手段への方向への送信が可能な伝送媒体
    を介して送信されてくることを特徴とする請求項1に記
    載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送媒体は、前記受信装置と受信手
    段との間で双方向の通信が可能なネットワークでなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 前記データを所定のデータ単位の1以上
    のパケットにパケット化するパケット化手段をさらに備
    え、 前記送信手段は、前記パケットを送信し、 前記受信手段は、前記パケットについての再送要求を受
    信し、 前記集計手段は、前記再送要求を、前記データ単位で集
    計し、 前記制御手段は、1以上の受信装置から前記再送要求の
    あったパケットすべてを再送信するように、前記送信手
    段を制御することを特徴とする請求項1に記載の送信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記受信手段は、前記受信装置から、前
    記データ単位で送信されてくる前記パケットについての
    再送要求を受信することを特徴とする請求項4に記載の
    送信装置。
  6. 【請求項6】 前記パケット化手段は、IP(Internet
    Protocol)パケットを構成することを特徴とする請求
    項4に記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記データの送信を、
    所定回数または所定の時間繰り返すことを特徴とする請
    求項1に記載の送信装置。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、所定のスケジュールに
    したがって、前記データを送信することを特徴とする請
    求項1に記載の送信装置。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、前記データを送信する
    前に、そのデータを復元するために必要な情報を送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 前記送信手段は、前記受信装置におけ
    る受信状況を確認せずに通信を行うコネクションレスプ
    ロトコルにしたがって、前記データを送信することを特
    徴とする請求項1に記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 前記コネクションレスプロトコルは、
    UDP(User Datagram Protocol)であることを特徴と
    する請求項10に記載の送信装置。
  12. 【請求項12】 前記受信装置からは、前記受信手段に
    おける受信状況を確認せずに通信を行うコネクションレ
    スプロトコルにしたがって、前記再送要求が送信される
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  13. 【請求項13】 前記コネクションレスプロトコルは、
    UDP(User Datagram Protocol)であることを特徴と
    する請求項12に記載の送信装置。
  14. 【請求項14】 データを同報可能な同報ネットワーク
    を介して1以上の受信装置に送信する送信方法であっ
    て、 前記データを、前記同報ネットワークを介して送信し、 前記受信装置から、前記データを再送信する旨の要求で
    ある再送要求が送信されてきた場合に、その再送要求の
    みを受信し、 前記再送要求を集計し、 その集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記デー
    タを、前記同報ネットワークを介して再送信することを
    特徴とする送信方法。
  15. 【請求項15】 同報可能な同報ネットワークを介して
    送信されてくるデータを受信する受信装置であって、 前記同報ネットワークを介して送信されてくるデータを
    受信する受信手段と、 前記データを正常に受信することができたかどうかを確
    認する確認手段と、 前記データを正常に受信することができなかった場合に
    のみ、そのデータを再送信する旨の要求である再送要求
    を、前記データを送信してくる送信装置に送信する送信
    手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  16. 【請求項16】 前記再送要求は、少なくとも前記送信
    手段から前記送信装置への方向への送信が可能な伝送媒
    体を介して送信されることを特徴とする請求項15に記
    載の受信装置。
  17. 【請求項17】 前記伝送媒体は、前記送信手段と送信
    装置との間で双方向の通信が可能なネットワークでなる
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信装置。
  18. 【請求項18】 前記送信装置は、前記データを所定の
    データ単位の1以上のパケットにパケット化して送信
    し、 前記受信手段は、前記パケットを受信し、 前記確認手段は、前記パケットを正常に受信することが
    できたかどうかを確認し、 前記送信手段は、前記パケットについての再送要求を、
    前記データ単位で、前記送信装置に送信し、 前記パケットを、元のデータに再構成する再構成手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項15に記載の受信
    装置。
  19. 【請求項19】 前記パケットは、IP(Internet Pro
    tocol)パケットであることを特徴とする請求項18に
    記載の受信装置。
  20. 【請求項20】 前記受信手段は、既に、正常に受信さ
    れているパケットを再度受信した場合、その再度受信し
    たパケットを破棄することを特徴とする請求項18に記
    載の受信装置。
  21. 【請求項21】 前記送信手段は、前記送信装置におけ
    る受信状況を確認せずに通信を行うコネクションレスプ
    ロトコルにしたがって、前記再送要求を送信することを
    特徴とする請求項15に記載の受信装置。
  22. 【請求項22】 前記コネクションレスプロトコルは、
    UDP(User Datagram Protocol)であることを特徴と
    する請求項21に記載の受信装置。
  23. 【請求項23】 同報可能な同報ネットワークを介して
    送信されてくるデータを受信する受信方法であって、 前記同報ネットワークを介して送信されてくるデータを
    受信し、 前記データを正常に受信することができたかどうかを確
    認し、 前記データを正常に受信することができなかった場合に
    のみ、そのデータを再送信する旨の要求である再送要求
    を、前記データを送信してくる送信装置に送信すること
    を特徴とする受信方法。
  24. 【請求項24】 データを同報可能な同報ネットワーク
    を介して送信する送信装置と、そのデータを受信する1
    以上の受信装置とからなる送受信装置であって、 前記送信装置は、 前記データを、前記同報ネットワークを介して送信する
    データ送信手段と、 前記受信装置から送信されてくる、前記データを再送信
    する旨の要求である再送要求のみを受信する再送要求受
    信手段と、 前記再送要求受信手段において受信された前記再送要求
    を集計する集計手段と、 前記集計手段の集計結果に基づき、前記再送要求がされ
    た前記データを再送信するように、前記データ送信手段
    を制御する制御手段とを備え、 1以上の前記受信装置のうちの1以上は、 前記同報ネットワークを介して送信されてくるデータを
    受信するデータ受信手段と、 前記データを正常に受信することができたかどうかを確
    認する確認手段と、 前記データを正常に受信することができなかった場合に
    のみ、前記再送要求を、前記送信装置に送信する再送要
    求送信手段とを備えることを特徴とする送受信装置。
  25. 【請求項25】 データを同報可能な同報ネットワーク
    を介して送信する送信装置と、そのデータを受信する1
    以上の受信装置とからなる送受信装置における送受信方
    法であって、 前記送信装置において、 前記データを、前記同報ネットワークを介して送信し、 前記受信装置から、前記データを再送信する旨の要求で
    ある再送要求が送信されてきた場合に、その再送要求の
    みを受信し、 前記再送要求を集計し、 その集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記デー
    タを再送信し、 1以上の前記受信装置のうちの1以上において、 前記同報ネットワークを介して送信されてくるデータを
    受信し、 前記データを正常に受信することができたかどうかを確
    認し、 前記データを正常に受信することができなかった場合に
    のみ、前記再送要求を、前記送信装置に送信することを
    特徴とする送受信方法。
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